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JP2000304193A - 間欠給油潤滑装置の制御装置 - Google Patents

間欠給油潤滑装置の制御装置

Info

Publication number
JP2000304193A
JP2000304193A JP11115157A JP11515799A JP2000304193A JP 2000304193 A JP2000304193 A JP 2000304193A JP 11115157 A JP11115157 A JP 11115157A JP 11515799 A JP11515799 A JP 11515799A JP 2000304193 A JP2000304193 A JP 2000304193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
intermittent
switch
pressure
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11115157A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Takubo
宣彦 田窪
Yoji Suga
洋治 須賀
Yuichiro Koike
勇一郎 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUOOGERU JAPAN KK
Original Assignee
FUOOGERU JAPAN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUOOGERU JAPAN KK filed Critical FUOOGERU JAPAN KK
Priority to JP11115157A priority Critical patent/JP2000304193A/ja
Publication of JP2000304193A publication Critical patent/JP2000304193A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 工作機械などに潤滑オイルを間欠的に給油す
る間欠給油潤滑装置の制御装置において、システム規模
に応じた昇圧監視時間変更可能とする。 【解決手段】 間欠給油潤滑装置の制御装置のマイクロ
プロセッサに、オイルタンク内の潤滑オイルを吸引吐出
するポンプが作動してから吐出圧力を検知する圧力スイ
ッチが作動するまでの期間を監視させることにより、監
視期間の変更が容易にできるようにして、システム規模
に応じた昇圧監視時間変更可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、工作機械などに潤滑オ
イルを間欠的に給油する間欠給油潤滑装置の制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】制御装置内蔵型の間欠給油潤滑装置は、
例えば、図13に示すように、オイルタンク1上にポン
プ2とポンプ2の運転をコントロールする制御装置3を
取り付け、前記制御装置3にフロートスイッチFSや圧
力スイッチPSなどの各種検出手段及びコントロールス
イッチが接続された構造となっている。
【0003】すなわち、前記制御装置3は、図14に示
すように、制御装置の運転/停止を行うための運転準備
完了入力端子SW3’、異常状態をリセットするための
運転準備指令信号入力端子SW2’、非常停止信号を出
力する外部インターロック取り出し端子IL、タンクへ
の給油タイミングを出力するフロート予報取り出し端子
FO、油圧圧力スイッチ入力端子PS’及びフロートス
イッチ入力端子FS’などが設けられており、前記圧力
スイッチPSとフロートスイッチFSの検知信号に基づ
いてポンプ2の制御を行うようになっている。
【0004】また、制御装置3の運転準備完了入力端子
SW3’に、運転準備完了信号を入力することで、外部
の機械と連動させることができるようになっており、入
力端子MK’によって、インターバルの休止期間の設定
もできるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような制御装置では、下記のような不都合を生じる問題
がある。
【0006】1.近年の間欠給油潤滑装置に対するニー
ズの多様化により、システム規模に応じた例えば、昇圧
監視時間の変更や作業環境油補給時間の選択など、より
細かい設定が必要とされている。
【0007】2.例えば、運転準備指令信号及び運転準
備完了信号を入力している端子に結線異常があったり、
制御装置の暴走により、例えば、工作機械が駆動してい
るにもかかわらず、潤滑油を供給できなくなっても機器
が損傷して外的変化が現れるまで、発見できない。
【0008】3.異常状態が発生したため、リセットを
かけると、異常状態がクリアされてしまうため、再現性
のない故障の場合、あとのメンテナンス時に故障個所を
特定するのが困難である。
【0009】4.従来の潤滑方式では、同じ潤滑であり
ながら、油圧監視のみで空気圧併用の潤滑監視が別途に
実施されていて非効率であるという問題があった。
【0010】そこで、この発明の課題は、システム規模
に応じた昇圧監視時間変更や作業環境による油補給時間
の選択を可能とすること、次に、結線の異常やマイクロ
プロセッサCPUの暴走を報知できるようにすること、
そして、メンテナンス時に故障個所を特定できるように
すること、さらに、空気圧を併用した潤滑も同一系統に
組み込むことができるようにすることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明では、オイルタンクと、このオイルタンク
内の潤滑オイルを吸引吐出するポンプと、その吐出圧力
を検知する圧力スイッチと、前記オイルタンクの油面レ
ベルを検出するフロートスイッチを備え、その圧力スイ
ッチとフロートスイッチの検出信号に基づいてポンプの
間欠運転を制御する間欠給油潤滑装置の制御装置におい
て、タイマ手段とその設定手段とを設け、上記ポンプが
作動してから上記圧力スイッチが作動するまでの期間を
設定し、監視するようにした構成を採用したのである。
【0012】このような構成を採用することにより、タ
イマでもって圧力スイッチが作動するまでの監視時間を
設定することができるので、例えば、ポンプのモータが
作動してから正常な給油が可能な圧力まで上昇するまで
の監視時間を適宜設定することで、例えばスピンドルの
ような駆動してから瞬時に高速回転に達するものに対す
る給油ミスも防止できるので(設定値に達しない場合
は、例えば、スピンドルを停止すればよい)、システム
に応じた安全監視が可能となる。
【0013】また、上記タイマ手段とその設定手段とに
より、上記フロートスイッチが油面低下を検知してから
警報を発し、所定時間経過後に油面の上昇を検知しない
と潤滑異常を発するようにした構成を採用することによ
り、例えば、油面が低下してから給油されるまでの警報
時間を設定すれば、警報により使用される現場によって
給油される時間が様々であっても給油ミスが防止でき
る。
【0014】また、上記フロートスイッチがタンクの油
面の上限と下限を検出するようにした構成を採用するこ
とにより、例えば、油面が低下して下限レベルのフロー
トスイッチが作動してから上限レベルのフロートスイッ
チが作動するまでの間、給油指令信号を出力させること
で、この出力を利用すれば、給油の自動化ができる。こ
のため、工場内で自動操業しているような環境でも使用
できる。
【0015】さらに、上記圧力スイッチが低圧検知用圧
力スイッチと高圧検知用圧力スイッチからなる構成を採
用することにより、高圧検知用圧力スイッチだけを使用
して制御する場合と、低圧検知用と高圧検知用圧力スイ
ッチを使用して制御する場合を選択すれば、きめ細やか
な油圧の制御ができる。
【0016】また、上記間欠給油潤滑装置にエアー混合
器を設け、そのエアー混合器に空気圧検出手段を設けた
構成を採用することにより、一般潤滑と空気圧を併用し
た潤滑を同一系統に組み込むことができる。
【0017】また、上記制御装置に電源投入から電源遮
断まで常時結線を監視する手段と、電源投入直後に結線
をチェックして正常に結線されていなければ、通常運転
に移行させない手段とからなる結線チェック手段を備え
た構成を採用することにより、電源投入から電源遮断ま
で結線を監視することで、結線異常を報知できる。この
とき、電源投入直後に結線をチェックして正常に結線さ
れていなければ、運転を禁止して機器の損傷を防止でき
る。
【0018】また、上記制御装置にウォッチドッグタイ
マを備えた構成を採用することにより、制御装置の暴走
を検出できる。
【0019】また、上記制御手段に異常状態を記憶させ
るメモリ手段を設けた構成を採用することにより、再現
性の無い故障について故障原因の特定が迅速、かつ、正
確に行える。
【0020】その際、上記メモリ内容を表示するLED
表示ランプを設けた構成を採用することで、LED表示
ランプの表示から異常状態を特定できる。
【0021】さらに、上記制御装置に接続コネクタを設
け、外部入力装置と接続できるようにした構成を採用す
ることにより、外部入力装置を使って制御装置の各種設
定やパラメータの設定作業を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。その際、従来例で述べた部分に
は同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0023】図1に本願発明に係る制御装置内蔵型の間
欠給油潤滑装置を示す。
【0024】この間欠給油潤滑装置は、図1に示すよう
に、オイルタンク1上にポンプ2とポンプ2のモータM
に接続されてポンプ2の運転をコントロールする制御装
置3’を設け、前記制御装置3’に、図2に示すよう
に、フロートスイッチFSや後述する圧力スイッチPS
が接続された構造となっている。
【0025】すなわち、フロートスイッチFSは、この
形態の場合、上限レベル用と下限レベル用のフロートス
イッチFS−H,FS−Lからなっている。
【0026】また、圧力スイッチPSは、前記ポンプ2
の吐出パイプ4に設けられた低圧検出用圧力スイッチP
S−Lと高圧検出用圧力スイッチPS−H、および前記
吐出パイプ4先端のエアー混合器5に接続されたエアー
供給パイプ6に取り付けられた検知用圧力スイッチPS
−Aとで構成されている。
【0027】制御装置3’は、図2に示すように、マイ
クロプロセッサCPUを備えたもので、異常信号記憶用
のメモリmとして電気消去により再書き込み可能なEE
PROMを設けてある。このように、不揮発性メモリで
あるEEPROMを設けることにより、異常信号が検出
されると、マイクロプロセッサCPUによってその旨を
書き込むことで電源が切られた場合でも異常状態を保存
できるようになっている。
【0028】このマイクロプロセッサCPUには、ウオ
ッチドックタイマWが設けられており、ウオッチドック
タイマWは、マイクロプロセッサCPUが所定時間応答
しない場合に警報信号を出力する。
【0029】また、マイクロプロセッサCPUは、図2
に示すように、ドライブ回路Dを介して表示用LEDと
接続されている。
【0030】表示用LEDは、図3に示すように、制御
装置3’の表示パネルに設けられた複数個のLEDから
なり、異常時の各LEDの表示は、それぞれ、CK:電
源、HPS:圧力上昇不良、LPS:脱圧不良、AP
S:エアー圧力低下、FS:油面低下、LA:結線異
常、MA:マイコン異常、AS:潤滑異常、となってい
るが(図4に点灯状態の表を示す)、運転中は点灯させ
て監視用のモニタ表示として使用できるようになってい
る。
【0031】この他、マイクロプロセッサCPUは、結
線チェック用の処理プログラムを有し、リセットスイッ
チSW1、設定用ディップスイッチDSなどが接続され
るようになっている。
【0032】前記ディップスイッチは、10接点のもの
で、この形態では、4〜10番の7接点を使用して、フ
ロートスイッチの作動モードの切り換えと自動給油時の
警報モードの設定、昇圧監視時間の設定、圧力スイッチ
の作動モード(低圧と高圧スイッチ)の 切り換え、及
び結線チェックの設定などを行うようになっている。
【0033】この形態は、以上のように構成され、次
に、その動作を図5、9、10、11のフローチャート
に従って説明する。
【0034】この制御装置3’では、圧力スイッチPS
による圧力上昇及び脱圧不良の検出モード、タンク1の
油面検出モード、結線異常検出モード及び異常状態表示
モード及びマイクロプロセッサCPUの異常検出モード
を並行して実行しており、これらモードの機能設定をデ
ィップスイッチDSを使って行うようになっている。
【0035】そのため、各モードについてその機能と、
ディップスイッチDSの設定とを併せて説明することに
する。
【0036】まず、図5に基づいて圧力スイッチPSに
よる圧力上昇及び脱圧不良の検出モードについて述べ
る。この場合、ディップスイッチの6番と7番とを設定
することで、図6及び図7に示すように、昇圧監視時間
の設定ができる。このため、前記設定をシステムに合わ
せることができる。その後、電源を投入すると(「処
理」100:以下処理省略)、制御装置3’のマイクロ
プロセッサCPUは、リセットスイッチSW1の状態を
読み込み、スイッチSW1がオフならば(110)ポン
プ2を駆動し(120)、圧力スイッチPSがオフなら
ば(130)、前記設定した昇圧監視時間が経過するま
でに、圧力スイッチPSがオンとなるかどうか検出する
(140)。このとき、圧力スイッチPSがオフの場合
は、異常信号を出力して(150)ポンプ2を非常停止
し(160)、例えば、この潤滑油装置に接続された機
器も緊急停止させる。
【0037】そして、LEDのASとHPSを点灯して
(170)異常状態をメモリmに格納し(180)、リ
セットスイッチSW1が作動するまで待機する(19
0)。リセットスイッチSW1が作動されると、異常信
号出力を停止して(200)、LEDのASとHPSを
消灯し(210)、再びポンプ2を作動する状態に戻
る。
【0038】このように、タイマ手段でもって圧力スイ
ッチPSが作動するまでの監視時間を設定してポンプ2
のモータMが作動してから給油可能な圧力まで上昇する
までの監視時間を適宜選択して安全監視ができるので、
例えば駆動してから瞬時に高速回転に達するスピンドル
のようなものに対しても給油時の異常検知が短時間に行
え、機器の損傷を防ぐことができる(設定値に達しない
場合は、スピンドルを停止させることも可)。
【0039】一方、圧力スイッチPSが昇圧監視時間以
内に(140)、オンとなった場合は(130)、圧力
保持時間の経過後(250)、ポンプ2を停止する(2
60)。そして、休止時間経過後に(270)、圧力ス
イッチPSがオフならば(280)、再びポンプ2を作
動する状態に戻る。逆に、休止時間経過後に圧力スイッ
チがオンならば(280)、脱圧不良として異常信号を
出力し(290)、ポンプを非常停止する(300)。
そして、LEDのASとLPSを点灯して(310)異
常状態をメモリmに格納し(320)、リセットスイッ
チSW1が作動するまで待機する(330)。ここでリ
セットスイッチSW1が作動されると、異常信号出力を
停止し(340)、LEDのASとLPSを消灯して
(350)再びポンプ2を作動する状態に戻る。したが
って、脱圧不良による事故も防げる。
【0040】ここで、メモリmに格納された異常状態の
有無は、異常状態表示モードにより読み出すことができ
る。
【0041】すなわち、電源の投入と同時に(10
0)、リセットスイッチSW1を作動させることにより
(110)、異常状態表示モードに入ることができる。
【0042】このモードに入ると、このモードに入った
ことを表示するため、マイクロプロセッサCPUは、L
EDのCKとASを点滅させる(400)。そして、メ
モリmの内容をLEDによって表示する(410)。例
えば、メモリmの各ビットを異常の種類に対応した表示
用のフラグとすれば、異常が起こった際に前記ビットを
アクティブにすればよく、そのビットの内容によって表
示用のLEDの点灯と消灯を決めれば、メモリmの内容
を表示できる。このように常に異常を表示できるので、
再現性のない故障でも、あとのメンテナンスが容易にで
きる。
【0043】また、メモリmをクリアする場合は、異常
状態表示モード中にリセットスイッチSW1を作動する
と(420)、メモリmの内容はクリアされるので(4
30)、異常状態の表示を停止して消灯する(44
0)。このとき、LEDのASとCKのみが点滅し、ク
リア動作の終了を表示するようにしてある。したがっ
て、電源を切れば初期の状態に戻ることができる(45
0)。
【0044】ちなみに、メモリmに異常状態が格納され
ていないとき、つまり、前回の異常状態がクリアされた
か、異常状態になっていなかった場合には、リセットス
イッチSW1をオンしたまま電源を投入すると(つま
り、異常状態表示モード中)、CK、ASが点滅したま
まとなって報知できるようにしてある。
【0045】次に、油面検出モードでは、ディップスイ
ッチDSの4番と5番を使用してフロートスイッチFS
の作動モードを切り換える。その設定を図8に示す。
【0046】例えば、油面検出モードは、4番と5番を
オフにしたモードで、図9に示すように、下限フロート
スイッチFS−Lが作動すると(800)、異常信号を
出力して(810)ポンプ2を非常停止する(82
0)。そして、LEDのASとFSを点灯して(83
0)異常状態を報知し、異常状態の旨を前記メモリmに
格納する(840)。前記報知によりオイルタンク1に
油が補給され(850)、リセットスイッチSW1が作
動されると(860)、異常信号の出力を停止し(87
0)、LEDのASとFSを消灯して図5の1へ戻る。
【0047】また、図9に示すように、ディップスイッ
チDSの4番をオフ、5番をオンとすることで、マイク
ロプロセッサCPUは、油面が低下して下限フロートス
イッチFS−Lが作動すると、上限フロートスイッチF
S−Hが作動するまで給油指令信号を出力するので、こ
の信号を利用すれば、工場内で自動操業しているような
環境でもノンストップで使用できる。
【0048】さらに、図8に示すように、ディップスイ
ッチDSの4番をオン、5番をオフとすることで、油面
が低下して下限フロートスイッチFS−Lが作動し、給
油指令信号を出力すると、タイマ手段を起動して、例え
ば、15分程度の警報時間内に給油を完了しなければポ
ンプ2を非常停止させる。このようにすることで、給油
ミスが防げる。
【0049】結線異常検出モードは、図6に示すよう
に、ディップスイッチDSの9番と10番を使用して結
線チェック機能の有効/無効を切り換える。オンで結線
チェック機能が使用できるようになり、スイッチSW2
とSW3の結線監視が有効となる。オフでは、スイッチ
SW2とSW3の結線監視は行わない。
【0050】すなわち、結線監視では、9番がオンで、
10番がオンのときは、電源を投入したときのみスイッ
チSW2とSW3の導通状態を監視し、9番がオンで、
10番がオフのときは、電源を投入してから切るまでの
間、常時スイッチSW2とSW3の通電状態を監視す
る。
【0051】ちなみに、この通電状態の監視には、例え
ば、スイッチSW2とSW3と接続される制御装置3’
の端子を入出力端子とすることで、前記端子に接続され
るスイッチSW2とSW3の一方の端子から他方の端子
へ電流を流せば検出できる。
【0052】そして、図10に示すように、異常を検出
したときは(900,910)、異常信号を出力して
(920)LEDのASとLAを点灯し(930)、異
常状態をメモリmに格納する(940)。次に、スイッ
チSW2とSW3による運転完了信号と運転準備信号が
入力されるまで(950,960)、その表示状態を保
持する。そして、運転完了信号と運転準備信号が入力さ
れると、異常信号の出力を停止して(970)、LED
のASとLAを消灯する(980)。なお、図10には
記載していないが、このメモリmに格納され異常信号も
図5の異常状態表示モードにより表示できる。
【0053】マイクロプロセッサCPUの異常検出モー
ドは、図11のように、ウオッチドックタイマWがマイ
クロプロセッサCPUの暴走を検出すると(100
0)、その信号でもって例えば、マイクロプロセッサC
PUを再起動して異常信号を出力し(1100)、ポン
プ2を停止する(1200)。そして、LEDのASと
MAを点灯し(1300)、異常状態をメモリmに格納
する(1400)。次に、スイッチSW1よるリセット
信号が入力されるまで、その表示状態を保持する(15
00)。そして、異常信号の出力を停止して(170
0)LEDのASとMAを消灯し(1600)、図6の
1へ戻る。
【0054】次に、空気圧検知機能モードもある。この
モードは図1のエアー混合器5に接続されたエアー供給
パイプ6の空気圧を監視しているもので、空圧検知用圧
力スイッチPS−Aの空気圧が5秒間以上低下したとき
に外部インターロック取り出し端子から異常信号を出力
する。そのため、この信号で、異常信号を出力し、ポン
プ2を停止する。そして、LEDのASとAPSを点灯
し、異常状態をメモリに格納する。次に、リセットが作
動され、空気圧が正常になっていると、異常信号の出力
を停止し、LEDのASとAPSを消灯する。
【0055】このように、空気圧の異常も検出してお
り、一般潤滑と空気圧を併用した潤滑を同一系統に組み
込むことができる。
【0056】ところで、上述したディップスイッチDS
などの間欠給油潤滑装置の機能設定用スイッチは、誤っ
て設定を行った場合、工作機械などに重大な損害を発生
させる可能性がある。そのため、簡単に設定変更できな
い場所、あるいは、目につきにくい場所に設置すること
で、ユーザが誤って設定しないようにする必要がある。
【0057】しかし、このような工夫をした場合、例え
ば、工場などで何台もの間欠給油潤滑装置の設定を変更
しなければならないときに、作業が困難になることが推
測される。
【0058】また、間欠給油潤滑装置が多機能になれ
ば、設定項目が多くなり、必然的にスイッチDSの個数
も多くなる。しかし、間欠給油潤滑装置の制御装置3’
もコンパクト化の傾向にあり、スイッチDSの個数が多
くなれば、スイッチDS一個当たりの大きさも小さくな
り、設定変更がより一層困難な作業になる。
【0059】そのため、図12に、第2実施形態として
第1実施形態の制御装置のディップスイッチDSに代え
て、接続コネクタCNを設けて外部入力装置Iと接続で
きるようにしたものを示す。
【0060】すなわち、前記コネクタCNは、制御装置
内部のマイクロプロセッサCPUと接続され、このマイ
クロプロセッサCPUに接続された前記コネクタCN
は、インターフェースfを介してパーソナルコンピュー
タなどの外部入力装置Iと接続されるようになってい
る。
【0061】このようにすることで、例えば、パーソナ
ルコンピュータIの表示画面を見ながら、内部のマイク
ロプロセッサCPUとデータのやり取りを行って制御装
置3’の各設定やパラメータ(圧力保持時間、圧力スイ
ッチで圧力を検知するタイミングなど)を変更できるよ
うになっている。
【0062】また、図12に示すように、スイッチSW
4を設けてスイッチを、例えば、B側に接続していると
き通常運転となり、A側に接続すると、インターフェー
スfを介して外部入力装置Iから設定変更できるように
することで、設定変更を外部入力装置Iを使って自由
に、しかも、安全にできるようにしてある。
【0063】このように、外部入力装置Iで制御装置
3’の各設定やパラメータ変更ができるようにすること
で、変更の必要性が生じたときに、容易に変更すること
ができ、かつ、インターフェースがなければ変更ができ
ないので、誤って(意図的でなければ)設定を変更する
ことができないようにすることができる。
【0064】また、このとき、外部入力装置Iは、制御
装置3’の小型化に関係なく操作性のよいものを用いる
ことができるので、変更時の操作性も向上させることが
できる。
【0065】したがって、工場のように大規模なシステ
ムで多数の間欠給油潤滑装置の制御装置を使用している
ときでも効率よく設定の変更ができる。つまり、制御装
置3’を機械的、電気的変化に応じて設定変更が容易
に、しかも安全になされることから、例えば、汎用工作
機械などのようなあらゆる状況にも対応しなければなら
ない機械にも、より順応できる間欠給油潤滑装置の制御
装置3’を提供できる。
【0066】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、システム規模に応じた昇圧監視時間変更や作業環境
による油補給時間の選択を可能とすることができる。ま
た、結線の異常や暴走を報知できるので、ユーザが安心
して使用でき、メンテナンス時に故障個所を特定できる
ので、メンテナンスが容易にでき、しかも、空気圧を併
用した潤滑も同一系統に組み込むことができる。
【0067】その際、制御装置に接続コネクターを設
け、外部入力装置と接続できるようにすることにより、
設定変更も容易に、かつ安全に変更することができるよ
うにすることができる間欠給油潤滑装置の制御装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブロック図
【図2】実施形態の回路ブロック図
【図3】実施形態の要部正面図
【図4】実施形態の作用説明図
【図5】実施形態のフローチャート
【図6】実施形態の作用説明図
【図7】実施形態の作用説明図
【図8】実施形態の作用説明図
【図9】実施形態のフローチャート
【図10】実施形態のフローチャート
【図11】実施形態のフローチャート
【図12】第2実施形態の回路ブロック図
【図13】従来例のブロック図
【図14】従来例の回路ブロック図
【符号の説明】
1 オイルタンク 2 ポンプ 3 制御装置 3’ 制御装置 5 エアー混合器 CN 接続コネクタ f インターフェース FS フロートスイッチ FS−H 上限フロートスイッチ FS−L 下限フロートスイッチ PS 圧力スイッチ PS−A 空圧検知用圧力スイッチ PS−H 高圧検知用圧力スイッチ PS−L 低圧検知用圧力スイッチ I 外部入力装置 w ウオッチドッグタイマ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルタンクと、このオイルタンク内の
    潤滑オイルを吸引吐出するポンプと、その吐出圧力を検
    知する圧力スイッチと、前記オイルタンクの油面レベル
    を検出するフロートスイッチを備え、前記圧力スイッチ
    とフロートスイッチの検出信号に基づいてポンプの間欠
    運転を制御する間欠給油潤滑装置の制御装置において、 タイマ手段とその設定手段とを設け、上記ポンプが作動
    してから上記圧力スイッチが作動するまでの期間を設定
    し、監視するようにした間欠給油潤滑装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記タイマ手段とその設定手段とによ
    り、上記フロートスイッチが油面低下を検知してから警
    報を発し、所定時間経過後に油面の上昇を検知しないと
    潤滑異常を発するようにした請求項1に記載の間欠給油
    潤滑装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記フロートスイッチがタンクの油面の
    上限と下限を検出するようにしたことを特徴とする請求
    項1または2に記載の間欠給油潤滑装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 上記圧力スイッチが低圧検知用圧力スイ
    ッチと高圧検知用圧力スイッチからなることを特徴とす
    る請求項1乃至3に記載の間欠給油潤滑装置の制御装
    置。
  5. 【請求項5】 上記間欠給油潤滑装置にエアー混合器を
    設け、そのエアー混合器に空気圧検出手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の間
    欠給油潤滑装置の制御装置。
  6. 【請求項6】 上記制御装置に電源投入から電源遮断ま
    で常時結線を監視する手段と、電源投入直後に結線をチ
    ェックして正常に結線されていなければ、通常運転に移
    行させない手段とからなる結線チェック手段を備えた請
    求項1乃至5のいずれか一つに記載の間欠給油潤滑装置
    の制御装置。
  7. 【請求項7】 上記制御装置にウォッチドッグタイマを
    備えたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つ
    に記載の間欠給油潤滑装置の制御装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段に異常状態を記憶させるメ
    モリ手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至7のい
    ずれか一つに記載の間欠給油潤滑装置の制御装置。
  9. 【請求項9】 上記メモリ内容を表示するLED表示ラ
    ンプを設けたことを特徴とする請求項8に記載の間欠給
    油潤滑装置の制御装置。
  10. 【請求項10】 上記制御装置に接続コネクタを設け、
    外部入力装置と接続できるようにしたことを特徴とする
    請求項1乃至9のいずれか一つに記載の間欠給油潤滑装
    置の制御装置。
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