JP2000302577A - 炭化珪素被覆黒鉛部材 - Google Patents
炭化珪素被覆黒鉛部材Info
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- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
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- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/50—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
- C04B41/5053—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials non-oxide ceramics
- C04B41/5057—Carbides
- C04B41/5059—Silicon carbide
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Abstract
(57)【要約】
CVD法により気相析出したSiC被膜が黒鉛基材面に
強固に被着され、優れた耐熱衝撃性を備え、例えば半導
体製造における熱処理用部材として好適な炭化珪素被覆
黒鉛部材を提供すること。 【解決手段】 黒鉛基材面にCVD法によりSiC被膜
を被着した黒鉛部材であって、黒鉛基材が平均気孔径
0.4〜3μm 、最大気孔径10μm 以上の気孔性状を
備え、該黒鉛基材に被着したSiC被膜の平均粒径が3
μm 以下、かつ最小粒径が1μm 以下の粒子性状を有す
ることを特徴とする炭化珪素被覆黒鉛部材。SiC被膜
は黒鉛基材面の気孔中に50μm 以上の深さまで侵入し
て被着され、また黒鉛基材の最大気孔径は100μm 以
下、であることが好ましい。
強固に被着され、優れた耐熱衝撃性を備え、例えば半導
体製造における熱処理用部材として好適な炭化珪素被覆
黒鉛部材を提供すること。 【解決手段】 黒鉛基材面にCVD法によりSiC被膜
を被着した黒鉛部材であって、黒鉛基材が平均気孔径
0.4〜3μm 、最大気孔径10μm 以上の気孔性状を
備え、該黒鉛基材に被着したSiC被膜の平均粒径が3
μm 以下、かつ最小粒径が1μm 以下の粒子性状を有す
ることを特徴とする炭化珪素被覆黒鉛部材。SiC被膜
は黒鉛基材面の気孔中に50μm 以上の深さまで侵入し
て被着され、また黒鉛基材の最大気孔径は100μm 以
下、であることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造におけ
る熱処理用部材をはじめ、耐熱性が要求される各種部材
として好適に用いることのできる、炭化珪素被覆黒鉛部
材に関する。
る熱処理用部材をはじめ、耐熱性が要求される各種部材
として好適に用いることのできる、炭化珪素被覆黒鉛部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体を製造する際の熱処理用
部材であるサセプター、ライナーチューブ、プロセスチ
ューブ、ウエハーボート、単結晶引上げ用装置部材など
には高純度でシリコンウエハーを汚染しない非汚染性に
加えて、急熱、急冷に対する耐熱衝撃性に優れ、化学的
に安定で耐蝕性の高いことが要求される。
部材であるサセプター、ライナーチューブ、プロセスチ
ューブ、ウエハーボート、単結晶引上げ用装置部材など
には高純度でシリコンウエハーを汚染しない非汚染性に
加えて、急熱、急冷に対する耐熱衝撃性に優れ、化学的
に安定で耐蝕性の高いことが要求される。
【0003】これらの熱処理用部材には、従来から黒鉛
基材面にCVD法(化学的気相析出法)によりSiC被
膜を被着した黒鉛材が有用されている。CVD法による
SiC被膜の形成は、例えば1分子中にSi原子とC原
子を含むCH3 SiCl3 、(CH3)3 SiCl、CH
3 SiHCl2 などの有機珪素化合物を熱分解させる方
法、あるいはSiCl4 等の珪素化合物とCH4 などの
炭素化合物とを加熱反応させてSiCを気相析出させる
方法で行われる。
基材面にCVD法(化学的気相析出法)によりSiC被
膜を被着した黒鉛材が有用されている。CVD法による
SiC被膜の形成は、例えば1分子中にSi原子とC原
子を含むCH3 SiCl3 、(CH3)3 SiCl、CH
3 SiHCl2 などの有機珪素化合物を熱分解させる方
法、あるいはSiCl4 等の珪素化合物とCH4 などの
炭素化合物とを加熱反応させてSiCを気相析出させる
方法で行われる。
【0004】しかしながら、CVD法により形成された
SiC被膜は、黒鉛基材面とSiC被膜との界面が明確
であるため、熱衝撃が加えられると黒鉛基材とSiC被
膜との熱膨張係数や弾性率などの物性値の相違によりS
iC被膜にクラックが発生したり、SiC被膜が剥離す
るなどの問題が発生する。
SiC被膜は、黒鉛基材面とSiC被膜との界面が明確
であるため、熱衝撃が加えられると黒鉛基材とSiC被
膜との熱膨張係数や弾性率などの物性値の相違によりS
iC被膜にクラックが発生したり、SiC被膜が剥離す
るなどの問題が発生する。
【0005】そこで、黒鉛基材面とSiC被膜との界面
に中間層を形成してこれらの問題を排除する試みが提案
されており、例えば、特開平1−145400号公報に
は2100〜2200℃の高温不活性雰囲気下で黒鉛基
板表面にSiOガスを供給し、当該炭素とSiOガスの
接触反応により、黒鉛表面に中間層としてのSiCを形
成し、然る後にCVD法等によりSiC被膜を当該中間
層SiCの上に蒸着したことを特徴とするシリコンウエ
ハ加熱用治具が開示されている。これはコンバージョン
法(CVR法)により形成したSiCの中間層により境
界面の接合が強固となりSiC被膜の剥離を抑制するも
のであるが、SiC中間層の形成時にSiOガスが侵入
し易い黒鉛基板の気孔部分に集中して侵入するため均一
層を形成することが難しく、またSiC中間層を形成す
る工程が必要となりコスト的にも不利となる。
に中間層を形成してこれらの問題を排除する試みが提案
されており、例えば、特開平1−145400号公報に
は2100〜2200℃の高温不活性雰囲気下で黒鉛基
板表面にSiOガスを供給し、当該炭素とSiOガスの
接触反応により、黒鉛表面に中間層としてのSiCを形
成し、然る後にCVD法等によりSiC被膜を当該中間
層SiCの上に蒸着したことを特徴とするシリコンウエ
ハ加熱用治具が開示されている。これはコンバージョン
法(CVR法)により形成したSiCの中間層により境
界面の接合が強固となりSiC被膜の剥離を抑制するも
のであるが、SiC中間層の形成時にSiOガスが侵入
し易い黒鉛基板の気孔部分に集中して侵入するため均一
層を形成することが難しく、またSiC中間層を形成す
る工程が必要となりコスト的にも不利となる。
【0006】また、特開平3−257089号公報には
黒鉛基材に気相成長法による炭化けい素膜を形成してな
る炭化けい素コーティング黒鉛製品において、黒鉛基材
の表面に、炭化けい素が点在する表層部のSiC−C層
と、けい素及び炭化けい素の微結晶が混在するSi−S
iC層と、炭化けい素膜との3層のみが、この順に積層
されていることを特徴とする炭化けい素コーティング黒
鉛製品が開示されている。これは黒鉛基材面にSiを成
膜し、熱処理してSi−SiC層を形成させ、SiC被
膜と黒鉛基材間の応力緩和層として機能させるものであ
るが、Siが内在するためにSiの融点以上の温度域で
はSiが溶融して強度低下を招き、融点以下の温度であ
ってもSiが黒鉛基材側に拡散することにより強度が低
下し、更にSiとCとの反応によるクラック発生や変形
の原因となる難点がある。
黒鉛基材に気相成長法による炭化けい素膜を形成してな
る炭化けい素コーティング黒鉛製品において、黒鉛基材
の表面に、炭化けい素が点在する表層部のSiC−C層
と、けい素及び炭化けい素の微結晶が混在するSi−S
iC層と、炭化けい素膜との3層のみが、この順に積層
されていることを特徴とする炭化けい素コーティング黒
鉛製品が開示されている。これは黒鉛基材面にSiを成
膜し、熱処理してSi−SiC層を形成させ、SiC被
膜と黒鉛基材間の応力緩和層として機能させるものであ
るが、Siが内在するためにSiの融点以上の温度域で
はSiが溶融して強度低下を招き、融点以下の温度であ
ってもSiが黒鉛基材側に拡散することにより強度が低
下し、更にSiとCとの反応によるクラック発生や変形
の原因となる難点がある。
【0007】更に、特開平6−305861号公報では
化学蒸着法により炭化けい素で被覆した黒鉛部材におい
て、少なくとも使用時にクラックを生じ易い部分の炭化
けい素で被覆する前の基材の表面粗さRmax が100μ
m 以上であることを特徴とする炭化けい素被覆黒鉛部材
が提案されている。これはクラック発生の原因となる炭
化けい素被膜表面の残留応力を基材表面の面粗さを粗く
することにより低減させるものであるが、炭化けい素被
覆面の面粗度も大きくなるために、例えばサセプターに
用いた場合にはウエハ保持部分ではサセプターとウエハ
が点接触となってスリップし易く、またパーティクルの
発生原因となるなどの欠点がある。
化学蒸着法により炭化けい素で被覆した黒鉛部材におい
て、少なくとも使用時にクラックを生じ易い部分の炭化
けい素で被覆する前の基材の表面粗さRmax が100μ
m 以上であることを特徴とする炭化けい素被覆黒鉛部材
が提案されている。これはクラック発生の原因となる炭
化けい素被膜表面の残留応力を基材表面の面粗さを粗く
することにより低減させるものであるが、炭化けい素被
覆面の面粗度も大きくなるために、例えばサセプターに
用いた場合にはウエハ保持部分ではサセプターとウエハ
が点接触となってスリップし易く、またパーティクルの
発生原因となるなどの欠点がある。
【0008】また、本出願人は耐熱衝撃性及び耐蝕性に
優れたSiC被覆炭素材料として、炭素基材の表面にS
iC被膜を被着した炭素材料であって、SiC被膜が、
炭素基材面に接する最内層のSiC被膜、最外層のS
iC被膜、及びSiC被膜とSiC被膜との中間
層のSiC被膜の3層からなり、最内層のSiC被膜
の平均粒子径が2〜5μm 、最外層のSiC被膜の
平均粒子径が10〜30μm 、中間層のSiC被膜の
平均粒子径が炭素基材面に接する最内層のSiC被膜
の平均粒子径から最外層のSiC被膜の平均粒子径へ
と連続的に変化する傾斜的性状を備えていることを特徴
とするSiC被覆炭素材料(特願平9−316061
号)を開発提案した。
優れたSiC被覆炭素材料として、炭素基材の表面にS
iC被膜を被着した炭素材料であって、SiC被膜が、
炭素基材面に接する最内層のSiC被膜、最外層のS
iC被膜、及びSiC被膜とSiC被膜との中間
層のSiC被膜の3層からなり、最内層のSiC被膜
の平均粒子径が2〜5μm 、最外層のSiC被膜の
平均粒子径が10〜30μm 、中間層のSiC被膜の
平均粒子径が炭素基材面に接する最内層のSiC被膜
の平均粒子径から最外層のSiC被膜の平均粒子径へ
と連続的に変化する傾斜的性状を備えていることを特徴
とするSiC被覆炭素材料(特願平9−316061
号)を開発提案した。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この特願平9−316
061号の発明は、炭素基材面に被着するSiC被膜の
粒子径を小さく設定することにより炭素基材面に強固に
被着させ、一方外部雰囲気に接するSiC被膜外面の粒
子径を大きく設定してSiC粒子間の界面を小さくする
ことによりガス侵入の低減化を図るものである。
061号の発明は、炭素基材面に被着するSiC被膜の
粒子径を小さく設定することにより炭素基材面に強固に
被着させ、一方外部雰囲気に接するSiC被膜外面の粒
子径を大きく設定してSiC粒子間の界面を小さくする
ことによりガス侵入の低減化を図るものである。
【0010】本発明者らは、SiC被膜が黒鉛基材面に
強固に形成され、特に熱衝撃に対して優れた性能を備え
るSiC被覆黒鉛部材について更に研究を進めた結果、
黒鉛基材の気孔性状および被着したSiC被膜の粒子性
状が大きく影響することを見出した。
強固に形成され、特に熱衝撃に対して優れた性能を備え
るSiC被覆黒鉛部材について更に研究を進めた結果、
黒鉛基材の気孔性状および被着したSiC被膜の粒子性
状が大きく影響することを見出した。
【0011】本発明は、この知見に基づいて完成したも
のであって、その目的はCVD法によるSiC被膜が黒
鉛基材面に強固に被着されており、急速加熱や急速冷却
などの熱衝撃に対し優れた耐熱衝撃性を有し、例えば半
導体製造における熱処理用部材などとして好適に用いら
れる炭化珪素被覆黒鉛部材を提供することにある。
のであって、その目的はCVD法によるSiC被膜が黒
鉛基材面に強固に被着されており、急速加熱や急速冷却
などの熱衝撃に対し優れた耐熱衝撃性を有し、例えば半
導体製造における熱処理用部材などとして好適に用いら
れる炭化珪素被覆黒鉛部材を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による炭化珪素被覆黒鉛部材は、黒鉛基材面
にCVD法によりSiC被膜を被着した黒鉛部材であっ
て、黒鉛基材が平均気孔径0.4〜3μm 、最大気孔径
10μm 以上の気孔性状を備え、該黒鉛基材に被着した
SiC被膜の平均粒径が3μm 以下、かつ最小粒径が1
μm 以下の粒子性状を有することを構成上の特徴とす
る。
めの本発明による炭化珪素被覆黒鉛部材は、黒鉛基材面
にCVD法によりSiC被膜を被着した黒鉛部材であっ
て、黒鉛基材が平均気孔径0.4〜3μm 、最大気孔径
10μm 以上の気孔性状を備え、該黒鉛基材に被着した
SiC被膜の平均粒径が3μm 以下、かつ最小粒径が1
μm 以下の粒子性状を有することを構成上の特徴とす
る。
【0013】更に、SiC被膜は黒鉛基材面の気孔中に
50μm 以上の深さにまで侵入して被着されたものであ
り、また、黒鉛基材の最大気孔径は100μm 以下であ
ることが好ましい。
50μm 以上の深さにまで侵入して被着されたものであ
り、また、黒鉛基材の最大気孔径は100μm 以下であ
ることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の炭化珪素被覆黒鉛部材を
構成する黒鉛基材は特に限定されるものではないが、例
えば半導体を製造する際の熱処理用部材などとして使用
するためには可及的に高純度であり、熱的に異方性の少
ない等方性黒鉛材が好ましく用いられる。
構成する黒鉛基材は特に限定されるものではないが、例
えば半導体を製造する際の熱処理用部材などとして使用
するためには可及的に高純度であり、熱的に異方性の少
ない等方性黒鉛材が好ましく用いられる。
【0015】本発明は、この黒鉛基材として平均気孔径
を0.4〜3μm 、最大気孔径を10μm 以上に特定し
た気孔性状を備えていることを第1の特徴とする。な
お、気孔性状は水銀圧入法により測定した値が用いられ
る。
を0.4〜3μm 、最大気孔径を10μm 以上に特定し
た気孔性状を備えていることを第1の特徴とする。な
お、気孔性状は水銀圧入法により測定した値が用いられ
る。
【0016】黒鉛基材の気孔性状は、CVD法により析
出したSiC粒子が充填されSiC被膜を形成する際
に、SiC被膜を黒鉛基材面に強固に被着させるために
重要な機能を発揮する。すなわち、気孔径が小さい場合
には析出したSiC粒子を気孔内部にまで侵入させて充
填することができないため、SiC被膜を強固に被着さ
せることが困難である。また平均気孔径が小さいものを
作製することは、特に等方性黒鉛材で作製するには限界
がある。そのため、本発明は黒鉛基材の平均気孔径を
0.4μm 以上に設定する。
出したSiC粒子が充填されSiC被膜を形成する際
に、SiC被膜を黒鉛基材面に強固に被着させるために
重要な機能を発揮する。すなわち、気孔径が小さい場合
には析出したSiC粒子を気孔内部にまで侵入させて充
填することができないため、SiC被膜を強固に被着さ
せることが困難である。また平均気孔径が小さいものを
作製することは、特に等方性黒鉛材で作製するには限界
がある。そのため、本発明は黒鉛基材の平均気孔径を
0.4μm 以上に設定する。
【0017】一方、黒鉛基材の平均気孔径が大きくなる
とCVD法で析出したSiC粒子を侵入させ、充填する
には有利であるが、基材強度の低下を招くこととなり、
更に半導体用途に使用する場合には汚染防止のための脱
ガス性やパーティクルの発生などの面で好ましくない。
そのために黒鉛基材の平均気孔径は3μm 以下に設定さ
れる。
とCVD法で析出したSiC粒子を侵入させ、充填する
には有利であるが、基材強度の低下を招くこととなり、
更に半導体用途に使用する場合には汚染防止のための脱
ガス性やパーティクルの発生などの面で好ましくない。
そのために黒鉛基材の平均気孔径は3μm 以下に設定さ
れる。
【0018】また、黒鉛基材の気孔径は大きいほどSi
C粒子の充填には有利であり、SiC被膜を強固に被着
することができるので、本発明の黒鉛基材には最大気孔
径が10μm 以上のものが用いられる。しかしながら、
黒鉛基材の気孔径が大きくなると気相析出したSiC粒
子が気孔内部に充填されるより気孔内壁に沿って膜状に
生成し、強固に被着することが困難となる。そのため
に、最大気孔径は100μm 以下であることが好まし
い。
C粒子の充填には有利であり、SiC被膜を強固に被着
することができるので、本発明の黒鉛基材には最大気孔
径が10μm 以上のものが用いられる。しかしながら、
黒鉛基材の気孔径が大きくなると気相析出したSiC粒
子が気孔内部に充填されるより気孔内壁に沿って膜状に
生成し、強固に被着することが困難となる。そのため
に、最大気孔径は100μm 以下であることが好まし
い。
【0019】本発明の炭化珪素被覆黒鉛部材は、上記の
気孔性状を備えた黒鉛基材面にCVD法により気相析出
されて被着したSiC被膜の平均粒径が3μm 以下であ
り、かつ最小粒径が1μm 以下の粒子性状を有している
点を第2の特徴とする。
気孔性状を備えた黒鉛基材面にCVD法により気相析出
されて被着したSiC被膜の平均粒径が3μm 以下であ
り、かつ最小粒径が1μm 以下の粒子性状を有している
点を第2の特徴とする。
【0020】気相反応により析出したSiC粒子が黒鉛
基材の気孔内に侵入して気孔を効率よく充填し、SiC
被膜を形成するためには、SiC粒子の粒径は細かいほ
ど有利である。本発明においては、上記の気孔性状、す
なわち黒鉛基材の平均気孔径を0.4〜3μm 、最大気
孔径を10μm 以上に特定した黒鉛基材に対してSiC
被膜を形成するSiC粒子の平均粒径を3μm 以下に設
定することによって、黒鉛基材面の気孔中に効果的にS
iC粒子を侵入し、充填させることを可能とするもので
ある。
基材の気孔内に侵入して気孔を効率よく充填し、SiC
被膜を形成するためには、SiC粒子の粒径は細かいほ
ど有利である。本発明においては、上記の気孔性状、す
なわち黒鉛基材の平均気孔径を0.4〜3μm 、最大気
孔径を10μm 以上に特定した黒鉛基材に対してSiC
被膜を形成するSiC粒子の平均粒径を3μm 以下に設
定することによって、黒鉛基材面の気孔中に効果的にS
iC粒子を侵入し、充填させることを可能とするもので
ある。
【0021】更に、黒鉛基材面の気孔内深く、気孔最深
部にSiC粒子を効果的に侵入させるためには、CVD
法により析出したSiC粒子の最小粒径が細かいほど充
填効率が高く、有利である。本発明は、黒鉛基材の気孔
性状に対応して最小粒径を1μm 以下に設定することに
より、すなわち粒径1μm 以下のSiC粒子を存在させ
ることによって、黒鉛基材面の気孔内の最深部にまで侵
入、充填することが可能となる。
部にSiC粒子を効果的に侵入させるためには、CVD
法により析出したSiC粒子の最小粒径が細かいほど充
填効率が高く、有利である。本発明は、黒鉛基材の気孔
性状に対応して最小粒径を1μm 以下に設定することに
より、すなわち粒径1μm 以下のSiC粒子を存在させ
ることによって、黒鉛基材面の気孔内の最深部にまで侵
入、充填することが可能となる。
【0022】このようにして、黒鉛基材面の気孔内にS
iC粒子が効果的に侵入して充填されることになり、黒
鉛基材面とSiC被膜との界面はアンカー効果によって
強固に被着される。その結果、急速加熱や急速冷却など
の熱衝撃や機械的衝撃に対する耐衝撃性を効果的に向上
させることができる。しかしながら、SiC粒子の侵入
深さが50μm 未満であるとアンカー効果が充分に発揮
されないので、SiC粒子の黒鉛基材面の気孔内への侵
入深さは50μm 以上であることが望ましい。このよう
にして、アンカー効果によりSiC被膜が黒鉛基材面に
強固に被着される。
iC粒子が効果的に侵入して充填されることになり、黒
鉛基材面とSiC被膜との界面はアンカー効果によって
強固に被着される。その結果、急速加熱や急速冷却など
の熱衝撃や機械的衝撃に対する耐衝撃性を効果的に向上
させることができる。しかしながら、SiC粒子の侵入
深さが50μm 未満であるとアンカー効果が充分に発揮
されないので、SiC粒子の黒鉛基材面の気孔内への侵
入深さは50μm 以上であることが望ましい。このよう
にして、アンカー効果によりSiC被膜が黒鉛基材面に
強固に被着される。
【0023】本発明の炭化珪素被覆黒鉛部材は、所望の
気孔性状を備えた黒鉛材を選定し、この黒鉛基材をCV
D反応装置にセットして、CVD反応条件を適宜な値に
設定制御することにより製造される。例えば、黒鉛基材
をCVD反応装置にセットして系内の空気を排気したの
ち、所定の温度に加熱し、次いで水素ガスを送入して常
圧水素ガス雰囲気に置換し、水素ガスをキャリアガスと
してトリクロロメチルシラン、トリクロロフェニルシラ
ン、ジクロロメチルシラン、ジクロロジメチルシラン、
クロロトリメチルシランなどの有機珪素化合物を原料ガ
スとして送入して気相反応させることにより黒鉛基材面
上にSiC粒子を気相析出させてSiC被膜が被着され
る。
気孔性状を備えた黒鉛材を選定し、この黒鉛基材をCV
D反応装置にセットして、CVD反応条件を適宜な値に
設定制御することにより製造される。例えば、黒鉛基材
をCVD反応装置にセットして系内の空気を排気したの
ち、所定の温度に加熱し、次いで水素ガスを送入して常
圧水素ガス雰囲気に置換し、水素ガスをキャリアガスと
してトリクロロメチルシラン、トリクロロフェニルシラ
ン、ジクロロメチルシラン、ジクロロジメチルシラン、
クロロトリメチルシランなどの有機珪素化合物を原料ガ
スとして送入して気相反応させることにより黒鉛基材面
上にSiC粒子を気相析出させてSiC被膜が被着され
る。
【0024】この場合に、例えば水素ガスと原料ガスの
割合、反応温度、反応時間、反応圧力などのCVD反応
条件を適宜な値に設定することにより、本発明の炭化珪
素被覆黒鉛部材が製造される。すなわち、反応温度が高
い場合には黒鉛基材表面でのSiC粒子の析出が優先し
て気孔内部への充填が難しくなり、また原料ガス濃度が
高い場合にも同様に基材表面での析出が多くなり、気孔
内部への充填が困難になる。したがって、例えば原料ガ
ス濃度や反応温度を比較的に低位に設定することによ
り、気相析出したSiC粒子を気孔内部にまで浸透さ
せ、析出することができる。
割合、反応温度、反応時間、反応圧力などのCVD反応
条件を適宜な値に設定することにより、本発明の炭化珪
素被覆黒鉛部材が製造される。すなわち、反応温度が高
い場合には黒鉛基材表面でのSiC粒子の析出が優先し
て気孔内部への充填が難しくなり、また原料ガス濃度が
高い場合にも同様に基材表面での析出が多くなり、気孔
内部への充填が困難になる。したがって、例えば原料ガ
ス濃度や反応温度を比較的に低位に設定することによ
り、気相析出したSiC粒子を気孔内部にまで浸透さ
せ、析出することができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を比較例と対比しなが
ら具体的に説明する。
ら具体的に説明する。
【0026】実施例1〜5、比較例1〜3 気孔性状の異なる高純度等方性黒鉛材を選定して、縦8
0mm、横40mm、厚さ2.8mmに加工して黒鉛基材とし
た。これらの黒鉛基材をCVD装置の反応管内にセット
し、系内の空気を排気したのち所定温度に加熱し、常圧
下に水素ガスを送入して水素ガス雰囲気に置換した。次
いで、原料ガスとしてトリクロロメチルシラン、キャリ
アガスに水素ガスを用いて、トリクロロメチルシラン/
水素ガスの混合ガスを200l/分の流量で反応管内に導
入して反応させ、100μm のSiC被膜を成膜して黒
鉛基材面に被着した。この際、混合ガス中のトリクロロ
メチルシラン濃度、反応圧力、反応温度を制御して、粒
子性状の異なるSiC粒子を析出させて、SiC被膜を
被着した。
0mm、横40mm、厚さ2.8mmに加工して黒鉛基材とし
た。これらの黒鉛基材をCVD装置の反応管内にセット
し、系内の空気を排気したのち所定温度に加熱し、常圧
下に水素ガスを送入して水素ガス雰囲気に置換した。次
いで、原料ガスとしてトリクロロメチルシラン、キャリ
アガスに水素ガスを用いて、トリクロロメチルシラン/
水素ガスの混合ガスを200l/分の流量で反応管内に導
入して反応させ、100μm のSiC被膜を成膜して黒
鉛基材面に被着した。この際、混合ガス中のトリクロロ
メチルシラン濃度、反応圧力、反応温度を制御して、粒
子性状の異なるSiC粒子を析出させて、SiC被膜を
被着した。
【0027】このようにして製造した炭化珪素被覆黒鉛
部材について、下記の方法により黒鉛基材の気孔性状お
よびSiC被膜の粒子性状などを測定し、また熱衝撃試
験を実施した。
部材について、下記の方法により黒鉛基材の気孔性状お
よびSiC被膜の粒子性状などを測定し、また熱衝撃試
験を実施した。
【0028】(1)黒鉛基材の気孔性状 平均気孔径、気孔率;水銀ポロシメータにより測定し
た。 最大気孔径;黒鉛を鏡面研磨して、研磨面を光学顕微
鏡により100倍の倍率で観察した。なお、細長い形状
の気孔は長軸の長さを最大径とした。
た。 最大気孔径;黒鉛を鏡面研磨して、研磨面を光学顕微
鏡により100倍の倍率で観察した。なお、細長い形状
の気孔は長軸の長さを最大径とした。
【0029】(2)SiC被膜の粒子性状 平均粒径;倍率5000倍でSEM観察し、累積面積
率50%の値を平均粒径とした。 最小粒径;倍率5000倍でSEM観察し、累積面積
率10%の値を最小粒径とした。 侵入深さ;サンプルを切断して、その断面を反射電子
線モードで観察、測定した。
率50%の値を平均粒径とした。 最小粒径;倍率5000倍でSEM観察し、累積面積
率10%の値を最小粒径とした。 侵入深さ;サンプルを切断して、その断面を反射電子
線モードで観察、測定した。
【0030】(3)熱衝撃試験; 3個のサンプルを所定温度に加熱したアルゴン雰囲気
の加熱炉に入れて20分間保持した後、25℃の水中に
投下する。 目視にてサンプルにクラック発生の有無を観察する。 加熱炉の温度を50℃づつ上げて、3個全てのサンプ
ルにクラックが発生するまで試験を繰り返し行い、クラ
ックが発生した温度を測定した。
の加熱炉に入れて20分間保持した後、25℃の水中に
投下する。 目視にてサンプルにクラック発生の有無を観察する。 加熱炉の温度を50℃づつ上げて、3個全てのサンプ
ルにクラックが発生するまで試験を繰り返し行い、クラ
ックが発生した温度を測定した。
【0031】このようにして黒鉛基材面にCVD法によ
りSiC被膜を被着した炭化珪素被覆黒鉛部材につい
て、黒鉛基材の気孔性状ならびにCVD反応条件を表1
に、またSiC被膜の粒子性状および試験結果を表2に
示した。
りSiC被膜を被着した炭化珪素被覆黒鉛部材につい
て、黒鉛基材の気孔性状ならびにCVD反応条件を表1
に、またSiC被膜の粒子性状および試験結果を表2に
示した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】表1、2の結果から、黒鉛基材の気孔性状
および被着したSiC被膜の粒子性状が本発明の特性要
件を充足する実施例の炭化珪素被覆黒鉛部材は、急速加
熱および急速冷却による熱衝撃を与えてもクラックが発
生し難く、耐熱衝撃性に優れていることが判る。これに
対して、黒鉛基材の気孔性状およびSiC被膜の粒子性
状の一部が本発明の要件を外れる比較例の炭化珪素被覆
黒鉛部材は、アンカー効果によるSiC被膜の黒鉛基材
面への被着が弱いために熱衝撃試験によるクラック発生
温度が低く、耐熱衝撃性に劣ることが認められる。
および被着したSiC被膜の粒子性状が本発明の特性要
件を充足する実施例の炭化珪素被覆黒鉛部材は、急速加
熱および急速冷却による熱衝撃を与えてもクラックが発
生し難く、耐熱衝撃性に優れていることが判る。これに
対して、黒鉛基材の気孔性状およびSiC被膜の粒子性
状の一部が本発明の要件を外れる比較例の炭化珪素被覆
黒鉛部材は、アンカー効果によるSiC被膜の黒鉛基材
面への被着が弱いために熱衝撃試験によるクラック発生
温度が低く、耐熱衝撃性に劣ることが認められる。
【0035】
【発明の効果】以上のとおり、本発明の炭化珪素被覆黒
鉛部材によれば、黒鉛基材の平均気孔径を0.4〜3μ
m 、最大気孔径を10μm 以上の気孔性状に特定すると
ともにCVD法により気相析出させたSiC被膜を形成
するSiC粒子の粒子性状を平均粒径が3μm 以下、最
小粒径が1μm 以下に特定することにより、黒鉛基材の
気孔内にSiC粒子が効果的に充填され、そのアンカー
効果、特に基材面の気孔内に50μm 以上の深さまで侵
入、充填された場合にはSiC被膜は強固に被着される
ので、急速加熱や急速冷却による黒鉛基材面とSiC被
膜の界面における熱応力にも充分に耐え、SiC被膜に
発生するクラックやSiC被膜の剥離などが効果的に抑
止される。したがって、例えば、サセプター、ライナー
チューブ、プロセスチューブ、ウエハーボート、単結晶
引上げ用装置部材などの半導体製造における各種熱処理
用部材をはじめ、耐熱性が要求される各種耐熱部材とし
て極めて有用である。
鉛部材によれば、黒鉛基材の平均気孔径を0.4〜3μ
m 、最大気孔径を10μm 以上の気孔性状に特定すると
ともにCVD法により気相析出させたSiC被膜を形成
するSiC粒子の粒子性状を平均粒径が3μm 以下、最
小粒径が1μm 以下に特定することにより、黒鉛基材の
気孔内にSiC粒子が効果的に充填され、そのアンカー
効果、特に基材面の気孔内に50μm 以上の深さまで侵
入、充填された場合にはSiC被膜は強固に被着される
ので、急速加熱や急速冷却による黒鉛基材面とSiC被
膜の界面における熱応力にも充分に耐え、SiC被膜に
発生するクラックやSiC被膜の剥離などが効果的に抑
止される。したがって、例えば、サセプター、ライナー
チューブ、プロセスチューブ、ウエハーボート、単結晶
引上げ用装置部材などの半導体製造における各種熱処理
用部材をはじめ、耐熱性が要求される各種耐熱部材とし
て極めて有用である。
Claims (3)
- 【請求項1】 黒鉛基材面にCVD法によりSiC被膜
を被着した黒鉛部材であって、黒鉛基材が平均気孔径
0.4〜3μm 、最大気孔径10μm 以上の気孔性状を
備え、該黒鉛基材に被着したSiC被膜の平均粒径が3
μm 以下、かつ最小粒径が1μm 以下の粒子性状を有す
ることを特徴とする炭化珪素被覆黒鉛部材。 - 【請求項2】 SiC被膜が黒鉛基材面の気孔中に50
μm 以上の深さまで侵入して被着したものである、請求
項1記載の炭化珪素被覆黒鉛部材。 - 【請求項3】 黒鉛基材の最大気孔径が100μm 以下
である、請求項1または2記載の炭化珪素被覆黒鉛部
材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11441299A JP2000302577A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 炭化珪素被覆黒鉛部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11441299A JP2000302577A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 炭化珪素被覆黒鉛部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000302577A true JP2000302577A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14637054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11441299A Pending JP2000302577A (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 炭化珪素被覆黒鉛部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000302577A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-04-22 JP JP11441299A patent/JP2000302577A/ja active Pending
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