JP2000300257A - 抗菌または除草活性化合物の探索方法 - Google Patents
抗菌または除草活性化合物の探索方法Info
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 非メバロン酸経路に係わる抗菌または除草活
性物質の探索方法を提供する。 【解決手段】 ピルビン酸とグリセルアルデヒド3リン
酸より1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を生
合成した後、2−C−メチル−D−エリスリトール4−
リン酸の生合成を経由しイソペンテニルピロリン酸を生
合成するための非メバロン酸経路上に存在する酵素から
選ばれる酵素の有する活性を有している蛋白質の反応を
阻害する物質を探索することを特徴とする抗菌活性また
は除草活性を有する物質の探索方法。
性物質の探索方法を提供する。 【解決手段】 ピルビン酸とグリセルアルデヒド3リン
酸より1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を生
合成した後、2−C−メチル−D−エリスリトール4−
リン酸の生合成を経由しイソペンテニルピロリン酸を生
合成するための非メバロン酸経路上に存在する酵素から
選ばれる酵素の有する活性を有している蛋白質の反応を
阻害する物質を探索することを特徴とする抗菌活性また
は除草活性を有する物質の探索方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原核生物由来の形
質転換体を用いたイソプレノイド化合物の製造方法、な
らびに非メバロン酸経路に係わる抗菌または除草活性物
質の探索方法に関する。
質転換体を用いたイソプレノイド化合物の製造方法、な
らびに非メバロン酸経路に係わる抗菌または除草活性物
質の探索方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソプレノイドとは、炭素数5のイソプ
レン単位を基本骨格に持つ化合物の総称で、イソペンテ
ニルピロリン酸(IPP)の重合によって生合成され
る。自然界には多種多様なイソプレノイド化合物が存在
しており、人類にとって有用なものも多い。
レン単位を基本骨格に持つ化合物の総称で、イソペンテ
ニルピロリン酸(IPP)の重合によって生合成され
る。自然界には多種多様なイソプレノイド化合物が存在
しており、人類にとって有用なものも多い。
【0003】例えば、ユビキノンは電子伝達系の必須成
分として、生体内で重要な機能を果たしており、心疾患
に効果のある医薬品として使用されているほか、欧米で
は健康食品としての需要が増大している。
分として、生体内で重要な機能を果たしており、心疾患
に効果のある医薬品として使用されているほか、欧米で
は健康食品としての需要が増大している。
【0004】ビタミンKは血液凝固系に関与する重要な
ビタミンであり、止血剤として利用されているほか、最
近骨代謝への関与が示唆され、骨粗鬆症治療への応用が
期待されており、フィロキノンとメナキノンは医薬品と
して許可されている。また、ユビキノンやビタミンK類
には貝類の付着阻害作用があり、貝類付着防止塗料への
応用が期待される。
ビタミンであり、止血剤として利用されているほか、最
近骨代謝への関与が示唆され、骨粗鬆症治療への応用が
期待されており、フィロキノンとメナキノンは医薬品と
して許可されている。また、ユビキノンやビタミンK類
には貝類の付着阻害作用があり、貝類付着防止塗料への
応用が期待される。
【0005】さらに、カロテノイドと呼ばれる炭素数4
0のイソプレン骨格を基本とする化合物は抗酸化作用が
あり、β−カロチン、アスタキサンチン、クリプトキサ
ンチンなど、がん予防や免疫賦活活性を有するものとし
て期待されているものもある。このように、イソプレノ
イド化合物には多くの有用物質が含まれており、これら
の安価な製造方法が確立されれば、社会的にも医学的に
も多大な恩恵があると思われる。
0のイソプレン骨格を基本とする化合物は抗酸化作用が
あり、β−カロチン、アスタキサンチン、クリプトキサ
ンチンなど、がん予防や免疫賦活活性を有するものとし
て期待されているものもある。このように、イソプレノ
イド化合物には多くの有用物質が含まれており、これら
の安価な製造方法が確立されれば、社会的にも医学的に
も多大な恩恵があると思われる。
【0006】発酵法によるイソプレノイド化合物の生産
は以前から検討されており、培養条件の検討や変異処理
による菌株育種、さらに遺伝子工学的手法による生産量
の向上への試みもなされている。しかし、その効果は個
々の化合物種に限定されており、イソプレノイド化合物
全般に効果のある方法は知られていない。イソプレノイ
ド化合物の基本骨格単位であるイソペンテニルピロリン
酸(IPP)は、動物や酵母などの真核生物ではアセチ
ルCoAからメバロン酸を経由して生合成される(メバロ
ン酸経路)ことが証明されている。
は以前から検討されており、培養条件の検討や変異処理
による菌株育種、さらに遺伝子工学的手法による生産量
の向上への試みもなされている。しかし、その効果は個
々の化合物種に限定されており、イソプレノイド化合物
全般に効果のある方法は知られていない。イソプレノイ
ド化合物の基本骨格単位であるイソペンテニルピロリン
酸(IPP)は、動物や酵母などの真核生物ではアセチ
ルCoAからメバロン酸を経由して生合成される(メバロ
ン酸経路)ことが証明されている。
【0007】メバロン酸経路では3−ヒドロキシ−3−
メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)リダクターゼが律
速と考えられており〔Mol.Biol.Cell,5,655(199
4)〕、酵母において、HMG-CoAリダクターゼを高発現化
させカロテノイドの生産性を上げる試みがなされている
〔三沢ら カロテノイド研究談話会講演要旨集(199
7)〕。
メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)リダクターゼが律
速と考えられており〔Mol.Biol.Cell,5,655(199
4)〕、酵母において、HMG-CoAリダクターゼを高発現化
させカロテノイドの生産性を上げる試みがなされている
〔三沢ら カロテノイド研究談話会講演要旨集(199
7)〕。
【0008】原核生物ではメバロン酸経路の存在を証明
した知見はなく、別の経路、即ち、ピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3−リン酸が縮合して生じる1−デオキシ
−D−キシルロース5−リン酸を経由してIPPが生合
成されるという非メバロン酸経路が多くの原核生物にお
いて発見されており〔Biochem. J.,295,517 (1993)〕、
13Cラベル化基質を使った実験から1−デオキシ−D−
キシルロース5−リン酸は2−C−メチル−D−エリス
リトール4−リン酸を経由してIPPへと転換されるこ
とが示唆されている[Tetrahedron Lett.38, 4769(199
7)]。
した知見はなく、別の経路、即ち、ピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3−リン酸が縮合して生じる1−デオキシ
−D−キシルロース5−リン酸を経由してIPPが生合
成されるという非メバロン酸経路が多くの原核生物にお
いて発見されており〔Biochem. J.,295,517 (1993)〕、
13Cラベル化基質を使った実験から1−デオキシ−D−
キシルロース5−リン酸は2−C−メチル−D−エリス
リトール4−リン酸を経由してIPPへと転換されるこ
とが示唆されている[Tetrahedron Lett.38, 4769(199
7)]。
【0009】大腸菌において、ピルビン酸とグリセルア
ルデヒド3−リン酸を縮合させ1−デオキシ−D−キシ
ルロース5−リン酸を生合成させる酵素1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸合成酵素(DXS)をコー
ドする遺伝子が同定されている〔Proc. Natl. Acad. Sc
i. USA.,94, 12857 (1997)〕。該遺伝子は、ファルネシ
ルピロリン酸合成酵素をコードするispAを含む4つのO
RFからなるオペロンに含まれている。
ルデヒド3−リン酸を縮合させ1−デオキシ−D−キシ
ルロース5−リン酸を生合成させる酵素1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸合成酵素(DXS)をコー
ドする遺伝子が同定されている〔Proc. Natl. Acad. Sc
i. USA.,94, 12857 (1997)〕。該遺伝子は、ファルネシ
ルピロリン酸合成酵素をコードするispAを含む4つのO
RFからなるオペロンに含まれている。
【0010】更に、大腸菌においては、1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸を2−C−メチル−D−エ
リスリトール4−リン酸に変換する活性が存在すること
が知られている[Tetrahedron Lett.39, 4509(1998)]。
該オペロンに含まれるこれら遺伝子を操作して、イソプ
レノイド化合物の生産性を向上させることに関する記載
も示唆も現時点ではない。原核生物における非メバロン
酸経路に関する知見は徐々に蓄積されつつあるが、関与
する酵素やそれをコードする遺伝子の多くは未だ不明で
ある。
D−キシルロース5−リン酸を2−C−メチル−D−エ
リスリトール4−リン酸に変換する活性が存在すること
が知られている[Tetrahedron Lett.39, 4509(1998)]。
該オペロンに含まれるこれら遺伝子を操作して、イソプ
レノイド化合物の生産性を向上させることに関する記載
も示唆も現時点ではない。原核生物における非メバロン
酸経路に関する知見は徐々に蓄積されつつあるが、関与
する酵素やそれをコードする遺伝子の多くは未だ不明で
ある。
【0011】光合成細菌において、コリスメートを4−
ヒドロキシベンゾエートへ転換する酵素ubiCの遺伝
子(ubiC遺伝子)およびp−ヒドロキシベンゾエー
トトランスフェラーゼの遺伝子(ubiA)を導入する
ことにより、ユビキノン−10を効率的に生産する方法
が知られている(特開平8−107789)が、非メバ
ロン酸経路の酵素遺伝子を操作することによってイソプ
レノイド化合物の生産性を向上させた例は皆無である。
更に、非メバロン酸経路上の反応を、変異または薬剤処
理等により阻害することにより、原核生物がいかなる影
響を受けるかに関する知見はない。
ヒドロキシベンゾエートへ転換する酵素ubiCの遺伝
子(ubiC遺伝子)およびp−ヒドロキシベンゾエー
トトランスフェラーゼの遺伝子(ubiA)を導入する
ことにより、ユビキノン−10を効率的に生産する方法
が知られている(特開平8−107789)が、非メバ
ロン酸経路の酵素遺伝子を操作することによってイソプ
レノイド化合物の生産性を向上させた例は皆無である。
更に、非メバロン酸経路上の反応を、変異または薬剤処
理等により阻害することにより、原核生物がいかなる影
響を受けるかに関する知見はない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、心疾
患、骨粗鬆症、止血、がん予防、免疫賦活等を目的とし
た医薬品、健康食品および貝類付着防止塗料等に有用な
イソプレノイド化合物の生合成に関与するDNAを1つ
以上含むDNAをベクターに組み込み、得られた組換え
体DNAを原核生物由来の宿主細胞に導入し、得られた
形質転換体を培地に培養し、培養物中にイソプレノイド
化合物を生成蓄積させ、該培養物からイソプレノイド化
合物を採取することを特徴とする、イソプレノイド化合
物の製造方法、イソプレノイド化合物の生合成効率を向
上させることのできる活性を有する蛋白質をコードする
DNAを1つ以上含むDNAをベクターに組み込み、得
られた組換え体DNAを宿主細胞に導入し、得られた形
質転換体を培地に培養し、培養物中に該蛋白質を生成蓄
積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを特徴と
する、該蛋白質の製造方法、該蛋白質および該蛋白質を
コードするDNAを提供することにある。さらに、本発
明の課題は、非メバロン酸経路上の酵素反応を阻害する
物質を探索することを特徴とする、抗菌および除草活性
物質の探索方法を提供することにある。
患、骨粗鬆症、止血、がん予防、免疫賦活等を目的とし
た医薬品、健康食品および貝類付着防止塗料等に有用な
イソプレノイド化合物の生合成に関与するDNAを1つ
以上含むDNAをベクターに組み込み、得られた組換え
体DNAを原核生物由来の宿主細胞に導入し、得られた
形質転換体を培地に培養し、培養物中にイソプレノイド
化合物を生成蓄積させ、該培養物からイソプレノイド化
合物を採取することを特徴とする、イソプレノイド化合
物の製造方法、イソプレノイド化合物の生合成効率を向
上させることのできる活性を有する蛋白質をコードする
DNAを1つ以上含むDNAをベクターに組み込み、得
られた組換え体DNAを宿主細胞に導入し、得られた形
質転換体を培地に培養し、培養物中に該蛋白質を生成蓄
積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを特徴と
する、該蛋白質の製造方法、該蛋白質および該蛋白質を
コードするDNAを提供することにある。さらに、本発
明の課題は、非メバロン酸経路上の酵素反応を阻害する
物質を探索することを特徴とする、抗菌および除草活性
物質の探索方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、原核生物
によるイソプレノイド生産性を向上させることのできる
DNAを検索し、得られたDNAを原核生物に導入する
ことにより、イソプレノイド生産性を向上させることの
できることを見出し本発明を完成するに至った。
によるイソプレノイド生産性を向上させることのできる
DNAを検索し、得られたDNAを原核生物に導入する
ことにより、イソプレノイド生産性を向上させることの
できることを見出し本発明を完成するに至った。
【0014】即ち、本願の第1の発明は、以下の
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)および(f)
から選ばれるDNAを1つ以上含むDNAをベクターに
組み込み、得られた組換え体DNAを原核生物由来の宿
主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地に培養し、
培養物中にイソプレノイド化合物を生成蓄積させ、該培
養物からイソプレノイド化合物を採取することを特徴と
する、イソプレノイド化合物の製造方法である。
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)および(f)
から選ばれるDNAを1つ以上含むDNAをベクターに
組み込み、得られた組換え体DNAを原核生物由来の宿
主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地に培養し、
培養物中にイソプレノイド化合物を生成蓄積させ、該培
養物からイソプレノイド化合物を採取することを特徴と
する、イソプレノイド化合物の製造方法である。
【0015】(a)はピルビン酸とグリセルアルデヒド
3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質をコ
ードするDNA、(b)はファルネシルピロリン酸合成
酵素をコードするDNA、(c)は配列番号3記載のア
ミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、または
該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個
のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配
列からなり、かつイソプレノイド化合物の生合成効率を
向上させることのできる活性を有する蛋白質をコードす
るDNA、(d)は配列番号4記載のアミノ酸配列を有
する蛋白質をコードするDNA、または該蛋白質の有す
るアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つイソプレノイド化合物の生合成効率を向上させること
のできる活性を有する蛋白質をコードするDNA、
(e)は1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸から2-C
-メチル-D-エリスリトール4-リン酸を生じる反応を触媒
する活性を有する蛋白質をコードするDNA、(f)は
(a)、(b)、(c)、(d)および(e)から選ば
れるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイ
ズし、かつ選ばれたDNAにコードされた蛋白質が有す
る活性と実質的に同一の活性を有している蛋白質をコー
ドするDNAである。
3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質をコ
ードするDNA、(b)はファルネシルピロリン酸合成
酵素をコードするDNA、(c)は配列番号3記載のア
ミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、または
該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個
のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配
列からなり、かつイソプレノイド化合物の生合成効率を
向上させることのできる活性を有する蛋白質をコードす
るDNA、(d)は配列番号4記載のアミノ酸配列を有
する蛋白質をコードするDNA、または該蛋白質の有す
るアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠
失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、か
つイソプレノイド化合物の生合成効率を向上させること
のできる活性を有する蛋白質をコードするDNA、
(e)は1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸から2-C
-メチル-D-エリスリトール4-リン酸を生じる反応を触媒
する活性を有する蛋白質をコードするDNA、(f)は
(a)、(b)、(c)、(d)および(e)から選ば
れるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイ
ズし、かつ選ばれたDNAにコードされた蛋白質が有す
る活性と実質的に同一の活性を有している蛋白質をコー
ドするDNAである。
【0016】本明細書中の、アミノ酸の欠失、置換若し
くは付加は、出願前周知技術である部位特異的変異誘発
法により実施することができ、また、1若しくは数個の
アミノ酸とは、部位特異的変異誘発法により欠失、置換
若しくは付加できる程度の数、例えば1〜5個のアミノ
酸を意味する。
くは付加は、出願前周知技術である部位特異的変異誘発
法により実施することができ、また、1若しくは数個の
アミノ酸とは、部位特異的変異誘発法により欠失、置換
若しくは付加できる程度の数、例えば1〜5個のアミノ
酸を意味する。
【0017】かかる1若しくは数個のアミノ酸が欠失、
置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質
は、モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・
マニュアル(Molecular Cloning, A laboratory manua
l)、第二版〔サンブルック(Sambrook)、フリッチ(Frits
ch)、マニアチス(Maniatis)編集、コールド・スプリン
グ・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spring Ha
rbor Laboratory Press)、1989年刊(以下、モレ
キュラー・クローニング第二版と略す)〕、Current Pr
otocols in Molecular Biology, John Wiley & Sons (1
987-1997)、NucleicAcids Research, 10, 6487 (198
2)、Proc. Natl. Acad.Sci., USA, 79, 6409(1982)、Ge
ne, 34, 315 (1985)、Nucleic Acids Research, 13, 44
31 (1985)、Proc. Natl. Acad. Sci USA,82, 488 (198
5)等に記載の方法に準じて調製することができる。
置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質
は、モレキュラー・クローニング:ア・ラボラトリー・
マニュアル(Molecular Cloning, A laboratory manua
l)、第二版〔サンブルック(Sambrook)、フリッチ(Frits
ch)、マニアチス(Maniatis)編集、コールド・スプリン
グ・ハーバー・ラボラトリー・プレス(Cold Spring Ha
rbor Laboratory Press)、1989年刊(以下、モレ
キュラー・クローニング第二版と略す)〕、Current Pr
otocols in Molecular Biology, John Wiley & Sons (1
987-1997)、NucleicAcids Research, 10, 6487 (198
2)、Proc. Natl. Acad.Sci., USA, 79, 6409(1982)、Ge
ne, 34, 315 (1985)、Nucleic Acids Research, 13, 44
31 (1985)、Proc. Natl. Acad. Sci USA,82, 488 (198
5)等に記載の方法に準じて調製することができる。
【0018】上記において、ピルビン酸とグリセルアル
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する蛋白質をコードす
るDNAとして、例えば、配列番号1、26または28
に記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDN
A、あるいはこれら蛋白質の有するアミノ酸配列におい
て1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加
されたアミノ酸配列からなり、かつピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシル
ロース5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有す
る蛋白質をコードするDNA等をあげることができる。
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する蛋白質をコードす
るDNAとして、例えば、配列番号1、26または28
に記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDN
A、あるいはこれら蛋白質の有するアミノ酸配列におい
て1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加
されたアミノ酸配列からなり、かつピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシル
ロース5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有す
る蛋白質をコードするDNA等をあげることができる。
【0019】具体的な例として、配列番号6記載の塩基
配列を有するDNA、配列番号27または29に記載の
塩基配列を有するDNA等をあげることができる。ファ
ルネシルピロリン酸合成酵素をコードするDNAとし
て、例えば、配列番号2記載のアミノ酸配列を有する蛋
白質をコードするDNA、または該蛋白質の有するアミ
ノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置
換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつファ
ルネシルピロリン酸合成酵素活性を有する蛋白質をコー
ドするDNAをあげることができる。具体的な例とし
て、配列番号7記載の塩基配列を有するDNA等をあげ
ることができる。
配列を有するDNA、配列番号27または29に記載の
塩基配列を有するDNA等をあげることができる。ファ
ルネシルピロリン酸合成酵素をコードするDNAとし
て、例えば、配列番号2記載のアミノ酸配列を有する蛋
白質をコードするDNA、または該蛋白質の有するアミ
ノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置
換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつファ
ルネシルピロリン酸合成酵素活性を有する蛋白質をコー
ドするDNAをあげることができる。具体的な例とし
て、配列番号7記載の塩基配列を有するDNA等をあげ
ることができる。
【0020】配列番号3記載のアミノ酸配列を有する蛋
白質をコードするDNAの具体的な例として、配列番号
8記載の塩基配列を有するDNA等をあげることができ
る。配列番号4記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコ
ードするDNAの具体的な例として、配列番号9記載の
塩基配列を有するDNA等をあげることができる。
白質をコードするDNAの具体的な例として、配列番号
8記載の塩基配列を有するDNA等をあげることができ
る。配列番号4記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコ
ードするDNAの具体的な例として、配列番号9記載の
塩基配列を有するDNA等をあげることができる。
【0021】1−デオキシ−D−キシルロース5−リン
酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸
を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質をコードす
るDNAとして、例えば、配列番号5または30に記載
のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、該
蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつ1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン
酸を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質をコード
するDNA等をあげることができる。該DNAの具体的
な例として、配列番号10または31に記載の塩基配列
を有するDNA等をあげることができる。
酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸
を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質をコードす
るDNAとして、例えば、配列番号5または30に記載
のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、該
蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個の
アミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
からなり、かつ1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン
酸を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質をコード
するDNA等をあげることができる。該DNAの具体的
な例として、配列番号10または31に記載の塩基配列
を有するDNA等をあげることができる。
【0022】上記の「ストリンジェントな条件下でハイ
ブリダイズするDNA」とは、上記のDNAまたは該D
NAの断片をプローブとして、コロニー・ハイブリダイ
ゼーション法、プラークハイブリダイゼーション法、あ
るいはサザンブロットハイブリダイゼーション法等を用
いることにより得られるDNAを意味し、具体的には、
コロニーあるいはプラーク由来のDNAまたは該DNA
の断片を固定化したフィルターを用いて、0.7〜1.
0MのNaCl存在下、65℃でハイブリダイゼーショ
ンを行った後、0.1〜2倍程度のSSC溶液(1倍濃
度のSSC溶液の組成は、150mM塩化ナトリウム、
15mMクエン酸ナトリウムよりなる)を用い、65℃
条件下でフィルターを洗浄することにより同定できるD
NAをあげることができる。
ブリダイズするDNA」とは、上記のDNAまたは該D
NAの断片をプローブとして、コロニー・ハイブリダイ
ゼーション法、プラークハイブリダイゼーション法、あ
るいはサザンブロットハイブリダイゼーション法等を用
いることにより得られるDNAを意味し、具体的には、
コロニーあるいはプラーク由来のDNAまたは該DNA
の断片を固定化したフィルターを用いて、0.7〜1.
0MのNaCl存在下、65℃でハイブリダイゼーショ
ンを行った後、0.1〜2倍程度のSSC溶液(1倍濃
度のSSC溶液の組成は、150mM塩化ナトリウム、
15mMクエン酸ナトリウムよりなる)を用い、65℃
条件下でフィルターを洗浄することにより同定できるD
NAをあげることができる。
【0023】ハイブリダイゼーションは、モレキュラー
・クローニング第二版等に記載されている方法に準じて
行うことができる。ハイブリダイズ可能なDNAとし
て、具体的には配列番号1、2、3、4および5から選
ばれる塩基配列と少なくとも70%以上の相同性を有す
るDNA、好ましくは90%以上の相同性を有するDN
Aをあげることができる。
・クローニング第二版等に記載されている方法に準じて
行うことができる。ハイブリダイズ可能なDNAとし
て、具体的には配列番号1、2、3、4および5から選
ばれる塩基配列と少なくとも70%以上の相同性を有す
るDNA、好ましくは90%以上の相同性を有するDN
Aをあげることができる。
【0024】イソプレノイド化合物として、例えば、ユ
ビキノン、ビタミンK2、カロテノイド等をあげること
ができる。本願の第2の発明は、以下の(a)、(b)
および(c)から選ばれるイソプレノイド化合物の生合
成効率を向上させることのできる活性を有する蛋白質で
ある。
ビキノン、ビタミンK2、カロテノイド等をあげること
ができる。本願の第2の発明は、以下の(a)、(b)
および(c)から選ばれるイソプレノイド化合物の生合
成効率を向上させることのできる活性を有する蛋白質で
ある。
【0025】(a)は配列番号3記載のアミノ酸配列を
有する蛋白質、または該蛋白質の有するアミノ酸配列に
おいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質、(b)は配列
番号4記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、または該蛋
白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個のア
ミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列か
らなる蛋白質、(c)は配列番号5記載のアミノ酸配列
を有する蛋白質、または該蛋白質の有するアミノ酸配列
において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
は付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質である。
有する蛋白質、または該蛋白質の有するアミノ酸配列に
おいて1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは
付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質、(b)は配列
番号4記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、または該蛋
白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個のア
ミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列か
らなる蛋白質、(c)は配列番号5記載のアミノ酸配列
を有する蛋白質、または該蛋白質の有するアミノ酸配列
において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しく
は付加されたアミノ酸配列からなる蛋白質である。
【0026】本願の第3の発明は、上記の第2の発明に
記載の蛋白質をコードするDNAをベクターに組み込
み、得られた組換え体DNAを宿主細胞に導入し、得ら
れた形質転換体を培地に培養し、培養物中に該蛋白質を
生成蓄積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを
特徴とする、イソプレノイド化合物の生合成効率を向上
させることのできる活性を有する蛋白質の製造方法であ
る。
記載の蛋白質をコードするDNAをベクターに組み込
み、得られた組換え体DNAを宿主細胞に導入し、得ら
れた形質転換体を培地に培養し、培養物中に該蛋白質を
生成蓄積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを
特徴とする、イソプレノイド化合物の生合成効率を向上
させることのできる活性を有する蛋白質の製造方法であ
る。
【0027】上記において、形質転換体として、Escher
ichia属に属する微生物、Rhodobacter属に属する微生物
またはErwinia属に属する微生物をあげることができ
る。
ichia属に属する微生物、Rhodobacter属に属する微生物
またはErwinia属に属する微生物をあげることができ
る。
【0028】本願の第4の発明は、以下の(a)、
(b)、(c)および(d)から選ばれるイソプレノイ
ド化合物の生合成効率を向上させることのできる活性を
有する蛋白質をコードするDNAである。(a)は配列
番号3記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードする
DNA、(b)は配列番号4記載のアミノ酸配列を有す
る蛋白質をコードするDNA、(c)は配列番号5記載
のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、
(d)は配列番号8記載の塩基配列を有するDNA、
(e)は配列番号9記載の塩基配列を有するDNA、
(f)は配列番号10記載の塩基配列を有するDNA、
(g)は(a)〜(f)いずれかに記載のDNAとスト
リンジェントな条件下でハイブリダイズするDNAであ
る。
(b)、(c)および(d)から選ばれるイソプレノイ
ド化合物の生合成効率を向上させることのできる活性を
有する蛋白質をコードするDNAである。(a)は配列
番号3記載のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードする
DNA、(b)は配列番号4記載のアミノ酸配列を有す
る蛋白質をコードするDNA、(c)は配列番号5記載
のアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、
(d)は配列番号8記載の塩基配列を有するDNA、
(e)は配列番号9記載の塩基配列を有するDNA、
(f)は配列番号10記載の塩基配列を有するDNA、
(g)は(a)〜(f)いずれかに記載のDNAとスト
リンジェントな条件下でハイブリダイズするDNAであ
る。
【0029】本願の第5の発明は、ピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3リン酸より1−デオキシ−D−キシルロ
ース5−リン酸を生合成した後、2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸の生合成を経由しイソペンテ
ニルピロリン酸を生合成するための非メバロン酸経路上
に存在する酵素から選ばれる酵素の有する活性を有して
いる蛋白質の反応を阻害する物質を探索することを特徴
とする抗菌活性を有する物質の探索方法である。
ルアルデヒド3リン酸より1−デオキシ−D−キシルロ
ース5−リン酸を生合成した後、2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸の生合成を経由しイソペンテ
ニルピロリン酸を生合成するための非メバロン酸経路上
に存在する酵素から選ばれる酵素の有する活性を有して
いる蛋白質の反応を阻害する物質を探索することを特徴
とする抗菌活性を有する物質の探索方法である。
【0030】本願の第6の発明は、ピルビン酸とグリセ
ルアルデヒド3リン酸より1−デオキシ−D−キシルロ
ース5−リン酸を生合成した後、2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸の生合成を経由しイソペンテ
ニルピロリン酸を生合成するための非メバロン酸経路上
に存在する酵素から選ばれる酵素の有する活性を有して
いる蛋白質の反応を阻害する物質を探索することを特徴
とする除草活性を有する物質の探索方法である。
ルアルデヒド3リン酸より1−デオキシ−D−キシルロ
ース5−リン酸を生合成した後、2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸の生合成を経由しイソペンテ
ニルピロリン酸を生合成するための非メバロン酸経路上
に存在する酵素から選ばれる酵素の有する活性を有して
いる蛋白質の反応を阻害する物質を探索することを特徴
とする除草活性を有する物質の探索方法である。
【0031】上記発明5および6において、蛋白質とし
て、以下の(a)または(b)の蛋白質をあげることが
できる。(a)はピルビン酸とグリセルアルデヒド3−
リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸
を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質、(b)
は1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸から2−
C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸を生じる反
応を触媒する活性を有する蛋白質である。
て、以下の(a)または(b)の蛋白質をあげることが
できる。(a)はピルビン酸とグリセルアルデヒド3−
リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸
を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質、(b)
は1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸から2−
C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸を生じる反
応を触媒する活性を有する蛋白質である。
【0032】上記において、ピルビン酸とグリセルアル
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する蛋白質として、例
えば、配列番号1記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、
または該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつピルビン酸とグリセルアルデヒ
ド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−
リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質を
あげることができる。
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する蛋白質として、例
えば、配列番号1記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、
または該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつピルビン酸とグリセルアルデヒ
ド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−
リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質を
あげることができる。
【0033】1−デオキシ−D−キシルロース5−リン
酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸
を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質として、例
えば、配列番号5記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、
または該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ1−デオキシ−D−キシルロー
ス5−リン酸から2−C−メチル−D−エリスリトール
4−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白
質をあげることができる。本発明の第7の発明は、上記
第5の発明の探索方法により取得される抗菌活性を有す
る物質である。ただし、該探索方法により取得される公
知の物質は本発明に入らない。
酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸
を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質として、例
えば、配列番号5記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、
または該蛋白質の有するアミノ酸配列において1若しく
は数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミ
ノ酸配列からなり、かつ1−デオキシ−D−キシルロー
ス5−リン酸から2−C−メチル−D−エリスリトール
4−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白
質をあげることができる。本発明の第7の発明は、上記
第5の発明の探索方法により取得される抗菌活性を有す
る物質である。ただし、該探索方法により取得される公
知の物質は本発明に入らない。
【0034】本発明者らは、1−デオキシ−D−キシル
ロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ反応の産物であ
る2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸やこ
の酵素反応で想定される反応中間体とフォスミドマイシ
ン〔3-(N-formyl-N-hydroxyamino)propylphosphonic ac
id〕との構造的類似性に着目し、フォスミドマイシンが
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼ阻害活性を有し、かつ抗菌活性をも有すると
の推測の基に、後述の実施例10に示した上記第5の発
明の探索方法の実験を行い、フォスミドマイシンが、該
阻害活性を有し、かつ抗菌活性を有する物質であること
を見いだすと共に、上記第5の発明の探索方法の妥当性
を証明したが、公知であるフォスミドマイシンは本発明
から除かれる。
ロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ反応の産物であ
る2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸やこ
の酵素反応で想定される反応中間体とフォスミドマイシ
ン〔3-(N-formyl-N-hydroxyamino)propylphosphonic ac
id〕との構造的類似性に着目し、フォスミドマイシンが
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼ阻害活性を有し、かつ抗菌活性をも有すると
の推測の基に、後述の実施例10に示した上記第5の発
明の探索方法の実験を行い、フォスミドマイシンが、該
阻害活性を有し、かつ抗菌活性を有する物質であること
を見いだすと共に、上記第5の発明の探索方法の妥当性
を証明したが、公知であるフォスミドマイシンは本発明
から除かれる。
【0035】本発明の第8の発明は、上記第6の発明の
探索方法により取得される除草活性を有する物質であ
る。上記同様、該探索方法により取得される公知の物質
は本発明に入らない。以下、本発明を詳細に説明する。
探索方法により取得される除草活性を有する物質であ
る。上記同様、該探索方法により取得される公知の物質
は本発明に入らない。以下、本発明を詳細に説明する。
【0036】
【発明の実施の形態】I. イソプレノイド化合物の生
合成に関与する蛋白質をコードするDNAの取得 (1) DXSをコードするDNA(DXS遺伝子)の
塩基配列を利用した、イソプレノイド化合物の生合成に
関与する蛋白質をコードするDNAの取得既に決定され
ている、大腸菌の染色体およびDXS遺伝子の塩基配列
情報〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA.,94, 12857 (199
7)〕を利用し、大腸菌よりDXS遺伝子を含む、あるい
はDXS遺伝子近隣の遺伝子のDNA領域をPCR法
〔Science,230,1350(1985)〕によりクローニングし、
取得することができる。
合成に関与する蛋白質をコードするDNAの取得 (1) DXSをコードするDNA(DXS遺伝子)の
塩基配列を利用した、イソプレノイド化合物の生合成に
関与する蛋白質をコードするDNAの取得既に決定され
ている、大腸菌の染色体およびDXS遺伝子の塩基配列
情報〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA.,94, 12857 (199
7)〕を利用し、大腸菌よりDXS遺伝子を含む、あるい
はDXS遺伝子近隣の遺伝子のDNA領域をPCR法
〔Science,230,1350(1985)〕によりクローニングし、
取得することができる。
【0037】DXS遺伝子を含む塩基配列情報として、
例えば、配列番号11に記載の塩基配列をあげることが
できる。DXS遺伝子を含むDNA領域の取得法として
は、具体的には以下の方法をあげることができる。
例えば、配列番号11に記載の塩基配列をあげることが
できる。DXS遺伝子を含むDNA領域の取得法として
は、具体的には以下の方法をあげることができる。
【0038】大腸菌、例えばE. coli XL1-Blue株(東洋
紡より購入可能)を大腸菌に適した培地、例えばLB液
体培地〔バクトトリプトン(ディフコ社製)10g、酵
母エキス(ディフコ社製)5g、NaCl5gを水1リ
ットルに含みpH7.2に調整した培地〕を用い常法に
従って培養する。培養後、培養物より遠心分離により菌
体を取得する。
紡より購入可能)を大腸菌に適した培地、例えばLB液
体培地〔バクトトリプトン(ディフコ社製)10g、酵
母エキス(ディフコ社製)5g、NaCl5gを水1リ
ットルに含みpH7.2に調整した培地〕を用い常法に
従って培養する。培養後、培養物より遠心分離により菌
体を取得する。
【0039】取得した菌体より公知の方法(例えば、モ
レキュラー・クローニング第二版)に従い染色体DNA
を単離する。配列番号11に記載された塩基配列情報を
利用し、DXS遺伝子を含む、あるいはDXS遺伝子近
隣の遺伝子のDNA領域に対応する塩基配列を含有する
センスプライマーおよびアンチセンスプライマーをDN
A合成機を用いて合成する。
レキュラー・クローニング第二版)に従い染色体DNA
を単離する。配列番号11に記載された塩基配列情報を
利用し、DXS遺伝子を含む、あるいはDXS遺伝子近
隣の遺伝子のDNA領域に対応する塩基配列を含有する
センスプライマーおよびアンチセンスプライマーをDN
A合成機を用いて合成する。
【0040】PCR法により増幅後、該増幅DNA断片
をプラスミドに導入可能なようにセンスプライマーおよ
びアンチセンスプライマーの5’末端には適切制限酵素
サイト、例えばBamHI、EcoRI等の制限酵素サ
イトを付加させることが好ましい。該センスプライマ
ー、アンチセンスプライマーの組合せとしては、例え
ば、配列番号12および13、配列番号14および1
5、配列番号12および16、配列番号17および1
8、配列番号19および13、配列番号22および23
の組合せの塩基配列を有するDNA等をあげることがで
きる。
をプラスミドに導入可能なようにセンスプライマーおよ
びアンチセンスプライマーの5’末端には適切制限酵素
サイト、例えばBamHI、EcoRI等の制限酵素サ
イトを付加させることが好ましい。該センスプライマ
ー、アンチセンスプライマーの組合せとしては、例え
ば、配列番号12および13、配列番号14および1
5、配列番号12および16、配列番号17および1
8、配列番号19および13、配列番号22および23
の組合せの塩基配列を有するDNA等をあげることがで
きる。
【0041】染色体DNAを鋳型として、これらプライ
マー、TaKaRa LA-PCRTM Kit Ver.2(宝酒造社製)またはE
xpandTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マ
ンハイム社製)等を用い、DNAThermal Cycler(パーキ
ンエルマージャパン社製)でPCRを行う。
マー、TaKaRa LA-PCRTM Kit Ver.2(宝酒造社製)またはE
xpandTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マ
ンハイム社製)等を用い、DNAThermal Cycler(パーキ
ンエルマージャパン社製)でPCRを行う。
【0042】PCRの条件として、上記プライマーが2
kb以下のDNA断片の場合には94℃で30秒間、5
5℃で30秒〜1分間、72℃で2分間からなる反応工
程を1サイクルとして、2kbを超えるDNA断片の場
合にはは98℃で20秒間、68℃で3分間からなる反
応工程を1サイクルとして、30サイクル行った後、7
2℃で7分間反応させる条件をあげることができる。
kb以下のDNA断片の場合には94℃で30秒間、5
5℃で30秒〜1分間、72℃で2分間からなる反応工
程を1サイクルとして、2kbを超えるDNA断片の場
合にはは98℃で20秒間、68℃で3分間からなる反
応工程を1サイクルとして、30サイクル行った後、7
2℃で7分間反応させる条件をあげることができる。
【0043】該増幅されたDNA断片を、大腸菌で増幅
可能な適切なベクターを上記プライマーで付与した制限
酵素サイトと同じサイトで切断後、アガロース電気泳
動、シュークロース密度勾配超遠心分離等の手法により
DNA断片を分画・回収する。
可能な適切なベクターを上記プライマーで付与した制限
酵素サイトと同じサイトで切断後、アガロース電気泳
動、シュークロース密度勾配超遠心分離等の手法により
DNA断片を分画・回収する。
【0044】該回収DNA断片を用い、常法、例えば、
モレキュラー・クローニング第二版、Current Protocol
s in Molecular Biology, Supplement 1〜38, John Wil
ey& Sons (1987-1997)、DNA Cloning 1: Core Techniqu
es, A PracticalApproach, Second Edition, Oxford Un
iversity Press (1995)等に記載された方法、あるいは
市販のキット、例えばSuperScript Plasmid System for
cDNASynthesis andPlasmid Cloning(ライフ・テクノ
ロジーズ社製)やZAP-cDNA Synthesis Kit〔ストラタジ
ーン(Staratagene)社製〕を用いクローニングベクター
を作製し、作製した該クローニングベクターを用い、大
腸菌、例えばE. coli DH5α株(東洋紡より購入可能)
を形質転換する。
モレキュラー・クローニング第二版、Current Protocol
s in Molecular Biology, Supplement 1〜38, John Wil
ey& Sons (1987-1997)、DNA Cloning 1: Core Techniqu
es, A PracticalApproach, Second Edition, Oxford Un
iversity Press (1995)等に記載された方法、あるいは
市販のキット、例えばSuperScript Plasmid System for
cDNASynthesis andPlasmid Cloning(ライフ・テクノ
ロジーズ社製)やZAP-cDNA Synthesis Kit〔ストラタジ
ーン(Staratagene)社製〕を用いクローニングベクター
を作製し、作製した該クローニングベクターを用い、大
腸菌、例えばE. coli DH5α株(東洋紡より購入可能)
を形質転換する。
【0045】該大腸菌を形質転換するためのクローニン
グベクターとしては、大腸菌K12株中で自律複製できる
ものであれば、ファージベクター、プラスミドベクター
等いずれでも使用できる、大腸菌の発現用ベクターをク
ローニングベクターとして用いてもよい。具体的には、
ZAP Express〔ストラタジーン社製、Strategies, 5,58
(1992)〕、pBluescript II SK(+)〔Nucleic Acids Rese
arch,17, 9494 (1989)〕、Lambda ZAP II(ストラタジ
ーン社製)、λgt10、λgt11〔DNA Cloning, APractica
l Approach,1, 49 (1985)〕、λTriplEx(クローンテッ
ク社製)、λExCell(ファルマシア社製)、pT7T318U
(ファルマシア社製)、pcD2〔H.Okayamaand P.Berg;M
ol. Cell. Biol., 3, 280 (1983)〕、pMW218(和光純薬
社製)、pUC118(宝酒造社製)、pEG400〔J. Bac.,172,
2392 (1990)〕、pQE-30(QIAGEN社製)等をあげること
ができる。
グベクターとしては、大腸菌K12株中で自律複製できる
ものであれば、ファージベクター、プラスミドベクター
等いずれでも使用できる、大腸菌の発現用ベクターをク
ローニングベクターとして用いてもよい。具体的には、
ZAP Express〔ストラタジーン社製、Strategies, 5,58
(1992)〕、pBluescript II SK(+)〔Nucleic Acids Rese
arch,17, 9494 (1989)〕、Lambda ZAP II(ストラタジ
ーン社製)、λgt10、λgt11〔DNA Cloning, APractica
l Approach,1, 49 (1985)〕、λTriplEx(クローンテッ
ク社製)、λExCell(ファルマシア社製)、pT7T318U
(ファルマシア社製)、pcD2〔H.Okayamaand P.Berg;M
ol. Cell. Biol., 3, 280 (1983)〕、pMW218(和光純薬
社製)、pUC118(宝酒造社製)、pEG400〔J. Bac.,172,
2392 (1990)〕、pQE-30(QIAGEN社製)等をあげること
ができる。
【0046】得られた形質転換株より、目的とするDN
Aを含有したプラスミドを常法、例えば、モレキュラー
・クローニング第二版、Current Protocols in Molecul
ar Biology, Supplement 1〜38, John Wiley & Sons (1
987-1997)、DNA Cloning 1:Core Techniques, A Practi
cal Approach, Second Edition, Oxford University Pr
ess (1995)等に記載された方法により取得することがで
きる。
Aを含有したプラスミドを常法、例えば、モレキュラー
・クローニング第二版、Current Protocols in Molecul
ar Biology, Supplement 1〜38, John Wiley & Sons (1
987-1997)、DNA Cloning 1:Core Techniques, A Practi
cal Approach, Second Edition, Oxford University Pr
ess (1995)等に記載された方法により取得することがで
きる。
【0047】該方法により、ピルビン酸とグリセルアル
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白
質をコードするDNA、ファルネシルピロリン酸合成酵
素をコードするDNA、配列番号3記載のアミノ酸配列
を有する蛋白質をコードするDNA、配列番号4記載の
アミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA等を有
するプラスミドおよびこれらDNAを1つ以上含むプラ
スミドを取得することができる。
デヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キシルロース
5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白
質をコードするDNA、ファルネシルピロリン酸合成酵
素をコードするDNA、配列番号3記載のアミノ酸配列
を有する蛋白質をコードするDNA、配列番号4記載の
アミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA等を有
するプラスミドおよびこれらDNAを1つ以上含むプラ
スミドを取得することができる。
【0048】該プラスミドとして、例えば、上記DNA
を全て含むプラスミドpADO−1、配列番号6記載の
塩基配列を有するDNAを含むプラスミドpDXS-1あ
るいはpQEDXS−1、配列番号7記載の塩基配列を
有するDNAを含むプラスミドpISP−1、配列番号
8記載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミドpX
SE−1、配列番号9記載の塩基配列を有するDNAを
含むプラスミドpTFE−1等をあげることができる。
を全て含むプラスミドpADO−1、配列番号6記載の
塩基配列を有するDNAを含むプラスミドpDXS-1あ
るいはpQEDXS−1、配列番号7記載の塩基配列を
有するDNAを含むプラスミドpISP−1、配列番号
8記載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミドpX
SE−1、配列番号9記載の塩基配列を有するDNAを
含むプラスミドpTFE−1等をあげることができる。
【0049】これらプラスミドに挿入された大腸菌由来
のDNA断片の塩基配列を利用し、他の原核生物、例え
ば、Rhodobacter属に属する微生物等より、該DNAの
ホモログを上記と同様の方法により取得することができ
る。
のDNA断片の塩基配列を利用し、他の原核生物、例え
ば、Rhodobacter属に属する微生物等より、該DNAの
ホモログを上記と同様の方法により取得することができ
る。
【0050】(2) 大腸菌のメチルエリスリトール要
求性変異株を相補することのできる活性を有する蛋白質
をコードするDNA(メチルエリスリトール要求性相補
遺伝子)の取得 大腸菌メチルエリスリトール要求性変異株の取得 大腸菌、例えばE. coli W3110株(ATCC14948)を、常法
に従って培養する。培養後、得られた培養液より遠心分
離により菌体を取得する。
求性変異株を相補することのできる活性を有する蛋白質
をコードするDNA(メチルエリスリトール要求性相補
遺伝子)の取得 大腸菌メチルエリスリトール要求性変異株の取得 大腸菌、例えばE. coli W3110株(ATCC14948)を、常法
に従って培養する。培養後、得られた培養液より遠心分
離により菌体を取得する。
【0051】該菌体を、適切な緩衝剤、例えば、0.0
5Mトリスーマレイン酸緩衝液(pH6.0)等で洗浄
後、菌体濃度が104〜1010細胞/mlになるように
同緩衝液に懸濁する。該懸濁液を用いて常法により変異
処理を行う。常法として、例えば、該懸濁液にNTGを
終濃度が600mg/lになるように加え、室温で20
分間保持して変異処理する方法をあげることができる。
5Mトリスーマレイン酸緩衝液(pH6.0)等で洗浄
後、菌体濃度が104〜1010細胞/mlになるように
同緩衝液に懸濁する。該懸濁液を用いて常法により変異
処理を行う。常法として、例えば、該懸濁液にNTGを
終濃度が600mg/lになるように加え、室温で20
分間保持して変異処理する方法をあげることができる。
【0052】該変異処理懸濁液を最少寒天培地に0.0
5〜0.5%メチルエリスリトールを添加した培地で培
養する。最少寒天培地として、例えば、M9培地(モレ
キュラー・クローニング第二版)に寒天を添加した培地
等をあげることができる。メチルエリスリトールは、Te
trahedron Letters,38, 35, 6184 (1997)に記載の方法
に準じて化学合成したものを用いることができる。
5〜0.5%メチルエリスリトールを添加した培地で培
養する。最少寒天培地として、例えば、M9培地(モレ
キュラー・クローニング第二版)に寒天を添加した培地
等をあげることができる。メチルエリスリトールは、Te
trahedron Letters,38, 35, 6184 (1997)に記載の方法
に準じて化学合成したものを用いることができる。
【0053】培養後、生育し形成されたコロニーを、最
少寒天培地とメチルエリスリトールを0.05〜0.5
%含む最少寒天培地にレプリカし、メチルエリスリトー
ル要求性を示すもの、すなわち、メチルエリスリトール
を含む最少寒天培地では生育できるが、最少寒天培地で
は生育できない株を目的の変異株として選択する。該操
作により取得されたメチルエリスリトール要求性変異株
としてME7株をあげることができる。
少寒天培地とメチルエリスリトールを0.05〜0.5
%含む最少寒天培地にレプリカし、メチルエリスリトー
ル要求性を示すもの、すなわち、メチルエリスリトール
を含む最少寒天培地では生育できるが、最少寒天培地で
は生育できない株を目的の変異株として選択する。該操
作により取得されたメチルエリスリトール要求性変異株
としてME7株をあげることができる。
【0054】 メチルエリスリトール要求性相補遺伝
子の取得 大腸菌、例えば、E. coli W3110株(ATCC14948)を培養
培地、例えば、LB液体培地に植菌し、常法に従って対
数増殖期まで培養する。培養後、得られた培養液を遠心
分離して菌体を回収する。
子の取得 大腸菌、例えば、E. coli W3110株(ATCC14948)を培養
培地、例えば、LB液体培地に植菌し、常法に従って対
数増殖期まで培養する。培養後、得られた培養液を遠心
分離して菌体を回収する。
【0055】得られた菌体より、常法(例えば、モレキ
ュラー・クローニング第二版に記載の方法)に従い染色
体DNAを単離・精製する。上記(1)に記載の方法で
取得される染色体DNAを単離・精製された染色体DN
Aとして用いることもできる。該染色体DNAの適当量
を適切な制限酵素、例えば、Sau3AIで部分消化
し、得られた消化DNA断片を、常法、例えば、シュー
クロース密度勾配超遠心分離(26,000rpm、2
0℃、20hr)により、サイズ分画する。
ュラー・クローニング第二版に記載の方法)に従い染色
体DNAを単離・精製する。上記(1)に記載の方法で
取得される染色体DNAを単離・精製された染色体DN
Aとして用いることもできる。該染色体DNAの適当量
を適切な制限酵素、例えば、Sau3AIで部分消化
し、得られた消化DNA断片を、常法、例えば、シュー
クロース密度勾配超遠心分離(26,000rpm、2
0℃、20hr)により、サイズ分画する。
【0056】該分画により取得される大きさが4〜6k
bのDNA断片を、適切な制限酵素で消化したベクタ
ー、例えば、pMW118(ニッポンジーン社製)にラ
イゲーションすることにより染色体ゲノムライブラリー
を作製する。作製した染色体ライブラリーを用い、上記
で分離されたメチルエリスリトール要求性変異株、例
えば、ME7株を常法(例えば、モレキュラー・クロー
ニング第二版に記載の方法)に従い形質転換する。
bのDNA断片を、適切な制限酵素で消化したベクタ
ー、例えば、pMW118(ニッポンジーン社製)にラ
イゲーションすることにより染色体ゲノムライブラリー
を作製する。作製した染色体ライブラリーを用い、上記
で分離されたメチルエリスリトール要求性変異株、例
えば、ME7株を常法(例えば、モレキュラー・クロー
ニング第二版に記載の方法)に従い形質転換する。
【0057】該形質転換体を、ベクターの有する薬剤耐
性遺伝子に対応する薬剤を添加した最少寒天培地、例え
ば、アンピシリン100μg/l入れたM9寒天培地に
塗布し、37℃で一晩培養する。該方法により、メチル
エリスリトール要求性の回復された形質転換体を選択す
ることができる。
性遺伝子に対応する薬剤を添加した最少寒天培地、例え
ば、アンピシリン100μg/l入れたM9寒天培地に
塗布し、37℃で一晩培養する。該方法により、メチル
エリスリトール要求性の回復された形質転換体を選択す
ることができる。
【0058】得られた該形質転換体より、常法によりプ
ラスミドを抽出する。該メチルエリスリトール要求性を
回復させることのできるプラスミドとして、例えばpMEW
73、pQEDXRをあげることができる。該プラスミド中に導
入されたDNAの塩基配列を決定する。
ラスミドを抽出する。該メチルエリスリトール要求性を
回復させることのできるプラスミドとして、例えばpMEW
73、pQEDXRをあげることができる。該プラスミド中に導
入されたDNAの塩基配列を決定する。
【0059】該方法により決定された塩基配列として、
配列番号10に示されるyaeM遺伝子の塩基配列を含む配
列等をあげることができる。得られた該yaeM遺伝子の塩
基配列情報を利用して他の原核生物あるいは植物から該
yaeM遺伝子のホモログを上記と同様の方法により取得す
ることができる。
配列番号10に示されるyaeM遺伝子の塩基配列を含む配
列等をあげることができる。得られた該yaeM遺伝子の塩
基配列情報を利用して他の原核生物あるいは植物から該
yaeM遺伝子のホモログを上記と同様の方法により取得す
ることができる。
【0060】II. イソプレノイド化合物の生合成効率
を向上させることのできる活性を有する蛋白質の製造 上記のようにして得られたDNAを宿主細胞中で発現さ
せるためには、まず、目的とする該DNA断片を、制限
酵素類あるいはDNA分解酵素類で、該遺伝子を含む適
当な長さのDNA断片とした後に、発現ベクター中プロ
モーターの下流に挿入し、次いで上記DNAを挿入した
発現ベクターを、発現ベクターに適合した宿主細胞中に
導入する。
を向上させることのできる活性を有する蛋白質の製造 上記のようにして得られたDNAを宿主細胞中で発現さ
せるためには、まず、目的とする該DNA断片を、制限
酵素類あるいはDNA分解酵素類で、該遺伝子を含む適
当な長さのDNA断片とした後に、発現ベクター中プロ
モーターの下流に挿入し、次いで上記DNAを挿入した
発現ベクターを、発現ベクターに適合した宿主細胞中に
導入する。
【0061】宿主細胞としては、目的とする遺伝子を発
現できるものは全て用いることができる。例えば、エッ
シェリヒア属、セラチア属、コリネバクテリウム属、ブ
レビバクテリウム属、シュードモナス属、バチルス属、
ミクロバクテリウム属等に属する細菌、クルイベロミセ
ス属、サッカロマイセス属、シゾサッカロマイセス属、
トリコスポロン属、シワニオミセス属等に属する酵母や
動物細胞、昆虫細胞等をあげることができる。
現できるものは全て用いることができる。例えば、エッ
シェリヒア属、セラチア属、コリネバクテリウム属、ブ
レビバクテリウム属、シュードモナス属、バチルス属、
ミクロバクテリウム属等に属する細菌、クルイベロミセ
ス属、サッカロマイセス属、シゾサッカロマイセス属、
トリコスポロン属、シワニオミセス属等に属する酵母や
動物細胞、昆虫細胞等をあげることができる。
【0062】発現ベクターとしては、上記宿主細胞にお
いて自立複製可能ないしは染色体中への組込みが可能
で、上記目的とするDNAを転写できる位置にプロモー
ターを含有しているものが用いられる。細菌等を宿主細
胞として用いる場合は、上記DNAを発現させるための
発現ベクターは該細菌中で自立複製可能であると同時
に、プロモーター、リボソーム結合配列、上記DNAお
よび転写終結配列より構成された組換えベクターである
ことが好ましい。プロモーターを制御する遺伝子が含ま
れていてもよい。
いて自立複製可能ないしは染色体中への組込みが可能
で、上記目的とするDNAを転写できる位置にプロモー
ターを含有しているものが用いられる。細菌等を宿主細
胞として用いる場合は、上記DNAを発現させるための
発現ベクターは該細菌中で自立複製可能であると同時
に、プロモーター、リボソーム結合配列、上記DNAお
よび転写終結配列より構成された組換えベクターである
ことが好ましい。プロモーターを制御する遺伝子が含ま
れていてもよい。
【0063】発現ベクターとしては、例えば、pBTrp2、
pBTac1、pBTac2(いずれもベーリンガーマンハイム社よ
り市販)、pKK233-2(Pharmacia社製)、pSE280(Invit
rogen社製)、pGEMEX-1(Promega社製)、pQE-8(QIAGE
N社製)、pQE-30(QIAGEN社製)、pKYP10(特開昭58-11
0600)、pKYP200〔Agricultural Biological Chemistr
y,48, 669 (1984)〕、pLSA1〔Agric. Biol. Chem., 53,
277 (1989)〕、pGEL1〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
82, 4306 (1985)〕、pBluescriptII SK+、pBluescriptI
I SK(-)(Stratagene社製)、pTrS30(FERMBP-5407)、pT
rS32(FERM BP-5408)、pGEX(Pharmacia社製)、pET-3
(Novagen社製)、pTerm2(US4686191、US4939094、US51
60735)、pSupex、pUB110、pTP5、pC194、pUC18〔gene,
33, 103 (1985)〕、pUC19〔Gene, 33, 103 (1985)〕、p
STV28(宝酒造社製)、pSTV29(宝酒造社製)、pUC118
(宝酒造社製)、pPA1(特開昭63-233798)、pEG400
〔J. Bacteriol.,172, 2392(1990)〕、pQE-30(QIAGEN
社製)等を例示することができる。
pBTac1、pBTac2(いずれもベーリンガーマンハイム社よ
り市販)、pKK233-2(Pharmacia社製)、pSE280(Invit
rogen社製)、pGEMEX-1(Promega社製)、pQE-8(QIAGE
N社製)、pQE-30(QIAGEN社製)、pKYP10(特開昭58-11
0600)、pKYP200〔Agricultural Biological Chemistr
y,48, 669 (1984)〕、pLSA1〔Agric. Biol. Chem., 53,
277 (1989)〕、pGEL1〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA,
82, 4306 (1985)〕、pBluescriptII SK+、pBluescriptI
I SK(-)(Stratagene社製)、pTrS30(FERMBP-5407)、pT
rS32(FERM BP-5408)、pGEX(Pharmacia社製)、pET-3
(Novagen社製)、pTerm2(US4686191、US4939094、US51
60735)、pSupex、pUB110、pTP5、pC194、pUC18〔gene,
33, 103 (1985)〕、pUC19〔Gene, 33, 103 (1985)〕、p
STV28(宝酒造社製)、pSTV29(宝酒造社製)、pUC118
(宝酒造社製)、pPA1(特開昭63-233798)、pEG400
〔J. Bacteriol.,172, 2392(1990)〕、pQE-30(QIAGEN
社製)等を例示することができる。
【0064】プロモーターとしては、宿主細胞中で発現
できるものであればいかなるものでもよい。例えば、tr
pプロモーター(Ptrp)、lacプロモーター(Plac)、
PLプロモーター、PRプロモーター、PSEプロモーター等
の、大腸菌やファージ等に由来するプロモーター、SPO1
プロモーター、SPO2プロモーター、penPプロモーター等
をあげることができる。またPtrpを2つ直列させたプ
ロモーター(Ptrpx2)、tacプロモーター、letIプロ
モーター、lacT7プロモーターのように人為的に設計改
変されたプロモーター等も用いることができる。
できるものであればいかなるものでもよい。例えば、tr
pプロモーター(Ptrp)、lacプロモーター(Plac)、
PLプロモーター、PRプロモーター、PSEプロモーター等
の、大腸菌やファージ等に由来するプロモーター、SPO1
プロモーター、SPO2プロモーター、penPプロモーター等
をあげることができる。またPtrpを2つ直列させたプ
ロモーター(Ptrpx2)、tacプロモーター、letIプロ
モーター、lacT7プロモーターのように人為的に設計改
変されたプロモーター等も用いることができる。
【0065】リボソーム結合配列としては、宿主細胞中
で発現できるものであればいかなるものでもよいが、シ
ャイン−ダルガノ(Shine-Dalgarno)配列と開始コドン
との間を適当な距離(例えば6〜18塩基)に調節した
プラスミッドを用いることが好ましい。目的とするDN
Aの発現には転写終結配列は必ずしも必要ではないが、
好適には構造遺伝子直下に転写終結配列を配置すること
が望ましい。
で発現できるものであればいかなるものでもよいが、シ
ャイン−ダルガノ(Shine-Dalgarno)配列と開始コドン
との間を適当な距離(例えば6〜18塩基)に調節した
プラスミッドを用いることが好ましい。目的とするDN
Aの発現には転写終結配列は必ずしも必要ではないが、
好適には構造遺伝子直下に転写終結配列を配置すること
が望ましい。
【0066】宿主細胞としては、Escherichia属、Coryn
ebacterium属、Brevibacterium属、Bacillus属、Microb
acterium属、Serratia属、Pseudomonas属、Agrobacteri
um属、Alicyclobacillus属、Anabaena属、Anacystis
属、Arthrobacter属、Azobacter属、Chromatium属、Erw
inia属、Methylobacterium属、Phormidium属、Rhodobac
ter属、Rhodopseudomonas属、Rhodospirillum属、Scene
desmun属、Streptomyces属、Synnecoccus属、Zymomonas
属等に属する微生物をあげることができ、好ましくは、
Escherichia属、Corynebacterium属、Brevibacterium
属、Bacillus属、Pseudomonas属、Agrobacterium属、Al
icyclobacillus属、Anabaena属、Anacystis属、Arthrob
acter属、Azobacter属、Chromatium属、Erwinia属、Met
hylobacterium属、Phormidium属、Rhodobacter属、Rhod
opseudomonas属、Rhodospirillum属、Scenedesmun属、S
treptomyces属、Synnecoccus属、Zymomonas属に属する
微生物等をあげることができる。
ebacterium属、Brevibacterium属、Bacillus属、Microb
acterium属、Serratia属、Pseudomonas属、Agrobacteri
um属、Alicyclobacillus属、Anabaena属、Anacystis
属、Arthrobacter属、Azobacter属、Chromatium属、Erw
inia属、Methylobacterium属、Phormidium属、Rhodobac
ter属、Rhodopseudomonas属、Rhodospirillum属、Scene
desmun属、Streptomyces属、Synnecoccus属、Zymomonas
属等に属する微生物をあげることができ、好ましくは、
Escherichia属、Corynebacterium属、Brevibacterium
属、Bacillus属、Pseudomonas属、Agrobacterium属、Al
icyclobacillus属、Anabaena属、Anacystis属、Arthrob
acter属、Azobacter属、Chromatium属、Erwinia属、Met
hylobacterium属、Phormidium属、Rhodobacter属、Rhod
opseudomonas属、Rhodospirillum属、Scenedesmun属、S
treptomyces属、Synnecoccus属、Zymomonas属に属する
微生物等をあげることができる。
【0067】該微生物の具体例として、例えば、Escher
ichia coli XL1-Blue、Escherichiacoli XL2-Blue、Esc
herichia coli DH1、Escherichia coli DH5α、Escheri
chiacoli MC1000、Escherichia coli KY3276、Escheric
hia coli W1485、Escherichia coli JM109、Escherichi
a coli HB101、Escherichia coli No.49、Escherichia
coli W3110、Escherichia coli NY49、Escherichia col
i MP347、Escherichia coli NM522、Bacillussubtili
s、Bacillusamyloliquefacines、Brevibacteriumammmon
iagenes、Brevibacteriumimmariophilum ATCC14068、Br
evibacteriumsaccharolyticum ATCC14066、Brevibacter
iumflavum ATCC14067、Brevibacteriumlactofermentum
ATCC13869、Corynebacterium glutamicum ATCC13032、C
orynebacterium glutamicum ATCC14297、Corynebacteri
um acetoacidophilum ATCC13870、Microbacteriumammon
iaphilum ATCC15354、Serratiaficaria、Serratiafonti
cola、Serratialiquefaciens、Serratiamarcescens、Ps
eudomonas sp. D-0110、Agrobacterium radiobacter、A
grobacterium rhizogenes、Agrobacterium rubi、Anaba
enacylindrica、Anabaenadoliolum、Anabaenaflos-aqua
e、Arthrobacteraurescens、Arthrobactercitreus、Art
hrobacterglobformis、Arthrobacterhydrocarboglutami
cus、Arthrobactermysorens、Arthrobacternicotiana
e、Arthrobacterparaffineus、Arthrobacterprotophorm
iae、Arthrobacterroseoparaffinus、Arthrobactersulf
ureus、Arthrobacterureafaciens、Chromatiumbuderi、
Chromatiumtepidum、Chromatiumvinosum、Chromatiumwa
rmingii、Chromatiumfluviatile、Erwinia uredovora、
Erwinia carotovora、Erwinia ananas、Erwinia herbic
ola、Erwinia punctata、Erwinia terreus、Methylobac
teriumrhodesianum、Methylobacteriumextorquens、Pho
rmidium sp. ATCC29409、Rhodobacter capsulatus、Rho
dobactersphaeroides、Rhodopseudomonasblastica、Rho
dopseudomonasmarina、Rhodopseudomonaspalustris、Rh
odospirillumrubrum、Rhodospirillumsalexigens、Rhod
ospirillumsalinarum、Streptomycesambofaciens、Stre
ptomycesaureofaciens、Streptomycesaureus、Streptom
ycesfungicidicus、Streptomycesgriseochromogenes、S
treptomycesgriseus、Streptomyceslividans、Streptom
ycesolivogriseus、Streptomycesrameus、Streptomyces
tanashiensis、Streptomycesvinaceus、Zymomonas mobi
lis等をあげることができる。
ichia coli XL1-Blue、Escherichiacoli XL2-Blue、Esc
herichia coli DH1、Escherichia coli DH5α、Escheri
chiacoli MC1000、Escherichia coli KY3276、Escheric
hia coli W1485、Escherichia coli JM109、Escherichi
a coli HB101、Escherichia coli No.49、Escherichia
coli W3110、Escherichia coli NY49、Escherichia col
i MP347、Escherichia coli NM522、Bacillussubtili
s、Bacillusamyloliquefacines、Brevibacteriumammmon
iagenes、Brevibacteriumimmariophilum ATCC14068、Br
evibacteriumsaccharolyticum ATCC14066、Brevibacter
iumflavum ATCC14067、Brevibacteriumlactofermentum
ATCC13869、Corynebacterium glutamicum ATCC13032、C
orynebacterium glutamicum ATCC14297、Corynebacteri
um acetoacidophilum ATCC13870、Microbacteriumammon
iaphilum ATCC15354、Serratiaficaria、Serratiafonti
cola、Serratialiquefaciens、Serratiamarcescens、Ps
eudomonas sp. D-0110、Agrobacterium radiobacter、A
grobacterium rhizogenes、Agrobacterium rubi、Anaba
enacylindrica、Anabaenadoliolum、Anabaenaflos-aqua
e、Arthrobacteraurescens、Arthrobactercitreus、Art
hrobacterglobformis、Arthrobacterhydrocarboglutami
cus、Arthrobactermysorens、Arthrobacternicotiana
e、Arthrobacterparaffineus、Arthrobacterprotophorm
iae、Arthrobacterroseoparaffinus、Arthrobactersulf
ureus、Arthrobacterureafaciens、Chromatiumbuderi、
Chromatiumtepidum、Chromatiumvinosum、Chromatiumwa
rmingii、Chromatiumfluviatile、Erwinia uredovora、
Erwinia carotovora、Erwinia ananas、Erwinia herbic
ola、Erwinia punctata、Erwinia terreus、Methylobac
teriumrhodesianum、Methylobacteriumextorquens、Pho
rmidium sp. ATCC29409、Rhodobacter capsulatus、Rho
dobactersphaeroides、Rhodopseudomonasblastica、Rho
dopseudomonasmarina、Rhodopseudomonaspalustris、Rh
odospirillumrubrum、Rhodospirillumsalexigens、Rhod
ospirillumsalinarum、Streptomycesambofaciens、Stre
ptomycesaureofaciens、Streptomycesaureus、Streptom
ycesfungicidicus、Streptomycesgriseochromogenes、S
treptomycesgriseus、Streptomyceslividans、Streptom
ycesolivogriseus、Streptomycesrameus、Streptomyces
tanashiensis、Streptomycesvinaceus、Zymomonas mobi
lis等をあげることができる。
【0068】組換えベクターの導入方法としては、上記
宿主細胞へDNAを導入する方法であればいずれも用い
ることができ、例えば、カルシウムイオンを用いる方法
〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 69, 2110 (1972)〕、
プロトプラスト法(特開昭63-2483942)、またはGene,
17, 107 (1982)やMolecular & General Genetics, 168,
111 (1979)に記載の方法等をあげることができる。酵
母を宿主細胞として用いる場合には、発現ベクターとし
て、例えば、YEp13(ATCC37115)、YEp24(A
TCC37051)、YCp50(ATCC37419)、pHS19、
pHS15等を例示することができる。
宿主細胞へDNAを導入する方法であればいずれも用い
ることができ、例えば、カルシウムイオンを用いる方法
〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 69, 2110 (1972)〕、
プロトプラスト法(特開昭63-2483942)、またはGene,
17, 107 (1982)やMolecular & General Genetics, 168,
111 (1979)に記載の方法等をあげることができる。酵
母を宿主細胞として用いる場合には、発現ベクターとし
て、例えば、YEp13(ATCC37115)、YEp24(A
TCC37051)、YCp50(ATCC37419)、pHS19、
pHS15等を例示することができる。
【0069】プロモーターとしては、酵母中で発現でき
るものであればいかなるものでもよく、例えば、PHO
5プロモーター、PGKプロモーター、GAPプロモー
ター、ADHプロモーター、gal1プロモーター、g
al10プロモーター、ヒートショック蛋白質プロモー
ター、MFα1プロモーター、CUP1プロモーター等
のプロモーターをあげることができる。
るものであればいかなるものでもよく、例えば、PHO
5プロモーター、PGKプロモーター、GAPプロモー
ター、ADHプロモーター、gal1プロモーター、g
al10プロモーター、ヒートショック蛋白質プロモー
ター、MFα1プロモーター、CUP1プロモーター等
のプロモーターをあげることができる。
【0070】宿主細胞としては、サッカロミセス・セレ
ビシエ(Saccharomyces cerevisae)、シゾサッカロミ
セス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)、クリュ
イベロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)、ト
リコスポロン・プルランス(Trichosporonpullulan
s)、シュワニオミセス・アルビウス(Schwanniomycesa
lluvius)等をあげることができる。
ビシエ(Saccharomyces cerevisae)、シゾサッカロミ
セス・ポンベ(Schizosaccharomyces pombe)、クリュ
イベロミセス・ラクチス(Kluyveromyces lactis)、ト
リコスポロン・プルランス(Trichosporonpullulan
s)、シュワニオミセス・アルビウス(Schwanniomycesa
lluvius)等をあげることができる。
【0071】組換えベクターの導入方法としては、酵母
にDNAを導入する方法であればいずれも用いることが
でき、例えば、エレクトロポレーション法〔Methods. E
nzymol.,194, 182 (1990〕、スフェロプラスト法〔Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA, 75, 1929 (1978)〕、酢酸リ
チウム法〔J. Bacteriol.,153, 163(1983)〕、Proc.Nat
l. Acad. Sci. USA,75, 1929 (1978)記載の方法等をあ
げることができる。
にDNAを導入する方法であればいずれも用いることが
でき、例えば、エレクトロポレーション法〔Methods. E
nzymol.,194, 182 (1990〕、スフェロプラスト法〔Pro
c. Natl. Acad. Sci. USA, 75, 1929 (1978)〕、酢酸リ
チウム法〔J. Bacteriol.,153, 163(1983)〕、Proc.Nat
l. Acad. Sci. USA,75, 1929 (1978)記載の方法等をあ
げることができる。
【0072】動物細胞を宿主細胞として用いる場合に
は、発現ベクターとして、例えば、pcDNAI、pcD
M8(フナコシ社より市販)、pAGE107〔特開平
3-22979;Cytotechnology, 3, 133, (1990)〕、pAS
3−3(特開平2-227075)、pCDM8〔Nature, 329,
840, (1987)〕、pcDNAI/Amp(Invitrogen社
製)、pREP4(Invitrogen社製)、pAGE103
〔J. Biochem.,101, 1307 (1987)〕、pAGE210等
を例示することができる。
は、発現ベクターとして、例えば、pcDNAI、pcD
M8(フナコシ社より市販)、pAGE107〔特開平
3-22979;Cytotechnology, 3, 133, (1990)〕、pAS
3−3(特開平2-227075)、pCDM8〔Nature, 329,
840, (1987)〕、pcDNAI/Amp(Invitrogen社
製)、pREP4(Invitrogen社製)、pAGE103
〔J. Biochem.,101, 1307 (1987)〕、pAGE210等
を例示することができる。
【0073】プロモーターとしては、動物細胞中で発現
できるものであればいずれも用いることができ、例え
ば、サイトメガロウイルス(ヒトCMV)のIE(imme
diateearly)遺伝子のプロモーター、SV40の初期プ
ロモーター、レトロウイルスのプロモーター、メタロチ
オネインプロモーター、ヒートショックプロモーター、
SRαプロモーター等をあげることができる。また、ヒ
トCMVのIE遺伝子のエンハンサーをプロモーターと
共に用いてもよい。宿主細胞としては、ナマルバ細胞、
HBT5637(特開昭63−299)、COS1細
胞、COS7細胞、CHO細胞等をあげることができ
る。
できるものであればいずれも用いることができ、例え
ば、サイトメガロウイルス(ヒトCMV)のIE(imme
diateearly)遺伝子のプロモーター、SV40の初期プ
ロモーター、レトロウイルスのプロモーター、メタロチ
オネインプロモーター、ヒートショックプロモーター、
SRαプロモーター等をあげることができる。また、ヒ
トCMVのIE遺伝子のエンハンサーをプロモーターと
共に用いてもよい。宿主細胞としては、ナマルバ細胞、
HBT5637(特開昭63−299)、COS1細
胞、COS7細胞、CHO細胞等をあげることができ
る。
【0074】動物細胞への組換えベクターの導入法とし
ては、動物細胞にDNAを導入できるいかなる方法も用
いることができ、例えば、エレクトロポーレーション法
〔Cytotechnology, 3, 133(1990)〕、リン酸カルシウム
法(特開平2−227075)、リポフェクション法
〔Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,84, 7413(1987)〕、virolo
gy, 52, 456 (1973)に記載の方法等を用いることができ
る。形質転換体の取得および培養は、特開平2−227
075号公報あるいは特開平2−257891号公報に
記載されている方法に準じて行なうことができる。
ては、動物細胞にDNAを導入できるいかなる方法も用
いることができ、例えば、エレクトロポーレーション法
〔Cytotechnology, 3, 133(1990)〕、リン酸カルシウム
法(特開平2−227075)、リポフェクション法
〔Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,84, 7413(1987)〕、virolo
gy, 52, 456 (1973)に記載の方法等を用いることができ
る。形質転換体の取得および培養は、特開平2−227
075号公報あるいは特開平2−257891号公報に
記載されている方法に準じて行なうことができる。
【0075】昆虫細胞を宿主として用いる場合には、例
えばバキュロウイルス・イクスプレッション・ベクター
ズ・ア・ラボラトリー・マニュアル(Baculovirus Expr
ession Vectors, A Laboratory Manual)、カレント・
プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジーサ
プルメント1-38(1987-1997)、Bio/Technology, 6,47
(1988)等に記載された方法によって、蛋白質を発現する
ことができる。
えばバキュロウイルス・イクスプレッション・ベクター
ズ・ア・ラボラトリー・マニュアル(Baculovirus Expr
ession Vectors, A Laboratory Manual)、カレント・
プロトコールズ・イン・モレキュラー・バイオロジーサ
プルメント1-38(1987-1997)、Bio/Technology, 6,47
(1988)等に記載された方法によって、蛋白質を発現する
ことができる。
【0076】即ち、組換え遺伝子導入ベクターおよびバ
キュロウイルスを昆虫細胞に共導入して昆虫細胞培養上
清中に組換えウイルスを得た後、さらに組換えウイルス
を昆虫細胞に感染させ、蛋白質を発現させることができ
る。該方法において用いられる遺伝子導入ベクターとし
ては、例えば、pVL1392、pVL1393、pB
lueBacIII(ともにインビトロジェン社製)等を
あげることができる。
キュロウイルスを昆虫細胞に共導入して昆虫細胞培養上
清中に組換えウイルスを得た後、さらに組換えウイルス
を昆虫細胞に感染させ、蛋白質を発現させることができ
る。該方法において用いられる遺伝子導入ベクターとし
ては、例えば、pVL1392、pVL1393、pB
lueBacIII(ともにインビトロジェン社製)等を
あげることができる。
【0077】バキュロウイルスとしては、例えば、夜盗
蛾科昆虫に感染するウイルスであるアウトグラファ・カ
リフォルニカ・ヌクレアー・ポリヘドロシス・ウイルス
(Autographa californica nuclear polyhedrosis viru
s)等を用いることができる。昆虫細胞としては、Spodop
terafrugiperdaの卵巣細胞であるSf9、Sf21〔バ
キュロウイルス・エクスプレッション・ベクターズ、ア
・ラボラトリー・マニュアル、ダブリュー・エイチ・フ
リーマン・アンド・カンパニー(W. H. Freeman and Co
mpany)、ニューヨーク(New York)、(1992)〕、Trich
oplusianiの卵巣細胞であるHigh5(インビトロジ
ェン社製)等を用いることができる。
蛾科昆虫に感染するウイルスであるアウトグラファ・カ
リフォルニカ・ヌクレアー・ポリヘドロシス・ウイルス
(Autographa californica nuclear polyhedrosis viru
s)等を用いることができる。昆虫細胞としては、Spodop
terafrugiperdaの卵巣細胞であるSf9、Sf21〔バ
キュロウイルス・エクスプレッション・ベクターズ、ア
・ラボラトリー・マニュアル、ダブリュー・エイチ・フ
リーマン・アンド・カンパニー(W. H. Freeman and Co
mpany)、ニューヨーク(New York)、(1992)〕、Trich
oplusianiの卵巣細胞であるHigh5(インビトロジ
ェン社製)等を用いることができる。
【0078】組換えウイルスを調製するための、昆虫細
胞への上記組換え遺伝子導入ベクターと上記バキュロウ
イルスの共導入方法としては、例えば、リン酸カルシウ
ム法(特開平2-227075)、リポフェクション法〔Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 84,7413 (1987)〕等をあげるこ
とができる。遺伝子の発現方法としては、直接発現以外
に、モレキュラー・クローニング第二版に記載されてい
る方法等に準じて、分泌生産、融合蛋白質発現等を行う
ことができる。
胞への上記組換え遺伝子導入ベクターと上記バキュロウ
イルスの共導入方法としては、例えば、リン酸カルシウ
ム法(特開平2-227075)、リポフェクション法〔Proc.
Natl. Acad. Sci. USA, 84,7413 (1987)〕等をあげるこ
とができる。遺伝子の発現方法としては、直接発現以外
に、モレキュラー・クローニング第二版に記載されてい
る方法等に準じて、分泌生産、融合蛋白質発現等を行う
ことができる。
【0079】酵母、動物細胞または昆虫細胞により発現
させた場合には、糖あるいは糖鎖が付加された蛋白質を
得ることができる。上記DNAを組み込んだ組換え体D
NAを保有する形質転換体を培地に培養し、培養物中に
イソプレノイド化合物の生合成効率を向上させることの
できる活性を有する蛋白質を生成蓄積させ、該培養物よ
り該蛋白質を採取することにより、イソプレノイド化合
物の生合成効率を向上させることのできる活性を有する
蛋白質を製造することができる。
させた場合には、糖あるいは糖鎖が付加された蛋白質を
得ることができる。上記DNAを組み込んだ組換え体D
NAを保有する形質転換体を培地に培養し、培養物中に
イソプレノイド化合物の生合成効率を向上させることの
できる活性を有する蛋白質を生成蓄積させ、該培養物よ
り該蛋白質を採取することにより、イソプレノイド化合
物の生合成効率を向上させることのできる活性を有する
蛋白質を製造することができる。
【0080】本発明のイソプレノイド化合物の生合成効
率を向上させることのできる活性を有する蛋白質製造用
の形質転換体を培地に培養する方法は、宿主の培養に用
いられる通常の方法に従って行うことができる。本発明
の形質転換体が大腸菌等の原核生物、酵母菌等の真核生
物である場合、これら微生物を培養する培地は、該微生
物が資化し得る炭素源、窒素源、無機塩類等を含有し、
形質転換体の培養を効率的に行える培地であれば天然培
地、合成培地のいずれでもよい。
率を向上させることのできる活性を有する蛋白質製造用
の形質転換体を培地に培養する方法は、宿主の培養に用
いられる通常の方法に従って行うことができる。本発明
の形質転換体が大腸菌等の原核生物、酵母菌等の真核生
物である場合、これら微生物を培養する培地は、該微生
物が資化し得る炭素源、窒素源、無機塩類等を含有し、
形質転換体の培養を効率的に行える培地であれば天然培
地、合成培地のいずれでもよい。
【0081】炭素源としては、それぞれの微生物が資化
し得るものであればよく、グルコース、フラクトース、
スクロース、これらを含有する糖蜜、デンプンあるいは
デンプン加水分解物等の炭水化物、酢酸、プロピオン酸
等の有機酸、エタノール、プロパノールなどのアルコー
ル類が用いられる。
し得るものであればよく、グルコース、フラクトース、
スクロース、これらを含有する糖蜜、デンプンあるいは
デンプン加水分解物等の炭水化物、酢酸、プロピオン酸
等の有機酸、エタノール、プロパノールなどのアルコー
ル類が用いられる。
【0082】窒素源としては、アンモニア、塩化アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、リン酸
アンモニウム、等の各種無機酸や有機酸のアンモニウム
塩、その他含窒素化合物、並びに、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、コーンスチープリカー、カゼイン加水
分解物、大豆粕および大豆粕加水分解物、各種発酵菌体
およびその消化物等が用いられる。
ニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、リン酸
アンモニウム、等の各種無機酸や有機酸のアンモニウム
塩、その他含窒素化合物、並びに、ペプトン、肉エキ
ス、酵母エキス、コーンスチープリカー、カゼイン加水
分解物、大豆粕および大豆粕加水分解物、各種発酵菌体
およびその消化物等が用いられる。
【0083】無機物としては、リン酸第一カリウム、リ
ン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫
酸銅、炭酸カルシウム等が用いられる。培養は、振盪培
養または深部通気攪拌培養などの好気的条件下で行う。
培養温度は15〜40℃がよく、培養時間は、通常16
時間〜7日間である。培養中pHは、3.0〜9.0に
保持する。pHの調整は、無機あるいは有機の酸、アル
カリ溶液、尿素、炭酸カルシウム、アンモニアなどを用
いて行う。
ン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシ
ウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫
酸銅、炭酸カルシウム等が用いられる。培養は、振盪培
養または深部通気攪拌培養などの好気的条件下で行う。
培養温度は15〜40℃がよく、培養時間は、通常16
時間〜7日間である。培養中pHは、3.0〜9.0に
保持する。pHの調整は、無機あるいは有機の酸、アル
カリ溶液、尿素、炭酸カルシウム、アンモニアなどを用
いて行う。
【0084】また培養中必要に応じて、アンピシリンや
テトラサイクリン等の抗生物質を培地に添加してもよ
い。プロモーターとして誘導性のプロモーターを用いた
発現ベクターで形質転換した微生物を培養するときに
は、必要に応じてインデューサーを培地に添加してもよ
い。例えば、lacプロモーターを用いた発現ベクターで
形質転換した微生物を培養するときにはイソプロピル−
β−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)等を、tr
pプロモーターを用いた発現ベクターで形質転換した微
生物を培養するときにはインドールアクリル酸(IA
A)等を培地に添加してもよい。
テトラサイクリン等の抗生物質を培地に添加してもよ
い。プロモーターとして誘導性のプロモーターを用いた
発現ベクターで形質転換した微生物を培養するときに
は、必要に応じてインデューサーを培地に添加してもよ
い。例えば、lacプロモーターを用いた発現ベクターで
形質転換した微生物を培養するときにはイソプロピル−
β−D−チオガラクトピラノシド(IPTG)等を、tr
pプロモーターを用いた発現ベクターで形質転換した微
生物を培養するときにはインドールアクリル酸(IA
A)等を培地に添加してもよい。
【0085】動物細胞を宿主細胞として得られた形質転
換体を培養する培地としては、一般に使用されているR
PMI1640培地〔The Journal of the American Me
dical Association,199, 519 (1967)〕、Eagleの
MEM培地〔Science,122, 501 (1952)〕、DMEM培
地〔Virology, 8, 396 (1959)〕、199培地〔Proceed
ing of the Society for the Biological Medicine,73,
1(1950)〕またはこれら培地に牛胎児血清等を添加した
培地等が用いられる。
換体を培養する培地としては、一般に使用されているR
PMI1640培地〔The Journal of the American Me
dical Association,199, 519 (1967)〕、Eagleの
MEM培地〔Science,122, 501 (1952)〕、DMEM培
地〔Virology, 8, 396 (1959)〕、199培地〔Proceed
ing of the Society for the Biological Medicine,73,
1(1950)〕またはこれら培地に牛胎児血清等を添加した
培地等が用いられる。
【0086】培養は、通常pH6〜8、30〜40℃、
5%CO2存在下等の条件下で1〜7日間行う。また、
培養中必要に応じて、カナマイシン、ペニシリン等の抗
生物質を培地に添加してもよい。
5%CO2存在下等の条件下で1〜7日間行う。また、
培養中必要に応じて、カナマイシン、ペニシリン等の抗
生物質を培地に添加してもよい。
【0087】昆虫細胞を宿主細胞として得られた形質転
換体を培養する培地としては、一般に使用されているT
NM−FH培地〔Pharmingen社製〕、Sf-900 II SFM培
地(ギブコBRL社製)、ExCell400、ExCell405〔いず
れもJRH Biosciences社製〕、Grace's Insect Medium
〔Grace, T.C.C.,Nature, 195, 788 (1962)〕等を用い
ることができる。
換体を培養する培地としては、一般に使用されているT
NM−FH培地〔Pharmingen社製〕、Sf-900 II SFM培
地(ギブコBRL社製)、ExCell400、ExCell405〔いず
れもJRH Biosciences社製〕、Grace's Insect Medium
〔Grace, T.C.C.,Nature, 195, 788 (1962)〕等を用い
ることができる。
【0088】培養は、通常pH6〜7、25〜30℃等
の条件下で、1〜5日間行う。また、培養中必要に応じ
て、ゲンタマイシン等の抗生物質を培地に添加してもよ
い。本発明の形質転換体の培養物から、本発明のイソプ
レノイド化合物の生合成効率を向上させることのできる
活性を有する蛋白質を単離精製するには、通常の酵素の
単離、精製法を用いればよい。
の条件下で、1〜5日間行う。また、培養中必要に応じ
て、ゲンタマイシン等の抗生物質を培地に添加してもよ
い。本発明の形質転換体の培養物から、本発明のイソプ
レノイド化合物の生合成効率を向上させることのできる
活性を有する蛋白質を単離精製するには、通常の酵素の
単離、精製法を用いればよい。
【0089】例えば、本発明の蛋白質が、細胞内に溶解
状態で発現した場合には、培養終了後、細胞を遠心分離
により回収し水系緩衝液にけん濁後、超音波破砕機、フ
レンチプレス、マントンガウリンホモゲナイザー、ダイ
ノミル等により細胞を破砕し、無細胞抽出液を得る。該
無細胞抽出液を遠心分離することにより得られた上清か
ら、通常の酵素の単離精製法、即ち、溶媒抽出法、硫安
等による塩析法、脱塩法、有機溶媒による沈殿法、ジエ
チルアミノエチル(DEAE)−セファロース、DIAION
HPA-75(三菱化成社製)等レジンを用いた陰イオン交
換クロマトグラフィー法、S-Sepharose FF(ファルマシ
ア社製)等のレジンを用いた陽イオン交換クロマトグラ
フィー法、ブチルセファロース、フェニルセファロース
等のレジンを用いた疎水性クロマトグラフィー法、分子
篩を用いたゲルろ過法、アフィニティークロマトグラフ
ィー法、クロマトフォーカシング法、等電点電気泳動等
の電気泳動法等の手法を単独あるいは組み合わせて用
い、精製標品を得ることができる。
状態で発現した場合には、培養終了後、細胞を遠心分離
により回収し水系緩衝液にけん濁後、超音波破砕機、フ
レンチプレス、マントンガウリンホモゲナイザー、ダイ
ノミル等により細胞を破砕し、無細胞抽出液を得る。該
無細胞抽出液を遠心分離することにより得られた上清か
ら、通常の酵素の単離精製法、即ち、溶媒抽出法、硫安
等による塩析法、脱塩法、有機溶媒による沈殿法、ジエ
チルアミノエチル(DEAE)−セファロース、DIAION
HPA-75(三菱化成社製)等レジンを用いた陰イオン交
換クロマトグラフィー法、S-Sepharose FF(ファルマシ
ア社製)等のレジンを用いた陽イオン交換クロマトグラ
フィー法、ブチルセファロース、フェニルセファロース
等のレジンを用いた疎水性クロマトグラフィー法、分子
篩を用いたゲルろ過法、アフィニティークロマトグラフ
ィー法、クロマトフォーカシング法、等電点電気泳動等
の電気泳動法等の手法を単独あるいは組み合わせて用
い、精製標品を得ることができる。
【0090】また、該蛋白質が細胞内に不溶体を形成し
て発現した場合は、同様に細胞を回収後破砕し、遠心分
離を行うことにより得られた沈殿画分より、通常の方法
により該蛋白質を回収後、該蛋白質の不溶体を蛋白質変
性剤で可溶化する。該可溶化液を、蛋白質変性剤を含ま
ないあるいは蛋白質変性剤の濃度が蛋白質が変性しない
程度に希薄な溶液に希釈、あるいは透析し、該蛋白質を
正常な立体構造に構成させた後、上記と同様の単離精製
法により精製標品を得ることができる。
て発現した場合は、同様に細胞を回収後破砕し、遠心分
離を行うことにより得られた沈殿画分より、通常の方法
により該蛋白質を回収後、該蛋白質の不溶体を蛋白質変
性剤で可溶化する。該可溶化液を、蛋白質変性剤を含ま
ないあるいは蛋白質変性剤の濃度が蛋白質が変性しない
程度に希薄な溶液に希釈、あるいは透析し、該蛋白質を
正常な立体構造に構成させた後、上記と同様の単離精製
法により精製標品を得ることができる。
【0091】本発明の蛋白質あるいはその糖修飾体等の
誘導体が細胞外に分泌された場合には、培養上清に該蛋
白質あるいはその糖鎖付加体等の誘導体を回収すること
ができる。即ち、該培養物を上記と同様の遠心分離等の
手法により処理することにより可溶性画分を取得し、該
可溶性画分から、上記と同様の単離精製法を用いること
により、精製標品を得ることができる。このようにして
取得される蛋白質として、例えば、配列番号1〜5に示
されるアミノ酸配列から選ばれるアミノ酸配列を有する
蛋白質をあげることができる。
誘導体が細胞外に分泌された場合には、培養上清に該蛋
白質あるいはその糖鎖付加体等の誘導体を回収すること
ができる。即ち、該培養物を上記と同様の遠心分離等の
手法により処理することにより可溶性画分を取得し、該
可溶性画分から、上記と同様の単離精製法を用いること
により、精製標品を得ることができる。このようにして
取得される蛋白質として、例えば、配列番号1〜5に示
されるアミノ酸配列から選ばれるアミノ酸配列を有する
蛋白質をあげることができる。
【0092】また、上記方法により発現させた蛋白質
を、Fmoc法(フルオレニルメチルオキシカルボニル
法)、tBoc法(t-ブチルオキシカルボニル法)等の化
学合成法によっても製造することができる。また、桑和
貿易(米国Advanced chemTech社製)、パーキンエルマー
ジャバン(米国Perkin-Elmer社製)、ファルマシアバイオ
テク(スウューデンPharmacia Biotech社製)、アロカ(米
国Protein Technology Instrument社製)、クラボウ(米
国Synthecell-Vega社製)、日本パーセプティブ・リミテ
ッド(米国PerSeptive社製)、島津製作所等のペプチド合
成機を利用し合成することもできる。
を、Fmoc法(フルオレニルメチルオキシカルボニル
法)、tBoc法(t-ブチルオキシカルボニル法)等の化
学合成法によっても製造することができる。また、桑和
貿易(米国Advanced chemTech社製)、パーキンエルマー
ジャバン(米国Perkin-Elmer社製)、ファルマシアバイオ
テク(スウューデンPharmacia Biotech社製)、アロカ(米
国Protein Technology Instrument社製)、クラボウ(米
国Synthecell-Vega社製)、日本パーセプティブ・リミテ
ッド(米国PerSeptive社製)、島津製作所等のペプチド合
成機を利用し合成することもできる。
【0093】III.イソプレノイド化合物の製造 上記II.で取得された形質転換体を、上記II.の方法に
準じて培養し、培養物中にイソプレノイド化合物を生成
蓄積させ、該培養物からイソプレノイド化合物を採取す
ることによりイソプレノイド化合物を製造することがで
きる。
準じて培養し、培養物中にイソプレノイド化合物を生成
蓄積させ、該培養物からイソプレノイド化合物を採取す
ることによりイソプレノイド化合物を製造することがで
きる。
【0094】該培養により、ユビキノン、ビタミン
K2、カロテノイド等のイソプレノイド化合物を製造す
ることができる。具体的な例として、例えば、Escheric
hia属に属する微生物を形質転換体としたユビキノンー
8やメナキノンー8の製造、Rhodobacter属に属する微
生物を形質転換体としたユビキノンー10の製造、Arth
robacter属に属する微生物を形質転換体としたビタミン
K2の製造、Agrobacterium属に属する微生物を形質転換
体としたアスタキサンチンの製造、Erwinia属に属する
微生物を形質転換体としたリコペン、β-カロテン、ゼ
アキサンチンの製造等をあげることができる。
K2、カロテノイド等のイソプレノイド化合物を製造す
ることができる。具体的な例として、例えば、Escheric
hia属に属する微生物を形質転換体としたユビキノンー
8やメナキノンー8の製造、Rhodobacter属に属する微
生物を形質転換体としたユビキノンー10の製造、Arth
robacter属に属する微生物を形質転換体としたビタミン
K2の製造、Agrobacterium属に属する微生物を形質転換
体としたアスタキサンチンの製造、Erwinia属に属する
微生物を形質転換体としたリコペン、β-カロテン、ゼ
アキサンチンの製造等をあげることができる。
【0095】培養終了後、培養液に適当な溶媒を加えて
イソプレノイド化合物を抽出し、遠心分離などで沈殿物
を除去した後、各種クロマトグラフィーを行うことによ
りイソプレノイド化合物を単離・精製することができ
る。
イソプレノイド化合物を抽出し、遠心分離などで沈殿物
を除去した後、各種クロマトグラフィーを行うことによ
りイソプレノイド化合物を単離・精製することができ
る。
【0096】IV.非メバロン酸経路上の酵素活性を阻
害する物質の探索 (1) 非メバロン酸経路上の酵素活性の測定 非メバロン酸経路上の酵素活性の測定は、通常の酵素の
活性測定法に準じて行うことができる。
害する物質の探索 (1) 非メバロン酸経路上の酵素活性の測定 非メバロン酸経路上の酵素活性の測定は、通常の酵素の
活性測定法に準じて行うことができる。
【0097】即ち、活性測定の反応液に用いる緩衝液の
PHは、目的とする酵素の活性を阻害しないPH範囲で
あればよく、最適PHを含む範囲のPHが好ましい。例
えば、1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダ
クトイソメラーゼにおいては、pH5〜10、好ましく
は6〜9である。
PHは、目的とする酵素の活性を阻害しないPH範囲で
あればよく、最適PHを含む範囲のPHが好ましい。例
えば、1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダ
クトイソメラーゼにおいては、pH5〜10、好ましく
は6〜9である。
【0098】緩衝液としては、酵素活性を阻害せず、上
記pHを達成できるものであればいずれの緩衝液も用い
ることができる。該緩衝液として、トリス塩酸緩衝液や
リン酸緩衝液、硼酸緩衝液、HEPES緩衝液、MOP
S緩衝液、炭酸水素緩衝液などを用いることができる。
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼにおいては、例えば、トリス塩酸緩衝液が好
適に用いられる。
記pHを達成できるものであればいずれの緩衝液も用い
ることができる。該緩衝液として、トリス塩酸緩衝液や
リン酸緩衝液、硼酸緩衝液、HEPES緩衝液、MOP
S緩衝液、炭酸水素緩衝液などを用いることができる。
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼにおいては、例えば、トリス塩酸緩衝液が好
適に用いられる。
【0099】緩衝液の濃度は酵素活性に阻害を及ぼさな
い限りどのような濃度でも用いることができるが、好適
には1mMから1Mである。目的とする酵素に補酵素が
必要な場合には、反応液に補酵素を添加する。例えば、
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼにおいては、NADPH、NADHあるいは
その他の電子供与体を用いることができ、好ましくはN
ADPHをあげることができる。
い限りどのような濃度でも用いることができるが、好適
には1mMから1Mである。目的とする酵素に補酵素が
必要な場合には、反応液に補酵素を添加する。例えば、
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼにおいては、NADPH、NADHあるいは
その他の電子供与体を用いることができ、好ましくはN
ADPHをあげることができる。
【0100】添加する補酵素の濃度は、反応を阻害しな
い限りいずれの濃度でも用いることができるが、好適に
は0.01mM〜100mM、より好ましくは0.1m
M〜10mMの濃度である。反応液には必要に応じて金
属イオンを添加してもよい。金属イオンは、反応を阻害
しない限りどのようなものでも添加することができる
が、好適にはCo2+、Mg2+、Mn2+などがあげられ
る。
い限りいずれの濃度でも用いることができるが、好適に
は0.01mM〜100mM、より好ましくは0.1m
M〜10mMの濃度である。反応液には必要に応じて金
属イオンを添加してもよい。金属イオンは、反応を阻害
しない限りどのようなものでも添加することができる
が、好適にはCo2+、Mg2+、Mn2+などがあげられ
る。
【0101】金属塩として金属イオンを添加することが
でき、例えば、塩化物や硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩など
として添加することができる。添加する金属イオンの濃
度は、反応を阻害しない限りどのような濃度でも添加で
きるが、好適には0mMから100mM、より好適には
0.1mMから10mMである。
でき、例えば、塩化物や硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩など
として添加することができる。添加する金属イオンの濃
度は、反応を阻害しない限りどのような濃度でも添加で
きるが、好適には0mMから100mM、より好適には
0.1mMから10mMである。
【0102】反応液には、目的とする酵素の基質を添加
する。例えば、1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸レダクトイソメラーゼにおいては、1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸を添加する。基質の濃度は
反応に支障のない限りどのような濃度でも用いることが
できるが、好適には反応液中の濃度は0.01mM〜
0.2Mである。
する。例えば、1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸レダクトイソメラーゼにおいては、1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸を添加する。基質の濃度は
反応に支障のない限りどのような濃度でも用いることが
できるが、好適には反応液中の濃度は0.01mM〜
0.2Mである。
【0103】反応に用いる酵素濃度に特に制限はない
が、通常0.01mg/mlから100mg/mlの濃
度範囲で反応を行う。用いる酵素は必ずしも単一にまで
精製されている必要はなく、反応を妨害しない限り、他
の侠雑蛋白質が混入した標品であってもよい。また、下
記(2)の探索においては、該酵素活性を含む細胞抽出
液あるいは該酵素活性を有する細胞も用いることができ
る。
が、通常0.01mg/mlから100mg/mlの濃
度範囲で反応を行う。用いる酵素は必ずしも単一にまで
精製されている必要はなく、反応を妨害しない限り、他
の侠雑蛋白質が混入した標品であってもよい。また、下
記(2)の探索においては、該酵素活性を含む細胞抽出
液あるいは該酵素活性を有する細胞も用いることができ
る。
【0104】反応温度は、目的とする酵素の活性を阻害
しない温度範囲であればよく、最適温度を含む範囲の温
度が好ましい。即ち、反応温度は、10℃から60℃、
より好ましくは30℃から40℃である。活性の検出
は、反応に伴う基質の減少、あるいは反応生成物の増加
を、基質あるいは反応生成物を測定できる方法を用いて
行うことができる。
しない温度範囲であればよく、最適温度を含む範囲の温
度が好ましい。即ち、反応温度は、10℃から60℃、
より好ましくは30℃から40℃である。活性の検出
は、反応に伴う基質の減少、あるいは反応生成物の増加
を、基質あるいは反応生成物を測定できる方法を用いて
行うことができる。
【0105】該方法として、例えば、必要に応じて高速
液体クロマトグラフィー法(HPLC)等により目的物
質を分離定量する方法をあげることができる。また反応
の進行に伴ってNADHやNADPHが増減する場合に
は、反応液の340nmの吸光度を測定することで活性
を直接測定することができる。例えば、1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼにお
いては、340nmの吸光の減少を分光光度計で測定す
ることにより反応の進行に伴い減少するNADPHを定
量し、活性を検出することができる。
液体クロマトグラフィー法(HPLC)等により目的物
質を分離定量する方法をあげることができる。また反応
の進行に伴ってNADHやNADPHが増減する場合に
は、反応液の340nmの吸光度を測定することで活性
を直接測定することができる。例えば、1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼにお
いては、340nmの吸光の減少を分光光度計で測定す
ることにより反応の進行に伴い減少するNADPHを定
量し、活性を検出することができる。
【0106】(2)非メバロン酸経路上の酵素活性を阻
害する物質の探索 非メバロン酸経路上の酵素活性を阻害する物質の探索
は、上記(1)の酵素活性測定系に被探索物質を加えて
同様に反応させ、無添加時より基質の減少量を抑えるよ
うな物質あるいは反応産物の生成量を抑えるような物質
を探索することで行うことができる。
害する物質の探索 非メバロン酸経路上の酵素活性を阻害する物質の探索
は、上記(1)の酵素活性測定系に被探索物質を加えて
同様に反応させ、無添加時より基質の減少量を抑えるよ
うな物質あるいは反応産物の生成量を抑えるような物質
を探索することで行うことができる。
【0107】探索の方法としては、基質の減少量あるい
は反応生産物の増加量等を経時的に追跡する方法、一定
時間反応させた後の基質の減少量あるいは反応生産物の
増加量等を測定する方法等をあげることができる。基質
の減少量あるいは反応生産物の増加量等を経時的に追跡
する方法においては、反応中15秒〜20分程度の間隔
で基質の減少量あるいは反応生産物の増加量を測定する
ことが好ましく、1〜3分間隔で測定することがより好
ましい。
は反応生産物の増加量等を経時的に追跡する方法、一定
時間反応させた後の基質の減少量あるいは反応生産物の
増加量等を測定する方法等をあげることができる。基質
の減少量あるいは反応生産物の増加量等を経時的に追跡
する方法においては、反応中15秒〜20分程度の間隔
で基質の減少量あるいは反応生産物の増加量を測定する
ことが好ましく、1〜3分間隔で測定することがより好
ましい。
【0108】一定時間反応させた後の基質の減少量ある
いは反応生産物の増加量等を測定する方法においては、
反応時間は、10分〜1日が好ましく、より好ましくは
30分〜2時間である。非メバロン酸経路上の酵素活性
を阻害する物質は、該非メバロン酸経路を有する微生物
および植物の生育を阻害する。該物質が該微生物および
植物の生育を阻害することは、本発明者らが始めて見出
した。
いは反応生産物の増加量等を測定する方法においては、
反応時間は、10分〜1日が好ましく、より好ましくは
30分〜2時間である。非メバロン酸経路上の酵素活性
を阻害する物質は、該非メバロン酸経路を有する微生物
および植物の生育を阻害する。該物質が該微生物および
植物の生育を阻害することは、本発明者らが始めて見出
した。
【0109】非メバロン酸経路は微生物や植物に存在
し、動物や人には存在しないことより、上記探索方法に
より、人や動物に影響を及ぼさない、非メバロン酸経路
上の酵素活性を阻害する物質を取得することができる。
該物質は、有効な抗菌剤あるいは除草剤となり得る。以
下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。 実施例で示した遺伝子組
換え実験は、特に言及しない限りモレキュラー・クロー
ニング第二版に記載の方法(以下、常法と呼ぶ)を用い
て行った。
し、動物や人には存在しないことより、上記探索方法に
より、人や動物に影響を及ぼさない、非メバロン酸経路
上の酵素活性を阻害する物質を取得することができる。
該物質は、有効な抗菌剤あるいは除草剤となり得る。以
下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。 実施例で示した遺伝子組
換え実験は、特に言及しない限りモレキュラー・クロー
ニング第二版に記載の方法(以下、常法と呼ぶ)を用い
て行った。
【0110】
【実施例】実施例1 イソプレノイド化合物の生合成に
関与する蛋白質をコードするDNAの取得 (1) 大腸菌DXS遺伝子の塩基配列を利用した、イ
ソプレノイド化合物の生合成に関与する蛋白質をコード
するDNAの取得E . coli XL1-Blue株(東洋紡より購入)を1白金耳、1
0mlのLB液体培地に植菌し、37℃で一晩培養し
た。培養後、得られた培養液より遠心分離により菌体を
取得した。
関与する蛋白質をコードするDNAの取得 (1) 大腸菌DXS遺伝子の塩基配列を利用した、イ
ソプレノイド化合物の生合成に関与する蛋白質をコード
するDNAの取得E . coli XL1-Blue株(東洋紡より購入)を1白金耳、1
0mlのLB液体培地に植菌し、37℃で一晩培養し
た。培養後、得られた培養液より遠心分離により菌体を
取得した。
【0111】該菌体より、常法に従い染色体DNAを単
離・精製した。配列番号12および13、配列番号14
および15、配列番号12および16、配列番号17お
よび18、配列番号19および13の塩基配列の組合せ
を有する5‘末端にBamHIおよびEcoRI制限酵
素切断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびア
ンチセンスプライマー、配列番号22および23の塩基
配列の組合せを有する5‘末端にBamHI制限酵素切
断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびアンチ
センスプライマーをDNA合成機を用いて合成した。
離・精製した。配列番号12および13、配列番号14
および15、配列番号12および16、配列番号17お
よび18、配列番号19および13の塩基配列の組合せ
を有する5‘末端にBamHIおよびEcoRI制限酵
素切断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびア
ンチセンスプライマー、配列番号22および23の塩基
配列の組合せを有する5‘末端にBamHI制限酵素切
断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびアンチ
センスプライマーをDNA合成機を用いて合成した。
【0112】染色体DNAを鋳型として、これらプライ
マーと、TaKaRa LA-PCRTM Kit Ver.2(宝酒造社製)、Exp
andTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マン
ハイム社製)またはTaq DNA polymerase(Boelinnger社
製)を用い、DNAThermal Cycler(パーキンエルマー
ジャパン社製)でPCRを行った。
マーと、TaKaRa LA-PCRTM Kit Ver.2(宝酒造社製)、Exp
andTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マン
ハイム社製)またはTaq DNA polymerase(Boelinnger社
製)を用い、DNAThermal Cycler(パーキンエルマー
ジャパン社製)でPCRを行った。
【0113】PCRは、2kb以下のDNA断片は94
℃で30秒間、55℃で30秒〜1分間、72℃で2分
間からなる反応工程を1サイクルとして、2kbを超え
るDNA断片は98℃で20秒間、68℃で3分間から
なる反応工程を1サイクルとして、30サイクル行った
後、72℃で7分間反応させる条件で行った。
℃で30秒間、55℃で30秒〜1分間、72℃で2分
間からなる反応工程を1サイクルとして、2kbを超え
るDNA断片は98℃で20秒間、68℃で3分間から
なる反応工程を1サイクルとして、30サイクル行った
後、72℃で7分間反応させる条件で行った。
【0114】PCRにより増幅されたDNA断片のう
ち、5‘末端にBamHIおよびEcoRI制限酵素切
断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびアンチ
センスプライマーを用いて増幅されたDNA断片は制限
酵素BamHIおよびEcoRIで消化し、5‘末端に
BamHI制限酵素切断部位をそれぞれ有するセンスプ
ライマーおよびアンチセンスプライマーを用いて増幅さ
れたDNA断片は制限酵素BamHIで消化した。
ち、5‘末端にBamHIおよびEcoRI制限酵素切
断部位をそれぞれ有するセンスプライマーおよびアンチ
センスプライマーを用いて増幅されたDNA断片は制限
酵素BamHIおよびEcoRIで消化し、5‘末端に
BamHI制限酵素切断部位をそれぞれ有するセンスプ
ライマーおよびアンチセンスプライマーを用いて増幅さ
れたDNA断片は制限酵素BamHIで消化した。
【0115】消化後、これら制限酵素処理DNA断片を
アガロースゲル電気泳動し、BamHI−EcoRI処
理DNA断片およびBamHI処理DNA断片を取得し
た。lacプロモーターを有する広宿主域ベクターpE
G400〔J. Bac.,172, 2392 (1990)〕を、制限酵素B
amHIおよびEcoRIで消化後、アガロースゲル電
気泳動を行い、BamHI−EcoRI処理pEG40
0断片を取得した。
アガロースゲル電気泳動し、BamHI−EcoRI処
理DNA断片およびBamHI処理DNA断片を取得し
た。lacプロモーターを有する広宿主域ベクターpE
G400〔J. Bac.,172, 2392 (1990)〕を、制限酵素B
amHIおよびEcoRIで消化後、アガロースゲル電
気泳動を行い、BamHI−EcoRI処理pEG40
0断片を取得した。
【0116】pUC118(宝酒造社製)を制限酵素B
amHIで消化後、アガロースゲル電気泳動を行いBa
mHI処理pUC118断片を取得した。上記で取得さ
れたBamHI−EcoRI処理DNA断片各々につい
てBamHI−EcoRI処理pEG400断片と混合
した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物
を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行う
ことにより組換え体DNAを各々取得した。
amHIで消化後、アガロースゲル電気泳動を行いBa
mHI処理pUC118断片を取得した。上記で取得さ
れたBamHI−EcoRI処理DNA断片各々につい
てBamHI−EcoRI処理pEG400断片と混合
した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物
を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行う
ことにより組換え体DNAを各々取得した。
【0117】該組換え体DNAを用い、E. coli(東洋
紡より購入)DH5α株を常法に従って形質転換後、該形
質転換体をスペクチノマイシン100μg/mlを含む
LB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養した。生育し
てきたスペクチノマイシン耐性の形質転換体のコロニー
数個について、スペクチノマイシン100μg/mlを
含むLB液体培地10mlで37℃16時間振盪培養し
た。
紡より購入)DH5α株を常法に従って形質転換後、該形
質転換体をスペクチノマイシン100μg/mlを含む
LB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養した。生育し
てきたスペクチノマイシン耐性の形質転換体のコロニー
数個について、スペクチノマイシン100μg/mlを
含むLB液体培地10mlで37℃16時間振盪培養し
た。
【0118】得られた培養液を遠心分離することにより
菌体を取得した。該菌体より常法に従ってプラスミドを
単離した。該方法により単離したプラスミドを各種制限
酵素で切断して構造を調べ、塩基配列を決定することに
より、目的のDNA断片が挿入されているプラスミドで
あることを確認した。
菌体を取得した。該菌体より常法に従ってプラスミドを
単離した。該方法により単離したプラスミドを各種制限
酵素で切断して構造を調べ、塩基配列を決定することに
より、目的のDNA断片が挿入されているプラスミドで
あることを確認した。
【0119】配列番号6記載の塩基配列を有するDN
A、配列番号7記載の塩基配列を有するDNA、配列番
号8記載の塩基配列を有するDNAおよび配列番号9記
載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミドをpAD
O−1、配列番号6記載の塩基配列を有するDNAを含
むプラスミドをpDXS-1、配列番号7記載の塩基配列
を有するDNAを含むプラスミドをpISP−1、配列
番号8記載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミド
をpXSE−1、配列番号9記載の塩基配列を有するD
NAを含むプラスミドをpTFE−1と命名した。
A、配列番号7記載の塩基配列を有するDNA、配列番
号8記載の塩基配列を有するDNAおよび配列番号9記
載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミドをpAD
O−1、配列番号6記載の塩基配列を有するDNAを含
むプラスミドをpDXS-1、配列番号7記載の塩基配列
を有するDNAを含むプラスミドをpISP−1、配列
番号8記載の塩基配列を有するDNAを含むプラスミド
をpXSE−1、配列番号9記載の塩基配列を有するD
NAを含むプラスミドをpTFE−1と命名した。
【0120】また、上記で取得されたBamHI処理D
NA断片およびBamHI処理pUC118断片を混合
した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物
を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行う
ことにより組換え体DNAを取得した。以後上記と同様
の方法で、大腸菌を形質転換し、該大腸菌よりプラスミ
ドを単離した。
NA断片およびBamHI処理pUC118断片を混合
した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物
を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行う
ことにより組換え体DNAを取得した。以後上記と同様
の方法で、大腸菌を形質転換し、該大腸菌よりプラスミ
ドを単離した。
【0121】上記同様、該方法により単離したプラスミ
ドを各種制限酵素で切断して構造を調べ、塩基配列を決
定することにより、目的のDNA断片が挿入されている
プラスミドであることを確認した。該プラスミドをBa
mHI処理し、目的のDNA断片を上記と同様の方法で
回収し、発現ベクターpQE30(Qiagen社製)に常法に
よりサブクローニングした。該サブクローニングにより
得られた、配列番号6記載の塩基配列を有するプラスミ
ドをpQEDXS−1と命名した。
ドを各種制限酵素で切断して構造を調べ、塩基配列を決
定することにより、目的のDNA断片が挿入されている
プラスミドであることを確認した。該プラスミドをBa
mHI処理し、目的のDNA断片を上記と同様の方法で
回収し、発現ベクターpQE30(Qiagen社製)に常法に
よりサブクローニングした。該サブクローニングにより
得られた、配列番号6記載の塩基配列を有するプラスミ
ドをpQEDXS−1と命名した。
【0122】(2) メチルエリスリトール要求性相補
遺伝子の取得 大腸菌メチルエリスリトール要求性変異株の取得E . coli W3110株(ATCC14948)を、LB液体培地に植菌
し、対数増殖期まで培養した。培養後、得られた培養液
より遠心分離により菌体を取得した。
遺伝子の取得 大腸菌メチルエリスリトール要求性変異株の取得E . coli W3110株(ATCC14948)を、LB液体培地に植菌
し、対数増殖期まで培養した。培養後、得られた培養液
より遠心分離により菌体を取得した。
【0123】該菌体を、0.05Mトリスーマレイン酸
緩衝液(pH6.0)で洗浄後、菌体濃度が109細胞
/mlになるように同緩衝液に懸濁した。該懸濁液にN
TGを終濃度が600mg/lになるように加え、室温
で20分間保持して変異処理を行った。
緩衝液(pH6.0)で洗浄後、菌体濃度が109細胞
/mlになるように同緩衝液に懸濁した。該懸濁液にN
TGを終濃度が600mg/lになるように加え、室温
で20分間保持して変異処理を行った。
【0124】得られた変異処理菌体をメチルエリスリト
ール0.1%を含むM9最少寒天培地〔モレキュラー・
クローニング第二版〕プレートに塗布し、培養した。メ
チルエリスリトールは、Tetrahedron Letters,38, 35,
6184 (1997)に記載の方法に準じて化学合成した。
ール0.1%を含むM9最少寒天培地〔モレキュラー・
クローニング第二版〕プレートに塗布し、培養した。メ
チルエリスリトールは、Tetrahedron Letters,38, 35,
6184 (1997)に記載の方法に準じて化学合成した。
【0125】メチルエリスリトール0.1%を含むM9
最少寒天培地上で生育してきたコロニーを、M9最少寒
天培地とメチルエリスリトールを0.1%含むM9最少
寒天培地にレプリカし、メチルエリスリトール要求性を
示すもの、すなわち、メチルエリスリトールを0.1%
含むM9最少寒天培地では生育できるが、M9最少寒天
培地では生育できない株を目的の変異株として選択し
た。該選択により得られたメチルエリスリトール要求性
変異株ME7株を以下の実験に用いた。
最少寒天培地上で生育してきたコロニーを、M9最少寒
天培地とメチルエリスリトールを0.1%含むM9最少
寒天培地にレプリカし、メチルエリスリトール要求性を
示すもの、すなわち、メチルエリスリトールを0.1%
含むM9最少寒天培地では生育できるが、M9最少寒天
培地では生育できない株を目的の変異株として選択し
た。該選択により得られたメチルエリスリトール要求性
変異株ME7株を以下の実験に用いた。
【0126】 メチルエリスリトール要求性相補遺伝
子の取得E . coli W3110株(ATCC14948)をLB液体培地に植菌して
対数増殖期まで培養した後、遠心分離して菌体を回収し
た。得られた菌体より、常法に従い染色体DNAを単離
・精製した。該染色体DNA200μgを制限酵素Sa
u3AIで部分消化し、得られた消化DNA断片を、シ
ュークロース密度勾配超遠心分離(26,000rp
m、20℃、20hr)により、サイズ分画した。
子の取得E . coli W3110株(ATCC14948)をLB液体培地に植菌して
対数増殖期まで培養した後、遠心分離して菌体を回収し
た。得られた菌体より、常法に従い染色体DNAを単離
・精製した。該染色体DNA200μgを制限酵素Sa
u3AIで部分消化し、得られた消化DNA断片を、シ
ュークロース密度勾配超遠心分離(26,000rp
m、20℃、20hr)により、サイズ分画した。
【0127】該分画により取得された大きさが4〜6k
bのDNA断片を、制限酵素BamHIで消化したベク
ターpMW118(ニッポンジーン社製)にライゲーシ
ョンすることにより染色体ゲノムライブラリーを作製し
た。作製した染色体ライブラリーを用い、上記で分離
されたME7株を常法に従い形質転換した。
bのDNA断片を、制限酵素BamHIで消化したベク
ターpMW118(ニッポンジーン社製)にライゲーシ
ョンすることにより染色体ゲノムライブラリーを作製し
た。作製した染色体ライブラリーを用い、上記で分離
されたME7株を常法に従い形質転換した。
【0128】得られた形質転換体を、アンピシリン10
0μg/l入れたLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩
培養した。該培養において生育してきた複数のコロニー
からプラスミドを抽出して塩基配列を決定した。塩基配
列を決定したクローンは配列番号10に示される塩基配
列を含む配列を有していた。これらのプラスミドをpMEW
41およびpMEW73と名づけた。
0μg/l入れたLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩
培養した。該培養において生育してきた複数のコロニー
からプラスミドを抽出して塩基配列を決定した。塩基配
列を決定したクローンは配列番号10に示される塩基配
列を含む配列を有していた。これらのプラスミドをpMEW
41およびpMEW73と名づけた。
【0129】該配列を有するクローンの1株より抽出し
たプラスミドをpMEW73と命名した。pMEW73をHindII
IおよびSacIで二重消化し、得られた配列番号10
に示される塩基配列を有するHindIII−SacI処
理DNA断片を広宿主域ベクターpEG400〔J. Bac.,172, 23
92 (1990)〕のマルチクローニングサイトに連結してpEG
YM1を作製した。
たプラスミドをpMEW73と命名した。pMEW73をHindII
IおよびSacIで二重消化し、得られた配列番号10
に示される塩基配列を有するHindIII−SacI処
理DNA断片を広宿主域ベクターpEG400〔J. Bac.,172, 23
92 (1990)〕のマルチクローニングサイトに連結してpEG
YM1を作製した。
【0130】上記HindIII−SacI処理DNA断
片をベクターpUC19〔Gene, 33,103 (1985)〕のHind
III−SacI部位に連結してpUCYM-1を作製した。Genb
ankのデータベースに基づく大腸菌の染色体塩基配列情
報より、ベクターに挿入されたDNA断片はyaeM遺
伝子を含有することが分かった。
片をベクターpUC19〔Gene, 33,103 (1985)〕のHind
III−SacI部位に連結してpUCYM-1を作製した。Genb
ankのデータベースに基づく大腸菌の染色体塩基配列情
報より、ベクターに挿入されたDNA断片はyaeM遺
伝子を含有することが分かった。
【0131】yaeM遺伝子を十分発現させるような組
換え体ベクターをPCR法〔Science,230,1350 (1985)〕
を用いて下記方法により構築した。配列番号20に示し
た配列を有するセンスプライマーおよび配列番号21に
示した配列を有するアンチセンスプライマーをDNA合
成機を用いて合成した。
換え体ベクターをPCR法〔Science,230,1350 (1985)〕
を用いて下記方法により構築した。配列番号20に示し
た配列を有するセンスプライマーおよび配列番号21に
示した配列を有するアンチセンスプライマーをDNA合
成機を用いて合成した。
【0132】該センスプライマーおよびアンチセンスプ
ライマーの5’末端にはそれぞれBamHIの制限酵素
サイトを付加させた。染色体DNAを鋳型として、これら
プライマーおよびTaq DNA polymerase(Boelinnger社
製)を用い、DNA Thermal Cycler(パーキンエルマージ
ャパン社製)でPCRを行うことによりyaeM遺伝子を増
幅した。
ライマーの5’末端にはそれぞれBamHIの制限酵素
サイトを付加させた。染色体DNAを鋳型として、これら
プライマーおよびTaq DNA polymerase(Boelinnger社
製)を用い、DNA Thermal Cycler(パーキンエルマージ
ャパン社製)でPCRを行うことによりyaeM遺伝子を増
幅した。
【0133】PCRは、94℃で30秒間、55℃で3
0秒間、72℃で2分間からなる反応工程を1サイクル
と30サイクル行った後、72℃で7分間反応させる条
件で行った。増幅されたDNA断片およびpUC118(宝酒
造社製)を制限酵素BamHIで消化後、各々のDNA
断片をアガロースゲル電気泳動によって精製した。
0秒間、72℃で2分間からなる反応工程を1サイクル
と30サイクル行った後、72℃で7分間反応させる条
件で行った。増幅されたDNA断片およびpUC118(宝酒
造社製)を制限酵素BamHIで消化後、各々のDNA
断片をアガロースゲル電気泳動によって精製した。
【0134】これら精製された両断片を混合した後エタ
ノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μlの蒸
留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことにより組
換え体DNAを取得した。該組換え体DNAがyaeM
遺伝子であることをDNA配列を決定することによって
確認した後、発現ベクターpQE30(Qiagen社製)にサ
ブクローニングした。得られた組換え体DNAをpQE
YM1と命名した。
ノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μlの蒸
留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことにより組
換え体DNAを取得した。該組換え体DNAがyaeM
遺伝子であることをDNA配列を決定することによって
確認した後、発現ベクターpQE30(Qiagen社製)にサ
ブクローニングした。得られた組換え体DNAをpQE
YM1と命名した。
【0135】pQEYM1を用いて、ME7株を常法に
従って形質転換後、該形質転換体をアンピシリン100
μg/mlを含むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩
培養した。該形質転換株は、野生型株と同程度の生育速
度でコロニーを形成することが確認されたことより、y
aeM遺伝子によりME7株の変異が相補されることが
分かった。
従って形質転換後、該形質転換体をアンピシリン100
μg/mlを含むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩
培養した。該形質転換株は、野生型株と同程度の生育速
度でコロニーを形成することが確認されたことより、y
aeM遺伝子によりME7株の変異が相補されることが
分かった。
【0136】実施例2 組換え大腸菌によるユビキノン
−8(CoQ8)の生産 (1)実施例1で取得したプラスミドpADO−1、p
DXS−1、pXSE−1またはコントロールとしてp
EG400をE. coli DH5α株にそれぞれ導入し、10
0μg/ml濃度のスペクチノマイシンに抵抗性を示す
形質転換体E. coli DH5α/pADO-1、E. coli DH5α/pD
XS-1、E. coli DH5α/pXSE-1およびE. coli DH5α/pE
G400を各々取得した。
−8(CoQ8)の生産 (1)実施例1で取得したプラスミドpADO−1、p
DXS−1、pXSE−1またはコントロールとしてp
EG400をE. coli DH5α株にそれぞれ導入し、10
0μg/ml濃度のスペクチノマイシンに抵抗性を示す
形質転換体E. coli DH5α/pADO-1、E. coli DH5α/pD
XS-1、E. coli DH5α/pXSE-1およびE. coli DH5α/pE
G400を各々取得した。
【0137】チアミン(thiamine)とビタミンB6をそれ
ぞれ100mg/l、p−ヒドロキシ安息香酸50mg
/l、スペクチノマイシン100μg/ml添加したL
B培地を10ml入れた試験管にこれら形質転換体を植
菌し、30℃で72時間振盪培養した。
ぞれ100mg/l、p−ヒドロキシ安息香酸50mg
/l、スペクチノマイシン100μg/ml添加したL
B培地を10ml入れた試験管にこれら形質転換体を植
菌し、30℃で72時間振盪培養した。
【0138】培養終了後、各々の培養液を10倍濃縮し
た。各々の濃縮液300μlに2−ブタノール300μ
lおよびガラスビーズ300μlを加え、マルチビーズ
ショッカーMB−200(安井器械社製)で5分間菌体
破砕しつつ、イソプレノイド化合物の溶媒抽出を行った
後、遠心分離により2−ブタノール層を採取した。
た。各々の濃縮液300μlに2−ブタノール300μ
lおよびガラスビーズ300μlを加え、マルチビーズ
ショッカーMB−200(安井器械社製)で5分間菌体
破砕しつつ、イソプレノイド化合物の溶媒抽出を行った
後、遠心分離により2−ブタノール層を採取した。
【0139】該ブタノール層中のCoQ8を、高速液体
クロマトグラフィー(LC-10A 島津製作所製)で定量分
析することにより、形質転換体によるCoQ8の生産量
を算定した。カラムはDevelosil ODS-HG-5(野村化学)
を用い、メタノール:n−ヘキサン=8:2の溶液を移
動相とし、流速1ml/min、測定波長275nmの
条件で分析した。結果を第1表に示す。
クロマトグラフィー(LC-10A 島津製作所製)で定量分
析することにより、形質転換体によるCoQ8の生産量
を算定した。カラムはDevelosil ODS-HG-5(野村化学)
を用い、メタノール:n−ヘキサン=8:2の溶液を移
動相とし、流速1ml/min、測定波長275nmの
条件で分析した。結果を第1表に示す。
【0140】
【表1】
【0141】CoQ8の生成量は、コントロール株DH5
α/pEG400と比較し、DH5α/pADO-1、DH5α/pDXS-1お
よびDH5α/pXSE-1では有意に高かった。特に、実施例
1で取得したDNAを全て導入したDH5α/pADO-1にお
いて最も高い生産性が得られた。
α/pEG400と比較し、DH5α/pADO-1、DH5α/pDXS-1お
よびDH5α/pXSE-1では有意に高かった。特に、実施例
1で取得したDNAを全て導入したDH5α/pADO-1にお
いて最も高い生産性が得られた。
【0142】(2)M9培地を10ml入れた試験管
に、上記(1)で取得したE. coli DH5α/pDXS-1また
はE. coli DH5α/pEG400をそれぞれ植菌し、30℃で
72時間振盪培養した。培養終了後、上記(1)と同様
の方法により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定
した。結果を第2表に示す。
に、上記(1)で取得したE. coli DH5α/pDXS-1また
はE. coli DH5α/pEG400をそれぞれ植菌し、30℃で
72時間振盪培養した。培養終了後、上記(1)と同様
の方法により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定
した。結果を第2表に示す。
【0143】
【表2】
【0144】CoQ8の生成量は、コントロール株DH5
α/pEG400と比較し、DH5α/pDXS-1では有意に高かっ
た。 (3) 組換え大腸菌によるCoQ8の生産 実施例1で取得したプラスミドpEGYM1またはコン
トロールとしてpEG400をE. coli DH5α株に導入
し、100μg/ml濃度のスペクチノマイシンに抵抗
性を示す形質転換体E. coli DH5α/pEGYM1およびE. co
li DH5α/pEG400を各々取得した。
α/pEG400と比較し、DH5α/pDXS-1では有意に高かっ
た。 (3) 組換え大腸菌によるCoQ8の生産 実施例1で取得したプラスミドpEGYM1またはコン
トロールとしてpEG400をE. coli DH5α株に導入
し、100μg/ml濃度のスペクチノマイシンに抵抗
性を示す形質転換体E. coli DH5α/pEGYM1およびE. co
li DH5α/pEG400を各々取得した。
【0145】グルコース1%、ビタミンB1 100mg
/l、ビタミンB6 100mg/l、p−ハイドロキシ
安息香酸50mg/l添加したLB培地を10ml入れ
た試験管にこれら形質転換体を植菌し、30℃で72時
間振盪培養した。培養終了後、上記(1)と同様の方法
により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定した。
結果を第3表に示す。
/l、ビタミンB6 100mg/l、p−ハイドロキシ
安息香酸50mg/l添加したLB培地を10ml入れ
た試験管にこれら形質転換体を植菌し、30℃で72時
間振盪培養した。培養終了後、上記(1)と同様の方法
により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定した。
結果を第3表に示す。
【0146】
【表3】
【0147】CoQ8の生成量は、コントロール株DH5a
/pEG400と比較し、DH5a/pEGYM1では有意に高かった。
/pEG400と比較し、DH5a/pEGYM1では有意に高かった。
【0148】実施例3 組換え大腸菌によるメナキノン
ー8(MK−8)の生産 (1)スペクチノマイシンを100μg/ml添加した
TB培地〔バクトトリプトン(ディフコ社製)12g、
酵母エキス(ディフコ社製)24g、グリセロール5g
を水900mlに溶解し、KH2PO4を0.17M、K
2HPO4を0.72M含有する水溶液を100ml加え
て調製した培地〕を10ml入れた試験管に、実施例2
(1)で取得した、E. coli DH5α/pADO-1またはE. co
li DH5α/pEG400をそれぞれ植菌し、30℃で72時間
振盪培養した。培養終了後、実施例2(1)のCoQ8
の定量法と同様の方法によりMK−8を定量し、形質転
換体によるMK−8の生産量を算定した。結果を第4表
に示す。
ー8(MK−8)の生産 (1)スペクチノマイシンを100μg/ml添加した
TB培地〔バクトトリプトン(ディフコ社製)12g、
酵母エキス(ディフコ社製)24g、グリセロール5g
を水900mlに溶解し、KH2PO4を0.17M、K
2HPO4を0.72M含有する水溶液を100ml加え
て調製した培地〕を10ml入れた試験管に、実施例2
(1)で取得した、E. coli DH5α/pADO-1またはE. co
li DH5α/pEG400をそれぞれ植菌し、30℃で72時間
振盪培養した。培養終了後、実施例2(1)のCoQ8
の定量法と同様の方法によりMK−8を定量し、形質転
換体によるMK−8の生産量を算定した。結果を第4表
に示す。
【0149】
【表4】
【0150】MK−8の生産量は、コントロール株DH5
α/pEG400と比較して、DH5α/pADO-1では有意に高か
った。 (2)実施例2(1)で取得したE. coli DH5α/pDXS-
1またはE. coli DH5α/pEG400を、上記(1)と同様の
方法で培養し、形質転換体によるMK−8の生産量を算
定した。結果を第5表に示す。
α/pEG400と比較して、DH5α/pADO-1では有意に高か
った。 (2)実施例2(1)で取得したE. coli DH5α/pDXS-
1またはE. coli DH5α/pEG400を、上記(1)と同様の
方法で培養し、形質転換体によるMK−8の生産量を算
定した。結果を第5表に示す。
【0151】
【表5】
【0152】MK−8の生産量は、コントロール株DH5
α/pEG400と比較して、DH5α/pDXS-1では有意に高か
った。
α/pEG400と比較して、DH5α/pDXS-1では有意に高か
った。
【0153】実施例4 Erwinia carotovoraによるCoQ
8の生産 実施例1で取得したプラスミドpDXS−1またはコン
トロールとしてpEG400をErwinia carotovora IFO
-3380株に導入し、100μg/ml濃度のスペクチノ
マイシンに抵抗性を示す形質転換体IFO-3380/pDXS-1お
よびIFO-3380/pEG400を取得した。
8の生産 実施例1で取得したプラスミドpDXS−1またはコン
トロールとしてpEG400をErwinia carotovora IFO
-3380株に導入し、100μg/ml濃度のスペクチノ
マイシンに抵抗性を示す形質転換体IFO-3380/pDXS-1お
よびIFO-3380/pEG400を取得した。
【0154】スペクチノマイシンを100μg/ml添
加したLB培地を10ml入れた試験管にこれら形質転
換体を植菌し、30℃で72時間振盪培養した。培養終
了後、実施例2(1)と同様の方法により形質転換体に
よるCoQ8の生産量を算定した。結果を第6表に示
す。
加したLB培地を10ml入れた試験管にこれら形質転
換体を植菌し、30℃で72時間振盪培養した。培養終
了後、実施例2(1)と同様の方法により形質転換体に
よるCoQ8の生産量を算定した。結果を第6表に示
す。
【0155】
【表6】
【0156】CoQ8の生成量は、コントロール株IFO-
3380/pEG400と比較し、IFO-3380/pDXS-1では有意に高
かった。
3380/pEG400と比較し、IFO-3380/pDXS-1では有意に高
かった。
【0157】実施例5:Erwinia uredovoraによるユビ
キノンおよびカロテノイドの生産 実施例1で取得したプラスミドpUCYM-1、pQEDXS-1、pQE
YM-1またはコントロールとしてpUC19およびpQE30をエレ
クトロポレーション法によりErwinia uredovora DSM-30
080株に導入し、100μg/ml濃度のアンピシリン
に抵抗性を示す形質転換体E. uredovora DSM-30080/pU
CYM-1、E. uredovora DSM-30080/pQEDXS-1、E. uredov
ora DSM-30080/pQEYM-1、E. uredovora DSM-30080/pU
C19およびE. uredovora DSM-30080/pQE30を取得した。
キノンおよびカロテノイドの生産 実施例1で取得したプラスミドpUCYM-1、pQEDXS-1、pQE
YM-1またはコントロールとしてpUC19およびpQE30をエレ
クトロポレーション法によりErwinia uredovora DSM-30
080株に導入し、100μg/ml濃度のアンピシリン
に抵抗性を示す形質転換体E. uredovora DSM-30080/pU
CYM-1、E. uredovora DSM-30080/pQEDXS-1、E. uredov
ora DSM-30080/pQEYM-1、E. uredovora DSM-30080/pU
C19およびE. uredovora DSM-30080/pQE30を取得した。
【0158】アンピシリン100μg/ml、グルコー
ス1%、ビタミンB1 100mg/l、ビタミンB6 1
00mg/l、p−ハイドロキシ安息香酸50mg/l
添加したLB培地を10ml入れた試験管にこれら形質
転換体を植菌し、30℃で72時間振盪培養した。
ス1%、ビタミンB1 100mg/l、ビタミンB6 1
00mg/l、p−ハイドロキシ安息香酸50mg/l
添加したLB培地を10ml入れた試験管にこれら形質
転換体を植菌し、30℃で72時間振盪培養した。
【0159】培養終了後、実施例2(1)と同様の方法
により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定した。
カロテノイド色素の生産量は、実施例2(1)と同様の
方法により得られた2−ブタノール層を分光光度計を用
い、450nmの吸光度を測定することにより算出し
た。結果を第7表に示す。
により形質転換体によるCoQ8の生産量を算定した。
カロテノイド色素の生産量は、実施例2(1)と同様の
方法により得られた2−ブタノール層を分光光度計を用
い、450nmの吸光度を測定することにより算出し
た。結果を第7表に示す。
【0160】
【表7】
【0161】CoQ8の生産量およびカロテノイド色素
の生産量ともに、コントロール株DSM-30080/pUC19と比
較し、DSM-30080/pUCYM-1では有意に高かった。同様
に、CoQ8の生産量およびカロテノイド色素の生産量
ともに、コントロール株DSM-30080/pQE30と比較し、DSM
-30080/pQEYM-1およびDSM-30080/pQEDXS-1では有意に高
かった。
の生産量ともに、コントロール株DSM-30080/pUC19と比
較し、DSM-30080/pUCYM-1では有意に高かった。同様
に、CoQ8の生産量およびカロテノイド色素の生産量
ともに、コントロール株DSM-30080/pQE30と比較し、DSM
-30080/pQEYM-1およびDSM-30080/pQEDXS-1では有意に高
かった。
【0162】実施例6 光合成細菌Rhodobacter sphaer
oidesからのイソプレノイド化合物の生合成に関与する
蛋白質をコードするDNAの取得 (1)R.sphaeroidesからのDXS遺伝子の取得 大腸菌で見出されたDXS遺伝子配列を用いて、他生物種
で保存されているDXSホモログをgenbankより検索した。
その結果、Haemophilus influenzae(P45205)、Rhodobac
ter capsulatus(P26242)、Bacillussubtilis(P54523)、
Synechocystis sp. PCC6803(P73067)およびMycobacteri
un tuberculosis(O07184)等でホモログが見出された。
これら配列を比較して、高度に保存されているアミノ酸
配列を選択した。保存アミノ酸配列に対応する塩基配列
をR. sphaeroidesのコドン使用頻度を考慮にいれて設計
し、センスプライマーとして配列番号32および配列番
号33に記載の塩基配列を有するDNA断片を、アンチ
センスプライマーとして配列番号34を有するDNA断
片をDNA合成機を用いて合成した。
oidesからのイソプレノイド化合物の生合成に関与する
蛋白質をコードするDNAの取得 (1)R.sphaeroidesからのDXS遺伝子の取得 大腸菌で見出されたDXS遺伝子配列を用いて、他生物種
で保存されているDXSホモログをgenbankより検索した。
その結果、Haemophilus influenzae(P45205)、Rhodobac
ter capsulatus(P26242)、Bacillussubtilis(P54523)、
Synechocystis sp. PCC6803(P73067)およびMycobacteri
un tuberculosis(O07184)等でホモログが見出された。
これら配列を比較して、高度に保存されているアミノ酸
配列を選択した。保存アミノ酸配列に対応する塩基配列
をR. sphaeroidesのコドン使用頻度を考慮にいれて設計
し、センスプライマーとして配列番号32および配列番
号33に記載の塩基配列を有するDNA断片を、アンチ
センスプライマーとして配列番号34を有するDNA断
片をDNA合成機を用いて合成した。
【0163】R.sphaeroides KY4113株(FERM-P4675)
の染色体DNAを鋳型として、上記プライマーと、Expa
ndTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マンハ
イム社製)を用い、DNAThermal Cycler(パーキンエル
マージャパン社製)でPCRを行った。
の染色体DNAを鋳型として、上記プライマーと、Expa
ndTM High-Fidelity PCR System(ベーリンガー・マンハ
イム社製)を用い、DNAThermal Cycler(パーキンエル
マージャパン社製)でPCRを行った。
【0164】PCRは、94℃で40秒間、60℃で4
0秒間、72℃で1分間からなる反応工程を1サイクル
として、30サイクル行った後、72℃で7分間反応さ
せる条件で行い、目的とするDNA断片を取得した。こ
のDNA断片をDIG DNA Labeling Kit(ベーリンガー・
マンハイム社製)を用いてDIG標識した。
0秒間、72℃で1分間からなる反応工程を1サイクル
として、30サイクル行った後、72℃で7分間反応さ
せる条件で行い、目的とするDNA断片を取得した。こ
のDNA断片をDIG DNA Labeling Kit(ベーリンガー・
マンハイム社製)を用いてDIG標識した。
【0165】R. sphaeroidesのDXS遺伝子全長を取得
するため、KY4113株のゲノムライブラリーを作成
した。KY4113株をLB培地で一晩培養し、染色体
DNAを抽出した。制限酵素Sau3AIで部分消化し
てショ糖密度勾配超遠心法により4〜6kbのDNA断
片を精製した。該DNA断片とBamHI消化したベク
ターpUC19をLigation Pack(ニッポンジーン社製)
を用いて連結し、大腸菌DH5αに形質転換した。形質
転換体をアンピシリン100μg/mlを含むLBプレ
ートに塗布し、約10000個のコロニーを得た。
するため、KY4113株のゲノムライブラリーを作成
した。KY4113株をLB培地で一晩培養し、染色体
DNAを抽出した。制限酵素Sau3AIで部分消化し
てショ糖密度勾配超遠心法により4〜6kbのDNA断
片を精製した。該DNA断片とBamHI消化したベク
ターpUC19をLigation Pack(ニッポンジーン社製)
を用いて連結し、大腸菌DH5αに形質転換した。形質
転換体をアンピシリン100μg/mlを含むLBプレ
ートに塗布し、約10000個のコロニーを得た。
【0166】上記方法で取得したDIG標識DNA断片
をプローブとして、コロニーハイブリダイゼーション法
によるスクリーニングをしたところ、2種類のDNA断
片が検出された。各々をシークエンスしたところ、それ
ぞれのDNA断片から他生物種の既知DXS遺伝子と相
同性の高いORFが見出された。配列番号26に示すア
ミノ酸配列をDXS1、配列番号27に示すアミノ酸配
列をDXS2と命名した。
をプローブとして、コロニーハイブリダイゼーション法
によるスクリーニングをしたところ、2種類のDNA断
片が検出された。各々をシークエンスしたところ、それ
ぞれのDNA断片から他生物種の既知DXS遺伝子と相
同性の高いORFが見出された。配列番号26に示すア
ミノ酸配列をDXS1、配列番号27に示すアミノ酸配
列をDXS2と命名した。
【0167】(2)大腸菌DXS遺伝子欠損株を用いた
相補性確認 大腸菌DXS遺伝子欠損株の取得E . coli W3110株(ATCC14948)を、LB液体培地に植菌
し、対数増殖期まで培養した。培養後、得られた培養液
より遠心分離により菌体を取得した。該菌体を、0.0
5Mトリスーマレイン酸緩衝液(pH6.0)で洗浄
後、菌体濃度が109細胞/mlになるように同緩衝液
に懸濁した。
相補性確認 大腸菌DXS遺伝子欠損株の取得E . coli W3110株(ATCC14948)を、LB液体培地に植菌
し、対数増殖期まで培養した。培養後、得られた培養液
より遠心分離により菌体を取得した。該菌体を、0.0
5Mトリスーマレイン酸緩衝液(pH6.0)で洗浄
後、菌体濃度が109細胞/mlになるように同緩衝液
に懸濁した。
【0168】該懸濁液にNTGを終濃度が600mg/
lになるように加え、室温で20分間保持して変異処理
を行った。得られた変異処理菌体を1−デオキシキシル
ロース0.1%を含むM9最少寒天培地〔モレキュラー
・クローニング第二版〕プレートに塗布して培養した。
1−デオキシキシルロースは、J. C. S. Perkin Trans
I, 2131-2137 (1982)に記載の方法に準じて化学合成し
た。
lになるように加え、室温で20分間保持して変異処理
を行った。得られた変異処理菌体を1−デオキシキシル
ロース0.1%を含むM9最少寒天培地〔モレキュラー
・クローニング第二版〕プレートに塗布して培養した。
1−デオキシキシルロースは、J. C. S. Perkin Trans
I, 2131-2137 (1982)に記載の方法に準じて化学合成し
た。
【0169】1−デオキシキシルロース0.1%を含む
M9最少寒天培地上で生育してきたコロニーを、M9最
少寒天培地と1−デオキシキシルロースを0.1%含む
M9最少寒天培地にレプリカし、1−デオキシキシルロ
ースを0.1%含むM9最少寒天培地では生育できる
が、M9最少寒天培地では生育できない、1−デオキシ
キシルロース要求性を示す株を目的の変異株として選択
した。該方法で選択され、取得された変異株をME1株
と命名した。該ME1株にpDXS−1を導入したとこ
ろ、1−デオキシキシルロース要求性を相補したことか
ら、ME1株はDXS遺伝子が欠損した株であると判断
した。
M9最少寒天培地上で生育してきたコロニーを、M9最
少寒天培地と1−デオキシキシルロースを0.1%含む
M9最少寒天培地にレプリカし、1−デオキシキシルロ
ースを0.1%含むM9最少寒天培地では生育できる
が、M9最少寒天培地では生育できない、1−デオキシ
キシルロース要求性を示す株を目的の変異株として選択
した。該方法で選択され、取得された変異株をME1株
と命名した。該ME1株にpDXS−1を導入したとこ
ろ、1−デオキシキシルロース要求性を相補したことか
ら、ME1株はDXS遺伝子が欠損した株であると判断
した。
【0170】(3)DXS1およびDXS2の相補性試
験 KY4113株由来の、配列番号27からなるDXS1
をコードするDNA断片、および配列番号29からなる
DXS2をコードするDNA断片を各々ベクターpUC
19のlacプロモーター下流に連結したプラスミドを
構築した。
験 KY4113株由来の、配列番号27からなるDXS1
をコードするDNA断片、および配列番号29からなる
DXS2をコードするDNA断片を各々ベクターpUC
19のlacプロモーター下流に連結したプラスミドを
構築した。
【0171】これら構築したプラスミドをそれぞれME
1株に導入したところ、DXS1およびDXS2いずれ
もME1株の1−デオキシキシルロース要求性を相補し
た。以上のことから、R. sphaeroidesはピルビン酸とグ
リセルアルデヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キ
シルロース5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を
有するDXS1およびDXS2のDXS遺伝子を2つ持
つことが判明した。
1株に導入したところ、DXS1およびDXS2いずれ
もME1株の1−デオキシキシルロース要求性を相補し
た。以上のことから、R. sphaeroidesはピルビン酸とグ
リセルアルデヒド3−リン酸から1−デオキシ−D−キ
シルロース5−リン酸を生成する反応を触媒する活性を
有するDXS1およびDXS2のDXS遺伝子を2つ持
つことが判明した。
【0172】(4)R.sphaeroides由来メチルエリスリ
トール要求性相補遺伝子の取得 実施例1(2)で得られた大腸菌メチルエリスリトー
ル要求性変異株ME7株を、メチルエリスリトール0.
1%含むLB液体培地に植菌して対数増殖期まで培養し
た後、遠心分離して菌体を回収した。該菌体を10%グ
リセロールを含む1mMHEPES水溶液で2回洗浄し
て培地成分を可能な限り除去した。
トール要求性相補遺伝子の取得 実施例1(2)で得られた大腸菌メチルエリスリトー
ル要求性変異株ME7株を、メチルエリスリトール0.
1%含むLB液体培地に植菌して対数増殖期まで培養し
た後、遠心分離して菌体を回収した。該菌体を10%グ
リセロールを含む1mMHEPES水溶液で2回洗浄し
て培地成分を可能な限り除去した。
【0173】該洗浄菌体に、実施例6(1)で作成した
R.sphaeroides KY4113株のゲノムライブラリーから抽出
したプラスミドを、常法に従い、エレクトロポレーショ
ンにより導入した。導入後、アンピシリン100μg/
lを含むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養し
た。生育してきたコロニーを釣菌し、LB液体培地に植
菌して培養し、該培養菌体よりプラスミドを抽出した。
R.sphaeroides KY4113株のゲノムライブラリーから抽出
したプラスミドを、常法に従い、エレクトロポレーショ
ンにより導入した。導入後、アンピシリン100μg/
lを含むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養し
た。生育してきたコロニーを釣菌し、LB液体培地に植
菌して培養し、該培養菌体よりプラスミドを抽出した。
【0174】抽出したプラスミドをME7株に再導入し
たところ、メチルエリスリトールを含まない培地でも生
育したことから、抽出したプラスミドにR.sphaeroides
由来のメチルエリスリトール要求性を相補するDNA断
片が含まれていることを確認した。本DNA断片の塩基
配列を決定した結果、配列番号31からなる、大腸菌ya
eMと相同性の高いアミノ酸配列をコードするDNA配列
が見出された。
たところ、メチルエリスリトールを含まない培地でも生
育したことから、抽出したプラスミドにR.sphaeroides
由来のメチルエリスリトール要求性を相補するDNA断
片が含まれていることを確認した。本DNA断片の塩基
配列を決定した結果、配列番号31からなる、大腸菌ya
eMと相同性の高いアミノ酸配列をコードするDNA配列
が見出された。
【0175】実施例7 組換え光合成細菌によるユビキ
ノンー10(CoQ10)の生産 実施例6で取得した配列番号27からなるDNA断片D
XS1および配列番号29からなるDNA断片DXS2
の上流に、KY4113株由来のglnBプロモーターを連結し、
広宿主域ベクターpEG400に挿入して作成したプラスミド
をpRSDX-1およびpRSDX-2と命名した。また、yaeMとDX
S1をタンデムに連結し、glnBプロモーター下流に連結
したプラスミドを構築し、pRSYMDX1と命名した。これら
プラスミドを、エレクトロポレーション(Bio-Rad社
製)によりR.sphaeroides KY4113株に導入した。
ノンー10(CoQ10)の生産 実施例6で取得した配列番号27からなるDNA断片D
XS1および配列番号29からなるDNA断片DXS2
の上流に、KY4113株由来のglnBプロモーターを連結し、
広宿主域ベクターpEG400に挿入して作成したプラスミド
をpRSDX-1およびpRSDX-2と命名した。また、yaeMとDX
S1をタンデムに連結し、glnBプロモーター下流に連結
したプラスミドを構築し、pRSYMDX1と命名した。これら
プラスミドを、エレクトロポレーション(Bio-Rad社
製)によりR.sphaeroides KY4113株に導入した。
【0176】導入後、100μg/ml濃度のスペクチ
ノマイシンを含むLB寒天培地に塗布し、30℃で3日
間培養した。生育してきたコロニーを100μg/ml
濃度のスペクチノマイシンを含むLB培地に植菌して一
晩培養後、培養菌体を遠心分離により回収した。
ノマイシンを含むLB寒天培地に塗布し、30℃で3日
間培養した。生育してきたコロニーを100μg/ml
濃度のスペクチノマイシンを含むLB培地に植菌して一
晩培養後、培養菌体を遠心分離により回収した。
【0177】得られた菌体よりプラスミド抽出(Qiagen
社製)し、各々導入したプラスミドを保持していること
を確認した。このようにして得られた形質転換体をKY41
13/pRSDX-1、KY4113/pRSDX-2、KY4113/pRSYMDX1およびK
Y4113/pEG400と命名した。種培地〔グルコース2%、ペ
プトン1%、酵母エキス1%、NaCl0.5%(pH
7.2、NaOHで調整)〕を5ml入れた試験管に各
形質転換体を一白金耳植菌し、30℃で24時間培養し
た。
社製)し、各々導入したプラスミドを保持していること
を確認した。このようにして得られた形質転換体をKY41
13/pRSDX-1、KY4113/pRSDX-2、KY4113/pRSYMDX1およびK
Y4113/pEG400と命名した。種培地〔グルコース2%、ペ
プトン1%、酵母エキス1%、NaCl0.5%(pH
7.2、NaOHで調整)〕を5ml入れた試験管に各
形質転換体を一白金耳植菌し、30℃で24時間培養し
た。
【0178】得られた培養液0.5mlを、ユビキノン
ー10生産培地(廃糖蜜4%、グルコース2.7%、コ
ーンスチープリカー4%、硫酸アンモニウム0.8%、
リン酸1カリウム0.05%、リン酸2カリウム0.0
5%、硫酸マグネシウム・7水和物0.025%、硫酸
第一鉄・7水和物3mg/l、チアミン8mg/l、ニ
コチン酸8mg/l、トレースエレメント1ml/lを
含む培地をpH9に調整後、炭酸カルシウム1%を添加
してオートクレーブ滅菌したもの)を5ml入れた試験
管に添加し、30℃で5日間振盪培養した。培養終了後
実施例2(1)のCoQ8の定量法と同様の方法によ
り、形質転換体によるCoQ10の生産量を算定した。
結果を表8に示す。
ー10生産培地(廃糖蜜4%、グルコース2.7%、コ
ーンスチープリカー4%、硫酸アンモニウム0.8%、
リン酸1カリウム0.05%、リン酸2カリウム0.0
5%、硫酸マグネシウム・7水和物0.025%、硫酸
第一鉄・7水和物3mg/l、チアミン8mg/l、ニ
コチン酸8mg/l、トレースエレメント1ml/lを
含む培地をpH9に調整後、炭酸カルシウム1%を添加
してオートクレーブ滅菌したもの)を5ml入れた試験
管に添加し、30℃で5日間振盪培養した。培養終了後
実施例2(1)のCoQ8の定量法と同様の方法によ
り、形質転換体によるCoQ10の生産量を算定した。
結果を表8に示す。
【0179】
【表8】
【0180】CoQ10生成量は、コントロール株KY41
13/pEG400と比較しKY4113/pRSDX-1、KY4113/pRSDX-2お
よびKY4113/pRSYMDX1では有意に高かった。
13/pEG400と比較しKY4113/pRSDX-1、KY4113/pRSDX-2お
よびKY4113/pRSYMDX1では有意に高かった。
【0181】実施例8 yaeM遺伝子がコードする酵素の
活性測定 (1)yaeM遺伝子の高発現化 yaeM遺伝子を十分発現させるような組換え体プラス
ミドをPCR法〔Science,230,1350 (1985)〕を用い
て下記方法により構築した。配列番号24に示した配列
を有するセンスプライマーおよび配列番号25に示した
配列を有するアンチセンスプライマーをDNA合成機を
用いて合成した。
活性測定 (1)yaeM遺伝子の高発現化 yaeM遺伝子を十分発現させるような組換え体プラス
ミドをPCR法〔Science,230,1350 (1985)〕を用い
て下記方法により構築した。配列番号24に示した配列
を有するセンスプライマーおよび配列番号25に示した
配列を有するアンチセンスプライマーをDNA合成機を
用いて合成した。
【0182】該センスプライマーおよびアンチセンスプ
ライマーの5’末端にはそれぞれBamHIの制限酵素
サイトを付加させた。染色体DNAを鋳型として、これ
らプライマーおよびTaq DNA polymerase(ベーリンガー
社製)を用い、DNA Thermal Cycler(パーキンエルマー
ジャパン社製)でPCRを行うことによりyaeM遺伝
子を増幅した。
ライマーの5’末端にはそれぞれBamHIの制限酵素
サイトを付加させた。染色体DNAを鋳型として、これ
らプライマーおよびTaq DNA polymerase(ベーリンガー
社製)を用い、DNA Thermal Cycler(パーキンエルマー
ジャパン社製)でPCRを行うことによりyaeM遺伝
子を増幅した。
【0183】PCRは、94℃で30秒間、55℃で3
0秒間、72℃で2分間からなる反応工程を1サイクル
と30サイクル行った後、72℃で7分間反応させる条
件で行った。増幅されたDNA断片およびpUC118(宝酒
造社製)を制限酵素BamHIで消化後、各々のDNA
断片をアガロースゲル電気泳動によって精製した。
0秒間、72℃で2分間からなる反応工程を1サイクル
と30サイクル行った後、72℃で7分間反応させる条
件で行った。増幅されたDNA断片およびpUC118(宝酒
造社製)を制限酵素BamHIで消化後、各々のDNA
断片をアガロースゲル電気泳動によって精製した。
【0184】これら精製された両断片を混合した後エタ
ノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μlの蒸
留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことにより組
換え体DNAを取得した。該組換え体DNAがyaeM
遺伝子であることをDNA配列を決定することによって
確認した。
ノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μlの蒸
留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことにより組
換え体DNAを取得した。該組換え体DNAがyaeM
遺伝子であることをDNA配列を決定することによって
確認した。
【0185】該組換え体からプラスミドを抽出し、制限
酵素制限酵素BamHIで消化後、アガロースゲル電気
泳動を行いBamHI処理yaeM遺伝子含有DNA断
片を取得した。pQE30(QIAGEN社製)を制限酵素Bam
HIで消化後、アガロースゲル電気泳動を行いBamH
I処理pQE30断片を取得した。
酵素制限酵素BamHIで消化後、アガロースゲル電気
泳動を行いBamHI処理yaeM遺伝子含有DNA断
片を取得した。pQE30(QIAGEN社製)を制限酵素Bam
HIで消化後、アガロースゲル電気泳動を行いBamH
I処理pQE30断片を取得した。
【0186】上記で取得されたBamHI処理yaeM
遺伝子含有DNA断片をBamHI消化pQE30断片と混
合した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿
物を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行
うことにより組換え体DNAを取得した。該組換え体D
NAを用い、E. Coli JM109株を常法に従って形質転換
後、該形質転換体をアンピシリン100μg/mlを含
むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養した。
遺伝子含有DNA断片をBamHI消化pQE30断片と混
合した後、エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿
物を5μlの蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行
うことにより組換え体DNAを取得した。該組換え体D
NAを用い、E. Coli JM109株を常法に従って形質転換
後、該形質転換体をアンピシリン100μg/mlを含
むLB寒天培地に塗布し、37℃で一晩培養した。
【0187】上記と同様の方法で、該大腸菌よりプラス
ミドを単離した。上記同様、該方法により単離したプラ
スミドを各種制限酵素で切断して構造を調べ、塩基配列
を決定することにより、目的のDNA断片が挿入されて
いるプラスミドであることを確認した。このプラスミド
をpQEDXRと命名した。
ミドを単離した。上記同様、該方法により単離したプラ
スミドを各種制限酵素で切断して構造を調べ、塩基配列
を決定することにより、目的のDNA断片が挿入されて
いるプラスミドであることを確認した。このプラスミド
をpQEDXRと命名した。
【0188】(2) yaeM遺伝子産物の活性測定 yaeM遺伝子産物の精製 (1)で作成したpQEDXRを常法によりpREP4を有するE.
coli M15株(QIAGEN社製)に導入し、アンピシリン200μg
/ml、カナマイシン25μg/mlに耐性を示すM15/pREP4+pQE
DXR株を得た。
coli M15株(QIAGEN社製)に導入し、アンピシリン200μg
/ml、カナマイシン25μg/mlに耐性を示すM15/pREP4+pQE
DXR株を得た。
【0189】M15/pREP4+pQEDXR株をアンピシリン200
μg/ml、カナマイシン25μg/mlを含むLB液
体培地100ml中、37℃で培養し、660nmの濁
度が0.8に達した時点でイソプロピルチオガラクトシ
ドを終濃度0.2mMになるように添加した。さらに3
7℃で5時間培養した後、遠心分離(3000rpm、
10分間)によって培養上清を除いた。この菌体を10
0mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)6mlに懸濁
し、超音波破砕機(SONIFIER,BRANSON社製)を用いて氷冷
しつつ破砕した。得られた菌体破砕液を遠心分離(1
0,000rpm、20分間、4℃)にかけ、上清を回
収した。この細胞抽出液遠心上清をNi-NTAレジンカラム
(QIAGEN社製)に通し、20mlの洗浄緩衝液〔100m
Mトリス塩酸(pH8.0)、50mMイミダゾール、
0.5% Tween20〕で洗浄した。ついで溶出緩衝液
〔100mMトリス塩酸(pH8.0)、200mMイ
ミダゾール〕10mlを通塔し、溶出液を1mlづつ分
画した。各分画について蛋白量を測定(BioRad社
の蛋白量定量キット使用)し、蛋白質を含む画分を精製
蛋白画分とした。
μg/ml、カナマイシン25μg/mlを含むLB液
体培地100ml中、37℃で培養し、660nmの濁
度が0.8に達した時点でイソプロピルチオガラクトシ
ドを終濃度0.2mMになるように添加した。さらに3
7℃で5時間培養した後、遠心分離(3000rpm、
10分間)によって培養上清を除いた。この菌体を10
0mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)6mlに懸濁
し、超音波破砕機(SONIFIER,BRANSON社製)を用いて氷冷
しつつ破砕した。得られた菌体破砕液を遠心分離(1
0,000rpm、20分間、4℃)にかけ、上清を回
収した。この細胞抽出液遠心上清をNi-NTAレジンカラム
(QIAGEN社製)に通し、20mlの洗浄緩衝液〔100m
Mトリス塩酸(pH8.0)、50mMイミダゾール、
0.5% Tween20〕で洗浄した。ついで溶出緩衝液
〔100mMトリス塩酸(pH8.0)、200mMイ
ミダゾール〕10mlを通塔し、溶出液を1mlづつ分
画した。各分画について蛋白量を測定(BioRad社
の蛋白量定量キット使用)し、蛋白質を含む画分を精製
蛋白画分とした。
【0190】 基質1−デオキシ-D-キシルロース5-
リン酸の調製 反応基質である1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸
は以下のようにして調製した。1−デオキシ-D-キシル
ロース5-リン酸の検出は、HPLC〔カラム:Senshu p
ak NH2-1251-N(4.6 x 250mm、Senshu社製)、移動層:1
00mMKH2PO4(pH3.5)〕によって195n
mの吸光度を測定する方法で行った。大腸菌のdxs遺
伝子を高発現するプラスミドpQDXS-1を上記と同様にE.c
oliM15/pREP4株に導入し、M15/pREP4+pQDXS-1株を得
た。
リン酸の調製 反応基質である1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸
は以下のようにして調製した。1−デオキシ-D-キシル
ロース5-リン酸の検出は、HPLC〔カラム:Senshu p
ak NH2-1251-N(4.6 x 250mm、Senshu社製)、移動層:1
00mMKH2PO4(pH3.5)〕によって195n
mの吸光度を測定する方法で行った。大腸菌のdxs遺
伝子を高発現するプラスミドpQDXS-1を上記と同様にE.c
oliM15/pREP4株に導入し、M15/pREP4+pQDXS-1株を得
た。
【0191】該株を実施例8(2)と同様に培養し、
Ni-NTAレジンカラムを用いてdxs酵素蛋白質を精製し
た。該精製dxs蛋白質を20mlの反応液〔100m
Mトリス塩酸(pH7.5)、10mMピルビン酸ナト
リウム、30mMDL−グリセルアルデヒド−3−リン
酸、1.5mMチアミンピロリン酸、10mMMgCl
2、1mMDL−ジチオスレイトール〕に加え37℃で
保温した。
Ni-NTAレジンカラムを用いてdxs酵素蛋白質を精製し
た。該精製dxs蛋白質を20mlの反応液〔100m
Mトリス塩酸(pH7.5)、10mMピルビン酸ナト
リウム、30mMDL−グリセルアルデヒド−3−リン
酸、1.5mMチアミンピロリン酸、10mMMgCl
2、1mMDL−ジチオスレイトール〕に加え37℃で
保温した。
【0192】12時間反応した後、反応液を水で300
mlに希釈し、活性炭カラム(2.2x8cm)を通し
た後、Dowex 1-X8(Cl−型、3.5x25cm)に通
塔し、1%食塩水で溶出した。溶出画分を濃縮後、Seph
adex G-10(1.8x100cm)に通塔し、水で溶出
した。1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸含有
画分を凍結乾燥し、約50mgの白色粉末を得た。該粉
末が1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸であること
をNMR分析(A-500、日本電子社製)で確認した。
mlに希釈し、活性炭カラム(2.2x8cm)を通し
た後、Dowex 1-X8(Cl−型、3.5x25cm)に通
塔し、1%食塩水で溶出した。溶出画分を濃縮後、Seph
adex G-10(1.8x100cm)に通塔し、水で溶出
した。1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸含有
画分を凍結乾燥し、約50mgの白色粉末を得た。該粉
末が1−デオキシ-D-キシルロース5-リン酸であること
をNMR分析(A-500、日本電子社製)で確認した。
【0193】 yaeM遺伝子産物の酵素活性測定 100mMトリス塩酸(pH7.5)、1mMMmCl
2、0.3mMNADPHと実施例8(2)で得たy
aeM遺伝子産物を含む反応液1mlに、上記のように
合成した1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸
0.3mM(終濃度)を加え、37℃でインキュベート
した。インキュベート中のNADPHの増減を340n
Mの吸光を分光光度計(UV-160、島津社製)で測定する方
法で追跡したところ、経時的にNADPHが減少するこ
とが分かった。
2、0.3mMNADPHと実施例8(2)で得たy
aeM遺伝子産物を含む反応液1mlに、上記のように
合成した1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸
0.3mM(終濃度)を加え、37℃でインキュベート
した。インキュベート中のNADPHの増減を340n
Mの吸光を分光光度計(UV-160、島津社製)で測定する方
法で追跡したところ、経時的にNADPHが減少するこ
とが分かった。
【0194】上記反応産物の構造を確認するため、以下
のようにスケールを大きくして反応を行い、産物を単離
した。1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸の濃
度を0.15mMとした以外は上記と同じ組成の反応液
200mlを、同様に37℃で30分間インキュベート
した後、その全量を活性炭カラムに通し、通過液を水で
1Lに希釈した後、Dowex 1-X8(Cl-型、3.5x20
cm)カラムに通塔した。
のようにスケールを大きくして反応を行い、産物を単離
した。1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸の濃
度を0.15mMとした以外は上記と同じ組成の反応液
200mlを、同様に37℃で30分間インキュベート
した後、その全量を活性炭カラムに通し、通過液を水で
1Lに希釈した後、Dowex 1-X8(Cl-型、3.5x20
cm)カラムに通塔した。
【0195】1%食塩水400mlで溶出し、Sephadex
G-10(1.8x100cm)に通塔し、水で溶出し
た。溶出画分を凍結乾燥することで、反応産物を単離し
た。HR−FABMS解析から単離された反応産物の分
子式はC5H12O7P[m/z215.0276(M−
H)-、△−4.5mmu]と推定された。1Hおよび 13
CNMR解析から、以下のケミカルシフトが得られた。
G-10(1.8x100cm)に通塔し、水で溶出し
た。溶出画分を凍結乾燥することで、反応産物を単離し
た。HR−FABMS解析から単離された反応産物の分
子式はC5H12O7P[m/z215.0276(M−
H)-、△−4.5mmu]と推定された。1Hおよび 13
CNMR解析から、以下のケミカルシフトが得られた。
【0196】1H NMR(D2O, 500 MHz):δ4.03(ddd, J=11.
5, 6.5, 2.5 Hz, 1H), 3.84(ddd, J=11.5, 8.0, 6.5 H
z, 1H), 3.78(dd, J=80, 2.5 Hz, 1H), 3.60(d, J=12.0
Hz,1H), 3.50(d, J=12.0 Hz, 1H), 1.15(s, 3H); 13C
NMR(D2O, 125 MHz):δ75.1(C-2), 74.8(C-3), 67.4(C-
1), 65.9(C-4), 19.4(2-Me) この反応産物をアルカリ性ホスファターゼ(宝酒造社製)
で処理して得られる化合物を1Hおよび13C NMR解
析して得られるケミカルシフトは、TetrahedronLetter,
38, 6184 (1997)に記載の方法で合成した2−C−メチ
ル−D−エリスリトールのNMR解析で得られるケミカ
ルシフトと完全に一致した。
5, 6.5, 2.5 Hz, 1H), 3.84(ddd, J=11.5, 8.0, 6.5 H
z, 1H), 3.78(dd, J=80, 2.5 Hz, 1H), 3.60(d, J=12.0
Hz,1H), 3.50(d, J=12.0 Hz, 1H), 1.15(s, 3H); 13C
NMR(D2O, 125 MHz):δ75.1(C-2), 74.8(C-3), 67.4(C-
1), 65.9(C-4), 19.4(2-Me) この反応産物をアルカリ性ホスファターゼ(宝酒造社製)
で処理して得られる化合物を1Hおよび13C NMR解
析して得られるケミカルシフトは、TetrahedronLetter,
38, 6184 (1997)に記載の方法で合成した2−C−メチ
ル−D−エリスリトールのNMR解析で得られるケミカ
ルシフトと完全に一致した。
【0197】さらに前者の旋光度は[α]D 21=+6.0
(c=0.050,H2O)で、報告されている〔Tetrah
edron Letter, 38, 6184 (1997)〕2−C−メチル−D
−エリスリトールの旋光度[α]D 25=+7.0(c=
0.13,H2O)と一致した。
(c=0.050,H2O)で、報告されている〔Tetrah
edron Letter, 38, 6184 (1997)〕2−C−メチル−D
−エリスリトールの旋光度[α]D 25=+7.0(c=
0.13,H2O)と一致した。
【0198】これらの結果から、yaeM遺伝子産物の
反応産物は2−C−メチル−D−エリスリトール4−リ
ン酸であることが明らかになった。即ち、yaeM遺伝
子産物はNADPHの消費を伴いながら1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸から2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸を生じる活性を有することが
判明した。この触媒活性に基づき、本酵素を1−デオキ
シ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ
と命名した。
反応産物は2−C−メチル−D−エリスリトール4−リ
ン酸であることが明らかになった。即ち、yaeM遺伝
子産物はNADPHの消費を伴いながら1−デオキシ−
D−キシルロース5−リン酸から2−C−メチル−D−
エリスリトール4−リン酸を生じる活性を有することが
判明した。この触媒活性に基づき、本酵素を1−デオキ
シ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ
と命名した。
【0199】 1−デオキシ−D−キシルロース5−
リン酸レダクトイソメラーゼの性質実施例8(2)に
記した1ml反応系を用いて、1−デオキシ−D−キシ
ルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼの酵素学的性
質を調べた。なお1uとは1分間に1mmolのNAD
PHを酸化する活性と定義する。
リン酸レダクトイソメラーゼの性質実施例8(2)に
記した1ml反応系を用いて、1−デオキシ−D−キシ
ルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼの酵素学的性
質を調べた。なお1uとは1分間に1mmolのNAD
PHを酸化する活性と定義する。
【0200】NADPHをNADHに置換した場合、活
性は1/100以下に低下した。1−デオキシ−D−キ
シルロース5−リン酸の代りに1−デオキシ−D−キシ
ルロースを用いると全く反応は起らなかった。SDS−
PAGE解析から、本酵素は42kDaポリペプチドか
ら構成されていることが分かった。反応系への金属添加
効果を第9表に示した。
性は1/100以下に低下した。1−デオキシ−D−キ
シルロース5−リン酸の代りに1−デオキシ−D−キシ
ルロースを用いると全く反応は起らなかった。SDS−
PAGE解析から、本酵素は42kDaポリペプチドか
ら構成されていることが分かった。反応系への金属添加
効果を第9表に示した。
【0201】
【表9】
【0202】MnCl2存在下での1−デオキシ−D−
キシルロース5−リン酸、NADPHへのKmは、それ
ぞれ249μM、7.4μMだった。反応温度の影響を
図1に、反応pHの影響を図2に示した。
キシルロース5−リン酸、NADPHへのKmは、それ
ぞれ249μM、7.4μMだった。反応温度の影響を
図1に、反応pHの影響を図2に示した。
【0203】実施例9 yaeM欠損変異株の作成と性
質 (1)yaeM欠損変異株の作成 1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼが細胞の生育に必須か否かを調べるため、以
下のようにしてその欠損変異株を作成した。yaeM遺
伝子中に挿入するためのカナマイシン耐性遺伝子カセッ
トを以下のようにして作成した。
質 (1)yaeM欠損変異株の作成 1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼが細胞の生育に必須か否かを調べるため、以
下のようにしてその欠損変異株を作成した。yaeM遺
伝子中に挿入するためのカナマイシン耐性遺伝子カセッ
トを以下のようにして作成した。
【0204】実施例1(2)で得たプラスミドpME
W41を制限酵素BalIで消化後アガロースゲル電気
泳動し、BaiII処理DNA断片を取得した。Tn5
を制限酵素HindIIIとSamIで消化した後、DN
A blunting kit(宝酒造社製)を用いて断片の末端を平
滑化した。
W41を制限酵素BalIで消化後アガロースゲル電気
泳動し、BaiII処理DNA断片を取得した。Tn5
を制限酵素HindIIIとSamIで消化した後、DN
A blunting kit(宝酒造社製)を用いて断片の末端を平
滑化した。
【0205】得られた平滑化DNA断片を先に作成した
BaiII処理pMEW41DNA断片と混合した後、
エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μl
の蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことによ
り組換え体DNAを取得した。該組換え体DNAを用
い、E. coli JM109株(宝酒造より購入)を常法に従っ
て形質転換後、該形質転換体をアンピシリン100μg
/mlとカナマイシン15μg/mlを含むLB寒天培
地に塗布し、37℃で一晩培養した。
BaiII処理pMEW41DNA断片と混合した後、
エタノール沈殿を行い、得られたDNA沈殿物を5μl
の蒸留水に溶解し、ライゲーション反応を行うことによ
り組換え体DNAを取得した。該組換え体DNAを用
い、E. coli JM109株(宝酒造より購入)を常法に従っ
て形質転換後、該形質転換体をアンピシリン100μg
/mlとカナマイシン15μg/mlを含むLB寒天培
地に塗布し、37℃で一晩培養した。
【0206】生育してきたアンピシリン耐性の形質転換
体のコロニー数個について、アンピシリン100μg/
mlとカナマイシン15μg/mlを含むLB液体培地
10mlで37℃16時間振盪培養した。得られた培養
液を遠心分離することにより菌体を取得した。
体のコロニー数個について、アンピシリン100μg/
mlとカナマイシン15μg/mlを含むLB液体培地
10mlで37℃16時間振盪培養した。得られた培養
液を遠心分離することにより菌体を取得した。
【0207】該菌体より常法に従ってプラスミドを単離
した。該方法により単離したプラスミドを各種制限酵素
で切断して構造を調べ、目的のDNA断片が挿入されて
いるプラスミドであることを確認した。このプラスミド
をpMEW41Kmと名づけた。
した。該方法により単離したプラスミドを各種制限酵素
で切断して構造を調べ、目的のDNA断片が挿入されて
いるプラスミドであることを確認した。このプラスミド
をpMEW41Kmと名づけた。
【0208】pMEW41Kmを用いて、相同組換えによる染色
体上のyaeM遺伝子の破壊を行った。組換えの模式図を図
3に示した。pMEW41Kmを制限酵素HindIIIとSa
cIで消化し、アガロースゲル電気泳動を行い直鎖状の
断片を精製した。この断片を用いて常法に従って、大腸
菌FS1576株を形質転換した。FS1576株は国立遺伝学研究
所よりME9019株の名で入手可能である。該形質転換体を
カナマイシン15μg/mlと2−C−メチル−D−エ
リスリトール1g/lを含むLB寒天培地に塗布し、3
7℃で一晩培養した。
体上のyaeM遺伝子の破壊を行った。組換えの模式図を図
3に示した。pMEW41Kmを制限酵素HindIIIとSa
cIで消化し、アガロースゲル電気泳動を行い直鎖状の
断片を精製した。この断片を用いて常法に従って、大腸
菌FS1576株を形質転換した。FS1576株は国立遺伝学研究
所よりME9019株の名で入手可能である。該形質転換体を
カナマイシン15μg/mlと2−C−メチル−D−エ
リスリトール1g/lを含むLB寒天培地に塗布し、3
7℃で一晩培養した。
【0209】生育してきたカナマイシン耐性コロニー数
個について、カナマイシン15μg/mlと2−C−メ
チル−D−エリスリトール1g/lを含むLB液体培地
10mlで37℃16時間振盪培養した。得られた培養
液を遠心分離することにより菌体を取得した。該菌体よ
り常法に従って染色体DNAを単離した。
個について、カナマイシン15μg/mlと2−C−メ
チル−D−エリスリトール1g/lを含むLB液体培地
10mlで37℃16時間振盪培養した。得られた培養
液を遠心分離することにより菌体を取得した。該菌体よ
り常法に従って染色体DNAを単離した。
【0210】染色体DNAを制限酵素SmaIまたはP
stIで消化した。またFS1576株の染色体についても同
様に処理した。常法に従って、これら制限酵素処理DN
Aをアガロースゲル電気泳動後、カナマイシン耐性遺伝
子およびyaeM遺伝子をプローブとしたサザンハイブ
リダイゼーション解析に供した。その結果、カナマイシ
ン耐性コロニーの染色体は図3に示した構造をとってお
り、目的どおりyaeM遺伝子がカナマイシン耐性遺伝
子で分断破壊されていることが確かめられた。
stIで消化した。またFS1576株の染色体についても同
様に処理した。常法に従って、これら制限酵素処理DN
Aをアガロースゲル電気泳動後、カナマイシン耐性遺伝
子およびyaeM遺伝子をプローブとしたサザンハイブ
リダイゼーション解析に供した。その結果、カナマイシ
ン耐性コロニーの染色体は図3に示した構造をとってお
り、目的どおりyaeM遺伝子がカナマイシン耐性遺伝
子で分断破壊されていることが確かめられた。
【0211】(2) yaeM欠損変異株の性質 上記の手順で作成されたyaeM欠損株およびその親株
であるFS1576株を、LB寒天培地および2−C−
メチル−D−エリスリトール1g/lを含むLB寒天培
地に塗布し、37℃で培養した。2日後の生育度合いを
第10表に示した。
であるFS1576株を、LB寒天培地および2−C−
メチル−D−エリスリトール1g/lを含むLB寒天培
地に塗布し、37℃で培養した。2日後の生育度合いを
第10表に示した。
【0212】
【表10】
【0213】yaeM欠損変異株は2−C−メチル−D
−エリスリトールを添加しない培地では生育できないた
め、2−C−メチル−D−エリスリトール非存在下では
本遺伝子が細胞の生育に必須であることが明白となっ
た。
−エリスリトールを添加しない培地では生育できないた
め、2−C−メチル−D−エリスリトール非存在下では
本遺伝子が細胞の生育に必須であることが明白となっ
た。
【0214】実施例10 1−デオキシ−D−キシルロ
ース5−リン酸レダクトイソメラーゼ阻害剤が菌の生育
に及ぼす効果 1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼ反応の産物である2−C−メチル−D−エリ
スリトール4−リン酸やこの酵素反応で想定される反応
中間体とフォスミドマイシンは構造的に似ているため、
フォスミドマイシンが該酵素を阻害する可能性があると
の推定の基に以下の実験をおこなった。
ース5−リン酸レダクトイソメラーゼ阻害剤が菌の生育
に及ぼす効果 1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼ反応の産物である2−C−メチル−D−エリ
スリトール4−リン酸やこの酵素反応で想定される反応
中間体とフォスミドマイシンは構造的に似ているため、
フォスミドマイシンが該酵素を阻害する可能性があると
の推定の基に以下の実験をおこなった。
【0215】実施例8に示した1−デオキシ−D−キシ
ルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ活性測定系に
フォスミドマイシンを添加し、酵素活性への影響を調べ
た。フォスミドマイシンは〔Chem. Pharm. Bull., 30,
111-118 (1982)〕に記載の方法に従って合成した。
ルロース5−リン酸レダクトイソメラーゼ活性測定系に
フォスミドマイシンを添加し、酵素活性への影響を調べ
た。フォスミドマイシンは〔Chem. Pharm. Bull., 30,
111-118 (1982)〕に記載の方法に従って合成した。
【0216】実施例8(2)に示した反応系を0.2
mlにスケールダウンした系(各濃度は同じ)に各種濃
度のフォスミドマイシンを添加し、37℃でインキュベ
ートし、NADPHの増減をベンチマークマイクロプレ
ートリーダー(バイオラド社製)を用いて測定した。
mlにスケールダウンした系(各濃度は同じ)に各種濃
度のフォスミドマイシンを添加し、37℃でインキュベ
ートし、NADPHの増減をベンチマークマイクロプレ
ートリーダー(バイオラド社製)を用いて測定した。
【0217】図4に示したように、フォスミドマイシン
は1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクト
イソメラーゼを阻害することが判った。大腸菌W3110株
をLB寒天培地、フォスミドマイシンを3.13mg/
l含むLB寒天培地およびフォスミドマイシン3.13
mg/lと2−C−メチル−D−エリスリトール0.2
5g/lを含むLB寒天培地にそれぞれ塗布し、37℃
で培養した。
は1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクト
イソメラーゼを阻害することが判った。大腸菌W3110株
をLB寒天培地、フォスミドマイシンを3.13mg/
l含むLB寒天培地およびフォスミドマイシン3.13
mg/lと2−C−メチル−D−エリスリトール0.2
5g/lを含むLB寒天培地にそれぞれ塗布し、37℃
で培養した。
【0218】培養2日後において、LB寒天培地、フォ
スミドマイシンおよび2−C−メチル−D−エリスリト
ール0.25g/lを含むLB寒天培地上の2種類の培
地では菌は生育することができたが、フォスミドマイシ
ンだけを添加したLB寒天培地では菌は生育することが
できなかった。
スミドマイシンおよび2−C−メチル−D−エリスリト
ール0.25g/lを含むLB寒天培地上の2種類の培
地では菌は生育することができたが、フォスミドマイシ
ンだけを添加したLB寒天培地では菌は生育することが
できなかった。
【0219】これらの結果から、フォスミドマイシンが
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼを阻害することによって菌の生育を阻害する
ことが明白となった。 以上のことから、yaeM(1
−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイソ
メラーゼ)の活性を阻害する物質は有効な抗菌剤あるい
は除草剤となり得る。
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイ
ソメラーゼを阻害することによって菌の生育を阻害する
ことが明白となった。 以上のことから、yaeM(1
−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レダクトイソ
メラーゼ)の活性を阻害する物質は有効な抗菌剤あるい
は除草剤となり得る。
【0220】
【発明の効果】本発明によれば、心疾患、骨粗鬆症、止
血、がん予防、免疫賦活等を目的とした医薬品、健康食
品および貝類付着防止塗料等に有用なイソプレノイド化
合物の生合成に関与するDNAを1つ以上含むDNAを
ベクターに組み込み、得られた組換え体DNAを原核生
物由来の宿主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地
に培養し、培養物中にイソプレノイド化合物を生成蓄積
させ、該培養物からイソプレノイド化合物を採取するこ
とを特徴とする、イソプレノイド化合物の製造方法、イ
ソプレノイド化合物の生合成効率を向上させることので
きる活性を有する蛋白質をコードするDNAを1つ以上
含むDNAをベクターに組み込み、得られた組換え体D
NAを宿主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地に
培養し、培養物中に該蛋白質を生成蓄積させ、該培養物
から該蛋白質を採取することを特徴とする、該蛋白質の
製造方法、および該蛋白質、ならびに1−デオキシ−D
−キシルロース5−リン酸から2−C−メチル−D−エ
リスリトール4−リン酸を生じる反応を触媒する活性を
有する新規な酵素蛋白質および該酵素を阻害する物質を
探索することによる、抗菌およびまたは除草活性を有す
る化合物の探索方法を提供することができる。
血、がん予防、免疫賦活等を目的とした医薬品、健康食
品および貝類付着防止塗料等に有用なイソプレノイド化
合物の生合成に関与するDNAを1つ以上含むDNAを
ベクターに組み込み、得られた組換え体DNAを原核生
物由来の宿主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地
に培養し、培養物中にイソプレノイド化合物を生成蓄積
させ、該培養物からイソプレノイド化合物を採取するこ
とを特徴とする、イソプレノイド化合物の製造方法、イ
ソプレノイド化合物の生合成効率を向上させることので
きる活性を有する蛋白質をコードするDNAを1つ以上
含むDNAをベクターに組み込み、得られた組換え体D
NAを宿主細胞に導入し、得られた形質転換体を培地に
培養し、培養物中に該蛋白質を生成蓄積させ、該培養物
から該蛋白質を採取することを特徴とする、該蛋白質の
製造方法、および該蛋白質、ならびに1−デオキシ−D
−キシルロース5−リン酸から2−C−メチル−D−エ
リスリトール4−リン酸を生じる反応を触媒する活性を
有する新規な酵素蛋白質および該酵素を阻害する物質を
探索することによる、抗菌およびまたは除草活性を有す
る化合物の探索方法を提供することができる。
【0221】
【配列表】 SEQUENCE LISTING <110> KYOWA HAKKO KOGYO CO., LTD. <120> A METHOD OF SCREENING A COMPOUND HAVING ANTIBIOTIC OR WEED KILLER ACTIVITY <130> H11-0431N2 <140> <141> <150> H10-103101 <151> 1998-04-14 <150> H10-221910 <151> 1998-08-05 <150> H11-035739 <151> 1999-02-15 <160> 34 <170> PatentIn Ver. 2.0 <210> 1 <211> 620 <212> PRT <213> Escherichia coli <400> 1 Met Ser Phe Asp Ile Ala Lys Tyr Pro Thr Leu Ala Leu Val Asp Ser 1 5 10 15 Thr Gln Glu Leu Arg Leu Leu Pro Lys Glu Ser Leu Pro Lys Leu Cys 20 25 30 Asp Glu Leu Arg Arg Tyr Leu Leu Asp Ser Val Ser Arg Ser Ser Gly 35 40 45 His Phe Ala Ser Gly Leu Gly Thr Val Glu Leu Thr Val Ala Leu His 50 55 60 Tyr Val Tyr Asn Thr Pro Phe Asp Gln Leu Ile Trp Asp Val Gly His 65 70 75 80 Gln Ala Tyr Pro His Lys Ile Leu Thr Gly Arg Arg Asp Lys Ile Gly 85 90 95 Thr Ile Arg Gln Lys Gly Gly Leu His Pro Phe Pro Trp Arg Gly Glu 100 105 110 Ser Glu Tyr Asp Val Leu Ser Val Gly His Ser Ser Thr Ser Ile Ser 115 120 125 Ala Gly Ile Gly Ile Ala Val Ala Ala Glu Lys Glu Gly Lys Asn Arg 130 135 140 Arg Thr Val Cys Val Ile Gly Asp Gly Ala Ile Thr Ala Gly Met Ala 145 150 155 160 Phe Glu Ala Met Asn His Ala Gly Asp Ile Arg Pro Asp Met Leu Val 165 170 175 Ile Leu Asn Asp Asn Glu Met Ser Ile Ser Glu Asn Val Gly Ala Leu 180 185 190 Asn Asn His Leu Ala Gln Leu Leu Ser Gly Lys Leu Tyr Ser Ser Leu 195 200 205 Arg Glu Gly Gly Lys Lys Val Phe Ser Gly Val Pro Pro Ile Lys Glu 210 215 220 Leu Leu Lys Arg Thr Glu Glu His Ile Lys Gly Met Val Val Pro Gly 225 230 235 240 Thr Leu Phe Glu Glu Leu Gly Phe Asn Tyr Ile Gly Pro Val Asp Gly 245 250 255 His Asp Val Leu Gly Leu Ile Thr Thr Leu Lys Asn Met Arg Asp Leu 260 265 270 Lys Gly Pro Gln Phe Leu His Ile Met Thr Lys Lys Gly Arg Gly Tyr 275 280 285 Glu Pro Ala Glu Lys Asp Pro Ile Thr Phe His Ala Val Pro Lys Phe 290 295 300 Asp Pro Ser Ser Gly Cys Leu Pro Lys Ser Ser Gly Gly Leu Pro Ser 305 310 315 320 Tyr Ser Lys Ile Phe Gly Asp Trp Leu Cys Glu Thr Ala Ala Lys Asp 325 330 335 Asn Lys Leu Met Ala Ile Thr Pro Ala Met Arg Glu Gly Ser Gly Met 340 345 350 Val Glu Phe Ser Arg Lys Phe Pro Asp Arg Tyr Phe Asp Val Ala Ile 355 360 365 Ala Glu Gln His Ala Val Thr Phe Ala Ala Gly Leu Ala Ile Gly Gly 370 375 380 Tyr Lys Pro Ile Val Ala Ile Tyr Ser Thr Phe Leu Gln Arg Ala Tyr 385 390 395 400 Asp Gln Val Leu His Asp Val Ala Ile Gln Lys Leu Pro Val Leu Phe 405 410 415 Ala Ile Asp Arg Ala Gly Ile Val Gly Ala Asp Gly Gln Thr His Gln 420 425 430 Gly Ala Phe Asp Leu Ser Tyr Leu Arg Cys Ile Pro Glu Met Val Ile 435 440 445 Met Thr Pro Ser Asp Glu Asn Glu Cys Arg Gln Met Leu Tyr Thr Gly 450 455 460 Tyr His Tyr Asn Asp Gly Pro Ser Ala Val Arg Tyr Pro Arg Gly Asn 465 470 475 480 Ala Val Gly Val Glu Leu Thr Pro Leu Glu Lys Leu Pro Ile Gly Lys 485 490 495 Gly Ile Val Lys Arg Arg Gly Glu Lys Leu Ala Ile Leu Asn Phe Gly 500 505 510 Thr Leu Met Pro Glu Ala Ala Lys Val Ala Glu Ser Leu Asn Ala Thr 515 520 525 Leu Val Asp Met Arg Phe Val Lys Pro Leu Asp Glu Ala Leu Ile Leu 530 535 540 Glu Met Ala Ala Ser His Glu Ala Leu Val Thr Val Glu Glu Asn Ala 545 550 555 560 Ile Met Gly Gly Ala Gly Ser Gly Val Asn Glu Val Leu Met Ala His 565 570 575 Arg Lys Pro Val Pro Val Leu Asn Ile Gly Leu Pro Asp Phe Phe Ile 580 585 590 Pro Gln Gly Thr Gln Glu Glu Met Arg Ala Glu Leu Gly Leu Asp Ala 595 600 605 Ala Gly Met Glu Ala Lys Ile Lys Ala Trp Leu Ala 610 615 620 <210> 2 <211> 299 <212> PRT <213> Escherichia coli <400> 2 Met Asp Phe Pro Gln Gln Leu Glu Ala Cys Val Lys Gln Ala Asn Gln 1 5 10 15 Ala Leu Ser Arg Phe Ile Ala Pro Leu Pro Phe Gln Asn Thr Pro Val 20 25 30 Val Glu Thr Met Gln Tyr Gly Ala Leu Leu Gly Gly Lys Arg Leu Arg 35 40 45 Pro Phe Leu Val Tyr Ala Thr Gly His Met Phe Gly Val Ser Thr Asn 50 55 60 Thr Leu Asp Ala Pro Ala Ala Ala Val Glu Cys Ile His Ala Tyr Ser 65 70 75 80 Leu Ile His Asp Asp Leu Pro Ala Met Asp Asp Asp Asp Leu Arg Arg 85 90 95 Gly Leu Pro Thr Cys His Val Lys Phe Gly Glu Ala Asn Ala Ile Leu 100 105 110 Ala Gly Asp Ala Leu Gln Thr Leu Ala Phe Ser Ile Leu Ser Asp Ala 115 120 125 Asp Met Pro Glu Val Ser Asp Arg Asp Arg Ile Ser Met Ile Ser Glu 130 135 140 Leu Ala Ser Ala Ser Gly Ile Ala Gly Met Cys Gly Gly Gln Ala Leu 145 150 155 160 Asp Leu Asp Ala Glu Gly Lys His Val Pro Leu Asp Ala Leu Glu Arg 165 170 175 Ile His Arg His Lys Thr Gly Ala Leu Ile Arg Ala Ala Val Arg Leu 180 185 190 Gly Ala Leu Ser Ala Gly Asp Lys Gly Arg Arg Ala Leu Pro Val Leu 195 200 205 Asp Lys Tyr Ala Glu Ser Ile Gly Leu Ala Phe Gln Val Gln Asp Asp 210 215 220 Ile Leu Asp Val Val Gly Asp Thr Ala Thr Leu Gly Lys Arg Gln Gly 225 230 235 240 Ala Asp Gln Gln Leu Gly Lys Ser Thr Tyr Pro Ala Leu Leu Gly Leu 245 250 255 Glu Gln Ala Arg Lys Lys Ala Arg Asp Leu Ile Asp Asp Ala Arg Gln 260 265 270 Ser Leu Lys Gln Leu Ala Glu Gln Ser Leu Asp Thr Ser Ala Leu Glu 275 280 285 Ala Leu Ala Asp Tyr Ile Ile Gln Arg Asn Lys 290 295 <210> 3 <211> 80 <212> PRT <213> Escherichia coli <400> 3 Met Pro Lys Lys Asn Glu Ala Pro Ala Ser Phe Glu Lys Ala Leu Ser 1 5 10 15 Glu Leu Glu Gln Ile Val Thr Arg Leu Glu Ser Gly Asp Leu Pro Leu 20 25 30 Glu 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ggc gct gct ggg ctg tta cct acg ctt gct 336 Val Met Ala Ala Ile Val Gly Ala Ala Gly Leu Leu Pro Thr Leu Ala 100 105 110 gcg atc cgc gcg ggt aaa acc att ttg ctg gcc aat aaa gaa tca ctg 384 Ala Ile Arg Ala Gly Lys Thr Ile Leu Leu Ala Asn Lys Glu Ser Leu 115 120 125 gtt acc tgc gga cgt ctg ttt atg gac gcc gta aag cag agc aaa gcg 432 Val Thr Cys Gly Arg Leu Phe Met Asp Ala Val Lys Gln Ser Lys Ala 130 135 140 caa ttg tta ccg gtc gat agc gaa cat aac gcc att ttt cag agt tta 480 Gln Leu Leu Pro Val Asp Ser Glu His Asn Ala Ile Phe Gln Ser Leu 145 150 155 160 ccg caa cct atc cag cat aat ctg gga tac gct gac ctt gag caa aat 528 Pro Gln Pro Ile Gln His Asn Leu Gly Tyr Ala Asp Leu Glu Gln Asn 165 170 175 ggc gtg gtg tcc att tta ctt acc ggg tct ggt ggc cct ttc cgt gag 576 Gly Val Val Ser Ile Leu Leu Thr Gly Ser Gly Gly Pro Phe Arg Glu 180 185 190 acg cca ttg cgc gat ttg gca aca atg acg ccg gat caa gcc tgc cgt 624 Thr Pro Leu Arg Asp Leu Ala Thr Met Thr Pro Asp Gln Ala Cys Arg 195 200 205 cat ccg aac tgg tcg atg ggg cgt aaa att tct gtc gat tcg gct acc 672 His Pro Asn Trp Ser Met Gly Arg Lys Ile Ser Val Asp Ser Ala Thr 210 215 220 atg atg aac aaa ggt ctg gaa tac att gaa gcg cgt tgg ctg ttt aac 720 Met Met Asn Lys Gly Leu Glu Tyr Ile Glu Ala Arg Trp Leu Phe Asn 225 230 235 240 gcc agc gcc agc cag atg gaa gtg ctg att cac ccg cag tca gtg att 768 Ala Ser Ala Ser Gln Met Glu Val Leu Ile His Pro Gln Ser Val Ile 245 250 255 cac tca atg gtg cgc tat cag gac ggc agt gtt ctg gcg cag ctg ggg 816 His Ser Met Val Arg Tyr Gln Asp Gly Ser Val Leu Ala Gln Leu Gly 260 265 270 gaa ccg gat atg gta cgc caa ttg ccc aca cca tgg gca tgg ccg aat 864 Glu Pro Asp Met Val Arg Gln Leu Pro Thr Pro Trp Ala Trp Pro Asn 275 280 285 cgc gtg aac tct ggc gtg aag ccg ctc gat ttt tgc aaa cta agt gcg 912 Arg Val Asn Ser Gly Val Lys Pro Leu Asp Phe Cys Lys Leu Ser Ala 290 295 300 ttg aca ttt gcc gca ccg gat tat gat cgt tat cca tgc ctg aaa ctg 960 Leu Thr Phe Ala Ala Pro Asp Tyr Asp Arg Tyr Pro Cys Leu Lys Leu 305 310 315 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cag caa ctt ggt aaa agt 1193 Ala Thr Leu Gly Lys Arg Gln Gly Ala Asp Gln Gln Leu Gly Lys Ser 235 240 245 acc tac cct gca ctt ctg ggt ctt gag caa gcc cgg aag aaa gcc cgg 1241 Thr Tyr Pro Ala Leu Leu Gly Leu Glu Gln Ala Arg Lys Lys Ala Arg 250 255 260 gat ctg atc gac gat gcc cgt cag tcg ctg aaa caa ctg gct gaa cag 1289 Asp Leu Ile Asp Asp Ala Arg Gln Ser Leu Lys Gln Leu Ala Glu Gln 265 270 275 280 tca ctc gat acc tcg gca ctg gaa gcg cta gcg gac tac atc atc cag 1337 Ser Leu Asp Thr Ser Ala Leu Glu Ala Leu Ala Asp Tyr Ile Ile Gln 285 290 295 cgt aat aaa taaacaataa gtattaatag gcccctg atg agt ttt gat att gcc 1391 Arg Asn Lys Met Ser Phe Asp Ile Ala 1 5 aaa tac ccg acc ctg gca ctg gtc gac tcc acc cag gag tta cga ctg 1439 Lys Tyr Pro Thr Leu Ala Leu Val Asp Ser Thr Gln Glu Leu Arg Leu 10 15 20 ttg ccg aaa gag agt tta ccg aaa ctc tgc gac gaa ctg cgc cgc tat 1487 Leu Pro Lys Glu Ser Leu Pro Lys Leu Cys Asp Glu Leu Arg Arg Tyr 25 30 35 tta ctc gac agc gtg agc cgt tcc agc ggg cac ttc gcc tcc ggg 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gcg atg aat cac 1871 Gly Asp Gly Ala Ile Thr Ala Gly Met Ala Phe Glu Ala Met Asn His 155 160 165 gcg ggc gat atc cgt cct gat atg ctg gtg att ctc aac gac aat gaa 1919 Ala Gly Asp Ile Arg Pro Asp Met Leu Val Ile Leu Asn Asp Asn Glu 170 175 180 atg tcg att tcc gaa aat gtc ggc gcg ctc aac aac cat ctg gca cag 1967 Met Ser Ile Ser Glu Asn Val Gly Ala Leu Asn Asn His Leu Ala Gln 185 190 195 ctg ctt tcc ggt aag ctt tac tct tca ctg cgc gaa ggc ggg aaa aaa 2015 Leu Leu Ser Gly Lys Leu Tyr Ser Ser Leu Arg Glu Gly Gly Lys Lys 200 205 210 gtt ttc tct ggc gtg ccg cca att aaa gag ctg ctc aaa cgc acc gaa 2063 Val Phe Ser Gly Val Pro Pro Ile Lys Glu Leu Leu Lys Arg Thr Glu 215 220 225 230 gaa cat att aaa ggc atg gta gtg cct ggc acg ttg ttt gaa gag ctg 2111 Glu His Ile Lys Gly Met Val Val Pro Gly Thr Leu Phe Glu Glu Leu 235 240 245 ggc ttt aac tac atc ggc ccg gtg gac ggt cac gat gtg ctg ggg ctt 2159 Gly Phe Asn Tyr Ile Gly Pro Val Asp Gly His Asp Val Leu Gly Leu 250 255 260 atc acc acg cta aag aac atg 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gagttttgat attgccaaat acc 33 <210> 15 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 15 ccgaattctt atgccagcca ggccttgatt ttg 33 <210> 16 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 16 ccgaattctt actcattgtc cggtgtaaaa ggg 33 <210> 17 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 17 ccggatccat ggactttccg cagcaactcg aag 33 <210> 18 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 18 ccgaattctt atttattacg ctggatgatg tag 33 <210> 19 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 19 ccggatccta atccctactc cactcctgct atg 33 <210> 20 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 20 gggggatcca agcaactcac cattctgggc 30 <210> 21 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 21 gggggatccg cttgcgagac gcatcacctc 30 <210> 22 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 22 gggggatcca gttttgatat tgccaaatac cc 32 <210> 23 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 23 gggggatcct gccagccagg ccttgatttt gg 32
【0223】 <210> 24 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 24 gggggatccg agcaactcac cattctgggc 30 <210> 25 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Description of Artificial Sequence:Synthetic DNA <400> 25 gggggatccg cttgcgagac gcatcacctc 30 <210> 26 <211> 637 <212> PRT <213> Rhodobacter sphaeroides <400> 26 Met Thr Asp Arg Pro Cys Thr Pro Thr Leu Asp Arg Val Thr Leu Pro 1 5 10 15 Val Asp Met Lys Gly Leu Thr Asp Arg Glu Leu Arg Ser Leu Ala Asp 20 25 30 Glu Leu Arg Ala Glu Thr Ile Ser Ala Val Ser Val Thr Gly Gly His 35 40 45 Leu Gly Ala Gly Leu Gly Val Val Glu Leu Thr Val Ala Leu His Ala 50 55 60 Val Phe Asp Ala Pro Arg Asp Lys Ile Ile Trp Asp Val Gly His Gln 65 70 75 80 Cys Tyr Pro His Lys Ile Leu Thr Gly Arg Arg Asp Arg Ile Arg Thr 85 90 95 Leu Arg Gln Gly Gly Gly Leu Ser Gly Phe Thr Lys Arg Ser Glu Ser 100 105 110 Pro Tyr Asp Cys Phe Gly Ala Gly His Ser Ser Thr Ser Ile Ser Ala 115 120 125 Ala Val Gly 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aac tac acc aag gtc ttc ggc tcc acc ctg acc gag gag 1008 Asn Ala Pro Asn Tyr Thr Lys Val Phe Gly Ser Thr Leu Thr Glu Glu 325 330 335 gcc gcg cgc gat ccg cgc atc gtg gcc atc acc gcg gcc atg ccc tcg 1056 Ala Ala Arg Asp Pro Arg Ile Val Ala Ile Thr Ala Ala Met Pro Ser 340 345 350 ggc acc ggc gtc gac atc atg cag aag cgt ttc ccg aac cgc gtc ttc 1104 Gly Thr Gly Val Asp Ile Met Gln Lys Arg Phe Pro Asn Arg Val Phe 355 360 365 gac gtg ggc atc gcc gag cag cat gcc gtg acc ttc gcg gcg ggc ctt 1152 Asp Val Gly Ile Ala Glu Gln His Ala Val Thr Phe Ala Ala Gly Leu 370 375 380 gcc ggg gcc ggg atg aag ccc ttc tgc gcg atc tat tcc tcg ttc ctg 1200 Ala Gly Ala Gly Met Lys Pro Phe Cys Ala Ile Tyr Ser Ser Phe Leu 385 390 395 400 caa cgg ggc tac gac cag atc gcc cat gac gtg gcg ctg cag aac ctt 1248 Gln Arg Gly Tyr Asp Gln Ile Ala His Asp Val Ala Leu Gln Asn Leu 405 410 415 ccc gtc cgc ttc gtg atc gac cgg gcg ggg ctc gtg ggg gcc gac ggt 1296 Pro Val Arg Phe Val Ile Asp Arg Ala Gly Leu Val Gly Ala Asp Gly 420 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Asp Ala Arg Phe 530 535 540 tcg cgc ccg ctc gac acg ggg ctc att gac cag ctc gtg cgc cat cac 1680 Ser Arg Pro Leu Asp Thr Gly Leu Ile Asp Gln Leu Val Arg His His 545 550 555 560 gcc gcg ctg gtg acg gtg gag cag ggg gcc atg ggc ggc ttc ggc gct 1728 Ala Ala Leu Val Thr Val Glu Gln Gly Ala Met Gly Gly Phe Gly Ala 565 570 575 cat gtc atg cac tat ctc gcc aat tcc ggc ggc ttc gac ggg ggc ctc 1776 His Val Met His Tyr Leu Ala Asn Ser Gly Gly Phe Asp Gly Gly Leu 580 585 590 gcg ctc cgg gtc atg acg ctg ccc gac cgc ttc atc gag cag gcg agc 1824 Ala Leu Arg Val Met Thr Leu Pro Asp Arg Phe Ile Glu Gln Ala Ser 595 600 605 ccc gag gac atg tat gcc gat gcg ggg ctg cgg gcc gag gat atc gcg 1872 Pro Glu Asp Met Tyr Ala Asp Ala Gly Leu Arg Ala Glu Asp Ile Ala 610 615 620 gcc acc gcg cgg ggc gcg ctc gcc cgg ggg cgc gtg atg ccg ctc cgg 1920 Ala Thr Ala Arg Gly Ala Leu Ala Arg Gly Arg Val Met Pro Leu Arg 625 630 635 640 cag acg gca aag ccg cgg gcg gtc 1944 Gln Thr Ala Lys Pro Arg Ala Val 645 <210> 30 <211> 394 <212> PRT <213> Rhodobacter sphaeroides <400> 30 Met Arg Ser Leu Ser Ile Phe Gly Ala Thr Gly Ser Ile Gly Glu Ser 1 5 10 15 Thr Phe Asp Leu Val Met Arg Lys Gly Gly Pro Glu Ala Phe Arg Thr 20 25 30 Val Ala Leu Thr Gly Gly Arg Asn Ile Arg Arg Leu Ala Glu Met Ala 35 40 45 Arg Ala Leu Lys Ala Glu Leu Ala Val Thr Ala His Glu Asp Cys Leu 50 55 60 Pro Ala Leu Arg Glu Ala Leu Ala Gly Thr Gly Thr Glu Val Ala Gly 65 70 75 80 Gly Ala Gln Ala Ile Ala Glu Ala Ala Asp Arg Pro Ala Asp Trp Thr 85 90 95 Met Ser Ala Ile Val Gly Ala Ala Gly Leu Val Pro Gly Met Arg Ala 100 105 110 Leu Lys His Gly Arg Thr Leu Ala Leu Ala Asn Lys Glu Ser Leu Val 115 120 125 Thr Ala Gly Gln Leu Leu Met Arg Thr Ala Gln Glu Asn Gly Ala Thr 130 135 140 Ile Leu Pro Val Asp Ser Glu His Ser Ala Val Phe Gln Ala Leu Ala 145 150 155 160 Gly Glu Asp Thr Ala Cys Val Glu Arg Val Ile Ile Thr Ala Ser Gly 165 170 175 Gly Pro Phe Arg Asp Trp Ser Leu Glu Arg Ile Arg Ala Cys Thr Val 180 185 190 Ala Glu Ala Gln Ala His Pro Asn Trp Ser Met Gly Gln Arg Ile Ser 195 200 205 Ile Asp Ser Ala Ser Met Phe Asn Lys Ala Leu Glu Leu Ile Glu Thr 210 215 220 Arg Glu Phe Phe Gly Phe Glu Pro Asp Arg Ile Glu Ala Val Val His 225 230 235 240 Pro Gln Ser Ile Val His Ala Met Val Gly Phe Cys Asp Gly Gly Leu 245 250 255 Met Ala His Leu Gly Pro Ala Asp Met Arg His Ala Ile Gly Phe Ala 260 265 270 Leu Asn Trp Pro Gly Arg Gly Glu Val Pro Val Ala Arg Ile Asp Leu 275 280 285 Ala Gln Ile Ala Ser Leu Thr Phe Gln Lys Pro Asp Glu Glu Arg Phe 290 295 300 Pro Ala Leu Arg Leu Ala Arg Asp Val Met Ala Ala Arg Gly Leu Ser 305 310 315 320 Gly Ala Ala Phe Asn Ala Ala Lys Glu Ile Ala Leu Asp His Phe Ile 325 330 335 Ala Gly Arg Ile Gly Phe Leu Asp Met Ala Ala Val Val Glu Glu Thr 340 345 350 Leu Ala Gly Val Ser Thr Asp Pro Leu Phe Gly Lys Val Pro Asp Ala 355 360 365 Leu Glu Glu Val Leu Ala Met Asp His Leu Ala Arg Arg Ala Ala Glu 370 375 380 Glu Ala Ala Gly Leu Arg Gln Gln Lys Arg 385 390 <210> 31 <211> 1182 <212> DNA <213> Rhodobacter sphaeroides <220> <221> CDS <222> (1)..(1182) <400> 31 atg cgc agc ctg tcg atc ttt ggg gcc acc ggc tcc atc ggc gaa tcc 48 Met Arg Ser Leu Ser Ile Phe Gly Ala Thr Gly Ser Ile Gly Glu Ser 1 5 10 15 acc ttc gac ctc gtc atg cgg aag ggc ggg ccc gag gcg ttc cgc acc 96 Thr Phe Asp Leu Val Met Arg Lys Gly Gly Pro Glu Ala Phe Arg Thr 20 25 30 gtc gct ctg acc ggc ggg cgc aac atc cgg cga ctg gcc gaa atg gcg 144 Val Ala Leu Thr Gly Gly Arg Asn Ile Arg Arg Leu Ala Glu Met Ala 35 40 45 cgt gcg ctg aag gcg gag ctt gcc gtc acc gcg cat gag gac tgc ctg 192 Arg Ala Leu Lys Ala Glu Leu Ala Val Thr Ala His Glu Asp Cys Leu 50 55 60 ccc gcg ctg cgc gag gcg ctg gcc ggg acg ggc acc gag gtc gcg ggc 240 Pro Ala Leu Arg Glu Ala Leu Ala Gly Thr Gly Thr Glu Val Ala Gly 65 70 75 80 ggg gcg cag gcc atc gcc gag gcc gcc gac cgg ccg gcc gac tgg acc 288 Gly Ala Gln Ala Ile Ala Glu Ala Ala Asp Arg Pro Ala Asp Trp Thr 85 90 95 atg tcg gcc atc gtg ggc gcc gcg ggc ctc gtg ccc gga atg cgg gcg 336 Met Ser Ala Ile Val Gly Ala Ala Gly Leu Val Pro Gly Met Arg Ala 100 105 110 ctg aag cac ggc cgc acg ctg gcg ctc gcc aac aag gaa agc ctc gtg 384 Leu Lys His Gly Arg Thr Leu Ala Leu Ala Asn Lys Glu Ser Leu Val 115 120 125 acg gca ggg caa ctc ctg atg cgg acg gcc cag gag aac ggc gcc acg 432 Thr Ala Gly Gln Leu Leu Met Arg Thr Ala Gln Glu Asn Gly Ala Thr 130 135 140 atc ctg ccg gtg gac agc gag cac tcc gcg gtc ttt cag gcg ctg gcg 480 Ile Leu Pro Val Asp Ser Glu His Ser Ala Val Phe Gln Ala Leu Ala 145 150 155 160 ggc gag gac acg gcc tgc gtc gag cgc gtc atc atc acg gcg tcc ggc 528 Gly Glu Asp Thr Ala Cys Val Glu Arg Val Ile Ile Thr Ala Ser Gly 165 170 175 ggg ccg ttc cgc gac tgg agc ctc gag cgc atc cgc gcc tgc acc gtg 576 Gly Pro Phe Arg Asp Trp Ser Leu Glu Arg Ile Arg Ala Cys Thr Val 180 185 190 gcc gag gcg cag gcc cat ccc aac tgg tcc atg ggc cag cgg atc tcc 624 Ala Glu Ala Gln Ala His Pro Asn Trp Ser Met Gly Gln Arg Ile Ser 195 200 205 atc gac agc gcc tcg atg ttc aac aag gcg ctc gag ctg atc gag acg 672 Ile Asp Ser Ala Ser Met Phe Asn Lys Ala Leu Glu Leu Ile Glu Thr 210 215 220 cgc gaa ttc ttc ggc ttc gag ccg gac cgg atc gag gcg gtc gtc cat 720 Arg Glu Phe Phe Gly Phe Glu Pro Asp Arg Ile Glu Ala Val Val His 225 230 235 240 ccg caa tcc atc gtc cat gcg atg gtg ggc ttc tgc gac ggg ggc ctg 768 Pro Gln Ser Ile Val His Ala Met Val Gly Phe Cys Asp Gly Gly Leu 245 250 255 atg gcc cat ctc ggc ccc gcc gac atg cgc cac gcc atc gga ttc gcg 816 Met Ala His Leu Gly Pro Ala Asp Met Arg His Ala Ile Gly Phe Ala 260 265 270 ctg aac tgg ccg ggt cgc ggc gag gtg ccc gtc gcc cgg atc gac ctc 864 Leu Asn Trp Pro Gly Arg Gly Glu Val Pro Val Ala Arg Ile Asp Leu 275 280 285 gca cag att gcg agc ctc acc ttc cag aag cct gac gag gaa cgc ttt 912 Ala Gln Ile Ala Ser Leu Thr Phe Gln Lys Pro Asp Glu Glu Arg Phe 290 295 300 ccg gcc ctg agg ctt gcg cga gac gtc atg gcg gcg cgc ggc ctg tcg 960 Pro Ala Leu Arg Leu Ala Arg Asp Val Met Ala Ala Arg Gly Leu Ser 305 310 315 320 ggc gcc gcc ttc aac gcg gcc aag gag atc gcg ctc gat cat ttc atc 1008 Gly Ala Ala Phe Asn Ala Ala Lys Glu Ile Ala Leu Asp His Phe Ile 325 330 335 gcc gga cgc atc ggg ttt ctg gac atg gcg gcg gtg gtc gag gag acg 1056 Ala Gly Arg Ile Gly Phe Leu Asp Met Ala Ala Val Val Glu Glu Thr 340 345 350 ctc gcg ggc gtt tcg acc gac ccc ctg ttc gga aaa gtg ccc gac gcc 1104 Leu Ala Gly Val Ser Thr Asp Pro Leu Phe Gly Lys Val Pro Asp Ala 355 360 365 ctt gag gaa gtg ctg gcc atg gac cat ctc gct cgg aga gcg gca gag 1152 Leu Glu Glu Val Leu Ala Met Asp His Leu Ala Arg Arg Ala Ala Glu 370 375 380 gaa gcc gcc ggt ctc cgc cag cag aaa agg 1182 Glu Ala Ala Gly Leu Arg Gln Gln Lys Arg 385 390 <210> 32 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Synthetic DNA <400> 32 aagctgatct gggacgtggg gca 23 <210> 33 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Synthetic DNA <400> 33 tgctatccgc acaagatcct gac 23 <210> 34 <211> 23 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> Synthetic DNA <400> 34 gcatgctgtt ccgcgatgcc gac 23
【0225】
【配列表フリーテキスト】配列番号12:合成DNA 配列番号13:合成DNA 配列番号14:合成DNA 配列番号15:合成DNA 配列番号16:合成DNA 配列番号17:合成DNA 配列番号18:合成DNA 配列番号19:合成DNA 配列番号20:合成DNA 配列番号21:合成DNA 配列番号22:合成DNA 配列番号23:合成DNA 配列番号24:合成DNA 配列番号25:合成DNA 配列番号32:合成DNA 配列番号33:合成DNA 配列番号34:合成DNA
【図1】1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レ
ダクトイソメラーゼの活性に対する反応温度の影響を示
した図である。
ダクトイソメラーゼの活性に対する反応温度の影響を示
した図である。
【図2】1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レ
ダクトイソメラーゼの活性に対する反応液pHの影響を
示した図である。100mMトリス塩酸緩衝液中の各p
Hにおける活性を示した。pH8.0での活性を100
%として、各pHにおける活性を相対活性として示し
た。
ダクトイソメラーゼの活性に対する反応液pHの影響を
示した図である。100mMトリス塩酸緩衝液中の各p
Hにおける活性を示した。pH8.0での活性を100
%として、各pHにおける活性を相対活性として示し
た。
【図3】相同組換えを利用した染色体上のyaeM遺伝
子破壊方法を示した図である。
子破壊方法を示した図である。
【図4】1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸レ
ダクトイソメラーゼ活性に及ぼすフォスミドマイシンの
影響を示した図である。
ダクトイソメラーゼ活性に及ぼすフォスミドマイシンの
影響を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12Q 1/18 C12Q 1/18 4H011 //(C12N 1/21 C12R 1:18) (C12P 23/00 C12R 1:19) (C12P 23/00 C12R 1:18) (72)発明者 尾崎 明夫 東京都町田市中町3−9−13 (72)発明者 瀬戸 治男 東京都八王子市上野町100−5 (72)発明者 葛山 智久 東京都世田谷区代沢2−11−5 (72)発明者 高橋 俊二 千葉県千葉市中央区矢作町641 グリーン ハウスB棟102号 Fターム(参考) 4B024 AA01 AA03 AA05 BA07 CA03 DA05 DA06 EA04 GA11 GA14 GA19 HA01 HA03 4B050 CC03 CC10 DD02 LL01 LL02 LL05 4B063 QA18 QQ95 QR19 QR69 QR75 QS36 QX01 4B064 AB04 AB05 AD92 AD94 AH01 CA02 CA19 CC24 CE08 DA01 DA10 4B065 AA01Y AA25X AA26X AA26Y AB01 AC14 BA03 BA18 BA25 CA03 CA27 CA44 4H011 AA01 AA02 AB01
Claims (9)
- 【請求項1】 ピルビン酸とグリセルアルデヒド3リン
酸より1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を生
合成した後、2−C−メチル−D−エリスリトール4−
リン酸の生合成を経由しイソペンテニルピロリン酸を生
合成するための非メバロン酸経路上に存在する酵素から
選ばれる酵素の有する活性を有している蛋白質の反応を
阻害する物質を探索することを特徴とする抗菌活性を有
する物質の探索方法。 - 【請求項2】 ピルビン酸とグリセルアルデヒド3リン
酸より1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を生
合成した後、2−C−メチル−D−エリスリトール4−
リン酸の生合成を経由しイソペンテニルピロリン酸を生
合成するための非メバロン酸経路上に存在する酵素から
選ばれる酵素の有する活性を有している蛋白質の反応を
阻害する物質を探索することを特徴とする除草活性を有
する物質の探索方法。 - 【請求項3】 蛋白質が、以下の(a)または(b)の
蛋白質であることを特徴とする、請求項1または2記載
の探索方法。 (a)ピルビン酸とグリセルアルデヒド3−リン酸から
1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を生成する
反応を触媒する活性を有する蛋白質 (b)1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸から
2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸を生じ
る反応を触媒する活性を有する蛋白質 - 【請求項4】 ピルビン酸とグリセルアルデヒド3−リ
ン酸から1−デオキシ−D−キシルロース5−リン酸を
生成する反応を触媒する蛋白質が、配列番号1記載のア
ミノ酸配列を有する蛋白質、または該蛋白質の有するア
ミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、
置換若しくは付加されたアミノ酸配列からなり、かつピ
ルビン酸とグリセルアルデヒド3−リン酸から1−デオ
キシ−D−キシルロース5−リン酸を生成する反応を触
媒する活性を有する蛋白質である、請求項3記載の探索
方法。 - 【請求項5】 1−デオキシ−D−キシルロース5−リ
ン酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン
酸を生じる反応を触媒する活性を有する蛋白質が、配列
番号5記載のアミノ酸配列を有する蛋白質、または該蛋
白質の有するアミノ酸配列において1若しくは数個のア
ミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列か
らなり、かつ1−デオキシ−D−キシルロース5−リン
酸から2−C−メチル−D−エリスリトール4−リン酸
を生成する反応を触媒する活性を有する蛋白質である、
請求項3記載の探索方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の探索方法により取得され
る抗菌活性を有する物質。 - 【請求項7】 請求項2記載の探索方法により取得され
る除草活性を有する物質。 - 【請求項8】 請求項6記載の物質を含む抗菌剤。
- 【請求項9】 請求項7記載の物質を含む除草剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11104590A JP2000300257A (ja) | 1998-04-14 | 1999-04-12 | 抗菌または除草活性化合物の探索方法 |
Applications Claiming Priority (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10310198 | 1998-04-14 | ||
JP22191098 | 1998-08-05 | ||
JP10-103101 | 1999-02-15 | ||
JP11-35739 | 1999-02-15 | ||
JP3573999 | 1999-02-15 | ||
JP10-221910 | 1999-02-15 | ||
JP11104590A JP2000300257A (ja) | 1998-04-14 | 1999-04-12 | 抗菌または除草活性化合物の探索方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000300257A true JP2000300257A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=27460139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11104590A Pending JP2000300257A (ja) | 1998-04-14 | 1999-04-12 | 抗菌または除草活性化合物の探索方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000300257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005501912A (ja) | 2001-09-10 | 2005-01-20 | バイエル・クロツプサイエンス・エス・アー | 真菌病罹病性作物を処置するためのケトール酸レダクトイソメラーゼ阻害剤の使用 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11104590A patent/JP2000300257A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005501912A (ja) | 2001-09-10 | 2005-01-20 | バイエル・クロツプサイエンス・エス・アー | 真菌病罹病性作物を処置するためのケトール酸レダクトイソメラーゼ阻害剤の使用 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |