JP2000298614A - メモリインタフェースおよびデータ処理装置 - Google Patents
メモリインタフェースおよびデータ処理装置Info
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- JP2000298614A JP2000298614A JP11108430A JP10843099A JP2000298614A JP 2000298614 A JP2000298614 A JP 2000298614A JP 11108430 A JP11108430 A JP 11108430A JP 10843099 A JP10843099 A JP 10843099A JP 2000298614 A JP2000298614 A JP 2000298614A
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Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メモリと信号処理ブロック間の転送効率を向
上させ、また、動作速度の遅いメモリを信号処理ブロッ
ク内部で使用することを可能とする。 【解決手段】 調停ブロックは、内部ブロックに対し
て、アクセスできる期間とそうでない期間とを示すビジ
ー信号を出力する。図4Cに示すように、内部ブロック
は、メモリへバーストをライトする時に、アドレスとデ
ータの先頭を示すバーストスタート信号をビジー信号が
ローレベル(アクセス可能を示す)になる前にハイレベ
ルとする。調停ブロックは、自分が出力したビジー信号
がローレベルの期間で、内部ブロックから受け取るバー
ストスタート信号がハイレベルであれば、バーストスタ
ート信号が到来したものとして処理を行う。バーストス
タート信号を2クロック早く処理することによって、転
送されるデータ上に空きが発生することを防止すること
ができる。
上させ、また、動作速度の遅いメモリを信号処理ブロッ
ク内部で使用することを可能とする。 【解決手段】 調停ブロックは、内部ブロックに対し
て、アクセスできる期間とそうでない期間とを示すビジ
ー信号を出力する。図4Cに示すように、内部ブロック
は、メモリへバーストをライトする時に、アドレスとデ
ータの先頭を示すバーストスタート信号をビジー信号が
ローレベル(アクセス可能を示す)になる前にハイレベ
ルとする。調停ブロックは、自分が出力したビジー信号
がローレベルの期間で、内部ブロックから受け取るバー
ストスタート信号がハイレベルであれば、バーストスタ
ート信号が到来したものとして処理を行う。バーストス
タート信号を2クロック早く処理することによって、転
送されるデータ上に空きが発生することを防止すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば記録媒体
に圧縮された画像データを記録し、記録媒体から画像デ
ータを再生するのに適用されるメモリインタフェースお
よびデータ処理装置に関する。
に圧縮された画像データを記録し、記録媒体から画像デ
ータを再生するのに適用されるメモリインタフェースお
よびデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルVTR(VIdeo Tape Recorde
r) に代表されるように、ディジタル画像信号を記録媒
体に記録し、また、記録媒体から再生するようなデータ
記録再生装置が知られている。ディジタル画像記録機器
における記録処理部は、入力処理部とメイン処理部と出
力処理部とに大きく分けることができる。入力処理部
は、ビデオおよびオーディオのディジタルデータを所定
長のパケットに格納する。メイン処理部は、パケット単
位にデータの内容を示す情報、エラー訂正符号の符号化
を行う。出力処理部は、パケット化されたデータ、エラ
ー訂正符号のパリティ等に対して、同期パターン、ID
を付加してシンクブロックを構成し、シンクブロックを
データの種別に応じてグループ化し、その単位でシリア
ルデータに変換する。出力処理部に対して、記録媒体と
してのテープに記録するための回転ヘッドが接続され
る。
r) に代表されるように、ディジタル画像信号を記録媒
体に記録し、また、記録媒体から再生するようなデータ
記録再生装置が知られている。ディジタル画像記録機器
における記録処理部は、入力処理部とメイン処理部と出
力処理部とに大きく分けることができる。入力処理部
は、ビデオおよびオーディオのディジタルデータを所定
長のパケットに格納する。メイン処理部は、パケット単
位にデータの内容を示す情報、エラー訂正符号の符号化
を行う。出力処理部は、パケット化されたデータ、エラ
ー訂正符号のパリティ等に対して、同期パターン、ID
を付加してシンクブロックを構成し、シンクブロックを
データの種別に応じてグループ化し、その単位でシリア
ルデータに変換する。出力処理部に対して、記録媒体と
してのテープに記録するための回転ヘッドが接続され
る。
【0003】ディジタルデータをパケットに格納する処
理や、エラー訂正符号化の処理等では、メインメモリを
介してデータが処理される。メインメモリとしては、大
量のオーディオデータ、ビデオデータを格納する必要が
あるために大容量メモリが使用される。現在の技術で
は、記録処理部を集積回路の構成としても、メインメモ
リは、大容量のため、同一半導体基板に集積することは
難しく、また、コストが上昇する。そこで、メインメモ
リとしては、記録処理部から独立した単独のデバイス
(素子)を用いることとなる。なるべく低いコストでメ
インメモリを構成しようとすると、DRAM(Dynamic R
andom Access Memory)、EDO(Extended data out) −
RAM、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Acce
ss Memory)といったDRAM系のデバイスを用いること
が現実的である。さらに、速度を考慮すると、SDRA
Mを選択することが妥当である。
理や、エラー訂正符号化の処理等では、メインメモリを
介してデータが処理される。メインメモリとしては、大
量のオーディオデータ、ビデオデータを格納する必要が
あるために大容量メモリが使用される。現在の技術で
は、記録処理部を集積回路の構成としても、メインメモ
リは、大容量のため、同一半導体基板に集積することは
難しく、また、コストが上昇する。そこで、メインメモ
リとしては、記録処理部から独立した単独のデバイス
(素子)を用いることとなる。なるべく低いコストでメ
インメモリを構成しようとすると、DRAM(Dynamic R
andom Access Memory)、EDO(Extended data out) −
RAM、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Acce
ss Memory)といったDRAM系のデバイスを用いること
が現実的である。さらに、速度を考慮すると、SDRA
Mを選択することが妥当である。
【0004】SDRAMなどのDRAM系デバイスを使
用する場合、いくつかの技術的に難しい点がある。すな
わち、アドレス空間がバンク、カラム、ロウと分かれて
おり、SRAM(Static Random Access Memory) のよう
な線形な空間ではない。カラムとロウは、X軸とY軸の
ような関係にあって、両者を指定することによってデー
タをアクセスできる。先ず、ロウアドレスを与え、次に
カラムアドレスを与えるようになされる。カラムアドレ
スの変化に対して出力は瞬時に追随することができる。
しかも、ロウアドレスを決定しておけば、複数ワード例
えば8ワードをまとめて出力として得ることが可能であ
る(バースト出力)。一方、ロウアドレスの変化に対し
ては一定の遅延(コマンド遅れ時間)の後に出力が変化
することになる。これは、ロウアドレスを頻繁に切り換
える状況では、効率が悪くデータ出力が遅くなることを
意味する。
用する場合、いくつかの技術的に難しい点がある。すな
わち、アドレス空間がバンク、カラム、ロウと分かれて
おり、SRAM(Static Random Access Memory) のよう
な線形な空間ではない。カラムとロウは、X軸とY軸の
ような関係にあって、両者を指定することによってデー
タをアクセスできる。先ず、ロウアドレスを与え、次に
カラムアドレスを与えるようになされる。カラムアドレ
スの変化に対して出力は瞬時に追随することができる。
しかも、ロウアドレスを決定しておけば、複数ワード例
えば8ワードをまとめて出力として得ることが可能であ
る(バースト出力)。一方、ロウアドレスの変化に対し
ては一定の遅延(コマンド遅れ時間)の後に出力が変化
することになる。これは、ロウアドレスを頻繁に切り換
える状況では、効率が悪くデータ出力が遅くなることを
意味する。
【0005】また、SDRAMの場合には、カラムとロ
ウで構成されるRAMが複数存在し、そのようなRAM
がバンクと呼ばれる。長いワードにわたって連続的にデ
ータを得ようとする場合、アドレス制御としては、カラ
ムアドレスのみではデータを格納しきれないために、一
つのロウを次々と切り替える必要がある。しかしなが
ら、この方法では、上述したようにコマンドの遅れ時間
が生じ、アドレス効率が悪い。そのような場合には、別
のバンクに切り替え、そのバンクでロウアドレスを指定
することによってコマンドの遅れ時間をなくすことがで
きる。
ウで構成されるRAMが複数存在し、そのようなRAM
がバンクと呼ばれる。長いワードにわたって連続的にデ
ータを得ようとする場合、アドレス制御としては、カラ
ムアドレスのみではデータを格納しきれないために、一
つのロウを次々と切り替える必要がある。しかしなが
ら、この方法では、上述したようにコマンドの遅れ時間
が生じ、アドレス効率が悪い。そのような場合には、別
のバンクに切り替え、そのバンクでロウアドレスを指定
することによってコマンドの遅れ時間をなくすことがで
きる。
【0006】図20は、SDRAMをアクセスする処理
例えば8ワードを書込む時の処理を概略的に示す。図2
0Aは、クロックckmを示し、図20Bは、バンク切
り替えを伴う場合の処理を示す。まず、バンクAに対し
てコマンドACTによってロウアドレスを与えると、バ
ンクAでは、ACTより遅れたコマンドWTによってバ
ースト単位例えば8ワードの書込みを開始する。遅れ時
間を考慮して、バンクAに対する書込みが終了する前
に、コマンドACTをバンクBに対して与える。それに
よって、バンクAのバースト単位の書込みが終了したら
連続してバンクBに対して、バースト単位の8ワードを
書込むことができる。この方法によると、ロウアドレス
を変更するためのプリチャージ等による待ち時間の影響
を受けないようにできる。
例えば8ワードを書込む時の処理を概略的に示す。図2
0Aは、クロックckmを示し、図20Bは、バンク切
り替えを伴う場合の処理を示す。まず、バンクAに対し
てコマンドACTによってロウアドレスを与えると、バ
ンクAでは、ACTより遅れたコマンドWTによってバ
ースト単位例えば8ワードの書込みを開始する。遅れ時
間を考慮して、バンクAに対する書込みが終了する前
に、コマンドACTをバンクBに対して与える。それに
よって、バンクAのバースト単位の書込みが終了したら
連続してバンクBに対して、バースト単位の8ワードを
書込むことができる。この方法によると、ロウアドレス
を変更するためのプリチャージ等による待ち時間の影響
を受けないようにできる。
【0007】一方、バンク切り替えを採用しない場合に
は、同一のバンク例えばバンクAのみに対してバースト
単位が書込まれる。図20Cに示すように、この場合で
は、バースト単位の書込みが終了してから所定時間後に
コマンドACTによってロウアドレスを与えるので、次
のバースト単位が書かれるまでの遅れが発生する。
は、同一のバンク例えばバンクAのみに対してバースト
単位が書込まれる。図20Cに示すように、この場合で
は、バースト単位の書込みが終了してから所定時間後に
コマンドACTによってロウアドレスを与えるので、次
のバースト単位が書かれるまでの遅れが発生する。
【0008】また、メインメモリは、ビデオデータ、オ
ーディオデータのような複数のデータをそれぞれ処理す
る複数のデータ処理回路によって共有される。複数のデ
ータ処理回路からメインメモリに対するアクセス要求が
衝突する場合もあるので、調停用回路を複数のデータ処
理回路とメインメモリとの間に設けられる。調停ブロッ
クは、内部ブロックからライト要求を受け取った場合、
SDRAMに対してバスの空きを生じないように、ライ
トデータを供給する必要がある。また、調停ブロックが
他のブロックからのアクセス要求を処理できない場合に
は、その状態を内部ブロックに対して教える必要があ
る。そのための信号として、ビジー信号が使用される。
ビジー信号が例えばハイレベルであったら、SDRAM
に対してアクセスできない期間と定義する。
ーディオデータのような複数のデータをそれぞれ処理す
る複数のデータ処理回路によって共有される。複数のデ
ータ処理回路からメインメモリに対するアクセス要求が
衝突する場合もあるので、調停用回路を複数のデータ処
理回路とメインメモリとの間に設けられる。調停ブロッ
クは、内部ブロックからライト要求を受け取った場合、
SDRAMに対してバスの空きを生じないように、ライ
トデータを供給する必要がある。また、調停ブロックが
他のブロックからのアクセス要求を処理できない場合に
は、その状態を内部ブロックに対して教える必要があ
る。そのための信号として、ビジー信号が使用される。
ビジー信号が例えばハイレベルであったら、SDRAM
に対してアクセスできない期間と定義する。
【0009】図21は、内部ブロック301および30
2と、メインメモリとしてのSDRAM304との間に
調停ブロック303を設けた概略的構成を示す。調停ブ
ロック303は、アクセス(すなわち、ライトまたはリ
ード)できるかどうかを指示するビジー信号を内部ブロ
ック301および302に対して与える。図21では、
一例として内部ブロック301がSDRAM304に対
して書き込み動作を行い、内部ブロック302がSDR
AM304に対してリード動作を行う。調停ブロック3
03とSDRAM304との間は、データバスとコント
ロールバスとが設けられている。
2と、メインメモリとしてのSDRAM304との間に
調停ブロック303を設けた概略的構成を示す。調停ブ
ロック303は、アクセス(すなわち、ライトまたはリ
ード)できるかどうかを指示するビジー信号を内部ブロ
ック301および302に対して与える。図21では、
一例として内部ブロック301がSDRAM304に対
して書き込み動作を行い、内部ブロック302がSDR
AM304に対してリード動作を行う。調停ブロック3
03とSDRAM304との間は、データバスとコント
ロールバスとが設けられている。
【0010】図22および図23は、問題点の説明のた
めに使用する概略的ブロック図である。図22は、内部
ブロック301がSDRAM304に対してデータを書
き込む時の構成のみを示す。図23は、内部ブロック3
01または302が内部にRAM305を有する場合の
構成を示し、RAM305から読み出されたデータがフ
リップフロップ306を介して調停ブロック303へ供
給される。
めに使用する概略的ブロック図である。図22は、内部
ブロック301がSDRAM304に対してデータを書
き込む時の構成のみを示す。図23は、内部ブロック3
01または302が内部にRAM305を有する場合の
構成を示し、RAM305から読み出されたデータがフ
リップフロップ306を介して調停ブロック303へ供
給される。
【0011】ビジー信号がアクセスできる期間を示して
いる状態では、内部ブロック301は、アクセス開始信
号である、バーストスタート信号を発生する。バースト
スタート信号によって、ライトアドレスの開始位置およ
びライトデータの先頭位置が指示される。アドレスに続
いてライトデータが内部ブロック301から調停ブロッ
ク303へ供給される。
いる状態では、内部ブロック301は、アクセス開始信
号である、バーストスタート信号を発生する。バースト
スタート信号によって、ライトアドレスの開始位置およ
びライトデータの先頭位置が指示される。アドレスに続
いてライトデータが内部ブロック301から調停ブロッ
ク303へ供給される。
【0012】内部ブロック302は、ビジー信号がアク
セスできることを示している状態では、データをSDR
AM304から読み出すために、バーストスタートおよ
びリードアドレスを調停ブロック303に対して与え、
調停ブロック303からリードデータを受け取る。この
場合、リードデータの有効な期間を示すイネーブルが調
停ブロック303から発生する。一例として、ビジー信
号、バーストスタート信号、イネーブルは、それぞれ1
ビットであり、アドレスバスが21ビット幅であり、デ
ータバスが32ビット幅である。
セスできることを示している状態では、データをSDR
AM304から読み出すために、バーストスタートおよ
びリードアドレスを調停ブロック303に対して与え、
調停ブロック303からリードデータを受け取る。この
場合、リードデータの有効な期間を示すイネーブルが調
停ブロック303から発生する。一例として、ビジー信
号、バーストスタート信号、イネーブルは、それぞれ1
ビットであり、アドレスバスが21ビット幅であり、デ
ータバスが32ビット幅である。
【0013】図21の構成のタイミングチャートを図2
4に示す。図24Aに、タイミング基準としてのクロッ
ク信号と、バーストスタート信号およびアドレスが示さ
れている。ビジー信号がローレベルであることを内部ブ
ロック301が認識し、バーストスタート信号、アドレ
スおよびデータを調停ブロック303に対して送る。バ
ーストスタート信号によって、バーストのスタート、す
なわち、アドレスとデータの位置が示される。アドレス
は、21ビット幅であり、その上位の2ビットによって
4個のバンクの内の一つのバンクが指定される。
4に示す。図24Aに、タイミング基準としてのクロッ
ク信号と、バーストスタート信号およびアドレスが示さ
れている。ビジー信号がローレベルであることを内部ブ
ロック301が認識し、バーストスタート信号、アドレ
スおよびデータを調停ブロック303に対して送る。バ
ーストスタート信号によって、バーストのスタート、す
なわち、アドレスとデータの位置が示される。アドレス
は、21ビット幅であり、その上位の2ビットによって
4個のバンクの内の一つのバンクが指定される。
【0014】図24Bは、ライト動作時の内部ブロック
301と調停ブロック303間のインタフェースを説明
するものである。ライト動作時には、内部ブロック30
1から調停ブロック303へライトデータが供給され
る。D0からD7の8ワードが1バーストであり、1バ
ーストのライトが終了すると、再びバーストスタート信
号およびアドレスが内部ブロック301から調停ブロッ
ク303へ送られ、バンク切り替えがなされ、別のバン
クに対して次のバーストの8ワードがライトされる。ラ
イト動作時にハイレベルとなるビジー信号が内部ブロッ
ク301に対して供給される。ビジー信号がローレベル
になると、次のバーストスタート信号およびアドレスが
調停ブロック303へ供給される。そして、調停ブロッ
ク303とSDRAM304間のSDRAMバス上に
は、調停ブロック303の構成に応じたクロック数の時
間の遅延後にライトデータが発生する。
301と調停ブロック303間のインタフェースを説明
するものである。ライト動作時には、内部ブロック30
1から調停ブロック303へライトデータが供給され
る。D0からD7の8ワードが1バーストであり、1バ
ーストのライトが終了すると、再びバーストスタート信
号およびアドレスが内部ブロック301から調停ブロッ
ク303へ送られ、バンク切り替えがなされ、別のバン
クに対して次のバーストの8ワードがライトされる。ラ
イト動作時にハイレベルとなるビジー信号が内部ブロッ
ク301に対して供給される。ビジー信号がローレベル
になると、次のバーストスタート信号およびアドレスが
調停ブロック303へ供給される。そして、調停ブロッ
ク303とSDRAM304間のSDRAMバス上に
は、調停ブロック303の構成に応じたクロック数の時
間の遅延後にライトデータが発生する。
【0015】図24Cは、リード動作時の内部ブロック
302と調停ブロック303間のインタフェースを説明
するものである。図24Aに示すバーストスタート信号
およびアドレスを内部ブロック302から調停ブロック
303に対して与えることによって、リード動作がなさ
れる。図24Cは、SDRAM304から読み出され、
SDRAMバス上に発生したリードデータと、調停ブロ
ック303から内部ブロック302に対するビジー信号
と、リードデータ(2個のバースト)と、有効なリード
データと同期したイネーブル信号を示している。内部ブ
ロック302は、イネーブル信号がハイレベルの期間に
リードデータが存在することを認識できる。
302と調停ブロック303間のインタフェースを説明
するものである。図24Aに示すバーストスタート信号
およびアドレスを内部ブロック302から調停ブロック
303に対して与えることによって、リード動作がなさ
れる。図24Cは、SDRAM304から読み出され、
SDRAMバス上に発生したリードデータと、調停ブロ
ック303から内部ブロック302に対するビジー信号
と、リードデータ(2個のバースト)と、有効なリード
データと同期したイネーブル信号を示している。内部ブ
ロック302は、イネーブル信号がハイレベルの期間に
リードデータが存在することを認識できる。
【0016】なお、図24は、ライト動作、リード動作
共に、他の内部ブロックの処理がされていない状態、す
なわち、最高速度の動作を示している。若し、他の内部
ブロックの処理がされていると、ビジー信号の長さは、
図24に示すものより長くなる。
共に、他の内部ブロックの処理がされていない状態、す
なわち、最高速度の動作を示している。若し、他の内部
ブロックの処理がされていると、ビジー信号の長さは、
図24に示すものより長くなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】図21および図22の
構成において、内部ブロック301がSDRAM304
に対してデータをライトするライト動作時に、ビジー信
号がローレベルに立ち下がったことを認識して、ライト
動作を開始すると、処理に余計な時間がかかり、SDR
AM304に対して効率の良いアクセスができない問題
があった。図25を参照して、この問題点を説明する。
構成において、内部ブロック301がSDRAM304
に対してデータをライトするライト動作時に、ビジー信
号がローレベルに立ち下がったことを認識して、ライト
動作を開始すると、処理に余計な時間がかかり、SDR
AM304に対して効率の良いアクセスができない問題
があった。図25を参照して、この問題点を説明する。
【0018】図25Aは、クロックおよびビジー信号を
示す。このようなビジー信号を内部ブロック301が調
停ブロック303から受け取った時に、図25Bに示す
タイミングでもって、バーストスタート信号、アドレス
およびライトデータを内部ブロック301が調停ブロッ
ク303へ供給することが望ましい。しかしながら、内
部ブロック301と調停ブロック303間の内部配線遅
延が大規模ASIC(Application Specific Integrated
Circuit) では大きくなる。そのため、内部ブロック3
01と調停ブロック303間でビジー信号、バーストス
タート信号を伝送する時に、タイミングの安定化のため
に、これらの信号を出力する側とこれらの信号を入力す
る側のそれぞれにフリップフロップが設けられる。
示す。このようなビジー信号を内部ブロック301が調
停ブロック303から受け取った時に、図25Bに示す
タイミングでもって、バーストスタート信号、アドレス
およびライトデータを内部ブロック301が調停ブロッ
ク303へ供給することが望ましい。しかしながら、内
部ブロック301と調停ブロック303間の内部配線遅
延が大規模ASIC(Application Specific Integrated
Circuit) では大きくなる。そのため、内部ブロック3
01と調停ブロック303間でビジー信号、バーストス
タート信号を伝送する時に、タイミングの安定化のため
に、これらの信号を出力する側とこれらの信号を入力す
る側のそれぞれにフリップフロップが設けられる。
【0019】従って、図25Cに示すように、図25A
に示すビジー信号が調停ブロック303から発生する時
に、内部ブロック301がフリップフロップによりビジ
ー信号を受け取るために、1クロックの遅延が発生す
る。フリップフロップに取り込まれたビジー信号がロー
レベルであることを認識してバーストスタート信号が生
成される。生成したバーストスタート信号を調停ブロッ
ク303へ伝送するために、フリップフロップを介在さ
せるので、フリップフロップ出力としてのバーストスタ
ート信号は、1クロック遅れる。
に示すビジー信号が調停ブロック303から発生する時
に、内部ブロック301がフリップフロップによりビジ
ー信号を受け取るために、1クロックの遅延が発生す
る。フリップフロップに取り込まれたビジー信号がロー
レベルであることを認識してバーストスタート信号が生
成される。生成したバーストスタート信号を調停ブロッ
ク303へ伝送するために、フリップフロップを介在さ
せるので、フリップフロップ出力としてのバーストスタ
ート信号は、1クロック遅れる。
【0020】従って、望ましい制御タイミング(図25
Bに示される)に対して、実際には、図25Cに示すよ
うに、内部ブロック301から発生するバーストスター
ト信号およびアドレスが2クロックの遅れを持つことに
なる。その結果、内部ブロック301と調停ブロック3
03との間で伝送されるデータは、バンクAのデータと
次のバンクBのデータの間で2クロックの空きが発生す
る。
Bに示される)に対して、実際には、図25Cに示すよ
うに、内部ブロック301から発生するバーストスター
ト信号およびアドレスが2クロックの遅れを持つことに
なる。その結果、内部ブロック301と調停ブロック3
03との間で伝送されるデータは、バンクAのデータと
次のバンクBのデータの間で2クロックの空きが発生す
る。
【0021】他の問題点として、図23に示すように、
SDRAM304に対してライトを行いたい内部ブロッ
クのデータがその内部のRAM305に蓄えられてお
り、そこから読み出してSDRAM304へ出力する場
合は、フリップフロップなどの回路に比してRAM30
5のアクセス速度が遅いために、クロックでの連続読み
出しができない可能性がある。
SDRAM304に対してライトを行いたい内部ブロッ
クのデータがその内部のRAM305に蓄えられてお
り、そこから読み出してSDRAM304へ出力する場
合は、フリップフロップなどの回路に比してRAM30
5のアクセス速度が遅いために、クロックでの連続読み
出しができない可能性がある。
【0022】内部RAM305は、同期型RAMであ
る。大規模ASICでは、RAMの動作速度を向上させ
るために、クロック同期型RAMが採用されている。内
部RAM305に対して与えられたアドレスからデータ
が読み出され、読み出されたデータがフリップフロップ
306を介して調停ブロック303へ出力される。
る。大規模ASICでは、RAMの動作速度を向上させ
るために、クロック同期型RAMが採用されている。内
部RAM305に対して与えられたアドレスからデータ
が読み出され、読み出されたデータがフリップフロップ
306を介して調停ブロック303へ出力される。
【0023】図26Aがクロックを示し、図26Bがア
ドレスを示す。図26Cに示すように、内部RAM30
5のアクセスタイムが短い場合では、アドレスA0,A
1,A2,・・・に対応して、リードデータD0,D
1,D2,・・・が内部RAM305から発生する。ア
クセスタイムは、クロックのタイミングからデータが出
力されるまでの時間である。このリードデータがフリッ
プフロップ306によってサンプリングされ、調停ブロ
ック303に対しては、図26Dに示すように、クロッ
クと同期してライトデータが伝送される。図26Cにお
いて、斜線で示すデータは、無効データを表している。
ドレスを示す。図26Cに示すように、内部RAM30
5のアクセスタイムが短い場合では、アドレスA0,A
1,A2,・・・に対応して、リードデータD0,D
1,D2,・・・が内部RAM305から発生する。ア
クセスタイムは、クロックのタイミングからデータが出
力されるまでの時間である。このリードデータがフリッ
プフロップ306によってサンプリングされ、調停ブロ
ック303に対しては、図26Dに示すように、クロッ
クと同期してライトデータが伝送される。図26Cにお
いて、斜線で示すデータは、無効データを表している。
【0024】しかしながら、内部RAM305のアクセ
スタイムが長いと、図26Eに示すように、有効なデー
タを内部RAM305から読み出すことができなくな
る。従って、内部RAM305のアクセスタイムによっ
て、クロックの周波数を高くすることが制約されてい
た。このようにクロックの周波数を高くできないため
に、調停ブロック303に対するデータの転送クロック
の周波数も高くできず、転送効率の低下が生じる問題が
あった。
スタイムが長いと、図26Eに示すように、有効なデー
タを内部RAM305から読み出すことができなくな
る。従って、内部RAM305のアクセスタイムによっ
て、クロックの周波数を高くすることが制約されてい
た。このようにクロックの周波数を高くできないため
に、調停ブロック303に対するデータの転送クロック
の周波数も高くできず、転送効率の低下が生じる問題が
あった。
【0025】従って、この発明の一つの目的は、フリッ
プフロップを介して入出力することによる遅れによって
生じるデータ転送効率の低下を防止することができるメ
モリインタフェースおよびデータ処理装置を提供するこ
とにある。
プフロップを介して入出力することによる遅れによって
生じるデータ転送効率の低下を防止することができるメ
モリインタフェースおよびデータ処理装置を提供するこ
とにある。
【0026】この発明の他の目的は、内部RAMのアク
セスタイムが長いことによって生じるデータ転送効率の
低下を防止することができるメモリインタフェースおよ
びデータ処理装置を提供することにある。
セスタイムが長いことによって生じるデータ転送効率の
低下を防止することができるメモリインタフェースおよ
びデータ処理装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、信号処理ブロックからメモ
リに対するアクセスが調停ブロックを介してなされるメ
モリインタフェースにおいて、メモリに対してライト動
作する時に、メモリに対してアクセスできる期間とでき
ない期間とを指示するビジー信号を調停ブロックが信号
処理ブロックに対して与え、信号処理ブロックは、アド
レスおよびデータの開始を示すスタート信号をビジー信
号がアクセスできる期間を示す前に先行して発生し、調
停ブロックは、ビジー信号がアクセスできる期間になっ
た時に、スタート信号が到来したものとして、スタート
信号に応答した処理を行うことを特徴とするメモリイン
タフェースである。請求項2の発明は、請求項1に示さ
れるメモリインタフェースを備えるデータ処理装置であ
る。
ために、請求項1の発明は、信号処理ブロックからメモ
リに対するアクセスが調停ブロックを介してなされるメ
モリインタフェースにおいて、メモリに対してライト動
作する時に、メモリに対してアクセスできる期間とでき
ない期間とを指示するビジー信号を調停ブロックが信号
処理ブロックに対して与え、信号処理ブロックは、アド
レスおよびデータの開始を示すスタート信号をビジー信
号がアクセスできる期間を示す前に先行して発生し、調
停ブロックは、ビジー信号がアクセスできる期間になっ
た時に、スタート信号が到来したものとして、スタート
信号に応答した処理を行うことを特徴とするメモリイン
タフェースである。請求項2の発明は、請求項1に示さ
れるメモリインタフェースを備えるデータ処理装置であ
る。
【0028】請求項3の発明は、信号処理ブロックから
メモリに対するアクセスが調停ブロックを介してなされ
るメモリインタフェースにおいて、メモリに対してライ
ト動作する時に、メモリに対してアクセスできる期間と
できない期間とを指示するビジー信号を調停ブロックが
信号処理ブロックに対して与え、信号処理ブロックは、
内部のメモリから第1のクロックと同期してデータをリ
ードし、リードしたデータを、第1のクロックの整数倍
の周波数の第2のクロックと同期して調停ブロックに対
して供給することを特徴とするメモリインタフェースで
ある。請求項4の発明は、請求項3に示されるメモリイ
ンタフェースを備えるデータ処理装置である。
メモリに対するアクセスが調停ブロックを介してなされ
るメモリインタフェースにおいて、メモリに対してライ
ト動作する時に、メモリに対してアクセスできる期間と
できない期間とを指示するビジー信号を調停ブロックが
信号処理ブロックに対して与え、信号処理ブロックは、
内部のメモリから第1のクロックと同期してデータをリ
ードし、リードしたデータを、第1のクロックの整数倍
の周波数の第2のクロックと同期して調停ブロックに対
して供給することを特徴とするメモリインタフェースで
ある。請求項4の発明は、請求項3に示されるメモリイ
ンタフェースを備えるデータ処理装置である。
【0029】請求項1および2の発明では、ライトデー
タおよびアドレスの位置を示すスタート信号をビジー信
号がローレベル(アクセスできる期間)となる以前に先
行して発生させ、調停ブロックは、自分が出力したビジ
ー信号をローレベルに下げた時に、スタート信号がハイ
レベルであれば、スタート信号が到来したものとして処
理する。従って、ビジー信号の入力、出力のために、フ
リップフロップを介在させることによるデータの空きの
発生を防止できる。
タおよびアドレスの位置を示すスタート信号をビジー信
号がローレベル(アクセスできる期間)となる以前に先
行して発生させ、調停ブロックは、自分が出力したビジ
ー信号をローレベルに下げた時に、スタート信号がハイ
レベルであれば、スタート信号が到来したものとして処
理する。従って、ビジー信号の入力、出力のために、フ
リップフロップを介在させることによるデータの空きの
発生を防止できる。
【0030】請求項3および4の発明では、内部のRA
Mのアクセスタイムが長い場合には、RAMのリードを
第1のクロックclock2で行い、リードデータをフリップ
フロップによってサンプリングすることで、第1のクロ
ックの例えば2倍の周波数の第2のクロックclock1と同
期して調停ブロックへ転送できる。それによって、アク
セスタイムの長いRAMを使用できる。言い換えると、
RAMの動作速度より高速のクロックをインタフェース
用に使用できる。
Mのアクセスタイムが長い場合には、RAMのリードを
第1のクロックclock2で行い、リードデータをフリップ
フロップによってサンプリングすることで、第1のクロ
ックの例えば2倍の周波数の第2のクロックclock1と同
期して調停ブロックへ転送できる。それによって、アク
セスタイムの長いRAMを使用できる。言い換えると、
RAMの動作速度より高速のクロックをインタフェース
用に使用できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるブロック間
インタフェースを採用したディジタルVTRについて説
明する。ディジタルVTRの説明に先立って、この発明
の特徴とするブロック間インタフェースについて、図1
から図5を参照して説明する。図1、図2および図3
は、ブロック間インタフェースを説明するのに使用する
ブロック図である。
インタフェースを採用したディジタルVTRについて説
明する。ディジタルVTRの説明に先立って、この発明
の特徴とするブロック間インタフェースについて、図1
から図5を参照して説明する。図1、図2および図3
は、ブロック間インタフェースを説明するのに使用する
ブロック図である。
【0032】図1および図2において、311は、内部
ブロックであり、314は、内部ブロック311がアク
セスするメインメモリとしてのSDRAMである。SD
RAM314は、ビデオデータ、オーディオデータのよ
うな複数のデータをそれぞれ処理する複数の内部ブロッ
クによって共有される。内部ブロック311は、そのう
ちの一つのブロックである。複数の内部ブロックからS
DRAM314に対するアクセス要求が衝突する場合も
あるので、調停ブロック313を複数の内部ブロック
と、SDRAM314との間に設ける。内部ブロック3
11は、複数の内部ブロックの内の一つである。調停ブ
ロック313とSDRAM314との間は、データバス
とコントロールバスとが設けられている。
ブロックであり、314は、内部ブロック311がアク
セスするメインメモリとしてのSDRAMである。SD
RAM314は、ビデオデータ、オーディオデータのよ
うな複数のデータをそれぞれ処理する複数の内部ブロッ
クによって共有される。内部ブロック311は、そのう
ちの一つのブロックである。複数の内部ブロックからS
DRAM314に対するアクセス要求が衝突する場合も
あるので、調停ブロック313を複数の内部ブロック
と、SDRAM314との間に設ける。内部ブロック3
11は、複数の内部ブロックの内の一つである。調停ブ
ロック313とSDRAM314との間は、データバス
とコントロールバスとが設けられている。
【0033】SDRAM314に対する効率の良いアク
セスを行うために、調停ブロック313は、内部ブロッ
ク311からライト要求を受け取った場合、SDRAM
に対してバス上を転送されるデータ中に空きを生じない
ように、ライトデータを供給する必要がある。また、調
停ブロック313が他の内部ブロックからのアクセス要
求を処理できない場合には、その状態を内部ブロック3
11に対して教える必要がある。そのための信号とし
て、ビジー信号が使用される。ビジー信号が例えばハイ
レベルであったら、SDRAMに対してアクセスできな
い期間と定義する。
セスを行うために、調停ブロック313は、内部ブロッ
ク311からライト要求を受け取った場合、SDRAM
に対してバス上を転送されるデータ中に空きを生じない
ように、ライトデータを供給する必要がある。また、調
停ブロック313が他の内部ブロックからのアクセス要
求を処理できない場合には、その状態を内部ブロック3
11に対して教える必要がある。そのための信号とし
て、ビジー信号が使用される。ビジー信号が例えばハイ
レベルであったら、SDRAMに対してアクセスできな
い期間と定義する。
【0034】内部ブロック311は、アクセス開始信号
である、バーストスタート信号を発生する。バーストス
タート信号によって、ライトアドレスの開始位置および
ライトデータの先頭位置が指示される。アドレスに続い
てライトデータが内部ブロック311から調停ブロック
313へ供給される。一例として、ビジー信号、バース
トスタート信号は、それぞれ1ビットであり、アドレス
バスが21ビット幅であり、データバスが32ビット幅
である。
である、バーストスタート信号を発生する。バーストス
タート信号によって、ライトアドレスの開始位置および
ライトデータの先頭位置が指示される。アドレスに続い
てライトデータが内部ブロック311から調停ブロック
313へ供給される。一例として、ビジー信号、バース
トスタート信号は、それぞれ1ビットであり、アドレス
バスが21ビット幅であり、データバスが32ビット幅
である。
【0035】図1は、内部ブロック311がSDRAM
314に対してデータをライトする時の構成を示す。図
1を参照して、この発明によるブロック間インタフェー
スの第1の例について説明する。図2は、内部ブロック
311が内部にRAM315を有する場合の構成を示
し、RAM315から読み出されたデータがフリップフ
ロップ316を介して調停ブロック313へ供給され
る。図3は、図2に示すように、内部ブロックを構成し
た場合のブロック間インタフェースを示す。図2および
図3を参照して、この発明によるブロック間インタフェ
ースの第2の例について説明する。
314に対してデータをライトする時の構成を示す。図
1を参照して、この発明によるブロック間インタフェー
スの第1の例について説明する。図2は、内部ブロック
311が内部にRAM315を有する場合の構成を示
し、RAM315から読み出されたデータがフリップフ
ロップ316を介して調停ブロック313へ供給され
る。図3は、図2に示すように、内部ブロックを構成し
た場合のブロック間インタフェースを示す。図2および
図3を参照して、この発明によるブロック間インタフェ
ースの第2の例について説明する。
【0036】図1の構成に適用される、この発明のブロ
ック間インタフェースの第1の例について、図4のタイ
ミングチャートを参照して説明する。図4Aに、タイミ
ング基準としてのクロック信号と、バーストスタート信
号およびアドレスが示されている。内部ブロック311
がバーストスタート信号、アドレスおよびデータを調停
ブロック313に対して送る。バーストスタート信号に
よって、バーストのスタート、すなわち、アドレスとデ
ータの位置が示される。アドレスは、21ビット幅であ
り、その上位の2ビットによって4個のバンクの内の一
つのバンクが指定される。
ック間インタフェースの第1の例について、図4のタイ
ミングチャートを参照して説明する。図4Aに、タイミ
ング基準としてのクロック信号と、バーストスタート信
号およびアドレスが示されている。内部ブロック311
がバーストスタート信号、アドレスおよびデータを調停
ブロック313に対して送る。バーストスタート信号に
よって、バーストのスタート、すなわち、アドレスとデ
ータの位置が示される。アドレスは、21ビット幅であ
り、その上位の2ビットによって4個のバンクの内の一
つのバンクが指定される。
【0037】図4Bは、ライト動作時の内部ブロック3
11と調停ブロック313間のインタフェースを説明す
るものである。ライト動作時には、内部ブロック311
から調停ブロック313へライトデータが供給される。
D0からD7の8ワードが1バーストであり、1バース
トのライトが終了すると、再びバーストスタート信号お
よびアドレスが内部ブロック311から調停ブロック3
13へ送られ、バンク切り替えがなされ、別のバンクに
対して次のバーストの8ワードがライトされる。ライト
動作時にハイレベルとなり、その期間は、アクセスでき
ないことを示すビジー信号が内部ブロック311に対し
て供給される。ビジー信号がローレベルになると、次の
バーストスタート信号およびアドレスが調停ブロック3
13へ供給される。そして、調停ブロック313とSD
RAM314間のSDRAMバス上には、調停ブロック
313の構成に応じたクロック数の時間の遅延後にライ
トデータが発生する。
11と調停ブロック313間のインタフェースを説明す
るものである。ライト動作時には、内部ブロック311
から調停ブロック313へライトデータが供給される。
D0からD7の8ワードが1バーストであり、1バース
トのライトが終了すると、再びバーストスタート信号お
よびアドレスが内部ブロック311から調停ブロック3
13へ送られ、バンク切り替えがなされ、別のバンクに
対して次のバーストの8ワードがライトされる。ライト
動作時にハイレベルとなり、その期間は、アクセスでき
ないことを示すビジー信号が内部ブロック311に対し
て供給される。ビジー信号がローレベルになると、次の
バーストスタート信号およびアドレスが調停ブロック3
13へ供給される。そして、調停ブロック313とSD
RAM314間のSDRAMバス上には、調停ブロック
313の構成に応じたクロック数の時間の遅延後にライ
トデータが発生する。
【0038】図4Bは、図24Bと同様に、望ましい制
御のタイミングチャートである。しかしながら、上述し
たように、内部ブロック311と調停ブロック313間
でビジー信号、バーストスタート信号を伝送する時に、
タイミングの安定化のために、これらの信号を出力する
側とこれらの信号を入力する側のそれぞれにフリップフ
ロップが設けられ、そのために、内部ブロック311か
ら発生するバーストスタート信号およびアドレスが2ク
ロックの遅れを持つことになり、その結果、内部ブロッ
ク311と調停ブロック313との間で伝送されるデー
タは、バンクAのデータと次のバンクBのデータの間で
2クロックの空きが発生する。
御のタイミングチャートである。しかしながら、上述し
たように、内部ブロック311と調停ブロック313間
でビジー信号、バーストスタート信号を伝送する時に、
タイミングの安定化のために、これらの信号を出力する
側とこれらの信号を入力する側のそれぞれにフリップフ
ロップが設けられ、そのために、内部ブロック311か
ら発生するバーストスタート信号およびアドレスが2ク
ロックの遅れを持つことになり、その結果、内部ブロッ
ク311と調停ブロック313との間で伝送されるデー
タは、バンクAのデータと次のバンクBのデータの間で
2クロックの空きが発生する。
【0039】なお、図4は、他の内部ブロックの処理が
されていない状態、すなわち、最高速度の動作を示して
いる。若し、他の内部ブロックの処理がされていると、
ビジー信号の長さは、図4に示すものより長くなる。
されていない状態、すなわち、最高速度の動作を示して
いる。若し、他の内部ブロックの処理がされていると、
ビジー信号の長さは、図4に示すものより長くなる。
【0040】この発明によるブロック間インタフェース
の第1の例では、ビジー信号をローに下げてからアクセ
スするのではなく、調停ブロック313に対して内部ブ
ロック311がデータを出力することが予定れている場
合には、ビジー信号がハイレベルの区間において、予め
バーストスタート信号をハイレベルにすると共に、アド
レスも出力しておく。そして、内部ブロック311は、
ビジー信号が下がったらバーストスタート信号を下げ、
調停ブロック313は、自分が出力しているビジー信号
を下げた時に、バーストスタート信号がハイレベルであ
れば、バーストスタート信号が到来したものと判断し
て、処理を行う。
の第1の例では、ビジー信号をローに下げてからアクセ
スするのではなく、調停ブロック313に対して内部ブ
ロック311がデータを出力することが予定れている場
合には、ビジー信号がハイレベルの区間において、予め
バーストスタート信号をハイレベルにすると共に、アド
レスも出力しておく。そして、内部ブロック311は、
ビジー信号が下がったらバーストスタート信号を下げ、
調停ブロック313は、自分が出力しているビジー信号
を下げた時に、バーストスタート信号がハイレベルであ
れば、バーストスタート信号が到来したものと判断し
て、処理を行う。
【0041】図4Cは、このような第1の例のタイミン
グを示す。図4A中のビジー信号が調停ブロック313
から内部ブロック311に与えられ、内部ブロック31
1がフリップフロップでこのビジー信号を受けることに
よって、図4Cに示すように、1クロック遅れてビジー
信号が内部ブロック311に取り込まれる。
グを示す。図4A中のビジー信号が調停ブロック313
から内部ブロック311に与えられ、内部ブロック31
1がフリップフロップでこのビジー信号を受けることに
よって、図4Cに示すように、1クロック遅れてビジー
信号が内部ブロック311に取り込まれる。
【0042】内部ブロック311は、図4Cにおいて、
320で示すように、ビジー信号がハイレベルの区間に
おいて、バーストスタート信号を予めハイレベルにする
と共に、アドレスも出力しておき、ビジー信号がローレ
ベルに下がると、バーストスタート信号もローレベルに
下げる。バーストスタート信号がローレベルに下がる
と、バーストの先頭のワードD0を出力する。
320で示すように、ビジー信号がハイレベルの区間に
おいて、バーストスタート信号を予めハイレベルにする
と共に、アドレスも出力しておき、ビジー信号がローレ
ベルに下がると、バーストスタート信号もローレベルに
下げる。バーストスタート信号がローレベルに下がる
と、バーストの先頭のワードD0を出力する。
【0043】このバーストスタート信号が321で示す
ように、フリップフロップを介することによって、1ク
ロック分遅れて、調停ブロック313に対して出力され
る。調停ブロック313は、図4Aにおいて322で示
すように、自分が出力したビジー信号がローレベルで、
且つ323で示すように、受け取ったバーストスタート
信号がハイレベルであったなら、受け取ったバーストス
タート信号がバーストスタート信号であると認識する。
322および323は、クロックで規定される同一タイ
ミングである。この次のクロックのタイミングにおい
て、バーストスタート信号がハイレベルであっても、そ
れを無視する。
ように、フリップフロップを介することによって、1ク
ロック分遅れて、調停ブロック313に対して出力され
る。調停ブロック313は、図4Aにおいて322で示
すように、自分が出力したビジー信号がローレベルで、
且つ323で示すように、受け取ったバーストスタート
信号がハイレベルであったなら、受け取ったバーストス
タート信号がバーストスタート信号であると認識する。
322および323は、クロックで規定される同一タイ
ミングである。この次のクロックのタイミングにおい
て、バーストスタート信号がハイレベルであっても、そ
れを無視する。
【0044】このように制御することによって、図25
のタイミングチャートで示される方法に比較して、バー
ストスタート信号が2クロック分早く処理されるため、
内部ブロック311から調停ブロック313へ送られる
データに空きが生じることを防止できる。なお、一番最
初のデータに関しても、予めバーストスタート信号をハ
イレベルにしておくことができる。
のタイミングチャートで示される方法に比較して、バー
ストスタート信号が2クロック分早く処理されるため、
内部ブロック311から調停ブロック313へ送られる
データに空きが生じることを防止できる。なお、一番最
初のデータに関しても、予めバーストスタート信号をハ
イレベルにしておくことができる。
【0045】次にこの発明によるブロック間インタフェ
ースの第2の例について説明する。図2に示す構成のよ
うに、SDRAM314に対してライトを行いたい内部
ブロックのデータがその内部のRAM315に蓄えられ
ており、そこから読み出してSDRAM314へ出力す
る場合などは、フリップフロップなどの回路に比してR
AM315のアクセス速度が遅いために、クロックでの
連続読み出しができない可能性がある。内部RAM31
5は、同期型RAMである。大規模ASICでは、RA
Mの動作速度を向上させるために、クロック同期型RA
Mが採用されている。内部RAM315に対して与えら
れたアドレスからデータが読み出され、読み出されたデ
ータがフリップフロップ316を介して調停ブロック3
13へ出力される。
ースの第2の例について説明する。図2に示す構成のよ
うに、SDRAM314に対してライトを行いたい内部
ブロックのデータがその内部のRAM315に蓄えられ
ており、そこから読み出してSDRAM314へ出力す
る場合などは、フリップフロップなどの回路に比してR
AM315のアクセス速度が遅いために、クロックでの
連続読み出しができない可能性がある。内部RAM31
5は、同期型RAMである。大規模ASICでは、RA
Mの動作速度を向上させるために、クロック同期型RA
Mが採用されている。内部RAM315に対して与えら
れたアドレスからデータが読み出され、読み出されたデ
ータがフリップフロップ316を介して調停ブロック3
13へ出力される。
【0046】図26Eを参照して説明したように、内部
RAM315のアクセスタイムが長いと、有効なデータ
を内部RAM315から読み出すことができなくなる。
従って、内部RAM315のアクセスタイムによって、
クロックの周波数を高くすることが制約されていた。こ
のようにクロックの周波数を高くできないために、調停
ブロック313に対するデータの転送クロックの周波数
も高くできず、転送効率の低下が生じる問題があった。
RAM315のアクセスタイムが長いと、有効なデータ
を内部RAM315から読み出すことができなくなる。
従って、内部RAM315のアクセスタイムによって、
クロックの周波数を高くすることが制約されていた。こ
のようにクロックの周波数を高くできないために、調停
ブロック313に対するデータの転送クロックの周波数
も高くできず、転送効率の低下が生じる問題があった。
【0047】第2の例は、このような問題を解決するも
のである。図2に示すように、内部RAM315がその
アクセスタイムが長いものであるときには、フリップフ
ロップ316に対するクロックclock1の周波数の1/2
の周波数のクロックclock2を内部RAM315に対して
供給し、このclock2と同期して内部RAM315からデ
ータをリードする。また、図3に示すように、内部ブロ
ック311と調停ブロック313間のインタフェース上
にバーストタイプ信号を新たに設ける。バーストタイプ
信号のハイレベルは、2クロック毎にデータをインタフ
ェースすることを示す。バーストタイプ信号のハイレベ
ル/ローレベルは、バーストスタート信号がハイレベル
の時の値により決定される。
のである。図2に示すように、内部RAM315がその
アクセスタイムが長いものであるときには、フリップフ
ロップ316に対するクロックclock1の周波数の1/2
の周波数のクロックclock2を内部RAM315に対して
供給し、このclock2と同期して内部RAM315からデ
ータをリードする。また、図3に示すように、内部ブロ
ック311と調停ブロック313間のインタフェース上
にバーストタイプ信号を新たに設ける。バーストタイプ
信号のハイレベルは、2クロック毎にデータをインタフ
ェースすることを示す。バーストタイプ信号のハイレベ
ル/ローレベルは、バーストスタート信号がハイレベル
の時の値により決定される。
【0048】図5は、ブロック間インタフェースの第2
の例の動作を示すタイミングチャートである。図5Aが
クロックclock2を示し、図5Bがクロックclock2と同期
して変化するアドレスを示す。図5Cに示すように、内
部RAM315のアクセスタイムが長いので、アドレス
A0,A1,A2,・・・に対応して、リードデータD
0,D1,D2,・・・がクロックclock2の1周期の後
半の期間に発生する。このリードデータがフリップフロ
ップ316において、図5Dに示すクロックclock1によ
ってサンプリングされる。従って、フリップフロップ3
16からは、図5Hに示すように、clock1の2クロック
に1回の割合で出力されるデータがライトデータとして
供給される。フリップフロップ316によって、clock1
の1周期分の遅れが発生する。フリップフロップ316
の出力がライトデータとして調停ブロック313に供給
される。
の例の動作を示すタイミングチャートである。図5Aが
クロックclock2を示し、図5Bがクロックclock2と同期
して変化するアドレスを示す。図5Cに示すように、内
部RAM315のアクセスタイムが長いので、アドレス
A0,A1,A2,・・・に対応して、リードデータD
0,D1,D2,・・・がクロックclock2の1周期の後
半の期間に発生する。このリードデータがフリップフロ
ップ316において、図5Dに示すクロックclock1によ
ってサンプリングされる。従って、フリップフロップ3
16からは、図5Hに示すように、clock1の2クロック
に1回の割合で出力されるデータがライトデータとして
供給される。フリップフロップ316によって、clock1
の1周期分の遅れが発生する。フリップフロップ316
の出力がライトデータとして調停ブロック313に供給
される。
【0049】また、図4Fに示すバーストスタート信号
と同一のタイミングでもって、図4Eに示すように、バ
ーストタイプ信号がハイレベルとされ、ライトアドレス
が図4Gに示すように発生する。バーストスタート信号
がハイレベルの時のバーストタイプ信号がハイレベルで
あるので、調停ブロック313は、内部ブロック311
からのデータが2クロックに1回の割合で有効であるこ
とを識別できる。
と同一のタイミングでもって、図4Eに示すように、バ
ーストタイプ信号がハイレベルとされ、ライトアドレス
が図4Gに示すように発生する。バーストスタート信号
がハイレベルの時のバーストタイプ信号がハイレベルで
あるので、調停ブロック313は、内部ブロック311
からのデータが2クロックに1回の割合で有効であるこ
とを識別できる。
【0050】バーストタイプ信号を内部ブロック311
と調停ブロック313間でインタフェースするので、内
部RAM311のアクセスタイムに対応して動的に内部
ブロック311から調停ブロック313に供給されるデ
ータが1クロック毎のものか、2クロック毎のものかを
設定できる。若し、内部RAM315のアクセスタイム
が常に遅い場合には、バーストスタート信号を調停ブロ
ック313に対して供給する必要がない。なお、調停ブ
ロック313は、高速処理を可能とするために、RAM
ではなく、フリップフロップのバッファを有するので、
フリップフロップを介してSDRAM314に対して連
続的にデータを出力することができる。
と調停ブロック313間でインタフェースするので、内
部RAM311のアクセスタイムに対応して動的に内部
ブロック311から調停ブロック313に供給されるデ
ータが1クロック毎のものか、2クロック毎のものかを
設定できる。若し、内部RAM315のアクセスタイム
が常に遅い場合には、バーストスタート信号を調停ブロ
ック313に対して供給する必要がない。なお、調停ブ
ロック313は、高速処理を可能とするために、RAM
ではなく、フリップフロップのバッファを有するので、
フリップフロップを介してSDRAM314に対して連
続的にデータを出力することができる。
【0051】調停ブロック313に対して複数の内部ブ
ロックが接続されているので、その中の一つの内部ブロ
ックが持つ内部RAM315のアクセスタイムが長い
と、クロック周波数を高くすることができず、内部RA
Mを持たない、またはアクセスタイムが短い内部RAM
を有する他の内部ブロックから調停ブロック313への
データの転送クロックの周波数も高くできず、転送効率
の低下が生じる問題があった。しかしながら、この発明
のブロック間インタフェースの第2の例によれば、内部
ブロックと調停ブロック間のデータの転送クロックとし
て、周波数が高いclock1を使用することができ、このよ
うな問題が発生しない。
ロックが接続されているので、その中の一つの内部ブロ
ックが持つ内部RAM315のアクセスタイムが長い
と、クロック周波数を高くすることができず、内部RA
Mを持たない、またはアクセスタイムが短い内部RAM
を有する他の内部ブロックから調停ブロック313への
データの転送クロックの周波数も高くできず、転送効率
の低下が生じる問題があった。しかしながら、この発明
のブロック間インタフェースの第2の例によれば、内部
ブロックと調停ブロック間のデータの転送クロックとし
て、周波数が高いclock1を使用することができ、このよ
うな問題が発生しない。
【0052】上述した説明では、バーストタイプ信号の
ハイレベルを2クロックに1度の転送としていたが、3
クロック、4クロック等に1度の転送としても実現可能
である。また、内部RAMに対して、クロックclock1を
1/2分周したclock2を与えているが、イネーブル制御
可能なRAMであれば、インタフェース用のクロックcl
ock1と同一のクロックを与えても、イネーブル信号を制
御することによって、同様の制御が可能である。さら
に、アドレスのビット数、データのビット数は、上述し
た値に限定されるものではない。
ハイレベルを2クロックに1度の転送としていたが、3
クロック、4クロック等に1度の転送としても実現可能
である。また、内部RAMに対して、クロックclock1を
1/2分周したclock2を与えているが、イネーブル制御
可能なRAMであれば、インタフェース用のクロックcl
ock1と同一のクロックを与えても、イネーブル信号を制
御することによって、同様の制御が可能である。さら
に、アドレスのビット数、データのビット数は、上述し
た値に限定されるものではない。
【0053】上述したこの発明によるブロック間インタ
フェースを採用したディジタルVTRについて以下に説
明する。このディジタルVTRは、放送局の環境で使用
して好適なもので、互いに異なる複数のフォーマットの
ビデオ信号の記録・再生を可能とするものである。例え
ば、NTSC方式に基づいたインターレス走査で有効ラ
イン数が480本の信号(480i信号)およびPAL
方式に基づいたインターレス走査で有効ライン数が57
6本の信号(576i信号)の両者を殆どハードウエア
を変更せずに記録・再生することが可能とされる。さら
に、インターレス走査でライン数が1080本の信号
(1080i信号)、プログレッシブ走査(ノンインタ
ーレス)でライン数がそれぞれ480本、720本、1
080本の信号(480p信号、720p信号、108
0p信号)などの記録・再生も行うようにできる。
フェースを採用したディジタルVTRについて以下に説
明する。このディジタルVTRは、放送局の環境で使用
して好適なもので、互いに異なる複数のフォーマットの
ビデオ信号の記録・再生を可能とするものである。例え
ば、NTSC方式に基づいたインターレス走査で有効ラ
イン数が480本の信号(480i信号)およびPAL
方式に基づいたインターレス走査で有効ライン数が57
6本の信号(576i信号)の両者を殆どハードウエア
を変更せずに記録・再生することが可能とされる。さら
に、インターレス走査でライン数が1080本の信号
(1080i信号)、プログレッシブ走査(ノンインタ
ーレス)でライン数がそれぞれ480本、720本、1
080本の信号(480p信号、720p信号、108
0p信号)などの記録・再生も行うようにできる。
【0054】また、ディジタルVTRでは、ビデオ信号
およびオーディオ信号は、MPEG2方式に基づき圧縮
符号化される。周知のように、MPEG2は、動き補償
予測符号化と、DCTによる圧縮符号化とを組み合わせ
たものである。MPEG2のデータ構造は、階層構造を
なしており、下位から、ブロック層、マクロブロック
層、スライス層、ピクチャ層、GOP(Group Of Pictur
e)層およびシーケンス層となっている。
およびオーディオ信号は、MPEG2方式に基づき圧縮
符号化される。周知のように、MPEG2は、動き補償
予測符号化と、DCTによる圧縮符号化とを組み合わせ
たものである。MPEG2のデータ構造は、階層構造を
なしており、下位から、ブロック層、マクロブロック
層、スライス層、ピクチャ層、GOP(Group Of Pictur
e)層およびシーケンス層となっている。
【0055】ブロック層は、DCTを行う単位であるD
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
CTブロックからなる。マクロブロック層は、複数のD
CTブロックで構成される。スライス層は、ヘッダ部
と、行間をまたがらない任意個のマクロブロックより構
成される。ピクチャ層は、ヘッダ部と、複数のスライス
とから構成される。ピクチャは、1画面に対応する。G
OP(Group Of Picture)層は、ヘッダ部と、フレーム内
符号化に基づくピクチャであるIピクチャと、予測符号
化に基づくピクチャであるPおよびBピクチャとから構
成される。
【0056】Iピクチャ(Intra-coded picture:イント
ラ符号化画像) は、符号化されるときその画像1枚の中
だけで閉じた情報を使用するものである。従って、復号
時には、Iピクチャ自身の情報のみで復号できる。Pピ
クチャ(Predictive-coded picture :順方向予測符号化
画像)は、予測画像(差分をとる基準となる画像)とし
て、時間的に前の既に復号されたIピクチャまたはPピ
クチャを使用するものである。動き補償された予測画像
との差を符号化するか、差分を取らずに符号化するか、
効率の良い方をマクロブロック単位で選択する。Bピク
チャ(Bidirectionally predictive-coded picture :両
方向予測符号化画像)は、予測画像(差分をとる基準と
なる画像)として、時間的に前の既に復号されたIピク
チャまたはPピクチャ、時間的に後ろの既に復号された
IピクチャまたはPピクチャ、並びにこの両方から作ら
れた補間画像の3種類を使用する。この3種類のそれぞ
れの動き補償後の差分の符号化と、イントラ符号化の中
で、最も効率の良いものをマクロブロック単位で選択す
る。
ラ符号化画像) は、符号化されるときその画像1枚の中
だけで閉じた情報を使用するものである。従って、復号
時には、Iピクチャ自身の情報のみで復号できる。Pピ
クチャ(Predictive-coded picture :順方向予測符号化
画像)は、予測画像(差分をとる基準となる画像)とし
て、時間的に前の既に復号されたIピクチャまたはPピ
クチャを使用するものである。動き補償された予測画像
との差を符号化するか、差分を取らずに符号化するか、
効率の良い方をマクロブロック単位で選択する。Bピク
チャ(Bidirectionally predictive-coded picture :両
方向予測符号化画像)は、予測画像(差分をとる基準と
なる画像)として、時間的に前の既に復号されたIピク
チャまたはPピクチャ、時間的に後ろの既に復号された
IピクチャまたはPピクチャ、並びにこの両方から作ら
れた補間画像の3種類を使用する。この3種類のそれぞ
れの動き補償後の差分の符号化と、イントラ符号化の中
で、最も効率の良いものをマクロブロック単位で選択す
る。
【0057】従って、マクロブロックタイプとしては、
フレーム内符号化(Intra) マクロブロックと、過去から
未来を予測する順方向(Foward)フレーム間予測マクロブ
ロックと、未来から過去を予測する逆方向(Backward)フ
レーム間予測マクロブロックと、前後両方向から予測す
る両方向マクロブロックとがある。Iピクチャ内の全て
のマクロブロックは、フレーム内符号化マクロブロック
である。また、Pピクチャ内には、フレーム内符号化マ
クロブロックと順方向フレーム間予測マクロブロックと
が含まれる。Bピクチャ内には、上述した4種類の全て
のタイプのマクロブロックが含まれる。
フレーム内符号化(Intra) マクロブロックと、過去から
未来を予測する順方向(Foward)フレーム間予測マクロブ
ロックと、未来から過去を予測する逆方向(Backward)フ
レーム間予測マクロブロックと、前後両方向から予測す
る両方向マクロブロックとがある。Iピクチャ内の全て
のマクロブロックは、フレーム内符号化マクロブロック
である。また、Pピクチャ内には、フレーム内符号化マ
クロブロックと順方向フレーム間予測マクロブロックと
が含まれる。Bピクチャ内には、上述した4種類の全て
のタイプのマクロブロックが含まれる。
【0058】GOPには、最低1枚のIピクチャが含ま
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
れ、PおよびBピクチャは、存在しなくても許容され
る。最上層のシーケンス層は、ヘッダ部と複数のGOP
とから構成される。
【0059】MPEGのフォーマットにおいては、スラ
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
イスが1つの可変長符号系列である。可変長符号系列と
は、可変長符号を復号化しなければデータの境界を検出
できない系列である。
【0060】また、シーケンス層、GOP層、ピクチャ
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
層、スライス層およびマクロブロック層の先頭には、そ
れぞれ、バイト単位に整列された所定のビットパターン
を有する識別コード(スタートコードと称される)が配
される。なお、上述した各層のヘッダ部は、ヘッダ、拡
張データまたはユーザデータをまとめて記述したもので
ある。シーケンス層のヘッダには、画像(ピクチャ)の
サイズ(縦横の画素数)等が記述される。GOP層のヘ
ッダには、タイムコードおよびGOPを構成するピクチ
ャ数等が記述される。
【0061】スライス層に含まれるマクロブロックは、
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードが付加されない。
複数のDCTブロックの集合であり、DCTブロックの
符号化系列は、量子化されたDCT係数の系列を0係数
の連続回数(ラン)とその直後の非0系列(レベル)を
1つの単位として可変長符号化したものである。マクロ
ブロックならびにマクロブロック内のDCTブロックに
は、バイト単位に整列した識別コードが付加されない。
【0062】マクロブロックは、画面(ピクチャ)を1
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
6画素×16ラインの格子状に分割したものである。ス
ライスは、例えばこのマクロブロックを水平方向に連結
してなる。連続するスライスの前のスライスの最後のマ
クロブロックと、次のスライスの先頭のマクロブロック
とは連続しており、スライス間でのマクロブロックのオ
ーバーラップを形成することは、許されていない。ま
た、画面のサイズが決まると、1画面当たりのマクロブ
ロック数は、一意に決まる。
【0063】一方、復号および符号化による信号の劣化
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、1つのGO
Pが1枚のIピクチャからなるようにしている。
を避けるためには、符号化データ上で編集することが望
ましい。このとき、PピクチャおよびBピクチャは、そ
の復号に、時間的に前のピクチャあるいは前後のピクチ
ャを必要とする。そのため、編集単位を1フレーム単位
とすることができない。この点を考慮して、1つのGO
Pが1枚のIピクチャからなるようにしている。
【0064】また、例えば1フレーム分の記録データが
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、磁気テープへの記録に適するように、1スライスを
1マクロブロックから構成すると共に、1マクロブロッ
クを、所定長の固定枠に当てはめる。
記録される記録領域が所定のものとされる。MPEG2
では、可変長符号化を用いているので、1フレーム期間
に発生するデータを所定の記録領域に記録できるよう
に、1フレーム分の発生データ量が制御される。さら
に、磁気テープへの記録に適するように、1スライスを
1マクロブロックから構成すると共に、1マクロブロッ
クを、所定長の固定枠に当てはめる。
【0065】図6は、ディジタルVTRの記録側の構成
の一例を示す。記録時には、所定のインタフェース例え
ばSDI(Serial Data Interface) の受信部を介してデ
ィジタルビデオ信号が端子101から入力される。SD
Iは、(4:2:2)コンポーネントビデオ信号とディ
ジタルオーディオ信号と付加的データとを伝送するため
に、SMPTEによって規定されたインターフェイスで
ある。入力ビデオ信号は、ビデオエンコーダ102にお
いてDCT(Discrete Cosine Transform) の処理を受
け、係数データに変換され、係数データが可変長符号化
される。ビデオエンコーダ102からの可変長符号化
(VLC)データは、MPEG2に準拠したエレメンタ
リストリームである。この出力は、セレクタ103の一
方の入力端に供給される。
の一例を示す。記録時には、所定のインタフェース例え
ばSDI(Serial Data Interface) の受信部を介してデ
ィジタルビデオ信号が端子101から入力される。SD
Iは、(4:2:2)コンポーネントビデオ信号とディ
ジタルオーディオ信号と付加的データとを伝送するため
に、SMPTEによって規定されたインターフェイスで
ある。入力ビデオ信号は、ビデオエンコーダ102にお
いてDCT(Discrete Cosine Transform) の処理を受
け、係数データに変換され、係数データが可変長符号化
される。ビデオエンコーダ102からの可変長符号化
(VLC)データは、MPEG2に準拠したエレメンタ
リストリームである。この出力は、セレクタ103の一
方の入力端に供給される。
【0066】一方、入力端子104を通じて、ANSI
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
/SMPTE 305Mによって規定されたインターフ
ェイスである、SDTI(Serial Data Transport Inter
face) のフォーマットのデータが入力される。この信号
は、SDTI受信部105で同期検出される。そして、
バッファに一旦溜め込まれ、エレメンタリストリームが
抜き出される。抜き出されたエレメンタリストリーム
は、セレクタ103の他方の入力端に供給される。
【0067】セレクタ103で選択され出力されたエレ
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
メンタリストリームは、ストリームコンバータ106に
供給される。ストリームコンバータ106では、MPE
G2の規定に基づきDCTブロック毎に並べられていた
DCT係数を、1マクロブロックを構成する複数のDC
Tブロックを通して、周波数成分毎にまとめ、まとめた
周波数成分を並べ替える。並べ替えられた変換エレメン
タリストリームは、パッキングおよびシャフリング部1
07に供給される。
【0068】エレメンタリストリームのビデオデータ
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出たオーバーフロー
部分は、固定枠のサイズに対して空いている領域に順に
詰め込まれる。また、タイムコード等のシステムデータ
が入力端子108からパッキングおよびシャフリング部
107に供給され、ピクチャデータと同様にシステムデ
ータが記録処理を受ける。また、走査順に発生する1フ
レームのマクロブロックを並び替え、テープ上のマクロ
ブロックの記録位置を分散させるシャフリングが行われ
る。シャフリングによって、変速再生時に断片的にデー
タが再生される時でも、画像の更新率を向上させること
ができる。
は、可変長符号化されているため、各マクロブロックの
データの長さが不揃いである。パッキングおよびシャフ
リング部107では、マクロブロックが固定枠に詰め込
まれる。このとき、固定枠からはみ出たオーバーフロー
部分は、固定枠のサイズに対して空いている領域に順に
詰め込まれる。また、タイムコード等のシステムデータ
が入力端子108からパッキングおよびシャフリング部
107に供給され、ピクチャデータと同様にシステムデ
ータが記録処理を受ける。また、走査順に発生する1フ
レームのマクロブロックを並び替え、テープ上のマクロ
ブロックの記録位置を分散させるシャフリングが行われ
る。シャフリングによって、変速再生時に断片的にデー
タが再生される時でも、画像の更新率を向上させること
ができる。
【0069】パッキングおよびシャフリング部107か
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
らのビデオデータおよびシステムデータ(以下、特に必
要な場合を除き、システムデータを含む場合も単にビデ
オデータと言う。)が外符号エンコーダ109に供給さ
れる。ビデオデータおよびオーディオデータに対するエ
ラー訂正符号としては、積符号が使用される。積符号
は、ビデオデータまたはオーディオデータの2次元配列
の縦方向に外符号の符号化を行い、その横方向に内符号
の符号化を行い、データシンボルを2重に符号化するも
のである。外符号および内符号としては、リードソロモ
ンコード(Reed-Solomon code) を使用できる。
【0070】外符号エンコーダ109の出力がシャフリ
ング部110に供給され、複数のECCブロックにわた
ってシンクブロック単位で順番を入れ替える、シャフリ
ングがなされる。シンクブロック単位のシャフリングに
よって特定のECCブロックにエラーが集中することが
防止される。シャフリング部110でなされるシャフリ
ングをインターリーブと称することもある。シャフリン
グ部110の出力が混合部111に供給され、オーディ
オデータと混合される。なお、混合部111は、後述の
ように、メインメモリにより構成される。
ング部110に供給され、複数のECCブロックにわた
ってシンクブロック単位で順番を入れ替える、シャフリ
ングがなされる。シンクブロック単位のシャフリングに
よって特定のECCブロックにエラーが集中することが
防止される。シャフリング部110でなされるシャフリ
ングをインターリーブと称することもある。シャフリン
グ部110の出力が混合部111に供給され、オーディ
オデータと混合される。なお、混合部111は、後述の
ように、メインメモリにより構成される。
【0071】112で示す入力端子からオーディオデー
タが供給される。本例のディジタルVTRでは、非圧縮
のディジタルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオ
ーディオ信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)
またはSDTI受信部105で分離されたもの、または
オーディオインタフェースを介して入力されたものであ
る。入力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介
してAUX付加部114に供給される。遅延部113
は、オーディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のもの
である。入力端子115から供給されるオーディオAU
Xは、補助的データであり、オーディオデータのサンプ
リング周波数等のオーディオデータに関連する情報を有
するデータである。オーディオAUXは、AUX付加部
114にてオーディオデータに付加され、オーディオデ
ータと同等に扱われる。
タが供給される。本例のディジタルVTRでは、非圧縮
のディジタルオーディオ信号が扱われる。ディジタルオ
ーディオ信号は、入力側のSDI受信部(図示しない)
またはSDTI受信部105で分離されたもの、または
オーディオインタフェースを介して入力されたものであ
る。入力ディジタルオーディオ信号が遅延部113を介
してAUX付加部114に供給される。遅延部113
は、オーディオ信号とビデオ信号と時間合わせ用のもの
である。入力端子115から供給されるオーディオAU
Xは、補助的データであり、オーディオデータのサンプ
リング周波数等のオーディオデータに関連する情報を有
するデータである。オーディオAUXは、AUX付加部
114にてオーディオデータに付加され、オーディオデ
ータと同等に扱われる。
【0072】AUX付加部114からのオーディオデー
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
タおよびAUX(以下、特に必要な場合を除き、AUX
を含む場合も単にオーディオデータと言う。)が外符号
エンコーダ116に供給される。外符号エンコーダ11
6は、オーディオデータに対して外符号の符号化を行
う。外符号エンコーダ116の出力がシャフリング部1
17に供給され、シャフリング処理を受ける。オーディ
オシャフリングとして、シンクブロック単位のシャフリ
ングと、チャンネル単位のシャフリングとがなされる。
【0073】シャフリング部117の出力が混合部11
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データが記録アンプ
121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テー
プ123上に記録される。回転ヘッド122は、実際に
は、隣接するトラックを形成するヘッドのアジマスが互
いに異なる複数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けら
れたものである。
1に供給され、ビデオデータとオーディオデータが1チ
ャンネルのデータとされる。混合部111の出力がID
付加部118が供給され、ID付加部118にて、シン
クブロック番号を示す情報等を有するIDが付加され
る。ID付加部118の出力が内符号エンコーダ119
に供給され、内符号の符号化がなされる。さらに、内符
号エンコーダ119の出力が同期付加部120に供給さ
れ、シンクブロック毎の同期信号が付加される。同期信
号が付加されることによってシンクブロックが連続する
記録データが構成される。この記録データが記録アンプ
121を介して回転ヘッド122に供給され、磁気テー
プ123上に記録される。回転ヘッド122は、実際に
は、隣接するトラックを形成するヘッドのアジマスが互
いに異なる複数の磁気ヘッドが回転ドラムに取り付けら
れたものである。
【0074】記録データに対して必要に応じてスクラン
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
ブル処理を行っても良い。また、記録時にディジタル変
調を行っても良く、さらに、パーシャル・レスポンスク
ラス4とビタビ符号を使用しても良い。
【0075】図7は、ディジタルVTRの再生側の構成
の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド122
で再生された再生信号が再生アンプ131を介して同期
検出部132に供給される。再生信号に対して、等化や
波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の復
調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出部
132は、シンクブロックの先頭に付加されている同期
信号を検出する。同期検出によって、シンクブロックが
切り出される。
の一例を示す。磁気テープ123から回転ヘッド122
で再生された再生信号が再生アンプ131を介して同期
検出部132に供給される。再生信号に対して、等化や
波形整形などがなされる。また、ディジタル変調の復
調、ビタビ復号等が必要に応じてなされる。同期検出部
132は、シンクブロックの先頭に付加されている同期
信号を検出する。同期検出によって、シンクブロックが
切り出される。
【0076】同期検出ブロック132の出力が内符号エ
ンコーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなさ
れる。内符号エンコーダ133の出力がID補間部13
4に供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロ
ックのID例えばシンクブロック番号が補間される。I
D補間部134の出力が分離部135に供給され、ビデ
オデータとオーディオデータとが分離される。上述した
ように、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で
発生したDCT係数データおよびシステムデータを意味
し、オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulati
on) データおよびAUXを意味する。
ンコーダ133に供給され、内符号のエラー訂正がなさ
れる。内符号エンコーダ133の出力がID補間部13
4に供給され、内符号によりエラーとされたシンクブロ
ックのID例えばシンクブロック番号が補間される。I
D補間部134の出力が分離部135に供給され、ビデ
オデータとオーディオデータとが分離される。上述した
ように、ビデオデータは、MPEGのイントラ符号化で
発生したDCT係数データおよびシステムデータを意味
し、オーディオデータは、PCM(Pulse Code Modulati
on) データおよびAUXを意味する。
【0077】分離部135からのビデオデータがデシャ
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
フリング部136において、シャフリングと逆の処理が
なされる。デシャフリング部136は、記録側のシャフ
リング部110でなされたシンクブロック単位のシャフ
リングを元に戻す処理を行う。デシャフリング部136
の出力が外符号デコーダ137に供給され、外符号によ
るエラー訂正がなされる。訂正できないエラーが発生し
た場合には、エラーの有無を示すエラーフラグがエラー
有りを示すものとされる。
【0078】外符号デコーダ137の出力がデシャフリ
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号(不等長データ)を復元する。さらに、デシャフリ
ングおよびデパッキング部138において、システムデ
ータが分離され、出力端子139に取り出される。
ングおよびデパッキング部138に供給される。デシャ
フリングおよびデパッキング部138は、記録側のパッ
キングおよびシャフリング部107でなされたマクロブ
ロック単位のシャフリングを元に戻す処理を行う。ま
た、デシャフリングおよびデパッキング部138では、
記録時に施されたパッキングを分解する。すなわち、マ
クロブロック単位にデータの長さを戻して、元の可変長
符号(不等長データ)を復元する。さらに、デシャフリ
ングおよびデパッキング部138において、システムデ
ータが分離され、出力端子139に取り出される。
【0079】デシャフリングおよびデパッキング部13
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
8の出力が補間部140に供給され、エラーフラグが立
っている(すなわち、エラーのある)データが修整され
る。すなわち、変換前に、マクロブロックデータの途中
にエラーがあるとされた場合には、エラー箇所以降の周
波数成分のDCT係数が復元できない。そこで、例えば
エラー箇所のデータをブロック終端符号(EOB)に置
き替え、それ以降の周波数成分のDCT係数をゼロとす
る。同様に、高速再生時にも、シンクブロック長に対応
する長さまでのDCT係数のみを復元し、それ以降の係
数は、ゼロデータに置き替えられる。さらに、補間部1
40では、ビデオデータの先頭に付加されているヘッダ
がエラーの場合に、ヘッダ(シーケンスヘッダ、GOP
ヘッダ、ピクチャヘッダ、ユーザデータ等)を回復する
処理もなされる。
【0080】DCTブロックに跨がって、DCT係数が
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
DC成分および低域成分から高域成分へと並べられてい
るため、このように、ある箇所以降からDCT係数を無
視しても、マクロブロックを構成するDCTブロックの
それぞれに対して、満遍なくDCならびに低域成分から
のDCT係数を行き渡らせることができる。
【0081】補間部140の出力がストリームコンバー
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
タ141に供給される。ストリームコンバータ141で
は、記録側のストリームコンバータ106と逆の処理が
なされる。すなわち、DCTブロックに跨がって周波数
成分毎に並べられていたDCT係数を、DCTブロック
毎に並び替える。これにより、再生信号がMPEG2に
準拠したエレメンタリストリームに変換される。
【0082】また、ストリームコンバータ141の入出
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
力は、記録側と同様に、マクロブロックの最大長に応じ
て、十分な転送レート(バンド幅)を確保しておく。マ
クロブロックの長さを制限しない場合には、画素レート
の3倍のバンド幅を確保するのが好ましい。
【0083】ストリームコンバータ141の出力がビデ
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインタフ
ェースには、例えばSDIが使用される。また、ストリ
ームコンバータ141からのエレメンタリストリームが
SDTI送信部144に供給される。SDTI送信部1
44には、経路の図示を省略しているが、システムデー
タ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SDT
Iフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変換
される。SDTI送信部144からのストリームが出力
端子145を通じて外部に出力される。
オデコーダ142に供給される。ビデオデコーダ142
は、エレメンタリストリームを復号し、ビデオデータを
出力する。すなわち、ビデオデコーダ142は、逆量子
化処理と、逆DCT処理とがなされる。復号ビデオデー
タが出力端子143に取り出される。外部とのインタフ
ェースには、例えばSDIが使用される。また、ストリ
ームコンバータ141からのエレメンタリストリームが
SDTI送信部144に供給される。SDTI送信部1
44には、経路の図示を省略しているが、システムデー
タ、再生オーディオデータ、AUXも供給され、SDT
Iフォーマットのデータ構造を有するストリームへ変換
される。SDTI送信部144からのストリームが出力
端子145を通じて外部に出力される。
【0084】分離部135で分離されたオーディオデー
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
タがデシャフリング部151に供給される。デシャフリ
ング部151は、記録側のシャフリング部117でなさ
れたシャフリングと逆の処理を行う。デシャフリング部
117の出力が外符号デコーダ152に供給され、外符
号によるエラー訂正がなされる。外符号デコーダ152
からは、エラー訂正されたオーディオデータが出力され
る。訂正できないエラーがあるデータに関しては、エラ
ーフラグがセットされる。
【0085】外符号デコーダ152の出力がAUX分離
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、時間的に前後の正しいデ
ータの平均値で補間する平均値補間、前の正しいサンプ
ルの値をホールドする前値ホールド等を使用できる。補
間部155の出力が出力部156に供給される。出力部
156は、エラーであり、補間できないオーディオ信号
の出力を禁止するミュート処理、並びにビデオ信号との
時間合わせのための遅延量調整処理がなされる。出力部
156から出力端子157に再生オーディオ信号が取り
出される。
部153に供給され、オーディオAUXが分離される。
分離されたオーディオAUXが出力端子154に取り出
される。また、オーディオデータが補間部155に供給
される。補間部155では、エラーの有るサンプルが補
間される。補間方法としては、時間的に前後の正しいデ
ータの平均値で補間する平均値補間、前の正しいサンプ
ルの値をホールドする前値ホールド等を使用できる。補
間部155の出力が出力部156に供給される。出力部
156は、エラーであり、補間できないオーディオ信号
の出力を禁止するミュート処理、並びにビデオ信号との
時間合わせのための遅延量調整処理がなされる。出力部
156から出力端子157に再生オーディオ信号が取り
出される。
【0086】なお、図6および図7では省略されている
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
が、入力データと同期したタイミング信号を発生するタ
イミング発生部、記録再生装置の全体の動作を制御する
システムコントローラ(マイクロコンピュータ)等が備
えられている。
【0087】ディジタルVTRでは、磁気テープへの信
号の記録は、回転する回転ヘッド上に設けられた磁気ヘ
ッドにより、斜めのトラックを形成する、ヘリカルスキ
ャン方式によって行われる。磁気ヘッドは、回転ドラム
上の、互いに対向する位置に、それぞれ複数個が設けら
れる。すなわち、磁気テープが回転ヘッドに180°程
度の巻き付け角で以て巻き付けられている場合、回転ヘ
ッドの180°の回転により、同時に複数本のトラック
を形成することができる。また、磁気ヘッドは、互いに
アジマスの異なる2個で一組とされる。複数個の磁気ヘ
ッドは、隣接するトラックのアジマスが互いに異なるよ
うに配置される。
号の記録は、回転する回転ヘッド上に設けられた磁気ヘ
ッドにより、斜めのトラックを形成する、ヘリカルスキ
ャン方式によって行われる。磁気ヘッドは、回転ドラム
上の、互いに対向する位置に、それぞれ複数個が設けら
れる。すなわち、磁気テープが回転ヘッドに180°程
度の巻き付け角で以て巻き付けられている場合、回転ヘ
ッドの180°の回転により、同時に複数本のトラック
を形成することができる。また、磁気ヘッドは、互いに
アジマスの異なる2個で一組とされる。複数個の磁気ヘ
ッドは、隣接するトラックのアジマスが互いに異なるよ
うに配置される。
【0088】図8は、上述した回転ヘッドにより磁気テ
ープ上に形成されるトラックフォーマットの一例を示
す。これは、1フレーム当たりのビデオおよびオーディ
オデータが8トラックで記録される例である。例えばフ
レーム周波数が29.97Hz、レートが50Mbp
s、有効ライン数が480本で有効水平画素数が720
画素のインターレス信号(480i信号)およびオーデ
ィオ信号が記録される。また、フレーム周波数が25H
z、レートが50Mbps、有効ライン数が576本で
有効水平画素数が720画素のインターレス信号(57
6i信号)およびオーディオ信号も、図8と同一のテー
プフォーマットによって記録できる。
ープ上に形成されるトラックフォーマットの一例を示
す。これは、1フレーム当たりのビデオおよびオーディ
オデータが8トラックで記録される例である。例えばフ
レーム周波数が29.97Hz、レートが50Mbp
s、有効ライン数が480本で有効水平画素数が720
画素のインターレス信号(480i信号)およびオーデ
ィオ信号が記録される。また、フレーム周波数が25H
z、レートが50Mbps、有効ライン数が576本で
有効水平画素数が720画素のインターレス信号(57
6i信号)およびオーディオ信号も、図8と同一のテー
プフォーマットによって記録できる。
【0089】互いに異なるアジマスの2トラックによっ
て1セグメントが構成される。すなわち、8トラック
は、4セグメントからなる。セグメントを構成する1組
のトラックに対して、アジマスと対応するトラック番号
て1セグメントが構成される。すなわち、8トラック
は、4セグメントからなる。セグメントを構成する1組
のトラックに対して、アジマスと対応するトラック番号
〔0〕とトラック番号〔1〕が付される。図8に示され
る例では、前半の8トラックと、後半の8トラックとの
間で、トラック番号が入れ替えられると共に、フレーム
毎に互いに異なるトラックシーケンスが付される。これ
により、アジマスが異なる1組の磁気ヘッドのうち一方
が、例えば目詰まりなどにより読み取り不能状態に陥っ
ても、前フレームのデータを利用してエラーの影響を小
とできる。
る例では、前半の8トラックと、後半の8トラックとの
間で、トラック番号が入れ替えられると共に、フレーム
毎に互いに異なるトラックシーケンスが付される。これ
により、アジマスが異なる1組の磁気ヘッドのうち一方
が、例えば目詰まりなどにより読み取り不能状態に陥っ
ても、前フレームのデータを利用してエラーの影響を小
とできる。
【0090】トラックのそれぞれにおいて、両端側にビ
デオデータが記録されるビデオセクタが配され、ビデオ
セクタに挟まれて、オーディオデータが記録されるオー
ディオセクタが配される。なお、この図8および後述す
る図9は、テープ上のオーディオセクタの配置を示すも
のである。
デオデータが記録されるビデオセクタが配され、ビデオ
セクタに挟まれて、オーディオデータが記録されるオー
ディオセクタが配される。なお、この図8および後述す
る図9は、テープ上のオーディオセクタの配置を示すも
のである。
【0091】図8のトラックフォーマットでは、8チャ
ンネルのオーディオデータを扱うことができるようにさ
れている。A1〜A8は、それぞれオーディオデータの
1〜8chのセクタを示す。オーディオデータは、セグ
メント単位で配列を変えられて記録される。オーディオ
データは、1フィールド期間で発生するオーディオサン
プル(例えばフィールド周波数が29.97Hzで、サン
プリング周波数が48kHzの場合には、800サンプル
または801サンプル)が偶数番目のサンプルと奇数番
目のサンプルとにわけられ、各サンプル群とAUXによ
って積符号の1ECCブロックが構成される。
ンネルのオーディオデータを扱うことができるようにさ
れている。A1〜A8は、それぞれオーディオデータの
1〜8chのセクタを示す。オーディオデータは、セグ
メント単位で配列を変えられて記録される。オーディオ
データは、1フィールド期間で発生するオーディオサン
プル(例えばフィールド周波数が29.97Hzで、サン
プリング周波数が48kHzの場合には、800サンプル
または801サンプル)が偶数番目のサンプルと奇数番
目のサンプルとにわけられ、各サンプル群とAUXによ
って積符号の1ECCブロックが構成される。
【0092】図8では、1フィールド分のオーディオデ
ータが4トラックに記録されるので、オーディオデータ
の1チャンネル当たりの2個のECCブロックが4トラ
ックに記録される。2個のECCブロックのデータ(外
符号パリティを含む)が4個のセクタに分割され、図8
に示すように、4トラックに分散されて記録される。2
個のECCブロックに含まれる複数のシンクブロックが
シャフリングされる。例えばA1の参照番号が付された
4セクタによって、チャンネル1の2ECCブロックが
構成される。
ータが4トラックに記録されるので、オーディオデータ
の1チャンネル当たりの2個のECCブロックが4トラ
ックに記録される。2個のECCブロックのデータ(外
符号パリティを含む)が4個のセクタに分割され、図8
に示すように、4トラックに分散されて記録される。2
個のECCブロックに含まれる複数のシンクブロックが
シャフリングされる。例えばA1の参照番号が付された
4セクタによって、チャンネル1の2ECCブロックが
構成される。
【0093】また、ビデオデータは、この例では、1ト
ラックに対して4ECCブロック分のデータがシャフリ
ング(インターリーブ)され、Upper Sideお
よびLower Sideで各セクタに分割され記録さ
れる。Lower Sideのビデオセクタには、所定
位置にシステム領域が設けられる。
ラックに対して4ECCブロック分のデータがシャフリ
ング(インターリーブ)され、Upper Sideお
よびLower Sideで各セクタに分割され記録さ
れる。Lower Sideのビデオセクタには、所定
位置にシステム領域が設けられる。
【0094】なお、図8において、SAT1(Tr)お
よびSAT2(Tm)は、サーボロック用の信号が記録
されるエリアである。また、各記録エリアの間には、所
定の大きさのギャップ(Vg1,Sg1,Ag,Sg
2,Sg3およびVg2)が設けられる。
よびSAT2(Tm)は、サーボロック用の信号が記録
されるエリアである。また、各記録エリアの間には、所
定の大きさのギャップ(Vg1,Sg1,Ag,Sg
2,Sg3およびVg2)が設けられる。
【0095】図8は、1フレーム当たりのデータを8ト
ラックで記録する例であるが、記録再生するデータのフ
ォーマットによっては、1フレーム当たりのデータを4
トラック、6トラックなどでの記録することができる。
図9Aは、1フレームが6トラックのフォーマットであ
る。この例では、トラックシーケンスが
ラックで記録する例であるが、記録再生するデータのフ
ォーマットによっては、1フレーム当たりのデータを4
トラック、6トラックなどでの記録することができる。
図9Aは、1フレームが6トラックのフォーマットであ
る。この例では、トラックシーケンスが
〔0〕のみとさ
れる。
れる。
【0096】図9Bに示すように、テープ上に記録され
るデータは、シンクブロックと称される等間隔に区切ら
れた複数のブロックからなる。図9Cは、シンクブロッ
クの構成を概略的に示す。詳細は後述するが、シンクブ
ロックは、同期検出するためのSYNCパターン、シン
クブロックのそれぞれを識別するためのID、後続する
データの内容を示すDID、データパケットおよびエラ
ー訂正用の内符号パリティから構成される。データは、
シンクブロック単位でパケットとして扱われる。すなわ
ち、記録あるいは再生されるデータ単位の最小のものが
1シンクブロックである。シンクブロックが多数並べら
れて(図9B)、例えばビデオセクタが形成される(図
9A)。
るデータは、シンクブロックと称される等間隔に区切ら
れた複数のブロックからなる。図9Cは、シンクブロッ
クの構成を概略的に示す。詳細は後述するが、シンクブ
ロックは、同期検出するためのSYNCパターン、シン
クブロックのそれぞれを識別するためのID、後続する
データの内容を示すDID、データパケットおよびエラ
ー訂正用の内符号パリティから構成される。データは、
シンクブロック単位でパケットとして扱われる。すなわ
ち、記録あるいは再生されるデータ単位の最小のものが
1シンクブロックである。シンクブロックが多数並べら
れて(図9B)、例えばビデオセクタが形成される(図
9A)。
【0097】図10は、記録/再生の最小単位である、
ビデオデータのシンクブロックのデータ構成をより具体
的に示す。ディジタルVTRにおいては、記録するビデ
オデータのフォーマットに適応して1シンクブロックに
対して1個乃至は2個のマクロブロックのデータ(VL
Cデータ)が格納されると共に、1シンクブロックのサ
イズが扱うビデオ信号のフォーマットに応じて長さが変
更される。図10Aに示されるように、1シンクブロッ
クは、先頭から、2バイトのSYNCパターン、2バイ
トのID、1バイトのDID、例えば112バイト〜2
06バイトの間で可変に規定されるデータ領域および1
2バイトのパリティ(内符号パリティ)からなる。な
お、データ領域は、ペイロードとも称される。
ビデオデータのシンクブロックのデータ構成をより具体
的に示す。ディジタルVTRにおいては、記録するビデ
オデータのフォーマットに適応して1シンクブロックに
対して1個乃至は2個のマクロブロックのデータ(VL
Cデータ)が格納されると共に、1シンクブロックのサ
イズが扱うビデオ信号のフォーマットに応じて長さが変
更される。図10Aに示されるように、1シンクブロッ
クは、先頭から、2バイトのSYNCパターン、2バイ
トのID、1バイトのDID、例えば112バイト〜2
06バイトの間で可変に規定されるデータ領域および1
2バイトのパリティ(内符号パリティ)からなる。な
お、データ領域は、ペイロードとも称される。
【0098】先頭の2バイトのSYNCパターンは、同
期検出用であり、所定のビットパターンを有する。固有
のパターンに対して一致するSYNCパターンを検出す
ることで、同期検出が行われる。
期検出用であり、所定のビットパターンを有する。固有
のパターンに対して一致するSYNCパターンを検出す
ることで、同期検出が行われる。
【0099】図11Aは、ID0およびID1のビット
アサインの一例を示す。IDは、シンクブロックが固有
に持っている重要な情報を持っており、各2バイト(I
D0およびID1)が割り当てられている。ID0は、
1トラック中のシンクブロックのそれぞれを識別するた
めの識別情報(SYNC ID)が格納される。SYN
C IDは、例えば各セクタ内のシンクブロックに対し
て付された通し番号である。SYNC IDは、8ビッ
トで表現される。ビデオのシンクブロックとオーディオ
のシンクブロックとでそれぞれ別個にSYNC IDが
付される。
アサインの一例を示す。IDは、シンクブロックが固有
に持っている重要な情報を持っており、各2バイト(I
D0およびID1)が割り当てられている。ID0は、
1トラック中のシンクブロックのそれぞれを識別するた
めの識別情報(SYNC ID)が格納される。SYN
C IDは、例えば各セクタ内のシンクブロックに対し
て付された通し番号である。SYNC IDは、8ビッ
トで表現される。ビデオのシンクブロックとオーディオ
のシンクブロックとでそれぞれ別個にSYNC IDが
付される。
【0100】ID1は、シンクブロックのトラックに関
する情報が格納される。MSB側をビット7、LSB側
をビット0とした場合、このシンクブロックに関して、
ビット7でトラックの上側(Upper)か下側(Lo
wer)かが示され、ビット5〜ビット2で、トラック
のセグメントが示される。また、ビット1は、トラック
のアジマスに対応するトラック番号が示され、ビット0
は、このシンクブロックがビデオデータおよびオーディ
オデータを区別するビットである。
する情報が格納される。MSB側をビット7、LSB側
をビット0とした場合、このシンクブロックに関して、
ビット7でトラックの上側(Upper)か下側(Lo
wer)かが示され、ビット5〜ビット2で、トラック
のセグメントが示される。また、ビット1は、トラック
のアジマスに対応するトラック番号が示され、ビット0
は、このシンクブロックがビデオデータおよびオーディ
オデータを区別するビットである。
【0101】図11Bは、ビデオの場合のDIDのビッ
トアサインの一例を示す。DIDは、ペイロードに関す
る情報が格納される。上述したID1のビット0の値に
基づき、ビデオおよびオーディオで、DIDの内容が異
なる。ビット7〜ビット4は、未定義(Reserve
d)とされている。ビット3および2は、ペイロードの
モードであり、例えばペイロードのタイプが示される。
ビット3および2は、補助的なものである。ビット1で
ペイロードに1個あるいは2個のマクロブロックが格納
されることが示される。ビット0でペイロードに格納さ
れるビデオデータが外符号パリティであるかどうかが示
される。
トアサインの一例を示す。DIDは、ペイロードに関す
る情報が格納される。上述したID1のビット0の値に
基づき、ビデオおよびオーディオで、DIDの内容が異
なる。ビット7〜ビット4は、未定義(Reserve
d)とされている。ビット3および2は、ペイロードの
モードであり、例えばペイロードのタイプが示される。
ビット3および2は、補助的なものである。ビット1で
ペイロードに1個あるいは2個のマクロブロックが格納
されることが示される。ビット0でペイロードに格納さ
れるビデオデータが外符号パリティであるかどうかが示
される。
【0102】図11Cは、オーディオの場合のDIDの
ビットアサインの一例を示す。ビット7〜ビット4は、
Reservedとされている。ビット3でペイロード
に格納されているデータがオーディオデータであるか、
一般的なデータであるかどうかが示される。ペイロード
に対して、圧縮符号化されたオーディオデータが格納さ
れている場合には、ビット3がデータを示す値とされ
る。ビット2〜ビット0は、NTSC方式における、5
フィールドシーケンスの情報が格納される。すなわち、
NTSC方式においては、ビデオ信号の1フィールドに
対してオーディオ信号は、サンプリング周波数が48k
Hzの場合、800サンプルおよび801サンプルの何
れかであり、このシーケンスが5フィールド毎に揃う。
ビット2〜ビット0によって、シーケンスの何処に位置
するかが示される。
ビットアサインの一例を示す。ビット7〜ビット4は、
Reservedとされている。ビット3でペイロード
に格納されているデータがオーディオデータであるか、
一般的なデータであるかどうかが示される。ペイロード
に対して、圧縮符号化されたオーディオデータが格納さ
れている場合には、ビット3がデータを示す値とされ
る。ビット2〜ビット0は、NTSC方式における、5
フィールドシーケンスの情報が格納される。すなわち、
NTSC方式においては、ビデオ信号の1フィールドに
対してオーディオ信号は、サンプリング周波数が48k
Hzの場合、800サンプルおよび801サンプルの何
れかであり、このシーケンスが5フィールド毎に揃う。
ビット2〜ビット0によって、シーケンスの何処に位置
するかが示される。
【0103】図10に戻って説明すると、図10B〜図
10Eは、上述のペイロードの例を示す。図10Bおよ
び図10Cは、ペイロードに対して、1および2マクロ
ブロックのビデオデータ(不等長データ)が格納される
場合の例をそれぞれ示す。図10Bに示される、1マク
ロブロックが格納される例では、先頭の3バイトに、そ
のマクロブロックに対応する不等長データの長さを示す
データ長標識LTが配される。なお、データ長標識LT
には、自分自身の長さを含んでも良いし、含まなくても
良い。また、図10Cに示される、2マクロブロックが
格納される例では、先頭に第1のマクロブロックのデー
タ長標識LTが配され、続けて第1のマクロブロックが
配される。そして、第1のマクロブロックに続けて第2
のマクロブロックの長さを示すデータ長標識LTが配さ
れ、続けて第2のマクロブロックが配される。データ長
標識LTは、デパッキングのために必要な情報である。
10Eは、上述のペイロードの例を示す。図10Bおよ
び図10Cは、ペイロードに対して、1および2マクロ
ブロックのビデオデータ(不等長データ)が格納される
場合の例をそれぞれ示す。図10Bに示される、1マク
ロブロックが格納される例では、先頭の3バイトに、そ
のマクロブロックに対応する不等長データの長さを示す
データ長標識LTが配される。なお、データ長標識LT
には、自分自身の長さを含んでも良いし、含まなくても
良い。また、図10Cに示される、2マクロブロックが
格納される例では、先頭に第1のマクロブロックのデー
タ長標識LTが配され、続けて第1のマクロブロックが
配される。そして、第1のマクロブロックに続けて第2
のマクロブロックの長さを示すデータ長標識LTが配さ
れ、続けて第2のマクロブロックが配される。データ長
標識LTは、デパッキングのために必要な情報である。
【0104】図10Dは、ペイロードに対して、ビデオ
AUX(補助的)データが格納される場合の例を示す。
先頭のデータ長標識LTには、ビデオAUXデータの長
さが記される。このデータ長標識LTに続けて、5バイ
トのシステム情報、12バイトのPICT情報、および
92バイトのユーザ情報が格納される。ペイロードの長
さに対して余った部分は、Reservedとされる。
AUX(補助的)データが格納される場合の例を示す。
先頭のデータ長標識LTには、ビデオAUXデータの長
さが記される。このデータ長標識LTに続けて、5バイ
トのシステム情報、12バイトのPICT情報、および
92バイトのユーザ情報が格納される。ペイロードの長
さに対して余った部分は、Reservedとされる。
【0105】図10Eは、ペイロードに対してオーディ
オデータが格納される場合の例を示す。オーディオデー
タは、ペイロードの全長にわたって詰め込むことができ
る。オーディオ信号は、圧縮処理などが施されない、例
えばPCM形式で扱われる。これに限らず、所定の方式
で圧縮符号化されたオーディオデータを扱うようにもで
きる。
オデータが格納される場合の例を示す。オーディオデー
タは、ペイロードの全長にわたって詰め込むことができ
る。オーディオ信号は、圧縮処理などが施されない、例
えばPCM形式で扱われる。これに限らず、所定の方式
で圧縮符号化されたオーディオデータを扱うようにもで
きる。
【0106】本例のディジタルVTRにおいては、各シ
ンクブロックのデータの格納領域であるペイロードの長
さは、ビデオシンクブロックとオーディオシンクブロッ
クとでそれぞれ最適に設定されているため、互いに等し
い長さではない。また、ビデオデータを記録するシンク
ブロックの長さと、オーディオデータを記録するシンク
ブロックの長さとを、信号フォーマットに応じてそれぞ
れ最適な長さに設定される。これにより、複数の異なる
信号フォーマットを統一的に扱うことができる。
ンクブロックのデータの格納領域であるペイロードの長
さは、ビデオシンクブロックとオーディオシンクブロッ
クとでそれぞれ最適に設定されているため、互いに等し
い長さではない。また、ビデオデータを記録するシンク
ブロックの長さと、オーディオデータを記録するシンク
ブロックの長さとを、信号フォーマットに応じてそれぞ
れ最適な長さに設定される。これにより、複数の異なる
信号フォーマットを統一的に扱うことができる。
【0107】図12Aは、MPEGエンコーダのDCT
回路から出力されるビデオデータ中のDCT係数の順序
を示す。DCTブロックにおいて左上のDC成分から開
始して、水平ならびに垂直空間周波数が高くなる方向
に、DCT係数がジグザグスキャンで出力される。その
結果、図12Bに一例が示されるように、全部で64個
(8画素×8ライン)のDCT係数が周波数成分順に並
べられて得られる。
回路から出力されるビデオデータ中のDCT係数の順序
を示す。DCTブロックにおいて左上のDC成分から開
始して、水平ならびに垂直空間周波数が高くなる方向
に、DCT係数がジグザグスキャンで出力される。その
結果、図12Bに一例が示されるように、全部で64個
(8画素×8ライン)のDCT係数が周波数成分順に並
べられて得られる。
【0108】このDCT係数がMPEGエンコーダのV
LC部によって可変長符号化される。すなわち、最初の
係数は、DC成分として固定的であり、次の成分(AC
成分)からは、ゼロのランとそれに続くレベルに対応し
てコードが割り当てられる。従って、AC成分の係数デ
ータに対する可変長符号化出力は、周波数成分の低い
(低次の)係数から高い(高次の)係数へと、AC1 ,
AC2 ,AC3 ,・・・と並べられたものである。可変
長符号化されたDCT係数をエレメンタリストリームが
含んでいる。
LC部によって可変長符号化される。すなわち、最初の
係数は、DC成分として固定的であり、次の成分(AC
成分)からは、ゼロのランとそれに続くレベルに対応し
てコードが割り当てられる。従って、AC成分の係数デ
ータに対する可変長符号化出力は、周波数成分の低い
(低次の)係数から高い(高次の)係数へと、AC1 ,
AC2 ,AC3 ,・・・と並べられたものである。可変
長符号化されたDCT係数をエレメンタリストリームが
含んでいる。
【0109】ストリームコンバータ106では、供給さ
れた信号のDCT係数の並べ替えが行われる。すなわ
ち、それぞれのマクロブロック内で、ジグザグスキャン
によってDCTブロック毎に周波数成分順に並べられた
DCT係数がマクロブロックを構成する各DCTブロッ
クにわたって周波数成分順に並べ替えられる。
れた信号のDCT係数の並べ替えが行われる。すなわ
ち、それぞれのマクロブロック内で、ジグザグスキャン
によってDCTブロック毎に周波数成分順に並べられた
DCT係数がマクロブロックを構成する各DCTブロッ
クにわたって周波数成分順に並べ替えられる。
【0110】図13は、このストリームコンバータ10
6におけるDCT係数の並べ替えを概略的に示す。
(4:2:2)コンポーネント信号の場合に、1マクロ
ブロックは、輝度信号Yによる4個のDCTブロック
(Y1 ,Y2 ,Y3 およびY4 )と、色度信号Cb,C
rのそれぞれによる2個ずつのDCTブロック(C
b1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 )からなる。
6におけるDCT係数の並べ替えを概略的に示す。
(4:2:2)コンポーネント信号の場合に、1マクロ
ブロックは、輝度信号Yによる4個のDCTブロック
(Y1 ,Y2 ,Y3 およびY4 )と、色度信号Cb,C
rのそれぞれによる2個ずつのDCTブロック(C
b1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 )からなる。
【0111】上述したように、ビデオエンコーダ102
では、MPEG2の規定に従いジグザグスキャンが行わ
れ、図13Aに示されるように、各DCTブロック毎
に、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
に、周波数成分の順に並べられる。一つのDCTブロッ
クのスキャンが終了したら、次のDCTブロックのスキ
ャンが行われ、同様に、DCT係数が並べられる。
では、MPEG2の規定に従いジグザグスキャンが行わ
れ、図13Aに示されるように、各DCTブロック毎
に、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
に、周波数成分の順に並べられる。一つのDCTブロッ
クのスキャンが終了したら、次のDCTブロックのスキ
ャンが行われ、同様に、DCT係数が並べられる。
【0112】すなわち、マクロブロック内で、DCTブ
ロックY1 ,Y2 ,Y3 およびY4、DCTブロックC
b1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 のそれぞれについ
て、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
へと周波数順に並べられる。そして、連続したランとそ
れに続くレベルとからなる組に、〔DC,AC1 ,AC
2 ,AC3 ,・・・〕と、それぞれ符号が割り当てられ
るように、可変長符号化されている。
ロックY1 ,Y2 ,Y3 およびY4、DCTブロックC
b1 ,Cb2 ,Cr1 およびCr2 のそれぞれについ
て、DCT係数がDC成分および低域成分から高域成分
へと周波数順に並べられる。そして、連続したランとそ
れに続くレベルとからなる組に、〔DC,AC1 ,AC
2 ,AC3 ,・・・〕と、それぞれ符号が割り当てられ
るように、可変長符号化されている。
【0113】ストリームコンバータ106では、可変長
符号化され並べられたDCT係数を、一旦可変長符号を
解読して各係数の区切りを検出し、マクロブロックを構
成する各DCTブロックに跨がって周波数成分毎にまと
める。この様子を、図13Bに示す。最初にマクロブロ
ック内の8個のDCTブロックのDC成分をまとめ、次
に8個のDCTブロックの最も周波数成分が低いAC係
数成分をまとめ、以下、順に同一次数のAC係数をまと
めるように、8個のDCTブロックに跨がって係数デー
タを並び替える。
符号化され並べられたDCT係数を、一旦可変長符号を
解読して各係数の区切りを検出し、マクロブロックを構
成する各DCTブロックに跨がって周波数成分毎にまと
める。この様子を、図13Bに示す。最初にマクロブロ
ック内の8個のDCTブロックのDC成分をまとめ、次
に8個のDCTブロックの最も周波数成分が低いAC係
数成分をまとめ、以下、順に同一次数のAC係数をまと
めるように、8個のDCTブロックに跨がって係数デー
タを並び替える。
【0114】並び替えられた係数データは、DC
(Y1 ),DC(Y2 ),DC(Y3 ),DC
(Y4 ),DC(Cb1 ),DC(Cb2 ),DC(C
r1 ),DC(Cr2 ),AC1 (Y1 ),AC1 (Y
2 ),AC1 (Y3 ),AC1 (Y4 ),AC1 (Cb
1 ),AC1 (Cb2 ),AC1 (Cr1 ),AC
1 (Cr2 ),・・・である。ここで、DC、AC1 、
AC2 、・・・は、図12を参照して説明したように、
ランとそれに続くレベルとからなる組に対して割り当て
られた可変長符号の各符号である。
(Y1 ),DC(Y2 ),DC(Y3 ),DC
(Y4 ),DC(Cb1 ),DC(Cb2 ),DC(C
r1 ),DC(Cr2 ),AC1 (Y1 ),AC1 (Y
2 ),AC1 (Y3 ),AC1 (Y4 ),AC1 (Cb
1 ),AC1 (Cb2 ),AC1 (Cr1 ),AC
1 (Cr2 ),・・・である。ここで、DC、AC1 、
AC2 、・・・は、図12を参照して説明したように、
ランとそれに続くレベルとからなる組に対して割り当て
られた可変長符号の各符号である。
【0115】ストリームコンバータ106で係数データ
の順序が並べ替えられた変換エレメンタリストリーム
は、パッキングおよびシャフリング部107に供給され
る。マクロブロックのデータの長さは、変換エレメンタ
リストリームと変換前のエレメンタリストリームとで同
一である。また、ビデオエンコーダ102において、ビ
ットレート制御によりGOP(1フレーム)単位に固定
長化されていても、マクロブロック単位では、長さが変
動している。パッキングおよびシャフリング部107で
は、マクロブロックのデータを固定枠に当てはめる。
の順序が並べ替えられた変換エレメンタリストリーム
は、パッキングおよびシャフリング部107に供給され
る。マクロブロックのデータの長さは、変換エレメンタ
リストリームと変換前のエレメンタリストリームとで同
一である。また、ビデオエンコーダ102において、ビ
ットレート制御によりGOP(1フレーム)単位に固定
長化されていても、マクロブロック単位では、長さが変
動している。パッキングおよびシャフリング部107で
は、マクロブロックのデータを固定枠に当てはめる。
【0116】図14は、パッキングおよびシャフリング
部107でのマクロブロックのパッキング処理を概略的
に示す。マクロブロックは、所定のデータ長を持つ固定
枠に当てはめられ、パッキングされる。このとき用いら
れる固定枠のデータ長を、記録および再生の際のデータ
の最小単位であるシンクブロックのデータ長と一致させ
ている。これは、シャフリングおよびエラー訂正符号化
の処理を簡単に行うためである。図14では、簡単のた
め、1フレームに8マクロブロックが含まれるものと仮
定する。
部107でのマクロブロックのパッキング処理を概略的
に示す。マクロブロックは、所定のデータ長を持つ固定
枠に当てはめられ、パッキングされる。このとき用いら
れる固定枠のデータ長を、記録および再生の際のデータ
の最小単位であるシンクブロックのデータ長と一致させ
ている。これは、シャフリングおよびエラー訂正符号化
の処理を簡単に行うためである。図14では、簡単のた
め、1フレームに8マクロブロックが含まれるものと仮
定する。
【0117】可変長符号化によって、図14Aに一例が
示されるように、8マクロブロックの長さは、互いに異
なる。この例では、固定枠である1シンクブロックのデ
ータ領域の長さと比較して、マクロブロック#1のデー
タ,#3のデータおよび#6のデータがそれぞれ長く、
マクロブロック#2のデータ,#5のデータ,#7のデ
ータおよび#8のデータがそれぞれ短い。また、マクロ
ブロック#4のデータは、1シンクブロックと略等しい
長さである。
示されるように、8マクロブロックの長さは、互いに異
なる。この例では、固定枠である1シンクブロックのデ
ータ領域の長さと比較して、マクロブロック#1のデー
タ,#3のデータおよび#6のデータがそれぞれ長く、
マクロブロック#2のデータ,#5のデータ,#7のデ
ータおよび#8のデータがそれぞれ短い。また、マクロ
ブロック#4のデータは、1シンクブロックと略等しい
長さである。
【0118】パッキング処理によって、マクロブロック
が1シンクブロック長の固定長枠に詰め込まれる。過不
足無くデータを詰め込むことができるのは、1フレーム
期間で発生するデータ量が固定量に制御されているから
である。図14Bに一例が示されるように、1シンクブ
ロックと比較して長いマクロブロックは、シンクブロッ
ク長に対応する位置で分割される。分割されたマクロブ
ロックのうち、シンクブロック長からはみ出た部分(オ
ーバーフロー部分)は、先頭から順に空いている領域
に、すなわち、長さがシンクブロック長に満たないマク
ロブロックの後ろに、詰め込まれる。
が1シンクブロック長の固定長枠に詰め込まれる。過不
足無くデータを詰め込むことができるのは、1フレーム
期間で発生するデータ量が固定量に制御されているから
である。図14Bに一例が示されるように、1シンクブ
ロックと比較して長いマクロブロックは、シンクブロッ
ク長に対応する位置で分割される。分割されたマクロブ
ロックのうち、シンクブロック長からはみ出た部分(オ
ーバーフロー部分)は、先頭から順に空いている領域
に、すなわち、長さがシンクブロック長に満たないマク
ロブロックの後ろに、詰め込まれる。
【0119】図14Bの例では、マクロブロック#1
の、シンクブロック長からはみ出た部分が、先ず、マク
ロブロック#2の後ろに詰め込まれ、そこがシンクブロ
ックの長さに達すると、マクロブロック#5の後ろに詰
め込まれる。次に、マクロブロック#3の、シンクブロ
ック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろに
詰め込まれる。さらに、マクロブロック#6のシンクブ
ロック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろ
に詰め込まれ、さらにはみ出た部分がマクロブロック#
8の後ろに詰め込まれる。こうして、各マクロブロック
がシンクブロック長の固定枠に対してパッキングされ
る。
の、シンクブロック長からはみ出た部分が、先ず、マク
ロブロック#2の後ろに詰め込まれ、そこがシンクブロ
ックの長さに達すると、マクロブロック#5の後ろに詰
め込まれる。次に、マクロブロック#3の、シンクブロ
ック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろに
詰め込まれる。さらに、マクロブロック#6のシンクブ
ロック長からはみ出た部分がマクロブロック#7の後ろ
に詰め込まれ、さらにはみ出た部分がマクロブロック#
8の後ろに詰め込まれる。こうして、各マクロブロック
がシンクブロック長の固定枠に対してパッキングされ
る。
【0120】各マクロブロックに対応する不等長データ
の長さは、ストリームコンバータ106において予め調
べておくことができる。これにより、このパッキング部
107では、VLCデータをデコードして内容を検査す
ること無く、マクロブロックのデータの最後尾を知るこ
とができる。
の長さは、ストリームコンバータ106において予め調
べておくことができる。これにより、このパッキング部
107では、VLCデータをデコードして内容を検査す
ること無く、マクロブロックのデータの最後尾を知るこ
とができる。
【0121】図15は、ディジタルVTRで使用される
エラー訂正符号の一例を示し、図15Aは、ビデオデー
タに対するエラー訂正符号の1ECCブロックを示し、
図15Bは、オーディオデータに対するエラー訂正符号
の1ECCブロックを示す。図15Aにおいて、VLC
データがパッキングおよびシャフリング部107からの
データである。VLCデータの各行に対して、SYNC
パターン、ID、DIDが付加され、さらに、内符号の
パリティが付加されることによって、1SYNCブロッ
クが形成される。
エラー訂正符号の一例を示し、図15Aは、ビデオデー
タに対するエラー訂正符号の1ECCブロックを示し、
図15Bは、オーディオデータに対するエラー訂正符号
の1ECCブロックを示す。図15Aにおいて、VLC
データがパッキングおよびシャフリング部107からの
データである。VLCデータの各行に対して、SYNC
パターン、ID、DIDが付加され、さらに、内符号の
パリティが付加されることによって、1SYNCブロッ
クが形成される。
【0122】すなわち、VLCデータの配列の垂直方向
に整列する所定数のシンボル(バイト)から10バイト
の外符号のパリティが生成され、その水平方向に整列す
る、ID、DIDおよびVLCデータ(または外符号の
パリティ)の所定数のシンボル(バイト)から内符号の
パリティが生成される。図15Aの例では、10個の外
符号パリティのシンボルと、12個の内符号のパリティ
のシンボルとが付加される。具体的なエラー訂正符号と
しては、リードソロモン符号が使用される。また、図1
5Aにおいて、1SYNCブロック内のVLCデータの
長さが異なるのは、59.94Hz、25Hz、23.97
6Hzのように、ビデオデータのフレーム周波数が異なる
のと対応するためである。
に整列する所定数のシンボル(バイト)から10バイト
の外符号のパリティが生成され、その水平方向に整列す
る、ID、DIDおよびVLCデータ(または外符号の
パリティ)の所定数のシンボル(バイト)から内符号の
パリティが生成される。図15Aの例では、10個の外
符号パリティのシンボルと、12個の内符号のパリティ
のシンボルとが付加される。具体的なエラー訂正符号と
しては、リードソロモン符号が使用される。また、図1
5Aにおいて、1SYNCブロック内のVLCデータの
長さが異なるのは、59.94Hz、25Hz、23.97
6Hzのように、ビデオデータのフレーム周波数が異なる
のと対応するためである。
【0123】図15Bに示すように、オーディオデータ
に対する積符号もビデオデータに対するものと同様に、
10シンボルの外符号のパリティおよび12シンボルの
内符号のパリティを生成するものである。オーディオデ
ータの場合は、サンプリング周波数が例えば48kHzと
され、1サンプルが24ビットに量子化される。1サン
プルを他のビット数例えば16ビットに変換しても良
い。上述したフレーム周波数の相違に応じて、1SYN
Cブロック内のオーディオデータの量が相違している。
前述したように、1フィールド分のオーディオデータ/
1チャンネルによって2ECCブロックが構成される。
1ECCブロックには、偶数番目および奇数番目の一方
のオーディオサンプルとオーディオAUXとがデータと
して含まれる。
に対する積符号もビデオデータに対するものと同様に、
10シンボルの外符号のパリティおよび12シンボルの
内符号のパリティを生成するものである。オーディオデ
ータの場合は、サンプリング周波数が例えば48kHzと
され、1サンプルが24ビットに量子化される。1サン
プルを他のビット数例えば16ビットに変換しても良
い。上述したフレーム周波数の相違に応じて、1SYN
Cブロック内のオーディオデータの量が相違している。
前述したように、1フィールド分のオーディオデータ/
1チャンネルによって2ECCブロックが構成される。
1ECCブロックには、偶数番目および奇数番目の一方
のオーディオサンプルとオーディオAUXとがデータと
して含まれる。
【0124】図16は、記録側構成のより具体的な構成
を示す。図16において、164がICに対して外付け
のメインメモリ160のインタフェースである。メイン
メモリ160は、SDRAMで構成されている。インタ
フェース164によって、メインメモリ160の書込み
/読出し動作が制御される。また、パッキング部107
a、ビデオシャフリング部107b、パッキング部10
7cによって、パッキングおよびシャフリング部107
が構成される。
を示す。図16において、164がICに対して外付け
のメインメモリ160のインタフェースである。メイン
メモリ160は、SDRAMで構成されている。インタ
フェース164によって、メインメモリ160の書込み
/読出し動作が制御される。また、パッキング部107
a、ビデオシャフリング部107b、パッキング部10
7cによって、パッキングおよびシャフリング部107
が構成される。
【0125】図17は、メインメモリ160のアドレス
構成の一例を示す。メインメモリ160は、例えばSD
RAMで構成される。メインメモリ160は、ビデオ領
域250、オーバーフロー領域251およびオーディオ
領域252を有する。ビデオ領域250は、4つのバン
ク(vbank#0、vbank#1、vbank#2
およびvbank#3)からなる。4バンクのそれぞれ
は、1等長化単位のディジタルビデオ信号が格納でき
る。1等長化単位は、発生するデータ量を略目標値に制
御する単位であり、例えばビデオ信号の1ピクチャ(I
ピクチャ)である。図17中の、部分Aは、ビデオ信号
の1シンクブロックのデータ部分を示す。1シンクブロ
ックには、フォーマットによって異なるバイト数のデー
タが挿入される(図15A参照)。複数のフォーマット
に対応するために、最大のバイト数以上であって、処理
に都合の良いバイト数例えば256バイトが1シンクブ
ロックのデータサイズとされている。
構成の一例を示す。メインメモリ160は、例えばSD
RAMで構成される。メインメモリ160は、ビデオ領
域250、オーバーフロー領域251およびオーディオ
領域252を有する。ビデオ領域250は、4つのバン
ク(vbank#0、vbank#1、vbank#2
およびvbank#3)からなる。4バンクのそれぞれ
は、1等長化単位のディジタルビデオ信号が格納でき
る。1等長化単位は、発生するデータ量を略目標値に制
御する単位であり、例えばビデオ信号の1ピクチャ(I
ピクチャ)である。図17中の、部分Aは、ビデオ信号
の1シンクブロックのデータ部分を示す。1シンクブロ
ックには、フォーマットによって異なるバイト数のデー
タが挿入される(図15A参照)。複数のフォーマット
に対応するために、最大のバイト数以上であって、処理
に都合の良いバイト数例えば256バイトが1シンクブ
ロックのデータサイズとされている。
【0126】ビデオ領域の各バンクは、さらに、パッキ
ング用領域250Aと内符号化エンコーダへの出力用領
域250Bとに分けられる。オーバーフロー領域251
は、上述のビデオ領域に対応して、4つのバンクからな
る。さらに、オーディオデータ処理用の領域252をメ
インメモリ160が有する。
ング用領域250Aと内符号化エンコーダへの出力用領
域250Bとに分けられる。オーバーフロー領域251
は、上述のビデオ領域に対応して、4つのバンクからな
る。さらに、オーディオデータ処理用の領域252をメ
インメモリ160が有する。
【0127】各マクロブロックのデータ長標識LTを参
照することによって、パッキング部107aが固定枠長
データと、固定枠を越える部分であるオーバーフローデ
ータとをメインメモリ160の別々の領域250および
251に分けて記憶する。固定枠長データは、シンクブ
ロックのデータ領域の長さ以下のデータであり、以下、
ブロック長データと称する。ブロック長データを記憶す
る領域は、各バンクのパッキング処理用領域250Aで
ある。ブロック長より短いデータ長の場合には、メイン
メモリ160の対応する領域に空き領域を生じる。ビデ
オシャフリング部107bが書込みアドレスを制御する
ことによってシャフリングを行う。ここで、ビデオシャ
フリング部107bは、ブロック長データのみをシャフ
リングし、オーバーフロー部分は、シャフリングせず
に、オーバーフローデータに割り当てられた領域に書込
まれる。
照することによって、パッキング部107aが固定枠長
データと、固定枠を越える部分であるオーバーフローデ
ータとをメインメモリ160の別々の領域250および
251に分けて記憶する。固定枠長データは、シンクブ
ロックのデータ領域の長さ以下のデータであり、以下、
ブロック長データと称する。ブロック長データを記憶す
る領域は、各バンクのパッキング処理用領域250Aで
ある。ブロック長より短いデータ長の場合には、メイン
メモリ160の対応する領域に空き領域を生じる。ビデ
オシャフリング部107bが書込みアドレスを制御する
ことによってシャフリングを行う。ここで、ビデオシャ
フリング部107bは、ブロック長データのみをシャフ
リングし、オーバーフロー部分は、シャフリングせず
に、オーバーフローデータに割り当てられた領域に書込
まれる。
【0128】次に、パッキング部107cが外符号エン
コーダ109へのメモリにオーバーフロー部分をパッキ
ングして読み込む処理を行う。すなわち、メインメモリ
160から外符号エンコーダ109に用意されている1
ECCブロック分のメモリに対してブロック長のデータ
を読み込み、若し、ブロック長のデータに空き領域が有
れば、そこにオーバーフロー部分を読み込んでブロック
長にデータが詰まるようにする。そして、1ECCブロ
ック分のデータを読み込むと、読み込み処理を一時中断
し、外符号エンコーダ109によって外符号のパリティ
を生成する。外符号パリティは、外符号エンコーダ10
9のメモリに格納する。外符号エンコーダ109の処理
が1ECCブロック分終了すると、外符号エンコーダ1
09からデータおよび外符号パリティを内符号を行う順
序に並び替えて、メインメモリ160のパッキング処理
用領域250Aと別の出力用領域250Bに書き戻す。
ビデオシャフリング部110は、この外符号の符号化が
終了したデータをメインメモリ160へ書き戻す時のア
ドレスを制御することによって、シンクブロック単位の
シャフリングを行う。
コーダ109へのメモリにオーバーフロー部分をパッキ
ングして読み込む処理を行う。すなわち、メインメモリ
160から外符号エンコーダ109に用意されている1
ECCブロック分のメモリに対してブロック長のデータ
を読み込み、若し、ブロック長のデータに空き領域が有
れば、そこにオーバーフロー部分を読み込んでブロック
長にデータが詰まるようにする。そして、1ECCブロ
ック分のデータを読み込むと、読み込み処理を一時中断
し、外符号エンコーダ109によって外符号のパリティ
を生成する。外符号パリティは、外符号エンコーダ10
9のメモリに格納する。外符号エンコーダ109の処理
が1ECCブロック分終了すると、外符号エンコーダ1
09からデータおよび外符号パリティを内符号を行う順
序に並び替えて、メインメモリ160のパッキング処理
用領域250Aと別の出力用領域250Bに書き戻す。
ビデオシャフリング部110は、この外符号の符号化が
終了したデータをメインメモリ160へ書き戻す時のア
ドレスを制御することによって、シンクブロック単位の
シャフリングを行う。
【0129】このようにブロック長データとオーバーフ
ローデータとを分けてメインメモリ160の第1の領域
250Aへのデータの書込み(第1のパッキング処
理)、外符号エンコーダ109へのメモリにオーバーフ
ローデータをパッキングして読み込む処理(第2のパッ
キング処理)、外符号パリティの生成、データおよび外
符号パリティをメインメモリ160の第2の領域250
Bに書き戻す処理が1ECCブロック単位でなされる。
外符号エンコーダ109がECCブロックのサイズのメ
モリを備えることによって、メインメモリ160へのア
クセスの頻度を少なくすることができる。
ローデータとを分けてメインメモリ160の第1の領域
250Aへのデータの書込み(第1のパッキング処
理)、外符号エンコーダ109へのメモリにオーバーフ
ローデータをパッキングして読み込む処理(第2のパッ
キング処理)、外符号パリティの生成、データおよび外
符号パリティをメインメモリ160の第2の領域250
Bに書き戻す処理が1ECCブロック単位でなされる。
外符号エンコーダ109がECCブロックのサイズのメ
モリを備えることによって、メインメモリ160へのア
クセスの頻度を少なくすることができる。
【0130】そして、1ピクチャに含まれる所定数のE
CCブロック(例えば32個のECCブロック)の処理
が終了すると、1ピクチャのパッキング、外符号の符号
化が終了する。そして、インタフェース164を介して
メインメモリ160の領域250Bから読出したデータ
がID付加部118、内符号エンコーダ119、同期付
加部120で処理され、並列直列変換部124によっ
て、同期付加部120の出力データがビットシリアルデ
ータに変換される。出力されるシリアルデータがパーシ
ャル・レスポンスクラス4のプリコーダ125により処
理される。この出力が必要に応じてディジタル変調さ
れ、記録アンプ121を介して回転ヘッドに供給され
る。
CCブロック(例えば32個のECCブロック)の処理
が終了すると、1ピクチャのパッキング、外符号の符号
化が終了する。そして、インタフェース164を介して
メインメモリ160の領域250Bから読出したデータ
がID付加部118、内符号エンコーダ119、同期付
加部120で処理され、並列直列変換部124によっ
て、同期付加部120の出力データがビットシリアルデ
ータに変換される。出力されるシリアルデータがパーシ
ャル・レスポンスクラス4のプリコーダ125により処
理される。この出力が必要に応じてディジタル変調さ
れ、記録アンプ121を介して回転ヘッドに供給され
る。
【0131】なお、ECCブロック内にヌルシンクと称
する有効なデータが配されないシンクブロックを導入
し、記録ビデオ信号のフォーマットの違いに対してEC
Cブロックの構成の柔軟性を持たせるようにしても良
い。ヌルシンクは、パッキングおよびシャフリングブロ
ック107のパッキング部107aにおいて生成され、
メインメモリ160に書込まれる。従って、ヌルシンク
がデータ記録領域を持つことになるので、これをオーバ
ーフロー部分の記録用シンクとして使用することができ
る。
する有効なデータが配されないシンクブロックを導入
し、記録ビデオ信号のフォーマットの違いに対してEC
Cブロックの構成の柔軟性を持たせるようにしても良
い。ヌルシンクは、パッキングおよびシャフリングブロ
ック107のパッキング部107aにおいて生成され、
メインメモリ160に書込まれる。従って、ヌルシンク
がデータ記録領域を持つことになるので、これをオーバ
ーフロー部分の記録用シンクとして使用することができ
る。
【0132】オーディオデータの場合では、1フィール
ドのオーディオデータの偶数番目のサンプルと奇数番目
のサンプルとがそれぞれ別のECCブロックを構成す
る。ECCの外符号の系列は、入力順序のオーディオサ
ンプルで構成されるので、外符号系列のオーディオサン
プルが入力される毎に外符号エンコーダ116が外符号
パリティを生成する。外符号エンコーダ116の出力を
メインメモリ160の領域252に書込む時のアドレス
制御によって、シャフリング部117がシャフリング
(チャンネル単位およびシンクブロック単位)を行う。
ドのオーディオデータの偶数番目のサンプルと奇数番目
のサンプルとがそれぞれ別のECCブロックを構成す
る。ECCの外符号の系列は、入力順序のオーディオサ
ンプルで構成されるので、外符号系列のオーディオサン
プルが入力される毎に外符号エンコーダ116が外符号
パリティを生成する。外符号エンコーダ116の出力を
メインメモリ160の領域252に書込む時のアドレス
制御によって、シャフリング部117がシャフリング
(チャンネル単位およびシンクブロック単位)を行う。
【0133】さらに、126で示すCPUインタフェー
スが設けられ、システムコントローラとして機能するC
PU127からのデータを受け取ることが可能とされて
いる。このデータとしては、シャフリングテーブルデー
タ、記録ビデオ信号のフォーマットに関連するパラメー
タ等である。シャフリングテーブルデータがビデオ用シ
ャフリングテーブル(RAM)128vおよびオーディ
オ用シャフリングテーブル(RAM)128aに格納さ
れる。シャフリングテーブル128vは、ビデオシャフ
リング部107bおよび110のシャフリングのための
アドレス変換を行う。シャフリングテーブル128a
は、オーディオシャフリング117のためのアドレス変
換を行う。
スが設けられ、システムコントローラとして機能するC
PU127からのデータを受け取ることが可能とされて
いる。このデータとしては、シャフリングテーブルデー
タ、記録ビデオ信号のフォーマットに関連するパラメー
タ等である。シャフリングテーブルデータがビデオ用シ
ャフリングテーブル(RAM)128vおよびオーディ
オ用シャフリングテーブル(RAM)128aに格納さ
れる。シャフリングテーブル128vは、ビデオシャフ
リング部107bおよび110のシャフリングのための
アドレス変換を行う。シャフリングテーブル128a
は、オーディオシャフリング117のためのアドレス変
換を行う。
【0134】この発明は、上述したメインメモリ160
に対するアクセスに対して適用される。メインメモリ1
60として、64MビットのSDRAMを使用する。そ
の具体的仕様は、下記のものである。
に対するアクセスに対して適用される。メインメモリ1
60として、64MビットのSDRAMを使用する。そ
の具体的仕様は、下記のものである。
【0135】 総ビット数 :67108864 1ワード当たりのビット幅:32 バンク数 :4 ロウ数 :2048 カラム数 :256 バースト(ワード数) :1,4,8の中で8を選択 総ビット数は、バンク数とロウ数とカラム数とビット幅
の積である。
の積である。
【0136】上述した仕様についてさらに説明すると、
1ワード当たりのビット幅が32ビット/ワードである
ということは、一つのアドレスで表現されるデータの大
きさは、1ワード、すなわち、32ビット(4バイト)
であることを意味する。一つのロウには、256個のカ
ラムアドレスが存在し、256ワード、すなわち、10
24バイトを格納できることになる。さらに、バースト
が8であるということは、8ワード(=32バイト)を
単位として連続したデータのリード/ライトが可能であ
ることを意味する。
1ワード当たりのビット幅が32ビット/ワードである
ということは、一つのアドレスで表現されるデータの大
きさは、1ワード、すなわち、32ビット(4バイト)
であることを意味する。一つのロウには、256個のカ
ラムアドレスが存在し、256ワード、すなわち、10
24バイトを格納できることになる。さらに、バースト
が8であるということは、8ワード(=32バイト)を
単位として連続したデータのリード/ライトが可能であ
ることを意味する。
【0137】ディジタルVTR等の記録機器の場合、シ
ンクブロックという単位でもって記録/再生動作がなさ
れ、記録/再生処理においては、シンクブロック単位で
ビデオ/オーディオデータの入出力を行うことが処理の
簡略化にとって都合が良い。上述したディジタルVTR
は、複数のフォーマットに対応でき、シンクブロックの
同期信号、ID、内符号パリティを除くシンクブロック
のデータは、ビデオデータおよびオーディオデータ共に
256バイトを越えることがない。そこで、メインメモ
リ160においても256バイトが論理的な区切りとな
るような構成を採用する。
ンクブロックという単位でもって記録/再生動作がなさ
れ、記録/再生処理においては、シンクブロック単位で
ビデオ/オーディオデータの入出力を行うことが処理の
簡略化にとって都合が良い。上述したディジタルVTR
は、複数のフォーマットに対応でき、シンクブロックの
同期信号、ID、内符号パリティを除くシンクブロック
のデータは、ビデオデータおよびオーディオデータ共に
256バイトを越えることがない。そこで、メインメモ
リ160においても256バイトが論理的な区切りとな
るような構成を採用する。
【0138】256バイトを一つのシンクブロックを格
納できる論理的単位(箱と称する)として扱うが、アク
セスの効率を高めるために、新たに仮想アドレスを導入
する。一つの箱の256バイトの大きさは、64ワード
であり、これは、8バーストに相当する。このような関
係から、以下のように、一つのシンクブロックの256
バイトを構成する。
納できる論理的単位(箱と称する)として扱うが、アク
セスの効率を高めるために、新たに仮想アドレスを導入
する。一つの箱の256バイトの大きさは、64ワード
であり、これは、8バーストに相当する。このような関
係から、以下のように、一つのシンクブロックの256
バイトを構成する。
【0139】カラムアドレス(sdram col) 方向にバース
ト(8ワード/回)を行う。バースト内の8ワードのア
ドレッシングは、連続であるので、先頭アドレスのみを
指定する。
ト(8ワード/回)を行う。バースト内の8ワードのア
ドレッシングは、連続であるので、先頭アドレスのみを
指定する。
【0140】バーストが複数回続く場合は、バンク(sdr
am bank)方向に展開する。すなわち、1回バーストが終
了したらバンクを切り替える。
am bank)方向に展開する。すなわち、1回バーストが終
了したらバンクを切り替える。
【0141】そして、4個のバンクが一巡したらカラム
アドレスを進める。以上のアドレッシングを繰り返す。
カラムアドレスを使いきったらロウアドレス(sdram ro
w) をひとつ進める。
アドレスを進める。以上のアドレッシングを繰り返す。
カラムアドレスを使いきったらロウアドレス(sdram ro
w) をひとつ進める。
【0142】図18は、上述したメインメモリ160に
対するデータ格納を概略的に示すものである。図18A
に示すように、バンク#0〜#3のそれぞれは、256
個のカラムアドレスと2048個のロウアドレスを有し
ている。図18Bに示すように、シンクブロックを格納
するメインメモリ上の箱に番号を付け、その番号をイン
デックス(sdram index) と呼ぶことにする。さらに、イ
ンデックス内で何回目のバーストであるかを示す(sdram
burst) という物理量を導入する。
対するデータ格納を概略的に示すものである。図18A
に示すように、バンク#0〜#3のそれぞれは、256
個のカラムアドレスと2048個のロウアドレスを有し
ている。図18Bに示すように、シンクブロックを格納
するメインメモリ上の箱に番号を付け、その番号をイン
デックス(sdram index) と呼ぶことにする。さらに、イ
ンデックス内で何回目のバーストであるかを示す(sdram
burst) という物理量を導入する。
【0143】図18Cは、インデックス例えば#0の内
容を示す。1シンクブロックの箱の256バイト(=6
4ワード)は、8個のバーストである。最初にバンク#
0のロウ#0で先頭カラムアドレス#0から#7までの
8ワードをアドレッシングする。次に、連続的にデータ
をバースト単位でアドレッシングするために、バンクが
#1に切り替えられる。同様にして、バースト単位でデ
ータが格納される。バンク#3までのデータ格納が終了
すると、カラムアドレスが進められる。すなわち、先頭
カラムアドレス#8が指定され、同様のバースト単位の
データ格納がなされる。8回のバースト単位によって、
1シンクブロックの箱が形成される。
容を示す。1シンクブロックの箱の256バイト(=6
4ワード)は、8個のバーストである。最初にバンク#
0のロウ#0で先頭カラムアドレス#0から#7までの
8ワードをアドレッシングする。次に、連続的にデータ
をバースト単位でアドレッシングするために、バンクが
#1に切り替えられる。同様にして、バースト単位でデ
ータが格納される。バンク#3までのデータ格納が終了
すると、カラムアドレスが進められる。すなわち、先頭
カラムアドレス#8が指定され、同様のバースト単位の
データ格納がなされる。8回のバースト単位によって、
1シンクブロックの箱が形成される。
【0144】インデックス1についても、先頭カラムア
ドレスが#16とされて、図18Cと同様にデータが格
納される。カラムアドレスは、#0〜#255であるの
で、#248〜#255のカラムアドレスによるバース
トが行われると、#0に戻る。その際にロウアドレスが
#0から#1にひとつ進められる。
ドレスが#16とされて、図18Cと同様にデータが格
納される。カラムアドレスは、#0〜#255であるの
で、#248〜#255のカラムアドレスによるバース
トが行われると、#0に戻る。その際にロウアドレスが
#0から#1にひとつ進められる。
【0145】以上述べたアドレス(バンク、ロウ、カラ
ム)と、インデックスと、インデックス内で何回目のバ
ーストかを示す物理量とによって、全てシンクブロック
番号に基づいてメインメモリ160のアドレッシングが
可能となる。バンク、ロウ、カラムのアドレスとインデ
ックスとは次の関係にある。
ム)と、インデックスと、インデックス内で何回目のバ
ーストかを示す物理量とによって、全てシンクブロック
番号に基づいてメインメモリ160のアドレッシングが
可能となる。バンク、ロウ、カラムのアドレスとインデ
ックスとは次の関係にある。
【0146】sdram burst[2:0] ={ sdram col[3],sdra
m bank[1:0] }; sdram index[14:0]={ sdram row[10:0],sdram col[7:
4] }; または逆に表現すると、 sdram bank[1:0] = sdram burst[1:0], }; sdram col[7:0] ={ sdram index[3:0], sdram burst
[2], 3'b000 }; sdram row[10:0] = sdram index[14:4] ; となる。sdram col の下位3ビットが 3'b000 となって
いるのは、カラムアドレス方向になされるバーストがワ
ードバーストであって、アドレスが連続であるために、
バーストの先頭アドレスのみを管理すれば良いことに起
因する。このように求められたバンク、ロウ、カラムア
ドレスを連結してメインメモリ160の仮想アドレス
(インタフェースアドレス)mprm adrs[20:0] とする。
m bank[1:0] }; sdram index[14:0]={ sdram row[10:0],sdram col[7:
4] }; または逆に表現すると、 sdram bank[1:0] = sdram burst[1:0], }; sdram col[7:0] ={ sdram index[3:0], sdram burst
[2], 3'b000 }; sdram row[10:0] = sdram index[14:4] ; となる。sdram col の下位3ビットが 3'b000 となって
いるのは、カラムアドレス方向になされるバーストがワ
ードバーストであって、アドレスが連続であるために、
バーストの先頭アドレスのみを管理すれば良いことに起
因する。このように求められたバンク、ロウ、カラムア
ドレスを連結してメインメモリ160の仮想アドレス
(インタフェースアドレス)mprm adrs[20:0] とする。
【0147】mprm adrs[20:0]={sdram bank[1:0],sdra
m row[10:0],sdram col[7:0]}; 図19は、連結した仮想アドレスの0〜20のビット番
号と各アドレスとの対応関係を示す。
m row[10:0],sdram col[7:0]}; 図19は、連結した仮想アドレスの0〜20のビット番
号と各アドレスとの対応関係を示す。
【0148】図18Bがメインメモリ160の容量をイ
ンデックスで表現したものであり、縦軸方向がindex を
表し、便宜的に横軸方向をバースト方向として表してい
る。図18Cは、1個のインデックスの内容を、バース
ト方向を縦軸として表している。
ンデックスで表現したものであり、縦軸方向がindex を
表し、便宜的に横軸方向をバースト方向として表してい
る。図18Cは、1個のインデックスの内容を、バース
ト方向を縦軸として表している。
【0149】図17に示したように、オーディオデータ
およびビデオデータ共に、シンクブロックの箱に相当す
るインデックス(sdram index) で大まかにアドレッシン
グをい、その内部のデータは、バースト(sdram burst)
を用いて指し示すことが可能となる。
およびビデオデータ共に、シンクブロックの箱に相当す
るインデックス(sdram index) で大まかにアドレッシン
グをい、その内部のデータは、バースト(sdram burst)
を用いて指し示すことが可能となる。
【0150】上述したディジタルVTRにおいて、この
発明によるブロック間インタフェースと関連する構成
は、図16に示す記録側の構成である。また、図示しな
いが、再生側の構成も同様に、この発明によるブロック
間インタフェースを採用する。図1と図16との対応に
ついて説明する。SDRAM314とメインメモリ16
0が対応し、調停ブロック313がインタフェース16
4内に設けられている。内部ブロック311は、インタ
フェース164に接続されているビデオシャフリング部
107b、パッキング部107c、ビデオシャフリング
部110、オーディオシャフリング部117、およびI
D付加回路118の何れかである。
発明によるブロック間インタフェースと関連する構成
は、図16に示す記録側の構成である。また、図示しな
いが、再生側の構成も同様に、この発明によるブロック
間インタフェースを採用する。図1と図16との対応に
ついて説明する。SDRAM314とメインメモリ16
0が対応し、調停ブロック313がインタフェース16
4内に設けられている。内部ブロック311は、インタ
フェース164に接続されているビデオシャフリング部
107b、パッキング部107c、ビデオシャフリング
部110、オーディオシャフリング部117、およびI
D付加回路118の何れかである。
【0151】インタフェース164は、これらの内部ブ
ロックからのメインメモリ160に対する要求を調停
し、メインメモリ160に対して、ライト、リードの動
作を制御する。すなわち、ビデオシャフリング部107
b、ビデオシャフリング部110、オーディオシャフリ
ング部117がインタフェース164に対してデータを
出力し、パッキング部107c、ID付加回路118が
データをインタフェース164を介してリードすること
になる。この図16に示される構成中の内部ブロック
は、それぞれRAMを内部に有している。
ロックからのメインメモリ160に対する要求を調停
し、メインメモリ160に対して、ライト、リードの動
作を制御する。すなわち、ビデオシャフリング部107
b、ビデオシャフリング部110、オーディオシャフリ
ング部117がインタフェース164に対してデータを
出力し、パッキング部107c、ID付加回路118が
データをインタフェース164を介してリードすること
になる。この図16に示される構成中の内部ブロック
は、それぞれRAMを内部に有している。
【0152】インタフェース164内に設けられた調停
ブロックがこれらの内部ブロックからのアクセスを調停
し、また、図1〜図5を参照して説明したように、連続
的に異なるバンクに書かれるバースト間の空きが生じな
いように制御され、さらに、内部RAMのアクセスタイ
ムが長くてもブロック間インタフェースの転送クロック
の周波数を下げないようにできる。
ブロックがこれらの内部ブロックからのアクセスを調停
し、また、図1〜図5を参照して説明したように、連続
的に異なるバンクに書かれるバースト間の空きが生じな
いように制御され、さらに、内部RAMのアクセスタイ
ムが長くてもブロック間インタフェースの転送クロック
の周波数を下げないようにできる。
【0153】なお、この発明は、ディジタルVTRに限
らず、複数の内部ブロックとメモリとの間に調停ブロッ
クを介在させる構成を有するデータ処理装置に対して適
用することができる。
らず、複数の内部ブロックとメモリとの間に調停ブロッ
クを介在させる構成を有するデータ処理装置に対して適
用することができる。
【0154】
【発明の効果】請求項1および2の発明では、ライトデ
ータおよびアドレスの位置を示すスタート信号をビジー
信号がローレベル(アクセスできる期間)となる以前に
先行して発生させ、調停ブロックは、自分が出力したビ
ジー信号をローレベルに下げた時に、スタート信号がハ
イレベルであれば、スタート信号が到来したものとして
処理する。従って、ビジー信号の入力、出力のために、
フリップフロップを介在させることによるデータの空き
の発生を防止できる。それによって、SDRAMに対す
るアクセスを連続的に行うことができ、アクセスの効率
を向上することができる。
ータおよびアドレスの位置を示すスタート信号をビジー
信号がローレベル(アクセスできる期間)となる以前に
先行して発生させ、調停ブロックは、自分が出力したビ
ジー信号をローレベルに下げた時に、スタート信号がハ
イレベルであれば、スタート信号が到来したものとして
処理する。従って、ビジー信号の入力、出力のために、
フリップフロップを介在させることによるデータの空き
の発生を防止できる。それによって、SDRAMに対す
るアクセスを連続的に行うことができ、アクセスの効率
を向上することができる。
【0155】請求項3および4の発明では、内部のRA
Mのアクセスタイムが長い場合には、RAMのリードを
第1のクロックclock2で行い、リードデータをフリップ
フロップによってサンプリングすることで、第1のクロ
ックの例えば2倍の周波数の第2のクロックclock1と同
期して調停ブロックに転送できる。それによって、アク
セスタイムの長いRAMを使用できる。通常、アクセス
速度の遅いRAMは、消費電力が少なく、ICの消費電
力を減少させるうえで、そのようなRAMを使用する利
点がある。別の言い方をすると、RAMの動作速度より
高速のクロックをインタフェース用に使用できる。
Mのアクセスタイムが長い場合には、RAMのリードを
第1のクロックclock2で行い、リードデータをフリップ
フロップによってサンプリングすることで、第1のクロ
ックの例えば2倍の周波数の第2のクロックclock1と同
期して調停ブロックに転送できる。それによって、アク
セスタイムの長いRAMを使用できる。通常、アクセス
速度の遅いRAMは、消費電力が少なく、ICの消費電
力を減少させるうえで、そのようなRAMを使用する利
点がある。別の言い方をすると、RAMの動作速度より
高速のクロックをインタフェース用に使用できる。
【図1】この発明によるブロック間インタフェースの第
1の例を説明するためのブロック図である。
1の例を説明するためのブロック図である。
【図2】この発明によるブロック間インタフェースの第
2の例を説明するためのブロック図である。
2の例を説明するためのブロック図である。
【図3】この発明によるブロック間インタフェースの第
2の例を説明するためのブロック図である。
2の例を説明するためのブロック図である。
【図4】この発明によるブロック間インタフェースの第
1の例を説明するためのタイミングチャートである。
1の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】この発明によるブロック間インタフェースの第
2の例を説明するためのタイミングチャートである。
2の例を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】この発明によるブロック間インタフェースを採
用したディジタルVTRの記録側の構成を示すブロック
図である。
用したディジタルVTRの記録側の構成を示すブロック
図である。
【図7】この発明によるブロック間インタフェースを採
用したディジタルVTRの再生側の構成を示すブロック
図である。
用したディジタルVTRの再生側の構成を示すブロック
図である。
【図8】トラックフォーマットの一例を示す略線図であ
る。
る。
【図9】トラックフォーマットの他の例を示す略線図で
ある。
ある。
【図10】シンクブロックの構成の複数の例を示す略線
図である。
図である。
【図11】シンクブロックに付加されるIDおよびDI
Dの内容を示す略線図である。
Dの内容を示す略線図である。
【図12】ビデオエンコーダの出力の方法と可変長符号
化を説明するための略線図である。
化を説明するための略線図である。
【図13】ビデオエンコーダの出力の順序の並び替えを
説明するための略線図である。
説明するための略線図である。
【図14】順序の並び替えられたデータをシンクブロッ
クにパッキングする処理を説明するための略線図であ
る。
クにパッキングする処理を説明するための略線図であ
る。
【図15】ビデオデータおよびオーディオデータに対す
るエラー訂正符号を説明するための略線図である。
るエラー訂正符号を説明するための略線図である。
【図16】記録信号処理部のより具体的なブロック図で
ある。
ある。
【図17】使用するメモリのメモリ空間を示す略線図で
ある。
ある。
【図18】メモリのアドレッシングを説明するための略
線図である。
線図である。
【図19】仮想アドレスを説明するための略線図であ
る。
る。
【図20】メモリアクセスの一例および他の例を説明す
るためのタイミングチャートである。
るためのタイミングチャートである。
【図21】この発明を適用できる従来のブロック間イン
タフェースを説明するためのブロック図である。
タフェースを説明するためのブロック図である。
【図22】従来のブロック間インタフェースの第1の問
題点を説明するためのブロック図である。
題点を説明するためのブロック図である。
【図23】従来のブロック間インタフェースの第2の問
題点を説明するためのブロック図である。
題点を説明するためのブロック図である。
【図24】従来のブロック間インタフェースを説明する
ためのタイミングチャートである。
ためのタイミングチャートである。
【図25】従来のブロック間インタフェースの第1の問
題点を説明するためのタイミングチャートである。
題点を説明するためのタイミングチャートである。
【図26】従来のブロック間インタフェースの第2の問
題点を説明するためのタイミングチャートである。
題点を説明するためのタイミングチャートである。
107・・・パッキングおよびシャフリング部、10
9、116・・・外符号エンコーダ、110、117・
・・シャフリング部、118・・・ID付加部、120
・・・同期付加部、160・・・メインメモリ、311
・・・内部ブロック、313・・・調停ブロック、31
4・・・SDRAM、316・・・フリップフロップ
9、116・・・外符号エンコーダ、110、117・
・・シャフリング部、118・・・ID付加部、120
・・・同期付加部、160・・・メインメモリ、311
・・・内部ブロック、313・・・調停ブロック、31
4・・・SDRAM、316・・・フリップフロップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B060 AB13 AC13 CA04 CA05 CA11 CC03 5C052 AA17 CC03 CC11 CC12 GA04 GB06 GB07 GC00 GC05 GC06 GD02 GD09 GE00 GF01 GF04 5C053 FA21 GA11 GA16 GB06 GB07 GB08 GB11 GB15 GB18 GB38 HA04 JA03 JA21 JA26
Claims (7)
- 【請求項1】 信号処理ブロックからメモリに対するア
クセスが調停ブロックを介してなされるメモリインタフ
ェースにおいて、 メモリに対してライト動作する時に、メモリに対してア
クセスできる期間とできない期間とを指示するビジー信
号を調停ブロックが信号処理ブロックに対して与え、 上記信号処理ブロックは、アドレスおよびデータの開始
を示すスタート信号を上記ビジー信号がアクセスできる
期間を示す前に先行して発生し、 上記調停ブロックは、上記ビジー信号がアクセスできる
期間になった時に、上記スタート信号が到来したものと
して、上記スタート信号に応答した処理を行うことを特
徴とするメモリインタフェース。 - 【請求項2】 メモリと、複数の信号処理ブロックと、
複数の信号処理ブロックのそれぞれからメモリに対する
アクセスを調停する調停ブロックとを有するデータ処理
装置において、 メモリに対してライト動作する時に、メモリに対してア
クセスできる期間とできない期間とを指示するビジー信
号を調停ブロックが信号処理ブロックに対して与え、 上記信号処理ブロックは、アドレスおよびデータの開始
を示すスタート信号を上記ビジー信号がアクセスできる
期間を示す前に先行して発生し、 上記調停ブロックは、上記ビジー信号がアクセスできる
期間になった時に、上記スタート信号が到来したものと
して、上記スタート信号に応答した処理を行うようにし
たメモリインタフェースを備えることを特徴とするデー
タ処理装置。 - 【請求項3】 信号処理ブロックからメモリに対するア
クセスが調停ブロックを介してなされるメモリインタフ
ェースにおいて、 メモリに対してライト動作する時に、メモリに対してア
クセスできる期間とできない期間とを指示するビジー信
号を調停ブロックが信号処理ブロックに対して与え、 上記信号処理ブロックは、内部のメモリから第1のクロ
ックと同期してデータをリードし、リードしたデータ
を、上記第1のクロックの整数倍の周波数の第2のクロ
ックと同期して上記調停ブロックに対して供給すること
を特徴とするメモリインタフェース。 - 【請求項4】 メモリと、複数の信号処理ブロックと、
複数の信号処理ブロックのそれぞれからメモリに対する
アクセスを調停する調停ブロックとを有するデータ処理
装置において、 メモリに対してライト動作する時に、メモリに対してア
クセスできる期間とできない期間とを指示するビジー信
号を調停ブロックが信号処理ブロックに対して与え、 上記信号処理ブロックは、内部のメモリから第1のクロ
ックと同期してデータをリードし、リードしたデータ
を、上記第1のクロックの整数倍の周波数の第2のクロ
ックと同期して上記調停ブロックに対して供給するよう
にしたメモリインタフェースを備えることを特徴とする
データ処理装置。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4において、 上記メモリは、複数のバンクを有し、各バンクがロウお
よびカラムアドレスによって、アドレスが指定され、複
数ワードを単位としてアクセスされるバースト可能であ
り、ディジタル情報データが上記単位で入力または出力
されることを特徴とする装置。 - 【請求項6】 請求項1、2、3または4において、 上記複数の信号処理ブロックと、上記調停ブロックがI
Cの構成とされ、上記メモリが上記ICの外に接続され
ることを特徴とする装置。 - 【請求項7】 請求項3または4において、 上記信号処理ブロックの内部のメモリは、クロックに同
期してデータがリードされる同期型であることを特徴と
する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108430A JP2000298614A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | メモリインタフェースおよびデータ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11108430A JP2000298614A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | メモリインタフェースおよびデータ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000298614A true JP2000298614A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14484585
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11108430A Pending JP2000298614A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | メモリインタフェースおよびデータ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000298614A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1271540A3 (en) * | 2001-06-28 | 2003-04-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor memory device, information apparatus, and method for determining access period for semiconductor memory device |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108430A patent/JP2000298614A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1271540A3 (en) * | 2001-06-28 | 2003-04-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor memory device, information apparatus, and method for determining access period for semiconductor memory device |
US6785185B2 (en) | 2001-06-28 | 2004-08-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Semiconductor memory device, information apparatus, and method for determining access period for semiconductor memory device |
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