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JP2000295380A - Isdn端末装置及びisdn回線との接続の切断方法 - Google Patents

Isdn端末装置及びisdn回線との接続の切断方法

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Publication number
JP2000295380A
JP2000295380A JP11099016A JP9901699A JP2000295380A JP 2000295380 A JP2000295380 A JP 2000295380A JP 11099016 A JP11099016 A JP 11099016A JP 9901699 A JP9901699 A JP 9901699A JP 2000295380 A JP2000295380 A JP 2000295380A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
terminal device
power supply
isdn
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11099016A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Suga
良一 須賀
Takeshi Fujimori
健史 藤森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11099016A priority Critical patent/JP2000295380A/ja
Publication of JP2000295380A publication Critical patent/JP2000295380A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDN回線を利用する端末装置の通信中に
その端末装置への電力の供給が停止された場合に、その
端末装置へのISDNサービスの提供の一時停止という
事態を、コスト増や大型化を招くことなく回避する。 【解決手段】 ISDN回線を利用する端末装置に、通
信中に電源からの電力の供給が停止されたことを検出す
る検出手段1及び4と、検出手段1及び4による電力の
供給の停止の検出に基づいてISDN回線との接続を正
常に切断する切断手段4と、少なくともISDN回線と
の接続を切断するのに要する時間分の電力を供給する蓄
電手段2とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、ISDN(Inte
grated Services Digital Network )回線を利用する端
末装置に関し、特に、通信中に電力の供給が停止された
場合にISDN回線との接続を正常に切断できるように
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ISDN回線と接続するためのイ
ンターフェースを備えた電話機,テレビ電話機,テレビ
会議用端末装置等の端末装置が普及しつつある。また、
こうしたISDN回線インターフェースを備えていない
既存の電話機,コンピュータ等の端末装置でも、インタ
ーフェース条件をISDN回線インターフェースに合わ
せるためのターミナルアダプタを用いることにより、I
SDN回線を利用して通信を行うことができるようにな
っている。
【0003】こうした端末装置でISDN回線を利用し
て通信を行う場合には、通信を終えたときに、ISDN
回線との接続(BチャンネルやHチャンネルでの接続)
を切断するための制御信号を端末装置からDチャンネル
を使って送信して、ISDN回線との接続を正常に切断
するのが通常である。すなわち、例えばテレビ会議用端
末装置では、接続を切断するための操作スイッチがパネ
ル上等に設けられており、そのスイッチを操作すること
により、ISDN回線との接続が正常に切断されるよう
になっている。
【0004】しかし、通信の途中に端末装置への電力の
供給が停止された場合には、ISDN回線との接続が正
常に切断されることなく、端末装置の動作が停止して通
信が途絶えてしまう。例えばテレビ会議用端末装置で
は、通信中に電力の供給が停止されることは、次のよう
な原因で起こる。
【0005】(1)ISDN回線インターフェースとし
て1次群速度インターフェースを備えて光ファイバーケ
ーブル加入者線を使用していることにより、交換器機の
側から電力の供給(ファントム給電)を行うことができ
ず、商用の交流電源を使用するようになっているので、
通信中にこの商用電源が停電になったこと。 (2)通信中に誤ってテレビ会議用端末装置の電源プラ
グをコンセントから抜いてしてしまったこと。 (3)通信中に誤ってテレビ会議用端末装置の電源スイ
ッチを操作して電源をオフにしてしまったこと。
【0006】このようにISDN回線との接続が正常に
切断されることなく通信が途絶えた場合、ISDNサー
ビスを提供する電気通信事業者の側では、その端末装置
に障害が発生したと判断して、ネットワークに余分な負
荷が加わることを防ぐために、その端末装置へのサービ
スの提供を一時停止し、所定時間(例えば90秒以上の
時間)が経過してからその端末装置へのサービスの提供
を再開するようにしている。
【0007】したがって、例えばテレビ会議用端末装置
での通信中に、瞬間的に停電になった後すぐに回復した
ときや、誤って電源プラグを抜いた後直ちに電源プラグ
を差し込んだときや、誤って電源をオフにした後直ちに
電源をオンにする操作を行ったときにも、この所定時間
が経過するまでは、ISDNサービスの提供が再開され
ないので通信を行うことができない。
【0008】このように通信中の電力の供給の停止によ
りISDNサービスの提供が所定時間にわたって停止さ
れることは、利用者の側からは、時間のロスにつながる
ので不便である。そこで、例えばテレビ会議用端末装置
では、停電時にも十分な時間に亘って通信を継続できる
だけの電力を供給するバッテリーを設けることや、通信
中に誤って電源がオフにされないように電源スイッチを
ソフトウェア制御したりすることにより、通信中に電力
の供給が停止されないようにすることが従来から考えら
れていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした十分
な電力を供給するバッテリーを設けることは、テレビ会
議用端末装置の大幅なコスト増や大型化を招くことにな
る。また、こうしたバッテリーを設けることなく、電源
スイッチをソフトウェア制御するだけでは、電源スイッ
チの誤操作による電力の供給の停止は防止できても、停
電による電力の供給の停止を防止することはできない。
【0010】このように、従来のテレビ会議用端末装置
では、コスト増や大型化を招くことなく、通信中の電力
の供給の停止によるISDNサービスの提供の一時停止
という事態を回避することができなかった。
【0011】また、以上ではテレビ会議用端末装置を例
にとったが、ISDN回線を利用するその他の端末装置
でも、利用者の不便を解消するためには、やはりこのI
SDNサービスの提供の一時停止という事態を回避する
ことが望まれる。すなわち、例えば携帯電話でも、通話
中に内蔵電池の消耗や電源キーの誤操作を原因として電
力の供給が停止されることが起こり得るので、やはりこ
のサービスの一時停止を回避することが望まれる。
【0012】本発明は、上述の点に鑑み、ISDN回線
を利用する端末装置の通信中にその端末装置への電力の
供給が停止された場合に、その端末装置へのISDNサ
ービスの提供の一時停止という事態を、コスト増や大型
化を招くことなく回避できるようにすることを課題とし
てなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、請求項1に記載のように、ISDN回
線を利用する端末装置に、通信中に電源からの電力の供
給が停止されたことを検出する検出手段と、この検出手
段による電力の供給の停止の検出に基づいてISDN回
線との接続を正常に切断する切断手段と、少なくともI
SDN回線との接続を切断するのに要する時間分の電力
を供給する蓄電手段とを備えることを提案する。
【0014】このISDN端末装置では、ISDN回線
を利用した通信中に電源からの電力の供給が停止される
と、そのことが検出手段により検出される。そして、そ
の検出結果に基づき、蓄電手段から電力が供給されてい
る間に、切断手段によりISDN回線との接続が正常に
切断される。
【0015】このように、通信中に電源からの電力の供
給が停止された場合にも、ISDN回線との接続が正常
に切断されるので、ISDNサービスの提供の一時停止
という事態が回避されるようになる。また、蓄電手段
は、ISDN回線との接続を切断するのに要する僅かな
時間分の電力を供給するもので足りるので、従来からテ
レビ会議用端末装置に設けることが考えられているよう
な十分な時間に亘って通信を継続できるだけの電力を供
給するバッテリーと異なり、コスト増や大型化を招くこ
ともない。
【0016】なお、例えばテレビ会議用端末装置のよう
に1次群速度インターフェースを備えて商用の交流電源
を使用するISDN端末装置では、一例として請求項2
に記載のように、検出手段を、電源からの交流電圧のレ
ベルを2値化する手段と、この2値化した値をこの交流
電圧の周期の所定数分の1の時間毎に監視する手段と、
この所定数以内の回数に亘るこの2値化した値の監視結
果に基づいて電力の供給の停止を検出する手段とを含む
ように構成することが好適である。
【0017】それにより、電源からの電力の供給が停止
されたことが、その電源からの交流電圧の1周期以内
(例えば周波数50ヘルツの商用電源では20ミリ秒以
内)に検出される。したがって、通信中に電源からの電
力の供給が停止された後、速やかにISDN回線との接
続が切断されるようになり、蓄電手段が供給することを
要する電力がその分少なくて足りるようになるので、コ
スト増や大型化が一層よく防止されるようになる。
【0018】また、蓄電手段としては、一例として請求
項3に記載のように、ISDN端末装置内の電源回路に
設けられているコンデンサを兼用することが好適であ
る。それにより、蓄電手段として新たな部品を設ける必
要がなくなるので、この蓄電手段の存在によるコスト増
や大型化が完全に防止されるようになる。
【0019】次に、本出願人は、請求項4に記載のよう
に、ISDN端末装置におけるISDN回線との接続の
切断方法として、電源からの電力の供給が停止された
後、少なくともISDN回線との接続を切断するのに要
する時間分の電力を蓄電手段から供給する第1ステップ
と、通信中にこの電源からの電力の供給が停止されたこ
とを検出する第2ステップと、この電源からの電力の供
給の停止の検出に基づき、ISDN回線との接続を正常
に切断する第3ステップとを実行することを提案する。
【0020】このISDN回線との接続の切断方法で
は、電源からの電力の供給が停止された後、少なくとも
ISDN回線との接続を切断するのに要する時間分の電
力を蓄電手段から供給し、通信中に電源からの電力の供
給が停止されたことを検出し、この検出結果に基づき、
蓄電手段から電力が供給されている間にISDN回線と
の接続を正常に切断するようにしている。
【0021】このように、通信中に電源からの電力の供
給が停止された場合にも、ISDN回線との接続を正常
に切断するようにしているので、ISDNサービスの提
供の一時停止という事態が回避されるようになる。ま
た、蓄電手段は、ISDN回線との接続を切断するのに
要する僅かな時間分の電力を供給するもので足りるの
で、従来からテレビ会議用端末装置に設けることが考え
られているような十分な時間に亘って通信を継続できる
だけの電力を供給するバッテリーと異なり、コスト増や
大型化を招くこともない。
【0022】なお、例えばテレビ会議用端末装置のよう
に1次群速度インターフェースを備えて商用の交流電源
を使用するISDN端末装置では、一例として請求項5
に記載のように、第2ステップで、電源からの交流電圧
のレベルを2値化し、この2値化した値をこの交流電圧
の周期の所定数分の1の時間毎に監視し、この所定数以
内の回数に亘るこの2値化した値の監視結果に基づいて
電力の供給の停止を検出することが好適である。
【0023】それにより、電源からの電力の供給が停止
されたことが、その電源からの交流電圧の1周期以内に
検出される。したがって、通信中に電源からの電力の供
給が停止された後、速やかに第3ステップに移ってIS
DN回線との接続を切断できるようになり、蓄電手段が
供給することを要する電力がその分少なくて足りるよう
になるので、コスト増や大型化が一層よく防止されるよ
うになる。
【0024】また、第1ステップで電力を供給させる蓄
電手段としては、一例として請求項6に記載のように、
ISDN端末装置内の電源回路に設けられているコンデ
ンサを兼用することが好適である。それにより、蓄電手
段として新たな部品を設ける必要がなくなるので、この
蓄電手段の存在によるコスト増や大型化が完全に防止さ
れるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下では、テレビ会議用端末装置
に本発明を適用した例について説明する。図6は、IS
DN回線を利用したテレビ会議システムの一般的な構成
例を示す。このうち、図6Aは、テレビ会議の運営制御
機能を集約した多地点会議制御装置(センタ)21を中
心として、複数の地点のテレビ会議用端末装置22をI
SDNで結んだ例である。また図6Bは、どの地点のテ
レビ会議用端末装置22でもテレビ会議の運営制御を行
えるようにするために、センタを設けることなく複数の
地点のテレビ会議用端末装置22を結んだ例である。
【0026】図7は、図6の個々のテレビ会議用端末装
置22の一般的な構成例を示す。テレビ会議用端末装置
22では、カメラ23で撮影されて動画像コーデック2
4で符号化された動画像データと、マイクロホン25で
ピックアップされて音声コーデック26で符号化された
音声データとが、多重・分離部27で多重化され、IS
DN回線インターフェース28を介して送信される。
【0027】また、ISDN回線インターフェース28
を介して受信されて多重・分離部27で分離されたデー
タのうち、動画像データが動画像コーデック24で復号
されてディスプレイ29に表示され、音声データが音声
コーデック26で復号されてスピーカ30から出力され
る。また、図7には示していないが、静止画像を撮影,
送受信及び表示するための機器や、ファクシミリや、プ
リンタを設けたものも存在している。
【0028】テレビ会議用端末装置は商用電源を使用し
ており、その交流電圧が、電源回路31で直流電圧に変
換されて、テレビ会議用端末装置22内の各部に供給さ
れる。操作部32には各種の操作スイッチが配置されて
おり、その中にはテレビ会議用端末装置の電源をオン/
オフする電源スイッチも含まれている。制御部33で
は、テレビ会議用端末装置22の各部の動作の制御と、
ISDN回線インターフェース28を介した各種の制御
信号の送受信とが行われる。
【0029】次に、発明を適用したテレビ会議用端末装
置の特徴となる部分について説明する。図1に示すよう
に、発明を適用したテレビ会議用端末装置には、電源断
検出部1と蓄電部2とが設けられており、これらの電源
断検出部1及び蓄電部2にも商用電源からの交流電圧が
入力される。
【0030】電源断検出部1は、商用電源からの電力の
供給の停止を検出するためのものであり、その出力信号
は、CPU4,ROM5及びRAM6から成るマイクロ
コンピュータとその周辺機器との間での信号の授受を制
御する入出力制御部(I/O)3を介して、CPU4に
入力される。
【0031】CPU4は、電源断検出部1からの入力信
号に基づき、通信中に商用電源からの電力の供給が停止
されたとき、ISDN回線との接続を切断するための制
御信号を入出力制御部3及びISDN回線インターフェ
ース7(図7ではISDN回線インターフェース28に
相当)を介して送信して、ISDN回線との接続を正常
に切断する処理を実行するものである。ROM5には、
この接続の切断処理のためのプログラムが格納されてお
り、RAM76、この処理の実行の過程でワークエリア
として用いられる。これらのCPU4,ROM5及びR
AM6としては、例えば図7のテレビ会議用端末装置2
2では、制御部33内に設けられているものを使用して
よい。
【0032】蓄電部2は、商用電源からの電力の供給が
停止されたとき、ISDN回線との接続を正常に切断す
るのに要する時間分の電力をテレビ会議用端末装置内の
各部に供給するものである。
【0033】図2は、図1の電源断検出部1の構成の一
例を示す。電源断検出部1では、100Vの交流電圧
が、トランス11により5Vに降圧される。このトラン
ス11の2次側は、一端が接地されており、他端がコン
デンサ12の一端に接続されている。コンデンサ12の
他端は、インバータ13に接続され、インバータ13の
出力信号は、抵抗器14を経てインバータ13にフィー
ドバックされると共に、シュミットトリガ回路15に入
力される。
【0034】トランス11の2次側の5Vの交流電圧
は、これらのコンデンサ12,インバータ13,抵抗器
14及びシュミットトリガ回路15により、デューティ
ー比50%の振幅5Vの方形波に波形整形され、この方
形波信号が電源断検出部1から出力される。この方形波
信号は、入出力制御部3によりレベル0V,5Vがそれ
ぞれ‘0’,‘1’の2値信号に変換されてCPU4に
入力される。
【0035】図3は、図1の蓄電部2の構成の一例を示
す。本発明を適用したテレビ会議用端末装置には、商用
電源からの交流電圧を直流電圧に変換する電源回路(図
7では電源回路31に相当)として、スイッチング電源
回路が使用されている。このスイッチング電源回路の1
次側には、商用電源からの100Vの交流電圧を整流す
るブリッジ整流器16と、ブリッジ整流器16で整流さ
れた約140Vの直流電圧を蓄電するコンデンサ17
と、コンデンサ17に蓄電された電圧を5Vに降圧・安
定化させる定電圧回路18とを含んでいる。
【0036】蓄電部2としては、このスイッチング電源
回路のコンデンサ17が兼用されている。このコンデン
サ17からは、商用電源からの電力の供給が停止された
とき、テレビ会議用端末装置内の各部に50〜100ミ
リ秒程度の時間電力を供給することが可能である。
【0037】図4は、通信中に図1のCPU4が実行す
る処理の一例を示すフローチャートである。最初に、商
用電源からの交流電圧の周波数fに対して1/3f秒
(例えば周波数50ヘルツの商用電源では約6.7ミリ
秒)のタイマーを用意してこのタイマーを初期化すると
ともに、電源断検出部1の出力信号を監視する監視フラ
グを用意してこの監視フラグの値を‘0’または‘1’
いずれかに初期化する(ステップS1)。
【0038】続いて、ループカウンタの値を3に設定し
(ステップS2)、1/3f秒が経過するまで待機する
(ステップS3)。そして、1/3f秒が経過すると、
電源断検出部1から入出力制御部3を介して入力された
信号の現在の値と監視フラグの値とが一致するか否かを
判断する(ステップS4)。
【0039】一致していなければ、監視フラグの値をこ
の入力信号の現在値に設定し(ステップS5)、ステッ
プS2以下を繰り返す。他方、一致していれば、ループ
カウンタの値を1だけ減算し(ステップS6)、ループ
カウンタの値が0になったか否か(すなわちこの入力信
号の1/3f秒毎の値が3回連続して同一であったか否
か)を判断する(ステップS7)。
【0040】図5Aに例示するように、電源断検出部1
からの入力信号は、商用電源から交流電圧が供給されて
いるときには、周期1/2f毎に‘0’と‘1’とを繰
り返す信号となるので、1/3f秒毎の値が3回連続し
て同一になることはない。したがって、このときには、
ループカウンタの値が0になることはない。そこで、ル
ープカウンタの値が0になっていなければ、商用電源か
ら交流電圧が供給されているので、ステップS7からス
テップS3に戻り、ステップS3以下を繰り返す。
【0041】他方、図5Bに例示するように、商用電源
からの交流電圧の供給が停止されたときには、電源断検
出部1からの入力信号は、値‘0’の信号となるので、
1/3f秒毎の値が3回連続して同一になる。したがっ
て、このときには、ループカウンタの値が0になる。
【0042】そこで、ループカウンタの値が0になって
いなければ、商用電源からの交流電圧の供給が停止され
ており、図1の蓄電部2(図3のコンデンサ17)から
テレビ会議用端末装置内の各部に電力が供給される状態
になっているので、ステップS7からステップS8に進
み、ISDN回線との接続を切断するための制御信号を
入出力制御部3及びISDN回線インターフェース7を
介して送信して、ISDN回線との接続を正常に切断す
る。そして処理を終了する。
【0043】このように、このテレビ会議用端末装置で
は、通信中に電源断検出部1からの入力信号の1/3f
秒毎の値が3回連続して同一になったとき(すなわち、
商用電源からの電力の供給が停止された後、その商用電
源からの交流電圧の1周期以内)に、ISDN回線との
接続が正常に切断される。この交流電圧の1周期は、例
えば周波数50ヘルツの商用電源では20ミリ秒である
のに対し、前述のように蓄電部2からは50〜100ミ
リ秒程度の時間電力が供給されるので、この電力が供給
されている間に、ISDN回線との接続の切断を完了す
ることができる。
【0044】これにより、停電や、誤ってテレビ会議用
端末装置の電源プラグをコンセントから抜いたことや、
誤って電源スイッチを操作して電源をオフにしたことを
原因として、通信中に商用電源からの電力の供給が停止
された場合にも、ISDN回線との接続が正常に切断さ
れるので、ISDNサービスの提供の一時停止という事
態が回避されるようになる。また、蓄電部2として、新
たな部品を設けることなく、テレビ会議用端末装置内の
スイッチング電源回路にもともと設けられているコンデ
ンサ17を兼用しているので、この蓄電部2の存在によ
るコスト増や大型化は完全に防止されている。
【0045】なお、以上の例では、電源断検出部1から
の入力信号を1/3f秒毎に監視し、この1/3f秒毎
の値が3回連続して同一になったときISDN回線との
接続を切断している。しかし、これに限らず、例えばこ
の入力信号を1/4f秒毎に監視してこの1/4f秒毎
の値が4回連続して同一になったときISDN回線との
接続を切断するなど、この入力信号を1/n秒(nは2
以上の任意の整数)毎に監視し、このn回以内の回数に
亘る値の監視結果に基づいてISDN回線との接続を切
断するようにしてよい。
【0046】あるいはまた、このような電源断検出部1
からの入力信号を定期的に監視する以外の適宜の方法
で、電源からの電力の供給の停止を検出してISDN回
線との接続を切断するようにしてもよい。
【0047】また、以上の例では、テレビ会議用端末装
置内のスイッチング電源回路に設けられているコンデン
サ17を蓄電部2として兼用しているが、これに限ら
ず、蓄電部2として新たな部品を設けるようにしてもよ
い。そうした場合にも、蓄電部2は、ISDN回線との
接続を切断するのに要する僅かな時間分の電力を供給す
るもので足りるので、コスト増や大型化を招くことはな
い。
【0048】また、以上の例では、テレビ会議用端末装
置に本発明を適用しているが、ISDN回線を利用する
その他の端末装置(例えば電話機,テレビ電話機,コン
ピュータ等)にも本発明を適用してよい。また、本発明
は、以上の例に限らず、本発明の要旨を逸脱することな
く、その他様々の構成をとりうることはもちろんであ
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る請求項1に
記載のISDN端末装置によれば、通信中に電源からの
電力の供給が停止された場合に、蓄電手段から電力が供
給される間に、ISDN回線との接続が正常に切断され
る。また、蓄電手段は、ISDN回線との接続を切断す
るのに要する僅かな時間分の電力を供給するもので足り
るので、コスト増や大型化を招くこともない。したがっ
て、通信中にISDN端末装置への電力の供給が停止さ
れた場合に、その端末装置へのISDNサービスの提供
の一時停止という事態を、コスト増や大型化を招くこと
なく回避できるという効果が得られる。
【0050】また、請求項2に記載のISDN端末装置
によれば、通信中に電源からの電力の供給が停止された
後、速やかにISDN回線との接続が切断されるように
なり、蓄電手段が供給することを要する電力がその分少
なくて足りるようになるので、コスト増や大型化を一層
よく防止できるという効果が得られる。
【0051】また、請求項3に記載のISDN端末装置
によれば、蓄電手段として新たな部品を設ける必要がな
くなるので、この蓄電手段の存在によるコスト増や大型
化を完全に防止できるという効果が得られる。
【0052】次に、本発明に係る請求項4に記載のIS
DN回線との接続の切断方法によれば、通信中に電源か
らの電力の供給が停止された場合に、蓄電手段から電力
を供給させている間に、ISDN回線との接続を正常に
切断するようにしている。また、蓄電手段は、ISDN
回線との接続を切断するのに要する僅かな時間分の電力
を供給するもので足りるので、コスト増や大型化を招く
こともない。したがって、通信中にISDN端末装置へ
の電力の供給が停止された場合に、その端末装置へのI
SDNサービスの提供の一時停止という事態を、コスト
増や大型化を招くことなく回避できるという効果が得ら
れる。
【0053】また、請求項5に記載のISDN回線との
接続の切断方法によれば、通信中に電源からの電力の供
給が停止された後、速やかにISDN回線との接続を切
断できるようになり、蓄電手段に供給させることを要す
る電力がその分少なくて足りるようになるので、コスト
増や大型化を一層よく防止できるという効果が得られ
る。
【0054】また、請求項6に記載のISDN回線との
接続の切断方法によれば、蓄電手段として新たな部品を
設ける必要がなくなるので、この蓄電手段の存在による
コスト増や大型化を完全に防止できるという効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したテレビ会議用端末装置の特徴
となる部分の一例を示すブロック図である。
【図2】図1の電源断検出部1の構成の一例を示す図で
ある。
【図3】図1の蓄電部2の構成の一例を示す図である。
【図4】図1のCPU4が実行する処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図5】図1の電源断検出部1からCPU4に入力され
る信号の一例を示す図である。
【図6】テレビ会議システムの一般的な構成例を示す図
である。
【図7】
【0000】テレビ会議用端末装置の一般的な構成例を
示す図である。
【符号の説明】
1 電源断検出部、 2 蓄電部、 3 入出力制御
部、 4 CPU、 5 ROM、 6 RAM、 7,28 ISDN回線イン
ターフェース、 11 トランス、 12,17 コンデンサ、 13 インバ
ータ、 14 抵抗器、 15 シュミットトリガ回
路、 16 ブリッジ整流器、 18 定電圧回路、
21 多地点会議制御装置、 22 テレビ会議用端末
装置、 23 カメラ、 24 動画像コーデック、
25 マイクロホン、 26 音声コーデック、 27
多重・分離部、 29 ディスプレイ、 30 スピ
ーカ、 31 電源回路、 32 操作部、 33 制
御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HC05 KA23 LB03 MA06 5K037 AA08 AA10 AB07 AD01 AD02 DA04 DA08 5K101 KK07 LL03 MM04 MM05 NN06 NN07 NN14 NN18 NN22 NN25 NN43 TT01 VV01 VV03 VV04 9A001 CC04 CC06 HH34 JJ23 KK56 LL05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN回線を利用する端末装置におい
    て、 通信中に電源からの電力の供給が停止されたことを検出
    する検出手段と、 前記検出手段による前記電力の供給の停止の検出に基づ
    き、ISDN回線との接続を正常に切断する切断手段
    と、 少なくともISDN回線との接続を切断するのに要する
    時間分の電力を供給する蓄電手段とを備えたことを特徴
    とするISDN端末装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のISDN端末装置にお
    いて、 前記電源は交流電源であり、 前記検出手段は、前記電源からの交流電圧のレベルを2
    値化する手段と、該2値化した値を該交流電圧の周期の
    所定数分の1の時間毎に監視する手段と、該所定数以内
    の回数に亘る該2値化した値の監視結果に基づいて前記
    電力の供給の停止を検出する手段とを含むことを特徴と
    するISDN端末装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のISDN端末
    装置において、 前記蓄電手段として、ISDN端末装置内の電源回路に
    設けられているコンデンサが兼用されていることを特徴
    とするISDN端末装置。
  4. 【請求項4】 ISDN回線を利用する端末装置におけ
    るISDN回線との接続の切断方法において、 電源からの電力の供給が停止された後、少なくともIS
    DN回線との接続を切断するのに要する時間分の電力を
    蓄電手段から供給する第1ステップと、 通信中に前記電源からの電力の供給が停止されたことを
    検出する第2ステップと、 前記電源からの電力の供給の停止の検出に基づき、IS
    DN回線との接続を正常に切断する第3ステップとを有
    することを特徴とするISDN端末装置におけるISD
    N回線との接続の切断方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のISDN端末装置にお
    けるISDN回線との接続の切断方法において、 前記電源は交流電源であり、 前記第2ステップで、前記電源からの交流電圧のレベル
    を2値化し、該2値化した値を該交流電圧の周期の所定
    数分の1の時間毎に監視し、該所定数以内の回数に亘る
    該2値化した値の監視結果に基づいて前記電力の供給の
    停止を検出することを特徴とするISDN端末装置にお
    けるISDN回線との接続の切断方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載のISDN端末
    装置におけるISDN回線との接続の切断方法におい
    て、 前記第1ステップで、前記蓄電手段として、ISDN端
    末装置内の電源回路に設けられているコンデンサを兼用
    することを特徴とするISDN端末装置におけるISD
    N回線との接続の切断方法。
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