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JP2000292359A - 青果物の内部品質検査方法及びその装置 - Google Patents

青果物の内部品質検査方法及びその装置

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Publication number
JP2000292359A
JP2000292359A JP11097017A JP9701799A JP2000292359A JP 2000292359 A JP2000292359 A JP 2000292359A JP 11097017 A JP11097017 A JP 11097017A JP 9701799 A JP9701799 A JP 9701799A JP 2000292359 A JP2000292359 A JP 2000292359A
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JP
Japan
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light
fruits
vegetables
emitted
internal quality
Prior art date
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Pending
Application number
JP11097017A
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English (en)
Inventor
Hisaichi Shibazaki
久市 柴崎
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Publication of JP2000292359A publication Critical patent/JP2000292359A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/02Food
    • G01N33/025Fruits or vegetables

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 青果物の大きさにかかわらず、青果物の内部
品質検査を容易かつ正確に行う技術の提供。 【解決手段】 パルス光を光照射窓30を介して青果物
の試料30へ投射する光源部10と、青果物の側方に設
けられ、青果物の表面から出射される出射パルス光を検
出する受光部40と、受光部における検出レベルに応じ
て青果物の等級、内部褐変程度、鮮度等を判別する判別
部としてのオッシロスコープ60とを備え、受光部は、
投射方向に直交する平面に沿った円周上の、少なくとも
見かけの直径部分から出射される出射パルス光を受光素
子43へ選択的に入射させるための受光窓42を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、林檎など
の青果物の熟度、鮮度及び内部欠陥等の内部品質を非破
壊検査する際、青果物の大きさによって誤差が生じない
ようにした青果物の内部品質検査方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、青果物の検査では、主に収穫時期
にとれた青果物の大きさや重量及び外見的な形や色合い
によって、その青果物の熟度等の判断を行い、等級など
を決定していた。しかし、青果物の中には、熟度等の内
部品質を形や色合いなどの外見で判断することが困難な
ものが多い。
【0003】特に、ある種の林檎の完熟品は、林檎の果
芯の周辺部が、維管束に沿って透明な蜜入り部分が広が
る、いわゆる「蜜入り状態」となり、特有の香気と味覚
とを発し、高級品として好まれている。このような林檎
の蜜入り部分の量的判断(等級判別)は、抜き取り試料
を実際に切断して目視検査することにより行われてい
る。
【0004】しかし、抜き取り検査方法では、抜き取り
試料として切断された林檎はもはや商品価値が無いた
め、全ての林檎を検査することはできない。その一方
で、抜き取り試料以外の残りの林檎の熟度等が、検査試
料の熟度等と同程度である保証もない。このため、非破
壊で林檎等の青果物の内部検査を行う種々の技術が公表
されている。例えば、文献1:「特開平6−18615
9号公報」には、単一波長の光透過による林檎果実のミ
ツ症状の非破壊測定の技術が開示されている。
【0005】しかし、文献1記載の技術では、収穫直後
の新鮮な林檎に対しては、効果的に測定をすることがで
きるが、長期保存中に果芯部分や果肉の全体が褐色に変
色(褐変)した林檎に対しては、光の透過総量が極めて
少なく、正確な熟度などの判別が困難であった。その
上、林檎の果皮の色合いによって、判別に差異が生じる
という問題があった。
【0006】そこで、本発明に係る発明者は、文献2:
「特開平8−201290号公報」において、林檎の果
皮の色に影響されることなく、蜜入りの完熟状態から内
容の褐変したものまで広い範囲の熟度にわたって、その
内部品質を非破壊で正確に判別することができる技術を
開示している。
【0007】さらに、本発明者は、文献3:「特開平1
0−54794号公報」において、青果物を透過したパ
ルス光の強さを測定する技術を開示している。この技術
によれば、青果物の果皮の色に影響されることなく、青
果物の等級、内部褐変、鮮度などを非破壊で容易に判別
することができる。さらに、この技術は、光源としてパ
ルス光を用いるので、周囲光ノイズによる誤判定の危険
性が低く、周囲の照明を明るくして作業を行うことがで
きるという点で優れていた。
【0008】ところで、光パルス光の透過量は、青果物
の大きさに依存する。そこで、文献3開示の技術によれ
ば、青果物の大きさに応じて、検出したパルス光の強さ
を補正している。その結果、青果物の大きさによらず測
定誤差をなくすことができ、より正確な内部品質検査を
行うことができる。
【0009】また、文献4:「特開平6−300689
号公報」には、青果物の非接触測定方法において、光の
投射方向に対して側方で測定した吸光度を二波長規格化
した後、キャリブレーション係数により糖度などを検出
する技術が開示されている。そして、文献4開示の技術
によれば、測定に二波長を用いることにより、青果物の
大きさが異なっていても正確かつ安定した測定を行うこ
とができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
文献3開示の技術は、青果物の大きさによらずに正確な
内部検査ができる点で優れているものの、青果物の大き
さによって検出パルス光強度の補正を行う必要があり、
技術的に改良する余地があった。また、上記の文献4開
示の技術では、わざわざ測定に二波長の光を用いなけれ
ばならず、その上、二波長規格化を行ってキャリブレー
ション係数を算出しなければならなかった。このため、
装置構成が複雑となり、装置が高価になってしまうとい
った問題があった。
【0011】本発明は、上記の事情にかんがみてなされ
たものであり、青果物の大きさにかかわらず、青果物の
内部品質検査を容易かつ正確に行うことができる技術の
提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1に係る青果物の内部品質検査方法
によれば、青果物にパルス光を投射し、上記青果物の表
面から出射される出射パルス光の強さを検出し、この検
出レベルに応じて上記青果物の等級、内部褐変程度、鮮
度等を判別するにあたり、出射パルス光のうち、投射方
向に直交する平面に沿った円周上の、少なくとも見かけ
の直径部分から出射される出射パルス光の強さを検出す
る方法としてある。
【0013】青果物の表面の単位面積あたりの出射パル
ス光の強さは、青果物の大きさ(玉寸)が大きくなるほ
ど小さくなる。しかし、青果物の表面のうち、パルス光
の投射方向に直交する平面に沿った円周上の全周の明る
さの合計は、後述の実施形態で図1を参照して説明する
ように、玉寸に関係なく実質的に一定である。その結
果、この全周のうち一定の円周角で挟まれた円周部分の
明るさの合計も、玉寸に関係なく一定となる。したがっ
て、この円周部分の明るさ、すなわち、この円周部分か
ら出射される出射パルス光の強さを検出すれば、玉寸の
影響を排除した測定を行うことができる。
【0014】そこで、本発明では、見かけの直径部分か
ら出射される出力パルス光を検出する。見かけの直径の
両端と軸心とを結ぶ円周角は、玉寸によってわずかに異
なる。しかし、この円周角の誤差は小さなものであり、
実用上ほとんど問題とならない。すなわち、見かけの直
径部分から出射される出射パルス光の強さを検出するこ
とは、実用上、一定の円周角で挟まれた円周部分から出
射される出射パルス光の強さを検出することと同等であ
る。
【0015】したがって、本発明によれば、青果物の内
部品質が同じならば、検出される出射パルス光強度は、
玉寸にかかわらず実質的に同じとなる。これにより、本
発明では、青果物の大きさにかかわらず、青果物の内部
品質検査を容易かつ正確に行うことができる。
【0016】なお、玉寸の互いに異なる青果物につい
て、それぞれ一定の円周角の円周部分を個別に厳密に特
定し、その部分の出射パルス光強度を選択的に検出する
ことも可能ではある。しかし、実用上は、見かけの直径
部分からの出射パルス光強度を検出する方が遥かに容易
であり、検出精度もそれで十分である。
【0017】また、請求項2記載の発明によれば、パル
ス光を、青果物の果頂部から果柄方向へ、又はその逆向
きに投射する方法としてある。青果物は、通常、軸心に
対してほぼ対称な形状を有する。また、青果物の内部構
造も、軸心に対してほぼ対称となっている。特に、蜜入
り部分は、青果物の横断面において軸心を中心として放
射状に分布している。
【0018】したがって、花頂部又は果柄部から軸心に
沿ってパルス光を投射すれば、パルス光は、軸心を中心
として放射状に実質的に均等に散乱され、かつ、果肉を
透過して青果物の表面に到達する。その結果、青果物の
円周上の各点の明るさが実質的に均等となり、青果物の
側面のいずれの方向からでも、実質的に均一な検出結果
を得ることができる。このため、青果物の内部品質のよ
り正確な検査を行うことができる。
【0019】また、請求項3記載の発明によれば、青果
物の前記円周上の全周から出射される出射パルス光の強
さを検出する方法としてある。このように、全周からの
出射パルス光強度を検出すれば、より正確な検査の実現
を図ることができる。
【0020】また、本発明の請求項4記載の青果物の内
部品質検査装置によれば、検査位置における青果物にパ
ルス光を投射する光源部と、当該光源部の光軸に対し
て、検査位置における青果物の側方に設けられ、青果物
の表面から出射される出射パルス光を検出する受光部
と、受光部における検出レベルに応じて上記青果物の等
級、内部褐変程度、鮮度等を判別する判別部とを備え、
受光部は、出射パルス光のうち、投射方向に直交する平
面に沿った円周上の、少なくとも見かけの直径部分から
出射される出射パルス光の強さを検出する構成としてあ
る。
【0021】このような構成としてあるので、本発明に
よれば、青果物の内部品質が同じならば、検出される出
射パルス光強度は、玉寸にかかわらず実質的に同じとな
る。これにより、本発明では、青果物の大きさにかかわ
らず、青果物の内部品質検査を容易かつ正確に行うこと
ができる。
【0022】また、請求項5記載の発明によれば、受光
部は、受光素子と、出射パルス光のうち、投射方向に直
交する平面に沿った円周上の少なくとも見かけの直径部
分から出射される出射パルス光を、受光素子へ選択的に
入射させるための受光窓とにより構成してある。このよ
うに構成すれば、受光窓によって、青果物の表面のうち
受光素子から見える範囲を、見かけの直径部分を含む領
域に容易に限定することができる。
【0023】また、請求項6記載の発明によれば、受光
部は、光源部の光軸に対して、青果物の側面像を撮像す
る撮像装置と、光源部発光時の前記側面像のうち、投射
方向に直交する平面に沿った円周上の少なくとも見かけ
の直径部分を含む測定枠内の明るさを検出する画像処理
装置とにより構成してある。このように構成すれば、測
定枠内の明るさを検出することにより、青果物の表面の
うち見かけの直径部分を含む領域からの出射パルス光強
度を容易に検出することができる。
【0024】また、請求項7記載の発明によれば、青果
物を検査位置に載置すると、光源部が自動的に発光する
構成としてある。本発明では、パルス光の投射方向に対
して、側方に受光部を設けている。したがって、光源部
の上方に空間を確保することができる。このため、青果
物を検査位置に容易に載置することができる。そこで、
検査物を載置した際に、光源部が自動的に発光するよう
にすれば、極めて容易に検査を行うことができる。例え
ば、青果物を持ち替えたりせずに、片手で青果物を持っ
たまま載置するだけで容易に検査をすることができる。
【0025】なお、光源部を自動的に発光させる手段と
しては、従来公知の任意好適な方法を用いることができ
る。例えば、検査位置に押しボタンスイッチを設けてお
き、青果物を載置するとこの押しボタンスイッチが押下
されて、光源部が発光するようにすると良い。また、例
えば、検査位置における青果物の有無を監視する監視装
置を設け、この監視装置が青果物を検出すると光源部が
発光するようにしても良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。まず、本発明の基本的な
原理を図1に基づいて説明する。図1は、大きさの互い
に異なる二つの青果物を、それぞれ球体Φ1及びΦ2と
擬製した場合の縦断面図である。また、点01及び点0
2は、それぞれ球体Φ1及びΦ2の中心点である。
【0027】ここでは、図1に示すように、球体Φ1及
びΦ2の底部から中心軸Cに沿って、図面上側に向けて
パルス光を投射する。投射されパルス光は、林檎などの
青果物の内部の微細な細胞やその間隙の気泡などにより
一様に吸収及び散乱されながら、球体の表面に到達す
る。この際、このパルス光は、底部の入射端から高さH
の位置の、中心軸Cと直交する平面と球体表面との交線
である円周上に一様に到達するものとする。
【0028】したがって、この円周の全周長をL、この
円周上の点pにおけるパルス光強度(明るさ)をbとす
ると、明るさbは、全周長Lに反比例すると考えられる
ので、下記の(1)式で表される。 b=k/L…(1) ただし、kは比例定数である。
【0029】また、全周の明るさの総和Bは、下記の
(2)式で与えられる。 B=bΣ0 2π(ΔL)=b×L…(2) さらに、上記(2)式に(1)式を代入すると、下記の
(3)式となる。 B=(k/L)×L=k…(3)
【0030】したがって、上記(3)式に示すように、
全周の明るさの総和Bは、球体の大きさに関係なく、一
定値kとなる。すなわち、円周の半径をrとすると、L
=2πrであるから、Lの代わりにrを用いても上記
(3)式の比例定数kの値が変わるだけである。また、
上記(2)式に示す明るさの総和の範囲Bを全周長(0
〜2π)ではなく、一定の円周角としても、この円周角
の扇形の円周部分での明るさの総和は、球体の大きさに
関係なく一定値となる。
【0031】さらに、実用的には、一定の円周角の代わ
りに、見かけの直径を用いても、その直径の両端と円周
の中心点とを結ぶ角度は、青果物の大きさが多少違って
いても、実用上、一定角度とみなして差し支えない。こ
のため、この円周部分での明るさの総和は、事実上一定
値とみなせる。したがって、見かけの直径部分から出射
される出力パルス光を検出することにより、青果物の大
きさにかかわらず、青果物の内部品質検査を容易かつ正
確に行うことができる。
【0032】[第一実施形態]次に、図2を参照して、
本発明の第一実施形態について説明する。図2は、第一
実施形態の青果物の内部品質検査装置の構成を説明する
ための縦断面の模式図及びブロック図である。図2に示
すように、この装置は、光源部10と、絞り板21、受
光部40と、判別部としての増幅器50及びオッシロス
コープ60とにより構成されている。
【0033】この光源部10は、検査位置における青果
物等の試料3にパルス光を投射する手段である。そし
て、光源部10は、光源箱14内に配置されたランプ1
2及び反射鏡(ミラー)13と、光源箱14の開口部に
設けられた、パルス光を平行光線にするためのレンズ1
1とにより構成されている。ここで、ランプ12として
は、例えば、キセノンフラッシュ放電ランプ、パルス電
流で駆動するレーザ又は発光ダイオード、又は、ハロゲ
ン白熱電球を用いると良い。この実施形態では、15W
のキセノンフラッシュランプを用いた。
【0034】また、第一実施形態において、検査位置と
は、絞り板21の光照射窓20上に、青果物等の試料3
0を載置したときの試料30の位置をいう。なお、この
絞り板21は、光源部10が発したパルス光が、試料表
面の出射パルス光の検出部位を直接照らさないようにす
るために設けてある。出射パルス光の検出部位を投射パ
ルス光が直接照らすと、正確な検査を行うことが困難と
なるからである。
【0035】さらに、本実施形態では、開示していない
が、試料を検査位置の絞り板21上に載置すると、光源
部10が自動的に発光する構成としてある。ここでは、
絞り板21の下側に押しボタン(図示せず)を設けてお
き、青果物を絞り板21に載置すると、この押しボタン
が押下されて、光源部10が発光するようにしてある。
このように、青果物を載置した際に、光源部が自動的に
発光するようにすれば、青果物を持ち替えたりせずに、
片手で青果物を持ったまま載置するだけで容易に検査を
行うことができる。
【0036】また、青果物を載置する際には、パルス光
を、青果物の果頂部から果柄方向へ、又はその逆向きに
投射するように、青果物の花頂部又は果柄部を下側にし
て載置すると良い。このように載置すれば、青果物の軸
心に沿った方向にパルス光が投射される。その結果、青
果物の表面の円周上にほぼ均等にパルス光を到達させる
ことができる。
【0037】光源部10が発したパルス光は、光照射窓
20を介して試料30へ投射される。ここで、円形の光
照射窓20は、試料30の直径よりも小さい、直径R1
=40mmとする。試料に投射されたパルス光は、試料
内部で放射状に実質的に均等に散乱され、試料内部を透
過して試料表面に到達する。
【0038】そして、試料表面から出射された出射パル
ス光は、受光部40により検出される。受光部40は、
光源部10の光軸(図面上下方向)に対して、検査位置
における試料の側方に設けられている。このようにパル
ス光の投射方向に対して受光部40を側方に設けておけ
ば、検査位置に青果物がない場合に光源部10が発光し
ても、パルス光が受光部40を直撃することがなく、故
障の発生を抑制することができる。
【0039】第一実施形態では、受光部40は、受光箱
41の内部に配置された受光素子43と、受光箱41の
開口部としての受光窓42とにより構成されている。こ
の受光窓42は、光源部10の光軸から側方へL1=8
0mm離れた位置に配置されている。さらに、受光素子
43は、受光窓42の後方L2=100mm離れた位置
に配置されている。
【0040】ここで、図3を参照して、受光窓42と受
光素子43の配置関係について、より詳細に説明する。
図3は、図2に示した装置の、絞り板21の位置から高
さH=35mmの位置A−Aにおける横断面の模式図で
ある。図3に示すように、この受光窓42は、横に細長
いスリット形状の開口部であって、投射方向に直交する
平面に沿った円周上の少なくとも見かけの直径部分から
出射される出射パルス光を、受光素子へ選択的に入射さ
せるように配置されている。
【0041】受光素子43が受光窓42から見渡せる視
野角θは、受光素子43から受光窓42までの距離L2
と受光窓42の幅W1とによって決まる。そして、この
受光窓の幅W1は、受光窓42からL1=80mm離れ
た検出位置に載置された想定最大直径の試料の、絞り板
21から高さH=35mmの地点での見かけの直径を見
渡せるように決定する。第一実施形態では、想定最大直
径を120mmとし、受光窓42の幅をW1=75mm
とした。また、受光窓42の高さは10mmとした。
【0042】また、受光窓42には、測定対象の青果物
の種類に応じて、好適な波長を選択するフィルタを設け
ると良い。例えば、林檎を検査する場合は、林檎の果皮
の色の影響を除去するために、650nm以下の波長を
遮断する近赤外線フィルタを用いると良い。
【0043】なお、球体の試料を光照射窓20上に載置
すると、試料30は、絞り板21の光照射窓20に底部
が嵌まり込むので安定する。この際、試料30は、光照
射窓に嵌まり込む分だけ沈み込む。この沈み込みの深さ
は、試料の直径が想定最大直径120mmの場合は、
3.4mmとなり、試料の直径が想定最小直径80mm
の場合には、5.4mmとなる。したがって、想定最小
直径の試料の場合、絞り板21からH=35mmの高さ
が、おおよそ球体の赤道の位置となる。
【0044】また、試料の直径が、林檎の平均直径約9
5mmの場合には、沈み込みは4.4mmとなる。すな
わち、球体の試料の大きさによる沈み込み深さの差は、
平均直径の場合の±1mm程度以内となる。これに対し
て、通常の林檎は、同程度の大きさであっても、花頂部
には1cm程度の凹凸がある。したがって、試料の大き
さによる沈み込み深さの差は、実用上は無視できる。
【0045】そして、受光部43の検出信号は、増幅器
50で増幅されて、オッシロスコープ60へ入力され
る。そして、オッシロスコープ60において、出射パル
ス光の波形が表示される。出射パルス光強度は、この波
形の高さで表される。
【0046】また、パルス波形の高さで内部品質を判定
するにあたり、複数の比較器を設けて、自動的に判定さ
せることも可能である。この比較器においては、それぞ
れあらかじめ設定された判定レベルの値に基づいて作動
する。そして、検出されたパルス波形と判定レベルとを
比較して、例えば、林檎の蜜入り等級別に判定結果を自
動的に出力するようにしても良い。なお、判定部の構成
は、上記の文献3に開示の技術など、従来公知の任意好
適な技術を用いることができる。
【0047】次に、青果物の代わりの試料を用いた場合
の出射パルス光の検出結果について説明する。ここで
は、試料30として、林檎の果肉構造によく似た微細な
気泡を無数に含む発泡スチロールの球体を用いた。そし
て、直径70mmから120mmまで、10mm間隔の
直径の試料について出射パルス光を検出した。
【0048】まず、下記の表1に、比較例の検出結果を
示す。この比較例では、試料30の表面の一定面積の明
るさを検出した。そのため、比較例では、受光窓の形状
を直径10mmの円形とした。なお、下記の表では、光
量をオッシロスコープにおける波形の高さ(cm)で便
宜的に表している。ただし、オッシロスコープの表示感
度を、1cm当たり10mVとした。また、表示感度
は、オッシロスコープに入力される増幅後の信号強度に
より、任意好適な感度を選択すると良い。
【0049】
【表1】
【0050】上記の表1から、試料30の直径が大きく
なるほど、単位面積当たりの光量が低下していることが
分かる。この単位面積当たりの光量は、上記の(1)式
の明るさbに対応する。
【0051】次に、下記の表2に、受光窓42を幅W1
=75mmの横長のスリット形状とした場合の検出結果
を示す。ここでは、試料表面のうちの、見かけの直径を
含む帯状の領域からの出射パルス光量を検出した。な
お、この場合は、オッシロスコープの表示感度を、上記
比較例の場合の感度の10分の1に切替え、1cm当た
り100mVとした。
【0052】
【表2】
【0053】上記の表2から、試料30の大きさにかか
わらず、光量がほぼ一定であることが分かる。そして、
光量のばらつきは、4%程度であるので、光量は実質的
に一定とみなせる。したがって、青果物の内部品質が同
じならば、検出される出射パルス光強度は、玉寸にかか
わらず実質的に同じとなる。そして、オッシロスコープ
の波形の高さとして、青果物の等級、内部褐変程度、鮮
度等を判別することができる。これにより、青果物の大
きさにかかわらず、青果物の内部品質検査を容易かつ正
確に行うことができる。
【0054】[第二実施形態]次に、図4を参照して、
本発明の第二実施形態について説明する。図4は、第二
実施形態の青果物の内部品質検査装置の構成を説明する
ための横断面の模式図である。図4に示すように、試料
30の周囲に、三つの受光部40a、40b及び40c
を120°間隔で配置している。このように、三つの受
光部を配置すれば、試料30の円周上の全周から出射さ
れる出射パルス光の強さを検出することができる。その
結果、より正確な検査(例えば、蜜入り状態の検査)の
実現を図ることができる。
【0055】[第三実施形態]次に、図5を参照して、
本発明の第三実施形態について説明する。多数の林檎等
の内部品質を連続的に効率良く検査するためには、林檎
をベルトコンベアで搬送し、搬送途中の通過点で順次に
検査を行うことが望ましい。
【0056】図5は、第三実施形態の構成を説明するた
めの図であり、ベルトコンベア(図示せず)で搬送され
ている林檎を上方から見下ろした様子を示している。第
三実施形態では、図5に示すように、ベルトコンベアの
搬送方向の両側に、二つの受光部40a及び40bを互
いに向かい合わせて配置している。各受光部40a及び
40bの検出結果は、それぞれ増幅器81及び82で増
幅された後、加算器83で加算され、レベル判別部84
へ入力される。そして、レベル判別部84で内部品質を
判別する。
【0057】そして、林檎などの青果物を、中央部に光
照射窓の開口部を設けた絞り板を兼ねた搬送皿70に載
せて、中央部に開口部を有するベルトコンベアで搬送す
る。この搬送皿70の上面は、青果物に傷をつけないよ
うに柔軟なゴムシートから被せている。
【0058】また、第三実施形態では、受光部は、二つ
の受光部40a及び40b間のベルトコンベアの下側に
設置しておく。そして、搬送皿70に乗った青果物が二
つの受光部40a及び40bどうしを結ぶ光軸上にきた
ことを、光電スイッチなどで検出して、受光部を発光さ
せ、出射パルス光を検出する。なお、その発光タイミン
グなどを決定する電気回路の構成や電気信号処理技術
は、従来公知の任意好適なものを用いることができる。
【0059】[第四実施形態]次に、図6を参照して、
本発明の第四実施形態について説明する。図6は、第四
実施形態の構成を説明するための模式図である。図6に
示すように、第四実施形態では、受光部を、撮像装置と
してのビデオカメラ90と画像処理装置91とにより構
成している。
【0060】このビデオカメラ90は、光源部10の光
軸に対して、青果物30の側面像を撮像する。また、画
像処理装置91は、光源部10発光時の側面像のうち、
投射方向に直交する平面に沿った円周上の少なくとも見
かけの直径部分を含む測定枠内の明るさを検出する。な
お、画像処理装置91は、通常の画像処理コンピュータ
により容易に実現することができる。
【0061】図6では、モニター画面100に、搬送皿
像121上の林檎像130のうち、帯状の測定枠101
の部分を示す。この測定枠101の幅W2は、林檎像1
30の一定の円周上の見かけの直径部分を含むように決
定する。そして、この測定枠101内の全画素の明るさ
の総和を求めれば、上述の各実施形態と同様に、玉寸に
よらずに内部品質検査を行うことができる。
【0062】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、青果物として林檎の例を挙げて
説明したが、本発明では、青果物はこれに限定されず、
例えばメロンなどの熟度判定にも適用できる。
【0063】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、見かけの直径部分から出射される出射パルス光
の強さを検出する。このため、青果物の大きさにかかわ
らず、青果物の内部品質検査を容易かつ正確に行うこと
ができる。したがって、本発明では、内部品質検査以外
に玉寸を測定する必要がない。また、内部品質検査を玉
寸に応じて補正する必要もない。また、玉寸の測定や補
正を行う必要がないので、測定回路を簡易化することも
可能である。
【0064】また、本発明では、受光部を側方に配置す
るので、光源部と対向させて受光部を配置する制約がな
い。このため、本発明によれば、光源部の上方に受光部
を配置する場合に比べて、検査装置の設計の自由度が高
い。このため、保守が容易で作業性の高い装置を設計し
やすくなる。
【0065】特に、手動で検査する場合には、片手で青
果物を容易に検査位置に載置することができる。この場
合、青果物を載置することにより自動的に受光部を発光
させれば、青果物を片手で持ったまま次々に検査を行う
ことができ、簡易な装置で作業効率の大幅な向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な原理を説明するための模式図
である。
【図2】第一実施形態の青果物の内部品質検査装置の構
成を説明するための縦断面の模式図及びブロック図であ
る。
【図3】図2のA−Aにおける横断面の模式図である。
【図4】第二実施形態の青果物の内部品質検査装置の構
成を説明するための横断面の模式図である。
【図5】第三実施形態の青果物の内部品質検査装置の構
成を説明するための横断面の模式図及びブロック図であ
る。
【図6】第四実施形態の青果物の内部品質検査装置の構
成を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 光源部 11 レンズ 12 ランプ 13 ミラー 14 光源箱 20 光照射窓 21 絞り板 30 試料 40、40a、40b、40c 受光部 41 受光箱 42 受光窓 43 受光素子 50 増幅器 60 オッシロスコープ 70 搬送皿 81、82 増幅器 83 加算器 84 レベル判別部 90 ビデオカメラ 91 画像処理装置 100 モニター 101 測定枠 121 林檎像 131 搬送皿像

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物にパルス光を投射し、 上記青果物の表面から出射される出射パルス光の強さを
    検出し、 この検出レベルに応じて上記青果物の等級、内部褐変程
    度、鮮度等を判別するにあたり、 前記出射パルス光のうち、前記投射方向に直交する平面
    に沿った円周上の、少なくとも見かけの直径部分から出
    射される出射パルス光の強さを検出することを特徴とす
    る青果物の内部品質検査方法。
  2. 【請求項2】 前記パルス光を、前記青果物の果頂部か
    ら果柄方向へ、又はその逆向きに投射することを特徴と
    する請求項1記載の青果物の内部品質検査方法。
  3. 【請求項3】 前記青果物の前記円周上の全周から出射
    される出射パルス光の強さを検出することを特徴とする
    請求項1又は2記載の青果物の内部品質検査方法。
  4. 【請求項4】 検査位置における青果物にパルス光を投
    射する光源部と、 当該光源部の光軸に対して、前記検査位置における青果
    物の側方に設けられ、前記青果物の表面から出射される
    出射パルス光を検出する受光部と、 前記受光部における検出レベルに応じて上記青果物の等
    級、内部褐変程度、鮮度等を判別する判別部とを備え、 前記受光部は、前記出射パルス光のうち、前記投射方向
    に直交する平面に沿った円周上の、少なくとも見かけの
    直径部分から出射される出射パルス光の強さを検出する
    ことを特徴とする青果物の内部品質検査装置。
  5. 【請求項5】 前記受光部は、 受光素子と、 前記出射パルス光のうち、前記投射方向に直交する平面
    に沿った円周上の少なくとも見かけの直径部分から出射
    される出射パルス光を、前記受光素子へ選択的に入射さ
    せるための受光窓とにより構成されていることを特徴と
    する請求項4記載の青果物の内部品質検査装置。
  6. 【請求項6】 前記受光部は、 前記光源部の光軸に対して、前記青果物の側面像を撮像
    する撮像装置と、 前記光源部発光時の前記側面像のうち、前記投射方向に
    直交する平面に沿った円周上の少なくとも見かけの直径
    部分を含む測定枠内の明るさを検出する画像処理装置と
    により構成されていることを特徴とする請求項4記載の
    青果物の内部品質検査装置。
  7. 【請求項7】 前記青果物を前記検査位置に載置する
    と、前記光源部が自動的に発光することを特徴とする請
    求項4、5又は6記載の青果物の内部品質検査装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098106A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd 青果物の内部品質評価装置
CN103389275A (zh) * 2013-08-02 2013-11-13 中国农业科学院农产品加工研究所 一种测定果肉褐变度的方法
JP2017215145A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 ヤンマー株式会社 内部品質判定システム
CN115015495A (zh) * 2022-06-02 2022-09-06 中国农业大学 一种生长中球形果蔬品质动态近距离微型智能感知器
US11724286B2 (en) 2013-11-01 2023-08-15 Tomra Sorting Nv Method and apparatus for detecting matter

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