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JP2000277550A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Publication number
JP2000277550A
JP2000277550A JP8201499A JP8201499A JP2000277550A JP 2000277550 A JP2000277550 A JP 2000277550A JP 8201499 A JP8201499 A JP 8201499A JP 8201499 A JP8201499 A JP 8201499A JP 2000277550 A JP2000277550 A JP 2000277550A
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JP
Japan
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substrate
transfer mold
cut
mold resin
semiconductor device
Prior art date
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Pending
Application number
JP8201499A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshie Noguchi
淑恵 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8201499A priority Critical patent/JP2000277550A/ja
Publication of JP2000277550A publication Critical patent/JP2000277550A/ja
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    • H01L24/97Batch processes at chip-level, i.e. with connecting carried out on a plurality of singulated devices, i.e. on diced chips the devices being connected to a common substrate, e.g. interposer, said common substrate being separable into individual assemblies after connecting
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  • Power Engineering (AREA)
  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上にチップを搭載後、信頼性の得られる
樹脂によってこれを封止し、基板の捨てしろが極力小さ
くなるように個片化し、個片化した半導体装置が散乱し
ないように安定に保持することを目的とする。 【解決手段】 樹脂封止にトランスファーモールド樹脂
を用い、チップは基板上に製品外形に相当するピッチで
配置して、樹脂封止後、樹脂表面側に粘着テープを貼り
付ける。その後、製品外形の外周に相当する領域におい
て、基板側から、わずかな樹脂の厚みを残してレーザ照
射によって切断を行い、残りの厚みは粘着テープ側から
レーザ切断溝を押すように力を加え、ブレイクして個片
化する。粘着テープの外周を引き伸ばして、個片化され
た半導体装置が粘着テープに安定に保持された状態でピ
ックアップ、パレタイジングなどのハンドリング処理を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に関し、さらに詳しくは、1 枚の基板上に
作り付けられた複数個のCSP(Chip Scale Package)
などの小型の半導体装置の製造方法と、半導体装置の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LSIパッケージの小型化、薄膜化を狙
いとして、LSIのベア・チップとほとんど同じ外形サ
イズにまでパッケージを小型化したCSPが、LSIメ
ーカ各社で各種タイプ開発されている。特に、基板にチ
ップをワイヤボンディングやフリップチップボンディン
グ等で接続し、チップを樹脂封止した後、チップ間を切
り離し、個片化するCSPの製造方法が良く知られてい
る。
【0003】樹脂封止後、チップ間を切り離すことで個
片化する場合、基板上のチップ間ピッチと製品外形サイ
ズを同じにすることが、最も効率的な基板の使用法とな
る。また、基板毎に一括して樹脂封止するために、製品
毎に必要であったトランスファーモールド用金型やポッ
ティング用ダムは不要となり、製造コストの低減にもつ
ながる。
【0004】例えば、特開平9−36151号公報に見
られるように、基板上に搭載した複数個のチップをワイ
ヤで配線パターンと接続し、基板および複数個のチップ
上面全体に一様にポッティング樹脂を充填して樹脂封止
した後、ダイシングソーまたはレーザービームにより各
製品毎に切り出し、切り出された外表面を研削すること
により、コストを低く抑えたCPS製造方法を提供して
いた。
【0005】しかしながら、ポッティング樹脂は高流動
特性を確保するために含有材質が限定されており、高流
動特性が不要であるトランスファーモールド樹脂に比べ
て、信頼性の向上が難しいことが、一般に知られてい
る。ところが、トランスファーモールド樹脂は、ポッテ
ィング樹脂に比べてシリカ(SiO2 )の含有率が高い
ため、ダイシングソーによる切断を行った場合、刃の磨
耗がより短時間で発生するという問題があった。
【0006】また、被切断物に接触することなく切断す
ることができるレーザービームで樹脂封止がなされた被
処理基板を切断した場合は、部品の磨耗等は発生しない
が、切断によって切り離された製品がばらばらに散乱す
るために、ピックアップ、パレタイジングなどの処理で
の安定したハンドリングが困難であった。さらに、切断
によって切り出された半導体装置の外形表面を製品毎に
研削するのは、ハンドリングも困難であり、かつ、処理
時間も長くかかってしまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、信頼性を
より確保しやすいトランスファーモールド樹脂を用いて
チップを樹脂封止するタイプの半導体装置を得る際に、
レーザを用いて半導体装置の個片化を行ったとしても、
切り出された半導体装置がばらばらに散乱することがな
く、チップを搭載する基板面積を有効利用でき、低コス
トで安定な技術を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による半導体装
置の製造方法は、基板上に半導体基板の製品外形寸法に
相当するピッチで複数個のチップを搭載する工程、上記
チップが搭載された被処理基板上にトランスファーモー
ルド樹脂を導入し、上記チップを一括して樹脂封止する
工程、上記被処理基板の上記トランスファーモールド樹
脂側の表面に粘着シートを貼り付ける工程、上記被処理
基板の製品外形の外周に相当する領域に対し、上記トラ
ンスファーモールド樹脂に吸収されやすいレーザビーム
を、上記基板側から照射し、上記基板と上記トランスフ
ァーモールド樹脂の大部分の厚みを切断する工程、上記
レーザビームの照射による上記被処理基板の切断におい
て、切断されずに残された上記トランスファーモールド
樹脂をブレイクして、上記被処理基板を個片化する工程
を含むものである。
【0009】また、この発明による半導体装置の製造方
法は、上記の製造方法において、レーザビームによる被
処理基板の切断の後、切断されずに残った製品外形の外
周に相当する領域のトランスファーモールド樹脂の膜厚
は、ブレイクによって切断可能な膜厚とするものであ
る。
【0010】さらに、この発明による半導体装置に製造
方法は、上記の製造方法において、レーザビームによる
被処理基板の切断の後、切断されずに残った製品外形の
外周に相当する領域のトランスファーモールド樹脂をダ
イシングソーを用いて切断するものである。
【0011】また、この発明による半導体装置の製造方
法は、上記の製造方法において、レーザービームによる
被処理基板の切断の後、個片化するまでに、上記レーザ
ービームによる加工面に化学研磨処理を施すものであ
る。
【0012】さらに、この発明による半導体装置は、基
板上に1つのチップが搭載され、トランスファーモール
ド樹脂により樹脂封止された半導体装置において、上記
基板の平面寸法よりも上記トランスファーモールド樹脂
の平面寸法の方が大きく形成されているものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1について図1〜図2を用いて説明する。図1は、
この発明による個片化された半導体装置の断面図であ
り、基板3上に1つのチップ2を搭載してワイヤ1によ
って両者を接続し、チップをトランスファーモールド樹
脂4によって樹脂封止されたものを示している。さら
に、基板1のチップ2が搭載されていない側の面には、
はんだボール5が配置形成されている。
【0014】さらに、図1に示すように、個片化された
半導体装置の外形の平面寸法は、トランスファーモール
ド樹脂4の基板3と接着されていない側の寸法でL1と
なっているとすると、基板3の外形寸法はL1よりも小
さな値のL2となっており、同じ半導体装置を異なる断
面から見た場合においても、同様の関係が成り立ってい
る。このように、1つの半導体装置の樹脂面と基板面と
でその寸法に差が生じるのは、その製造方法に関係して
おり、トランスファーモールド樹脂4によってチップ2
を樹脂封止した後で、基板3側からこの製造過程にある
被処理基板に対してレーザビームを用いて、その厚みの
大部分を切断することに起因している。
【0015】次に、図1に示すようなトランスファーモ
ールド樹脂4を用いて樹脂封止した半導体装置の製造方
法について、図2を用いて説明する。まず、図2(a)
に示すように、一続きの基板3a上に複数個のチップ2
を、外形寸法L1に相当するピッチPの間隔をおいて配
置し、ワイヤ1によって基板3aとの接続を行う。
【0016】その後、図2(b)に示すように、トラン
スファーモールド樹脂4を用いて、基板3a上に配置さ
れた複数個のチップ2を一括して樹脂封止する。この樹
脂封止工程において、含有材質が樹脂封止に適している
トランスファーモールド樹脂を用いることによって、ポ
ッティング樹脂を用いたの場合よりも、信頼性を向上さ
せることができる。
【0017】次に、図2(c)に示すように、製造過程
にある被処理基板の表裏が反対となるようにひっくり返
し、裏側となるトランスファーモールド樹脂4の表面を
粘着テープ6の上面に押し付け、貼り付ける。この粘着
テープ6は、通常のダイシングテープを用いる。なお、
図2(b)に示す製造工程までは、チップ2が搭載され
る基板3aの面を上側として図示したが、この図2
(c)以降の工程では、粘着テープ6との貼り付けの作
業容易性等、接着安定性を考慮して、基板3aのチップ
が搭載されていない面を上側として図示する。
【0018】その後、図2(d)の図中に示す点線領
域、つまり1つの半導体装置の外形寸法の外周に相当す
る領域に対して、基板3a側の方向からレーザビームを
照射し、基板3aを切断して個片化された基板3とし、
続いてさらにトランスファーモールド樹脂4に対してレ
ーザビームによる切断を行い、その大部分の厚みを切断
する。図中の矢印を示す符号7は、レーザビーム照射方
向を示しており、符号7aはレーザ切断溝を示してい
る。
【0019】切断に用いるレーザビームは、トランスフ
ァーモールド樹脂に対する吸収の大きなものが適してお
り、加工速度を確保するためには出力の大きなものが好
ましい。例えば、炭酸ガスレーザが適している。ただ
し、トランスファーモールド樹脂に吸収されやすい波長
は、粘着テープ6をも加工しやすいため、レーザビーム
による切断では、トランスファーモールド樹脂4の大部
分の厚さを切断するにとどめ、わずかに切断されずに残
った厚みについては、その後のブレイク等の方法によっ
て切断を行う。レーザによって切断せずに残すトランス
ファーモールド樹脂の厚みは、ブレイクによって製品に
ダメージを加えることなく切断できる厚みとする。
【0020】言うまでもないが、レーザビームによる切
断において、高精度な制御が可能である場合、粘着テー
プ6にダメージを与えずに、トランスファーモールド樹
脂4を完全に切断することができれば、その後のブレイ
ク等による切断工程は省略することができる。
【0021】次に、図2(e)に示すように、被処理基
板のレーザ切断によって半導体装置外形寸法の外周に相
当する領域に形成された溝の下側から押し上げるように
力を加える。つまり、粘着テープ6の裏面側の図中の矢
印8a〜8cで示すブレイク方向に沿ってレーザ切断溝
7aを押し上げるよう力を加え、レーザ加工によっては
切断されずに残っているトランスファーモールド樹脂4
の厚みをブレイクし、半導体装置を個片化する。なお、
ブレイクは、例えば、8a、8b、8cの順に複数回に
分けて行うことも可能であり、また、複数の個所に対し
て同時に力を加えて行うことも可能である。
【0022】その後、図2(f)に示すように、粘着テ
ープ6を周囲に引き伸ばして広げ、個片化された半導体
装置間の間隔を広げ、ピックアップ、パレタイジングな
どの処理を行う。図中において、符号9は粘着テープ引
き伸ばし方向を示している。このように、ブレイクによ
って半導体装置の個片化を行った後においても、半導体
装置が粘着テープ6によって接着された状態であり、ば
らばらに散乱してしまうことを抑制でき、安定に保持す
ることが可能となる。
【0023】また、このような製造方法に従って、半導
体装置を製造した場合、一続きの基板3aの捨てしろを
極力小さくでき、基板3aを効率良く使用することが可
能となる。さらに、樹脂封止に用いるモールド金型の共
有化ができることもあり、製造コストを下げることがで
きる。また、粘着テープ6に付着した状態で個片化後の
製品を保持できるため、個片化後の工程のハンドリング
を安定に行うことができる。
【0024】さらに、レーザ照射時、レーザ加工面に対
してエアー、例えば窒素などの基体や、水などの液体を
噴き付けて、レーザ加工によって生じる加工ススを除去
しながら加工しても良いことは言うまでもない。図2に
おいては、図中にはんだボール5の記載を省略している
が、はんだボール5が所定位置に配置形成されていて
も、同様の処理によって個片化することが可能である。
【0025】なお、図2(c)に示す工程において、被
処理基板のトランスファーモールド樹脂4の表面と粘着
テープ6とを貼り付ける工程では、樹脂面を下側にし
て、粘着テープ6の上面に載せるように貼り付ける例を
示したが、被処理基板の重さと粘着テープ6の粘着力と
を勘案し、被処理基板の重さに対して粘着力が十分な大
きさになる場合は、被処理基板の樹脂面を上にしたまま
で、粘着テープ6の粘着面を上側から押しつけるように
被せて、両者を接着し、その後の個片化工程に移行する
ことも可能である。
【0026】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について図3を用いて説明する。図3(a)は、実
施の形態1での、レーザビームによる被処理基板の切断
を行った際の、レーザ切断溝7aを中心とする拡大断面
図である。この図に示すように、レーザビームによっ
て、一続きの基板3aを切断して外形寸法L2に相当す
る平面寸法の基板3aとし、さらにトランスファーモー
ルド樹脂4aに対しても切断を行って、レーザ切断溝7
aを形成した場合、切断面には炭化物10が付着し、レ
ーザ加工面を汚染した状態となっている。
【0027】そこで、レーザビームによる切断を行った
後、図3(b)に示すように、被処理基板のレーザ切断
溝7aにエッチング液などの化学研磨液11を注入して
加工面に付着した炭化物10および加工面を化学研磨す
る。その後、洗浄することによって、図3(c)に示す
ように、レーザ加工を施した箇所は、外形表面の汚染物
が除去され、清浄な状態となる。
【0028】化学研磨液11は、レーザ切断溝7aのみ
に接触するように注入されるため、製品その他の場所に
は何ら影響を与えることは無く、また必要な研磨液も少
量ですむ。なお、図3では、粘着テープ6の記載を省略
している。このように、製品をばらばらにしていない状
態で、一括してレーザ加工面の研磨を行うことができ、
容易に低コストで、外形表面を清浄にすることが可能と
なる。
【0029】また、化学研磨後に、粘着シート6に被処
理基板を貼り付け、レーザ加工によって切断されずに残
ったトランスファーモールド樹脂の厚みをブレイクして
から洗浄するという方法を採ることも可能である。
【0030】実施の形態3.実施の形態1および実施の
形態2においては、被処理基板を構成する一続きの基板
3a側からレーザビームを照射することによって、トラ
ンスファーモールド樹脂4aのわずかな厚みを残してそ
のほとんどの厚みを切断し、その後、ブレイクによっ
て、残された厚みを切断するという方法を示した。しか
し、ブレイク以外に、ダイシングソーを用いて、トラン
スファーモールド樹脂4aのわずかな厚みを切断して個
片化することも可能である。
【0031】従来の技術において説明したように、トラ
ンスファーモールド樹脂はポッティング樹脂よりもシリ
カが多く含有されているため、すべての厚みをダイシン
グソーによって切断しようとした場合に、刃の磨耗が大
きいという問題があったが、レーザビームによる被処理
基板の切断後に、残されたわずかなトランスファーモー
ルド樹脂4aの厚みを切断する程度であれば、刃の磨耗
は少なく、刃の交換サイクルを長期間に設定することが
可能であり、この問題は解決することが可能である。
【0032】ダイシングソーを用いて個片化した半導体
装置を得た場合においても、粘着テープによって接着さ
れているために製品の散乱を抑制することができ、安定
したハンドリング操作が可能となる。また、先述の実施
の形態と同様に、基板3aの捨てしろを少なくできると
いう効果があることも言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】この発明による半導体装置の製造方法に
よれば、トランスファーモールド樹脂を用いて樹脂封止
した小型の半導体装置を低コストで製造できる。また、
樹脂封止にトランスファーモールド樹脂を用いているた
め、ポッティング樹脂を用いた場合よりも、その材質の
相違のために信頼性を確保することができる。
【0034】さらに、一続きの基板上に配置された複数
個のチップに対して一括に樹脂封止を行った後、樹脂表
面を粘着テープに貼り付けた後に、レーザビームによる
切断と、ブレイク、ダイシングソーのいずれかによる切
断とを組み合わせて個片化を行うため、個片化後の半導
体装置がばらばらに散乱せずに粘着テープに接着された
状態となる。従って、個片化後も安定したハンドリング
処理を行うことができるとともに、基板の捨てしろを極
力小さく抑制できる。
【0035】また、この発明による半導体装置の製造方
法は、被処理基板に対して、レーザビームによる切断を
行った後、この加工処理によって生じた炭化物を化学研
磨処理によって除去する工程を含んでおり、レーザ加工
面を清浄にすることが可能となる。
【0036】さらに、この発明による半導体装置は、上
記のようにトランスファーモールド樹脂によって封止を
行った被処理基板に対して、基板側からレーザビームに
よる切断と、ブレイク、ダイシングソーのいずれかによ
る切断とを組み合わせて個片化を行うという製造方法に
よって製造されるため、基板の平面寸法よりも上記トラ
ンスファーモールド樹脂の平面寸法の方が大きく形成さ
れた状態となる。よって、基板の効率的な利用が可能と
なるため、低コストな製造が可能である。また、ポッテ
ィング樹脂を用いた場合よりも、製品の信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による個片化された
半導体装置の断面を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による半導体装置の
製造方法を工程順に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
製造方法を工程順に示す図である。
【符号の説明】
1. ワイヤ、 2. チップ、 3、3a. 基板、4、4
a. トランスファーモールド樹脂、 5. はんだボー
ル、6. 粘着テープ、7. レーザビーム照射方向、 7
a. レーザ切断溝、8a〜8c. ブレイク方向、9. 粘
着テープ引き伸ばし方向、10. 炭化物、 11. 化学
研磨液。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に半導体装置の製品外形寸法に相
    当するピッチで複数個のチップを搭載する工程、上記チ
    ップが搭載された被処理基板上にトランスファーモール
    ド樹脂を導入し、上記チップを一括して樹脂封止する工
    程、上記被処理基板の上記トランスファーモールド樹脂
    側の表面に粘着シートを貼り付ける工程、上記被処理基
    板の製品外形の外周に相当する領域に対し、上記トラン
    スファーモールド樹脂に吸収されやすいレーザビーム
    を、上記基板側から照射し、上記基板と上記トランスフ
    ァーモールド樹脂の大部分の厚みを切断する工程、上記
    レーザビームの照射による上記被処理基板の切断におい
    て、切断されずに残された上記トランスファーモールド
    樹脂をブレイクして、上記被処理基板を個片化する工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 レーザビームによる被処理基板の切断の
    後、切断されずに残った製品外形の外周に相当する領域
    のトランスファーモールド樹脂の膜厚は、ブレイクによ
    って切断可能な膜厚とすることを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 レーザビームによる被処理基板の切断の
    後、切断されずに残った製品外形の外周に相当する領域
    のトランスファーモールド樹脂をダイシングソーを用い
    て切断することを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 レーザービームによる被処理基板の切断
    の後、個片化するまでに、上記レーザービームによる加
    工面に化学研磨処理を施すことを特徴とする請求項1記
    載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 基板上に1つのチップが搭載され、トラ
    ンスファーモールド樹脂により樹脂封止された半導体装
    置において、上記基板の平面寸法よりも上記トランスフ
    ァーモールド樹脂の平面寸法の方が大きく形成されてい
    ることを特徴とする半導体装置。
JP8201499A 1999-03-25 1999-03-25 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2000277550A (ja)

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