JP2000271464A - プラネタリー撹拌混合機 - Google Patents
プラネタリー撹拌混合機Info
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- JP2000271464A JP2000271464A JP2000008416A JP2000008416A JP2000271464A JP 2000271464 A JP2000271464 A JP 2000271464A JP 2000008416 A JP2000008416 A JP 2000008416A JP 2000008416 A JP2000008416 A JP 2000008416A JP 2000271464 A JP2000271464 A JP 2000271464A
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- rotation
- revolution
- driving device
- stirring shaft
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 公転部材と撹拌軸を別々の駆動装置で回転
し、撹拌軸の自転数又は自公転比等が設定値になるよう
駆動装置の回転数を制御し、被撹拌物質の性質に応じた
撹拌性能の最適化を正確且つ容易に行う。ユーザーが特
異点を避けて撹拌するように対策を施す。 【解決手段】 フレーム1に回転可能に支持した公転部
材2と、公転部材の回転中心からオフセットして公転部
材に回転可能に支持した撹拌軸3と、フレームに設け、
公転部材を回転させる公転用駆動装置4と、フレームに
設け、伝動機構を介して撹拌軸を回転させる自転用駆動
装置8と、撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が
設定値になるように公転用駆動装置及び自転用駆動装置
を制御する制御装置12とを備えたプラネタリー撹拌混
合機。自公転比の設定値が整数とされたときに、警報を
発する警報装置24又はその設定を無効とする補正装置
25を備える。
し、撹拌軸の自転数又は自公転比等が設定値になるよう
駆動装置の回転数を制御し、被撹拌物質の性質に応じた
撹拌性能の最適化を正確且つ容易に行う。ユーザーが特
異点を避けて撹拌するように対策を施す。 【解決手段】 フレーム1に回転可能に支持した公転部
材2と、公転部材の回転中心からオフセットして公転部
材に回転可能に支持した撹拌軸3と、フレームに設け、
公転部材を回転させる公転用駆動装置4と、フレームに
設け、伝動機構を介して撹拌軸を回転させる自転用駆動
装置8と、撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が
設定値になるように公転用駆動装置及び自転用駆動装置
を制御する制御装置12とを備えたプラネタリー撹拌混
合機。自公転比の設定値が整数とされたときに、警報を
発する警報装置24又はその設定を無効とする補正装置
25を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレームに対して
撹拌具が、その回転中心からオフセットして設けた軸の
まわりに回転する(以下、公転するという)と共に、自
ら回転する(以下、自転するという)ことにより、被撹
拌物質を撹拌するようにした撹拌混合機の技術分野に属
し、特に、撹拌具の自転及び公転をそれぞれ別々の駆動
装置により行わせるようにしたプラネタリー撹拌混合機
に関する。
撹拌具が、その回転中心からオフセットして設けた軸の
まわりに回転する(以下、公転するという)と共に、自
ら回転する(以下、自転するという)ことにより、被撹
拌物質を撹拌するようにした撹拌混合機の技術分野に属
し、特に、撹拌具の自転及び公転をそれぞれ別々の駆動
装置により行わせるようにしたプラネタリー撹拌混合機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラネタリー撹拌混合機
として、例えば図6に示すように、フレーム91に公転
部材92を回転可能に支持し、この公転部材92に撹拌
軸93を公転部材92の回転中心からオフセットして回
転可能に支持し、フレーム91に切った内歯ギヤ94に
撹拌軸93のギヤ95を噛合し、公転部材92をモータ
等の駆動装置(図示省略)により回転させることによ
り、撹拌軸93に取り付けた撹拌具(図示省略)が容器
(図示省略)のなかで自転すると共に公転して、容器に
入れた被撹拌物質を撹拌し、これを混合するようにした
ものが知られている。
として、例えば図6に示すように、フレーム91に公転
部材92を回転可能に支持し、この公転部材92に撹拌
軸93を公転部材92の回転中心からオフセットして回
転可能に支持し、フレーム91に切った内歯ギヤ94に
撹拌軸93のギヤ95を噛合し、公転部材92をモータ
等の駆動装置(図示省略)により回転させることによ
り、撹拌軸93に取り付けた撹拌具(図示省略)が容器
(図示省略)のなかで自転すると共に公転して、容器に
入れた被撹拌物質を撹拌し、これを混合するようにした
ものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
プラネタリー撹拌混合機を導入した場合、ユーザーによ
り、被撹拌物質に最適な運転状態を探る作業が進められ
る。その最適化の手法としては、例えば撹拌軸93が公
転する回転数(以下、公転数という)及び撹拌軸93が
自転する回転数(以下、自転数という)をそれぞれ変え
て探っていく方法と、自転数を公転数で割った比率(以
下、自公転比という)を変えて探っていく方法などがあ
る。しかし、このようなプラネタリー撹拌混合機では、
内歯ギヤ94と撹拌軸93のギヤ95とのギヤ比から自
公転比が決定され、これが固定した値となる。また、公
転部材92と撹拌軸93の相対的な回転方向が固定され
ており、図の場合には軸方向にみて互いに逆向きにしか
回転しない。そのため、被撹拌物質の性質に応じて撹拌
性能を最適化することは難しい。
プラネタリー撹拌混合機を導入した場合、ユーザーによ
り、被撹拌物質に最適な運転状態を探る作業が進められ
る。その最適化の手法としては、例えば撹拌軸93が公
転する回転数(以下、公転数という)及び撹拌軸93が
自転する回転数(以下、自転数という)をそれぞれ変え
て探っていく方法と、自転数を公転数で割った比率(以
下、自公転比という)を変えて探っていく方法などがあ
る。しかし、このようなプラネタリー撹拌混合機では、
内歯ギヤ94と撹拌軸93のギヤ95とのギヤ比から自
公転比が決定され、これが固定した値となる。また、公
転部材92と撹拌軸93の相対的な回転方向が固定され
ており、図の場合には軸方向にみて互いに逆向きにしか
回転しない。そのため、被撹拌物質の性質に応じて撹拌
性能を最適化することは難しい。
【0004】そこで、撹拌軸と公転部材との間の連動関
係を断ち切ると共に、撹拌軸を自転用駆動装置により、
また公転部材を公転用駆動装置により別々に回転させる
ようにし、各駆動装置の回転数を適宜調整することによ
り、撹拌性能を最適化することが考えられる。
係を断ち切ると共に、撹拌軸を自転用駆動装置により、
また公転部材を公転用駆動装置により別々に回転させる
ようにし、各駆動装置の回転数を適宜調整することによ
り、撹拌性能を最適化することが考えられる。
【0005】その場合、自転数を変えて撹拌性能を最適
化する作業には次の問題がある。すなわち、撹拌軸の自
転数は、公転部材から観た回転数ではなくフレームから
観たときの回転数のことであるが、撹拌軸は公転部材に
その回転中心からオフセットして支持される関係上、公
転部材の回転数や回転方向の影響を受けて回転するの
で、自転数は自転用駆動装置の回転数と一致せず、とき
としてこれらの回転方向が逆になることさえある。一
方、撹拌性能の最適化はフレームに対して静止している
被撹拌物質を如何に撹拌できるかが問題となる。そのた
め、自転用駆動装置の回転数を目安にして被撹拌物質に
最適な運転状態を探っていっても、それは撹拌軸の自転
数を想定して専ら勘に頼って行う作業でしかなく、撹拌
性能を最適化するには困難な作業であり、また正確さに
欠けるものとなる。
化する作業には次の問題がある。すなわち、撹拌軸の自
転数は、公転部材から観た回転数ではなくフレームから
観たときの回転数のことであるが、撹拌軸は公転部材に
その回転中心からオフセットして支持される関係上、公
転部材の回転数や回転方向の影響を受けて回転するの
で、自転数は自転用駆動装置の回転数と一致せず、とき
としてこれらの回転方向が逆になることさえある。一
方、撹拌性能の最適化はフレームに対して静止している
被撹拌物質を如何に撹拌できるかが問題となる。そのた
め、自転用駆動装置の回転数を目安にして被撹拌物質に
最適な運転状態を探っていっても、それは撹拌軸の自転
数を想定して専ら勘に頼って行う作業でしかなく、撹拌
性能を最適化するには困難な作業であり、また正確さに
欠けるものとなる。
【0006】本発明はこのような点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、公転部材と撹拌
軸を別々の駆動装置で回転させると共に、撹拌軸の自転
数又は自公転比等が設定値になるように駆動装置の回転
数を制御することにより、被撹拌物質の性質に応じた撹
拌性能の最適化を正確且つ容易に行えるようにすること
にある。
ものであり、その目的とするところは、公転部材と撹拌
軸を別々の駆動装置で回転させると共に、撹拌軸の自転
数又は自公転比等が設定値になるように駆動装置の回転
数を制御することにより、被撹拌物質の性質に応じた撹
拌性能の最適化を正確且つ容易に行えるようにすること
にある。
【0007】ところで、従来のプラネタリー撹拌混合機
では容器のなかに撹拌具が通過しない領域ができて、被
混合物に混ぜむらが生じることがあった。このような特
異点で撹拌することを避けるため、発明者らは、設計段
階で内歯ギヤ94や撹拌軸93のギヤ95の歯数を変え
て混合機の運転を繰り返し行い、撹拌具が容器のなかを
まんべんなく掻くように設定してから混合機を出荷する
ことを行ってきた。
では容器のなかに撹拌具が通過しない領域ができて、被
混合物に混ぜむらが生じることがあった。このような特
異点で撹拌することを避けるため、発明者らは、設計段
階で内歯ギヤ94や撹拌軸93のギヤ95の歯数を変え
て混合機の運転を繰り返し行い、撹拌具が容器のなかを
まんべんなく掻くように設定してから混合機を出荷する
ことを行ってきた。
【0008】本発明は、自公転比を可変にできるように
したことに伴い、ユーザーがこのような特異点を避けて
撹拌するように対策を施して、被混合物に混ぜむらが生
じることを防止することを更なる目的としている。その
場合、発明者らは、このような特異点が、自転数を公転
数で割った比率である自公転比の設定値が整数となると
きであることを突き止めて対策を講じたものである。
したことに伴い、ユーザーがこのような特異点を避けて
撹拌するように対策を施して、被混合物に混ぜむらが生
じることを防止することを更なる目的としている。その
場合、発明者らは、このような特異点が、自転数を公転
数で割った比率である自公転比の設定値が整数となると
きであることを突き止めて対策を講じたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のプラネタリー撹拌混合機は、フレームに
回転可能に支持された公転部材と、公転部材の回転中心
からオフセットして公転部材に回転可能に支持された撹
拌軸と、フレームに設けられ、公転部材を回転させる公
転用駆動装置と、フレームに設けられ、伝動機構を介し
て撹拌軸を回転させる自転用駆動装置と、撹拌軸の自転
数又はそれに関連する状態量が設定値になるように公転
用駆動装置及び自転用駆動装置を制御する制御装置とを
備えたことを特徴としている。
め、請求項1のプラネタリー撹拌混合機は、フレームに
回転可能に支持された公転部材と、公転部材の回転中心
からオフセットして公転部材に回転可能に支持された撹
拌軸と、フレームに設けられ、公転部材を回転させる公
転用駆動装置と、フレームに設けられ、伝動機構を介し
て撹拌軸を回転させる自転用駆動装置と、撹拌軸の自転
数又はそれに関連する状態量が設定値になるように公転
用駆動装置及び自転用駆動装置を制御する制御装置とを
備えたことを特徴としている。
【0010】このプラネタリー撹拌混合機では、公転用
駆動装置が公転部材を回転させ、自転用駆動装置が撹拌
軸を回転させるが、撹拌軸が公転部材の回転中心からオ
フセットしているので、撹拌軸の自転数は自転用駆動装
置の回転数と一致しない。その場合、制御装置により撹
拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値になる
ように公転用駆動装置及び自転用駆動装置が制御される
ので、作業性を大幅に向上させながら、被撹拌物質の性
質に応じた撹拌性能の最適化が正確且つ容易に行われ
る。
駆動装置が公転部材を回転させ、自転用駆動装置が撹拌
軸を回転させるが、撹拌軸が公転部材の回転中心からオ
フセットしているので、撹拌軸の自転数は自転用駆動装
置の回転数と一致しない。その場合、制御装置により撹
拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値になる
ように公転用駆動装置及び自転用駆動装置が制御される
ので、作業性を大幅に向上させながら、被撹拌物質の性
質に応じた撹拌性能の最適化が正確且つ容易に行われ
る。
【0011】請求項2のプラネタリー撹拌混合機は、請
求項1記載のプラネタリー撹拌混合機において、自転数
を公転数で割った比率である自公転比の設定値が整数と
されたときに、警報を発する警報装置又はその設定を無
効とする補正装置を備えている。
求項1記載のプラネタリー撹拌混合機において、自転数
を公転数で割った比率である自公転比の設定値が整数と
されたときに、警報を発する警報装置又はその設定を無
効とする補正装置を備えている。
【0012】自公転比が整数であれば撹拌具は1公転ご
とに同じ軌跡を辿り、容器のなかに撹拌具が通過しない
領域ができる。しかし、請求項2のようにすれば、自公
転比の設定値が整数となることが避けられるので、容器
のなかで撹拌具は1公転ごとに軌跡を少しずつずらして
移動してゆき、容器のなかに撹拌具が通過しない領域が
できにくくなり、被混合物に混ぜむらが生じにくい。
とに同じ軌跡を辿り、容器のなかに撹拌具が通過しない
領域ができる。しかし、請求項2のようにすれば、自公
転比の設定値が整数となることが避けられるので、容器
のなかで撹拌具は1公転ごとに軌跡を少しずつずらして
移動してゆき、容器のなかに撹拌具が通過しない領域が
できにくくなり、被混合物に混ぜむらが生じにくい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係るプラネ
タリー撹拌混合機を示す。
に基づいて説明する。図1は第1実施形態に係るプラネ
タリー撹拌混合機を示す。
【0014】図1において、1は作業場に設置された撹
拌混合機における板状のフレームであって、このフレー
ム1はほぼ水平に設置されており、そこには取付孔1a
が開口している。フレーム1の上には公転部材2が配さ
れ、例えば軸受け等によりフレーム1に対して回転可能
に支持されている。この公転部材2には、その回転中心
からオフセットして撹拌軸3が配され、例えば軸受け等
により回転可能に支持されている。図では2本の撹拌軸
3を設けているが、1本でも3本以上でもよい。この撹
拌軸3の先端には、被撹拌物質を撹拌するための例えば
板状の撹拌具3aが設けられている。これも全ての撹拌
軸3に設ける必要はなく、1本でも2本以上でもよい。
公転部材2は、フレーム1に設けられたモータ等の公転
用駆動装置4により回転されることで公転するようにな
っている。図では公転用駆動装置4と公転部材2にプー
リ5、6をそれぞれ固定し、これらにベルト7を巻き掛
けることにより、公転用駆動装置4の回転を公転部材2
に伝えるようにしているが、このようなベルト伝動機構
に代えて歯車伝動機構その他の公知の機構を用いてもよ
い。撹拌軸3は、回転軸が公転部材2の回転中心と同軸
となるようフレーム1に設けられたモータ等の自転用駆
動装置8により回転されることで自転するようになって
いる。図では自転用駆動装置8の回転軸と撹拌軸3にギ
ヤ9、10をそれぞれ固定し、これらを噛合させること
により、自転用駆動装置8の回転を撹拌軸3に伝えるよ
うにしているが、このような歯車伝動機構に代えてベル
ト伝動機構その他の公知の機構を用いてもよい。
拌混合機における板状のフレームであって、このフレー
ム1はほぼ水平に設置されており、そこには取付孔1a
が開口している。フレーム1の上には公転部材2が配さ
れ、例えば軸受け等によりフレーム1に対して回転可能
に支持されている。この公転部材2には、その回転中心
からオフセットして撹拌軸3が配され、例えば軸受け等
により回転可能に支持されている。図では2本の撹拌軸
3を設けているが、1本でも3本以上でもよい。この撹
拌軸3の先端には、被撹拌物質を撹拌するための例えば
板状の撹拌具3aが設けられている。これも全ての撹拌
軸3に設ける必要はなく、1本でも2本以上でもよい。
公転部材2は、フレーム1に設けられたモータ等の公転
用駆動装置4により回転されることで公転するようにな
っている。図では公転用駆動装置4と公転部材2にプー
リ5、6をそれぞれ固定し、これらにベルト7を巻き掛
けることにより、公転用駆動装置4の回転を公転部材2
に伝えるようにしているが、このようなベルト伝動機構
に代えて歯車伝動機構その他の公知の機構を用いてもよ
い。撹拌軸3は、回転軸が公転部材2の回転中心と同軸
となるようフレーム1に設けられたモータ等の自転用駆
動装置8により回転されることで自転するようになって
いる。図では自転用駆動装置8の回転軸と撹拌軸3にギ
ヤ9、10をそれぞれ固定し、これらを噛合させること
により、自転用駆動装置8の回転を撹拌軸3に伝えるよ
うにしているが、このような歯車伝動機構に代えてベル
ト伝動機構その他の公知の機構を用いてもよい。
【0015】11は上記フレーム1の下側に配置された
有底筒状の容器であって、この容器11は、開口周縁に
形成されたフランジ部をフレーム1の取付孔1aの周縁
に取り付けることにより、フレーム1に対して気密的に
取り付けられている。この容器11は被撹拌物質の出し
入れを可能とするために中途部で上下に二分割できるよ
うになっている。
有底筒状の容器であって、この容器11は、開口周縁に
形成されたフランジ部をフレーム1の取付孔1aの周縁
に取り付けることにより、フレーム1に対して気密的に
取り付けられている。この容器11は被撹拌物質の出し
入れを可能とするために中途部で上下に二分割できるよ
うになっている。
【0016】図2に示すように、このプラネタリー撹拌
混合機は、撹拌軸3の自転数又はそれに関連する状態量
が設定値になるように公転用駆動装置4及び自転用駆動
装置8を制御する制御装置12を備えている。ここで、
撹拌軸3の自転数に関連する状態量には、撹拌軸3の自
公転比が含まれる。図2に示すように、この制御装置1
2は、運転/停止指令を出す運転/停止スイッチ13
と、回転モードを選択する回転モード選択手段14と、
公転部材2の公転数を設定する公転数設定手段15と、
撹拌軸3の自転数を設定する自転数設定手段16と、こ
の撹拌軸3の自公転比を設定する回転比設定手段17
と、変速を指示する変速指示手段18を備えると共に、
公転用駆動装置4の回転数を検出する公転用検出手段1
9と、自転用駆動装置8の回転数を検出する自転用検出
手段20と、これら各手段13〜20の信号を受けて演
算し、公転用駆動装置4及び自転用駆動装置8へ信号を
出す演算制御手段21とを備えている。
混合機は、撹拌軸3の自転数又はそれに関連する状態量
が設定値になるように公転用駆動装置4及び自転用駆動
装置8を制御する制御装置12を備えている。ここで、
撹拌軸3の自転数に関連する状態量には、撹拌軸3の自
公転比が含まれる。図2に示すように、この制御装置1
2は、運転/停止指令を出す運転/停止スイッチ13
と、回転モードを選択する回転モード選択手段14と、
公転部材2の公転数を設定する公転数設定手段15と、
撹拌軸3の自転数を設定する自転数設定手段16と、こ
の撹拌軸3の自公転比を設定する回転比設定手段17
と、変速を指示する変速指示手段18を備えると共に、
公転用駆動装置4の回転数を検出する公転用検出手段1
9と、自転用駆動装置8の回転数を検出する自転用検出
手段20と、これら各手段13〜20の信号を受けて演
算し、公転用駆動装置4及び自転用駆動装置8へ信号を
出す演算制御手段21とを備えている。
【0017】上記公転数設定手段15、自転数設定手段
16、回転比設定手段17、及び変速指示手段18とし
ては例えばロータリーエンコーダが用いられ、設定値に
応じた設定パルスが演算制御手段21へ送られる。演算
制御手段21から出力される速度指令の信号は、D−A
変換器22、23でアナログ信号に変換されてから公転
用駆動装置4及び自転用駆動装置8のモータードライバ
ー4a、8aへ送られる。さらに、公転用検出手段19
及び自転用検出手段20の出力信号はモータードライバ
ー4a、8aへ送られて公転用駆動装置4及び自転用駆
動装置8が速度指令信号に応じた回転数になるようにフ
ィードバック制御されると共に、演算制御手段21にも
送られて公転用駆動装置4及び自転用駆動装置8の回転
数計測に供される。
16、回転比設定手段17、及び変速指示手段18とし
ては例えばロータリーエンコーダが用いられ、設定値に
応じた設定パルスが演算制御手段21へ送られる。演算
制御手段21から出力される速度指令の信号は、D−A
変換器22、23でアナログ信号に変換されてから公転
用駆動装置4及び自転用駆動装置8のモータードライバ
ー4a、8aへ送られる。さらに、公転用検出手段19
及び自転用検出手段20の出力信号はモータードライバ
ー4a、8aへ送られて公転用駆動装置4及び自転用駆
動装置8が速度指令信号に応じた回転数になるようにフ
ィードバック制御されると共に、演算制御手段21にも
送られて公転用駆動装置4及び自転用駆動装置8の回転
数計測に供される。
【0018】演算制御手段21では、公転数設定手段1
5及び自転数設定手段16で設定された撹拌軸3の公転
数及び自転数から、これに対応する自転用駆動装置8の
回転数が求められ、その結果が速度指令の信号として自
転用駆動装置8に出力される。例えば、(自転用駆動装
置8の回転数)=自転数±(公転数×R)となる。ここ
で、+は公転部材2と撹拌軸3が平面視で逆回りのとき
であり、−は公転部材2と撹拌軸3が平面視で同方向に
回るときである。また、Rは回転軸と撹拌軸3のギヤ
9、10の増速比である。なお、公転数設定手段15で
設定された撹拌軸3の公転数は、そのまま速度指令の信
号として公転用駆動装置4に出力される。
5及び自転数設定手段16で設定された撹拌軸3の公転
数及び自転数から、これに対応する自転用駆動装置8の
回転数が求められ、その結果が速度指令の信号として自
転用駆動装置8に出力される。例えば、(自転用駆動装
置8の回転数)=自転数±(公転数×R)となる。ここ
で、+は公転部材2と撹拌軸3が平面視で逆回りのとき
であり、−は公転部材2と撹拌軸3が平面視で同方向に
回るときである。また、Rは回転軸と撹拌軸3のギヤ
9、10の増速比である。なお、公転数設定手段15で
設定された撹拌軸3の公転数は、そのまま速度指令の信
号として公転用駆動装置4に出力される。
【0019】次に、演算制御手段21による制御を具体
的に説明する。まず回転モード選択手段14により、自
由回転モード、比率回転モード、補正回転モード、模擬
回転モードの4つの回転モードのなかから1つの回転モ
ードを選択し、次に公転数設定手段15、自転数設定手
段16、回転比設定手段17、及び変速指示手段18に
設定値を入力し、その後に運転/停止スイッチ13をオ
ンにして運転指令を出し、公転用駆動装置4及び自転用
駆動装置8を稼働させると共に、演算制御手段21によ
る制御を開始する。そして、作業終了時には運転/停止
スイッチ13をオフにして運転指令を停止する。
的に説明する。まず回転モード選択手段14により、自
由回転モード、比率回転モード、補正回転モード、模擬
回転モードの4つの回転モードのなかから1つの回転モ
ードを選択し、次に公転数設定手段15、自転数設定手
段16、回転比設定手段17、及び変速指示手段18に
設定値を入力し、その後に運転/停止スイッチ13をオ
ンにして運転指令を出し、公転用駆動装置4及び自転用
駆動装置8を稼働させると共に、演算制御手段21によ
る制御を開始する。そして、作業終了時には運転/停止
スイッチ13をオフにして運転指令を停止する。
【0020】4つの回転モードのうち自由回転モード
は、公転部材2を設定した公転数で回転させ、また自転
数として設定した回転数をフレーム1からみた本来の自
転数ではなく自転用駆動装置8の回転数の設定値として
認識し、自転用駆動装置8をこの設定値になるように回
転させる制御を行うモードである。従って、撹拌軸3の
自転数は設定した回転数に加えて公転部材2の回転の影
響を受けたものとなる。すなわち、補正回転モードのよ
うな補正演算は行われない。これは主に回転数を調整す
ることで、最適な撹拌点を探すモードである。
は、公転部材2を設定した公転数で回転させ、また自転
数として設定した回転数をフレーム1からみた本来の自
転数ではなく自転用駆動装置8の回転数の設定値として
認識し、自転用駆動装置8をこの設定値になるように回
転させる制御を行うモードである。従って、撹拌軸3の
自転数は設定した回転数に加えて公転部材2の回転の影
響を受けたものとなる。すなわち、補正回転モードのよ
うな補正演算は行われない。これは主に回転数を調整す
ることで、最適な撹拌点を探すモードである。
【0021】比率回転モードは、公転部材2及び撹拌軸
3を、設定した自公転比で回転させるモードであって、
演算制御手段21により、回転比設定手段17で設定さ
れた自公転比になるように公転用駆動装置4及び自転用
駆動装置8の回転数がフィードバック制御される。この
場合、変速指示手段18の操作により、自公転比を設定
値に保ったままで自転数及び公転数を変速させることが
でき、被撹拌物質の性質に応じて最適な自公転比、さら
には自公転比と自転数及び公転数との組み合わせを探る
ことができる。
3を、設定した自公転比で回転させるモードであって、
演算制御手段21により、回転比設定手段17で設定さ
れた自公転比になるように公転用駆動装置4及び自転用
駆動装置8の回転数がフィードバック制御される。この
場合、変速指示手段18の操作により、自公転比を設定
値に保ったままで自転数及び公転数を変速させることが
でき、被撹拌物質の性質に応じて最適な自公転比、さら
には自公転比と自転数及び公転数との組み合わせを探る
ことができる。
【0022】補正回転モードは、公転部材2を設定した
公転数で回転させると共に撹拌軸3を設定した自転数で
回転させるモードであって、演算制御手段21により、
公転数設定手段15で設定された公転数になるように公
転用駆動装置4の回転数がフィードバック制御されると
共に、自転数設定手段16で設定された自転数になるよ
うに自転用駆動装置8の回転数がフィードバック制御さ
れる。この場合、変速指示手段18の操作により、自転
数及び/又は公転数を変速させることができ、被撹拌物
質の性質に応じて最適な自転数及び公転数の組み合わせ
を探ることができる。自転数をゼロに設定すると、撹拌
軸3が自転することなく公転するという運転が可能にな
る。
公転数で回転させると共に撹拌軸3を設定した自転数で
回転させるモードであって、演算制御手段21により、
公転数設定手段15で設定された公転数になるように公
転用駆動装置4の回転数がフィードバック制御されると
共に、自転数設定手段16で設定された自転数になるよ
うに自転用駆動装置8の回転数がフィードバック制御さ
れる。この場合、変速指示手段18の操作により、自転
数及び/又は公転数を変速させることができ、被撹拌物
質の性質に応じて最適な自転数及び公転数の組み合わせ
を探ることができる。自転数をゼロに設定すると、撹拌
軸3が自転することなく公転するという運転が可能にな
る。
【0023】模擬回転モードは、公転用駆動装置4から
公転部材2への増速比及び自転用駆動装置8から撹拌軸
3への増速比を変えた状態を再現するモードである。
公転部材2への増速比及び自転用駆動装置8から撹拌軸
3への増速比を変えた状態を再現するモードである。
【0024】従って、上記第1実施形態においては、公
転用駆動装置4が公転部材2を回転させ、自転用駆動装
置8が撹拌軸3を回転させるが、撹拌軸3が公転部材2
の回転中心からオフセットしているので、撹拌軸3の自
転数は自転用駆動装置8の回転数と一致しない。その場
合、制御装置12により、撹拌軸3の自転数又はそれに
関連する状態量が設定値になるように公転用駆動装置4
及び自転用駆動装置8が制御されるので、作業性を大幅
に向上させながら、被撹拌物質の性質に応じた撹拌性能
の最適化が正確且つ容易に行われる。
転用駆動装置4が公転部材2を回転させ、自転用駆動装
置8が撹拌軸3を回転させるが、撹拌軸3が公転部材2
の回転中心からオフセットしているので、撹拌軸3の自
転数は自転用駆動装置8の回転数と一致しない。その場
合、制御装置12により、撹拌軸3の自転数又はそれに
関連する状態量が設定値になるように公転用駆動装置4
及び自転用駆動装置8が制御されるので、作業性を大幅
に向上させながら、被撹拌物質の性質に応じた撹拌性能
の最適化が正確且つ容易に行われる。
【0025】次に、第2実施形態に係るプラネタリー撹
拌混合機を説明する。以下、符号を含めて第1実施形態
の説明をそのまま引用した上で、第1実施形態と構成の
異なる点のみ説明する。第2実施形態においては、図1
に表れるような機構的な構成は第1実施形態と同一であ
るが、制御装置12の構成が異なる。図3に示すよう
に、第2実施形態のプラネタリー撹拌混合機は、自転数
を公転数で割った比率である自公転比の設定値が整数と
されたときに警報を発する警報装置24と、自転数を公
転数で割った比率である自公転比の設定値が整数とされ
たときに、その設定を無効とする補正装置25とを備え
ている。すなわち、演算制御手段21の回転比設定手段
17に入力された自公転比の設定値が整数であるときに
は、警報装置24により警報を発すると共に、補正装置
25により、その設定を無効とする信号を演算制御手段
21に送る。なお、この実施形態では警報装置24と補
正装置25の両方を備えているが、本発明は警報装置2
4又は補正装置25のいずれか一方のみを備えた実施形
態を含む。
拌混合機を説明する。以下、符号を含めて第1実施形態
の説明をそのまま引用した上で、第1実施形態と構成の
異なる点のみ説明する。第2実施形態においては、図1
に表れるような機構的な構成は第1実施形態と同一であ
るが、制御装置12の構成が異なる。図3に示すよう
に、第2実施形態のプラネタリー撹拌混合機は、自転数
を公転数で割った比率である自公転比の設定値が整数と
されたときに警報を発する警報装置24と、自転数を公
転数で割った比率である自公転比の設定値が整数とされ
たときに、その設定を無効とする補正装置25とを備え
ている。すなわち、演算制御手段21の回転比設定手段
17に入力された自公転比の設定値が整数であるときに
は、警報装置24により警報を発すると共に、補正装置
25により、その設定を無効とする信号を演算制御手段
21に送る。なお、この実施形態では警報装置24と補
正装置25の両方を備えているが、本発明は警報装置2
4又は補正装置25のいずれか一方のみを備えた実施形
態を含む。
【0026】第2実施形態の作用を説明する。まず、図
5は、自公転比が整数となる特異点にあるときの撹拌具
3aの一点A(図1を参照)の軌跡を平面視で示してい
る。A点は撹拌軸3から半径方向へオフセットしてお
り、撹拌具3aの外周端に位置している。同図の(a)
は自転数と公転数が2対1であって自公転比が2のと
き、(b)は自転数と公転数が3対1であって自公転比
が3のとき、(c)は自転数と公転数が4対1であって
自公転比が4のときのA点の軌跡をそれぞれ例示してい
る。このように、A点は1公転ごとに同じ軌跡を辿り、
容器11のなかで菊花状の一連の軌跡の上をなぞり続け
る。そして、撹拌具3aのA点よりもオフセット量が短
い部位(撹拌軸3とA点との間の部位)は、上記軌跡を
構成する閉曲線の内側を通過することになる。従って、
この軌跡の閉曲線の外側は撹拌具3aが通過しない領域
となる。しかし、第2実施形態のように警報装置24を
設ければ、ユーザーがこの警報を聞いて回転比設定手段
17に異なる自公転比の設定値を再入力することになる
ので、自公転比の設定値が整数となることが未然に避け
られる。また、補正装置25を設ければ、その整数の自
公転比の設定値が無効とされるので、このときもユーザ
ーが回転比設定手段17に異なる自公転比の設定値を再
入力せざるを得なくなることから、自公転比の設定値が
整数となることが避けられる。これにより得られる作用
を自公転比4のときで説明すると、A点は容器11のな
かで、最初の1公転目では図4(a)に示すように図5
(c)のときと同様の軌跡を描くが、2公転目に入ると
その軌跡は図4(b)に破線で示すように、実線で示し
た1公転目よりも少しずれて描かれてゆく。そして公転
数が増せば増すほど軌跡がずれて重なることで密にな
り、容器11のなかで撹拌具3aが通過しない領域が減
ってゆく(図4(c)を参照)。そのため、被混合物に
混ぜむらが生じにくくなって、被混合物を均一に混合す
ることができる。なお、この実施形態のように撹拌軸3
からA点とは反対側に同じ距離だけ半径方向へオフセッ
トしているB点(図1を参照)は、A点と同じ軌跡の上
を時間をずらせてなぞり続けることになるので、以上の
動きが重なって行われることになる。
5は、自公転比が整数となる特異点にあるときの撹拌具
3aの一点A(図1を参照)の軌跡を平面視で示してい
る。A点は撹拌軸3から半径方向へオフセットしてお
り、撹拌具3aの外周端に位置している。同図の(a)
は自転数と公転数が2対1であって自公転比が2のと
き、(b)は自転数と公転数が3対1であって自公転比
が3のとき、(c)は自転数と公転数が4対1であって
自公転比が4のときのA点の軌跡をそれぞれ例示してい
る。このように、A点は1公転ごとに同じ軌跡を辿り、
容器11のなかで菊花状の一連の軌跡の上をなぞり続け
る。そして、撹拌具3aのA点よりもオフセット量が短
い部位(撹拌軸3とA点との間の部位)は、上記軌跡を
構成する閉曲線の内側を通過することになる。従って、
この軌跡の閉曲線の外側は撹拌具3aが通過しない領域
となる。しかし、第2実施形態のように警報装置24を
設ければ、ユーザーがこの警報を聞いて回転比設定手段
17に異なる自公転比の設定値を再入力することになる
ので、自公転比の設定値が整数となることが未然に避け
られる。また、補正装置25を設ければ、その整数の自
公転比の設定値が無効とされるので、このときもユーザ
ーが回転比設定手段17に異なる自公転比の設定値を再
入力せざるを得なくなることから、自公転比の設定値が
整数となることが避けられる。これにより得られる作用
を自公転比4のときで説明すると、A点は容器11のな
かで、最初の1公転目では図4(a)に示すように図5
(c)のときと同様の軌跡を描くが、2公転目に入ると
その軌跡は図4(b)に破線で示すように、実線で示し
た1公転目よりも少しずれて描かれてゆく。そして公転
数が増せば増すほど軌跡がずれて重なることで密にな
り、容器11のなかで撹拌具3aが通過しない領域が減
ってゆく(図4(c)を参照)。そのため、被混合物に
混ぜむらが生じにくくなって、被混合物を均一に混合す
ることができる。なお、この実施形態のように撹拌軸3
からA点とは反対側に同じ距離だけ半径方向へオフセッ
トしているB点(図1を参照)は、A点と同じ軌跡の上
を時間をずらせてなぞり続けることになるので、以上の
動きが重なって行われることになる。
【0027】上記実施形態では、公転用駆動装置4及び
自転用駆動装置8を閉ループ制御したが、例えばフィー
ドフォワード制御のように開ループ制御するようにして
もよい。また、撹拌軸3の自転数に関連する状態量に
は、撹拌軸3の自公転比の他にも例えば公転数と自転数
の差が含まれる。また、上記実施形態では制御装置によ
り撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値に
なるように公転用駆動装置及び自転用駆動装置を制御し
たが、本発明は、公転用駆動装置及び自転用駆動装置の
うち一方の駆動装置を所望の設定回転数に維持すると共
に撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値に
なるように他方の駆動装置を制御するようにした実施形
態を含む。
自転用駆動装置8を閉ループ制御したが、例えばフィー
ドフォワード制御のように開ループ制御するようにして
もよい。また、撹拌軸3の自転数に関連する状態量に
は、撹拌軸3の自公転比の他にも例えば公転数と自転数
の差が含まれる。また、上記実施形態では制御装置によ
り撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値に
なるように公転用駆動装置及び自転用駆動装置を制御し
たが、本発明は、公転用駆動装置及び自転用駆動装置の
うち一方の駆動装置を所望の設定回転数に維持すると共
に撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態量が設定値に
なるように他方の駆動装置を制御するようにした実施形
態を含む。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のプラネ
タリー撹拌混合機によれば、撹拌軸と公転部材を別々の
駆動装置で回転させると共に、撹拌軸の自転数又は自公
転比等が設定値になるように公転用駆動装置及び自転用
駆動装置の回転数を制御したので、作業性を大幅に向上
させながら、被撹拌物質の性質に応じた撹拌性能の最適
化を正確且つ容易に行うことができる。
タリー撹拌混合機によれば、撹拌軸と公転部材を別々の
駆動装置で回転させると共に、撹拌軸の自転数又は自公
転比等が設定値になるように公転用駆動装置及び自転用
駆動装置の回転数を制御したので、作業性を大幅に向上
させながら、被撹拌物質の性質に応じた撹拌性能の最適
化を正確且つ容易に行うことができる。
【0029】請求項2のようにすれば、容器のなかで撹
拌具は1公転ごとに軌跡を少しずつずらして移動してゆ
くので、容器のなかに撹拌具が通過しない領域ができに
くく、被混合物に混ぜむらが生じにくくなって、被混合
物を均一に混合することができる。
拌具は1公転ごとに軌跡を少しずつずらして移動してゆ
くので、容器のなかに撹拌具が通過しない領域ができに
くく、被混合物に混ぜむらが生じにくくなって、被混合
物を均一に混合することができる。
【図1】第1実施形態のプラネタリー撹拌混合機を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】第1実施形態の制御系の構成を示すブロック図
である。
である。
【図3】第2実施形態の制御系の構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】第2実施形態における撹拌具の外周端の一点の
軌跡を示す説明図である。
軌跡を示す説明図である。
【図5】特異点における撹拌具の外周端の一点の軌跡を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図6】従来例を示す縦断面図である。
1 フレーム 2 公転部材 3 撹拌軸 4 公転用駆動装置 8 自転用駆動装置 12 制御装置 24 警報装置 25 補正装置
Claims (2)
- 【請求項1】 フレームに回転可能に支持された公転部
材と、公転部材の回転中心からオフセットして公転部材
に回転可能に支持された撹拌軸と、フレームに設けら
れ、公転部材を回転させる公転用駆動装置と、フレーム
に設けられ、伝動機構を介して撹拌軸を回転させる自転
用駆動装置と、撹拌軸の自転数又はそれに関連する状態
量が設定値になるように公転用駆動装置及び自転用駆動
装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴とするプ
ラネタリー撹拌混合機。 - 【請求項2】 請求項1記載のプラネタリー撹拌混合機
において、自転数を公転数で割った比率である自公転比
の設定値が整数とされたときに、警報を発する警報装置
又はその設定を無効とする補正装置を備えたプラネタリ
ー撹拌混合機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000008416A JP2000271464A (ja) | 1999-01-18 | 2000-01-17 | プラネタリー撹拌混合機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP967099 | 1999-01-18 | ||
JP11-9670 | 1999-01-18 | ||
JP2000008416A JP2000271464A (ja) | 1999-01-18 | 2000-01-17 | プラネタリー撹拌混合機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000271464A true JP2000271464A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=26344440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000008416A Pending JP2000271464A (ja) | 1999-01-18 | 2000-01-17 | プラネタリー撹拌混合機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000271464A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005030378A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Aicohsha Mfg. Co., Ltd. | 撹拌具及び撹拌具付撹拌装置 |
JP2010099209A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Shofu Inc | 練和用ハネ |
JP2010110482A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Shofu Inc | 歯科技工用真空撹拌器の制御方法 |
US9358510B2 (en) | 2012-07-05 | 2016-06-07 | Inoue Mfg., Inc. | Planetary mixer |
CN107160555A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-15 | 宝鸡银康机械设备有限公司 | 防沉淀高效搅拌机 |
CN107354502A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-11-17 | 俊杰机械(深圳)有限公司 | 一种搅拌机构及电镀设备 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000008416A patent/JP2000271464A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005030378A1 (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Aicohsha Mfg. Co., Ltd. | 撹拌具及び撹拌具付撹拌装置 |
JP2010099209A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-05-06 | Shofu Inc | 練和用ハネ |
JP2010110482A (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-20 | Shofu Inc | 歯科技工用真空撹拌器の制御方法 |
US9358510B2 (en) | 2012-07-05 | 2016-06-07 | Inoue Mfg., Inc. | Planetary mixer |
CN107160555A (zh) * | 2017-06-30 | 2017-09-15 | 宝鸡银康机械设备有限公司 | 防沉淀高效搅拌机 |
CN107354502A (zh) * | 2017-09-12 | 2017-11-17 | 俊杰机械(深圳)有限公司 | 一种搅拌机构及电镀设备 |
CN107354502B (zh) * | 2017-09-12 | 2023-11-17 | 俊杰机械(深圳)有限公司 | 一种搅拌机构及电镀设备 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050111 |