JP2000269945A - クロック無瞬断切替装置 - Google Patents
クロック無瞬断切替装置Info
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- JP2000269945A JP2000269945A JP11068601A JP6860199A JP2000269945A JP 2000269945 A JP2000269945 A JP 2000269945A JP 11068601 A JP11068601 A JP 11068601A JP 6860199 A JP6860199 A JP 6860199A JP 2000269945 A JP2000269945 A JP 2000269945A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】各従装置にPLLを備えることなく無瞬断切替
を実現する。 【解決手段】クロック同期装置100aとクロック同期
装置100bは、高精度に位相同期させたクロックCL
K2とCLK4を従装置200に出力する。セレクタ1
2Cは、切替制御部15の制御に応じて機能部16に供
給するクロックを切り替える。切替制御部15は、CL
K2とCLK4が共にLまたはHである期間に切替が行
われるようセレクタ12Cを制御する。
を実現する。 【解決手段】クロック同期装置100aとクロック同期
装置100bは、高精度に位相同期させたクロックCL
K2とCLK4を従装置200に出力する。セレクタ1
2Cは、切替制御部15の制御に応じて機能部16に供
給するクロックを切り替える。切替制御部15は、CL
K2とCLK4が共にLまたはHである期間に切替が行
われるようセレクタ12Cを制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロック信号を使
用する機能部に供給するクロック信号を、当該機能部の
動作を停止することなく切り替えるクロック無瞬断切替
装置に関するものである。
用する機能部に供給するクロック信号を、当該機能部の
動作を停止することなく切り替えるクロック無瞬断切替
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロック信号を使用する機能部に供給す
るクロック信号を、当該機能部の動作を停止することな
く切り替えるクロック無瞬断切替装置としては、たとえ
ば、特開平10-240375号公報記載のクロック無
瞬断切替装置が知られている。
るクロック信号を、当該機能部の動作を停止することな
く切り替えるクロック無瞬断切替装置としては、たとえ
ば、特開平10-240375号公報記載のクロック無
瞬断切替装置が知られている。
【0003】図4に、このクロック無瞬断切替装置の構
成を示す。
成を示す。
【0004】図中、クロック供給装置41から2重化し
て出力される0CLK0と0CLK1は、2重化された
クロック同期部40a、40bにおいて、それぞれクロ
ック受信部42a、42bで受信される。クロック同期
部40a、40bにおいて、遅延回路43a、43b
は、ぞれぞれクロッククロック受信部42a、42bで
受信されたCLK0、CLK1を異なる遅延量遅延させ
た複数の信号を生成する。また、クロック同期部40
a、40bの比較生成回路44a、44bは、それぞれ
遅延回路43a、43bが出力する複数の信号の中か
ら、他方の比較生成回路44b、44aが選択する信号
と、最も位相が揃っている信号を選択し、CLK2、C
LK4として出力する。
て出力される0CLK0と0CLK1は、2重化された
クロック同期部40a、40bにおいて、それぞれクロ
ック受信部42a、42bで受信される。クロック同期
部40a、40bにおいて、遅延回路43a、43b
は、ぞれぞれクロッククロック受信部42a、42bで
受信されたCLK0、CLK1を異なる遅延量遅延させ
た複数の信号を生成する。また、クロック同期部40
a、40bの比較生成回路44a、44bは、それぞれ
遅延回路43a、43bが出力する複数の信号の中か
ら、他方の比較生成回路44b、44aが選択する信号
と、最も位相が揃っている信号を選択し、CLK2、C
LK4として出力する。
【0005】一方、クロック信号を使用する機能部47
を含む装置である従装置48では、受信クロック系選択
45において、CLK2とCLK4の一方を現用クロッ
クとして選択し、PLL46において現用クロックに位
相同期したクロック信号を生成し、最終的に、これを使
用クロックとして機能部47に供給する。また、現用ク
ロックに障害が生じた場合などには、受信クロック系選
択45において、CLK2とCLK4のうち、現用クロ
ックとして選択するクロック信号を切り替える。
を含む装置である従装置48では、受信クロック系選択
45において、CLK2とCLK4の一方を現用クロッ
クとして選択し、PLL46において現用クロックに位
相同期したクロック信号を生成し、最終的に、これを使
用クロックとして機能部47に供給する。また、現用ク
ロックに障害が生じた場合などには、受信クロック系選
択45において、CLK2とCLK4のうち、現用クロ
ックとして選択するクロック信号を切り替える。
【0006】ここで、このクロック無瞬断装置によれ
ば、受信クロック系選択45において選択された現用ク
ロックにPLL46に位相同期したクロック信号を使用
クロックとするように構成しているために、受信クロッ
ク系選択45において現用クロックとして選択するクロ
ック信号を切り替えた時に、機能部の誤動作を引き起こ
すことになる瞬間的なパルスが発生することを、排除す
ることができる。たとえば、PLLを使用しない場合に
は、使用クロックの信号がHとなった直後に、その時点
でLからHに変化する直前にあるクロック信号に現用ク
ロックを切り替えると、短い瞬間的なパルスが生じるこ
とになるが、PLLを使用すると使用クロックは新たに
選択したクロック信号に滑らかに変化するため、このよ
うな瞬間的なパルスが生じることはない。
ば、受信クロック系選択45において選択された現用ク
ロックにPLL46に位相同期したクロック信号を使用
クロックとするように構成しているために、受信クロッ
ク系選択45において現用クロックとして選択するクロ
ック信号を切り替えた時に、機能部の誤動作を引き起こ
すことになる瞬間的なパルスが発生することを、排除す
ることができる。たとえば、PLLを使用しない場合に
は、使用クロックの信号がHとなった直後に、その時点
でLからHに変化する直前にあるクロック信号に現用ク
ロックを切り替えると、短い瞬間的なパルスが生じるこ
とになるが、PLLを使用すると使用クロックは新たに
選択したクロック信号に滑らかに変化するため、このよ
うな瞬間的なパルスが生じることはない。
【0007】したがって、現用クロックを選択するクロ
ック信号の切替の際に、瞬間的なパルスが発生すること
により生じ得る使用クロックを使用する機能部47の誤
動作を排除することができるため、機能部の動作を停止
することなく現用クロックを選択するクロック信号を切
り替える無瞬断クロック切替を実現することができる。
ック信号の切替の際に、瞬間的なパルスが発生すること
により生じ得る使用クロックを使用する機能部47の誤
動作を排除することができるため、機能部の動作を停止
することなく現用クロックを選択するクロック信号を切
り替える無瞬断クロック切替を実現することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のクロック無
瞬断装置において、クロック信号を使用する機能部47
を含む従装置48が複数存在する場合、PLL46と受
信クロック系選択45は、各機能部47を含む従装置4
8毎に設ける必要がある。なぜならば、複数の従装置4
7に対して単一のPLL46と受信クロック系選択45
を備えたのでは、従装置48と、PLL48と受信クロ
ック系選択45を備えた装置との間の、装置間の箇所
で、クロック信号が2重化されず、充分に信頼性を備え
たシステムとすることができないからである。
瞬断装置において、クロック信号を使用する機能部47
を含む従装置48が複数存在する場合、PLL46と受
信クロック系選択45は、各機能部47を含む従装置4
8毎に設ける必要がある。なぜならば、複数の従装置4
7に対して単一のPLL46と受信クロック系選択45
を備えたのでは、従装置48と、PLL48と受信クロ
ック系選択45を備えた装置との間の、装置間の箇所
で、クロック信号が2重化されず、充分に信頼性を備え
たシステムとすることができないからである。
【0009】一方、PLL46は、比較的規模が大きい
回路もしくは素子であると共に比較的高価であるため
に、その多数の使用は、装置全体のコストや規模を増大
させてしまう。
回路もしくは素子であると共に比較的高価であるため
に、その多数の使用は、装置全体のコストや規模を増大
させてしまう。
【0010】したがって、前記従来のクロック無瞬断装
置によれば、クロック信号を使用する機能部を含む従装
置が複数存在する場合には、PLLを従装置毎に備えな
ければならないの前記従来の技術によれば、装置全体の
コストや規模を増大させてしまう。
置によれば、クロック信号を使用する機能部を含む従装
置が複数存在する場合には、PLLを従装置毎に備えな
ければならないの前記従来の技術によれば、装置全体の
コストや規模を増大させてしまう。
【0011】そこで、本発明は、各従装置にPLLより
簡便な回路を備えるだけで、無瞬断切替を実現すること
のできるクロック無瞬断切替装置を提供することを課題
とする。
簡便な回路を備えるだけで、無瞬断切替を実現すること
のできるクロック無瞬断切替装置を提供することを課題
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題達成のために本
発明は、2重化されたクロック信号の一方を選択し、ク
ロック信号を使用する機能部に供給するクロック無瞬断
切替装置であって、前記2重化されたクロック信号のう
ちの一方を選択し、前記機能部に供給する選択部と、前
記選択部が選択するクロック信号の切替を制御する切替
制御部とを有し、前記切替制御部は、前記2重化された
クロック信号が共に同じレベルにある期間中に、前記切
替が行われるよう前記選択部の切替を制御することを特
徴とするクロック無瞬断切替装置を提供する。
発明は、2重化されたクロック信号の一方を選択し、ク
ロック信号を使用する機能部に供給するクロック無瞬断
切替装置であって、前記2重化されたクロック信号のう
ちの一方を選択し、前記機能部に供給する選択部と、前
記選択部が選択するクロック信号の切替を制御する切替
制御部とを有し、前記切替制御部は、前記2重化された
クロック信号が共に同じレベルにある期間中に、前記切
替が行われるよう前記選択部の切替を制御することを特
徴とするクロック無瞬断切替装置を提供する。
【0013】このようなクロック無瞬断切替装置によれ
ば、常に、クロック信号の切替は、2重化されたクロッ
ク信号が共に同じレベルにある期間中に行われるので、
切替時に瞬間的なパルスが発生し、機能部が誤動作する
ことを排除することができる。すなわち、PLLを使用
せずとも、無瞬断切替を達成することができる。
ば、常に、クロック信号の切替は、2重化されたクロッ
ク信号が共に同じレベルにある期間中に行われるので、
切替時に瞬間的なパルスが発生し、機能部が誤動作する
ことを排除することができる。すなわち、PLLを使用
せずとも、無瞬断切替を達成することができる。
【0014】また、前記課題達成のために本発明は、2
重化された入力クロック信号の一方を選択し、クロック
信号を使用する機能部に供給するクロック無瞬断切替装
置であって、各入力クロック信号に対応して設けられ、
各々中間クロック信号を出力するクロック同期装置と、
機能部毎に設けられた選択部とを有し、前記各クロック
同期装置は、対応する入力クロック信号を、他のクロッ
ク同期部が出力する前記中間クロック信号と位相の揃っ
た前記中間クロック信号に変換して出力するPLLを備
え、前記選択部は、各クロック同期部が出力する中間ク
ロック信号のうちの一方を選択し、機能部に供給するこ
とを特徴とするクロック無瞬断切替装置を提供する。
重化された入力クロック信号の一方を選択し、クロック
信号を使用する機能部に供給するクロック無瞬断切替装
置であって、各入力クロック信号に対応して設けられ、
各々中間クロック信号を出力するクロック同期装置と、
機能部毎に設けられた選択部とを有し、前記各クロック
同期装置は、対応する入力クロック信号を、他のクロッ
ク同期部が出力する前記中間クロック信号と位相の揃っ
た前記中間クロック信号に変換して出力するPLLを備
え、前記選択部は、各クロック同期部が出力する中間ク
ロック信号のうちの一方を選択し、機能部に供給するこ
とを特徴とするクロック無瞬断切替装置を提供する。
【0015】このような、クロック無瞬断切替装置によ
れば、各入力クロック信号に対応して設けたクロック同
期装置において、PLLを用いて、高精度に位相を揃え
た2重化した中間クロック信号を生成する。したがっ
て、2重化された中間クロック信号の位相は高精度に揃
っているために、選択部において中間クロック信号を切
り替える際に、瞬間的なパルスが発生することはなく、
これにより機能部が誤動作することを排除することがで
きる。すなわち、機能部毎に設けた選択部へ入力するク
ロック信号を2重化しつつ、機能部毎にPLLを使用せ
ずに、無瞬断切替を達成することができる。
れば、各入力クロック信号に対応して設けたクロック同
期装置において、PLLを用いて、高精度に位相を揃え
た2重化した中間クロック信号を生成する。したがっ
て、2重化された中間クロック信号の位相は高精度に揃
っているために、選択部において中間クロック信号を切
り替える際に、瞬間的なパルスが発生することはなく、
これにより機能部が誤動作することを排除することがで
きる。すなわち、機能部毎に設けた選択部へ入力するク
ロック信号を2重化しつつ、機能部毎にPLLを使用せ
ずに、無瞬断切替を達成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
説明する。
【0017】図1に、本実施形態に係るクロック無瞬断
切替装置の構成を示す。
切替装置の構成を示す。
【0018】図示するように、クロック無瞬断切替装置
は、2重化したクロック同期装置100a、100b
と、一または複数の従装置200より構成される。
は、2重化したクロック同期装置100a、100b
と、一または複数の従装置200より構成される。
【0019】クロック同期装置100a、100bに
は、クロック供給装置11から、クロック信号0CLK
0と0CLK1が供給される。また、各従装置200に
は、クロック同期装置100aからクロック信号CLK
2が供給され、クロック同期装置100bからCLK4
が供給される。
は、クロック供給装置11から、クロック信号0CLK
0と0CLK1が供給される。また、各従装置200に
は、クロック同期装置100aからクロック信号CLK
2が供給され、クロック同期装置100bからCLK4
が供給される。
【0020】以下、クロック同期装置100a、100
bと、従装置200の詳細について説明する。
bと、従装置200の詳細について説明する。
【0021】まず、クロック同期装置100a、100
bについて説明する。
bについて説明する。
【0022】クロック同期装置100aは、セレクタ1
2aとPLL13aとクロック出力回路14aを備えて
おり、クロック同期装置100bは、セレクタ12bと
PLL13bとクロック出力回路14bを備えている。
2aとPLL13aとクロック出力回路14aを備えて
おり、クロック同期装置100bは、セレクタ12bと
PLL13bとクロック出力回路14bを備えている。
【0023】クロック同期装置100aにおいて、セレ
クタ12aは、通常、0CLK0を選択しCLK0とし
て出力し、0CLK0に障害が生じた場合に0CLK1
を選択しCLK0として出力する。また、クロック同期
装置100bにおいて、セレクタ12bは、通常は、0
CLK1を選択しCLK1として出力し、0CLK1に
障害が生じた場合に0CLK0を選択しCLK1として
出力する。
クタ12aは、通常、0CLK0を選択しCLK0とし
て出力し、0CLK0に障害が生じた場合に0CLK1
を選択しCLK0として出力する。また、クロック同期
装置100bにおいて、セレクタ12bは、通常は、0
CLK1を選択しCLK1として出力し、0CLK1に
障害が生じた場合に0CLK0を選択しCLK1として
出力する。
【0024】クロック同期装置100aのPLL13a
と、クロック同期装置100bのPLL13bは、入力
するクロック信号に位相同期させたクロック信号の位相
を、他方のPLLが出力するクロック信号に位相が一致
するように調整し出力する。具体的には、クロック同期
装置100aのPLL13aは、クロック信号CLK0
から、その位相がクロック同期装置100bのPLL1
3bが出力するクロック信号に位相が一致するようにク
ロック信号を生成して出力し、クロック同期装置100
bのPLL13bは、クロック信号CLK1から、その
位相が、クロック同期装置100aのPLL13aが出
力するクロック信号に位相が一致するようにクロック信
号を生成して出力する。
と、クロック同期装置100bのPLL13bは、入力
するクロック信号に位相同期させたクロック信号の位相
を、他方のPLLが出力するクロック信号に位相が一致
するように調整し出力する。具体的には、クロック同期
装置100aのPLL13aは、クロック信号CLK0
から、その位相がクロック同期装置100bのPLL1
3bが出力するクロック信号に位相が一致するようにク
ロック信号を生成して出力し、クロック同期装置100
bのPLL13bは、クロック信号CLK1から、その
位相が、クロック同期装置100aのPLL13aが出
力するクロック信号に位相が一致するようにクロック信
号を生成して出力する。
【0025】ただし、実際には、現用として使用されて
いるクロック同期装置のPLLが出力するクロック信号
に位相が一致するように、他方のクロック同期装置のP
LLが生成するクロック信号の位相を調整し出力する。
なお、ここで、現用として使用されているクロック同期
装置とは、従装置200の後述するセレクタ12Cが選
択しているクロック信号CLK2またはCLK4を出力
しているクロック同期装置である。
いるクロック同期装置のPLLが出力するクロック信号
に位相が一致するように、他方のクロック同期装置のP
LLが生成するクロック信号の位相を調整し出力する。
なお、ここで、現用として使用されているクロック同期
装置とは、従装置200の後述するセレクタ12Cが選
択しているクロック信号CLK2またはCLK4を出力
しているクロック同期装置である。
【0026】なお、このようにクロック同期装置100
aとクロック同期装置100bは、PLL13a、13
bを備えているので、前記従来技術と同様に、セレクタ
12a、12bにおいてクロックの切替が行われた際に
も、PLL13a、13bの出力に瞬間的なパルスは発
生しない。
aとクロック同期装置100bは、PLL13a、13
bを備えているので、前記従来技術と同様に、セレクタ
12a、12bにおいてクロックの切替が行われた際に
も、PLL13a、13bの出力に瞬間的なパルスは発
生しない。
【0027】次に、クロック同期装置100aのクロッ
ク出力回路14aと、クロック同期装置100bのクロ
ック出力回路14bのうち、現用のクロック同期装置で
ない方のクロック同期装置のクロック出力回路は、現用
のクロック同期装置のクロック出力回路が出力するクロ
ック信号に位相が一致するように、入力するクロック信
号の位相を調整し出力する。たとえば、クロック同期装
置100aが現用装置であれば、クロック同期装置10
0bのクロック出力回路14bは、クロック出力回路1
4aが出力するが出力するクロック信号に位相が一致す
るように、入力するクロック信号の位相を調整しCLK
4として出力する。
ク出力回路14aと、クロック同期装置100bのクロ
ック出力回路14bのうち、現用のクロック同期装置で
ない方のクロック同期装置のクロック出力回路は、現用
のクロック同期装置のクロック出力回路が出力するクロ
ック信号に位相が一致するように、入力するクロック信
号の位相を調整し出力する。たとえば、クロック同期装
置100aが現用装置であれば、クロック同期装置10
0bのクロック出力回路14bは、クロック出力回路1
4aが出力するが出力するクロック信号に位相が一致す
るように、入力するクロック信号の位相を調整しCLK
4として出力する。
【0028】以上のクロック同期装置100a、100
bの動作により、クロック同期装置100aが出力する
CLK2と、クロック同期装置100bが出力するCL
K4は、高精度に位相同期したクロック信号となる。
bの動作により、クロック同期装置100aが出力する
CLK2と、クロック同期装置100bが出力するCL
K4は、高精度に位相同期したクロック信号となる。
【0029】次に、従装置200について説明する。
【0030】従装置200において、クロック同期装置
100a、100bより入力するクロック信号CLK2
とCLK4の一方が、セレクタ12Cによって選択さ
れ、機能部16に供給される。
100a、100bより入力するクロック信号CLK2
とCLK4の一方が、セレクタ12Cによって選択さ
れ、機能部16に供給される。
【0031】このセレクタ12Cの選択動作は、切替制
御部15によって制御される。
御部15によって制御される。
【0032】以下、この切替制御部15について説明す
る。
る。
【0033】図2に、切替制御部15の構成を示す。
【0034】図中において、クロック監視部22は、入
力するクロック信号CLK2とCLK4を監視し、切替
論理23は、現在セレクタ12Cで選択しているクロッ
ク信号に異常が検出された場合、および、他部(たとえ
ば、ファームウエアを実行するマイクロプロセッサ)か
ら切替制御21によって切替を指示された場合、セレク
タ12Cに選択するクロック信号の切替を指示する系切
替制御信号を出力する。この系切替制御信号は、論理回
路27が出力する切替制御クロックの立ち上がりに同期
してラッチ28に一旦ラッチされた後に、系切替制御ク
ロックを遅延回路25Cで遅延させた遅延切替制御クロ
ックの立ち上がりに同期してラッチ29にラッチされ、
セレクタ12Cに供給される。セレクタ12Cは、この
ラッチ29が出力した系切替制御信号を受け、使用クロ
ックとして機能部16に供給するクロック信号を切り替
える。
力するクロック信号CLK2とCLK4を監視し、切替
論理23は、現在セレクタ12Cで選択しているクロッ
ク信号に異常が検出された場合、および、他部(たとえ
ば、ファームウエアを実行するマイクロプロセッサ)か
ら切替制御21によって切替を指示された場合、セレク
タ12Cに選択するクロック信号の切替を指示する系切
替制御信号を出力する。この系切替制御信号は、論理回
路27が出力する切替制御クロックの立ち上がりに同期
してラッチ28に一旦ラッチされた後に、系切替制御ク
ロックを遅延回路25Cで遅延させた遅延切替制御クロ
ックの立ち上がりに同期してラッチ29にラッチされ、
セレクタ12Cに供給される。セレクタ12Cは、この
ラッチ29が出力した系切替制御信号を受け、使用クロ
ックとして機能部16に供給するクロック信号を切り替
える。
【0035】ここで、切替制御クロックと、遅延切替制
御クロックのタイミングを、図3のタイミングチャート
を用いて説明する。
御クロックのタイミングを、図3のタイミングチャート
を用いて説明する。
【0036】切替制御クロックと、遅延切替制御クロッ
クは、従装置200に入力するクロック信号CLK2と
CLK4より生成される。ここで、クロック同期装置1
00a、100bの動作により、CLK2とCLK4の
位相差はd以内となることが保証されており、CLK2
とCLK4は、共にデューティ比が50:50であり、
パルス幅LがL>dであるものとする。
クは、従装置200に入力するクロック信号CLK2と
CLK4より生成される。ここで、クロック同期装置1
00a、100bの動作により、CLK2とCLK4の
位相差はd以内となることが保証されており、CLK2
とCLK4は、共にデューティ比が50:50であり、
パルス幅LがL>dであるものとする。
【0037】さて、切替制御クロック(27出力)と、
遅延切替制御クロック(25c出力)の生成では、CL
K2とCLK4のAND演算を行う論理回路24aと、
論理回路24aの出力を遅延させる遅延回路25aと、
論理回路24aの出力と遅延回路25a出力の反転値の
AND演算を行う論理回路26aによって、図3に示す
ように、CLK2とCLK4が共にHとなった時点か
ら、遅延回路25aの遅延時間(D1<L-d)分Hと
なる信号(26a出力)を生成する。
遅延切替制御クロック(25c出力)の生成では、CL
K2とCLK4のAND演算を行う論理回路24aと、
論理回路24aの出力を遅延させる遅延回路25aと、
論理回路24aの出力と遅延回路25a出力の反転値の
AND演算を行う論理回路26aによって、図3に示す
ように、CLK2とCLK4が共にHとなった時点か
ら、遅延回路25aの遅延時間(D1<L-d)分Hと
なる信号(26a出力)を生成する。
【0038】また、CLK2の反転値とCLK4の反転
値のAND演算を行う論理回路24bと、論理回路24
bの出力を遅延させる遅延回路25bと、論理回路24
bの出力と遅延回路25b出力の反転値のAND演算を
行う論理回路26bによって、CLK2とCLK4が共
にLとなった時点から、遅延回路25bの遅延時間(D
2<L-d)分Hとなる信号(26b出力)を生成す
る。
値のAND演算を行う論理回路24bと、論理回路24
bの出力を遅延させる遅延回路25bと、論理回路24
bの出力と遅延回路25b出力の反転値のAND演算を
行う論理回路26bによって、CLK2とCLK4が共
にLとなった時点から、遅延回路25bの遅延時間(D
2<L-d)分Hとなる信号(26b出力)を生成す
る。
【0039】そして、論理回路26aの出力と論理回路
26bの出力のOR演算を行う論理回路27によって、
切替制御クロック(27出力)が生成される。この切替
制御クロックは、CLK2とCLK4が共にHとなった
時点と、CLK2とCLK4が共にLとなった時点にH
に立ち上がる信号となる。
26bの出力のOR演算を行う論理回路27によって、
切替制御クロック(27出力)が生成される。この切替
制御クロックは、CLK2とCLK4が共にHとなった
時点と、CLK2とCLK4が共にLとなった時点にH
に立ち上がる信号となる。
【0040】次に、この切替制御クロックを遅延回路2
5Cで遅延時間(D3=(L-d)/2)遅延させて遅延
切替制御クロック(25c出力)とする。結果、この遅
延切替制御クロックは、CLK2とCLK4が共にHと
なっている期間の中間の時点と、と、CLK2とCLK
4が共にLとなっている期間の中間の時点にHに立ち上
がる信号となる。
5Cで遅延時間(D3=(L-d)/2)遅延させて遅延
切替制御クロック(25c出力)とする。結果、この遅
延切替制御クロックは、CLK2とCLK4が共にHと
なっている期間の中間の時点と、と、CLK2とCLK
4が共にLとなっている期間の中間の時点にHに立ち上
がる信号となる。
【0041】したがって、この遅延切替制御クロックの
立ち上がりに同期してラッチ29にラッチされた系切替
制御信号を受けて行われるセレクタ12Cのクロック信
号の切替は、常に、CLK2とCLK4が共にHとなっ
ている期間中か、CLK2とCLK4が共にLとなって
いる期間中に行われることになる。
立ち上がりに同期してラッチ29にラッチされた系切替
制御信号を受けて行われるセレクタ12Cのクロック信
号の切替は、常に、CLK2とCLK4が共にHとなっ
ている期間中か、CLK2とCLK4が共にLとなって
いる期間中に行われることになる。
【0042】そして、このように常に、CLK2とCL
K4が共にHとなっている期間中か、CLK2とCLK
4が共にLとなっている期間中にCLK2とCLK4の
切替を行えば、切替時に、瞬間的なパルスが発生するこ
とを排除することができ、これにより機能部16の誤動
作を排除することができる。
K4が共にHとなっている期間中か、CLK2とCLK
4が共にLとなっている期間中にCLK2とCLK4の
切替を行えば、切替時に、瞬間的なパルスが発生するこ
とを排除することができ、これにより機能部16の誤動
作を排除することができる。
【0043】したがって、本実施形態によれば、従装置
200にPLLを用いることなく、簡便な論理回路によ
って、機能部の動作を停止することなく現用クロックと
して選択するクロック信号を切り替える無瞬断クロック
切替を実現することができる。
200にPLLを用いることなく、簡便な論理回路によ
って、機能部の動作を停止することなく現用クロックと
して選択するクロック信号を切り替える無瞬断クロック
切替を実現することができる。
【0044】なお、以上の実施形態において、クロック
同期装置100a、100bが出力するCLK2とCL
K4が、一致した位相で従装置200に入力することを
保証できるように装置全体を構成した場合には、セレク
タ12Cの切替タイミングは任意としてもよい。
同期装置100a、100bが出力するCLK2とCL
K4が、一致した位相で従装置200に入力することを
保証できるように装置全体を構成した場合には、セレク
タ12Cの切替タイミングは任意としてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、各従装
置にPLLより簡便な回路を備えるだけで、無瞬断切替
を実現することのできるクロック無瞬断切替装置を提供
することができる。
置にPLLより簡便な回路を備えるだけで、無瞬断切替
を実現することのできるクロック無瞬断切替装置を提供
することができる。
【図1】本発明の実施形態に係るクロック無瞬断切替装
置の構成を示したブロック図である。
置の構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る切替制御部15の構成
を示したブロック図である。
を示したブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る切替制御部15の動作
を示すタイミングチャートである。
を示すタイミングチャートである。
【図4】従来のクロック無瞬断切替装置の構成を示した
ブロック図である。
ブロック図である。
11 クロック供給装置 12a、12b セレクタ 12C セレクタ 13a、13b PLL 14a、14b クロック出力回路 15 切替制御部 16 機能部 100a、100b クロック同期装置 200 従装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 1/22 H03K 5/00 X Fターム(参考) 5J055 AX36 BX12 BX19 CX05 EZ10 EZ25 EZ39 EZ50 EZ60 FX13 FX18 FX21 FX22 FX31 GX01 GX02 GX04 5J106 AA03 BB02 DD09 EE06 GG19 HH10 KK12 KK34 5K014 AA05 CA02 FA01 5K021 AA09 DD02 DD07 EE01 FF03 FF11 5K047 AA11 AA16 GG02 GG07 GG09 GG11 KK03 KK12 KK18
Claims (4)
- 【請求項1】2重化されたクロック信号の一方を選択
し、クロック信号を使用する機能部に供給するクロック
無瞬断切替装置であって、 前記2重化されたクロック信号のうちの一方を選択し、
前記機能部に供給する選択部と、 前記選択部が選択するクロック信号の切替を制御する切
替制御部とを有し、 前記切替制御部は、前記2重化されたクロック信号が共
に同じレベルにある期間中に、前記切替が行われるよう
前記選択部の切替を制御することを特徴とするクロック
無瞬断切替装置。 - 【請求項2】2重化された入力クロック信号の一方を選
択し、クロック信号を使用する1または複数の機能部に
供給するクロック無瞬断切替装置であって、 2重化された入力クロック信号を、位相の揃った2重化
された中間クロック信号に変換して出力するクロック同
期部と、 前記機能部毎に設けられた、クロック選択部とを有し、 前記クロック選択部は、 2重化された中間クロック信号のうちの一方を選択し、
機能部に供給する選択部と、 前記選択部が選択する中間クロック信号の切替を制御す
る切替制御部とを有し、 前記切替制御部は、前記2重化された中間クロック信号
が共に同じレベルにある期間中に、前記切替が行われる
よう前記選択部の切替を制御することを特徴とするクロ
ック無瞬断切替装置。 - 【請求項3】2重化された入力クロック信号の一方を選
択し、クロック信号を使用する機能部に供給するクロッ
ク無瞬断切替装置であって、 各入力クロック信号に対応して設けられ、各々中間クロ
ック信号を出力するクロック同期装置と、 機能部毎に設けられた選択部とを有し、 前記各クロック同期装置は、対応する入力クロック信号
を、他のクロック同期部が出力する前記中間クロック信
号と位相の揃った前記中間クロック信号に変換して出力
するPLLを備え、 前記選択部は、各クロック同期部が出力する中間クロッ
ク信号のうちの一方を選択し、機能部に供給することを
特徴とするクロック無瞬断切替装置。 - 【請求項4】請求項2記載のクロック無瞬断切替装置で
あって、 前記クロック同期部は、 各入力クロック信号に対応して設けられ、各々中間クロ
ック信号を出力するクロック同期装置を有し、 前記各クロック同期装置は、対応する入力クロック信号
を、他のクロック同期装置が出力する前記中間クロック
信号と位相の揃った前記中間クロック信号に変換して出
力するPLLを備えていることを特徴とするクロック無
瞬断切替装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068601A JP2000269945A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | クロック無瞬断切替装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11068601A JP2000269945A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | クロック無瞬断切替装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000269945A true JP2000269945A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13378487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11068601A Pending JP2000269945A (ja) | 1999-03-15 | 1999-03-15 | クロック無瞬断切替装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000269945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017126821A (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | Necエンジニアリング株式会社 | クロック系切り替え制御回路およびネットワーク装置 |
-
1999
- 1999-03-15 JP JP11068601A patent/JP2000269945A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017126821A (ja) * | 2016-01-12 | 2017-07-20 | Necエンジニアリング株式会社 | クロック系切り替え制御回路およびネットワーク装置 |
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