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JP2000269839A - デジタル放送受信端末及びデジタル放送受信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体 - Google Patents

デジタル放送受信端末及びデジタル放送受信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2000269839A
JP2000269839A JP11067230A JP6723099A JP2000269839A JP 2000269839 A JP2000269839 A JP 2000269839A JP 11067230 A JP11067230 A JP 11067230A JP 6723099 A JP6723099 A JP 6723099A JP 2000269839 A JP2000269839 A JP 2000269839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
code
area
data
digital broadcast
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11067230A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Goto
亘 後藤
Akira Tamura
明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Original Assignee
Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo FM Broadcasting Co Ltd filed Critical Tokyo FM Broadcasting Co Ltd
Priority to JP11067230A priority Critical patent/JP2000269839A/ja
Publication of JP2000269839A publication Critical patent/JP2000269839A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の移動体に搭載した場合でも、受信
者が情報検索の操作を行うことなく、所望の情報を確実
に受信できるデジタル放送受信端末及びデジタル放送受
信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体を提供すること。 【解決手段】 受信対象とする地域別に対応する地域コ
ードと情報の内容別に対応する情報種別コードとをデジ
タル放送から検出する受信手段7と、受信者の現在位置
に係る地域コードを現在エリアコードとして検出する測
位手段1と、受信が望まれる情報の情報種別コードを設
定種別コードとして設定記憶する記憶手段2と、前記地
域コード及び前記情報種別コードと,前記現在エリアコ
ード及び前記設定種別コードとを比較するコード比較部
5とを設け、該比較の結果が一致する場合にのみ当該受
信データのそれぞれを記録すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送を好
適に受信するデジタル放送受信端末及びデジタル放送受
信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録
媒体に関する。特に、自動車等の移動体に搭載した場合
でも、受信者が情報検索の操作を行うことなく、所望の
情報を確実に受信できるデジタル放送受信端末及びデジ
タル放送受信プログラムを記録したコンピュータ読取り
可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常のアナログ音声放送にお
いて、文字,図形データを該音声放送に多重して放送す
るデータ多重放送が実施されている。特に出願人は、我
国のパイオニア的存在として、FM放送に文字,図形デ
ータを多重して放送するFM多重放送を「見えるラジ
オ」,「パパラジーコム」(登録商標)サービスとして
提供している。
【0003】従来のアナログ放送は、同一番組が一斉に
放送されるので、同一サービスエリア内の聴取者が、同
一番組を同時に聴取又は視聴するというサービス形態に
限定されている。このサービス形態は、電波資源が有限
であるところ、一定のエリア内に設置できる放送局数及
び中継局数は、混信防止のため、厳しく限定されてい
る。また、FM多重放送においても、伝送帯域制限やア
ナログ方式であることが足かせになり、現状は文字,図
形データの送信を限度とする。
【0004】また、近時は一部の企業体によって、カー
ナビゲーションシステム搭載の自動車から携帯電話でホ
ストセンターへアクセスし、予め設定した情報を該ホス
トのデータベースから検索し、その結果を受信して前記
カーナビゲーションシステムと連動させ情報通信サービ
スが提供されている。
【0005】即ち、かかる情報通信サービスは、主に、
カーナビゲーションシステムの持つ「現在地」「目的
地」の座標値データや前記カーナビゲーションシステム
上で設定した任意の地点の座標値データを、携帯電話で
ホストセンターへ送信し、前記座標値に関連する位置に
特定した情報をホストのデータベースから検索して、前
記カーナビゲーションシステムの画面上に表示等するも
のである。
【0006】このような情報通信サービスは、携帯電話
から一般公衆回線網(PSTN)を経由して所望の情報
を得るもので、必要な物品点数も少なく、簡易にシステ
ムを構築できるメリットがあるが、我国の携帯電話網及
びPSTNにおける通話料は極めて高額であるから、情
報検索を行う回数と要した時間とに比例して携帯電話の
通話料金がかさんでいくという問題がある。
【0007】更に、その情報検索を行うに当たっては、
前記携帯電話及び前記カーナビゲーションシステムのボ
タン操作等を必要とするが、自動車の運転中にそのよう
な端末操作を行うと、前方不注意による重大な交通事故
を起こすことがあるという問題もある。
【0008】このような走行中の携帯電話の操作は、現
在、道路交通法で規制する方向で検討されており、かか
る法令の施行内容によっては、自動車運転走行中は携帯
電話(又はカーナビゲーションシステム)の操作が行な
えなくなることもあるので、このような携帯電話を利用
した情報通信サービスの利便性に疑問が投げかけられて
いるという現状もある。また、情報検索の度に自動車を
停めていたのでは、前記情報通信サービスの目指すとこ
ろとは反対に、自動車運転が極めて不利不便な事態とな
る。
【0009】更に、自動車の走行に伴って現在位置が変
化したら、かかる情報通信サービスでは、逐一、位置を
登録して、ホストセンターのデータベース検索に対する
トリガとしなければならないので、その設定操作が自分
の移動に伴って常に必要となり、自動車走行中の操作が
ますます促がされることとなって交通事故の危険性が更
に増すという悪循環も指摘されている。
【0010】ところで、今般、デジタル技術の発達によ
りデジタル放送の開発が進められている。特に、我国で
は「デジタル統合放送サービス」(ISDB:Integrat
ed Services Digital Broadcasting)と称して規格化が
検討されている。かかるデジタル放送サービスは、映像
(画像を含む),音声,データを一体としてあらゆるサ
ービスと統合した全く新規なマルチメディア放送サービ
スとして発展が望まれている。
【0011】ここで想定されるデータサービスは、映
像,音声,データ等の形式で提供されるため、放送され
る多種多様なデジタルの受信データをすべて受信機の記
憶装置に蓄積することは、極めて大容量の記憶装置を設
ければ可能としても、受信機の大きさ、重量、製造コス
ト等の面で非現実的である。
【0012】また、ISDBで放送されるデータは、映
像や音声を含むから、連続的に流れる大容量データであ
るという特徴がある。このようなストリーム形式のデー
タは、伝送方式の高信頼性,リアルタイム性,大容量伝
送,画面,スピーカ,プリンタ等が混在する出力媒体へ
の対応等が要求される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】したがって、ISDB
等のデジタル放送においては、自動車等の移動体であっ
ても確実に必要なデータを受信できるような、全く新規
なデジタル放送受信端末及びデジタル放送受信プログラ
ムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体の提供
が待望されている。とりわけ、移動体は時々刻々と現在
位置が変化するが、かかる場合でも極力デジタル放送受
信端末を操作しないで、安全に自動車の走行を継続しつ
つ,最新且つ所望のデータを確実に受信し、好ましくは
蓄積もできるような、全く新規なデジタル放送受信端末
及びデジタル放送受信プログラムを記録したコンピュー
タ読取り可能な記録媒体の提供が待望されている。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、鋭意研
究を重ねた結果、その発明を、受信対象とする地域別に
対応する地域コードと情報の内容別に対応する情報種別
コードとをデジタル放送の受信データから検出する受信
手段と、受信者の現在位置に係る地域コードを現在エリ
アコードとして検出する測位手段と、受信が望まれる情
報の情報種別コードを設定種別コードとして設定記憶す
る記憶手段と、前記地域コード及び前記情報種別コード
と,前記現在エリアコード及び前記設定種別コードとを
比較するコード比較部とを設け、該比較の結果が一致す
る場合にのみ前記受信データのそれぞれを記録手段に記
録するデジタル放送受信端末等としたことによって、時
々刻々と自分の現在位置が変化しても、極力デジタル放
送受信端末を操作しないで、安全に自動車の走行を継続
することができ,最新且つ所望のデータを確実に受信で
き、該受信したデータの蓄積もでき、前記課題を解決し
たものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル放送受信
端末の主な構成について説明する。図11は本発明のデ
ジタル放送受信端末ブロック図であり、主な構成は、中
央処理装置6(MPU:Micro Processor Unit)、測位
手段1、記憶手段2、記録手段3、インターフェース手
段4、コード比較部5、受信手段7、デコード手段8、
信号処理手段9、出力手段10とからなり、これらはバ
スBにて相互に通信,制御される。
【0016】前記中央処理装置6(以下、単に「MPU
6」という。)は、本発明のデジタル放送受信端末を所
定のプログラムに基づいて駆動制御させるものであり、
好ましくは32bit以上のCISC又はRISCチッ
プ等の高速演算処理可能な中央処理装置とするが、これ
に限定されない。
【0017】前記受信手段7は、放送局Aから放送され
たデジタル放送の電波を受信して電気信号に変換するも
のであり、好ましくは、同調回路等の第1チューナー部
7aと、少なくともISDB〔又はISDB−T(地上
デジタル統合放送サービス)〕復調可能な復調部7b
と、デジタル放送の受信した電波に含まれる種々のコー
ドを検出するコード検出部7cとを有する。
【0018】前記記憶手段2は、コンピュータ読取り及
び書込み可能な記憶媒体(又は記録媒体)であり、例え
ば、RAM(Random Access Memory),DRAM(Dyna
micRAM ),SDRAM(Synchronous DRAM),SRA
M(Static RAM),FD(Flexible/Floppy Disk),D
VD−RAM(Digital Video Disk−RAM ),EPRO
M(Erasable Programmable Read Only Memory),EE
PROM(Electrically Erasable Programmable Read
Only Memory ),スマートカード(登録商標),スマー
トメディア(登録商標),フラッシュメモリー,光磁気
ディスクその他のいかなるコンピュータ読取り及び書込
み可能な記憶媒体等でも適用できる。
【0019】この記憶手段2は、受信データ記憶部2
a,設定コード記憶部2b,予想エリアコード記憶部2
cとを有し、これらは同一の記憶媒体内にそれぞれ記憶
領域として設けてもよいが、別途個別の記憶媒体とする
こともある。前記受信手段7で受信される受信データ
(各種コードも含む)は、本記憶手段2の、好ましくは
受信データ記憶部2aに一時記憶される。即ち受信デー
タ記憶部2aはバッファ又は展開領域として使用される
ことがある。
【0020】次に、前記デコード手段8は、前記記憶手
段2から受信データを読出し、該データが映像データで
あれば、所定のデコード,例えばMPEG−2に従った
デコードを実行する。前記映像データが音声データも含
む場合は、音声同期部8bが映像データ及び音声データ
を解析して、互いに同期を取る処理を実行するものとす
る。また、音声データのみの場合は、画像デコードする
ことなく、信号処理手段9にデータを引き渡す。
【0021】前記信号処理手段9は、前記デコード手段
8から受信した信号を、スピーカ,モニタ等の出力手段
10で再生可能な信号に変換するためのもので、D/A
変換,信号増幅等を行うことがある。表示処理部9b
は、映像データは映像信号として、音声データは音声信
号として信号処理し、モニタ,液晶画面等の表示処理部
10b又はスピーカ等の音声出力部10aに出力する。
【0022】前記インターフェース手段4は、本発明の
デジタル放送受信端末が外部装置との通信やデータ入出
力を行うためのインターフェースであり、入力インター
フェース部4aには、いくつかのボタンで本デジタル放
送受信端末に指示入力するためのコンソール,キーボー
ド,マウス,ツマミ,タッチパネル,マイク(コンデン
サマイク),タッチパッド,ジョイスティックその他の
いかなる入力デバイスでも接続可能である。また、前記
入力インターフェース部4a又は出力インターフェース
部4bには、例えばCD−ROMドライブ,DVD−R
OMドライブ,フロッピーディスクドライブその他の記
録媒体駆動装置や、プリンタ等の印刷装置、ビデオカメ
ラ等の撮像装置等のいかなるデバイスも接続できる。
【0023】但し、接続する装置毎にインターフェース
を設けることとし、例えば記録媒体駆動装置を接続する
場合はSCSIインターフェースを、印刷装置や撮像装
置をを接続する場合はRS−232Cインターフェー
ス,パラレル又はシリアルインターフェース,セントロ
ニクスインターフェースを設けることが好ましいが、そ
の他のいかなる適当なインターフェースも設けることが
できる。また、USBやIEEE1394等のインター
フェースで統一または混在させることがある。また、赤
外線インターフェースとして、IrDAやIEEE80
2.11インターフェースを設けて赤外線通信を可能と
することがある。
【0024】そして、前記測位手段1は、GPS(Glob
al Positioning System )衛星から送られるPNコード
(擬似ランダム符号)と航法メッセージデータ等を受
信,解析して、受信者の現在位置,速度,時刻を演算す
る。即ち、測位手段1のデジタル信号処理部1aが、G
PS衛星からの信号を受信してデジタル信号として処理
する。該デジタル信号は、測位演算制御部1bによっ
て、衛星毎にC/Aコード,キャリア位相,コード位相
等が検出される。そして、擬似距離測定を経て測位演算
が行われる。
【0025】測位演算は航法メッセージデータから衛星
位置情報,衛星時計誤差,電離層電波伝搬補正値等を得
て、いわゆる測位方程式(近似式も含む)を演算して本
デジタル放送受信端末の位置を決定することがある。こ
こで、前記インターフェース手段4にCD−ROMドラ
イブ,DVD−ROMドライブ等の記録媒体駆動装置が
接続されていれば、カーナビゲーションシステム用地図
データを記録したCD−ROM,DVD−ROM等の地
図データが読込まれ、記憶手段2等で展開される。そし
て、前記測位手段1で決定された位置の座標データは、
前記地図データの座標データにマッピングされ、前記表
示処理部10b上に、地図データと関連づけられて表示
される。
【0026】前記地図データは、「エリア」として一定
区域毎に区切られていることが好ましい。例えば、東京
の地図データであれば、最小行政単位である「区」単位
に、港区エリア,渋谷区エリア,新宿区エリア、という
要領で区切られた地図データであって、それぞれのエリ
アには固有のエリアコードを対応付けて設けることがあ
る。本発明では、「区」単位又は著名な地域(赤坂,青
山等)単位でエリアを区切る場合で説明するが、郵便番
号に対応させたエリアコードとすることもある。
【0027】そして、エリアコード検出部1cは、前記
測位演算制御部1bによって決定された本デジタル放送
受信端末の位置の座標データがいずれの前記エリアに該
当するかを判別する。例えば、測位演算で決定された位
置の座標データが、地図データでは赤坂4丁目に包含さ
れる場合、エリアコード検出部1cは、該赤坂4丁目を
包含する港区エリアのエリアコードを検出して、該検出
されたエリアコードを前記記憶手段2、好ましくは受信
データ記憶部2a等に記憶する。
【0028】ここで、前記GPS衛星は、本来軍事目的
の人工衛星であるため、民間のカーナビゲーションシス
テムで解析可能な信号では、概ね誤差100m程度であ
ることが知られている。そこで、本発明のデジタル放送
受信端末では、前記測位手段1に測位位置補正部1dを
設け、基準点と比較して得られた誤差を取り除いて、一
般道か高速道かの判断をするにあたって精度を向上させ
るべく、相対測位方式DGPS(Differential GPS)、
自動車のタイヤの回転を検出して算出した走行距離で補
正して精度を向上させる距離センサ、方位の角速度又は
道路の勾配を検出して、水平方向又は上下方向の測位精
度を向上させるジャイロセンサその他のいかなる補正手
段でも適用でき、測位精度を向上させるものとする。
【0029】次に、前記コード比較部5は、大きく分け
て2つの比較をする。第1に、受信されたデジタル放送
に含まれる情報(番組)内容に関連付けられた固有のコ
ード(情報種別コード)と、予め本デジタル放送受信端
末の設定コード記憶部2bに設定記憶される情報(番
組)コード(設定種別コード)とを比較する。第2に、
受信されたデジタル放送に含まれる受信対象地域に関連
付けられた固有のコード(地域コード)と、前記測位手
段1によって検出された現在位置に係るエリアコード又
は後述する予想エリアコード(今後一定時間内に通過す
ると思われるエリアのエリアコード)又はこれらの両方
とを比較する。
【0030】以上の比較結果が一致する場合に、前記コ
ード比較部5は本発明のデジタル放送受信端末が受信し
たデジタル放送の内容を蓄積する許可を前記MPU6に
通知する。具体的には、比較の結果各コードが一致した
受信データを、一時的に記憶している受信データ記憶部
2a等から記録手段3に記録し、電源断等でも消去され
ないように保持する。
【0031】その記録手段3は、コンピュータ読取り可
能な記録媒体であり、例えば、RAM(Random Access
Memory),ROM(Read Only Memory),DRAM(Dy
namic RAM ),SDRAM(Synchronous DRAM),SR
AM(Static RAM),FD(Flexible/Floppy Disk),
DVD−RAM(Digital Video Disk−RAM ),EPR
OM(Erasable Programmable Read Only Memory),E
EPROM(Electrically Erasable Programmable Rea
d Only Memory ),スマートカード(登録商標),スマ
ートメディア(登録商標),フラッシュメモリー,光磁
気ディスク(MO)その他のいかなるコンピュータ読取
り可能な記録媒体でも適用できる。
【0032】前記記録手段3は、好ましくはプログラム
記録部3aとデータ記録部3bとを有するが、これらは
同一の記憶媒体内に記憶領域としてそれぞれ設けてもよ
いが、別途個別の記録媒体(又はチップ)とすることが
あり、本デジタル放送受信端末から取り外し可能に設け
ることとする。前記プログラム記録部3aは、本発明の
デジタル放送受信端末の実行を規定するデジタル放送受
信プログラムが記録されるコンピュータ読取り可能な記
録媒体であり、電源断であっても記録内容は長期間消滅
しない。前記データ記録部3bは、本発明のデジタル放
送受信端末が受信を許容されて受信(記憶)するデジタ
ル放送の内容を蓄積したり、前記デジタル放送受信プロ
グラムの実行に必要なパラメータ,初期値等を保存して
おくコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
【0033】次に、本発明のデジタル放送受信端末の好
適な第1の実施形態について説明する。まず図2は、本
発明のデジタル放送受信端末が受信することがあるデジ
タル放送の受信データ(又は受信フレーム)の一例を示
す。該受信データは、スタートビットST,地域コー
ド,情報種別コード,告知期限コード,コンテンツデー
タ部,CRC,パリティビット等を含むことがある。
【0034】前記地域コードは、各エリアに関連付けら
れた固有の値であり、ニ値符号で定義される。例えば図
2のように、港区エリアを「11010」と定義する。
より好ましくは、更に小さい町単位(又は著名な地域単
位)のエリア毎にも3ビット程度のコードを付与し、赤
坂エリアは「11010000」と、青山エリアは「1
1010001」等と定義する。このように定義するこ
とで、いわゆるプレイスポット(周知又は著名な地域)
単位に地域区分を定義することが可能となるが、これら
以外のいかなる定義によっても本発明に適用できる。
【0035】本実施形態では、区単位(市単位)のコー
ドを「区コード」と、町単位のコードを「町コード」と
し、前記地域コードは前記「区コード」と「町コード」
とから構成される。但し、本発明では区,町単位に限定
しないことがある。この地域コードは、前記エリアコー
ドと内容を同一にするものである。エリアコードは、本
発明のデジタル放送受信端末が地図データのCD−RO
M等を介して予め持っているコードであって、受信に係
る地域コードの比較対象となるから、本明細書では、内
容が同じではあるが、便宜上、地域コードとは別に「エ
リアコード」と呼称する。
【0036】前記情報種別コードは、情報の種類別に関
連付けられた固有の値であり、ニ値符号で定義される。
例えば図2のように、レストランに関する情報は「10
11001」と定義する。より好ましくは、更に小さい
種類毎にも3ビット程度のコードを付与し、例えば前記
レストランに関する情報のうちフランス料理について
は、図示しない「1011010」と、イタリア料理に
ついては図示しない「1011011」等と定義するこ
とがある。このように定義することで、相当細かい種類
の情報を定義することが可能となるが、これら以外のい
かなる定義によっても本発明に適用できる。
【0037】ここで、「天気」,「交通」,「レストラ
ン」等の大分類のコードを「カテゴリコード」と、図示
しない「フランス料理」,「イタリア料理」等の小分類
のコードを「特定コード」とし、前記情報種別コードは
前記「カテゴリコード」と「特定コード」とから構成す
ることがある。この情報種別コードは、前記設定種別コ
ードと内容を同一にするものであるが、その設定種別コ
ードは本発明のデジタル放送受信端末が受信者の事前設
定によって予め持っているコードであって、受信に係る
情報種別コードの比較対象となるから、本明細書では、
便宜上、情報種別コードとは別に「設定種別コード」と
呼称する。
【0038】告知期限コードは、前記受信データの内容
(コンテンツデータ)の有効期限を定義するコードであ
り、ニ値符号であるが、その意味内容は、YYYYMM
DDHHMM(年,月,日,時,分)を指すことが望ま
しい。この告知期限コードは、前記コード比較部5によ
って、本発明のデジタル放送受信端末の計時手段11が
カウントする時刻データの比較対象となる。計時手段1
1の時刻データは、内部クロックによって自発的に生成
する時刻情報でもいいし、測位手段1が受信する航法メ
ッセージ中の時刻情報に同期をとるものであってもよ
い。ここで定義される告知期限を経過したデータは、削
除対象となる。
【0039】このようなデータを有するデジタル放送を
受信する本発明のデジタル放送受信端末は、図3乃至図
6に示すようなデジタル放送受信プログラムを実行して
所望の情報を受信及び記録することがある。即ち、図3
において、受信者は、本発明のデジタル放送受信端末に
予め受信したい情報種別を設定する(S100)。具体
的には、所望の情報種別、例えば図2の「交通」,「レ
ストラン」,「ニュース」等の受信したい情報種別を、
前記インターフェース部4に接続されたタッチパネル,
コンソール等から適宜指示入力する。MPU6は、ここ
で入力された情報種別に対応するコードを前記記録手段
3から読み出し、設定種別コードとして記憶手段2又は
記録手段3のデータ記録部3b等に設定記憶する。
【0040】デジタル放送の受信開始とともに(S10
1)、MPU6は前記測位手段1に測位処理を実行させ
る。そして、本デジタル放送受信端末の現在位置が検出
されると、該現在位置に対応する座標データが、カーナ
ビゲーション用地図データを記録したCD−ROM,D
VD−ROM等で検索され、該当するエリアのエリアコ
ードが前記受信データ記憶部2a等に記憶される(S1
02)。本実施形態では、前記現在位置は赤坂であるも
のとする。
【0041】ここで、受信者は特に目的地もなく任意の
ルートで自動車を走行させている場合(S103)、こ
れから一定時間経過後に、前記受信者がどのエリアを通
過するか予測する「ルート予想」サブルーチンが実行さ
れる。その結果、赤坂→青山→渋谷→代々木→新宿とい
うルートで走行すると予想されるものと判定された場合
は(S104)、受信データ中の各種コードと、本デジ
タル放送受信端末に設定記憶されている各種コードとが
前記コード比較部5によって比較される(S105、S
106)。
【0042】具体的には、バッファとしての前記受信デ
ータ記憶部2a等に記憶された多数の受信データは、逐
一、情報種別コードがコード比較部5によって読み出さ
れる。そして、S100で設定記憶した設定種別コード
と比較される(S105)。一致する場合は、更に地域
コードがコード比較部5によって読み出されて、予想エ
リアコードと逐一比較される(S106)。
【0043】ここで、前記予想エリアコードとは、青
山,渋谷,代々木,新宿といった通過予想に係るエリア
コードであって、前記「ルート予想」サブルーチンの実
行によって予想エリアコード記憶部2cに記憶される。
前記MPU6又は前記コード比較部5は、受信に係る地
域コードと同一のコードが前記予想エリアコード記憶部
2c内に記憶されているか検索することで一致の比較を
行うことがある。
【0044】そして、S105とS106との比較結果
がいずれも一致した場合は、受信者がこれから高い確率
で通過すると予想されるエリア(予想エリア)に関し
て、S100で設定した所望の情報種別に該当する放送
データを受信したと判断して、前記受信データをデータ
記録部3b等に記録(蓄積)する(S107)。
【0045】そして、予想エリアだけではなく、S10
2で検出された現在エリアコードも、前記コード比較部
5によって、受信データ中の地域コードと比較される
(S108)。その結果一致した場合は、受信者が現在
いるエリアに関連する情報について、S100で設定し
た所望の情報種別に該当する放送データを受信したと判
断して、その受信データをデータ記録部3b等に記録
(蓄積)する(S109)。
【0046】以上の過程で蓄積された受信データは、映
像データ,音声データ,テキストデータ,図形データ,
プログラムデータ等のあらゆるタイプのデータが混在す
る。これらのデータを、受信者の指示入力に基づいて、
又は適切なタイミングで自動的に再生する場合は(S1
10)、「再生」サブルーチンを実行する(S11
1)。この再生が終わっても終わらなくても、放送デー
タは漸次受信されるので、S104からの処理を常時繰
り返すか、パイプライン命令としてマルチタスク(又は
擬似マルチタスク)実行し、バッファーオーバーフロー
にならないように適宜のタイミングで処理するようMP
U6が制御することがある。
【0047】ここで、受信者が予め目的地を設定してい
る場合について(S103)、例えば該目的地が新宿エ
リアであるならば、現在位置である赤坂エリアと、目的
地である新宿エリアと、これらの両エリア中に含まれる
いくつかの通過予定エリア,例えば青山エリア,渋谷エ
リア,代々木エリアが確定する(S112)。通過予定
エリアと目的地エリアとは、対応するエリアコードがカ
ーナビゲーション用地図データに予め記録しておくこと
で、通過予定エリア及び目的地エリア等のいかなるエリ
アに関するエリアコードが確定するものである。
【0048】そして、前記受信データ記憶部2a等に記
憶された多数の受信データは、逐一、情報種別コードが
コード比較部5によって読み出される。そして、S10
0で設定記憶した設定種別コードと比較される(S11
3)。一致する場合は、更に地域コードがコード比較部
5によって読み出されて、設定エリアコードと逐一比較
される(S114)。
【0049】ここで、前記設定エリアコードとは、S1
03で目的地が設定された場合に、青山エリア,渋谷エ
リア,代々木エリアといった通過予定に係るエリアコー
ドであって、確定と同時に、MPU6の制御によって設
定コード記憶部2bに記憶される。前記MPU6又は前
記コード比較部5は、受信に係る地域コードと同一のコ
ード(設定エリアコード)が前記設定コード記憶部2b
内に記憶されているか検索することで一致の比較を行う
ことがある。また、前記現在エリアコード,予想エリア
コード,設定種別コード,目的地エリアコード等は、前
記設定コード記憶部2bに記憶されることがある。
【0050】そして、S113とS114とが共に一致
する場合は、受信者の現在いる位置を含むエリアと、目
的地の位置を含むエリアと、これらの通過予定となるい
くつかのエリアとに関連する情報に関して、S100で
設定した所望の情報種別に該当する放送データを全てデ
ータ記録部3b等に記録(蓄積)する(S115)。
【0051】上述の過程で蓄積された受信データは、映
像データ,音声データ,テキストデータ,図形データ,
プログラムデータ等のあらゆるタイプのデータが混在す
る。これらのデータを、受信者の指示入力に基づいて、
又は適切なタイミングで自動的に再生する場合は(S1
16)、「再生」サブルーチンを実行する(S11
7)。この再生が終わっても終わらなくても、放送デー
タは漸次受信されるので、S113からの処理を常時繰
り返すか、パイプライン命令としてマルチタスク(又は
擬似マルチタスク)実行し、バッファーオーバーフロー
にならないように適宜のタイミングで処理するようMP
U6が制御することがある。
【0052】次に、各サブルーチンの内容について説明
する。図5(A)は「ルート予想」サブルーチンのフロ
ーチャートである。本サブルーチンは、受信者が目的地
を設定せずに任意のルートを走行する場合に適用され
る。まず、受信者が一定距離移動したか否かを判断する
(S200)。具体的には、ひとつのエリアが区単位の
場合は、概ね10kmも走行すれば隣接する区(又は市
等)に移動すると考えられるし、ひとつのエリアが町単
位の場合は、概ね3kmも走行すれば隣接する町等に移
動すると考えられる。
【0053】そこで、例えば3km移動したか否かは、
前記測位手段1によって容易に把握できることであるか
ら、その距離だけ移動した場合は、MPU6が、測位手
段1に現在エリアコードを検出するよう指令制御する。
そして、該測位手段1のエリアコード検出部1cが現在
エリアコードを検出すると、そのコードは記憶手段2の
受信データ記憶部2a,設定コード記憶部2b等に記憶
する(S201)。
【0054】ここで、MPU6は、不要な蓄積データが
前記記録手段3に記録されたままか否かを判断して記録
されている場合は削除を実施する「データ削除」サブル
ーチンを実行する(S202)。
【0055】そして、「データ削除」サブルーチンの終
了後、概ね2時間程度(但し2時間には限定されずいか
なる時間でも設定できる)の後の受信者の位置が予測さ
れる(S203)。具体的には、自動車の進行方向の平
均値を算出し、最終的にどの方向に向かっているのかを
割り出し、その方向への平均移動速度から数時間(2時
間)以内の通過予想エリアを推測し、該当するエリアの
エリアコードを予想エリアコードとして全て抽出し、前
記予想エリアコード記憶部2cに設定記憶する(S20
4)。
【0056】次に、図5(B)は前記「データ削除」サ
ブルーチンのフローチャートである。本サブルーチン
は、第1に、告知期間が経過した受信データ、即ち内容
が受信者にとって既に古くなってしまって記録しておく
価値がないと思われる受信データを、一定期間経過後に
自動的に削除する処理と、第2に、受信者が既に通過し
てしまったエリア(現在エリア,予想エリア,設定エリ
アを含む)に関する受信データ、即ち、内容が受信者に
とって既に古くなってしまって記録しておく価値がない
と思われる受信データを、逐次、自動的に削除する処理
とがある。
【0057】まず、MPU6は、記録手段3に記録され
ている受信データのそれぞれに含まれる告知期間コード
を計時手段11の持つ現在の時刻の時刻データと比較す
る(S300)。その結果、告知期間コードの指標する
期限が現在の時刻を過ぎていれば、その記録されていた
受信データは、その内容が受信者にとって既に古くなっ
てしまって記録しておく価値がないと思われる受信デー
タであると判断できるので、該当する記録されたデータ
を削除する(S301)。
【0058】次に、MPU6は、記録手段3に記録され
ている受信データのそれぞれに含まれる地域コードを、
前記記憶手段2等に記憶(又は設定記憶)されているエ
リアコードと比較する(S302)。ここで、受信者は
時々刻々と移動しているのであるから、測位手段1が測
位を実施する度に最新の現在エリアコードを検出するこ
とができる。従って、例えば図8(A)のように、受信
者の現在エリアが赤坂で、走行した結果青山エリアに入
ったとすると、図8(B)のように、前記受信データ記
憶部2a又は前記設定コード記憶部2b等の適宜の記憶
領域に設けられる現在エリア記憶テーブルに「赤坂」と
いう現在エリアが記憶されていても、エリアコード検出
部が「青山」エリアに入ったことを検出するので、該
「青山」エリアのエリアコードが挿入記憶される。
【0059】その結果、それまでの「赤坂」エリアは、
既に通過したエリアとして扱われる。例えば、A番地に
記憶されているエリアがB番地に書き替えられ、新しい
現在エリアコードがA番地に挿入記憶されたときは、B
番地に書き替えられたエリアに「OLD」を示すフラグ
を立てて、前記B番地のエリアコードと同一の地域コー
ドを含む受信データが古いデータであるとして、削除の
対象としてもよい。
【0060】このようにして削除の対象となった古い受
信データは、受信者が既に通過してしまったエリア(現
在エリア,予想エリア,設定エリアを含む)に関する受
信データ、即ち、内容が受信者にとって既に古くなって
しまって記録しておく価値がないと思われる受信データ
として、逐次、MPU6の指令制御によって削除され
る。(S303)
【0061】次に、図6は前記「データ再生」サブルー
チンのフローチャートである。まず、MPU6は計時手
段11の時刻データを参照し、予め記録手段3に記録さ
れている「ランチタイム」又は「ディナータイム」の時
刻に該当するか否かを判断する(S400)。「ランチ
タイム」とは、例えば11時00分乃至14時00分で
あり、「ディナータイム」とは、例えば19時00分乃
至21時00分とする。
【0062】前記「ランチタイム」又は「ディナータイ
ム」に現在時刻が該当しないときは、直ちに記録されて
いる映像,音声等の受信データが再生処理されるが、該
当するときは、現在エリアに関する情報種別「レストラ
ン」の情報再生を優先的に割込実行する。
【0063】具体的には、図10に示すように、設定種
別コードに割込コードなるコードを設ける。該割込コー
ドは、プライオリティコードと実行フラグとからなる。
該プライオリティコードと実行フラグは一組ワンセット
で情報種別のそれぞれに対応して関連付けられる。プラ
イオリティコードは、その情報種別の優先順位を示すコ
ードであり、図10ではデータ再生処理前の状態とし
て、情報種別「交通」が二進の「0001」として最優
先扱いの設定となっている。この状態では、本デジタル
放送受信端末が「交通」且つ現在エリアに該当するデジ
タル放送を受信した場合、その交通情報を他のいかなる
受信データ(リアルタイム放送も含む)に優先して再生
実行する。
【0064】情報種別「レストラン」に関連付けられた
プライオリティコードは、当初「0011」即ち3番目
の優先順位であったが、S400で所定の時間に該当す
ると判断されたので、MPU6は、前記情報種別「レス
トラン」に関連付けられたプライオリティコードを「0
001」に書き替える(S401)。
【0065】更に、前記情報種別「レストラン」に関す
る情報を、現在出力手段10に出力している番組に割り
込ませて最優先で表示等させるべく、対応する実行フラ
グを「1」に書き替える(S402)。
【0066】そして、前記情報種別「レストラン」より
も高い優先順位だった「交通」と「ニュース」につい
て、「レストラン」が優先順位1位となったゆえに優先
順位を修正すべく、それらのプライオリティコードに
「1」を加算する(S403)。これにより、それぞれ
優先順位が1番ずつ下がり、「レストラン」が最優先に
なったこととの均衡が取れる。
【0067】上述のような制御を経て、又は受信者によ
る指示入力によって、各受信データ又は最優先の「レス
トラン」に関するデータが再生される(S404)。具
体的には、映像データであればMPEG−1,MPEG
−2,MPEG−4,QuickTime(登録商標)その他の
いかなるデータ形式でも前記デコード手段8及び前記信
号処理手段9が対応してデコード処理し、出力手段10
に映像,音声等として出力する。但し、本発明は前記割
込コードなるコードを設定種別コードに付加する方法に
は限定されず、その他のいかなる方法をもって実現する
ことがある。
【0068】図9は、現在エリアが「赤坂」で、目的地
エリアが「三鷹」である場合の、受信者の通過が予定さ
れるルートを含む全エリア(青山,渋谷,代々木,新
宿,杉並)のエリアコードが、一括して前記記憶手段2
の受信データ記憶部2a,設定コード記憶部2b等に設
定記憶されるときの概念を表す。既に説明したように、
現在エリアと目的地エリアとが設定されれば、地図デー
タから、受信者の通過が予定されるルートを含む全エリ
アが決定される。そこで、一括して通過エリアのエリア
コードを抽出して、記憶手段2等に設定記憶する。
【0069】次に、本発明の好適な第2の実施形態につ
いて説明する。図1はその第2実施形態に係る本発明の
デジタル放送受信端末のブロック図である。主な構成は
第1実施形態と同様であるが、受信手段7に第2チュー
ナー部7dを設けて、前記復調部7bに受信データを送
る構成とする。この場合、復調部7bは単一回路として
もよいが、前記第2チューナー部7dのみに対応する復
調回路を別個に設ける構成とすることがある。
【0070】その第2チューナー部7dは、特に、いわ
ゆる放送衛星及び通信衛星等(映像,音声,データ等に
係るデジタル放送又はデータ放送の電波を中継する衛
星)のデジタル放送電波を受信するものであり、前記第
1チューナー部7aとの間で混変調が発生するのを防止
するため、それぞれにバンドパスフィルタ回路を設ける
ことがある。
【0071】ここで、受信に係るデジタル放送が、図7
等に示す前記放送局Aと,図示しない放送衛星又は通信
衛星(以下、「放送衛星等」という。)を経由して、地
上波と衛星波との双方で行われる場合、本実施形態で
は、放送衛星等からの受信データを前記第2チューナー
部7dにて受信する。前記受信データに含まれる前記地
域コード,情報種別コード,告知期限コード等のそれぞ
れは、図3乃至図6に示すデータ放送受信プログラムに
従って比較等され、所望の受信データのみが、適宜、前
記記憶手段2に記憶され、又は前記記録手段3に記録さ
れる。
【0072】このように前記第2チューナー部7dを設
けることで、地上波と衛星波との双方からデジタル放送
を受信できるので、互いに補完させることでより確実に
デジタル放送を受信できる。即ち、例えば、東京都内の
ように高層建築物が林立する地域では、地上波は強いが
衛星波を物理的に受信できない場合がある。一方、高速
道を走行して郊外へ出ると、地上波が弱くなる場合があ
るが、障害物がないので衛星波を確実に受信することが
できる。その結果、本発明のデジタル放送受信端末を搭
載して放送局Aのサービスエリアを脱したとしても、放
送衛星等によるデジタル放送の電波を確実に受信できる
ので、所望の受信データの蓄積を更に確実に行うことが
できる。
【0073】更に、放送衛星等を経由して送信されるデ
ジタル放送のコンテンツが、特別な地域に限定されない
全国的な内容である場合は、上述の受信障害による受信
データの蓄積の欠落を防止する以外にも、その全国的な
内容の受信データと、特定の地域(エリア)に限定した
内容の受信データとのいずれも受信,記録(蓄積)して
おくことができるという優れた利点もある。
【0074】以上のような本発明のデジタル放送受信端
末においては、デジタル放送の受信処理を実行するデジ
タル放送受信プログラムは前記記録手段3に記録されて
いることが好ましいが、例えば、図12に示すように、
ROM等のチップ型記録媒体20や、PROM等のカー
ド型記録媒体21や、ハードディスク等の据置型記録媒
体30や、光ディスク,光磁気ディスク等のディスク型
記録媒体31や、フロッピーディスク等のフレキシブル
ディスク32その他のいかなる記録媒体でも提供され,
且つコンピュータ読取り可能とする。
【0075】また、上述した本発明のデジタル放送受信
端末は、それぞれ、種々のステップからなるデジタル放
送受信プログラムとして実現することができ、該デジタ
ル放送受信プログラムは前記記録媒体に記録されて提供
されることがある。本明細書では、「コンピュータ」と
は、いわゆるパーソナルコンピュータ(PC),汎用
機、専用機の他、記録媒体を差し込むソケットを有した
ROM書き換え装置や、前記フレキシブルディスク3
2,ディスク型記録媒体31等を読み出し又は書き込み
可能なリーダ又はライタを含む概念とする。
【0076】本発明のデジタル放送受信端末及びデジタ
ル放送受信プログラムを記録したコンピュータ読取り可
能な記録媒体は、以上の実施形態には限定されず、例え
ば、データ放送,データ多重放送及びテレビジョン放送
におけるデジタルの音声及び関連情報サービス,超短波
放送におけるデジタルの音声及びデータサービスその他
のいかなるデジタル放送にも好適に適用して実施でき
る。また、いかなる形態,例えばハードワイヤードロジ
ックによる制御等によっても実現されることがある。
【0077】本明細書において、「デジタル放送」と
は、地上系,衛星系を問わず、音声サービス,関連情報
サービスその他のデータサービスを提供するテレビジョ
ン放送,超短波(音声)放送,データ放送,データ多重
放送その他のデジタルデータによる放送の総称をいい、
文字多重放送によるデータサービスも含む概念とする。
【0078】また、前記測位手段1は、上記実施形態に
は限定されず、その他いかなる態様でも自己の位置をG
PS衛星信号から解析できるものとする。また、前記イ
ンターフェース手段4は、上記実施形態には限定され
ず、その他いかなる態様でも各種データ読取装置又は書
込装置を接続可能とする。前記受信手段7は、上記実施
形態には限定されず、その他いかなる態様でもデジタル
放送を好適に受信でき、フレーム同期でない放送電波も
受信して適宜に各種コードを検出できるものとする。前
記デコード手段8は、上記実施形態には限定されず、そ
の他いかなる態様でも受信データを適宜にデコードでき
るものとする。信号処理手段9は、上記実施形態には限
定されず、その他いかなる態様でも前記デコード手段8
からの信号を確実に再生可能な信号に処理するものとす
る。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明では、受信対象とする地
域別に対応する地域コードと情報の内容別に対応する情
報種別コードとをデジタル放送の受信データから検出す
る受信手段7と、受信者の現在位置に係る地域コードを
現在エリアコードとして検出する測位手段1と、受信が
望まれる情報の情報種別コードを設定種別コードとして
設定記憶する記憶手段2と、前記地域コード及び前記情
報種別コードと,前記現在エリアコード及び前記設定種
別コードとを比較するコード比較部5とを設け、該比較
の結果が一致する場合にのみ前記受信データのそれぞれ
を記録手段3に記録するデジタル放送受信端末としたこ
とによって、大量のデジタル放送の放送電波に含まれる
データから、受信者の所望する内容の情報であって,且
つその受信者が現在いるエリアに関連する情報のみを選
択受信することができるので、受信者が自動車等の移動
体で移動していても確実に必要なデータを受信,記録し
ておくことができるという極めて優れた効果を有する。
【0080】即ち、前記地域コードと前記情報種別コー
ドとをデジタル放送の受信データから検出する受信手段
7と、前記現在エリアコードを検出する測位手段1と、
受信が望まれる情報としての前記設定種別コードを設定
記憶する記憶手段2とを設けたことにより、デジタル放
送の放送電波に含まれる大量のデータ(番組,情報,コ
ンテンツ)を受信しても、前記受信データから検出され
る前記地域コードと前記情報種別コードとを検出し、更
に、自己の現在位置に係る現在エリアのエリアコード
(現在エリアコード)も確実に検出することができる。
【0081】そして、前記地域コード及び前記情報種別
コードと,前記現在エリアコード及び前記設定種別コー
ドとを比較するコード比較部5を設けた構成としたこと
により、受信されたデジタル放送電波に含まれる大量の
データから、交通情報データ,レストラン情報データ等
の受信者の嗜好に合致する情報データであって,且つ現
在前記受信者が位置するエリアに関連するような極めて
受信者に密接に関連した最新の情報データのみを選択受
信することができる。
【0082】更に、その比較の結果が一致する場合にの
み前記受信データを記録手段3に記録するとしたことに
よって、受信者の嗜好に合致する情報データであって,
且つ現在前記受信者が位置するエリアに関連するような
極めて受信者に密接に関連した最新の情報データを本デ
ジタル放送受信端末に蓄積しておくことができる。その
結果、自動車で移動する受信者の現在位置が時々刻々と
変化する場合であっても、本デジタル放送受信端末が検
出する現在エリアに関連する所望の情報データを随時蓄
積でき、本デジタル放送受信端末を操作しないで、安全
に自動車の走行を継続しつつ,最新且つ所望のデータを
確実に受信し、蓄積もできるという極めて優れた効果を
有する。
【0083】次に、請求項2の発明では、請求項1記載
において、前記測位手段1は、一定時間後までに受信者
が移動すると予想される全エリアの地域コードである予
想エリアコードも随時検出して前記記憶手段2に設定記
憶し、前記コード比較部5は、前記受信手段7の検出す
る前記地域コードを,前記記憶手段2に記憶される前記
予想エリアコードとも比較し、該比較の結果が一致する
場合にのみ前記受信データのそれぞれを記録手段3に記
録するデジタル放送受信端末としたことによって、請求
項1の発明による優れた効果に加え、受信者が自動車で
不特定のエリアに向かって移動する場合でも、随時通過
するエリアに関連する所望の情報データを確実に受信,
記録しておくことができるという極めて優れた効果を有
する。
【0084】即ち、受信者がどのようなルートを通過す
るか不明確な場合でも、前記測位手段1が予想エリアコ
ードも随時検出して前記記憶手段2に設定記憶すること
によって、常に、前記受信者にとって有意義なエリアコ
ードを、しかも特に本発明のデジタル放送受信端末を自
動車運転中に操作することなく、安全に漸次取得するこ
とができる。
【0085】そして、前記コード比較部5が、前記地域
コードを前記予想エリアコードともそれぞれ比較し、該
比較の結果が一致する場合にのみ前記受信データのそれ
ぞれを記録手段3に記録するとしたことで、受信者が自
動車で不特定のエリアに向かって移動する場合でも、随
時通過するエリアに関連する所望の情報データを確実に
蓄積しておくことができるという極めて優れた効果を有
する。更に、受信者がいつでもその蓄積された受信デー
タを再生できるという極めて優れた利点もある。
【0086】次に、請求項3の発明では、請求項1記載
において、前記記憶手段2は受信者の目的地エリアに対
応する目的地エリアコードも設定記憶し、前記測位手段
1は、現在エリアと前記目的地エリアとの間にある通過
予定エリアの全エリアコードも随時検出して前記記憶手
段2に設定記憶して、前記コード比較部5は、前記受信
手段7の検出する前記地域コードを,前記記憶手段2に
記憶される通過予定エリアの全エリアコードと比較し、
該比較の結果が一致する場合にのみ前記受信データのそ
れぞれを記録手段3に記録するデジタル放送受信端末と
したことによって、請求項1の発明による極めて優れた
効果に加えて、受信者が自動車で特定のエリア(目的地
エリア)に向かって移動する場合でも、途中の通過予定
エリアに関連する所望の情報データを確実に受信,記録
しておくことができるという極めて優れた効果を有す
る。
【0087】即ち、前記記憶手段2が受信者の目的地エ
リアに対応する目的地エリアコードも設定記憶するとし
たことで、まず、設定された目的地のエリアコードを本
発明のデジタル放送受信端末に確実に蓄積しておくこと
ができる。そして、前記測位手段1は、現在エリアと前
記目的地エリアとの間にある通過予定エリアの全エリア
コードも随時検出して前記記憶手段2に設定記憶すると
したことによって、目的地までの途中に存在する全エリ
アのエリアコードも確実に蓄積しておくことができる。
【0088】そして、前記コード比較部が、前記地域コ
ードを,通過予定エリアの全エリアコードとも比較し、
該比較の結果が一致する場合にのみ当該受信データのそ
れぞれを記録手段に記録することとしたことによって、
受信者が自動車で特定のエリア(目的地エリア)に向か
って移動する場合でも、途中の通過予定エリアに関連す
る所望の情報データを確実に受信,記録(蓄積)してお
くことができるという極めて優れた効果を有する。更
に、受信者がいつでもその蓄積された受信データを再生
できるという極めて優れた利点もある。
【0089】次に、請求項4の発明では、請求項1,2
又は3において、現在の時刻に係る時刻データを生成す
る計時手段11を設け、前記コード比較部5は、前記計
時手段11の生成する時刻データと前記記録手段3に記
録される受信データに含まれる告知期間コードとを随時
比較し、該比較の結果、前記記録手段3に記録される受
信データが告知期間を経過している場合に該告知期間を
経過している受信データを前記記録手段3から削除する
デジタル放送受信端末としたことによって、請求項1,
2又は3の発明による極めて優れた効果に加えて、一定
時間経過して受信者にとって価値がなくなったような受
信データを、適宜削除することができるので、デジタル
放送受信端末の記録手段3の限られた記録容量を有効に
利用でき、容量オーバーによる受信データの記録欠落も
防止できるという、極めて優れた効果を有する。
【0090】即ち、計時手段11を設け、前記コード比
較部5は、前記計時手段11の生成する時刻データと前
記記録手段3に記録される受信データに含まれる告知期
間コードとを随時比較し、該比較の結果、前記記録手段
3に記録される受信データが告知期間を経過している場
合に当該告知期間を経過している受信データを前記記録
手段3から削除するとしたことで、告知期間の経過した
古い受信データを、適宜記録手段3から削除することが
できる。
【0091】その結果、記録手段3の限られた記録容量
を有効に利用できるので、請求項1,2又は3の発明に
よる優れた効果に加えて、容量オーバーによる受信デー
タの記録欠落も防止できるという、極めて優れた効果を
有する。
【0092】次に、請求項5の発明では、受信対象とす
る地域別に対応する地域コードをデジタル放送の受信デ
ータから検出するステップと、情報の内容別に対応する
情報種別コードをデジタル放送の受信データから検出す
るステップと、受信者の現在位置に係る地域コードを現
在エリアコードとして検出するステップと、受信が望ま
れる情報の情報種別コードを設定種別コードとして設定
記憶するステップと、前記地域コード及び前記情報種別
コードと,前記現在エリアコード及び前記設定種別コー
ドとを比較するステップと、該比較の結果が一致する場
合にのみ前記受信データのそれぞれを記録するステップ
とを実行するデジタル放送受信プログラムを記録したコ
ンピュータ読取り可能な記録媒体としたことにより、大
量のデジタル放送の放送電波に含まれるデータから、受
信者の所望する内容の情報であって,且つその受信者が
現在いるエリアに関連する情報のみを選択受信すること
ができるので、受信者が自動車等の移動体で移動してい
ても確実に必要なデータを受信,記録しておくことがで
きるという極めて優れた効果を有する。
【0093】即ち、前記地域コードと前記情報種別コー
ドとをデジタル放送の受信データから検出し、前記現在
エリアコードを検出し、前記設定種別コードを設定記憶
することで、デジタル放送の放送電波に含まれる大量の
データ(番組,情報,コンテンツ)を受信しても、前記
受信データから検出される前記地域コードと前記情報種
別コードとを検出し、更に、自己の現在位置に係る現在
エリアのエリアコード(現在エリアコード)も確実に検
出することができる。
【0094】そして、前記地域コード及び前記情報種別
コードと,前記現在エリアコード及び前記設定種別コー
ドとを比較することにより、受信されたデジタル放送電
波に含まれる大量のデータから、交通情報データ,レス
トラン情報データ等の受信者の嗜好に合致する情報デー
タであって,且つ現在前記受信者が位置するエリアに関
連するような極めて受信者に密接に関連した最新の情報
データのみを選択受信することができる。
【0095】更に、その比較の結果が一致する場合にの
み前記受信データのそれぞれを記録することによって、
受信者の嗜好に合致する情報データであって,且つ現在
前記受信者が位置するエリアに関連するような極めて受
信者に密接に関連した最新の情報データを本デジタル放
送受信端末に蓄積しておくことができる。その結果、自
動車で移動する受信者の現在位置が時々刻々と変化する
場合であっても、検出される現在エリアに関連する所望
の情報データを随時自動的に蓄積でき、且つ本デジタル
放送受信端末を操作しないで、安全に自動車の走行を継
続しつつ,最新且つ所望のデータを確実に受信し、蓄積
できるという極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第2の実施形態に係るデジタル放送受
信端末のブロック図
【図2】本発明のデジタル放送受信端末が受信する受信
データの構成の一例を示す概念図
【図3】本発明のデジタル放送受信プログラムの実行フ
ローチャート
【図4】本発明のデジタル放送受信プログラムの実行フ
ローチャート
【図5】(A)は本発明のデジタル放送受信プログラム
における「ルート予想」サブルーチンの実行フローチャ
ート (B)は本発明のデジタル放送受信プログラムにおける
「データ削除」サブルーチンの実行フローチャート
【図6】本発明のデジタル放送受信プログラムにおける
「データ再生」サブルーチンの実行フローチャート
【図7】(A)は受信者が赤坂(現在エリア)から一定
時間内に走行すると予想される全予想エリアを表す概念
図 (B)は(A)に基づいて全予想エリアのエリアコード
が予想エリア記憶テーブルに設定記憶される場合の概念
【図8】(A)は受信者が赤坂(現在エリア)から隣接
する青山に入った場合の概念図 (B)は(A)に基づいて新しい現在エリアコードが現
在エリア記憶テーブルにて「赤坂」から「青山」に書き
替えられる場合の概念図
【図9】(A)は受信者が赤坂(現在エリア)から三鷹
(目的地エリア)に移動する場合の概念図 (B)は(A)に基づいて通過が予定されるエリアの全
エリアコードを一括で抽出して通過エリア記憶テーブル
に設定記憶する場合の概念図
【図10】設定種別コードの構成概略図
【図11】本発明のデジタル放送受信端末のブロック図
【図12】本発明のデジタル放送受信端末が実行するデ
ジタル放送受信プログラムが記録されるコンピュータ読
取り可能な記録媒体の一例を表す概念図
【符号の説明】
1…測位手段 2…記憶手段 3…記録手段 5…コード比較部 7…受信手段 11…計時手段 S100…受信が望まれる情報の情報種別コードを設定
種別コードとして設定記憶するステップ S101…受信対象とする地域別に対応する地域コード
をデジタル放送の受信データから検出するステップ S101…情報の内容別に対応する情報種別コードをデ
ジタル放送の受信データから検出するステップ S102…受信者の現在位置に係る地域コードを現在エ
リアコードとして検出するステップ S105,S108…前記地域コード及び前記情報種別
コードと,前記現在エリアコード及び前記設定種別コー
ドとをそれぞれ比較するステップ S109…該比較の結果が一致する場合にのみ当該受信
データのそれぞれを記録するステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K061 AA03 BB06 BB17 DD00 FF00 FF01 5K067 AA34 BB21 CC01 DD51 EE02 EE23 EE24 FF02 FF23 FF25 JJ14 JJ52

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信対象とする地域別に対応する地域コ
    ードと情報の内容別に対応する情報種別コードとをデジ
    タル放送の受信データから検出する受信手段と、受信者
    の現在位置に係る地域コードを現在エリアコードとして
    検出する測位手段と、受信が望まれる情報の情報種別コ
    ードを設定種別コードとして設定記憶する記憶手段と、
    前記地域コード及び前記情報種別コードと,前記現在エ
    リアコード及び前記設定種別コードとを比較するコード
    比較部とを設け、該比較の結果が一致する場合にのみ前
    記受信データのそれぞれを記録手段に記録することを特
    徴とするデジタル放送受信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記測位手段
    は、一定時間後までに受信者が移動すると予想される全
    エリアの地域コードである予想エリアコードも随時検出
    して前記記憶手段に設定記憶し、前記コード比較部は、
    前記受信手段の検出する前記地域コードを,前記記憶手
    段に記憶される前記予想エリアコードとも比較し、該比
    較の結果が一致する場合にのみ前記受信データのそれぞ
    れを記録手段に記録することを特徴とするデジタル放送
    受信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記記憶手段は
    受信者の目的地エリアに対応する目的地エリアコードも
    設定記憶し、前記測位手段は、現在エリアと前記目的地
    エリアとの間にある通過予定エリアの全エリアコードも
    随時検出して前記記憶手段に設定記憶して、前記コード
    比較部は、前記受信手段の検出する前記地域コードを,
    前記記憶手段に記憶される通過予定エリアの全エリアコ
    ードとも比較し、該比較の結果が一致する場合にのみ前
    記受信データのそれぞれを記録手段に記録することを特
    徴とするデジタル放送受信端末。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、現在の時
    刻に係る時刻データを生成する計時手段を設け、前記コ
    ード比較部は、前記計時手段の生成する時刻データと前
    記記録手段に記録される受信データに含まれる告知期間
    コードとを随時比較し、該比較の結果、前記記録手段に
    記録される受信データが告知期間を経過している場合に
    該告知期間を経過している受信データを前記記録手段か
    ら削除することを特徴とするデジタル放送受信端末。
  5. 【請求項5】 受信対象とする地域別に対応する地域コ
    ードをデジタル放送の受信データから検出するステップ
    と、情報の内容別に対応する情報種別コードをデジタル
    放送の受信データから検出するステップと、受信者の現
    在位置に係る地域コードを現在エリアコードとして検出
    するステップと、受信が望まれる情報の情報種別コード
    を設定種別コードとして設定記憶するステップと、前記
    地域コード及び前記情報種別コードと,前記現在エリア
    コード及び前記設定種別コードとを比較するステップ
    と、該比較の結果が一致する場合にのみ前記受信データ
    のそれぞれを記録するステップとを実行するデジタル放
    送受信プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な
    記録媒体。
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