JP2000261830A - 立体映像撮影装置 - Google Patents
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Landscapes
- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
Abstract
の調整が簡易、しかも高解像度を実現できる小型軽量の
立体画像撮影装置を提供することにある。 【解決手段】本発明による立体映像撮影装置は、被写体
の光学像から右目用光学像と左目用光学像とを生成する
双眼光学系1と、右目用光学像を撮像する右目用カメラ
2と、左目用光学像を撮像する左目用カメラ3と、右目
用カメラ2から出力される右目用映像信号と左目用カメ
ラ3から出力される左目用映像信号とを1系統の映像信
号に合成するCCU装置4とを具備する。
Description
撮影する立体映像撮影装置に関する。
技術は、医療、建築、娯楽等の分野で特に広く実用され
ている。医療分野では、例えば、外科手術において、手
術用双眼顕微鏡の映像をビデオカメラで撮影し、画像処
理して、リアルタイムで立体映像として医師に供給する
ような技術が提案されている。また、建築の分野では、
遠隔操作を行う機器、例えば土木工事機械においても、
現場の状況の双眼映像をビデオカメラで撮影し、立体映
像としてリアルタイムが操作者に供給している。
オは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を装着し
て、右目と左目に別々の映像を供給する方式により普及
の兆しが見られるようになってきた。
便かつ実用的な方法として、「単カメラ立体視方式」
(登録特許番号第2,607,828号、(財)NHK
エンジニアリングサービス望月亮、永島医科器械)があ
る。これは、双眼光学系で捉えた右目用と左目用の一対
の映像を一台のカメラの撮像面(例えば、CCD)の右
半分、左半分にそれぞれ投影して撮影する方式である。
オ信号であり、通常の一台のカメラで捉えた1系統の映
像用の画像処理装置・録画装置・表示装置をそのまま流
用することができる。図17は、この一系統のビデオ信
号の表示例を示している。この映像を、例えば図18に
示すように、右目用動画映像を右目で、左目用動画映像
を左目で見ることによって、立体動画像が認識される。
はハイビジョンカメラを用いているが、他の種類のビデ
オカメラ、例えばNTSCカメラ(通常のテレビジョン
放送やホームビデオに用いられる、縦:横が3:4の比
を持つ方式であっても良い。
立体視方式」では図19に示すように、双眼光学系10
1で得た左右一対の像をカメラ107の撮像面(CC
D)106の右半分と左半分とにそれぞれ分けて投影す
るための幅寄せプリズム102、左右の像の光が撮像面
106の中央で混合しないように分離するためのナイフ
エッジ103、ナイフエッジ103において結像させる
ためのリレーレンズ104、左右の立体像が撮像面10
6の左右に対応するように像を回転させるためのリレー
レンズ105等の光学系を用いている。
光学系構成要素の機能を説明する。幅寄せプリズム10
2がないと、双眼光学系101の左右の光軸間の距離が
撮像面の大きさに適合する寸法に限定されてしまう。一
般に撮像面106は小さいため、このようにすると右目
用の像と左目用の像はほとんど同方向から被写体を捉え
たものになり、その結果立体感が得られない。ゆえに、
幅寄せプリズム102を用いることによって、左右の光
学系の光軸の間の距離を大きく取れるようにする必要が
ある。
0に示すように、右目用の像は撮像面106の右半分の
みならず、左側の一部にも投影され、左目用も同様であ
る。このため、撮像面106の中央部は右目用の像の光
と左目用の像の光とを同時に受けることになり、両者か
重なり合って、混合した像を撮影してしまう。
ジ103を用いることによって、左右の光学像の一部分
をナイフエッジ103が遮蔽し、重なり合う部分が生じ
ないようにする必要がある。
には、ナイフエッジ103が置かれた光学像(実像)を
結像させなくてはならない。このためにリレーレンズ1
04が必要である。
が撮像面の左右にそれぞれ対応するように像を回転させ
る作用をしている。すなわち右目用の撮像面106の右
半分に投影され、左目用の像が撮像面106の左半分に
投影され、しかもそれぞれが、カメラから見て正立像に
なっているようにする。
左半分に投影し、左目用の像を撮像面106の右半分に
投影したいのであれば、左右のそれぞれの光学系に例え
ばもう一枚の凸レンズを挿入して、それぞれの像を18
0度回転(すなわち倒立)させるようにし、さらにカメ
ラも180度回転させて取り付ければよい。こうすれば
倒立した像を倒立したカメラで撮影することによって、
正立像の映像信号が得られ、その結果、ディスプレイ画
面上では右目用の像が画面の左半分に、右目用の像が左
半分に、それぞれ正立して映し出される。
を用いて左右の像を別々に撮影するという方式に比べ
て、次のような利点を有している。
ト(CCU:Camera Control Uni
t)、信号ケーブル等の通信路、画像処理装置、録画装
置等が一系統で済む。このため安価かつ軽量小型であ
る。
系統で済むため、左右の像の録画、再生に特別なタイミ
ング調整が要らない。単に2系統の録画装置で左右別々
の動画像を録画すると、再生したとき左右の像のタイミ
ングがずれてしまう。このため、録画、再生共に、2台
の装置が同期して動作する仕組みを持った特殊な装置が
必要である。
一系統で済むため、画像調節が容易である。CCU、画
像処理装置、録画装置等の信号特性は装置ごとに異なる
ため、2系統を用いた場合、右目用の映像と左目用の映
像の間で例えばゲイン、コントラスト、明度、色調等に
差が生じないように両者を常時調節することは容易でな
い。
けが光学系に対して回転しないように調節する作業が容
易である。このため、カメラあるいは光学系を交換して
調節することが現場で可能である。
々に撮影するという方式では、フレームメモリを介して
左右の像の映像信号を合成するといった処理を行う必要
があり、必然的に、1フレーム分の1/30秒といった
時間遅延が生じるが、単カメラ立体視方式では、このよ
うな合成の処理が不要になるため、原理的に、当該遅延
は生じない。
利点があるが、反面、次のような問題点もある。(1)
単カメラ立体視方式では、多くの光学素子を含む複雑な
光学系を用いる必要があるため、レンズやプリズムの表
面での反射によるロスが累積し、像が暗くなる。(2)
ナイフエッジを用いるので、光路が長くなり、そのため
装置が大型になり重くなる。装置を小型化するためには
プリズムを入れて光路を折り畳む方法もあるが、こうす
るとさらに重くなり、しかも像が暗くなる。(3)製造
時にナイフエッジ等の光学系の調整が必要である。
(4)立体視の際に正確に左右の像が対応するようにす
るには、カメラの取付けが光学系に対して回転してはな
らない。(5)左右の像はそれぞれ撮像面の画素の半分
に投影される。このため、左右の像それぞれの解像度は
用いた撮像素子の最高性能の高々半分になる。解像度を
上げるためには、高性能の撮像素子(高価)を用いなく
てはならない。
明るく撮像でき、光学系の調整が簡易、高解像度を実現
でき、しかも2台のカメラを用いて左右の像を別々に撮
影するという方式における左右の像の映像信号を合成す
る処理に起因する時間遅延が生じるという問題がない小
型軽量の立体画像撮影装置を提供することにある。
生成された左右の光学像をそれぞれ別個のカメラで撮像
し、これら2台のカメラから出力される2系統の映像信
号を、一台のカメラから出力されるのと同様の一系統の
映像信号に合成して出力するというものである。
好ましい実施形態により詳細に説明する。図1に、本実
施形態に係る立体映像撮影装置の構成を示している。図
2には、図1の双眼光学系の詳細な構造図である。双眼
光学系1は、被写体の光学像から右目用光学像と左目用
光学像とを生成するための対物光学系11と、右目用光
学像と左目用光学像とを連動して拡大縮小するためのズ
ーム光学系12と、右目用光学像と左目用光学像とを右
目用カメラ2のCCD21の撮像面と左目用カメラ3の
CCD31の撮像面とにそれぞれ結像するためマスター
レンズ13とから構成される。
目用光学像とを右目用カメラ2と左目用カメラ3とでそ
れぞれ別々に撮像するようになっているので、従来の単
カメラ立体視方式と異なり、ナイフエッジや可変絞りが
不要であり、さらにこのナイフエッジの位置に実像を結
像させるためのリレーレンズも不要になるなど構造的に
比較的簡素になっている。
装置)4は、カメラのゲイン等を調整する機能、映像信
号にガンマ補正をかける機能、映像信号に帰線消去信号
を追加(複合)する機能、映像信号に同期信号を追加
(複合)する機能といったCCUで一般的な機能の他
に、右目用カメラ2から出力される右目用の映像信号
と、左目用カメラ3から出力される左目用の映像信号と
の2系統の映像信号を、水平走査線ごとに交互に組み合
わせて、1系統の映像信号に合成し、つまり、右目用映
像信号の水平走査線部分と左目用映像信号の水平走査線
部分とを、合成後の一系統の映像信号の1水平走査線の
前半部と後半部とにそれぞれ割り当てて、出力するとい
う本発明で特徴的な機能を備えている。
は、アスペクト比が3:4というテレビ放送規格のもの
を採用している。アスペクト比が3:4の右目用の映像
信号と左目用の映像信号とは、カメラコントロールユニ
ット装置4において1系統に合成され、アスペクト比が
3:4より横長のHDTV(high definition televisio
n)方式、例えばアスペクト比が9:16というハイビジ
ョン方式の映像信号として出力される。
構成としては、図3に示すように、右目用カメラ2から
出力される右目用の映像信号と、左目用カメラ3から出
力される左目用の映像信号とを、まず、信号合成ユニッ
ト41においてアナログ処理で水平走査線ごとに交互に
出力し、その合成信号に対してハイビジョン用カメラコ
ントロールユニット(ハイビジョン用CCU)で、映像
信号に帰線消去信号や同期信号等の必要な情報を追加
(複合)して、ハイビジョン規格の1系統の映像信号と
して出力するという構成でもよいし、また、図4に示す
ように、まず、右目用カメラ2から出力される右目用の
映像信号と、左目用カメラ3から出力される左目用の映
像信号とに、右目用カメラコントロールユニット(右C
CU)43と左目用カメラコントロールユニット(左C
CU)44とでそれぞれ別々に帰線消去信号や同期信号
等の必要な情報を追加(複合)した後に、信号合成ユニ
ット45で水平走査線ごとに交互に合わせて、1系統の
映像信号として出力するという構成でもよい。
カメラ2から出力される右目用の映像信号と、左目用カ
メラ3から出力される左目用の映像信号とを、右目用カ
メラアナログディジタルコンバータ(右ADC)46と
左目用アナログディジタルコンバータ(左ADC)47
とでそれぞれ別々にディジタル信号に変換した後、プロ
セッサ48においてディジタル処理により1系統の映像
信号に合成し、また帰線消去信号や同期信号等の必要な
情報を追加(複合)するという構成でもよい。
出力される右目用の映像信号を1本の水平走査線に着目
して示している。双眼光学系1で生成された右目用光学
像は、右目用カメラ2のCCD21の撮像面に結像さ
れ、カメラコントロールユニット装置4の制御に従っ
て、一次元の信号として、つまり撮像面を多数の水平走
査線に分け、各水平走査線分の信号を上から順次、出力
される。なお、水平走査線分の信号とは、水平走査線上
の複数画素で変換した受光量に応じた電気信号をその水
平走査線上の画素位置に応じて時系列に並べたシリアル
信号である。
基本的に、ハイビジョン方式に従って行われる。右目用
カメラ2は、アスペクト比3:4の規格のものであり、
これを実際に信号の存在する水平走査線の先頭部分(前
半)に無信号の部分をつけ加えて出力することで、簡単
に、9:16のハイビジョン方式で水平同期を取ること
を実現している。これはあたかも、実際の撮像面より大
きい「仮想の撮像面」があって、実際の撮像面は「仮想
の撮像面」の右半分に概相当しており、「仮想の撮像
面」の左半分に相当する画素から得られる映像信号は無
信号である、という状況を模擬している。従って、もし
右目用カメラ2から得られた信号だけをディスプレイに
表示すれば、図7(a),(b)に示すよう画面の右半
分には右目用カメラ2で撮像した映像が映し出され、無
信号の左半分は暗黒になる。
に、無信号部分を、右目用カメラ2の実際の撮像面の左
側の一部分(A)にまで延長している。従って、この延
長部分で捉えた映像部分は表示されず、従来の単カメラ
立体視方式におけるナイフエッジと同様に左右像がその
境界部分で重畳されてしまうという立体視を阻害する事
態を回避することができる。また、これは必ずしも撮像
面を構成する画素の幅が「仮想の撮像面」の丁度半分で
なくても良いことを示している。
いても同様であり、図8(a),(b)に示すように、
左目用カメラ3の撮像面に左目用光学像が投影され、こ
れを画素で電気信号に変換し、右目用カメラ2と同じハ
イビジョン方式の水平同期信号で水平同期を取りながら
順次走査によって時系列信号として読み出す。この読み
出しの際、右目用カメラ2の場合とは逆に、水平走査線
の末尾部分(後半)に無信号の部分をつけ加えて出力す
る。これはあたかも、実際の撮像面は「仮想の撮像面」
の左半分に概相当しており、「仮想の撮像面」の右半分
に相当する画素から得られる映像信号は無信号である、
という状況を模擬している。
出しは、CCU装置4が供給する単一のハイビジョン用
のクロック信号(同期信号)に従って水平同期がとられ
ており、従って、図6(b)に示す無信号部分を前半に
含む1本の水平走査線分の右目用の映像信号と、図8
(b)に示す無信号部分を後半に含む同じ番号の1本の
水平走査線分の左目用の映像信号とが同時に出力され
る。
し制御により、CCU装置4には、無信号部分を前半に
含む右目用の映像信号と、無信号部分を後半に含む左目
用の映像信号とが同期して入力され、そのまま加算し
て、または水平走査線の右半分に関しては右目用カメラ
2からの映像信号を、また水平走査線の左半分に関して
は左目用カメラ3からの映像信号をそれぞれ採用して、
1本の水平走査線の信号に合成して出力する。
は、1台のハイビジョン用カメラからの出力信号と同様
の一系統の映像信号となり、これをディスプレイに表示
すると、図9(a),(b)に示すように、画面の右半
分には右目用カメラ2からの映像が、左半分には左目用
カメラ3からの映像がそれぞれ映し出される。
に、医療用X線透視装置への適用が想定されている。周
知の通り、医療用X線透視装置では、X線管が発したX
線が人体を透過後、蛍光板に入射し、蛍光板がX線量に
応じた可視光線を発する。従って蛍光板には人体の透視
像が現れる。この像を高精細CCDカメラで撮影して、
CRT等のディスプレイに表示している。このような装
置に使われるCCDカメラは、100万画素以上の高解
像度を持ち、かつ画角がほぼ正方形であるため、本実施
形態のカメラとして利用するのに適している。この場
合、CCUが出力する信号の規格としては、ハイビジョ
ン信号が適している。なぜならばハイビジョンは画角の
アスペクト比が9:16であり、これを左右半分づつに
分割するとほぼ正方形(9:8)の画角が得られる。さ
らにハイビジョンの最高解像度は200万画素であり、
これは上記のCCDカメラ2,3の2台が出力する情報
量に丁度見合っている。
を使って左右目用の2系統の映像信号を別々に出力する
方式及び単カメラ立体視方式に比較して、(1)光学系
が単純なので(レンズ・プリズムが少ないので)、像が
明るい、(2)光学系が単純なので、小型・軽量・安価
である、(3)ナイフエッジが不要であるため、ナイフ
エッジに関する調整が不要である、(4)カメラ2台を
用いるため、左右の像はそれぞれ撮像面全体に投影され
るので、左右の像それぞれの解像度は1台のカメラの性
能に一致、言い換えれば、「単カメラ立体視方式」と同
等の解像度を出すには、はるかに安価で入手が容易な一
般的なTVカメラを2個使えばよいという効果が実現さ
れる。
メラ立体視方式の利点をそのまま保持することができ、
つまり(1)カメラ、カメラコントロールユニット、信
号ケーブル等の通信路、画像処理装置、録画装置等が一
系統で済むので、安価かつ軽量小型である、(2)録画
装置等が一系統で済むため、左右の像の録画及び再生に
特別なタイミング調整が要らない、つまり2系統の録画
装置で左右別々の動画像を録画すると、再生したとき左
右の像のタイミングがずれてしまうので、録画及び再生
共に、2台の装置が同期して動作する仕組みが必要とさ
れるが、本実施形態ではこのような仕組みは不要であ
る、(3)画像処理装置等が一系統で済むため、画像調
節が容易である、つまりカメラコントロールユニット、
画像処理装置、録画装置等の信号特性は装置ごとに異な
るため、2系統を用いた場合、右目用の映像と左目用の
映像の間で例えばゲイン、コントラスト、明度、色調等
に差が生じないように両者を常時調整することは容易で
ないのであるが、本実施形態では映像信号が1系統に合
成されているので、このような面倒は生じない、(4)
さらに左右の像の配置を入れ替えたい場合でも、光学系
を変えなくても良い、(5)左右の映像信号をシリアル
に交互に出力すればよいので、2台のカメラを用いて左
右の像を別々に撮影するという方式で問題となっていた
フレームメモリを介して左右の像の映像信号を合成する
処理に起因する1フレーム分の1/30秒といった時間
遅延に関しては、原理的に発生しない。
3からの映像信号にはそれぞれ前半部と後半部に無信号
の部分を付けるようにしていたが、図10、図11、図
12に示すように無信号の部分を付けなくてもよい。こ
の場合、例えばCCU装置4の入力段にバッファーメモ
リ(緩衝用記憶装置)を設け、右目用カメラ2からの映
像信号と左目用カメラ3からの映像信号とを、水平走査
1ライン分一時的に保持し、これら映像信号のうち不要
な部分、つまり図10の(A)の部分を削除して、左右
の映像信号をシリアルにつなぎ合わせ、水平走査線1ラ
イン分として出力する。なお、カメラ2,3からの入力
とCCU装置4からの出力は必ずしも同じ帯域でなくて
も良い。
の入力とCCU装置4からの出力とで異なっていても良
い。例えば、バッファーメモリに数ライン分の信号を蓄
え、補間あるいは平均化をして変換することが考えられ
る。なお、従来のところで説明したように、2台のカメ
ラを用いて左右の像を別々に撮影するという方式では、
フレームメモリを介して左右の像の映像信号を合成する
といった処理を行う必要があり、必然的に、1フレーム
分の1/30秒といった時間遅延が生じる。しかし、本
実施形態では、バッファーメモリに数ライン分の信号を
蓄えるだけなので、実際には、1/1000秒という遅
延は生じるが、実用上問題視される程度ではない。
を2台使う場合には、この市販カメラをそれぞれアスペ
クト比が3:4の如く横にして、合成して、結果的に、
アスペクト比が16:9の横長のハイビジョン方式のフ
レームを作る。この場合、2系統のフレームメモリ(1
フレーム分のバッファ)を使って走査線の縦横変換を行
う必要があり、このため1フレーム分の遅延が生じるこ
とは否めないが、遅延があってもよい録画等には適用で
きる。
に、CCU装置4で左右のカメラ2,3の水平走査線信
号を間引きや移動平均等の処理を使ってそれぞれ横に略
半分に縮小し、縮小した右目用映像信号と左目用映像信
号とをシリアルにつなぎ合わせて一本の水平走査線信号
を出力するようにしてもよい。この場合、出力された信
号をディスプレイで見ると左右のカメラ2,3の映像が
横に半分に潰れて表示されるので、適当な信号処理もし
くは光学系を使って補正する必要がある。例えば、ディ
スプレイの像を横方向にだけ拡大するために円筒状の鏡
を利用することができる。
査線信号を1画素単位又は所定画素単位で交互につなぎ
合わせて一本の水平走査線信号を出力するようにしても
よい。この場合、出力された信号をディスプレイで見る
と左右のカメラの映像が交互に縦縞状に交互に並んでい
る。これを図16に示すようなメガネなしで立体視でき
るいわゆる立体ディスプレイ装置で表示し、それを観察
すると、右目には右目用カメラ2からの映像だけが、ま
た左目には左目用カメラ3からの映像だけが見え、その
結果立体像が観察できる。
定されることなく、種々変形して実施可能である。
カメラで撮影するので、単カメラ立体視方式とは異な
り、ナイフエッジ、リレーレンズ、可変絞り等の複雑な
光学系が不要になり、その分、レンズやプリズムの表面
での反射によるロスが少なくなり、また光路を短縮でき
る。これにより像が明るくなり、また小型軽量化を図る
ことができ、しかも、ナイフエッジ等の光学系やカメラ
の取付け位置に関する面倒で複雑な微調整が不要にな
る。さらに、単カメラ立体視方式では、左右の像を1台
のカメラで撮像するので、1つの像あたりの画素数は1
台のカメラの画素数の約半分になってしまうが、本発明
では、左右の像を2台のカメラで別々に撮像するので、
1つの像あたりの画素数は1台のカメラの画素数に等価
的になり、解像度が向上する。さらに、左右2台のカメ
ラの映像信号を1系統に合成するので、単カメラ立体視
方式における通常の一台のカメラで捉えた1系統の映像
用の画像処理装置・録画装置・表示装置をそのまま流用
することができる、録画、再生共に2系統の映像信号を
同期させる必要がない、さらにゲイン、コントラスト、
明度、色調等を2台のカメラ間で整合するという面倒な
調整が不要になるといった様々な利点をそのまま引き継
ぐことができる。また、左右の映像信号をシリアルに交
互に出力すればよいので、2台のカメラを用いて左右の
像を別々に撮影するという方式で問題となっていたフレ
ームメモリを介して左右の像の映像信号を合成する処理
に起因する1フレーム分の1/30秒といった時間遅延
に関しては、原理的に発生しない。
装置の構成を示す図。
図。
ック図。
処理に関する説明図。
図。
処理に関する説明図。
れた左カメラ信号との合成処理に関する説明図。
の他の処理に関する説明図。
の他の処理に関する説明図。
処理された左カメラ信号との合成処理に関する説明図。
のさらに他の処理に関する説明図。
のさらに他の処理に関する説明図。
処理された左カメラ信号との合成処理に関する説明図。
信号の他の合成処理に対応する立体ディスプレイ装置を
示す図。
を示す図。
観察例を示す図。
図。
る説明図。
Claims (9)
- 【請求項1】 被写体の光学像から右目用光学像と左目
用光学像とを生成する双眼光学系と、 前記右目用光学像を撮像する右目用カメラと、 前記左目用光学像を撮像する左目用カメラと、 前記右目用カメラから出力される右目用映像信号と前記
左目用カメラから出力される左目用映像信号とを1系統
の映像信号に合成する合成手段とを具備することを特徴
とする立体映像撮影装置。 - 【請求項2】 前記右目用映像信号の水平走査線部分と
前記左目用映像信号の水平走査線部分とを、合成後の一
系統の映像信号の1水平走査線の前半部と後半部とにそ
れぞれ割り当てることを特徴とする請求項1記載の立体
映像撮影装置。 - 【請求項3】 前記右目用映像信号と前記左目用映像信
号との境界には、所定幅の無信号部分が設けられること
を特徴とする請求項1記載の立体映像撮影装置。 - 【請求項4】 前記合成手段は、前記右目用映像信号と
前記左目用映像信号とを合成する合成ユニットと、前記
合成ユニットで合成された信号を複合映像信号に変換す
る機能を有するCCUとを有することを特徴とする請求
項1記載の立体映像撮影装置。 - 【請求項5】 前記合成手段は、前記右目用映像信号を
右目用複合映像信号に変換する機能を有する右目用CC
Uと、前記左目用映像信号を左目用複合映像信号に変換
する機能を有する左目用CCUと、前記右目用複合映像
信号と前記左目用複合映像信号とを合成する合成ユニッ
トとを有することを特徴とする請求項1記載の立体映像
撮影装置。 - 【請求項6】 前記合成手段は、前記右目用映像信号を
右目用ディジタル映像信号に変換する機能を有する右目
用アナログディジタルコンバータと、前記左目用映像信
号を左目用ディジタル映像信号に変換する機能を有する
左目用アナログディジタルコンバータと、前記右目用デ
ィジタル映像信号と前記左目用ディジタル映像信号とを
ディジタル処理により合成するプロセッサとを有するこ
とを特徴とする請求項1記載の立体映像撮影装置。 - 【請求項7】 前記合成手段は、前記1系統の映像信号
をハイビジョン用映像信号として出力することを特徴と
する請求項1記載の立体映像撮影装置。 - 【請求項8】 被写体のカラー光学像から右目用カラー
光学像と左目用カラー光学像とを生成する双眼光学系
と、 前記右目用カラー光学像を撮像する右目用CCDと、 前記左目用カラー光学像を撮像する左目用CCDと、 前記右目用CCDから出力される右目用映像信号と前記
左目用CCDから出力される左目用映像信号とを1系統
の映像信号に合成する手段とを具備することを特徴とす
る立体映像撮影装置。 - 【請求項9】 被写体のカラー光学像から複数のカラー
光学像を生成する光学系と、 前記生成された複数のカラー光学像を個別に撮影する複
数の撮像手段と、 前記複数の撮像手段から出力される複数の映像信号を1
系統の映像信号に合成する手段とを具備することを特徴
とする映像撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063130A JP2000261830A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 立体映像撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11063130A JP2000261830A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 立体映像撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000261830A true JP2000261830A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13220394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11063130A Pending JP2000261830A (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 立体映像撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000261830A (ja) |
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