JP2000258752A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JP2000258752A JP2000258752A JP11061840A JP6184099A JP2000258752A JP 2000258752 A JP2000258752 A JP 2000258752A JP 11061840 A JP11061840 A JP 11061840A JP 6184099 A JP6184099 A JP 6184099A JP 2000258752 A JP2000258752 A JP 2000258752A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置の温度特性の改善を図る。
【解決手段】 複数のデータ側電極Xiと、このデータ
側電極Xiに互いに交差する複数の走査側電極Yjの各
交点に液晶表示素子と2端子素子を直列に設けた液晶表
示装置において、一選択期間LPにデータ側電極Xi
と、走査側電極Yjに印加する信号を複数のパルス電圧
で構成し、この複数のパルス電圧のパルス幅を周囲温度
が高くなれば短くし、低くなれば広くするように制御す
る温度検出回路とパルス幅制御回路を設けた構成にす
る。
側電極Xiに互いに交差する複数の走査側電極Yjの各
交点に液晶表示素子と2端子素子を直列に設けた液晶表
示装置において、一選択期間LPにデータ側電極Xi
と、走査側電極Yjに印加する信号を複数のパルス電圧
で構成し、この複数のパルス電圧のパルス幅を周囲温度
が高くなれば短くし、低くなれば広くするように制御す
る温度検出回路とパルス幅制御回路を設けた構成にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶に印加するパ
ルス信号のパルス幅を周囲温度に応じて調整するように
して表示特性を改善した液晶表示装置に関するものであ
る。
ルス信号のパルス幅を周囲温度に応じて調整するように
して表示特性を改善した液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の情報化社会の中で、移動体情報端
末、特に携帯情報端末(PDA)が注目されている。こ
の携帯情報端末の一つの課題が低消費電力化である。こ
の要求を満たすものとして携帯情報端末の表示装置に液
晶表示装置が広く使われるようになっている。液晶表示
装置には、大別してパッシブマトリクスタイプとアクテ
ィブマトリクスタイプがあり、後者の方が表示品位に優
れた特徴を示す。アクティブマトリクスタイプには、ス
イッチング素子として3端子素子のTFT(ThinFilm T
ransistor)を用いたものと、2端子素子としてMIM
(Metal-Insulator-Metal)を用いたものがあり、後者
は前者に比較して製造工程が簡単なため、ローコストに
なり、また2端子で電極配線が簡素であるため画素の開
口率が高いという優位性がある。
末、特に携帯情報端末(PDA)が注目されている。こ
の携帯情報端末の一つの課題が低消費電力化である。こ
の要求を満たすものとして携帯情報端末の表示装置に液
晶表示装置が広く使われるようになっている。液晶表示
装置には、大別してパッシブマトリクスタイプとアクテ
ィブマトリクスタイプがあり、後者の方が表示品位に優
れた特徴を示す。アクティブマトリクスタイプには、ス
イッチング素子として3端子素子のTFT(ThinFilm T
ransistor)を用いたものと、2端子素子としてMIM
(Metal-Insulator-Metal)を用いたものがあり、後者
は前者に比較して製造工程が簡単なため、ローコストに
なり、また2端子で電極配線が簡素であるため画素の開
口率が高いという優位性がある。
【0003】図8に液晶表示装置の構成を示す。1は液
晶表示パネルであり、この液晶表示パネル1は図9に等
価回路を示すように画素単位に液晶表示素子7と2端子
素子8を直列接続し、マトリクス配置したものである。
2は走査電極信号用ドライバである。この走査電極信号
用ドライバ2は走査電極Yjに応じて線順次で所定の電
圧を出力する。一般的にコントロール部、シフトレジス
タ、アナログスイッチ等から構成される。3はデータ電
極信号用ドライバである。このデータ電極信号用ドライ
バ3は表示データに応じて所定の電圧をデータ電極Xi
に出力する。4は電圧作成部であり、必要な液晶駆動電
圧を作成する。5は制御部であり、この制御部5は、図
10にそのブロック図を示すように、パルス幅制御信号
作成回路51、走査電極信号用ドライバ制御信号作成回
路52およびデータ電極信号用ドライバ制御信号作成回
路53より成り、入力情報を表示すべく、走査電極信号
用ドライバ2、データ電極信号用ドライバ3および電圧
作成部4にそれぞれ制御信号を送出する。6は上記制御
部5に入力される入力信号であり、図12に入力信号例
を示すように、フレームパルス(FP)、ラッチパルス
(LP)、クロック(CLK)、データ(DATA)、
データイネーブル信号(ENAB)等から構成される。
晶表示パネルであり、この液晶表示パネル1は図9に等
価回路を示すように画素単位に液晶表示素子7と2端子
素子8を直列接続し、マトリクス配置したものである。
2は走査電極信号用ドライバである。この走査電極信号
用ドライバ2は走査電極Yjに応じて線順次で所定の電
圧を出力する。一般的にコントロール部、シフトレジス
タ、アナログスイッチ等から構成される。3はデータ電
極信号用ドライバである。このデータ電極信号用ドライ
バ3は表示データに応じて所定の電圧をデータ電極Xi
に出力する。4は電圧作成部であり、必要な液晶駆動電
圧を作成する。5は制御部であり、この制御部5は、図
10にそのブロック図を示すように、パルス幅制御信号
作成回路51、走査電極信号用ドライバ制御信号作成回
路52およびデータ電極信号用ドライバ制御信号作成回
路53より成り、入力情報を表示すべく、走査電極信号
用ドライバ2、データ電極信号用ドライバ3および電圧
作成部4にそれぞれ制御信号を送出する。6は上記制御
部5に入力される入力信号であり、図12に入力信号例
を示すように、フレームパルス(FP)、ラッチパルス
(LP)、クロック(CLK)、データ(DATA)、
データイネーブル信号(ENAB)等から構成される。
【0004】従来、特開平8−29748、特開平8−
262406には、残像を軽減するため、走査電極信号
の一選択期間に印加する信号を複数の電圧レベルの信号
にして、この複数の電圧レベルの信号を印加する液晶表
示装置の駆動方法が報告されている。図13、図14は
一選択期間に走査電極に印加する電圧を複数の電圧レベ
ルの信号にした場合の表示パネルへの印加電圧波形例で
ある。
262406には、残像を軽減するため、走査電極信号
の一選択期間に印加する信号を複数の電圧レベルの信号
にして、この複数の電圧レベルの信号を印加する液晶表
示装置の駆動方法が報告されている。図13、図14は
一選択期間に走査電極に印加する電圧を複数の電圧レベ
ルの信号にした場合の表示パネルへの印加電圧波形例で
ある。
【0005】図13は、一選択期間に印加する電圧を2
電圧に切り換えた場合の印加電圧波形例である。制御部
5および電圧作成部4から走査電極信号用ドライバ2に
送られた信号・電圧により、走査電極YjおよびYj+1に
は、1305、1306で示す波形の信号を印加する。
同様に制御部5および電圧作成部4からデータ電極信号
用ドライバ3に送られた信号・表示データ・電圧により
データ電極Xiには、1307で示す波形の信号を印加
する。この場合、データ電極信号ラインXiに印加され
る上記信号1307は表示データ等により実線または破
線で示す波形の信号になる。1301〜1304は制御
部5で作成される信号の一部である。1301は一画面
の開始を決める信号となるフレームパルスFPであり、
1302は一選択期間を決めるラッチパルスLPであ
り、1303は一選択期間内での印加電圧のパルス幅を
制御しているパルス幅制御信号であり、1304は印加
電圧の極性を決める極性選択信号である。
電圧に切り換えた場合の印加電圧波形例である。制御部
5および電圧作成部4から走査電極信号用ドライバ2に
送られた信号・電圧により、走査電極YjおよびYj+1に
は、1305、1306で示す波形の信号を印加する。
同様に制御部5および電圧作成部4からデータ電極信号
用ドライバ3に送られた信号・表示データ・電圧により
データ電極Xiには、1307で示す波形の信号を印加
する。この場合、データ電極信号ラインXiに印加され
る上記信号1307は表示データ等により実線または破
線で示す波形の信号になる。1301〜1304は制御
部5で作成される信号の一部である。1301は一画面
の開始を決める信号となるフレームパルスFPであり、
1302は一選択期間を決めるラッチパルスLPであ
り、1303は一選択期間内での印加電圧のパルス幅を
制御しているパルス幅制御信号であり、1304は印加
電圧の極性を決める極性選択信号である。
【0006】図14は一選択期間に印加する電圧を3電
圧に切り換えた場合の印加電圧波形例である。制御部5
および電圧作成部4から走査電極信号用ドライバ2に送
られた信号・電圧により、走査電極YjおよびYj+1に
は、1405、1406で示す波形の信号を印加する。
同様に制御部5および電圧作成部4からデータ電極信号
用ドライバ3に送られた信号・表示データ・電圧により
データ電極Xiには、1407で示す波形の信号を印加
する。この場合、データ電極Xiに印加する上記信号1
407は表示データ等により実線または破線で示す波形
の信号になる。1401〜1404は制御部5で作成さ
れる信号の一部である。1401は一画面の開始を決め
る信号となるフレームパルスFPであり、1402は一
選択期間を決めるラッチパルスLPであり、1403は
一選択期間内での印加電圧のパルス幅を制御しているパ
ルス幅制御信号であり、1404は印加電圧の極性を決
める極性選択信号である。
圧に切り換えた場合の印加電圧波形例である。制御部5
および電圧作成部4から走査電極信号用ドライバ2に送
られた信号・電圧により、走査電極YjおよびYj+1に
は、1405、1406で示す波形の信号を印加する。
同様に制御部5および電圧作成部4からデータ電極信号
用ドライバ3に送られた信号・表示データ・電圧により
データ電極Xiには、1407で示す波形の信号を印加
する。この場合、データ電極Xiに印加する上記信号1
407は表示データ等により実線または破線で示す波形
の信号になる。1401〜1404は制御部5で作成さ
れる信号の一部である。1401は一画面の開始を決め
る信号となるフレームパルスFPであり、1402は一
選択期間を決めるラッチパルスLPであり、1403は
一選択期間内での印加電圧のパルス幅を制御しているパ
ルス幅制御信号であり、1404は印加電圧の極性を決
める極性選択信号である。
【0007】従来、上記印加電圧のパルス幅を制御する
パルス幅制御信号1303、1403のパルスの幅は図
10に示す制御部5内のパルス幅制御信号作成回路51
で決定していた。パルス幅制御信号作成回路51のフロ
ーを図11に示す。図11および図12に示すように入
力されたラッチパルス(LP)の一期間内のクロック
(CLK)数をカウントし、設定されたカウント数でパ
ルス幅を定めたパルス幅制御信号1303、1403を
作成する。
パルス幅制御信号1303、1403のパルスの幅は図
10に示す制御部5内のパルス幅制御信号作成回路51
で決定していた。パルス幅制御信号作成回路51のフロ
ーを図11に示す。図11および図12に示すように入
力されたラッチパルス(LP)の一期間内のクロック
(CLK)数をカウントし、設定されたカウント数でパ
ルス幅を定めたパルス幅制御信号1303、1403を
作成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一選択
期間内での複数の電圧レベルの信号のパルス幅が一定で
あると、周囲温度が変化した場合、温度の影響で液晶表
示装置の特性が変わり、コントラスト等の表示品位の低
下を生じ、また液晶駆動電圧の変動が大きくなるという
問題があった。図15に従来のコントラスト−液晶駆動
電圧特性を示す。1501、1502、1503はそれ
ぞれ高温T2、室温T0、低温T1でのコントラスト−液
晶駆動電圧特性である。Va、Vb、Vcは高温T2、
室温T0、低温T1での最大コントラストC1、C2、C
3が得られる電圧である。高温T2では室温T0に対しコ
ントラストが低く、液晶駆動電圧が低いことが分かる。
また、低温T1では室温T0に対しコントラストは向上す
るが液晶駆動電圧が高くなっていることが分かる。
期間内での複数の電圧レベルの信号のパルス幅が一定で
あると、周囲温度が変化した場合、温度の影響で液晶表
示装置の特性が変わり、コントラスト等の表示品位の低
下を生じ、また液晶駆動電圧の変動が大きくなるという
問題があった。図15に従来のコントラスト−液晶駆動
電圧特性を示す。1501、1502、1503はそれ
ぞれ高温T2、室温T0、低温T1でのコントラスト−液
晶駆動電圧特性である。Va、Vb、Vcは高温T2、
室温T0、低温T1での最大コントラストC1、C2、C
3が得られる電圧である。高温T2では室温T0に対しコ
ントラストが低く、液晶駆動電圧が低いことが分かる。
また、低温T1では室温T0に対しコントラストは向上す
るが液晶駆動電圧が高くなっていることが分かる。
【0009】高温でのコントラストの低下は仕様温度範
囲の制約になり、低温での液晶駆動電圧のアップは使用
回路部品の耐圧制限により、仕様温度範囲の制約が生じ
ることになる。従って、液晶表示装置の仕様温度範囲の
広温度範囲化に対する妨げになっていた。また、低温で
の液晶駆動回路用電源電圧の上昇は使用回路部品の耐圧
上昇を伴い、回路部品のコストアップの要因にもなって
いた。
囲の制約になり、低温での液晶駆動電圧のアップは使用
回路部品の耐圧制限により、仕様温度範囲の制約が生じ
ることになる。従って、液晶表示装置の仕様温度範囲の
広温度範囲化に対する妨げになっていた。また、低温で
の液晶駆動回路用電源電圧の上昇は使用回路部品の耐圧
上昇を伴い、回路部品のコストアップの要因にもなって
いた。
【0010】これに対し、特願平9−257173にお
いて、数種類のパルス幅のパターンを準備し、その中の
ひとつを選択する駆動が報告されている。この場合に
は、パターンの種類が少なければ、十分に仕様温度をカ
バーできない場合があったり、パルス幅のパターンの種
類が多いと選択条件が難しいという問題があった。本発
明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされた
ものであり、仕様温度を広温度範囲化することができる
液晶表示装置を提供することを目的とする。
いて、数種類のパルス幅のパターンを準備し、その中の
ひとつを選択する駆動が報告されている。この場合に
は、パターンの種類が少なければ、十分に仕様温度をカ
バーできない場合があったり、パルス幅のパターンの種
類が多いと選択条件が難しいという問題があった。本発
明は、このような従来技術の課題を解決すべくなされた
ものであり、仕様温度を広温度範囲化することができる
液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
め請求項1の液晶表示装置は、互いに交差する方向に配
列した複数の走査側電極と複数のデータ側電極との間に
液晶表示素子と2端子素子を直列に介在させ、データ側
電極には点灯表示/非点灯表示に対応するデータ信号電
圧を印加し、走査側電極には書き込み電圧を線順次に印
加するようにした液晶表示装置において、一選択期間に
データ側電極および走査側電極から印加する信号を複数
のパルス電圧からなる信号とし、データ側電極および走
査側電極に印加する上記複数のパルス電圧からなる信号
のパルス幅を周囲温度に応じて調整するようにしたこと
を特徴とする。
め請求項1の液晶表示装置は、互いに交差する方向に配
列した複数の走査側電極と複数のデータ側電極との間に
液晶表示素子と2端子素子を直列に介在させ、データ側
電極には点灯表示/非点灯表示に対応するデータ信号電
圧を印加し、走査側電極には書き込み電圧を線順次に印
加するようにした液晶表示装置において、一選択期間に
データ側電極および走査側電極から印加する信号を複数
のパルス電圧からなる信号とし、データ側電極および走
査側電極に印加する上記複数のパルス電圧からなる信号
のパルス幅を周囲温度に応じて調整するようにしたこと
を特徴とする。
【0012】また、請求項2の液晶表示装置は、互いに
交差する方向に配列した複数の走査側電極と複数のデー
タ側電極との間に液晶表示素子と2端子素子を直列に介
在させ、データ側電極には点灯表示/非点灯表示に対応
するデータ信号電圧を印加し、走査側電極には書き込み
電圧を線順次に印加するようにした液晶表示装置におい
て、一選択期間にデータ側電極および走査側電極から印
加する信号を複数のパルス電圧からなる信号とし、一選
択期間にデータ側電極および走査側電極に印加する上記
複数のパルス電圧からなる信号のパルス幅の比を周囲温
度に応じて調整するようにしたことを特徴とする。
交差する方向に配列した複数の走査側電極と複数のデー
タ側電極との間に液晶表示素子と2端子素子を直列に介
在させ、データ側電極には点灯表示/非点灯表示に対応
するデータ信号電圧を印加し、走査側電極には書き込み
電圧を線順次に印加するようにした液晶表示装置におい
て、一選択期間にデータ側電極および走査側電極から印
加する信号を複数のパルス電圧からなる信号とし、一選
択期間にデータ側電極および走査側電極に印加する上記
複数のパルス電圧からなる信号のパルス幅の比を周囲温
度に応じて調整するようにしたことを特徴とする。
【0013】また、請求項3の液晶表示装置は請求項1
記載の液晶表示装置において、表示データに応じて液晶
表示素子の点灯/非点灯を決定している期間に印加され
る電圧のパルス幅を周囲温度が低温になれば広くし、周
囲温度が高温になれば狭くすることを特徴とする。
記載の液晶表示装置において、表示データに応じて液晶
表示素子の点灯/非点灯を決定している期間に印加され
る電圧のパルス幅を周囲温度が低温になれば広くし、周
囲温度が高温になれば狭くすることを特徴とする。
【0014】また、請求項4の液晶表示装置は請求項1
乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置において、上記
複数のパルス幅の信号を作成するパルス作成回路を、周
囲温度を検出する温度検出回路と、該温度検出回路の出
力によりパルス幅を変化させたパルス信号を導出するパ
ルス幅制御回路で構成したことを特徴とする。
乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置において、上記
複数のパルス幅の信号を作成するパルス作成回路を、周
囲温度を検出する温度検出回路と、該温度検出回路の出
力によりパルス幅を変化させたパルス信号を導出するパ
ルス幅制御回路で構成したことを特徴とする。
【0015】(作用)請求項1あるいは2の構成による
と、一選択期間にデータ側電極および走査側電極に印加
する複数のパルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比
を周囲温度に応じて調整するので、周囲温度に応じて液
晶表示素子のコントラストおよび印加電圧の範囲を調整
することができる。
と、一選択期間にデータ側電極および走査側電極に印加
する複数のパルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比
を周囲温度に応じて調整するので、周囲温度に応じて液
晶表示素子のコントラストおよび印加電圧の範囲を調整
することができる。
【0016】また、請求項3の構成によると、一選択期
間にデータ側電極および走査側電極に印加する複数のパ
ルス信号のパルス幅を、周囲温度が低くなれば広くし、
周囲温度が高くなれば狭くなるように制御する。従っ
て、周囲温度が高い場合は、液晶表示素子の駆動電圧を
上げてコントラストを向上させることができ、換言すれ
ば、同一駆動電圧で同一コントラストを得る周囲温度範
囲の上限値を上げることができる。
間にデータ側電極および走査側電極に印加する複数のパ
ルス信号のパルス幅を、周囲温度が低くなれば広くし、
周囲温度が高くなれば狭くなるように制御する。従っ
て、周囲温度が高い場合は、液晶表示素子の駆動電圧を
上げてコントラストを向上させることができ、換言すれ
ば、同一駆動電圧で同一コントラストを得る周囲温度範
囲の上限値を上げることができる。
【0017】また、周囲温度が低い場合は、液晶表示素
子のコントラストを所望の値以上にする液晶駆動電圧の
上限値を下降させることができ、同一駆動電圧で同一コ
ントラストを得る周囲温度範囲の下限値を下げることが
できる。従って、周囲温度に応じて簡単な構成で連続的
に制御できる仕様温度範囲の広い液晶表示装置を得るこ
とができる。
子のコントラストを所望の値以上にする液晶駆動電圧の
上限値を下降させることができ、同一駆動電圧で同一コ
ントラストを得る周囲温度範囲の下限値を下げることが
できる。従って、周囲温度に応じて簡単な構成で連続的
に制御できる仕様温度範囲の広い液晶表示装置を得るこ
とができる。
【0018】また、請求項4の構成によると、温度検出
回路で周囲温度に応じた出力を導出し、この出力に応じ
て一選択期間に発生させる複数のパルス信号のパルス幅
あるいはパルス幅の比を変化させるようにしているので
簡単な回路構成で、一選択期間内に発生させる複数のパ
ルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比を周囲温度に
応じて自動的且つ連続的に調整することができる。
回路で周囲温度に応じた出力を導出し、この出力に応じ
て一選択期間に発生させる複数のパルス信号のパルス幅
あるいはパルス幅の比を変化させるようにしているので
簡単な回路構成で、一選択期間内に発生させる複数のパ
ルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比を周囲温度に
応じて自動的且つ連続的に調整することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
ともに説明する。本発明はデータ側電極および走査側電
極に、一選択期間毎に複数のパルス電圧を印加する図8
に示す液晶表示装置において、制御部により周囲温度に
応じて上記パルス電圧のパルス幅を変化させるようにし
たものである。
ともに説明する。本発明はデータ側電極および走査側電
極に、一選択期間毎に複数のパルス電圧を印加する図8
に示す液晶表示装置において、制御部により周囲温度に
応じて上記パルス電圧のパルス幅を変化させるようにし
たものである。
【0020】図1は上記制御部の構成図である。制御部
10はパルス幅制御信号作成回路11と走査電極信号用
ドライバ制御信号作成回路12とデータ電極信号用ドラ
イバ制御信号作成回路13より成り、上記パルス幅制御
信号作成回路11には周囲温度を検出し、周囲温度に応
じたパルス幅の基準パルスを生成する温度検出回路14
を設ける。
10はパルス幅制御信号作成回路11と走査電極信号用
ドライバ制御信号作成回路12とデータ電極信号用ドラ
イバ制御信号作成回路13より成り、上記パルス幅制御
信号作成回路11には周囲温度を検出し、周囲温度に応
じたパルス幅の基準パルスを生成する温度検出回路14
を設ける。
【0021】15は、上記制御部の入力端子であり、該
入力端子15には、図示しない外部回路から基準クロッ
クCLKと、該基準クロックCLKに同期して各表示絵
素の表示状態を伝送するデータ信号DATAと、上記基
準クロックCLKに対して上記データ信号DATAを表
示すべきであるか否かを示すデータイネーブル信号EN
ABと、1走査電極線Ym分のデータ信号DATA毎に
与えられる水平方向同期信号LPと、1画面(フレー
ム)毎に与えられる垂直方向同期信号FP等の信号が供
給される。
入力端子15には、図示しない外部回路から基準クロッ
クCLKと、該基準クロックCLKに同期して各表示絵
素の表示状態を伝送するデータ信号DATAと、上記基
準クロックCLKに対して上記データ信号DATAを表
示すべきであるか否かを示すデータイネーブル信号EN
ABと、1走査電極線Ym分のデータ信号DATA毎に
与えられる水平方向同期信号LPと、1画面(フレー
ム)毎に与えられる垂直方向同期信号FP等の信号が供
給される。
【0022】また、4は、上記パルス幅制御信号作成回
路11で生成された基準パルスに基づき液晶表示パネル
1の各電極線Xi、Yjへ駆動電圧を出力する電圧作成部
であり、2は上記走査電極信号用ドライバ制御信号作成
回路12より供給される制御信号に基づき液晶表示パネ
ル1の走査電極Yjに走査信号を供給する走査電極信号
用ドライバであり、3は、上記データ電極信号用ドライ
バ制御信号作成回路13で生成された制御信号に基づ
き、液晶表示パネル1のデータ電極Xiにデータ電極駆
動用の信号を供給するデータ電極信号用ドライバであ
る。
路11で生成された基準パルスに基づき液晶表示パネル
1の各電極線Xi、Yjへ駆動電圧を出力する電圧作成部
であり、2は上記走査電極信号用ドライバ制御信号作成
回路12より供給される制御信号に基づき液晶表示パネ
ル1の走査電極Yjに走査信号を供給する走査電極信号
用ドライバであり、3は、上記データ電極信号用ドライ
バ制御信号作成回路13で生成された制御信号に基づ
き、液晶表示パネル1のデータ電極Xiにデータ電極駆
動用の信号を供給するデータ電極信号用ドライバであ
る。
【0023】図2に、上記パルス幅制御信号作成回路1
1の動作フローを示す。まずステップS20では、水平
方向同期信号LPに同期して予め設定したクロック数よ
り基本パルスを作成する。次に、ステップS21では、
上記基本パルスに基づき、温度検出回路で周囲温度に応
じてパルス幅が調整された基準パルスを作成し、ステッ
プS22で上記基準パルスの幅をクロックでカウント
し、ステップS23で上記クロックのカウント値を設定
値として制御信号24、24’、24”を作成する。図
11は従来例のフローであり、ステップS11で予め設
定されたクロック数から水平方向同期信号LPに同期し
た信号を作り、これを制御信号1303、1403とし
ていた。従って、この従来例の制御信号1303、14
03は周囲の温度が変化しても一定のパルス幅の信号と
なる。
1の動作フローを示す。まずステップS20では、水平
方向同期信号LPに同期して予め設定したクロック数よ
り基本パルスを作成する。次に、ステップS21では、
上記基本パルスに基づき、温度検出回路で周囲温度に応
じてパルス幅が調整された基準パルスを作成し、ステッ
プS22で上記基準パルスの幅をクロックでカウント
し、ステップS23で上記クロックのカウント値を設定
値として制御信号24、24’、24”を作成する。図
11は従来例のフローであり、ステップS11で予め設
定されたクロック数から水平方向同期信号LPに同期し
た信号を作り、これを制御信号1303、1403とし
ていた。従って、この従来例の制御信号1303、14
03は周囲の温度が変化しても一定のパルス幅の信号と
なる。
【0024】図3は本発明の要部となる温度検出回路を
用いた基準パルス作成回路の回路例を示す図である。図
3において31は前記のステップS20で作成した水平
方向同期信号LPに同期し、予め設定したクロック数の
パルス数を持つ基本パルスの入力端子であり、32は図
4に示すような周囲温度が高くなるに従って、抵抗値が
減少する温度−抵抗値特性を持った感温素子であり、該
感温素子32は抵抗33と並列接続されて出力側にコン
デンサ34を設け、上記感温素子32と抵抗33とコン
デンサ34で積分回路を形成する。35は上記積分回路
の後段に設けられ、該積分回路の出力波形を整形する波
形整形回路であり、36は上記波形整形回路35から導
出される出力波形の極性を調整するために設けたインバ
ータである。37は上記インバータ36の出力と入力端
子31に供給される上記基本パルスとのアンド出力をと
り上記基準パルスを出力端子38に導出するアンド回路
である。
用いた基準パルス作成回路の回路例を示す図である。図
3において31は前記のステップS20で作成した水平
方向同期信号LPに同期し、予め設定したクロック数の
パルス数を持つ基本パルスの入力端子であり、32は図
4に示すような周囲温度が高くなるに従って、抵抗値が
減少する温度−抵抗値特性を持った感温素子であり、該
感温素子32は抵抗33と並列接続されて出力側にコン
デンサ34を設け、上記感温素子32と抵抗33とコン
デンサ34で積分回路を形成する。35は上記積分回路
の後段に設けられ、該積分回路の出力波形を整形する波
形整形回路であり、36は上記波形整形回路35から導
出される出力波形の極性を調整するために設けたインバ
ータである。37は上記インバータ36の出力と入力端
子31に供給される上記基本パルスとのアンド出力をと
り上記基準パルスを出力端子38に導出するアンド回路
である。
【0025】次に、図3に示す基準パルス作成回路の動
作を図5に示す波形図を用いて説明する。入力端子31
より入力される水平方向同期信号LPに同期し、予め設
定したクロック数のパルス幅を持つ基本パルス41は、
周囲温度を検出する感温素子32と抵抗33とコンデン
サ34より成る積分回路に供給され、この積分回路よ
り、該積分回路の時定数に応じて出力波形に歪が生じた
遅延出力信号42、42’を導出する。
作を図5に示す波形図を用いて説明する。入力端子31
より入力される水平方向同期信号LPに同期し、予め設
定したクロック数のパルス幅を持つ基本パルス41は、
周囲温度を検出する感温素子32と抵抗33とコンデン
サ34より成る積分回路に供給され、この積分回路よ
り、該積分回路の時定数に応じて出力波形に歪が生じた
遅延出力信号42、42’を導出する。
【0026】この場合、感温素子32の周囲温度が高い
と、感温素子32の抵抗値は図4に示すように低くな
り、上記積分回路の時定数は小さくなる。そのため、上
記基本パルス41の上記積分回路による遅延時間は短く
なって次段の波形整形回路35に入力される遅延出力は
図5中42で示すような遅延時間の短い遅延出力信号と
なる。感温素子32の周囲温度が低いと感温素子32の
抵抗値は図4に示すように高くなり、上記積分回路の時
定数は大きくなる。そのため、上記基本パルス41の上
記積分回路による遅延時間は長くなって次段の波形調整
回路35に入力される遅延出力信号は図5中42’とし
て示すように遅延時間の長い遅延出力信号となる。
と、感温素子32の抵抗値は図4に示すように低くな
り、上記積分回路の時定数は小さくなる。そのため、上
記基本パルス41の上記積分回路による遅延時間は短く
なって次段の波形整形回路35に入力される遅延出力は
図5中42で示すような遅延時間の短い遅延出力信号と
なる。感温素子32の周囲温度が低いと感温素子32の
抵抗値は図4に示すように高くなり、上記積分回路の時
定数は大きくなる。そのため、上記基本パルス41の上
記積分回路による遅延時間は長くなって次段の波形調整
回路35に入力される遅延出力信号は図5中42’とし
て示すように遅延時間の長い遅延出力信号となる。
【0027】上記のようにして積分回路から導出される
感温素子32の周囲温度が低(高)い程遅延時間が長
(短)い遅延出力信号42’(42)は次段のインバー
タより成る波形整形回路35に供給されて、ここで波形
整形が行われる。そして、感温素子32の周囲温度が高
い場合は波形整形出力信号43を、また、上記周囲温度
が低い場合は、波形整形出力信号43’を出力する。
感温素子32の周囲温度が低(高)い程遅延時間が長
(短)い遅延出力信号42’(42)は次段のインバー
タより成る波形整形回路35に供給されて、ここで波形
整形が行われる。そして、感温素子32の周囲温度が高
い場合は波形整形出力信号43を、また、上記周囲温度
が低い場合は、波形整形出力信号43’を出力する。
【0028】上記波形整形回路35で波形生起された波
形整形出力信号43、43’は次段のインバータ36に
供給され、ここで信号の極性を反転して極性の調整が行
われる。そして、極性の調整が行われたインバータ36
の出力は、上記入力端子31に供給される基本パルス4
1とともに次段のアンド回路37に供給され、この両信
号のアンド出力を基準パルス44、44’として出力端
子38に出力する。
形整形出力信号43、43’は次段のインバータ36に
供給され、ここで信号の極性を反転して極性の調整が行
われる。そして、極性の調整が行われたインバータ36
の出力は、上記入力端子31に供給される基本パルス4
1とともに次段のアンド回路37に供給され、この両信
号のアンド出力を基準パルス44、44’として出力端
子38に出力する。
【0029】上記のようにして図3に示す基準パルス作
成回路で生成した基準パルス44、44’は図2に示す
フローのステップS22に導かれ、ここで上記基準パル
ス44、44’の”High”期間に生ずるクロック数
を計数する。そして、次のステップS23に進み、ここ
で上記のクロックのカウント数をカウンタの設定値とし
て設定し、上記水平方向同期信号LPの立ち下がりよ
り、上記設定値として設定したカウンタのカウント数に
対応するパルス幅の図5中24、24’で示す制御信号
を導出する。この制御信号24、24’のパルス幅は上
記感温素子32の周囲温度に対応して変化しており、上
記周囲温度が低い程そのパルス幅は広く、周囲温度が高
い程そのパルス幅は狭くなっている。
成回路で生成した基準パルス44、44’は図2に示す
フローのステップS22に導かれ、ここで上記基準パル
ス44、44’の”High”期間に生ずるクロック数
を計数する。そして、次のステップS23に進み、ここ
で上記のクロックのカウント数をカウンタの設定値とし
て設定し、上記水平方向同期信号LPの立ち下がりよ
り、上記設定値として設定したカウンタのカウント数に
対応するパルス幅の図5中24、24’で示す制御信号
を導出する。この制御信号24、24’のパルス幅は上
記感温素子32の周囲温度に対応して変化しており、上
記周囲温度が低い程そのパルス幅は広く、周囲温度が高
い程そのパルス幅は狭くなっている。
【0030】図6は制御10より上述するようにして得
られた制御信号24、24’、24”を用いて走査電極
信号用ドライバ2より走査電極Yjに供給する印加電圧
波形を生成する場合の各信号波形の関係を示すタイムチ
ャートである。図6においてFPは1画面(フレーム)
毎に与えられる垂直方向同期信号、LPは水平方向同期
信号(ラッチ信号)、24”は、周囲温度が室温T0の
場合の制御信号であり、60”はこの場合の走査電極Y
jに印加される走査電極信号、24’は周囲温度が室温
T0より低い場合の制御信号であり、60’はこの場合
の走査電極信号、24は周囲温度が室温T0より高い場
合の制御信号であり、60はこの場合の走査電極信号で
ある。
られた制御信号24、24’、24”を用いて走査電極
信号用ドライバ2より走査電極Yjに供給する印加電圧
波形を生成する場合の各信号波形の関係を示すタイムチ
ャートである。図6においてFPは1画面(フレーム)
毎に与えられる垂直方向同期信号、LPは水平方向同期
信号(ラッチ信号)、24”は、周囲温度が室温T0の
場合の制御信号であり、60”はこの場合の走査電極Y
jに印加される走査電極信号、24’は周囲温度が室温
T0より低い場合の制御信号であり、60’はこの場合
の走査電極信号、24は周囲温度が室温T0より高い場
合の制御信号であり、60はこの場合の走査電極信号で
ある。
【0031】従って、周囲温度が室温T0の場合は、一
選択期間に生成する複数制御信号24”のパルス幅を同
一に設定するので、走査電極Yjへの走査電極信号6
0”のパルス幅も上記制御信号24”のパルス幅と同一
になり、パルス幅の比も一定になる。これは従来の場合
と同一になる。制御信号24’のパルス幅は広くなって
いるので、走査電極Yjへの走査電極信号60’のパル
ス幅も広くなり、そのパルス幅の比は大きくなる。ま
た、周囲温度が室温T0より高い場合は、制御信号24
のパルス幅は狭くなっているので走査電極Yjへの動作
電極信号60のパルス幅も狭くなり、パルス幅の比は小
さくなる。
選択期間に生成する複数制御信号24”のパルス幅を同
一に設定するので、走査電極Yjへの走査電極信号6
0”のパルス幅も上記制御信号24”のパルス幅と同一
になり、パルス幅の比も一定になる。これは従来の場合
と同一になる。制御信号24’のパルス幅は広くなって
いるので、走査電極Yjへの走査電極信号60’のパル
ス幅も広くなり、そのパルス幅の比は大きくなる。ま
た、周囲温度が室温T0より高い場合は、制御信号24
のパルス幅は狭くなっているので走査電極Yjへの動作
電極信号60のパルス幅も狭くなり、パルス幅の比は小
さくなる。
【0032】以上の実施形態は、一選択期間に2個のパ
ルス電圧を印加する場合のものであるが、3個以上にす
る場合も同様に実施することができる。また、上記の実
施形態は、走査電極Yjに印加する走査電極信号につい
て説明したが、データ電極Xiへ印加するデータ電極信
号も一選択期間に複数個のパルス電圧を印加し、このパ
ルス電圧のパルス幅を走査電極信号の場合と同様にし
て、周囲温度により変化させるようにする。
ルス電圧を印加する場合のものであるが、3個以上にす
る場合も同様に実施することができる。また、上記の実
施形態は、走査電極Yjに印加する走査電極信号につい
て説明したが、データ電極Xiへ印加するデータ電極信
号も一選択期間に複数個のパルス電圧を印加し、このパ
ルス電圧のパルス幅を走査電極信号の場合と同様にし
て、周囲温度により変化させるようにする。
【0033】図7、液晶表示パネルの走査電極およびデ
ータ電極に、一選択期間に印加する複数の走査電極信号
およびデータ電極信号のパルス幅あるいはパルス幅の比
を周囲温度に応じて制御した場合と一定にした場合の液
晶表示パネルのコントラスト対液晶駆動電圧の特性を示
すものである。図7において周囲温度が室温T0より高
い温度T2の場合は図6に示す走査電極信号60を用い
ると、周囲温度に応じて電極に印加する信号のパルス幅
の制御を行わない従来例に比べコントラスト対液晶駆動
電圧特性はl0はlに変化し、コントラストをC1から
C1’に改善することができる。また、周囲温度が室温
T0より低い温度T1の場合は図6示す走査電極信号6
0’を用いると同様にして上記特性はm0からmに変化
し液晶駆動電圧をVcからVc’に下げることができ
る。また、液晶駆動電圧の調整範囲も従来の可変範囲F
0(Va〜Vc)より可変範囲F(Va’〜Vc’)に
示すように狭くすることができる。
ータ電極に、一選択期間に印加する複数の走査電極信号
およびデータ電極信号のパルス幅あるいはパルス幅の比
を周囲温度に応じて制御した場合と一定にした場合の液
晶表示パネルのコントラスト対液晶駆動電圧の特性を示
すものである。図7において周囲温度が室温T0より高
い温度T2の場合は図6に示す走査電極信号60を用い
ると、周囲温度に応じて電極に印加する信号のパルス幅
の制御を行わない従来例に比べコントラスト対液晶駆動
電圧特性はl0はlに変化し、コントラストをC1から
C1’に改善することができる。また、周囲温度が室温
T0より低い温度T1の場合は図6示す走査電極信号6
0’を用いると同様にして上記特性はm0からmに変化
し液晶駆動電圧をVcからVc’に下げることができ
る。また、液晶駆動電圧の調整範囲も従来の可変範囲F
0(Va〜Vc)より可変範囲F(Va’〜Vc’)に
示すように狭くすることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
請求項1および2によると、周囲温度に応じて変化する
液晶表示素子のコントラストおよび印加電圧の範囲を、
この周囲温度に応じて自動的に且つ連続的に調整するこ
とができ、仕様温度範囲の調整を簡単な構成で行わせる
ことができる。
請求項1および2によると、周囲温度に応じて変化する
液晶表示素子のコントラストおよび印加電圧の範囲を、
この周囲温度に応じて自動的に且つ連続的に調整するこ
とができ、仕様温度範囲の調整を簡単な構成で行わせる
ことができる。
【0035】また、請求項3によると、一選択期間に印
加する複数のパルス信号のパルス幅を周囲温度が引くな
れば広く、高くなれば狭くなるように制御するので、周
囲温度が高温時のコントラストを高くし、また周囲温度
が低温時の駆動電圧を低くすることができる。従って、
所定のコントラストで所定の駆動電圧範囲での仕様温度
の広温度範囲化を図ることができるとともに回路部品の
低耐圧化による低コスト化を図ることができる。また、
液晶駆動電圧の変動幅を少なくすることができるので低
消費電力化を図ることができ、液晶表示装置の温度特性
の向上を図ることができる。
加する複数のパルス信号のパルス幅を周囲温度が引くな
れば広く、高くなれば狭くなるように制御するので、周
囲温度が高温時のコントラストを高くし、また周囲温度
が低温時の駆動電圧を低くすることができる。従って、
所定のコントラストで所定の駆動電圧範囲での仕様温度
の広温度範囲化を図ることができるとともに回路部品の
低耐圧化による低コスト化を図ることができる。また、
液晶駆動電圧の変動幅を少なくすることができるので低
消費電力化を図ることができ、液晶表示装置の温度特性
の向上を図ることができる。
【0036】また、請求項4によると、一選択期間に走
査電極およびデータ電極に印加する周囲温度に応じてパ
ルス幅あるいはパルス幅の比が制御された複数のパルス
信号は、周囲温度を検出する温度検出回路とその出力に
より上記パルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比を
調整するパルス幅制御回路で構成されるので、簡単な構
成で周囲温度に応じた最適のパルス信号を連続的に供給
することができる。
査電極およびデータ電極に印加する周囲温度に応じてパ
ルス幅あるいはパルス幅の比が制御された複数のパルス
信号は、周囲温度を検出する温度検出回路とその出力に
より上記パルス信号のパルス幅あるいはパルス幅の比を
調整するパルス幅制御回路で構成されるので、簡単な構
成で周囲温度に応じた最適のパルス信号を連続的に供給
することができる。
【図1】 本発明の一実施形態における制御部のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】 本発明の一実施形態における制御部のフロー
チャートである。
チャートである。
【図3】 本発明の一実施形態における基準パルス作成
回路の回路図である。
回路の回路図である。
【図4】 本発明の一実施形態における感温素子の特性
図である。
図である。
【図5】 本発明の一実施形態における制御部の各部の
波形を示す図である。
波形を示す図である。
【図6】 本発明の一実施形態における走査電極への印
加電圧波形の一例を示す図である。
加電圧波形の一例を示す図である。
【図7】 本発明の一実施形態における液晶表示装置の
コントラスト−液晶駆動電圧特性の一例を示す図であ
る。
コントラスト−液晶駆動電圧特性の一例を示す図であ
る。
【図8】 液晶表示装置のブロック図である。
【図9】 表示パネルの等価回路の一例を示す図であ
る。
る。
【図10】 従来例における制御部のブロック図であ
る。
る。
【図11】 従来例における制御部のフローチャートで
ある。
ある。
【図12】 入力信号の信号波形図である。
【図13】 従来例における走査電極およびデータ電極
の駆動波形を示す図である。
の駆動波形を示す図である。
【図14】 従来例における走査電極およびデータ電極
の駆動波形の他の例を示す図である。
の駆動波形の他の例を示す図である。
【図15】 従来例における液晶表示装置のコントラス
ト−液晶駆動電圧特性を示す図である。
ト−液晶駆動電圧特性を示す図である。
1…液晶表示パネル 2…走査電極信号用ドライバ 3…データ電極信号用ドライバ 4…電圧作成部 6…入力信号 7…液晶表示素子 8…2端子素子 10…制御部 11…パルス幅制御信号作成回路 12…走査電極信号用ドライバ制御信号作成回路 13…データ電極信号用ドライバ制御信号作成回路 14…温度検出回路 15、31…入力端子 32…感温素子 33…抵抗 34…コンデンサ 35…波形整形回路 36…インバータ 37…アンド回路 38…出力端子 FP…フレームパルス LP…ラッチパルス(水平方向同期信号) CLK…基準クロック DATA…データ ENAB…データイネーブル信号 Xi…データ電極 Yj…走査電極
フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA16 NA43 NB09 NB13 NC02 NC27 NC37 NC57 NC63 ND02 ND05 ND44 ND58 5C006 AC24 AF62 BB17 BF07 BF26 BF38 FA19 FA54 5C080 AA10 BB05 DD01 DD27 DD30 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 JJ07
Claims (4)
- 【請求項1】 互いに交差する方向に配列した複数の走
査側電極と複数のデータ側電極との間に液晶表示素子と
2端子素子を直列に介在させ、データ側電極には点灯表
示/非点灯表示に対応するデータ信号電圧を印加し、走
査側電極には書き込み電圧を線順次に印加するようにし
た液晶表示装置において、 一選択期間にデータ側電極および走査側電極から印加す
る信号を複数のパルス電圧からなる信号とし、データ側
電極および走査側電極に印加する上記複数のパルス電圧
からなる信号のパルス幅を周囲温度に応じて調整するよ
うにしたことを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 互いに交差する方向に配列した複数の走
査側電極と複数のデータ側電極との間に液晶表示素子と
2端子素子を直列に介在させ、データ側電極には点灯表
示/非点灯表示に対応するデータ信号電圧を印加し、走
査側電極には書き込み電圧を線順次に印加するようにし
た液晶表示装置において、 一選択期間にデータ側電極および走査側電極から印加す
る信号を複数のパルス電圧からなる信号とし、一選択期
間にデータ側電極および走査側電極に印加する上記複数
のパルス電圧からなる信号のパルス幅の比を周囲温度に
応じて調整するようにしたことを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項3】 表示データに応じて液晶表示素子の点灯
/非点灯を決定している期間に印加される電圧のパルス
幅を周囲温度が低温になれば広くし、周囲温度が高温に
なれば狭くすることを特徴とする請求項1記載の液晶表
示装置。 - 【請求項4】 上記複数のパルス幅の信号を作成するパ
ルス作成回路を、周囲温度を検出する温度検出回路と、
該温度検出回路の出力によりパルス幅を変化させたパル
ス信号を導出するパルス幅制御回路で構成したことを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061840A JP2000258752A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061840A JP2000258752A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000258752A true JP2000258752A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13182701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061840A Pending JP2000258752A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000258752A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100464216C (zh) * | 2002-03-04 | 2009-02-25 | Nec液晶技术株式会社 | 驱动液晶显示器的方法和使用该驱动方法的液晶显示器 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061840A patent/JP2000258752A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100464216C (zh) * | 2002-03-04 | 2009-02-25 | Nec液晶技术株式会社 | 驱动液晶显示器的方法和使用该驱动方法的液晶显示器 |
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