JP2000254428A - 溶接ヒューム回収装置 - Google Patents
溶接ヒューム回収装置Info
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- 239000003496 welding fume Substances 0.000 title claims abstract description 9
- 239000003517 fume Substances 0.000 claims abstract description 34
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 11
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 4
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 4
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
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- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的低圧力の圧縮空気でも、短時間で多量
の空気を噴出して、フィルタエレメントに付着したヒュ
ーム成分を除去することができるヒューム回収装置を提
供する。 【解決手段】 溶接・溶断作業部で発生する溶接ヒュー
ムを吸引して回収する溶接・溶断ヒューム回収装置にお
いて、フィルタ(7)を筒形のカートリッジ式フィルタで
構成する。カートリッジ式フィルタ(7)のブロワ(8)と
の連通側にベンチュリ形成部材(10)を装着する。ベンチ
ュリ形成部材(10)の吸込流下流側にベンチュリ部材(10)
に向かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノ
ズル(11)を配置する。ケーシング(1)内のヒューム吸引
管接続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁(12)を介
して連通接続する。
の空気を噴出して、フィルタエレメントに付着したヒュ
ーム成分を除去することができるヒューム回収装置を提
供する。 【解決手段】 溶接・溶断作業部で発生する溶接ヒュー
ムを吸引して回収する溶接・溶断ヒューム回収装置にお
いて、フィルタ(7)を筒形のカートリッジ式フィルタで
構成する。カートリッジ式フィルタ(7)のブロワ(8)と
の連通側にベンチュリ形成部材(10)を装着する。ベンチ
ュリ形成部材(10)の吸込流下流側にベンチュリ部材(10)
に向かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノ
ズル(11)を配置する。ケーシング(1)内のヒューム吸引
管接続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁(12)を介
して連通接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶接・溶断作業時
のヒューム(微細粉塵)を回収除去するためのヒューム回
収装置に関し、特に、筒形のカートリッジフィルタを使
用するヒューム回収装置に関する。
のヒューム(微細粉塵)を回収除去するためのヒューム回
収装置に関し、特に、筒形のカートリッジフィルタを使
用するヒューム回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】溶接作業や溶断作業時に発生するヒュー
ムを回収する装置は、従来から種々提供されている。こ
の種装置はケーシングの内部をフィルタで区画し、その
一方の区画部と溶接や溶断の作業個所に吸引ダクトを介
して接続するとともに、他方の区画部をブロワの吸引口
に連通接続し、ブロワの吸引力で作業個所に吸引風を生
じさせて、ヒュームをケーシング内に取り込むようにし
た構造になっている。
ムを回収する装置は、従来から種々提供されている。こ
の種装置はケーシングの内部をフィルタで区画し、その
一方の区画部と溶接や溶断の作業個所に吸引ダクトを介
して接続するとともに、他方の区画部をブロワの吸引口
に連通接続し、ブロワの吸引力で作業個所に吸引風を生
じさせて、ヒュームをケーシング内に取り込むようにし
た構造になっている。
【0003】そして、ケーシング内に取り込まれたヒュ
ームはフィルタのエレメントに捕捉され、フィルタエレ
メントを目詰まりさせることになる。このため、頻繁に
フィルタエレメントのクリーニングをする必要がある。
このフィルタエレメントをクリーニングする技術とし
て、従来、フィルタエレメントの二次側から圧縮空気を
連続的あるいは間欠的に噴射させていた。
ームはフィルタのエレメントに捕捉され、フィルタエレ
メントを目詰まりさせることになる。このため、頻繁に
フィルタエレメントのクリーニングをする必要がある。
このフィルタエレメントをクリーニングする技術とし
て、従来、フィルタエレメントの二次側から圧縮空気を
連続的あるいは間欠的に噴射させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】圧縮空気を連続的にフ
ィルタエレメントに作用させるものでは、フィルタエレ
メントの全面から捕捉ヒュームを除去するためには、フ
ィルタエレメントと圧縮空気噴出ノズルとの一方を回転
させなければならず、噴出空気の消費量が多くなるとい
う問題があった。
ィルタエレメントに作用させるものでは、フィルタエレ
メントの全面から捕捉ヒュームを除去するためには、フ
ィルタエレメントと圧縮空気噴出ノズルとの一方を回転
させなければならず、噴出空気の消費量が多くなるとい
う問題があった。
【0005】また、圧縮空気を間欠的にフィルタエレメ
ントに作用させるものでは、短時間に圧縮空気を噴出さ
せることにより、圧縮空気噴出にともなうケーシング内
の圧力変化でフィルタエレメントに振動と変形を与え、
フィルタエレメントに付着したヒュームを払い落とすも
のであるが、この場合、ケーシングの内圧と噴出圧力と
の差圧が大きい程フィルタエレメントに与える振動力が
大きくなって除塵能力が高くなるが、従来のヒューム回
収装置では、エアによるフィルタエレメントの逆洗時に
は空気の流路が吸引ダクト側もブロワ側も遮蔽されるこ
とになり、ケーシングの内圧が上昇して、噴出エアとの
差圧が十分に取なくなるという問題があるうえ、瞬間的
に多量の圧縮ガスを必要とすることから、大きな容量の
タンクを設置しなければならないという問題があった。
ントに作用させるものでは、短時間に圧縮空気を噴出さ
せることにより、圧縮空気噴出にともなうケーシング内
の圧力変化でフィルタエレメントに振動と変形を与え、
フィルタエレメントに付着したヒュームを払い落とすも
のであるが、この場合、ケーシングの内圧と噴出圧力と
の差圧が大きい程フィルタエレメントに与える振動力が
大きくなって除塵能力が高くなるが、従来のヒューム回
収装置では、エアによるフィルタエレメントの逆洗時に
は空気の流路が吸引ダクト側もブロワ側も遮蔽されるこ
とになり、ケーシングの内圧が上昇して、噴出エアとの
差圧が十分に取なくなるという問題があるうえ、瞬間的
に多量の圧縮ガスを必要とすることから、大きな容量の
タンクを設置しなければならないという問題があった。
【0006】このような点に着目して、本発明は、比較
的低圧力の圧縮空気でも、短時間で多量の空気を噴出し
て、フィルタエレメントに付着したヒューム成分を除去
することができるヒューム回収装置を提供することを目
的とする。
的低圧力の圧縮空気でも、短時間で多量の空気を噴出し
て、フィルタエレメントに付着したヒューム成分を除去
することができるヒューム回収装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、フィルタを筒形のカートリッジ式フィル
タで構成し、このカートリッジ式フィルタにおけるブロ
ワとの連通室側にベンチュリ形成部材を装着し、このベ
ンチュリ形成部材の吸込流下流側にベンチュリ部材に向
かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノズル
を配置するとともに、ケーシング内のヒューム吸引管接
続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁を介して連通
接続したことを特徴としている。
めに本発明は、フィルタを筒形のカートリッジ式フィル
タで構成し、このカートリッジ式フィルタにおけるブロ
ワとの連通室側にベンチュリ形成部材を装着し、このベ
ンチュリ形成部材の吸込流下流側にベンチュリ部材に向
かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノズル
を配置するとともに、ケーシング内のヒューム吸引管接
続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁を介して連通
接続したことを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】本発明では、フィルタを筒形のカートリ
ッジ式フィルタで構成し、このカートリッジ式フィルタ
の保持部におけるブロワとの連通室側にベンチュリ形成
部材を装着し、このベンチュリ形成部材の吸込流下流側
にベンチュリ部材に向かってクリーニングエアを間歇噴
出するエア噴出ノズルを配置するとともに、ケーシング
内のヒューム吸引管接続側の空間とケーシング外とを負
圧調整弁を介して連通接続しているので、負圧調整弁で
の圧力調整によりケーシング内が所定圧力(大気圧)寄り
も高圧となることがなくなり、噴出するクリーニングエ
アの噴出圧とケーシング内圧とが一定の圧力差を維持で
きる。これにより十分な量のクリーニングエアを供給す
ることができることになる。また、噴出したクリーニン
グエアは、ベンチュリ部で流速を速めて筒形フィルタエ
レメントの内部に送給されることから、狭隘部を越えて
流入したクリーニングエアが膨張することによる圧力変
化でフィルタエレメントに付着したヒュームを確実に分
離させることができることになる。
ッジ式フィルタで構成し、このカートリッジ式フィルタ
の保持部におけるブロワとの連通室側にベンチュリ形成
部材を装着し、このベンチュリ形成部材の吸込流下流側
にベンチュリ部材に向かってクリーニングエアを間歇噴
出するエア噴出ノズルを配置するとともに、ケーシング
内のヒューム吸引管接続側の空間とケーシング外とを負
圧調整弁を介して連通接続しているので、負圧調整弁で
の圧力調整によりケーシング内が所定圧力(大気圧)寄り
も高圧となることがなくなり、噴出するクリーニングエ
アの噴出圧とケーシング内圧とが一定の圧力差を維持で
きる。これにより十分な量のクリーニングエアを供給す
ることができることになる。また、噴出したクリーニン
グエアは、ベンチュリ部で流速を速めて筒形フィルタエ
レメントの内部に送給されることから、狭隘部を越えて
流入したクリーニングエアが膨張することによる圧力変
化でフィルタエレメントに付着したヒュームを確実に分
離させることができることになる。
【0009】
【発明の実施の形態】図は本発明を適用した溶接ヒュー
ム回収装置の一実施形態を示す概略断面図である。この
溶接ヒューム回収装置は、ケーシング(1)内を区画形成
し、第1室(2)と第2室(3)との区画壁(4)に通風口
(5)を形成するとともに、第1室(2)にヒューム吸入管
(6)を連通接続し、第2室(3)内にフィルタ(7)を装着
してある。このフィルタ(7)は筒形のカートリッジ式フ
ィルタエレメント(7a)を配置し、該フィルタエレメン
ト(7a)の内部を小型高静圧のモーター回転可変式ブラ
シレスターボブロア(8)の吸込口(9)に連通接続してあ
る。
ム回収装置の一実施形態を示す概略断面図である。この
溶接ヒューム回収装置は、ケーシング(1)内を区画形成
し、第1室(2)と第2室(3)との区画壁(4)に通風口
(5)を形成するとともに、第1室(2)にヒューム吸入管
(6)を連通接続し、第2室(3)内にフィルタ(7)を装着
してある。このフィルタ(7)は筒形のカートリッジ式フ
ィルタエレメント(7a)を配置し、該フィルタエレメン
ト(7a)の内部を小型高静圧のモーター回転可変式ブラ
シレスターボブロア(8)の吸込口(9)に連通接続してあ
る。
【0010】フィルタエレメント(7)の内部空間とブロ
ア(8)との連通口部分には、ベンチュリ部材(10)が装備
してあり、このベンチュリ部材(10)のブロワ(8)側にベ
ンチュリ部材(10)に対向する状態でクリーニングエアの
噴射ノズル(11)が配置してある。また、第2室(3)の側
壁には負圧調整弁としての減圧ダンパー(12)が設けてあ
り、第2室(3)が大気圧よりも高くならないようにして
ある。
ア(8)との連通口部分には、ベンチュリ部材(10)が装備
してあり、このベンチュリ部材(10)のブロワ(8)側にベ
ンチュリ部材(10)に対向する状態でクリーニングエアの
噴射ノズル(11)が配置してある。また、第2室(3)の側
壁には負圧調整弁としての減圧ダンパー(12)が設けてあ
り、第2室(3)が大気圧よりも高くならないようにして
ある。
【0011】なお、クリーニングエア噴射ノズル(11)に
供給される高圧空気は、ケーシング(1)外に配置したエ
アタンク(図示せず)から供給されるようになっており、
エアタンクには、コンプレッサ等の高圧空気源から供給
されるようになっている。
供給される高圧空気は、ケーシング(1)外に配置したエ
アタンク(図示せず)から供給されるようになっており、
エアタンクには、コンプレッサ等の高圧空気源から供給
されるようになっている。
【0012】上述の構成からなる溶接ヒューム回収装置
では、ブロワ(8)の運転に伴ない、ブロア(8)の吸引口
(9)に負圧力が発生する。この負圧力によって、ヒュー
ム導入管(6)を介してケーシング(1)内に溶接ヒューム
が取込まれることになる。ケーシング(1)内に流入した
溶接ヒュームは、第1室(2)から区画壁(4)に形成した
通風口(5)をへて第2室(3)に流入し、第2室(3)に装
着されているフィルタエレメント(7a)でヒューム成分
を除去し、ヒューム成分が取り除かれた気流は、ベンチ
ュリ部材(10)を経てブロア(8)に吸込まれ、大気に放出
されることになる。
では、ブロワ(8)の運転に伴ない、ブロア(8)の吸引口
(9)に負圧力が発生する。この負圧力によって、ヒュー
ム導入管(6)を介してケーシング(1)内に溶接ヒューム
が取込まれることになる。ケーシング(1)内に流入した
溶接ヒュームは、第1室(2)から区画壁(4)に形成した
通風口(5)をへて第2室(3)に流入し、第2室(3)に装
着されているフィルタエレメント(7a)でヒューム成分
を除去し、ヒューム成分が取り除かれた気流は、ベンチ
ュリ部材(10)を経てブロア(8)に吸込まれ、大気に放出
されることになる。
【0013】フィルタエレメント(7a)が除去ヒューム
で目詰まりすると、ブロア(8)に連通している浄気空間
の負圧が高くなることから、大気圧との圧力差が所定圧
になったことを浄気空間に配置した圧力センサーが感知
すると、異常ランプ等の警告手段では警告をするように
してある。なお、この異常ランプ等の警告手段は、フィ
ルタエレメント(7a)のクリーニングが完了するまで表
示するようにしてあり、ヒューム回収装置の運転自体
は、溶接作業との関係から停止させないようにしてあ
る。
で目詰まりすると、ブロア(8)に連通している浄気空間
の負圧が高くなることから、大気圧との圧力差が所定圧
になったことを浄気空間に配置した圧力センサーが感知
すると、異常ランプ等の警告手段では警告をするように
してある。なお、この異常ランプ等の警告手段は、フィ
ルタエレメント(7a)のクリーニングが完了するまで表
示するようにしてあり、ヒューム回収装置の運転自体
は、溶接作業との関係から停止させないようにしてあ
る。
【0014】フィルタエレメント(7a)のクリーニング
は、ブロア(8)の運転を停止した状態で行うようにして
あり、0.3Mpa程度の圧縮空気をクリーニングエア噴
射ノズル(11)からフィルタエレメント(7a)の内部空間
に0.5秒噴射・5秒停止を数回繰り返して間歇的に行
うようにしてある。このとき、噴出されたクリーニング
エアはベンチュリ部(10)を通過する際に流速を速めフィ
ルタエレメント(7a)の内部に流入する。また、第2室
(3)でフィルタエレメント(7)によって区分されている
ヒューム流入側(一次側)は減圧ダンパー(12)で大気圧に
維持されていることから、一次側空間と噴出される圧縮
空気との圧力差を常に一定に保持することができる。そ
して、フィルタエレメント(7a)内に流入したクリーニ
ング用圧縮空気が間歇的にフィルタエレメント(7a)に
作用してフィルタエレメント(7a)を振動させて付着ヒ
ュームを払い落とすとともに、通過する圧縮空気によっ
てフィルタエレメント(7a)に付着しているヒュームを
除去する。
は、ブロア(8)の運転を停止した状態で行うようにして
あり、0.3Mpa程度の圧縮空気をクリーニングエア噴
射ノズル(11)からフィルタエレメント(7a)の内部空間
に0.5秒噴射・5秒停止を数回繰り返して間歇的に行
うようにしてある。このとき、噴出されたクリーニング
エアはベンチュリ部(10)を通過する際に流速を速めフィ
ルタエレメント(7a)の内部に流入する。また、第2室
(3)でフィルタエレメント(7)によって区分されている
ヒューム流入側(一次側)は減圧ダンパー(12)で大気圧に
維持されていることから、一次側空間と噴出される圧縮
空気との圧力差を常に一定に保持することができる。そ
して、フィルタエレメント(7a)内に流入したクリーニ
ング用圧縮空気が間歇的にフィルタエレメント(7a)に
作用してフィルタエレメント(7a)を振動させて付着ヒ
ュームを払い落とすとともに、通過する圧縮空気によっ
てフィルタエレメント(7a)に付着しているヒュームを
除去する。
【0015】また、ブロア(8)を本実施態様のように回
転数変更可能なブラシレスターボブロワで構成した場合
には、正確な風量コントロールができ、特に低流量時の
電力消費を抑制できるうえに、ブロアモータの負担を低
減する。そして、ノズル吸引式の溶接トーチを使用して
もブローホールを発生させることなく確実な吸引が可能
になる。
転数変更可能なブラシレスターボブロワで構成した場合
には、正確な風量コントロールができ、特に低流量時の
電力消費を抑制できるうえに、ブロアモータの負担を低
減する。そして、ノズル吸引式の溶接トーチを使用して
もブローホールを発生させることなく確実な吸引が可能
になる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、フィルタを筒形のカートリッ
ジ式フィルタで構成し、このカートリッジ式フィルタの
ブロワとの連通室側にベンチュリ形成部材を装着し、こ
のベンチュリ形成部材の吸込流下流側にベンチュリ部材
に向かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノ
ズルを配置するとともに、ケーシング内のヒューム吸引
管接続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁を介して
連通接続しているので、負圧調整弁での圧力調整により
ケーシング内が所定圧力(大気圧)よりも高圧となること
がなくなり、噴出するクリーニングエアの噴出圧とケー
シング内圧とを一定の圧力差に維持できる。これにより
十分な量のクリーニングエアを供給することができる。
また、噴出したクリーニングエアは、ベンチュリ部で流
速を速めて筒形フィルタエレメントの内部に送給される
ことから、狭隘部を越えて流入したクリーニングエアが
膨張することによる圧力変化でフィルタエレメントに付
着したヒュームを確実に分離させることができる。
ジ式フィルタで構成し、このカートリッジ式フィルタの
ブロワとの連通室側にベンチュリ形成部材を装着し、こ
のベンチュリ形成部材の吸込流下流側にベンチュリ部材
に向かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノ
ズルを配置するとともに、ケーシング内のヒューム吸引
管接続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁を介して
連通接続しているので、負圧調整弁での圧力調整により
ケーシング内が所定圧力(大気圧)よりも高圧となること
がなくなり、噴出するクリーニングエアの噴出圧とケー
シング内圧とを一定の圧力差に維持できる。これにより
十分な量のクリーニングエアを供給することができる。
また、噴出したクリーニングエアは、ベンチュリ部で流
速を速めて筒形フィルタエレメントの内部に送給される
ことから、狭隘部を越えて流入したクリーニングエアが
膨張することによる圧力変化でフィルタエレメントに付
着したヒュームを確実に分離させることができる。
【図1】本発明を適用した溶接ヒューム回収装置の一実
施形態を示す概略断面図である。
施形態を示す概略断面図である。
1…ケーシング、6…ヒューム吸引管、7…フィルタ、
8…ブロワ、9…ブロアの吸込口、10…ベンチュリ部
材、11…エア噴出ノズル、12…負圧調整弁。
8…ブロワ、9…ブロアの吸込口、10…ベンチュリ部
材、11…エア噴出ノズル、12…負圧調整弁。
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーシング(1)の内部にフィルタ(7)を
装着し、このフィルタ(7)で区画されたケーシング(1)
の内部空間の一方の空間をヒューム吸引管(6)を介して
溶接・溶断作業部に連通接続するとともに、ケーシング
(1)内の他方の空間をブロワ(8)の吸込口(9)に連通接
続し、溶接・溶断作業部で発生する溶接ヒュームを吸引
して回収する溶接・溶断ヒューム回収装置において、 フィルタ(7)を筒形のカートリッジ式フィルタで構成
し、このカートリッジ式フィルタ(7)のブロワ(8)との
連通側にベンチュリ形成部材(10)を装着し、このベンチ
ュリ形成部材(10)の吸込流下流側にベンチュリ部材(10)
に向かってクリーニングエアを間歇噴出するエア噴出ノ
ズル(11)を配置するとともに、ケーシング(1)内のヒュ
ーム吸引管接続側の空間とケーシング外とを負圧調整弁
(12)を介して連通接続したことを特徴とする溶接・溶断
ヒューム回収装置。 - 【請求項2】 ブロワ(8)を回転数変更可能なブラシレ
スターボブロワで構成した請求項1に記載した溶接・溶
断ヒューム回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057895A JP2000254428A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 溶接ヒューム回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11057895A JP2000254428A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 溶接ヒューム回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000254428A true JP2000254428A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13068731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11057895A Pending JP2000254428A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 溶接ヒューム回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000254428A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1182078A2 (en) | 2000-08-24 | 2002-02-27 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Grip, molding method and molding apparatus therefore |
KR101770542B1 (ko) * | 2017-03-13 | 2017-08-22 | 오정식 | 용접 플럭스 회수 및 공급 장치 |
JPWO2019116681A1 (ja) * | 2017-12-14 | 2020-10-08 | 工機ホールディングス株式会社 | 集塵機 |
CN112355422A (zh) * | 2020-11-12 | 2021-02-12 | 衡阳磬华电子技术有限公司 | 一种电路板制作用电子元件焊接装置 |
CN115533272A (zh) * | 2022-11-28 | 2022-12-30 | 江苏奥龙电气科技有限公司 | 一种提高焊接效率的双脉冲二保焊接装置 |
US11623853B2 (en) | 2021-06-14 | 2023-04-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Fluid supply apparatus and substrate processing apparatus including the same |
JP2024067641A (ja) * | 2022-11-07 | 2024-05-17 | 株式会社ソディック | 積層造形装置及び三次元造形物の製造方法 |
CN119187769A (zh) * | 2024-12-02 | 2024-12-27 | 台州飞达机床有限公司 | 一种防尘电焊机 |
-
1999
- 1999-03-05 JP JP11057895A patent/JP2000254428A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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