JP2000252725A - 自動車用アンテナ - Google Patents
自動車用アンテナInfo
- Publication number
- JP2000252725A JP2000252725A JP11050686A JP5068699A JP2000252725A JP 2000252725 A JP2000252725 A JP 2000252725A JP 11050686 A JP11050686 A JP 11050686A JP 5068699 A JP5068699 A JP 5068699A JP 2000252725 A JP2000252725 A JP 2000252725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- antenna
- signal line
- seal member
- outer panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 13
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 10
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract description 3
- 230000008595 infiltration Effects 0.000 description 3
- 238000001764 infiltration Methods 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 101100219325 Phaseolus vulgaris BA13 gene Proteins 0.000 description 1
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000004078 waterproofing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ケース本体に対する防水を確実に行える構成
を備えた自動車用アンテナをを提供する。 【解決手段】 アンテナエレメントと送受信用電装部品
を装備した電装基板Gを内部に有するケース本体1と、
上記電装基板Gを支持し外板パネルPへの取り付け用ネ
ジ部2Aを備えたベース部材2と、上記ベース部材2の
周囲に密着して雨水の浸入を阻むシール部材3とを備
え、上記シール部材3には、取り付け用ネジ部2Aの挿
通用第1の開口3A及び給電線G1や信号線G2の挿通
用第2の開口3Bが形成されており、上記第1の開口3
Aには、取り付け用ネジ部2A外周面に密着するリップ
部3A1が設けられ、上記第2の開口3Bには、給電線
G1や信号線G2の延長方向に沿った長手方向を有し、
一端が上記シール部材3と一体成形され、他端が上記給
電線G1や信号線G2の外周面に密着するブーツ部3B
1、3B2が設けられている。
を備えた自動車用アンテナをを提供する。 【解決手段】 アンテナエレメントと送受信用電装部品
を装備した電装基板Gを内部に有するケース本体1と、
上記電装基板Gを支持し外板パネルPへの取り付け用ネ
ジ部2Aを備えたベース部材2と、上記ベース部材2の
周囲に密着して雨水の浸入を阻むシール部材3とを備
え、上記シール部材3には、取り付け用ネジ部2Aの挿
通用第1の開口3A及び給電線G1や信号線G2の挿通
用第2の開口3Bが形成されており、上記第1の開口3
Aには、取り付け用ネジ部2A外周面に密着するリップ
部3A1が設けられ、上記第2の開口3Bには、給電線
G1や信号線G2の延長方向に沿った長手方向を有し、
一端が上記シール部材3と一体成形され、他端が上記給
電線G1や信号線G2の外周面に密着するブーツ部3B
1、3B2が設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用アンテナ
に関し、さらに詳しくは、アンテナエレメントに対する
送受信用電装部品を装備しているケース本体の防水構造
に関する。
に関し、さらに詳しくは、アンテナエレメントに対する
送受信用電装部品を装備しているケース本体の防水構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフやAピラーあるいはトラ
ンクリッドに取り付けられるアンテナは、車体の外板パ
ネル表面に定置されるベース部材に対してケースが被せ
られた状態で取り付けられ、ケース内部の空間に送受信
用電装部品を装備した電装基板及びアンテナエレメント
の基部が配置されている。車体パネルに対するケースの
取り付け構造としては、図3に示すように、車体の外板
パネル(以下、外板パネルという)Pの表面にゴム製の
シール部材Aを載置し、そのシール部材Aの上面に金属
製のベース部材Bを載せたうえで、そのシール部材Aに
ケースDの底部周辺を装着した構造が用いられる。ベー
ス部材Bには、シール部材Aを貫通して車体側に向けて
突出するネジ部材Eが抜け止めされて設けられており、
外板パネルPの内側からナットFを締結することでベー
ス部材Bを外板パネルPに取り付けるようになってい
る。なお、図3では、外板パネルPの厚さは表示されて
おらず、単に、ネジ部材EとナットFとの配置関係が示
されている。シール部材Aには、上記ネジ部材Eを挿通
させるための開口A1だけでなく、ケースD内に装備さ
れている電装基板Gからの給電線G1や信号線G2を挿
通させるための開口A2が形成されている。
ンクリッドに取り付けられるアンテナは、車体の外板パ
ネル表面に定置されるベース部材に対してケースが被せ
られた状態で取り付けられ、ケース内部の空間に送受信
用電装部品を装備した電装基板及びアンテナエレメント
の基部が配置されている。車体パネルに対するケースの
取り付け構造としては、図3に示すように、車体の外板
パネル(以下、外板パネルという)Pの表面にゴム製の
シール部材Aを載置し、そのシール部材Aの上面に金属
製のベース部材Bを載せたうえで、そのシール部材Aに
ケースDの底部周辺を装着した構造が用いられる。ベー
ス部材Bには、シール部材Aを貫通して車体側に向けて
突出するネジ部材Eが抜け止めされて設けられており、
外板パネルPの内側からナットFを締結することでベー
ス部材Bを外板パネルPに取り付けるようになってい
る。なお、図3では、外板パネルPの厚さは表示されて
おらず、単に、ネジ部材EとナットFとの配置関係が示
されている。シール部材Aには、上記ネジ部材Eを挿通
させるための開口A1だけでなく、ケースD内に装備さ
れている電装基板Gからの給電線G1や信号線G2を挿
通させるための開口A2が形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構
造には次のような問題があった。つまり、シール部材A
に形成されているネジ部材挿通用および給電線や信号線
を挿通するための開口A1,A2は、ネジ部材Eや給電
線G1あるいは信号線G2を挿通させるために、それら
各部材の外形寸法よりもわずかに大きな内径によりシー
ル部材Aを貫通させて形成されている。このため、開口
部の内径とこの開口に挿通される部材の外径との違いに
より両者間には隙間が存在することになる。アンテナの
設置個所によっては、車体パネルPの内側から上記隙間
内に雨水が侵入することがあり、排水構造がない場合に
はケース本体内での湿度上昇により電装部品の短絡事故
や漏電あるいは腐食などが発生する虞がある。
造には次のような問題があった。つまり、シール部材A
に形成されているネジ部材挿通用および給電線や信号線
を挿通するための開口A1,A2は、ネジ部材Eや給電
線G1あるいは信号線G2を挿通させるために、それら
各部材の外形寸法よりもわずかに大きな内径によりシー
ル部材Aを貫通させて形成されている。このため、開口
部の内径とこの開口に挿通される部材の外径との違いに
より両者間には隙間が存在することになる。アンテナの
設置個所によっては、車体パネルPの内側から上記隙間
内に雨水が侵入することがあり、排水構造がない場合に
はケース本体内での湿度上昇により電装部品の短絡事故
や漏電あるいは腐食などが発生する虞がある。
【0004】本発明の目的は、上記従来の自動車用アン
テナ、特にアンテナエレメントに対する送受信用電装部
品を装備しているケース本体の取り付け構造における問
題に鑑み、ケース本体に対する防水を確実に行える構成
を備えた自動車用アンテナを提供することにある。
テナ、特にアンテナエレメントに対する送受信用電装部
品を装備しているケース本体の取り付け構造における問
題に鑑み、ケース本体に対する防水を確実に行える構成
を備えた自動車用アンテナを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、自動車の外板パネルに設置
される自動車用アンテナにおいて、アンテナエレメント
に対する送受信用電装部品を装備している電装基板を内
部に有するケース本体と、上記ケース本体の底部に配置
され、上記電装基板を支持するとともに上記外板パネル
に対する取り付け用ネジ部を備えたベース部材と、上記
ベース部材と上記外板パネルとの間に配置され、上記ベ
ース部材の周囲に密着することで雨水の浸入を阻む弾性
変形可能なシール部材とを備え、上記シール部材には、
上記取り付け用ネジ部の挿通用第1の開口及び上記電装
基板からの給電線や信号線の挿通用第2の開口が形成さ
れており、上記挿通用第1の開口には、その周縁に上記
取り付け用ネジ部外周面に密着する可撓性のリップ部が
設けられ、上記挿通用第2の開口には、上記給電線や信
号線の延長方向に沿った長手方向を有し、長手方向一端
が上記シール部材と一体成形され、延長方向他端が上記
給電線や信号線の外周面に密着する開口とされているブ
ーツ部が設けられていることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、自動車の外板パネルに設置
される自動車用アンテナにおいて、アンテナエレメント
に対する送受信用電装部品を装備している電装基板を内
部に有するケース本体と、上記ケース本体の底部に配置
され、上記電装基板を支持するとともに上記外板パネル
に対する取り付け用ネジ部を備えたベース部材と、上記
ベース部材と上記外板パネルとの間に配置され、上記ベ
ース部材の周囲に密着することで雨水の浸入を阻む弾性
変形可能なシール部材とを備え、上記シール部材には、
上記取り付け用ネジ部の挿通用第1の開口及び上記電装
基板からの給電線や信号線の挿通用第2の開口が形成さ
れており、上記挿通用第1の開口には、その周縁に上記
取り付け用ネジ部外周面に密着する可撓性のリップ部が
設けられ、上記挿通用第2の開口には、上記給電線や信
号線の延長方向に沿った長手方向を有し、長手方向一端
が上記シール部材と一体成形され、延長方向他端が上記
給電線や信号線の外周面に密着する開口とされているブ
ーツ部が設けられていることを特徴としている。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の自
動車用アンテナにおいて、上記シール部材は、上記外板
パネルと対向する面に上記各開口部を囲繞して上記外板
パネル側に向け突出する複数の突起部が形成されている
ことを特徴としている。
動車用アンテナにおいて、上記シール部材は、上記外板
パネルと対向する面に上記各開口部を囲繞して上記外板
パネル側に向け突出する複数の突起部が形成されている
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、ベース部材の周囲に
密着することで雨水の浸入を阻むシール部材に形成され
ている取り付け用ネジ部の開口部に可撓性のリップ部
を、そして給電線や信号線の挿通用開口部にそれ潜在の
外周面に密着するブーツ部をそれぞれ設けることによ
り、車体側からの雨水の浸入を完全に防止することがで
きる。
密着することで雨水の浸入を阻むシール部材に形成され
ている取り付け用ネジ部の開口部に可撓性のリップ部
を、そして給電線や信号線の挿通用開口部にそれ潜在の
外周面に密着するブーツ部をそれぞれ設けることによ
り、車体側からの雨水の浸入を完全に防止することがで
きる。
【0008】請求項2記載の発明では、シール部材にお
ける外板表面に対向する面に複数の突起部が設けられて
いるので、この突起部が雨水の流れを堰き止める箇所が
でき、ケースの周囲からの雨水の浸入を阻むことができ
る。
ける外板表面に対向する面に複数の突起部が設けられて
いるので、この突起部が雨水の流れを堰き止める箇所が
でき、ケースの周囲からの雨水の浸入を阻むことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。図1は本実施例による自動車用
アンテナに用いられるケース内部を示す図であり、同図
において、ケース本体1の内部には、図3に示した構造
と同様に、ベース部材2、シール部材3が設けられてい
る。ベース部材2には、外板パネル(便宜上、図3にお
いて用いた符号Pで示す)に対する取り付け用ネジ部2
Aが備えられている。取り付け用ネジ部2Aの周囲に
は、周方向の等分位置でシール部材3を貫通して外板パ
ネルPの表面に達している突起部2A1が設けられてお
り、図1中、二点鎖線で示すように取り付け用ネジ部2
Aに締結されるナット2Bの進行量を規定する当て部と
されている。
実施の形態を説明する。図1は本実施例による自動車用
アンテナに用いられるケース内部を示す図であり、同図
において、ケース本体1の内部には、図3に示した構造
と同様に、ベース部材2、シール部材3が設けられてい
る。ベース部材2には、外板パネル(便宜上、図3にお
いて用いた符号Pで示す)に対する取り付け用ネジ部2
Aが備えられている。取り付け用ネジ部2Aの周囲に
は、周方向の等分位置でシール部材3を貫通して外板パ
ネルPの表面に達している突起部2A1が設けられてお
り、図1中、二点鎖線で示すように取り付け用ネジ部2
Aに締結されるナット2Bの進行量を規定する当て部と
されている。
【0010】シール部材3は、耐水性及び弾性を有する
ゴムによって構成されており、取り付け用ネジ部2Aお
よび給電線(便宜上、図3において用いた符号G1で示
す)および信号線(同じく、符号G2で示す)を挿通す
るための第1の開口3Aおよび第2の開口3Bが形成さ
れているとともに、外板パネルPに対向する面である下
面には、第1,第2の開口3A、3Bの周囲で外板パネ
ルPに向け突出する複数の突起部3Cが設けられてい
る。第1の開口3Aの周縁部には、図2に示すように取
り付け用ネジ部2Aの軸方向に沿って撓み変形が可能な
リップ部3A1が形成され、また、第2の開口3Bに
は、給電線G1および信号線G2の延長方向に沿った長
手方向を有するブーツ部3B1、3B2が形成されてい
る。
ゴムによって構成されており、取り付け用ネジ部2Aお
よび給電線(便宜上、図3において用いた符号G1で示
す)および信号線(同じく、符号G2で示す)を挿通す
るための第1の開口3Aおよび第2の開口3Bが形成さ
れているとともに、外板パネルPに対向する面である下
面には、第1,第2の開口3A、3Bの周囲で外板パネ
ルPに向け突出する複数の突起部3Cが設けられてい
る。第1の開口3Aの周縁部には、図2に示すように取
り付け用ネジ部2Aの軸方向に沿って撓み変形が可能な
リップ部3A1が形成され、また、第2の開口3Bに
は、給電線G1および信号線G2の延長方向に沿った長
手方向を有するブーツ部3B1、3B2が形成されてい
る。
【0011】リップ部3A1は、取り付け用ネジ部2A
がシール部材2の上方より挿通されると、挿通時の摩擦
により取り付け用ネジ部2Aの軸方向に沿って撓み、自
らの形状復元力によって取り付け用ネジ部2Aの外周面
に密着することができる。
がシール部材2の上方より挿通されると、挿通時の摩擦
により取り付け用ネジ部2Aの軸方向に沿って撓み、自
らの形状復元力によって取り付け用ネジ部2Aの外周面
に密着することができる。
【0012】ブーツ部3B1、3B2は、第1,第2の
開口3A、3Bの中心線上に中心を一致させて位置決め
されている。ブーツ部3B1,3B2の基部は、シール
部材2の底面に一体化されており、その基部から各線G
1,G2の延長方向に沿って延長され、その延長方向先
端部の内面が給電線G1,信号線G2の外周面に密着し
ている。ブーツ部3B1,3B2の延長長さは、給電線
G1,信号線G2の端末部、つまり端子などが取り付け
られている端末部から延長されるケーブル部に先端が位
置する長さとされている。ブーツ部3B1,3B2の内
部形状は、給電線G1,信号線G2の挿通抵抗を軽減す
るために各線の外皮に対して必要最小限の接触面積が得
られるような形状とされ、図1に示すように、少なくと
も先端側が接触する形状とされている。シール部材2の
下面に形成されている複数の突起部3Cは、外板パネル
Pの表面を伝ってケース外側から侵入しようとする雨水
を堰き止めるダム部を構成している。
開口3A、3Bの中心線上に中心を一致させて位置決め
されている。ブーツ部3B1,3B2の基部は、シール
部材2の底面に一体化されており、その基部から各線G
1,G2の延長方向に沿って延長され、その延長方向先
端部の内面が給電線G1,信号線G2の外周面に密着し
ている。ブーツ部3B1,3B2の延長長さは、給電線
G1,信号線G2の端末部、つまり端子などが取り付け
られている端末部から延長されるケーブル部に先端が位
置する長さとされている。ブーツ部3B1,3B2の内
部形状は、給電線G1,信号線G2の挿通抵抗を軽減す
るために各線の外皮に対して必要最小限の接触面積が得
られるような形状とされ、図1に示すように、少なくと
も先端側が接触する形状とされている。シール部材2の
下面に形成されている複数の突起部3Cは、外板パネル
Pの表面を伝ってケース外側から侵入しようとする雨水
を堰き止めるダム部を構成している。
【0013】本実施例は以上のような構成であるから、
車体の外板パネルPにケース本体1を取り付ける場合に
は、シール部材2に対して電装基板(便宜上、図3にお
いて用いた符号Gで示す)がベース部材2によって支持
された状態でベース部材2をシール部材3に装着する。
シール部材3には、ベース部材2側の取り付け用ネジ部
2Aおよび給電線G1,信号線G2がそれぞれ挿通され
る。取り付け用ネジ部2Aがシール部材3の第1の開口
3Aに挿通されると、リップ部3A1が撓み変形して取
り付け用ネジ部2Aの外周面に密着することで外板パネ
ルP側からの雨水の侵入が阻まれる。一方、ブーツ部3
B1,3B2内に給電線G1,信号線G2が挿入される
と、ブーツ部3B1,3B2の先端内面が給電線G1,
信号線G2の外周面に密着するので、ブーツ部3B1,
3B2の内部が外部と隔離されて外板パネルP側からの
雨水の侵入が阻まれる。しかも、ブーツ部3B1,3B
2の内部空間がベース部材2の下面に至るまで外部から
遮蔽されているので、給電線G1の端末および信号線G
2の端末部にそれぞれ装備されている端子部が湿気に曝
されることがないので、金属腐食などが未然に防止され
る。
車体の外板パネルPにケース本体1を取り付ける場合に
は、シール部材2に対して電装基板(便宜上、図3にお
いて用いた符号Gで示す)がベース部材2によって支持
された状態でベース部材2をシール部材3に装着する。
シール部材3には、ベース部材2側の取り付け用ネジ部
2Aおよび給電線G1,信号線G2がそれぞれ挿通され
る。取り付け用ネジ部2Aがシール部材3の第1の開口
3Aに挿通されると、リップ部3A1が撓み変形して取
り付け用ネジ部2Aの外周面に密着することで外板パネ
ルP側からの雨水の侵入が阻まれる。一方、ブーツ部3
B1,3B2内に給電線G1,信号線G2が挿入される
と、ブーツ部3B1,3B2の先端内面が給電線G1,
信号線G2の外周面に密着するので、ブーツ部3B1,
3B2の内部が外部と隔離されて外板パネルP側からの
雨水の侵入が阻まれる。しかも、ブーツ部3B1,3B
2の内部空間がベース部材2の下面に至るまで外部から
遮蔽されているので、給電線G1の端末および信号線G
2の端末部にそれぞれ装備されている端子部が湿気に曝
されることがないので、金属腐食などが未然に防止され
る。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ベース部
材の周囲に密着することで雨水の浸入を阻むシール部材
に形成されている取り付け用ネジ部の開口部に可撓性の
リップ部を、そして給電線や信号線の挿通用開口部にそ
れら各線の外周面に密着するブーツ部をそれぞれ設ける
ことにより、取り付け用ネジ部や各線の挿通部の隙間を
介して車体パネル側からケース本体内に向けた雨水の侵
入を完全に防止することが可能となる。
材の周囲に密着することで雨水の浸入を阻むシール部材
に形成されている取り付け用ネジ部の開口部に可撓性の
リップ部を、そして給電線や信号線の挿通用開口部にそ
れら各線の外周面に密着するブーツ部をそれぞれ設ける
ことにより、取り付け用ネジ部や各線の挿通部の隙間を
介して車体パネル側からケース本体内に向けた雨水の侵
入を完全に防止することが可能となる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、シール部材
における外板表面に対向する面に複数の突起部が設けら
れているので、この突起部が雨水の流れを堰き止める箇
所となり、ケースの周囲からの雨水の浸入を阻むことが
できる。これにより、シール部材と外板パネルとの密着
性が悪い場合でも第1,第2の開口に向けた雨水の浸入
を抑止してケース下部での湿度上昇を抑えることができ
るので、湿度上昇による弊害の発生を防止することが可
能となる。
における外板表面に対向する面に複数の突起部が設けら
れているので、この突起部が雨水の流れを堰き止める箇
所となり、ケースの周囲からの雨水の浸入を阻むことが
できる。これにより、シール部材と外板パネルとの密着
性が悪い場合でも第1,第2の開口に向けた雨水の浸入
を抑止してケース下部での湿度上昇を抑えることができ
るので、湿度上昇による弊害の発生を防止することが可
能となる。
【図1】本発明の実施の形態を説明するための実施例で
ある自動車用アンテナに用いられるケース内部を示す図
である。
ある自動車用アンテナに用いられるケース内部を示す図
である。
【図2】図1に示したケース内部における第1の開口周
辺部を示す拡大図である。
辺部を示す拡大図である。
【図3】自動車用アンテナに用いられるケースの取り付
け構造に関する従来例を示す図である。
け構造に関する従来例を示す図である。
1 自動車用アンテナに用いられるケー
ス本体 2 ベース部材 2A 取り付け用ネジ部 2B 締結用ナット 3 シール部材 3A 第1の開口 3A1 リップ部 3B 第2の開口 3B1,3B2 ブーツ部 3C 突起部 G1 給電線 G2 信号線
ス本体 2 ベース部材 2A 取り付け用ネジ部 2B 締結用ナット 3 シール部材 3A 第1の開口 3A1 リップ部 3B 第2の開口 3B1,3B2 ブーツ部 3C 突起部 G1 給電線 G2 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 隆夫 群馬県富岡市神農原1112番地 株式会社ヨ コオ富岡工場内 Fターム(参考) 3D020 BA13 BB01 BC13 BD01 BD05 5J047 AA15 AB00 EA05 EE04
Claims (2)
- 【請求項1】 自動車の外板パネルに設置される自動車
用アンテナにおいて、 アンテナエレメントに対する送受信用電装部品を装備し
ている電装基板を内部に有するケース本体と、 上記ケース本体の底部に配置され、上記電装基板を支持
するとともに上記外板パネルに対する取り付け用ネジ部
を備えたベース部材と、 上記ベース部材と上記外板パネルとの間に配置され、上
記ベース部材の周囲に密着することで雨水の浸入を阻む
弾性変形可能なシール部材とを備え、 上記シール部材には、上記取り付け用ネジ部の挿通用第
1の開口及び上記電装基板からの給電線や信号線の挿通
用第2の開口が形成されており、上記挿通用第1の開口
には、その周縁に上記取り付け用ネジ部外周面に密着す
る可撓性のリップ部が設けられ、上記挿通用第2の開口
には、上記給電線や信号線の延長方向に沿った長手方向
を有し、長手方向一端が上記シール部材と一体成形さ
れ、延長方向他端が上記給電線や信号線の外周面に密着
する開口とされているブーツ部が設けられていることを
特徴とする自動車用アンテナ。 - 【請求項2】 請求項1記載の自動車用アンテナにおい
て、 上記シール部材は、上記外板パネルと対向する面に上記
各開口部を囲繞して上記外板パネル側に向け突出する複
数の突起部が形成されていることを特徴とする自動車用
アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050686A JP2000252725A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 自動車用アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050686A JP2000252725A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 自動車用アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000252725A true JP2000252725A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12865820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11050686A Pending JP2000252725A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 自動車用アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000252725A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005102031A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Clarion Co Ltd | 自動車用アンテナ |
US6999033B2 (en) | 2002-12-11 | 2006-02-14 | Hirschmann Electronics Gmbh & Co. Kg | Antenna assembly with injection-molded seal |
KR100692744B1 (ko) * | 2005-11-02 | 2007-03-09 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 루프 안테나 장착구조 |
KR102389145B1 (ko) * | 2021-05-31 | 2022-04-22 | 한화시스템(주) | 항공기 성능개선을 위한 안테나 설치구조 |
WO2023077538A1 (zh) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 衡阳市智谷科技发展有限公司 | 一种用于汽车自动驾驶的安全距离跟车装置 |
JP7524095B2 (ja) | 2021-02-03 | 2024-07-29 | 株式会社共和電業 | 無線通信端末装置 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050686A patent/JP2000252725A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6999033B2 (en) | 2002-12-11 | 2006-02-14 | Hirschmann Electronics Gmbh & Co. Kg | Antenna assembly with injection-molded seal |
JP2005102031A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Clarion Co Ltd | 自動車用アンテナ |
US7414588B2 (en) | 2003-09-26 | 2008-08-19 | Clarion Co., Ltd. | Automobile antenna |
KR100692744B1 (ko) * | 2005-11-02 | 2007-03-09 | 현대자동차주식회사 | 자동차의 루프 안테나 장착구조 |
JP7524095B2 (ja) | 2021-02-03 | 2024-07-29 | 株式会社共和電業 | 無線通信端末装置 |
KR102389145B1 (ko) * | 2021-05-31 | 2022-04-22 | 한화시스템(주) | 항공기 성능개선을 위한 안테나 설치구조 |
WO2023077538A1 (zh) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 衡阳市智谷科技发展有限公司 | 一种用于汽车自动驾驶的安全距离跟车装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7271773B2 (en) | Antenna mounted on vehicle | |
JP3827159B2 (ja) | 車載用アンテナ装置 | |
US6570773B1 (en) | Control apparatus for an automobile | |
US7762415B2 (en) | Waterproof box for a wiring harness connector | |
CN104541423B (zh) | 索环 | |
US8956172B2 (en) | Device-connecting connector | |
US6339196B1 (en) | Grommet | |
JP2005102031A (ja) | 自動車用アンテナ | |
JP2008085386A (ja) | 車載アンテナの取付構造 | |
JP2021132422A (ja) | グロメット、及び、ワイヤハーネス | |
US20020117319A1 (en) | Waterproof structure for terminal portion of electric wire provided on housing body for electric components | |
JP2000252725A (ja) | 自動車用アンテナ | |
JP3770455B2 (ja) | 室内装備取付ブラケット | |
JP3661359B2 (ja) | 自動車用電気接続箱 | |
JP3010425B2 (ja) | 電線のシールド構造 | |
JP2014168987A (ja) | 車両用電子制御ユニット | |
GB2259409A (en) | Control device in which transmission of sound is damped | |
JPH10172643A (ja) | 電子制御ユニットの防水コネクタ | |
JPH09161892A (ja) | コネクタのシールド構造 | |
JP3230980B2 (ja) | 電線のシールド構造 | |
JP2003141959A (ja) | グロメット | |
JP2000247152A (ja) | グロメット及びグロメットの防水構造 | |
JP4220750B2 (ja) | 補機のケーブル接続構造及び防水構造 | |
JP2556706Y2 (ja) | ワイヤハーネスの防水構造 | |
JP2575039Y2 (ja) | グロメットの組付構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080123 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080229 |