JP2000251314A - 光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents
光ピックアップ及び光ディスク装置Info
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- JP2000251314A JP2000251314A JP11055410A JP5541099A JP2000251314A JP 2000251314 A JP2000251314 A JP 2000251314A JP 11055410 A JP11055410 A JP 11055410A JP 5541099 A JP5541099 A JP 5541099A JP 2000251314 A JP2000251314 A JP 2000251314A
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Abstract
置に関し、例えばDVD(Digital Video Disk)及びコ
ンパクトディスクを再生する光ディスク装置に適用し
て、簡易な構成により光学特性を向上することができる
ようにする。 【解決手段】 1つの非点収差補正手段5により複数の
レーザービームの収差を補正する。
Description
び光ディスク装置に関し、例えばDVD(Digital Vide
o Disk)及びコンパクトディスクを再生する光ディスク
装置に適用することができる。本発明は、1つの非点収
差補正手段により複数のレーザービームの収差を補正す
ることにより、複数の光源を選択的に使用して光記録媒
体をアクセスする場合に、簡易な構成により光学特性を
向上することができるようにする。
ディスクプレイヤーにおいては、光ピックアップよりコ
ンパクトディスクの情報記録面にレーザービームを照射
してその戻り光の受光結果を処理することにより、コン
パクトディスクに記録された各種のデータを再生するよ
うになされている。
光素子及び受光素子を個別に配置した形式のものと、発
光素子及び受光素子を一体化してなる光集積素子を使用
したものとが提案されており、後者にあっては、前者に
比して全体形状を小型化することができ、また信頼性を
向上することができる。
ーザービームの走査方向に対してレーザービームの偏向
面がほぼ45度の角度を形成するようにレーザーダイオ
ードが配置され、これにより何らレーザービームの非点
収差を補正しなくても、光学特性の劣化によるジッター
の増大を防止することができるようになされている。
使用する場合にあっては、全体形状を小型化、簡略化で
きることにより、DVDを再生する光ディスク装置にお
いても、光集積素子を用いて光ピックアップを構成する
ことができれば便利であると考えられる。さらにこのよ
うなDVD用の光ディスク装置においても、コンパクト
ディスクを再生することができれば、便利であると考え
られる。
子、コンパクトディスク用の発光素子及び受光素子を一
体化して光集積素子を構成することにより、コンパクト
ディスクとDVDとを再生可能な光ディスク装置を構成
できると考えられる。
ピットの深さがλ/8波長であるのに対し、DVDにあ
っては、ピットの深さがλ/4波長であることにより、
DVDを再生する光ディスク装置においては、コンパク
トディスクと同様の方式によりトラッキングエラー信号
を検出困難で、例えばいわゆるDPD(DifferencialPh
ase Detection)法によりトラッキングエラー信号を生
成する必要がある。このDPD法にあっては、レーザー
ビームの走査方向に対してレーザービームの偏向面が平
行または垂直になるようにレーザーダイオードを配置す
ることが必要になる。
るためにも、レーザービームの走査方向に対してレーザ
ービームの偏向面が平行または垂直になるようにレーザ
ーダイオードを配置することが望まれる。
においては、光学特性が劣化する問題がある。
で、複数の光源を選択的に使用して光記録媒体をアクセ
スする場合に、簡易な構成により光学特性を向上するこ
とができる光ピックアップ、この光ピックアップを使用
した光ディスク装置を提案しようとするものである。
め請求項1又は請求項5に係る発明においては、光ピッ
クアップ又は光ディスク装置に適用して、第1及び第2
の光源は、非点収差によるレーザービームのビーム断面
形状の変形方向がほぼ一致するように配置されるように
し、光学系は、第1及び第2の光源より出射されたレー
ザービームで共通する光学系であり、第1及び第2の光
源より出射されたレーザービームで共通する非点収差補
正手段を有するようにする。
第1及び第2の光源が、非点収差によるレーザービーム
のビーム断面形状の変形方向がほぼ一致するように配置
され、光学系が、第1及び第2の光源より出射されたレ
ーザービームで共通する光学系であり、第1及び第2の
光源より出射されたレーザービームで共通する非点収差
補正手段を有するようにすれば、簡易な非点収差補正手
段により複数の光源より出射されるレーザービームの非
点収差をまとめて補正することができ、その分簡易な構
成により光学特性を向上することができる。
発明の実施の形態を詳述する。
学系を示す断面図である。この光ディスク装置1は、D
VDである光ディスク2Aに記録されたデータ、コンパ
クトディスク2Bに記録されたデータを再生する。
1.2〔mm〕の透明基板を介して情報記録面にレーザ
ービームを照射して得られる戻り光を処理して記録され
たデータを再生できるようになされた光ディスクであ
る。これに対してDVD2Aは、板厚0.6〔mm〕の
透明基板を介して情報記録面にレーザービームを照射し
て得られる戻り光を処理して記録されたデータを再生で
きるようになされた光ディスクである。
アップ3は、所定のスレッド機構により光ディスクの半
径方向に可動できるように配置される。光ピックアップ
3は、光集積素子4より出射したレーザービームを非点
収差補正板5、コリメータレンズ6、アパーチャー7、
対物レンズ8を介して光ディスク2A又は2Bに照射
し、またこの光ディスク2A又は2Bより得られる戻り
光を対物レンズ8、アパーチャー7、コリメータレンズ
6、非点収差補正板5を介して光集積素子4に入射す
る。
おける戻り光の受光結果を処理してトラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号、再生信号を生成する。光
ディスク装置1は、これらトラッキングエラー信号及び
フォーカスエラー信号に基づいて対物レンズ8を可動し
てトラッキング制御及びフォーカス制御し、また再生信
号を処理して光ディスク2A、2Bに記録されたデータ
を再生する。
ク用の発光素子及び受光素子、DVD用の発光素子及び
受光素子をパッケージに一体に集光して構成される。光
集積素子4は、これら各発光素子を構成する半導体レー
ザーダイオードチップが光ディスク2A、2Bの半径方
向に約100〔μm〕の間隔により離間して配置され、
図示しないシステムコントローラの制御により、光ディ
スク2A、2Bに応じてこれら2つの半導体レーザーダ
イオードチップを選択的に駆動することにより、各光デ
ィスク2A、2Bに対応する波長のレーザービームを光
ディスク2A、2Bに向けて選択的に出射し、また対応
する受光素子により戻り光を受光する。
部材であり、レーザービームの光軸に対して斜めに傾い
てレーザービームの光路中に配置される。非点収差補正
板5は、レーザービームの非点収差と等しい非点収差量
であって、このレーザービームの非点収差を打ち消す方
向に非点収差を与えるように、その傾き、板厚等が選定
されるようになされている。これにより非点収差補正板
5は、異なる波長のレーザービームの非点収差をそれぞ
れ補正する。
板5を透過したレーザービームを略平行光線に変換して
出射する。
膜を蒸着して中心に円形形状の開口が形成される。アパ
ーチャー7は、この開口を囲む部分に誘電体膜が形成さ
れ、この誘電体膜が、コンパクトディスク用レーザービ
ームの波長である波長780〔nm〕の光を選択的に遮
光し、またDVD用レーザービームの波長である波長6
50〔nm〕の光を透過するフィルタを構成するように
なされている。これによりアパーチャー7は、コンパク
トディスク用レーザービームについては、この開口によ
り決まるビーム径によりビーム形状を整形して透過する
のに対し、DVD用レーザービームについては、何らビ
ーム形状を変化させることなく透過するようになされて
いる。
作成された非球面のプラスチックレンズであり、この透
明樹脂の屈折率と、各レンズ面の形状の選択により、ほ
ぼ平行光線により入射するDVD用レーザービーム、コ
ンパクトディスク用レーザービームに対して、それぞれ
対応する光ディスク2A、2Bの情報記録面に対応する
レーザービームを集光できるようになされている。これ
により対物レンズ8は、DVD用レーザービーム、コン
パクトディスク用レーザービームに対応するいわゆる2
焦点レンズを構成するようになされている。
タ構成によるアクチュエータにより光ディスク2A、2
Bの半径方向、光軸に沿った方向に可動するように構成
され、これによりトラッキングエラー信号、フォーカス
エラー信号に応じてこのアクチュエータを駆動してトラ
ッキング制御、フォーカス制御できるようになされてい
る。
ズ8は、コンパクトディスク2Bを再生する場合、光集
積素子4において発光素子が離間して配置されてなる
分、アクチュエータにより光ディスク2Bの半径方向に
オフセットして可動し、これによりコンパクトディスク
2Bを再生する際における光学系の特性劣化を防止する
ようになされている。
より出力される受光結果をマトリックス演算処理するこ
とにより、トラッキングエラー量に応じて信号レベルが
変化するトラッキングエラー信号TE、フォーカスエラ
ー量に応じて信号レベルが変化すフォーカスエラー信号
FE、ピット列に応じて信号レベルが変化する再生信号
RFを生成する。このときマトリックス演算回路9は、
それぞれDVD用、コンパクトディスク用にこれらトラ
ッキングエラー信号等を生成する。
ームの出射方向より見て示す平面図であり、図2(B)
は、この光集積素子4を光ディスク2A、2Bの円周接
線方向に断面を取って示す断面図である。光集積素子4
は、半導体基板17上にプリズム14、半導体レーザー
ダイオードチップ15A及び15Bを配置して光学系1
6が形成され、この光学系16をパッケージ18に収納
して配線した後、透明封止部材であるリッドガラス19
により封止して作成される。
5A及び15Bは、光ディスク2A、2Bの半径方向に
約100〔μm〕の距離だけ離間して配置され、それぞ
れDVDに対応する波長650〔nm〕によるDVD用
レーザービーム、コンパクトディスクに対応する波長7
80〔nm〕のコンパクトディスク用レーザービームを
プリズム14に向けて出射する。また半導体レーザーダ
イオードチップ15A及び15Bは、光ディスク2A、
2Bの受光面において、偏向面がレーザービームの走査
方向と平行になるように、又はこの走査方向と直交する
方向になるように配置される。また半導体レーザーダイ
オードチップ15A及び15Bは、例えば選別により非
点収差の発生量がほぼ等しいものが対により配置され、
さらに非点収差によるレーザービームのビーム断面形状
の変形方向がほぼ一致するように配置される。これによ
り光ディスク装置1では、1つの非点収差補正板5によ
りこれら2つの光源より出射されるレーザービームにつ
いて、それぞれ非点収差を補正できるようになされ、ま
たDVDを再生する場合にはDPD法によりトラッキン
グエラー信号を検出できるようになされている。
とを分離する光学素子であり、一の側面に斜面を有する
略長方形形状に形成される。プリズム14は、半導体レ
ーザーダイオードチップ15A及び15Bより出射され
るレーザービームをこの斜面により反射してコリメータ
レンズ5に向けて出射し、またこのレーザービームの光
路を逆に辿って入射する戻り光をこの斜面より内部に導
く。
り光が下面に入射し、ここで約50〔%〕の光量を透過
し、残る光量の戻り光を上面に向けて反射する。さらに
プリズム14は、この上面にて、戻り光を下面に向けて
ほぼ100〔%〕反射し、この上面で反射した戻り光を
下面より出射する。
にミラー面が形成され、また下面の斜面側(以下フロン
ト側と呼ぶ)及び斜面より遠ざかった側(以下リア側と
呼ぶ)より出射される戻り光の光量比がほぼ1:1にな
るように、同様の蒸着の処理により、フロント側下面に
ビームスプリッタ面、反射防止面が形成される。
からDVD用レーザービームによる戻り光、コンパクト
ディスク用レーザービームによる戻り光が入射する部分
に、それぞれDVD用の受光面25A及び26A、コン
パクトディスク用の受光面25B及び26Bが形成され
る。
大して示すように、光集積素子4は、ジャストフォーカ
スの状態で、このようにしてプリズム14を透過する戻
り光により半導体基板17上に形成されるビームスポッ
ト形状が、リア側ではほぼ焦線形状となるように、また
フロント側ではリア側の焦線延長方向と直交する方向に
長軸を有する楕円形状となるように、半導体レーザーダ
イオードチップ15A、15Bの向き、プリズム14の
大きさ等が選定されるようになされている。
26Bは、コンパクトディスクの円周接線方向に並んで
それぞれ略長方形形状に形成され、この円周接線方向に
延長する分割線によりコンパクトディスクの半径方向に
分割されて形成される。受光面25B及び26Bは、こ
れによりジャストトラッキングの状態で、各受光面に形
成されるビームスポットをコンパクトディスクの半径方
向に4分割して受光するようになされ、分割された各受
光面の受光結果をそれぞれ出力するようになされてい
る。なお以下において、このようにして分割された小さ
な受光面について、フロント側の外側については符号m
及びpにより、フロント側の内側については、符号n及
びoにより示す。またリア側の外側については、符号q
及びtにより、リア側の内側については符号r及びsに
より示す。
26Aは、同様に光ディスク2Aの円周接線方向に並ん
でそれぞれ略長方形形状に形成され、リア側の受光面2
6Aは、コンパクトディスク用のリア側受光面26Bと
同様に作成される。
は、コンパクトディスク用のフロント側受光面25Bに
おける構成に加えて、さらに光ディスクの円周接線方向
に受光面が2分割されるようになされている。これによ
り半導体基板17においては、いわゆるDPD法により
トラッキングエラー信号を生成できるようになされてい
る。なお以下において、このようにして分割されたDV
D側の小さな受光面について、フロント側の外側、斜面
側については符号a及びdにより、フロント側の内側、
斜面側については、符号b及びcにより示す。フロント
側の外側、斜面より遠い側については符号e及びhによ
り、フロント側の内側、斜面より遠い側については、符
号f及びgにより示す。またリア側の外側については、
符号i及びlより、リア側の内側については符号j及び
kにより示す。
光面a〜tの受光結果を電流電圧変換処理した後、演算
処理して出力し、マトリックス演算回路9においては、
この演算出力をさらに演算処理してトラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号、再生信号を生成する。
は、フロント側及びリア側受光面25B及び26Bにお
いて、それぞれ内側受光面及び外側受光面間で差分信号
を生成し、さらにこの差分信号をフロント側及びリア側
で減算することにより、(m+p+r+s)−(n+o
+q+t)により表されるフォーカスエラー信号を生成
する。またフロント側及びリア側受光面25B及び26
Bにおいて、それぞれ内周側受光面及び外周側受光面間
で差分信号を生成し、さらにこの差分信号をフロント側
及びリア側で加算することにより、(m+n+s+t)
−(o+p+q+r)により表されるトラッキングエラ
ー信号を生成する。またフロント側及びリア側受光面2
5B及び26Bにおいて、全ての受光結果を加算するこ
とにより、(m+n+o+p+q+r+s+t)により
表される再生信号を生成する。
して、(a+d+e+h+j+k)−(b+c+f+g
+i+l)により表されるフォーカスエラー信号、(a
+b+c+d+e+f+g+h+i+j+k+l)によ
り表される再生信号を生成する。これに対して図4に示
すように、DVD用のトラッキングエラー信号TEにつ
いては、受光面25A及び26Aの並び方向に分割され
た受光面のグループ毎に、それぞれ光ディスク2Aの内
周側及び外周側に対応する各2つの受光面部の受光結果
を加算回路42A〜42Dによりそれぞれ加算し、これ
によりこれらグループについて、内周側及び外周側の受
光光量を検出する。さらに位相比較回路43A及び43
Bにより、それぞれ各グループ毎に、内周側及び外周側
の受光結果を位相比較した後、加算回路44により加算
してトラッキングエラー信号TEを生成する。
ピックアップ3において、光ディスク2A、2Bにレー
ザービームを照射してその戻り光を受光し、所定の信号
処理回路によりこの戻り光の受光結果を処理することに
より、光ディスク2A、2Bに記録された情報が再生さ
れる。
ックアップ3は、光集積素子4よりレーザービームが出
射され、このレーザービームがコリメータレンズ6によ
り略平行光線に変換された後、アパーチャー7を透過し
て対物レンズ8に導かれ、この対物レンズ8により光デ
ィスク2A、2Bの情報記録面に集光される。またこの
レーザービームの照射により得られる戻り光が対物レン
ズ8により受光されて光集積素子4に入射され、この光
集積素子4により戻り光の受光結果が得られる。
結果よりトラッキングエラー信号TEが生成され、この
トラッキングエラー信号TEが所定の信号レベルになる
ようにサーボ回路により対物レンズ7が光ディスク2
A、2Bの半径方向に可動されてトラッキング制御され
る。また同様にしてフォーカスエラー信号が生成され、
このフォーカスエラー信号が所定の信号レベルになるよ
うに、対物レンズ7が上下方向に可動され、これにより
フォーカス制御される。
た光ディスクがDVD2Aの場合、光ディスク装置1で
は、光集積素子4において、光ディスク2A、2Bの半
径方向に並んで配置された半導体レーザーダイオードチ
ップ15A及び15B(図3)のうちの、DVD用の半
導体レーザーダイオードチップ15Aより選択的にレー
ザービームが出射され、このレーザービームがDVD2
Aに照射される。またこのDVD2Aからの戻り光がプ
リズム14を介してDVD用の受光面25A及び26A
により受光される。
た光ディスクがコンパクトディスク2Bの場合、光ディ
スク装置1では、半導体レーザーダイオードチップ15
A及び15B(図3)のうちの、コンパクトディスクの
半導体レーザーダイオードチップ15Bより選択的にレ
ーザービームが出射され、このレーザービームがコンパ
クトディスク2Bに照射される。またこのコンパクトデ
ィスク2Bからの戻り光がプリズム14を介してコンパ
クトディスク用の受光面25B及び26Bにより受光さ
れる。
算回路9により処理されて、それぞれコンパクトディス
ク用、DVD用の再生信号RF、トラッキングエラー信
号TE、フォーカスエラー信号FEが生成される。
に出射して光ディスク2A、2Bをアクセスするにつ
き、光ディスク装置1では、平行平板の透明板状部材で
ある非点収差補正板5がレーザービームの光路中に斜め
に傾いて配置され、この非点収差補正板5によりそれぞ
れレーザービームの非点収差が補正される。
装置1では、ディスク表面で偏向面がレーザービームの
走査方向と平行又は垂直になるように、また非点収差に
よるレーザービームのビーム断面形状の変形方向がほぼ
一致するように、非点収差の発生量がほぼ等しい半導体
レーザーダイオードチップ15A及び15Bが対により
配置されていることにより、1枚の非点収差補正板5を
共通に使用して2つのレーザービームの非点収差を補正
して、簡易な構成により光学特性を向上することができ
る。
レーザービームの走査方向に対してレーザービームの偏
向面が平行または垂直になるように半導体レーザーダイ
オードチップ15A及び15Bを配置でき、DVDにつ
いてはDPD法によりトラッキングエラー信号を生成す
ることが可能となり、また光集積素子の内部空間を有効
に利用して光集積素子4の大型化を防止することができ
る。
配置された光源である半導体レーザーダイオードチップ
より選択的にレーザービームを照射して共通の光学系に
より光ディスクに集光するにつき、1つの非点収差補正
手段によりこれらレーザービームの収差を補正すること
により、簡易な構成により光学特性を向上することがで
きる。
部材を斜めに配置して非点収差補正手段を構成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、シリンドリ
カルレンズ、ホログラム、フレネルレンズ等を配置して
非点収差補正手段を構成してもよい。またカップリング
レンズ等を使用する場合にあっては、このカップリング
レンズ等に非点収差発生手段を構成してもよい。
ービームの切り換えに連動させて対物レンズを変位させ
る場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光学
系全体を変位させるようにしてもよく、また実用上十分
な特性が得られる場合には、変位を省略してもよい。
用及びコンパクトディスク用で受光面を専用に構成する
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、受光面
を共通に構成する場合にも広く適用することができる。
クトディスクとDVDとを再生する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えばコンパクトディスク
とCD−Rをアクセスする場合等に広く適用することが
できる。
の光ディスクをアクセスする場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、複数種類の光ディスクをアクセス
する場合に広く適用することができる。
子と受光素子とを一体化した光集積素子により光ピック
アップを構成する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、発光素子と受光素子とを別体に配置する場合
にも広く適用することができる。
点収差補正手段により複数のレーザービームの収差を補
正することにより、複数の光源を選択的に使用して光記
録媒体をアクセスする場合に、簡易な構成により光学特
性を向上することができる。
す断面図である。
を示す平面図及び断面図である。
る。
号の生成の説明に供するブロック図である。
……光ピックアップ、4…………光集積素子、5……非
点収差補正板、5……コリメータレンズ、6……アパー
チャー、7……対物レンズ、14……プリズム、15
A、15B……半導体レーザーダイオードチップ、25
A、25B、26A、26B…………受光面
Claims (10)
- 【請求項1】光記録媒体にレーザービームを照射すると
共に、前記光記録媒体より得られる戻り光を受光して受
光結果を出力する光ピックアップにおいて、 異なる波長により前記レーザービームを出射する第1及
び第2の光源と、 前記光記録媒体より得られる戻り光を受光する受光素子
と、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームを前記光記録媒体に集光すると共に、前記光記録媒
体より得られる戻り光を前記受光素子に導く光学系とを
備え、 前記第1及び第2の光源は、 非点収差による前記レーザービームのビーム断面形状の
変形方向がほぼ一致するように配置され、 前記光学系は、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームで共通する光学系であり、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームで共通する非点収差補正手段を有することを特徴と
する光ピックアップ。 - 【請求項2】前記非点収差補正手段が、 平行平板の透明部材であることを特徴とする請求項1に
記載の光ピックアップ。 - 【請求項3】前記第1及び第2の光源は、非点収差の量
がほぼ一致してなることを特徴とする請求項1に記載の
光ピックアップ。 - 【請求項4】前記第1及び第2の光源、前記受光素子を
1つのパッケージに一体に収納してなることを特徴とす
る請求項1に記載の光ピックアップ。 - 【請求項5】光ディスクにレーザービームを照射すると
共に、前記光ディスクより得られる戻り光を受光して受
光結果を処理することにより、前記光ディスクに記録さ
れた情報を再生する光ディスク装置において、 異なる波長により前記レーザービームを出射する第1及
び第2の光源と、 前記光記録媒体より得られる戻り光を受光する受光素子
と、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームを前記光記録媒体に集光すると共に、前記光記録媒
体より得られる戻り光を前記受光素子に導く光学系とを
備え、 前記第1及び第2の光源は、 非点収差による前記レーザービームのビーム断面形状の
変形方向がほぼ一致するように配置され、 前記光学系は、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームで共通する光学系であり、 前記第1及び第2の光源より出射された前記レーザービ
ームで共通する非点収差補正手段を有することを特徴と
する光ディスク装置。 - 【請求項6】前記非点収差補正手段が、 平行平板の透明部材であることを特徴とする請求項5に
記載の光ディスク装置。 - 【請求項7】前記第1及び第2の光源は、非点収差の量
がほぼ一致してなることを特徴とする請求項5に記載の
光ディスク装置。 - 【請求項8】前記第1及び第2の光源、前記受光素子を
1つのパッケージに一体に収納してなることを特徴とす
る請求項5に記載の光ディスク装置。 - 【請求項9】前記受光素子は、 前記レーザービームの走査方向に対応する第1の方向
と、前記第1の方向と直交する第2の方向とに受光面を
分割し、該分割された各受光面の受光結果をそれぞれ出
力することを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装
置。 - 【請求項10】前記第1及び第2の光源は、 前記レーザービームの走査方向と平行に、又は前記走査
方向と直交するように偏向面が設定されてなることを特
徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
Priority Applications (6)
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