JP2000251108A - 貨幣または有価証券等の識別方法およびこれらを識別する識別装置 - Google Patents
貨幣または有価証券等の識別方法およびこれらを識別する識別装置Info
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Landscapes
- Testing Of Coins (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課 題】 貨幣または有価証券等に対して音を発生さ
せ、この音によって貨幣または有価証券等の真贋を識別
する識別方法および装置 【解決手段】 硬貨あるいは紙幣または有価証券等に音
を発生させるために、打撃を与える。この打撃によって
発生した音は、マイクロホンによってアナログ的に検出
される。アナログ量として検出された音は、フーリエ展
開することによって、一番多い周波数成分を硬貨あるい
は紙幣または有価証券等が有する固有周波数であると分
析される。上記分析された固有周波数は、硬貨あるいは
紙幣または有価証券等の固有周波数を予め記憶してお
き、これらと比較することによって、貨幣または有価証
券等の真贋を識別することができる。
せ、この音によって貨幣または有価証券等の真贋を識別
する識別方法および装置 【解決手段】 硬貨あるいは紙幣または有価証券等に音
を発生させるために、打撃を与える。この打撃によって
発生した音は、マイクロホンによってアナログ的に検出
される。アナログ量として検出された音は、フーリエ展
開することによって、一番多い周波数成分を硬貨あるい
は紙幣または有価証券等が有する固有周波数であると分
析される。上記分析された固有周波数は、硬貨あるいは
紙幣または有価証券等の固有周波数を予め記憶してお
き、これらと比較することによって、貨幣または有価証
券等の真贋を識別することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機、AT
M、遊技機器、キャッシュレジスタ等に装着した貨幣ま
たは有価証券の識別方法またはこれらの識別装置に関す
るものである。また、本発明は、金融機関、流通機関
(たとえば、デパートメントストアー、スーパーマーケ
ット、コンビニエンスストアー等)等において、貨幣ま
たは有価証券等の真贋を識別する識別方法またはこれら
の識別装置に関するものである。
M、遊技機器、キャッシュレジスタ等に装着した貨幣ま
たは有価証券の識別方法またはこれらの識別装置に関す
るものである。また、本発明は、金融機関、流通機関
(たとえば、デパートメントストアー、スーパーマーケ
ット、コンビニエンスストアー等)等において、貨幣ま
たは有価証券等の真贋を識別する識別方法またはこれら
の識別装置に関するものである。
【0002】本明細書において、「貨幣」とは、金貨、
銀貨、白銅貨、銅貨、記念硬貨、紙幣等であり、「有価
証券等」は、手形、小切手、貨物引換証券、船荷証券、
倉庫証券、株券、債権、商品券、抵当証券、金券等を意
味する。また、「硬貨」とは、「貨幣」の中の金貨、銀
貨、白銅貨、銅貨、記念硬貨等である。
銀貨、白銅貨、銅貨、記念硬貨、紙幣等であり、「有価
証券等」は、手形、小切手、貨物引換証券、船荷証券、
倉庫証券、株券、債権、商品券、抵当証券、金券等を意
味する。また、「硬貨」とは、「貨幣」の中の金貨、銀
貨、白銅貨、銅貨、記念硬貨等である。
【0003】
【従来の技術】自動販売機、ATM、遊技機器、キャッ
シュレジスタ、あるいは金融機関、流通機関等における
貨幣または有価証券等(以下、単に貨幣等と記載す
る。)を識別する識別装置は、貨幣または有価証券等の
偽物あるいは本物を区別する装置である。特に、自動販
売機や遊技機器等は、釣銭をだまし取る者が多くなって
いる。たとえば、日本の500円硬貨と韓国の500ウ
オン硬貨とは、外形および材質が似通っていること、お
よび日本の500円硬貨の方が価値が高いこと、の二つ
の理由から釣銭をだまし取られる場合が多くなってき
た。
シュレジスタ、あるいは金融機関、流通機関等における
貨幣または有価証券等(以下、単に貨幣等と記載す
る。)を識別する識別装置は、貨幣または有価証券等の
偽物あるいは本物を区別する装置である。特に、自動販
売機や遊技機器等は、釣銭をだまし取る者が多くなって
いる。たとえば、日本の500円硬貨と韓国の500ウ
オン硬貨とは、外形および材質が似通っていること、お
よび日本の500円硬貨の方が価値が高いこと、の二つ
の理由から釣銭をだまし取られる場合が多くなってき
た。
【0004】上記のような硬貨は、従来、硬貨の材質、
外形寸法、厚み、重量、周囲または表面あるいは裏面の
凹凸等の物理量を測定することによって、識別されてい
る。また、硬貨は、その表面または裏面に彫られた画像
や凹凸模様をCCDカメラ等の光学手段によって検出
し、これらの画像を解析することによって、真贋が区別
されている。紙幣は、紙幣に印刷された模様を光学的に
検出し、その画像をデジタル的に解析して、真贋が区別
されている。
外形寸法、厚み、重量、周囲または表面あるいは裏面の
凹凸等の物理量を測定することによって、識別されてい
る。また、硬貨は、その表面または裏面に彫られた画像
や凹凸模様をCCDカメラ等の光学手段によって検出
し、これらの画像を解析することによって、真贋が区別
されている。紙幣は、紙幣に印刷された模様を光学的に
検出し、その画像をデジタル的に解析して、真贋が区別
されている。
【0005】さらに、別の方法として、硬貨は、材質が
金属であることを利用し、硬貨の通過径路の近傍に電磁
コイルを設置しておき、硬貨が通過する際に発生する相
互誘導作用によって識別されている。また、紙幣は、紙
の材質や印刷に用いられるインクの化学的性質を利用し
て識別されている。
金属であることを利用し、硬貨の通過径路の近傍に電磁
コイルを設置しておき、硬貨が通過する際に発生する相
互誘導作用によって識別されている。また、紙幣は、紙
の材質や印刷に用いられるインクの化学的性質を利用し
て識別されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】硬貨を物理量の違いに
よって識別する識別装置は、硬貨の材質、外形寸法、厚
み、重量、周囲または表面あるいは裏面の凹凸等の物理
量が全く同じ硬貨であれば、正しく識別できる。しか
し、前述のような日本の500円硬貨と韓国の500ウ
オンのように、物理量が接近している硬貨を正しく識別
することは困難であった。
よって識別する識別装置は、硬貨の材質、外形寸法、厚
み、重量、周囲または表面あるいは裏面の凹凸等の物理
量が全く同じ硬貨であれば、正しく識別できる。しか
し、前述のような日本の500円硬貨と韓国の500ウ
オンのように、物理量が接近している硬貨を正しく識別
することは困難であった。
【0007】硬貨の凹凸模様を光学的に検出している識
別装置は、硬貨が古くなって傷が付いたり、あるいは汚
れがひどい場合等の測定条件の影響を受け易く、識別精
度が落ちるという欠点を有する。そのため、上記識別装
置は、測定条件が悪くても、正しく補正できるように、
各種の補正回路が工夫されている。
別装置は、硬貨が古くなって傷が付いたり、あるいは汚
れがひどい場合等の測定条件の影響を受け易く、識別精
度が落ちるという欠点を有する。そのため、上記識別装
置は、測定条件が悪くても、正しく補正できるように、
各種の補正回路が工夫されている。
【0008】電気または磁気的な方式を利用する識別装
置は、材質が同一である違った硬貨の場合、識別ができ
ない。特に、経済大国と発展途上国とにおいて、材質が
同一の硬貨は、多くかつ貨幣価値に大きな差異を有する
ことがある。そのため、上記識別装置は、一つの方式の
みを採用せずに、複数の識別手段を併用しているのが実
情である。
置は、材質が同一である違った硬貨の場合、識別ができ
ない。特に、経済大国と発展途上国とにおいて、材質が
同一の硬貨は、多くかつ貨幣価値に大きな差異を有する
ことがある。そのため、上記識別装置は、一つの方式の
みを採用せずに、複数の識別手段を併用しているのが実
情である。
【0009】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、貨幣または有価証券等に対して音を発生さ
せ、この音の周波数を分析することによって、貨幣また
は有価証券等の真贋を識別する識別方法およびこれらを
識別する識別装置を提供することを目的とする。
めのもので、貨幣または有価証券等に対して音を発生さ
せ、この音の周波数を分析することによって、貨幣また
は有価証券等の真贋を識別する識別方法およびこれらを
識別する識別装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(第1発明)第1発明の
貨幣または有価証券等の識別方法は、貨幣または有価証
券等に打撃を与えることによって発生した音を検出し、
この検出された音の周波数成分をフーリエ展開すること
によって得られた周波数の中から一番多い周波数によっ
て貨幣または有価証券等を特定することを特徴とする。
貨幣または有価証券等の識別方法は、貨幣または有価証
券等に打撃を与えることによって発生した音を検出し、
この検出された音の周波数成分をフーリエ展開すること
によって得られた周波数の中から一番多い周波数によっ
て貨幣または有価証券等を特定することを特徴とする。
【0011】(第2発明)第2発明の貨幣または有価証
券等を識別する識別装置は、投入された硬貨を搬送する
ためのガイド手段と、上記ガイド手段に設けられると共
に、当該ガイド手段によって搬送中の硬貨と衝突させる
ことによって発生する音発生手段と、上記音発生手段に
よって発生した音を検出する音検出手段と、上記音検出
手段によって検出された音の周波数成分をフーリエ展開
することによって周波数を解析する解析手段と、予め正
しい硬貨の固有周波数を記憶する硬貨のデータべース
と、上記解析手段によって解析された固有周波数と、上
記データべースに記憶されている固有周波数とを比較す
る比較手段と、上記比較手段によって解析された固有周
波数が上記データべースに記憶された固有周波数と同一
である場合、投入された硬貨が正しいものであると判断
する判断手段とから構成されている。
券等を識別する識別装置は、投入された硬貨を搬送する
ためのガイド手段と、上記ガイド手段に設けられると共
に、当該ガイド手段によって搬送中の硬貨と衝突させる
ことによって発生する音発生手段と、上記音発生手段に
よって発生した音を検出する音検出手段と、上記音検出
手段によって検出された音の周波数成分をフーリエ展開
することによって周波数を解析する解析手段と、予め正
しい硬貨の固有周波数を記憶する硬貨のデータべース
と、上記解析手段によって解析された固有周波数と、上
記データべースに記憶されている固有周波数とを比較す
る比較手段と、上記比較手段によって解析された固有周
波数が上記データべースに記憶された固有周波数と同一
である場合、投入された硬貨が正しいものであると判断
する判断手段とから構成されている。
【0012】(第3発明)第3発明の貨幣または有価証
券等の真贋を識別する識別装置は、挿入された貨幣また
は有価証券等を搬送するためのガイド手段と、上記ガイ
ド手段上を搬送している貨幣または有価証券等に対して
衝撃を加えることによって発生する音発生手段と、上記
音発生手段によって発生した音を検出する音検出手段
と、上記音検出手段によって検出された音の周波数成分
をフーリエ展開することによって周波数を解析する解析
手段と、予め正しい貨幣または有価証券等の固有周波数
を記憶する貨幣または有価証券等のデータべースと、上
記解析手段によって解析された固有周波数と、上記デー
タべースに記憶されている固有周波数とを比較する比較
手段と、上記比較手段によって解析された固有周波数が
上記データべースに記憶された固有周波数と同一である
場合、挿入された貨幣または有価証券等が正しいもので
あると判断する判断手段とから構成されている。
券等の真贋を識別する識別装置は、挿入された貨幣また
は有価証券等を搬送するためのガイド手段と、上記ガイ
ド手段上を搬送している貨幣または有価証券等に対して
衝撃を加えることによって発生する音発生手段と、上記
音発生手段によって発生した音を検出する音検出手段
と、上記音検出手段によって検出された音の周波数成分
をフーリエ展開することによって周波数を解析する解析
手段と、予め正しい貨幣または有価証券等の固有周波数
を記憶する貨幣または有価証券等のデータべースと、上
記解析手段によって解析された固有周波数と、上記デー
タべースに記憶されている固有周波数とを比較する比較
手段と、上記比較手段によって解析された固有周波数が
上記データべースに記憶された固有周波数と同一である
場合、挿入された貨幣または有価証券等が正しいもので
あると判断する判断手段とから構成されている。
【0013】(第4発明)第4発明の貨幣または有価証
券等を識別する識別装置は、物理量の認識、画像認識、
および第2発明または第3発明の識別装置による解析結
果のAND回路によって構成されている。
券等を識別する識別装置は、物理量の認識、画像認識、
および第2発明または第3発明の識別装置による解析結
果のAND回路によって構成されている。
【0014】(第5発明)第5発明の貨幣または有価証
券等を識別する識別装置は、上記判断手段によって偽物
であると判断した場合、防犯装置を動作させることを特
徴とする。
券等を識別する識別装置は、上記判断手段によって偽物
であると判断した場合、防犯装置を動作させることを特
徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1発明)第1発明は、硬貨あ
るいは紙幣または有価証券等に音を発生させるために、
打撃を与える。この打撃によって発生した音は、たとえ
ば、マイクロホンによってアナログ的に検出される。ア
ナログ量として検出された音は、フーリエ展開すること
によって、一番多い周波数成分を硬貨あるいは紙幣また
は有価証券が有する固有周波数であると分析される。上
記分析された固有周波数は、硬貨あるいは紙幣または有
価証券等の固有周波数を予め記憶しておき、これらと比
較することによって、貨幣または有価証券等の真贋を識
別することができる。
るいは紙幣または有価証券等に音を発生させるために、
打撃を与える。この打撃によって発生した音は、たとえ
ば、マイクロホンによってアナログ的に検出される。ア
ナログ量として検出された音は、フーリエ展開すること
によって、一番多い周波数成分を硬貨あるいは紙幣また
は有価証券が有する固有周波数であると分析される。上
記分析された固有周波数は、硬貨あるいは紙幣または有
価証券等の固有周波数を予め記憶しておき、これらと比
較することによって、貨幣または有価証券等の真贋を識
別することができる。
【0016】硬貨は、材質が同じであったとしても、厚
さによって異なる固有の周波数成分を有する。また、硬
貨は、同じ材質および厚さを有しても、周囲、表裏の凹
凸により、固有周波数が変わる。紙幣または有価証券等
は、紙の原料であるこうぞ、みつまた等の原料の割合、
インクの質および量等で異なる固有周波数の音を発生す
る。上記音の周波数成分は、予め正しい貨幣または有価
証券等の固有周波数を記憶しておき、これらをパターン
認識等によって比較することで、真贋を識別することが
できる。
さによって異なる固有の周波数成分を有する。また、硬
貨は、同じ材質および厚さを有しても、周囲、表裏の凹
凸により、固有周波数が変わる。紙幣または有価証券等
は、紙の原料であるこうぞ、みつまた等の原料の割合、
インクの質および量等で異なる固有周波数の音を発生す
る。上記音の周波数成分は、予め正しい貨幣または有価
証券等の固有周波数を記憶しておき、これらをパターン
認識等によって比較することで、真贋を識別することが
できる。
【0017】(第2発明)第2発明は、硬貨が投入され
た後、搬送されるガイド手段が設けられている。当該ガ
イド手段によって搬送される硬貨は、上記ガイド手段に
設けられた音発生手段と衝突することによって音を発生
する。上記音発生手段の近傍に設置された、たとえば、
マイクロホンのような音検出手段は、上記音発生手段に
よって発生した上記衝突音を検出する。上記マイクロホ
ン等の音検出手段によって検出された音の周波数成分
は、演算手段によって、フーリエ展開される。展開され
たフーリエ級数は、解析手段によって、一番多い周波数
を硬貨の固有周波数であると解析する。
た後、搬送されるガイド手段が設けられている。当該ガ
イド手段によって搬送される硬貨は、上記ガイド手段に
設けられた音発生手段と衝突することによって音を発生
する。上記音発生手段の近傍に設置された、たとえば、
マイクロホンのような音検出手段は、上記音発生手段に
よって発生した上記衝突音を検出する。上記マイクロホ
ン等の音検出手段によって検出された音の周波数成分
は、演算手段によって、フーリエ展開される。展開され
たフーリエ級数は、解析手段によって、一番多い周波数
を硬貨の固有周波数であると解析する。
【0018】識別装置には、予め正しい硬貨の固有周波
数を記憶する硬貨のデータべースが設けられている。そ
して、上記解析手段によって解析された固有周波数と、
上記データべースに記憶されている固有周波数とは、比
較手段によって比較される。上記投入された硬貨は、上
記比較手段によって、解析された固有周波数と上記デー
タべースに記憶された固有周波数とが同一であるという
結果が得られた場合、判断手段によって正しいものであ
ると判断することで、真贋が識別される。
数を記憶する硬貨のデータべースが設けられている。そ
して、上記解析手段によって解析された固有周波数と、
上記データべースに記憶されている固有周波数とは、比
較手段によって比較される。上記投入された硬貨は、上
記比較手段によって、解析された固有周波数と上記デー
タべースに記憶された固有周波数とが同一であるという
結果が得られた場合、判断手段によって正しいものであ
ると判断することで、真贋が識別される。
【0019】(第3発明)第3発明は、挿入された貨幣
または有価証券等がガイド手段によって搬送される。上
記ガイド上を搬送されている貨幣または有価証券等は、
搬送中または停止した時に、たとえば、往復運動ができ
る打鍵棒等からなる音発生手段によって、衝撃が加えら
れる。この衝撃によって発生する音は、マイクロホンの
ような音検出手段によって検出される。上記音検出手段
によって検出された音は、フーリエ級数に展開されるこ
とによって周波数成分が解析される。解析手段は、上記
周波数成分の中から一番多い周波数を固有周波数である
と判断する。
または有価証券等がガイド手段によって搬送される。上
記ガイド上を搬送されている貨幣または有価証券等は、
搬送中または停止した時に、たとえば、往復運動ができ
る打鍵棒等からなる音発生手段によって、衝撃が加えら
れる。この衝撃によって発生する音は、マイクロホンの
ような音検出手段によって検出される。上記音検出手段
によって検出された音は、フーリエ級数に展開されるこ
とによって周波数成分が解析される。解析手段は、上記
周波数成分の中から一番多い周波数を固有周波数である
と判断する。
【0020】一方、正しい貨幣または有価証券等の固有
周波数は、予めデータべースに記憶されている。比較手
段は、上記解析手段によって解析された固有周波数と、
上記データべースに記憶されている固有周波数とを比較
する。判断手段は、上記比較手段によって解析された固
有周波数が上記データべースに記憶された固有周波数と
同一であると判断した場合、挿入された貨幣または有価
証券等が正しいものであると識別する。
周波数は、予めデータべースに記憶されている。比較手
段は、上記解析手段によって解析された固有周波数と、
上記データべースに記憶されている固有周波数とを比較
する。判断手段は、上記比較手段によって解析された固
有周波数が上記データべースに記憶された固有周波数と
同一であると判断した場合、挿入された貨幣または有価
証券等が正しいものであると識別する。
【0021】(第4発明)第4発明は、物理量の認識お
よび画像認識等を使用している既製の識別装置に、第2
発明または第3発明を付加することができる。すなわ
ち、既製の識別装置に第2発明または第3発明を付加し
て、識別結果をAND回路によって評価するということ
は、釣銭サギが多い自動販売機にのみ、後から設置し、
釣銭サギがなくなったら、また別の自動販売機に付け替
えすることができる。
よび画像認識等を使用している既製の識別装置に、第2
発明または第3発明を付加することができる。すなわ
ち、既製の識別装置に第2発明または第3発明を付加し
て、識別結果をAND回路によって評価するということ
は、釣銭サギが多い自動販売機にのみ、後から設置し、
釣銭サギがなくなったら、また別の自動販売機に付け替
えすることができる。
【0022】(第5発明)第5発明は、識別装置の判断
手段が貨幣または有価証券等が偽物であると判断した場
合、たとえば、無線で近所の販売店や警察等に知らせ
る。また、正しい貨幣または有価証券等でない場合、ブ
ザーを鳴らしたり、あるいは写真を撮る等の防犯装置を
動作させることができる。
手段が貨幣または有価証券等が偽物であると判断した場
合、たとえば、無線で近所の販売店や警察等に知らせ
る。また、正しい貨幣または有価証券等でない場合、ブ
ザーを鳴らしたり、あるいは写真を撮る等の防犯装置を
動作させることができる。
【0023】
【実 施 例】図1は本発明の一実施例の概念を説明す
るためのブロック構成図である。図1において、貨幣ま
たは有価証券等(以下、単に貨幣等と記載する)の識別
装置は、貨幣等を搬送する搬送手段111と、貨幣等が
搬送中に音を発生させる音発生手段112と、上記音発
生手段112によって発生した音を検出する音検出手段
113と、上記音検出手段113によって検出された音
を一時記憶する音記憶手段114と、上記記憶された音
の周波数をフーリエ展開して解析する解析手段115
と、上記解析手段115によって、一番多い周波数を固
有の周波数であるとして検出する検出手段116と、予
め正しい貨幣等の固有周波数を記憶している音のデータ
べース記憶手段117と、上記検出された固有周波数
と、音のデータべース記憶手段117に記憶されている
正しい固有周波数とを比較する比較手段118と、比較
手段118によって比較される固有周波数が同じか否か
を判定する判定手段119とから構成される。
るためのブロック構成図である。図1において、貨幣ま
たは有価証券等(以下、単に貨幣等と記載する)の識別
装置は、貨幣等を搬送する搬送手段111と、貨幣等が
搬送中に音を発生させる音発生手段112と、上記音発
生手段112によって発生した音を検出する音検出手段
113と、上記音検出手段113によって検出された音
を一時記憶する音記憶手段114と、上記記憶された音
の周波数をフーリエ展開して解析する解析手段115
と、上記解析手段115によって、一番多い周波数を固
有の周波数であるとして検出する検出手段116と、予
め正しい貨幣等の固有周波数を記憶している音のデータ
べース記憶手段117と、上記検出された固有周波数
と、音のデータべース記憶手段117に記憶されている
正しい固有周波数とを比較する比較手段118と、比較
手段118によって比較される固有周波数が同じか否か
を判定する判定手段119とから構成される。
【0024】図2は本発明の一実施例の概念を説明する
ためのフローチャートである。図1および図2におい
て、貨幣等の搬送手段111を通過中の貨幣は、衝突あ
るいは打鍵等(音発生手段112)によって、音を発生
させる(ステップ211)。
ためのフローチャートである。図1および図2におい
て、貨幣等の搬送手段111を通過中の貨幣は、衝突あ
るいは打鍵等(音発生手段112)によって、音を発生
させる(ステップ211)。
【0025】搬送中の貨幣等から発生した振動音は、た
とえば、マイクロホン等(音検出手段113)によって
収集される(ステップ212)。
とえば、マイクロホン等(音検出手段113)によって
収集される(ステップ212)。
【0026】上記収集された振動音は、パーソナルコン
ピュータの演算回路(音記憶手段114、音の周波数解
析手段115、固有周波数の検出手段116)に取り込
まれる(ステップ213)。
ピュータの演算回路(音記憶手段114、音の周波数解
析手段115、固有周波数の検出手段116)に取り込
まれる(ステップ213)。
【0027】上記演算回路(音記憶手段114、音の周
波数解析手段115、固有周波数の検出手段116)
は、上記収集された振動音をフーリエ展開することによ
って、その周波数成分を解析する(ステップ214)。
波数解析手段115、固有周波数の検出手段116)
は、上記収集された振動音をフーリエ展開することによ
って、その周波数成分を解析する(ステップ214)。
【0028】上記周波数成分の解析は、展開されたフー
リエ級数の中にf1 があるか否かを調べる(ステップ2
15)。
リエ級数の中にf1 があるか否かを調べる(ステップ2
15)。
【0029】上記固有周波数の検出手段116は、上記
周波数がf1 である場合、f1 を音記憶手段114に記
憶する(ステップ216)。
周波数がf1 である場合、f1 を音記憶手段114に記
憶する(ステップ216)。
【0030】同様に、上記周波数成分の解析は、展開さ
れたフーリエ級数の全てについて、f2 、f3 ・・・f
n があるか否かを調べる(ステップ217)。
れたフーリエ級数の全てについて、f2 、f3 ・・・f
n があるか否かを調べる(ステップ217)。
【0031】上記固有周波数の検出手段116は、上記
周波数がf2 である場合、f2 を・・・fn である場
合、fn 音記憶手段114に記憶する(ステップ21
8)。
周波数がf2 である場合、f2 を・・・fn である場
合、fn 音記憶手段114に記憶する(ステップ21
8)。
【0032】上記固有周波数の検出手段116は、周波
数f1 ないしfn の記憶回数を調べる(ステップ21
9)。
数f1 ないしfn の記憶回数を調べる(ステップ21
9)。
【0033】次に、比較手段118は、上記固有周波数
の検出手段116によって、一番記憶回数の多い周波数
と音のデータべース記憶手段117に記憶されている固
有周波数とを比較する(ステップ220、ステップ22
1、ステップ222)。
の検出手段116によって、一番記憶回数の多い周波数
と音のデータべース記憶手段117に記憶されている固
有周波数とを比較する(ステップ220、ステップ22
1、ステップ222)。
【0034】上記固有周波数の検出手段116によって
検出された固有周波数が音のデータべース記憶手段11
7にあると判断された場合、投入された貨幣は、正しい
金額であると判断する(ステップ223)。
検出された固有周波数が音のデータべース記憶手段11
7にあると判断された場合、投入された貨幣は、正しい
金額であると判断する(ステップ223)。
【0035】上記固有周波数の検出手段116によって
検出された固有周波数が音のデータべース記憶手段11
7にないと判定手段119によって判断された場合、投
入された貨幣は、戻される(ステップ224)。
検出された固有周波数が音のデータべース記憶手段11
7にないと判定手段119によって判断された場合、投
入された貨幣は、戻される(ステップ224)。
【0036】また、判定手段119は、正しい貨幣が投
入されていないと判断した場合、必要に応じて、図示さ
れていない無線機によって、警察あるいは近所の売店等
に通報する(ステップ225)。
入されていないと判断した場合、必要に応じて、図示さ
れていない無線機によって、警察あるいは近所の売店等
に通報する(ステップ225)。
【0037】さらに、判定手段119は、正しい貨幣が
投入されていないと判断した場合、必要に応じて、図示
されていないブザーを鳴らしたり、あるいは写真を撮る
ようにすることができる(ステップ226、ステップ2
27)。
投入されていないと判断した場合、必要に応じて、図示
されていないブザーを鳴らしたり、あるいは写真を撮る
ようにすることができる(ステップ226、ステップ2
27)。
【0038】図3(イ)は本発明の一実施例として使用
する貨幣の搬送手段の例を説明するための図で、(ロ)
は上記搬送手段の断面図である。図3(イ)および
(ロ)において、搬送部31は、硬貨35が不所望な場
所に落下しないようなガイド32が設けられていると共
に、たとえば、自動販売機に対して傾斜した状態で取り
付けられている。また、搬送部31において、硬貨35
の通過面には、開口部33が設けられている。上記開口
部33には、搬送部31の硬貨滑走面より僅かに突出し
ている、たとえば、パチンコ玉のような硬球34がバネ
36等によって支持されている。上記硬球34の代わり
に落下する硬貨35を壁に衝突させ、この音を収集する
こともできる。
する貨幣の搬送手段の例を説明するための図で、(ロ)
は上記搬送手段の断面図である。図3(イ)および
(ロ)において、搬送部31は、硬貨35が不所望な場
所に落下しないようなガイド32が設けられていると共
に、たとえば、自動販売機に対して傾斜した状態で取り
付けられている。また、搬送部31において、硬貨35
の通過面には、開口部33が設けられている。上記開口
部33には、搬送部31の硬貨滑走面より僅かに突出し
ている、たとえば、パチンコ玉のような硬球34がバネ
36等によって支持されている。上記硬球34の代わり
に落下する硬貨35を壁に衝突させ、この音を収集する
こともできる。
【0039】硬球34の上部には、衝突音を収集する、
たとえば、マイクロホン37が設置されている。また、
マイクロホン37は、パーソナルコンピュータ38に接
続されている。今、図示されていない硬貨投入口から5
00円硬貨35が投入されたとする。上記硬貨35は、
傾斜している搬送部31のガイド32に沿って滑落し、
バネ36によって支持されている硬球34と衝突する。
この衝突音は、パーソナルコンピュータ38における演
算回路に取り込まれると共に演算処理される。
たとえば、マイクロホン37が設置されている。また、
マイクロホン37は、パーソナルコンピュータ38に接
続されている。今、図示されていない硬貨投入口から5
00円硬貨35が投入されたとする。上記硬貨35は、
傾斜している搬送部31のガイド32に沿って滑落し、
バネ36によって支持されている硬球34と衝突する。
この衝突音は、パーソナルコンピュータ38における演
算回路に取り込まれると共に演算処理される。
【0040】図4は本発明の一実施例として使用する紙
幣または有価証券等の搬送手段の例を説明するための図
である。図4において、搬送部は、紙幣または有価証券
等(以下、単に紙幣等と記載する)46を所定の場所に
搬送する二組のガイドローラー41、41′および4
2、42′が設けられている。また、搬送部において、
紙幣等46の通過する上部には、たとえば、上下動する
打鍵棒43が設置されている。上記打鍵棒43は、駆動
装置45によって紙幣等46を叩くことができる構造に
なっている。また、打鍵棒43は、上記駆動装置45に
よる紙幣等46を叩いた後、ただちに元の位置に戻るた
めのバネ44が設けられている。
幣または有価証券等の搬送手段の例を説明するための図
である。図4において、搬送部は、紙幣または有価証券
等(以下、単に紙幣等と記載する)46を所定の場所に
搬送する二組のガイドローラー41、41′および4
2、42′が設けられている。また、搬送部において、
紙幣等46の通過する上部には、たとえば、上下動する
打鍵棒43が設置されている。上記打鍵棒43は、駆動
装置45によって紙幣等46を叩くことができる構造に
なっている。また、打鍵棒43は、上記駆動装置45に
よる紙幣等46を叩いた後、ただちに元の位置に戻るた
めのバネ44が設けられている。
【0041】紙幣等46を挟んで打鍵棒43の反対側に
は、衝突音を収集する、たとえば、マイクロホン47が
設置されている。また、マイクロホン47は、パーソナ
ルコンピュータ48に接続されている。今、図示されて
いない紙幣等挿入口から紙幣等46が挿入されたとす
る。上記紙幣等46は、搬送ローラー41、41′、4
2、42′によって、テンションがかかっており、打鍵
棒43の急降下により、音を発生させる。この衝突音
は、パーソナルコンピュータ48における演算回路に取
り込まれると共に演算処理される。紙幣等46が搬送さ
れる下部には、紙幣等46の固有振動と大きく異なる部
材を設置しておき、紙幣等46と当該部材を共に打鍵棒
43によって叩き、この音を収集することもできる。こ
の場合、マイクロホン47は、打鍵棒43と同じ側に設
置される。
は、衝突音を収集する、たとえば、マイクロホン47が
設置されている。また、マイクロホン47は、パーソナ
ルコンピュータ48に接続されている。今、図示されて
いない紙幣等挿入口から紙幣等46が挿入されたとす
る。上記紙幣等46は、搬送ローラー41、41′、4
2、42′によって、テンションがかかっており、打鍵
棒43の急降下により、音を発生させる。この衝突音
は、パーソナルコンピュータ48における演算回路に取
り込まれると共に演算処理される。紙幣等46が搬送さ
れる下部には、紙幣等46の固有振動と大きく異なる部
材を設置しておき、紙幣等46と当該部材を共に打鍵棒
43によって叩き、この音を収集することもできる。こ
の場合、マイクロホン47は、打鍵棒43と同じ側に設
置される。
【0042】図5は本発明の一実施例における周波数成
分を解析した状態を説明するための図である。図5に示
された周波数は、500円硬貨と硬球(パチンコ玉をバ
ネによって支持したもの)との衝突によって発生した音
の周波数をフーリエ展開した時の周波数分布を示してい
る。すなわち、図5において、周波数f1 は、その数が
多く、f2 、f3 が少ないことが判り、上記500円硬
貨の固有周波数である。したがって、衝突音をフーリエ
展開し、その中の一番多い周波数と、予め正しい硬貨の
固有周波数とを比較すれば、真贋を簡単でしかも正確に
識別することができる。
分を解析した状態を説明するための図である。図5に示
された周波数は、500円硬貨と硬球(パチンコ玉をバ
ネによって支持したもの)との衝突によって発生した音
の周波数をフーリエ展開した時の周波数分布を示してい
る。すなわち、図5において、周波数f1 は、その数が
多く、f2 、f3 が少ないことが判り、上記500円硬
貨の固有周波数である。したがって、衝突音をフーリエ
展開し、その中の一番多い周波数と、予め正しい硬貨の
固有周波数とを比較すれば、真贋を簡単でしかも正確に
識別することができる。
【0043】図6は500円硬貨の固有周波数をパーソ
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図6において、衝突音の波形は、同じ50
0円硬貨を5回投入した際のもので、波長が全て異なっ
ている。実測で、上記波長は、最小67msないし最大
95msあった。したがって、上記500円硬貨は、同
じものであっても、衝突の具合によりアナログ波形が大
きく異なっていた。しかし、異なる衝突音をフーリエ展
開した周波数を分析すると、8.2KHz周辺の周波数
成分を多く含んでおり、これが固有周波数であることが
判る。
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図6において、衝突音の波形は、同じ50
0円硬貨を5回投入した際のもので、波長が全て異なっ
ている。実測で、上記波長は、最小67msないし最大
95msあった。したがって、上記500円硬貨は、同
じものであっても、衝突の具合によりアナログ波形が大
きく異なっていた。しかし、異なる衝突音をフーリエ展
開した周波数を分析すると、8.2KHz周辺の周波数
成分を多く含んでおり、これが固有周波数であることが
判る。
【0044】図7は500円オリンピック記念硬貨の固
有周波数をパーソナルコンピュータによって解析した状
態を説明するための図である。図7において、同じ50
0円オリンピック記念硬貨を5回投入した際のもので、
波長が全て異なっている。実測で、上記波長は、最小9
1msないし最大125msと、同じオリンピック記念
硬貨でありながら、通常の500円硬貨よりアナログ波
形の振幅に大きな変化があった。しかし、異なる衝突音
をフーリエ展開した周波数を分析すると、8.3KHz
周辺の周波数成分を多く含んでおり、これが固有周波数
であることが判る。したがって、500円硬貨として、
固有周波数を8.2KHzおよび8.3KHzとして記
憶しておけば、正しい硬貨を識別することができる。
有周波数をパーソナルコンピュータによって解析した状
態を説明するための図である。図7において、同じ50
0円オリンピック記念硬貨を5回投入した際のもので、
波長が全て異なっている。実測で、上記波長は、最小9
1msないし最大125msと、同じオリンピック記念
硬貨でありながら、通常の500円硬貨よりアナログ波
形の振幅に大きな変化があった。しかし、異なる衝突音
をフーリエ展開した周波数を分析すると、8.3KHz
周辺の周波数成分を多く含んでおり、これが固有周波数
であることが判る。したがって、500円硬貨として、
固有周波数を8.2KHzおよび8.3KHzとして記
憶しておけば、正しい硬貨を識別することができる。
【0045】図8は2マルク硬貨の固有周波数をパーソ
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図8において、同じ2マルク硬貨を5回投
入した際のもので、波長が全て異なっている。実測で、
上記波長は、最小68msないし最大100msと、同
じ2マルク硬貨でありながら、アナログ波形の振幅に変
化があった。しかし、異なる衝突音をフーリエ展開した
周波数を分析すると、7.8KHzないし8.0KHz
周辺の周波数成分を多く含んでおり、これが固有周波数
であることが判る。したがって、固有周波数8.2KH
zまたは8.3KHzの500円硬貨と、固有周波数が
7.8KHzないし8.0KHzの2マルク硬貨とは、
明らかに識別することができる。
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図8において、同じ2マルク硬貨を5回投
入した際のもので、波長が全て異なっている。実測で、
上記波長は、最小68msないし最大100msと、同
じ2マルク硬貨でありながら、アナログ波形の振幅に変
化があった。しかし、異なる衝突音をフーリエ展開した
周波数を分析すると、7.8KHzないし8.0KHz
周辺の周波数成分を多く含んでおり、これが固有周波数
であることが判る。したがって、固有周波数8.2KH
zまたは8.3KHzの500円硬貨と、固有周波数が
7.8KHzないし8.0KHzの2マルク硬貨とは、
明らかに識別することができる。
【0046】図9は2フラン硬貨の固有周波数をパーソ
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図9において、同じ2フラン硬貨を5回投
入した際のもので、波長が全て異なっている。実測で、
上記波長は、最小70msないし最大121msと、同
じ2フラン硬貨でありながら、アナログ波形の振幅に変
化があった。しかし、異なる衝突音をフーリエ展開した
周波数を分析すると、9.0KHz周辺の周波数成分を
多く含んでおり、これが固有周波数であることが判る。
したがって、固有周波数8.2KHzまたは8.3KH
zの500円硬貨と、固有周波数が9.0KHzの2マ
ルク硬貨とは、明らかに識別することができる。
ナルコンピュータによって解析した状態を説明するため
の図である。図9において、同じ2フラン硬貨を5回投
入した際のもので、波長が全て異なっている。実測で、
上記波長は、最小70msないし最大121msと、同
じ2フラン硬貨でありながら、アナログ波形の振幅に変
化があった。しかし、異なる衝突音をフーリエ展開した
周波数を分析すると、9.0KHz周辺の周波数成分を
多く含んでおり、これが固有周波数であることが判る。
したがって、固有周波数8.2KHzまたは8.3KH
zの500円硬貨と、固有周波数が9.0KHzの2マ
ルク硬貨とは、明らかに識別することができる。
【0047】図10は500ウオン硬貨の固有周波数を
パーソナルコンピュータによって解析した状態を説明す
るための図である。図10において、同じ500ウォン
硬貨を5回投入した際のもので、波長が全て異なってい
る。実測で、上記波長は、最小71msないし最大99
msと、同じ500ウオン硬貨でありながら、アナログ
波形の振幅に変化があった。しかし、衝突音をフーリエ
展開した周波数を分析すると、9.0KHz周辺の周波
数成分を多く含んでおり、これが固有周波数であること
が判る。したがって、固有周波数8.2KHzまたは
8.3KHzの500円硬貨と、固有周波数が9.0K
Hzの500ウオン硬貨とは、明らかに識別することが
できる。
パーソナルコンピュータによって解析した状態を説明す
るための図である。図10において、同じ500ウォン
硬貨を5回投入した際のもので、波長が全て異なってい
る。実測で、上記波長は、最小71msないし最大99
msと、同じ500ウオン硬貨でありながら、アナログ
波形の振幅に変化があった。しかし、衝突音をフーリエ
展開した周波数を分析すると、9.0KHz周辺の周波
数成分を多く含んでおり、これが固有周波数であること
が判る。したがって、固有周波数8.2KHzまたは
8.3KHzの500円硬貨と、固有周波数が9.0K
Hzの500ウオン硬貨とは、明らかに識別することが
できる。
【0048】以上、本実施例を詳述したが、本発明は、
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、本実施例において、例示した音の発生方法、音の収
集方法、貨幣または有価証券等の搬送手段は、公知また
は周知の他の手段に代えることができる。また、本実施
例におけるブロックは、公知または周知の手段に代える
ことができる。さらに、本実施例において使用したパー
ソーナルコンピュータは、実際の自動販売機に組み込む
場合、CPU等小型化された単機能の演算回路に代えて
使用される。
前記実施例に限定されるものではない。そして、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することがなけれ
ば、種々の設計変更を行なうことが可能である。たとえ
ば、本実施例において、例示した音の発生方法、音の収
集方法、貨幣または有価証券等の搬送手段は、公知また
は周知の他の手段に代えることができる。また、本実施
例におけるブロックは、公知または周知の手段に代える
ことができる。さらに、本実施例において使用したパー
ソーナルコンピュータは、実際の自動販売機に組み込む
場合、CPU等小型化された単機能の演算回路に代えて
使用される。
【0049】本発明の衝撃音を周波数分析することによ
り、真贋を識別する方法は、貨幣または有価証券等以外
のもの、たとえば、陶磁器類の真贋、西瓜あるいはメロ
ン等の内部の熟れ具合、または糖度等を知ることができ
る。上記陶磁器類は、土の性質、混合具合、焼成温度等
によって固有周波数が異なるため、本発明の方法を適用
することにより、簡単に真贋を発見することができる。
また、果物の場合、手で叩いて内部の熟れ具合あるいは
糖度を知る習慣があるが、客観的な判断ではない。しか
し、本発明の周波数分析を用いれば、客観的な判断を簡
単な装置によって達成することができる。
り、真贋を識別する方法は、貨幣または有価証券等以外
のもの、たとえば、陶磁器類の真贋、西瓜あるいはメロ
ン等の内部の熟れ具合、または糖度等を知ることができ
る。上記陶磁器類は、土の性質、混合具合、焼成温度等
によって固有周波数が異なるため、本発明の方法を適用
することにより、簡単に真贋を発見することができる。
また、果物の場合、手で叩いて内部の熟れ具合あるいは
糖度を知る習慣があるが、客観的な判断ではない。しか
し、本発明の周波数分析を用いれば、客観的な判断を簡
単な装置によって達成することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、貨幣および有価証券等
が従来のような、光学手段や物理量の検出によって、識
別するのではなく、フーリエ展開による周波数分析を行
うため、正確な判断が簡単な装置によってできる。
が従来のような、光学手段や物理量の検出によって、識
別するのではなく、フーリエ展開による周波数分析を行
うため、正確な判断が簡単な装置によってできる。
【0051】本発明によれば、上記周波数分析による識
別であるため、同一材質、同一形状、あるいは表面の汚
れや磨耗程度では、誤って識別することがない。
別であるため、同一材質、同一形状、あるいは表面の汚
れや磨耗程度では、誤って識別することがない。
【0052】本発明によれば、音の発生部および音のセ
ンサー部が単純な形状のもので済み、安価でしかも正確
な識別装置を得ることができる。
ンサー部が単純な形状のもので済み、安価でしかも正確
な識別装置を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の概念を説明するためのブロ
ック構成図である。
ック構成図である。
【図2】本発明の一実施例の概念を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】(イ)は本発明の一実施例として使用する貨幣
の搬送手段の例を説明するための図で、(ロ)は上記搬
送手段の断面図である。
の搬送手段の例を説明するための図で、(ロ)は上記搬
送手段の断面図である。
【図4】本発明の一実施例として使用する紙幣または有
価証券等の搬送手段の例を説明するための図である。
価証券等の搬送手段の例を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施例における周波数成分を解析し
た状態を説明するための図である。
た状態を説明するための図である。
【図6】500円硬貨の固有周波数をパーソナルコンピ
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
【図7】500円オリンピック記念硬貨の固有周波数を
パーソナルコンピュータによって解析した状態を説明す
るための図である。
パーソナルコンピュータによって解析した状態を説明す
るための図である。
【図8】2マルク硬貨の固有周波数をパーソナルコンピ
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
【図9】2フラン硬貨の固有周波数をパーソナルコンピ
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
ュータによって解析した状態を説明するための図であ
る。
【図10】500ウオン硬貨の固有周波数をパーソナル
コンピュータによって解析した状態を説明するための図
である。
コンピュータによって解析した状態を説明するための図
である。
111・・・貨幣等の搬送手段 112・・・音発生手段 113・・・音検出手段 114・・・音記憶手段 115・・・音の周波数解析手段 116・・・固有周波数の検出手段 117・・・音のデータべース記憶手段 118・・・比較手段 119・・・判定手段
Claims (5)
- 【請求項1】 貨幣または有価証券等に打撃を与えるこ
とによって発生した音を検出し、この検出された音の周
波数成分をフーリエ展開することによって得られた周波
数の中から一番多い周波数によって貨幣または有価証券
等を特定することを特徴とする貨幣または有価証券等の
識別方法。 - 【請求項2】 投入された硬貨を搬送するためのガイド
手段と、 上記ガイド手段に設けられると共に、当該ガイド手段に
よって搬送中の硬貨と衝突させることによって発生する
音発生手段と、 上記音発生手段によって発生した音を検出する音検出手
段と、 上記音検出手段によって検出された音の周波数成分をフ
ーリエ展開することによって周波数を解析する解析手段
と、 予め正しい硬貨の固有周波数を記憶する硬貨のデータべ
ースと、 上記解析手段によって解析された固有周波数と、上記デ
ータべースに記憶されている固有周波数とを比較する比
較手段と、 上記比較手段によって解析された固有周波数が上記デー
タべースに記憶された固有周波数と同一である場合、投
入された硬貨が正しいものであると判断する判断手段
と、 から構成されることを特徴とする貨幣または有価証券等
を識別する識別装置。 - 【請求項3】 挿入された貨幣または有価証券等を搬送
するためのガイド手段と、 上記ガイド手段上を搬送している貨幣または有価証券等
に対して衝撃を加えることによって発生する音発生手段
と、 上記音発生手段によって発生した音を検出する音検出手
段と、 上記音検出手段によって検出された音の周波数成分をフ
ーリエ展開することによって周波数を解析する解析手段
と、 予め正しい貨幣または有価証券等の固有周波数を記憶す
る貨幣または有価証券等のデータべースと、 上記解析手段によって解析された固有周波数と、上記デ
ータべースに記憶されている固有周波数とを比較する比
較手段と、 上記比較手段によって解析された固有周波数が上記デー
タべースに記憶された固有周波数と同一である場合、挿
入された貨幣または有価証券等が正しいものであると判
断する判断手段と、 から構成されることを特徴とする貨幣または有価証券等
を識別する識別装置。 - 【請求項4】 物理量の認識、画像認識、および請求項
2または請求項3記載の識別装置による解析結果のAN
D回路によって貨幣または有価証券等を識別する識別装
置。 - 【請求項5】 上記判断手段によって偽物であると判断
した場合、防犯装置を動作させることを特徴とする請求
項2ないし請求項4記載の貨幣または有価証券等を識別
する識別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11051847A JP2000251108A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 貨幣または有価証券等の識別方法およびこれらを識別する識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11051847A JP2000251108A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 貨幣または有価証券等の識別方法およびこれらを識別する識別装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000251108A true JP2000251108A (ja) | 2000-09-14 |
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ID=12898255
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP11051847A Pending JP2000251108A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 貨幣または有価証券等の識別方法およびこれらを識別する識別装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000251108A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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1999
- 1999-02-26 JP JP11051847A patent/JP2000251108A/ja active Pending
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