JP2000250137A - 照明光学装置及びプロジェクタ装置 - Google Patents
照明光学装置及びプロジェクタ装置Info
- Publication number
- JP2000250137A JP2000250137A JP11050822A JP5082299A JP2000250137A JP 2000250137 A JP2000250137 A JP 2000250137A JP 11050822 A JP11050822 A JP 11050822A JP 5082299 A JP5082299 A JP 5082299A JP 2000250137 A JP2000250137 A JP 2000250137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical system
- illumination optical
- lens
- lens array
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 258
- 238000005286 illumination Methods 0.000 title claims abstract description 148
- 230000004907 flux Effects 0.000 claims 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 39
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 26
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 24
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 10
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 description 6
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 5
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 2
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 2
- 102100033007 Carbonic anhydrase 14 Human genes 0.000 description 1
- 101000867862 Homo sapiens Carbonic anhydrase 14 Proteins 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ライトバルブ型のプロジェクタ装置の照明光
学系が、従来よりも短い距離のスペースを占めるように
する。 【解決手段】 光源21と、光源21から出射された光
を集光する第1のマルチレンズアレイ24と、第1のマ
ルチレンズアレイ24で集光された光が入射される第2
のマルチレンズアレイ25と、第2のマルチレンズアレ
イ25からの光を集光する集光レンズ22とを有する照
明光学系において、集光レンズ22からの光を反射する
第1の反射面1と、第1の反射面1からの光を反射する
第2の反射面2とを、集光レンズ22からの光線束P1
と第1の反射面1からの光線束P2と第2の反射面2か
らの光線束P3とが互いに交差するような配置で備え
た。
学系が、従来よりも短い距離のスペースを占めるように
する。 【解決手段】 光源21と、光源21から出射された光
を集光する第1のマルチレンズアレイ24と、第1のマ
ルチレンズアレイ24で集光された光が入射される第2
のマルチレンズアレイ25と、第2のマルチレンズアレ
イ25からの光を集光する集光レンズ22とを有する照
明光学系において、集光レンズ22からの光を反射する
第1の反射面1と、第1の反射面1からの光を反射する
第2の反射面2とを、集光レンズ22からの光線束P1
と第1の反射面1からの光線束P2と第2の反射面2か
らの光線束P3とが互いに交差するような配置で備え
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物に入射され
る光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズアレイ
を設けた照明光学装置に関する。また本発明は、そうし
た照明光学装置を照明光学系として設けたプロジェクタ
装置に関する。
る光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズアレイ
を設けた照明光学装置に関する。また本発明は、そうし
た照明光学装置を照明光学系として設けたプロジェクタ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】大画面表示装置であるプロジェクタ装置
(投写型テレビジョン)は、CRT投写型のものと、ラ
イトバルブ型のものとに大別される。図14は、このう
ちライトバルブ型のプロジェクタ装置の光学系の基本的
な構成例を示す。このプロジェクタ装置では、放電ラン
プのような光源21から出射された光が、集光レンズ2
2で集光されて、液晶パネルのような空間光変調素子
(=ライトバルブ)23に入射される。空間光変調素子
23では、この光が画像信号に応じて空間的に変調され
る。そして、この変調された光が投写光学系51を介し
てスクリーン52に投写されることにより、スクリーン
52に画像が表示される。なお、ライトバルブ型のプロ
ジェクタ装置では、光源21から空間光変調素子23の
手前までの光学系を通常は照明光学系と呼んでおり、本
明細書でもこの呼称を用いることにする。
(投写型テレビジョン)は、CRT投写型のものと、ラ
イトバルブ型のものとに大別される。図14は、このう
ちライトバルブ型のプロジェクタ装置の光学系の基本的
な構成例を示す。このプロジェクタ装置では、放電ラン
プのような光源21から出射された光が、集光レンズ2
2で集光されて、液晶パネルのような空間光変調素子
(=ライトバルブ)23に入射される。空間光変調素子
23では、この光が画像信号に応じて空間的に変調され
る。そして、この変調された光が投写光学系51を介し
てスクリーン52に投写されることにより、スクリーン
52に画像が表示される。なお、ライトバルブ型のプロ
ジェクタ装置では、光源21から空間光変調素子23の
手前までの光学系を通常は照明光学系と呼んでおり、本
明細書でもこの呼称を用いることにする。
【0003】こうしたライトバルブ型のプロジェクタ装
置において、むらのない画像をスクリーンに表示するた
めには、空間光変調素子に入射される光の輝度分布が均
一であることが必要となる。しかし、光源そのものの光
の輝度は、光源の部位によってばらつきがあることが多
い。例えば、光源として用いられることの多い放電ラン
プでは、内部ガスの対流やアーク間の電界の強度分布を
原因としてこうした輝度のばらつきが生じる。その結
果、光源から出射された光を集光レンズを介してそのま
ま空間光変調素子に入射すると、不均一な輝度分布の光
が空間光変調素子に入射されてしまう。
置において、むらのない画像をスクリーンに表示するた
めには、空間光変調素子に入射される光の輝度分布が均
一であることが必要となる。しかし、光源そのものの光
の輝度は、光源の部位によってばらつきがあることが多
い。例えば、光源として用いられることの多い放電ラン
プでは、内部ガスの対流やアーク間の電界の強度分布を
原因としてこうした輝度のばらつきが生じる。その結
果、光源から出射された光を集光レンズを介してそのま
ま空間光変調素子に入射すると、不均一な輝度分布の光
が空間光変調素子に入射されてしまう。
【0004】そこで、一般にこうしたプロジェクタ装置
の照明光学系には、空間光変調素子に入射される光の輝
度分布を均一にするための光学素子であるライトインテ
グレータが設けられている。このライトインテグレータ
の一種に、マルチレンズアレイがある。マルチレンズア
レイは、図15に例示するように、小さな(例えば直径
1〜5mm程度の)レンズ61を複数個アレイ状に配列
したものである。この図の例では、個々のレンズ61は
両面が曲率を持った形状をしているが、個々のレンズの
片面が平面状になっていてもよい。
の照明光学系には、空間光変調素子に入射される光の輝
度分布を均一にするための光学素子であるライトインテ
グレータが設けられている。このライトインテグレータ
の一種に、マルチレンズアレイがある。マルチレンズア
レイは、図15に例示するように、小さな(例えば直径
1〜5mm程度の)レンズ61を複数個アレイ状に配列
したものである。この図の例では、個々のレンズ61は
両面が曲率を持った形状をしているが、個々のレンズの
片面が平面状になっていてもよい。
【0005】図14のプロジェクタ装置の照明光学系に
マルチレンズアレイを設ける場合には、例えば図16に
示すように、2個のマルチレンズアレイ24及び25
を、互いにマルチレンズアレイ24の個々のレンズ24
a(図15におけるレンズ61)の焦点距離程度離し
て、光源21と集光レンズ22との間に設置する。
マルチレンズアレイを設ける場合には、例えば図16に
示すように、2個のマルチレンズアレイ24及び25
を、互いにマルチレンズアレイ24の個々のレンズ24
a(図15におけるレンズ61)の焦点距離程度離し
て、光源21と集光レンズ22との間に設置する。
【0006】マルチレンズアレイ24の個々のレンズ2
4aの形状は、それらのレンズからの光が空間光変調素
子23に集光されるようにするために、空間光変調素子
23と相似形の形状としておく。他方、マルチレンズア
レイ25の個々のレンズ25a(図15におけるレンズ
61)の形状は、空間光変調素子23と相似形である必
要はなく、マルチレンズアレイ24のレンズ24aから
の光をできるだけ多く入射させることのできる形状にな
っていればよい。
4aの形状は、それらのレンズからの光が空間光変調素
子23に集光されるようにするために、空間光変調素子
23と相似形の形状としておく。他方、マルチレンズア
レイ25の個々のレンズ25a(図15におけるレンズ
61)の形状は、空間光変調素子23と相似形である必
要はなく、マルチレンズアレイ24のレンズ24aから
の光をできるだけ多く入射させることのできる形状にな
っていればよい。
【0007】この図16の照明光学系では、光源21か
ら出射された光は、マルチレンズアレイ24の各レンズ
24aで分割され、それらのレンズ24aで集光され
て、マルチレンズアレイ25の対向するレンズ25aに
入射される。そして、マルチレンズアレイ25の各レン
ズ25aからの光が、集光レンズ22で重ね合わさるよ
うに集光されて、空間光変調素子23に入射される。こ
れにより、光源21のすべての部位からの光が重ね合わ
さって空間光変調素子23に入射されるので、光源21
そのものの輝度に部位によるばらつきがあっても、均一
な輝度分布の光が空間光変調素子23に入射されるよう
になる。
ら出射された光は、マルチレンズアレイ24の各レンズ
24aで分割され、それらのレンズ24aで集光され
て、マルチレンズアレイ25の対向するレンズ25aに
入射される。そして、マルチレンズアレイ25の各レン
ズ25aからの光が、集光レンズ22で重ね合わさるよ
うに集光されて、空間光変調素子23に入射される。こ
れにより、光源21のすべての部位からの光が重ね合わ
さって空間光変調素子23に入射されるので、光源21
そのものの輝度に部位によるばらつきがあっても、均一
な輝度分布の光が空間光変調素子23に入射されるよう
になる。
【0008】なお、図16には、照明光学系に集光レン
ズを1枚だけ設けた例を示した。この照明光学系では、
光源21から出射された光の主光線は光軸に平行にはな
らない。すなわち、この照明光学系はテレセントリック
光学系(光源から出射された光の主光線が光軸に平行に
なる光学系)ではない。
ズを1枚だけ設けた例を示した。この照明光学系では、
光源21から出射された光の主光線は光軸に平行にはな
らない。すなわち、この照明光学系はテレセントリック
光学系(光源から出射された光の主光線が光軸に平行に
なる光学系)ではない。
【0009】しかし、ライトバルブ型のプロジェクタ装
置では、照明光学系のうちの少なくとも一部がテレセン
トリック光学系であることが要求される場合がある。マ
ルチレンズアレイを設けた照明光学系においてこのよう
にテレセントリック光学系が要求される場合には、照明
光学系に2枚以上の集光レンズを設けなければならな
い。
置では、照明光学系のうちの少なくとも一部がテレセン
トリック光学系であることが要求される場合がある。マ
ルチレンズアレイを設けた照明光学系においてこのよう
にテレセントリック光学系が要求される場合には、照明
光学系に2枚以上の集光レンズを設けなければならな
い。
【0010】図17は、図16の照明光学系の集光レン
ズ22と空間光変調素子23との間に2枚目の集光レン
ズ26を追加した例を示す。この例では、照明光学系の
うち集光レンズ26よりも後方の部分がテレセントリッ
ク光学系となる。
ズ22と空間光変調素子23との間に2枚目の集光レン
ズ26を追加した例を示す。この例では、照明光学系の
うち集光レンズ26よりも後方の部分がテレセントリッ
ク光学系となる。
【0011】照明光学系にテレセントリック光学系が要
求されるのは、次のような場合である。図16には照明
光学系に空間光変調素子を1個だけ用いた例を示した
が、例えばRGBの3原色に対応する3個の空間光変調
素子を用いてカラープロジェクタ装置を構成する場合に
は、光源から出射された白色光をRGBの3原色に分離
する光学素子(色分離ミラーまたは色分離プリズム)
と、各空間光変調素子からの3原色の光を合成する光学
素子(色合成プリズム)とを照明光学系に設けなければ
ならない。
求されるのは、次のような場合である。図16には照明
光学系に空間光変調素子を1個だけ用いた例を示した
が、例えばRGBの3原色に対応する3個の空間光変調
素子を用いてカラープロジェクタ装置を構成する場合に
は、光源から出射された白色光をRGBの3原色に分離
する光学素子(色分離ミラーまたは色分離プリズム)
と、各空間光変調素子からの3原色の光を合成する光学
素子(色合成プリズム)とを照明光学系に設けなければ
ならない。
【0012】ここで、図18に示すように、テレセント
リック光学系でない照明光学系(一例として図17の集
光レンズ26よりも手前の部分を示した)にこうした色
分離用または色合成用の光学素子71を設けると、この
光学素子71への光の入射角は、光学素子71の部位に
よって相違するようになる。
リック光学系でない照明光学系(一例として図17の集
光レンズ26よりも手前の部分を示した)にこうした色
分離用または色合成用の光学素子71を設けると、この
光学素子71への光の入射角は、光学素子71の部位に
よって相違するようになる。
【0013】しかるに、色分離用や色合成用の光学素子
にコーティングされている金属薄膜等では、図19A及
びBにそれぞれ長波長反射色分離ミラー72及び短波長
反射色分離ミラー73の入射角による波長特性を例示す
るように、入射角に応じて波長と反射率との関係が変化
する。その結果、テレセントリック光学系でない照明光
学系に色分離用や色合成用の光学素子を設けると、色分
離用の光学素子で分離されて空間光変調素子に入射され
る光や、色合成用の光学素子で合成される光に色むらが
生じてしまう。
にコーティングされている金属薄膜等では、図19A及
びBにそれぞれ長波長反射色分離ミラー72及び短波長
反射色分離ミラー73の入射角による波長特性を例示す
るように、入射角に応じて波長と反射率との関係が変化
する。その結果、テレセントリック光学系でない照明光
学系に色分離用や色合成用の光学素子を設けると、色分
離用の光学素子で分離されて空間光変調素子に入射され
る光や、色合成用の光学素子で合成される光に色むらが
生じてしまう。
【0014】これに対し、図20に示すように、照明光
学系のうちテレセントリック光学系である部分(一例と
して図17の集光レンズ26よりも後方の部分を示し
た)に色分離用や色合成用の光学素子71を設けると、
この光学素子71への光の入射角が光学素子71の部位
にかかわらず一定になるので、色むらの発生が防止され
る。こうした理由から、カラープロジェクタ装置を構成
する場合には、照明光学系にテレセントリック光学系が
要求される。
学系のうちテレセントリック光学系である部分(一例と
して図17の集光レンズ26よりも後方の部分を示し
た)に色分離用や色合成用の光学素子71を設けると、
この光学素子71への光の入射角が光学素子71の部位
にかかわらず一定になるので、色むらの発生が防止され
る。こうした理由から、カラープロジェクタ装置を構成
する場合には、照明光学系にテレセントリック光学系が
要求される。
【0015】また、図16には透過型の空間光変調素子
を用いた照明光学系を示したが、例えばモノクロのプロ
ジェクタ装置でも、反射型の空間光変調素子を用いる場
合には、空間光変調素子への入射光と空間光変調素子か
らの反射光との方向を異ならせるための偏光ビームスプ
リッタを照明光学系に設けなければならない。そして、
偏光ビームスプリッタの反射面にコーティングされてい
る薄膜等でも、図19に示したように、入射角に応じて
波長と反射率との関係が変化する。したがって、反射型
の空間光変調素子を用いる場合にも、やはり照明光学系
にテレセントリック光学系が要求される。
を用いた照明光学系を示したが、例えばモノクロのプロ
ジェクタ装置でも、反射型の空間光変調素子を用いる場
合には、空間光変調素子への入射光と空間光変調素子か
らの反射光との方向を異ならせるための偏光ビームスプ
リッタを照明光学系に設けなければならない。そして、
偏光ビームスプリッタの反射面にコーティングされてい
る薄膜等でも、図19に示したように、入射角に応じて
波長と反射率との関係が変化する。したがって、反射型
の空間光変調素子を用いる場合にも、やはり照明光学系
にテレセントリック光学系が要求される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のライ
トバルブ型のプロジェクタ装置では、マルチレンズアレ
イを設けた照明光学系が、テレセントリック光学系であ
るか否かにかかわらず、長い距離のスペースを占めてい
た。
トバルブ型のプロジェクタ装置では、マルチレンズアレ
イを設けた照明光学系が、テレセントリック光学系であ
るか否かにかかわらず、長い距離のスペースを占めてい
た。
【0017】すなわち、図16に示したようなテレセン
トリック光学系でない照明光学系では、集光レンズ22
から空間光変調素子23までの距離が長くなってしま
う。その理由は、次の通りである。この照明光学系で
は、マルチレンズアレイ24の個々のレンズ24aの像
が、マルチレンズアレイ24,25及び集光レンズ22
により、空間光変調素子23に結像される。ここで、結
像光学系の理論からは、図21に示すように、物体y1
と像y2との大きさの比は、物体y1からレンズLeま
での距離h1とレンズLeから像までの距離h2との比
に等しい。
トリック光学系でない照明光学系では、集光レンズ22
から空間光変調素子23までの距離が長くなってしま
う。その理由は、次の通りである。この照明光学系で
は、マルチレンズアレイ24の個々のレンズ24aの像
が、マルチレンズアレイ24,25及び集光レンズ22
により、空間光変調素子23に結像される。ここで、結
像光学系の理論からは、図21に示すように、物体y1
と像y2との大きさの比は、物体y1からレンズLeま
での距離h1とレンズLeから像までの距離h2との比
に等しい。
【0018】図16の照明光学系では、マルチレンズア
レイ24の個々のレンズ24aの像が図21の物体y1
に相当し、レンズ24aから集光レンズ22までの距離
が図21の距離h1に相当し、空間光変調素子23に結
像されるレンズ24aの像が図21の像y2が相当し、
集光レンズ22から空間光変調素子23までの距離が図
21のh2に相当する。そして、一般にレンズ24aは
空間光変調素子23よりも十分に小さいので、集光レン
ズ22から空間光変調素子23までの距離が、レンズ2
4aから集光レンズ22までの距離よりもかなり長くな
ってしまう。
レイ24の個々のレンズ24aの像が図21の物体y1
に相当し、レンズ24aから集光レンズ22までの距離
が図21の距離h1に相当し、空間光変調素子23に結
像されるレンズ24aの像が図21の像y2が相当し、
集光レンズ22から空間光変調素子23までの距離が図
21のh2に相当する。そして、一般にレンズ24aは
空間光変調素子23よりも十分に小さいので、集光レン
ズ22から空間光変調素子23までの距離が、レンズ2
4aから集光レンズ22までの距離よりもかなり長くな
ってしまう。
【0019】また、図17に示したようなテレセントリ
ック光学系を含む照明光学系でも、同様な理由から、集
光レンズ22から空間光変調素子23までの距離が長く
なってしまう。しかも、図17の照明光学系では、2枚
の集光レンズ22及び26が存在することにより、レン
ズ24aから集光レンズ22と集光レンズ26との間の
位置までの距離が図21のh1に相当する(すなわち図
16の照明光学系におけるよりもh1が長くなる)の
で、集光レンズ22から空間光変調素子23までの距離
がその分長くなってしまう。
ック光学系を含む照明光学系でも、同様な理由から、集
光レンズ22から空間光変調素子23までの距離が長く
なってしまう。しかも、図17の照明光学系では、2枚
の集光レンズ22及び26が存在することにより、レン
ズ24aから集光レンズ22と集光レンズ26との間の
位置までの距離が図21のh1に相当する(すなわち図
16の照明光学系におけるよりもh1が長くなる)の
で、集光レンズ22から空間光変調素子23までの距離
がその分長くなってしまう。
【0020】さらに、テレセントリック光学系を含む照
明光学系では、テレセントリック光学系である集光レン
ズ26よりも後方の部分に色分離光学素子や偏光ビーム
スプリッタを設けるために、集光レンズ26から空間光
変調素子23までの距離を長くしなければならない。そ
の結果、集光レンズ22から空間光変調素子23までの
距離が、図21に示したよりも一層長くなってしまう。
明光学系では、テレセントリック光学系である集光レン
ズ26よりも後方の部分に色分離光学素子や偏光ビーム
スプリッタを設けるために、集光レンズ26から空間光
変調素子23までの距離を長くしなければならない。そ
の結果、集光レンズ22から空間光変調素子23までの
距離が、図21に示したよりも一層長くなってしまう。
【0021】そして、特に、RGBの3原色に対応する
3枚の透過型の空間光変調素子を設けたカラープロジェ
クタ装置においては、テレセントリック光学系を含む照
明光学系のうち、集光レンズ22から集光レンズ26ま
での部分の距離の長さが目立つようになる。
3枚の透過型の空間光変調素子を設けたカラープロジェ
クタ装置においては、テレセントリック光学系を含む照
明光学系のうち、集光レンズ22から集光レンズ26ま
での部分の距離の長さが目立つようになる。
【0022】図22は、こうしたカラープロジェクタ装
置の従来の照明光学系の構成の一例を示す。この照明光
学系のうち、テレセントリック光学系である集光レンズ
26よりも後方の部分には、色分離ミラー71及び72
と、色分離ミラー71及び72で分離された光を3枚の
透過型の空間光変調素子27,28及び29に導く反射
ミラー73〜75及びリレーレンズ76と、空間光変調
素子27,28及び29を透過した3原色の光を合成す
る色合成プリズム77とが設けられている。
置の従来の照明光学系の構成の一例を示す。この照明光
学系のうち、テレセントリック光学系である集光レンズ
26よりも後方の部分には、色分離ミラー71及び72
と、色分離ミラー71及び72で分離された光を3枚の
透過型の空間光変調素子27,28及び29に導く反射
ミラー73〜75及びリレーレンズ76と、空間光変調
素子27,28及び29を透過した3原色の光を合成す
る色合成プリズム77とが設けられている。
【0023】これに対し、この照明光学系のうち、集光
レンズ22から集光レンズ26までの部分は、距離が長
いだけでなく、何の光学素子を設けるためにも利用され
ていない。したがって、特にこの集光レンズ22から集
光レンズ26までの部分の距離の長さが目立ってしま
う。
レンズ22から集光レンズ26までの部分は、距離が長
いだけでなく、何の光学素子を設けるためにも利用され
ていない。したがって、特にこの集光レンズ22から集
光レンズ26までの部分の距離の長さが目立ってしま
う。
【0024】この集光レンズ22から集光レンズ26ま
での部分を有効に利用するために、この部分に色分離ミ
ラー等を設けたカラープロジェクタ装置も従来存在して
いた。しかし、この部分はテレセントリック光学系では
ないので、既に図18及び図19を参照して説明したよ
うに、そのカラープロジェクタ装置では色むらが生じて
しまう。したがって、こうした色むらの発生を防止する
ためには、やはり集光レンズ26よりも後方の部分に色
分離ミラー等を配置せざるを得ない。
での部分を有効に利用するために、この部分に色分離ミ
ラー等を設けたカラープロジェクタ装置も従来存在して
いた。しかし、この部分はテレセントリック光学系では
ないので、既に図18及び図19を参照して説明したよ
うに、そのカラープロジェクタ装置では色むらが生じて
しまう。したがって、こうした色むらの発生を防止する
ためには、やはり集光レンズ26よりも後方の部分に色
分離ミラー等を配置せざるを得ない。
【0025】このように、従来のライトバルブ型のプロ
ジェクタ装置では、光の輝度分布を均一にするためにマ
ルチレンズアレイを設けた照明光学系が長い距離のスペ
ースを占めており、その結果、プロジェクタ装置全体が
大型化してしまうという不都合があった。
ジェクタ装置では、光の輝度分布を均一にするためにマ
ルチレンズアレイを設けた照明光学系が長い距離のスペ
ースを占めており、その結果、プロジェクタ装置全体が
大型化してしまうという不都合があった。
【0026】また、以上では従来例としてプロジェクタ
装置の照明光学系を例に挙げたが、対象物に入射される
光の輝度分布を均一にすることは、プロジェクタ装置以
外の装置の光学系でも必要とされることがある(例え
ば、マスクに形成された半導体素子や配線のパターンを
ウェーハ上の感光性樹脂に転写する装置である露光装置
の光学系等)。そうした光学系においても、マルチレン
ズアレイを設けることにより、やはり長い距離のスペー
スを占めてしまうという不都合があった。
装置の照明光学系を例に挙げたが、対象物に入射される
光の輝度分布を均一にすることは、プロジェクタ装置以
外の装置の光学系でも必要とされることがある(例え
ば、マスクに形成された半導体素子や配線のパターンを
ウェーハ上の感光性樹脂に転写する装置である露光装置
の光学系等)。そうした光学系においても、マルチレン
ズアレイを設けることにより、やはり長い距離のスペー
スを占めてしまうという不都合があった。
【0027】したがって、本発明の課題は、対象物に入
射される光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズ
アレイを設けた光学系が、従来よりも短い距離のスペー
スを占めるようにすることにある。なお、本明細書で
は、ライトバルブ型のプロジェクタ装置の照明光学系に
おけるように対象物に光を入射させる光学系のことを、
照明光学装置と総称することにする。
射される光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズ
アレイを設けた光学系が、従来よりも短い距離のスペー
スを占めるようにすることにある。なお、本明細書で
は、ライトバルブ型のプロジェクタ装置の照明光学系に
おけるように対象物に光を入射させる光学系のことを、
照明光学装置と総称することにする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本出願人は、例えばライトバルブ型のプロジェクタ
装置における照明光学系のような、光源と、この光源か
ら出射された光を集光する第1のマルチレンズアレイ
と、この第1のマルチレンズアレイで集光された光が入
射される第2のマルチレンズアレイと、この第2のマル
チレンズアレイからの光を集光する集光レンズとを有す
る照明光学装置において、請求項1に記載のように、集
光レンズからの光を反射する第1の反射面と、この第1
の反射面からの光を反射する第2の反射面とを、集光レ
ンズからの光線束と第1の反射面からの光線束と第2の
反射面からの光線束とが互いに交差するような配置で備
えた照明光学装置を提案する。
に、本出願人は、例えばライトバルブ型のプロジェクタ
装置における照明光学系のような、光源と、この光源か
ら出射された光を集光する第1のマルチレンズアレイ
と、この第1のマルチレンズアレイで集光された光が入
射される第2のマルチレンズアレイと、この第2のマル
チレンズアレイからの光を集光する集光レンズとを有す
る照明光学装置において、請求項1に記載のように、集
光レンズからの光を反射する第1の反射面と、この第1
の反射面からの光を反射する第2の反射面とを、集光レ
ンズからの光線束と第1の反射面からの光線束と第2の
反射面からの光線束とが互いに交差するような配置で備
えた照明光学装置を提案する。
【0029】この照明光学装置では、集光レンズからの
光線束は、この集光レンズからの光線束と第1の反射面
からの光線束と第2の反射面からの光線束とが互いに交
差するようにして、第1の反射面及び第2の反射面で反
射される。これにより、集光レンズからの光は、集光さ
れて対象物に入射されるまでに、第1の反射面及び第2
の反射面で反射されて、同じ場所を3度通ることにな
る。したがって、集光レンズから対象物までの距離が従
来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が従来より
もかなり短い距離のスペースしか占めないようになる。
光線束は、この集光レンズからの光線束と第1の反射面
からの光線束と第2の反射面からの光線束とが互いに交
差するようにして、第1の反射面及び第2の反射面で反
射される。これにより、集光レンズからの光は、集光さ
れて対象物に入射されるまでに、第1の反射面及び第2
の反射面で反射されて、同じ場所を3度通ることにな
る。したがって、集光レンズから対象物までの距離が従
来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が従来より
もかなり短い距離のスペースしか占めないようになる。
【0030】なお、この照明光学装置において、一例と
して、請求項2に記載のように、第1の反射面と第2の
反射面とを、互いに45度の角度を成すように配置する
ことが好適である。それにより、光源から出射された光
の方向は、第1の反射面及び第2の反射面で反射される
ことにより、ちょうど90度変化するようになる。
して、請求項2に記載のように、第1の反射面と第2の
反射面とを、互いに45度の角度を成すように配置する
ことが好適である。それにより、光源から出射された光
の方向は、第1の反射面及び第2の反射面で反射される
ことにより、ちょうど90度変化するようになる。
【0031】したがって、この照明光学装置を、例えば
水平方向に光を出射するような向きに配置しなければな
らない光源を含んだ光学系に適用すれば、光源をそうし
た向きに配置したまま、光を垂直方向に曲げる(したが
って第2の反射面よりも後の光学素子を垂直方向に配置
する)ことができるようになる。
水平方向に光を出射するような向きに配置しなければな
らない光源を含んだ光学系に適用すれば、光源をそうし
た向きに配置したまま、光を垂直方向に曲げる(したが
って第2の反射面よりも後の光学素子を垂直方向に配置
する)ことができるようになる。
【0032】また、この照明光学装置において、一例と
して、請求項3に記載のように、第1の反射面と第2の
反射面とを、同一のプリズムの面で構成することが好適
である。それにより、1個の光学素子で第1の反射面及
び第2の反射面が構成されるので、従来の照明光学装置
に対して追加しなければならない光学素子の数が少なく
て済むと共に、光学調整(例えば第1の反射面と第2の
反射面との成す角度を一定の角度に調整すること)が容
易になる。
して、請求項3に記載のように、第1の反射面と第2の
反射面とを、同一のプリズムの面で構成することが好適
である。それにより、1個の光学素子で第1の反射面及
び第2の反射面が構成されるので、従来の照明光学装置
に対して追加しなければならない光学素子の数が少なく
て済むと共に、光学調整(例えば第1の反射面と第2の
反射面との成す角度を一定の角度に調整すること)が容
易になる。
【0033】次に、本出願人は、請求項4に記載のよう
に、光源と、この光源から出射された光を集光する第1
のマルチレンズアレイと、この第1のマルチレンズアレ
イで集光された光が入射される第2のマルチレンズアレ
イと、この第2のマルチレンズアレイからの光を反射す
る第1の反射面と、この第1の反射面からの光を反射す
る第2の反射面とを備え、この第1の反射面と第2の反
射面とが、第2のマルチレンズアレイからの光線束と第
1の反射面からの光線束と第2の反射面からの光線束と
が互いに交差するように配置され、第1の反射面及び第
2の反射面のうちの少なくとも一方が凹面になっている
照明光学装置を提案する。
に、光源と、この光源から出射された光を集光する第1
のマルチレンズアレイと、この第1のマルチレンズアレ
イで集光された光が入射される第2のマルチレンズアレ
イと、この第2のマルチレンズアレイからの光を反射す
る第1の反射面と、この第1の反射面からの光を反射す
る第2の反射面とを備え、この第1の反射面と第2の反
射面とが、第2のマルチレンズアレイからの光線束と第
1の反射面からの光線束と第2の反射面からの光線束と
が互いに交差するように配置され、第1の反射面及び第
2の反射面のうちの少なくとも一方が凹面になっている
照明光学装置を提案する。
【0034】この照明光学装置では、第2のマルチレン
ズアレイからの光線束が、この第2のマルチレンズアレ
イからの光線束と第1の反射面からの光線束と第2の反
射面からの光線束とが互いに交差するようにして、第1
の反射面及び第2の反射面で反射される。これにより、
第2のマルチレンズアレイからの光は、対象物に入射さ
れるまでに、第1の反射面及び第2の反射面で反射され
て、同じ場所を3度通ることになる。
ズアレイからの光線束が、この第2のマルチレンズアレ
イからの光線束と第1の反射面からの光線束と第2の反
射面からの光線束とが互いに交差するようにして、第1
の反射面及び第2の反射面で反射される。これにより、
第2のマルチレンズアレイからの光は、対象物に入射さ
れるまでに、第1の反射面及び第2の反射面で反射され
て、同じ場所を3度通ることになる。
【0035】さらに、この照明光学装置では、第1の反
射面及び第2の反射面のうちの少なくとも一方が凹面に
なっているので、第2のマルチレンズアレイからの光が
これらの反射面により集光される(すなわちこれらの反
射面が集光レンズとしての機能をも果たす)。
射面及び第2の反射面のうちの少なくとも一方が凹面に
なっているので、第2のマルチレンズアレイからの光が
これらの反射面により集光される(すなわちこれらの反
射面が集光レンズとしての機能をも果たす)。
【0036】したがって、従来照明光学装置に設けてい
た集光レンズのうちの少なくとも一部は不要になると共
に、第2のマルチレンズアレイから対象物までの距離が
従来よりも著しく短くなる。これにより、照明光学装置
が一層短い距離のスペースしか占めないようになり、し
かも照明光学装置の光学素子の数が節減される。
た集光レンズのうちの少なくとも一部は不要になると共
に、第2のマルチレンズアレイから対象物までの距離が
従来よりも著しく短くなる。これにより、照明光学装置
が一層短い距離のスペースしか占めないようになり、し
かも照明光学装置の光学素子の数が節減される。
【0037】なお、この照明光学装置においても、一例
として、請求項5に記載のように、第1の反射面と第2
の反射面とを同一のプリズムの面で構成することが好適
であり、それにより、やはり、従来の照明光学装置に対
して追加しなければならない光学素子の数が少なくて済
むと共に、光学調整が容易になる。
として、請求項5に記載のように、第1の反射面と第2
の反射面とを同一のプリズムの面で構成することが好適
であり、それにより、やはり、従来の照明光学装置に対
して追加しなければならない光学素子の数が少なくて済
むと共に、光学調整が容易になる。
【0038】次に、本出願人は、請求項6に記載のよう
に、光源と、この光源から出射された光を集光する第1
のマルチレンズアレイと、この第1のマルチレンズアレ
イで集光された光が入射される第2のマルチレンズアレ
イと、この第2のマルチレンズアレイからの光を集光す
る集光レンズと、この集光レンズからの光を反射する第
1の反射面と、この第1の反射面からの光を反射する第
2の反射面と、この集光レンズで集光された光が入射さ
れ、画像信号に応じてこの光を変調する空間光変調素子
と、この空間光変調素子で変調された光が入射される投
写光学系と、この投写光学系からの光が投写されるスク
リーンとを備え、第1の反射面及び第2の反射面が、集
光レンズからの光線束と第1の反射面からの光線束と第
2の反射面からの光線束とが互いに交差するように配置
されたライトバルブ型のプロジェクタ装置を提案する。
に、光源と、この光源から出射された光を集光する第1
のマルチレンズアレイと、この第1のマルチレンズアレ
イで集光された光が入射される第2のマルチレンズアレ
イと、この第2のマルチレンズアレイからの光を集光す
る集光レンズと、この集光レンズからの光を反射する第
1の反射面と、この第1の反射面からの光を反射する第
2の反射面と、この集光レンズで集光された光が入射さ
れ、画像信号に応じてこの光を変調する空間光変調素子
と、この空間光変調素子で変調された光が入射される投
写光学系と、この投写光学系からの光が投写されるスク
リーンとを備え、第1の反射面及び第2の反射面が、集
光レンズからの光線束と第1の反射面からの光線束と第
2の反射面からの光線束とが互いに交差するように配置
されたライトバルブ型のプロジェクタ装置を提案する。
【0039】このプロジェクタ装置では、照明光学系の
集光レンズからの光は、集光されて空間光変調素子に入
射されるまでに、第1の反射面及び第2の反射面で反射
されて同じ場所を3度通る。したがって、集光レンズか
ら空間光変調素子までの距離が従来よりも著しく短くな
ることにより、照明光学系が従来よりもかなり短い距離
のスペースしか占めないようになるので、プロジェクタ
装置全体が従来よりも小型化される。
集光レンズからの光は、集光されて空間光変調素子に入
射されるまでに、第1の反射面及び第2の反射面で反射
されて同じ場所を3度通る。したがって、集光レンズか
ら空間光変調素子までの距離が従来よりも著しく短くな
ることにより、照明光学系が従来よりもかなり短い距離
のスペースしか占めないようになるので、プロジェクタ
装置全体が従来よりも小型化される。
【0040】
【発明の実施の形態】以下では、ライトバルブ型のプロ
ジェクタ装置の照明光学系に本発明を適用した例につい
て説明する。図1は、本発明を適用したライトバルブ型
のプロジェクタ装置の照明光学系の基本的な構成の一例
を示す図であり、図16と同一の部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。
ジェクタ装置の照明光学系に本発明を適用した例につい
て説明する。図1は、本発明を適用したライトバルブ型
のプロジェクタ装置の照明光学系の基本的な構成の一例
を示す図であり、図16と同一の部分には同一の符号を
付して重複説明を省略する。
【0041】このプロジェクタ装置の照明光学系には、
集光レンズ22からの光を反射する反射ミラー1と、反
射ミラー1からの光を反射する反射ミラー2とが、集光
レンズ22からの光線束P1と反射ミラー1からの光線
束P2と反射ミラー2からの光線束P3とが互いに交差
するような配置で備えられている。そして、反射ミラー
2からの光が、空間光変調素子(例えば液晶パネル)2
3に入射される。
集光レンズ22からの光を反射する反射ミラー1と、反
射ミラー1からの光を反射する反射ミラー2とが、集光
レンズ22からの光線束P1と反射ミラー1からの光線
束P2と反射ミラー2からの光線束P3とが互いに交差
するような配置で備えられている。そして、反射ミラー
2からの光が、空間光変調素子(例えば液晶パネル)2
3に入射される。
【0042】これにより、この照明光学系では、集光レ
ンズ22からの光は、集光されて空間光変調素子23に
入射されるまでに、反射ミラー1及び反射ミラー2で反
射されて同じ場所(集光レンズ22と反射ミラー1と反
射ミラー2とで囲まれた場所)を3度通るようになって
いる。
ンズ22からの光は、集光されて空間光変調素子23に
入射されるまでに、反射ミラー1及び反射ミラー2で反
射されて同じ場所(集光レンズ22と反射ミラー1と反
射ミラー2とで囲まれた場所)を3度通るようになって
いる。
【0043】図2は、この反射ミラー1及び2の配置の
角度及び間隔の一例を詳細に示す。光源(例えば放電ラ
ンプ)21から集光レンズ22までの光学素子の光軸a
xの方向をX軸方向とし、図面上でこのX軸方向と直交
する方向をY軸方向とすると、反射ミラー1は、反射面
の法線をXY平面内でX軸に対してθ1=22.5度傾
けて配置されている。また反射ミラー1は、集光レンズ
22の中心と反射ミラー1の中心c1(光軸ax上の点
とする)との間隔t1が、集光レンズ22の直径hの
(1+2)/2倍(約1.207倍)程度になるように
配置されている。
角度及び間隔の一例を詳細に示す。光源(例えば放電ラ
ンプ)21から集光レンズ22までの光学素子の光軸a
xの方向をX軸方向とし、図面上でこのX軸方向と直交
する方向をY軸方向とすると、反射ミラー1は、反射面
の法線をXY平面内でX軸に対してθ1=22.5度傾
けて配置されている。また反射ミラー1は、集光レンズ
22の中心と反射ミラー1の中心c1(光軸ax上の点
とする)との間隔t1が、集光レンズ22の直径hの
(1+2)/2倍(約1.207倍)程度になるように
配置されている。
【0044】また、反射ミラー2は、反射面の法線をX
Y平面内でY軸に対してθ2=22.5度傾けて配置さ
れている。これにより、反射ミラー1の反射面と反射ミ
ラー2の反射面とは、互いに45度の角度を成してい
る。また反射ミラー2は、反射ミラー1の中心c1と反
射ミラー2の中心c2(光軸ax上の光が反射ミラー1
で反射されて反射ミラー2に入射する点とする)との間
隔t2が、集光レンズ22の直径hと同じ程度になるよ
うに配置されている。
Y平面内でY軸に対してθ2=22.5度傾けて配置さ
れている。これにより、反射ミラー1の反射面と反射ミ
ラー2の反射面とは、互いに45度の角度を成してい
る。また反射ミラー2は、反射ミラー1の中心c1と反
射ミラー2の中心c2(光軸ax上の光が反射ミラー1
で反射されて反射ミラー2に入射する点とする)との間
隔t2が、集光レンズ22の直径hと同じ程度になるよ
うに配置されている。
【0045】図3は、この反射ミラー1及び2による光
の方向の変化を示す。光源21から出射された光軸ax
上の光の方向は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸
方向に45度変化し、反射ミラー2によりXY平面内で
さらにY軸方向に45度変化することにより、X軸方向
からちょうどY軸方向に曲げられる(すなわち合計で9
0度変化する)。
の方向の変化を示す。光源21から出射された光軸ax
上の光の方向は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸
方向に45度変化し、反射ミラー2によりXY平面内で
さらにY軸方向に45度変化することにより、X軸方向
からちょうどY軸方向に曲げられる(すなわち合計で9
0度変化する)。
【0046】また、光源21から出射された光は集光レ
ンズ22で集光されるが、仮に集光レンズ22の周縁部
からの光の方向が光軸axと平行であるとした場合に
も、図2に示したような配置をしていることにより、図
3に示すように、その周縁部からの光L1,L2は、反
射ミラー1及び2や集光レンズ22により進路を妨害さ
れることはない。すなわち、集光レンズ22からの光
は、集光されて空間光変調素子23に入射されるまで
に、反射ミラー1及び2や集光レンズ22により進路を
妨害されることは全くない。したがって、空間光変調素
子23への入射光量の損失はほとんど起こらない(反射
ミラー1や2で入射光のごく一部が反射されないことに
より僅かに損失が起こるだけである)。
ンズ22で集光されるが、仮に集光レンズ22の周縁部
からの光の方向が光軸axと平行であるとした場合に
も、図2に示したような配置をしていることにより、図
3に示すように、その周縁部からの光L1,L2は、反
射ミラー1及び2や集光レンズ22により進路を妨害さ
れることはない。すなわち、集光レンズ22からの光
は、集光されて空間光変調素子23に入射されるまで
に、反射ミラー1及び2や集光レンズ22により進路を
妨害されることは全くない。したがって、空間光変調素
子23への入射光量の損失はほとんど起こらない(反射
ミラー1や2で入射光のごく一部が反射されないことに
より僅かに損失が起こるだけである)。
【0047】図4は、図1の照明光学系が占めるスペー
スと、図16に示したような従来の照明光学系が占める
スペースとを、集光レンズ22から空間光変調素子23
までの光路長が同じ(hの約3.414倍)である場合
について、図4Aと図4Bとに対比させて示したもので
ある。図1の照明光学系では、集光レンズ22からの光
が空間光変調素子23に入射されるまでに同じ場所を3
度通ることから、従来の照明光学系と比較して、集光レ
ンズ22から空間光変調素子23までの距離が著しく短
くなっており、その結果、照明光学系が従来よりもかな
り短い距離のスペースしか占めないようになっている。
スと、図16に示したような従来の照明光学系が占める
スペースとを、集光レンズ22から空間光変調素子23
までの光路長が同じ(hの約3.414倍)である場合
について、図4Aと図4Bとに対比させて示したもので
ある。図1の照明光学系では、集光レンズ22からの光
が空間光変調素子23に入射されるまでに同じ場所を3
度通ることから、従来の照明光学系と比較して、集光レ
ンズ22から空間光変調素子23までの距離が著しく短
くなっており、その結果、照明光学系が従来よりもかな
り短い距離のスペースしか占めないようになっている。
【0048】また、図1の照明光学系は、光学素子とし
ては従来の照明光学系に対して反射ミラーを2枚追加す
るだけで構成することができるので、低コストに実現す
ることができる。
ては従来の照明光学系に対して反射ミラーを2枚追加す
るだけで構成することができるので、低コストに実現す
ることができる。
【0049】また、プロジェクタ装置の照明光学系に含
まれる光源には、使用の際に水平方向に光を出射するよ
うな向きに配置しなければならない種類のものも存在す
る。そこで、例えば図1の光源21がそうした種類の光
源である場合には、図2に示した光軸axの方向(X軸
方向)を水平方向に一致させれば、出射する光の方向が
水平方向になるような向きに光源21を設置したまま、
反射ミラー1及び2により照明光学系内で光の方向を9
0度変化させて垂直方向にする(したがって反射ミラー
22よりも後の光学素子を垂直方向に配置する)ことが
できるようになっている。
まれる光源には、使用の際に水平方向に光を出射するよ
うな向きに配置しなければならない種類のものも存在す
る。そこで、例えば図1の光源21がそうした種類の光
源である場合には、図2に示した光軸axの方向(X軸
方向)を水平方向に一致させれば、出射する光の方向が
水平方向になるような向きに光源21を設置したまま、
反射ミラー1及び2により照明光学系内で光の方向を9
0度変化させて垂直方向にする(したがって反射ミラー
22よりも後の光学素子を垂直方向に配置する)ことが
できるようになっている。
【0050】次に、図5〜図7は、各種のライトバルブ
型のプロジェクタ装置における図1の照明光学系の具体
的な構成例をそれぞれ示す。このうち、図5は、図16
と同様に透過型の空間光変調素子を1枚だけ用いたモノ
クロプロジェクタ装置の照明光学系の例であり、集光レ
ンズ22からの光は、反射ミラー1及び2でそれぞれ反
射されて同じ場所を3度通った後、空間光変調素子23
に入射される。そして、この空間光変調素子23を透過
した光(画像信号に応じて変調された光)が、投写光学
系51を介してスクリーン(図示略)に投写される。
型のプロジェクタ装置における図1の照明光学系の具体
的な構成例をそれぞれ示す。このうち、図5は、図16
と同様に透過型の空間光変調素子を1枚だけ用いたモノ
クロプロジェクタ装置の照明光学系の例であり、集光レ
ンズ22からの光は、反射ミラー1及び2でそれぞれ反
射されて同じ場所を3度通った後、空間光変調素子23
に入射される。そして、この空間光変調素子23を透過
した光(画像信号に応じて変調された光)が、投写光学
系51を介してスクリーン(図示略)に投写される。
【0051】この図5のプロジェクタ装置では、図16
のプロジェクタ装置との比較から明らかなように、集光
レンズ21から空間光変調素子23までの距離が著しく
短くなることにより、照明光学系がかなり短い距離のス
ペースしか占めないようになっているので、装置全体が
従来よりも小型化されている。
のプロジェクタ装置との比較から明らかなように、集光
レンズ21から空間光変調素子23までの距離が著しく
短くなることにより、照明光学系がかなり短い距離のス
ペースしか占めないようになっているので、装置全体が
従来よりも小型化されている。
【0052】また、前述のように、反射ミラー1及び2
により光の方向が90度変化することから、出射する光
の方向が水平方向になるような向きに光源21を設置し
たまま、照明光学系内で光の方向を90度変化させて垂
直方向にすることができるようになっている(後述の図
6及び7のプロジェクタ装置においても同様である)。
により光の方向が90度変化することから、出射する光
の方向が水平方向になるような向きに光源21を設置し
たまま、照明光学系内で光の方向を90度変化させて垂
直方向にすることができるようになっている(後述の図
6及び7のプロジェクタ装置においても同様である)。
【0053】図6は、反射型の空間光変調素子を1枚だ
け用いたモノクロプロジェクタ装置の照明光学系の例で
ある。既に図18乃至20を参照して説明したように、
反射型の空間光変調素子を用いる場合には照明光学系に
テレセントリック光学系が要求されるので、このプロジ
ェクタ装置の照明光学系には、図17と同様に集光レン
ズ22と反射型の空間光変調素子30との間に2枚目の
集光レンズ26が設けられている。
け用いたモノクロプロジェクタ装置の照明光学系の例で
ある。既に図18乃至20を参照して説明したように、
反射型の空間光変調素子を用いる場合には照明光学系に
テレセントリック光学系が要求されるので、このプロジ
ェクタ装置の照明光学系には、図17と同様に集光レン
ズ22と反射型の空間光変調素子30との間に2枚目の
集光レンズ26が設けられている。
【0054】図1に示した反射ミラー1及び2は、この
集光レンズ22と集光レンズ26との間に設けられてい
る。したがって、集光レンズ22からの光は、反射ミラ
ー1及び2でそれぞれ反射されて同じ場所を3度通った
後、集光レンズ26に入射される。
集光レンズ22と集光レンズ26との間に設けられてい
る。したがって、集光レンズ22からの光は、反射ミラ
ー1及び2でそれぞれ反射されて同じ場所を3度通った
後、集光レンズ26に入射される。
【0055】また、テレセントリック光学系である集光
レンズ26よりも後方の部分に、集光レンズ26から空
間光変調素子30への入射光と空間光変調素子30から
の反射光との方向を異ならせるための偏光ビームスプリ
ッタ41が設けられている。
レンズ26よりも後方の部分に、集光レンズ26から空
間光変調素子30への入射光と空間光変調素子30から
の反射光との方向を異ならせるための偏光ビームスプリ
ッタ41が設けられている。
【0056】集光レンズ26からの光は、この偏光ビー
ムスプリッタ41を透過して空間光変調素子30に入射
する。そして、空間光変調素子30で反射された光(画
像信号に応じて変調された光)が、偏光ビームスプリッ
タ41で反射された後、投写光学系51を介してスクリ
ーン(図示略)に投写される。
ムスプリッタ41を透過して空間光変調素子30に入射
する。そして、空間光変調素子30で反射された光(画
像信号に応じて変調された光)が、偏光ビームスプリッ
タ41で反射された後、投写光学系51を介してスクリ
ーン(図示略)に投写される。
【0057】この図6のプロジェクタ装置では、集光レ
ンズ22から集光レンズ26までの部分の距離が従来よ
りも著しく短くなる(したがって集光レンズ22から空
間光変調素子30までの部分の距離が従来よりも著しく
短くなる)ことにより、照明光学系が従来よりもかなり
短い距離のスペースしか占めないようになっているの
で、装置全体が従来よりも小型化されている。
ンズ22から集光レンズ26までの部分の距離が従来よ
りも著しく短くなる(したがって集光レンズ22から空
間光変調素子30までの部分の距離が従来よりも著しく
短くなる)ことにより、照明光学系が従来よりもかなり
短い距離のスペースしか占めないようになっているの
で、装置全体が従来よりも小型化されている。
【0058】図7は、RGBの3原色に対応する3枚の
反射型の空間光変調素子を用いたカラープロジェクタ装
置の照明光学系の例である。既に図18乃至20を参照
して説明したように、カラープロジェクタ装置を構成す
る場合にも照明光学系にテレセントリック光学系が要求
されるので、このプロジェクタ装置の照明光学系にも、
集光レンズ22と反射型の各空間光変調素子31,32
及び33との間に2枚目の集光レンズ26が設けられて
いる。
反射型の空間光変調素子を用いたカラープロジェクタ装
置の照明光学系の例である。既に図18乃至20を参照
して説明したように、カラープロジェクタ装置を構成す
る場合にも照明光学系にテレセントリック光学系が要求
されるので、このプロジェクタ装置の照明光学系にも、
集光レンズ22と反射型の各空間光変調素子31,32
及び33との間に2枚目の集光レンズ26が設けられて
いる。
【0059】図1に示した反射ミラー1及び2は、この
集光レンズ22と集光レンズ26との間に設けられてい
る。したがって、集光レンズ22からの光は、反射ミラ
ー1及び2でそれぞれ反射されて同じ場所を3度通った
後、集光レンズ26に入射される。
集光レンズ22と集光レンズ26との間に設けられてい
る。したがって、集光レンズ22からの光は、反射ミラ
ー1及び2でそれぞれ反射されて同じ場所を3度通った
後、集光レンズ26に入射される。
【0060】また、テレセントリック光学系である集光
レンズ26よりも後方の部分に、集光レンズ26からの
光の3原色の光への分離及び各空間光変調素子31,3
2及び33からの3原色の反射光の合成を行う色分離・
合成プリズム42と、これらの空間光変調素子への入射
光とこれらの空間光変調素子からの反射光との方向を異
ならせるための偏光ビームスプリッタ43とが設けられ
ている。
レンズ26よりも後方の部分に、集光レンズ26からの
光の3原色の光への分離及び各空間光変調素子31,3
2及び33からの3原色の反射光の合成を行う色分離・
合成プリズム42と、これらの空間光変調素子への入射
光とこれらの空間光変調素子からの反射光との方向を異
ならせるための偏光ビームスプリッタ43とが設けられ
ている。
【0061】集光レンズ26からの光は、この偏光ビー
ムスプリッタ43を透過し、色分離・合成プリズム42
で3原色の光に分離されて、対応する空間光変調素子3
1,32及び33に入射する。そして、各空間光変調素
子31,32及び33からの3原色の反射光(RGBの
画像信号に応じて変調された光)が、色分離・合成プリ
ズム42で合成され、偏光ビームスプリッタ43で反射
された後、投写光学系51を介してスクリーン(図示
略)に投写される。
ムスプリッタ43を透過し、色分離・合成プリズム42
で3原色の光に分離されて、対応する空間光変調素子3
1,32及び33に入射する。そして、各空間光変調素
子31,32及び33からの3原色の反射光(RGBの
画像信号に応じて変調された光)が、色分離・合成プリ
ズム42で合成され、偏光ビームスプリッタ43で反射
された後、投写光学系51を介してスクリーン(図示
略)に投写される。
【0062】この図7のプロジェクタ装置でも、集光レ
ンズ22から集光レンズ26までの部分の距離が従来よ
りも著しく短くなる(したがって集光レンズ22から空
間光変調素子31,32及び33までの部分の距離が従
来よりも著しく短くなる)ことにより、照明光学系が従
来よりもかなり短い距離のスペースしか占めないように
なっているので、装置全体が従来よりも小型化されてい
る。
ンズ22から集光レンズ26までの部分の距離が従来よ
りも著しく短くなる(したがって集光レンズ22から空
間光変調素子31,32及び33までの部分の距離が従
来よりも著しく短くなる)ことにより、照明光学系が従
来よりもかなり短い距離のスペースしか占めないように
なっているので、装置全体が従来よりも小型化されてい
る。
【0063】なお、図7には反射型の空間光変調素子を
用いたカラープロジェクタ装置を示したが、図22に示
したような透過型の空間光変調素子を用いたカラープロ
ジェクタ装置に図1の照明光学系を設けても(例えば図
2の集光レンズ22と集光レンズ26との間に反射ミラ
ー1及び2を設けても)、やはりその装置全体を従来よ
りも小型化できることはもちろんである。
用いたカラープロジェクタ装置を示したが、図22に示
したような透過型の空間光変調素子を用いたカラープロ
ジェクタ装置に図1の照明光学系を設けても(例えば図
2の集光レンズ22と集光レンズ26との間に反射ミラ
ー1及び2を設けても)、やはりその装置全体を従来よ
りも小型化できることはもちろんである。
【0064】また、図6または図7に示したプロジェク
タ装置において、集光レンズ22と集光レンズ26との
間に反射ミラー1及び2を設ける代わりに、マルチレン
ズアレイ25と集光レンズ22との間に反射ミラー1及
び2を設けるようにしてもよい。
タ装置において、集光レンズ22と集光レンズ26との
間に反射ミラー1及び2を設ける代わりに、マルチレン
ズアレイ25と集光レンズ22との間に反射ミラー1及
び2を設けるようにしてもよい。
【0065】次に、図8及び図9は、図1の照明光学系
の反射ミラー1及び2の配置の角度についての変更例
(図2の例に対する変更例)をそれぞれ示す。このう
ち、図8の例では、反射ミラー1が、反射面の法線をX
Y平面内でX軸に対してθ3=21.75度傾けて配置
されており、反射ミラー2が、反射面の法線をXY平面
内でY軸に対してθ4=24.75度傾けて配置されて
いる。これにより、反射ミラー1の反射面と反射ミラー
2の反射面とは、互いに43.5度の角度を成している
ので、光源21から出射された光軸ax上の光の方向
は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸方向に43.
5度変化し、反射ミラー2によりXY平面内でさらにY
軸方向に43.5度変化することにより、合計で87度
変化する。
の反射ミラー1及び2の配置の角度についての変更例
(図2の例に対する変更例)をそれぞれ示す。このう
ち、図8の例では、反射ミラー1が、反射面の法線をX
Y平面内でX軸に対してθ3=21.75度傾けて配置
されており、反射ミラー2が、反射面の法線をXY平面
内でY軸に対してθ4=24.75度傾けて配置されて
いる。これにより、反射ミラー1の反射面と反射ミラー
2の反射面とは、互いに43.5度の角度を成している
ので、光源21から出射された光軸ax上の光の方向
は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸方向に43.
5度変化し、反射ミラー2によりXY平面内でさらにY
軸方向に43.5度変化することにより、合計で87度
変化する。
【0066】また、図9の例では、反射ミラー1が、反
射面の法線をXY平面内でX軸に対してθ5=23.2
5度傾けて配置されており、反射ミラー2が、反射面の
法線をXY平面内でY軸に対してθ6=20.25度傾
けて配置されている。これにより、反射ミラー1の反射
面と反射ミラー2の反射面とは、互いに46.5度の角
度を成しているので、光源21から出射された光軸ax
上の光の方向は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸
方向に46.5度変化し、反射ミラー2によりXY平面
内でさらにY軸方向に46.5度変化することにより、
合計で93度変化する。
射面の法線をXY平面内でX軸に対してθ5=23.2
5度傾けて配置されており、反射ミラー2が、反射面の
法線をXY平面内でY軸に対してθ6=20.25度傾
けて配置されている。これにより、反射ミラー1の反射
面と反射ミラー2の反射面とは、互いに46.5度の角
度を成しているので、光源21から出射された光軸ax
上の光の方向は、反射ミラー1によりXY平面内でY軸
方向に46.5度変化し、反射ミラー2によりXY平面
内でさらにY軸方向に46.5度変化することにより、
合計で93度変化する。
【0067】図6や図7に示したような反射型の空間光
変調素子を用いたプロジェクタ装置においては、反射ミ
ラー1及び2の配置の角度を図2の例のようにするのか
図8や図9の例のようにするのかを、例えば照明光学系
内に設ける偏光ビームスプリッタの種類に応じて決定す
ることが好適である。
変調素子を用いたプロジェクタ装置においては、反射ミ
ラー1及び2の配置の角度を図2の例のようにするのか
図8や図9の例のようにするのかを、例えば照明光学系
内に設ける偏光ビームスプリッタの種類に応じて決定す
ることが好適である。
【0068】すなわち、偏光ビームスプリッタは、図1
0に偏光ビームスプリッタ44として示すように、偏光
分離面に対する光の入射角が45度になる種類のものが
多く普及している。これは、偏光分離面に対する光の入
射角が45度であることが、偏光ビームスプリッタの使
用に際して便利であるということが理由になっている。
0に偏光ビームスプリッタ44として示すように、偏光
分離面に対する光の入射角が45度になる種類のものが
多く普及している。これは、偏光分離面に対する光の入
射角が45度であることが、偏光ビームスプリッタの使
用に際して便利であるということが理由になっている。
【0069】ところで、偏光ビームスプリッタは、周知
のように、P偏光(入射面に平行な電界成分)とS偏光
(入射面に垂直な電界成分)とでは同じ材料の物体に対
する反射率及び透過率が異なることを利用し、偏光分離
面でP偏光を透過させS偏光を反射することにより、P
偏光とS偏光とを分離するようにしたものである。そし
て、それぞれの材料には、P偏光の反射率がゼロになる
角度(ブリュースター角度と呼ばれる)があり、偏光分
離面への光の入射角をこのブリュースター角度と一致さ
せたとき、P偏光とS偏光との分離精度が最もよくな
る。
のように、P偏光(入射面に平行な電界成分)とS偏光
(入射面に垂直な電界成分)とでは同じ材料の物体に対
する反射率及び透過率が異なることを利用し、偏光分離
面でP偏光を透過させS偏光を反射することにより、P
偏光とS偏光とを分離するようにしたものである。そし
て、それぞれの材料には、P偏光の反射率がゼロになる
角度(ブリュースター角度と呼ばれる)があり、偏光分
離面への光の入射角をこのブリュースター角度と一致さ
せたとき、P偏光とS偏光との分離精度が最もよくな
る。
【0070】偏光ビームスプリッタの材料には一般に屈
折率1.5〜1.9程度のガラスが用いられているが、
このガラスのブリュースター角度は45度ではない。そ
のため、図10に示したような入射角が45度になる種
類の偏光ビームスプリッタでは、分離精度を向上させる
ために、入射角が45度のときに分離精度が最もよくな
るように設計した多層の薄膜を、偏光分離面にコーティ
ングしている。
折率1.5〜1.9程度のガラスが用いられているが、
このガラスのブリュースター角度は45度ではない。そ
のため、図10に示したような入射角が45度になる種
類の偏光ビームスプリッタでは、分離精度を向上させる
ために、入射角が45度のときに分離精度が最もよくな
るように設計した多層の薄膜を、偏光分離面にコーティ
ングしている。
【0071】これに対し、入射角を45度よりもガラス
のブリュースター角度に近づけた種類の偏光ビームスプ
リッタを製作すれば、偏光分離面にコーティングする多
層薄膜の設計が非常に簡単になると共に、入射角が45
度になる種類の偏光ビームスプリッタよりもさらに分離
精度を向上させることができる。したがって、そうした
偏光ビームスプリッタを、反射型の空間光変調素子を用
いたプロジェクタ装置に設ければ、コントラストを向上
させることができる。
のブリュースター角度に近づけた種類の偏光ビームスプ
リッタを製作すれば、偏光分離面にコーティングする多
層薄膜の設計が非常に簡単になると共に、入射角が45
度になる種類の偏光ビームスプリッタよりもさらに分離
精度を向上させることができる。したがって、そうした
偏光ビームスプリッタを、反射型の空間光変調素子を用
いたプロジェクタ装置に設ければ、コントラストを向上
させることができる。
【0072】図11は、そうした種類の偏光ビームスプ
リッタの例として、偏光分離面への光の入射角が48度
になる偏光ビームスプリッタ45と、偏光分離面への光
の入射角が42度になる偏光ビームスプリッタ46とを
示す。このうち、偏光ビームスプリッタ45のような入
射角が48度になる偏光ビームスプリッタは、既に普及
しているものである。このように、偏光ビームスプリッ
タの種類としては、入射角が45度になるものの他に、
入射角が48度になるものがあり、また入射角が42度
になるものも考えられる。
リッタの例として、偏光分離面への光の入射角が48度
になる偏光ビームスプリッタ45と、偏光分離面への光
の入射角が42度になる偏光ビームスプリッタ46とを
示す。このうち、偏光ビームスプリッタ45のような入
射角が48度になる偏光ビームスプリッタは、既に普及
しているものである。このように、偏光ビームスプリッ
タの種類としては、入射角が45度になるものの他に、
入射角が48度になるものがあり、また入射角が42度
になるものも考えられる。
【0073】そこで、図6や図7に示したような反射型
の空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、
図10の偏光ビームスプリッタ44のように入射角が4
5度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内
に設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を
図2の例のようにすることにより、光源から出射された
光軸上の光が90度方向を変化させて偏光ビームスプリ
ッタに入射されるようにすることが好適である。これに
より、偏光ビームスプリッタの偏光分離面で反射されて
投写光学系に入射される光の方向を、光源から出射され
る光の方向と平行にすることができる。
の空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、
図10の偏光ビームスプリッタ44のように入射角が4
5度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内
に設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を
図2の例のようにすることにより、光源から出射された
光軸上の光が90度方向を変化させて偏光ビームスプリ
ッタに入射されるようにすることが好適である。これに
より、偏光ビームスプリッタの偏光分離面で反射されて
投写光学系に入射される光の方向を、光源から出射され
る光の方向と平行にすることができる。
【0074】また、図6や図7に示したような反射型の
空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、図
11の偏光ビームスプリッタ45のように入射角が48
度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内に
設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を図
9の例のようにすることにより、図11にも示すよう
に、光源から出射された光軸ax上の光が93度方向を
変化させて偏光ビームスプリッタに入射されるようにす
ることが好適である。これにより、偏光ビームスプリッ
タの偏光分離面で反射される光(S偏光)の方向が光軸
axの方向と一致するようになるので、やはり投写光学
系に入射される光の方向を光源から出射される光の方向
と平行にすることができる。
空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、図
11の偏光ビームスプリッタ45のように入射角が48
度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内に
設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を図
9の例のようにすることにより、図11にも示すよう
に、光源から出射された光軸ax上の光が93度方向を
変化させて偏光ビームスプリッタに入射されるようにす
ることが好適である。これにより、偏光ビームスプリッ
タの偏光分離面で反射される光(S偏光)の方向が光軸
axの方向と一致するようになるので、やはり投写光学
系に入射される光の方向を光源から出射される光の方向
と平行にすることができる。
【0075】また、図6や図7に示したような反射型の
空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、図
11の偏光ビームスプリッタ46のように入射角が42
度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内に
設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を図
8の例のようにすることにより、図11にも示すよう
に、光源から出射された光軸ax上の光が87度方向を
変化させて偏光ビームスプリッタに入射されるようにす
ることが好適である。これにより、やはり、偏光ビーム
スプリッタの偏光分離面で反射される光の方向が光軸a
xの方向と一致するようになるので、投写光学系に入射
される光の方向を光源から出射される光の方向と平行に
することができる。
空間光変調素子を用いたプロジェクタ装置において、図
11の偏光ビームスプリッタ46のように入射角が42
度になる種類の偏光ビームスプリッタを照明光学系内に
設ける場合には、反射ミラー1及び2の配置の角度を図
8の例のようにすることにより、図11にも示すよう
に、光源から出射された光軸ax上の光が87度方向を
変化させて偏光ビームスプリッタに入射されるようにす
ることが好適である。これにより、やはり、偏光ビーム
スプリッタの偏光分離面で反射される光の方向が光軸a
xの方向と一致するようになるので、投写光学系に入射
される光の方向を光源から出射される光の方向と平行に
することができる。
【0076】次に、図12は、図1の照明光学系のう
ち、集光レンズ22からの光を反射する光学素子につい
ての変更例を示す。この照明光学系には、図1の反射ミ
ラー1及び2に代えて、プリズム3が設けられている。
このプリズム3は、集光レンズ22からの光を反射する
反射面3aと、この反射面3aからの光を反射する反射
面3bとを、集光レンズ22からの光線束P1と反射面
3aからの光線束P4と反射面3bからの光線束P5と
が互いに交差するように配置した形状をしている。反射
面3a及び3bは、プリズム3の面に、可視光を反射し
赤外光や紫外光を透過する薄膜等をコーティングするこ
とにより形成されている。
ち、集光レンズ22からの光を反射する光学素子につい
ての変更例を示す。この照明光学系には、図1の反射ミ
ラー1及び2に代えて、プリズム3が設けられている。
このプリズム3は、集光レンズ22からの光を反射する
反射面3aと、この反射面3aからの光を反射する反射
面3bとを、集光レンズ22からの光線束P1と反射面
3aからの光線束P4と反射面3bからの光線束P5と
が互いに交差するように配置した形状をしている。反射
面3a及び3bは、プリズム3の面に、可視光を反射し
赤外光や紫外光を透過する薄膜等をコーティングするこ
とにより形成されている。
【0077】これにより、この照明光学系でも、集光レ
ンズ22からの光は、集光されて空間光変調素子23に
入射されるまでに、反射面3a及び反射面3bで反射さ
れて同じ場所(集光レンズ22と反射面3aと反射面3
bとで囲まれた場所)を3度通るようになっている。
ンズ22からの光は、集光されて空間光変調素子23に
入射されるまでに、反射面3a及び反射面3bで反射さ
れて同じ場所(集光レンズ22と反射面3aと反射面3
bとで囲まれた場所)を3度通るようになっている。
【0078】この反射面3a及び3bの配置の間隔は、
図1の反射ミラー1及び2について図2を参照して説明
した間隔と同じであってよい。また、この反射面3a及
び3bの配置の角度も、この反射ミラー1及び2につい
て図2,図8及び図9を参照して説明した角度のうちの
いずれかと同じであってよい。
図1の反射ミラー1及び2について図2を参照して説明
した間隔と同じであってよい。また、この反射面3a及
び3bの配置の角度も、この反射ミラー1及び2につい
て図2,図8及び図9を参照して説明した角度のうちの
いずれかと同じであってよい。
【0079】この図12の照明光学系でも、集光レンズ
22からの光が空間光変調素子23に入射されるまでに
同じ場所を3度通ることから、従来の照明光学系と比較
して、やはり集光レンズ22から空間光変調素子23ま
での距離が著しく短くなっており、その結果、照明光学
系が従来よりもかなり短い距離のスペースしか占めない
ようになっている。
22からの光が空間光変調素子23に入射されるまでに
同じ場所を3度通ることから、従来の照明光学系と比較
して、やはり集光レンズ22から空間光変調素子23ま
での距離が著しく短くなっており、その結果、照明光学
系が従来よりもかなり短い距離のスペースしか占めない
ようになっている。
【0080】しかも、この図12の照明光学系は、光学
素子としては従来の照明光学系に対してプリズムを1個
追加するだけで構成することができるので、光学素子の
数が少なくて済むと共に、光学調整(例えば反射面3a
と反射面3bとの成す角度を45度,43.5度または
46.5度に調整すること)が容易になる。
素子としては従来の照明光学系に対してプリズムを1個
追加するだけで構成することができるので、光学素子の
数が少なくて済むと共に、光学調整(例えば反射面3a
と反射面3bとの成す角度を45度,43.5度または
46.5度に調整すること)が容易になる。
【0081】次に、図13は、本発明を適用したライト
バルブ型のプロジェクタ装置の照明光学系の基本的な構
成の別の一例を示す図であり、図16と同一の部分には
同一の符号を付して重複説明を省略する。
バルブ型のプロジェクタ装置の照明光学系の基本的な構
成の別の一例を示す図であり、図16と同一の部分には
同一の符号を付して重複説明を省略する。
【0082】この照明光学系では、図1の照明光学系に
おけるような集光レンズは設けられておらず、マルチレ
ンズアレイ25からの光を反射する反射ミラー11と、
反射ミラー11からの光を反射する反射ミラー12と
が、マルチレンズアレイ25からの光線束P6と反射ミ
ラー11からの光線束P7と反射ミラー12からの光線
束P8とが互いに交差するような配置で備えられてい
る。この反射ミラー11及び12の反射面は、図1の反
射ミラー1及び2のような平面ではなく、それぞれ凹面
になっている。そして、反射ミラー12からの光が、空
間光変調素子23に入射される。
おけるような集光レンズは設けられておらず、マルチレ
ンズアレイ25からの光を反射する反射ミラー11と、
反射ミラー11からの光を反射する反射ミラー12と
が、マルチレンズアレイ25からの光線束P6と反射ミ
ラー11からの光線束P7と反射ミラー12からの光線
束P8とが互いに交差するような配置で備えられてい
る。この反射ミラー11及び12の反射面は、図1の反
射ミラー1及び2のような平面ではなく、それぞれ凹面
になっている。そして、反射ミラー12からの光が、空
間光変調素子23に入射される。
【0083】これにより、この照明光学系では、マルチ
レンズアレイ25からの光は、反射ミラー11及び反射
ミラー12で反射されて同じ場所(マルチレンズアレイ
25と反射ミラー11と反射ミラー12とで囲まれた場
所)を3度通るようになっている。
レンズアレイ25からの光は、反射ミラー11及び反射
ミラー12で反射されて同じ場所(マルチレンズアレイ
25と反射ミラー11と反射ミラー12とで囲まれた場
所)を3度通るようになっている。
【0084】さらに、この照明光学系では、反射ミラー
11及び12の反射面が凹面になっているので、マルチ
レンズアレイ25からの光がこれらの反射面により集光
される(すなわちこれらの反射面が集光レンズとしての
機能をも果たす)。
11及び12の反射面が凹面になっているので、マルチ
レンズアレイ25からの光がこれらの反射面により集光
される(すなわちこれらの反射面が集光レンズとしての
機能をも果たす)。
【0085】この図13の照明光学系では、図1の照明
光学系の集光レンズ22に相当する集光レンズが設けら
れていないと共に、マルチレンズアレイ25から空間光
変調素子23までの距離が従来よりも著しく短くなる。
その結果、図1の照明光学系よりも一層短い距離のスペ
ースしか占めないようになっており、しかも図1の照明
光学系よりも光学素子の数が節減されている。
光学系の集光レンズ22に相当する集光レンズが設けら
れていないと共に、マルチレンズアレイ25から空間光
変調素子23までの距離が従来よりも著しく短くなる。
その結果、図1の照明光学系よりも一層短い距離のスペ
ースしか占めないようになっており、しかも図1の照明
光学系よりも光学素子の数が節減されている。
【0086】この図13の照明光学系における反射ミラ
ー11及び12の配置の角度は、図1の反射ミラー1及
び2について図2,図8及び図9を参照して説明した角
度と同様であってよい。また、図13の照明光学系には
集光レンズは存在しないが、この照明光学系全体の中で
の反射ミラー11及び12の配置の場所は、図2を参照
して説明した配置の間隔によって決定される図1の照明
光学系全体の中での反射ミラー1及び2の場所と同じで
あってよい。
ー11及び12の配置の角度は、図1の反射ミラー1及
び2について図2,図8及び図9を参照して説明した角
度と同様であってよい。また、図13の照明光学系には
集光レンズは存在しないが、この照明光学系全体の中で
の反射ミラー11及び12の配置の場所は、図2を参照
して説明した配置の間隔によって決定される図1の照明
光学系全体の中での反射ミラー1及び2の場所と同じで
あってよい。
【0087】この図13の照明光学系も、反射型あるい
は透過型の空間光変調素子を用いたモノクロプロジェク
タ装置やカラープロジェクタ装置に設けることにより、
図1の照明光学系について図5〜図7を参照して説明し
たのと同様にしてプロジェクタ装置全体を小型化するこ
とができることはもちろんである。
は透過型の空間光変調素子を用いたモノクロプロジェク
タ装置やカラープロジェクタ装置に設けることにより、
図1の照明光学系について図5〜図7を参照して説明し
たのと同様にしてプロジェクタ装置全体を小型化するこ
とができることはもちろんである。
【0088】また、この図13の照明光学系において
も、図1の照明光学系について図12に示したのと同様
に、反射ミラー11及び12に代えてプリズム(反射面
が凹面になっていることにより、その反射面が形成され
ている部分が外側からみて凸状になっているもの)を設
けるようにしてもよい。
も、図1の照明光学系について図12に示したのと同様
に、反射ミラー11及び12に代えてプリズム(反射面
が凹面になっていることにより、その反射面が形成され
ている部分が外側からみて凸状になっているもの)を設
けるようにしてもよい。
【0089】なお、図13の例では、反射ミラー11及
び12の反射面が両方とも凹面になっているが、反射ミ
ラー11及び12の反射面のうちの一方だけを凹面に
し、残りの一方を平面にしてもよい。また、反射ミラー
11及び12に代えてプリズムを設ける際にも、やはり
その2つの反射面のうちの一方だけを凹面にし、残りの
一方を平面にしてもよい。そのようにした場合にも、や
はりこれらの反射面に集光レンズとしての機能を果たさ
せることができる。
び12の反射面が両方とも凹面になっているが、反射ミ
ラー11及び12の反射面のうちの一方だけを凹面に
し、残りの一方を平面にしてもよい。また、反射ミラー
11及び12に代えてプリズムを設ける際にも、やはり
その2つの反射面のうちの一方だけを凹面にし、残りの
一方を平面にしてもよい。そのようにした場合にも、や
はりこれらの反射面に集光レンズとしての機能を果たさ
せることができる。
【0090】また、以上の例では、光源から出射された
光の方向を、反射ミラーまたはプリズムで90度,87
度,93度のうちのいずれかの角度だけ変化させている
が、この光の方向をそれ以外の適宜の角度変化させるよ
うにしてもよい。
光の方向を、反射ミラーまたはプリズムで90度,87
度,93度のうちのいずれかの角度だけ変化させている
が、この光の方向をそれ以外の適宜の角度変化させるよ
うにしてもよい。
【0091】また、以上の例ではライトバルブ型のプロ
ジェクタ装置の照明光学系に本発明を適用しているが、
例えば露光装置の光学系のような、対象物に入射される
光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズアレイを
設けたプロジェクタ装置以外の適宜の装置の光学系に本
発明を適用してよい。また、本発明は、以上の例に限ら
ず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構
成をとりうることはもちろんである。
ジェクタ装置の照明光学系に本発明を適用しているが、
例えば露光装置の光学系のような、対象物に入射される
光の輝度分布を均一にするためにマルチレンズアレイを
設けたプロジェクタ装置以外の適宜の装置の光学系に本
発明を適用してよい。また、本発明は、以上の例に限ら
ず、本発明の要旨を逸脱することなく、その他様々の構
成をとりうることはもちろんである。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る請求項1に
記載の照明光学装置によれば、集光レンズからの光が、
第1の反射面及び第2の反射面で反射されて同じ場所を
3度通る。これにより、集光レンズから対象物までの距
離が従来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が従
来よりもかなり短い距離のスペースしか占めないように
することができるという効果が得られる。
記載の照明光学装置によれば、集光レンズからの光が、
第1の反射面及び第2の反射面で反射されて同じ場所を
3度通る。これにより、集光レンズから対象物までの距
離が従来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が従
来よりもかなり短い距離のスペースしか占めないように
することができるという効果が得られる。
【0093】なお、この照明光学装置において、請求項
2に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを互
いに45度の角度を成すように配置した場合には、光源
から出射された光の方向を、第1の反射面及び第2の反
射面によりちょうど90度変化させることができる。し
たがって、この照明光学装置を、例えば出射する光の方
向が水平方向になるような向きに配置しなければならな
い光源を含んだ光学系に適用すれば、光源をそうした向
きに配置したまま、光を垂直方向に曲げる(したがって
第2の反射面よりも後の光学素子を垂直方向に配置す
る)ことができるという効果が併せて得られる。
2に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを互
いに45度の角度を成すように配置した場合には、光源
から出射された光の方向を、第1の反射面及び第2の反
射面によりちょうど90度変化させることができる。し
たがって、この照明光学装置を、例えば出射する光の方
向が水平方向になるような向きに配置しなければならな
い光源を含んだ光学系に適用すれば、光源をそうした向
きに配置したまま、光を垂直方向に曲げる(したがって
第2の反射面よりも後の光学素子を垂直方向に配置す
る)ことができるという効果が併せて得られる。
【0094】また、この照明光学装置において、請求項
3に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを同
一のプリズムの面で構成した場合には、1個の光学素子
で第1の反射面及び第2の反射面が構成されるので、従
来の照明光学装置に対して追加しなければならない光学
素子の数が少なくて済むという効果や、光学調整(例え
ば第1の反射面と第2の反射面との成す角度を一定の角
度に調整すること)が容易になるという効果が併せて得
られる。
3に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを同
一のプリズムの面で構成した場合には、1個の光学素子
で第1の反射面及び第2の反射面が構成されるので、従
来の照明光学装置に対して追加しなければならない光学
素子の数が少なくて済むという効果や、光学調整(例え
ば第1の反射面と第2の反射面との成す角度を一定の角
度に調整すること)が容易になるという効果が併せて得
られる。
【0095】次に、本発明に係る請求項4に記載の照明
光学装置によれば、第2のマルチレンズアレイからの光
が、第1の反射面及び第2の反射面で反射されて同じ場
所を3度通り、かつ第2のマルチレンズアレイからの光
がこれらの反射面により集光される(すなわちこれらの
反射面が集光レンズとしての機能をも果たす)。
光学装置によれば、第2のマルチレンズアレイからの光
が、第1の反射面及び第2の反射面で反射されて同じ場
所を3度通り、かつ第2のマルチレンズアレイからの光
がこれらの反射面により集光される(すなわちこれらの
反射面が集光レンズとしての機能をも果たす)。
【0096】したがって、従来照明光学装置に設けてい
た集光レンズのうちの少なくとも一部は不要になると共
に、第2のマルチレンズアレイから対象物までの距離が
従来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が一層短
い距離のスペースしか占めないようにすることができる
という効果や、照明光学装置の光学素子の数を節減でき
るという効果が得られる。
た集光レンズのうちの少なくとも一部は不要になると共
に、第2のマルチレンズアレイから対象物までの距離が
従来よりも著しく短くなるので、照明光学装置が一層短
い距離のスペースしか占めないようにすることができる
という効果や、照明光学装置の光学素子の数を節減でき
るという効果が得られる。
【0097】なお、この照明光学装置においても、請求
項5に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを
同一のプリズムの面で構成した場合には、やはり、従来
の照明光学装置に対して追加しなければならない光学素
子の数が少なくて済むという効果や、光学調整が容易に
なるという効果が併せて得られる。
項5に記載のように、第1の反射面と第2の反射面とを
同一のプリズムの面で構成した場合には、やはり、従来
の照明光学装置に対して追加しなければならない光学素
子の数が少なくて済むという効果や、光学調整が容易に
なるという効果が併せて得られる。
【0098】次に、本発明に係る請求項6に記載のプロ
ジェクタ装置によれば、集光レンズから空間光変調素子
までの距離が従来よりも著しく短くなることにより、照
明光学系が従来よりもかなり短い距離のスペースしか占
めないようになるので、プロジェクタ装置全体を従来よ
りも小型化できるという効果が得られる。
ジェクタ装置によれば、集光レンズから空間光変調素子
までの距離が従来よりも著しく短くなることにより、照
明光学系が従来よりもかなり短い距離のスペースしか占
めないようになるので、プロジェクタ装置全体を従来よ
りも小型化できるという効果が得られる。
【図1】本発明を適用したライトバルブ型のプロジェク
タ装置の照明光学系の基本的な構成の一例を示す図であ
る。
タ装置の照明光学系の基本的な構成の一例を示す図であ
る。
【図2】図1の反射ミラーの配置の角度及び間隔の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図3】図1の反射ミラーによる光の方向の変化を示す
図である。
図である。
【図4】図1の照明光学系が占めるスペースと従来の照
明光学系が占めるスペースとを対比させて示す図であ
る。
明光学系が占めるスペースとを対比させて示す図であ
る。
【図5】モノクロプロジェクタ装置における図1の照明
光学系の具体的な構成例を示す図である。
光学系の具体的な構成例を示す図である。
【図6】モノクロプロジェクタ装置における図1の照明
光学系の具体的な構成例を示す図である。
光学系の具体的な構成例を示す図である。
【図7】カラープロジェクタ装置における図1の照明光
学系の具体的な構成例を示す図である。
学系の具体的な構成例を示す図である。
【図8】図1の反射ミラーの配置の角度の変更例を示す
図である。
図である。
【図9】図1の反射ミラーの配置の角度の変更例を示す
図である。
図である。
【図10】偏光ビームスプリッタの例とその偏光分離面
への入射角とを示す図である。
への入射角とを示す図である。
【図11】偏光ビームスプリッタの例とその偏光分離面
への入射角とを示す図である。
への入射角とを示す図である。
【図12】図1の照明光学系のうち集光レンズからの光
を反射する光学素子についての変更例を示す図である。
を反射する光学素子についての変更例を示す図である。
【図13】本発明を適用したライトバルブ型のプロジェ
クタ装置の照明光学系の基本的な構成の別の一例を示す
図である。
クタ装置の照明光学系の基本的な構成の別の一例を示す
図である。
【図14】ライトバルブ型のプロジェクタ装置の光学系
の基本的な構成例を示す図である。
の基本的な構成例を示す図である。
【図15】マルチレンズアレイの一例を正面,上面及び
側面側から示す図である。
側面側から示す図である。
【図16】図14のプロジェクタ装置の照明光学系にマ
ルチレンズアレイを設けた例を示す図である。
ルチレンズアレイを設けた例を示す図である。
【図17】図16の照明光学系に2枚目の集光レンズを
設けた例を示す図である。
設けた例を示す図である。
【図18】テレセントリック光学系でない照明光学系に
設けた色分離用または色合成用の光学素子への光の入射
角を示す図である。
設けた色分離用または色合成用の光学素子への光の入射
角を示す図である。
【図19】色分離ミラーの入射角による波長特性の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図20】照明光学系のうちテレセントリック光学系の
部分に設けた色分離用または色合成用の光学素子への光
の入射角を示す図である。
部分に設けた色分離用または色合成用の光学素子への光
の入射角を示す図である。
【図21】結像光学系の物体及び像の大きさと物体・レ
ンズ間及びレンズ・像間の距離との関係を示す図であ
る。
ンズ間及びレンズ・像間の距離との関係を示す図であ
る。
【図22】従来のカラープロジェクタ装置の照明光学系
の構成例を示す図である。
の構成例を示す図である。
1,2,11,12 反射ミラー、 3 プリズム、
3a,3b プリズムの反射面、 21 光源、 2
2,26 集光レンズ、 23,27〜33 空間光変
調素子、 24,25 マルチレンズアレイ、 24
a,25a,61マルチレンズアレイの個々のレンズ、
41,43〜46 偏光ビームスプリッタ、 42
色分離・合成プリズム、 51 投写光学系、 52
スクリーン
3a,3b プリズムの反射面、 21 光源、 2
2,26 集光レンズ、 23,27〜33 空間光変
調素子、 24,25 マルチレンズアレイ、 24
a,25a,61マルチレンズアレイの個々のレンズ、
41,43〜46 偏光ビームスプリッタ、 42
色分離・合成プリズム、 51 投写光学系、 52
スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/04 G02B 19/00 G02F 1/13 505 G03B 21/00 D 19/00 F21M 1/00 Q G02F 1/13 505 R 1/13357 G02F 1/1335 530 G03B 21/00 Fターム(参考) 2H042 CA03 CA08 CA14 CA17 DB14 DD01 DD08 DE04 2H052 BA02 BA03 BA09 BA14 2H088 EA15 EA19 HA24 HA25 HA28 MA20 2H091 FA14Z FA21Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z FD01 LA11 3K042 AA01 BB01 BB11 BC09 BE08
Claims (6)
- 【請求項1】 光源と、 前記光源から出射された光を集光する第1のマルチレン
ズアレイと、 前記第1のマルチレンズアレイで集光された光が入射さ
れる第2のマルチレンズアレイと、 前記第2のマルチレンズアレイからの光を集光する集光
レンズとを有する照明光学装置において、 前記集光レンズからの光を反射する第1の反射面と、前
記第1の反射面からの光を反射する第2の反射面とを、
前記集光レンズからの光線束と前記第1の反射面からの
光線束と前記第2の反射面からの光線束とが互いに交差
するような配置で備えたことを特徴とする照明光学装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の照明光学装置におい
て、 前記第1の反射面と前記第2の反射面とが、互いに45
度の角度を成していることを特徴とする照明光学装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の照明光学装置におい
て、 前記第1の反射面と前記第2の反射面とが、同一のプリ
ズムの面であることを特徴とする照明光学装置。 - 【請求項4】 光源と、 前記光源から出射された光を集光する第1のマルチレン
ズアレイと、 前記第1のマルチレンズアレイで集光された光が入射さ
れる第2のマルチレンズアレイと、 前記第2のマルチレンズアレイからの光を反射する第1
の反射面と、 前記第1の反射面からの光を反射する第2の反射面とを
備え、 前記第1の反射面と前記第2の反射面とが、前記第2の
マルチレンズアレイからの光線束と前記第1の反射面か
らの光線束と前記第2の反射面からの光線束とが互いに
交差するように配置され、 前記第1の反射面及び前記第2の反射面のうちの少なく
とも一方が凹面になっていることを特徴とする照明光学
装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の照明光学装置におい
て、 前記第1の反射面と前記第2の反射面とが、同一のプリ
ズムの面であることを特徴とする照明光学装置。 - 【請求項6】 光源と、 前記光源から出射された光を集光する第1のマルチレン
ズアレイと、 前記第1のマルチレンズアレイで集光された光が入射さ
れる第2のマルチレンズアレイと、 前記第2のマルチレンズアレイからの光を集光する集光
レンズと、 前記集光レンズからの光を反射する第1の反射面と、 前記第1の反射面からの光を反射する第2の反射面と、 前記集光レンズで集光された光が入射され、画像信号に
応じて前記光を変調する空間光変調素子と、 前記空間光変調素子で変調された光が入射される投写光
学系と、 前記投写光学系からの光が投写されるスクリーンとを備
え、前記第1の反射面及び前記第2の反射面が、前記集
光レンズからの光線束と前記第1の反射面からの光線束
と前記第2の反射面からの光線束とが互いに交差するよ
うに配置されていることを特徴とするプロジェクタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050822A JP2000250137A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 照明光学装置及びプロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11050822A JP2000250137A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 照明光学装置及びプロジェクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000250137A true JP2000250137A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12869468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11050822A Pending JP2000250137A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 照明光学装置及びプロジェクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000250137A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309765A (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Canon Inc | 反射光学系、及びそれを用いた投影装置 |
EP1520405A1 (en) * | 2002-06-27 | 2005-04-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Beam-splitter with folded optical path for rear projection displays |
JP2009211099A (ja) * | 2009-06-22 | 2009-09-17 | Canon Inc | 反射光学系、及びそれを用いた投影装置 |
JP2010072151A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Konica Minolta Holdings Inc | 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ |
JP2017173424A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | ソニー株式会社 | 投射型表示装置 |
CN111240142A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-05 | 浙江水晶光电科技股份有限公司 | 微型logo投影光学系统 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11050822A patent/JP2000250137A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1520405A1 (en) * | 2002-06-27 | 2005-04-06 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Beam-splitter with folded optical path for rear projection displays |
JP2005531039A (ja) * | 2002-06-27 | 2005-10-13 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 背面投射型ディスプレイ用の折り曲げられた光学経路を備えるビームスプリッタ |
JP4749712B2 (ja) * | 2002-06-27 | 2011-08-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 背面投射型ディスプレイ用の折り曲げられた光学経路を備えるビームスプリッタ |
JP2004309765A (ja) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Canon Inc | 反射光学系、及びそれを用いた投影装置 |
JP2010072151A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Konica Minolta Holdings Inc | 映像表示装置およびヘッドマウントディスプレイ |
JP2009211099A (ja) * | 2009-06-22 | 2009-09-17 | Canon Inc | 反射光学系、及びそれを用いた投影装置 |
JP2017173424A (ja) * | 2016-03-22 | 2017-09-28 | ソニー株式会社 | 投射型表示装置 |
CN111240142A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-06-05 | 浙江水晶光电科技股份有限公司 | 微型logo投影光学系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100382953B1 (ko) | 화상표시장치 | |
US6116739A (en) | Color projection display apparatus | |
JPH10133303A (ja) | 映像投射装置 | |
US6607276B1 (en) | Illuminating optical system and projector | |
US6943850B2 (en) | Optical apparatus and projection type display apparatus for reducing a physical distance between a light source and a display | |
JP2010152264A (ja) | プロジェクタ | |
US6439725B1 (en) | Optical system of a liquid crystal projector for reducing total length of the system | |
US6987618B2 (en) | Polarization converting device, illumination optical system and projector | |
US6633435B2 (en) | Illumination optical system and projector comprising the same | |
JP5309980B2 (ja) | プロジェクタ | |
US7303283B2 (en) | Projection type display | |
JP2000250137A (ja) | 照明光学装置及びプロジェクタ装置 | |
US7717567B2 (en) | Lighting optical system | |
JPH08201756A (ja) | 液晶プロジェクター | |
US20040207769A1 (en) | Projection display device | |
JP2008165086A (ja) | 投射型画像表示装置 | |
JP3486608B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP3223702B2 (ja) | 投影装置 | |
JP2002090874A (ja) | 光学装置およびそれを用いた投射型表示装置 | |
JP3613256B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JPH1010467A (ja) | 投影表示装置 | |
KR100389024B1 (ko) | 단판식 액정패널의 광학계 | |
JP2002031845A (ja) | プロジェクタ | |
JP3365412B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2022120574A (ja) | ヘッドマウントディスプレイ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060113 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090602 |