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JP2000244425A - 放送システムおよび受信再生端末 - Google Patents

放送システムおよび受信再生端末

Info

Publication number
JP2000244425A
JP2000244425A JP11047006A JP4700699A JP2000244425A JP 2000244425 A JP2000244425 A JP 2000244425A JP 11047006 A JP11047006 A JP 11047006A JP 4700699 A JP4700699 A JP 4700699A JP 2000244425 A JP2000244425 A JP 2000244425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
period
data rate
reception
content
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11047006A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Kawai
英次 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Computer Entertainment Inc filed Critical Sony Computer Entertainment Inc
Priority to JP11047006A priority Critical patent/JP2000244425A/ja
Priority to EP00301402A priority patent/EP1032147A3/en
Publication of JP2000244425A publication Critical patent/JP2000244425A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04HBROADCAST COMMUNICATION
    • H04H20/00Arrangements for broadcast or for distribution combined with broadcast
    • H04H20/28Arrangements for simultaneous broadcast of plural pieces of information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低送信データレートの通信インフラストラクチ
ャーであっても、受信再生端末において周期的に高デー
タレートのデータを再生可能とする放送システムを提供
する。 【解決手段】送信装置からは、単位期間TUの中、前期
間Tpでは、全データレート6.4kbpsを、4.8
kbpsと1.6kbpsに分割して、リアルタイム再
生用の番組データDpと後期間用のCMデータDcm1
とを送信する。この前期間Tpのとき、受信再生端末で
は、たとえば、文字ベースの番組データDpをリアルタ
イムに再生するともに、後期間用のCMデータDcm1
をデータメモリに蓄積する。後期間Tfでは、データメ
モリに記憶されたデータを読み出し、このデータと全デ
ータレート6.4kbpsで送信されるCM用コマンド
データDcm2に基づき、高データレートのデータに係
る動画等を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、無線
呼出システム(ポケットベルシステム)等のように比較
的データレート(データ伝送速度)の低い放送システム
等に適用して好適な放送システムおよび送受信再生端末
に関する。
【0002】
【従来の技術】高品質な画像や音声を視聴者にリアルタ
イムに伝送する代表的な放送システムとして、地上波に
よるテレビジョン放送システム、BS(Broadcasting S
atellite)やCS(Communications Satellite)による
衛星放送システム、ケーブルネットワークによるCAT
V(Cable Television)システム等が実用化されてい
る。
【0003】しかし、これらの放送システムでは、新規
に放送事業を行おうとした場合に、いずれもコンテンツ
{この明細書において、コンテンツとは、映像、画像
(動画と静止画)、音声、文字、数値などの様々な情報
であって、テレビジョン受信機やラジオ受信機で再生さ
れる番組やCMおよび雑誌や新聞の紙面の内容をも含む
ものとする。}を制作するためのコストや放送するため
のコストが高く、また大規模な送信設備も必要であり、
これらが、法的な許認可以外にも大きな制約となってい
る。
【0004】また、高品質な画像や音声を選択的に受信
して表示装置や音声出力装置で再生するためには、比較
的に寸法の大きいアンテナや規模の大きいハードウエア
が必要であり、携帯性を有する受信再生端末へのこれら
の実装は相当に困難である。このため、一般的には、高
品質な画像や音声を再生する受信再生装置の設置は、家
庭内等屋内に限られている。
【0005】一方、近年、携帯電話、PHS端末、個人
向け携帯型情報通信機器(PDA:Personal Digital a
ssistants であり、これには携帯電話やPHS端末が含
まれる場合もある。)等の携帯性に優れた機器が普及
し、これらのインフラストラクチャーを使用した電子メ
ール等音声以外の情報の伝達も盛んに行われるようにな
ってきている。また、ポケットベル(登録商標)のよう
に、放送インフラストラクチャーとして使用できる機器
も確立されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
携帯性に優れた機器では、いずれも、上述した高品質な
画像や音声を受信して再生するためには、データレート
が低く、音声データ以外では文字ベースの情報伝達部材
に留まっているのが現状である。
【0007】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、データレートの比較的低いインフラス
トラクチャーであっても、一定期間リアルタイムに画像
(動画と静止画)等を再生することを可能とする放送シ
ステムおよび受信再生端末を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の放送システム
は、コンテンツをデータとしてリアルタイムに送受信す
る放送システムにおいて、送信装置では、一定の送信デ
ータレートで前記データを送信し、受信再生端末では、
前記データを受信して前記コンテンツを再生する際に、
再生データレートを周期的に増減するようにしている
(請求項1記載の発明)。
【0009】この発明によれば、受信再生端末で、再生
データレートを周期的に増減するようにしているので、
たとえば、再生データレートを増加させたときには画像
データ等の高データレートが必要なデータを再生し、再
生データレートを低下させているときには文字データ等
の低データレートのデータを再生することができる可能
性が得られる。
【0010】この場合、前記送信装置において、前記デ
ータを前期間(まえきかん)と後期間(あときかん)と
に分割された単位期間毎に分割して送信し、前記前期間
では前期間用データを送信するとともに後期間用第1デ
ータを送信し、前記後期間では後期間用第2データを送
信する。一方、受信再生端末において、前期間では、前
期間用データと後期間用第1データを受信し、後期間で
は後期間用第2データを受信する(請求項2記載の発
明)。このようにすれば、後期間で後期間用第1および
第2データを利用してコンテンツを再生することができ
る可能性が得られる。
【0011】たとえば、受信再生端末では、前期間に
は、リアルタイムで受信している前期間用データをリア
ルタイムにコンテンツとして再生する一方、受信した後
期間用第1データを記憶装置に格納し、後期間では、記
憶装置から後期間用第1データを読み出し、この後期間
用第1データと、リアルタイムに受信している後期間用
第2データとによりコンテンツを再生することにより、
後期間では、高データレートでデータをコンテンツとし
て再生することができる(請求項3記載の発明)。
【0012】この場合、後期間用第1データを画像デー
タとし、後期間用第2データを前記画像データ再生用の
コマンドデータとすることにより、後期間では、前記コ
マンドデータに基づいて、前記画像データに係る画像を
受信再生端末上で再生することができる(請求項4記載
の発明)。この場合、前期間では、たとえば、比較的低
データレートのデータである文字データをリアルタイム
に受信して再生することができる。
【0013】また、この発明の受信再生端末は、一定の
データレートでコンテンツをデータとしてリアルタイム
に受信するデータ受信部と、受信したデータを、データ
レートを周期的に増減してコンテンツを再生するデータ
再生部とを有する構成としている(請求項5記載の発
明)。このため、再生データレートを増加させたときに
は画像データ等の高データレートが必要とされるデータ
をコンテンツとして再生し、再生データレートを低下さ
せているときには文字データ等の低データレートでもよ
いデータをコンテンツとして再生することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0015】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた放送システム10の模式的なシステム構成を示して
いる。
【0016】この図1例では、通信インフラストラクチ
ャーとして既存の公衆回線網12およびポケットベルシ
ステム14を利用した例について説明している。実際
上、ポケットベルシステム14では中央局と基地局が含
まれるが、ここでは、煩雑となるので、送信アンテナ1
6を有する送信装置(送信局ともいう。)18がこれら
を兼ねるものとする。
【0017】この送信アンテナ16から発射される電波
の届く範囲に、異なるアドレスを有するこの実施の形態
に係る携帯可能な受信再生端末20A、20B、20C
(代表して示すときには符号を20とする。)が電源を
オン状態にして配されているものとする。なお、受信再
生端末20A、20B、20Cをそれぞれテレビジョン
受信機やラジオ受信機と同様に使用する場合には、異な
るアドレスを必要としない。
【0018】ポケットベルシステム14を構成する送信
装置18は、公衆回線網12に接続され、この公衆回線
網12にコンテンツ業者(コンテンツ提供者)の端末
(コンピュータ端末)22や企業の端末(コンピュータ
端末)24が接続されている。
【0019】コンテンツ業者の端末22から伝送される
コンテンツデータである番組データが公衆回線網12を
介して送信装置18内の編集端末(番組編集用端末また
は編集用コンピュータともいう。)26に供給されると
ともに、企業の端末24から伝送されるコンテンツデー
タであるCMデータが公衆回線網12を介して番組編集
用端末26に供給される。
【0020】これらのコンテンツデータは、番組編集用
端末26により編集され、送信機28および送信アンテ
ナ16を介して電波として送出される。なお、この実施
の形態において、送信データレートは、ポケットベルの
FLEX−TD方式による6.4kbpsを使用してい
る。ここで、用語「データレート」は、伝送容量あるい
はバンド幅ともいう。
【0021】図2は、放送システム10を構成する受信
再生端末20の電気回路の基本的な構成を示すブロック
図である。
【0022】図3は、その受信再生端末20の平面形状
を示している。この場合、受信再生端末20としてはポ
ケットベル受信機を改良したものを用いてもよいが、こ
こでは、専用の端末を用いている。
【0023】受信再生端末20は、図3の平面図に示す
ように、外見上は、底辺が平坦で全体として略楕円形状
を有するケーシングに、各種キー78Ca、78Cr、
78D、78Mからなる操作キー78と、液晶表示装置
(LCD)74と、伸縮自在な受信アンテナ50が取り
付けられた構成とされている。この受信再生端末20
は、実際上、薄肉の扁平な形状とされ、平面視が、手の
ひら(palm)と同等あるいは手のひらよりも小さいサイ
ズとされている。
【0024】図2に示すように、この受信再生端末20
は、マイクロコンピュータ等により構成される制御部4
0を有し、該制御部40を構成するCPU44により受
信再生端末20のシステム全体が制御される。そして、
このCPU44が管理するシステムバス46に各ブロッ
クが接続されている。なお、CPU44には、カーネル
等の制御プログラム等が格納されたROMや作業用のR
AM(CPU44による処理に必要なデータや計算結果
を一時的に格納しておくためのメモリ手段)およびタイ
マー(計時手段)等が含まれている。
【0025】この受信再生端末20の通信入力経路は、
受信アンテナ50、RF処理部52、デコーダ54およ
びシリアル信号(直列信号)をパラレル信号(並列信
号)に変換するシリアル・パラレルインタフェース(S
PI)56とから構成される。
【0026】この場合、図1に示した送信装置18から
無線電波(この例では放送電波)として発信され、受信
アンテナ50で受信されたコンテンツデータを含む電波
が、RF処理部52によりRF信号からIF信号に変換
された後、復調され、デコーダ54によりシリアルデー
タとされる。このシリアルデータがSPI56を介して
パラレルデータに変換され、システムバス46に出力さ
れる。
【0027】システムバス46には、外部記憶手段とし
ての、たとえば16MBのデータ記憶容量を有するデー
タメモリ(記憶装置)62が対応するメモリインタフェ
ース60を介して接続されている。
【0028】また、システムバス46には、音声デジタ
ル信号をアナログ信号に変換するDAC(DA変換器:
Digital to Analog Converter )64が接続され、この
DAC64により変換されたアナログ信号が増幅器66
を介して音声出力手段としてのスピーカ68から出力さ
れる。
【0029】さらに、システムバス46には、画像処理
手段およびデコード手段として機能するGDC(Graphi
c Display Controller)/デコーダ70、液晶表示装置
のコントローラ(液晶表示装置制御手段)であるLCD
C(Liquid Crystal DisplayController )72を介し
てTFTカラー液晶表示装置であるLCD74が接続さ
れている。
【0030】さらにまた、システムバス46には、スイ
ッチ用のインタフェース76を介して操作キー78が接
続されている。
【0031】操作部キー78には、図3に示すように、
受信放送チャンネルを選択したり、、文字を選択する等
の機能を有する十字キー78Cr、決定キー78D、取
消キー78Caおよび放送受信とポケットベル機能等を
切り換えるモード切換キー78Mが設けられている。こ
れらのキーは、各種複合的な機能を有するキーであり、
電源キー(電源オンオフキー)等としても機能させるこ
とができる。ただし、電源キーは、個別に独立に設ける
ことが好ましい。
【0032】この実施の形態に係る放送システム10
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
に、その動作について説明する。
【0033】コンテンツ業者により端末22等を利用し
て制作された番組等のコンテンツデータ(ここでは、番
組データDpという。)が、公衆回線網12を介して送
信装置18の編集端末26に送信される。また、企業に
より端末24等を利用して制作されたCM等のコンテン
ツデータ(ここでは、CMデータDcmという。)が、
公衆回線網12を介して送信装置18の番組編集用端末
26に送信される。
【0034】番組編集用端末26では、これらを放送素
材として、図4に示すように、ここでは、15分を単位
期間TUとする番組スケジュール100を制作し、送信
機28および送信アンテナ16を介して、コンテンツデ
ータを単位期間TU毎に分割して連続的に外部に放送す
る。
【0035】各単位期間TUは、図4中、下段の拡大図
に示すように、比較的長い前期間(まえきかん)Tpと
これに続く比較的に短い後期間(あときかん)Tfとか
ら構成されている。この実施の形態において、前期間T
pはTp=14分45秒とされ、後期間TfはTf=1
5秒とされている。
【0036】後述するように、この実施の形態に係る受
信再生端末20側では、前期間Tpでは、文字あるいは
きわめて簡単なグラフィック情報をリアルタイムに受信
してLCD74上に表示し、後期間Tfでは動画等を含
む画像をLCD74にリアルタイムに表示する。
【0037】図4中、下段の拡大図では、さらに、単位
期間TUに含まれるコンテンツデータDtuの詳細な構
成例を示している。
【0038】前期間Tpでは、前期間用コンテンツデー
タである番組データDpと、後期間用第1コンテンツデ
ータであるCMデータDcm1が送信され、後期間Tf
では、後期間用第2コンテンツデータであるCM用コマ
ンドデータDcm2が送信される。すなわち、コンテン
ツデータDtuは、前期間TpではDtu=Dp+Dc
m1として、後期間TfではDtu=Dcm2として構
成される。
【0039】なお、前期間Tpにおける番組データDp
の先頭部、および後期間TfにおけるCM用コマンドデ
ータDcm2の先頭部には、それぞれ、受信再生時の同
期用としても機能する、番組データDpであることを示
す識別コード、およびCM用コマンドデータDcm2で
あることを示す識別コードが挿入されている。
【0040】この場合、図4の拡大図に示すように、前
期間Tpでは、6.4kbpsの全データレート(全帯
域)が分割されて利用されている。すなわち、全データ
レートが、前期間Tpでリアルタイムに再生される番組
データDp用としてその3/4の4.8kbpsのデー
タレートと、後期間Tfで再生するためのCMデータD
cm1用として残り1/4の1.6kbpsのデータレ
ートに割り当てられるように分割されている。また、後
期間Tfでは、6.4kbpsの全データレートが、該
後期間Tf用のCM用コマンドデータDcm2に割り当
てられている。
【0041】次に、受信再生端末20における受信再生
手順について図5に示すフローチャートをも参照して説
明する。
【0042】受信再生端末20は、モード切換キー78
Mにより放送受信モードが選択されているときであっ
て、電源がオン状態となっているときは、ステップS1
に示すように、連続受信状態となっている。
【0043】このとき送信装置18から送信機28およ
び送信アンテナ16を介して無線電波(この例では放送
電波)として発信され、受信再生端末20を構成する受
信アンテナ50で受信されたコンテンツデータを含む電
波が、RF処理部52によりRF信号からIF信号に変
換された後、復調され、デコーダ54によりデコードさ
れてシリアルデータとされSPI56を介してパラレル
データとしてシステムバス46に出力される。
【0044】この場合、ステップS2では、デコーダ5
4により、番組データDpであることを示す上記識別コ
ードおよびCM用コマンドデータDcm2であることを
示す上記識別コードがデコードされる。
【0045】そして、ステップS3では、CPU44
が、デコードされた識別コードに基づき番組データDp
であるかCM用コマンドデータDcm2であるかを判別
し、番組データDpであると判別した場合には、ステッ
プS4の番組再生処理とステップS5のデータ格納処理
を実行する。なお、番組データDpであるのかCM用コ
マンドデータDcm2であるのかを識別するための識別
コードのデコードはCPU44により行うことも可能で
ある。
【0046】ステップS4の番組再生処理では、番組デ
ータDpがリアルタイムに再生される。すなわち、番組
データDp中、音声データはDAC64、増幅器66お
よびスピーカ68を通じて音声として出力されるととも
に、文字データ、簡単な画像データあるいはグラフック
データがGDC/デコーダ70およびLCDC72を介
してLCD74上に表示される。
【0047】ステップS4におけるリアルタイム再生処
理と平行して後期間用第1コンテンツデータであるCM
データDcm1が、メモリインタフェース60を通じて
データメモリ62に順次記憶される。
【0048】ステップS1からステップS5までの処理
が、前期間Tp(Tp=14分45秒)だけ繰り返され
たとき、CM用コマンドデータDcm2が受信されてス
テップS3の判定処理がCM再生処理に切り換えられ
る。
【0049】そこで、次のステップS6の処理では、リ
アルタイムに受信されるCM用コマンドデータDcm2
に基づき、データメモリ62に記憶されているCMデー
タDcm1が読み出され、ステップS7の処理では、こ
のCMデータDcm1に対してCM用コマンドデータD
cm2の内容に基づきGDC/デコーダ70により画像
処理とデコード処理(伸張処理等)が行われ、LCDC
72を通じてグラフィック表示や高能率圧縮エンコード
技術を伴った動画によるCM画像がリアルタイムでLC
D74上に表示される。もちろん、必要に応じてDAC
64、増幅器66およびスピーカ68を介して音声が同
期して再生され出力される。
【0050】このCM画像の再生に係るステップS1、
S2、S3(CM)、S6、S7の処理が、後期間Tf
(Tf=15秒間)だけ繰り返される。
【0051】図6は、図4の番組スケジュール100を
一部重複して描いた再生データレート(再生バンド幅)
の説明に供される線図である。図6において、単位期間
TUの中、前期間Tp(Tp=14分45秒)では、低
再生データレート4.8kbpsで、通常の比較的低デ
ータレートでも再生可能な文字情報や簡単なグラフィッ
クなどによるコンテンツデータである番組データDpが
リアルタイムに再生される。この場合、番組データDp
には全データレート(6.4kbps)の3/4(4.
8kbps)分のみが割り当てられ、残りの1/4
(1.6kbps)分は、後期間Tfである最後の15
秒間用の、換言すれば、後期間用第1コンテンツデータ
であるCMデータDcm1の伝送に割り当てられてい
る。
【0052】この場合、前期間Tp=14分45秒の間
は、1.6kbpsの後期間用第1コンテンツデータで
あるCMデータDcm1が受信再生端末20のデータメ
モリ62に徐々に蓄積記憶される。したがって、後期間
Tfの開始される時点では次の(1)式に示すデータが
蓄積されていることになる。
【0053】 (1.6kbps/8)×(14×60sec+45sec) =177kbyte …(1) 後期間Tfでは、全データレート(6.4kbps)を
使用することができるので、この後期間Tfでのデータ
レートは、次の(2)式に示すように100.8kbp
s(図6参照)のデータレートが得られる。このように
再生処理することにより一定周期毎に高バンド幅(高デ
ータレート)でデータを再生することができる。
【0054】 (177kbyte/15sec)+(6.4kbps/8) =12.6kbyte/sec =100.8kbps …(2) この値は、現在使用されている家庭用モデムの最高仕様
56kbpsの約2倍、PHS端末における高速データ
レート32kbpsの約3倍、携帯電話のデータレート
9.6kbpsの約10倍にあたり、上述したように、
グラフィック表示データや高能率圧縮エンコード技術を
伴った動画をリアルタイムで表示できるデータレートと
なる。
【0055】なお、実際のデータレートは、(1)式、
(2)式の値から数%〜十数%程度の冗長データレート
を差し引いた実効データレートで計算する必要がある
が、データレートがその程度小さくなっても、十分に動
画等の再生が可能であることはいうまでもない。
【0056】このように上述した実施の形態によれば、
送信装置18からは、単位期間TUの中、前期間Tpで
は、全データレート6.4kbpsを、4.8kbps
と1.6kbpsに分割して、リアルタイム再生用の番
組データDpと後期間用のCMデータDcm1とを送信
する。この(前期間Tpの)とき、受信再生端末20で
は、たとえば、文字ベース等の番組データDpをリアル
タイムにLCD74上に再生するとともに、後期間用の
CMデータDcm1をデータメモリ62に蓄積する。後
期間Tfでは、データメモリ62に記憶されたデータを
読み出し、このデータと全データレート6.4kbps
でリアルタイムに送信されるCM用コマンドデータDc
m2に基づき、高データレートのデータであるCMに係
る動画等をLCD74上にリアルタイムに再生する。
【0057】したがって、携帯性に優れきわめて簡単な
構成の受信再生端末20で受信可能なバンド幅の小さい
ポケットベルシステム等の送信インフラストラクチャー
を使用して、周期的(定期的)にバンド幅を多く必要と
する高品質のグラフィックや動画を一定時間受信再生す
ることができるという優れた効果が達成される。
【0058】そして、たとえば、再生データレートの低
い前期間Tpでは、説明や解説に係る文字や音声あるい
は簡単な図形により受信再生を行った後、該説明や解説
に係る実写を動画により再生するというような、いわゆ
るメディアミックス的な使い方も可能となる。このた
め、受信再生端末20のユーザにとっては、利便性が広
がるとともに、端末22、24が公衆回線網12に接続
されているコンテンツ業者や企業にとっても利用価値が
向上する。
【0059】また、上述したように、文字ベースのコン
テンツデータによる番組の合間に、高データレートデー
タであるCMを挿入する使用形態が可能となり、商業利
用性の高いメディアシステムの構築が可能となる。
【0060】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、送信装置から、一定の送信データレートでコンテン
ツをデータとして送信し、受信再生端末では、データを
受信してコンテンツを再生する際に、再生データレート
を周期的に増減するようにしている。このため、たとえ
ば、再生データレートを増加させたときには画像データ
等の高データレートの必要なデータをコンテンツとして
リアルタイムに再生し、再生データレートを低下させた
ときには文字データ等の低データレートでも再生可能な
データをコンテンツとしてリアルタイムに再生すること
ができる。
【0062】また、この発明によれば、送信データレー
ト中の一定割合を、後の高データレートデータ再生のた
めに使用するものとして受信再生端末の記憶装置にデー
タを蓄積しておき、受信再生端末では一定周期毎に高デ
ータレートでのデータ再生を行うようにしている。この
ため、一定周期毎に高データレートでデータをコンテン
ツとして再生することができる。
【0063】したがって、この発明によれば、データレ
ートの比較的低いインフラストラクチャーを利用して、
周期的にリアルタイムに高データレートの必要な画像等
を再生することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態が適用された放送シス
テムの模式的なシステム構成図である。
【図2】この発明の一実施の形態に係る受信再生端末の
電気的構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態に係る受信再生端末の
外観構成を示す平面図である。
【図4】番組スケジュールの例とデータレート分割の説
明に供される線図である。
【図5】受信再生端末における受信再生動作の説明に供
されるフローチャートである。
【図6】低データレートの送信インフラストラクチャー
を使用して高データレートのデータに係る画像等をリア
ルタイムに一定期間出力するシーケンスの説明に供され
る線図である。
【符号の説明】
10…放送システム 12…公衆回線網 14…ポケットベルシステム 16…送信アンテナ 18…送信装置 20(20A、20B、20C)…受信再生端末 22、24…端末 26…編集端末 40…制御部 44…CPU 46…システムバス 50…受信アンテナ 52…RF処理部 54…デコーダ 56…シリアル・パラレルインタフェース(SPI) 60…メモリインタフェース 64…DAC 66…増幅器 68…スピーカ 70…GDC/デコーダ 72…LCDC 74…液晶表示装置(LCD) 78(78Ca、78Cr、78D、78M)…操作キ
ー 100…番組スケジュール Dp…番組データ(前期間用コンテンツデータ) Dcm1…CMデータ(後期間用第1コンテンツデー
タ) Dcm2…CM用コマンドデータ(後期間用第2コンテ
ンツデータ) TU…単位期間 Tp…前期間 Tf…後期間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/18 H04M 11/08 Fターム(参考) 5K028 AA00 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 EE08 KK23 LL11 SS15 SS24 5K030 GA08 GA10 GA16 GA19 HA01 HB02 HB21 HC02 HC09 JL01 JT02 JT09 KA06 KA08 LD07 5K067 AA13 BB22 CC12 DD13 DD51 EE02 EE07 EE10 FF02 FF13 GG11 HH24 5K101 KK02 KK18 LL13 NN18 NN21 SS01 TT06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテンツをデータとしてリアルタイムに
    送受信する放送システムにおいて、 一定の送信データレートで前記データを送信する送信装
    置と、 前記データを受信したとき、再生データレートを周期的
    に増減して前記コンテンツを再生する受信再生端末とを
    有することを特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の放送システムにおいて、 前記送信装置は、 前記データを単位期間毎に分割して送信し、 前記単位期間は、前期間と後期間とに分割され、 前記前期間では、該前期間用データと前記後期間用第1
    データとが送信され、 前記後期間では該後期間用第2データが送信され、 前記受信再生端末は、 前記前期間では、前記前期間用データと前記後期間用第
    1データを受信し、 前記後期間では、前記後期間用第2データを受信するこ
    とを特徴とする放送システム。
  3. 【請求項3】請求項2記載の放送システムにおいて、 前記受信再生端末は、記憶装置を有し、 前記受信再生端末は、 前記前期間では、受信した前記前期間用データをリアル
    タイムに再生するとともに、受信した前記後期間用第1
    データを前記記憶装置に格納し、 前記後期間では、前記記憶装置から前記後期間用第1デ
    ータを読み出し、読み出した前記後期間用第1データと
    前記後期間用第2データによりコンテンツを再生するこ
    とを特徴とする放送システム。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載の放送システムにお
    いて、 前記後期間用第1データを画像データとし、前記後期間
    用第2データを前記画像データ再生用のコマンドデータ
    とすることを特徴とする放送システム。
  5. 【請求項5】一定のデータレートでコンテンツをデータ
    としてリアルタイムに受信するデータ受信部と、 受信したデータを、データレートを周期的に増減して前
    記コンテンツを再生するデータ再生部とを有することを
    特徴とする受信再生端末。
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