JP2000241357A - 印刷物汚れ検査装置 - Google Patents
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Landscapes
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速で走行するウエブに印刷された絵柄の撮
影が可能なカメラを用いた印刷物の汚れ検査装置を提供
する。 【解決手段】 同一絵柄が印刷され高速で走行するウエ
ブ1を撮像する三板式ラインセンサカメラ6と、この三
板式ラインセンサカメラ6の撮像した画像を解析して絵
柄の汚れを検出する汚れ検出部9と、を備え、三板式ラ
インセンサカメラは6、第1傾斜面で入射光の青色を反
射し、この第1傾斜面と直交する第2傾斜面で第1傾斜
面を通過した光の赤色を反射し、第1傾斜面と第2傾斜
面とを通過した緑色を出射する直角形三色分光プリズム
と、青色、赤色、緑色を受光するそれぞれのラインセン
サとを有する。
影が可能なカメラを用いた印刷物の汚れ検査装置を提供
する。 【解決手段】 同一絵柄が印刷され高速で走行するウエ
ブ1を撮像する三板式ラインセンサカメラ6と、この三
板式ラインセンサカメラ6の撮像した画像を解析して絵
柄の汚れを検出する汚れ検出部9と、を備え、三板式ラ
インセンサカメラは6、第1傾斜面で入射光の青色を反
射し、この第1傾斜面と直交する第2傾斜面で第1傾斜
面を通過した光の赤色を反射し、第1傾斜面と第2傾斜
面とを通過した緑色を出射する直角形三色分光プリズム
と、青色、赤色、緑色を受光するそれぞれのラインセン
サとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一絵柄が印刷さ
れ高速で走行するウエブの印刷汚れを検出する印刷物汚
れ検査装置に関する。
れ高速で走行するウエブの印刷汚れを検出する印刷物汚
れ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】同一絵柄が印刷され高速に走行するウエ
ブの印刷汚れを検出するため絵柄を撮像するイメージセ
ンサとしてラインセンサが用いられる。これは、ライン
センサの幅方向と直角方向に被写体をカメラに対して相
対的に移動することにより1次元のラインセンサにより
2次元の画像を得ることができるからである。モノクロ
の画像を得る場合は輝度を検知する1個のラインセンサ
を用いればよいが、カラー画像を得るためには幾つかの
方法が用いられている。従来、印刷物汚れ検査装置に用
いられていたカメラは3色1ラインCCDカラーセンサ
を使用したもの、または3色3ラインCCDカラーセン
サを使用したものであった。
ブの印刷汚れを検出するため絵柄を撮像するイメージセ
ンサとしてラインセンサが用いられる。これは、ライン
センサの幅方向と直角方向に被写体をカメラに対して相
対的に移動することにより1次元のラインセンサにより
2次元の画像を得ることができるからである。モノクロ
の画像を得る場合は輝度を検知する1個のラインセンサ
を用いればよいが、カラー画像を得るためには幾つかの
方法が用いられている。従来、印刷物汚れ検査装置に用
いられていたカメラは3色1ラインCCDカラーセンサ
を使用したもの、または3色3ラインCCDカラーセン
サを使用したものであった。
【0003】図7は3色1ラインのCCDカラーライン
センサを使用したカメラの構成を説明する図である。レ
ンズを通過した光を3色1ラインカラーCCD(Charge
Coupled Device)でRGB(赤,緑,青)の色を取り出
し、R信号、G信号、B信号として出力する。3色1ラ
インカラーCCDは図示するようにR,G,Bを検出す
る受光素子がこの順に繰り返し配置された構造となって
いる。
センサを使用したカメラの構成を説明する図である。レ
ンズを通過した光を3色1ラインカラーCCD(Charge
Coupled Device)でRGB(赤,緑,青)の色を取り出
し、R信号、G信号、B信号として出力する。3色1ラ
インカラーCCDは図示するようにR,G,Bを検出す
る受光素子がこの順に繰り返し配置された構造となって
いる。
【0004】図8は3色3ラインのCCDカラーライン
センサを使用したカメラの構成を説明する図である。3
色3ラインカラーCCDは図示するように、R,G,B
それぞれの色を検出する受光素子のラインセンサR,
G,Bが配置されている。Rラインセンサ、Gラインセ
ンサ、Bラインセンサの出力が同時に出力される。
センサを使用したカメラの構成を説明する図である。3
色3ラインカラーCCDは図示するように、R,G,B
それぞれの色を検出する受光素子のラインセンサR,
G,Bが配置されている。Rラインセンサ、Gラインセ
ンサ、Bラインセンサの出力が同時に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の各技術には以下
の問題点がある。 図7の3色1ラインのCCDカラーラインセンサで
は、1列のCCD上にR,G,Bの3色を検出する受光
素子が繰り返して配置されているため、空間色分解能が
悪い。また被写体エッジ部のモニター画面上の再現性の
忠実度が悪い。さらに高速で作動するCCDセンサが得
難いため,高速で走行するウエブに印刷された絵柄の汚
れを精度よく検出することが困難であった。 図8の3色3ラインのCCDカラーラインセンサで
は、R,G,Bの3色が同一線上にないため、ラインセ
ンサと直角方向にカメラと被写体が相対運動をしている
ときの画像を再生する際、3色間のずれが生ずる。これ
はR,G,B3色のCCD位置が異なるため、各CCD
の映している被写体の場所が異なっていることによる。
さらに高速で作動するCCDセンサがないため、高速で
走行するウエブに印刷された絵柄の汚れを精度よく検出
することが困難であった。
の問題点がある。 図7の3色1ラインのCCDカラーラインセンサで
は、1列のCCD上にR,G,Bの3色を検出する受光
素子が繰り返して配置されているため、空間色分解能が
悪い。また被写体エッジ部のモニター画面上の再現性の
忠実度が悪い。さらに高速で作動するCCDセンサが得
難いため,高速で走行するウエブに印刷された絵柄の汚
れを精度よく検出することが困難であった。 図8の3色3ラインのCCDカラーラインセンサで
は、R,G,Bの3色が同一線上にないため、ラインセ
ンサと直角方向にカメラと被写体が相対運動をしている
ときの画像を再生する際、3色間のずれが生ずる。これ
はR,G,B3色のCCD位置が異なるため、各CCD
の映している被写体の場所が異なっていることによる。
さらに高速で作動するCCDセンサがないため、高速で
走行するウエブに印刷された絵柄の汚れを精度よく検出
することが困難であった。
【0006】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、高速で走行するウエブに印刷された絵柄を精度
よく撮像可能なカメラを用いた印刷物の汚れ検査装置を
提供することを目的とする。
もので、高速で走行するウエブに印刷された絵柄を精度
よく撮像可能なカメラを用いた印刷物の汚れ検査装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明では、同一絵柄が印刷され高速で走行す
るウエブを撮像する三板式ラインセンサカメラと、この
三板式ラインセンサカメラの撮像した画像を解析して絵
柄の汚れを検出する汚れ検出部と、を備え、前記三板式
ラインセンサカメラは、第1傾斜面で入射光の青色を反
射し、この第1傾斜面と直交する第2傾斜面で第1傾斜
面を通過した光の赤色を反射し、第1傾斜面と第2傾斜
面とを通過した緑色を出射する直角形三色分光プリズム
と、前記青色、前記赤色、前記緑色を受光するそれぞれ
のラインセンサとを有する。
請求項1の発明では、同一絵柄が印刷され高速で走行す
るウエブを撮像する三板式ラインセンサカメラと、この
三板式ラインセンサカメラの撮像した画像を解析して絵
柄の汚れを検出する汚れ検出部と、を備え、前記三板式
ラインセンサカメラは、第1傾斜面で入射光の青色を反
射し、この第1傾斜面と直交する第2傾斜面で第1傾斜
面を通過した光の赤色を反射し、第1傾斜面と第2傾斜
面とを通過した緑色を出射する直角形三色分光プリズム
と、前記青色、前記赤色、前記緑色を受光するそれぞれ
のラインセンサとを有する。
【0008】ラインセンサでは被写体を左から右に走査
してこの1次元の映像を得るが、被写体を相対的に走査
方向と直角方向に移動させると、現在得られた1次元画
像とこの前に得られた1次元画像とは異なったものとな
る。このようにして繰り返し得られる1次元画像を得ら
れた順に上下方向に並べることにより2次元画像を得る
ことができる。なお、RとBの1次元画像はプリズムで
1回反射しているが、上記のような方法で得られる2次
元画像は反転しない正常な画像となる。またラインセン
サは分光された色の輝度が検出できればよいので、モノ
クロラインセンサでよく、モノクロラインセンサの高速
なものは低価格で市販されている。被写体の同一位置か
らの光を三色にプリズムで分光しているので色ずれもな
い。かかる三板式ラインセンサカメラにより得られた画
像を汚れ検出部では汚れのない正常な画像と比較して差
異があれば汚れと判定する。
してこの1次元の映像を得るが、被写体を相対的に走査
方向と直角方向に移動させると、現在得られた1次元画
像とこの前に得られた1次元画像とは異なったものとな
る。このようにして繰り返し得られる1次元画像を得ら
れた順に上下方向に並べることにより2次元画像を得る
ことができる。なお、RとBの1次元画像はプリズムで
1回反射しているが、上記のような方法で得られる2次
元画像は反転しない正常な画像となる。またラインセン
サは分光された色の輝度が検出できればよいので、モノ
クロラインセンサでよく、モノクロラインセンサの高速
なものは低価格で市販されている。被写体の同一位置か
らの光を三色にプリズムで分光しているので色ずれもな
い。かかる三板式ラインセンサカメラにより得られた画
像を汚れ検出部では汚れのない正常な画像と比較して差
異があれば汚れと判定する。
【0009】請求項2の発明では、前記直角形三色分光
プリズムは、直角二等辺三角形の一方の等辺に青色を反
射する被膜を付着し、他方の等辺に赤色を反射する被膜
を付着した主プリズムと、前記一方の等辺に主プリズム
の底辺に直角方向に取付けられ、前記底辺に平行な光が
一方の等辺を通過し他方の等辺で反射し底辺より外側に
出るまでの通過経路と同じ長さの第1副プリズムと、前
記他方の等辺に底辺と平行に取付けられ、前記他方の等
辺で反射して底辺より外側に出るまでの通過経路と同じ
長さの第2副プリズムと、を備えている。
プリズムは、直角二等辺三角形の一方の等辺に青色を反
射する被膜を付着し、他方の等辺に赤色を反射する被膜
を付着した主プリズムと、前記一方の等辺に主プリズム
の底辺に直角方向に取付けられ、前記底辺に平行な光が
一方の等辺を通過し他方の等辺で反射し底辺より外側に
出るまでの通過経路と同じ長さの第1副プリズムと、前
記他方の等辺に底辺と平行に取付けられ、前記他方の等
辺で反射して底辺より外側に出るまでの通過経路と同じ
長さの第2副プリズムと、を備えている。
【0010】かかる構成により、第1副プリズムの出射
面、主プリズムの出射面、第2副プリズムの出射面は、
一方の等辺への入射点からの光経路長が等しくなり、こ
れらの面から同じ距離の位置に各ラインセンサを設定す
ればよいので、アライメントの調整が容易となる。
面、主プリズムの出射面、第2副プリズムの出射面は、
一方の等辺への入射点からの光経路長が等しくなり、こ
れらの面から同じ距離の位置に各ラインセンサを設定す
ればよいので、アライメントの調整が容易となる。
【0011】請求項3の発明では、前記三板式ラインセ
ンサカメラには、前記ウエブの垂直線に対し45度傾斜
した第1ミラーと、この第1ミラーに対して直交して配
置され第1ミラーの反射像を反射する第2ミラーとから
なる光学系の第2ミラーの像が入射される。
ンサカメラには、前記ウエブの垂直線に対し45度傾斜
した第1ミラーと、この第1ミラーに対して直交して配
置され第1ミラーの反射像を反射する第2ミラーとから
なる光学系の第2ミラーの像が入射される。
【0012】第1ミラーで入射光を直角に反射し、第2
ミラーで更に直角に反射するので、出射光は入射光の方
に逆戻りする。この出射光を三板式ラインセンサカメラ
に導くような光学系とすることにより、被写体とカメラ
との距離を大幅に短縮することができる。このように短
縮することができるため、カメラの対物レンズとして広
角レンズを使用しなくても、焦点距離の長い標準レンズ
を使い視野を広くすることができるので、広範囲にわた
りひずみのない画像を得ることができる。また装置をコ
ンパクトにすることができる。
ミラーで更に直角に反射するので、出射光は入射光の方
に逆戻りする。この出射光を三板式ラインセンサカメラ
に導くような光学系とすることにより、被写体とカメラ
との距離を大幅に短縮することができる。このように短
縮することができるため、カメラの対物レンズとして広
角レンズを使用しなくても、焦点距離の長い標準レンズ
を使い視野を広くすることができるので、広範囲にわた
りひずみのない画像を得ることができる。また装置をコ
ンパクトにすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の実施形態の構成を示
す図である。ウエブ1には図示しない版胴等により同一
絵柄が繰り返し印刷されている。ローラ2はウエブ1を
高速で矢印方向に搬送する。ローラ2の1つにはその軸
に直結して、または歯車を介してエンコーダ3が設けら
れ回転角度を検出しパルスとして出力する。照明装置5
は蛍光灯などが用いられ、三板式ラインセンサカメラ6
が撮像するエリアを照射する。撮像エリアの反射光は第
1ミラー7で直角に反射され、さらに第2ミラー8で直
角に反射されて三板式ラインセンサカメラ6に入射され
る。これによりカメラ6と撮像エリアとの距離を大幅に
短縮することができる。印刷汚れ検査装置9はエンコー
ダ3の出力からウエブ1の絵柄を取込み、基準絵柄と比
較して、絵柄の印刷汚れを検出する。
参照して説明する。図1は本発明の実施形態の構成を示
す図である。ウエブ1には図示しない版胴等により同一
絵柄が繰り返し印刷されている。ローラ2はウエブ1を
高速で矢印方向に搬送する。ローラ2の1つにはその軸
に直結して、または歯車を介してエンコーダ3が設けら
れ回転角度を検出しパルスとして出力する。照明装置5
は蛍光灯などが用いられ、三板式ラインセンサカメラ6
が撮像するエリアを照射する。撮像エリアの反射光は第
1ミラー7で直角に反射され、さらに第2ミラー8で直
角に反射されて三板式ラインセンサカメラ6に入射され
る。これによりカメラ6と撮像エリアとの距離を大幅に
短縮することができる。印刷汚れ検査装置9はエンコー
ダ3の出力からウエブ1の絵柄を取込み、基準絵柄と比
較して、絵柄の印刷汚れを検出する。
【0014】図2は印刷汚れ検査装置9の構成を示すブ
ロック図である。画像生成部10は三板式ラインセンサ
カメラ6で撮像さた画像信号のシェーディング補正を行
なう。またエンコーダ3の信号より、ウエブ1の走行方
向の絵柄を読み取り一定周期を有する絵柄信号に変換す
る。標準画像格納メモリ11には、印刷汚れのない絵柄
の画像が格納さている。この標準画像は予め印刷汚れの
ない絵柄の画像を撮像したものでよいが、現在撮像した
画像に印刷汚れがない場合、その画像に更新するように
してもよい。比較部12は現在撮像した画像と標準画像
を比較しその差を検出する。汚れ判定部13は差がない
場合は、印刷汚れなしとし、差が有る場合その差が印刷
汚れか判定する。
ロック図である。画像生成部10は三板式ラインセンサ
カメラ6で撮像さた画像信号のシェーディング補正を行
なう。またエンコーダ3の信号より、ウエブ1の走行方
向の絵柄を読み取り一定周期を有する絵柄信号に変換す
る。標準画像格納メモリ11には、印刷汚れのない絵柄
の画像が格納さている。この標準画像は予め印刷汚れの
ない絵柄の画像を撮像したものでよいが、現在撮像した
画像に印刷汚れがない場合、その画像に更新するように
してもよい。比較部12は現在撮像した画像と標準画像
を比較しその差を検出する。汚れ判定部13は差がない
場合は、印刷汚れなしとし、差が有る場合その差が印刷
汚れか判定する。
【0015】図3は三板式ラインセンサカメラ6の光学
系を示す図である。21はレンズで被写体からの光を集
光する。22は直角形三色分光プリズムで、主プリズム
23と第1副プリズム24、第2副プリズム25から構
成されている。主プリズム23は断面が直角二等辺三角
形の三角柱で、入射側を一方の等辺23a、出射側を他
方の等辺23bとし、23cを底辺とする。一方の等辺
23aにはB(青)色を反射し他の色は透過する第1被
膜26が蒸着されており、他方の等辺にはR(赤)色を
反射し他の色は透過する第2被膜27が蒸着されてい
る。これらの被膜はダイクロイックミラーと呼ばれてい
る。
系を示す図である。21はレンズで被写体からの光を集
光する。22は直角形三色分光プリズムで、主プリズム
23と第1副プリズム24、第2副プリズム25から構
成されている。主プリズム23は断面が直角二等辺三角
形の三角柱で、入射側を一方の等辺23a、出射側を他
方の等辺23bとし、23cを底辺とする。一方の等辺
23aにはB(青)色を反射し他の色は透過する第1被
膜26が蒸着されており、他方の等辺にはR(赤)色を
反射し他の色は透過する第2被膜27が蒸着されてい
る。これらの被膜はダイクロイックミラーと呼ばれてい
る。
【0016】一方の等辺23aには底辺23cに直角に
第1副プリズム24が取付けられており、他方の等辺2
3bには底辺23cに平行に第2副プリズム25が取付
けられている。入射光Aの、一方の等辺23aとの交点
をa、他方の等辺23bとの交点をb、第1副プリズム
24からの出射点をc、主プリズム23からの出射点を
d、第2副プリズム25からの出射点をeとすると、長
さac,abd,abeは同じ長さ3Lになっている。
これによりプリズム中を通過するR,G,B色の通過長
は皆同一となる。第1副プリズム24からの出射面c、
主プリズム23からの出射面d、第2副プリズム25か
らの出射面eには色補正フィルタ28が取付けられ、各
被膜26,27による色分解のみでは不完全な分光特性
を整える働きをする。
第1副プリズム24が取付けられており、他方の等辺2
3bには底辺23cに平行に第2副プリズム25が取付
けられている。入射光Aの、一方の等辺23aとの交点
をa、他方の等辺23bとの交点をb、第1副プリズム
24からの出射点をc、主プリズム23からの出射点を
d、第2副プリズム25からの出射点をeとすると、長
さac,abd,abeは同じ長さ3Lになっている。
これによりプリズム中を通過するR,G,B色の通過長
は皆同一となる。第1副プリズム24からの出射面c、
主プリズム23からの出射面d、第2副プリズム25か
らの出射面eには色補正フィルタ28が取付けられ、各
被膜26,27による色分解のみでは不完全な分光特性
を整える働きをする。
【0017】3個のラインセンサ29はそれぞれの色補
正フィルタ28と一定の距離で配置し、a点からの光通
過距離を全て同じとしている。ラインセンサ29は市販
されている高速型モノクロCCDを用いている。各ライ
ンセンサ29は各色の輝度を検知して電気信号に変換す
ればよいので、カラーラインセンサとする必要はない。
なお、画像を再生するのは、この各電気信号をモニター
のブラウン管の対応するR電子銃、G電子銃、B電子銃
に入力し、各色の電子ビームにより三色蛍光面の対応す
る色を発色させればよい。
正フィルタ28と一定の距離で配置し、a点からの光通
過距離を全て同じとしている。ラインセンサ29は市販
されている高速型モノクロCCDを用いている。各ライ
ンセンサ29は各色の輝度を検知して電気信号に変換す
ればよいので、カラーラインセンサとする必要はない。
なお、画像を再生するのは、この各電気信号をモニター
のブラウン管の対応するR電子銃、G電子銃、B電子銃
に入力し、各色の電子ビームにより三色蛍光面の対応す
る色を発色させればよい。
【0018】図4は本実施形態のカメラ回路構成を示
す。CCDは図3のラインセンサ29を示す。駆動回路
30は各ラインセンサ29とこれに接続する機器31,
32の同期をとる。ビデオ信号処理回路31はラインセ
ンサ29の信号の増幅、映像信号の規定以上のレベルの
クリップ、黒レベルが変動しないようにクランプ、被写
体の階調を正しく再現するためのガンマ補正などの信号
処理を行なう。A/Dコンバータ32はアナログ信号を
デジタル信号に変換する。このようにして被写体のR,
G,Bデジタル信号が出力される。
す。CCDは図3のラインセンサ29を示す。駆動回路
30は各ラインセンサ29とこれに接続する機器31,
32の同期をとる。ビデオ信号処理回路31はラインセ
ンサ29の信号の増幅、映像信号の規定以上のレベルの
クリップ、黒レベルが変動しないようにクランプ、被写
体の階調を正しく再現するためのガンマ補正などの信号
処理を行なう。A/Dコンバータ32はアナログ信号を
デジタル信号に変換する。このようにして被写体のR,
G,Bデジタル信号が出力される。
【0019】図5は本発明の三板式ラインセンサカメラ
で2次元画像が得られる説明図である。図のように物体
Sを見た場合、A位置で見た像と一度鏡で反射させたB
位置で見た像とでは、上、下が逆になる。このため図3
に示したプリズムに2次元イメージセンサ(2次元CC
D)を使うと、Gを基準とし、BとRの像を上、下逆転
させる操作が必要になる。これを避けるため、通常Bと
Rを2回鏡面反射するプリズムが使用される。しかるに
本発明のように、CCDラインセンサ(1次元イメージ
センサ)を使い、被写体がラインセンサの走査方向と直
交する方向に相対移動する場合、図のK点だけを見てい
る。つまりCCDの各画素は図6に示すようにK位置の
横方向(紙面に垂直な方向)の明暗の分布を見ている。
次に被写体が移動し、K1点がK点位置にくると、CC
Dはその位置でK1点の横方向の明暗分布を表示する。
つまりR,G,Bの各CCDラインセンサは三色同時に
K点を表示し、次に移動してきたK1点を表示し、更に
K2点を表示してゆく。これを繰り返して2次元画面を
構成してゆくので、R,B像の上、下逆転はなくなり正
常な2次元画像が得られる。
で2次元画像が得られる説明図である。図のように物体
Sを見た場合、A位置で見た像と一度鏡で反射させたB
位置で見た像とでは、上、下が逆になる。このため図3
に示したプリズムに2次元イメージセンサ(2次元CC
D)を使うと、Gを基準とし、BとRの像を上、下逆転
させる操作が必要になる。これを避けるため、通常Bと
Rを2回鏡面反射するプリズムが使用される。しかるに
本発明のように、CCDラインセンサ(1次元イメージ
センサ)を使い、被写体がラインセンサの走査方向と直
交する方向に相対移動する場合、図のK点だけを見てい
る。つまりCCDの各画素は図6に示すようにK位置の
横方向(紙面に垂直な方向)の明暗の分布を見ている。
次に被写体が移動し、K1点がK点位置にくると、CC
Dはその位置でK1点の横方向の明暗分布を表示する。
つまりR,G,Bの各CCDラインセンサは三色同時に
K点を表示し、次に移動してきたK1点を表示し、更に
K2点を表示してゆく。これを繰り返して2次元画面を
構成してゆくので、R,B像の上、下逆転はなくなり正
常な2次元画像が得られる。
【0020】三板式ラインセンサカメラ6は色分解プリ
ズムを必要とするため、図3に示すように撮像レンズ2
1の収差の他に色分解プリズム22の収差も加わり、画
面周辺部の画質が劣化し易い。一方撮像レンズ21は一
般的に広角系のもの程周辺画質が劣り、色分解プリズム
22と組み合わせると一段と画質が劣化する傾向にある
ので、できるだけ画質を良くする標準レンズを使う必要
がある。三板式ラインセンサカメラは3色1ラインカメ
ラに較べ約3倍の空間色分解能力があるので、検査に重
要な空間色分解能力を一定にした場合、1台のカメラの
視野を広くとることが可能である。しかるに短焦点の広
角レンズでなく標準レンズを使うと必然的に検査面とカ
メラとの距離が長くなり、本検査装置の取付けに大きな
スペースが必要になる。このため、図1に示すように第
1ミラー7と第2ミラー8を設けることにより、三板式
ラインセンサカメラ6とウエブ1の距離を短くすること
ができ、装置をコンパクトにすることができる。
ズムを必要とするため、図3に示すように撮像レンズ2
1の収差の他に色分解プリズム22の収差も加わり、画
面周辺部の画質が劣化し易い。一方撮像レンズ21は一
般的に広角系のもの程周辺画質が劣り、色分解プリズム
22と組み合わせると一段と画質が劣化する傾向にある
ので、できるだけ画質を良くする標準レンズを使う必要
がある。三板式ラインセンサカメラは3色1ラインカメ
ラに較べ約3倍の空間色分解能力があるので、検査に重
要な空間色分解能力を一定にした場合、1台のカメラの
視野を広くとることが可能である。しかるに短焦点の広
角レンズでなく標準レンズを使うと必然的に検査面とカ
メラとの距離が長くなり、本検査装置の取付けに大きな
スペースが必要になる。このため、図1に示すように第
1ミラー7と第2ミラー8を設けることにより、三板式
ラインセンサカメラ6とウエブ1の距離を短くすること
ができ、装置をコンパクトにすることができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、次の効果を奏する。 色毎の空間分解能力の大きいカメラを用いることに
より、印刷汚れを正確に検出することができる。 市販されている高速型モノクロCCDを使用するの
で、高速で移動する被写体の鮮明な映像を得ることがで
き、高速ラインの印刷汚れ検査が可能になる。 三色のラインセンサはそれぞれ同一場所の画像を出
力するので、ロール面などの曲面を走行しているウエブ
1の印刷汚れ検査もできる。 ミラーを使用することにより、画質を劣化させずカ
メラの設置スペースを小さくでき、装置全体がコンパク
トになる。
は、次の効果を奏する。 色毎の空間分解能力の大きいカメラを用いることに
より、印刷汚れを正確に検出することができる。 市販されている高速型モノクロCCDを使用するの
で、高速で移動する被写体の鮮明な映像を得ることがで
き、高速ラインの印刷汚れ検査が可能になる。 三色のラインセンサはそれぞれ同一場所の画像を出
力するので、ロール面などの曲面を走行しているウエブ
1の印刷汚れ検査もできる。 ミラーを使用することにより、画質を劣化させずカ
メラの設置スペースを小さくでき、装置全体がコンパク
トになる。
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図である。
【図2】印刷汚れ検査装置のブロック図である。
【図3】本発明に用いる直角形三色分光プリズムの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図4】実施形態のカメラ回路図である。
【図5】本発明のカメラの2次元画像が正常な画像とな
る説明図である。
る説明図である。
【図6】CCDラインセンサの構成素子を示す。
【図7】3色1ラインCCDを用いたカラーカメラの構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図8】3色3ラインCCDを用いたカラーカメラの構
成を示す図である。
成を示す図である。
1 ウエブ 2 ローラ 3 エンコーダ 5 照明装置 6 三板式ラインセンサカメラ 7 第1ミラー 8 第2ミラー 9 印刷汚れ検査装置 10 画像処理部 11 標準画像格納メモリ 12 比較部 13 汚れ判定部 21 レンズ 22 直角形三色分光プリズム 23 主プリズム 23a 一方の等辺 23b 他方の等辺 23c 底辺 24 第1副プリズム 25 第2副プリズム 26 第1被膜 27 第2被膜 28 色補正フィルタ 29 ラインセンサ 30 駆動回路 31 ビデオ信号処理回路 32 A/Dコンバータ
Claims (3)
- 【請求項1】 同一絵柄が印刷され高速で走行するウエ
ブを撮像する三板式ラインセンサカメラと、この三板式
ラインセンサカメラの撮像した画像を解析して絵柄の汚
れを検出する汚れ検出部と、を備え、前記三板式ライン
センサカメラは、第1傾斜面で入射光の青色を反射し、
この第1傾斜面と直交する第2傾斜面で第1傾斜面を通
過した光の赤色を反射し、第1傾斜面と第2傾斜面とを
通過した緑色を出射する直角形三色分光プリズムと、前
記青色、前記赤色、前記緑色を受光するそれぞれのライ
ンセンサとを有することを特徴とする印刷物汚れ検査装
置。 - 【請求項2】 前記直角形三色分光プリズムは、直角二
等辺三角形の一方の等辺に青色を反射する被膜を付着
し、他方の等辺に赤色を反射する被膜を付着した主プリ
ズムと、前記一方の等辺に主プリズムの底辺に直角方向
に取付けられ、前記底辺に平行な光が一方の等辺を通過
し他方の等辺で反射し底辺より外側に出るまでの通過経
路と同じ長さの第1副プリズムと、前記他方の等辺に底
辺と平行に取付けられ、前記他方の等辺で反射して底辺
より外側に出るまでの通過経路と同じ長さの第2副プリ
ズムと、を備えていることを特徴とする請求項1記載の
印刷物汚れ検査装置。 - 【請求項3】 前記三板式ラインセンサカメラには、前
記ウエブの垂直線に対し45度傾斜した第1ミラーと、
この第1ミラーに対して直交して配置され第1ミラーの
反射像を反射する第2ミラーとからなる光学系の第2ミ
ラーの像が入射されることを特徴とする請求項1または
2記載の印刷物汚れ検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039764A JP2000241357A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 印刷物汚れ検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11039764A JP2000241357A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 印刷物汚れ検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000241357A true JP2000241357A (ja) | 2000-09-08 |
Family
ID=12562019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11039764A Pending JP2000241357A (ja) | 1999-02-18 | 1999-02-18 | 印刷物汚れ検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000241357A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6895811B2 (en) * | 2001-12-14 | 2005-05-24 | Shawmut Corporation | Detection of small holes in laminates |
JP2006105749A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Shindenshi Corp | 表面実装基板等の外観検査装置 |
JP2008064624A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toyo Inspections Kk | 撮像装置及び撮像方法 |
-
1999
- 1999-02-18 JP JP11039764A patent/JP2000241357A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6895811B2 (en) * | 2001-12-14 | 2005-05-24 | Shawmut Corporation | Detection of small holes in laminates |
JP2006105749A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Shindenshi Corp | 表面実装基板等の外観検査装置 |
JP2008064624A (ja) * | 2006-09-07 | 2008-03-21 | Toyo Inspections Kk | 撮像装置及び撮像方法 |
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