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JP2000239941A - 工業用織物の接合用ループとこのループを用いた接合部 - Google Patents

工業用織物の接合用ループとこのループを用いた接合部

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Publication number
JP2000239941A
JP2000239941A JP11076263A JP7626399A JP2000239941A JP 2000239941 A JP2000239941 A JP 2000239941A JP 11076263 A JP11076263 A JP 11076263A JP 7626399 A JP7626399 A JP 7626399A JP 2000239941 A JP2000239941 A JP 2000239941A
Authority
JP
Japan
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loop
warp
joining
weft
industrial
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Application number
JP11076263A
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JP3938817B2 (ja
Inventor
Jinzo Yamada
仁蔵 山田
Norimichi Ito
仙理 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Filcon Co Ltd
Original Assignee
Nippon Filcon Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/502,589 priority patent/US6223781B1/en
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Priority to CA002336504A priority patent/CA2336504C/en
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/0027Screen-cloths
    • D21F1/0054Seams thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D3/00Woven fabrics characterised by their shape
    • D03D3/04Endless fabrics
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F1/00Wet end of machines for making continuous webs of paper
    • D21F1/0027Screen-cloths
    • D21F1/0036Multi-layer screen-cloths

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部に目空が発生せず、接合用ループが表
面に出現しない無端状織物医の接合用ループと接合部を
提供する。 【解決手段】 緯糸を多層に配置した有端状の工業用多
層織物の両端部に経糸を折り返すことにより接合用ルー
プを形成し、両端の接合用ループを互いに噛み合わせて
形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合す
る工業用織物の接合用ループにおいて、端部の少なくと
も上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層
部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、
ループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返
した糸を残存する上層部の緯糸を織り込みその先端部は
普通部に織り込んで接合用ループを形成し、他端部の経
糸を折り返し、折り返した糸を残存した上層部の緯糸と
織合わせることなく普通部に織り込んで接合用ループを
形成し、上層緯糸の下方に共通孔を形成したことを特徴
とする、工業用織物の接合用ループとこれを用いた接合
部である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製紙用織物、不織
布製造用織物、汚泥等の脱水や搾水に用いられる織物、
建材製造用ベルト、コンベアベルト等の無端状工業用織
物の接合部の接合用ループ及び接合部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来使用されている工業用織物として
は、例えば抄紙用織物や抄紙用キャンバス等の製紙用織
物、不織布製造用織物、汚泥脱水用織物、建材製造用ベ
ルト、コンベアベルト等多くのものがある。これらの工
業用織物は、無端状に加工され、抄紙機や脱水機等のそ
れぞれの機械に取り付けられて使用されている。無端状
に加工する方法としては、織継による方法、両端部に工
業用織物自体の経糸を使用して形成したループを噛み合
わせてピンを通すことによる方法、両端部に設置したス
パイラル状ループを噛み合わせてピンを通すことによる
方法、クリッパーレーシングと呼ばれている両端部に取
り付けた金属製フックを噛み合わせてピンを通すことに
よる方法等多くの周知の方法があって、それぞれの用述
に応じて採用されている。ところが、かかる従来の加工
方法ではいずれの場合もいくつかの問題があった。工業
用織物の接合部に対して普通部と変わらない平滑性等の
諸性能が要求される場合は、接合部が普通部とほぼ同組
織で織り合わされて同等に形成される織継による方法が
最も適している。しかし、織継による方法は非常に手数
がかかるということも大きな問題であるが、使用する装
置によっては致命的となる大きな欠点を有していた。す
なわち、ループを噛み合わせて無端状にする方法では接
合用のピンを抜き取ったり挿入することにより、自由に
無端状や有端状に形成することが可能であるが、織継に
よる方法では一度無端状に形成すると切断しない限り有
端状には戻すことができないのである。自由に無端状や
有端状に形成することが可能であれば、使用する装置に
取り付ける際に有端状の状態で装置のロール間に掛け渡
してその場で無端状に形成することができ、装置への取
り付けが非常に容易である。例えば、装置に取り付けら
れている古い使用済みの工業用織物を有端状にし、その
一端にこれから取り付ける新しい工業用織物の一端を接
合し、装置を作動させることにより工業用織物を装置の
ロール間を移動させて掛け渡し、1周して全体に掛け渡
った時点で古い工業用織物を取り外し、新しい工業用織
物を無端状に形成して取り付ける。これに対し、自由に
無端状や有端状に形成することが不可能な織継の場合
は、装置のロールを片側で支え、反対側の邪魔になる支
柱等を取り外して工業用織物を装置の片側から巾方向に
向かって挿入して掛け入れるいわゆるカンチレバー方式
によって行なわなければならなかった。しかし、カンチ
レバー方式にするには機械自体の製造コストが高くなる
欠点、装置が大型になる欠点、広い設置スペースが必要
となる等の欠点があった。また、重量が大きかったり非
常に長い工業用織物を使用する場合には挿入するのが困
難であって不向きであった。したがって、表面平滑性が
非常に重要視される製紙機の抄造部で使用される抄紙用
織物を除いて上記カンチレバー方式はほとんど採用され
ていないのが実状である。したがって、ほとんどの場合
無端状に形成する方法としては、再度有端状に形成する
ことが可能な、ループを形成する方法や金属フックによ
る方法が採用されている。ところが、上記方法では工業
用織物とは全く異なる構造である別体のスパイラル線や
金属製フックを取り付けることになり、ループを形成す
る場合においてもループ形成部の組織は普通部の織り組
織とは異なっており、端部からループが突出して形成さ
れている状態であった。したがって、接合部の構造が普
通部と全く異なり、平滑性や通気性に違いが生ずるた
め、ループやスパイラル線または金属製フックが直接搬
送物に接したりして搬送物にマークを発生させたり、脱
水用や乾燥用工業用織物の場合には脱水ムラや乾燥ムラ
が発生したりする問題があった。また、通常接合部には
普通部と比較して大きな隙間が発生することが多く、そ
の場合には搬送物が漏れたりする問題もあった。これら
の問題を解決するために、ループ部に柔軟性及び弾力性
を有する糸を織り込んたり、房形成形糸を織り込んでそ
の端部を梳きほぐして接合部上面を被覆する方法等が提
案されているが、いずれにしても普通部との構造が異な
ることには変わりはなく、根本的な解決とはならなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
接合方法の問題に鑑み、自由に無端状や有端状に形成す
ることが可能であるループ形成による接合方法であるに
もかかわらず接合部の搬送面の構造を普通部とほぼ同等
に形成した接合部の接合用ループ及び接合部を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. 緯糸を多層に配置した有端状の工業用多層織物
の両端部に経糸を折り返すことにより接合用ループを形
成し、両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成し
た接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合する工業
用織物の接合用ループにおいて、端部の少なくとも上層
部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層部の緯
糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、ループ
形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返した糸
を残存する上層部の緯糸を織り込みその先端部は普通部
に織り込んで接合用ループを形成し、他端部の経糸を折
り返し、折り返した糸を残存した上層部の緯糸と織合わ
せることなく普通部に織り込んで接合用ループを形成
し、上層緯糸の下方に共通孔を形成したことを特徴とす
る、工業用織物の接合用ループ。 2. 1項に記載された工業用織物の接合用ループのル
ープ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返し
た糸を残存する上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同
じ織組織で織り込みその先端部は普通部に織り込んで接
合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。 3. 端部の少なくとも上層部の緯糸を少なくとも1本
残し、残存した上層部の該緯糸の下方の緯糸を取り除い
てループ形成部とし、ループ形成部において残存する上
層部の緯糸を織り込んでいる一端部の経糸を折り返し、
該糸の残りの部分は普通部に織り込んで接合用ループを
形成した、1項に記載された工業用織物の接合用ルー
プ。 4. 1項ないし3項のいずれか1項に記載された工業
用織物の接合用ループのループ形成部において、他端部
の経糸も折り返し、折り返した糸を残存した上層部の緯
糸を織り込みその先端部は普通部に織り込んで接合用ル
ープを形成した、工業用織物の接合用ループ。 5. 4項に記載された工業用織物の接合用ループのル
ープ形成部において他端部の経糸も折り返し、折り返し
た糸を残存した上層部の緯糸を普通部の上層織組織と同
じ織組織で織り込みその先端部は普通部に織り込んで接
合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。 6. 1項ないし3項のいずれか1項に記載された工業
用織物の接合用ループのループ形成部において、残存す
る上層部の緯糸を織り込んでいる他端部の経糸を折り返
し、該糸の残りの部分は普通部に織り込んで接合用ルー
プを形成した、工業用織物の接合用ループ。 7. 経糸を折り返し普通部に織り込んだ経糸が、長さ
を調節して切断した経糸と突き合わせて1本の経糸を形
成する、1項ないし6項のいずれか1項に記載された工
業用織物の接合用ループ。 8. 経糸を折り返し、普通部の隣接する経糸の間に織
り込んだ、1項ないし7項のいずれか1項に記載された
工業用織物の接合用ループ。 9. 1項ないし8項のいずれか1項に記載された両端
の接合用ループを互いに噛み合わせて形成した接合用ル
ープの共通孔に芯線を挿通して接合した工業用織物の接
合部。 10. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層
織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層
組織と同一である、9項に記載された工業用織物の接合
部。 11. 接合用ループを用いて無端状とした工業用多層
織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通部の上層
組織と異なる組織である、9項に記載された工業用織物
の接合部。 12. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の
両端の組織の経糸が1本ないし複数本ずれてループが噛
み合わされた、9項ないし11項のいずれか1項に記載
された工業用織物の接合部。 13. 接合用ループを用いて無端状に接合する織物の
両端の経糸がそれぞれ同じ経糸のループと噛み合わされ
た、9項ないし11項のいずれか1項に記載された工業
用織物の接合部。 14. 両端の接合用ループが、端部の経糸を折り返
し、折り返した糸を残存する上層部の緯糸と普通部の上
層織組織と同じ織組織で織り込んで形成したループであ
る、9項ないし13項のいずれか1項に記載された工業
用織物の接合部。 15. 両端の接合用ループのうちの他端部ループが、
端部の経糸を残存した上層部の緯糸と織合わせることな
く折り返して織り込んで形成したループである、9項な
いし13項のいずれか1項に記載された工業用織物の接
合部。 16. 接合用ループを工業用多層織物の両端部の全て
の経糸或いは1本及び/又は複数本置きの経糸に形成し
た、9項ないし15項のいずれか1項に記載された工業
用織物の接合部。」に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明においては、端部の少なく
とも上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上
層部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部と
し、そのループ形成部において、片側端部の経糸を折り
返して残存した上層部の緯糸と織り合わせて折り返して
ループを形成した接合用ループを有しており、該ループ
を噛み合わせることにより上層緯糸の下方に両端ループ
の共通孔を形成させる。上記構成により接合用ループを
噛み合わせて形成する共通孔の上側、すなわち接合部の
上層面には普通部と同様に上層緯糸が存在することとな
り、上層面に接合用ループが現れたり隙間が発生したり
することがない。本発明において接合用ループとは、共
通孔を形成するループを意味し、端部の緯糸を押えるの
みの単に折り返された経糸を意味するものではない。ま
た、通常はループを形成して折り返された経糸は、普通
部の隣接する経糸が存在すべきところに織り込まれて、
普通部の適当な部分で切断されている隣接する経糸と突
き合わされる。すなわち2本1組の経糸でループを形成
するのであるが、本発明ではこれに限定されるものでは
なく、ループを形成して折り返された経糸を、隣接しな
い離れた経糸部分に織り込んでもよいし、隣接する2本
の経糸と経糸の間に織り込んでもよい。勿論ループを形
成しない経糸も同様である。また、ループを形成しない
経糸については折り返さずに、普通部の途中や端部で単
に切断するだけでもよい。
【0006】本発明の接合用ループは、巾方向の繰り返
し単位内に1ループ形成されていれば残存した上層緯糸
が脱落することがないため問題なく、その他の経糸は接
合用ループを形成してもよいし、単に折り返してもよ
い。接合用ループは全ての経糸あるいは1本及び/また
は複数本置きの経糸に形成させることができる。全ての
経糸と残存させた上層緯糸とを普通部の上層織組織と同
様に織合わせると、接合部の搬送面に上層緯糸が存在す
るだけでなく、組織上も普通部と同じになり好ましい。
ここで、全ての経糸とは、折り返された経糸とその経糸
と普通部で突き合わされて一本の経糸を形成している経
糸とを同じ経糸としたものであって、それらの経糸を別
々の経糸と考えた場合のものではない。別の言い方をす
れば、折り返されて他の経糸組織の部分に織り込まれた
時点でその経糸は組織上織り込まれた部分の経糸という
ことである。さらに、両端部の間においても経糸と上層
緯糸との織組織の関係を普通部と同じくすることによっ
て、接合部を普通部と同一に形成でき最も好ましい。
【0007】また、本発明では残存させる上層緯糸を最
上層の緯糸に限定するものではなく、中間層の緯糸をも
残存させることができる。この場合はループ形成部が小
さくなるためループを形成し難くなる欠点やループ径も
小さくなるために接合用ピンを通し難くなる欠点がある
半面、接合部の構造がより普通部と近くなり、通気性等
の諸性能の差異を小さくできるという利点がある。ま
た、上層緯糸たけでなく下層の緯糸も残存させ、中間層
の緯糸を取り除いてその部分をループ形成部とすること
もできる。この場合は接合用ピンを通すときにループの
共通孔が見えないために通し難いという欠点がある反
面、下層面の構造をも普通部と同等に形成できるという
利点がある。本明細書において上層部とは、一般的に工
業用織物が使用された場合の上層部であって、搬送物、
抄造物、脱水物が接触する側の意味であり、下層面とは
搬送ロール等に接する側であって、当然使用する装置に
よっては上層面が下側に位置したところで搬送物等に接
触する場合もあるし、上層面が走行面側となる場合もあ
る。尚、本発明の工業用織物の織組織は緯糸が多層構造
であればその他は特に限定されず、経糸多重構造とする
こともできる。
【0008】また、本発明に使用される糸としては、工
業用織物に望まれる特性によって自由に選択でき特に限
定されない。例えば、モノフィラメントの他、マルチフ
ィラメント、スパンヤーン、捲縮加工や崇高加工等を施
した一般的にテクスチャードヤーン、バルキーヤーン、
ストレッチヤーン、タスラン糸と称される加工糸、モー
ル糸、あるいはこれらを撚り合わせる等して組み合わせ
た糸等が使用できる。また、糸の断面形状も円形だけで
なく四角形状、星型等の矩形状、偏平形状、楕円形状、
中空等の糸が使用できる。また、糸の性質としても、自
由に選択でき、ポリエステル、ナイロン、ポリフェニレ
ンサルファイド、ポリフッ化ビニリデン、ポリプロピレ
ン、アラミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチ
レンナフタレート、綿、ウール、金属等が使用できる。
勿論、共重合体やこれらの性質に目的に応じて色々な物
質をブレンドしたり含有させた糸を使用してもよい。上
層緯糸にスパンヤーン、捲縮加工や崇高加工等を施した
加工糸、モール糸等の柔軟性があって見掛け線径が太い
糸を用いると、上層面がこれらの糸で覆われやすくなる
ため、より普通部と接合部の差異を上層側から見たので
はわからない程度まで近付けることができ好適である。
【0009】
【実施例】発明の実施の形態を実施例に基づき図面を参
照して説明する。図1は本発明の接合用ループの一実施
例を示す断面図である。織物構造は一層の経糸と三層に
配置された上層緯糸8、中層緯糸9、下層緯糸10から
なる経糸一層緯糸三層構造である。両端部を突き合わせ
た部分では両端部の上層緯糸が1本残され、その下方の
中層緯糸9、下層緯糸10が取り除かれてループ形成部
3が形成されている。残存する上層緯糸1が右側端部の
残された上層緯糸、残存する上層緯糸2が左側端部の残
された上層緯糸である。右側端部の経糸4は残存する上
層緯糸1を織り込んでおり、この残存する上層緯糸1を
織り込んでいる経糸4が折り返されて接合用ループ11
を形成し、折り返された経糸は普通部に織り込まれる。
点線で示される経糸5が前記の経糸4の折り返された普
通部に織り込まれた部分である。本実施例では経糸4
は、本来経糸4と隣接する経糸が存在する部分に組織通
りに織り込まれており、本来存在すべき経糸は途中で切
断されて折り返されて織り込まれた経糸4と突き合わさ
れ全体として一本の経糸を形成している。また、経糸4
は折り返されるときに捩られることによって、折り返さ
れた経糸4の曲がり形状が本来存在すべき経糸の曲がり
形状と同じくなるようにして各緯糸と組織上でぴったり
と噛み合わされるように構成されている。また、当然で
あるが、本実施例では残存する上層緯糸を織り込んでい
る経糸を折り返して接合用ループを形成させた後普通部
に織り込んだが、折り返して接合用ループを形成した後
残存する上層緯糸を織り込んで普通部に織り込んでもよ
い。すなわち本来経糸5の部分に存在する経糸を折り返
して経糸4の部分に織り込んでもよいのである。左側端
部の経糸は存在する上層緯糸2を織り込んでおらず、こ
の残存する上層緯糸2を織り込んでいない経糸6が折り
返されて接合用ループ12を形成し、折り返された経糸
は右側端部同様普通部に織り込まれている。点線で示さ
れる経糸7が前記の経糸6の折り返されて普通部に織り
込まれた部分である。また、言うまでもないが接合用ル
ープを形成している両端のそれぞれの経糸は連続する同
じ糸であっても良いし、異なる糸であっても良い。噛み
合わせる接合用ループを同じ糸で形成しても良く、異な
る糸で形成しても良い。そして、両端の接合用ループ1
1、12が噛み合わされて共通孔14が形成され、その
共通孔14に芯線15が挿通され両端部が接合されるの
である。上層に残存させた上層緯糸1、2が存在し、そ
の下方に接合用ループが形成されているため上層面に接
合用ループが突出したり接合部に目空きが発生すること
がなく、普通部と同様の上層面を得ることができる。
【0010】図2は図1に示した本実施例の織物の普通
部の経糸組織を示す経糸断面図である。経糸が1本の上
層緯糸を上層緯糸7本間において次の上層緯糸を上側か
ら織り込み、1本の下層緯糸を挾んだ2本の下層緯糸を
下層緯糸5本間において織り込んでいる組織であること
がわかる。
【0011】図3〜図6は実施例1の接合用ループを形
成した接合部の緯糸方向の繰り返し単位を構成する経糸
断面図である。すなわち、図3に示した経糸16と1
7、図4に示した経糸18と19、図5に示した経糸2
0と21、図6に示した経糸22と23が順に緯糸方向
に配置され、接合部及び織物が形成されているのであ
る。本実施例では、右側端部と左側端部の同符号の経糸
は連続した同一の経糸である。経糸16〜23の8本の
経糸で繰り返し単位を形成し図3に示した経糸16と1
7、図4に示した経糸18と19、図5に示した経糸2
0と21、図6に示した経糸22と23、の隣り合った
経糸が組を形成している。すなわち、経糸16が折り返
されて経糸17の部分に、経糸18が折り返されて経糸
19の部分に、経糸20が折り返されて経糸21の部分
に、経糸22が折り返されて経糸23の部分に、組織通
りに折り返されて織り込まれているのである。本来経糸
17、19、21、23の部分に存在する経糸は途中で
切断されて、折り返された経糸16、18、20、22
と突き合わされて全体として一本の糸となっている。折
り返された経糸16、18、20、22は本来存在して
織物を構成すべき経糸と組織上同じ経糸となっている。
明細書中では説明の都合上、これらの糸を同じ糸として
表現する場合がある。本実施例では実施例1の接合用ル
ープを図3に示した経糸16、17の部分に配置した。
右側の経糸16が残存させた上層緯糸24を織り込んで
おり、折り返されて接合用ループを形成している。左側
の経糸16は残存させた上層緯糸25は織り込んでいな
い。また、本実施例では図5に示した経糸20、21の
部分にも接合用ループを配置した。この接合用ループで
は、左側の経糸20が折り返されて接合用ループを形成
した後残存させた上層緯糸25を織り込むとともに普通
部に経糸21として織り込まれている。右側端部の経糸
20、21は残存させた上層緯糸24は織り込んでな
い。以上のように、右側端部の残存させた上層緯糸24
は図3に示した経糸16によって織り込まれ、左側端部
の残存させた上層緯糸25は図5に示した経糸21によ
って織り込まれており、巾方向において両端の残存させ
た上層緯糸が1回経糸によって織り込まれているため、
残存させた上層緯糸が組織から脱落することがない。
【0012】図4に示した経糸18、19及び図6に示
した経糸22、23の組み合わせは接合用ループは形成
せずに単に折り返されているが、これらの糸は端部の緯
糸の芯線側への移動を抑える働きをする。また、本実施
例では残存させた上層緯糸も含め、存在する緯糸と経糸
は普通部の組織を崩すことなく組織通りに織り合わせ
た。完全組織において両側の個々の経糸が、残存させた
上層緯糸も含めて1本の上層緯糸を上層緯糸7本間にお
いて上側から織り込んでいるから組織が崩れないことが
よく理解できる。例えば、図3に示した右側端部の経糸
16は残存させた上層緯糸24及び上層緯糸24から数
えて9番目と17番目の上層緯糸を織り込んでおり、各
織り込み位置間には7本の上層緯糸が存在している。
【0013】図5に示した右側端部の経糸20は残存さ
せた上層緯糸24から数えて5番目と13番目の上層緯
糸を織り込んでいるが、5番目の上層緯糸を織り込んで
から端部に向かっては残存させた上層緯糸を含め4本の
上層緯糸しか存在しないため、残存させた上層緯糸24
を織り込むことなしに折り返されているのである。この
ように残存させた上層緯糸も含め、経糸と上層緯糸織り
合わせを普通部の織物組織と同じく合わせたために、残
存させた上層緯糸を織り込む経糸と織り込まない経糸が
存在することになるのである。あくまでも最端部の残存
させた上層緯糸までは組織どおりに織り合わせているの
である。したがって、本実施例においては前述したよう
にループ形成部が残存させた上層緯糸によってカバーさ
れてループが表面に出現しない利点、目空きが発生しな
い利点を有するだけでなく、それぞれの側の残存させた
緯糸部分は、普通部の組織が崩れておらず、普通部と同
等の表面が形成されているという利点を有しているので
ある。さらに、本実施例では右側端部と左側端部の経糸
組織の関係も組織通りに合わせた。それぞれ右側の経糸
と左側の経糸の関係をみても、残存させた上層緯糸も含
め、経糸が1本の上層緯糸を上層緯糸7本おいて上側か
ら織り込んでいることからよく理解できる。例えば図3
に示した右側端部の経糸16は残存させた上層緯糸24
を織り込み、左側端部の経糸16は残存させた上層緯糸
25から数えて8番目の上層緯糸を織り込んでおり、両
織り込み位置の間には7本の上層緯糸が存在している。
また、右側端部の経糸17は残存させた上層緯糸24か
ら数えて4番目の上層緯糸を織り込み、左側端部の経糸
17は残存させた上層緯糸25から数えて5番目の上層
緯糸を織り込んでおり、両織り込み位置の間には7本の
上層緯糸が存在している。
【0014】図4〜図6においても同様に両織り込み位
置の間には7本の上層緯糸が存在している。このように
構成したことによって、接合部の両端部の関係において
も上層の組織が全く崩れることなく、普通部と同様な表
面を得ることができるのである。勿論斜紋も崩れないの
である。図7は、図3〜図6に示した接合部の上層面側
からみた平面図である。図3〜図6に示した経糸16〜
23が図7の経糸16〜23に対応している。図7に示
した接合部の平面図においても、ループ形成部が残存さ
せた上層緯糸によってカバーされて表面に出現しないこ
と、目空きが発生しないこと、上層織物が全く崩れてい
ないことなく、斜紋まで左右で一致していることがよく
理解できる。
【0015】図8〜図11は他の実施例で接合部の緯糸
方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。本実
施例では両端部の上層緯糸と中層緯糸を残存させた。下
層緯糸のみを取り除いたのである。その他の織組織等は
図3〜図6に示した実施例と同じである。接合部の構造
がより普通部と近くなり、通気性等の諸性能の差異を小
さくできるという利点がある。ループの径がやや小さく
なっている。
【0016】図12〜図45は他の実施例の接合部の緯
糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。本
実施例では両端部の上層緯糸と下層緯糸を残存させた。
中層緯糸のみを取り除いたのである。その他の織組織等
は図3〜図6に示した実施例と同じである。ループの共
通孔が表面からも裏面からも見えないが下層面の構造を
も普通部と同等に形成できるという利点がある。
【0017】図16〜図19は他の実施例の接合部の緯
糸方向の繰り返し単位を構成する経糸断面図である。本
実施例では経糸の織組織を隣り合う2本の上層緯糸を織
り込む組織とした実施例である。その他の織組織等は図
3〜図6に示した実施例と同じである。尚、経糸16、
17の組をみてみるとわかるように、本実施例では上述
した実施例と異なり両端の経糸が残存させた上層緯糸を
織り込んでいる接合用ループを形成している。残存させ
た上層緯糸も含め経糸と緯糸の織組織を崩さずに織り合
わせた結果である。このように、本発明では織組織を合
わせた場合、織組織や残存させる上層緯糸の本数によっ
て色々なパターンの接合用ループが形成されるのであ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明の接合用ループ及び接合部は、前
述のように自由に無端状や有端状に形成することが可能
であるループ形成による接合方法であるにもかかわら
ず、接合用ループ形成部が表面に出現せず、接合部に目
空きが発生することがなく、接合部の搬送面の構造を普
通部とほぼ同等に形成することができるという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の接合用ループを示す断面図で
ある。
【図2】織組織を示す経糸断面図である。
【図3】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単
位を構成する経糸断面図である。
【図4】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単
位を構成する経糸断面図である。
【図5】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単
位を構成する経糸断面図である。
【図6】本発明の実施例の接合部の巾方向の繰り返し単
位を構成する経糸断面図である。
【図7】図3から図6に示した経糸によって形成される
接合部の上層平面図である。
【図8】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返
し単位を構成する経糸断面図である。
【図9】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り返
し単位を構成する経糸断面図である。
【図10】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図11】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図13】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図14】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図15】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図16】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図17】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図18】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【図19】本発明の他の実施例の接合部の巾方向の繰り
返し単位を構成する経糸断面図である。
【符号の説明】
1 残存させた上層緯糸 2 残存させた上層緯糸 3 ループ形成部 4 経糸 5 経糸 6 経糸 7 経糸 8 上層緯糸 9 中層緯糸 10 下層緯糸 11 接合用ループ 12 接合用ループ 13 接合部 14 共通孔 15 芯線 16 経糸 17 経糸 18 経糸 19 経糸 20 経糸 21 経糸 22 経糸 23 経糸 24 残存させた上層緯糸 25 残存させた上層緯糸

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯糸を多層に配置した有端状の工業用多
    層織物の両端部に経糸を折り返すことにより接合用ルー
    プを形成し、両端の接合用ループを互いに噛み合わせて
    形成した接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合す
    る工業用織物の接合用ループにおいて、端部の少なくと
    も上層部の緯糸を少なくとも1本残し、該残存した上層
    部の緯糸の下方の緯糸を取り除いてループ形成部とし、
    ループ形成部において一端部の経糸を折り返し、折り返
    した糸を残存する上層部の緯糸を織り込みその先端部は
    普通部に織り込んで接合用ループを形成し、他端部の経
    糸を折り返し、折り返した糸を残存した上層部の緯糸と
    織合わせることなく普通部に織り込んで接合用ループを
    形成し、上層緯糸の下方に共通孔を形成したことを特徴
    とする、工業用織物の接合用ループ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された工業用織物の接合
    用ループのループ形成部において一端部の経糸を折り返
    し、折り返した糸を残存する上層部の緯糸を普通部の上
    層織組織と同じ織組織で織り込みその先端部は普通部に
    織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合
    用ループ。
  3. 【請求項3】 端部の少なくとも上層部の緯糸を少なく
    とも1本残し、残存した上層部の該緯糸の下方の緯糸を
    取り除いてループ形成部とし、ループ形成部において残
    存する上層部の緯糸を織り込んでいる一端部の経糸を折
    り返し、該糸の残りの部分は普通部に織り込んで接合用
    ループを形成した、請求項1に記載された工業用織物の
    接合用ループ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    された工業用織物の接合用ループのループ形成部におい
    て、他端部の経糸も折り返し、折り返した糸を残存した
    上層部の緯糸を織り込みその先端部は普通部に織り込ん
    で接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ルー
    プ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された工業用縁物の接合
    用ループのループ形成部において他端部の経糸も折り返
    し、折り返した糸を残存した上層部の緯糸を普通部の上
    層織組織と同じ織組織で織り込みその先端部は普通部に
    織り込んで接合用ループを形成した、工業用織物の接合
    用ループ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    された工業用織物の接合用ループのループ形成部におい
    て、残存する上層部の緯糸を織り込んでいる他端部の経
    糸を折り返し、該糸の残りの部分は普通部に織り込んで
    接合用ループを形成した、工業用織物の接合用ループ。
  7. 【請求項7】 経糸を折り返し普通部に織り込んだ経糸
    が、長さを調節して切断した経糸と突き合わせて1本の
    経糸を形成する、請求項1ないし6のいずれか1項に記
    載された工業用織物の接合用ループ。
  8. 【請求項8】 経糸を折り返し、普通部の隣接する経糸
    の間に織り込んだ、請求項1ないし7のいずれか1項に
    記載された工業用織物の接合用ループ。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    された両端の接合用ループを互いに噛み合わせて形成し
    た接合用ループの共通孔に芯線を挿通して接合した工業
    用織物の接合部。
  10. 【請求項10】 接合用ループを用いて無端状とした工
    業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通
    部の上層組織と同一である、請求項9に記載された工業
    用織物の接合部。
  11. 【請求項11】 接合用ループを用いて無端状とした工
    業用多層織物の接合部の上層組織が、該多層織物の普通
    部の上層組織と異なる組織である、請求項9に記載され
    た工業用織物の接合部。
  12. 【請求項12】 接合用ループを用いて無端状に接合す
    る織物の両端の組織の経糸が1本ないし複数本ずれてル
    ープが噛み合わされた、請求項9ないし11のいずれか
    1項に記載された工業用織物の接合部。
  13. 【請求項13】 接合用ループを用いて無端状に接合す
    る織物の両端の経糸がそれぞれ同じ経糸のループと噛み
    合わされた、請求項9ないし11のいずれか1項に記載
    された工業用織物の接合部。
  14. 【請求項14】 両端の接合用ループが、端部の経糸を
    折り返し、折り返した糸を残存する上層部の緯糸と普通
    部の上層縁組縁と同じ織組織で織り込んで形成したルー
    プである、請求項9ないし13のいずれか1項に記載さ
    れた工業用織物の接合部。
  15. 【請求項15】 両端の接合用ループのうちの他端部ル
    ープが、端部の経糸を残存した上層部の緯糸と織合わせ
    ることなく折り返して織り込んで形成したループであ
    る、請求項9ないし13のいずれか1項に記載された工
    業用織物の接合部。
  16. 【請求項16】 接合用ループを工業用多層織物の両端
    部の全ての経糸或いは1本及び/又は複数本置きの経糸
    に形成した、請求項9ないし15のいずれか1項に記載
    された工業用織物の接合部。
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