JP2000239053A - 高強度透水性コンクリートおよびその製造方法 - Google Patents
高強度透水性コンクリートおよびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来、透水性コンクリートは製造が困難であ
り、たとえ製造されても強度が低く耐久性に乏しかっ
た。また、透水性コンクリートを得るために有機材や特
殊な混練装置を利用する方法が考えられるが、コスト高
になってしまう。さらにこのようなコンクリートは上下
に分離し易いので運搬可能時間が短く、必要とする初期
強度が選られないという問題点があった。 【解決手段】 細骨材、粗骨材、セメント、減水剤およ
び水をミキサー内で混練し、また細骨材の配合割合を粗
骨材の20重量%以下にし、水セメント比を39%以下
に設定し、高強度透水性コンクリートを得た。
り、たとえ製造されても強度が低く耐久性に乏しかっ
た。また、透水性コンクリートを得るために有機材や特
殊な混練装置を利用する方法が考えられるが、コスト高
になってしまう。さらにこのようなコンクリートは上下
に分離し易いので運搬可能時間が短く、必要とする初期
強度が選られないという問題点があった。 【解決手段】 細骨材、粗骨材、セメント、減水剤およ
び水をミキサー内で混練し、また細骨材の配合割合を粗
骨材の20重量%以下にし、水セメント比を39%以下
に設定し、高強度透水性コンクリートを得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度透水性コン
クリートおよびその製造方法に関するものであり、さら
に詳しくは、現行の施工機器をそのまま用いて、特殊な
装置を用いなくても十分な混練が可能であり、結果とし
て十分な強度と耐久性を付与することができる高強度透
水性コンクリートおよびその製造方法に関するものであ
る。本発明においては、たとえ粗骨材の粗粒率や球形率
が極端に異なる場合においても、細骨材率を換えるだけ
で短い混練時間内で十分な強度と透水性を有する高強度
透水性コンクリートを製造することができる。
クリートおよびその製造方法に関するものであり、さら
に詳しくは、現行の施工機器をそのまま用いて、特殊な
装置を用いなくても十分な混練が可能であり、結果とし
て十分な強度と耐久性を付与することができる高強度透
水性コンクリートおよびその製造方法に関するものであ
る。本発明においては、たとえ粗骨材の粗粒率や球形率
が極端に異なる場合においても、細骨材率を換えるだけ
で短い混練時間内で十分な強度と透水性を有する高強度
透水性コンクリートを製造することができる。
【0002】
【従来の技術】従来、透水性コンクリートは製造が困難
であった。またたとえ製造されても強度が低く耐久性に
乏しいという問題点があった。したがって、例えば道路
に用いるための透水性コンクリートはいまだに実用化さ
れていない。なお、軽量コンクリートについては、例え
ば水セメント比が28〜37%、セメントが75〜10
0部、細骨材率が4〜9%(容積比)であるおこし状の
軽量コンクリートが提案されている(特公昭63−27
311号)。なお、この従来技術は、軽量化を主な目的
にしているため、透水性については何ら考慮されていな
い。
であった。またたとえ製造されても強度が低く耐久性に
乏しいという問題点があった。したがって、例えば道路
に用いるための透水性コンクリートはいまだに実用化さ
れていない。なお、軽量コンクリートについては、例え
ば水セメント比が28〜37%、セメントが75〜10
0部、細骨材率が4〜9%(容積比)であるおこし状の
軽量コンクリートが提案されている(特公昭63−27
311号)。なお、この従来技術は、軽量化を主な目的
にしているため、透水性については何ら考慮されていな
い。
【0003】これとは別に、透水性コンクリートを得る
ために有機材や特殊な混練装置を利用する方法が考えら
れるが、コスト高になってしまう。さらにこのようなコ
ンクリートは上下に分離し易いので運搬可能時間が短
く、必要とする初期強度が選られないという問題点があ
った。
ために有機材や特殊な混練装置を利用する方法が考えら
れるが、コスト高になってしまう。さらにこのようなコ
ンクリートは上下に分離し易いので運搬可能時間が短
く、必要とする初期強度が選られないという問題点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状を鑑みてなされたものであり、その目的は、現行の
施工機器をそのまま用いて、特殊な装置を用いなくても
十分な混練が可能であり、結果として十分な強度と耐久
性を付与することができる高強度透水性コンクリートお
よびその製造方法を提供することにある。
実状を鑑みてなされたものであり、その目的は、現行の
施工機器をそのまま用いて、特殊な装置を用いなくても
十分な混練が可能であり、結果として十分な強度と耐久
性を付与することができる高強度透水性コンクリートお
よびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、透水性お
よび強度が高く、耐久性に優れ、なお施工しやすいコン
クリートについて鋭意研究を重ねた結果、用いる細骨材
の量を極端に少なくし、かつ減水剤を用いて水セメント
比を少なくすることにより、上記の従来の課題が解決し
得ることを見出し、本発明を完成することができた。す
なわち本発明は、細骨材、粗骨材、セメント、減水剤お
よび水をミキサー内で混練して得られる高強度透水性コ
ンクリートであって、前記細骨材の配合割合が、前記粗
骨材の20重量%以下であることを特徴とする高強度透
水性コンクリートを提供するものである。また本発明
は、水セメント比が、39%以下である前記の高強度透
水性コンクリートを提供するものである。さらに本発明
は、骨材として砕石、砕砂、陸砂利、陸砂、川砂利、川
砂、山砂を単独または混合して用いる前記の高強度透水
性コンクリートを提供するものである。さらにまた本発
明は、セメントとして、普通ポルトランドセメント、早
強ポルトランドセメント、超早強セメント、超速強セメ
ントまたは混合セメントを用いる前記の高強度透水性コ
ンクリートを提供するものである。また本発明は、減水
剤として、リグニンスルホン酸ソーダ、グルコン酸ソー
ダ、β−ナフタリンスルホン酸高縮合物Na塩、メラミ
ンスルホン酸縮合物およびポリカルボン酸から選択され
る少なくとも1種を使用する前記の高強度透水性コンク
リートを提供するものである。さらに本発明は、さらに
遅延剤を配合する前記の高強度透水性コンクリートを提
供するものである。さらにまた本発明は、細骨材、粗骨
材、セメント、減水剤および水をミキサー内で混練する
工程を有する高強度透水性コンクリートの製造方法であ
って、前記細骨材の配合割合が、前記粗骨材の20重量
%以下であることを特徴とする高強度透水性コンクリー
トの製造方法を提供するものである。また本発明は、使
用するミキサーが、ハンドミキサー、二軸ミキサー、傾
胴ミキサー、パン型ミキサー、オムニミキサーの内のい
ずれかである前記の製造方法を提供するものである。
よび強度が高く、耐久性に優れ、なお施工しやすいコン
クリートについて鋭意研究を重ねた結果、用いる細骨材
の量を極端に少なくし、かつ減水剤を用いて水セメント
比を少なくすることにより、上記の従来の課題が解決し
得ることを見出し、本発明を完成することができた。す
なわち本発明は、細骨材、粗骨材、セメント、減水剤お
よび水をミキサー内で混練して得られる高強度透水性コ
ンクリートであって、前記細骨材の配合割合が、前記粗
骨材の20重量%以下であることを特徴とする高強度透
水性コンクリートを提供するものである。また本発明
は、水セメント比が、39%以下である前記の高強度透
水性コンクリートを提供するものである。さらに本発明
は、骨材として砕石、砕砂、陸砂利、陸砂、川砂利、川
砂、山砂を単独または混合して用いる前記の高強度透水
性コンクリートを提供するものである。さらにまた本発
明は、セメントとして、普通ポルトランドセメント、早
強ポルトランドセメント、超早強セメント、超速強セメ
ントまたは混合セメントを用いる前記の高強度透水性コ
ンクリートを提供するものである。また本発明は、減水
剤として、リグニンスルホン酸ソーダ、グルコン酸ソー
ダ、β−ナフタリンスルホン酸高縮合物Na塩、メラミ
ンスルホン酸縮合物およびポリカルボン酸から選択され
る少なくとも1種を使用する前記の高強度透水性コンク
リートを提供するものである。さらに本発明は、さらに
遅延剤を配合する前記の高強度透水性コンクリートを提
供するものである。さらにまた本発明は、細骨材、粗骨
材、セメント、減水剤および水をミキサー内で混練する
工程を有する高強度透水性コンクリートの製造方法であ
って、前記細骨材の配合割合が、前記粗骨材の20重量
%以下であることを特徴とする高強度透水性コンクリー
トの製造方法を提供するものである。また本発明は、使
用するミキサーが、ハンドミキサー、二軸ミキサー、傾
胴ミキサー、パン型ミキサー、オムニミキサーの内のい
ずれかである前記の製造方法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに説明する。
本発明に用いる細骨材および粗骨材は、その種類をとく
に制限するものではないが、硬質であるのがよい。ここ
でいう硬質とは、必要とするコンクリートの強度を満た
す程度の強度を有することを意味する。例えば、砕石、
砕砂、陸砂利、陸砂、川砂利、川砂、山砂を単独または
混合して用いる。とくに、硬質砂岩の砕石、砕砂、石英
片岩の砕石、砕砂等が挙げられる。
本発明に用いる細骨材および粗骨材は、その種類をとく
に制限するものではないが、硬質であるのがよい。ここ
でいう硬質とは、必要とするコンクリートの強度を満た
す程度の強度を有することを意味する。例えば、砕石、
砕砂、陸砂利、陸砂、川砂利、川砂、山砂を単独または
混合して用いる。とくに、硬質砂岩の砕石、砕砂、石英
片岩の砕石、砕砂等が挙げられる。
【0007】粗骨材の大きさはとくに制限されないが、
例えば60mm以下、40mm以下、13mm以下、5
号砕石、6号砕石、粒度分布が5〜20mmである建築
コンクリート用砕石粗骨材等が挙げられ、使用するミキ
サーの大きさ、コンクリートの用途によって適宜選定す
ることができる。
例えば60mm以下、40mm以下、13mm以下、5
号砕石、6号砕石、粒度分布が5〜20mmである建築
コンクリート用砕石粗骨材等が挙げられ、使用するミキ
サーの大きさ、コンクリートの用途によって適宜選定す
ることができる。
【0008】細骨材の用いる量は、粗骨材量の20%以
下であることが望ましい。好ましくは3〜18%程度で
ある。細骨材の大きさはとくに制限されないが、例えば
0.01〜5mm程度がよい。
下であることが望ましい。好ましくは3〜18%程度で
ある。細骨材の大きさはとくに制限されないが、例えば
0.01〜5mm程度がよい。
【0009】セメントとしては、とくに制限するもので
はないが、普通ポルトランドセメント、早強ポルトラン
ドセメント、超早強セメント、超速強セメントまたは混
合セメント等を好適に用いることができる。
はないが、普通ポルトランドセメント、早強ポルトラン
ドセメント、超早強セメント、超速強セメントまたは混
合セメント等を好適に用いることができる。
【0010】水セメント比は、39%以下であることが
望ましい。好ましくは15〜35%程度である。
望ましい。好ましくは15〜35%程度である。
【0011】本発明に使用する減水剤は、とくに制限さ
れないが、リグニンスルホン酸ソーダ、グルコン酸ソー
ダ、β−ナフタリンスルホン酸高縮合物Na塩、メラミ
ンスルホン酸縮合物およびポリカルボン酸から選択され
るのがよい。減水剤の配合割合は、セメントの重量に対
して0.1〜6.0%が望ましい。
れないが、リグニンスルホン酸ソーダ、グルコン酸ソー
ダ、β−ナフタリンスルホン酸高縮合物Na塩、メラミ
ンスルホン酸縮合物およびポリカルボン酸から選択され
るのがよい。減水剤の配合割合は、セメントの重量に対
して0.1〜6.0%が望ましい。
【0012】本発明に用いる遅延剤は、例えばポリオー
ル複合体等が挙げられ、その配合割合は、セメントの重
量に対して0.1〜0.7%が望ましい。
ル複合体等が挙げられ、その配合割合は、セメントの重
量に対して0.1〜0.7%が望ましい。
【0013】本発明の高強度透水性コンクリートは、上
記で説明した細骨材、粗骨材、セメント、減水剤および
水を、ミキサー内で混練することにより製造することが
できる。このとき、細骨材の配合を所定割合にすること
が好ましいことは、前記のとおりである。なお、使用す
るミキサーは、例えばハンドミキサー、傾胴ミキサー、
二軸ミキサー、パン型ミキサー、オムニミキサー等が好
適である。このようにして得られた高強度透水性コンク
リートは、各種用途に採用することができるが、例えば
鉄筋コンクリートにも用いることができる。
記で説明した細骨材、粗骨材、セメント、減水剤および
水を、ミキサー内で混練することにより製造することが
できる。このとき、細骨材の配合を所定割合にすること
が好ましいことは、前記のとおりである。なお、使用す
るミキサーは、例えばハンドミキサー、傾胴ミキサー、
二軸ミキサー、パン型ミキサー、オムニミキサー等が好
適である。このようにして得られた高強度透水性コンク
リートは、各種用途に採用することができるが、例えば
鉄筋コンクリートにも用いることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。 (実施例1)下記表1の調合において、コンクリートを
製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用いたミキサー
はパン型ミキサーであり、100リットルの容量に対し
混練量70リットルとした。骨材は、硬質砂岩砕石砕砂
であり(粗骨材の粒度は5.0〜25.0mmであり、
細骨材の粒度0.01〜5.0mmである)、セメント
は早強セメント、減水剤は、β−ナフタリンスルホン酸
高縮合物Na塩を主成分としたものを用いた。混練方法
は、減水剤と水を除く、骨材とセメントをミキサーに投
入しカラ練りを30秒間行った後、減水剤と水を加えて
混練(本練り)を行った。
る。 (実施例1)下記表1の調合において、コンクリートを
製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用いたミキサー
はパン型ミキサーであり、100リットルの容量に対し
混練量70リットルとした。骨材は、硬質砂岩砕石砕砂
であり(粗骨材の粒度は5.0〜25.0mmであり、
細骨材の粒度0.01〜5.0mmである)、セメント
は早強セメント、減水剤は、β−ナフタリンスルホン酸
高縮合物Na塩を主成分としたものを用いた。混練方法
は、減水剤と水を除く、骨材とセメントをミキサーに投
入しカラ練りを30秒間行った後、減水剤と水を加えて
混練(本練り)を行った。
【0015】
【表1】
【0016】混練後、30分間運搬し、打設した。な
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。得ら
れたコンクリートの曲げ強度は46kg/cm2、透水
係数は1.6×10-2であった。
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。得ら
れたコンクリートの曲げ強度は46kg/cm2、透水
係数は1.6×10-2であった。
【0017】(実施例2)下記表2の調合において、コ
ンクリートを製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用
いたミキサーは二軸ミキサーであり、100リットルの
容量に対し混練量80リットルとした。骨材は、硬質の
石英片岩の砕石砕砂であり(粗骨材の粒度は5.0〜2
5.0mmであり、細骨材の粒度は0.1〜5.0mm
である)、セメントは早強セメント、減水剤は、リグニ
ンスルホン酸ソーダを主成分としたものを用いた。混練
方法は、減水剤と水を除く、骨材とセメントをミキサー
に投入しカラ練りを30秒間行った後、減水剤と水を加
えて混練(本練り)を行った。
ンクリートを製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用
いたミキサーは二軸ミキサーであり、100リットルの
容量に対し混練量80リットルとした。骨材は、硬質の
石英片岩の砕石砕砂であり(粗骨材の粒度は5.0〜2
5.0mmであり、細骨材の粒度は0.1〜5.0mm
である)、セメントは早強セメント、減水剤は、リグニ
ンスルホン酸ソーダを主成分としたものを用いた。混練
方法は、減水剤と水を除く、骨材とセメントをミキサー
に投入しカラ練りを30秒間行った後、減水剤と水を加
えて混練(本練り)を行った。
【0018】
【表2】
【0019】混練後、90分間運搬し、打設した。な
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。この
コンクリートの曲げ強度は66kg/cm2、透水係数
は1.0×10-2であった。
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。この
コンクリートの曲げ強度は66kg/cm2、透水係数
は1.0×10-2であった。
【0020】(実施例3)下記表3の調合において、コ
ンクリートを製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用
いたミキサーは二軸ミキサーであり、100リットルの
容量に対し混練量90リットルとした。骨材は、硬質砂
岩砕石砕砂であり(粗骨材の粒度は5.0〜25.0m
mであり、細骨材の粒度は0.1〜5.0mmであ
る)、セメントは超速強セメント、減水剤は、ポリカル
ボン酸を主成分としたものを用いた。混練方法は、減水
剤と水を除く、骨材とセメントをミキサーに投入しカラ
練りを30秒間行った後、減水剤と水を加えて混練(本
練り)を行った。
ンクリートを製造し、曲げ強度と透水性を測定した。用
いたミキサーは二軸ミキサーであり、100リットルの
容量に対し混練量90リットルとした。骨材は、硬質砂
岩砕石砕砂であり(粗骨材の粒度は5.0〜25.0m
mであり、細骨材の粒度は0.1〜5.0mmであ
る)、セメントは超速強セメント、減水剤は、ポリカル
ボン酸を主成分としたものを用いた。混練方法は、減水
剤と水を除く、骨材とセメントをミキサーに投入しカラ
練りを30秒間行った後、減水剤と水を加えて混練(本
練り)を行った。
【0021】
【表3】
【0022】混練後、90分間運搬し、打設した。な
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。この
コンクリートの曲げ強度は64kg/cm2、透水係数
は1.2×10-2であった。
お、この混練によって各原料は均一に分散することを得
た。また、原料が上下に分離することもなかった。この
コンクリートの曲げ強度は64kg/cm2、透水係数
は1.2×10-2であった。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、現行の施工機器をその
まま用いて、特殊な装置を用いなくても十分な混練が可
能であり、結果として十分な透水性、強度および耐久性
を付与することができる高強度透水性コンクリートおよ
びその製造方法が提供される。また、本発明のコンクリ
ートは、混練時に原料が上下に分離することがないの
で、運搬可能時間を長く設定することができ、施工性に
優れている。さらに本発明のコンクリートは、粗骨材の
寸法に拘束されないので、空隙の大きさを調節でき、透
水性をも調節できる。
まま用いて、特殊な装置を用いなくても十分な混練が可
能であり、結果として十分な透水性、強度および耐久性
を付与することができる高強度透水性コンクリートおよ
びその製造方法が提供される。また、本発明のコンクリ
ートは、混練時に原料が上下に分離することがないの
で、運搬可能時間を長く設定することができ、施工性に
優れている。さらに本発明のコンクリートは、粗骨材の
寸法に拘束されないので、空隙の大きさを調節でき、透
水性をも調節できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安見 和代 東京都中央区日本橋3−15−8 フジタ道 路株式会社内 (72)発明者 構口 武志 東京都中央区日本橋3−15−8 フジタ道 路株式会社内 (72)発明者 小柳 幸久 東京都中央区日本橋3−15−8 フジタ道 路株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 細骨材、粗骨材、セメント、減水剤およ
び水をミキサー内で混練して得られる高強度透水性コン
クリートであって、前記細骨材の配合割合が、前記粗骨
材の20重量%以下であることを特徴とする高強度透水
性コンクリート。 - 【請求項2】 水セメント比が、39%以下である請求
項1に記載の高強度透水性コンクリート。 - 【請求項3】 骨材として砕石、砕砂、陸砂利、陸砂、
川砂利、川砂、山砂を単独または混合して用いる請求項
1または2に記載の高強度透水性コンクリート。 - 【請求項4】 セメントとして、普通ポルトランドセメ
ント、早強ポルトランドセメント、超早強セメント、超
速強セメントまたは混合セメントを用いる請求項1ない
し3のいずれか1項に記載の高強度透水性コンクリー
ト。 - 【請求項5】 減水剤として、リグニンスルホン酸ソー
ダ、グルコン酸ソーダ、β−ナフタリンスルホン酸高縮
合物Na塩、メラミンスルホン酸縮合物およびポリカル
ボン酸から選択される少なくとも1種を使用する請求項
1ないし4のいずれか1項に記載の高強度透水性コンク
リート。 - 【請求項6】 さらに遅延剤を配合する請求項1ないし
5のいずれか1項に記載の高強度透水性コンクリート。 - 【請求項7】 細骨材、粗骨材、セメント、減水剤およ
び水をミキサー内で混練する工程を有する高強度透水性
コンクリートの製造方法であって、前記細骨材の配合割
合が、前記粗骨材の20重量%以下であることを特徴と
する高強度透水性コンクリートの製造方法。 - 【請求項8】 使用するミキサーが、ハンドミキサー、
二軸ミキサー、傾胴ミキサー、パン型ミキサー、オムニ
ミキサーの内のいずれかである請求項7に記載の高強度
透水性コンクリートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038288A JP2000239053A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 高強度透水性コンクリートおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11038288A JP2000239053A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 高強度透水性コンクリートおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000239053A true JP2000239053A (ja) | 2000-09-05 |
Family
ID=12521135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11038288A Pending JP2000239053A (ja) | 1999-02-17 | 1999-02-17 | 高強度透水性コンクリートおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000239053A (ja) |
Cited By (9)
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- 1999-02-17 JP JP11038288A patent/JP2000239053A/ja active Pending
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