JP2000234604A - 重ね合わされる二枚の段ボールの締結具 - Google Patents
重ね合わされる二枚の段ボールの締結具Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 重ね合わせた状態での使用が要求される二枚
の段ボールの当該重ね合わせ状態をより安定的に維持で
きる締結具の提供。 【解決手段】 二枚の段ボールP、Pの一方側から取付
穴Hに差し入れられる差し込み突部10と挟み付け板部
11とを備える雌締結具1と、二枚の段ボールP、Pの
他方側から取付穴Hに差し入れられるボルト部20と挟
み付け板部29とを備える雄締結具2とを有する。。雌
締結具1の差し込み突部10には雄締結具2のボルト部
20がネジ込まれる雌ネジ穴11aが形成してあり、取
付穴H内における雌ネジ穴11aへのボルト部20のネ
ジ込みにより二枚の段ボールP、Pを重ね合わせ状態で
密着させ合う構成としてあると共に、雄締結具2のボル
ト部20に、嵌め付け穴27aを弾性的に押し広げた状
態で嵌め付けられるゴム状弾性を備えたワッシャー状体
27と、ワッシャー状体27と雄締結具2における挟み
付け板部29との間に介装される圧縮コイルスプリング
28とを備えている。
の段ボールの当該重ね合わせ状態をより安定的に維持で
きる締結具の提供。 【解決手段】 二枚の段ボールP、Pの一方側から取付
穴Hに差し入れられる差し込み突部10と挟み付け板部
11とを備える雌締結具1と、二枚の段ボールP、Pの
他方側から取付穴Hに差し入れられるボルト部20と挟
み付け板部29とを備える雄締結具2とを有する。。雌
締結具1の差し込み突部10には雄締結具2のボルト部
20がネジ込まれる雌ネジ穴11aが形成してあり、取
付穴H内における雌ネジ穴11aへのボルト部20のネ
ジ込みにより二枚の段ボールP、Pを重ね合わせ状態で
密着させ合う構成としてあると共に、雄締結具2のボル
ト部20に、嵌め付け穴27aを弾性的に押し広げた状
態で嵌め付けられるゴム状弾性を備えたワッシャー状体
27と、ワッシャー状体27と雄締結具2における挟み
付け板部29との間に介装される圧縮コイルスプリング
28とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重ね合わせた状
態での使用が要求される二枚の段ボールの当該重ね合わ
せ状態を維持させるように、当該二枚の段ボールを間に
挟んで締結される締結具の提供に関する。
態での使用が要求される二枚の段ボールの当該重ね合わ
せ状態を維持させるように、当該二枚の段ボールを間に
挟んで締結される締結具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】輸送用の段ボール箱など、強固に形成さ
れる必要がある段ボール製品にあっては、独立した二枚
の段ボールを重ね合わせた状態で使用することがしばし
ば要請される。
れる必要がある段ボール製品にあっては、独立した二枚
の段ボールを重ね合わせた状態で使用することがしばし
ば要請される。
【0003】しかるに、独立した二枚の段ボールを重ね
合わせ状態で接着剤により適切に接着し合わせることは
困難である。
合わせ状態で接着剤により適切に接着し合わせることは
困難である。
【0004】こうしたことから、従来、図13および図
14に示される構造の締結具により二枚の段ボールの重
ね合わせ状態を維持する手法が採られていた。
14に示される構造の締結具により二枚の段ボールの重
ね合わせ状態を維持する手法が採られていた。
【0005】かかる従来の締結具は、ボルト部101を
備えた雄締結具100と、このボルト部101のネジ付
けられる雌ネジ穴201aを備えた差し込み突部201
を有する雌締結具200とを備え、また、雄締結具10
0は挟み付け板部102の一面側に前記ボルト部101
を突き出し状に有し、かつ、雌締結具200も挟み付け
板部202の一面側に前記差し込み突部201を突き出
し状に有している。そして重ね合わされた二枚の段ボー
ルP、Pに設けられ連通状態とされた取付穴Hに対し、
当該取付穴Hの一方側から前記雌締結具200の差し込
み突部201を差し入れると共に、当該取付穴Hの他方
側から当該雄締結具100のボルト部101を差し入れ
て当該雄締結具100を回転操作させて当該ボルト部1
01を前記雌ネジ穴201aにネジ込むことにより、両
締結具100、200の挟み付け板部をもって二枚の段
ボールP、Pを挟み付けて前記重ね合わせ状態を維持す
る構造を有している。
備えた雄締結具100と、このボルト部101のネジ付
けられる雌ネジ穴201aを備えた差し込み突部201
を有する雌締結具200とを備え、また、雄締結具10
0は挟み付け板部102の一面側に前記ボルト部101
を突き出し状に有し、かつ、雌締結具200も挟み付け
板部202の一面側に前記差し込み突部201を突き出
し状に有している。そして重ね合わされた二枚の段ボー
ルP、Pに設けられ連通状態とされた取付穴Hに対し、
当該取付穴Hの一方側から前記雌締結具200の差し込
み突部201を差し入れると共に、当該取付穴Hの他方
側から当該雄締結具100のボルト部101を差し入れ
て当該雄締結具100を回転操作させて当該ボルト部1
01を前記雌ネジ穴201aにネジ込むことにより、両
締結具100、200の挟み付け板部をもって二枚の段
ボールP、Pを挟み付けて前記重ね合わせ状態を維持す
る構造を有している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした締結
具によって重ね合わせ状態に挟み付けられる二枚の段ボ
ールP、Pによって構成される製品の中には、衝撃や振
動などが高頻度で作用されるものもあり、こうした衝撃
や振動などにかかわらず、前記雌ネジ穴201aに対す
る前記ボルト部101の適切な位置でのネジ込み状態を
より安定的に確保できるようにする手法が提供できれ
ば、この種の締結具の利用価値の一層の向上をもたらす
ことができる。
具によって重ね合わせ状態に挟み付けられる二枚の段ボ
ールP、Pによって構成される製品の中には、衝撃や振
動などが高頻度で作用されるものもあり、こうした衝撃
や振動などにかかわらず、前記雌ネジ穴201aに対す
る前記ボルト部101の適切な位置でのネジ込み状態を
より安定的に確保できるようにする手法が提供できれ
ば、この種の締結具の利用価値の一層の向上をもたらす
ことができる。
【0007】また、前記従来の締結具にあっては、前記
取付穴H内における雌締結具200の差し込み突部20
1への雄締結具100のボルト部101のネジ込み操作
にあたり、当該ボルト部101が雌締結具200の差し
込み突部201を押圧して当該取付穴H内から雌締結具
200の差し込み突部201を抜け出させる向きに移動
させて当該ネジ込み操作による両締結具100、200
の締結作業などに難を生じさせないように、重ね合わさ
れる一方の段ボールPに設けた取付穴Hに差し入れられ
る前記雌締結具200の差し込み突部201における当
該取付穴Hからの突き出し端にワッシャー300を嵌め
付ける必要を生じさせることがあるため、こうしたワッ
シャー300の嵌め付け手間を軽減させることが求めら
れていた。
取付穴H内における雌締結具200の差し込み突部20
1への雄締結具100のボルト部101のネジ込み操作
にあたり、当該ボルト部101が雌締結具200の差し
込み突部201を押圧して当該取付穴H内から雌締結具
200の差し込み突部201を抜け出させる向きに移動
させて当該ネジ込み操作による両締結具100、200
の締結作業などに難を生じさせないように、重ね合わさ
れる一方の段ボールPに設けた取付穴Hに差し入れられ
る前記雌締結具200の差し込み突部201における当
該取付穴Hからの突き出し端にワッシャー300を嵌め
付ける必要を生じさせることがあるため、こうしたワッ
シャー300の嵌め付け手間を軽減させることが求めら
れていた。
【0008】そこで、この発明は、重ね合わせた状態で
の使用が要求される二枚の段ボールの当該重ね合わせ状
態を維持させるように、当該二枚の段ボールを間に挟ん
で当該二枚の段ボールに連通状態で設けられた取付穴内
で締結される雄締結具と雌締結具とからなる締結具にお
いて、この締結状態をより安定的に維持でき、さらに、
この締結操作をより行い易くすることを主たる目的とす
る。
の使用が要求される二枚の段ボールの当該重ね合わせ状
態を維持させるように、当該二枚の段ボールを間に挟ん
で当該二枚の段ボールに連通状態で設けられた取付穴内
で締結される雄締結具と雌締結具とからなる締結具にお
いて、この締結状態をより安定的に維持でき、さらに、
この締結操作をより行い易くすることを主たる目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、二枚の段ボールの
締結具が以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとし
た。 (1)重ね合わされた状態で連通する取付穴が設けられ
た二枚の段ボールの一方側から当該取付穴に差し入れら
れる差し込み突部と、この差し込み突部を一面側に有す
る挟み付け板部とを備える雌締結具と、(2)前記取付
穴が連通状態で設けられた二枚の段ボールの他方側から
当該取付穴に差し入れられるボルト部と、このボルト部
を一面側に有する挟み付け板部とを備える雄締結具とを
備え、(3)前記雌締結具の差し込み突部には、当該差
し込み突部の先端側から前記雄締結具のボルト部がネジ
込まれる雌ネジ穴が形成してあり、前記取付穴内におけ
る当該雌ネジ穴への当該ボルト部のネジ込みにより前記
二枚の段ボールを重ね合わせ状態で密着させ合う構成と
してあると共に、(4)前記雄締結具における前記ボル
ト部に、嵌め付け穴を弾性的に押し広げた状態で当該ボ
ルト部を当該嵌め付け穴に通して当該ボルト部に嵌め付
けられるゴム状弾性を備え且つ前記取付穴の穴縁部面に
突き当てられる大きさを備えたワッシャー状体と、この
ワッシャー状体と当該雄締結具における挟み付け板部と
の間に当該ボルト部を内側に納めた状態で介装される圧
縮コイルスプリングとを備えている。
に、請求項1記載の発明にあっては、二枚の段ボールの
締結具が以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとし
た。 (1)重ね合わされた状態で連通する取付穴が設けられ
た二枚の段ボールの一方側から当該取付穴に差し入れら
れる差し込み突部と、この差し込み突部を一面側に有す
る挟み付け板部とを備える雌締結具と、(2)前記取付
穴が連通状態で設けられた二枚の段ボールの他方側から
当該取付穴に差し入れられるボルト部と、このボルト部
を一面側に有する挟み付け板部とを備える雄締結具とを
備え、(3)前記雌締結具の差し込み突部には、当該差
し込み突部の先端側から前記雄締結具のボルト部がネジ
込まれる雌ネジ穴が形成してあり、前記取付穴内におけ
る当該雌ネジ穴への当該ボルト部のネジ込みにより前記
二枚の段ボールを重ね合わせ状態で密着させ合う構成と
してあると共に、(4)前記雄締結具における前記ボル
ト部に、嵌め付け穴を弾性的に押し広げた状態で当該ボ
ルト部を当該嵌め付け穴に通して当該ボルト部に嵌め付
けられるゴム状弾性を備え且つ前記取付穴の穴縁部面に
突き当てられる大きさを備えたワッシャー状体と、この
ワッシャー状体と当該雄締結具における挟み付け板部と
の間に当該ボルト部を内側に納めた状態で介装される圧
縮コイルスプリングとを備えている。
【0010】かかる構成によれば、先ず、重ね合わされ
た状態で連通する取付穴が設けられた二枚の段ボールの
一方側に設けられた当該取付穴に前記雌締結具の差し込
み突部を当該雌締結具の挟み付け板部が当該一方側の段
ボールの板面に接する位置まで差し入れることができ
る。
た状態で連通する取付穴が設けられた二枚の段ボールの
一方側に設けられた当該取付穴に前記雌締結具の差し込
み突部を当該雌締結具の挟み付け板部が当該一方側の段
ボールの板面に接する位置まで差し入れることができ
る。
【0011】次いで、かかる二枚の段ボールの他方側か
ら前記取付穴に前記雄締結具のボルト部を、当該取付穴
を巡る段ボールの板面に前記ワッシャー状体を押し当て
て、前記圧縮コイルスプリングを圧縮方向に縮みこませ
ながら差し入れ、当該ボルト部の先端を前記雌締結具に
おける差し込み突部の雌ネジ穴に入り込ませることがで
きる。
ら前記取付穴に前記雄締結具のボルト部を、当該取付穴
を巡る段ボールの板面に前記ワッシャー状体を押し当て
て、前記圧縮コイルスプリングを圧縮方向に縮みこませ
ながら差し入れ、当該ボルト部の先端を前記雌締結具に
おける差し込み突部の雌ネジ穴に入り込ませることがで
きる。
【0012】このように縮み込まされた圧縮コイルスプ
リングにより、前記雄締結具のボルト部は前記取付穴か
ら抜け出す向きに付勢されることから、かかるボルト部
の先端が前記雌ネジ穴に僅かでも入り込み、当該ボルト
部側の回転操作により当該ボルト部と雌ネジ穴がネジ付
けられるとかかる付勢により前記雌締結具はその挟み付
け板部を段ボールの板面に密着させる向きに引っ張られ
ることとなり、このボルト部の雌ネジ穴へのネジ込み作
業にあたって格別の配慮を払わなくても雌締結具がその
差し込み突部を段ボールの取付穴から抜け出させる向き
に移動されることはない。
リングにより、前記雄締結具のボルト部は前記取付穴か
ら抜け出す向きに付勢されることから、かかるボルト部
の先端が前記雌ネジ穴に僅かでも入り込み、当該ボルト
部側の回転操作により当該ボルト部と雌ネジ穴がネジ付
けられるとかかる付勢により前記雌締結具はその挟み付
け板部を段ボールの板面に密着させる向きに引っ張られ
ることとなり、このボルト部の雌ネジ穴へのネジ込み作
業にあたって格別の配慮を払わなくても雌締結具がその
差し込み突部を段ボールの取付穴から抜け出させる向き
に移動されることはない。
【0013】そして、さらに、前記雌締結具における差
し込み突部に設けられた雌ネジ穴にボルト部を導入させ
た雄締結具をさらに回転させることにより、前記圧縮コ
イルスプリングをさらに圧縮方向に縮み込ませながら、
当該雄締結具の挟み付け板部が当該他方側にある段ボー
ルの板面に接する位置まで当該ボルト部を前記雌ネジ穴
にネジ込むことができる。
し込み突部に設けられた雌ネジ穴にボルト部を導入させ
た雄締結具をさらに回転させることにより、前記圧縮コ
イルスプリングをさらに圧縮方向に縮み込ませながら、
当該雄締結具の挟み付け板部が当該他方側にある段ボー
ルの板面に接する位置まで当該ボルト部を前記雌ネジ穴
にネジ込むことができる。
【0014】そして、かかるネジ込みにより、前記二枚
の段ボールを、前記雄締結具の挟み付け板部と雌締結具
の挟み付け板部とで挟み付けて、重ね合わせた状態で密
着させ合わせ、かつ、この密着状態を維持した締結状態
を作り出すことができる。
の段ボールを、前記雄締結具の挟み付け板部と雌締結具
の挟み付け板部とで挟み付けて、重ね合わせた状態で密
着させ合わせ、かつ、この密着状態を維持した締結状態
を作り出すことができる。
【0015】かかる締結状態において、前記雄締結具に
は前記圧縮コイルスプリングにより前記雌締結具の差し
込み突部の雌ネジ穴から前記ボルト部を常時抜き出させ
る向きの力が作用される。この結果、かかる締結状態に
おいて前記ボルト部のネジ山と前記雌ネジ穴のネジ山と
はその側面で密着し合い、両者のネジ付け状態の緩み出
しが効果的に防止される。
は前記圧縮コイルスプリングにより前記雌締結具の差し
込み突部の雌ネジ穴から前記ボルト部を常時抜き出させ
る向きの力が作用される。この結果、かかる締結状態に
おいて前記ボルト部のネジ山と前記雌ネジ穴のネジ山と
はその側面で密着し合い、両者のネジ付け状態の緩み出
しが効果的に防止される。
【0016】また、前記ゴム状弾性を備えるワッシャー
状体は、前記圧縮コイルスプリングの付勢力を受けて段
ボールの板面に強く押し付けられることとなり、前記雄
締結具に前記ボルト部を回転させる向きの力が作用され
た場合に、この力に抗する摩擦力を当該段ボールの板面
との間で生じさせるため、前記締結状態において予期せ
ずこの締結状態を解く向きに前記雄締結具が回転される
事態を効果的に防止することができる。
状体は、前記圧縮コイルスプリングの付勢力を受けて段
ボールの板面に強く押し付けられることとなり、前記雄
締結具に前記ボルト部を回転させる向きの力が作用され
た場合に、この力に抗する摩擦力を当該段ボールの板面
との間で生じさせるため、前記締結状態において予期せ
ずこの締結状態を解く向きに前記雄締結具が回転される
事態を効果的に防止することができる。
【0017】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の二枚の段ボールの締結具における雄締結具
の挟み付け板部の縁部に、前記雌締結具における差し込
み突部の雌ネジ穴への雄締結具のボルト部のネジ込みに
伴って段ボールの板面に押し付けられて当該雄締結具の
ボルト部に対し前記雌締結具における差し込み突部の雌
ネジ穴から抜き出す向きの力を作用させる突き当て突部
が形成してあるものとした。
求項1記載の二枚の段ボールの締結具における雄締結具
の挟み付け板部の縁部に、前記雌締結具における差し込
み突部の雌ネジ穴への雄締結具のボルト部のネジ込みに
伴って段ボールの板面に押し付けられて当該雄締結具の
ボルト部に対し前記雌締結具における差し込み突部の雌
ネジ穴から抜き出す向きの力を作用させる突き当て突部
が形成してあるものとした。
【0018】かかる構成によれば、前記締結状態におい
て、前記突き当て突部も前記雄締結具に対し前記雌締結
具の差し込み突部の雌ネジ穴から前記ボルト部を常時抜
き出させる向きの力を作用させるものとされる。
て、前記突き当て突部も前記雄締結具に対し前記雌締結
具の差し込み突部の雌ネジ穴から前記ボルト部を常時抜
き出させる向きの力を作用させるものとされる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の典型的な実施の
形態の一つを、図1ないし図12に基づいて説明する。
形態の一つを、図1ないし図12に基づいて説明する。
【0020】なお、ここで図1および図2は、この実施
の形態にかかる締結具を構成する各部品を分離して斜視
の状態として示しており、図2は図1と反対の向きから
見てこれらの各部品を示している。また、図3は、かか
る締結具を構成する雄締結具2をその上面側2”から見
た状態として、また、図4は、かかる雄締結具2をその
下面側2’から見た状態として、それぞれ示している。
また、図5は、かかる雄締結具2を側方から見た状態と
して、また、図6は、縦断面の状態として、それぞれ示
している。
の形態にかかる締結具を構成する各部品を分離して斜視
の状態として示しており、図2は図1と反対の向きから
見てこれらの各部品を示している。また、図3は、かか
る締結具を構成する雄締結具2をその上面側2”から見
た状態として、また、図4は、かかる雄締結具2をその
下面側2’から見た状態として、それぞれ示している。
また、図5は、かかる雄締結具2を側方から見た状態と
して、また、図6は、縦断面の状態として、それぞれ示
している。
【0021】また、図7は、前記雄締結具2の挟み付け
板部29の周縁部に形成された突き当て突部26の構成
を理解し易いように、当該突き当て突部26部分を拡大
して断面の状態として示しており、また、図8は、かか
る雄締結具2におけるボルト部20へのワッシャー状体
27の嵌め付け状態を理解し易いように、このワッシャ
ー状体27の嵌め付け部分を拡大して断面の状態として
示している。
板部29の周縁部に形成された突き当て突部26の構成
を理解し易いように、当該突き当て突部26部分を拡大
して断面の状態として示しており、また、図8は、かか
る雄締結具2におけるボルト部20へのワッシャー状体
27の嵌め付け状態を理解し易いように、このワッシャ
ー状体27の嵌め付け部分を拡大して断面の状態として
示している。
【0022】また、図9は、重ね合わせ状態で留め合わ
される一方の段ボールPに設けられた取付穴Hに雄締結
具2のボルト部20を、また、他方の段ボールPに設け
られた取付穴Hに雌締結具1の差し込み突部10を、そ
れぞれ差し入れた状態を縦断面の状態として示してお
り、また、図10は、このように二枚の段ボールP、P
におけるそれぞれの取付穴Hに差し込まれた両締結具を
締結させて、雄締結具2の挟み付け板部29と雌締結具
1の挟み付け板部11とで二枚の段ボールP、Pを挟み
付けた状態を縦断面の状態として示している。また、図
11は、図10の状態における前記ワッシャー状体27
の段ボールPの面への押し付け状態を、また、図12
は、図10の状態における雄締結具2のボルト部20の
ネジ山20aと雌締結具1の雌ネジ穴11aのネジ山1
1bとの接触状態を、それぞれ理解し易いように、拡大
して示している。
される一方の段ボールPに設けられた取付穴Hに雄締結
具2のボルト部20を、また、他方の段ボールPに設け
られた取付穴Hに雌締結具1の差し込み突部10を、そ
れぞれ差し入れた状態を縦断面の状態として示してお
り、また、図10は、このように二枚の段ボールP、P
におけるそれぞれの取付穴Hに差し込まれた両締結具を
締結させて、雄締結具2の挟み付け板部29と雌締結具
1の挟み付け板部11とで二枚の段ボールP、Pを挟み
付けた状態を縦断面の状態として示している。また、図
11は、図10の状態における前記ワッシャー状体27
の段ボールPの面への押し付け状態を、また、図12
は、図10の状態における雄締結具2のボルト部20の
ネジ山20aと雌締結具1の雌ネジ穴11aのネジ山1
1bとの接触状態を、それぞれ理解し易いように、拡大
して示している。
【0023】この実施の形態にかかる締結具は、独立し
た二枚の段ボールP、Pを重ね合わせた状態で、互いの
対向面を密着させ合うように、当該二枚の段ボールP、
Pを留め合わせるために用いられるものである。
た二枚の段ボールP、Pを重ね合わせた状態で、互いの
対向面を密着させ合うように、当該二枚の段ボールP、
Pを留め合わせるために用いられるものである。
【0024】こうした二枚の段ボールP、Pの前記留め
合わせは、典型的には、各種の物品を納める当該物品の
輸送用の段ボールP箱を強固に形成させるなどの観点か
ら求められる。
合わせは、典型的には、各種の物品を納める当該物品の
輸送用の段ボールP箱を強固に形成させるなどの観点か
ら求められる。
【0025】また、このように留め合わされる二枚の段
ボールP、Pとしては、典型的には、複両面段ボール
(いわゆる二層段ボール)、複々両面段ボール(いわゆ
る三層段ボール)が用いられる。
ボールP、Pとしては、典型的には、複両面段ボール
(いわゆる二層段ボール)、複々両面段ボール(いわゆ
る三層段ボール)が用いられる。
【0026】この実施の形態にかかる締結具は、前記重
ね合わせ状態で連通される前記二枚の段ボールP、Pに
設けられる取付穴Hに対し、当該二枚の段ボールP、P
の一方側から当該取付穴Hに差し入れられる差し込み突
部10を備えた雌締結具1と、当該二枚の段ボールP、
Pの他方側から当該取付穴Hに差し入れられるボルト部
20を備えた雄締結具2とを備えている。
ね合わせ状態で連通される前記二枚の段ボールP、Pに
設けられる取付穴Hに対し、当該二枚の段ボールP、P
の一方側から当該取付穴Hに差し入れられる差し込み突
部10を備えた雌締結具1と、当該二枚の段ボールP、
Pの他方側から当該取付穴Hに差し入れられるボルト部
20を備えた雄締結具2とを備えている。
【0027】先ず、雌締結具1は、略円形の挟み付け板
部11の一面側であって、当該挟み付け板部11の中央
部に円筒状をなす前記差し込み突部10を突き出し状に
備えている。この実施の形態にあっては、かかる挟み付
け板部11および差し込み突部10はいずれも金属製の
ものとしてあり、当該差し込み突部10の一端側を当該
挟み付け板部11に溶接して当該差し込み突部10を挟
み付け板部11に一体に取り付けてある。そして、この
差し込み突部10には、その先端側で開放された雌ネジ
穴11aが当該差し込み突部10の突き出し方向に沿っ
て設けてあり、この雌ネジ穴11aに前記雄締結具2の
ボルト部20が前記先端開放側から当該雄締結具2の回
転操作に伴ってネジ込まれる構成としてある。また、こ
の実施の形態にあっては、前記挟み付け板部11におけ
る前記差し込み突部10の突設された側の面において当
該差し込み突部10の外側を巡るように、円環状突部1
2が形成されており、この円環状突部12の内側で前記
溶接が施されている。
部11の一面側であって、当該挟み付け板部11の中央
部に円筒状をなす前記差し込み突部10を突き出し状に
備えている。この実施の形態にあっては、かかる挟み付
け板部11および差し込み突部10はいずれも金属製の
ものとしてあり、当該差し込み突部10の一端側を当該
挟み付け板部11に溶接して当該差し込み突部10を挟
み付け板部11に一体に取り付けてある。そして、この
差し込み突部10には、その先端側で開放された雌ネジ
穴11aが当該差し込み突部10の突き出し方向に沿っ
て設けてあり、この雌ネジ穴11aに前記雄締結具2の
ボルト部20が前記先端開放側から当該雄締結具2の回
転操作に伴ってネジ込まれる構成としてある。また、こ
の実施の形態にあっては、前記挟み付け板部11におけ
る前記差し込み突部10の突設された側の面において当
該差し込み突部10の外側を巡るように、円環状突部1
2が形成されており、この円環状突部12の内側で前記
溶接が施されている。
【0028】また、かかる挟み付け板部11の外縁部に
は、互いに略等しい間隔を開けた四か所に前記差し込み
突部10の突き出す向きと同じ向きに突き出す刺突爪1
3が形成されている。この刺突爪13は段ボールPに突
き刺さるように鋭利な尖端を有している。この実施の形
態にあっては、かかる刺突爪13を、前記挟み付け板部
11の前記四か所に円形の貫通孔14を設けると共に、
当該挟み付け板部11の外縁と当該貫通孔14とに亙っ
て切断を施し、この切断縁15と前記貫通孔14とによ
り尖端を尖らせた舌片状に形成された箇所を、その基部
側で折り曲げ起立させることにより形成している。この
刺突爪13は、前記段ボールPの取付穴Hに前記雌締結
具1の差し込み突部10を前記挟み付け板部11の板面
が接する位置まで差し入れることに伴って当該段ボール
Pに突き刺さって、当該雌締結具1における差し込み部
の雌ネジ穴11aへの前記雄締結具2のボルト部20の
ネジ込みにあたっての当該雌締結具1の連れ回りを防止
すると共に、このネジ込みまでの間において当該段ボー
ルPからの雌締結具1の脱落を防止するように機能す
る。なお、かかる脱落防止機能を十分に確保する観点か
ら、かかる刺突爪13を、前記挟み付け板部11の板面
を基準とした鉛直線に対してやや側方に傾斜するように
折曲起立させるようにしてあることもある。
は、互いに略等しい間隔を開けた四か所に前記差し込み
突部10の突き出す向きと同じ向きに突き出す刺突爪1
3が形成されている。この刺突爪13は段ボールPに突
き刺さるように鋭利な尖端を有している。この実施の形
態にあっては、かかる刺突爪13を、前記挟み付け板部
11の前記四か所に円形の貫通孔14を設けると共に、
当該挟み付け板部11の外縁と当該貫通孔14とに亙っ
て切断を施し、この切断縁15と前記貫通孔14とによ
り尖端を尖らせた舌片状に形成された箇所を、その基部
側で折り曲げ起立させることにより形成している。この
刺突爪13は、前記段ボールPの取付穴Hに前記雌締結
具1の差し込み突部10を前記挟み付け板部11の板面
が接する位置まで差し入れることに伴って当該段ボール
Pに突き刺さって、当該雌締結具1における差し込み部
の雌ネジ穴11aへの前記雄締結具2のボルト部20の
ネジ込みにあたっての当該雌締結具1の連れ回りを防止
すると共に、このネジ込みまでの間において当該段ボー
ルPからの雌締結具1の脱落を防止するように機能す
る。なお、かかる脱落防止機能を十分に確保する観点か
ら、かかる刺突爪13を、前記挟み付け板部11の板面
を基準とした鉛直線に対してやや側方に傾斜するように
折曲起立させるようにしてあることもある。
【0029】次いで、前記雄締結具2は、円盤状をなす
挟み付け板部29の一面側であって、その略中央部に、
前記ボルト部20を突き出し状に備えている。(以下、
このボルト部20の突き出し側を雄締結具2の下面側
2’と、このボルト部20の突き出し側と反対の側を雄
締結具2の上面側2”という。)この実施の形態にあっ
ては、かかる雄締結具2における挟み付け板部29の略
中央部に当該雄締結具2の上面側2”から下面側2’に
向けてすりばち状に狭まる固定穴21を当該挟み付け板
部29を成形して形成させ、この固定穴21に対し前記
上面側2”から頭部22aの側面を軸部22b側に向け
て当該頭部22aを次第に細くするように傾斜させたボ
ルト22を当該軸部22bの側から差し入れて、前記固
定穴21内に前記頭部22aを位置させた状態で当該固
定穴21部分をカシメて当該雄締結具2における挟み付
け板部29に前記ボルト部20を一体に設けている。こ
の結果、この実施の形態にあっては、かかる雄締結具2
の挟み付け板部29における前記ボルト部20の突き出
し基部を巡る箇所には、当該雄締結具2の前記下面側
2’に突き出す突出部23が形成されている。また、こ
の実施の形態にあっては、前記雄締結具2の下面側2’
において、前記挟み付け板部29の前記突出部23を巡
る外側に環状凹部24が、また、この環状凹部24の外
縁と当該挟み付け板部29の縁部との間に平坦部25が
形成してある。また、前記ボルト22の頭部22a上面
には、ドライバの先端が差し込まれる十字穴22cが形
成してあり、雄締結具2の前記上面側2”にこの十字穴
22cが位置され、この十字穴22cを利用して雄締結
具2の回転操作を行うことができるようにしてある。
挟み付け板部29の一面側であって、その略中央部に、
前記ボルト部20を突き出し状に備えている。(以下、
このボルト部20の突き出し側を雄締結具2の下面側
2’と、このボルト部20の突き出し側と反対の側を雄
締結具2の上面側2”という。)この実施の形態にあっ
ては、かかる雄締結具2における挟み付け板部29の略
中央部に当該雄締結具2の上面側2”から下面側2’に
向けてすりばち状に狭まる固定穴21を当該挟み付け板
部29を成形して形成させ、この固定穴21に対し前記
上面側2”から頭部22aの側面を軸部22b側に向け
て当該頭部22aを次第に細くするように傾斜させたボ
ルト22を当該軸部22bの側から差し入れて、前記固
定穴21内に前記頭部22aを位置させた状態で当該固
定穴21部分をカシメて当該雄締結具2における挟み付
け板部29に前記ボルト部20を一体に設けている。こ
の結果、この実施の形態にあっては、かかる雄締結具2
の挟み付け板部29における前記ボルト部20の突き出
し基部を巡る箇所には、当該雄締結具2の前記下面側
2’に突き出す突出部23が形成されている。また、こ
の実施の形態にあっては、前記雄締結具2の下面側2’
において、前記挟み付け板部29の前記突出部23を巡
る外側に環状凹部24が、また、この環状凹部24の外
縁と当該挟み付け板部29の縁部との間に平坦部25が
形成してある。また、前記ボルト22の頭部22a上面
には、ドライバの先端が差し込まれる十字穴22cが形
成してあり、雄締結具2の前記上面側2”にこの十字穴
22cが位置され、この十字穴22cを利用して雄締結
具2の回転操作を行うことができるようにしてある。
【0030】また、この実施の形態にあっては、前記雄
締結具2の下面側2’であって、前記挟み付け板部29
の縁部に、当該縁部を巡る立ち上がり周壁状の突き当て
突部26が形成してあり、前記段ボールPの取付穴Hに
前記ボルト部20を差し入れ、このボルト部20を前記
雌締結具1の差し込み突部10の雌ネジ穴11aにネジ
付け、所定の位置まで締め込んだ状態で、当該突き当て
突部26の突き出し端が段ボールPの板面に押し付けら
れる構成としてある。この実施の形態にあっては、かか
る突き当て突部26は、前記雄締結具2の挟み付け板部
29を前記ボルト部20の突き出し方向に沿って断面に
した状態において、当該突き当て突部26の突き出し端
に向かうに連れて次第に当該挟み付け板部29の外方に
広がり出すように傾斜した構成としてあり、(図7)前
記所定の位置への雄締結具2の締め込みによって前記段
ボールPの板面に押し付けられた場合に若干の弾性変形
を生じて、前記雌締結具1における差し込み突部10の
雌ネジ穴11aにネジ込まれた当該雄締結具2のボルト
部20に対し当該雌ネジ穴11aからの抜き出し向きの
力を作用するものとしてある。
締結具2の下面側2’であって、前記挟み付け板部29
の縁部に、当該縁部を巡る立ち上がり周壁状の突き当て
突部26が形成してあり、前記段ボールPの取付穴Hに
前記ボルト部20を差し入れ、このボルト部20を前記
雌締結具1の差し込み突部10の雌ネジ穴11aにネジ
付け、所定の位置まで締め込んだ状態で、当該突き当て
突部26の突き出し端が段ボールPの板面に押し付けら
れる構成としてある。この実施の形態にあっては、かか
る突き当て突部26は、前記雄締結具2の挟み付け板部
29を前記ボルト部20の突き出し方向に沿って断面に
した状態において、当該突き当て突部26の突き出し端
に向かうに連れて次第に当該挟み付け板部29の外方に
広がり出すように傾斜した構成としてあり、(図7)前
記所定の位置への雄締結具2の締め込みによって前記段
ボールPの板面に押し付けられた場合に若干の弾性変形
を生じて、前記雌締結具1における差し込み突部10の
雌ネジ穴11aにネジ込まれた当該雄締結具2のボルト
部20に対し当該雌ネジ穴11aからの抜き出し向きの
力を作用するものとしてある。
【0031】また、かかる雄締結具2における前記ボル
ト部20には、ゴムなどのゴム状弾性を備えたワッシャ
ー状体27が嵌め付けられている。この実施の形態にあ
っては、かかるワッシャー状体27は、前記ボルト部2
0の外径(ネジ山20aの先端間の径)よりもやや小さ
い径の嵌め付け穴27aを中央部に備えた円板状に形成
してある。また、このワッシャー状体27は、その外径
を前記段ボールPの取付穴Hの穴径よりも大きくするよ
うに構成してある。
ト部20には、ゴムなどのゴム状弾性を備えたワッシャ
ー状体27が嵌め付けられている。この実施の形態にあ
っては、かかるワッシャー状体27は、前記ボルト部2
0の外径(ネジ山20aの先端間の径)よりもやや小さ
い径の嵌め付け穴27aを中央部に備えた円板状に形成
してある。また、このワッシャー状体27は、その外径
を前記段ボールPの取付穴Hの穴径よりも大きくするよ
うに構成してある。
【0032】また、かかる雄締結具2における前記ボル
ト部20には、前記ワッシャー状体27と前記挟み付け
板部29における前記下面側2’との間において、この
ボルト部20を内側に納めた状態で圧縮コイルスプリン
グ28が介装してある。この実施の形態にあっては、か
かる圧縮コイルスプリング28は、前記雄締結具2の挟
み付け板部29に形成された突出部23を一端側から内
側に納めて、この一端側を当該突出部23と前記環状凹
部24との間に形成される当該突出部23の外縁に略沿
って位置付けるように、前記ワッシャー状体27との間
に介装される径に構成としてある。かかる圧縮コイルス
プリング28は前記ワッシャー状体27によりかかる介
装状態を維持され、前記雌締結具1との締結前における
雄締結具2のボルト部20からの脱落が防止される。
ト部20には、前記ワッシャー状体27と前記挟み付け
板部29における前記下面側2’との間において、この
ボルト部20を内側に納めた状態で圧縮コイルスプリン
グ28が介装してある。この実施の形態にあっては、か
かる圧縮コイルスプリング28は、前記雄締結具2の挟
み付け板部29に形成された突出部23を一端側から内
側に納めて、この一端側を当該突出部23と前記環状凹
部24との間に形成される当該突出部23の外縁に略沿
って位置付けるように、前記ワッシャー状体27との間
に介装される径に構成としてある。かかる圧縮コイルス
プリング28は前記ワッシャー状体27によりかかる介
装状態を維持され、前記雌締結具1との締結前における
雄締結具2のボルト部20からの脱落が防止される。
【0033】この実施の形態にかかる締結具は、以上に
説明した構成を備えていることから、先ず、重ね合わさ
れた状態で連通される取付穴Hが設けられた二枚の段ボ
ールP、Pの一方側における当該取付穴Hに前記雌締結
具1の差し込み突部10を当該雌締結具1の挟み付け板
部11が当該一方側の段ボールPの板面に接する位置ま
で差し入れることができる。(図9)
説明した構成を備えていることから、先ず、重ね合わさ
れた状態で連通される取付穴Hが設けられた二枚の段ボ
ールP、Pの一方側における当該取付穴Hに前記雌締結
具1の差し込み突部10を当該雌締結具1の挟み付け板
部11が当該一方側の段ボールPの板面に接する位置ま
で差し入れることができる。(図9)
【0034】なお、この実施の形態にあっては、前記雌
締結具1の差し込み突部10が、この雌締結具1の差し
込み側の一方の段ボールPの取付穴Hを通って他方の段
ボールPの取付穴Hの一部に入り込む長さに構成してあ
り、かかる雌締結具1のかかる差し込み突部10をあわ
せて他方の段ボールPの取付穴Hにも差し入れることに
より、二枚の段ボールP、Pの取付穴Hの連通状態を確
保することができるものとしてある。
締結具1の差し込み突部10が、この雌締結具1の差し
込み側の一方の段ボールPの取付穴Hを通って他方の段
ボールPの取付穴Hの一部に入り込む長さに構成してあ
り、かかる雌締結具1のかかる差し込み突部10をあわ
せて他方の段ボールPの取付穴Hにも差し入れることに
より、二枚の段ボールP、Pの取付穴Hの連通状態を確
保することができるものとしてある。
【0035】次いで、かかる二枚の段ボールP、Pの他
方側における当該取付穴Hに前記雄締結具2のボルト部
20を、当該取付穴Hを巡る段ボールPの板面に前記ワ
ッシャー状体27を押し当てて、前記圧縮コイルスプリ
ング28を圧縮方向に縮みこませながら差し入れ、当該
ボルト部20の先端を前記雌締結具1における差し込み
突部10の雌ネジ穴11aに入り込ませることができ
る。
方側における当該取付穴Hに前記雄締結具2のボルト部
20を、当該取付穴Hを巡る段ボールPの板面に前記ワ
ッシャー状体27を押し当てて、前記圧縮コイルスプリ
ング28を圧縮方向に縮みこませながら差し入れ、当該
ボルト部20の先端を前記雌締結具1における差し込み
突部10の雌ネジ穴11aに入り込ませることができ
る。
【0036】このように縮みこまされた圧縮コイルスプ
リング28により、前記雄締結具2のボルト部20は前
記取付穴Hから抜け出す向きに付勢されることから、か
かるボルト部20の先端が前記雌ネジ穴11aに僅かで
も入り込み、当該ボルト部20側の回転操作により当該
ボルト部20と雌ネジ穴11aがネジ付けられるとかか
る付勢により前記雌締結具1はその挟み付け板部11を
段ボールPの板面に密着させる向きに引っ張られること
となり、このボルト部20の雌ネジ穴11aへのネジ込
み作業にあたって格別の配慮を払わなくても雌締結具1
がその差し込み突部10を段ボールPの取付穴Hから抜
け出させる向きに移動されることはない。
リング28により、前記雄締結具2のボルト部20は前
記取付穴Hから抜け出す向きに付勢されることから、か
かるボルト部20の先端が前記雌ネジ穴11aに僅かで
も入り込み、当該ボルト部20側の回転操作により当該
ボルト部20と雌ネジ穴11aがネジ付けられるとかか
る付勢により前記雌締結具1はその挟み付け板部11を
段ボールPの板面に密着させる向きに引っ張られること
となり、このボルト部20の雌ネジ穴11aへのネジ込
み作業にあたって格別の配慮を払わなくても雌締結具1
がその差し込み突部10を段ボールPの取付穴Hから抜
け出させる向きに移動されることはない。
【0037】そして、さらに、前記雌締結具1における
差し込み突部10に設けられた雌ネジ穴11aにボルト
部20を導入させた雄締結具2をさらに回転させること
により、前記圧縮コイルスプリング28をさらに圧縮方
向に縮みこませながら、当該雄締結具2の挟み付け板部
29における前記突き当て突部26が当該他方側にある
段ボールPの板面に接する位置まで当該ボルト部20を
前記雌ネジ穴11aにネジ込むことができる。(図1
0)そして、かかるネジ込みにより、前記二枚の段ボー
ルP、Pを、前記雄締結具2の挟み付け板部29と雌締
結具1の挟み付け板部11とで挟み付けて、重ね合わせ
た状態で密着させ合わせ、かつ、この密着状態を維持し
た締結状態を作り出すことができる。
差し込み突部10に設けられた雌ネジ穴11aにボルト
部20を導入させた雄締結具2をさらに回転させること
により、前記圧縮コイルスプリング28をさらに圧縮方
向に縮みこませながら、当該雄締結具2の挟み付け板部
29における前記突き当て突部26が当該他方側にある
段ボールPの板面に接する位置まで当該ボルト部20を
前記雌ネジ穴11aにネジ込むことができる。(図1
0)そして、かかるネジ込みにより、前記二枚の段ボー
ルP、Pを、前記雄締結具2の挟み付け板部29と雌締
結具1の挟み付け板部11とで挟み付けて、重ね合わせ
た状態で密着させ合わせ、かつ、この密着状態を維持し
た締結状態を作り出すことができる。
【0038】かかる締結状態において、前記雄締結具2
には前記圧縮コイルスプリング28により前記雌締結具
1の差し込み突部10の雌ネジ穴11aから前記ボルト
部20を常時抜き出させる向きの力が作用される。この
結果、図12に示されるように、かかる締結状態におい
て前記ボルト部20のネジ山20aと前記雌ネジ穴11
aのネジ山11bとはその側面で密着し合い、両者のネ
ジ付け状態の緩み出しが効果的に防止される。
には前記圧縮コイルスプリング28により前記雌締結具
1の差し込み突部10の雌ネジ穴11aから前記ボルト
部20を常時抜き出させる向きの力が作用される。この
結果、図12に示されるように、かかる締結状態におい
て前記ボルト部20のネジ山20aと前記雌ネジ穴11
aのネジ山11bとはその側面で密着し合い、両者のネ
ジ付け状態の緩み出しが効果的に防止される。
【0039】また、この実施の形態にあっては、かかる
締結状態において、前記突き当て突部26も段ボールP
の板面に圧接されることにより若干の弾性変形を生じ
て、前記雄締結具2に対し前記雌締結具1の差し込み突
部10の雌ネジ穴11aから前記ボルト部20を常時抜
き出させる向きの力を作用させるものとされる。
締結状態において、前記突き当て突部26も段ボールP
の板面に圧接されることにより若干の弾性変形を生じ
て、前記雄締結具2に対し前記雌締結具1の差し込み突
部10の雌ネジ穴11aから前記ボルト部20を常時抜
き出させる向きの力を作用させるものとされる。
【0040】また、前記ゴム状弾性を備えるワッシャー
状体27は、前記圧縮コイルスプリング28の付勢力を
受けて段ボールPの板面に強く押し付けられることとな
り、前記雄締結具2に前記ボルト部20を回転させる向
きの力が作用された場合に、この力に抗する摩擦力を当
該段ボールPの板面との間で生じさせるため、前記締結
状態において予期せずこの締結状態を解く向きに前記雄
締結具2が回転される事態を効果的に防止することがで
きる。(図11)
状体27は、前記圧縮コイルスプリング28の付勢力を
受けて段ボールPの板面に強く押し付けられることとな
り、前記雄締結具2に前記ボルト部20を回転させる向
きの力が作用された場合に、この力に抗する摩擦力を当
該段ボールPの板面との間で生じさせるため、前記締結
状態において予期せずこの締結状態を解く向きに前記雄
締結具2が回転される事態を効果的に防止することがで
きる。(図11)
【0041】この結果、この実施の形態にかかる締結具
によれば、前記二枚の段ボールP、Pの重ね合わせ状態
を安定的に維持することができる。典型的には、かかる
二枚の段ボールP、Pを重ね合わせて各種物品の輸送用
の段ボールP箱とした場合に当該輸送の過程などで当該
段ボールP箱に作用される衝撃や振動などにより前記雄
締結具2と雌締結具1との締結状態が予期せず損なわれ
ないようにすることができる。
によれば、前記二枚の段ボールP、Pの重ね合わせ状態
を安定的に維持することができる。典型的には、かかる
二枚の段ボールP、Pを重ね合わせて各種物品の輸送用
の段ボールP箱とした場合に当該輸送の過程などで当該
段ボールP箱に作用される衝撃や振動などにより前記雄
締結具2と雌締結具1との締結状態が予期せず損なわれ
ないようにすることができる。
【0042】また、かかる締結具により重ね合わせ状態
を維持された二枚の段ボールP、Pが経時的に劣化し厚
さを減じた場合であっても、前記圧縮コイルスプリング
28の作用によりかかる二枚の段ボールP、Pの対向面
間に隙間を生じさせることがない。
を維持された二枚の段ボールP、Pが経時的に劣化し厚
さを減じた場合であっても、前記圧縮コイルスプリング
28の作用によりかかる二枚の段ボールP、Pの対向面
間に隙間を生じさせることがない。
【0043】前記雄締結具2のボルト部20の長さ、雌
締結具1の差し込み突部10の長さは、重ね合わされる
二枚の段ボールP、Pの厚さに応じて、適宜変更される
ものである。また、雄締結具2の突き当て突部26の突
き出し端と挟み付け板部29の内面間の寸法も、使用さ
れる圧縮コイルスプリング28の長さなどに応じて、適
宜変更されるものである。
締結具1の差し込み突部10の長さは、重ね合わされる
二枚の段ボールP、Pの厚さに応じて、適宜変更される
ものである。また、雄締結具2の突き当て突部26の突
き出し端と挟み付け板部29の内面間の寸法も、使用さ
れる圧縮コイルスプリング28の長さなどに応じて、適
宜変更されるものである。
【0044】
【発明の効果】この発明にかかる二枚の段ボールの締結
具によれば、重ね合わせた状態での使用が要求される二
枚の段ボールの当該重ね合わせ状態を、当該二枚の段ボ
ールを間に挟んで当該二枚の段ボールに連通状態で設け
られた取付穴内で締結される雄締結具と雌締結具とによ
り安定的に確保することができる。また、この締結操作
をより行い易くすることができる。
具によれば、重ね合わせた状態での使用が要求される二
枚の段ボールの当該重ね合わせ状態を、当該二枚の段ボ
ールを間に挟んで当該二枚の段ボールに連通状態で設け
られた取付穴内で締結される雄締結具と雌締結具とによ
り安定的に確保することができる。また、この締結操作
をより行い易くすることができる。
【図1】締結具の分離斜視図
【図2】締結具の分離斜視図
【図3】雄締結具2の平面図
【図4】雄締結具2の底面図
【図5】雄締結具2の側面図
【図6】雄締結具2の断面図
【図7】雄締結具2の要部断面図
【図8】雄締結具2の要部断面図
【図9】使用状態を示す断面図(締結前)
【図10】使用状態を示す断面図(締結後)
【図11】使用状態を示す要部断面図
【図12】使用状態を示す要部断面図
【図13】従来例を示す斜視図
【図14】従来例の使用状態を示す断面図
P 段ボール H 取付穴 1 雌締結具 10 差し込み突部 11 挟み付け板部 11a 雌ネジ穴 2 雄締結具 20 ボルト部 29 挟み付け板部 27 ワッシャー状体 27a 嵌め付け穴 28 圧縮コイルスプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 重ね合わされた状態で連通する取付穴が
設けられた二枚の段ボールの一方側から当該取付穴に差
し入れられる差し込み突部と、この差し込み突部を一面
側に有する挟み付け板部とを備える雌締結具と、 前記取付穴が連通状態で設けられた二枚の段ボールの他
方側から当該取付穴に差し入れられるボルト部と、この
ボルト部を一面側に有する挟み付け板部とを備える雄締
結具とを備え、 前記雌締結具の差し込み突部には、当該差し込み突部の
先端側から前記雄締結具のボルト部がネジ込まれる雌ネ
ジ穴が形成してあり、前記取付穴内における当該雌ネジ
穴への当該ボルト部のネジ込みにより前記二枚の段ボー
ルを重ね合わせ状態で密着させ合う構成としてあると共
に、 前記雄締結具における前記ボルト部に、嵌め付け穴を弾
性的に押し広げた状態で当該ボルト部を当該嵌め付け穴
に通して当該ボルト部に嵌め付けられるゴム状弾性を備
え且つ前記取付穴の穴縁部面に突き当てられる大きさを
備えたワッシャー状体と、このワッシャー状体と当該雄
締結具における挟み付け板部との間に当該ボルト部を内
側に納めた状態で介装される圧縮コイルスプリングとを
備えていることを特徴とする重ね合わされる二枚の段ボ
ールの締結具。 - 【請求項2】 雄締結具の挟み付け板部の縁部に、前記
雌締結具における差し込み突部の雌ネジ穴への雄締結具
のボルト部のネジ込みに伴って段ボールの板面に押し付
けられて当該雄締結具のボルト部に対し前記雌締結具に
おける差し込み突部の雌ネジ穴から抜き出す向きの力を
作用させる突き当て突部が形成してあることを特徴とす
る請求項1記載の二枚の段ボールの締結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036908A JP2000234604A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 重ね合わされる二枚の段ボールの締結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11036908A JP2000234604A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 重ね合わされる二枚の段ボールの締結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234604A true JP2000234604A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12482889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11036908A Pending JP2000234604A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | 重ね合わされる二枚の段ボールの締結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000234604A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040016229A (ko) * | 2002-08-16 | 2004-02-21 | 한국항공우주산업 주식회사 | 더블 카운터성크 체결부재 |
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-
1999
- 1999-02-16 JP JP11036908A patent/JP2000234604A/ja active Pending
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