JP2000234227A - モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置 - Google Patents
モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置Info
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- JP2000234227A JP2000234227A JP11037795A JP3779599A JP2000234227A JP 2000234227 A JP2000234227 A JP 2000234227A JP 11037795 A JP11037795 A JP 11037795A JP 3779599 A JP3779599 A JP 3779599A JP 2000234227 A JP2000234227 A JP 2000234227A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 騒音の発生を大幅に減少できるととも
に、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え、主要
部を横方向に着脱可能として摩擦仮撚装置のスピンドル
側の保守や交換などの作業が容易な三軸多板仮撚装置を
提供する。 【解決手段】 スピンドル架台20の下面にラジアルギ
ャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ10の
ステータ12が取着されており、ステータ12が軸方向
に延びる中空孔を有し、3本のスピンドルのうちの1本
32aはステータ12の中空孔を貫通し、その下端先端
部にアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロー
タ11およびプーリ40が取着されており、3本のスピ
ンドルの他の2本32b、32cにはそれぞれプーリ4
0が取着されており、3つのプーリ40に駆動ベルト4
1が掛合している。
に、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え、主要
部を横方向に着脱可能として摩擦仮撚装置のスピンドル
側の保守や交換などの作業が容易な三軸多板仮撚装置を
提供する。 【解決手段】 スピンドル架台20の下面にラジアルギ
ャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ10の
ステータ12が取着されており、ステータ12が軸方向
に延びる中空孔を有し、3本のスピンドルのうちの1本
32aはステータ12の中空孔を貫通し、その下端先端
部にアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロー
タ11およびプーリ40が取着されており、3本のスピ
ンドルの他の2本32b、32cにはそれぞれプーリ4
0が取着されており、3つのプーリ40に駆動ベルト4
1が掛合している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三軸多板摩擦仮撚
装置に関する。特に本発明は、高速延伸仮撚装置や高速
仮撚装置などに用いられ、糸条に撚を付与するための、
三軸多板摩擦仮撚装置に関し、この三軸多板摩擦仮撚装
置の駆動として各仮撚装置にモータを具備するものに関
する。
装置に関する。特に本発明は、高速延伸仮撚装置や高速
仮撚装置などに用いられ、糸条に撚を付与するための、
三軸多板摩擦仮撚装置に関し、この三軸多板摩擦仮撚装
置の駆動として各仮撚装置にモータを具備するものに関
する。
【0002】
【従来の技術】各スピンドルに多数のフリクションディ
スクを取着し、これらスピンドルを三角形の頂点位置に
配置して、フリクションディスクの周面が螺旋状に位置
するように配置した三軸多板摩擦仮撚装置が、仮撚装置
や延伸仮撚装置の加撚装置として広く使用されている。
スクを取着し、これらスピンドルを三角形の頂点位置に
配置して、フリクションディスクの周面が螺旋状に位置
するように配置した三軸多板摩擦仮撚装置が、仮撚装置
や延伸仮撚装置の加撚装置として広く使用されている。
【0003】このような三軸多板仮撚装置の駆動方式と
して、従来から、タンゼンシャルベルト方式が知られて
いる。すなわち、このような摩擦仮撚装置を多数配設し
た延伸仮撚装置または仮撚装置などの繊維加工装置の機
台に沿って1つのベルトを走行させ、このベルトに三軸
多板仮撚装置の駆動輪を押圧接触させるとともに、その
駆動輪から各スピンドルに駆動を伝達して3本のスピン
ドルを同方向に同回転速度で回転させることが行われて
いる。
して、従来から、タンゼンシャルベルト方式が知られて
いる。すなわち、このような摩擦仮撚装置を多数配設し
た延伸仮撚装置または仮撚装置などの繊維加工装置の機
台に沿って1つのベルトを走行させ、このベルトに三軸
多板仮撚装置の駆動輪を押圧接触させるとともに、その
駆動輪から各スピンドルに駆動を伝達して3本のスピン
ドルを同方向に同回転速度で回転させることが行われて
いる。
【0004】三軸多板仮撚装置は、上述したようにスピ
ンドルがユニットベースに固定されており、このように
して1つの駆動ベルトにより多数の摩擦仮撚装置を駆動
するようにした、タンゼンシャルベルト方式では、ベル
トに仮撚装置の駆動輪を押圧させることおよび駆動ベル
トを長距離に亘って走行させることによって騒音の発生
源となっている。また、この方式によってはベルトと駆
動輪との摩擦係合によって摩擦仮撚装置が駆動されるた
め、多数の錘間の撚斑をなくするように個別に仮撚装置
を制御することが非常に困難であった。
ンドルがユニットベースに固定されており、このように
して1つの駆動ベルトにより多数の摩擦仮撚装置を駆動
するようにした、タンゼンシャルベルト方式では、ベル
トに仮撚装置の駆動輪を押圧させることおよび駆動ベル
トを長距離に亘って走行させることによって騒音の発生
源となっている。また、この方式によってはベルトと駆
動輪との摩擦係合によって摩擦仮撚装置が駆動されるた
め、多数の錘間の撚斑をなくするように個別に仮撚装置
を制御することが非常に困難であった。
【0005】このような問題点を解決するものとして、
最近、単独モータ駆動方式が提案されている。すなわ
ち、各仮撚装置に1つの駆動モータを設置し、この駆動
モータとスピンドルを駆動連結するものである。この連
結方法としては、駆動モータとスピンドルの間をカップ
リングなどで連結する方法や、駆動モータの出力軸と仮
撚装置の3本のスピンドルのうちの1本にそれぞれタイ
ミングプーリを取付け、その間を歯付きベルトを介して
連結するようなことが行われている。(例えば、特開平
4−209837号参照) このような単独モータ駆動方式においては、モータ側の
駆動側タイミングプーリとスピンドル側の従動側タイミ
ングプーリとの間で確実で且つ保守を必要とすることな
く伝達運転するために、両プーリ間隔を所定位置に保つ
とともにベルト張力を所定の値に設定する必要がある。
最近、単独モータ駆動方式が提案されている。すなわ
ち、各仮撚装置に1つの駆動モータを設置し、この駆動
モータとスピンドルを駆動連結するものである。この連
結方法としては、駆動モータとスピンドルの間をカップ
リングなどで連結する方法や、駆動モータの出力軸と仮
撚装置の3本のスピンドルのうちの1本にそれぞれタイ
ミングプーリを取付け、その間を歯付きベルトを介して
連結するようなことが行われている。(例えば、特開平
4−209837号参照) このような単独モータ駆動方式においては、モータ側の
駆動側タイミングプーリとスピンドル側の従動側タイミ
ングプーリとの間で確実で且つ保守を必要とすることな
く伝達運転するために、両プーリ間隔を所定位置に保つ
とともにベルト張力を所定の値に設定する必要がある。
【0006】このような要求を満たすために、単独モー
タ駆動方式の摩擦仮撚装置においては保守作業またはフ
リクションディスク交換の際には仮撚装置および各モー
タをユニットベースごと繊維加工機のスピンドル台また
はフレームから取外しできる必要がある。しかしなが
ら、従来から提案されている装置においては、このよう
な取外しが必ずしも容易ではなかった。
タ駆動方式の摩擦仮撚装置においては保守作業またはフ
リクションディスク交換の際には仮撚装置および各モー
タをユニットベースごと繊維加工機のスピンドル台また
はフレームから取外しできる必要がある。しかしなが
ら、従来から提案されている装置においては、このよう
な取外しが必ずしも容易ではなかった。
【0007】一方、特公平8−19585号公報には、
仮撚装置の基板を、繊維機械のスピンドル台上に固定的
に取付けられた駆動モータに向けて移動可能な支持台ま
たは揺動可能な支持板上に取外し可能に設け、スピンド
ルを取外す際には仮撚装置の基板ごと駆動モータ側に移
動させることによって、駆動モータとスピンドルの間に
巻掛けられているベルトを緩めた状態とし、この状態で
駆動モータとスピンドルとの間に張架された歯付きベル
トを外し、この状態で、仮撚装置を基板ごと上方に取外
すようにした装置が提案されている。
仮撚装置の基板を、繊維機械のスピンドル台上に固定的
に取付けられた駆動モータに向けて移動可能な支持台ま
たは揺動可能な支持板上に取外し可能に設け、スピンド
ルを取外す際には仮撚装置の基板ごと駆動モータ側に移
動させることによって、駆動モータとスピンドルの間に
巻掛けられているベルトを緩めた状態とし、この状態で
駆動モータとスピンドルとの間に張架された歯付きベル
トを外し、この状態で、仮撚装置を基板ごと上方に取外
すようにした装置が提案されている。
【0008】このような装置においては、仮撚装置を取
外す際には基板ごと仮撚装置を上方に持上げる必要があ
り、このように上方に引き抜くようにするためには、仮
撚装置の上部に引抜きを可能とするような広い空間をと
る必要がある。
外す際には基板ごと仮撚装置を上方に持上げる必要があ
り、このように上方に引き抜くようにするためには、仮
撚装置の上部に引抜きを可能とするような広い空間をと
る必要がある。
【0009】しかしながら、実際の延伸仮撚装置または
仮撚装置においては、三軸多板仮撚装置の上部には、熱
固定ヒータから走行する糸条を冷却するための冷却装置
などが設けられており、このような広い空間がない。ま
た、仮に三軸多板仮撚装置を取外すために冷却装置など
を取外した場合には、再度の組立てに際して糸道の調整
などに多数の手間が必要である。また、取外さないで狭
い状態で三軸多板仮撚装置を取外そうとした場合には、
冷却装置と三軸多板仮撚装置が接触したりして仮撚装置
または冷却装置などが損傷する問題がある。
仮撚装置においては、三軸多板仮撚装置の上部には、熱
固定ヒータから走行する糸条を冷却するための冷却装置
などが設けられており、このような広い空間がない。ま
た、仮に三軸多板仮撚装置を取外すために冷却装置など
を取外した場合には、再度の組立てに際して糸道の調整
などに多数の手間が必要である。また、取外さないで狭
い状態で三軸多板仮撚装置を取外そうとした場合には、
冷却装置と三軸多板仮撚装置が接触したりして仮撚装置
または冷却装置などが損傷する問題がある。
【0010】更に、特公平8−19585号公報のよう
な装置においては、スピンドル取外し時に、駆動モータ
とスピンドルの間に巻掛けられているベルトを緩めるた
め、仮撚装置の装着時毎にスピンドルと駆動ベルトとの
間の摩擦係合度合を現場において調整する必要があり、
仮撚機または延伸仮撚機に設けられた多数の摩擦仮撚装
置を調整することは非常に面倒な作業である。
な装置においては、スピンドル取外し時に、駆動モータ
とスピンドルの間に巻掛けられているベルトを緩めるた
め、仮撚装置の装着時毎にスピンドルと駆動ベルトとの
間の摩擦係合度合を現場において調整する必要があり、
仮撚機または延伸仮撚機に設けられた多数の摩擦仮撚装
置を調整することは非常に面倒な作業である。
【0011】この対策として、特許第2657539号
公報には、フリクションディスク集合体を含む加工装置
頭部と、フリクションディスク集合体を駆動する電動機
を含む電動機ブロックとからなり、フリクションディス
ク集合体の1つの軸が軸受により加工装置頭部に片持ち
支持されて、この加工装置頭部から突出し、加工装置頭
部から突出する軸上に電動機の回転子が取付けられ、電
動機の回転子が電動機ブロック内に固定されている仮撚
される合成糸を製造するため電動機で駆動される仮撚テ
クスチャード加工装置が提案されている。
公報には、フリクションディスク集合体を含む加工装置
頭部と、フリクションディスク集合体を駆動する電動機
を含む電動機ブロックとからなり、フリクションディス
ク集合体の1つの軸が軸受により加工装置頭部に片持ち
支持されて、この加工装置頭部から突出し、加工装置頭
部から突出する軸上に電動機の回転子が取付けられ、電
動機の回転子が電動機ブロック内に固定されている仮撚
される合成糸を製造するため電動機で駆動される仮撚テ
クスチャード加工装置が提案されている。
【0012】この提案装置によれば、電動機からスピン
ドルが直接駆動されるようになっているために、駆動モ
ータとスピンドルとの間の摩擦係合状態の調節の問題が
解消する。
ドルが直接駆動されるようになっているために、駆動モ
ータとスピンドルとの間の摩擦係合状態の調節の問題が
解消する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
許第2657539号公報に提案された装置においては
仮撚装置のスピンドルを上方に取外すため、上方に取外
すことに起因する上述した特公平8−19585号公報
に開示された装置に付随する問題は解消しない。すなわ
ち、実際の延伸仮撚装置または仮撚装置においては、三
軸多板仮撚装置の上部には、熱固定ヒータから走行する
糸条を冷却するための冷却装置などが設けられており、
このような広い空間がない。また、仮に三軸多板仮撚装
置を取外すために冷却装置などを取外した場合には、再
度の組立てに際して糸道の調整などに多数の手間が必要
である。また、取外さないで狭い状態で三軸多板仮撚装
置を取外そうとした場合には、冷却装置と三軸多板仮撚
装置が接触したりして仮撚装置または冷却装置などが損
傷する問題がある。
許第2657539号公報に提案された装置においては
仮撚装置のスピンドルを上方に取外すため、上方に取外
すことに起因する上述した特公平8−19585号公報
に開示された装置に付随する問題は解消しない。すなわ
ち、実際の延伸仮撚装置または仮撚装置においては、三
軸多板仮撚装置の上部には、熱固定ヒータから走行する
糸条を冷却するための冷却装置などが設けられており、
このような広い空間がない。また、仮に三軸多板仮撚装
置を取外すために冷却装置などを取外した場合には、再
度の組立てに際して糸道の調整などに多数の手間が必要
である。また、取外さないで狭い状態で三軸多板仮撚装
置を取外そうとした場合には、冷却装置と三軸多板仮撚
装置が接触したりして仮撚装置または冷却装置などが損
傷する問題がある。
【0014】更に、この特許第2657539号公報に
開示されている仮撚装置は、電動機ブロックの内部に筒
状の固定子を取付け、この筒状の固定子の中空部に柱状
の回転子を挿入する。しかし、固定子が電動機ブロック
内にあり、外から見えないため、固定子に対する回転子
の正確な位置決めが難しい。
開示されている仮撚装置は、電動機ブロックの内部に筒
状の固定子を取付け、この筒状の固定子の中空部に柱状
の回転子を挿入する。しかし、固定子が電動機ブロック
内にあり、外から見えないため、固定子に対する回転子
の正確な位置決めが難しい。
【0015】また、この特許第2657539号公報に
開示されている仮撚装置は、筒状の固定子の内部で回転
子が回転する構造のため、回転子の径が小さく、回転子
の慣性モーメントが小さい。このように慣性モーメント
が小さいため、回転速度の安定性に問題があり、撚斑の
心配がある。
開示されている仮撚装置は、筒状の固定子の内部で回転
子が回転する構造のため、回転子の径が小さく、回転子
の慣性モーメントが小さい。このように慣性モーメント
が小さいため、回転速度の安定性に問題があり、撚斑の
心配がある。
【0016】更に、この特許第2657539号公報に
開示されている仮撚装置は、スピンドルが1本の場合に
は実現可能性が考えられるとしても、それぞれ複数のフ
リクションディスクを具備した3本のスピンドルを有す
る三軸フリクション仮撚装置には実施不可能である。そ
の理由について次に述べる。
開示されている仮撚装置は、スピンドルが1本の場合に
は実現可能性が考えられるとしても、それぞれ複数のフ
リクションディスクを具備した3本のスピンドルを有す
る三軸フリクション仮撚装置には実施不可能である。そ
の理由について次に述べる。
【0017】上記特許第2657539号公報の第1図
および第2図には三軸多板仮撚装置の実施例が記載され
ている。そして、公報第5欄第4〜8行には、「7で歯
付きベルト車が示され、この歯付きベルト車にかみ合う
歯付きベルトを介して、そこから軸8および9の駆動が
行われる」と記載されているが、図面には歯付きベルト
は示されていない。一方、第1図および第2図に示され
ている装置においては、3本のスピンドル8、9を支持
している部材の下部に突起部を形成し、この突起部がブ
ロック6に形成された凹部の肩部に係合して電動機の固
定子4と回転子3が定位置となるようにされている。
および第2図には三軸多板仮撚装置の実施例が記載され
ている。そして、公報第5欄第4〜8行には、「7で歯
付きベルト車が示され、この歯付きベルト車にかみ合う
歯付きベルトを介して、そこから軸8および9の駆動が
行われる」と記載されているが、図面には歯付きベルト
は示されていない。一方、第1図および第2図に示され
ている装置においては、3本のスピンドル8、9を支持
している部材の下部に突起部を形成し、この突起部がブ
ロック6に形成された凹部の肩部に係合して電動機の固
定子4と回転子3が定位置となるようにされている。
【0018】周知のように三軸フリクション仮撚装置に
おいては3本の軸が、三角形の頂点位置に、そのスピン
ドルに取着されているフリクションディスクよりも大き
い間隔で、配設されている。平面図で見た場合に、この
ような軸8、9が取着されている位置は電動機ブロック
6に形成された凹部の周辺部位置よりも外側位置とな
り、このような状態の軸8、9の端部に歯付きベルトと
係合する歯付きベルト車を取着することは当業者の技術
常識を駆使したとしても困難であり、実際問題として軸
8、9を歯付きベルト車7に噛合う歯付きベルトにより
駆動することは困難である。
おいては3本の軸が、三角形の頂点位置に、そのスピン
ドルに取着されているフリクションディスクよりも大き
い間隔で、配設されている。平面図で見た場合に、この
ような軸8、9が取着されている位置は電動機ブロック
6に形成された凹部の周辺部位置よりも外側位置とな
り、このような状態の軸8、9の端部に歯付きベルトと
係合する歯付きベルト車を取着することは当業者の技術
常識を駆使したとしても困難であり、実際問題として軸
8、9を歯付きベルト車7に噛合う歯付きベルトにより
駆動することは困難である。
【0019】因みに上記特許第2657539号に対応
する米国特許第4899533号には、その第2図にお
いてモータガイド11の下端部から突出した円弧状の部
材20が示されており、そして明細書第3欄第45〜5
0行には、「回転子の上方の軸位置には歯付き車7が設
けられ、この歯付き車7から軸8および9は無端ベルト
20により駆動され、この無端ベルトは歯付き車7およ
び軸8、9に取着された対応する円板の回りに巻掛けら
れている。無端ベルト20は歯付きベルトまたは丸また
は平坦なベルトでもよい」と記載されている。
する米国特許第4899533号には、その第2図にお
いてモータガイド11の下端部から突出した円弧状の部
材20が示されており、そして明細書第3欄第45〜5
0行には、「回転子の上方の軸位置には歯付き車7が設
けられ、この歯付き車7から軸8および9は無端ベルト
20により駆動され、この無端ベルトは歯付き車7およ
び軸8、9に取着された対応する円板の回りに巻掛けら
れている。無端ベルト20は歯付きベルトまたは丸また
は平坦なベルトでもよい」と記載されている。
【0020】しかしながら、当業者の知る限り米国特許
第4899533号明細書の第2図に開示されているよ
うな無端ベルトは知られておらず、このような無端ベル
トにより軸8、9に取着されたプーリおよび歯付き車7
の間に巻掛けることは困難である。
第4899533号明細書の第2図に開示されているよ
うな無端ベルトは知られておらず、このような無端ベル
トにより軸8、9に取着されたプーリおよび歯付き車7
の間に巻掛けることは困難である。
【0021】従って、特許第2657539号公報また
は米国特許第4899533号明細書に提案されている
装置は、一軸タイプの仮撚装置においては、まだしも、
三軸フリクション仮撚装置においては実施可能性がな
い。
は米国特許第4899533号明細書に提案されている
装置は、一軸タイプの仮撚装置においては、まだしも、
三軸フリクション仮撚装置においては実施可能性がな
い。
【0022】
【発明の目的】本発明は、上述したような点に鑑みて、
三軸多板仮撚装置を単独モータにより駆動される形式と
して、騒音の発生を大幅に減少できるとともに、各個別
錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え、主要部を横方向
に着脱可能として摩擦仮撚装置のスピンドル側の保守や
交換などの作業が容易な三軸多板仮撚装置を提供するこ
とを目的とするものである。
三軸多板仮撚装置を単独モータにより駆動される形式と
して、騒音の発生を大幅に減少できるとともに、各個別
錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え、主要部を横方向
に着脱可能として摩擦仮撚装置のスピンドル側の保守や
交換などの作業が容易な三軸多板仮撚装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明においては上述の
目的を、請求項1に記載のように、それぞれ複数のフリ
クションディスクを具備した3本のスピンドルがスピン
ドル架台に回転可能に支承されており、該スピンドル架
台がブラケットに横方向に着脱可能に取着されたモータ
駆動式三軸フリクション仮撚装置において、前記スピン
ドル架台の下面にラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータのステータが取着されるとともに
アウタロータが該ステータの回りに回転可能に支承さ
れ、該アウタロータと前記3本のスピンドルのうち1本
とが作動連結されており、前記3本のスピンドルの下端
部にはそれぞれプーリが取着されており、該プーリが駆
動ベルトにより連結されていることを特徴とするモータ
駆動式三軸フリクション仮撚装置により、達成する。
目的を、請求項1に記載のように、それぞれ複数のフリ
クションディスクを具備した3本のスピンドルがスピン
ドル架台に回転可能に支承されており、該スピンドル架
台がブラケットに横方向に着脱可能に取着されたモータ
駆動式三軸フリクション仮撚装置において、前記スピン
ドル架台の下面にラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータのステータが取着されるとともに
アウタロータが該ステータの回りに回転可能に支承さ
れ、該アウタロータと前記3本のスピンドルのうち1本
とが作動連結されており、前記3本のスピンドルの下端
部にはそれぞれプーリが取着されており、該プーリが駆
動ベルトにより連結されていることを特徴とするモータ
駆動式三軸フリクション仮撚装置により、達成する。
【0024】本発明に係る三軸多板仮撚装置は、各仮撚
装置が単独モータにより駆動され、タンゼンシャルベル
トを用いないので、騒音の発生を大幅に減少でき、ま
た、各個別錘ごとの単独モータの運転条件を換えること
により、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え
る。
装置が単独モータにより駆動され、タンゼンシャルベル
トを用いないので、騒音の発生を大幅に減少でき、ま
た、各個別錘ごとの単独モータの運転条件を換えること
により、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え
る。
【0025】本発明においては、複数のフリクションデ
ィスクを具備した3本のスピンドルをスピンドル架台に
回転可能に支承しており、このスピンドル架台をブラケ
ットに対して横方向に着脱可能に取着している。そのた
め、取外しに際して仮撚機や延伸仮撚機に設けられてい
る他の部品に当ったり損傷を与えることがなく作業も極
めて容易に行え、仮撚装置の主要部を上方に取外すこと
に起因する問題は生じない。
ィスクを具備した3本のスピンドルをスピンドル架台に
回転可能に支承しており、このスピンドル架台をブラケ
ットに対して横方向に着脱可能に取着している。そのた
め、取外しに際して仮撚機や延伸仮撚機に設けられてい
る他の部品に当ったり損傷を与えることがなく作業も極
めて容易に行え、仮撚装置の主要部を上方に取外すこと
に起因する問題は生じない。
【0026】更に、本発明においては、仮撚装置の単独
駆動モータとしてラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータを採用している。このため、駆動
モータの信頼性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付け
られた仮撚機や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要が
なくなり、駆動モータを搭載したままでスピンドル架台
をブラケットに対して横方向に着脱可能に構成すること
を可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要な
場合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した状
態で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載し
た状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向に
装着する。
駆動モータとしてラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータを採用している。このため、駆動
モータの信頼性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付け
られた仮撚機や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要が
なくなり、駆動モータを搭載したままでスピンドル架台
をブラケットに対して横方向に着脱可能に構成すること
を可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要な
場合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した状
態で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載し
た状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向に
装着する。
【0027】また、本発明においては、ラジアルギャッ
プタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのステータ
がスピンドル架台に取着されるとともにアウタロータが
ステータの回りに回転可能に支承され、アウタロータと
前記3本のスピンドルのうち1本とが作動連結されてお
り、3本のスピンドルの下端部にはそれぞれプーリが取
着されており、該プーリが駆動ベルトにより連結されて
いるので、構成がコンパクトになり、駆動モータを搭載
したままでスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に着脱可能である。
プタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのステータ
がスピンドル架台に取着されるとともにアウタロータが
ステータの回りに回転可能に支承され、アウタロータと
前記3本のスピンドルのうち1本とが作動連結されてお
り、3本のスピンドルの下端部にはそれぞれプーリが取
着されており、該プーリが駆動ベルトにより連結されて
いるので、構成がコンパクトになり、駆動モータを搭載
したままでスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に着脱可能である。
【0028】本発明によれば、駆動モータとしてラジア
ルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータを
用いている。ブラシレスモータにおいては、回転子を永
久磁石とすることができ、このためアウタロータとして
巻線などが必要なく巻線などの配置は固定子側に全部ま
とめることができる。
ルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータを
用いている。ブラシレスモータにおいては、回転子を永
久磁石とすることができ、このためアウタロータとして
巻線などが必要なく巻線などの配置は固定子側に全部ま
とめることができる。
【0029】また、本発明ではラジアルギャップタイプ
のアウタロータ形ブラシレスモータとすることにより、
回転子が外側に位置し、大径であり、回転子の慣性モー
メントが大きくできるため、定速運転に極めて有利であ
る。また、大径の回転子にマグネット(永久磁石)を取
着するので、マグネットが比較的大きくできる。このた
め、高効率、高トルク化し易く、太デニール糸条の仮撚
装置として有効である。また固定子の巻線の1コイル平
均値が短くなり銅損が低減し、駆動モータが、従って仮
撚装置が、高効率化し易いという効果が奏される。
のアウタロータ形ブラシレスモータとすることにより、
回転子が外側に位置し、大径であり、回転子の慣性モー
メントが大きくできるため、定速運転に極めて有利であ
る。また、大径の回転子にマグネット(永久磁石)を取
着するので、マグネットが比較的大きくできる。このた
め、高効率、高トルク化し易く、太デニール糸条の仮撚
装置として有効である。また固定子の巻線の1コイル平
均値が短くなり銅損が低減し、駆動モータが、従って仮
撚装置が、高効率化し易いという効果が奏される。
【0030】より具体的とした本発明においては、請求
項2に記載のように、前記スピンドル架台の下面にラジ
アルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ
のステータが取着され、該ステータは軸方向に延びる中
空孔を有し、前記3本のスピンドルのうちの1本が該ス
テータの中空孔を貫通し、その下端先端部に前記アウタ
ロータ形ブラシレスモータのアウタロータおよびプーリ
が取着されており、前記3本のスピンドルの他の2本に
は前記プーリに対応してそれぞれプーリが取着されてお
り、該プーリに駆動ベルトが掛合されていることを特徴
とするモータ駆動式三軸フリクション仮撚装置とするこ
とができる。
項2に記載のように、前記スピンドル架台の下面にラジ
アルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ
のステータが取着され、該ステータは軸方向に延びる中
空孔を有し、前記3本のスピンドルのうちの1本が該ス
テータの中空孔を貫通し、その下端先端部に前記アウタ
ロータ形ブラシレスモータのアウタロータおよびプーリ
が取着されており、前記3本のスピンドルの他の2本に
は前記プーリに対応してそれぞれプーリが取着されてお
り、該プーリに駆動ベルトが掛合されていることを特徴
とするモータ駆動式三軸フリクション仮撚装置とするこ
とができる。
【0031】この請求項2に記載の本発明によれば、多
数のフリクションディスクを具備した1本のスピンドル
の下端部がステータを貫通しており、アウタロータの外
径を大きくできるとともに全体の構成がコンパクトにな
る。更に、駆動モータからスピンドルへの駆動構造がシ
ンプルとなる。
数のフリクションディスクを具備した1本のスピンドル
の下端部がステータを貫通しており、アウタロータの外
径を大きくできるとともに全体の構成がコンパクトにな
る。更に、駆動モータからスピンドルへの駆動構造がシ
ンプルとなる。
【0032】更に、他のより具体的とした本発明とし
て、請求項3に記載のように、前記スピンドル架台の下
面の前記3本のスピンドルと対応しない位置にラジアル
ギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのス
テータが取着されるとともに該ステータの回りにアウタ
ロータが回転可能に支承され、前記3本のスピンドルは
スピンドル架台ブラケットを貫通し、その下端部先端に
それぞれプーリが取着されるとともに前記アウタロータ
にもプーリが取着されており、前記3本のスピンドルに
取着されたプーリおよび前記アウタロータに取着された
プーリに駆動ベルトが掛合されていることを特徴とする
モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置とすることもで
きる。
て、請求項3に記載のように、前記スピンドル架台の下
面の前記3本のスピンドルと対応しない位置にラジアル
ギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのス
テータが取着されるとともに該ステータの回りにアウタ
ロータが回転可能に支承され、前記3本のスピンドルは
スピンドル架台ブラケットを貫通し、その下端部先端に
それぞれプーリが取着されるとともに前記アウタロータ
にもプーリが取着されており、前記3本のスピンドルに
取着されたプーリおよび前記アウタロータに取着された
プーリに駆動ベルトが掛合されていることを特徴とする
モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置とすることもで
きる。
【0033】上述した請求項1、2、3に記載の発明に
おいては、3本のスピンドルの駆動は次のようにするこ
とができる。
おいては、3本のスピンドルの駆動は次のようにするこ
とができる。
【0034】すなわち、請求項4に記載のように、前記
3本のスピンドルの下端部にそれぞれ前記プーリが取着
され、該3つのプーリに1本の前記駆動ベルトが掛合し
てもよい。
3本のスピンドルの下端部にそれぞれ前記プーリが取着
され、該3つのプーリに1本の前記駆動ベルトが掛合し
てもよい。
【0035】または、請求項5に記載のように、前記3
本のスピンドルのうち1本の下端部には上下多段のプー
リが取着され、残りの2本にはそれぞれ該上下多段のプ
ーリの一方に対応するプーリが取着され、前記上下多段
のプーリと他のプーリとの間にそれぞれ前記駆動ベルト
が掛合されていてもよい。
本のスピンドルのうち1本の下端部には上下多段のプー
リが取着され、残りの2本にはそれぞれ該上下多段のプ
ーリの一方に対応するプーリが取着され、前記上下多段
のプーリと他のプーリとの間にそれぞれ前記駆動ベルト
が掛合されていてもよい。
【0036】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明の第1実施例の正面図であり、
図2(a)は図1の底面図である。図2(b)は本発明
の他の実施例の底面図である。
説明する。図1は本発明の第1実施例の正面図であり、
図2(a)は図1の底面図である。図2(b)は本発明
の他の実施例の底面図である。
【0037】図1、図2(a)を参照して、固定ブラケ
ット6は仮撚機または延伸仮撚機の機枠に固定設置され
ている。固定ブラケット6の側面から、左右一対のロッ
ド17a、17b(図1、図2(a)には中心線のみを
示す)が平行して水平方向に突出されている。なお、ロ
ッド17aの先端部には溝が形成されており、係合部
(図示せず)となっている。
ット6は仮撚機または延伸仮撚機の機枠に固定設置され
ている。固定ブラケット6の側面から、左右一対のロッ
ド17a、17b(図1、図2(a)には中心線のみを
示す)が平行して水平方向に突出されている。なお、ロ
ッド17aの先端部には溝が形成されており、係合部
(図示せず)となっている。
【0038】一方、図1に示すように、スピンドル架台
20の側面に、一対の穴(図示せず)が水平方向に穿た
れており、この穴には前述した固定ブラケット6から突
設されたロッド17a、17bを挿入可能である。更
に、スピンドル架台20には、一方の穴の近傍に、手で
軸線回りに捩じることができるロック部材(図示せず)
が設けられている。
20の側面に、一対の穴(図示せず)が水平方向に穿た
れており、この穴には前述した固定ブラケット6から突
設されたロッド17a、17bを挿入可能である。更
に、スピンドル架台20には、一方の穴の近傍に、手で
軸線回りに捩じることができるロック部材(図示せず)
が設けられている。
【0039】スピンドル架台20の穴40をロッド17
a、17bに挿入すると、ロッド17aの先端の係合部
がスピンドル架台20の外部に突出する。ロック部材を
手で持って捻ることにより、ロック部材はスピンドル架
台20の外部に突出したロッド部材17aの係合部に係
合し、これによりスピンドル架台20を固定ブラケット
6に一体的に固定できる。また、ロック部材を手で前述
と逆方向に捻ることにより、ロック部材とロッド部材1
7aの係合部との係合を解舒でき、これによりスピンド
ル架台20を固定ブラケット6から水平方向へ横に(図
1の右方向へ)引出せる。
a、17bに挿入すると、ロッド17aの先端の係合部
がスピンドル架台20の外部に突出する。ロック部材を
手で持って捻ることにより、ロック部材はスピンドル架
台20の外部に突出したロッド部材17aの係合部に係
合し、これによりスピンドル架台20を固定ブラケット
6に一体的に固定できる。また、ロック部材を手で前述
と逆方向に捻ることにより、ロック部材とロッド部材1
7aの係合部との係合を解舒でき、これによりスピンド
ル架台20を固定ブラケット6から水平方向へ横に(図
1の右方向へ)引出せる。
【0040】スピンドル架台20には、垂直なスピンド
ル32a、32b、32cが、回転可能に支承されてい
る。各スピンドル32a、32b、32cは多数(図示
した実施例においては3枚)のフリクションディスク3
1を具備しており、3本のスピンドル32a、32b、
32cは、平面図または底面図で見た場合に、正三角形
の頂点位置に位置されている。フリクションディスク3
1は、公知の摩擦仮撚装置と同様に、セラミック、ポリ
ウレタン等の耐磨耗性があり、撚を付与されるべき糸条
を良好に把持できる材質で製作されている。
ル32a、32b、32cが、回転可能に支承されてい
る。各スピンドル32a、32b、32cは多数(図示
した実施例においては3枚)のフリクションディスク3
1を具備しており、3本のスピンドル32a、32b、
32cは、平面図または底面図で見た場合に、正三角形
の頂点位置に位置されている。フリクションディスク3
1は、公知の摩擦仮撚装置と同様に、セラミック、ポリ
ウレタン等の耐磨耗性があり、撚を付与されるべき糸条
を良好に把持できる材質で製作されている。
【0041】スピンドル架台20は、図1に示すよう
に、正面図で見た場合に逆L字状断面をしており、この
薄肉となったスピンドル架台20に円形孔20aが形成
され、この円形孔20aに軸受25が設けられており、
前述した3本のスピンドルのうち、固定ブラケット6に
近接したスピンドル32aが軸受25により回転可能に
支承されている。スピンドル架台20は、その厚肉とな
った箇所に他のスピンドル32b、32cを軸受(図示
せず)を介して回転可能に支承している。
に、正面図で見た場合に逆L字状断面をしており、この
薄肉となったスピンドル架台20に円形孔20aが形成
され、この円形孔20aに軸受25が設けられており、
前述した3本のスピンドルのうち、固定ブラケット6に
近接したスピンドル32aが軸受25により回転可能に
支承されている。スピンドル架台20は、その厚肉とな
った箇所に他のスピンドル32b、32cを軸受(図示
せず)を介して回転可能に支承している。
【0042】この実施例においては、更に、スピンドル
架台30の上面に上向きに立設したコラム52(図2)
の先端に止めねじ53によって頂板51が取着されてお
り、スピンドル32a、32bおよび32cの頭部が支
持されている。これにより、スピンドル32a、32b
および32cは両持支持されている。
架台30の上面に上向きに立設したコラム52(図2)
の先端に止めねじ53によって頂板51が取着されてお
り、スピンドル32a、32bおよび32cの頭部が支
持されている。これにより、スピンドル32a、32b
および32cは両持支持されている。
【0043】スピンドル架台20の薄肉部に、スピンド
ル32aと同軸状に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のステータ12を取着し
ている。本実施例のステータ12は中空円筒形状であ
り、本体は積層鉄心にコイルが巻線されている。仮撚機
または延伸仮撚機のブラシレスモータ10の駆動電源
(図示せず)から、固定ブラケット6を経てステータ1
2に接続された電線を通して、ステータ12のコイル巻
線には、ブラシレスモータについて公知の方法に従い、
駆動電源が供給されるようになっている。
ル32aと同軸状に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のステータ12を取着し
ている。本実施例のステータ12は中空円筒形状であ
り、本体は積層鉄心にコイルが巻線されている。仮撚機
または延伸仮撚機のブラシレスモータ10の駆動電源
(図示せず)から、固定ブラケット6を経てステータ1
2に接続された電線を通して、ステータ12のコイル巻
線には、ブラシレスモータについて公知の方法に従い、
駆動電源が供給されるようになっている。
【0044】中空円筒形状のステータ12は、頭部12
aおよび頭部12aより大きい外径の鍔12bを有して
おり、頭部12aと鍔12bとの間に肩部が形成されて
いる。頭部12aはスピンドル架台20に形成された円
形孔20aに嵌合する大きさを有している。ステータ1
2の鍔12bは、頭部12aの下に形成されている。ス
テータ12の頭部12aを、スピンドル32aと反対側
(下側)から、円形孔12に挿入し、ステータ12の頭
部12aの下に形成した鍔12bの肩部をスピンドル架
台20の薄肉部に係合させる。この状態で、ボルト13
により鍔12bをスピンドル架台20に締結する。これ
により、中空円筒形状のステータ12を、円形孔20a
と同軸状に、スピンドル架台20の薄肉部の下部に固定
する。
aおよび頭部12aより大きい外径の鍔12bを有して
おり、頭部12aと鍔12bとの間に肩部が形成されて
いる。頭部12aはスピンドル架台20に形成された円
形孔20aに嵌合する大きさを有している。ステータ1
2の鍔12bは、頭部12aの下に形成されている。ス
テータ12の頭部12aを、スピンドル32aと反対側
(下側)から、円形孔12に挿入し、ステータ12の頭
部12aの下に形成した鍔12bの肩部をスピンドル架
台20の薄肉部に係合させる。この状態で、ボルト13
により鍔12bをスピンドル架台20に締結する。これ
により、中空円筒形状のステータ12を、円形孔20a
と同軸状に、スピンドル架台20の薄肉部の下部に固定
する。
【0045】スピンドル32aの下端部はスピンドル架
台20の円形孔20aからステータ12の中空部を貫通
しており、スピンドル32b、32cの下端部はスピン
ドル架台20を貫通している。
台20の円形孔20aからステータ12の中空部を貫通
しており、スピンドル32b、32cの下端部はスピン
ドル架台20を貫通している。
【0046】スピンドル32aのステータ12の中空部
を貫通した下端部に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ11を取
着されている。アウタロータ11は逆釣鐘形状をされて
いる。すなわち、アウタロータ11は円筒部11aおよ
び円筒部の下面を覆う鏡板11bからなり逆さまにした
釣鐘形状をされている。アウタロータ11は円筒部11
aの内側には永久磁石(マグネット)(図示せず)を周
方向に等配的に配置されている。
を貫通した下端部に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ11を取
着されている。アウタロータ11は逆釣鐘形状をされて
いる。すなわち、アウタロータ11は円筒部11aおよ
び円筒部の下面を覆う鏡板11bからなり逆さまにした
釣鐘形状をされている。アウタロータ11は円筒部11
aの内側には永久磁石(マグネット)(図示せず)を周
方向に等配的に配置されている。
【0047】スピンドル32の下部先端部を挿入固定す
る穴11cが、鏡板11bの中心部に、正確な位置およ
び正確な寸法で、形成されている。アウタロータ11の
鏡板11bの中心部の穴11cにスピンドル21の下部
先端部を挿入し、接着剤など適宜の手段により固定する
ことにより、アウタロータ11をスピンドル21に正確
に固定できる。
る穴11cが、鏡板11bの中心部に、正確な位置およ
び正確な寸法で、形成されている。アウタロータ11の
鏡板11bの中心部の穴11cにスピンドル21の下部
先端部を挿入し、接着剤など適宜の手段により固定する
ことにより、アウタロータ11をスピンドル21に正確
に固定できる。
【0048】スピンドル32a、32b、32cの下端
部の先端にはそれぞれプーリ40が取着されている。こ
れら3つの3つのプーリ40の回りには、図2(b)に
示すように、1本のエンドレスベルトからなるスピンド
ル駆動ベルト41が巻掛けられている。この実施例にお
いて、プーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆
動ベルト41も歯付きベルトとなっている。
部の先端にはそれぞれプーリ40が取着されている。こ
れら3つの3つのプーリ40の回りには、図2(b)に
示すように、1本のエンドレスベルトからなるスピンド
ル駆動ベルト41が巻掛けられている。この実施例にお
いて、プーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆
動ベルト41も歯付きベルトとなっている。
【0049】上記構造により、ラジアルギャップタイプ
のアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ
11が回転すると、アウタロータ11の回転はスピンド
ル32aに伝達され、スピンドル32aが駆動される。
そしてスピンドル32a、32b、32cはプーリ40
およびスピンドル駆動ベルト41により連結されている
ため、アウタロータ11の回転は各スピンドル32a、
32b、32cに取着されたフリクションディスク31
に伝えられ、フリクションディスク31は同方向に回転
する。
のアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ
11が回転すると、アウタロータ11の回転はスピンド
ル32aに伝達され、スピンドル32aが駆動される。
そしてスピンドル32a、32b、32cはプーリ40
およびスピンドル駆動ベルト41により連結されている
ため、アウタロータ11の回転は各スピンドル32a、
32b、32cに取着されたフリクションディスク31
に伝えられ、フリクションディスク31は同方向に回転
する。
【0050】また、スピンドル架台20には3本のスピ
ンドル32a、32b、32cに取着されたフリクショ
ンディスク31を通った糸条を、ラジアルギャップタイ
プのアウタロータ形ブラシレスモータ10を避けて外部
に引き出すために、頂板51の糸通し用スリット(図示
せず)と同じ側に、細幅の凹部20cが形成されてい
る。凹部20cは、図2に示すように、スピンドル架台
20の上部においては3本のスピンドル32a、32
b、32cの中心位置に達しており、そこから下方へ行
くに連れ外側に傾斜している。更に、スピンドル架台2
0内には、上述したアウタロータ11の回転を計測する
ための計測装置(図示せず)が設けられている。
ンドル32a、32b、32cに取着されたフリクショ
ンディスク31を通った糸条を、ラジアルギャップタイ
プのアウタロータ形ブラシレスモータ10を避けて外部
に引き出すために、頂板51の糸通し用スリット(図示
せず)と同じ側に、細幅の凹部20cが形成されてい
る。凹部20cは、図2に示すように、スピンドル架台
20の上部においては3本のスピンドル32a、32
b、32cの中心位置に達しており、そこから下方へ行
くに連れ外側に傾斜している。更に、スピンドル架台2
0内には、上述したアウタロータ11の回転を計測する
ための計測装置(図示せず)が設けられている。
【0051】なお、上記実施例においては、ラジアルギ
ャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ10の
アウタロータ11を取着したスピンドル32aと他の2
本のスピンドル32b、32cの下端部に同レベルにプ
ーリ40を取着し、3つのプーリに1本の駆動ベルト4
1を掛合していた。図2(b)に示すように、3本のス
ピンドルのうち1本32aの下端部には上下2段のプー
リ40′を取着し、残りの2本にはそれぞれ該上下2段
のプーリの一方に対応するプーリ40を取着し、上下2
段のプーリ40′と他のプーリ40との間にそれぞれ駆
動ベルト41、41′を掛合してもよい。
ャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータ10の
アウタロータ11を取着したスピンドル32aと他の2
本のスピンドル32b、32cの下端部に同レベルにプ
ーリ40を取着し、3つのプーリに1本の駆動ベルト4
1を掛合していた。図2(b)に示すように、3本のス
ピンドルのうち1本32aの下端部には上下2段のプー
リ40′を取着し、残りの2本にはそれぞれ該上下2段
のプーリの一方に対応するプーリ40を取着し、上下2
段のプーリ40′と他のプーリ40との間にそれぞれ駆
動ベルト41、41′を掛合してもよい。
【0052】以上のように、複数のフリクションディス
ク31を具備した3本のスピンドルを32a、32b、
32cスピンドル架台20に回転可能に支承しており、
このスピンドル架台20を固定ブラケット6に対して横
方向に着脱可能である。そのため、取外しに際して仮撚
機や延伸仮撚機に設けられている他の部品に当ったり損
傷を与えることがなく作業も極めて容易に行え、仮撚装
置の主要部を上方に取外すことに起因する問題は生じな
い。
ク31を具備した3本のスピンドルを32a、32b、
32cスピンドル架台20に回転可能に支承しており、
このスピンドル架台20を固定ブラケット6に対して横
方向に着脱可能である。そのため、取外しに際して仮撚
機や延伸仮撚機に設けられている他の部品に当ったり損
傷を与えることがなく作業も極めて容易に行え、仮撚装
置の主要部を上方に取外すことに起因する問題は生じな
い。
【0053】更に、仮撚装置の単独駆動モータとしてラ
ジアルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモー
タ10が採用されている。このため、駆動モータの信頼
性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付けられた仮撚機
や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要がなくなり、駆
動モータを搭載したままでスピンドル架台20を固定ブ
ラケット6に対して横方向に着脱可能に構成することを
可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要な場
合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した状態
で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載した
状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向に装
着する。
ジアルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモー
タ10が採用されている。このため、駆動モータの信頼
性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付けられた仮撚機
や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要がなくなり、駆
動モータを搭載したままでスピンドル架台20を固定ブ
ラケット6に対して横方向に着脱可能に構成することを
可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要な場
合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した状態
で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載した
状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向に装
着する。
【0054】別の実施例を図3(a)および図3(b)
を参照して説明する。図3(a)は本発明の別の実施例
の底面図である。図3(b)は本発明の更に別の実施例
の底面図である。
を参照して説明する。図3(a)は本発明の別の実施例
の底面図である。図3(b)は本発明の更に別の実施例
の底面図である。
【0055】前述した実施例においては、スピンドル架
台20の下面にラジアルギャップタイプのアウタロータ
形ブラシレスモータ10のステータ12を取着してお
り、ステータ1が軸方向に延びる中空孔を有し、3本の
スピンドルのうちの1本32aはステータ12の中空孔
を貫通させ、その下端先端部にアウタロータ形ブラシレ
スモータ10のアウタロータ11およびプーリ40また
は40′を取着しており、3本のスピンドルの他の2本
32b、32にはプーリ40、40′に対応してそれぞ
れプーリ40を取着しており、プーリ40、40′に駆
動ベルトを掛合していた。
台20の下面にラジアルギャップタイプのアウタロータ
形ブラシレスモータ10のステータ12を取着してお
り、ステータ1が軸方向に延びる中空孔を有し、3本の
スピンドルのうちの1本32aはステータ12の中空孔
を貫通させ、その下端先端部にアウタロータ形ブラシレ
スモータ10のアウタロータ11およびプーリ40また
は40′を取着しており、3本のスピンドルの他の2本
32b、32にはプーリ40、40′に対応してそれぞ
れプーリ40を取着しており、プーリ40、40′に駆
動ベルトを掛合していた。
【0056】これに対して、以下に述べる実施例におい
ては、スピンドル架台20の下面の3本のスピンドル3
2a、32b、32cと対応しない位置(図3(a)お
よび(b)では、3本のスピンドル32a、32b、3
2cの中心)にラジアルギャップタイプのアウタロータ
形ブラシレスモータ10のステータ12を取着するとと
もにステータ12の回りにアウタロータ11を回転可能
に支承し、3本のスピンドル32a、32b、32cは
スピンドル架台20を貫通させている。
ては、スピンドル架台20の下面の3本のスピンドル3
2a、32b、32cと対応しない位置(図3(a)お
よび(b)では、3本のスピンドル32a、32b、3
2cの中心)にラジアルギャップタイプのアウタロータ
形ブラシレスモータ10のステータ12を取着するとと
もにステータ12の回りにアウタロータ11を回転可能
に支承し、3本のスピンドル32a、32b、32cは
スピンドル架台20を貫通させている。
【0057】ステータ12の中空部に、回転軸14が回
転可能に支承されている。ステータ12の中空部を貫通
した回転軸14の下端部に、ラジアルギャップタイプの
アウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ1
1が取着されている。アウタロータ11は、前述した実
施例と同様に、逆釣鐘形状をしている。すなわち、アウ
タロータ11は円筒部11aおよび円柱部の上面を覆う
鏡板11bからなり逆さまにした釣鐘形状をしている。
アウタロータ11は、円筒部11aの内側には、永久磁
石(マグネット)(図示せず)が周方向に等配的に配置
されている。
転可能に支承されている。ステータ12の中空部を貫通
した回転軸14の下端部に、ラジアルギャップタイプの
アウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ1
1が取着されている。アウタロータ11は、前述した実
施例と同様に、逆釣鐘形状をしている。すなわち、アウ
タロータ11は円筒部11aおよび円柱部の上面を覆う
鏡板11bからなり逆さまにした釣鐘形状をしている。
アウタロータ11は、円筒部11aの内側には、永久磁
石(マグネット)(図示せず)が周方向に等配的に配置
されている。
【0058】回転軸14の下部先端部を挿入固定する穴
11cが、鏡板11bの中心部に、正確な位置および正
確な寸法で、形成されている。アウタロータ11の鏡板
11bの中心部の穴11cに回転軸の下部先端部を挿入
し、接着剤など適宜の手段により固定することにより、
アウタロータ11を回転軸14に正確に固定できる。回
転軸14の下部先端にはプーリ40″を取着しており、
スピンドル32a、32b、32cのうち、1本には下
端部の先端に上下2段となったプーリ40′を取着し、
残りの2本のスピンドル32b、32cの下端部の先端
にはそれぞれプーリ40を取着している。回転軸14に
取着したプーリ40″と上下2段となったプーリ40′
とを駆動ベルト41′で連結している。スピンドル32
aに取着したプーリ40′とスピンドル32b、32c
に取着したプーリ40との回りには、図3(a)に示す
ように、1本のエンドレスベルトからなるスピンドル駆
動ベルト41を巻掛けている。この実施例において、プ
ーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆動ベルト
41も歯付きベルトとなっている。
11cが、鏡板11bの中心部に、正確な位置および正
確な寸法で、形成されている。アウタロータ11の鏡板
11bの中心部の穴11cに回転軸の下部先端部を挿入
し、接着剤など適宜の手段により固定することにより、
アウタロータ11を回転軸14に正確に固定できる。回
転軸14の下部先端にはプーリ40″を取着しており、
スピンドル32a、32b、32cのうち、1本には下
端部の先端に上下2段となったプーリ40′を取着し、
残りの2本のスピンドル32b、32cの下端部の先端
にはそれぞれプーリ40を取着している。回転軸14に
取着したプーリ40″と上下2段となったプーリ40′
とを駆動ベルト41′で連結している。スピンドル32
aに取着したプーリ40′とスピンドル32b、32c
に取着したプーリ40との回りには、図3(a)に示す
ように、1本のエンドレスベルトからなるスピンドル駆
動ベルト41を巻掛けている。この実施例において、プ
ーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆動ベルト
41も歯付きベルトとなっている。
【0059】上記構造により、ラジアルギャップタイプ
のアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ
11が回転すると、アウタロータ11の回転はスピンド
ル32aに伝達され、スピンドル32aが駆動される。
そしてスピンドル32a、32b、32cはプーリ40
およびスピンドル駆動ベルト41により連結されている
ため、アウタロータ11の回転は各スピンドル32a、
32b、32cに取着されたフリクションディスク31
に伝えられ、フリクションディスク31は同方向に回転
する。なお、本実施例のその他の構造は前述した実施例
と同様であり、その詳細な説明は省略する。
のアウタロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ
11が回転すると、アウタロータ11の回転はスピンド
ル32aに伝達され、スピンドル32aが駆動される。
そしてスピンドル32a、32b、32cはプーリ40
およびスピンドル駆動ベルト41により連結されている
ため、アウタロータ11の回転は各スピンドル32a、
32b、32cに取着されたフリクションディスク31
に伝えられ、フリクションディスク31は同方向に回転
する。なお、本実施例のその他の構造は前述した実施例
と同様であり、その詳細な説明は省略する。
【0060】なお、上記実施例においては、スピンドル
32a、32b、32cの下端部に全て同レベルとなる
プーリ40、40′を取着し、3つのプーリに1本の駆
動ベルト41を掛合していた。図3(b)に示すよう
に、3本のスピンドルのうち1本(例えば、32a)の
下端部には上中下3段のプーリ43を取着し、残りの2
本にはそれぞれ該上中下3段のプーリ43の何れかに対
応するプーリ40を取着し、上中下3段のプーリ43と
他のプーリ40との間にそれぞれ駆動ベルト41、4
1″を掛合してもよい。
32a、32b、32cの下端部に全て同レベルとなる
プーリ40、40′を取着し、3つのプーリに1本の駆
動ベルト41を掛合していた。図3(b)に示すよう
に、3本のスピンドルのうち1本(例えば、32a)の
下端部には上中下3段のプーリ43を取着し、残りの2
本にはそれぞれ該上中下3段のプーリ43の何れかに対
応するプーリ40を取着し、上中下3段のプーリ43と
他のプーリ40との間にそれぞれ駆動ベルト41、4
1″を掛合してもよい。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る三軸多板仮撚装置は、各仮
撚装置が単独モータにより駆動され、タンゼンシャルベ
ルトを用いないので、騒音の発生を大幅に減少でき、ま
た、各個別錘ごとの単独モータの運転条件を換えること
により、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え
る。
撚装置が単独モータにより駆動され、タンゼンシャルベ
ルトを用いないので、騒音の発生を大幅に減少でき、ま
た、各個別錘ごとの単独モータの運転条件を換えること
により、各個別錘ごとの仮撚条件の調整も容易に行え
る。
【0062】本発明においては、複数のフリクションデ
ィスクを具備した3本のスピンドルをスピンドル架台に
回転可能に支承しており、このスピンドル架台をブラケ
ットに対して横方向に着脱可能に取着されている。その
ため、取外しに際して仮撚機や延伸仮撚機に設けられて
いる他の部品に当ったり損傷を与えることがなく作業も
極めて容易に行え、仮撚装置の主要部を上方に取外すこ
とに起因する問題は生じない。
ィスクを具備した3本のスピンドルをスピンドル架台に
回転可能に支承しており、このスピンドル架台をブラケ
ットに対して横方向に着脱可能に取着されている。その
ため、取外しに際して仮撚機や延伸仮撚機に設けられて
いる他の部品に当ったり損傷を与えることがなく作業も
極めて容易に行え、仮撚装置の主要部を上方に取外すこ
とに起因する問題は生じない。
【0063】更に、本発明においては、仮撚装置の単独
駆動モータとしてラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータが採用されている。このため、駆
動モータの信頼性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付
けられた仮撚機や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要
がなくなり、駆動モータを搭載したままでスピンドル架
台をブラケットに対して横方向に着脱可能に構成するこ
とを可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要
な場合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した
状態で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載
した状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に装着する。
駆動モータとしてラジアルギャップタイプのアウタロー
タ形ブラシレスモータが採用されている。このため、駆
動モータの信頼性が高く、駆動モータを仮撚装置の取付
けられた仮撚機や延伸仮撚機の上で保守や修理する必要
がなくなり、駆動モータを搭載したままでスピンドル架
台をブラケットに対して横方向に着脱可能に構成するこ
とを可能とした。なお、駆動モータの保守や調整が必要
な場合には、仮撚装置を仮撚機や延伸仮撚機から外した
状態で保守、調整または交換を行い、駆動モータを搭載
した状態でスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に装着する。
【0064】また、本発明においては、ラジアルギャッ
プタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのステータ
がスピンドル架台に取着されるとともにアウタロータが
ステータの回りに回転可能に支承され、アウタロータと
前記3本のスピンドルのうち1本とが作動連結されてお
り、3本のスピンドルの下端部にはそれぞれプーリが取
着されており、該プーリが駆動ベルトにより連結されて
いるので、構成がコンパクトになり、駆動モータを搭載
したままでスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に着脱可能である。
プタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのステータ
がスピンドル架台に取着されるとともにアウタロータが
ステータの回りに回転可能に支承され、アウタロータと
前記3本のスピンドルのうち1本とが作動連結されてお
り、3本のスピンドルの下端部にはそれぞれプーリが取
着されており、該プーリが駆動ベルトにより連結されて
いるので、構成がコンパクトになり、駆動モータを搭載
したままでスピンドル架台をブラケットに対して横方向
に着脱可能である。
【0065】本発明によれば、駆動モータとしてラジア
ルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータを
用いている。ブラシレスモータにおいては、回転子を永
久磁石とすることができ、このためアウタロータとして
巻線などが必要なく巻線などの配置は固定子側に全部ま
とめることができる。
ルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータを
用いている。ブラシレスモータにおいては、回転子を永
久磁石とすることができ、このためアウタロータとして
巻線などが必要なく巻線などの配置は固定子側に全部ま
とめることができる。
【0066】また、本発明では、特に、図1ならびに図
2(a)および(b)に示す実施例では、ラジアルギャ
ップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータとするこ
とにより、回転子がステータの外側に位置し、大径であ
り、回転子の慣性モーメントが大きくできるため、定速
運転に極めて有利である。また、大径の回転子にマグネ
ット(永久磁石)を取着するので、マグネットが比較的
大きくできる。このため、高効率、高トルク化し易く、
太デニール糸条の仮撚装置として有効である。また固定
子の巻線の1コイル平均値が短くなり銅損が低減し、駆
動モータが、従って仮撚装置が、高効率化し易いという
効果が奏される。
2(a)および(b)に示す実施例では、ラジアルギャ
ップタイプのアウタロータ形ブラシレスモータとするこ
とにより、回転子がステータの外側に位置し、大径であ
り、回転子の慣性モーメントが大きくできるため、定速
運転に極めて有利である。また、大径の回転子にマグネ
ット(永久磁石)を取着するので、マグネットが比較的
大きくできる。このため、高効率、高トルク化し易く、
太デニール糸条の仮撚装置として有効である。また固定
子の巻線の1コイル平均値が短くなり銅損が低減し、駆
動モータが、従って仮撚装置が、高効率化し易いという
効果が奏される。
【図1】本発明の第1実施例の正面図である。
【図2】(a)は図1の底面図である。(b)は、他の
実施例の底面図である。
実施例の底面図である。
【図3】(a)および(b)は、それぞれ、本発明の他
の実施例の底面図である。
の実施例の底面図である。
10 ラジアルギャップタイプのアウタロータ形ブラシ
レスモータ 11 アウタロータ 12 ステータ 20 スピンドル架台 32a、32b、32c スピンドル 40、40′ プーリ 41 駆動ベルト
レスモータ 11 アウタロータ 12 ステータ 20 スピンドル架台 32a、32b、32c スピンドル 40、40′ プーリ 41 駆動ベルト
【手続補正書】
【提出日】平成11年11月25日(1999.11.
25)
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】スピンドル架台20の穴をロッド17a、
17bに挿入すると、ロッド17aの先端の係合部がス
ピンドル架台20の外部に突出する。ロック部材を手で
持って捻ることにより、ロック部材はスピンドル架台2
0の外部に突出したロッド部材17aの係合部に係合
し、これによりスピンドル架台20を固定ブラケット6
に一体的に固定できる。また、ロック部材を手で前述と
逆方向に捻ることにより、ロック部材とロッド部材17
aの係合部との係合を解舒でき、これによりスピンドル
架台20を固定ブラケット6から水平方向へ横に(図1
の右方向へ)引出せる。
17bに挿入すると、ロッド17aの先端の係合部がス
ピンドル架台20の外部に突出する。ロック部材を手で
持って捻ることにより、ロック部材はスピンドル架台2
0の外部に突出したロッド部材17aの係合部に係合
し、これによりスピンドル架台20を固定ブラケット6
に一体的に固定できる。また、ロック部材を手で前述と
逆方向に捻ることにより、ロック部材とロッド部材17
aの係合部との係合を解舒でき、これによりスピンドル
架台20を固定ブラケット6から水平方向へ横に(図1
の右方向へ)引出せる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】スピンドル32aのステータ12の中空部
を貫通した下端部に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ11を取
着されている。アウタロータ11は逆釣鐘形状とされて
いる。すなわち、アウタロータ11は円筒部11aおよ
び円筒部の下面を覆う鏡板11bからなり逆さまにした
釣鐘形状をされている。アウタロータ11は円筒部11
aの内側には永久磁石(マグネット)(図示せず)を周
方向に等配的に配置されている。
を貫通した下端部に、ラジアルギャップタイプのアウタ
ロータ形ブラシレスモータ10のアウタロータ11を取
着されている。アウタロータ11は逆釣鐘形状とされて
いる。すなわち、アウタロータ11は円筒部11aおよ
び円筒部の下面を覆う鏡板11bからなり逆さまにした
釣鐘形状をされている。アウタロータ11は円筒部11
aの内側には永久磁石(マグネット)(図示せず)を周
方向に等配的に配置されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】スピンドル32a、32b、32cの下端
部の先端にはそれぞれプーリ40が取着されている。こ
れら3つの3つのプーリ40の回りには、図2(a)に
示すように、1本のエンドレスベルトからなるスピンド
ル駆動ベルト41が巻掛けられている。この実施例にお
いて、プーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆
動ベルト41も歯付きベルトとなっている。
部の先端にはそれぞれプーリ40が取着されている。こ
れら3つの3つのプーリ40の回りには、図2(a)に
示すように、1本のエンドレスベルトからなるスピンド
ル駆動ベルト41が巻掛けられている。この実施例にお
いて、プーリ40は歯付きプーリであり、スピンドル駆
動ベルト41も歯付きベルトとなっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、スピンドル架台20には3本のスピ
ンドル32a、32b、32cに取着されたフリクショ
ンディスク31を通った糸条を、ラジアルギャップタイ
プのアウタロータ形ブラシレスモータ10を避けて外部
に引き出すために、頂板51の糸通し用スリット(図示
せず)と同じ側に、細幅の凹部20cが形成されてい
る。凹部20cは、図1に示すように、スピンドル架台
20の上部においては3本のスピンドル32a、32
b、32cの中心位置に達しており、そこから下方へ行
くに連れ外側に傾斜している。更に、スピンドル架台2
0内には、上述したアウタロータ11の回転を計測する
ための計測装置(図示せず)が設けられている。
ンドル32a、32b、32cに取着されたフリクショ
ンディスク31を通った糸条を、ラジアルギャップタイ
プのアウタロータ形ブラシレスモータ10を避けて外部
に引き出すために、頂板51の糸通し用スリット(図示
せず)と同じ側に、細幅の凹部20cが形成されてい
る。凹部20cは、図1に示すように、スピンドル架台
20の上部においては3本のスピンドル32a、32
b、32cの中心位置に達しており、そこから下方へ行
くに連れ外側に傾斜している。更に、スピンドル架台2
0内には、上述したアウタロータ11の回転を計測する
ための計測装置(図示せず)が設けられている。
Claims (5)
- 【請求項1】 それぞれ複数のフリクションディスクを
具備した3本のスピンドルがスピンドル架台に回転可能
に支承されており、該スピンドル架台がブラケットに横
方向に着脱可能に取着されたモータ駆動式三軸フリクシ
ョン仮撚装置において、前記スピンドル架台の下面にラ
ジアルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモー
タのステータが取着されるとともにアウタロータが該ス
テータの回りに回転可能に支承され、該アウタロータと
前記3本のスピンドルのうち1本とが作動連結されてお
り、前記3本のスピンドルの下端部にはそれぞれプーリ
が取着されており、該プーリが駆動ベルトにより連結さ
れていることを特徴とするモータ駆動式三軸フリクショ
ン仮撚装置。 - 【請求項2】 それぞれ複数のフリクションディスクを
具備した3本のスピンドルがスピンドル架台に回転可能
に支承されており、該スピンドル架台がブラケットに横
方向に着脱可能に取着されたモータ駆動式三軸フリクシ
ョン仮撚装置において、前記スピンドル架台の下面にラ
ジアルギャップタイプのアウタロータ形ブラシレスモー
タのステータが取着され、該ステータは軸方向に延びる
中空孔を有し、前記3本のスピンドルのうちの1本が該
ステータの中空孔を貫通し、その下端先端部に前記アウ
タロータ形ブラシレスモータのアウタロータおよびプー
リが取着されており、前記3本のスピンドルの他の2本
には前記プーリに対応してそれぞれプーリが取着されて
おり、該プーリに駆動ベルトが掛合されていることを特
徴とするモータ駆動式三軸フリクション仮撚装置。 - 【請求項3】 それぞれ複数のフリクションディスクを
具備した3本のスピンドルがスピンドル架台に回転可能
に支承されており、該スピンドル架台がブラケットに横
方向に着脱可能に取着されたモータ駆動式三軸フリクシ
ョン仮撚装置において、前記スピンドル架台の下面の前
記3本のスピンドルと対応しない位置にラジアルギャッ
プタイプのアウタロータ形ブラシレスモータのステータ
が取着されるとともに該ステータの回りにアウタロータ
が回転可能に支承され、前記3本のスピンドルはスピン
ドル架台ブラケットを貫通し、その下端部先端にそれぞ
れプーリが取着されるとともに前記アウタロータにもプ
ーリが取着されており、前記3本のスピンドルに取着さ
れたプーリおよび前記アウタロータに取着されたプーリ
に駆動ベルトが掛合されていることを特徴とするモータ
駆動式三軸フリクション仮撚装置。 - 【請求項4】 前記3本のスピンドルの下端部にそれぞ
れ前記プーリが取着され、該3つのプーリに1本の前記
駆動ベルトが掛合されていることを特徴とする請求項
1、2または3に記載のモータ駆動式三軸フリクション
仮撚装置。 - 【請求項5】 前記3本のスピンドルのうち1本の下端
部には上下多段のプーリが取着され、残りの2本にはそ
れぞれ該上下多段のプーリの一方に対応するプーリが取
着され、前記上下多段のプーリと他のプーリとの間にそ
れぞれ前記駆動ベルトが掛合されていることを特徴とす
る請求項1、2または3に記載のモータ駆動式三軸フリ
クション仮撚装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037795A JP2000234227A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置 |
PCT/JP1999/006614 WO2000034558A1 (fr) | 1998-12-07 | 1999-11-26 | Dispositif fausse-torsion a friction, triaxial et motorise |
EP99973312A EP1149941A1 (en) | 1998-12-07 | 1999-11-26 | Motor-driven three-axis friction false twisting device |
CN99814201A CN1089384C (zh) | 1998-12-07 | 1999-11-26 | 马达驱动式三轴摩擦假捻装置 |
AU14107/00A AU1410700A (en) | 1998-12-07 | 1999-11-26 | Motor-driven three-axis friction false twisting device |
TW88121307A TW463001B (en) | 1998-12-07 | 1999-12-06 | Motor drive type friction false twisting device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11037795A JP2000234227A (ja) | 1999-02-16 | 1999-02-16 | モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000234227A true JP2000234227A (ja) | 2000-08-29 |
Family
ID=12507443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11037795A Pending JP2000234227A (ja) | 1998-12-07 | 1999-02-16 | モータ駆動式三軸フリクション仮撚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000234227A (ja) |
-
1999
- 1999-02-16 JP JP11037795A patent/JP2000234227A/ja active Pending
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