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JP2000230154A - フロアーポリッシュ回収用組成物及び回収方法 - Google Patents

フロアーポリッシュ回収用組成物及び回収方法

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Publication number
JP2000230154A
JP2000230154A JP35280199A JP35280199A JP2000230154A JP 2000230154 A JP2000230154 A JP 2000230154A JP 35280199 A JP35280199 A JP 35280199A JP 35280199 A JP35280199 A JP 35280199A JP 2000230154 A JP2000230154 A JP 2000230154A
Authority
JP
Japan
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composition
floor polish
salt
metal
solid content
Prior art date
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Pending
Application number
JP35280199A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Gomi
正 五味
Takao Igarashi
隆雄 五十嵐
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuho Chemicals Inc
Original Assignee
Yuho Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Yuho Chemicals Inc filed Critical Yuho Chemicals Inc
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Publication of JP2000230154A publication Critical patent/JP2000230154A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアーポリッシュ組成物自体から、又は該
組成物から得られる皮膜を溶解若しくは分散した液か
ら、効率的に固形分を回収できるフロアーポリッシュ回
収用組成物を提供すること。 【解決手段】 水中でイオン解離する多価金属を有する
金属化合物及び/又は金属塩を含有することを特徴とす
る、カルボキシル基又はその塩を分子内に有するα,β
−不飽和カルボン酸系ポリマーを含有するフロアーポリ
ッシュ組成物又は該組成物から得られる皮膜を溶解若し
くは分散した液から固形分を回収するためのフロアーポ
リッシュ回収用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種床などに耐久
性の皮膜であるフロアーポリッシュを形成するために用
いられるフロアーポリッシュ組成物自体から、又は該組
成物から得られる皮膜を溶解若しくは分散した液から、
固形分を回収するためのフロアーポリッシュ回収用組成
物、及び回収方法に関する。
【従来の技術】フロアーポリッシュ組成物としては、種
々の組成物が開発されているが、ポリ(メタ)アクリル
酸系ポリマーや、ジメチロールプロピオン酸などの重合
性不飽和カルボン酸を分子内に取り込んでなるポリウレ
タン系のポリマーを主成分とするものが多く用いられて
いる。これらの組成物には、耐久性に優れた皮膜が形成
できるように、多価金属架橋成分が含まれており、又、
形成した皮膜がアルカリ水溶液に溶解できるように調製
されている。
【0002】従って、ビルの床などに塗布されたフロア
ーポリッシュ組成物(液状物)から形成された皮膜が古
くなると、アルカリ剤及びキレート剤を含有する水溶液
で古くなった皮膜を溶解して除去し、その後、新しくフ
ロアーポリッシュ組成物を塗布しているのが現状であ
る。そして、この際、得られた、古くなった皮膜を溶解
してなるアルカリ水溶液は、廃液としてドラム缶などに
充填して廃棄されている。一方、フロアーポリッシュ組
成物の製造工程においては、スタートアップ時に汚れた
り、製品規格に合致しないものが発生する場合がある
が、このうち再利用できないものは、同様に廃液として
ドラム缶などに充填して廃棄されている。このような現
状において、環境問題から、古くなった皮膜を溶解して
なるアルカリ水溶液などの廃液を効果的に処理して、廃
棄分を軽減できる方法が望まれている。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、フロアーポ
リッシュ組成物自体から、又は該組成物から得られる皮
膜を溶解若しくは分散した液から、効率的に固形分を回
収できるフロアーポリッシュ回収用組成物を提供するこ
とを目的とする。本発明は、又、フロアーポリッシュ固
形分の効率的な回収方法を提供することを目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定のポリマ
ーを有効成分とするフロアーポリッシュ組成物又は該組
成物から得られる皮膜を溶解若しくは分散した液に、水
溶性多価金属塩を添加すると、上記課題を効率的に解決
できるとの知見に基づいてなされたのである。すなわ
ち、本発明は、水中でイオン解離する多価金属を有する
金属化合物及び/又は金属塩を含有することを特徴とす
る、カルボキシル基又はその塩を分子内に有するα,β
−不飽和カルボン酸系ポリマーを含有するフロアーポリ
ッシュ組成物又は該組成物から得られる皮膜を溶解若し
くは分散した液から固形分を回収するためのフロアーポ
リッシュ回収用組成物を提供する。本発明は、又、カル
ボキシル基又はその塩を分子内に有するα,β−不飽和
カルボン酸系ポリマーを含有するフロアーポリッシュ組
成物又は該組成物から得られる皮膜を溶解若しくは分散
した液に、水中でイオン解離する多価金属を有する金属
化合物及び/又は金属塩を添加して、固形分と液状分と
に分け、ついで固形分を回収することを特徴とするフロ
アーポリッシュ固形分の回収方法を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明で対象とするカルボキシル
基又はその塩を分子内に有するα,β−不飽和カルボン
酸系ポリマーを含有する。このようなポリマーは、例え
ば、(メタ)アクリル酸などの不飽和カルボン酸又はそ
れらの部分エステルや塩などの重合体、これらのモノマ
ーと酢酸ビニル、スチレン、エチレン、プロピレン、塩
化ビニルなどのα,β−エチレン性モノマーとの共重合
体(例えば、特開昭62−205168号公報参照)、
(メタ)アクリル酸系ラジカル重合性モノマーを水性ウ
レタンの存在下で重合してなるポリマー(特開昭63−
23972号公報及び特開昭61−72071号公報な
どを参照)などがあげられる。これらのうち、酸価が、
20〜200mgKOH/g であるのが好ましく、さらに30
〜130mgKOH/gであるのが好ましい。
【0005】本発明で対象とするフロアーポリッシュ組
成物としては、非架橋型フロアーポリッシュ組成物のほ
か、一種以上の多価金属塩や多価金属錯体を含有するも
のがあげられる。多価金属塩や多価金属錯体としては、
例えば、上述の特開昭63−23972号公報及び特開
昭61−72071号公報などに記載のベリリウム、
銅、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ジリコニウム、
バリウム、ビスマス、アンチモン、アルミニウム、鉄及
びニッケルなどの錯体があげられる。これらのうち、カ
ルシウム、亜鉛、アルミニウムが好ましく、カルボキシ
ル基に対して、0.05〜1の化学当量となる量で用いる
のがよい。又、これらの錯体を形成するための配位子と
しては、炭酸イオン、酢酸イオン、シュウ酸イオン、リ
ンゴ酸イオン、酒石酸イオン、乳酸イオン、グルコン酸
イオン、アンモニア、エチレンジアミン、ジメチルアミ
ノエタノール、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、トリエタノールアミンなどの各種アミンがあげら
れる。上述の特開昭63−23972号公報及び特開昭
61−72071号公報に記載の多価金属及び配位子に
ついての記載は、本明細書の記載に含まれるものとす
る。本発明で除去の対象とするフロアーポリッシュ組成
物が、架橋型の樹脂を含有する場合、その配位子として
は、アンモニア又はエタノールアミンであると、効率的
に除去できるので特に好ましい。本発明で対象とするフ
ロアーポリッシュ組成物は、上記ポリマー及び多価金属
化合物を含有し、残部は水であるが、さらに、アルカリ
可溶性樹脂、融合剤、可塑剤、各種界面活性剤、ワック
ス、シリコーン樹脂などを含有することができる。これ
らの成分についても、上記公開公報に記載のものを用い
ることができる。
【0006】本発明のフロアーポリッシュ回収用組成物
の有効成分としては、水中でイオン解離する多価金属を
有する金属化合物及び/又は金属塩があげられる。具体
的には、水中でベリリウム、銅、カルシウム、マグネシ
ウム、亜鉛、ジリコニウム、バリウム、ビスマス、アン
チモン、アルミニウム、鉄及びニッケルの一種又は二種
以上をイオンとして放出できるものが好ましく、より好
ましくはカルシウム及び/又はマグネシウムイオンとし
て放出できるものが好ましい。カルシウム及び/又はマ
グネシウムイオンとして放出できるものを用いると、フ
ロアーポリッシュの凝集を早く引き起こすので好まし
い。このようなものとしては、上述した配位子と結合し
たものや有機酸や無機酸との塩などがあげられる。これ
らのうち、無機酸との塩が好ましく、より好ましくは、
塩酸や硫酸との塩である。特に、塩化カルシウム、塩化
マグネシウム及び硫酸マグネシウム、なかでも塩化カル
シウム又は硫酸マグネシウムを用いると、少量でフロア
ーポリッシュの凝集を早く引き起こすことができるので
好ましい。本発明のフロアーポリッシュ回収用組成物
は、粉状でも、又上記有効成分を水に溶解してなる水溶
液のいずれでもよい。又、上記ポリマーに着色する染料
を加えておくと、ポリマーの回収の程度が容易に判定で
きるので好ましい。又、フロアーポリッシュ組成物中の
溶剤に着色する染料を加えておくと、溶剤の回収の程度
が容易に判定できるので好ましい。又、一回の使用に適
した量で、個別包装されていてもよい。
【0007】本発明では、ビルの床などに塗布されたフ
ロアーポリッシュ組成物から形成された皮膜をアルカリ
水溶液で溶解してなる廃液をも対象とする。このような
処理に用いるアルカリ水溶液としては、上述の特開昭6
3−23972号公報及び特開昭61−72071号公
報などや特開平9−241687号公報に記載の除去剤
を用いることができる。具体的には、上述した配位子、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、珪酸ソーダ、リン
酸ソーダ、ピロリン酸ソーダなどのアルカリ剤、各種界
面活性剤、キレート剤、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル、ベンジルアルコール、ジエチレングリコー
ルモノベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コールエチルエーテル、3―メチル−3―メトキシブタ
ノール等のセロソルブやアルコール類などを含有する水
溶液があげられる。本発明において、除去剤を用いる場
合には、EDTA及びエタノールアミンを含有するPH
が9〜14のアルカリ水溶液やさらにこれに上記各種セ
ロソルブや各種アルコール類を含有するアルカリ水溶液
を用いるのが好ましい。さらに、除去剤としては、ED
TAを含有するが、アンモニアやアルカノールアミン等
の窒素原子含有化合物を含まないアルカリ水溶液やさら
にこれに上記各種セロソルブや各種アルコール類を含有
するアルカリ水溶液を用いるのが好ましい。
【0008】本発明では、カルボキシル基又はその塩を
分子内に有するα,β−不飽和カルボン酸系ポリマーを
含有するフロアーポリッシュ組成物自体に対して、又は
該組成物から得られた皮膜をアルカリ水溶液で溶解若し
くは分散した液に対して、水中でイオン解離する多価金
属を有する金属化合物及び/又は金属塩を添加し、好ま
しくは、多価金属の量が、カルボキシル基又はその塩の
化学当量の2倍以上の量となるように(つまり、酸価の
2倍以上となるように)、多価金属化合物及び/又は金
属塩を添加して、固形分と液状分とに分ける。通常は、
多価金属化合物及び/又は金属塩を添加して常法により
攪拌し、次いで静置して置くことにより、容易に2層に
分離する。ここで、多価金属の塩酸塩(特に塩化カルシ
ウム)を用いる場合、多価金属の量が、カルボキシル基
又はその塩の化学当量の3倍以上の量となるように、よ
り好ましくは3〜10倍、さらに好ましくは3〜5倍と
すると、固形分を硬いものとして得ることができる。一
方、多価金属の硫酸塩(特に硫酸マグネシウム)を用い
る場合、多価金属の量が、カルボキシル基又はその塩の
化学当量の5倍以上の量となるように、より好ましくは
5〜15倍、さらに好ましくは5〜10倍とすると、固
形分を硬いものとして得ることができる。本発明では、
2層に分離後、固形分と水相とを別々に廃棄することが
でき、特に水相は、酸などによりpHを調整し、常法に
より水質処理に施すことができる。具体的には、2層に
分離後、溶液をフィルタを用いて濾過し、固形分を廃棄
する。一方、水相はPHを塩酸、硫酸などの酸で中和
し、更に、必要により溶剤を回収するため、溶剤吸着で
きる活性剤又は高分子などで処理した後、下水道に廃棄
することが可能となる。溶剤吸着できる活性剤又は高分
子としては、活性炭、オクチル酸金属石鹸、栗田工業製
の合成高分子ロンググリーン(商品名)、中外テクノス
株式会社製のユーゲルM、ユーゲルK-1及びK-2(商品
名)などのスチレンブロックポリマーなどがあげられ
る。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、従来そのまま廃棄して
いた古くなった皮膜を溶解してなるアルカリ水溶液やフ
ロアーポリッシュ組成物から、固形分を簡易に分離で
き、水相は常法により水質処理に施すことができるの
で、廃棄物の絶対量を著しく低減することができる。従
って、本発明によれば、環境基準に適合した回収及び廃
棄処理を行うことができる。次に実施例により本発明を
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0010】
【実施例】実施例1 表−1に示す成分を配合してフロアーポリッシュ組成物
を調製した。表中の数値は成分の質量%であり、残部は
水である。使用した各成分の内容及び酸価の測定方法
は、次の通りである。金属架橋型アクリルエマルション メタクリル酸12質量%(以下、%と省略する)、メタ
クリル酸メチル65%、アクリル酸ブチル23%よりな
るモノマー混合物をラウリル硫酸ナトリウムを用いて常
法により乳化重合法を行って得た酸価が78のポリアク
リル樹脂エマルションに、炭酸亜鉛アンモニウム錯体を
用いてカルボキシル基の20%を金属架橋した金属架橋
型アクリルエマルションである(有効成分40%)。
【0011】金属架橋型スチレン−アクリルエマルショ
メタクリル酸15%、スチレン30%、メタクリル酸メ
チル32%、アクリル酸ブチル23%よりなるモノマー
混合物をラウリル硫酸ナトリウムを用いて常法により乳
化重合法を行って得た酸価が97のスチレン−アクリル
樹脂エマルションに、水酸化カルシウムを用いてカルボ
キシル基の40%を金属架橋した金属架橋型スチレン−
アクリルエマルションである(有効成分40%)。非架橋型スチレン−アクリルエマルション メタクリル酸8%、スチレン30%、メタクリル酸メチ
ル32%、アクリル酸ブチル23%、アリルメタクリレ
ート4%よりなるモノマー混合物をラウリル硫酸ナトリ
ウムを用いて常法により乳化重合法を行って得たスチレ
ン?アクリル樹脂エマルションに、撹拌しながら3%ア
ンモニア水を添加しpH8.0に調整した非架橋型スチ
レン?アクリル樹脂エマルションである(有効成分40
%)。水性ウレタン樹脂 ポリエステルポリオール(三井化学株式会社製 商品名
オレスターQ−5001E、分子量1000)15
8.2g、ジメチロールプロピオン酸20.7g、ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネート109.2g及びN−メ
チルピロリドン171.1gをウレタン化反応させたプレ
ポリマー溶液に、トリエチルアミン15.6gを加えて中
和した後、ヘキサメチレンジアミン11.9gを加えて高
分子化反応を行い、重合終了までに合計513.3gの蒸
留水を加えて得た、水性ポリウレタン樹脂である(酸価
30、有効成分30%)。アルカリ可溶性レジン スチレン−無水マレイン酸ポリマー(米国アルコケミカ
ル社 製商品名 SMA2625A、酸価220)をア
ンモニアにて中和し、水溶液とした(有効成分15
%)。
【0012】ポリオレフィンワックス ポリオレフィンワックス(米国アライドケミカル社製
商品名 AC−680、酸価16、軟化点110℃)
を、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(E
O)10付加物及び水酸化カリウムで乳化したポリオレフ
ィンワックスエマルションである(有効成分40%)。酸価の測定方法 JIS K 0070に準じて酸価の測定を行った。但
し、試薬・溶剤は、各樹脂の溶解性からエチルアルコー
ル−テトロヒドロフラン混液(1+2)で行った。
【0013】
【表1】 表−1 フロアーポリッシュ処方例
【0014】フロアーポリッシュ処方例No1の酸価に対
し5化学当量のCaCl2 を、フロアーポリッシュ処方例No
2の酸価に対し5化学当量のMgSO4 を、比較例としてフ
ロアーポリッシュ処方例No1の酸価に対し5化学当量の
NaClを加え、その時の固形分分離状態を目視にて観察
し、以下の基準に従い評価した。結果を表−2に示す。 評価基準 ○:完全に固形分が塊り、水相と二層に分離している。 ×:粘度が上昇するが、固形分は分離しない。
【0015】
【表2】 表−2 本発明1 本発明2 比較例1 フロアーポリッシュ処方例 No. 1 No. 2 No. 3 回収剤 CaCl2 MgSO4 NaCl分離状態 ○ ○ ×
【0016】実施例2 JIS K−3920 6.5 ガーゼによる皮膜調整に
準じてフロアーポリッシュ処方例No1、2、3、4又は
5を8回塗布し、40±1℃のインキュベーターにて16
8 時間放置した。塗布した床面積に対して、200 ml/m2
の割合で、除去液処方例A〜Eを施して完全に除去し、
皮膜溶解若しくは分散液を得た。この液に対して、除去
液処方例A〜Eを、酸価に対し1化学当量、3化学当
量、5化学当量のCaCl2 、MgSO4 、NaClを加え、その時
の固形分の分離状態を目視にて観察し、以下の基準に従
い評価した。結果を表−3に示す。 評価基準 ○:完全に固形分が塊り、水相と二層に分離している。 ×:粘度が上昇するが、固形分は分離しない。 又、分離した水相のPHを酸で中和し、活性炭を加えて
水相中の溶剤を除去した。活性炭添加前と添加して溶剤
を除去した後の水相中の溶剤の含有量を、それぞれガス
クロマトグラフィーで測定した。結果をまとめて表-3
に示す。除去剤処方例A モノエタノールアミン20g、エチレンジアミン四酢酸
5g、水酸化ナトリウム1g、及びポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル(EO)8 付加物2gに蒸留水
を加えて1000gとした。
【0017】除去剤処方例B モノエタノールアミン20g、エチレンジアミン四酢酸
1g、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(E
O)8 付加物2g、ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル20g、及びエチレングリコールモノフェニルエ
ーテル10gに蒸留水を加えて1000gとした。除去剤処方例C 水酸化ナトリウム5g、エチレンジアミン四酢酸・4ナ
トリウム塩四水和物5g、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル(EO)8付加物1gに蒸留水を加えて1000gと
した。除去剤処方例D 水酸化ナトリウム5g、s−アスパラギン酸二酢酸4ナ
トリウム塩(45%水溶液)10g、ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル(EO)8付加物1gに蒸留水を加えて10
00gとした。除去剤処方例E 水酸化ナトリウム5g、エチレンジアミン四酢酸・4ナ
トリウム塩四水和物5g、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル(EO)8付加物1g、ベンジルアルコール10
g、ジエチレングリコールモノブチルエーテル20gに蒸
留水を加えて1000gとした。
【0018】
【表3】 表−3
【表4】 表−3 (続き)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中でイオン解離する多価金属を有する
    金属化合物及び/又は金属塩を含有することを特徴とす
    る、カルボキシル基又はその塩を分子内に有するα,β
    −不飽和カルボン酸系ポリマーを含有するフロアーポリ
    ッシュ組成物又は該組成物から得られる皮膜を溶解若し
    くは分散した液から固形分を回収するためのフロアーポ
    リッシュ回収用組成物。
  2. 【請求項2】 多価金属が、カルシウム又はマグネシウ
    ムである請求項1記載の回収用組成物。
  3. 【請求項3】 金属塩が、塩化カルシウム、塩化マグネ
    シウム又は硫酸マグネシウムである請求項1記載の回収
    用組成物。
  4. 【請求項4】 カルボキシル基又はその塩を分子内に有
    するα,β−不飽和カルボン酸系ポリマーを含有するフ
    ロアーポリッシュ組成物又は該組成物から得られる皮膜
    を溶解若しくは分散した液に、水中でイオン解離する多
    価金属を有する金属化合物及び/又は金属塩を添加し
    て、固形分と液状分とに分け、ついで固形分を回収する
    ことを特徴とするフロアーポリッシュ固形分の回収方
    法。
  5. 【請求項5】 多価金属の量が、カルボキシル基又はそ
    の塩の化学当量の2倍以上の量となるように、化合物及
    び/又は金属塩を添加する請求項4記載の回収方法。
  6. 【請求項6】 分離した液状分のPHを中性に調整した
    後、吸着剤を用いて溶剤を吸着除去する請求項4記載の
    回収方法。
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