[go: up one dir, main page]

JP2000229949A - 含窒素ヘテロ環誘導体 - Google Patents

含窒素ヘテロ環誘導体

Info

Publication number
JP2000229949A
JP2000229949A JP11033002A JP3300299A JP2000229949A JP 2000229949 A JP2000229949 A JP 2000229949A JP 11033002 A JP11033002 A JP 11033002A JP 3300299 A JP3300299 A JP 3300299A JP 2000229949 A JP2000229949 A JP 2000229949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
halogen atom
substituted
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11033002A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Kumita
泉 汲田
Kaoru Noda
薫 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soda Co Ltd filed Critical Nippon Soda Co Ltd
Priority to JP11033002A priority Critical patent/JP2000229949A/ja
Publication of JP2000229949A publication Critical patent/JP2000229949A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗菌活性を有する含窒素ヘテロ環誘導体を提
供する。 【解決手段】 一般式(1) 【化1】 (式中、Aは、NまたはCHを表し、R1 および R2
は、ハロゲン原子を表し、R3 は、ハロゲン原子,C
1-6 アルキル基などで置換されてもよいフェニル基を表
し、R4 は、水素原子,シアノ基,ハロゲン原子,C
1-6 アルキル基などを表す。)で表される含窒素ヘテロ
環誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、含窒素ヘテロ環誘
導体に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明化合物に類似の化合物としては、
V. T. Klimko et.al., Zhurnal Obshckei Khimii, 3
0 1258-64(1960)に、2,4−置換ピリミジンの合成法
とともに、2-phenylamino-4-phenylpyrimidineの物性が
記載されているが、生理活性に関する記述はない。ま
た、 A.Kreutzberger & J.Gillessen, Arch. Pharm.,
318(4),370-4(1985) 、A.Kreutzberger & J.Gilless
en, J. Heterocycl. Chem., 22 (1),101-3 (1985) に、
下記の化合物の合成とブドウべと病菌(Plasmopara Vi
ticola)に対する抗菌活性がAntimycotic agentsとして
記載されている。
【0003】
【化2】
【0004】
【発明の解決しようとする課題】本発明は、抗真菌剤,
農園芸用殺菌剤として有用な含窒素ヘテロ環誘導体を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(1)
【0006】
【化3】
【0007】[式中、Aは、NまたはCHを表す。R1
およびR2 は、それぞれ独立して、ハロゲン原子を表
す。R3 は、(ニトロ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキ
ル基,C1-6 ハロアルキル基,C1-6 アルコキシ基,C
1-6 ハロアルコキシ基)で置換されてもよいフェニル
基,(ニトロ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,C
1-6 ハロアルキル基,C1-6 アルコキシ基,C1-6 ハロ
アルコキシ基)で置換されてもよいピリジル基または
(ハロゲン原子またはC1-6 アルキル基)で置換されて
もよいC3-8 シクロアルキル基を表す。R4 は、水素原
子,シアノ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,C
1-6 アルコキシ基,C1-6 アルコキシカルボニル基,C
1-6 アルキルチオ基,C1-6 アルキルスルフィニル基,
1-6 アルキルスルホニル基またはC1-6 アルキル基で
モノもしくはジ置換されてもよいアミノ基を表す。]で
表される含窒素ヘテロ環誘導体である。
【0008】本発明において、R1 およびR2 、それぞ
れ独立して、塩素,臭素,フッ素,沃素などのハロゲン
原子を表す。
【0009】R3 は、(塩素,フッ素,臭素,沃素など
のハロゲン原子、メチル,エチル,プロピル,イソプロ
ピル,ブチル,イソブチル,s−ブチル,t−ブチルな
どのC1-6 アルキル基、クロロメチル,ジクロロメチ
ル,トリクロロメチル,フルオロメチル,ジフルオロメ
チル,トリフルオロメチル,1−フルオロエチル,1,
1−ジフルオロエチル,ペンタフルオロエチルなどC
1-6 ハロアルキル基、メトキシ,エトキシ,プロポキ
シ,イソプロポキシ,ブトキシなどのC1-6 アルコキシ
基、フルオロメトキシ,ジフルオロメトキシ,トリフル
オロメトキシ,クロロメトキシなどのC1-6 ハロアルコ
キシ基)で置換されてもよいフェニル基または(2−ピ
リジル,3−ピリジル,4−ピリジルなどの)ピリジル
基、塩素,フッ素,臭素,沃素などのハロゲン原子、メ
チル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル,イソ
ブチル,s−ブチル,t−ブチルなどのC1-6 アルキル
基などで置換されてもよいシクロプロピル,シクロペン
チル,シクロヘキシル,シクロヘプチル,シクロオクチ
ルなどのC3-8 シクロアルキル基を表す。
【0010】また、R4 は、水素原子、シアノ基、塩
素,フッ素,臭素,沃素などのハロゲン原子、メチル,
エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル,イソブチ
ル,s−ブチル,t−ブチルなどのC1-6 アルキル基、
メトキシ,エトキシ,プロポキシ,イソプロポキシ,ブ
トキシなどのC1-6 アルコキシ基、メトキシカルボニ
ル,エトキシカルボニル,プロポキシカルボニル,イソ
プロポキシカルボニル,ブトキシカルボニル,t−ブト
キシカルボニルなどのC1-6 アルコキシカルボニル基、
メチルチオ,エチルチオ,プロピルチオ,イソプロピル
チオ,ブチルチオ,t−ブチルチオなどのC1-6 アルキ
ルチオ基、メチルスルフィニル,エチルスルフィニル,
プロピルスルフィニル,イソプロピルスルフィニル,ブ
チルスルフィニル,t−ブチルスルフィニルなどのC
1-6 アルキルスルフィニル基、メチルスルホニル,エチ
ルスルホニル,プロピルスルホニル,イソプロピルスル
ホニル,ブチルスルホニル,t−ブチルスルホニなどの
1-6 アルキルスルホニル基、メチル,エチルなどのC
1-6 アルキル基でモノもしくはジ置換されてもよいアミ
ノ基を表す。
【0011】
【発明の実施の態様】本発明化合物の主な製造法を以下
に説明する。
【0012】製造法1 A=CHの場合
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R1 ,R2 およびR3 は、前記と
同じ意味を表し、R4 ’は、ハロゲン原子,C1-6 アル
コキシカルボニル基,C1-6 アルキルチオ基 ,C1-6
アルキル基でモノもしくはジ置換されてもよいアミノ基
を表し、Yは、アルキルチオ基などの脱離基を表す。)
【0015】この方法は、一般式(2)で示される化合
物と一般式(3)で示される化合物またはその塩とを、
常法により反応させて、一般式(1−1)で示される本
発明化合物を得るものである。
【0016】溶媒としては、反応に不活性な溶媒であれ
ば、特に限定はないが、例えば、テトラヒドロフラン
(THF),1,4−ジオキサンなどのエーテル類、ベ
ンゼン,トルエン,キシレンなどの芳香族炭化水素類、
クロロホルム,1,2−ジクロロエタンなどのハロゲン
化炭化水素類、酢酸エチル,酢酸ブチルなどのエステル
類、エタノール,t−ブタノール,イソペンチルアルコ
ールなどのアルコール類、アセトニトリル,ジメチルホ
ルムアミド(DMF),ジメチルスルホキシド(DMS
O),スルホラン,ピリジンなどを用いることができ
る。塩基としては、例えば、トリエチルアミン,ピリジ
ン,1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ−
7−エン(DBU)などのアミン類、炭酸水素ナトリウ
ム,炭酸ナトリウム,炭酸カリウム,水酸化ナトリウム
などの無機塩基類などを挙げることができる。反応温度
は、0℃〜溶媒の沸点程度であり、好ましくは、0〜1
00℃である。
【0017】R4 が、R4 ’以外の化合物は、通常の合
成化学的方法により、R4 ’を、目的とする置換基−水
素原子,シアノ基,C1-6 アルキル基,C1-6 アルコキ
シ基,C1-6 アルキルスルフィニル基,C1-6 アルキル
スルホニル基などに変換して得ることができる。
【0018】製造法2 A=Nの場合
【0019】
【化5】
【0020】(式中、R1 ,R2 ,R3 およびR4 は、
前記と同じ意味を表す。)
【0021】この方法は、一般式(6)で表される化合
物と一般式(5)で表される化合物とを無溶媒または溶
媒中で、必要に応じ、塩基の存在下で反応させて、一般
式(1−3)で示される本発明化合物を得るものであ
る。
【0022】本発明において、反応終了後は、通常の後
処理を行うことにより目的物を得ることができる。本発
明化合物の構造は、MASS,NMR,IR等の分析結
果から決定した。
【0023】(抗真菌剤)本発明化合物は、優れた抗菌
活性を示す。また、本発明化合物には、抗高脂血症作用
を示すものもある。本発明化合物を含有する抗真菌剤
は、ヒトに包含されるカビ,酵母などの真菌の関与する
真菌症、哺乳動物を治療する真菌症治療薬として有用で
ある。抗真菌剤として使用する目的で、軟膏剤,乳剤,
懸濁液剤,粉剤,液剤,チンキ剤,エアゾル剤,錠剤,
カプセル剤,エリキシル剤などであって、公知の抗真菌
剤と同様の各種剤形で使用することができる。用量は、
病気の重さ、患者の体重および当業者が認める他の因子
によって変化させればよい。本発明化合物は、生理学的
に認められるベヒクル,担体,賦形剤,結合剤,防腐
剤,安定剤,香味剤などと共に、通常の単位用量形態で
混和する。これらの組成物または製剤における活性物質
の量は、指示された範囲の適当な用量が得られるように
するものである。
【0024】(農園芸用殺菌剤)本発明化合物は、農園
芸用殺菌剤としても有用である。本発明化合物を農薬と
して施用する際には、他成分を加えず、純粋な形で使用
できるし、また農薬として使用する目的で一般の農薬の
とり得る形態、すなわち、水和剤,粒剤,粉剤,乳剤,
水溶剤,懸濁剤などの形態で使用することもできる。添
加剤および担体としては、固型剤を目的とする場合は、
大豆粉,小麦粉などの植物性粉末、珪藻土,燐灰石,石
膏,タルク,パイロフィライト,クレイ,鉱物油,植物
油などの鉱物性微粉末が使用される。液体の剤型を目的
とする場合は、ケロシン,鉱油,石油,ソルベントナフ
サ,キシレン,シクロヘキサン,シクロヘキサノン,D
MF,DMSO,アルコール,アセトン,鉱物油,植物
油,水などを溶剤として使用する。これらの製剤におい
て、均一かつ安定な形態をとるために、必要ならば、界
面活性剤を添加することもできる。このようにして得ら
れた水和剤,乳剤は、水で所定の濃度に希釈して懸濁剤
あるいは乳濁剤として、粉剤,粒剤は、そのまま植物に
散布する方法で使用される。
【0025】
【実施例】次に、実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。しかし、これにより、本発明を何ら限定
するものではない。
【0026】実施例1 4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−6−メチルチオピリミジンの製造
【0027】
【化6】
【0028】DMF50ml中に、1,1−ビスメチル
チオ−3−(2,6−ジクロロフェニル) プロペン−3
−オン2.8gを溶解させ、これに炭酸カリウム1.8g、
次いで、4−クロロフェニルグアニジン硝酸塩2.1gを
加え、70〜80℃で3時間反応させた。反応液を氷水
中にあけ、酢酸エチルで抽出し、水洗した後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。濾別後、酢酸エチルを減圧留
去し、得られた残渣をシリカゲルカラムにて分離精製
し、目的物の4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−
(4−クロロフェニルアミノ)−6−メチルチオピリミ
ジン1.8gを得た。m.p.120−122℃
【0029】実施例2 4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)ピリミジンの製造
【0030】
【化7】
【0031】4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−
(4−クロロフェニルアミノ)−6−メチルチオピリミ
ジン1.8gをエチルアルコール50mlに溶解させた。
これにニッケルクロリド6水和物3.2gを加え、室温に
て攪拌下、40%NaOH水溶液10mlに溶解した水
素化ホウ素ナトリウム1.5gを10〜20分かけて滴下
した。滴下終了後、5分間還流させた。この反応混合物
を熱時濾過した後、エチルアルコールを減圧留去し、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥、濾別後、酢酸エチルを減圧留去し
た。得られた残渣をシリカゲルカラムにて分離精製し、
目的物の4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4
−クロロフェニルアミノ)ピリミジン0.32gを得た。
m.p.183−184℃
【0032】実施例3 4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−6−メチルスルホニルピリミジンの
製造
【0033】
【化8】
【0034】4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−
(4−メチルフェニルアミノ)−6−メチルチオピリミ
ジン1.6gをクロロホルム30mlに溶解させ、これに
m−クロル過安息香酸2gを加えた。この混合物を30
分室温で攪拌し、析出したm−クロル安息香酸を濾別
し、クロロホルム層をチオ硫酸ナトリウム水溶液で洗っ
た。次いで、水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾
別後、クロロホルム溶液を減圧留去し、目的物の4−
(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−メチルフェ
ニルアミノ)−6−メチルスルホニルピリミジン1.3g
を得た。m.p.65−70℃
【0035】実施例4 4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−6−メトキシピリミジンの製造
【0036】
【化9】
【0037】4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−
(4−クロロフェニルアミノ)−6−メチルスルホニル
ピリミジン0.5gをメタノール20mlに溶解し、15
%ナトリウムメトキシド1.3gを加え室温にて攪拌し
た。2時間後反応液を氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥、濾別後、酢酸エチルを減圧留去した。得られた残渣
をシリカゲルカラムにて分離精製し、目的物の4−
(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロフェ
ニルアミノ)−6−メトキシピリミジン0.1gを得た。
m.p.102−103℃
【0038】実施例5 4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−6−シアノピリミジンの製造
【0039】
【化10】
【0040】4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−
(4−クロロフェニルアミノ)−6−メチルスルホニル
ピリミジン0.6gをDMSO30mlに溶解し、青化ナ
トリウム0.26gを加えて、70〜80℃で1時間反応
させた。室温に戻した反応液を氷水中にあけ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥、濾別後、酢酸エチルを減圧留去した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムにて分離精製し、目的物の
4−(2,6−ジクロロフェニル)−2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−6−シアノピリミジン0.1gを得
た。m.p.185−190℃
【0041】実施例6 2−(4−クロロフェニルアミノ)−4−(2,6−ジ
クロロフェニル)−6−メチル−1,3,5−トリアジ
ンの製造
【0042】
【化11】
【0043】2−クロロ−4−(2,6−ジクロロフェ
ニル)−6−メチル−1,3,5−トリアジンの0.5g
に4−クロロアニリン1.2gを加え、180℃無溶媒で
加熱した。1時間後、室温に戻した反応液を氷水中にあ
け、酢酸エチルで抽出した。反応混合物を2N−HCl
洗浄後、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾別
後、酢酸エチルを減圧留去した。得られた残渣をシリカ
ゲルカラムにて分離精製し、目的物の2−(4−クロロ
フェニルアミノ)−4−(2,6−ジクロロフェニル)
−6−メチル−1,3,5−トリアジン0.4gを得た。
m.p.134−136℃
【0044】上記実施例を含め、本発明化合物の代表例
を第1表に示す。
【0045】
【表101】
【0046】
【表102】
【0047】
【表103】
【0048】
【発明の効果】次に、本発明化合物の生物活性を示す。
【0049】試験例1 抗菌活性 抗菌活性は、96穴マイクロプレートを使用して、液体
培地法により調べた。DMSOに溶解した化合物を、最
終的にはDMSOの濃度が1%を超えないように希釈し
た。白癬菌[T. mentagrophytes (T.m.と略記するこ
ともある)]の場合は、サブローグルコース(SG)培
地を使用し、胞子懸濁液(20〜50万胞子/ml) を
接種し、7日間培養した。インゲン灰色カビ病菌[Botr
ytis cinerea(B.c.と略記することもある)]の場合
は、ポテトデキストロース(PD)培地で胞子懸濁液
(20〜50万胞子/ml) を接種し、3日間培養し
た。マイクロプレ−ト用光度計で450nmにおける吸
光度を測定し、0.02以下になったときの濃度をMIC
( μg/ml) とした。EC50は、コントロ−ルの50
%吸光度を示す値をグラフより求めた。これらの結果
を、第2表に示す。
【0050】
【表2】
【0051】試験例2 スクワレンエポキシダーゼ阻害
剤 インゲン灰色カビ病菌(Botrytis cinerea )を2.7
×105 胞子/mlで50mlのPD培地で25℃、1
8時間、100rpmで振とう培養した。遠心分離によ
り集菌した菌糸ペレットを50mlのPD培地に懸濁
し、試験菅に1.9mlずつ分注した。DMSO溶液の薬
剤10μlを加え、30分間28℃で振とう培養し、そ
の後1μCiの14C- 酢酸ナトリウム溶液100μlを
添加し、2時間、30℃で振とう培養した。反応終了
後、遠心分離で菌体を集め、60%エタノール・15%
KOHの水溶液5mlを加え、80℃で2時間ケン化
し、不ケン化脂質を、ヘキサン4mlで2回抽出した。
ヘキサンを濃縮後、TLCで展開( ヘプタン−イソプロ
ピルエーテル−酢酸) し、ラジオオートグラムを作製し
た。TLCの黒化部を切取り、5mlのメタノールで抽
出し、液体シンチレーションカウンターで計測を行い、
各フラクションを定量した。スクワレンの蓄積率(%)
は、スクワレン÷全不ケン化脂質×100から計算し
た。その結果を、第2表に併記した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 251/16 C07D 251/16 251/18 251/18 251/22 251/22 C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 [式中、Aは、NまたはCHを表す。R1 およびR
    2 は、それぞれ独立して、ハロゲン原子を表す。R
    3 は、(ニトロ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,
    1-6 ハロアルキル基,C1-6 アルコキシ基,C1-6
    ロアルコキシ基)で置換されてもよいフェニル基,(ニ
    トロ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,C1-6 ハロ
    アルキル基,C1-6 アルコキシ基,C1-6 ハロアルコキ
    シ基)で置換されてもよいピリジル基または(ハロゲン
    原子またはC1-6 アルキル基)で置換されてもよいC
    3-8 シクロアルキル基を表す。R4 は、水素原子,シア
    ノ基,ハロゲン原子,C1-6 アルキル基,C1-6 アルコ
    キシ基,C1-6 アルコキシカルボニル基,C1-6 アルキ
    ルチオ基,C1-6 アルキルスルフィニル基,C1-6 アル
    キルスルホニル基またはC1-6 アルキル基でモノもしく
    はジ置換されてもよいアミノ基を表す。]で表される含
    窒素ヘテロ環誘導体。
JP11033002A 1999-02-10 1999-02-10 含窒素ヘテロ環誘導体 Withdrawn JP2000229949A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11033002A JP2000229949A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 含窒素ヘテロ環誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11033002A JP2000229949A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 含窒素ヘテロ環誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000229949A true JP2000229949A (ja) 2000-08-22

Family

ID=12374650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11033002A Withdrawn JP2000229949A (ja) 1999-02-10 1999-02-10 含窒素ヘテロ環誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000229949A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522331A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 リード ディスカバリー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 医薬的に活性のある二置換のトリアジン誘導体
CN117024361A (zh) * 2023-07-21 2023-11-10 科莱博(江苏)科技股份有限公司 一种三氟甲磺酸衍生物及其制备方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013522331A (ja) * 2010-03-22 2013-06-13 リード ディスカバリー センター ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 医薬的に活性のある二置換のトリアジン誘導体
CN117024361A (zh) * 2023-07-21 2023-11-10 科莱博(江苏)科技股份有限公司 一种三氟甲磺酸衍生物及其制备方法
CN117024361B (zh) * 2023-07-21 2024-04-26 科莱博(江苏)科技股份有限公司 一种三氟甲磺酸衍生物及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2009313134B2 (en) Novel halogen-substituted compounds
JP4295827B2 (ja) N―アリールスルフィルイミン化合物及びn―アリールアリールスルホンアミド化合物の製造における触媒としてのその利用
JP6802416B2 (ja) 含フッ素ピリミジン化合物およびその製造方法
JP2004525067A (ja) 置換イミノアジン類
KR20190013553A (ko) 아미노피리미딘 유도체의 개선된 제조방법
JPS61260053A (ja) ビウレット類とその製法
EP0398499A2 (en) Insecticides
EP3325472B1 (de) Substituierte furano-/thienocycloalkylamino-2-pyrimidinderivate und deren verwendung zur bekämpfung unerwünschten pflanzenwachstums
JPH11501015A (ja) 殺菌・殺カビ性環式アミド
JPH04235171A (ja) スルホヒドロキサム酸誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤
JP2002513014A (ja) N−ヘテロアリール−置換のピリジン誘導体類及び除草剤としてのそれらの使用
CA2556480A1 (en) Pyrimidine derivatives and use thereof as agricultural and horticultural fungicides
KR100781851B1 (ko) 치환된 피리미딘의 제조방법
CZ20023395A3 (cs) Nový způsob přípravy meziproduktu torsemidu
JP2000229949A (ja) 含窒素ヘテロ環誘導体
US6281358B1 (en) Process for the preparation of substituted pyrimidines
US20080262264A1 (en) Process For the Preparation of Sulfomate-Carboxylate Derivatives
JPH05239034A (ja) 新規ジアミン類
JPH1112275A (ja) テトラゾールで置換されたベンゼン誘導体および除草剤
JP2002249492A (ja) トリアゾロピリミジン類
JPH08208613A (ja) 2−クロロ−6−ヒドロキシイソニコチン酸誘導体及び植物病害防除剤
JPS61212568A (ja) ピペラジニルメチル‐1,2,4‐トリアゾリルメチル‐カルビノール
WO2006004062A1 (ja) 2,6-ジクロロ-4-ピリジルメチルアミン誘導体および農園芸用病害防除剤
JPH1029990A (ja) 1−(置換アミノ)イミダゾール誘導体、その製造方法及び除草剤
WO1998029391A1 (fr) Acides phenoxypicoliniques non substitues ou substitues en position 6, procede de preparation desdits acides et germicides agricoles/horticoles les contenant

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060509