JP2000227437A - 回転速度検出装置 - Google Patents
回転速度検出装置Info
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 abstract description 53
- 230000004044 response Effects 0.000 abstract description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 5
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度で応答性のよい速度検出値が容易に得
られ、モータの速度制御装置に適用して安定した制御が
得られるようにした回転速度検出を提供すること。 【解決手段】 サンプリング期間毎に検出されたパルス
差分値ΔPに1を加算し、サンプリング周期Ts で除算
した値をリミット値Nlim として出力するリミット値演
算器8を用い、回転速度を検出すべき回転軸に取り付け
られているロータリーエンコーダから供給されるパルス
の各サンプリング周期毎の差分値ΔPと、時間カウンタ
2とラッチ回路3から供給されるパルス入力時間の差分
値ΔTの除算値Nd をそのまま回転速度の検出値とせ
ず、リミット9によりリミット値Nlim で処理してから
回転速度の検出値Ndet として出力するようにしたも
の。
られ、モータの速度制御装置に適用して安定した制御が
得られるようにした回転速度検出を提供すること。 【解決手段】 サンプリング期間毎に検出されたパルス
差分値ΔPに1を加算し、サンプリング周期Ts で除算
した値をリミット値Nlim として出力するリミット値演
算器8を用い、回転速度を検出すべき回転軸に取り付け
られているロータリーエンコーダから供給されるパルス
の各サンプリング周期毎の差分値ΔPと、時間カウンタ
2とラッチ回路3から供給されるパルス入力時間の差分
値ΔTの除算値Nd をそのまま回転速度の検出値とせ
ず、リミット9によりリミット値Nlim で処理してから
回転速度の検出値Ndet として出力するようにしたも
の。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータリーエンコ
ーダを用いた回転速度検出装置に係り、特に、ベクトル
制御方式による電動機の速度制御システムに好適な回転
速度検出装置に関する。
ーダを用いた回転速度検出装置に係り、特に、ベクトル
制御方式による電動機の速度制御システムに好適な回転
速度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットなど各種の自動制御シス
テムでは、外部から指令される回転速度指令に応じてフ
ィードバック制御する電動機制御装置が広く用いられて
いる。
テムでは、外部から指令される回転速度指令に応じてフ
ィードバック制御する電動機制御装置が広く用いられて
いる。
【0003】図2は、このような電動サーボ制御システ
ムにおける速度制御装置20の一例を示したもので、図
示のように、制御対象であるモータ(電動機)23の回転
軸に速度検出用のセンサ24を直接取付け、その出力を
速度制御装置20に取込み、これにより、外部から供給
される速度指令値Nref で与えられる回転速度に、モー
タ23の回転速度が収斂されるようにフィードバック制
御するようになっている。
ムにおける速度制御装置20の一例を示したもので、図
示のように、制御対象であるモータ(電動機)23の回転
軸に速度検出用のセンサ24を直接取付け、その出力を
速度制御装置20に取込み、これにより、外部から供給
される速度指令値Nref で与えられる回転速度に、モー
タ23の回転速度が収斂されるようにフィードバック制
御するようになっている。
【0004】速度制御装置20に取り込まれたセンサ2
4の出力は、まず度検出器25により速度検出値Ndet
に変換され、比較器26の比較入力に供給され、ここで
速度指令値Nref との偏差がとられ、それが速度制御器
21に供給される。
4の出力は、まず度検出器25により速度検出値Ndet
に変換され、比較器26の比較入力に供給され、ここで
速度指令値Nref との偏差がとられ、それが速度制御器
21に供給される。
【0005】そこで、速度制御器21は、電流アンプ
(増幅器)22に出力電流指令を与え、これにより、入力
された速度偏差が0になるようにモータ23に駆動電流
を出力し、この結果、モータ23は、速度指令値Nref
として与えられた速度に追従した回転速度に自動的に制
御されることになる。
(増幅器)22に出力電流指令を与え、これにより、入力
された速度偏差が0になるようにモータ23に駆動電流
を出力し、この結果、モータ23は、速度指令値Nref
として与えられた速度に追従した回転速度に自動的に制
御されることになる。
【0006】ところで、この速度検出用のセンサ24と
しては、以前は、タコジェネレータ(速度発電機)などの
アナログ出力を与えるセンサが主として用いられていた
が、近年は、各種装置のディジタル化に伴い、高精度
で、且つモータの回転位置検出器としての機能も備えて
いる2相パルス出力方式のロータリーエンコーダを用い
ることが多くなってきた。
しては、以前は、タコジェネレータ(速度発電機)などの
アナログ出力を与えるセンサが主として用いられていた
が、近年は、各種装置のディジタル化に伴い、高精度
で、且つモータの回転位置検出器としての機能も備えて
いる2相パルス出力方式のロータリーエンコーダを用い
ることが多くなってきた。
【0007】この方式のロータリーエンコーダは、その
回転軸の一定回転角度毎に、正確に1/4周期の位相差
をもつA相とB相からなる2相のパルス信号を出力する
ように作られているもので、出力パルスのパルスレート
を計測することにより、回転速度を得ることができ、且
つ、2相のパルスの位相差により、回転方向が判別でき
るものである。
回転軸の一定回転角度毎に、正確に1/4周期の位相差
をもつA相とB相からなる2相のパルス信号を出力する
ように作られているもので、出力パルスのパルスレート
を計測することにより、回転速度を得ることができ、且
つ、2相のパルスの位相差により、回転方向が判別でき
るものである。
【0008】そこで、次に、センサ24として、このよ
うなロータリエンコーダを用いた場合の速度検出につい
て説明する。通常、ディジタル制御に際しては、一定の
サンプリング周期Ts 毎の速度制御周期で速度制御を行
うので、回転速度の検出もサンプリング周期Ts 毎に行
う必要がある。
うなロータリエンコーダを用いた場合の速度検出につい
て説明する。通常、ディジタル制御に際しては、一定の
サンプリング周期Ts 毎の速度制御周期で速度制御を行
うので、回転速度の検出もサンプリング周期Ts 毎に行
う必要がある。
【0009】具体的には、サンプリング周期Ts 毎のエ
ンコーダ出力パルス数カウント値を取出し、前回のサン
プリング時点から今回のサンプリング時点までの1サン
プリング周期にパルスカウント値がn回変化したとする
と、このときのパルスレートはn/Ts となる。そこ
で、この値n/Ts からエンコーダの回転速度、すなわ
ちモータ23の回転速度を算出するのである。
ンコーダ出力パルス数カウント値を取出し、前回のサン
プリング時点から今回のサンプリング時点までの1サン
プリング周期にパルスカウント値がn回変化したとする
と、このときのパルスレートはn/Ts となる。そこ
で、この値n/Ts からエンコーダの回転速度、すなわ
ちモータ23の回転速度を算出するのである。
【0010】しかし、この方式の場合、サンプリング周
期Ts 毎の速度検出値がパルスレート値換算で1/Ts
おきの値となり、サンプリング周期Ts を短くするにつ
れ分解能が大きく低下してしまう。つまり、ロータリー
エンコーダの単位回転角当りのパルス数が同じなら、サ
ンプリング周期Ts の短縮に伴って、パルスサンプリン
グ数が減少するからである。
期Ts 毎の速度検出値がパルスレート値換算で1/Ts
おきの値となり、サンプリング周期Ts を短くするにつ
れ分解能が大きく低下してしまう。つまり、ロータリー
エンコーダの単位回転角当りのパルス数が同じなら、サ
ンプリング周期Ts の短縮に伴って、パルスサンプリン
グ数が減少するからである。
【0011】特に近年は、ベクトル制御方式による電動
機制御システムが広く用いられているが、この場合に
は、制御精度と応答性の面から、サンプリング周期をミ
リ秒以下にした高速サンプリングレートが要求されるこ
とが多く、分解能の低下が大きな問題になる。
機制御システムが広く用いられているが、この場合に
は、制御精度と応答性の面から、サンプリング周期をミ
リ秒以下にした高速サンプリングレートが要求されるこ
とが多く、分解能の低下が大きな問題になる。
【0012】そこで、この分解能の低下を抑えるため、
エンコーダ出力パルス数変化とパルス入力時間差との比
率により回転速度を算定するようにした、いわゆるパル
スレート方式による回転速度検出装置が従来から用いら
れており、以下、この方式による回転速度の検出につい
て説明する。
エンコーダ出力パルス数変化とパルス入力時間差との比
率により回転速度を算定するようにした、いわゆるパル
スレート方式による回転速度検出装置が従来から用いら
れており、以下、この方式による回転速度の検出につい
て説明する。
【0013】まず、図3は、横軸に時間をとって、エン
コーダ出力パルスカウンタのカウント値を縦軸に示した
図で、ここで、時点S0、S1、S2、S3、……、が
回転速度のサンプリング時点で、それぞれのサンプリン
グ時点でのエンコーダパルスカウント値をP0、P1、
P2、P3、……、とし、それぞれのサンプリング時点
の直前に入力されたエンコーダパルスの入力時間をt
0、t1、t2、t3、……、としている。
コーダ出力パルスカウンタのカウント値を縦軸に示した
図で、ここで、時点S0、S1、S2、S3、……、が
回転速度のサンプリング時点で、それぞれのサンプリン
グ時点でのエンコーダパルスカウント値をP0、P1、
P2、P3、……、とし、それぞれのサンプリング時点
の直前に入力されたエンコーダパルスの入力時間をt
0、t1、t2、t3、……、としている。
【0014】そして、このパルスレート方式では、例え
ばサンプリング時点S1における回転速度検出値は、タ
イミング時点S0からタイミング時点S1までのパルス
数変化分と、パルス入力時間変化分との比、すなわち
(P1−P0)/(t1−t0)をパルスレートとし、これ
を回転速度とするのである。
ばサンプリング時点S1における回転速度検出値は、タ
イミング時点S0からタイミング時点S1までのパルス
数変化分と、パルス入力時間変化分との比、すなわち
(P1−P0)/(t1−t0)をパルスレートとし、これ
を回転速度とするのである。
【0015】図4は、この方式による速度検出器の一例
で、例えば、図2における速度検出器25に相当するも
ので、センサ24としてロータリーエンコーダを用い、
上記したパルスレート(P1−P0)/(t1−t0)を速
度検出値Ndet として出力するように構成したものであ
る。
で、例えば、図2における速度検出器25に相当するも
ので、センサ24としてロータリーエンコーダを用い、
上記したパルスレート(P1−P0)/(t1−t0)を速
度検出値Ndet として出力するように構成したものであ
る。
【0016】ロータリーエンコーダから速度検出器25
に入力されたA相とB相の各パルスはパルス加工回路1
に入力され、ここで、まず、回転方向の情報が加味され
たアップパルス信号Uとダウンパルス信号Dに変換され
る。そして、これらのアップパルス信号Uとダウンパル
ス信号Dはパルスカウンタ4に供給され、ここでエンコ
ーダ出力パルス数が、アップパルス信号Uではアップカ
ウントされ、ダウンパルス信号Dではダウンカウントさ
れ、カウント値Pが出力される。
に入力されたA相とB相の各パルスはパルス加工回路1
に入力され、ここで、まず、回転方向の情報が加味され
たアップパルス信号Uとダウンパルス信号Dに変換され
る。そして、これらのアップパルス信号Uとダウンパル
ス信号Dはパルスカウンタ4に供給され、ここでエンコ
ーダ出力パルス数が、アップパルス信号Uではアップカ
ウントされ、ダウンパルス信号Dではダウンカウントさ
れ、カウント値Pが出力される。
【0017】また、同時に、このパルス加工回路1で
は、入力されたA相とB相の各パルスから、それらの何
れか一方のパルスの入力時点を表わす情報となるパルス
エッジ信号が検出され、これが、ラッチ回路3にラッチ
信号として供給される。
は、入力されたA相とB相の各パルスから、それらの何
れか一方のパルスの入力時点を表わす情報となるパルス
エッジ信号が検出され、これが、ラッチ回路3にラッチ
信号として供給される。
【0018】このラッチ回路3は、一定周期のクロック
φでカウントアップされる時間カウンタ2のカウント値
をラッチするする働きをするもので、これがパルスエッ
ジ信号をラッチ信号として動作した結果、このラッチ回
路3からは、エンコーダ出力パルスの各パルスが入力さ
れる毎に、その間隔を表わす時間Tが出力されることに
なる。
φでカウントアップされる時間カウンタ2のカウント値
をラッチするする働きをするもので、これがパルスエッ
ジ信号をラッチ信号として動作した結果、このラッチ回
路3からは、エンコーダ出力パルスの各パルスが入力さ
れる毎に、その間隔を表わす時間Tが出力されることに
なる。
【0019】次いで、これら時間Tとパルスカウント値
Pは、それぞれ差分回路5、6に入力され、ここでサン
プリング周期Ts 毎に供給されるサンプリングパルスS
により、1回前の値との差分が取られ、差分値ΔT、Δ
Pが出力される。例えばサンプリング時点S1では、差
分値ΔT=(t1−t0)で、差分値ΔP=(P1−P0)
となり、サンプリング時点S2では、差分値ΔT=(t
2−t1)で、差分値ΔP=(P2−P1)となる。
Pは、それぞれ差分回路5、6に入力され、ここでサン
プリング周期Ts 毎に供給されるサンプリングパルスS
により、1回前の値との差分が取られ、差分値ΔT、Δ
Pが出力される。例えばサンプリング時点S1では、差
分値ΔT=(t1−t0)で、差分値ΔP=(P1−P0)
となり、サンプリング時点S2では、差分値ΔT=(t
2−t1)で、差分値ΔP=(P2−P1)となる。
【0020】そして、これらの差分値ΔT、ΔPが除算
回路7に入力されるので、その出力からは、これらの除
算値であるパルスレートΔP/ΔTが得られ、これが速
度検出値Ndet として出力されるので、これを、図2に
おけるモータ23の速度制御に適用することにより、分
解能の高い速度検出値による高い精度の速度制御が容易
に得られることになる。
回路7に入力されるので、その出力からは、これらの除
算値であるパルスレートΔP/ΔTが得られ、これが速
度検出値Ndet として出力されるので、これを、図2に
おけるモータ23の速度制御に適用することにより、分
解能の高い速度検出値による高い精度の速度制御が容易
に得られることになる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、エン
コーダ出力パルスに混入するノイズについて配慮がされ
ておらず、ノイズ混入時により速度検出値に大きな誤差
が発生してしまうという問題があった。
コーダ出力パルスに混入するノイズについて配慮がされ
ておらず、ノイズ混入時により速度検出値に大きな誤差
が発生してしまうという問題があった。
【0022】パルスレート方式では、図3に示すよう
に、エンコーダ出力パルスにノイズが無いときには分解
能の高い速度検出値を得ることができるが、ノイズの混
入により、例えば、図5に示すように、例えばサンプリ
ング時点S1など、何れかのサンプリング時点におい
て、その前後にまたがってノイズが混入されてしまった
ときには、以下に説明するように、速度検出値に大きな
誤差が発生する。ここで、時点t1から時点t2までの
エンコーダ出力パルス数の変化がノイズの混入によるも
のである。
に、エンコーダ出力パルスにノイズが無いときには分解
能の高い速度検出値を得ることができるが、ノイズの混
入により、例えば、図5に示すように、例えばサンプリ
ング時点S1など、何れかのサンプリング時点におい
て、その前後にまたがってノイズが混入されてしまった
ときには、以下に説明するように、速度検出値に大きな
誤差が発生する。ここで、時点t1から時点t2までの
エンコーダ出力パルス数の変化がノイズの混入によるも
のである。
【0023】上記しように、パルスレート方式では、例
えばサンプリング時点S2でのパルスレートは、(P2
−P1)/(t2−t1)となるが、このとき、図5に示
すように、ノイズによるエンコーダ出力パルスの変化
は、時点t1から時点t2までの極く短い時間に現われ
る。
えばサンプリング時点S2でのパルスレートは、(P2
−P1)/(t2−t1)となるが、このとき、図5に示
すように、ノイズによるエンコーダ出力パルスの変化
は、時点t1から時点t2までの極く短い時間に現われ
る。
【0024】従って、このときは、時間の差分値ΔT
(=t2−t1)がノイズの幅で決まる極めて小さな値に
なってしまうので、ΔP/ΔTで表わされるパルスレー
トは、実際のパルスレートに対して、ほとんど桁違いと
いっても良い程の大きな値になってしまい、この結果、
速度検出値に大きな誤差を生じてしまうのである。
(=t2−t1)がノイズの幅で決まる極めて小さな値に
なってしまうので、ΔP/ΔTで表わされるパルスレー
トは、実際のパルスレートに対して、ほとんど桁違いと
いっても良い程の大きな値になってしまい、この結果、
速度検出値に大きな誤差を生じてしまうのである。
【0025】そして、従来技術では、この大きな誤差を
持った速度検出値が発生したときでも、それがそのまま
出力されてしまうので、速度検出値に大きな誤差を持っ
てしまう。
持った速度検出値が発生したときでも、それがそのまま
出力されてしまうので、速度検出値に大きな誤差を持っ
てしまう。
【0026】そして、このように大きな誤差をもった速
度検出値により速度制御を行えば急激な出力トルク低下
を招くなどの悪影響が免れない。そこで、従来から、こ
のようなパルスレート方式を採用したときには、それに
よる速度検出値に遅れフィルタを入れるなどの対策が施
されていた。
度検出値により速度制御を行えば急激な出力トルク低下
を招くなどの悪影響が免れない。そこで、従来から、こ
のようなパルスレート方式を採用したときには、それに
よる速度検出値に遅れフィルタを入れるなどの対策が施
されていた。
【0027】しかし、このような遅れフィルタの適用
は、速度制御の応答性低下を伴うことになり、この結
果、従来技術によれば、速度検出の分解能と応答性がト
レードオフ(二律背反)関係になり、速度検出値の高精度
保持について根本的な対策になっているとはいえなかっ
た。
は、速度制御の応答性低下を伴うことになり、この結
果、従来技術によれば、速度検出の分解能と応答性がト
レードオフ(二律背反)関係になり、速度検出値の高精度
保持について根本的な対策になっているとはいえなかっ
た。
【0028】本発明は、上記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、高精度で応答性のよい速度検
出値が容易に得られ、モータの速度制御装置に適用して
安定した制御が得られるようにした回転速度検出を提供
することにある。
れたもので、その目的は、高精度で応答性のよい速度検
出値が容易に得られ、モータの速度制御装置に適用して
安定した制御が得られるようにした回転速度検出を提供
することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ロータリエ
ンコーダを用い、該ロータリエンコーダの出力パルス数
変化とパルス入力時間差との比率により、所定のサンプ
リング周期毎に回転速度を算定する方式の回転速度検出
装置において、前記サンプリング期間毎に検出されたパ
ルス差分値に1を加算し、サンプリング周期で除算した
値をリミット値として、各サンプリング期間毎に出力す
るリミット値演算手段を設け、前記サンプリング周期毎
に算定される回転速度が前記リミット値に制限されるよ
うにして達成される。
ンコーダを用い、該ロータリエンコーダの出力パルス数
変化とパルス入力時間差との比率により、所定のサンプ
リング周期毎に回転速度を算定する方式の回転速度検出
装置において、前記サンプリング期間毎に検出されたパ
ルス差分値に1を加算し、サンプリング周期で除算した
値をリミット値として、各サンプリング期間毎に出力す
るリミット値演算手段を設け、前記サンプリング周期毎
に算定される回転速度が前記リミット値に制限されるよ
うにして達成される。
【0030】同じく上記目的は、ロータリエンコーダを
用い、該ロータリエンコーダの出力パルス数変化とパル
ス入力時間差との比率により、所定のサンプリング周期
毎に回転速度を算定する方式の回転速度検出装置におい
て、前記サンプリング期間毎に検出されたパルス差分値
に1を加算し、前回のサンプリング時点の直前に発生し
た前記ロー足りエンコーダの出力パルスの発生時点か
ら、現サンプリング時点までの期間で除算した値をリミ
ット値として、各サンプリング期間毎に出力するリミッ
ト値演算手段を設け、前記サンプリング周期毎に算定さ
れる回転速度が前記リミット値に制限されるようにして
も達成される。
用い、該ロータリエンコーダの出力パルス数変化とパル
ス入力時間差との比率により、所定のサンプリング周期
毎に回転速度を算定する方式の回転速度検出装置におい
て、前記サンプリング期間毎に検出されたパルス差分値
に1を加算し、前回のサンプリング時点の直前に発生し
た前記ロー足りエンコーダの出力パルスの発生時点か
ら、現サンプリング時点までの期間で除算した値をリミ
ット値として、各サンプリング期間毎に出力するリミッ
ト値演算手段を設け、前記サンプリング周期毎に算定さ
れる回転速度が前記リミット値に制限されるようにして
も達成される。
【0031】速度制御周期毎の速度検出において、前回
のサンプリング時点と該サンプリング時点との間にエン
コーダパルスがnパルス入ったとした場合、この1サン
プリング周期でのエンコーダの回転速度は1サンプリン
グ周期にn+1パルス入った場合の回転速度よりも必ず
低くなる。
のサンプリング時点と該サンプリング時点との間にエン
コーダパルスがnパルス入ったとした場合、この1サン
プリング周期でのエンコーダの回転速度は1サンプリン
グ周期にn+1パルス入った場合の回転速度よりも必ず
低くなる。
【0032】本発明は、この関係を利用したもので、1
サンプリング周期にn+1パルス入った場合のエンコー
ダの回転速度を速度検出値の上限値とするリミッタでエ
ンコーダの回転速度検出値が制限されることになり、従
って、上記目的を達成することができるのである。
サンプリング周期にn+1パルス入った場合のエンコー
ダの回転速度を速度検出値の上限値とするリミッタでエ
ンコーダの回転速度検出値が制限されることになり、従
って、上記目的を達成することができるのである。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明による回転速度検出
装置について、図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による回転速度検出装置10
を示したもので、図において、8はリミット値演算器、
9はリミッタであり、その他のパルス加工回路1、時間
カウンタ2、ラッチ回路3、パルスカウンタ4、差分回
路5、6、それに除算回路7は、図2で説明した従来技
術と同じである。
装置について、図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による回転速度検出装置10
を示したもので、図において、8はリミット値演算器、
9はリミッタであり、その他のパルス加工回路1、時間
カウンタ2、ラッチ回路3、パルスカウンタ4、差分回
路5、6、それに除算回路7は、図2で説明した従来技
術と同じである。
【0034】従って、ロータリーエンコーダから供給さ
れるA相パルスとB相パルスを入力し、これからパルス
レートΔP/ΔTを検出するまでの動作も、図2の従来
技術と同じである。
れるA相パルスとB相パルスを入力し、これからパルス
レートΔP/ΔTを検出するまでの動作も、図2の従来
技術と同じである。
【0035】しかして、この図1の実施形態では、この
パルスレートΔP/ΔTをそのまま速度検出値Ndet と
して出力するのではなく、一旦、速度検出値Nd として
リミッタ9に入力し、所定のリミット値Nlim により処
理してから速度検出値Ndetとして出力するように構成
してある点で、図2の従来技術とは異なっている。
パルスレートΔP/ΔTをそのまま速度検出値Ndet と
して出力するのではなく、一旦、速度検出値Nd として
リミッタ9に入力し、所定のリミット値Nlim により処
理してから速度検出値Ndetとして出力するように構成
してある点で、図2の従来技術とは異なっている。
【0036】そして、このときのリミッタ9によるリミ
ット値Nlim を、サンプリング期間Ts とカウント値の
差分値ΔPから、リミット値演算器8により演算するよ
うに構成し、更に、このリミット値演算器8によるリミ
ット値Nlim の演算内容を、図1にも示されているよう
に、次式の通りにした点を特長とするものである。
ット値Nlim を、サンプリング期間Ts とカウント値の
差分値ΔPから、リミット値演算器8により演算するよ
うに構成し、更に、このリミット値演算器8によるリミ
ット値Nlim の演算内容を、図1にも示されているよう
に、次式の通りにした点を特長とするものである。
【0037】Nlim =(|ΔP|+1)/Ts ここで、分子の|ΔP|は、エンコーダパルス数の差分
値ΔPの絶対値であり、分母のTs は、上記したよう
に、速度検出のサンプリング周期である。
値ΔPの絶対値であり、分母のTs は、上記したよう
に、速度検出のサンプリング周期である。
【0038】リミッタ9は、上記したように、速度検出
値Nd に対して、リミット値Nlimにより制限を与え
る働きをするもので、具体的には、入力された速度検出
値Ndがリミット値Nlim を越えたときは、このリミッ
ト値Nlim が速度検出値Ndetとして出力されるように
なっている。
値Nd に対して、リミット値Nlimにより制限を与え
る働きをするもので、具体的には、入力された速度検出
値Ndがリミット値Nlim を越えたときは、このリミッ
ト値Nlim が速度検出値Ndetとして出力されるように
なっている。
【0039】従って、このリミッタ9から出力される速
度検出値Ndet は、速度検出値Ndと上限値Nlim の関
係で、次のようにして決められることになる。 Nd <−Nlim のとき → Ndet=−Nlim −Nlim ≦ Nd ≦ Nlim のとき → Ndet=Nd Nlim <Nd のとき → Ndet=Nlim
度検出値Ndet は、速度検出値Ndと上限値Nlim の関
係で、次のようにして決められることになる。 Nd <−Nlim のとき → Ndet=−Nlim −Nlim ≦ Nd ≦ Nlim のとき → Ndet=Nd Nlim <Nd のとき → Ndet=Nlim
【0040】そこで、いま、何れかのサンプリング時
点、例えば図5に示すように、サンプリング時点S1の
前後にまたがった狭い幅のノイズの混入により、サンプ
リング時点S2で異常に大きな値の速度検出値Nd が現
われたとする。
点、例えば図5に示すように、サンプリング時点S1の
前後にまたがった狭い幅のノイズの混入により、サンプ
リング時点S2で異常に大きな値の速度検出値Nd が現
われたとする。
【0041】しかして、一方、このときは、リミット値
演算器8によるリミット値Nlim が2/Ts になってい
て、これがリミッタ9に入力されている。何故なら、こ
のときのカウント値の差分値ΔP、すなわち(P2−P
1)は、図5から明らかなように、1だからである。
演算器8によるリミット値Nlim が2/Ts になってい
て、これがリミッタ9に入力されている。何故なら、こ
のときのカウント値の差分値ΔP、すなわち(P2−P
1)は、図5から明らかなように、1だからである。
【0042】この結果、このときの速度検出値Nd が、
ノイズの状態にもよるが、いかに大きな値になったとし
ても、とにかく上記の状態、又はの状態になったと
きには、リミッタ9が作動するので、速度検出値Ndet
は、このときのリミット値Nlim である2/Ts にさ
れ、速度検出値Ndet が異常に大きな値になることはな
い。
ノイズの状態にもよるが、いかに大きな値になったとし
ても、とにかく上記の状態、又はの状態になったと
きには、リミッタ9が作動するので、速度検出値Ndet
は、このときのリミット値Nlim である2/Ts にさ
れ、速度検出値Ndet が異常に大きな値になることはな
い。
【0043】従って、この図1に示した回転速度検出装
置10によれば、ノイズが混入したときでも速度検出値
が異常に大きくなる虞れがなく、ほほ平常値に近い速度
検出値を出力させることができ、この結果、パルスレー
ト方式による高い分解能と高い応答性を備えた速度検出
値を容易に得ることができる。
置10によれば、ノイズが混入したときでも速度検出値
が異常に大きくなる虞れがなく、ほほ平常値に近い速度
検出値を出力させることができ、この結果、パルスレー
ト方式による高い分解能と高い応答性を備えた速度検出
値を容易に得ることができる。
【0044】そして、この結果、この図1の実施形態に
よれば、ベクトル制御方式の電動機制御装置などに適用
して高精度の制御を容易に得ることができる。
よれば、ベクトル制御方式の電動機制御装置などに適用
して高精度の制御を容易に得ることができる。
【0045】次に、ここで、この本発明の実施形態での
リミット値Nlim について、それが上記したように、以
下の計算式、すなわち、 Nlim =(|ΔP|+1)/Ts で与えられるようにした理由について説明する。
リミット値Nlim について、それが上記したように、以
下の計算式、すなわち、 Nlim =(|ΔP|+1)/Ts で与えられるようにした理由について説明する。
【0046】この場合、各サンプリング時点で次々と与
えられる速度検出値Nd が、単に或るサンプリング期間
で大きく変化したからといって、それが必ずしもノイズ
による異常値であるとは言えず、実際にロータリーエン
コーダの回転速度が増加した結果であるかも知れない。
えられる速度検出値Nd が、単に或るサンプリング期間
で大きく変化したからといって、それが必ずしもノイズ
による異常値であるとは言えず、実際にロータリーエン
コーダの回転速度が増加した結果であるかも知れない。
【0047】従って、このリミット値Nlim としては、
そのとき与えられた速度検出値Ndが、間違いなくノイ
ズなどによる異常値であることが識別でき、且つ、可能
な限り実際の速度検出値Ndet に近い値になっている必
要がある。
そのとき与えられた速度検出値Ndが、間違いなくノイ
ズなどによる異常値であることが識別でき、且つ、可能
な限り実際の速度検出値Ndet に近い値になっている必
要がある。
【0048】そこで、本発明では、前回のサンプリング
時点と現サンプリング時点の間でのエンコーダパルスの
個数がn個のとき、このn個のパルスに1個、パルスを
加えて(n+1)個のパルスとた上で、分母となる差分値
ΔTをサンプリング周期Tsにしてやれば、ノイズなど
による異常がない限りは、(n+1)個のパルスにより表
わされる回転速度よりn個のパルスで表わされる回転速
度の方が必ず低くできることに着目し、上記した式、す
なわち、 Nlim =(|ΔP|+1)/Ts より速度検出値の上限値となるリミット値Nlim が設定
されるように構成したものである。
時点と現サンプリング時点の間でのエンコーダパルスの
個数がn個のとき、このn個のパルスに1個、パルスを
加えて(n+1)個のパルスとた上で、分母となる差分値
ΔTをサンプリング周期Tsにしてやれば、ノイズなど
による異常がない限りは、(n+1)個のパルスにより表
わされる回転速度よりn個のパルスで表わされる回転速
度の方が必ず低くできることに着目し、上記した式、す
なわち、 Nlim =(|ΔP|+1)/Ts より速度検出値の上限値となるリミット値Nlim が設定
されるように構成したものである。
【0049】従って、この実施形態によれば、実際の回
転速度に充分に近い上下限値をリミット値Nlim として
次々に設定して行くことができ、この結果、正常状態と
異常状態の識別が極めて的確に得られ、ノイズによる異
常な回転速度検出値の発生を確実に抑え、異常による乱
れが小さく、常に正常状態に近い速度検出値を出力させ
ることができる。
転速度に充分に近い上下限値をリミット値Nlim として
次々に設定して行くことができ、この結果、正常状態と
異常状態の識別が極めて的確に得られ、ノイズによる異
常な回転速度検出値の発生を確実に抑え、異常による乱
れが小さく、常に正常状態に近い速度検出値を出力させ
ることができる。
【0050】ところで、以上の実施形態では、リミット
値Nlim の演算式における分母がサンプリング周期Ts
になっている。しかし、図5から明らかなように、ノイ
ズによるパルス数Pの変化は時点t1で現われている。
値Nlim の演算式における分母がサンプリング周期Ts
になっている。しかし、図5から明らかなように、ノイ
ズによるパルス数Pの変化は時点t1で現われている。
【0051】そこで、他の実施形態として、リミット値
Nlim を次の式、すなわち、 Nlim=(|ΔP|+1)/(Ts+Δt) により算出するようにしてもよい。ここで、Δtは、前
回のサンプリング時点、つまり図5の場合にはS1と、
その直前のエンコーダパルスの入力時点t1の差の時
間、すなわち、Δt=(S1−t1)である。
Nlim を次の式、すなわち、 Nlim=(|ΔP|+1)/(Ts+Δt) により算出するようにしてもよい。ここで、Δtは、前
回のサンプリング時点、つまり図5の場合にはS1と、
その直前のエンコーダパルスの入力時点t1の差の時
間、すなわち、Δt=(S1−t1)である。
【0052】従って、この他の実施形態によれば、実際
の回転速度により一層近い上下限値をリミット値Nlim
として設定することができ、この結果、正常状態と異常
状態を更に的確に識別することができ、異常による乱れ
が更に少ない速度検出値を容易に得ることができる。
の回転速度により一層近い上下限値をリミット値Nlim
として設定することができ、この結果、正常状態と異常
状態を更に的確に識別することができ、異常による乱れ
が更に少ない速度検出値を容易に得ることができる。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、ロータリーエンコーダ
を用いたパルスレート方式の回転速度検出装置における
異常検出値の発生が確実に抑えられるので、電動機制御
装置に適用して、高い制御応答性のもとで、高精度の回
転速度制御を容易に得ることができる。
を用いたパルスレート方式の回転速度検出装置における
異常検出値の発生が確実に抑えられるので、電動機制御
装置に適用して、高い制御応答性のもとで、高精度の回
転速度制御を容易に得ることができる。
【0054】また、このとき、異常時でも、正常時から
の乱れの少ない速度検出値がそのまま発生できるので、
常に安定した回転速度制御状態を保つことができ、信頼
性の高い電動機制御装置が容易に実現できる。
の乱れの少ない速度検出値がそのまま発生できるので、
常に安定した回転速度制御状態を保つことができ、信頼
性の高い電動機制御装置が容易に実現できる。
【図1】本発明による回転速度検出装置の一実施形態を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】回転速度検出装置を用いた電動機制御装置の一
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図3】ロータリーエンコーダを用いたパルスレート方
式による回転速度の検出原理を説明するための特性図で
ある。
式による回転速度の検出原理を説明するための特性図で
ある。
【図4】従来技術による回転速度検出装置の一例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】ロータリーエンコーダを用いたパルスレート方
式による回転速度の検出における問題点を説明するため
の特性図である。
式による回転速度の検出における問題点を説明するため
の特性図である。
1 パルス加工回路 2 カウンタ(時間計測用) 3 ラッチ回路(時間データラッチ用) 4 パルスカウンタ 5 差分回路(時間差用) 6 差分回路(パルス差用) 7 除算回路 8 リミット値演算器 9 リミッタ 10 本発明の一実施形態による回転速度検出装置 20 速度制御装置 21 速度制御器 22 電流アンプ 23 モータ 24 速度センサ 25 回転速度検出器 26 速度差分の減算器
Claims (2)
- 【請求項1】 ロータリエンコーダを用い、該ロータリ
エンコーダの出力パルス数変化とパルス入力時間差との
比率により、所定のサンプリング周期毎に回転速度を算
定する方式の回転速度検出装置において、 前記サンプリング期間毎に検出されたパルス差分値に1
を加算し、サンプリング周期で除算した値をリミット値
として、各サンプリング期間毎に出力するリミット値演
算手段を設け、 前記サンプリング周期毎に算定される回転速度が前記リ
ミット値に制限されるように構成したことを特徴とする
回転速度検出装置。 - 【請求項2】 ロータリエンコーダを用い、該ロータリ
エンコーダの出力パルス数変化とパルス入力時間差との
比率により、所定のサンプリング周期毎に回転速度を算
定する方式の回転速度検出装置において、 前記サンプリング期間毎に検出されたパルス差分値に1
を加算し、前回のサンプリング時点の直前に発生した前
記ロー足りエンコーダの出力パルスの発生時点から、現
サンプリング時点までの期間で除算した値をリミット値
として、各サンプリング期間毎に出力するリミット値演
算手段を設け、 前記サンプリング周期毎に算定される回転速度が前記リ
ミット値に制限されるように構成したことを特徴とする
回転速度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004299A JP2000227437A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 回転速度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3004299A JP2000227437A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 回転速度検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000227437A true JP2000227437A (ja) | 2000-08-15 |
Family
ID=12292777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3004299A Pending JP2000227437A (ja) | 1999-02-08 | 1999-02-08 | 回転速度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000227437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109900922A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-18 | 西安联飞智能装备研究院有限责任公司 | 转速确定方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
WO2020135603A1 (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-02 | 深圳市越疆科技有限公司 | 一种电机低速测量方法及电机测速系统 |
-
1999
- 1999-02-08 JP JP3004299A patent/JP2000227437A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020135603A1 (zh) * | 2018-12-29 | 2020-07-02 | 深圳市越疆科技有限公司 | 一种电机低速测量方法及电机测速系统 |
CN109900922A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-18 | 西安联飞智能装备研究院有限责任公司 | 转速确定方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
CN109900922B (zh) * | 2019-03-20 | 2021-04-16 | 西安联飞智能装备研究院有限责任公司 | 转速确定方法、装置、电子设备及可读存储介质 |
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