JP2000224645A - 無線通信システム - Google Patents
無線通信システムInfo
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- JP2000224645A JP2000224645A JP11024855A JP2485599A JP2000224645A JP 2000224645 A JP2000224645 A JP 2000224645A JP 11024855 A JP11024855 A JP 11024855A JP 2485599 A JP2485599 A JP 2485599A JP 2000224645 A JP2000224645 A JP 2000224645A
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- 238000004891 communication Methods 0.000 title claims description 45
- 230000004044 response Effects 0.000 claims abstract description 22
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 34
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 17
- 238000012217 deletion Methods 0.000 claims description 7
- 230000037430 deletion Effects 0.000 claims description 7
- 230000006870 function Effects 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
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- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 例えば無線LANシステムで移動局の位置検
出等を行う。 【解決手段】 移動局2a〜2fでは受信手段21によ
り受信した親局1a〜1cからのブロードキャスト信号
に基づいて移動検出手段22が自己の移動を検出し、記
憶手段23が自己の移動履歴を記憶し、送信手段24が
当該移動履歴を親局へ無線送信する。親局では送信手段
11がブロードキャスト信号を無線送信し、受信手段1
2が移動局からの移動履歴を受信し、記憶手段13が当
該移動履歴を記憶し、受信手段14により受信した管理
装置C1、C2からの通知要求に応じて送信手段15が
移動局の移動履歴を管理装置へ送信する。管理装置では
送信手段31が通知要求を親局へ送信し、受信手段32
が親局からの移動履歴を受信し、出力手段33が当該移
動履歴に関する情報を出力する。
出等を行う。 【解決手段】 移動局2a〜2fでは受信手段21によ
り受信した親局1a〜1cからのブロードキャスト信号
に基づいて移動検出手段22が自己の移動を検出し、記
憶手段23が自己の移動履歴を記憶し、送信手段24が
当該移動履歴を親局へ無線送信する。親局では送信手段
11がブロードキャスト信号を無線送信し、受信手段1
2が移動局からの移動履歴を受信し、記憶手段13が当
該移動履歴を記憶し、受信手段14により受信した管理
装置C1、C2からの通知要求に応じて送信手段15が
移動局の移動履歴を管理装置へ送信する。管理装置では
送信手段31が通知要求を親局へ送信し、受信手段32
が親局からの移動履歴を受信し、出力手段33が当該移
動履歴に関する情報を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管理装置と複数の
親局と移動局とを備えた無線LANシステム等の無線通
信システムに関し、特に、移動局の移動履歴を親局を介
して管理装置が取得することにより、移動局の位置検出
や移動追跡等を可能とする無線通信システムに関する。
親局と移動局とを備えた無線LANシステム等の無線通
信システムに関し、特に、移動局の移動履歴を親局を介
して管理装置が取得することにより、移動局の位置検出
や移動追跡等を可能とする無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば無線LANシステムでは、複数の
固定ステーションがそれぞれの通信可能領域(基本サー
ビスエリア:BSA)内に点在する移動ステーションと
の間で無線回線を介して情報通信することが行われてい
る。ここで、各固定ステーションは互いに距離を隔てて
回線(例えば有線LAN)を介して接続されており、近
接する固定ステーションには異なる無線媒体(運用周波
数)を割り当てることにより、近接する固定ステーショ
ンの通信可能領域間での相互の電波干渉を防止すること
が行われている。
固定ステーションがそれぞれの通信可能領域(基本サー
ビスエリア:BSA)内に点在する移動ステーションと
の間で無線回線を介して情報通信することが行われてい
る。ここで、各固定ステーションは互いに距離を隔てて
回線(例えば有線LAN)を介して接続されており、近
接する固定ステーションには異なる無線媒体(運用周波
数)を割り当てることにより、近接する固定ステーショ
ンの通信可能領域間での相互の電波干渉を防止すること
が行われている。
【0003】このような無線LANシステムでは、例え
ば各固定ステーションがそれぞれの通信可能領域内に存
する複数の移動ステーションを当該移動ステーションに
割り当てられた固有の識別子により登録する方式が採用
されており、当該識別子を用いて移動ステーションの認
証や移動ステーションへの情報送信を行う方式が採用さ
れている。
ば各固定ステーションがそれぞれの通信可能領域内に存
する複数の移動ステーションを当該移動ステーションに
割り当てられた固有の識別子により登録する方式が採用
されており、当該識別子を用いて移動ステーションの認
証や移動ステーションへの情報送信を行う方式が採用さ
れている。
【0004】また、上記のような無線LANシステムで
は、例えば移動ステーションが一の固定ステーションの
通信可能領域から他の固定ステーションの通信可能領域
へ移動した際に、これら移動の発生した両固定ステーシ
ョン間で当該移動ステーションの識別子を通信すること
により、移動ステーションの移動を管理する方法が考え
られている。そして、このような管理に基づいて、各固
定ステーションが自己の通信可能領域から他の固定ステ
ーションの通信可能領域へ移動してしまった移動ステー
ションに対する情報送信を行ってしまうのを防止するこ
とで、無線区間での情報通信のスループット低下を防ぐ
ことが考えられている。
は、例えば移動ステーションが一の固定ステーションの
通信可能領域から他の固定ステーションの通信可能領域
へ移動した際に、これら移動の発生した両固定ステーシ
ョン間で当該移動ステーションの識別子を通信すること
により、移動ステーションの移動を管理する方法が考え
られている。そして、このような管理に基づいて、各固
定ステーションが自己の通信可能領域から他の固定ステ
ーションの通信可能領域へ移動してしまった移動ステー
ションに対する情報送信を行ってしまうのを防止するこ
とで、無線区間での情報通信のスループット低下を防ぐ
ことが考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような無線LANシステムでは、上記したような方法に
より或る移動ステーションが一の固定ステーションの通
信可能領域から他の固定ステーションの通信可能領域へ
移動したことを当該固定ステーションにより検出するこ
とは可能ではあるものの、例えば当該無線LANシステ
ムのネットワーク管理者側で複数の固定ステーションの
通信可能領域を移動する移動ステーションの位置検出や
移動追跡等を行うことができないといった不具合があっ
た。
ような無線LANシステムでは、上記したような方法に
より或る移動ステーションが一の固定ステーションの通
信可能領域から他の固定ステーションの通信可能領域へ
移動したことを当該固定ステーションにより検出するこ
とは可能ではあるものの、例えば当該無線LANシステ
ムのネットワーク管理者側で複数の固定ステーションの
通信可能領域を移動する移動ステーションの位置検出や
移動追跡等を行うことができないといった不具合があっ
た。
【0006】このような移動ステーションの位置検出等
は、例えば多数の固定ステーション(通信可能領域)を
備える大規模な無線LANシステムを構築する際の機能
評価を行う場合や、システム稼動後に運用管理を行う場
合等に必要となるものであり、特に、無線LANシステ
ムを広域な場所に適用する場合に必要性が高いものであ
る。
は、例えば多数の固定ステーション(通信可能領域)を
備える大規模な無線LANシステムを構築する際の機能
評価を行う場合や、システム稼動後に運用管理を行う場
合等に必要となるものであり、特に、無線LANシステ
ムを広域な場所に適用する場合に必要性が高いものであ
る。
【0007】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、管理装置と、当該管理装置と
回線を介して接続される複数の親局(例えば上記した固
定ステーション)と、これら親局の通信可能領域を移動
可能な移動局(例えば上記した移動ステーション)とを
備え、親局が通信可能領域内に存する移動局との間で無
線通信するに際して、管理装置により移動局の移動履歴
を取得することができ、これにより、移動局の位置検出
等を行うことができる無線LANシステム等の無線通信
システムを提供することを目的とする。
るためになされたもので、管理装置と、当該管理装置と
回線を介して接続される複数の親局(例えば上記した固
定ステーション)と、これら親局の通信可能領域を移動
可能な移動局(例えば上記した移動ステーション)とを
備え、親局が通信可能領域内に存する移動局との間で無
線通信するに際して、管理装置により移動局の移動履歴
を取得することができ、これにより、移動局の位置検出
等を行うことができる無線LANシステム等の無線通信
システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る無線通信システムでは、管理装置と、
当該管理装置と回線を介して接続される複数の親局と、
これら親局の通信可能領域を移動可能な移動局とを備
え、親局がブロードキャスト信号を無線で送信すること
により通信可能領域内に存する移動局との間で無線通信
するに際して、次のようにして、管理装置により移動局
の移動履歴を取得して位置検出等を行う。
め、本発明に係る無線通信システムでは、管理装置と、
当該管理装置と回線を介して接続される複数の親局と、
これら親局の通信可能領域を移動可能な移動局とを備
え、親局がブロードキャスト信号を無線で送信すること
により通信可能領域内に存する移動局との間で無線通信
するに際して、次のようにして、管理装置により移動局
の移動履歴を取得して位置検出等を行う。
【0009】すなわち、親局では、ブロードキャスト信
号送信手段が移動局に対してブロードキャスト信号を無
線送信する一方、移動局では、ブロードキャスト信号受
信手段が親局からのブロードキャスト信号を受信し、移
動検出手段が親局から受信したブロードキャスト信号に
基づいて当該親局の通信可能領域への他の親局の通信可
能領域からの移動を検出し、移動局側記憶手段が移動検
出手段による検出結果に基づいた自己の移動履歴を記憶
し、移動局側移動履歴送信手段が親局に対して自己の移
動履歴を無線で送信する。また、親局では、親局側移動
履歴受信手段が移動局から無線送信される移動履歴を受
信し、親局側記憶手段が受信した移動履歴を移動局に対
応付けて記憶する。
号送信手段が移動局に対してブロードキャスト信号を無
線送信する一方、移動局では、ブロードキャスト信号受
信手段が親局からのブロードキャスト信号を受信し、移
動検出手段が親局から受信したブロードキャスト信号に
基づいて当該親局の通信可能領域への他の親局の通信可
能領域からの移動を検出し、移動局側記憶手段が移動検
出手段による検出結果に基づいた自己の移動履歴を記憶
し、移動局側移動履歴送信手段が親局に対して自己の移
動履歴を無線で送信する。また、親局では、親局側移動
履歴受信手段が移動局から無線送信される移動履歴を受
信し、親局側記憶手段が受信した移動履歴を移動局に対
応付けて記憶する。
【0010】また、管理装置では、通知要求送信手段が
親局に対して移動局の移動履歴の通知要求を回線を介し
て送信する一方、親局では、通知要求受信手段が管理装
置から送信される通知要求を受信し、親局側移動履歴送
信手段が受信した通知要求に応じて管理装置に対して移
動局の移動履歴を回線を介して送信する。また、管理装
置では、管理側移動履歴受信手段が親局から送信される
移動履歴を受信し、出力手段が受信した移動履歴に関す
る情報を出力する。
親局に対して移動局の移動履歴の通知要求を回線を介し
て送信する一方、親局では、通知要求受信手段が管理装
置から送信される通知要求を受信し、親局側移動履歴送
信手段が受信した通知要求に応じて管理装置に対して移
動局の移動履歴を回線を介して送信する。また、管理装
置では、管理側移動履歴受信手段が親局から送信される
移動履歴を受信し、出力手段が受信した移動履歴に関す
る情報を出力する。
【0011】従って、例えばネットワーク管理者(ユー
ザ)側では、管理装置により取得した移動局の移動履歴
に基づいて移動局の位置検出や移動追跡等が可能とな
り、これにより、大規模な無線通信システムを構築する
際の機能評価やシステム稼動後の運用管理等を効率よく
行うことができる。
ザ)側では、管理装置により取得した移動局の移動履歴
に基づいて移動局の位置検出や移動追跡等が可能とな
り、これにより、大規模な無線通信システムを構築する
際の機能評価やシステム稼動後の運用管理等を効率よく
行うことができる。
【0012】また、本発明に係る無線通信システムで
は、上記した移動局の移動局側移動履歴送信手段は、移
動検出手段により一の親局の通信可能領域から他の親局
の通信可能領域への移動を検出したことに応じて当該他
の親局に対して自己の移動履歴を送信し、上記した親局
には、所定の時間無通信状態であった移動局の移動履歴
を親局側記憶手段から削除する削除手段を備えた。
は、上記した移動局の移動局側移動履歴送信手段は、移
動検出手段により一の親局の通信可能領域から他の親局
の通信可能領域への移動を検出したことに応じて当該他
の親局に対して自己の移動履歴を送信し、上記した親局
には、所定の時間無通信状態であった移動局の移動履歴
を親局側記憶手段から削除する削除手段を備えた。
【0013】従って、例えば或る移動局が一の親局の通
信可能領域から他の親局の通信可能領域へ移動した場合
には、当該他の親局では当該移動局から無線送信される
移動履歴を受信して記憶することができる一方、当該一
の親局では所定の時間無通信状態であった当該移動局の
移動履歴を削除することができ、このように、移動局の
移動履歴の親局への登録(記憶)及び削除を効率よく行
うことができる。
信可能領域から他の親局の通信可能領域へ移動した場合
には、当該他の親局では当該移動局から無線送信される
移動履歴を受信して記憶することができる一方、当該一
の親局では所定の時間無通信状態であった当該移動局の
移動履歴を削除することができ、このように、移動局の
移動履歴の親局への登録(記憶)及び削除を効率よく行
うことができる。
【0014】また、本発明に係る無線通信システムで
は、上記した管理装置には、同一の移動局についての移
動履歴を複数の親局から受信した場合に最新の移動履歴
を選択して当該移動履歴に関する情報を出力手段により
出力させる選択手段を備えた。従って、例えば同一の移
動局についての移動履歴が複数の親局に同時に記憶され
ていて、これら複数の親局から同一の移動局についての
移動履歴が管理装置へ送信されてしまった場合であって
も、管理装置では、最新の移動履歴を選択して位置検出
等を行うことができる。
は、上記した管理装置には、同一の移動局についての移
動履歴を複数の親局から受信した場合に最新の移動履歴
を選択して当該移動履歴に関する情報を出力手段により
出力させる選択手段を備えた。従って、例えば同一の移
動局についての移動履歴が複数の親局に同時に記憶され
ていて、これら複数の親局から同一の移動局についての
移動履歴が管理装置へ送信されてしまった場合であって
も、管理装置では、最新の移動履歴を選択して位置検出
等を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係る無線通信シス
テムを適用した無線LANシステムの一例を示してあ
り、この無線LANシステムには、回線(例えばバック
ボーン)Bに接続された複数の親局1a〜1cと、当該
親局1a〜1cとの間で無線通信を行う複数の移動局2
a〜2fと、回線Bに接続された有線LAN3a、3b
上に設けられた管理装置C1、C2とが備えられてい
る。また、同図には、各親局1a〜1cの通信可能領域
(例えば基本サービスエリア)BSA1〜BSA3を概
念的に示してある。
照して説明する。図1には、本発明に係る無線通信シス
テムを適用した無線LANシステムの一例を示してあ
り、この無線LANシステムには、回線(例えばバック
ボーン)Bに接続された複数の親局1a〜1cと、当該
親局1a〜1cとの間で無線通信を行う複数の移動局2
a〜2fと、回線Bに接続された有線LAN3a、3b
上に設けられた管理装置C1、C2とが備えられてい
る。また、同図には、各親局1a〜1cの通信可能領域
(例えば基本サービスエリア)BSA1〜BSA3を概
念的に示してある。
【0016】なお、上記図1には、本例の無線LANシ
ステムを構成する多数の装置(親局や移動局等)の一部
のみを示してあり、例えば上記した親局1a〜1cは回
線Bを介して図外のアクセスポイント(他の親局等)と
も接続されており、また、例えば移動局としても、上記
図1に示したもの以外の移動局が図外に存在している。
ステムを構成する多数の装置(親局や移動局等)の一部
のみを示してあり、例えば上記した親局1a〜1cは回
線Bを介して図外のアクセスポイント(他の親局等)と
も接続されており、また、例えば移動局としても、上記
図1に示したもの以外の移動局が図外に存在している。
【0017】複数の親局1a〜1cはそれぞれ例えばア
クセスポイントとして用いられる固定ステーションから
構成されており、また、伝送媒体である無線媒体(無線
信号の周波数)が近接する親局間で異なるものとなるよ
うに各親局1a〜1c毎に無線媒体を割り当てることに
より、近接する親局(通信可能領域)間での電波干渉を
防止している。なお、本例では、親局1aに周波数fa
の無線媒体が割り当てられ、親局1bに周波数fbの無
線媒体が割り当てられ、親局1cに周波数fcの無線媒
体が割り当てられている。複数の移動局2a〜2fはそ
れぞれ例えば移動ステーションから構成されており、複
数の親局1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3
を移動することが可能である。
クセスポイントとして用いられる固定ステーションから
構成されており、また、伝送媒体である無線媒体(無線
信号の周波数)が近接する親局間で異なるものとなるよ
うに各親局1a〜1c毎に無線媒体を割り当てることに
より、近接する親局(通信可能領域)間での電波干渉を
防止している。なお、本例では、親局1aに周波数fa
の無線媒体が割り当てられ、親局1bに周波数fbの無
線媒体が割り当てられ、親局1cに周波数fcの無線媒
体が割り当てられている。複数の移動局2a〜2fはそ
れぞれ例えば移動ステーションから構成されており、複
数の親局1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3
を移動することが可能である。
【0018】複数の管理装置C1、C2はそれぞれ例え
ばLANの標準的なネットワーク管理プロトコルである
SNMP(Simple Network Management Protocol)マネ
ージャ機能を搭載したパーソナルコンピュータ(PC)
から構成されており、無線LANシステムにおけるネッ
トワークの管理を行う機能を有している。また、回線B
を介して管理装置C1、C2と接続される各親局1a〜
1cは、例えば当該管理装置C1、C2のSNMPマネ
ージャ機能と対応したSNMPエージェント機能を搭載
している。
ばLANの標準的なネットワーク管理プロトコルである
SNMP(Simple Network Management Protocol)マネ
ージャ機能を搭載したパーソナルコンピュータ(PC)
から構成されており、無線LANシステムにおけるネッ
トワークの管理を行う機能を有している。また、回線B
を介して管理装置C1、C2と接続される各親局1a〜
1cは、例えば当該管理装置C1、C2のSNMPマネ
ージャ機能と対応したSNMPエージェント機能を搭載
している。
【0019】まず、移動局2a〜2fの構成例を示す。
なお、本例では、各移動局2a〜2fの構成や動作は同
様であるため、説明の便宜上から、移動局2aを代表さ
せて各移動局2a〜2fの構成例を説明する。上記図1
に示されるように、移動局2aには、親局1a〜1cか
らのブロードキャスト信号を受信するブロードキャスト
信号受信手段21と、親局1a〜1cから受信したブロ
ードキャスト信号に基づいて当該親局1a〜1cの通信
可能領域BSA1〜BSA3への他の親局1a〜1cの
通信可能領域BSA1〜BSA3からの移動を検出する
移動検出手段22と、移動検出手段22による検出結果
に基づいた自己の移動履歴を記憶する移動局側記憶手段
23と、親局1a〜1cに対して自己の移動履歴を無線
で送信する移動局側移動履歴送信手段24とが備えられ
ている。
なお、本例では、各移動局2a〜2fの構成や動作は同
様であるため、説明の便宜上から、移動局2aを代表さ
せて各移動局2a〜2fの構成例を説明する。上記図1
に示されるように、移動局2aには、親局1a〜1cか
らのブロードキャスト信号を受信するブロードキャスト
信号受信手段21と、親局1a〜1cから受信したブロ
ードキャスト信号に基づいて当該親局1a〜1cの通信
可能領域BSA1〜BSA3への他の親局1a〜1cの
通信可能領域BSA1〜BSA3からの移動を検出する
移動検出手段22と、移動検出手段22による検出結果
に基づいた自己の移動履歴を記憶する移動局側記憶手段
23と、親局1a〜1cに対して自己の移動履歴を無線
で送信する移動局側移動履歴送信手段24とが備えられ
ている。
【0020】ブロードキャスト信号受信手段21は、親
局1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号
を受信する機能を有しており、本例では、各親局1a〜
1cから当該親局1a〜1cのMACアドレス(識別
子)を含んだブロードキャスト信号が一定の周期で無線
送信される。なお、本例では、親局1a〜1cや移動局
2a〜2fの識別子としてMACアドレスを用いるが、
識別子としてはどのようなものが用いられてもよい。
局1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号
を受信する機能を有しており、本例では、各親局1a〜
1cから当該親局1a〜1cのMACアドレス(識別
子)を含んだブロードキャスト信号が一定の周期で無線
送信される。なお、本例では、親局1a〜1cや移動局
2a〜2fの識別子としてMACアドレスを用いるが、
識別子としてはどのようなものが用いられてもよい。
【0021】図2には、ブロードキャスト信号41のフ
ォーマットの一例を示してあり、このブロードキャスト
信号41は、ビット同期を確立するためのビット同期信
号42と、フレーム同期を確立するためのフレーム同期
信号43と、当該ブロードキャスト信号41の送信元と
なる親局1a〜1cの(自局)MACアドレス44と、
当該ブロードキャスト信号41をデータ信号と区別する
ための信号種別情報45と、各種の制御情報46と、フ
レームのシーケンス番号を示すフレームシーケンス番号
47と、誤り検出のためのフレームチェックシーケンス
(FCS)48とを含んでいる。
ォーマットの一例を示してあり、このブロードキャスト
信号41は、ビット同期を確立するためのビット同期信
号42と、フレーム同期を確立するためのフレーム同期
信号43と、当該ブロードキャスト信号41の送信元と
なる親局1a〜1cの(自局)MACアドレス44と、
当該ブロードキャスト信号41をデータ信号と区別する
ための信号種別情報45と、各種の制御情報46と、フ
レームのシーケンス番号を示すフレームシーケンス番号
47と、誤り検出のためのフレームチェックシーケンス
(FCS)48とを含んでいる。
【0022】このようなブロードキャスト信号は、例え
ば親局1a〜1cがそれぞれの通信可能領域BSA1〜
BSA3内に存する移動局に対して自己(当該親局1a
〜1c)の存在を通知するために用いられ、また、例え
ば親局1a〜1cと移動局2aとの間でTDMA方式を
用いた無線通信が行われるような場合には、親局1a〜
1cが移動局2aに対して当該親局1a〜1cへの情報
送信を行うべきタイミングを通知するために用いられ
る。
ば親局1a〜1cがそれぞれの通信可能領域BSA1〜
BSA3内に存する移動局に対して自己(当該親局1a
〜1c)の存在を通知するために用いられ、また、例え
ば親局1a〜1cと移動局2aとの間でTDMA方式を
用いた無線通信が行われるような場合には、親局1a〜
1cが移動局2aに対して当該親局1a〜1cへの情報
送信を行うべきタイミングを通知するために用いられ
る。
【0023】移動検出手段22は、一の親局1a〜1c
の通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜
1cの通信可能領域BSA1〜BSA3への移動を検出
する機能を有しており、この検出は、当該他の親局1a
〜1cからのブロードキャスト信号に基づいて行われ
る。ここで、本例の移動検出手段22は、近接する親局
1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号の
周波数の違いや、当該ブロードキャスト信号に含まれる
MACアドレスに基づいて移動検出を行う。
の通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜
1cの通信可能領域BSA1〜BSA3への移動を検出
する機能を有しており、この検出は、当該他の親局1a
〜1cからのブロードキャスト信号に基づいて行われ
る。ここで、本例の移動検出手段22は、近接する親局
1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号の
周波数の違いや、当該ブロードキャスト信号に含まれる
MACアドレスに基づいて移動検出を行う。
【0024】具体的には、例えば移動局2aが親局1a
の通信可能領域BSA1から親局1bの通信可能領域B
SA2へ移動した際には、通信可能領域内の運用周波数
が周波数faから周波数fbに変わるため、移動局2a
では親局1bから一定間隔で無線送信されるブロードキ
ャスト信号を受信することができなくなる。このような
場合に、本例の移動局2aでは移動検出手段22がブロ
ードキャスト信号受信手段21を制御することにより、
無線LANシステムで規定された複数の周波数(候補周
波数)に受信周波数を順次合わせてサーチしながらブロ
ードキャスト信号の受信を待機することを行う。
の通信可能領域BSA1から親局1bの通信可能領域B
SA2へ移動した際には、通信可能領域内の運用周波数
が周波数faから周波数fbに変わるため、移動局2a
では親局1bから一定間隔で無線送信されるブロードキ
ャスト信号を受信することができなくなる。このような
場合に、本例の移動局2aでは移動検出手段22がブロ
ードキャスト信号受信手段21を制御することにより、
無線LANシステムで規定された複数の周波数(候補周
波数)に受信周波数を順次合わせてサーチしながらブロ
ードキャスト信号の受信を待機することを行う。
【0025】例えば、上記したように移動局2aが親局
1bの通信可能領域BSA2の内部へ移動したときに
は、周波数fbでのサーチ時にブロードキャスト信号受
信手段21により当該親局1bからのブロードキャスト
信号を受信することができ、これに応じて、移動検出手
段22が受信したブロードキャスト信号中に含まれる親
局1bのMACアドレスを検出する。また、移動検出手
段22は例えば前回受信していたブロードキャスト信号
中に含まれていた親局1aのMACアドレスを記憶して
おり、今回受信した親局1bのMACアドレスが前回受
信した親局1aのMACアドレスと異なることに基づい
て自局(移動局2a)が他の親局1bの通信可能領域B
SA2へ移動したことを検出する。
1bの通信可能領域BSA2の内部へ移動したときに
は、周波数fbでのサーチ時にブロードキャスト信号受
信手段21により当該親局1bからのブロードキャスト
信号を受信することができ、これに応じて、移動検出手
段22が受信したブロードキャスト信号中に含まれる親
局1bのMACアドレスを検出する。また、移動検出手
段22は例えば前回受信していたブロードキャスト信号
中に含まれていた親局1aのMACアドレスを記憶して
おり、今回受信した親局1bのMACアドレスが前回受
信した親局1aのMACアドレスと異なることに基づい
て自局(移動局2a)が他の親局1bの通信可能領域B
SA2へ移動したことを検出する。
【0026】なお、本例では、ブロードキャスト信号の
周波数の違いやブロードキャスト信号中に含まれる親局
1a〜1cのMACアドレスに基づいて移動局2aが自
局の移動を検出する構成としたが、一の親局1a〜1c
の通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜
1cの通信可能領域BSA1〜BSA3への移動を検出
することができれば、どのような移動検出の仕方が用い
られてもよい。
周波数の違いやブロードキャスト信号中に含まれる親局
1a〜1cのMACアドレスに基づいて移動局2aが自
局の移動を検出する構成としたが、一の親局1a〜1c
の通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜
1cの通信可能領域BSA1〜BSA3への移動を検出
することができれば、どのような移動検出の仕方が用い
られてもよい。
【0027】移動局側記憶手段23は、例えばメモリか
ら構成されており、移動検出の結果に基づいた自局の移
動履歴を記憶する機能を有している。図3には、移動局
側記憶手段23により記憶される移動履歴51のフォー
マットの一例を示してあり、この移動履歴51では、親
局(本例では、固定ステーション)1a〜1cのMAC
アドレスと当該親局1a〜1cの通信可能領域BSA1
〜BSA3内での通信開始時刻とが対応付けられて例え
ば時系列順に格納されている。
ら構成されており、移動検出の結果に基づいた自局の移
動履歴を記憶する機能を有している。図3には、移動局
側記憶手段23により記憶される移動履歴51のフォー
マットの一例を示してあり、この移動履歴51では、親
局(本例では、固定ステーション)1a〜1cのMAC
アドレスと当該親局1a〜1cの通信可能領域BSA1
〜BSA3内での通信開始時刻とが対応付けられて例え
ば時系列順に格納されている。
【0028】なお、移動局側記憶手段23としては、移
動履歴を記憶することができるものであれば、どのよう
なものが用いられてもよい。また、移動履歴としては、
必ずしも上記図3に示した態様のものに限られず、シス
テムの管理状況等に応じて種々な態様のものが用いられ
てもよい。また、例えばどれくらいの期間分の移動履歴
を移動局で記憶しておくかについても、特に限定はな
く、一例として、古い移動履歴を削除することなく新た
な移動履歴を順次記憶することにより比較的長い期間分
の移動履歴を移動局が記憶しておく態様を用いることも
でき、また、他の例として、新たな移動履歴を記憶する
に際して古い移動履歴を削除することにより常に一定の
期間分の移動履歴を移動局が記憶しておくといった態様
を用いることもできる。
動履歴を記憶することができるものであれば、どのよう
なものが用いられてもよい。また、移動履歴としては、
必ずしも上記図3に示した態様のものに限られず、シス
テムの管理状況等に応じて種々な態様のものが用いられ
てもよい。また、例えばどれくらいの期間分の移動履歴
を移動局で記憶しておくかについても、特に限定はな
く、一例として、古い移動履歴を削除することなく新た
な移動履歴を順次記憶することにより比較的長い期間分
の移動履歴を移動局が記憶しておく態様を用いることも
でき、また、他の例として、新たな移動履歴を記憶する
に際して古い移動履歴を削除することにより常に一定の
期間分の移動履歴を移動局が記憶しておくといった態様
を用いることもできる。
【0029】移動局側移動履歴送信手段24は、例えば
移動局側記憶手段23に記憶された自局の移動履歴を親
局1a〜1cに対して無線送信する機能を有している。
本例の移動局側移動履歴送信手段24は、移動検出手段
22により一の親局1a〜1cの通信可能領域BSA1
〜BSA3から他の親局1a〜1cの通信可能領域BS
A1〜BSA3への移動を検出したことに応じて当該他
の親局1a〜1cに対して自局の移動履歴を送信するこ
とを行う。
移動局側記憶手段23に記憶された自局の移動履歴を親
局1a〜1cに対して無線送信する機能を有している。
本例の移動局側移動履歴送信手段24は、移動検出手段
22により一の親局1a〜1cの通信可能領域BSA1
〜BSA3から他の親局1a〜1cの通信可能領域BS
A1〜BSA3への移動を検出したことに応じて当該他
の親局1a〜1cに対して自局の移動履歴を送信するこ
とを行う。
【0030】更に具体的には、本例の移動局側移動履歴
送信手段24は、移動検出手段22により移動を検出し
た後に、移動先の親局1a〜1cから次回のブロードキ
ャスト信号を受信したことを契機として当該親局1a〜
1cに対して自局の移動履歴を送信する。ここで、本例
では、移動局2aから親局1a〜1cに対して情報送信
を行う際に用いられる送信要求信号を併用して上記した
移動履歴を親局1a〜1cに対して送信することが行わ
れる。
送信手段24は、移動検出手段22により移動を検出し
た後に、移動先の親局1a〜1cから次回のブロードキ
ャスト信号を受信したことを契機として当該親局1a〜
1cに対して自局の移動履歴を送信する。ここで、本例
では、移動局2aから親局1a〜1cに対して情報送信
を行う際に用いられる送信要求信号を併用して上記した
移動履歴を親局1a〜1cに対して送信することが行わ
れる。
【0031】図4には、上記した送信要求信号61のフ
ォーマットの一例を示してあり、この送信要求信号61
は、ビット同期を確立するためのビット同期信号62
と、フレーム同期を確立するためのフレーム同期信号6
3と、当該送信要求信号61の送信元となる移動局(本
例では、移動ステーション)2aのMACアドレス64
と、各種の制御情報65と、当該送信要求信号61中に
移動履歴が含まれるか否かを通知するためのフラグ(移
動履歴送信要求フラグ)66と、移動局2aのMACア
ドレスと(BSA)移動履歴とを対応付けて通知するた
めの情報信号67とを含んでいる。
ォーマットの一例を示してあり、この送信要求信号61
は、ビット同期を確立するためのビット同期信号62
と、フレーム同期を確立するためのフレーム同期信号6
3と、当該送信要求信号61の送信元となる移動局(本
例では、移動ステーション)2aのMACアドレス64
と、各種の制御情報65と、当該送信要求信号61中に
移動履歴が含まれるか否かを通知するためのフラグ(移
動履歴送信要求フラグ)66と、移動局2aのMACア
ドレスと(BSA)移動履歴とを対応付けて通知するた
めの情報信号67とを含んでいる。
【0032】移動局側移動履歴送信手段24は、親局1
a〜1cに対して送信する送信要求信号61中の上記し
た移動履歴送信要求フラグ66で移動履歴が含まれるこ
とを示すとともに上記した情報信号67に移動履歴を含
ませることにより、当該親局1a〜1cに対して自局
(当該移動局2a)の移動履歴を送信する。なお、上記
したように本例では、移動局2aが自発的に親局1a〜
1cに対して自己の移動履歴を送信する態様を示すが、
例えば親局1a〜1cから移動局2aに対して移動履歴
の通知要求を送信するようにして、移動局2aが当該通
知要求に応じて自己の移動履歴を親局1a〜1cに対し
て送信するといった態様を用いることもできる。
a〜1cに対して送信する送信要求信号61中の上記し
た移動履歴送信要求フラグ66で移動履歴が含まれるこ
とを示すとともに上記した情報信号67に移動履歴を含
ませることにより、当該親局1a〜1cに対して自局
(当該移動局2a)の移動履歴を送信する。なお、上記
したように本例では、移動局2aが自発的に親局1a〜
1cに対して自己の移動履歴を送信する態様を示すが、
例えば親局1a〜1cから移動局2aに対して移動履歴
の通知要求を送信するようにして、移動局2aが当該通
知要求に応じて自己の移動履歴を親局1a〜1cに対し
て送信するといった態様を用いることもできる。
【0033】以上のように、本例の移動局2aでは、親
局1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号
に含まれる当該親局1a〜1cのMACアドレスを常に
解析することで自己の移動を検出し、当該検出結果に基
づいた移動履歴を記憶し、一の親局1a〜1cの通信可
能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜1cの通
信可能領域BSA1〜BSA3へ移動するに際して、当
該他の親局1a〜1cに対して自己の移動履歴を送信する
ことにより、自己が当該他の親局1a〜1cの通信可能
領域BSA1〜BSA3へ移動してきた旨を通知する。
局1a〜1cから無線送信されるブロードキャスト信号
に含まれる当該親局1a〜1cのMACアドレスを常に
解析することで自己の移動を検出し、当該検出結果に基
づいた移動履歴を記憶し、一の親局1a〜1cの通信可
能領域BSA1〜BSA3から他の親局1a〜1cの通
信可能領域BSA1〜BSA3へ移動するに際して、当
該他の親局1a〜1cに対して自己の移動履歴を送信する
ことにより、自己が当該他の親局1a〜1cの通信可能
領域BSA1〜BSA3へ移動してきた旨を通知する。
【0034】次に、親局1a〜1cの構成例を示す。な
お、本例では、各親局1a〜1cの構成や動作は同様であ
るため、説明の便宜上から、親局1aを代表させて各親
局1a〜1cの構成例を説明する。上記図1に示されるよ
うに、親局1aには、移動局2a〜2fに対してブロード
キャスト信号を無線送信するブロードキャスト信号送信
手段11と、移動局2a〜2fから無線送信される移動履
歴を受信する親局側移動履歴受信手段12と、受信した
移動履歴を移動局2a〜2fに対応付けて記憶する親局側
記憶手段13と、管理装置C1、C2から送信される通
知要求を受信する通知要求受信手段14と、受信した通
知要求に応じて管理装置C1、C2に対して移動局2a
〜2fの移動履歴を回線Bを介して送信する親局側移動
履歴送信手段15と、所定の時間無通信状態であった移
動局2a〜2fの移動履歴を親局側記憶手段13から削
除する削除手段16とが備えられている。
お、本例では、各親局1a〜1cの構成や動作は同様であ
るため、説明の便宜上から、親局1aを代表させて各親
局1a〜1cの構成例を説明する。上記図1に示されるよ
うに、親局1aには、移動局2a〜2fに対してブロード
キャスト信号を無線送信するブロードキャスト信号送信
手段11と、移動局2a〜2fから無線送信される移動履
歴を受信する親局側移動履歴受信手段12と、受信した
移動履歴を移動局2a〜2fに対応付けて記憶する親局側
記憶手段13と、管理装置C1、C2から送信される通
知要求を受信する通知要求受信手段14と、受信した通
知要求に応じて管理装置C1、C2に対して移動局2a
〜2fの移動履歴を回線Bを介して送信する親局側移動
履歴送信手段15と、所定の時間無通信状態であった移
動局2a〜2fの移動履歴を親局側記憶手段13から削
除する削除手段16とが備えられている。
【0035】ブロードキャスト信号送信手段11は、移
動局2a〜2fに対してブロードキャスト信号を無線送
信する機能を有しており、本例の各親局1aでは、上記
図2に示したブロードキャスト信号を一定の周期で送信
する。親局側移動履歴受信手段12は、移動局2a〜2
fから無線送信される移動履歴を受信する機能を有して
おり、本例では、上記図4に示した送信要求信号を介し
て移動局2a〜2fのMACアドレス及び移動履歴を受
信する。
動局2a〜2fに対してブロードキャスト信号を無線送
信する機能を有しており、本例の各親局1aでは、上記
図2に示したブロードキャスト信号を一定の周期で送信
する。親局側移動履歴受信手段12は、移動局2a〜2
fから無線送信される移動履歴を受信する機能を有して
おり、本例では、上記図4に示した送信要求信号を介し
て移動局2a〜2fのMACアドレス及び移動履歴を受
信する。
【0036】具体的には、本例の親局1aでは、移動局
2a〜2fから無線送信された送信要求信号を受信した
場合に、当該送信要求信号中の移動履歴送信要求フラグ
に基づいて当該送信要求信号中に移動履歴が含まれてい
るか否かを判定し、これにより、当該送信要求信号が通
常の(移動履歴以外の)送信要求に係るものであるか、
或いは、移動履歴の送信要求に係るものであるかを判定
する。
2a〜2fから無線送信された送信要求信号を受信した
場合に、当該送信要求信号中の移動履歴送信要求フラグ
に基づいて当該送信要求信号中に移動履歴が含まれてい
るか否かを判定し、これにより、当該送信要求信号が通
常の(移動履歴以外の)送信要求に係るものであるか、
或いは、移動履歴の送信要求に係るものであるかを判定
する。
【0037】親局側記憶手段13は、例えば拡張MIB
(Management Information Base)データベースから構
成されており、移動履歴の送信要求に係る送信要求信号
を受信した場合に、当該送信要求信号により受信した移
動局2a〜2fのMACアドレスと移動履歴とを対応付
けて記憶する機能を有している。なお、本例では、各移
動局2a〜2fのMACアドレス毎に拡張MIBデータ
ベースが設けられており、親局1aでは受信した移動履
歴を該当するMACアドレスに対応する拡張MIBデー
タベース上に管理オブジェクトとして記憶(保存)す
る。
(Management Information Base)データベースから構
成されており、移動履歴の送信要求に係る送信要求信号
を受信した場合に、当該送信要求信号により受信した移
動局2a〜2fのMACアドレスと移動履歴とを対応付
けて記憶する機能を有している。なお、本例では、各移
動局2a〜2fのMACアドレス毎に拡張MIBデータ
ベースが設けられており、親局1aでは受信した移動履
歴を該当するMACアドレスに対応する拡張MIBデー
タベース上に管理オブジェクトとして記憶(保存)す
る。
【0038】図5には、拡張MIBデータベース上に記
憶される移動履歴の配置の一例を示してあり、同図に示
されるように、例えば“移動ステーションStatu
s”の下位に存在する“移動ステーション BSA移動
履歴Status”の下に各移動局(“移動ステーショ
ン1”、“移動ステーション2”、・・・)の移動履歴
が記憶されている。
憶される移動履歴の配置の一例を示してあり、同図に示
されるように、例えば“移動ステーションStatu
s”の下位に存在する“移動ステーション BSA移動
履歴Status”の下に各移動局(“移動ステーショ
ン1”、“移動ステーション2”、・・・)の移動履歴
が記憶されている。
【0039】なお、親局側記憶手段13としては、移動
局2a〜2fの移動履歴を記憶することができるもので
あれば、どのようなものが用いられてもよい。また、移
動局2a〜2fの移動履歴を当該移動局2a〜2fに対
応付けて記憶する仕方としては、例えば親局1aが移動
局2a〜2fからの移動履歴を受信したタイミング等に
基づいて当該移動局2a〜2fのMACアドレスを特定
し、特定したMACアドレスと当該移動履歴とを対応付
けて記憶するといった態様を用いることもでき、また、
例えば移動局2a〜2fから送信される移動履歴中に当
該移動局2a〜2fのMACアドレスを含めておくこと
により、MACアドレスと移動履歴との対応付けを確保
するといった態様を用いることもできる。
局2a〜2fの移動履歴を記憶することができるもので
あれば、どのようなものが用いられてもよい。また、移
動局2a〜2fの移動履歴を当該移動局2a〜2fに対
応付けて記憶する仕方としては、例えば親局1aが移動
局2a〜2fからの移動履歴を受信したタイミング等に
基づいて当該移動局2a〜2fのMACアドレスを特定
し、特定したMACアドレスと当該移動履歴とを対応付
けて記憶するといった態様を用いることもでき、また、
例えば移動局2a〜2fから送信される移動履歴中に当
該移動局2a〜2fのMACアドレスを含めておくこと
により、MACアドレスと移動履歴との対応付けを確保
するといった態様を用いることもできる。
【0040】通知要求受信手段14は、管理装置C1、
C2から送信される通知要求を回線Bを介して受信する
機能を有しており、本例では、この通知要求として、管
理装置C1、C2に備えられたSNMPマネージャ機能
のGETリクエスト−PDU(Protocol Data Unit)が
用いられている。親局側移動履歴送信手段15は、管理
装置C1、C2から受信した通知要求により要求された
移動局2a〜2fの移動履歴を管理装置C1、C2に対
して回線Bを介して送信する機能を有しており、本例で
は、この移動履歴を送信する信号として、上記したGE
Tリクエスト−PDUに対応するGETレスポンス−P
DUが用いられている。
C2から送信される通知要求を回線Bを介して受信する
機能を有しており、本例では、この通知要求として、管
理装置C1、C2に備えられたSNMPマネージャ機能
のGETリクエスト−PDU(Protocol Data Unit)が
用いられている。親局側移動履歴送信手段15は、管理
装置C1、C2から受信した通知要求により要求された
移動局2a〜2fの移動履歴を管理装置C1、C2に対
して回線Bを介して送信する機能を有しており、本例で
は、この移動履歴を送信する信号として、上記したGE
Tリクエスト−PDUに対応するGETレスポンス−P
DUが用いられている。
【0041】図6には、上記したGETリクエスト−P
DU(以下、GETリクエストと言う)71のフォーマ
ットの一例を示してある。なお、本例では、上記したG
ETレスポンス−PDU(以下、GETレスポンスと言
う)についてもGETリクエストと同一のフォーマット
を用いている。
DU(以下、GETリクエストと言う)71のフォーマ
ットの一例を示してある。なお、本例では、上記したG
ETレスポンス−PDU(以下、GETレスポンスと言
う)についてもGETリクエストと同一のフォーマット
を用いている。
【0042】同図に示されるように、GETリクエスト
71は、当該GETリクエスト71が例えば移動局2a
〜2fの移動履歴を検索するためのものであることを示
すrequest−id72と、親局1aの拡張MIB
データベース上で検索対象となる移動局2a〜2fの移
動履歴が保存されている管理オブジェクトの識別子を示
すname75を含んでいる。なお、error−st
atus73やerror−index74やvalu
e76は、GETレスポンスで用いられる。
71は、当該GETリクエスト71が例えば移動局2a
〜2fの移動履歴を検索するためのものであることを示
すrequest−id72と、親局1aの拡張MIB
データベース上で検索対象となる移動局2a〜2fの移
動履歴が保存されている管理オブジェクトの識別子を示
すname75を含んでいる。なお、error−st
atus73やerror−index74やvalu
e76は、GETレスポンスで用いられる。
【0043】本例の親局1aでは、管理装置C1、C2
からGETリクエストを受信した場合に、当該GETリ
クエストにより検索対象として指定された管理オブジェ
クトの識別子(例えば移動局2a〜2fのMACアドレ
ス)が自己の拡張MIBデータベース上に存在するか否
かを検索し、当該管理オブジェクトの識別子が存在する
ことを検出したときには、当該管理オブジェクトの内容
である移動局2a〜2fの移動履歴を親局側移動履歴送
信手段15によりGETレスポンスを用いて管理装置C
1、C2へ送信する。このGETレスポンスでは、管理
装置C1、C2への送信対象となる移動履歴が上記した
value76に挿入される。
からGETリクエストを受信した場合に、当該GETリ
クエストにより検索対象として指定された管理オブジェ
クトの識別子(例えば移動局2a〜2fのMACアドレ
ス)が自己の拡張MIBデータベース上に存在するか否
かを検索し、当該管理オブジェクトの識別子が存在する
ことを検出したときには、当該管理オブジェクトの内容
である移動局2a〜2fの移動履歴を親局側移動履歴送
信手段15によりGETレスポンスを用いて管理装置C
1、C2へ送信する。このGETレスポンスでは、管理
装置C1、C2への送信対象となる移動履歴が上記した
value76に挿入される。
【0044】一方、例えば管理装置C1、C2から要求
された移動局2a〜2fの移動履歴が自己のMIBデー
タベース上に保存されていないこと(検索エラー)を確
認した親局1aでは、例えば上記したerror−st
atus73に“noSuchName”(2ビット)
という情報を挿入したGETレスポンスを管理装置C
1、C2へ送信することにより、指定されたMACアド
レス(移動局2a〜2f)に関する管理オブジェクトが
自己の拡張MIBデータベース上に存在しないことを管
理装置C1、C2に通知する。なお、上記したerro
r−index74は、検索エラー時のインデックスを
通知するために用いられる。
された移動局2a〜2fの移動履歴が自己のMIBデー
タベース上に保存されていないこと(検索エラー)を確
認した親局1aでは、例えば上記したerror−st
atus73に“noSuchName”(2ビット)
という情報を挿入したGETレスポンスを管理装置C
1、C2へ送信することにより、指定されたMACアド
レス(移動局2a〜2f)に関する管理オブジェクトが
自己の拡張MIBデータベース上に存在しないことを管
理装置C1、C2に通知する。なお、上記したerro
r−index74は、検索エラー時のインデックスを
通知するために用いられる。
【0045】削除手段16は、所定の時間無通信状態で
あった移動局2a〜2fの移動履歴を自局の拡張MIB
データベース上から削除する機能を有している。具体的
には、例えば親局1aと移動局2a〜2fとの間の無線
通信が所定の時間以上発生しない場合には、当該移動局
2a〜2fが当該親局1aの通信可能領域BSA1から
他の親局の通信可能領域へ移動してしまったものとみな
すことができ、このような場合に、削除手段16は、当
該移動局2a〜2fの移動履歴を自局の拡張MIBデー
タベース上から削除する。なお、上記した所定の時間と
しては、任意に設定されてよく、要は、自局の通信可能
領域内に存した移動局2a〜2fが自局の通信可能領域
の外部へ移動してしまったものとみなすことができる程
度の時間が設定されればよい。
あった移動局2a〜2fの移動履歴を自局の拡張MIB
データベース上から削除する機能を有している。具体的
には、例えば親局1aと移動局2a〜2fとの間の無線
通信が所定の時間以上発生しない場合には、当該移動局
2a〜2fが当該親局1aの通信可能領域BSA1から
他の親局の通信可能領域へ移動してしまったものとみな
すことができ、このような場合に、削除手段16は、当
該移動局2a〜2fの移動履歴を自局の拡張MIBデー
タベース上から削除する。なお、上記した所定の時間と
しては、任意に設定されてよく、要は、自局の通信可能
領域内に存した移動局2a〜2fが自局の通信可能領域
の外部へ移動してしまったものとみなすことができる程
度の時間が設定されればよい。
【0046】以上のように、本例の親局1aでは、通信
可能領域BSA1内に存する移動局2a〜2fに対して
ブロードキャスト信号を無線送信することにより当該移
動局2a〜2fとの間で無線通信し、移動局2a〜2f
から無線送信される移動履歴を受信して拡張MIBデー
タベース上に記憶し、管理装置C1、C2からの通知要
求に応じて記憶している移動局2a〜2fの移動履歴を
管理装置C1、C2へ送信し、所定の時間無通信状態で
あった移動局2a〜2fの移動履歴を拡張MIBデータ
ベース上から削除する。
可能領域BSA1内に存する移動局2a〜2fに対して
ブロードキャスト信号を無線送信することにより当該移
動局2a〜2fとの間で無線通信し、移動局2a〜2f
から無線送信される移動履歴を受信して拡張MIBデー
タベース上に記憶し、管理装置C1、C2からの通知要
求に応じて記憶している移動局2a〜2fの移動履歴を
管理装置C1、C2へ送信し、所定の時間無通信状態で
あった移動局2a〜2fの移動履歴を拡張MIBデータ
ベース上から削除する。
【0047】また、本例の親局1aでは、例えば移動局
2a〜2fのMACアドレスや移動履歴を用いて自己の
通信可能領域BSA1内に存する移動局2a〜2fを管
理しており、具体的には、自己の拡張MIBデータベー
ス上にMACアドレスや移動履歴が存在する移動局2a
〜2fについては自己の通信可能領域BSA1内に存在
するものとみなす一方、自己の拡張MIBデータベース
上にMACアドレスや移動履歴が存在しない移動局2a
〜2fについては自己の通信可能領域BSA1内には存
在しないものとみなして、移動局2a〜2fの管理を行
っている。そして、本例の親局1aでは、このような管
理に基づいて、自己の通信可能領域BSA1内に存在す
る移動局2a〜2fに対する情報のみを無線送信するよ
うにすることで、自己の通信可能領域BSA1内に存在
しない移動局2a〜2fへの無駄な情報送信を行ってし
まうのを防止している。
2a〜2fのMACアドレスや移動履歴を用いて自己の
通信可能領域BSA1内に存する移動局2a〜2fを管
理しており、具体的には、自己の拡張MIBデータベー
ス上にMACアドレスや移動履歴が存在する移動局2a
〜2fについては自己の通信可能領域BSA1内に存在
するものとみなす一方、自己の拡張MIBデータベース
上にMACアドレスや移動履歴が存在しない移動局2a
〜2fについては自己の通信可能領域BSA1内には存
在しないものとみなして、移動局2a〜2fの管理を行
っている。そして、本例の親局1aでは、このような管
理に基づいて、自己の通信可能領域BSA1内に存在す
る移動局2a〜2fに対する情報のみを無線送信するよ
うにすることで、自己の通信可能領域BSA1内に存在
しない移動局2a〜2fへの無駄な情報送信を行ってし
まうのを防止している。
【0048】次に、管理装置C1、C2の構成例を示
す。なお、本例では、各管理装置C1、C2の構成や動
作は同様であるため、説明の便宜上から、管理装置C1
を代表させて各管理装置C1、C2の構成例を説明す
る。上記図1に示されるように、管理装置C1には、親
局1a〜1cに対して移動局2a〜2fの移動履歴の通
知要求を回線Bを介して送信する通知要求送信手段31
と、親局1a〜1cから送信される移動履歴を受信する
管理側移動履歴受信手段32と、受信した移動履歴に関
する情報を出力する出力手段33と、同一の移動局2a
〜2fについての移動履歴を複数の親局1a〜1cから
受信した場合に最新の移動履歴を選択して当該移動履歴
に関する情報を出力手段33により出力させる選択手段
34とが備えられている。
す。なお、本例では、各管理装置C1、C2の構成や動
作は同様であるため、説明の便宜上から、管理装置C1
を代表させて各管理装置C1、C2の構成例を説明す
る。上記図1に示されるように、管理装置C1には、親
局1a〜1cに対して移動局2a〜2fの移動履歴の通
知要求を回線Bを介して送信する通知要求送信手段31
と、親局1a〜1cから送信される移動履歴を受信する
管理側移動履歴受信手段32と、受信した移動履歴に関
する情報を出力する出力手段33と、同一の移動局2a
〜2fについての移動履歴を複数の親局1a〜1cから
受信した場合に最新の移動履歴を選択して当該移動履歴
に関する情報を出力手段33により出力させる選択手段
34とが備えられている。
【0049】通知要求送信手段31は、親局1a〜1c
に対して移動局2a〜2fの移動履歴の通知要求を有線
LAN3a及び回線Bを介して送信する機能を有してお
り、本例では上記したように、この通知要求としてSN
MPマネージャ機能のGETリクエストが用いられてい
る。なお、通知要求としては、例えば特定の1又は複数
の移動局2a〜2fの移動履歴の通知を要求するもので
あってもよく、また、例えば全ての移動局2a〜2fの
移動履歴の通知を要求するものであってもよい。また、
通知要求は、例えば全ての親局1a〜1cに対して送信
されてもよく、また、例えば特定の1又は複数の親局1
a〜1cに対して送信されてもよい。また、通知要求
は、例えばユーザからの指示に従って行われてもよく、
また、例えば予め設定された態様(時刻等)で通知要求
が送信されるといった態様を用いることもできる。
に対して移動局2a〜2fの移動履歴の通知要求を有線
LAN3a及び回線Bを介して送信する機能を有してお
り、本例では上記したように、この通知要求としてSN
MPマネージャ機能のGETリクエストが用いられてい
る。なお、通知要求としては、例えば特定の1又は複数
の移動局2a〜2fの移動履歴の通知を要求するもので
あってもよく、また、例えば全ての移動局2a〜2fの
移動履歴の通知を要求するものであってもよい。また、
通知要求は、例えば全ての親局1a〜1cに対して送信
されてもよく、また、例えば特定の1又は複数の親局1
a〜1cに対して送信されてもよい。また、通知要求
は、例えばユーザからの指示に従って行われてもよく、
また、例えば予め設定された態様(時刻等)で通知要求
が送信されるといった態様を用いることもできる。
【0050】管理側移動履歴受信手段32は、親局1a
〜1cから送信される移動履歴を回線B及び有線LAN
3aを介して受信する機能を有しており、本例では上記
したように、親局1a〜1cから送信されるGETレス
ポンスにより移動局2a〜2fの移動履歴を受信する。
出力手段33は、受信した移動局2a〜2fの移動履歴
に関する情報を出力する機能を有している。ここで、移
動履歴に関する情報としては、例えば受信した移動履歴
そのままの情報であってもよく、また、例えば受信した
移動履歴を解析や処理等して得られた移動局2a〜2f
の位置検出結果等の情報であってもよい。また、出力と
しては、例えばディスプレイ画面に表示出力する態様
や、フロッピーディスク等に出力する態様や、プリンタ
等といった他の装置へ(送信)出力する態様等を用いる
ことができる。
〜1cから送信される移動履歴を回線B及び有線LAN
3aを介して受信する機能を有しており、本例では上記
したように、親局1a〜1cから送信されるGETレス
ポンスにより移動局2a〜2fの移動履歴を受信する。
出力手段33は、受信した移動局2a〜2fの移動履歴
に関する情報を出力する機能を有している。ここで、移
動履歴に関する情報としては、例えば受信した移動履歴
そのままの情報であってもよく、また、例えば受信した
移動履歴を解析や処理等して得られた移動局2a〜2f
の位置検出結果等の情報であってもよい。また、出力と
しては、例えばディスプレイ画面に表示出力する態様
や、フロッピーディスク等に出力する態様や、プリンタ
等といった他の装置へ(送信)出力する態様等を用いる
ことができる。
【0051】なお、図7には、例えば管理装置C1、C
2に備えられたディスプレイ画面により移動局2a〜2
fの移動履歴を表示出力する場合における表示出力81
の一例を示してある。同図に示した表示出力81では、
特定の移動局2a〜2fについて「履歴NO.」や「時
刻」や「BSA番号(通信可能領域の番号)」や「固定
ステーションMACアドレス(親局の識別子)」が示さ
れており、これは、当該子局2a〜2fが当該「時刻」
に「固定ステーションMACアドレス」に対応する親局
1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3(「BS
A番号」に対応する領域)内に存在していたことを「履
歴NO.」順に示したものである。
2に備えられたディスプレイ画面により移動局2a〜2
fの移動履歴を表示出力する場合における表示出力81
の一例を示してある。同図に示した表示出力81では、
特定の移動局2a〜2fについて「履歴NO.」や「時
刻」や「BSA番号(通信可能領域の番号)」や「固定
ステーションMACアドレス(親局の識別子)」が示さ
れており、これは、当該子局2a〜2fが当該「時刻」
に「固定ステーションMACアドレス」に対応する親局
1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3(「BS
A番号」に対応する領域)内に存在していたことを「履
歴NO.」順に示したものである。
【0052】選択手段34は、同一の移動局2a〜2f
についての移動履歴を複数受信した場合に最新の移動履
歴を選択して当該移動履歴に関する情報を出力させる機
能を有している。なお、同一の移動局2a〜2fについ
ての移動履歴を複数受信してしまうことは、例えば管理
装置C1から複数の親局1a〜1cに対して移動履歴の
通知要求を送信するときに同一の移動局2a〜2fにつ
いての移動履歴が複数の親局1a〜1cで同時に記憶さ
れている場合に生じる。
についての移動履歴を複数受信した場合に最新の移動履
歴を選択して当該移動履歴に関する情報を出力させる機
能を有している。なお、同一の移動局2a〜2fについ
ての移動履歴を複数受信してしまうことは、例えば管理
装置C1から複数の親局1a〜1cに対して移動履歴の
通知要求を送信するときに同一の移動局2a〜2fにつ
いての移動履歴が複数の親局1a〜1cで同時に記憶さ
れている場合に生じる。
【0053】また、最新の移動履歴の選択の仕方として
は、例えば親局1a〜1cが移動局2a〜2fから移動
履歴を受信した時刻を記憶しておくとともに当該時刻を
管理装置C1へ送信するようにし、当該時刻が最も新し
いものを最新のものとして選択する仕方や、また、例え
ば受信した移動履歴の内容を解析して移動局2a〜2f
による移動履歴の更新時刻が最も新しいものを最新のも
のとして選択する仕方等を用いることができる。
は、例えば親局1a〜1cが移動局2a〜2fから移動
履歴を受信した時刻を記憶しておくとともに当該時刻を
管理装置C1へ送信するようにし、当該時刻が最も新し
いものを最新のものとして選択する仕方や、また、例え
ば受信した移動履歴の内容を解析して移動局2a〜2f
による移動履歴の更新時刻が最も新しいものを最新のも
のとして選択する仕方等を用いることができる。
【0054】以上のように、本例の管理装置C1では、
親局1a〜1cに対して移動局2a〜2fの移動履歴の
通知要求を送信し、親局1a〜1cから送信される移動
履歴を受信し、受信した移動履歴に関する情報を出力
し、また、同一の移動局2a〜2fについての移動履歴
を複数受信した場合には最新の移動履歴に関する情報を
出力する。
親局1a〜1cに対して移動局2a〜2fの移動履歴の
通知要求を送信し、親局1a〜1cから送信される移動
履歴を受信し、受信した移動履歴に関する情報を出力
し、また、同一の移動局2a〜2fについての移動履歴
を複数受信した場合には最新の移動履歴に関する情報を
出力する。
【0055】次に、例えば移動局2aが親局1aの通信
可能領域BSA1から隣接する親局1bの通信可能領域
BSA3へ移動する場合、及び管理装置C1から移動局
2aの位置検索を行う場合を例として、上記した本例の
無線LANシステムにより行われる動作の一例を示す。
すなわち、各親局1a〜1cは自己の通信可能領域BS
A1〜BSA3内に存する移動局2a〜2fに対して一
定周期でブロードキャスト信号を無線送信することによ
り自己の存在を通知すること等を行い、例えば移動局2
aが親局1aの通信可能領域BSA1内に存するときに
は当該移動局2aでは当該親局1aとの間で無線通信が
行われている。
可能領域BSA1から隣接する親局1bの通信可能領域
BSA3へ移動する場合、及び管理装置C1から移動局
2aの位置検索を行う場合を例として、上記した本例の
無線LANシステムにより行われる動作の一例を示す。
すなわち、各親局1a〜1cは自己の通信可能領域BS
A1〜BSA3内に存する移動局2a〜2fに対して一
定周期でブロードキャスト信号を無線送信することによ
り自己の存在を通知すること等を行い、例えば移動局2
aが親局1aの通信可能領域BSA1内に存するときに
は当該移動局2aでは当該親局1aとの間で無線通信が
行われている。
【0056】この場合に、移動局2aが親局1aの通信
可能領域BSA1から親局1bの通信可能領域BSA2
へ移動すると、移動局2aは親局1bから受信するブロ
ードキャスト信号に基づいて自己の移動を検出し、この
移動検出に応じて例えば自己の移動履歴を更新して当該
移動履歴を送信要求信号により親局1bに対して無線送
信する。親局1bは当該送信要求信号を受信することに
より移動局2aが自己の通信可能領域BSA2へ移動し
てきたものとして当該移動局2aを管理し、一方、親局
1aは所定の時間無通信状態であったことに応じて移動
局2aが自己の通信可能領域BSA1の外側へ移動した
ものとして当該移動局2aの移動履歴を削除等する。ま
た、親局1bは移動局2aから受信した移動履歴を拡張
MIBデータベース上に記憶し、SNMPホスト(本例
では、管理装置C1、C2)からの参照(通知要求)を
待機する。
可能領域BSA1から親局1bの通信可能領域BSA2
へ移動すると、移動局2aは親局1bから受信するブロ
ードキャスト信号に基づいて自己の移動を検出し、この
移動検出に応じて例えば自己の移動履歴を更新して当該
移動履歴を送信要求信号により親局1bに対して無線送
信する。親局1bは当該送信要求信号を受信することに
より移動局2aが自己の通信可能領域BSA2へ移動し
てきたものとして当該移動局2aを管理し、一方、親局
1aは所定の時間無通信状態であったことに応じて移動
局2aが自己の通信可能領域BSA1の外側へ移動した
ものとして当該移動局2aの移動履歴を削除等する。ま
た、親局1bは移動局2aから受信した移動履歴を拡張
MIBデータベース上に記憶し、SNMPホスト(本例
では、管理装置C1、C2)からの参照(通知要求)を
待機する。
【0057】また、管理装置C1は、例えばキーボード
等を操作するユーザ(例えば無線LANシステムのネッ
トワーク管理者)からの指示に従って特定の移動局2a
についての位置検索を行うに際して、まず、例えば当該
移動局2aの移動履歴の通知を要求するGETリクエス
トを無線LANシステム内の全ての親局1a〜1cに対
して順次送信する。このGETリクエストを受信した親
局1a〜1cは、当該GETリクエストにより指定され
た移動局2aの移動履歴が自己の拡張MIBデータベー
ス上に記憶されているか否かを確認し、記憶されている
場合には指定された移動局2aの移動履歴をGETレス
ポンスにより管理装置C1へ送信する。
等を操作するユーザ(例えば無線LANシステムのネッ
トワーク管理者)からの指示に従って特定の移動局2a
についての位置検索を行うに際して、まず、例えば当該
移動局2aの移動履歴の通知を要求するGETリクエス
トを無線LANシステム内の全ての親局1a〜1cに対
して順次送信する。このGETリクエストを受信した親
局1a〜1cは、当該GETリクエストにより指定され
た移動局2aの移動履歴が自己の拡張MIBデータベー
ス上に記憶されているか否かを確認し、記憶されている
場合には指定された移動局2aの移動履歴をGETレス
ポンスにより管理装置C1へ送信する。
【0058】そして、管理装置C1は、親局1a〜1c
からの受信に成功した移動局2aの移動履歴に関する情
報を出力する。なお、移動局2aについての移動履歴を
複数の親局1a〜1cから受信した場合には、その中か
ら最新の移動履歴を選択して当該移動履歴に関する情報
を出力する。ユーザは、管理装置C1により出力された
情報により、移動局2aの過去の移動履歴や、現在存在
する位置(いずれの通信可能領域BSA1〜BSA3内
に存するかといった位置)等を知ることができる。
からの受信に成功した移動局2aの移動履歴に関する情
報を出力する。なお、移動局2aについての移動履歴を
複数の親局1a〜1cから受信した場合には、その中か
ら最新の移動履歴を選択して当該移動履歴に関する情報
を出力する。ユーザは、管理装置C1により出力された
情報により、移動局2aの過去の移動履歴や、現在存在
する位置(いずれの通信可能領域BSA1〜BSA3内
に存するかといった位置)等を知ることができる。
【0059】以上のように、本例の無線LANシステム
では、例えば当該無線LANシステムのネットワーク管
理者(ユーザ)が管理装置C1、C2を操作することに
より、移動局2a〜2fの現在位置を検索することや、
移動局2a〜2fの時系列的な移動軌跡(移動履歴)を
検証すること等ができ、これにより、例えば多数の親局
1a〜1c(通信可能領域BSA1〜BSA3)を備え
る大規模な無線LANシステムを構築する際の機能評価
や、システム稼動後の運用管理を効率的に行うことがで
き、無線LANシステムのネットワーク管理が行い易く
なる。
では、例えば当該無線LANシステムのネットワーク管
理者(ユーザ)が管理装置C1、C2を操作することに
より、移動局2a〜2fの現在位置を検索することや、
移動局2a〜2fの時系列的な移動軌跡(移動履歴)を
検証すること等ができ、これにより、例えば多数の親局
1a〜1c(通信可能領域BSA1〜BSA3)を備え
る大規模な無線LANシステムを構築する際の機能評価
や、システム稼動後の運用管理を効率的に行うことがで
き、無線LANシステムのネットワーク管理が行い易く
なる。
【0060】また、本例の無線LANシステムでは、移
動局2a〜2fが一の親局1a〜1cの通信可能領域B
SA1〜BSA3から他の親局1a〜1cの通信可能領
域BSA1〜BSA3へ移動した際に、当該他の親局1
a〜1cに対して自己の移動履歴を送信するようにした
ため、当該他の親局1a〜1cでは当該移動局2a〜2
fが自己の通信可能領域BSA1〜BSA3へ移動して
きたことを知ることができる。また、当該一の親局1a
〜1cでは所定の時間無通信状態であったことに応じて
当該移動局2a〜2fの移動履歴を削除するようにした
ため、同一の移動局2a〜2fについての移動履歴が複
数の親局1a〜1cにより重複して記憶されてしまうの
を防止することができる。
動局2a〜2fが一の親局1a〜1cの通信可能領域B
SA1〜BSA3から他の親局1a〜1cの通信可能領
域BSA1〜BSA3へ移動した際に、当該他の親局1
a〜1cに対して自己の移動履歴を送信するようにした
ため、当該他の親局1a〜1cでは当該移動局2a〜2
fが自己の通信可能領域BSA1〜BSA3へ移動して
きたことを知ることができる。また、当該一の親局1a
〜1cでは所定の時間無通信状態であったことに応じて
当該移動局2a〜2fの移動履歴を削除するようにした
ため、同一の移動局2a〜2fについての移動履歴が複
数の親局1a〜1cにより重複して記憶されてしまうの
を防止することができる。
【0061】このように、本例の無線LANシステムで
は、移動局2a〜2fの移動履歴の親局1a〜1cへの
登録(記憶)及び削除を効率よく行うことができる。な
お、本例では、例えば移動局2a〜2fが一の親局1a
〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局
1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3へ移動し
たときから所定の時間が経過するまでは、これら両親局
1a〜1cで当該移動局2a〜2fの移動履歴を重複し
て記憶していることが生じ得るが、このような場合であ
っても、管理装置C1、C2では、最新の移動履歴を選
択するようにしたため、最新の移動履歴に基づいて移動
局2a〜2fの位置検出等を行うことができる。
は、移動局2a〜2fの移動履歴の親局1a〜1cへの
登録(記憶)及び削除を効率よく行うことができる。な
お、本例では、例えば移動局2a〜2fが一の親局1a
〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3から他の親局
1a〜1cの通信可能領域BSA1〜BSA3へ移動し
たときから所定の時間が経過するまでは、これら両親局
1a〜1cで当該移動局2a〜2fの移動履歴を重複し
て記憶していることが生じ得るが、このような場合であ
っても、管理装置C1、C2では、最新の移動履歴を選
択するようにしたため、最新の移動履歴に基づいて移動
局2a〜2fの位置検出等を行うことができる。
【0062】また、本例の無線LANシステムは、例え
ば大規模な工場、テナント、オフィスビルのように広域
な場所に適用される場合に特に有効なものであり、ま
た、例えばPHS(Personal Handy Phone system)の
ような公衆網下で無線LANシステムが用いられるよう
な場合にも有効なものであり、このような場合におい
て、移動局2a〜2fの位置検出等を管理装置C1、C
2から効率よく行うことができる。
ば大規模な工場、テナント、オフィスビルのように広域
な場所に適用される場合に特に有効なものであり、ま
た、例えばPHS(Personal Handy Phone system)の
ような公衆網下で無線LANシステムが用いられるよう
な場合にも有効なものであり、このような場合におい
て、移動局2a〜2fの位置検出等を管理装置C1、C
2から効率よく行うことができる。
【0063】ここで、上記したブロードキャスト信号や
送信要求信号やGETリクエストやGETレスポンス等
の信号のフォーマットとしては、必ずしも上記実施例で
示したものに限られず、種々なものが用いられてもよ
い。また、これらの信号を送信するタイミングとしても
種々なタイミングを用いることができる。
送信要求信号やGETリクエストやGETレスポンス等
の信号のフォーマットとしては、必ずしも上記実施例で
示したものに限られず、種々なものが用いられてもよ
い。また、これらの信号を送信するタイミングとしても
種々なタイミングを用いることができる。
【0064】また、システムに備えられる親局や移動局
や管理装置の数や構成についても種々な態様が用いられ
てもよく、また、親局と移動局との間の無線通信に用い
られる通信方式としても種々なものが用いられてもよ
い。また、複数の親局と管理装置とを接続する回線とし
ても種々なものが用いられてもよく、例えば有線の回線
ばかりでなく、無線の回線が用いられてもよい。
や管理装置の数や構成についても種々な態様が用いられ
てもよく、また、親局と移動局との間の無線通信に用い
られる通信方式としても種々なものが用いられてもよ
い。また、複数の親局と管理装置とを接続する回線とし
ても種々なものが用いられてもよく、例えば有線の回線
ばかりでなく、無線の回線が用いられてもよい。
【0065】また、本発明に係る親局や移動局や管理装
置により行われる各種の処理としては、例えばプロセッ
サやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセ
ッサが制御プログラムを実行することにより制御される
態様が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行
するための各機能手段が独立したハードウエア回路とし
て構成される態様が用いられてもよい。また、上記実施
例では、好ましい態様として、本発明に係る無線通信シ
ステムを無線LANシステムに適用した場合を示した
が、本発明は、親局や移動局や管理装置を備える種々な
システムに適用することも可能である。
置により行われる各種の処理としては、例えばプロセッ
サやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセ
ッサが制御プログラムを実行することにより制御される
態様が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行
するための各機能手段が独立したハードウエア回路とし
て構成される態様が用いられてもよい。また、上記実施
例では、好ましい態様として、本発明に係る無線通信シ
ステムを無線LANシステムに適用した場合を示した
が、本発明は、親局や移動局や管理装置を備える種々な
システムに適用することも可能である。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
通信システムによると、管理装置と、当該管理装置と回
線を介して接続される複数の親局と、これら親局の通信
可能領域を移動可能な移動局とを備え、移動局が自己の
移動を検出して自己の移動履歴を親局へ無線送信し、親
局が移動局から受信した移動履歴を当該移動局に対応付
けて記憶し、親局が管理装置からの通知要求に応じて移
動局の移動履歴を管理装置へ送信し、管理装置が親局か
ら受信した移動履歴に関する情報を出力するようにした
ため、例えばネットワーク管理者(ユーザ)は管理装置
を操作するのみで移動局の位置検出や移動追跡等を行う
ことができる。
通信システムによると、管理装置と、当該管理装置と回
線を介して接続される複数の親局と、これら親局の通信
可能領域を移動可能な移動局とを備え、移動局が自己の
移動を検出して自己の移動履歴を親局へ無線送信し、親
局が移動局から受信した移動履歴を当該移動局に対応付
けて記憶し、親局が管理装置からの通知要求に応じて移
動局の移動履歴を管理装置へ送信し、管理装置が親局か
ら受信した移動履歴に関する情報を出力するようにした
ため、例えばネットワーク管理者(ユーザ)は管理装置
を操作するのみで移動局の位置検出や移動追跡等を行う
ことができる。
【0067】また、本発明に係る無線通信システムで
は、移動局が一の親局の通信可能領域から他の親局の通
信可能領域への移動を検出したことに応じて当該他の親
局に対して自己の移動履歴を送信するようにする一方、
当該一の親局が所定の時間無通信状態であった当該移動
局の移動履歴を削除するようにしたため、移動局の移動
履歴の親局への登録(記憶)及び削除を効率よく行うこ
とができる。また、本発明に係る無線通信システムで
は、管理装置が同一の移動局についての移動履歴を複数
の親局から受信した場合に最新の移動履歴を選択するよ
うにしたため、例えばネットワーク管理者(ユーザ)は
最新の移動履歴に関する情報を知ることができる。
は、移動局が一の親局の通信可能領域から他の親局の通
信可能領域への移動を検出したことに応じて当該他の親
局に対して自己の移動履歴を送信するようにする一方、
当該一の親局が所定の時間無通信状態であった当該移動
局の移動履歴を削除するようにしたため、移動局の移動
履歴の親局への登録(記憶)及び削除を効率よく行うこ
とができる。また、本発明に係る無線通信システムで
は、管理装置が同一の移動局についての移動履歴を複数
の親局から受信した場合に最新の移動履歴を選択するよ
うにしたため、例えばネットワーク管理者(ユーザ)は
最新の移動履歴に関する情報を知ることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る無線LANシステムの
一例を示す図である。
一例を示す図である。
【図2】ブロードキャスト信号のフォーマットの一例を
示す図である。
示す図である。
【図3】移動局が記憶する移動履歴のフォーマットの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】送信要求信号のフォーマットの一例を示す図で
ある。
ある。
【図5】親局が記憶する移動局の移動履歴の配置の一例
を示す図である。
を示す図である。
【図6】GETリクエスト−PDUのフォーマットの一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】管理装置による移動局の移動履歴の表示出力の
一例を示す図である。
一例を示す図である。
1a〜1c・・親局、 2a〜2f・・移動局、 3
a、3b・・有線LAN、C1、C2・・管理装置、
BSA1〜BSA3・・通信可能領域、11・・ブロー
ドキャスト信号送信手段、 12・・親局側移動履歴受
信手段、13・・親局側記憶手段、 14・・通知要求
受信手段、15・・親局側移動履歴送信手段、 16・
・削除手段、21・・ブロードキャスト信号受信手段、
22・・移動検出手段、23・・移動局側記憶手段、
24・・移動局側移動履歴送信手段、31・・通知要
求送信手段、 32・・管理側移動履歴受信手段、33
・・出力手段、 34・・選択手段、
a、3b・・有線LAN、C1、C2・・管理装置、
BSA1〜BSA3・・通信可能領域、11・・ブロー
ドキャスト信号送信手段、 12・・親局側移動履歴受
信手段、13・・親局側記憶手段、 14・・通知要求
受信手段、15・・親局側移動履歴送信手段、 16・
・削除手段、21・・ブロードキャスト信号受信手段、
22・・移動検出手段、23・・移動局側記憶手段、
24・・移動局側移動履歴送信手段、31・・通知要
求送信手段、 32・・管理側移動履歴受信手段、33
・・出力手段、 34・・選択手段、
Claims (3)
- 【請求項1】 管理装置と、当該管理装置と回線を介し
て接続される複数の親局と、これら親局の通信可能領域
を移動可能な移動局とを備え、親局がブロードキャスト
信号を無線で送信することにより通信可能領域内に存す
る移動局との間で無線通信する無線通信システムにおい
て、 移動局には、親局からのブロードキャスト信号を受信す
るブロードキャスト信号受信手段と、 親局から受信したブロードキャスト信号に基づいて当該
親局の通信可能領域への他の親局の通信可能領域からの
移動を検出する移動検出手段と、 移動検出手段による検出結果に基づいた自己の移動履歴
を記憶する移動局側記憶手段と、 親局に対して自己の移動履歴を無線で送信する移動局側
移動履歴送信手段と、を備え、 親局には、移動局に対してブロードキャスト信号を無線
送信するブロードキャスト信号送信手段と、 移動局から無線送信される移動履歴を受信する親局側移
動履歴受信手段と、 受信した移動履歴を移動局に対応付けて記憶する親局側
記憶手段と、を備え、 管理装置には、親局に対して移動局の移動履歴の通知要
求を回線を介して送信する通知要求送信手段を備え、 親局には更に、管理装置から送信される通知要求を受信
する通知要求受信手段と、 受信した通知要求に応じて管理装置に対して移動局の移
動履歴を回線を介して送信する親局側移動履歴送信手段
とを備え、 管理装置には更に、親局から送信される移動履歴を受信
する管理側移動履歴受信手段と、 受信した移動履歴に関する情報を出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信システムにお
いて、 移動局の移動局側移動履歴送信手段は、移動検出手段に
より一の親局の通信可能領域から他の親局の通信可能領
域への移動を検出したことに応じて当該他の親局に対し
て自己の移動履歴を送信し、 親局には、所定の時間無通信状態であった移動局の移動
履歴を親局側記憶手段から削除する削除手段を備えたこ
とを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の無線通信
システムにおいて、 管理装置には、同一の移動局についての移動履歴を複数
の親局から受信した場合に最新の移動履歴を選択して当
該移動履歴に関する情報を出力手段により出力させる選
択手段を備えたことを特徴とする無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP11024855A JP2000224645A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 無線通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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- 1999-02-02 JP JP11024855A patent/JP2000224645A/ja active Pending
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