JP2000223867A - ラックマウント装置の実装構造 - Google Patents
ラックマウント装置の実装構造Info
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 5
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電子機器をラックに実装するラッ
クマウント装置の実装構造に関わり、ラックマウント装
置の設置あるいは保守作業時に装置の落下の危険を回避
できる。そして保守作業性の優れた、簡素なラックマウ
ント装置の実装構造を提供する。 【解決手段】 本発明はラックに形成する取付穴に嵌合
するガイドピンを備え、ラックマウント装置をスライド
できるように支えて前記ラックに固定する断面コの字形
アングル部材で溝を形成するレールと、当該レールと噛
み合うと共に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突
起幅を有する凸部を形成する側面板を備えたラックマウ
ント装置とで構成する。
クマウント装置の実装構造に関わり、ラックマウント装
置の設置あるいは保守作業時に装置の落下の危険を回避
できる。そして保守作業性の優れた、簡素なラックマウ
ント装置の実装構造を提供する。 【解決手段】 本発明はラックに形成する取付穴に嵌合
するガイドピンを備え、ラックマウント装置をスライド
できるように支えて前記ラックに固定する断面コの字形
アングル部材で溝を形成するレールと、当該レールと噛
み合うと共に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突
起幅を有する凸部を形成する側面板を備えたラックマウ
ント装置とで構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器をラック
に実装するラックマウント装置の実装構造に関わり、ラ
ックマウント装置の設置あるいは保守作業時に装置の落
下の危険を回避できる。そして保守作業性の優れた、簡
素なラックマウント装置の実装構造の実現に関する。
に実装するラックマウント装置の実装構造に関わり、ラ
ックマウント装置の設置あるいは保守作業時に装置の落
下の危険を回避できる。そして保守作業性の優れた、簡
素なラックマウント装置の実装構造の実現に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示す従来例のラックマウント装置
の実装構造は、ラックマウント装置52をスライドでき
るように支える上部が開放された断面L字形アングル部
材で形成するレール53をラック51に固定し、当該レ
ール53にラックマウント装置52を単に載せる形態を
採っている。しかし当該構造は、ラックマウント装置の
設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のずれに伴う
落下の危険を回避し難い、保守作業性の優れないもので
あり、嵩張る大型のサイズや移動の難しい重量となるラ
ックマウント装置の場合には、細心の注意を配って当該
作業を実行する必要があった。さらに保守作業時には、
ラックマウント装置の上面板を外すためのねじなどの固
定を解くために当該ラックマウント装置を大きく引出
す、あるいは保守作業を行う場所に下ろす必要もあっ
た。このようにラックマウント装置の設置あるいは保守
作業時に装置の落下の危険を回避できる、そして保守作
業性の優れた、簡素なラックマウント装置の実装構造に
は達していなかった。
の実装構造は、ラックマウント装置52をスライドでき
るように支える上部が開放された断面L字形アングル部
材で形成するレール53をラック51に固定し、当該レ
ール53にラックマウント装置52を単に載せる形態を
採っている。しかし当該構造は、ラックマウント装置の
設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のずれに伴う
落下の危険を回避し難い、保守作業性の優れないもので
あり、嵩張る大型のサイズや移動の難しい重量となるラ
ックマウント装置の場合には、細心の注意を配って当該
作業を実行する必要があった。さらに保守作業時には、
ラックマウント装置の上面板を外すためのねじなどの固
定を解くために当該ラックマウント装置を大きく引出
す、あるいは保守作業を行う場所に下ろす必要もあっ
た。このようにラックマウント装置の設置あるいは保守
作業時に装置の落下の危険を回避できる、そして保守作
業性の優れた、簡素なラックマウント装置の実装構造に
は達していなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来の
ラックマウント装置の実装構造における次の問題点の解
決を課題とする。 1)上部が開放された断面L字形アングル部材のレール
をラックに固定し、当該レールにラックマウント装置を
単に載せる形態を採っているため、ラックマウント装置
の設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のずれに伴
う落下の危険を回避し難い、保守作業性の優れないもの
であり、嵩張る大型のサイズや移動の難しい重量となる
ラックマウント装置の場合には、細心の注意を配って当
該作業を実行する必要があり、ラックマウント装置の設
置あるいは保守作業時に安全性に欠けるものであった。 2)さらに保守作業時には、ラックマウント装置の上面
板を外すために当該ラックマウント装置を大きく引出
す、あるいは保守作業を行う場所に下ろす必要もあり前
記の危険を回避し難く、また装置を大きく引出すことや
保守作業場所に下ろすことにより接続ケーブルの扱いが
困難になり、保守作業が煩雑となることもあった。
ラックマウント装置の実装構造における次の問題点の解
決を課題とする。 1)上部が開放された断面L字形アングル部材のレール
をラックに固定し、当該レールにラックマウント装置を
単に載せる形態を採っているため、ラックマウント装置
の設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のずれに伴
う落下の危険を回避し難い、保守作業性の優れないもの
であり、嵩張る大型のサイズや移動の難しい重量となる
ラックマウント装置の場合には、細心の注意を配って当
該作業を実行する必要があり、ラックマウント装置の設
置あるいは保守作業時に安全性に欠けるものであった。 2)さらに保守作業時には、ラックマウント装置の上面
板を外すために当該ラックマウント装置を大きく引出
す、あるいは保守作業を行う場所に下ろす必要もあり前
記の危険を回避し難く、また装置を大きく引出すことや
保守作業場所に下ろすことにより接続ケーブルの扱いが
困難になり、保守作業が煩雑となることもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題を解決
するために、ラックに形成する取付穴に嵌合するガイド
ピンを備え、ラックマウント装置をスライドできるよう
に支えて前記ラックに固定する断面コの字形アングル部
材で溝を形成するレールと、当該レールと噛み合うと共
に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突起幅を有す
る凸部を形成する側面板を備えたラックマウント装置と
で構成したことを特徴とする。この手段によって、溝部
となるレールと、当該レールと噛み合う凸部となる曲面
を持つ側面板とで、構成するラックマウント装置の実装
構造としたため、ラックマウント装置を前方へ移動させ
た際にラックマウント装置とレールとが所定の位置で噛
み合いラックマウント装置の前方方向への移動を阻止
し、前方方向のずれに伴う落下の危険を回避できる。そ
して保守作業性の優れた、簡素なラックマウント装置の
実装構造を提供する。
するために、ラックに形成する取付穴に嵌合するガイド
ピンを備え、ラックマウント装置をスライドできるよう
に支えて前記ラックに固定する断面コの字形アングル部
材で溝を形成するレールと、当該レールと噛み合うと共
に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突起幅を有す
る凸部を形成する側面板を備えたラックマウント装置と
で構成したことを特徴とする。この手段によって、溝部
となるレールと、当該レールと噛み合う凸部となる曲面
を持つ側面板とで、構成するラックマウント装置の実装
構造としたため、ラックマウント装置を前方へ移動させ
た際にラックマウント装置とレールとが所定の位置で噛
み合いラックマウント装置の前方方向への移動を阻止
し、前方方向のずれに伴う落下の危険を回避できる。そ
して保守作業性の優れた、簡素なラックマウント装置の
実装構造を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、図1に示すように本発明で
は、ラック1に形成する取付穴10に嵌合するガイドピ
ン11を備え、ラックマウント装置2をスライドできる
ように支えて前記ラック1に固定する断面コの字形アン
グル部材で溝を形成するレール3と、当該レール3と噛
み合うと共に当該レール3の溝と摺動可能とする所定の
突起幅を有する凸部4を形成する側面板15を備えたラ
ックマウント装置2とで構成した実装構造とした。この
手段によって、ガイドピンによってレールの位置決めを
補助し、ラックマウント装置を前方へ移動させた際にラ
ックマウント装置とレールとが所定の位置で噛み合いラ
ックマウント装置の前方方向への移動を阻止できる作用
を得る。
は、ラック1に形成する取付穴10に嵌合するガイドピ
ン11を備え、ラックマウント装置2をスライドできる
ように支えて前記ラック1に固定する断面コの字形アン
グル部材で溝を形成するレール3と、当該レール3と噛
み合うと共に当該レール3の溝と摺動可能とする所定の
突起幅を有する凸部4を形成する側面板15を備えたラ
ックマウント装置2とで構成した実装構造とした。この
手段によって、ガイドピンによってレールの位置決めを
補助し、ラックマウント装置を前方へ移動させた際にラ
ックマウント装置とレールとが所定の位置で噛み合いラ
ックマウント装置の前方方向への移動を阻止できる作用
を得る。
【0006】次に、図2に示すように本発明では、前記
レール3の溝幅寸法と、前記凸部4の突起幅寸法とは、
略同一値に設定した。この手段によって、レールと噛み
合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラックマウン
ト装置の設置あるいは保守作業時に装置の落下に繋がる
前方へのずれを起こすラックマウント装置の傾斜の発生
を抑制することができる作用を得る。
レール3の溝幅寸法と、前記凸部4の突起幅寸法とは、
略同一値に設定した。この手段によって、レールと噛み
合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラックマウン
ト装置の設置あるいは保守作業時に装置の落下に繋がる
前方へのずれを起こすラックマウント装置の傾斜の発生
を抑制することができる作用を得る。
【0007】また、図3に示すように本発明では、前記
レール3の任意の位置に、内側に突出する突起5aを形
成し、前記側面板15の後端部に、外側に突出する突起
5bを形成し、前記突起5aと突起5bとを干渉させ
て、異常な引出しを防止する構成とした。この手段によ
って、ラックマウント装置を所定の位置まで引出した際
に、突起同士が干渉することでラックマウント装置の前
方への移動を阻止させることができる作用を得る。
レール3の任意の位置に、内側に突出する突起5aを形
成し、前記側面板15の後端部に、外側に突出する突起
5bを形成し、前記突起5aと突起5bとを干渉させ
て、異常な引出しを防止する構成とした。この手段によ
って、ラックマウント装置を所定の位置まで引出した際
に、突起同士が干渉することでラックマウント装置の前
方への移動を阻止させることができる作用を得る。
【0008】さらに、図4に示すように本発明では、前
記レール3の任意の位置に穴16を形成し、前記凸部4
に片持ちばね6を設け、前記穴16と片持ちばね6との
干渉によってラッチ機構を構成した。この手段によっ
て、ラッチ機構があるため、ラッチ機構を解除操作した
後にラックマウント装置を引出すようにする。またラッ
クマウント装置を設置する場合は、ラックマウント装置
を前方から後方の所定位置まで押込むことによりラッチ
機構が働くようにすることができる作用を得る。
記レール3の任意の位置に穴16を形成し、前記凸部4
に片持ちばね6を設け、前記穴16と片持ちばね6との
干渉によってラッチ機構を構成した。この手段によっ
て、ラッチ機構があるため、ラッチ機構を解除操作した
後にラックマウント装置を引出すようにする。またラッ
クマウント装置を設置する場合は、ラックマウント装置
を前方から後方の所定位置まで押込むことによりラッチ
機構が働くようにすることができる作用を得る。
【0009】次に、図5に示すように本発明では、前記
片持ちばね6と、前記穴16とを、複数形成し、前記ラ
ックマウント装置2の引出し状態によってラッチ解除操
作を選択可能とする。この手段によって、ラックマウン
ト装置の保守作業時とラックマウント装置を、ラックよ
り取り外す作業時において、解除するラッチ機構部を異
ならせることができる作用を得る。
片持ちばね6と、前記穴16とを、複数形成し、前記ラ
ックマウント装置2の引出し状態によってラッチ解除操
作を選択可能とする。この手段によって、ラックマウン
ト装置の保守作業時とラックマウント装置を、ラックよ
り取り外す作業時において、解除するラッチ機構部を異
ならせることができる作用を得る。
【0010】また、図6に示すように本発明では、前記
凸部4は、スライドレール12を固定する際の突き当て
部とする。この手段によって、ラックマウント装置の側
面板の凸部が当て板となるため、ラックマウント装置を
スライドできるように支える断面コの字形アングル部材
のレールに代わって、スライドレールを用いた場合でも
スライドレールを固定することができる作用を得る。
凸部4は、スライドレール12を固定する際の突き当て
部とする。この手段によって、ラックマウント装置の側
面板の凸部が当て板となるため、ラックマウント装置を
スライドできるように支える断面コの字形アングル部材
のレールに代わって、スライドレールを用いた場合でも
スライドレールを固定することができる作用を得る。
【0011】さらに、図7に示すように本発明では、前
記ラックマウント装置2は、当該ラックマウント装置2
の背面板8の上部を折り曲げて当該ラックマウント装置
2の上面板7のガイド9を形成し、当該上面板7は、前
記ガイド9と嵌合する構成とした。この手段によって、
ラックマウント装置2の上面板7は、ガイドと嵌合する
ため、ラックマウント装置をラックに収納したままで取
外しできる。また接続ケーブルの扱いを容易にできる作
用を得る。
記ラックマウント装置2は、当該ラックマウント装置2
の背面板8の上部を折り曲げて当該ラックマウント装置
2の上面板7のガイド9を形成し、当該上面板7は、前
記ガイド9と嵌合する構成とした。この手段によって、
ラックマウント装置2の上面板7は、ガイドと嵌合する
ため、ラックマウント装置をラックに収納したままで取
外しできる。また接続ケーブルの扱いを容易にできる作
用を得る。
【0012】また、図8に示すように本発明では、前記
上面板7は、ラックマウント装置2の前面板14を固定
できるように、前面端部に樋部13を形成した。この手
段によって、前面板を樋部13に固定できるようにした
ため、前面端部に樋部13を形成したラックマウント装
置の前面板は、ラックマウント装置をラックに収納した
ままで取外しできる作用を得る。
上面板7は、ラックマウント装置2の前面板14を固定
できるように、前面端部に樋部13を形成した。この手
段によって、前面板を樋部13に固定できるようにした
ため、前面端部に樋部13を形成したラックマウント装
置の前面板は、ラックマウント装置をラックに収納した
ままで取外しできる作用を得る。
【0013】
【実施例】以下、図1ないし図8の本発明に関わる実施
例の図面を参照して説明する。なお、以下において同一
部分は同一記号を付し詳細の説明を省略することがあ
る。
例の図面を参照して説明する。なお、以下において同一
部分は同一記号を付し詳細の説明を省略することがあ
る。
【0014】図1は、本発明の原理図であり、同図
(a)は断面図、同図(b)は上面図である。同図にお
いて、1はラックマウント装置2を棚状に立体的に収納
する支柱と棚で構成するラックであり、支柱は断面L字
形のアングル部材からなる。2はラック1に収納するラ
ックマウント装置である。3はラック1にラックマウン
ト装置2を収納する棚となるレールであり、ラックマウ
ント装置2をスライドできるように支えてラック1の取
付穴10に固定する断面コの字形アングル部材で、溝を
形成している。4はラックマウント装置2の側面を構成
する側面板15の凸部であり、ラックマウント装置2の
側面板15をレール3と噛み合うようにすると共に溝と
摺動可能として設けてある。10はラック1にレール3
を固定する取付穴であり、ラック1にレール3をねじな
どで固定するためにラック1に所定の間隔で形成してい
る。11はラック1にレール3を固定する時の位置決め
ガイドとなるガイドピンであり、奥まった位置のレール
3の取付穴10に嵌合してレール3をラック1への取付
の位置決めガイドとなる、例えばねじをレール3とラッ
ク1との取付のためのフランジに仮止めしたものであ
る。15はラックマウント装置2の側面を構成する側面
板であり、レール3と噛み合う凸部4を形成している。
このことによって、溝部となるレールと、当該レールと
噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラックマ
ウント装置とで構成したラックマウント装置の実装構造
としたため、レールの位置決めを補助し、ラックマウン
ト装置を前方へ移動させた際にラックマウント装置とレ
ールとが所定の位置で噛み合いラックマウント装置の前
方方向への移動を阻止できる。このため、ラックマウン
ト装置の設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のず
れに伴う落下の危険を回避できる。なお、ラックマウン
ト装置の設置を容易にするため、図1(b)のc部に示
すようにレールの前部を断面コの字形の上部を削って開
放したL字形にしても良い。
(a)は断面図、同図(b)は上面図である。同図にお
いて、1はラックマウント装置2を棚状に立体的に収納
する支柱と棚で構成するラックであり、支柱は断面L字
形のアングル部材からなる。2はラック1に収納するラ
ックマウント装置である。3はラック1にラックマウン
ト装置2を収納する棚となるレールであり、ラックマウ
ント装置2をスライドできるように支えてラック1の取
付穴10に固定する断面コの字形アングル部材で、溝を
形成している。4はラックマウント装置2の側面を構成
する側面板15の凸部であり、ラックマウント装置2の
側面板15をレール3と噛み合うようにすると共に溝と
摺動可能として設けてある。10はラック1にレール3
を固定する取付穴であり、ラック1にレール3をねじな
どで固定するためにラック1に所定の間隔で形成してい
る。11はラック1にレール3を固定する時の位置決め
ガイドとなるガイドピンであり、奥まった位置のレール
3の取付穴10に嵌合してレール3をラック1への取付
の位置決めガイドとなる、例えばねじをレール3とラッ
ク1との取付のためのフランジに仮止めしたものであ
る。15はラックマウント装置2の側面を構成する側面
板であり、レール3と噛み合う凸部4を形成している。
このことによって、溝部となるレールと、当該レールと
噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラックマ
ウント装置とで構成したラックマウント装置の実装構造
としたため、レールの位置決めを補助し、ラックマウン
ト装置を前方へ移動させた際にラックマウント装置とレ
ールとが所定の位置で噛み合いラックマウント装置の前
方方向への移動を阻止できる。このため、ラックマウン
ト装置の設置あるいは保守作業時に装置の前方方向のず
れに伴う落下の危険を回避できる。なお、ラックマウン
ト装置の設置を容易にするため、図1(b)のc部に示
すようにレールの前部を断面コの字形の上部を削って開
放したL字形にしても良い。
【0015】図2は、本発明の実施例図である。同図に
おいて、前記図1に示した構成でのラック1に固定した
レール3の溝幅寸法Wrと、前記凸部4の突起幅寸法W
lとは、略同一値に設定した。このことによって、溝幅
寸法と、突起幅寸法とは、略同一値に設定したため、レ
ールと噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラ
ックマウント装置の設置あるいは保守作業時に装置の落
下に繋がる前方へのずれを起こすラックマウント装置の
傾斜の発生を抑制することができ、ラックマウント装置
を引出した時のずれを防止し、落下の危険を回避できる
ようにすることができる。
おいて、前記図1に示した構成でのラック1に固定した
レール3の溝幅寸法Wrと、前記凸部4の突起幅寸法W
lとは、略同一値に設定した。このことによって、溝幅
寸法と、突起幅寸法とは、略同一値に設定したため、レ
ールと噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備えたラ
ックマウント装置の設置あるいは保守作業時に装置の落
下に繋がる前方へのずれを起こすラックマウント装置の
傾斜の発生を抑制することができ、ラックマウント装置
を引出した時のずれを防止し、落下の危険を回避できる
ようにすることができる。
【0016】図3は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)は上面図、同図(b)は突起aの詳細図、同図
(c)は突起bの詳細図、同図(d)は突起aと突起b
との干渉寸前の状態図である。同図において、5aは前
記図1に示した構成でのラックマウント装置2の異常な
引出しを防止する突起であり、図3(b)に示すように
レール3の例えばレール3の前後方向の略中央部の任意
位置に、内側に突出して設けてある。5bは前記図1に
示した構成でのラックマウント装置2の異常な引出しを
防止する突起であり、図3(c)に示すように側面板15
の後端部に、外側に突出して設けてある。なお、突起5
aと突起5bとは図3(d)に示すようにラックマウン
ト装置2を前方へ所定の位置に移動させた際に前記突起
5aと突起5bとが干渉しラックマウント装置2を更に
前方へ移動することを阻止する。このことによって、ラ
ックマウント装置が設置あるいは保守作業時に突起相互
の干渉によって異常な引出しを防止できるため、装置の
落下の危険を回避できるようにすることができる。な
お、レールの任意位置に設けた突起は、図3(e)に示
すように断面コの字形溝の上部を後部は狭く、前部を広
く変えることによる境界の段差の設定によって、形成し
ても良い。また側面板の後端部の突起は、ラックマウン
ト装置の設置後に固定設定しても良い。
図(a)は上面図、同図(b)は突起aの詳細図、同図
(c)は突起bの詳細図、同図(d)は突起aと突起b
との干渉寸前の状態図である。同図において、5aは前
記図1に示した構成でのラックマウント装置2の異常な
引出しを防止する突起であり、図3(b)に示すように
レール3の例えばレール3の前後方向の略中央部の任意
位置に、内側に突出して設けてある。5bは前記図1に
示した構成でのラックマウント装置2の異常な引出しを
防止する突起であり、図3(c)に示すように側面板15
の後端部に、外側に突出して設けてある。なお、突起5
aと突起5bとは図3(d)に示すようにラックマウン
ト装置2を前方へ所定の位置に移動させた際に前記突起
5aと突起5bとが干渉しラックマウント装置2を更に
前方へ移動することを阻止する。このことによって、ラ
ックマウント装置が設置あるいは保守作業時に突起相互
の干渉によって異常な引出しを防止できるため、装置の
落下の危険を回避できるようにすることができる。な
お、レールの任意位置に設けた突起は、図3(e)に示
すように断面コの字形溝の上部を後部は狭く、前部を広
く変えることによる境界の段差の設定によって、形成し
ても良い。また側面板の後端部の突起は、ラックマウン
ト装置の設置後に固定設定しても良い。
【0017】図4は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)は上面図、同図(b)および同図(c)は要部
詳細図である。同図において、6は前記図1に示した構
成でのラックマウント装置2の異常な引出しを防止する
ラッチ機構の一部を構成する片持ちばねであり、ラック
マウント装置2の引出し時のみに穴16と係止する突起
を持ち、前記凸部4の例えば略中央部より前部になる任
意の位置で両側面に設ける。16は前記図1に示した構
成でのラックマウント装置2の異常な引出しを防止する
ラッチ機構の一部を構成するレール3の例えばレール3
の前後方向の略中央部に設けた穴であり、レール3の任
意の位置で両側面に設ける。なお、片持ちばね6と、図
4(b)に示すように穴16との係止および図4(c)
に示すように係止解除によってラッチ機構を構成する。
このことによって、ラッチ機構があるため、ラックマウ
ント装置が設置あるいは保守作業時に片持ちばねを押込
むなどでレールの所定位置の穴と突起との干渉を解除し
ない限り装置の落下の危険を確実に回避できるようにす
ることができる。
図(a)は上面図、同図(b)および同図(c)は要部
詳細図である。同図において、6は前記図1に示した構
成でのラックマウント装置2の異常な引出しを防止する
ラッチ機構の一部を構成する片持ちばねであり、ラック
マウント装置2の引出し時のみに穴16と係止する突起
を持ち、前記凸部4の例えば略中央部より前部になる任
意の位置で両側面に設ける。16は前記図1に示した構
成でのラックマウント装置2の異常な引出しを防止する
ラッチ機構の一部を構成するレール3の例えばレール3
の前後方向の略中央部に設けた穴であり、レール3の任
意の位置で両側面に設ける。なお、片持ちばね6と、図
4(b)に示すように穴16との係止および図4(c)
に示すように係止解除によってラッチ機構を構成する。
このことによって、ラッチ機構があるため、ラックマウ
ント装置が設置あるいは保守作業時に片持ちばねを押込
むなどでレールの所定位置の穴と突起との干渉を解除し
ない限り装置の落下の危険を確実に回避できるようにす
ることができる。
【0018】図5は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)は上面図、同図(b)および同図(c)は要部
詳細図である。同図において、前記図4に示した構成で
のラッチ機構の片持ちばね6と穴16とを、図5(a)
に示すようにA,B,C,Dの位置で複数構成し、A位
置では図5(b)に示すように片持ちばね6と穴16と
を通常ユーザが操作しやすい場所に設定し、B位置では
穴16のみを通常ユーザが操作し難い場所に設定し、C
とD位置では図5(c)に示すように片持ちばね6のみ
を設定し、前記ラックマウント装置2の引出し状態によ
ってラッチ解除操作を行える位置をAまたはB位置に選
択可能とした。ラックマウント装置2の引出し状態別に
ラッチ機構の状態を説明すると次の通りになる。図5
(a)は通常設置状態であり唯一係止しているA位置の
片持ちばね6と穴16との係止解除によってユーザと保
守作業者とがラッチ解除操作を行える。また図5(a)
においてのC位置の片持ちばね6がAおよびBの位置ま
で引出す場合は保守作業者のみがラッチ解除操作を行え
る。さらに図5(a)においてのD位置の片持ちばね6
がAおよびBの位置まで引出す場合も保守作業者のみが
ラッチ解除操作を行いラックマウント装置の取外しを行
える。なお、B位置の穴16は蓋などでユーザが操作で
きない構造にしても良い。このことによって、ラックマ
ウント装置の保守作業時と、ラックより取り外す作業時
に解除するラッチ機構部を通常ユーザが操作し易い場所
と困難な場所とに設定し異ならせることができるため、
当該ラッチ機構の全てを解除しない限り装置の落下の危
険をより確実に回避できるようにすることができる。ま
た、引出しできる範囲を区別することでユーザがラック
マウント装置を所定の位置まで引出して消耗品などの点
検あるいは交換などを許容する場合でもユーザへの危険
も回避することができる。
図(a)は上面図、同図(b)および同図(c)は要部
詳細図である。同図において、前記図4に示した構成で
のラッチ機構の片持ちばね6と穴16とを、図5(a)
に示すようにA,B,C,Dの位置で複数構成し、A位
置では図5(b)に示すように片持ちばね6と穴16と
を通常ユーザが操作しやすい場所に設定し、B位置では
穴16のみを通常ユーザが操作し難い場所に設定し、C
とD位置では図5(c)に示すように片持ちばね6のみ
を設定し、前記ラックマウント装置2の引出し状態によ
ってラッチ解除操作を行える位置をAまたはB位置に選
択可能とした。ラックマウント装置2の引出し状態別に
ラッチ機構の状態を説明すると次の通りになる。図5
(a)は通常設置状態であり唯一係止しているA位置の
片持ちばね6と穴16との係止解除によってユーザと保
守作業者とがラッチ解除操作を行える。また図5(a)
においてのC位置の片持ちばね6がAおよびBの位置ま
で引出す場合は保守作業者のみがラッチ解除操作を行え
る。さらに図5(a)においてのD位置の片持ちばね6
がAおよびBの位置まで引出す場合も保守作業者のみが
ラッチ解除操作を行いラックマウント装置の取外しを行
える。なお、B位置の穴16は蓋などでユーザが操作で
きない構造にしても良い。このことによって、ラックマ
ウント装置の保守作業時と、ラックより取り外す作業時
に解除するラッチ機構部を通常ユーザが操作し易い場所
と困難な場所とに設定し異ならせることができるため、
当該ラッチ機構の全てを解除しない限り装置の落下の危
険をより確実に回避できるようにすることができる。ま
た、引出しできる範囲を区別することでユーザがラック
マウント装置を所定の位置まで引出して消耗品などの点
検あるいは交換などを許容する場合でもユーザへの危険
も回避することができる。
【0019】図6は、本発明の他の実施例図であり、同
図(a)は断面図、同図(b)は上面図である。同図に
おいて、12はスライドレールであり、ラックマウント
装置2の引出しと収納とを少ない力で容易に行えるよう
にローラなどを内蔵したレールとキャリアとを構成す
る。前記図1に示した構成でのラックマウント装置2を
スライドできるように支える断面コの字形アングル部材
のレール3に代わって、当該スライドレール12をラッ
クマウント装置2に固定する場合において、凸部4の一
辺とキャリァの上部とを突き当て固定する。このことに
よって、ラックマウント装置をスライドできるように支
える断面コの字形アングル部材のレールに代わって、ス
ライドレールを用いた場合でも、スライドレールを凸部
の一辺とキャリァの上部とを突き当て固定できるため、
少ない固定個所の設定でもスライドレールを固定する強
度を増加することができる。
図(a)は断面図、同図(b)は上面図である。同図に
おいて、12はスライドレールであり、ラックマウント
装置2の引出しと収納とを少ない力で容易に行えるよう
にローラなどを内蔵したレールとキャリアとを構成す
る。前記図1に示した構成でのラックマウント装置2を
スライドできるように支える断面コの字形アングル部材
のレール3に代わって、当該スライドレール12をラッ
クマウント装置2に固定する場合において、凸部4の一
辺とキャリァの上部とを突き当て固定する。このことに
よって、ラックマウント装置をスライドできるように支
える断面コの字形アングル部材のレールに代わって、ス
ライドレールを用いた場合でも、スライドレールを凸部
の一辺とキャリァの上部とを突き当て固定できるため、
少ない固定個所の設定でもスライドレールを固定する強
度を増加することができる。
【0020】図7は、本発明の他の実施例図であり、断
面図で示す。同図において、7は上面板であり、平板部
材からなり前記図1に示した構成でのラックマウント装
置2の上面を構成する。8は背面板であり、平板部材か
らなりラックマウント装置2の背面を構成する。9はガ
イドであり、ラックマウント装置2の背面板8の上部を
折り曲げて上面板7の後端と嵌合する。このことによっ
て、ラックマウント装置の上面板はねじなどの固定を解
くことなくラックマウント装置をラックに収納したまま
で引き抜き取外しできるため、ラックマウント装置をラ
ックから引出しあるいは保守作業を行う場所に下ろす必
要もなくなり、接続ケーブルの引出しや収納そして余長
処理などの扱いを容易にでき、保守作業性をすぐれたも
のにすることができる。
面図で示す。同図において、7は上面板であり、平板部
材からなり前記図1に示した構成でのラックマウント装
置2の上面を構成する。8は背面板であり、平板部材か
らなりラックマウント装置2の背面を構成する。9はガ
イドであり、ラックマウント装置2の背面板8の上部を
折り曲げて上面板7の後端と嵌合する。このことによっ
て、ラックマウント装置の上面板はねじなどの固定を解
くことなくラックマウント装置をラックに収納したまま
で引き抜き取外しできるため、ラックマウント装置をラ
ックから引出しあるいは保守作業を行う場所に下ろす必
要もなくなり、接続ケーブルの引出しや収納そして余長
処理などの扱いを容易にでき、保守作業性をすぐれたも
のにすることができる。
【0021】図8は、本発明の他の実施例図である。同
図において、13は樋部であり、前記図1に示した構成
での上面板7の前面端部に設け、ラックマウント装置2
の前面板14を上方から引っ掛けて固定できるようにす
る。14は前面板であり、ラックマウント装置2の前面
を構成する。なお、樋部13に指先を引っ掛けて上面板
7を引き抜き取外し易くできるようにすることもでき
る。このことによって、ラックマウント装置の前面板は
ラックマウント装置をラックに収納したままで取外しで
き、上面板も引き抜き取外し易くできるため、ラックマ
ウント装置をラックから引出しあるいは保守作業を行う
場所に下ろす必要もなくなり、保守作業性をよりすぐれ
たものにすることができる。
図において、13は樋部であり、前記図1に示した構成
での上面板7の前面端部に設け、ラックマウント装置2
の前面板14を上方から引っ掛けて固定できるようにす
る。14は前面板であり、ラックマウント装置2の前面
を構成する。なお、樋部13に指先を引っ掛けて上面板
7を引き抜き取外し易くできるようにすることもでき
る。このことによって、ラックマウント装置の前面板は
ラックマウント装置をラックに収納したままで取外しで
き、上面板も引き抜き取外し易くできるため、ラックマ
ウント装置をラックから引出しあるいは保守作業を行う
場所に下ろす必要もなくなり、保守作業性をよりすぐれ
たものにすることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明した本発明は、次の効果が期待
できる。
できる。
【0023】まず、ラックに形成する取付穴に嵌合する
ガイドピンを備え、ラックマウント装置をスライドでき
るように支えて前記ラックに固定する断面コの字形アン
グル部材で溝を形成するレールと、当該レールと噛み合
うと共に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突起幅
を有する凸部を形成する側面板を備えたラックマウント
装置とで構成した。このことで、レールの位置決めを補
助し、ラックマウント装置を前方へ移動させた際にラッ
クマウント装置とレールとが所定の位置で噛み合いラッ
クマウント装置を前方方向への移動を阻止でき、ラック
マウント装置の設置あるいは保守作業時に装置のずれに
伴う落下の危険を回避できる。また凸部となる曲面を持
つ側面板によって簡素な構成で容易に筐体剛性を増すこ
ともでき、ラックマウント装置の設置あるいは保守作業
を効率的に実施できる。
ガイドピンを備え、ラックマウント装置をスライドでき
るように支えて前記ラックに固定する断面コの字形アン
グル部材で溝を形成するレールと、当該レールと噛み合
うと共に当該レールの溝と摺動可能とする所定の突起幅
を有する凸部を形成する側面板を備えたラックマウント
装置とで構成した。このことで、レールの位置決めを補
助し、ラックマウント装置を前方へ移動させた際にラッ
クマウント装置とレールとが所定の位置で噛み合いラッ
クマウント装置を前方方向への移動を阻止でき、ラック
マウント装置の設置あるいは保守作業時に装置のずれに
伴う落下の危険を回避できる。また凸部となる曲面を持
つ側面板によって簡素な構成で容易に筐体剛性を増すこ
ともでき、ラックマウント装置の設置あるいは保守作業
を効率的に実施できる。
【0024】次に、前記レールの溝幅寸法と、前記凸部
の突起幅寸法とは、略同一値に設定した。このことで、
レールと噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備える
ラックマウント装置が設置あるいは保守作業時に装置の
落下に繋がるずれを起こす傾斜の発生を抑制することが
でき、前記の効果に加え、ラックマウント装置が設置あ
るいは保守作業時にずれに伴う落下の危険を回避できる
ようにすることができ、ラックマウント装置の設置ある
いは保守作業の安全性を確保できる。
の突起幅寸法とは、略同一値に設定した。このことで、
レールと噛み合う凸部となる曲面を持つ側面板を備える
ラックマウント装置が設置あるいは保守作業時に装置の
落下に繋がるずれを起こす傾斜の発生を抑制することが
でき、前記の効果に加え、ラックマウント装置が設置あ
るいは保守作業時にずれに伴う落下の危険を回避できる
ようにすることができ、ラックマウント装置の設置ある
いは保守作業の安全性を確保できる。
【0025】また、前記レールの任意の位置に、内側に
突出する突起を形成し、前記側面板の後端部に、外側に
突出する突起を形成し、前記突起と突起とを干渉させ
て、異常な引出しを防止する構成とした。このことで、
ラックマウントを所定の位置まで引出した際に、突起同
士が干渉することで異常な引出しを防止し、前記の効果
に加え、装置の落下の危険を確実に回避できるようにす
ることができ、ラックマウント装置の設置あるいは保守
作業を安全かつ効率的に実施できる。
突出する突起を形成し、前記側面板の後端部に、外側に
突出する突起を形成し、前記突起と突起とを干渉させ
て、異常な引出しを防止する構成とした。このことで、
ラックマウントを所定の位置まで引出した際に、突起同
士が干渉することで異常な引出しを防止し、前記の効果
に加え、装置の落下の危険を確実に回避できるようにす
ることができ、ラックマウント装置の設置あるいは保守
作業を安全かつ効率的に実施できる。
【0026】さらに、前記レールの任意の位置に穴を形
成し、前記凸部に片持ちばねを設け、前記穴と片持ちば
ねとの干渉によってラッチ機構を構成した。このこと
で、ラッチ機構を解除操作した後にラックマウント装置
を引出すようにする。またラックマウント装置を設置す
る場合は、ラックマウント装置を前方から後方の所定位
置まで押込むことによりラッチ機構が働くようにするこ
とができ、前記の効果に加え、ラックマウント装置が設
置あるいは保守作業時に片持ちばねを押込むなどのレー
ルの所定位置の穴と突起との干渉を解除しない限り装置
の落下の危険を確実に回避できるようにすることがで
き、よりラックマウント装置の設置あるいは保守作業を
安全かつ効率的に実施できる。
成し、前記凸部に片持ちばねを設け、前記穴と片持ちば
ねとの干渉によってラッチ機構を構成した。このこと
で、ラッチ機構を解除操作した後にラックマウント装置
を引出すようにする。またラックマウント装置を設置す
る場合は、ラックマウント装置を前方から後方の所定位
置まで押込むことによりラッチ機構が働くようにするこ
とができ、前記の効果に加え、ラックマウント装置が設
置あるいは保守作業時に片持ちばねを押込むなどのレー
ルの所定位置の穴と突起との干渉を解除しない限り装置
の落下の危険を確実に回避できるようにすることがで
き、よりラックマウント装置の設置あるいは保守作業を
安全かつ効率的に実施できる。
【0027】次に、前記片持ちばねと、前記穴とを、複
数形成し、前記ラックマウント装置の引出し状態によっ
てラッチ解除操作を選択可能とする。このことで、ラッ
クマウント装置の引出し状態によってラッチ解除操作を
選択可能としたため、前記の効果に加え、当該ラッチ機
構の全てを解除しない限り装置の落下の危険をより確実
に回避できるようにすることができる。また、引出しで
きる範囲を区別することでユーザがラックマウント装置
を所定の位置まで引出して消耗品などの点検あるいは交
換などを許容する場合でもユーザへの危険も回避するこ
とができ、ラックマウント装置の設置あるいは保守作業
さらにユーザへの消耗品などの点検あるいは交換などを
安全かつ効率的に実施でき操作性を高めることができ
る。
数形成し、前記ラックマウント装置の引出し状態によっ
てラッチ解除操作を選択可能とする。このことで、ラッ
クマウント装置の引出し状態によってラッチ解除操作を
選択可能としたため、前記の効果に加え、当該ラッチ機
構の全てを解除しない限り装置の落下の危険をより確実
に回避できるようにすることができる。また、引出しで
きる範囲を区別することでユーザがラックマウント装置
を所定の位置まで引出して消耗品などの点検あるいは交
換などを許容する場合でもユーザへの危険も回避するこ
とができ、ラックマウント装置の設置あるいは保守作業
さらにユーザへの消耗品などの点検あるいは交換などを
安全かつ効率的に実施でき操作性を高めることができ
る。
【0028】また、前記凸部は、スライドレールを固定
する際の突き当て部として構成した。このことで、ラッ
クマウント装置側面板の凸部がスライドレールを用いた
場合においても、突き当て固定するため、前記の効果に
加え、簡素な構成で少ない固定個所の設定でもスライド
レールを固定する強度を増加することができる。
する際の突き当て部として構成した。このことで、ラッ
クマウント装置側面板の凸部がスライドレールを用いた
場合においても、突き当て固定するため、前記の効果に
加え、簡素な構成で少ない固定個所の設定でもスライド
レールを固定する強度を増加することができる。
【0029】さらに、ラックマウント装置は、当該ラッ
クマウント装置の背面板の上部を折り曲げて当該ラック
マウント装置の上面板のガイドを形成し、当該上面板
は、前記ガイドと嵌合する構成とした。このことで、ラ
ックマウント装置の上面板はラックマウント装置をラッ
クに収納したままで取外しできるため、前記の効果に加
え、ラックマウント装置をラックから引出しあるいは保
守作業を行う場所に下ろす必要もなくなり、接続ケーブ
ルの引出しや収納そして余長処理などの扱いを容易にで
きる、保守作業性をすぐれたものにすることができる。
クマウント装置の背面板の上部を折り曲げて当該ラック
マウント装置の上面板のガイドを形成し、当該上面板
は、前記ガイドと嵌合する構成とした。このことで、ラ
ックマウント装置の上面板はラックマウント装置をラッ
クに収納したままで取外しできるため、前記の効果に加
え、ラックマウント装置をラックから引出しあるいは保
守作業を行う場所に下ろす必要もなくなり、接続ケーブ
ルの引出しや収納そして余長処理などの扱いを容易にで
きる、保守作業性をすぐれたものにすることができる。
【0030】また、前記上面板は、ラックマウント装置
の前面板を固定できるように前面端部に樋部を形成し
た。このことで、ラックマウント装置の前面板もラック
マウント装置をラックに収納したままで容易に取外しで
きるため、前記の効果に加え、ラックマウント装置をラ
ックから引出しあるいは保守作業を行う場所に下ろす必
要もなくなり、保守作業性をよりすぐれたものにするこ
とができる。
の前面板を固定できるように前面端部に樋部を形成し
た。このことで、ラックマウント装置の前面板もラック
マウント装置をラックに収納したままで容易に取外しで
きるため、前記の効果に加え、ラックマウント装置をラ
ックから引出しあるいは保守作業を行う場所に下ろす必
要もなくなり、保守作業性をよりすぐれたものにするこ
とができる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例図である。
【図3】本発明の他の実施例図である。
【図4】本発明の他の実施例図である。
【図5】本発明の他の実施例図である。
【図6】本発明の他の実施例図である。
【図7】本発明の他の実施例図である。
【図8】本発明の他の実施例図である。
【図9】従来例の実施例図である。
1 ラック 2 ラックマウント装置 3 レール 4 凸部 5a 突起 5b 突起 6 片持ちばね 7 上面板 8 背面板 9 ガイド 10 取付穴 11 ガイドピン 12 スライドレール 13 樋部 14 前面板 15 側面板 16 穴
Claims (8)
- 【請求項1】電子機器をラックに実装するラックマウン
ト装置の実装構造において、 ラック(1)に形成する取付穴(10)に嵌合するガイ
ドピン(11)を備え、ラックマウント装置(2)をス
ライドできるように支えて前記ラック(1)に固定する
断面コの字形アングル部材で溝を形成するレール(3)
と、 当該レール(3)と噛み合うと共に当該レール(3)の
溝と摺動可能とする所定の突起幅を有する凸部(4)を
形成する側面板(15)を備えたラックマウント装置
(2)とで構成した、ことを特徴とするラックマウント
装置の実装構造。 - 【請求項2】前記レール(3)の溝幅寸法と、前記凸部
(4)の突起幅寸法とは、略同一値に設定した、ことを
特徴とする請求項1記載のラックマウント装置の実装構
造。 - 【請求項3】前記レール(3)の任意の位置に、内側に
突出する突起(5a)を形成し、前記側面板(15)の
後端部に、外側に突出する突起(5b)を形成し、前記
突起(5a)と突起(5b)とを干渉させて、異常な引
出しを防止する構成とした、ことを特徴とする請求項1
記載のラックマウント装置の実装構造。 - 【請求項4】前記レール(3)の任意の位置に穴(1
6)を形成し、前記凸部(4)に片持ちばね(6)を設
け、前記穴(16)と片持ちばね(6)との干渉によっ
てラッチ機構を構成した、ことを特徴とする請求項1記
載のラックマウント装置の実装構造。 - 【請求項5】前記片持ちばね(6)と、前記穴(16)
とを複数形成し、前記ラックマウント装置(2)の引出
し状態によってラッチ解除操作を選択可能とする、こと
を特徴とする請求項4記載のラックマウント装置の実装
構造。 - 【請求項6】前記凸部(4)は、スライドレール(1
2)を固定する際の突き当て部とする、ことを特徴とす
る請求項1記載のラックマウント装置の実装構造。 - 【請求項7】前記ラックマウント装置(2)は、当該ラ
ックマウント装置(2)の背面板(8)の上部を折り曲
げて当該ラックマウント装置(2)の上面板(7)のガ
イド(9)を形成し、当該上面板(7)は、前記ガイド
(9)と嵌合する構成とした、ことを特徴とする請求項
1記載のラックマウント装置の実装構造。 - 【請求項8】前記上面板(7)は、ラックマウント装置
(2)の前面板(14)を固定できるように、前面端部
に樋部(13)を形成した、ことを特徴とする請求項7
記載のラックマウント装置の実装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025434A JP2000223867A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ラックマウント装置の実装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11025434A JP2000223867A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ラックマウント装置の実装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223867A true JP2000223867A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12165888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11025434A Pending JP2000223867A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | ラックマウント装置の実装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223867A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007081256A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 電子装置 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5459925U (ja) * | 1977-09-27 | 1979-04-25 | ||
JPS58114075U (ja) * | 1982-01-29 | 1983-08-04 | 株式会社東芝 | 電子機器の筐体 |
JPS5972773U (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-17 | 松下電器産業株式会社 | キヤビネツト装置 |
JPS6022052U (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-15 | 株式会社富士通ゼネラル | 無線機の取付装置 |
JPS6061765U (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-30 | 富士通株式会社 | 電子機器用のラツク構造 |
JPS6185187U (ja) * | 1984-11-08 | 1986-06-04 | ||
JPH03295297A (ja) * | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Hitachi Ltd | 車載用機器の脱着装置 |
JPH04109587U (ja) * | 1991-03-05 | 1992-09-22 | 株式会社東芝 | 電子機器の筐体の取付構造 |
JPH08214966A (ja) * | 1995-02-20 | 1996-08-27 | Tokai Kagu Kogyo Kk | 家具及び収納箱の飛び出し防止方法 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11025434A patent/JP2000223867A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007081256A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Toshiba Corp | 電子装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051206 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060509 |