JP2000223673A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高信頼性と高集積化とを実現した昇圧電圧発
生回路を備えた半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 3倍昇圧のポンピング回路において、各
回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧しかかからない
MOSFET及びキャパシタは、それに必要な耐圧を持
つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に2倍の電源電
圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ厚いゲート絶
縁膜とする。
生回路を備えた半導体集積回路装置を提供する。 【解決手段】 3倍昇圧のポンピング回路において、各
回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧しかかからない
MOSFET及びキャパシタは、それに必要な耐圧を持
つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に2倍の電源電
圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ厚いゲート絶
縁膜とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体集積回路
装置に関し、例えば3倍昇圧電圧発生回路を内蔵したダ
イナミック型RAM(ランダム・アクセス・メモリ)に
利用して有効な技術に関するものである。
装置に関し、例えば3倍昇圧電圧発生回路を内蔵したダ
イナミック型RAM(ランダム・アクセス・メモリ)に
利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】基板バックバイアス電圧及び昇圧電圧を
形成するポンピング回路を備えたダイナミック型RAM
に関しては、例えば、特開平3−214669号公報が
ある。
形成するポンピング回路を備えたダイナミック型RAM
に関しては、例えば、特開平3−214669号公報が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】記憶キャパシタとアド
レス選択MOSFETからなるダイナミック型メモリセ
ルにビット線のハイレベルを書き込むとき、ワード線の
選択レベルを上記ビット線のハイレベルに対して、上記
アドレス選択MOSFETのしきい値電圧分だけ昇圧さ
れた高電圧とする必要がある。つまり、ワード線の選択
レベルは、上記ビット線のハイレベルを基準にして決め
られるものである。大記憶容量化による素子の微細化に
伴い、上記アドレス選択MOSFETのゲート酸化膜も
前世代のものに比べて薄膜化され、それに伴いゲート酸
化膜の電界強度が問題となる。
レス選択MOSFETからなるダイナミック型メモリセ
ルにビット線のハイレベルを書き込むとき、ワード線の
選択レベルを上記ビット線のハイレベルに対して、上記
アドレス選択MOSFETのしきい値電圧分だけ昇圧さ
れた高電圧とする必要がある。つまり、ワード線の選択
レベルは、上記ビット線のハイレベルを基準にして決め
られるものである。大記憶容量化による素子の微細化に
伴い、上記アドレス選択MOSFETのゲート酸化膜も
前世代のものに比べて薄膜化され、それに伴いゲート酸
化膜の電界強度が問題となる。
【0004】例えば、外部端子から供給された電源電圧
VDDを3.3V程度に低くし、かつ、センスアンプの
動作電圧を2.2V程度に降圧する。これにより、上記
ワード線の選択レベルを約3.8Vのように低く抑える
ようにすることができる。この場合、理論的には2倍の
昇圧回路を用いても上記3.8V程度の昇圧電圧を得る
ことができるが、上記電源電圧VDDは比較的大きな変
動幅が許容されるものであり、電源電圧VDDが2.2
V付近まで低下した状態においも、比較的大きな駆動電
流を必要とするワード線選択動作に上記3.8Vのよう
な昇圧電圧VPPを安定的に確保するにはそれなりの電
流供給能力が必要であり、3倍の昇圧電圧を形成するポ
ンピング回路を用いるようにするとよい。
VDDを3.3V程度に低くし、かつ、センスアンプの
動作電圧を2.2V程度に降圧する。これにより、上記
ワード線の選択レベルを約3.8Vのように低く抑える
ようにすることができる。この場合、理論的には2倍の
昇圧回路を用いても上記3.8V程度の昇圧電圧を得る
ことができるが、上記電源電圧VDDは比較的大きな変
動幅が許容されるものであり、電源電圧VDDが2.2
V付近まで低下した状態においも、比較的大きな駆動電
流を必要とするワード線選択動作に上記3.8Vのよう
な昇圧電圧VPPを安定的に確保するにはそれなりの電
流供給能力が必要であり、3倍の昇圧電圧を形成するポ
ンピング回路を用いるようにするとよい。
【0005】しかしながら、このようなポンピング回路
内部においては電源電圧の3倍もの昇圧電圧を形成する
ものであり、昇圧回路を構成するMOSFET及びMO
Sキャパシタのゲート絶縁膜の破壊を防止するためにゲ
ート絶縁膜を厚く形成することが必要となる。この結
果、MOSFETにおいてはオン状態での電流が小さく
なり、MOSキャパシタにおいては容量値が小さくな
る。したがって、ダブルブースト型のポンピング回路で
は、必要な電流供給能力及び容量値を得るために各素子
のサイズを大きく形成しなければならないという問題が
生じるものである。
内部においては電源電圧の3倍もの昇圧電圧を形成する
ものであり、昇圧回路を構成するMOSFET及びMO
Sキャパシタのゲート絶縁膜の破壊を防止するためにゲ
ート絶縁膜を厚く形成することが必要となる。この結
果、MOSFETにおいてはオン状態での電流が小さく
なり、MOSキャパシタにおいては容量値が小さくな
る。したがって、ダブルブースト型のポンピング回路で
は、必要な電流供給能力及び容量値を得るために各素子
のサイズを大きく形成しなければならないという問題が
生じるものである。
【0006】この発明の目的は、高信頼性と高集積化と
を実現した昇圧電圧発生回路を備えた半導体集積回路装
置を提供することにある。この発明の前記ならびにその
ほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付
図面から明らかになるであろう。
を実現した昇圧電圧発生回路を備えた半導体集積回路装
置を提供することにある。この発明の前記ならびにその
ほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付
図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、3倍昇圧のポンピング回路
において、各回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧し
かかからないMOSFET及びキャパシタは、それに必
要な耐圧を持つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に
2倍の電源電圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ
厚いゲート絶縁膜とする。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、3倍昇圧のポンピング回路
において、各回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧し
かかからないMOSFET及びキャパシタは、それに必
要な耐圧を持つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に
2倍の電源電圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ
厚いゲート絶縁膜とする。
【0008】
【発明の実施の形態】図1には、この発明に係る昇圧電
圧回路に用いられる3倍昇圧動作を行うポンピング回路
の一実施例の回路図が示されている。同図においてPチ
ャンネル型MOSFETは、MOSFETQ1のように
ゲート電極部に〇印を付することによってNチャンネル
型MOSFETと区別される。また、チャンネル部分を
太い線で示したものは厚いゲート絶縁膜であることを示
し、細い線で示したものは薄いゲート絶縁膜であること
を示している。
圧回路に用いられる3倍昇圧動作を行うポンピング回路
の一実施例の回路図が示されている。同図においてPチ
ャンネル型MOSFETは、MOSFETQ1のように
ゲート電極部に〇印を付することによってNチャンネル
型MOSFETと区別される。また、チャンネル部分を
太い線で示したものは厚いゲート絶縁膜であることを示
し、細い線で示したものは薄いゲート絶縁膜であること
を示している。
【0009】発振パルスOSCTとOSCBとは互いに
逆相のパルスであり、この実施例のポンピング回路の概
略は、出力すべき昇圧電圧を形成する第1の昇圧回路
と、上記第1の昇圧回路を構成する各スイッチMOSF
ETのスイッチ制御信号を形成するための第2の昇圧回
路とが組み合わされて構成される。発振パルスOSCT
は、インバータ回路IV1を通してPチャンネル型MO
SFETQ1とNチャンネル型MOSFETQ2からな
るCMOSインバータ回路の入力ノードN3に伝えられ
る。
逆相のパルスであり、この実施例のポンピング回路の概
略は、出力すべき昇圧電圧を形成する第1の昇圧回路
と、上記第1の昇圧回路を構成する各スイッチMOSF
ETのスイッチ制御信号を形成するための第2の昇圧回
路とが組み合わされて構成される。発振パルスOSCT
は、インバータ回路IV1を通してPチャンネル型MO
SFETQ1とNチャンネル型MOSFETQ2からな
るCMOSインバータ回路の入力ノードN3に伝えられ
る。
【0010】上記インバータ回路IV1の出力信号は、
インバータ回路IV2を介してMOSキャパシタC1の
一方の電極(ノードN1)に供給される。このMOSキ
ャパシタC1の他方の電極(ノードN2)と電源電圧V
DDとの間には、プリチャージ用のMOSFETQ3が
設けられる。上記インバータ回路IV2、MOSキャパ
シタ及びMOSFETQ3からなる昇圧回路で形成され
た昇圧電圧(2VDD)は、上記Pチャンネル型MOS
FETQ1のソースに供給され、上記MOSFETQ1
とQ2からなるCMOSインバータ回路の動作電圧とさ
れる。上記MOSFETQ1は、独立したN型ウェル領
域に形成され、かかるN型ウェル領域はソースと接続さ
れている。回路図では、MOSFETQ1のソースとチ
ャンネル部分とが共通化されているように示されてい
る。
インバータ回路IV2を介してMOSキャパシタC1の
一方の電極(ノードN1)に供給される。このMOSキ
ャパシタC1の他方の電極(ノードN2)と電源電圧V
DDとの間には、プリチャージ用のMOSFETQ3が
設けられる。上記インバータ回路IV2、MOSキャパ
シタ及びMOSFETQ3からなる昇圧回路で形成され
た昇圧電圧(2VDD)は、上記Pチャンネル型MOS
FETQ1のソースに供給され、上記MOSFETQ1
とQ2からなるCMOSインバータ回路の動作電圧とさ
れる。上記MOSFETQ1は、独立したN型ウェル領
域に形成され、かかるN型ウェル領域はソースと接続さ
れている。回路図では、MOSFETQ1のソースとチ
ャンネル部分とが共通化されているように示されてい
る。
【0011】上記MOSFETQ1とQ2からなるCM
OSインバータ回路の出力信号は、MOSキャパシタC
3の一方の電極(ノードN4)に供給される。このMO
SキャパシタC4の他方の電極(ノードN5)と電源電
圧VDDとの間には、Pチャンネル型のプリチャージM
OSFETQ5が設けらる。また、上記ノードN5で形
成された3倍昇圧電圧3VDDを昇圧出力端子VPPに
伝えるはPチャンネル型の出力スイッチMOSFETQ
11が設けられる。
OSインバータ回路の出力信号は、MOSキャパシタC
3の一方の電極(ノードN4)に供給される。このMO
SキャパシタC4の他方の電極(ノードN5)と電源電
圧VDDとの間には、Pチャンネル型のプリチャージM
OSFETQ5が設けらる。また、上記ノードN5で形
成された3倍昇圧電圧3VDDを昇圧出力端子VPPに
伝えるはPチャンネル型の出力スイッチMOSFETQ
11が設けられる。
【0012】発振パルスOSCTがロウレベルのとき、
インバータ回路IV1の出力信号がハイレベルに、イン
バータ回路IV2の出力信号がロウレベルとなり、MO
SキャパシタC1には、このときにオン状態にされるプ
リチャージMOSFETQ3を通してVDDにプリチャ
ージされる。上記インバータ回路IV1の出力信号のハ
イレベルにより、Nチャンネル型MOSFETQ2がオ
ン状態となってノードN4をロウレベルにしている。こ
のとき、Nチャンネル型のプリチャージMOSFETQ
5がオン状態となって、MOSキャパシタC3には電源
電圧VDDにプリチャージされる。
インバータ回路IV1の出力信号がハイレベルに、イン
バータ回路IV2の出力信号がロウレベルとなり、MO
SキャパシタC1には、このときにオン状態にされるプ
リチャージMOSFETQ3を通してVDDにプリチャ
ージされる。上記インバータ回路IV1の出力信号のハ
イレベルにより、Nチャンネル型MOSFETQ2がオ
ン状態となってノードN4をロウレベルにしている。こ
のとき、Nチャンネル型のプリチャージMOSFETQ
5がオン状態となって、MOSキャパシタC3には電源
電圧VDDにプリチャージされる。
【0013】発振パルスOSCTがロウレベルからハイ
レベルに変化すると、インバータ回路IV2の出力信号
(ノードN1)は、電源電圧VDDのようなハイレベル
となり、このときプリチャージMOSFETQ3がオフ
状態となり、ノードN2の電位は2VDDのような昇圧
電圧にされる。上記インバータ回路IV1の出力信号の
ロウレベルにより、Pチャンネル型MOSFETQ1が
オン状態となり、ノードN2の昇圧電圧2VDDをノー
ドN4に伝える。この結果、MOSキャパシタC3の他
方の電極のノードN5の電位は、上記インバータ回路I
V2の出力電圧VDDと、MOSキャパシタC1に保持
された電圧VDD及びMOSキャパシタC3に保持され
た電圧VDDとが加算されて電源電圧VDDの3倍にさ
れた昇圧電圧3VDDが形成される。
レベルに変化すると、インバータ回路IV2の出力信号
(ノードN1)は、電源電圧VDDのようなハイレベル
となり、このときプリチャージMOSFETQ3がオフ
状態となり、ノードN2の電位は2VDDのような昇圧
電圧にされる。上記インバータ回路IV1の出力信号の
ロウレベルにより、Pチャンネル型MOSFETQ1が
オン状態となり、ノードN2の昇圧電圧2VDDをノー
ドN4に伝える。この結果、MOSキャパシタC3の他
方の電極のノードN5の電位は、上記インバータ回路I
V2の出力電圧VDDと、MOSキャパシタC1に保持
された電圧VDD及びMOSキャパシタC3に保持され
た電圧VDDとが加算されて電源電圧VDDの3倍にさ
れた昇圧電圧3VDDが形成される。
【0014】上記3倍昇圧時に同期してPチャンネル型
MOSFETQ11がオン状態となり、上記昇圧電圧3
VPPを出力端子VPPに設けられる寄生容量に伝えら
れる。出力端子VPPには、図示しないワード線駆動回
路等の負荷回路の寄生容量、つまり、配線容量やワード
線駆動回路が形成されるPチャンネル型MOSFETが
形成されるN型ウェル領域等のPN接合容量等からなる
寄生容量が接続されるものであり、上記昇圧電圧VPP
を保持している。ダイオード接続のNチャンネル型MO
SFETQ12は、電源投入時に上記出力端子VPPに
接続される上記のような寄生容量を電源電圧VDDによ
りチャージアップさせる。
MOSFETQ11がオン状態となり、上記昇圧電圧3
VPPを出力端子VPPに設けられる寄生容量に伝えら
れる。出力端子VPPには、図示しないワード線駆動回
路等の負荷回路の寄生容量、つまり、配線容量やワード
線駆動回路が形成されるPチャンネル型MOSFETが
形成されるN型ウェル領域等のPN接合容量等からなる
寄生容量が接続されるものであり、上記昇圧電圧VPP
を保持している。ダイオード接続のNチャンネル型MO
SFETQ12は、電源投入時に上記出力端子VPPに
接続される上記のような寄生容量を電源電圧VDDによ
りチャージアップさせる。
【0015】上記プリチャージMOSFETQ3、Q5
及び上記出力スイッチMOSFETQ11のスイッチ制
御のために、発振パルスOSCBを入力とする昇圧電圧
発生回路が設けられる。つまり、MOSキャパシタC1
とC3をプリチャージするプリチャージMOSFETQ
3とQ5のゲート電圧を電源電圧VDDのようなハイレ
ベルにすると、ノードN2とN5の電位はVDD−Vth
(MOSFETQ3、Q5のそれぞれのしきい値電圧)
のように低下してしまう。そこで、発振パルスOSCB
をインバータ回路IV7及びIV8を通してMOSキャ
パシタC5に供給し、ダイオード形態のMOSFETQ
9によりプリチャージされた電圧を加算して、2VDD
−Vthのような昇圧電圧を形成して上記MOSFETQ
3とQ5のゲートに供給する。
及び上記出力スイッチMOSFETQ11のスイッチ制
御のために、発振パルスOSCBを入力とする昇圧電圧
発生回路が設けられる。つまり、MOSキャパシタC1
とC3をプリチャージするプリチャージMOSFETQ
3とQ5のゲート電圧を電源電圧VDDのようなハイレ
ベルにすると、ノードN2とN5の電位はVDD−Vth
(MOSFETQ3、Q5のそれぞれのしきい値電圧)
のように低下してしまう。そこで、発振パルスOSCB
をインバータ回路IV7及びIV8を通してMOSキャ
パシタC5に供給し、ダイオード形態のMOSFETQ
9によりプリチャージされた電圧を加算して、2VDD
−Vthのような昇圧電圧を形成して上記MOSFETQ
3とQ5のゲートに供給する。
【0016】上記キャパシタC1とC3に伝えられる上
記発振パルスOSCTと上記キャパシタC5に伝えられ
る上記発振パルスOSCBとは、互いに逆相の関係にあ
るので、上記MOSキャパシタC1とC3をプリチャー
ジするとき、つまり、プリチャージMOSFETQ3と
Q5をオン状態にさせるときに、MOSキャパシタC5
により昇圧電圧を形成することができる。
記発振パルスOSCTと上記キャパシタC5に伝えられ
る上記発振パルスOSCBとは、互いに逆相の関係にあ
るので、上記MOSキャパシタC1とC3をプリチャー
ジするとき、つまり、プリチャージMOSFETQ3と
Q5をオン状態にさせるときに、MOSキャパシタC5
により昇圧電圧を形成することができる。
【0017】発振パルスOSCBを受けるインバータ回
路IV5とIV6及びMOSキャパシタC4と、Pチャ
ンネル型MOSFETQ6とNチャンネル型MOSFE
TQ7からなるCMOSインバータ回路と、MOSキャ
パシタC6とプリチャージMOSFETQ10は、3倍
の昇圧電圧3VDDを形成する昇圧回路であり、上記出
力MOSFETQ11のゲートに供給される制御信号を
形成する。つまり、ノードN4をプリチャージすると
き、Pチャンネル型MOSFETQ11のゲート電圧を
昇圧電圧3VDDにしてMOSFETQ11をオフ状態
にし、出力端子VPP側から上記ノードN4側に電荷が
抜けてしまうのを防止する。
路IV5とIV6及びMOSキャパシタC4と、Pチャ
ンネル型MOSFETQ6とNチャンネル型MOSFE
TQ7からなるCMOSインバータ回路と、MOSキャ
パシタC6とプリチャージMOSFETQ10は、3倍
の昇圧電圧3VDDを形成する昇圧回路であり、上記出
力MOSFETQ11のゲートに供給される制御信号を
形成する。つまり、ノードN4をプリチャージすると
き、Pチャンネル型MOSFETQ11のゲート電圧を
昇圧電圧3VDDにしてMOSFETQ11をオフ状態
にし、出力端子VPP側から上記ノードN4側に電荷が
抜けてしまうのを防止する。
【0018】これらの各回路は、発振パルスOSCBが
上記発振パルスOSCTに対して逆相であることを除い
て前記出力すべき3倍の昇圧電圧を形成する回路と同様
な回路から構成される。したがって、上記スイッチ制御
信号を形成する昇圧回路においても、プリチャージMO
SFETQ8及びQ10のスイッチ制御のための昇圧電
圧を必要とするものであり、上記発振パルスOSCTを
受けるインバータ回路IV3とIV4、MOSキャパシ
タC2とダイオード形態のプリチャージMOSFETQ
4からなる昇圧回路が設けられる。
上記発振パルスOSCTに対して逆相であることを除い
て前記出力すべき3倍の昇圧電圧を形成する回路と同様
な回路から構成される。したがって、上記スイッチ制御
信号を形成する昇圧回路においても、プリチャージMO
SFETQ8及びQ10のスイッチ制御のための昇圧電
圧を必要とするものであり、上記発振パルスOSCTを
受けるインバータ回路IV3とIV4、MOSキャパシ
タC2とダイオード形態のプリチャージMOSFETQ
4からなる昇圧回路が設けられる。
【0019】上記MOSキャパシタC1ないしC6は、
特に制限されないが、N型ウェル内に形成されたNチャ
ンネル型MOSFET、つまり、ディプレッション型M
OSFETであり、そのゲートと基板(ソース,ドレイ
ン)とのMOS容量で構成される。そして、これらのゲ
ート絶縁膜は、同図のように薄いゲート絶縁膜とされ
る。
特に制限されないが、N型ウェル内に形成されたNチャ
ンネル型MOSFET、つまり、ディプレッション型M
OSFETであり、そのゲートと基板(ソース,ドレイ
ン)とのMOS容量で構成される。そして、これらのゲ
ート絶縁膜は、同図のように薄いゲート絶縁膜とされ
る。
【0020】図2には、この発明に係る昇圧回路の動作
を説明するためのタイミング図が示されている。発振パ
ルスOSCTとOSCBとは、一方がハイレベルのとき
には他方がロウレベルなるような相補の関係、言い換え
るならば、互いに逆位の関係にある。発振パルスOSC
Tがロウレベルで、OSCBがハイレベルのときには、
キャパシタC1に関連するノードN1はロウレベルに、
ノードN2はプリチャージMOSFETQ3のオン状態
により電源電圧VDDにされている。同様に、キャパシ
タC3に関連するノードN4はロウレベルに、ノードN
5はプリチャージMOSFETQ5のオン状態により電
源電圧VDDにされている。したがって、上記のような
プリチャージタイミングでは、キャパシタC1とC3に
は、上記電源電圧VDDに対応した電位差しか生じない
し、MOSFETQ1のゲートとソースとは、同電位に
されている。
を説明するためのタイミング図が示されている。発振パ
ルスOSCTとOSCBとは、一方がハイレベルのとき
には他方がロウレベルなるような相補の関係、言い換え
るならば、互いに逆位の関係にある。発振パルスOSC
Tがロウレベルで、OSCBがハイレベルのときには、
キャパシタC1に関連するノードN1はロウレベルに、
ノードN2はプリチャージMOSFETQ3のオン状態
により電源電圧VDDにされている。同様に、キャパシ
タC3に関連するノードN4はロウレベルに、ノードN
5はプリチャージMOSFETQ5のオン状態により電
源電圧VDDにされている。したがって、上記のような
プリチャージタイミングでは、キャパシタC1とC3に
は、上記電源電圧VDDに対応した電位差しか生じない
し、MOSFETQ1のゲートとソースとは、同電位に
されている。
【0021】発振パルスOSCTがハイレベルに、OS
CBがロウレベルに変化すると、キャパシタC1に関連
するノードN1は、インバータ回路IV2のハイレベル
(VDD)の出力信号が供給される。したがって、ノー
ドN2の電位は、上記ハイレベルの出力信号にキャパシ
タC1に保持された電圧VDDが加算された2VDDの
ような昇圧電圧にされる。しかしながら、キャパシタC
1の両電極間にの電位差はVDDのままであり、MOS
キャパシタのゲート絶縁膜には係る電圧VDDしか印加
されない。キャパシタC3に関連するノードN4は、イ
ンバータ回路IV1の出力信号のロウレベルによりオン
状態にされるPチャンネル型MOSFETQ1を通して
上記昇圧電圧2VDDが伝えられる。したがって、ノー
ドN5の電位は、上記昇圧電圧2VDDにキャパシタC
3に保持された電圧VDDが加算された3VDDのよう
な昇圧電圧にされる。しかしながら、キャパシタC1の
両電極間にの電位差はVDDのままであり、MOSキャ
パシタのゲート絶縁膜には係る電圧VDDしか印加され
ない。
CBがロウレベルに変化すると、キャパシタC1に関連
するノードN1は、インバータ回路IV2のハイレベル
(VDD)の出力信号が供給される。したがって、ノー
ドN2の電位は、上記ハイレベルの出力信号にキャパシ
タC1に保持された電圧VDDが加算された2VDDの
ような昇圧電圧にされる。しかしながら、キャパシタC
1の両電極間にの電位差はVDDのままであり、MOS
キャパシタのゲート絶縁膜には係る電圧VDDしか印加
されない。キャパシタC3に関連するノードN4は、イ
ンバータ回路IV1の出力信号のロウレベルによりオン
状態にされるPチャンネル型MOSFETQ1を通して
上記昇圧電圧2VDDが伝えられる。したがって、ノー
ドN5の電位は、上記昇圧電圧2VDDにキャパシタC
3に保持された電圧VDDが加算された3VDDのよう
な昇圧電圧にされる。しかしながら、キャパシタC1の
両電極間にの電位差はVDDのままであり、MOSキャ
パシタのゲート絶縁膜には係る電圧VDDしか印加され
ない。
【0022】上記昇圧出力タイミングでは、Pチャンネ
ル型MOSFETQ1のゲートには、ノードN3のロウ
レベルが供給され、ゲートには昇圧電圧2VDDが印加
される。このときに、オフ状態にされるNチャンネル型
MOSFETQ2においてもゲートとドレインとの間に
は、やはり上記と同様に2VDDのような大きな電圧が
印加されている。そして、プリチャージMOSFETQ
5においては、上記昇圧タイミングでは、ノードN5の
電位が3VDDであるので、ゲートとの間で約2VDD
のような高電圧が印加されている。出力MOSFETQ
11は、出力タイミングでは、ゲートにMOSFETQ
10を通した電源電圧VDDが供給されているので、ゲ
ート絶縁膜には最大で約2VDDの電圧が印加される。
ル型MOSFETQ1のゲートには、ノードN3のロウ
レベルが供給され、ゲートには昇圧電圧2VDDが印加
される。このときに、オフ状態にされるNチャンネル型
MOSFETQ2においてもゲートとドレインとの間に
は、やはり上記と同様に2VDDのような大きな電圧が
印加されている。そして、プリチャージMOSFETQ
5においては、上記昇圧タイミングでは、ノードN5の
電位が3VDDであるので、ゲートとの間で約2VDD
のような高電圧が印加されている。出力MOSFETQ
11は、出力タイミングでは、ゲートにMOSFETQ
10を通した電源電圧VDDが供給されているので、ゲ
ート絶縁膜には最大で約2VDDの電圧が印加される。
【0023】上記昇圧電圧VPPを形成する第1の昇圧
回路を構成するプリチャージMOSFETや出力MOS
FETのスイッチ制御信号を形成する第2の昇圧回路に
おいても、同じ回路構成の昇圧回路を用いており、それ
ぞれに印加される電圧も上記と同様である。
回路を構成するプリチャージMOSFETや出力MOS
FETのスイッチ制御信号を形成する第2の昇圧回路に
おいても、同じ回路構成の昇圧回路を用いており、それ
ぞれに印加される電圧も上記と同様である。
【0024】実際の昇圧動作では、上記ノードN2,N
4及びN5の電位は、出力MOSFETQ11のオン状
態による出力容量(寄生容量)とのチャージシェアによ
り低下するものであり、前記のようにワード線の選択レ
ベルに対応して昇圧電圧VPPを3.8Vにする場合に
は、出力端子VPPの電位の平均値は3.8V程度であ
るので、上記発振パルスOSCTがハイレベルの全期間
に、上記電圧差の状態が維持されるというものではな
い。ただし、上記第2の昇圧回路においては、昇圧回路
の負荷がMOSFETであるので、図2に示したような
電位差が各MOSFETやキャパシタのゲート絶縁膜に
印加されるものである。
4及びN5の電位は、出力MOSFETQ11のオン状
態による出力容量(寄生容量)とのチャージシェアによ
り低下するものであり、前記のようにワード線の選択レ
ベルに対応して昇圧電圧VPPを3.8Vにする場合に
は、出力端子VPPの電位の平均値は3.8V程度であ
るので、上記発振パルスOSCTがハイレベルの全期間
に、上記電圧差の状態が維持されるというものではな
い。ただし、上記第2の昇圧回路においては、昇圧回路
の負荷がMOSFETであるので、図2に示したような
電位差が各MOSFETやキャパシタのゲート絶縁膜に
印加されるものである。
【0025】このように昇圧電圧発生回路を構成する各
素子において、それぞれに印加される電圧は、VDDと
2VDDの2種類に分けられる。それ故、各素子に印加
される電圧に対応し、VDDしか印加されないMOSF
ET及びMOSキャパシタは、ゲート絶縁膜を薄く形成
し、MOSFETにおいてはオン状態での動作電流を大
きくし、MOSキャパシタにおいては小さな専有面積で
大きな容量値を確保するものである。
素子において、それぞれに印加される電圧は、VDDと
2VDDの2種類に分けられる。それ故、各素子に印加
される電圧に対応し、VDDしか印加されないMOSF
ET及びMOSキャパシタは、ゲート絶縁膜を薄く形成
し、MOSFETにおいてはオン状態での動作電流を大
きくし、MOSキャパシタにおいては小さな専有面積で
大きな容量値を確保するものである。
【0026】これに対して、上記2VDDのような大き
な電圧が印加される上記第1の昇圧回路のMOSFET
Q1,Q2及びQ5、Q11とQ12や、第2の昇圧回
路のMOSFETQ6、Q7及びQ10は、ゲート絶縁
膜が厚く形成されてゲート絶縁破壊を防止するようにさ
れる。これより、昇圧電圧発生回路においては、必要な
素子耐圧を確保しつつ、小さな素子サイズにより所望の
電流供給能力を持つようにすることができる。
な電圧が印加される上記第1の昇圧回路のMOSFET
Q1,Q2及びQ5、Q11とQ12や、第2の昇圧回
路のMOSFETQ6、Q7及びQ10は、ゲート絶縁
膜が厚く形成されてゲート絶縁破壊を防止するようにさ
れる。これより、昇圧電圧発生回路においては、必要な
素子耐圧を確保しつつ、小さな素子サイズにより所望の
電流供給能力を持つようにすることができる。
【0027】図3には、この発明に係る昇圧電圧発生回
路が搭載されたダイナミック型RAMの一実施例の全体
概略ブロック図が示されている。アドレス端子Aiから
時分割的に入力されたアドレス信号は、アドレスバッフ
ァ101に取り込まれる。アドレスバッファ101は、
Xアドレスバッファ(X ADDRESS BUFFER) とYアドレス
バッファ(Y ADDRESS BUFFER) から構成され、時分割的
にアドレス端子Aiから入力されたそれぞれのアドレス
信号を取り込むようにする。
路が搭載されたダイナミック型RAMの一実施例の全体
概略ブロック図が示されている。アドレス端子Aiから
時分割的に入力されたアドレス信号は、アドレスバッフ
ァ101に取り込まれる。アドレスバッファ101は、
Xアドレスバッファ(X ADDRESS BUFFER) とYアドレス
バッファ(Y ADDRESS BUFFER) から構成され、時分割的
にアドレス端子Aiから入力されたそれぞれのアドレス
信号を取り込むようにする。
【0028】上記Xアドレスバッファに取り込まれたX
アドレス信号は、Xラッチ(XLATCH) とプリデコーダ(P
RE-DEC) 102に伝えられる。上記Yアドレスバッファ
に取り込まれたYアドレス信号は、Yラッチ(YLATCH)
とプリデコーダ(PRE-DEC) 103を介してYデコーダ(Y
DEC)104に供給される。上記Yアドレスの一部の信号
は、ワード線選択回路105に含まれるマット制御回路
(MAT CONTROL) や、増幅回路(WA/MA)114、リードラ
イト制御回路(R/W CONTROL) 110にも供給される。上
記ワード線選択回路105は、上記マット制御回路とX
デコーダ(XDEC)から構成される。メモリ部は、メモリマ
ット(MAT) 106と、センスアンプ(SA)107から構成
される。
アドレス信号は、Xラッチ(XLATCH) とプリデコーダ(P
RE-DEC) 102に伝えられる。上記Yアドレスバッファ
に取り込まれたYアドレス信号は、Yラッチ(YLATCH)
とプリデコーダ(PRE-DEC) 103を介してYデコーダ(Y
DEC)104に供給される。上記Yアドレスの一部の信号
は、ワード線選択回路105に含まれるマット制御回路
(MAT CONTROL) や、増幅回路(WA/MA)114、リードラ
イト制御回路(R/W CONTROL) 110にも供給される。上
記ワード線選択回路105は、上記マット制御回路とX
デコーダ(XDEC)から構成される。メモリ部は、メモリマ
ット(MAT) 106と、センスアンプ(SA)107から構成
される。
【0029】上記メモリマット106は、ワード線とビ
ット線の交点にアドレス選択MOSFETと記憶キャパ
シタからなるダイナミック型メモリセルがマトリックス
配置されてなるものであり、例えば64Mビットや25
6Mビットのような大記憶容量を持つものでは、メモリ
部には多数のサブアレイに分けられる。ワード線選択回
路105に含まれるXデコーダにより、多数のメモリマ
ットの中からアドレス信号により指定されたメモリマッ
トのワード線が選択され、Yデコーダ104によりアド
レス信号により上記指定されたメモリマットの中のビッ
ト線が選択される。
ット線の交点にアドレス選択MOSFETと記憶キャパ
シタからなるダイナミック型メモリセルがマトリックス
配置されてなるものであり、例えば64Mビットや25
6Mビットのような大記憶容量を持つものでは、メモリ
部には多数のサブアレイに分けられる。ワード線選択回
路105に含まれるXデコーダにより、多数のメモリマ
ットの中からアドレス信号により指定されたメモリマッ
トのワード線が選択され、Yデコーダ104によりアド
レス信号により上記指定されたメモリマットの中のビッ
ト線が選択される。
【0030】読み出し動作のときには、リードライト制
御回路110により増幅回路114のメインアンプMA
が動作して、上記メモリ部からの読み出し信号を増幅し
て、データ出力回路(DOUT BUFFER) 111を通してデー
タ端子DQから出力させる。書き込み動作のときには、
リードライト制御回路110により増幅回路114のラ
イトアンプWAが動作して、データ端子DQから入力さ
れた書き込み信号がデータ入力回路(DIN BUFFER)と上記
ライトアンプWAを通して上記メモリ部の選択されたメ
モリセルに書き込まれる。クロックバッファ(CLOCK BU
F) 108は、ロウアドレスストローブ信号/RAS、
カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネー
ブル信号/WE及び出力イネーブル信号/OEを受け
て、クロックコントロール回路(CLOCK CONTROL)109
に伝えて内部動作に必要な各種制御信号を形成する。
御回路110により増幅回路114のメインアンプMA
が動作して、上記メモリ部からの読み出し信号を増幅し
て、データ出力回路(DOUT BUFFER) 111を通してデー
タ端子DQから出力させる。書き込み動作のときには、
リードライト制御回路110により増幅回路114のラ
イトアンプWAが動作して、データ端子DQから入力さ
れた書き込み信号がデータ入力回路(DIN BUFFER)と上記
ライトアンプWAを通して上記メモリ部の選択されたメ
モリセルに書き込まれる。クロックバッファ(CLOCK BU
F) 108は、ロウアドレスストローブ信号/RAS、
カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネー
ブル信号/WE及び出力イネーブル信号/OEを受け
て、クロックコントロール回路(CLOCK CONTROL)109
に伝えて内部動作に必要な各種制御信号を形成する。
【0031】この実施例では、メモリ回路の動作電圧を
形成する内部電圧発生回路113が設けられる。この内
部電圧発生回路113には、昇圧回路VPP−GEN、
降圧回路VDL−GEN、VPERI−GEN及び負電
圧発生回路VBB−GENが含まれる。上記降圧回路V
DL−GENは、低消費電力や微細化されたMOSFE
Tのゲート耐圧保護のため等に、電源電圧VDDを降圧
した内部電圧VDLを形成する。この内部電圧VDL
は、特に制限されないが、センスアンプ7の動作電圧と
して用いられる。降圧回路VPERI−GENは、同様
に低消費電力や微細化されたMOSFETのゲート耐圧
保護のため等に、電源電圧VDDを降圧した内部電圧V
PERIを形成する。この内部電圧VPERIは、上記
外部端子との間での信号を授受する回路以外の周辺回路
の動作電圧に用いられる。
形成する内部電圧発生回路113が設けられる。この内
部電圧発生回路113には、昇圧回路VPP−GEN、
降圧回路VDL−GEN、VPERI−GEN及び負電
圧発生回路VBB−GENが含まれる。上記降圧回路V
DL−GENは、低消費電力や微細化されたMOSFE
Tのゲート耐圧保護のため等に、電源電圧VDDを降圧
した内部電圧VDLを形成する。この内部電圧VDL
は、特に制限されないが、センスアンプ7の動作電圧と
して用いられる。降圧回路VPERI−GENは、同様
に低消費電力や微細化されたMOSFETのゲート耐圧
保護のため等に、電源電圧VDDを降圧した内部電圧V
PERIを形成する。この内部電圧VPERIは、上記
外部端子との間での信号を授受する回路以外の周辺回路
の動作電圧に用いられる。
【0032】メモリセルが接続されたワード線は、上記
ビット線のハイレベルに対応した内部降圧電圧VDLに
対して、アドレス選択MOSFETのしきい値電圧以上
に高くする必要がある。このような高電圧を形成するた
めに、チャージポンプ回路を利用した昇圧回路VPP−
GENが設けられる。上記昇圧回路VPP−GENは、
上記電源電圧VDDで動作する発振回路等で形成された
パルス信号を用いて、約3.8Vのような昇圧電圧を形
成する。
ビット線のハイレベルに対応した内部降圧電圧VDLに
対して、アドレス選択MOSFETのしきい値電圧以上
に高くする必要がある。このような高電圧を形成するた
めに、チャージポンプ回路を利用した昇圧回路VPP−
GENが設けられる。上記昇圧回路VPP−GENは、
上記電源電圧VDDで動作する発振回路等で形成された
パルス信号を用いて、約3.8Vのような昇圧電圧を形
成する。
【0033】上記昇圧回路VPP−GENは、前記図1
に示したような昇圧電圧発生回路と、形成された昇圧電
圧VPPをモニタして所望の電圧3.8Vに到達すると
発振パルスを停止し、ワード線の選択動作等により昇圧
電圧VPPが3.8V以下の電位に低下すると、発振パ
ルスを供給して上記昇圧動作を行わせるという制御回路
から構成される。
に示したような昇圧電圧発生回路と、形成された昇圧電
圧VPPをモニタして所望の電圧3.8Vに到達すると
発振パルスを停止し、ワード線の選択動作等により昇圧
電圧VPPが3.8V以下の電位に低下すると、発振パ
ルスを供給して上記昇圧動作を行わせるという制御回路
から構成される。
【0034】上記メモリセルが形成される半導体領域又
は基板には、−1.0Vのような負電圧VBBが供給さ
れる。上記メモリセルを構成するアドレス選択MOSF
ETは、センスアンプやアドレス選択回路等の周辺回路
のMOSFETに比べてゲート絶縁膜が厚く形成される
こと及び上記のような負電圧VBBの供給によってしき
い値電圧が約1.6V程度に大きくされて、オフ状態の
ときのリーク電流を低減して記憶キャパシタの情報保持
時間を長くできるものである。
は基板には、−1.0Vのような負電圧VBBが供給さ
れる。上記メモリセルを構成するアドレス選択MOSF
ETは、センスアンプやアドレス選択回路等の周辺回路
のMOSFETに比べてゲート絶縁膜が厚く形成される
こと及び上記のような負電圧VBBの供給によってしき
い値電圧が約1.6V程度に大きくされて、オフ状態の
ときのリーク電流を低減して記憶キャパシタの情報保持
時間を長くできるものである。
【0035】図5には、この発明に係るダイナミック型
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と前記
交差エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他
はブロック図として示されている。同図において、MO
SFETに付された回路記号は、前記図1のものと一部
重複しているが、それぞれは別個の回路機能を持つもの
であると理解されたい。
RAMのセンスアンプ部を中心にして、アドレス入力か
らデータ出力までの簡略化された一実施例の回路図が示
されている。同図においては、2つのサブアレイ15に
上下から挟まれるようにされたセンスアンプ16と前記
交差エリア18に設けられる回路が例示的に示され、他
はブロック図として示されている。同図において、MO
SFETに付された回路記号は、前記図1のものと一部
重複しているが、それぞれは別個の回路機能を持つもの
であると理解されたい。
【0036】ダイナミック型メモリセルは、上記1つの
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイア
ス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上記
バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に設
定される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上
記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択MO
SFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧V
PPとされる。
サブアレイ15に設けられたサブワード線SWLと、相
補ビット線BL,BLBのうちの一方のビット線BLと
の間に設けられた1つが代表として例示的に示されてい
る。ダイナミック型メモリセルは、アドレス選択MOS
FETQmと記憶キャパシタCsから構成される。アド
レス選択MOSFETQmのゲートは、サブワード線S
WLに接続され、このMOSFETQmのドレインがビ
ット線BLに接続され、ソースに記憶キャパシタCsが
接続される。記憶キャパシタCsの他方の電極は共通化
されてプレート電圧VPLTが与えられる。上記MOS
FETQmの基板(チャンネル)には負のバックバイア
ス電圧VBBが印加される。特に制限されないが、上記
バックバイアス電圧VBBは、−1Vのような電圧に設
定される。上記サブワード線SWLの選択レベルは、上
記ビット線のハイレベルに対して上記アドレス選択MO
SFETQmのしきい値電圧分だけ高くされた高電圧V
PPとされる。
【0037】センスアンプを内部降圧電圧VDLで動作
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
させるようにした場合、センスアンプにより増幅されて
ビット線に与えられるハイレベルは、上記内部電圧VD
Lレベルにされる。したがって、上記ワード線の選択レ
ベルに対応した高電圧VPPはVDL+Vth+αにされ
る。センスアンプの左側に設けられたサブアレイの一対
の相補ビット線BLとBLBは、同図に示すように平行
に配置される。かかる相補ビット線BLとBLBは、シ
ェアードスイッチMOSFETQ1とQ2によりセンス
アンプの単位回路の入出力ノードと接続される。
【0038】センスアンプの単位回路は、ゲートとドレ
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるC
MOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型MOS
FETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接
続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソ
ースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソ
ース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッチM
OSFETが接続される。特に制限されないが、Nチャ
ンネル型の増幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続
された共通ソース線CSNには、上記クロスエリア18
に設けられたNチャンネル型のパワースイッチMOSF
ETQ14により接地電位に対応した動作電圧が与えら
れる。
インとが交差接続されてラッチ形態にされたNチャンネ
ル型の増幅MOSFETQ5,Q6及びPチャンネル型
の増幅MOSFETMOSFETQ7,Q8からなるC
MOSラッチ回路で構成される。Nチャンネル型MOS
FETQ5とQ6のソースは、共通ソース線CSNに接
続される。Pチャンネル型MOSFETQ7とQ8のソ
ースは、共通ソース線CSPに接続される。上記共通ソ
ース線CSNとCSPには、それぞれパワースイッチM
OSFETが接続される。特に制限されないが、Nチャ
ンネル型の増幅MOSFETQ5とQ6のソースが接続
された共通ソース線CSNには、上記クロスエリア18
に設けられたNチャンネル型のパワースイッチMOSF
ETQ14により接地電位に対応した動作電圧が与えら
れる。
【0039】特に制限されないが、上記Pチャンネル型
の増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共
通ソース線CSPには、上記クロスエリア18に設けら
れたオーバードライブ用のNチャンネル型のパワーMO
SFETQ16と、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ15が設けられる。
上記オーバードライブ用の電圧には、特に制限されない
が、外部端子から供給される電源電圧VDDが用いられ
る。あるいは、センスアンプ動作速度の電源電圧VDD
依存性を軽減するために、ゲートにVPPが印加され、
ドレインに電源電圧VDDが供給されたNチャンネル型
MOSFETのソースから上記電圧を得るものとしてわ
ずかに降圧してもよい。
の増幅MOSFETQ7とQ8のソースが接続された共
通ソース線CSPには、上記クロスエリア18に設けら
れたオーバードライブ用のNチャンネル型のパワーMO
SFETQ16と、上記内部電圧VDLを供給するNチ
ャンネル型のパワーMOSFETQ15が設けられる。
上記オーバードライブ用の電圧には、特に制限されない
が、外部端子から供給される電源電圧VDDが用いられ
る。あるいは、センスアンプ動作速度の電源電圧VDD
依存性を軽減するために、ゲートにVPPが印加され、
ドレインに電源電圧VDDが供給されたNチャンネル型
MOSFETのソースから上記電圧を得るものとしてわ
ずかに降圧してもよい。
【0040】上記Nチャンネル型のパワーMOSFET
Q16のゲートに供給されるセンスアンプオーバードラ
イブ用活性化信号SAP1は、上記Nチャンネル型MO
SFETQ15のゲートに供給される活性化信号SAP
2と同相の信号とされ、SAP1とSAP2は時系列的
にハイレベルにされる。特に制限されないが、SAP1
とSAP2のハイレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号
とされる。つまり、昇圧電圧VPPは、約3.8Vであ
るので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15、16
を十分にオン状態にさせることができる。MOSFET
Q16がオフ状態(信号SAP1がロウレベル)の後に
はMOSFETQ15のオン状態(信号SAP2がハイ
レベル)によりソース側から内部電圧VDLに対応した
電圧を出力させることができる。
Q16のゲートに供給されるセンスアンプオーバードラ
イブ用活性化信号SAP1は、上記Nチャンネル型MO
SFETQ15のゲートに供給される活性化信号SAP
2と同相の信号とされ、SAP1とSAP2は時系列的
にハイレベルにされる。特に制限されないが、SAP1
とSAP2のハイレベルは昇圧電圧VPPレベルの信号
とされる。つまり、昇圧電圧VPPは、約3.8Vであ
るので、上記Nチャンネル型MOSFETQ15、16
を十分にオン状態にさせることができる。MOSFET
Q16がオフ状態(信号SAP1がロウレベル)の後に
はMOSFETQ15のオン状態(信号SAP2がハイ
レベル)によりソース側から内部電圧VDLに対応した
電圧を出力させることができる。
【0041】上記センスアンプの単位回路の入出力ノー
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。サブワード
ドライバ17とセンスアンプ16に挟まれたクロスエリ
ア18には、IOスイッチ回路IOSW(ローカルIO
とメインIOを接続するスイッチMOSFETQ19,
Q20)が置かれる。
ドには、相補ビット線を短絡させるイコライズMOSF
ETQ11と、相補ビット線にハーフプリチャージ電圧
VBLRを供給するスイッチMOSFETQ9とQ10
からなるプリチャージ(イコライズ)回路が設けられ
る。これらのMOSFETQ9〜Q11のゲートは、共
通にプリチャージ信号PCBが供給される。サブワード
ドライバ17とセンスアンプ16に挟まれたクロスエリ
ア18には、IOスイッチ回路IOSW(ローカルIO
とメインIOを接続するスイッチMOSFETQ19,
Q20)が置かれる。
【0042】このクロスエリア18には、図示した回路
以外にも、必要に応じて、センスアンプのコモンソース
線CSPとCSNのハーフプリチャージ回路、ローカル
入出力線LIOのハーフプリチャージ回路、メイン入出
力線のVDLプリチャージ回路、シェアード選択信号線
SHRとSHLの分散ドライバ回路等も設けられる。
以外にも、必要に応じて、センスアンプのコモンソース
線CSPとCSNのハーフプリチャージ回路、ローカル
入出力線LIOのハーフプリチャージ回路、メイン入出
力線のVDLプリチャージ回路、シェアード選択信号線
SHRとSHLの分散ドライバ回路等も設けられる。
【0043】センスアンプの単位回路は、シェアードス
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
イッチMOSFETQ3とQ4を介して図下側のサブア
レイ15の同様な相補ビット線BL,BLBに接続され
る。例えば、上側のサブアレイのサブワード線SWLが
選択されたときには、センスアンプの上側シェアードス
イッチMOSFETQ1とQ2はオン状態に、下側シェ
アードスイッチMOSFETQ3とQ4とがオフ状態に
される。スイッチMOSFETQ12とQ13は、カラ
ム(Y)スイッチ回路を構成するものであり、上記選択
信号YSが選択レベル(ハイレベル)にされるとオン状
態となり、上記センスアンプの単位回路の入出力ノード
とローカル入出力線LIO1とLIO1B、LIO2,
LIO2B等とを接続させる。
【0044】これにより、センスアンプの入出力ノード
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたN
チャンネル型MOSFETQ19とQ20からなるIO
スイッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接
続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続され
る。上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス信号を解
読して形成された選択信号よりスイッチ制御され、動作
速度の高速化のために後述するようにその選択レベル
は、特に制限されないが、昇圧電圧VPPのような高い
電圧が用いられる。なお、後述するように上記Nチャン
ネル型MOSFETQ19とQ20のそれぞれにPチャ
ンネル型MOSFETを並列に接続したCMOSスイッ
チ構成としてもよい。
は、上記上側の相補ビット線BL,BLBに接続され
て、選択されたサブワード線SWLに接続されたメモリ
セルの微小信号を増幅し、上記カラムスイッチ回路(Q
12とQ13)を通してローカル入出力線LIO1,L
IO1Bに伝える。上記ローカル入出力線LIO1,L
IO1Bは、上記センスアンプ列に沿って、つまり、同
図では横方向に延長される。上記ローカル入出力線LI
O1,LIO1Bは、クロスエリア18に設けられたN
チャンネル型MOSFETQ19とQ20からなるIO
スイッチ回路を介してメインアンプ61の入力端子が接
続されるメイン入出力線MIO,MIOBに接続され
る。上記IOスイッチ回路は、X系のアドレス信号を解
読して形成された選択信号よりスイッチ制御され、動作
速度の高速化のために後述するようにその選択レベル
は、特に制限されないが、昇圧電圧VPPのような高い
電圧が用いられる。なお、後述するように上記Nチャン
ネル型MOSFETQ19とQ20のそれぞれにPチャ
ンネル型MOSFETを並列に接続したCMOSスイッ
チ構成としてもよい。
【0045】上記のようにカラム選択信号YSにより、
2対の相補ビット線を選択する構成では、図2の実施例
で2本の点線で示されたローカル入出力線LIOとメイ
ン入出力線MIOは、上記二対の入出力線に対応するも
のである。シンクロナスDRAMのバーストモードで
は、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り
換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO1B
及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつの相
補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換えられ
る。
2対の相補ビット線を選択する構成では、図2の実施例
で2本の点線で示されたローカル入出力線LIOとメイ
ン入出力線MIOは、上記二対の入出力線に対応するも
のである。シンクロナスDRAMのバーストモードで
は、上記カラム選択信号YSがカウンタ動作により切り
換えられ、上記ローカル入出力線LIO1,LIO1B
及びLIO2,LIO2Bとサブアレイの二対ずつの相
補ビット線BL,BLBとの接続が順次に切り換えられ
る。
【0046】アドレス信号Aiは、アドレスバッファ5
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VDDにより動作させられ、上記プリ
デコーダ52は、降圧電圧VPERIにより動作させら
れ、上記メインワードドライバ12は、昇圧電圧VPP
により動作させられる。プリデコーダ52の選択信号に
対応してメインワード線MWLの選択信号を形成する。
カラムデコーダ(ドライバ)53は、上記アドレスバフ
ッァ51の時分割的な動作によって供給されるYアドレ
ス信号を受けて、このカラムデコーダ53は、降圧電圧
VPERIにより動作し、それに対応したカラムスイッ
チ選択信号YSを形成する。
1に供給される。このアドレスバッファは、時分割的に
動作してXアドレス信号とYアドレス信号を取り込む。
Xアドレス信号は、プリデコーダ52に供給され、メイ
ンローデコーダ11とメインワードドライバ12を介し
てメインワード線MWLの選択信号が形成される。上記
アドレスバッファ51は、外部端子から供給されるアド
レス信号Aiを受けるものであるので、外部端子から供
給される電源電圧VDDにより動作させられ、上記プリ
デコーダ52は、降圧電圧VPERIにより動作させら
れ、上記メインワードドライバ12は、昇圧電圧VPP
により動作させられる。プリデコーダ52の選択信号に
対応してメインワード線MWLの選択信号を形成する。
カラムデコーダ(ドライバ)53は、上記アドレスバフ
ッァ51の時分割的な動作によって供給されるYアドレ
ス信号を受けて、このカラムデコーダ53は、降圧電圧
VPERIにより動作し、それに対応したカラムスイッ
チ選択信号YSを形成する。
【0047】上記メインアンプ61は、降圧電圧VPE
RIにより動作させられ、外部端子から供給される電源
電圧VDDで動作させられる出力バッファ62を通して
外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから入力
される書き込み信号は、入力バッファ63を通して取り
込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる後述
するようなライトアンプを通して上記メイン入出力線M
IOとMIOBに書き込み信号を供給する。上記出力バ
ッファの入力部には、レベルシフト回路とその出力信号
を上記クロック信号に対応したタイミング信号に同期さ
せて出力させるための論理部が設けられる。
RIにより動作させられ、外部端子から供給される電源
電圧VDDで動作させられる出力バッファ62を通して
外部端子Dout から出力される。外部端子Dinから入力
される書き込み信号は、入力バッファ63を通して取り
込まれ、同図においてメインアンプ61に含まれる後述
するようなライトアンプを通して上記メイン入出力線M
IOとMIOBに書き込み信号を供給する。上記出力バ
ッファの入力部には、レベルシフト回路とその出力信号
を上記クロック信号に対応したタイミング信号に同期さ
せて出力させるための論理部が設けられる。
【0048】特に制限されないが、上記外部端子から供
給される電源電圧VDDは、第1の形態では3.3Vに
され、内部回路に供給される降圧電圧VPERIは2.
5Vに設定され、上記センスアンプの動作電圧VDLは
2.2Vとされる。そして、ワード線の選択信号(昇圧
電圧)は、3.8Vにされる。ビット線のプリチャージ
電圧VBLRは、VDL/2に対応した1 .1Vにさ
れ、プレート電圧VPLTも1.1Vにされる。そし
て、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。上記外部端
子から供給される電源電圧VDDは、第2の形態では
2.5V低電圧にされる。電源電圧VDDが周辺回路の
動作電圧VPERIとしてそのまま用いられる。この構
成では、2.5Vのような電源電圧VDDで上記3.8
Vのような書圧電圧を形成するものであるので、本願に
係る昇圧電圧発生回路が有効に機能するものとなる。
給される電源電圧VDDは、第1の形態では3.3Vに
され、内部回路に供給される降圧電圧VPERIは2.
5Vに設定され、上記センスアンプの動作電圧VDLは
2.2Vとされる。そして、ワード線の選択信号(昇圧
電圧)は、3.8Vにされる。ビット線のプリチャージ
電圧VBLRは、VDL/2に対応した1 .1Vにさ
れ、プレート電圧VPLTも1.1Vにされる。そし
て、基板電圧VBBは−1.0Vにされる。上記外部端
子から供給される電源電圧VDDは、第2の形態では
2.5V低電圧にされる。電源電圧VDDが周辺回路の
動作電圧VPERIとしてそのまま用いられる。この構
成では、2.5Vのような電源電圧VDDで上記3.8
Vのような書圧電圧を形成するものであるので、本願に
係る昇圧電圧発生回路が有効に機能するものとなる。
【0049】上記外部端子から供給される電源電圧VD
Dを、上記同様に3.3Vにし、内部回路に供給される
降圧電圧VPERIは2.5Vに設定し、上記センスア
ンプの動作電圧VDLを1.8Vにして、ワード線の選
択信号(昇圧電圧)を、3.6Vにしてもよい。このと
き、ビット線のプリチャージ電圧VBLRは、VDL/
2に対応した0.9Vにされ、プレート電圧VPLTも
0.9Vにされる。そして、基板電圧VBBは−1.0
Vにされる。上記外部端子から供給される電源電圧VD
Dは、第2の形態では2.5Vのような低電圧にし、内
部降圧電圧VPERIを2Vまで低下させてもよい。
Dを、上記同様に3.3Vにし、内部回路に供給される
降圧電圧VPERIは2.5Vに設定し、上記センスア
ンプの動作電圧VDLを1.8Vにして、ワード線の選
択信号(昇圧電圧)を、3.6Vにしてもよい。このと
き、ビット線のプリチャージ電圧VBLRは、VDL/
2に対応した0.9Vにされ、プレート電圧VPLTも
0.9Vにされる。そして、基板電圧VBBは−1.0
Vにされる。上記外部端子から供給される電源電圧VD
Dは、第2の形態では2.5Vのような低電圧にし、内
部降圧電圧VPERIを2Vまで低下させてもよい。
【0050】上記アドレス選択MOSFETQmは、ゲ
ート絶縁膜が相対的に厚く形成されて前記のような基板
電圧VBBの印加によってしきい値電圧が大きくされ
る。これに対して、センスアンプやアドレスデコーダ回
路等のMOSFETは、しきい値電圧を小さくして大き
な電流が流れるようにするためにゲート絶縁膜が薄く形
成される。したがって、図1の昇圧電圧発生回路におい
て、ゲート絶縁膜が厚くされたMOSFETQ1、Q2
等は、アドレスMOSFETQmと同じ製造プロセスに
より形成され、ゲート絶縁膜が薄く形成されるMOSF
ETQ3等は、センスアンプを構成するMOSFETと
同じ製造プロセスにより形成される。
ート絶縁膜が相対的に厚く形成されて前記のような基板
電圧VBBの印加によってしきい値電圧が大きくされ
る。これに対して、センスアンプやアドレスデコーダ回
路等のMOSFETは、しきい値電圧を小さくして大き
な電流が流れるようにするためにゲート絶縁膜が薄く形
成される。したがって、図1の昇圧電圧発生回路におい
て、ゲート絶縁膜が厚くされたMOSFETQ1、Q2
等は、アドレスMOSFETQmと同じ製造プロセスに
より形成され、ゲート絶縁膜が薄く形成されるMOSF
ETQ3等は、センスアンプを構成するMOSFETと
同じ製造プロセスにより形成される。
【0051】前記のようなサブワード線をサブワード線
駆動回路で駆動し、その実質的な動作電圧を昇圧電圧V
PPとしてサブワード線の選択レベルを昇圧電圧VPP
に対応した高レベルとしたり、シェアードスイッチMO
SFETのスイッチ制御にも上記昇圧電圧を用いるこ
と、及びセンスアンプSAのオーバードライブ駆動の制
御のためにVPPを用いる等の構成では、昇圧電圧VP
Pの負荷電流が比較的大きくなりポンピング回路では比
較的大きな電流供給能力を持つことが必要とされるが、
本願発明に係るポンピング回路では小さな素子サイズに
よりそれに十分応えることができる。
駆動回路で駆動し、その実質的な動作電圧を昇圧電圧V
PPとしてサブワード線の選択レベルを昇圧電圧VPP
に対応した高レベルとしたり、シェアードスイッチMO
SFETのスイッチ制御にも上記昇圧電圧を用いるこ
と、及びセンスアンプSAのオーバードライブ駆動の制
御のためにVPPを用いる等の構成では、昇圧電圧VP
Pの負荷電流が比較的大きくなりポンピング回路では比
較的大きな電流供給能力を持つことが必要とされるが、
本願発明に係るポンピング回路では小さな素子サイズに
よりそれに十分応えることができる。
【0052】昇圧電圧VPPを深い深さとされたウェル
領域DWELLに供給し、かかるDWELL内にNチャ
ンネル型MOSFETを形成するP型ウェル領域を形成
するという三重ウェル構成において、かかるDWELL
とP型基板との間に比較的大きな寄生容量が存在する。
それ故、ポンピング回路の出力側に設けられ、上記昇圧
電圧VPPを保持するキャパシタとして、上記DWEL
Lの寄生容量を活用することができ、VPPの安定化と
ポンピング回路の専有面積を小さく形成することができ
る。
領域DWELLに供給し、かかるDWELL内にNチャ
ンネル型MOSFETを形成するP型ウェル領域を形成
するという三重ウェル構成において、かかるDWELL
とP型基板との間に比較的大きな寄生容量が存在する。
それ故、ポンピング回路の出力側に設けられ、上記昇圧
電圧VPPを保持するキャパシタとして、上記DWEL
Lの寄生容量を活用することができ、VPPの安定化と
ポンピング回路の専有面積を小さく形成することができ
る。
【0053】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 3倍昇圧のポンピング回路において、各回路素
子のうちゲート絶縁膜に電源電圧しかかからないMOS
FET及びキャパシタは、それに必要な耐圧を持つ薄い
ゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に2倍の電源電圧がか
かるものはそれに必要な耐圧を持つ厚いゲート絶縁膜と
することにより、必要な素子耐圧を確保しつつ、小さな
素子サイズにより所望の電流供給能力を持つようにする
ことができるという効果が得られる。
記の通りである。すなわち、 (1) 3倍昇圧のポンピング回路において、各回路素
子のうちゲート絶縁膜に電源電圧しかかからないMOS
FET及びキャパシタは、それに必要な耐圧を持つ薄い
ゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に2倍の電源電圧がか
かるものはそれに必要な耐圧を持つ厚いゲート絶縁膜と
することにより、必要な素子耐圧を確保しつつ、小さな
素子サイズにより所望の電流供給能力を持つようにする
ことができるという効果が得られる。
【0054】(2) 上記昇圧電圧発生回路として、周
期的な第1のパルス信号を受け、電源電圧で動作するよ
うにされた第1の駆動回路と、上記第1の駆動回路の出
力端子に一端が接続された第1のMOSキャパシタと、
上記第1のMOSキャパシタの他端と電源電圧との間に
設けられ、上記第1の駆動回路の出力信号がロウレベル
の期間に上記電源電圧から上記第1のキャパシタの他端
に向けて電流を流すようにされた第1のスイッチMOS
FETと、上記周期的な第1のパルス信号の反転信号を
受け、上記第1のMOSキャパシタの他端の電圧を動作
電圧とする第1のCMOSインバータ回路と、上記第1
のCMOSインバータ回路の出力端子に一端が接続され
た第2のMOSキャパシタと、上記第2のMOSキャパ
シタの他端と上記電源電圧との間に設けられ、上記第1
のCMOSインバータ回路の出力信号がロウレベルの期
間にオン状態にされて上記電源電圧により上記第2のM
OSキャパシタをチャージアップさせる第2のスイッチ
MOSFETで昇圧電圧を生成し、上記第1と第2のス
イッチMOSFETの制御信号を上記周期的なパルス信
号とは逆相にされた第2のパルス信号と上記同様な昇圧
回路で形成し、上記第1と第2のCMOSインバータ回
路を構成するMOSFETと、上記第2と第4の及び第
5のスイッチMOSFETは、電源電圧の2倍の電圧に
対応した耐圧を持つ厚いゲート絶縁膜とし、上記第1な
いし第4のキャパシタを含む上記各回路を構成するMO
SFETを電源電圧に対応した耐圧を持つ薄いゲート絶
縁膜とすることにより、必要な素子耐圧を確保しつつ、
小さな素子サイズにより所望の電流供給能力を持つよう
にすることができるという効果が得られる。
期的な第1のパルス信号を受け、電源電圧で動作するよ
うにされた第1の駆動回路と、上記第1の駆動回路の出
力端子に一端が接続された第1のMOSキャパシタと、
上記第1のMOSキャパシタの他端と電源電圧との間に
設けられ、上記第1の駆動回路の出力信号がロウレベル
の期間に上記電源電圧から上記第1のキャパシタの他端
に向けて電流を流すようにされた第1のスイッチMOS
FETと、上記周期的な第1のパルス信号の反転信号を
受け、上記第1のMOSキャパシタの他端の電圧を動作
電圧とする第1のCMOSインバータ回路と、上記第1
のCMOSインバータ回路の出力端子に一端が接続され
た第2のMOSキャパシタと、上記第2のMOSキャパ
シタの他端と上記電源電圧との間に設けられ、上記第1
のCMOSインバータ回路の出力信号がロウレベルの期
間にオン状態にされて上記電源電圧により上記第2のM
OSキャパシタをチャージアップさせる第2のスイッチ
MOSFETで昇圧電圧を生成し、上記第1と第2のス
イッチMOSFETの制御信号を上記周期的なパルス信
号とは逆相にされた第2のパルス信号と上記同様な昇圧
回路で形成し、上記第1と第2のCMOSインバータ回
路を構成するMOSFETと、上記第2と第4の及び第
5のスイッチMOSFETは、電源電圧の2倍の電圧に
対応した耐圧を持つ厚いゲート絶縁膜とし、上記第1な
いし第4のキャパシタを含む上記各回路を構成するMO
SFETを電源電圧に対応した耐圧を持つ薄いゲート絶
縁膜とすることにより、必要な素子耐圧を確保しつつ、
小さな素子サイズにより所望の電流供給能力を持つよう
にすることができるという効果が得られる。
【0055】(3) 上記第2と第4のスイッチMOS
FETのゲートに供給される制御信号は、上記周期的な
パルス信号とキャパシタとを用いて電源電圧に対して約
2倍に昇圧された制御電圧によりスイッチ制御すること
により、スイッチMOSFETのしきい値電圧に影響さ
れないでプリチャージ電圧を大きくできるから、小さな
素子サイズにより所望の電流供給能力を持つようにする
ことができるとい効果が得られる。
FETのゲートに供給される制御信号は、上記周期的な
パルス信号とキャパシタとを用いて電源電圧に対して約
2倍に昇圧された制御電圧によりスイッチ制御すること
により、スイッチMOSFETのしきい値電圧に影響さ
れないでプリチャージ電圧を大きくできるから、小さな
素子サイズにより所望の電流供給能力を持つようにする
ことができるとい効果が得られる。
【0056】(4) 上記昇圧電圧発生回路で形成され
た昇圧電圧を、複数からなるダイナミック型メモリセル
のアドレス選択端子が接続されてなるワード線の選択レ
ベルに用いることにより、ダイナミック型RAMの高集
積化と高信頼性を実現することができるという効果が得
られる。
た昇圧電圧を、複数からなるダイナミック型メモリセル
のアドレス選択端子が接続されてなるワード線の選択レ
ベルに用いることにより、ダイナミック型RAMの高集
積化と高信頼性を実現することができるという効果が得
られる。
【0057】(5) 上記ダイナミック型メモリセルを
構成するアドレス選択用MOSFETは上記厚いゲート
絶縁膜により構成し、上記ワード線及び相補ビット線の
選択信号を形成する周辺回路を構成するMOSFET
は、薄いゲート絶縁膜により構成することにより、ダイ
ナミック型RAMの製造プロセスを流用してそれに内蔵
される昇圧電圧発生回路のMOSFET及びMOSキャ
パシタを形成することができるという効果が得られる。
構成するアドレス選択用MOSFETは上記厚いゲート
絶縁膜により構成し、上記ワード線及び相補ビット線の
選択信号を形成する周辺回路を構成するMOSFET
は、薄いゲート絶縁膜により構成することにより、ダイ
ナミック型RAMの製造プロセスを流用してそれに内蔵
される昇圧電圧発生回路のMOSFET及びMOSキャ
パシタを形成することができるという効果が得られる。
【0058】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、昇圧
出力電圧は2倍だが、内部に3倍昇圧電圧を発生する昇
圧回路でもよい。また、昇圧回路は、リーク電流を補う
程度の電流供給能力を持たない昇圧回路を別に設け、そ
れを定常的に動作させるようにするものであってもよ
い。昇圧回路の具体的構成は、出力すべき昇圧電圧を形
成するものと、その動作に必要な昇圧レベルの制御信号
を形成するものの組み合わせにより種々の実施形態を採
ることができる。
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、昇圧
出力電圧は2倍だが、内部に3倍昇圧電圧を発生する昇
圧回路でもよい。また、昇圧回路は、リーク電流を補う
程度の電流供給能力を持たない昇圧回路を別に設け、そ
れを定常的に動作させるようにするものであってもよ
い。昇圧回路の具体的構成は、出力すべき昇圧電圧を形
成するものと、その動作に必要な昇圧レベルの制御信号
を形成するものの組み合わせにより種々の実施形態を採
ることができる。
【0059】この発明が適用されるダイナミック型RA
Mを構成するサブアレイの構成、または半導体チップに
搭載される複数のメモリアレイの配置は、その記憶容量
等に応じて種々の実施形態を採ることができる。また、
サブワードドライバの構成は、種々の実施形態を採るこ
とができる。入出力インターフェイスの部分は、クロッ
ク信号に同期して動作を行うようにされたシンクロナス
ダイナミック型RAMとしてもよい。この発明は、前記
ダイナミック型RAMの他に、外部端子から供給された
電源電圧に高くされた昇圧電圧を備えた半導体集積回路
装置に広く利用できるものである。
Mを構成するサブアレイの構成、または半導体チップに
搭載される複数のメモリアレイの配置は、その記憶容量
等に応じて種々の実施形態を採ることができる。また、
サブワードドライバの構成は、種々の実施形態を採るこ
とができる。入出力インターフェイスの部分は、クロッ
ク信号に同期して動作を行うようにされたシンクロナス
ダイナミック型RAMとしてもよい。この発明は、前記
ダイナミック型RAMの他に、外部端子から供給された
電源電圧に高くされた昇圧電圧を備えた半導体集積回路
装置に広く利用できるものである。
【0060】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、3倍昇圧のポンピング回路
において、各回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧し
かかからないMOSFET及びキャパシタは、それに必
要な耐圧を持つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に
2倍の電源電圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ
厚いゲート絶縁膜とすることにより、必要な素子耐圧を
確保しつつ、小さな素子サイズにより所望の電流供給能
力を持つようにすることができる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、3倍昇圧のポンピング回路
において、各回路素子のうちゲート絶縁膜に電源電圧し
かかからないMOSFET及びキャパシタは、それに必
要な耐圧を持つ薄いゲート絶縁膜とし、ゲート絶縁膜に
2倍の電源電圧がかかるものはそれに必要な耐圧を持つ
厚いゲート絶縁膜とすることにより、必要な素子耐圧を
確保しつつ、小さな素子サイズにより所望の電流供給能
力を持つようにすることができる。
【図1】この発明に係る昇圧電圧発生回路の一実施例を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】図1の昇圧電圧発生回路の動作を説明するため
のタイミング図である。
のタイミング図である。
【図3】この発明に係るダイナミック型RAMの一実施
例を示す全体概略ブロック図である。
例を示す全体概略ブロック図である。
【図4】この発明に係るダイナミック型RAMのセンス
アンプ部を中心にして、アドレス入力からデータ出力ま
での簡略化された一実施例を示す回路図である。
アンプ部を中心にして、アドレス入力からデータ出力ま
での簡略化された一実施例を示す回路図である。
Q1〜Q20…MOSFET、C1〜C6…MOSキャ
パシタ、IV1〜IV7…CMOSインバータ回路、1
01…アドレスバッファ、102…Xラッチプリデコー
ダ、103…Yラッチとプリデコーダ、104…Yデコ
ーダ、105…ワード線選択回路、106…メモリマッ
ト、107…センスアンプ、108…クロックバッフ
ァ、109…クロックコントロール回路、110…リー
ドライト制御回路、111…データ出力回路、112…
データ入力回路、113…内部電圧発生回路、114…
増幅回路、DRAM…メモリチップ、11…メインロウ
デコーダ領域、12…メインワードドライバ領域、13
…カラムデコーダ領域、14…周辺回路、ポンディング
パッド領域、15…メセリセルアレイ(サブアレイ)、
16…センスアンプ領域、17…サブワードドライバ領
域、18…交差領域(クロスエリア)、51…アドレス
バッファ、52…プリデコーダ、53…デコーダ、61
…メインアンプ、62…出力バッファ、63…入力バッ
ファ、SBARY…サブアレイ、SWD…サブワードド
ライバ、SA…センスアンプ、IOSW…IOスイッチ
回路、MA…メインアンプ、WD…ライトドライバ。
パシタ、IV1〜IV7…CMOSインバータ回路、1
01…アドレスバッファ、102…Xラッチプリデコー
ダ、103…Yラッチとプリデコーダ、104…Yデコ
ーダ、105…ワード線選択回路、106…メモリマッ
ト、107…センスアンプ、108…クロックバッフ
ァ、109…クロックコントロール回路、110…リー
ドライト制御回路、111…データ出力回路、112…
データ入力回路、113…内部電圧発生回路、114…
増幅回路、DRAM…メモリチップ、11…メインロウ
デコーダ領域、12…メインワードドライバ領域、13
…カラムデコーダ領域、14…周辺回路、ポンディング
パッド領域、15…メセリセルアレイ(サブアレイ)、
16…センスアンプ領域、17…サブワードドライバ領
域、18…交差領域(クロスエリア)、51…アドレス
バッファ、52…プリデコーダ、53…デコーダ、61
…メインアンプ、62…出力バッファ、63…入力バッ
ファ、SBARY…サブアレイ、SWD…サブワードド
ライバ、SA…センスアンプ、IOSW…IOスイッチ
回路、MA…メインアンプ、WD…ライトドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 英治 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 日 立超エル・エス・アイ・システムズ内 (72)発明者 鈴木 津幸 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 日 立超エル・エス・アイ・システムズ内 (72)発明者 田中 均 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 日 立超エル・エス・アイ・システムズ内 Fターム(参考) 5B024 AA07 BA27 CA27 5F083 AD00 LA07 LA09 LA16 ZA07
Claims (5)
- 【請求項1】 動作電圧レベルに対応された周期的なパ
ルス信号と第1のMOSキャパシタを用いて上記動作電
圧の2倍の昇圧電圧を形成する第1の昇圧回路と、 上記第1のキャパシタにより形成された上記2倍の昇圧
電圧と上記動作電圧レベルにチャージアップされた第2
のMOSキャパシタの電圧とを加算して上記動作電圧の
3倍の昇圧電圧を形成する第2の昇圧回路とからなる昇
圧電圧発生回路を備え、 上記昇圧電圧発生回路は、 そのゲート絶縁膜に上記動作電圧に対応した電位差が印
加されるMOSFETはかかる電圧に対応した耐圧を持
つ薄いゲート絶縁膜で構成され、 そのゲート絶縁膜に上記2倍の動作電圧に対応した電位
差が印加されるMOSFETはかかる電圧に対応した耐
圧を持つ厚いゲート絶縁膜で構成されてなることを特徴
とする半導体集積回路装置。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記昇圧電圧発生回路は、 上記周期的な第1のパルス信号を受け、電源電圧で動作
するようにされた第1の駆動回路と、 上記第1の駆動回路の出力端子に一端が接続された第1
のMOSキャパシタと、 上記第1のMOSキャパシタの他端と電源電圧との間に
設けられ、上記第1の駆動回路の出力信号がロウレベル
の期間に上記電源電圧から上記第1のキャパシタの他端
に向けて電流を流すようにされた第1のスイッチMOS
FETと、 上記第1のパルス信号を受け、上記第1のMOSキャパ
シタの他端の電圧を動作電圧とする第1のCMOSイン
バータ回路と、 上記第1のCMOSインバータ回路の出力端子に一端が
接続された第2のMOSキャパシタと、 上記第2のMOSキャパシタの他端と上記電源電圧との
間に設けられ、上記第1のCMOSインバータ回路の出
力信号がロウレベルの期間にオン状態にされて上記電源
電圧により上記第2のMOSキャパシタをチャージアッ
プさせる第2のスイッチMOSFETと、 上記周期的なパルス信号とは逆相にされた第2のパルス
信号を受け、電源電圧で動作するようにされた第2の駆
動回路と、 上記第2の駆動回路の出力端子に一端が接続された第3
のMOSキャパシタと、 上記第3のMOSキャパシタの他端と電源電圧との間に
設けられ、上記第2の駆動回路の出力信号がロウレベル
の期間に上記電源電圧から上記第3のキャパシタの他端
に向けて電流を流すようにされた第3のスイッチMOS
FETと、 上記第2のパルスを受け、上記第3のMOSキャパシタ
の他端の電圧を動作電圧とする第2のCMOSインバー
タ回路と、 上記第2のCMOSインバータ回路の出力端子に一端が
接続された第4のMOSキャパシタと、 上記第2のMOSキャパシタの他端と上記電源電圧との
間に設けられ、上記第2のCMOSインバータ回路の出
力信号がロウレベルの期間にオン状態にされて上記電源
電圧により上記第2のMOSキャパシタをチャージアッ
プさせる第4のスイッチMOSFETを含み、 上記第2のキャパシタにより形成された3倍の昇圧電圧
を、上記第4のキャパシタで形成された3倍の昇圧電圧
でオフ状態にされる第5のスイッチMOSFETを介し
て出力させるものであり、 上記第1と第2のCMOSインバータ回路を構成するM
OSFETと、上記第2と第4の及び第5のスイッチM
OSFETは、電源電圧の2倍の電圧に対応した耐圧を
持つ厚いゲート絶縁膜により構成され、 上記第1ないし第4のキャパシタを含む上記各回路を構
成するMOSFETは、電源電圧に対応した耐圧を持つ
薄いゲート絶縁膜により構成されてなることを特徴とす
る半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記第2と第4のスイッチMOSFETのゲートに供給
される制御信号は、上記周期的なパルス信号とキャパシ
タとを用いて電源電圧に対して2倍に昇圧された制御電
圧によりスイッチ制御されることを特徴とする半導体集
積回路装置。 - 【請求項4】 請求項3において、 上記半導体集積回路装置は更に、 複数からなるダイナミック型メモリセルのアドレス選択
端子が接続されてなるワード線と、 上記複数のワード線とそれと直交するように配置され、
上記ダイナミック型メモリセルの入出力端子がその一方
に接続された複数の相補ビット線対を備えてたダイナミ
ック型RAMを含み、 上記ワード線は、上記昇圧電圧を用いて形成された選択
レベルにされるものであることを特徴とする半導体集積
回路装置。 - 【請求項5】 請求項4において、 上記ダイナミック型メモリセルを構成するアドレス選択
用MOSFETは上記厚いゲート絶縁膜により構成され
るものであり、 上記ワード線及び相補ビット線の選択信号を形成する周
辺回路を構成するMOSFETは、薄いゲート絶縁膜に
より構成されるものであることを特徴とする半導体集積
回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11026634A JP2000223673A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11026634A JP2000223673A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223673A true JP2000223673A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12198896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11026634A Withdrawn JP2000223673A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000223673A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003152096A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-23 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
US7859914B2 (en) | 2007-04-03 | 2010-12-28 | Spansion Llc | Non-volatile memory device, non-volatile memory system and control method for the non-volatile memory device in which driving ability of a selector transistor is varied |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP11026634A patent/JP2000223673A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003152096A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-05-23 | Hitachi Ltd | 半導体装置 |
US7859914B2 (en) | 2007-04-03 | 2010-12-28 | Spansion Llc | Non-volatile memory device, non-volatile memory system and control method for the non-volatile memory device in which driving ability of a selector transistor is varied |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060404 |