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JP2000215922A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

Info

Publication number
JP2000215922A
JP2000215922A JP1705799A JP1705799A JP2000215922A JP 2000215922 A JP2000215922 A JP 2000215922A JP 1705799 A JP1705799 A JP 1705799A JP 1705799 A JP1705799 A JP 1705799A JP 2000215922 A JP2000215922 A JP 2000215922A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery pack
wind
charger
air supply
supply port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1705799A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Ichi
和文 井地
Tatsuya Miwa
達哉 三輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1705799A priority Critical patent/JP2000215922A/ja
Publication of JP2000215922A publication Critical patent/JP2000215922A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池パックの種類が異なっても充電器の送気
口から適切な風量を風圧を減少させることなく、電池パ
ック内に多くの量の風を効率良く送り込むことができる
と同時に、電池から発生した水素ガスを効率良く排出で
きる。 【解決手段】 電池パック2の突出部4が配設される側
の面に通気口10を設ける。電池パック2の通気口10
が設けられる面と対向する面に排気口14を設ける。充
電器6における通気口10と対向する位置に送気口11
を設ける。充電器6内に送気口11に向けて風を吐出す
る送風ファン12を配設する。送風ファン12からの風
を送気口11から通気口10を介して電池パック2内部
に吐出させると共に、送気口11の通気口面積を可変で
きる遮断装置30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、充電装置に関
し、詳しくは各種機器、工具等に用いられる電池パック
に関し、またそれを充電するための充電器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近、充電式電気機器に給電するための
蓄電池としては、ニッケルカドミウム電池やニッケル水
素電池が広く使用されているが、この種の電池を充電す
る場合の問題点として、充電器の故障等により電池が過
充電となった場合や、電池の寿命末期で、電池安全弁の
作動圧が低下した場合には、充電中に電池から水素ガス
が発生し、電池パックの抜き差しによる充電端子部のア
ークにより水素ガスに引火したり、或いは発生した水素
ガスが電池パック内に溜まり、そのまま機器に装着する
と、電池パック内の水素ガスが機器本体内に入り、機器
内のモータやスイッチ等のアークにより水素ガスに引火
するなどの問題があった。特に、ニッケル水素電池にお
いては、電池内部には水素が充填されているので、上記
問題が発生し易くなる。
【0003】この問題を解決するための従来例として、
実公平5−37634号公報において、電池パックに通
気口を設け、充電器に送風ファンを設け、電池パックを
充電器に装着したときに、電池パック内の熱気を送風フ
ァンで強制的に放出するようにしたことが知られてい
る。
【0004】また、他の従来例として、実開平5−84
023号公報において、充電器と電池パックの係合部に
ガス抜き穴を設けて、水素ガスを放出できるようにした
ものが知られている。
【0005】また、他の従来例として、実開平6−54
209号公報において、電池パックの左右対向する面に
穴を設け、充電器に設けられたファンにより電池パック
に送風し、電池パック内部に風を通すようにしたものが
知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電池
パックにあってはその通気口面積は決まったものである
ので、充電器に設けた送気口の送気口面積と合致してい
ない場合は、送風ファンによって発生する風を効率よく
電池パックに入り込むことが出来なくなる。例えば異な
った種類の電池パック、例えば12V電池パックと1
5.6V電池パックでは、その通気口面積に違いがあ
り、このような通気口面積に違いのある電池パックを充
電器に装着したときには適切な風量を電池パックに送り
込めなくなるという欠点がある。また、充電器を使用し
ていないときにはゴミやほこりなどが外部から送気口に
侵入して、送風ファンが故障するおそれがあり、これを
防ぐための防塵板を送気口に設ける必要性があった。さ
らに、充電器内部で送風ファンから発生した風が送気口
に至る以前に拡散されてしまい、発生した風すべてが、
送気口から電池パック内に排出されないという欠点があ
った。
【0007】また、送風ファンによっては、発生する風
は送風ファンの特性上、羽根の傾きに応じた斜め向きの
方向となり、電池パック内部に風が入った後も、送風フ
ァンによって発生した風向きの方向に位置する電池の冷
却効果は高くなるが、風向きの方向に位置しない電池は
逆に冷却効果が低くなり、このためすべての電池を均等
に冷却できなくなり、電池パックの冷却効果が低くな
り、また水素ガスの排出効果も低くなるという欠点があ
る。この欠点を改善するため、電池パックの通気口の内
側にリブを設けて、送風ファンからの風を拡散する方法
が考えられるが、リブの風に当たる面が風に対し垂直平
面であると、風はこの垂直平面にあたって渦を巻き、電
池全体に行き渡る十分な風力が得られないという欠点も
あった。
【0008】本発明は、上記従来例に鑑みてなされたも
ので、電池パックの種類が異なってもその電池パックに
応じた適切な風量を排出でき、充電器の送気口から適切
な風量を風圧を減少させることなく、電池パック内に多
くの量の風を効率良く送り込むことができると同時に、
電池から発生した水素ガスを効率良く排出でき、電池の
冷却効果とガス排出効果とを高めることができる充電装
置を提供することを目的とし、また、複数の電池を簡単
な構造で均等に冷却でき、また、送風ファンからの風が
電池パック内部の全域にまわり易くして、各電池を十分
に且つ均等に冷却できると同時に、水素ガスを残らず短
時間で排出することができる充電装置を提供することを
目的とし、また、送風ファンの駆動に支障をきたすゴミ
やほこりが送気口から侵入するのを防止できる充電装置
を提供することを目的とし、また、電池パック内部を通
る風の抜けを良好にして冷却効果及びガス排出効果を一
層高めることができる充電装置を提供することを目的と
し、さらに、充電器からの風を拡散でき、且つ、風圧が
減少してしまうことなく、電池パック内部全体に行き渡
る十分な風力を得ることができる充電装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、複数個の電池1が収納され
た電池パック2の外面に接触端子3を備えた突出部4を
設け、充電器6に充電端子を備えた装着凹部9を設け、
装着凹部9内に上記突出部4を装着して電池1の充電を
行う充電装置であって、電池パック2の突出部4が配設
される側の面に通気口10を設けると共に、電池パック
2の通気口10が設けられる面と対向する面に排気口1
4を設け、充電器6における上記通気口10と対向する
位置に送気口11を設け、充電器6内に送気口11に向
けて風を吐出する送風ファン12を配設し、送風ファン
12からの風を送気口11から通気口10を介して電池
パック2内部に吐出させると共に、上記送気口11の送
気口面積を可変できる遮断装置30を設けたことを特徴
としており、このように構成することで、遮断装置30
によって電池パック2の通気口面積に合わせて充電器6
の送気口面積が調節可能となり、電池パック2に応じた
適切な風量を排出できるので、充電器6の送気口11か
ら適切な風量を風圧を減少させることなく電池パック2
の通気口10に排出でき、従って、電池パック2を均一
に短時間で冷却でき、且つガス排出効果を高めることが
できる。
【0010】また請求項2記載の発明は、請求項1にお
いて、電池パック2の電力を検知する検知回路と、検知
された電力により遮断装置30を適切に制御する制御装
置とを備えているのが好ましく、このように構成するこ
とで、電池パック2の通気口面積に合わせて遮断装置3
0による送気口面積の調節を自動に行うことができる。
【0011】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2において、充電器6を使用しないときに送気口
11を完全に遮断できるようにするのが好ましく、この
ように構成することで、送風ファン12の駆動に支障を
きたすゴミやほこりが送気口11から侵入するのを防止
できると共に、特別の防塵板を用いる必要もなくなる。
【0012】また請求項4記載の発明は、請求項1又は
請求項2において送気口面積に合わせて風路を変更する
風路変更板35を設けるのが好ましく、このように構成
することで、送風ファン12から発生した風が充電器6
内部で拡散されるのを風路変更板35で防止でき、送気
口面積が変化した場合でも、適切な風量を電池パック2
内に排出することができる。
【0013】また請求項5記載の発明は、請求項1にお
いて、電池パック2の排気口14の内周形状を、電池パ
ック2の内側に向けて段差状もしくはテーパー状に広げ
るのが好ましく、このように構成することで、電池パッ
ク2の排気口14を通して電池パック2内部を通る風の
抜けが良好となる。
【0014】また請求項6記載の発明は、請求項1にお
いて、電池パック2の通気口10の上方であって、通気
口10が設けられた壁面から離れた位置に風が直接電池
パック2内に進入するのを防止するためのリブ13を配
設すると共に、このリブ13を通気口10側に向けて先
細り形状とするのが好ましく、このように構成すること
で、先細り形状のリブ13によって充電器6からの風が
拡散され、且つ、風圧が減少してしまうことなく、電池
パック2内部に送り込まれるようになり、電池1全体に
行き渡る十分な風力が得られる。
【0015】また請求項7記載の発明は、請求項1にお
いて、電池パック2の通気口10の上方に、拡散する風
と拡散せずにそのまま通過する風とに振り分けるリブ3
6を配設するのが好ましく、このように構成すること
で、リブ36によってある電池1は反射した風を受け、
別の電池1はそのまま通過してきた風を受けることとな
り、電池1全体をより均一に冷却できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の一例を
説明する。
【0017】電池パック2は、図1、図2に示すよう
に、電池パックケース5内部に複数個の電池1が並設さ
れている。電池1としては、例えばニッケルカドミウム
電池或いはニッケル水素電池が用いられる。電池パック
ケース5の下面部には接触端子3を備えた突出部4が突
設されており、この突出部4が配設されている下面部に
は突出部4と重ならない位置に複数の通気口10が形成
されている。この通気口10は、充電器6の送気口11
に対応して設けられている。この実施形態では、電池パ
ックケース5の下面部を上下に貫通する複数の通気管1
0aで通気口10が構成されており、各通気口10は下
端部と側部とが夫々開口し、上端部が閉塞されており、
図1の矢印ハで示すように、通気口10の下端から側面
に風を分散させて電池パックケース5内に流せるように
してある。また、電池パックケース5の上記通気口10
が形成されている下面とは反対側の上面には複数の排気
口14が形成されている。この排気口14は、電池1,
1間の隙間15、及び電池1と電池パックケース5との
間の隙間16に夫々対向して設けられており、通気口1
0から電池パックケース5内に送られた風がこれら隙間
15,16を通って排気口14から排出されるようにな
っている。
【0018】一方、充電器6は、充電器ケース7の上面
部に装着凹部9が開口していると共に、充電器ケース7
の上面部における電池パックケース5の通気口10と対
向する位置に送気口11が形成されている。この実施形
態では、充電器ケース7は、上ケース7aと下ケース7
bとに分割されており、上ケース7a側に上記電池パッ
ク2の突出部4が挿入される装着凹部9と、電池パック
2の通気口10に対応する送気口11とが夫々形成され
ている。送気口11は、上ケース7aの上面部に設けた
肉厚部を上下方向に貫通して形成されている。各送気口
11の下部は、送気口11の下方位置に配置されている
送風ファン12の吐出側の中心に向けて傾斜しており、
各送気口11の上部は上下方向に垂直に延びている。こ
れら各送気口11の上部は前記電池パック2の通気口1
0の下端部に夫々対向している。これにより、電池パッ
ク2の突出部4を充電器6の装着凹部9内に挿入した状
態で、送気口11の上部と通気口10の下部とが連通し
て、送風ファン12からの多くの風を電池パック2内に
送風できるようになっている。
【0019】下ケース7bの底部には、外気を吸入する
ための複数の吸気口22が形成されている。複数の吸気
口22の周辺部には送風ファン12を固定するためのネ
ジ筒23が突設されている。送風ファン12は、充電器
ケース7の上下方向の略中間位置に配置されており、送
気口11との間に所定の隙間17が形成され、吸気口2
2との間に所定の隙間19が形成されている。これら隙
間17,19によって送風ファン12の吸い込み側と吐
出側の両方で夫々風が溜められるようになり、送風ファ
ン12の送風量を増やせるようにしてある。また送風フ
ァン12は装着凹部9の側方位置に配置されており、装
着凹部9と送風ファン12の吸い込み側とが連通してい
る。これにより、装着凹部9内の充電端付近に水素ガス
が発生したときには、送風ファン12によって水素ガス
を吸引して送気口11及び通気口10から電池パック2
の排気口14を経て外部に排出できるようになってい
る。
【0020】また、上記装着凹部9内には充電端子8が
配置されており、電池パック2の突出部4を装着凹部9
内に挿入したときに、突出部4の先端に設けた接触端子
3が充電端子8に接触することによって、電池パック2
内の電池1の充電が行われる。なお、図示省略した充電
回路(発熱回路部品)は、充電器ケース7内における送
風ファン12、装着凹部9及び充電端子8が配置される
部位とは別の部位に配設されている。
【0021】ここで、図1、図3、図4に示すように、
充電器6内の送風ファン12からの風を送気口11から
電池パック2の通気口10を経て電池パック2内部に吐
出させる場合において、送気口11の送気口面積を可変
できる遮断装置30が設けられている。本例では、充電
器6の送気口11が設けられた側の面であって、送気口
11と重ならない位置に開口部32を設け、充電器6の
内側面に水平リブ33を突出させ、水平リブ33の上に
スライド板31をスライド自在に支持している。スライ
ド板31の一端部からつまみ37が立設されており、こ
のつまみ37が開口部32を介して外部に突出させてあ
る。つまみ37は手動で移動できるようにしてあり、送
気口11を完全に遮断する位置(図4のa点)から、送
気口11を全て開放する位置(図4のb点)まで移動で
きるようになっており、これにより、スライド板31の
スライドによって、充電器6の送気口面積を電池パック
2の通気口面積に合わせて任意に調節できるようになっ
ている。
【0022】しかして、電池パック2の突出部4を充電
器6の装着凹部9に挿入して、突出部4の先端の接触端
子3を装着凹部9内の充電端子8に接触させることによ
り、充電が開始される。このとき、電池パックケース5
の突出部4が形成されている面に設けた通気口10が、
充電器ケース7の上面部に設けた送気口11に一致する
ために、充電器ケース7内の送風ファン12が作動し
て、充電器ケース7の吸気口22から図1の矢印イで示
す方向に外気が吸引されると、送風ファン12からの風
は、図1の矢印ロ,ハで示すように、送気口11から通
気口10を通って電池パック2内に送り込まれ、図1の
矢印ニ,ホで示すように、電池1,1間の隙間15、及
び電池1と電池パックケース5との間の隙間16を夫々
通って各電池1を十分に冷却した後に、電池パックケー
ス5の上面部に設けた排気口14より外部に排出され
る。
【0023】ここで、本発明では充電器6に遮断装置3
0を備えており、充電器6の送気口面積と、電池パック
2の通気口面積とが合致していない場合でも、電池パッ
ク2の通気口面積に合わせて送気口面積を変えることが
できるようにしてあるので、送風ファン12によって発
生する風を効率よく電池パック2に送り込むことができ
る。つまり、遮断板31を図3、図4の矢印方向にスラ
イドさせるだけで、電池パック2の通気口面積に合わせ
て充電器6の送気口面積が調節可能となる。従って、そ
の電池パック2に応じた適切な風量を排出できるので、
充電器6の送気口11から適切な風量を風圧を減少させ
ることなく電池パック2の通気口10に排出できる。従
って、電池パック2を均一に短時間で冷却することがで
き、さらにガス排出効果を高めることができる。
【0024】これにより、ニッケルカドミウム電池1や
ニッケル水素電池1を使用した場合でも、ニッケルカド
ミウム電池1の場合には故障が発生しやいすい温度(6
0°〜70°程度)よりも低くでき、またニッケル水素
電池1の場合には故障が発生し易い温度(55°程度)
よりも低くできるので、充電中に電池1の内部短絡や容
量低下などの故障の発生を確実に防止でき、また高負荷
で電池1を使用した直後に充電を行う場合でも故障の発
生がなく、さらに温度センサーにより充電が一時的に遮
断されることもなく、充電にかかるロスタイムを無くし
て、短時間充電が可能となる。さらに充電中などにニッ
ケルカドミウム電池やニッケル水素電池などの電池1か
ら水素ガスが発生した場合でも、水素ガスの発生源にあ
る充電端子8付近に溜まった水素ガスを送風ファン12
で吸引して効率良く排気できるので、充電端子8付近に
水素ガスが溜まったり、電池1内に水素ガスが溜まった
りするのを防止することができ、従来のような水素ガス
への引火等を完全に防止でき、安全性を十分に高めるこ
とができる。
【0025】また、異なった種類の電池パック2(例え
ば12V電池パック2、15.6V電池パック2等)の
いずれかを充電器6に装着したときでも、遮断装置30
のつまみ37を手動でスライドさせるだけの簡単な操作
で、充電器6の送気口面積を電池パック2の通気口面積
に合致させて適切な風量を電池パック2に送り込むこと
ができるようになり、種類の異なる電池パック2に容易
に対応できるものとなる。
【0026】しかも、充電器6を使用していないときに
は、スライド板31を図4のa点まで移動させることに
よって、充電器6の送気口11を完全に遮断できるよう
になり(図3の状態)、これにより、送風ファン12の
駆動に支障をきたすゴミやほこりが送気口11から侵入
するのを防止することができる。しかも、送気口面積を
調節するためのスライド板31を有効に利用して、使用
していないときのゴミやほこりの侵入を防止できるの
で、送気口11を塞ぐための特別な防塵板を設置する必
要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0027】図5は更に他の実施形態を示し、電池パッ
ク2の電力を検知する検知回路と、検知された電池パッ
ク2の通気口面積に合わせて遮断装置30を制御する制
御装置とを備えた場合を示している。他の構成は図3、
図4の構成と同様である。本例では制御装置として正逆
回転可能なモーター36等が用いられる。充電器6内に
固定されたモーター36の回転軸にピニオン38が取り
付けられ、スライド板31の下面にはピニオン38に噛
み合うラック39が形成され、モーター36の正逆回転
によってスライド板31が送風口面積を増減する方向に
往復移動可能となっている。ここでは、電池パック2を
充電器6に装着したときに、その電池パック2の電力
(例えば12V電池パック2と15.6V電池パック
2)を判別する回路が設けられ、検知された電力により
電池パック2の通気口面積を判断する。さらに充電器6
の現在のスライド板31の位置を判断できる回路が設け
られ、スライド板31の位置を判断し、これら2つのデ
ータ(通気口面積の大きさ、スライド板31の位置)か
らスライド板31の調節量を決定し、その調節量に応じ
てモーター34を駆動させて、スライド板31の位置を
自動調節できるようにしてある。これにより、充電器6
の現在の送気口面積を種類の異なる電池パック2の通気
口面積に合わせることができると共に、スライド板31
の位置調節を自動的に行うことができ、操作性がきわめ
て良くなる。
【0028】図6は更に他の実施形態を示し、充電器6
の送気口面積に合わせて風路を変更する風路変更板35
を設けた場合を示している。他の構成は図3、図4の構
成と同様である。本例では、伸縮自在なゴム製の風路変
更板35の上端をスライド板31の先端に取り付け、風
路変更板35の下端を送風ファン12の上面における充
電器6の内壁面に近い側の端部とは反対側の端部に取り
付けてある。このゴム製の風路変更板35はスライド板
31と連動して伸縮自在であり、送気口面積によって充
電器6内部の風路を調節するものである。しかして、ス
ライド板31によって送気口面積を調節できると共に、
スライド板31に連動する風路変更板35によって送風
ファン12から発生した風が充電器6内部で拡散される
のを防止でき、この結果、通気口面積が変化した場合で
も、適切な風量を電池パック2内に排出することができ
る。
【0029】図7,図8は更に他の実施形態を示し、電
池パック2の排気口14の内周形状を電池パック2の内
側に向けて段差状もしくはテーパー状に広げた場合を示
している。他の構成は図1の構成と同様である。図8
(a)は、テーパー部14aを設けた場合を示し、図8
(b)は段差部14bを設けた場合を示している。いず
れの場合も、排気口14を通して電池パック2内部を通
る風の抜けが良好となり、冷却効果を上げることがで
き、且つ水素ガスの排出効果も上げることができる。
【0030】図9、図10は更に他の実施形態を示し、
電池パック2の通気口10の上方であって、通気口10
が設けられた壁面から離れた位置に風が直接電池パック
2内に進入するのを防止するためのリブ13を配設する
と共に、このリブ13を通気口10側に向けて先細り形
状とした場合を示している。ここで図9は12V電池パ
ック2を示し、図10は15.6V電池パック2を示し
ている。なお図9では本発明の遮断装置の図示を省略し
ている。他の構成は図3の構成と同様である。本例で
は、リブ13の先端を先細り形状としたことにより、充
電器6からの風が拡散され、且つ、風圧が減少してしま
うことなく、電池パック2内部に送り込まれるようにな
る。つまりリブ13の風の当たる面が傾斜面となって風
が渦を巻くようなことがないので、電池1全体に行き渡
る十分な風力が得られるものとなる。
【0031】図11,図12は更に他の実施形態を示し
ている。本例では、図9,図10の構成に加えて、電池
パック2の通気口10の上方に、拡散する風と拡散せず
にそのまま通過する風とに振り分けるリブ36を配設し
てある。ここで図11は12V電池パック2を示し、図
12は15.6V電池パック2を示している。なお図1
1では本発明の遮断装置の図示を省略している。他の構
成は図9の構成と同様である。本例では、図11に示す
ように、リブ36は、隣り合う2つの通気口10の間か
ら上方に立ち上がっており、このリブ36の片側の側面
には、一方の通気口10からの風を斜め方向にそのまま
通過させる傾斜面36aが形成されており、他の片側の
側面には他方の通気口10からの風を反射させる反射面
36bが形成されている。これにより、電池ロはリブ3
6によって反射した風を受け、別の電池イはそのまま通
過してきた風を受けることとなり、電池1全体をより均
一に冷却できるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、複数個の電池が収納された電池パッ
クの外面に接触端子を備えた突出部を設け、充電器に充
電端子を備えた装着凹部を設け、装着凹部内に上記突出
部を装着して電池の充電を行う充電装置であって、電池
パックの突出部が配設される側の面に通気口を設けると
共に、電池パックの通気口が設けられる面と対向する面
に排気口を設け、充電器における上記通気口と対向する
位置に送気口を設け、充電器内に送気口に向けて風を吐
出する送風ファンを配設し、送風ファンからの風を送気
口から通気口を介して電池パック内部に吐出させると共
に、上記送気口の送気口面積を可変できる遮断装置を設
けたので、遮断装置によって電池パックの通気口面積に
合わせて充電器の送気口面積が調節可能となり、電池パ
ックに応じた適切な風量を排出できるので、充電器の送
気口から適切な風量を風圧を減少させることなく電池パ
ックの通気口に排出でき、従って、電池パックを均一に
短時間で冷却することができ、さらにガス排出効果を高
めることができる。
【0033】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電池パックの電力を検知する検知回路
と、検知された電力により遮断装置を適切に制御する制
御装置とを備えているので、電池パックの通気口面積に
合わせて遮断装置による送風口面積の調節を自動に行う
ことができ、操作性が良くなる上に、調節ミスを無くす
ことができる。
【0034】また請求項3記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、充電器を使用しないとき
に送気口を完全に遮断できるようにしているので、送風
ファンの駆動に支障をきたすゴミやほこりが送気口から
侵入するのを防止することができると共に、送気口を塞
ぐための特別な防塵板を設置する必要がなく、コストダ
ウンを図ることができる。
【0035】また請求項4記載の発明は、請求項1又は
請求項2記載の効果に加えて、送気口面積に合わせて風
路を変更する風路変更板を設けたので、送風ファンから
発生した風が充電器内部で拡散されるのを風路変更板で
防止でき、送気口面積が変化した場合でも、適切な風量
を電池パック内に排出することができる。
【0036】また請求項5記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電池パックの排気口の内周形状を、電
池パックの内側に向けて段差状もしくはテーパー状に広
げたので、電池パックの排気口を通して電池パック内部
を通る風の抜けが良好となり、冷却効果を上げることが
でき、且つ水素ガスの排出効果も上げることができる。
【0037】また請求項6記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電池パックの通気口の上方であって、
通気口が設けられた壁面から離れた位置に風が直接電池
パック内に進入するのを防止するためのリブを配設する
と共に、このリブを通気口側に向けて先細り形状とした
ので、先細り形状のリブによって充電器からの風が拡散
され、且つ、風圧が減少してしまうことなく、電池パッ
ク内部に送り込まれるようになり、電池全体に行き渡る
十分な風力が得られるものである。
【0038】また請求項7記載の発明は、請求項1記載
の効果に加えて、電池パックの通気口の上方に、拡散す
る風と拡散せずにそのまま通過する風とに振り分けるリ
ブを配設したので、リブによってある電池は反射した風
を受け、別の電池はそのまま通過してきた風を受けるこ
ととなり、電池全体をより均一に冷却できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】(a)は同上の充電器ケースの上面図、(b)
は下面図である。
【図3】同上の遮断装置を説明する断面図である。
【図4】同上の遮断装置を開いた状態を説明する断面図
である。
【図5】他の実施形態の断面図である。
【図6】更に他の実施形態の断面図である。
【図7】更に他の実施形態の断面図である。
【図8】(a)は排気口がテーパー状の場合の説明図、
(b)は排気口が段差状の場合の説明図である。
【図9】更に他の実施形態を示し、12V電池パックの
断面図である。
【図10】更に他の実施形態を示し、15.6V電池パ
ックの断面図である。
【図11】更に他の実施形態を示し、12V電池パック
の断面図である。
【図12】更に他の実施形態を示し、15.6V電池パ
ックの断面図である。
【符号の説明】
1 電池 2 電池パック 3 接触端子 4 突出部 6 充電器 8 充電端子 9 装着凹部 10 通気口 11 送気口 12 送風ファン 13 リブ 14 排気口 30 遮断装置 35 風路変更板 36 リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の電池が収納された電池パックの
    外面に接触端子を備えた突出部を設け、充電器に充電端
    子を備えた装着凹部を設け、装着凹部内に上記突出部を
    装着して電池の充電を行う充電装置であって、電池パッ
    クの突出部が配設される側の面に通気口を設けると共
    に、電池パックの通気口が設けられる面と対向する面に
    排気口を設け、充電器における上記通気口と対向する位
    置に送気口を設け、充電器内に送気口に向けて風を吐出
    する送風ファンを配設し、送風ファンからの風を送気口
    から通気口を介して電池パック内部に吐出させると共
    に、上記送気口の送気口面積を可変できる遮断装置を設
    けたことを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 電池パックの電力を検知する検知回路
    と、検知された電力により遮断装置を適切に制御する制
    御装置とを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    充電装置。
  3. 【請求項3】 充電器を使用しないときには送気口を完
    全に遮断できるようにしたことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の充電装置。
  4. 【請求項4】 送気口面積に合わせて風路を変更する風
    路変更板を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の充電装置。
  5. 【請求項5】 電池パックの排気口の内周形状を、電池
    パックの内側に向けて段差状もしくはテーパー状に広げ
    たことを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  6. 【請求項6】 電池パックの通気口の上方であって、通
    気口が設けられた壁面から離れた位置に風が直接電池パ
    ック内に進入するのを防止するためのリブを配設すると
    共に、このリブを通気口側に向けて先細り形状としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  7. 【請求項7】 電池パックの通気口の上方に、拡散する
    風と拡散せずにそのまま通過する風とに振り分けるリブ
    を配設したことを特徴とする請求項1記載の充電装置。
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