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JP2000214887A - 音声符号化装置、光記録媒体、音声復号装置、音声伝送方法及び伝送媒体 - Google Patents

音声符号化装置、光記録媒体、音声復号装置、音声伝送方法及び伝送媒体

Info

Publication number
JP2000214887A
JP2000214887A JP11325947A JP32594799A JP2000214887A JP 2000214887 A JP2000214887 A JP 2000214887A JP 11325947 A JP11325947 A JP 11325947A JP 32594799 A JP32594799 A JP 32594799A JP 2000214887 A JP2000214887 A JP 2000214887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prediction
channel
data
sound
data including
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11325947A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Tanaka
美昭 田中
Shoji Ueno
昭治 植野
Norihiko Fuchigami
徳彦 渕上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP11325947A priority Critical patent/JP2000214887A/ja
Publication of JP2000214887A publication Critical patent/JP2000214887A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチチャネルの音声信号の圧縮率を改善す
る。 【解決手段】 ミクス&マトリクス回路1’は6chのP
CMデータをそれぞれ加減ミックスし、各相関回路1−
1,〜1−n毎に所定の式により各チャンネルの相関性
をとり、これら相関データに基づいて各予測回路15お
いてチャンネル毎の予測残差を算出し、これら各予測残
差のうち最小となるデータを予測器選択信号生成器17
aにより選択して、パッキング回路18を通じてフォー
マット化回路19に供給し、ここで、所定のビットスト
リームにフォーマット化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチチャネルの
音声信号を予測符号化するための音声符号化装置、光記
録媒体、音声復号装置、音声伝送方法及び伝送媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】音声信号を予測符号化する方法として、
本発明者は先の出願(特願平9−289159号)にお
いて1チャネルの原デジタル音声信号に対して、特性が
異なる複数の予測器により時間領域における過去の信号
から現在の信号の複数の線形予測値を算出し、原デジタ
ル音声信号と、この複数の線形予測値から予測器毎の予
測残差を算出し、予測残差の最小値を選択する方法を提
案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法では原デジタル音声信号がサンプリング周波数=96
kHz、量子化ビット数=20ビット程度の場合にある
程度の圧縮効果を得ることができるが、近年のDVDオ
ーディオディスクではこの2倍のサンプリング周波数
(=192kHz)が使用され、また、量子化ビット数
も24ビットが使用される傾向があるので、圧縮率を改
善する必要がある。
【0004】そこで本発明は、マルチチャネルの音声信
号を予測符号化する場合に、圧縮率を改善することがで
きる音声符号化装置、光記録媒体、音声復号装置、音声
伝送方法及び伝送媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】また本発明は上記目的を
達成するために、元のマルチチャネルの音声信号を加減
ミックスして複数チャンネルの音声信号に変更するため
のミックス手段と、これら加減ミックスされた複数のチ
ャンネル信号を相関性のある音声信号に変換する複数の
相関手段と、これら各相関手段内に設けられて、前記音
声信号の複数の予測値をチャネル毎に算出し、これら複
数の予測値の各予測残差を算出し、これら予測残差が最
小値となる相関手段のデータを選択する予測符号化手段
と、前記予測符号化手段によって選択された予測残差を
含む予測符号化データを所定のビットストリームにフォ
ーマット化する手段とを、有する音声符号化装置が提供
される。
【0006】また本発明によれば、請求項1記載の音声
符号化装置において選択された予測残差を含む予測符号
化データが所定のビットストリームにフォーマット化さ
れて記録された光記録媒体が提供される。
【0007】また本発明によれば、請求項1記載の音声
符号化装置において選択された予測残差を含む予測符号
化データから予測値を算出し、予測値から元のマルチチ
ャネルの音声信号を復元することを特徴とする音声復号
装置が提供される。また本発明によれば、請求項1記載
の音声符号化装置において選択された予測残差を含む予
測符号化データを通信回線を介して伝送することを特徴
とする音声伝送方法が提供される。また本発明によれ
ば、請求項1記載の音声符号化装置において選択された
予測残差を含む予測符号化データを伝送することを特徴
とする伝送媒体が提供される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を説
明する。図1は本発明に係る音声符号化装置及び音声復
号装置の第1の実施形態を示すブロック図、図2は図1
の符号化部を詳しく示すブロック図、図3は図1、図2
の符号化部により符号化されたビットストリームを示す
説明図、図4は図1の復号化部を詳しく示すブロック
図、図5はDVDのパックのフォーマットを示す説明
図、図6はDVDのオーディオパックのフォーマットを
示す説明図、図7、図8は音声伝送方法を示すフローチ
ャートである。
【0009】ここで、マルチチャネル方式としては、例
えば次の4つの方式が知られている。 (1)4チャネル方式 ドルビーサラウンド方式の
ように、前方L、C、Rの3チャネル+後方Sの1チャ
ネルの合計4チャネル (2)5チャネル方式 ドルビーAC−3方式のS
Wチャネルなしのように、前方L、C、Rの3チャネル
+後方SL、SRの2チャネルの合計5チャネル (3)6チャネル方式 DTS(Digital Theater
System)方式や、ドルビーAC−3方式のように6チャ
ネル(L、C、R、SW(Lfe)、SL、SR) (4)8チャネル方式 SDDS(Sony Dynamic D
igital Sound)方式のように、前方L、LC、C、R
C、R、SWの6チャネル+後方SL、SRの2チャネ
ルの合計8チャネル
【0010】図1に示す符号化側の6チャネル(ch)ミ
クス&マトリクス回路1’は、マルチチャネル信号の一
例としてフロントレフト(Lf)、センタ(C)、フロ
ントライト(Rf)、サラウンドレフト(Ls)、サラ
ウンドライト(Rs)及びLfe(Low Frequency Effe
ct)の6chのPCMデータを係数mij(i=1,2,j
=1,2〜6)を用いて次式(1)によりステレオ2チ
ャネル(L、R)にダウンミクスする。 L=m11・Lf+m12・Rf+m13・C +m14・Ls+m15・Rs+m16・Lfe R=m21・Lf+m22・Rf+m23・C +m24・Ls+m25・Rs+m26・Lfe …(1)
【0011】またミクス&マトリクス回路1’は、元の
6ch(Lf、C、Rf、Ls、Rs、Lfe)を前方グ
ループに関する2chと他のグループに関する4chに分類
して4chを次式(2)のように、相関性のある信号
「3」〜「6」に変換し、2ch(L、R)を第1符号化
部2’−1に、また、4ch「3」〜「6」を第2符号化
部2’−2に出力する。 「1」=L 「2」=R 「3」=C−(Ls+Rs)/2 「4」=Ls+Rs 「5」=Ls−Rs 「6」=Lfe−C …(2)
【0012】符号化部2’を構成する第1及び第2符号
化部2’−1、2’−2はそれぞれ、図2に詳しく示す
ように2ch「1」、「2」と4ch「3」〜「6」のPC
Mデータをチャネル毎に予測符号化し、予測符号化デー
タを図3に示すようなビットストリームで記録媒体5や
衛星回線や電話回線等の通信媒体6を介して復号側に伝
送する。復号側では復号化部3’を構成する第1及び第
2復号化部3’−1、3’−2により、図4に詳しく示
すようにそれぞれ前方グループに関する2ch「1」、
「2」と他のグループに関する4ch「3」〜「6」の予
測符号化データをチャネル毎にPCMデータに復号す
る。次いでミクス&マトリクス回路4’により式
(1)、(2)に基づいて元の6ch(Lf、C、Rf、
Ls、Rs、Lfe)を復元するとともに、ステレオ2
chデータ(L、R)をそのまま出力する。
【0013】図2を参照して符号化部2’−1、2’−
2について詳しく説明する。各ch「1」〜「6」のPC
Mデータは1フレーム毎に1フレームバッファ10に格
納される。そして、1フレームの各ch「1」〜「6」の
サンプルデータがそれぞれ予測回路13D1、13D
2、15D1〜15D4に印加されるとともに、各ch
「1」〜「6」の各フレームの先頭サンプルデータ(後
述のリスタートヘッダ内に格納される)がアンパッキン
グ回路8及びフォーマット化回路19に印加される。ま
た、PCMデータがA/D変換されたときのサンプリン
グ周波数(fs)と量子化ビット数(Qb)がパッキン
グ回路18及びフォーマット化回路19に印加される。
予測回路13D1、13D2、15D1〜15D4はそ
れぞれ、各ch「1」〜「6」のPCMデータに対して、
特性が異なる複数の予測器(不図示)により時間領域に
おける過去の信号から現在の信号の複数の線形予測値を
算出し、次いで原PCMデータと、この複数の線形予測
値から予測器毎の予測残差を算出する。続くバッファ・
選択器14D1、14D2、16D1〜16D4はそれ
ぞれ、予測回路13D1、13D2、15D1〜15D
4により算出された各予測残差を一時記憶して、選択信
号/DTS(デコーディング・タイム・スタンプ)生成
器17により指定されたサブフレーム毎に予測残差の最
小値を選択する。
【0014】選択信号生成器17は予測残差のビット数
フラグをパッキング回路18とフォーマット化回路19
に対して印加し、また、予測残差が最小の予測器を示す
予測器選択フラグと、後述するような相関係数をフォー
マット化回路19に対して印加する。パッキング回路1
8はバッファ・選択器14D1、14D2、16D1〜
16D4により選択された6ch分の予測残差を、選択信
号生成器17により指定されたビット数フラグに基づい
て指定ビット数でパッキングする。
【0015】続くフォーマット化回路19は図3に示す
ようなユーザデータにフォーマット化する。このユーザ
データは前方グループに関する2ch(1)、(2)の予
測符号化データを含む可変レートビットストリームBS
0と、他のグループに関する4ch(3)〜(6)の予測
符号化データを含む可変レートビットストリームBS1
と、ストリームBS0、BS1の前に設けられたビット
ストリームヘッダにより構成されている。また、1フレ
ーム分のストリームBS0、BS1は ・フレームヘッダと、 ・各ch(1)〜(6)の1フレームの先頭サンプルデー
タと、 ・各ch(1)〜(6)のサブフレーム毎の予測器選択フ
ラグと、 ・各ch(1)〜(6)のサブフレーム毎のビット数フラ
グと、 ・各ch(1)〜(6)の予測残差データ列(可変ビット
数)と、 ・後述する相関係数 が多重化されている。このような予測符号化によれば、
原信号が例えばサンプリング周波数=96kHz、量子
化ビット数=24ビット、6チャネルの場合、71%の
圧縮率を実現することができる。
【0016】次に図4を参照して復号化部3’−1、
3’−2について説明する。上記フォーマットの可変レ
ートビットストリームデータBS0、BS1は、デフォ
ーマット化回路21によりストリームデータとフレーム
ヘッダに基づいて分離される。そして、各ch「1」〜
「6」の1フレームの先頭サンプルデータと予測器選択
フラグはそれぞれ予測回路24D1、24D2、23D
1〜23D4に印加され、各ch「1」〜「6」のビッ
ト数フラグと予測残差データ列はアンパッキング回路2
2に印加される。ここで、予測回路24D1、24D
2、23D1〜23D4内の複数の予測器(不図示)は
それぞれ、符号化側の予測回路13D1、13D2、1
5D1〜15D4内の複数の予測器と同一の特性であ
り、予測器選択フラグにより同一特性のものが選択され
る。
【0017】アンパッキング回路22は各ch「1」〜
「6」の予測残差データ列をビット数フラグ毎に基づい
て分離してそれぞれ予測回路24D1、24D2、23
D1〜23D4に出力する。予測回路24D1、24D
2、23D1〜23D4ではそれぞれ、アンパッキング
回路22からの各ch「1」〜「6」の今回の予測残差
データと、内部の複数の予測器の内、予測器選択フラグ
により選択された各1つにより予測された前回の予測値
が加算されて今回の予測値が算出され、次いで1フレー
ムの先頭サンプルデータを基準として各サンプルのPC
Mデータが算出される。
【0018】ここで、図2に示す符号化部2’−1、
2’−2により予測符号化された可変レートビットスト
リームデータを、記録媒体の一例としてDVDオーディ
オディスクに記録する場合には、図5に示すオーディオ
(A)パックにパッキングされる。このパックは203
4バイトのユーザデータ(Aパケット、Vパケット)に
対して4バイトのパックスタート情報と、6バイトのS
CR(System Clock Reference:システム時刻基準参照
値)情報と、3バイトのMux レート(rate)情報と1バ
イトのスタッフィングの合計14バイトのパックヘッダ
が付加されて構成されている(1パック=合計2048
バイト)。この場合、タイムスタンプであるSCR情報
を、ACBユニット内の先頭パックでは「1」として同
一タイトル内で連続とすることにより同一タイトル内の
Aパックの時間を管理することができる。
【0019】圧縮PCMのAパケットは図6に詳しく示
すように、9〜22バイトのパケットヘッダと、圧縮P
CMのプライベートヘッダと、図3に示すフォーマット
の1ないし2015バイトのオーディオデータ(圧縮P
CM)により構成されている。圧縮PCMのプライベー
トヘッダは、 ・1バイトのサブストリームIDと、 ・2バイトのUPC/EAN−ISRC(Universal Pr
oduct Code/European Article Number-International S
tandard Recording Code)番号、及びUPC/EAN−
ISRCデータと、 ・1バイトのプライベートヘッダ長と、 ・2バイトの第1アクセスユニットポインタと、 ・4バイトのオーディオデータ情報(ADI)と、 ・0〜7バイトのスタッフィングバイトとに、 より構成されている。
【0020】そして、ADI内に1秒後のアクセスユニ
ットをサーチするための前方アクセスユニット・サーチ
ポインタと、1秒前のアクセスユニットをサーチするた
めの後方アクセスユニット・サーチポインタがともに1
バイトでセットされる。具体的には、ADIの1バイト
目に前方アクセスユニット・サーチポインタが、8バイ
ト目に後方アクセスユニット・サーチポインタがセット
される。このようにADIは、圧縮PCMでは4バイト
に減少させるためオーディオデータを2015バイトま
で収納できる。
【0021】図6に示す圧縮PCM(PPCM)のオー
ディオパケットにおけるオーディオデータエリアは、図
7に示すように複数のPPCMアクセスユニットにより
構成され、PPCMアクセスユニットはPPCMシンク
情報とサブパケットにより構成されている。最初のPP
CMアクセスユニット内のサブパケットは、ディレクト
リと、サブストリーム「BS0」と、CRC(1バイト
又は2バイト)と、サブストリーム「BS1」と、CR
Cとエクストラ情報により構成され、サブストリーム
「BS0」、「BS1」はPPCMブロックのみにより
構成されている。2番目以降のPPCMアクセスユニッ
ト内のサブパケットも、ディレクトリと、サブストリー
ム「BS0」と、CRCと、サブストリーム「BS1」
と、CRCとエクストラ情報により構成され、サブスト
リーム「BS0」、「BS1」はリスタートヘッダとP
PCMブロックにより構成されている。
【0022】また、図2に示す符号化部2’−1、2’
−2により予測符号化された可変レートビットストリー
ムデータをネットワークを介して伝送する場合には、符
号化側では図8示すように伝送用にパケット化し(ステ
ップS41)、次いでパケットヘッダを付与し(ステッ
プS42)、次いでこのパケットをネットワーク上に送
り出す(ステップS43)。復号側では図9に示すよう
にヘッダを除去し(ステップS51)、次いでデータを
復元し(ステップS52)、次いでこのデータをメモリ
に格納して復号を待つ(ステップS53)。
【0023】なお、上記実施形態では、ステレオ2chデ
ータ(L、R)をそのまま伝送したが、 「1」=L+R 「2」=L−R 「3」〜「5」は同じ 「6」=Lfe−a×C ただし、0≦a≦1 …(2)’ により6チャネル「1」〜「6」と共に、相関のある信
号に変換して予測符号化するようにしてもよい(第2の
実施形態)。この場合には、復号化側のミクス&マトリ
クス回路4’はチャネル「1」、「2」を加算すること
によりチャネルLを、減算することによりチャネルRを
生成することができる。なお、上記実施例では、マルチ
チャンネル(6ch)とステレオ(2ch)と復元する
ようにしているが、いずれか一方でもよいことは言うま
でもない。
【0024】また、図10は第3の実施の形態を示す図
で、この場合にはダウンミックスすることなく、前方グ
ループに関する2ch「1」、「2」を 「1」=Lf+Rf 「2」=Lf−Rf として伝送する。そして、再生側では、所望に応じて後
段側のミックス&マトリクス回路4’から出力されたダ
ウンミックスされないステレオ2チャンネル信号Lf,
Rfを使用したり、この回路4’内でダウンミックスさ
れて取り出されたステレオ2チャンネル信号L,Rを使
用することもできる。
【0025】次に、図11、図12、図13を参照して
第4の実施形態について説明する。上記の実施形態で
は、1グループの相関性の信号「1」〜「6」を予測符
号化するように構成されているが、この第4の実施形態
では複数グループの相関性のある信号を生成して予測符
号化し、圧縮率が最も高いグループの予測符号化データ
を選択するように構成されている。また、このこの実施
例ではその1グループ内における符号化は、前述の各実
施例の場合のように前方グループに関する2chと他の
グループに関する4chに分類して変換するようなこと
はせずに、一つにまとめた符号化処理が行われる構成
で、図11は前述の図1に対応した図として示してあ
る。このため図12に示す符号化部では、第1〜第nの
相関回路1−1〜1−nが設けられ、このn個の相関回
路1−1〜1−nは例えば6ch(Lf、C、Rf、L
s、Rs、Lfe)のPCMデータを、相関性が異なる
n種類の6ch信号「1」〜「6」に変換する。
【0026】例えば第1の相関回路1−1は以下のよう
に変換し、 「1」=Lf 「2」=C−(Ls+Rs)/2 「3」=Rf−Lf 「4」=Ls−a×Lfe 「5」=Rs−b×Rf 「6」=Lfe また、第nの相関回路1−nは以下のように変換し、 「1」=Lf+Rf 「2」=C−Lf 「3」=Rf−Lf 「4」=Ls−Lf 「5」=Rs−Lf 「6」=Lfe−C また、他の相関回路は第1の実施形態のように変換す
る。
【0027】また、相関回路1−1〜1−n毎に予測回
路15とバッファ・選択器16が設けられ、グループ毎
の予測残差の最小値のデータ量に基づいて圧縮率が最も
高いグループが相関選択信号生成器17bにより選択さ
れる。このとき、フォーマット化回路19はその選択フ
ラグ(相関回路選択フラグ、その相関回路の相関係数
a、b)を追加して多重化する。
【0028】そして、図13は前述の図6に対応したデ
ータエリアを示し、この実施例ではサブストリーム「B
S1」を用いず、サブストリーム「BS0」のみで構成
することになる。
【0029】また、図14に示す復号化側では、符号化
側の相関回路1−1〜1−nに対してn個の相関回路4
−1〜4−n(又は係数a、bが変更可能な1つの相関
回路4)が設けられる。なお、図12に示すnグループ
の予測回路が同一の構成である場合、復号装置では図1
4に示すようにnグループ分の予測回路を設ける必要は
なく、1つのグループ分の予測回路でよい。そして、符
号化装置から伝送された選択フラグに基づいて相関回路
4−1〜4−nの1つを選択、又は係数a、bを設定し
て元の6ch(Lf、C、Rf、Ls、Rs、Lfe)を
復元し、また、式(1)によりマルチチャネルをダウン
ミクスしてステレオ2chデータ(L、R)を生成する。
また、チャンネル数が「1」〜「6」の6チャンネル方
式のものは、一例であって5チャンネル方式等他の方式
のものであってもよい。
【0030】また、上記の第1の実施形態では、1種類
の相関性の信号「1」〜「6」を予測符号化するように
構成されているが、この信号「1」〜「6」のグループ
と原信号(Lf、C、Rf、Ls、Rs、Lfe)のグ
ループを予測符号化し、圧縮率が高い方のグループを選
択するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本願各本発明によれ
ば、特に、マルチチャネルの音声信号を予測符号化する
場合に圧縮率を改善することができる音声符号化装置、
光記録媒体、音声復号装置、音声伝送方法及び伝送媒体
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音声符号化装置及び音声復号装置
の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の符号化部を詳しく示すブロック図であ
る。
【図3】図1、図2の符号化部により符号化されたビッ
トストリームを示す説明図である。
【図4】図1の復号化部を詳しく示すブロック図であ
る。
【図5】DVDのパックのフォーマットを示す説明図で
ある。
【図6】DVDのオーディオパックのフォーマットを示
す説明図である。
【図7】図6のオーディオデータエリアのフォーマット
を詳しく示す説明図である。
【図8】音声伝送方法を示すフローチャートである。
【図9】音声伝送方法を示すフローチャートである。
【図10】第3の実施形態の音声符号化装置及び音声復
号装置を示すブロック図である。
【図11】本発明に係る音声符号化装置及び音声復号装
置の第4の実施形態を示すブロック図である。
【図12】第4の実施形態の音声符号化装置を示すブロ
ック図である。
【図13】図7に対応した別の実施例の説明図である。
【図14】第4の実施形態の音声復号装置を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1’ 6chミクス&マトリクス回路(相関手段、ダウン
ミクス手段) 13D1、13D2、15D1〜15D4 予測回路
(バッファ・選択器14D1、14D2、16D1〜1
6D4と共に予測符号化手段を構成する。) 14D1、14D2、16D1〜16D4 バッファ・
選択器 19 フォーマット化回路(フォーマット化手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元のマルチチャネルの音声信号を加減ミ
    ックスして複数チャンネルの音声信号に変更するための
    ミックス手段と、これら加減ミックスされた複数のチャ
    ンネル信号を相関性のある音声信号に変換する複数の相
    関手段と、 これら各相関手段内に設けられて、前記音声信号の複数
    の予測値をチャネル毎に算出し、これら複数の予測値の
    各予測残差を算出し、これら予測残差が最小値となる相
    関手段のデータを選択する予測符号化手段と、 前記予測符号化手段によって選択された予測残差を含む
    予測符号化データを所定のビットストリームにフォーマ
    ット化する手段とを、 有する音声符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の音声符号化装置において
    選択された予測残差を含む予測符号化データが所定のビ
    ットストリームにフォーマット化されて記録された光記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の音声符号化装置において
    選択された予測残差を含む予測符号化データから予測値
    を算出し、予測値から元のマルチチャネルの音声信号を
    復元することを特徴とする音声復号装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の音声符号化装置において
    選択された予測残差を含む予測符号化データを通信回線
    を介して伝送することを特徴とする音声伝送方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の音声符号化装置において
    選択された予測残差を含む予測符号化データを伝送する
    ことを特徴とする伝送媒体。
JP11325947A 1998-11-16 1999-11-16 音声符号化装置、光記録媒体、音声復号装置、音声伝送方法及び伝送媒体 Pending JP2000214887A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007507731A (ja) * 2003-10-02 2007-03-29 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ 互換性マルチチャンネル符号化/復号化
JP2007519349A (ja) * 2004-01-20 2007-07-12 フラウンホッファー−ゲゼルシャフト ツァ フェルダールング デァ アンゲヴァンテン フォアシュンク エー.ファオ マルチチャネル出力信号を構築する装置および方法またはダウンミックス信号を生成する装置および方法
JP2008516290A (ja) * 2004-11-02 2008-05-15 コーディング テクノロジーズ アクチボラゲット 非相関信号を用いた音声符号化

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