JP2000209035A - 広帯域fm復調回路 - Google Patents
広帯域fm復調回路Info
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- JP2000209035A JP2000209035A JP823999A JP823999A JP2000209035A JP 2000209035 A JP2000209035 A JP 2000209035A JP 823999 A JP823999 A JP 823999A JP 823999 A JP823999 A JP 823999A JP 2000209035 A JP2000209035 A JP 2000209035A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広帯域FM復調回路において、復調効率を改
善し、周波数特性の低いデバイスを用いて復調動作を可
能にし、回路規模及び消費電力の低減を図る。 【解決手段】 1つのリミッタ回路と、1つの遅延回路
と、リミッタ回路出力信号と遅延回路出力信号との論理
積を出力する2つのAND回路を用いて、リミッタ回路
によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち上がり
及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信号
を得、低い周波数成分のまま増幅した後、加算器と積分
回路により1つの平滑信号出力を得る。
善し、周波数特性の低いデバイスを用いて復調動作を可
能にし、回路規模及び消費電力の低減を図る。 【解決手段】 1つのリミッタ回路と、1つの遅延回路
と、リミッタ回路出力信号と遅延回路出力信号との論理
積を出力する2つのAND回路を用いて、リミッタ回路
によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち上がり
及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信号
を得、低い周波数成分のまま増幅した後、加算器と積分
回路により1つの平滑信号出力を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、周波数変調または
位相変調を用いて数100MHzから数GHzに渡り情
報通信を行うシステムに利用する、広帯域FM復調回路
に関する。
位相変調を用いて数100MHzから数GHzに渡り情
報通信を行うシステムに利用する、広帯域FM復調回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の広帯域FM復調回路の構成を図2
7に示す(例えば、特開平9−312522)。この広
帯域FM復調回路は、周波数変調又は位相変調信号を入
力する信号入力手段1と、入力信号をパルスに変換する
リミッタ回路2と、リミッタ回路が出力した信号を時間
τだけ遅延させる遅延回路3と、リミッタ回路の出力し
た信号と遅延回路により遅延され反転された信号との論
理積を出力するAND回路4と、AND回路4の出力よ
り復調信号を得る積分回路9とで構成されている。この
広帯域FM復調回路では、入力された周波数変調又は位
相変調信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、リミ
ッタ回路2の出力信号の一方はAND回路4に入力し、
もう一方は遅延回路3によって遅延され反転信号をAN
D回路4に入力する。AND回路の入力信号と出力信号
の波形を図28に示す。(a)はリミッタ回路への入力
信号、(b)はリミッタ回路の出力信号、(c)は遅延
回路の出力信号、(d)はAND回路への入力信号、
(e)はAND回路の出力信号である。(d)の信号は
(b)の信号より時間τだけ遅延されて反転されてい
る。(b)、(d)の信号のAND演算を施すと、
(e)のようにデューティ(duty)比の異なる信号
が出力される。入力信号の周期をT(=1/f)、AN
D回路の出力電圧をV_high、V_low(V_h
igh>V_low)とした場合、積分回路6の出力電
圧Voutは(数2)で示され、入力信号周波数fとV
outは線形となり、周波数変調信号又は位相変調信号
を振幅信号等に復調することができる。
7に示す(例えば、特開平9−312522)。この広
帯域FM復調回路は、周波数変調又は位相変調信号を入
力する信号入力手段1と、入力信号をパルスに変換する
リミッタ回路2と、リミッタ回路が出力した信号を時間
τだけ遅延させる遅延回路3と、リミッタ回路の出力し
た信号と遅延回路により遅延され反転された信号との論
理積を出力するAND回路4と、AND回路4の出力よ
り復調信号を得る積分回路9とで構成されている。この
広帯域FM復調回路では、入力された周波数変調又は位
相変調信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、リミ
ッタ回路2の出力信号の一方はAND回路4に入力し、
もう一方は遅延回路3によって遅延され反転信号をAN
D回路4に入力する。AND回路の入力信号と出力信号
の波形を図28に示す。(a)はリミッタ回路への入力
信号、(b)はリミッタ回路の出力信号、(c)は遅延
回路の出力信号、(d)はAND回路への入力信号、
(e)はAND回路の出力信号である。(d)の信号は
(b)の信号より時間τだけ遅延されて反転されてい
る。(b)、(d)の信号のAND演算を施すと、
(e)のようにデューティ(duty)比の異なる信号
が出力される。入力信号の周期をT(=1/f)、AN
D回路の出力電圧をV_high、V_low(V_h
igh>V_low)とした場合、積分回路6の出力電
圧Voutは(数2)で示され、入力信号周波数fとV
outは線形となり、周波数変調信号又は位相変調信号
を振幅信号等に復調することができる。
【0003】
【数1】 Vout=1/T・[τ・(V_high−V_low)]・a+b =τf(V_high−V_low)・a+b a:効率に関する係数 b:オフセットに関する係数
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな広帯域FM復調回路では、復調帯域を変化させずに
効率を改善するためには遅延時間τを長くする必要があ
ったが、AND回路で復調する場合には復調帯域f_b
の最大値は(数1)で表されるようにτによって制限を
受ける。復調効率は遅延時間に比例するが、(数1)の
制限があるため復調帯域一定のまま復調効率を改善する
ことは難しいという課題があった。
うな広帯域FM復調回路では、復調帯域を変化させずに
効率を改善するためには遅延時間τを長くする必要があ
ったが、AND回路で復調する場合には復調帯域f_b
の最大値は(数1)で表されるようにτによって制限を
受ける。復調効率は遅延時間に比例するが、(数1)の
制限があるため復調帯域一定のまま復調効率を改善する
ことは難しいという課題があった。
【0005】また図29のように復調回路を2つ並べ、
信号の立ち上がり、立ち下がりを別々の回路で検波して
出力を加算する場合、効率は向上するが回路規模が大き
くなり、消費電力が2倍になってしまうという課題があ
った。
信号の立ち上がり、立ち下がりを別々の回路で検波して
出力を加算する場合、効率は向上するが回路規模が大き
くなり、消費電力が2倍になってしまうという課題があ
った。
【0006】
【数2】f_b = 1/(2・τ) さらに図30においてEXOR回路40を用いて信号の
立ち上がり、立ち下がりを検波する場合、EXOR回路
40の出力にはAND回路の場合に比べて倍の周波数成
分が含まれるため、EXOR回路40後のアンプ回路6
には高い周波数特性が必要となり消費電力が増加してし
まう。また非常に高い周波数特性を持ったアンプを構成
することは困難であるといった課題があった。
立ち上がり、立ち下がりを検波する場合、EXOR回路
40の出力にはAND回路の場合に比べて倍の周波数成
分が含まれるため、EXOR回路40後のアンプ回路6
には高い周波数特性が必要となり消費電力が増加してし
まう。また非常に高い周波数特性を持ったアンプを構成
することは困難であるといった課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
ために、以下の手段を講じた。
ために、以下の手段を講じた。
【0008】請求項1に記載の広帯域FM復調回路は、
周波数変調または位相変調された信号を入力する信号入
力手段と、入力信号を増幅して矩形波に変換する1つの
リミッタ回路と、リミッタ回路が出力した信号を遅延さ
せる1つの遅延回路と、リミッタ回路出力信号と遅延回
路出力信号との位相差に対応した信号を出力する少なく
とも2つのAND、NAND、OR,NOR等の論理回
路と、論理回路出力を整形する2つのアンプ回路と、2
つのアンプ出力を加算する1つの加算器と、平滑して復
調信号を得る1つの積分回路と、1つの平滑信号出力を
増幅するアンプ回路により構成される復調器において、
リミッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形
の立ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2
つの復調信号を得、出力を低い周波数成分の信号のまま
増幅し、加算器と積分回路により1つの平滑信号出力を
得る回路構成である。
周波数変調または位相変調された信号を入力する信号入
力手段と、入力信号を増幅して矩形波に変換する1つの
リミッタ回路と、リミッタ回路が出力した信号を遅延さ
せる1つの遅延回路と、リミッタ回路出力信号と遅延回
路出力信号との位相差に対応した信号を出力する少なく
とも2つのAND、NAND、OR,NOR等の論理回
路と、論理回路出力を整形する2つのアンプ回路と、2
つのアンプ出力を加算する1つの加算器と、平滑して復
調信号を得る1つの積分回路と、1つの平滑信号出力を
増幅するアンプ回路により構成される復調器において、
リミッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形
の立ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2
つの復調信号を得、出力を低い周波数成分の信号のまま
増幅し、加算器と積分回路により1つの平滑信号出力を
得る回路構成である。
【0009】また、請求項2に記載の広帯域FM復調回
路は、前記リミッタ回路、遅延回路、論理回路等もしく
はその結合で発生するDCオフセットを吸収する少なく
とも1つのオフセット吸収回路を具備し、信号ライン間
のDCオフセットを無調整で吸収する機能を有した、請
求項1に記載の広帯域FM復調回路である。
路は、前記リミッタ回路、遅延回路、論理回路等もしく
はその結合で発生するDCオフセットを吸収する少なく
とも1つのオフセット吸収回路を具備し、信号ライン間
のDCオフセットを無調整で吸収する機能を有した、請
求項1に記載の広帯域FM復調回路である。
【0010】また、請求項3に記載の広帯域FM復調回
路は、前記リミッタ回路及び遅延回路出力の信号分岐の
後に少なくとも1つのバッファ回路を具備し、信号の回
り込みを抑えた、請求項1に記載の広帯域FM復調回路
である。
路は、前記リミッタ回路及び遅延回路出力の信号分岐の
後に少なくとも1つのバッファ回路を具備し、信号の回
り込みを抑えた、請求項1に記載の広帯域FM復調回路
である。
【0011】また、請求項4に記載の広帯域FM復調回
路は、前記リミッタ回路、遅延回路、論理回路、論理回
路出力を増幅するアンプ回路、加算器等もしくはその結
合で発生するDCオフセットを吸収する回路及びリミッ
タ回路、遅延回路出力の信号分岐の後に少なくとも1つ
のバッファ回路を具備し、信号ライン間のDCオフセッ
トを無調整で吸収する機能を有し、信号の回り込みを抑
えた、請求項1に記載の広帯域FM復調回路である。
路は、前記リミッタ回路、遅延回路、論理回路、論理回
路出力を増幅するアンプ回路、加算器等もしくはその結
合で発生するDCオフセットを吸収する回路及びリミッ
タ回路、遅延回路出力の信号分岐の後に少なくとも1つ
のバッファ回路を具備し、信号ライン間のDCオフセッ
トを無調整で吸収する機能を有し、信号の回り込みを抑
えた、請求項1に記載の広帯域FM復調回路である。
【0012】また、請求項5に記載の広帯域FM復調回
路は、前記リミッタ回路から積分信号出力を増幅するア
ンプ回路までを差動信号で伝達している、請求項1から
請求項4に記載の広帯域FM復調回路である。
路は、前記リミッタ回路から積分信号出力を増幅するア
ンプ回路までを差動信号で伝達している、請求項1から
請求項4に記載の広帯域FM復調回路である。
【0013】また、請求項6に記載の広帯域FM復調回
路は、前記加算器を抵抗によるアッテネータで構成し
た、請求項1から請求項5に記載の広帯域FM復調回路
である。また、請求項7に記載の広帯域FM復調回路
は、前記加算器をFETによるアッテネータで構成し
た、請求項1から請求項5に記載の広帯域FM復調回路
である。
路は、前記加算器を抵抗によるアッテネータで構成し
た、請求項1から請求項5に記載の広帯域FM復調回路
である。また、請求項7に記載の広帯域FM復調回路
は、前記加算器をFETによるアッテネータで構成し
た、請求項1から請求項5に記載の広帯域FM復調回路
である。
【0014】また、請求項8に記載の広帯域FM復調回
路は、前記加算器を少なくとも2組のアンプの出力電流
を加算する電流加算器で構成した、請求項1から請求項
5に記載の広帯域FM復調回路である。
路は、前記加算器を少なくとも2組のアンプの出力電流
を加算する電流加算器で構成した、請求項1から請求項
5に記載の広帯域FM復調回路である。
【0015】また、請求項9に記載の広帯域FM復調回
路は、前記電流加算器がオフセット調整機構を有した、
請求項8に記載の広帯域FM復調回路である。
路は、前記電流加算器がオフセット調整機構を有した、
請求項8に記載の広帯域FM復調回路である。
【0016】また、請求項10に記載の広帯域FM復調
回路は、前記積分回路を低域通過フィルタで構成した、
請求項1から請求項9に記載の広帯域FM復調回路であ
る。
回路は、前記積分回路を低域通過フィルタで構成した、
請求項1から請求項9に記載の広帯域FM復調回路であ
る。
【0017】また、請求項11に記載の広帯域FM復調
器は、前記信号入力手段から加算器までが、GaAs
系、Si系等のFET、BJTデバイスにより同一の集
積化回路チップ内に収められていることを特徴とした、
請求項1から請求項10に記載の広帯域FM復調器であ
る。
器は、前記信号入力手段から加算器までが、GaAs
系、Si系等のFET、BJTデバイスにより同一の集
積化回路チップ内に収められていることを特徴とした、
請求項1から請求項10に記載の広帯域FM復調器であ
る。
【0018】また、請求項12に記載の広帯域FM復調
回路は、前記信号入力手段から信号出力手段までが、G
aAs系、Si系等のFET、BJTデバイスにより同
一の集積化回路チップ内に収められて構成する広帯域F
M復調器に用いたことを特徴とした、請求項1から請求
項10に記載の広帯域FM復調回路である。
回路は、前記信号入力手段から信号出力手段までが、G
aAs系、Si系等のFET、BJTデバイスにより同
一の集積化回路チップ内に収められて構成する広帯域F
M復調器に用いたことを特徴とした、請求項1から請求
項10に記載の広帯域FM復調回路である。
【0019】これらの発明によれば、リミッタ回路によ
りパルスに変換された1つの信号波形の立ち上がり及び
立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信号を得
ることにより、復調効率を向上させ、低い周波数成分を
持つ信号のまま増幅することにより周波数特性の低いデ
バイスを用いて復調動作を実現させ、回路規模及び消費
電力を削減できる。
りパルスに変換された1つの信号波形の立ち上がり及び
立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信号を得
ることにより、復調効率を向上させ、低い周波数成分を
持つ信号のまま増幅することにより周波数特性の低いデ
バイスを用いて復調動作を実現させ、回路規模及び消費
電力を削減できる。
【0020】また、請求項13に記載の広帯域FM復調
回路は、周波数変調又は位相変調された信号を含む光信
号を受信する受信装置に、請求項1から請求項10に記
載の広帯域FM復調回路を搭載したことを特徴とするも
ので、上記復調効率の向上により情報品質劣化が改善さ
れる。
回路は、周波数変調又は位相変調された信号を含む光信
号を受信する受信装置に、請求項1から請求項10に記
載の広帯域FM復調回路を搭載したことを特徴とするも
ので、上記復調効率の向上により情報品質劣化が改善さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図27、図29を用いて説明する。
て図1から図27、図29を用いて説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1を示すブロック図である。図1において、1は周波
数変調又は位相変調信号を入力する信号入力手段であ
る。2は入力信号をパルスに変換して出力するリミッタ
回路である。3はリミッタ回路出力信号を時間τだけ遅
延させる遅延回路である。4はリミッタ回路2によって
パルス化された信号と、遅延回路3によって遅延され反
転入力された信号との積を出力する第1のAND回路で
ある。5はリミッタ回路2によってパルス化され反転入
力された信号と、遅延回路3によって遅延された信号と
の積を出力する第2のAND回路である。6はAND回
路4の出力波形を整形するアンプ回路である。7はAN
D回路5の出力波形を整形するアンプ回路である。8は
アンプ回路6及び7の出力電圧を加算する加算器であ
る。9は加算器8の出力を平滑し復調出力を得る積分回
路である。10は積分回路9の出力を増幅するアンプ回
路である。11は復調信号を出力する信号出力手段であ
る。
態1を示すブロック図である。図1において、1は周波
数変調又は位相変調信号を入力する信号入力手段であ
る。2は入力信号をパルスに変換して出力するリミッタ
回路である。3はリミッタ回路出力信号を時間τだけ遅
延させる遅延回路である。4はリミッタ回路2によって
パルス化された信号と、遅延回路3によって遅延され反
転入力された信号との積を出力する第1のAND回路で
ある。5はリミッタ回路2によってパルス化され反転入
力された信号と、遅延回路3によって遅延された信号と
の積を出力する第2のAND回路である。6はAND回
路4の出力波形を整形するアンプ回路である。7はAN
D回路5の出力波形を整形するアンプ回路である。8は
アンプ回路6及び7の出力電圧を加算する加算器であ
る。9は加算器8の出力を平滑し復調出力を得る積分回
路である。10は積分回路9の出力を増幅するアンプ回
路である。11は復調信号を出力する信号出力手段であ
る。
【0023】次に上記実施の形態1の動作について図1
から図6、図27、図29を用いて説明する。
から図6、図27、図29を用いて説明する。
【0024】まず図1において、信号入力手段1から入
力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調信
号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)に
示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5に
出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図2
(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。
力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調信
号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)に
示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5に
出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図2
(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。
【0025】AND回路5は遅延回路3より出力された
図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2
(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7に
て低い周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対
し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立
ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得る。
ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形
は位相が180度異なっており、これらの出力を加算器
8によって加算することにより、倍の周波数成分をもつ
図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積分回
路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値Vo
utとなる。Voutは、図4におけるハイレベル、ロ
ーレベルの電圧をそれぞれV_high、V_lowと
すると、(数2)で表される。すなわちVoutは周波
数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は
図5に示すような右上がりの直線になる。
図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2
(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7に
て低い周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対
し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立
ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得る。
ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形
は位相が180度異なっており、これらの出力を加算器
8によって加算することにより、倍の周波数成分をもつ
図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積分回
路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値Vo
utとなる。Voutは、図4におけるハイレベル、ロ
ーレベルの電圧をそれぞれV_high、V_lowと
すると、(数2)で表される。すなわちVoutは周波
数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は
図5に示すような右上がりの直線になる。
【0026】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態1における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態1における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0027】従って、本実施の形態1によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0028】なお、上記実施例では論理回路にAND回
路を適応した構成について説明したが、NAND回路、
OR回路、NOR回路等を用いても同様な効果が得られ
る。
路を適応した構成について説明したが、NAND回路、
OR回路、NOR回路等を用いても同様な効果が得られ
る。
【0029】(実施の形態2)図7は本発明の実施の形
態2を示すブロック図である。ここで、前記従来例、実
施の形態1で説明した構成用件と同一作用を有するブロ
ックには同一の符号を付す。図7において、121及び
122はリミッタ回路で発生するDCのオフセットを吸
収する第1、第2のDCオフセット吸収回路である。1
23及び124はリミッタ回路及び遅延回路で発生する
DCのオフセットを吸収する第3、第4のDCオフセッ
ト吸収回路である。4はリミッタ回路2によってパルス
化された信号と、遅延回路3によって遅延され反転入力
された信号との積を出力する第1のAND回路である。
5はリミッタ回路2によってパルス化され反転入力され
た信号と、遅延回路3によって遅延された信号との積を
出力する第2のAND回路である。
態2を示すブロック図である。ここで、前記従来例、実
施の形態1で説明した構成用件と同一作用を有するブロ
ックには同一の符号を付す。図7において、121及び
122はリミッタ回路で発生するDCのオフセットを吸
収する第1、第2のDCオフセット吸収回路である。1
23及び124はリミッタ回路及び遅延回路で発生する
DCのオフセットを吸収する第3、第4のDCオフセッ
ト吸収回路である。4はリミッタ回路2によってパルス
化された信号と、遅延回路3によって遅延され反転入力
された信号との積を出力する第1のAND回路である。
5はリミッタ回路2によってパルス化され反転入力され
た信号と、遅延回路3によって遅延された信号との積を
出力する第2のAND回路である。
【0030】次に上記実施の形態2の動作について図2
から図8、図27、図29を用いて説明する。
から図8、図27、図29を用いて説明する。
【0031】図8にDCオフセット吸収回路の一例を示
す。図8において、13は信号入力端子、14は信号出
力端子、15はコンデンサ、161及び162は抵抗で
ある。信号入力端子13への入力信号周波数f=1/T
がDCオフセット吸収回路の低域遮断周波数より高い場
合、DCオフセット吸収回路は抵抗161及び162で
決定される所望のDCバイアスを印加した信号を信号出
力端子14から出力する。
す。図8において、13は信号入力端子、14は信号出
力端子、15はコンデンサ、161及び162は抵抗で
ある。信号入力端子13への入力信号周波数f=1/T
がDCオフセット吸収回路の低域遮断周波数より高い場
合、DCオフセット吸収回路は抵抗161及び162で
決定される所望のDCバイアスを印加した信号を信号出
力端子14から出力する。
【0032】まず図7において、信号入力手段1から入
力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調信
号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)に
示す波形を遅延回路3とDCオフセット吸収回路121
及び122に出力する。遅延回路3は図2(b)の波形
を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をDCオフセッ
ト吸収回路123及び124に出力する。各DCオフセ
ット吸収回路は入力された信号に所望のDCバイアスを
与えて信号を出力する。AND回路4はリミッタ回路2
より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力を反転
した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、アンプ
回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期
Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波
形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す出力波形を
得る。AND回路5は遅延回路3より出力された図2
(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2(e)
に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7にて低い
周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デュ
ーティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち下がり
を検波した図2(g)に示す出力波形を得る。ここで図
2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形は位相が
180度異なっており、これらの出力を加算器8によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積分回路9
に入力すると、出力は図3に示すような一定値Vout
となる。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレ
ベルの電圧をそれぞれV_high、V_lowとする
と、(数2)で表される。すなわちVoutは周波数f
に線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5
に示すような右上がりの直線になる。
力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調信
号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)に
示す波形を遅延回路3とDCオフセット吸収回路121
及び122に出力する。遅延回路3は図2(b)の波形
を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をDCオフセッ
ト吸収回路123及び124に出力する。各DCオフセ
ット吸収回路は入力された信号に所望のDCバイアスを
与えて信号を出力する。AND回路4はリミッタ回路2
より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力を反転
した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、アンプ
回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期
Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波
形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す出力波形を
得る。AND回路5は遅延回路3より出力された図2
(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2(e)
に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7にて低い
周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デュ
ーティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち下がり
を検波した図2(g)に示す出力波形を得る。ここで図
2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形は位相が
180度異なっており、これらの出力を加算器8によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積分回路9
に入力すると、出力は図3に示すような一定値Vout
となる。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレ
ベルの電圧をそれぞれV_high、V_lowとする
と、(数2)で表される。すなわちVoutは周波数f
に線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5
に示すような右上がりの直線になる。
【0033】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態2における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態2における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0034】従って、本実施の形態2によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0035】なお、上記実施例ではDCオフセット吸収
回路をAND回路入力前に設けた構成について説明した
が、遅延回路前に設けた構成についても、同様な効果が
得られる。
回路をAND回路入力前に設けた構成について説明した
が、遅延回路前に設けた構成についても、同様な効果が
得られる。
【0036】また、上記実施例ではDCオフセット吸収
回路に図8で示す回路を適応した構成について説明した
が、図9に示す回路構成でも同様な効果が得られる。
回路に図8で示す回路を適応した構成について説明した
が、図9に示す回路構成でも同様な効果が得られる。
【0037】(実施の形態3)図10は本発明の実施の
形態3を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1及び実施の形態2で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図10
において、181及び182はリミッタ回路2、遅延回
路3の出力を受ける第1、第2のバッファ回路である。
183及び184はバッファ回路181の出力を受ける
第3、第4のバッファ回路である。185及び186は
遅延回路3の出力を受ける第5、第6のバッファ回路で
ある。4はリミッタ回路2によってパルス化された信号
と、遅延回路3によって遅延され反転入力された信号と
の積を出力する第1のAND回路である。5はリミッタ
回路2によってパルス化され反転入力された信号と、遅
延回路3によって遅延された信号との積を出力する第2
のAND回路である。
形態3を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1及び実施の形態2で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図10
において、181及び182はリミッタ回路2、遅延回
路3の出力を受ける第1、第2のバッファ回路である。
183及び184はバッファ回路181の出力を受ける
第3、第4のバッファ回路である。185及び186は
遅延回路3の出力を受ける第5、第6のバッファ回路で
ある。4はリミッタ回路2によってパルス化された信号
と、遅延回路3によって遅延され反転入力された信号と
の積を出力する第1のAND回路である。5はリミッタ
回路2によってパルス化され反転入力された信号と、遅
延回路3によって遅延された信号との積を出力する第2
のAND回路である。
【0038】次に上記実施の形態3の動作について図1
から図6、図10から図11、図27、図29を用いて
説明する。
から図6、図10から図11、図27、図29を用いて
説明する。
【0039】図11にバッファ回路の一例を示す。図1
1において、13は信号入力端子、14は信号出力端
子、191はFET、201は定電流源である。バッフ
ァ回路は信号入力端子13より入力された信号を所望の
DCバイアスを与えて出力する。図1において、遅延回
路3の出力信号がAND回路4及び5の入力端子が近接
するなどの原因でカップリングして遅延回路3の入力部
に回り込んだ場合、発振する恐れがある。図10の構成
を用いた場合、図1において信号の回り込みが発生しう
る経路において少なくとも1つのバッファ回路を通過す
るため、発振を抑圧できる。
1において、13は信号入力端子、14は信号出力端
子、191はFET、201は定電流源である。バッフ
ァ回路は信号入力端子13より入力された信号を所望の
DCバイアスを与えて出力する。図1において、遅延回
路3の出力信号がAND回路4及び5の入力端子が近接
するなどの原因でカップリングして遅延回路3の入力部
に回り込んだ場合、発振する恐れがある。図10の構成
を用いた場合、図1において信号の回り込みが発生しう
る経路において少なくとも1つのバッファ回路を通過す
るため、発振を抑圧できる。
【0040】まず図10において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形をバッファ回路181及び182に出力す
る。各バッファ回路は入力された信号に一定のDCバイ
アスを与えて信号を出力する。遅延回路3は図2(b)
の波形を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をバッフ
ァ回路185及び186に出力する。AND回路4はリ
ミッタ回路2より出力された図2(b)及び遅延回路3
の出力を反転した図2(d)に示す信号波形のANDを
施し、アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形
され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図
2(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示
す出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出力
された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した
図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路
7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに
対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の
立ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得
る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力
波形は位相が180度異なっており、これらの出力を加
算器8によって加算することにより、倍の周波数成分を
もつ図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積
分回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値
Voutとなる。Voutは、図4におけるハイレベ
ル、ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_l
owとすると、(数2)で表される。すなわちVout
は周波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧
特性は図5に示すような右上がりの直線になる。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形をバッファ回路181及び182に出力す
る。各バッファ回路は入力された信号に一定のDCバイ
アスを与えて信号を出力する。遅延回路3は図2(b)
の波形を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をバッフ
ァ回路185及び186に出力する。AND回路4はリ
ミッタ回路2より出力された図2(b)及び遅延回路3
の出力を反転した図2(d)に示す信号波形のANDを
施し、アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形
され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図
2(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示
す出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出力
された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した
図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路
7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに
対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の
立ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得
る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力
波形は位相が180度異なっており、これらの出力を加
算器8によって加算することにより、倍の周波数成分を
もつ図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積
分回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値
Voutとなる。Voutは、図4におけるハイレベ
ル、ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_l
owとすると、(数2)で表される。すなわちVout
は周波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧
特性は図5に示すような右上がりの直線になる。
【0041】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態3における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態3における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0042】従って、本実施の形態3によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0043】(実施の形態4)図12は本発明の実施の
形態4を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態3で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図12
において、181及び182はリミッタ回路2、遅延回
路3の出力を受けるバッファ回路である。183及び1
84はバッファ回路181の出力を受けるバッファ回路
である。185及び186は遅延回路3の出力を受ける
バッファ回路である。121及び122はリミッタ回路
で発生するDCのオフセットを吸収する第1、第2のD
Cオフセット吸収回路である。123及び124はリミ
ッタ回路及び遅延回路で発生するDCのオフセットを吸
収する第3、第4のDCオフセット吸収回路である。
形態4を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態3で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図12
において、181及び182はリミッタ回路2、遅延回
路3の出力を受けるバッファ回路である。183及び1
84はバッファ回路181の出力を受けるバッファ回路
である。185及び186は遅延回路3の出力を受ける
バッファ回路である。121及び122はリミッタ回路
で発生するDCのオフセットを吸収する第1、第2のD
Cオフセット吸収回路である。123及び124はリミ
ッタ回路及び遅延回路で発生するDCのオフセットを吸
収する第3、第4のDCオフセット吸収回路である。
【0044】次に上記実施の形態4の動作について図1
から図6、図8、図11から図12、図27、図29を
用いて説明する。
から図6、図8、図11から図12、図27、図29を
用いて説明する。
【0045】図11にバッファ回路の一例を示す。図1
1において、13は信号入力端子、14は信号出力端
子、191はFET、201は定電流源である。バッフ
ァ回路は信号入力端子13より入力された信号を所望の
DCバイアスを与えて出力する。図1において、遅延回
路3の出力信号がAND回路4及び5の入力端子が近接
するなどの原因でカップリングして遅延回路3の入力部
に回り込んだ場合、発振する恐れがある。図12の構成
を用いた場合、図1において信号の回り込みが発生しう
る経路において少なくとも1つのバッファ回路を通過す
るため、発振を抑圧できる。
1において、13は信号入力端子、14は信号出力端
子、191はFET、201は定電流源である。バッフ
ァ回路は信号入力端子13より入力された信号を所望の
DCバイアスを与えて出力する。図1において、遅延回
路3の出力信号がAND回路4及び5の入力端子が近接
するなどの原因でカップリングして遅延回路3の入力部
に回り込んだ場合、発振する恐れがある。図12の構成
を用いた場合、図1において信号の回り込みが発生しう
る経路において少なくとも1つのバッファ回路を通過す
るため、発振を抑圧できる。
【0046】図8にDCオフセット吸収回路の一例を示
す。図8において、13は信号入力端子、14は信号出
力端子、15はコンデンサ、161及び162は抵抗で
ある。信号入力端子13への入力信号周波数f=1/T
がDCオフセット吸収回路の低域遮断周波数より高い場
合、DCオフセット吸収回路は抵抗161及び162で
決定される所望のDCバイアスを印加した信号を信号出
力端子14から出力する。
す。図8において、13は信号入力端子、14は信号出
力端子、15はコンデンサ、161及び162は抵抗で
ある。信号入力端子13への入力信号周波数f=1/T
がDCオフセット吸収回路の低域遮断周波数より高い場
合、DCオフセット吸収回路は抵抗161及び162で
決定される所望のDCバイアスを印加した信号を信号出
力端子14から出力する。
【0047】まず図12において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形をバッファ回路181及び182に出力す
る。各バッファ回路は入力された信号に一定のDCバイ
アスを与えて信号を出力する。遅延回路3は図2(b)
の波形を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をバッフ
ァ回路185及び186に出力する。各DCオフセット
吸収回路は各バッファ回路より入力された信号に所望の
DCバイアスを与えて信号を出力する。AND回路4は
リミッタ回路2より出力された図2(b)及び遅延回路
3の出力を反転した図2(d)に示す信号波形のAND
を施し、アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整
形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる
図2(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に
示す出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出
力された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転し
た図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回
路7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期T
に対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形
の立ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得
る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力
波形は位相が180度異なっており、これらの出力を加
算器8によって加算することにより、倍の周波数成分を
もつ図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積
分回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値
Voutとなる。Voutは、図4におけるハイレベ
ル、ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_l
owとすると、(数2)で表される。すなわちVout
は周波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧
特性は図5に示すような右上がりの直線になる。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形をバッファ回路181及び182に出力す
る。各バッファ回路は入力された信号に一定のDCバイ
アスを与えて信号を出力する。遅延回路3は図2(b)
の波形を時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をバッフ
ァ回路185及び186に出力する。各DCオフセット
吸収回路は各バッファ回路より入力された信号に所望の
DCバイアスを与えて信号を出力する。AND回路4は
リミッタ回路2より出力された図2(b)及び遅延回路
3の出力を反転した図2(d)に示す信号波形のAND
を施し、アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整
形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる
図2(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に
示す出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出
力された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転し
た図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回
路7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期T
に対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形
の立ち下がりを検波した図2(g)に示す出力波形を得
る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の出力
波形は位相が180度異なっており、これらの出力を加
算器8によって加算することにより、倍の周波数成分を
もつ図2(h)の出力波形を得る。加算器8の出力を積
分回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値
Voutとなる。Voutは、図4におけるハイレベ
ル、ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_l
owとすると、(数2)で表される。すなわちVout
は周波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧
特性は図5に示すような右上がりの直線になる。
【0048】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態4における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態4における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0049】従って、本実施の形態4によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0050】なお、上記実施例ではDCオフセット吸収
回路をAND回路入力前に設けた構成について説明した
が、遅延回路前に設けた構成についても、同様な効果が
得られる。
回路をAND回路入力前に設けた構成について説明した
が、遅延回路前に設けた構成についても、同様な効果が
得られる。
【0051】また、上記実施例ではDCオフセット吸収
回路に図8で示す回路を適応した構成について説明した
が、図13に示す回路構成でも同様な効果が得られる。
回路に図8で示す回路を適応した構成について説明した
が、図13に示す回路構成でも同様な効果が得られる。
【0052】(実施の形態5)図14は本発明の実施の
形態5を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態4で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図14
において、21は差動信号伝送ラインである。
形態5を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態4で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図14
において、21は差動信号伝送ラインである。
【0053】次に上記実施の形態5の動作について図2
から図6、図14、図27、図29を用いて説明する。
から図6、図14、図27、図29を用いて説明する。
【0054】まず図14において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に差動で出力する。遅延回路3は差動で受けた信号を時
間τだけ遅延し、図2(c)の波形をAND回路4とA
ND回路5に差動で出力する。AND回路4はリミッタ
回路2より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力
を反転した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、
アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、
1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2
(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す
差動出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出
力された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転し
た図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回
路7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期T
に対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形
の立ち下がりを検波した図2(g)に示す差動出力波形
を得る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の
出力波形は位相が180度異なっており、これらの差動
出力を加算器8によって加算することにより、倍の周波
数成分をもつ図2(h)の差動出力波形を得る。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に差動で出力する。遅延回路3は差動で受けた信号を時
間τだけ遅延し、図2(c)の波形をAND回路4とA
ND回路5に差動で出力する。AND回路4はリミッタ
回路2より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力
を反転した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、
アンプ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、
1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2
(b)の波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す
差動出力波形を得る。AND回路5は遅延回路3より出
力された図2(c)及びリミッタ回路2の出力を反転し
た図2(e)に示す信号波形のANDを施し、アンプ回
路7にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周期T
に対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の波形
の立ち下がりを検波した図2(g)に示す差動出力波形
を得る。ここで図2(f)の出力波形及び図2(g)の
出力波形は位相が180度異なっており、これらの差動
出力を加算器8によって加算することにより、倍の周波
数成分をもつ図2(h)の差動出力波形を得る。
【0055】加算器8の出力を積分回路9に差動で入力
すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
【0056】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態1における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態1における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0057】従って、本実施の形態5によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0058】(実施の形態6)図15は本発明の実施の
形態6を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態5で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図15
において、22は抵抗によるアッテネータである。
形態6を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態5で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図15
において、22は抵抗によるアッテネータである。
【0059】次に上記実施の形態6の動作について図2
から図6、図15から図16、図27、図29を用いて
説明する。
から図6、図15から図16、図27、図29を用いて
説明する。
【0060】まず図15において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力を抵抗によるアッテネータ22によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力を抵抗によるアッテネータ22によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
【0061】図16に抵抗によるT型アッテネータ22
の一例を示す。図16において、13及び23は信号入
力端子、14は信号出力端子、161から163は抵抗
である。抵抗161から163をそれぞれ所定の値に設
定することにより、所望の加算比及びアッテネータ量を
得ることができる。
の一例を示す。図16において、13及び23は信号入
力端子、14は信号出力端子、161から163は抵抗
である。抵抗161から163をそれぞれ所定の値に設
定することにより、所望の加算比及びアッテネータ量を
得ることができる。
【0062】アッテネータ22の出力を積分回路9に入
力すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
力すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
【0063】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態6における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態6における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0064】従って、本実施の形態6によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0065】なお上記実施例では、抵抗によるアッテネ
ータ22にT型アッテネータを適応した構成について示
したが、π型アッテネータを適応した構成についても、
同様な効果が得られる。
ータ22にT型アッテネータを適応した構成について示
したが、π型アッテネータを適応した構成についても、
同様な効果が得られる。
【0066】(実施の形態7)図17は本発明の実施の
形態7を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態6で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図17
において、24はFETによるアッテネータである。
形態7を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態6で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図17
において、24はFETによるアッテネータである。
【0067】次に上記実施の形態7の動作について図2
から図6、図17から図18、図27、図29を用いて
説明する。
から図6、図17から図18、図27、図29を用いて
説明する。
【0068】まず図17において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力をFETによるアッテネータ24によ
って加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力をFETによるアッテネータ24によ
って加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
【0069】図18にFETによるT型アッテネータ2
4の一例を示す。図18において、13及び23は信号
入力端子、14は信号出力端子、191から193はF
ET、251から253はFETのゲート電圧調整端子
である。それぞれのゲート電圧調整端子を所定の電圧に
設定することにより、FETのオン抵抗を利用したT型
アッテネータが構成され、所望の加算比及びアッテネー
タ量を得ることができる。
4の一例を示す。図18において、13及び23は信号
入力端子、14は信号出力端子、191から193はF
ET、251から253はFETのゲート電圧調整端子
である。それぞれのゲート電圧調整端子を所定の電圧に
設定することにより、FETのオン抵抗を利用したT型
アッテネータが構成され、所望の加算比及びアッテネー
タ量を得ることができる。
【0070】アッテネータ24の出力を積分回路9に入
力すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
力すると、出力は図3に示すような一定値Voutとな
る。Voutは、図4におけるハイレベル、ローレベル
の電圧をそれぞれV_high、V_lowとすると、
(数2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線
形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示
すような右上がりの直線になる。
【0071】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態7における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態7における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0072】従って、本実施の形態7によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0073】なお上記実施例では、FETによるアッテ
ネータ24にT型アッテネータを適応した構成について
示したが、π型アッテネータを適応した構成について
も、同様な効果が得られる。
ネータ24にT型アッテネータを適応した構成について
示したが、π型アッテネータを適応した構成について
も、同様な効果が得られる。
【0074】(実施の形態8)図19は本発明の実施の
形態8を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態7で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図19
において、26は少なくとも2組のアンプの出力電流を
加算するアンプによる電流加算器である。
形態8を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態7で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図19
において、26は少なくとも2組のアンプの出力電流を
加算するアンプによる電流加算器である。
【0075】次に上記実施の形態8の動作について図2
から図6、図19から図22、図27、図29を用いて
説明する。
から図6、図19から図22、図27、図29を用いて
説明する。
【0076】まず図19において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力をアンプによる電流加算器26によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力をアンプによる電流加算器26によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。
【0077】図20にアンプによる電流加算器26の一
例を示す。図20において、41は第1のアンプ回路、
42は第2のアンプ回路である。13及び23は信号入
力端子、14は信号出力端子、161から164は抵
抗、191から196はFET、201から204は定
電流源、271及び272は電圧源である。図20にお
いて、無信号入力時に1組の差動アンプが平衡になるよ
うに電圧源271及び272をそれぞれ設定する。図2
(f)及びT/2位相の異なる図2(g)の信号を信号
入力端子13及び23入力した場合、各差動増幅の電流
が加算され、図2(h)の信号が図2(h)より得られ
る。
例を示す。図20において、41は第1のアンプ回路、
42は第2のアンプ回路である。13及び23は信号入
力端子、14は信号出力端子、161から164は抵
抗、191から196はFET、201から204は定
電流源、271及び272は電圧源である。図20にお
いて、無信号入力時に1組の差動アンプが平衡になるよ
うに電圧源271及び272をそれぞれ設定する。図2
(f)及びT/2位相の異なる図2(g)の信号を信号
入力端子13及び23入力した場合、各差動増幅の電流
が加算され、図2(h)の信号が図2(h)より得られ
る。
【0078】また図21に差動で信号を伝達する場合の
アンプによる電流加算器26一例を示す。図21におい
て、41は第1のアンプ回路、42は第2のアンプ回路
である。28及び29は差動信号入力端子、30は差動
信号出力端子、161から164は抵抗、191から1
96はFET、201から204及び31は定電流源、
271及び272は電圧源である。ここで定電流源31
が無い場合、差動信号入力端子28に図22(a)に示
す波形、差動信号入力端子29に図22(b)に示す波
形を入力した場合、差動信号出力端子30の+側、−側
にはそれぞれ図22(c)に示す実線及び点線の波形が
得られ、差動で信号を出力することは不可能である。こ
こで定電流源31による電流のオフセット調整機構を設
けた場合、差動信号出力端子30の+側、−側にはそれ
ぞれ図22(d)に示す実線及び点線の波形が得られ、
信号を差動で取り出すことができる。
アンプによる電流加算器26一例を示す。図21におい
て、41は第1のアンプ回路、42は第2のアンプ回路
である。28及び29は差動信号入力端子、30は差動
信号出力端子、161から164は抵抗、191から1
96はFET、201から204及び31は定電流源、
271及び272は電圧源である。ここで定電流源31
が無い場合、差動信号入力端子28に図22(a)に示
す波形、差動信号入力端子29に図22(b)に示す波
形を入力した場合、差動信号出力端子30の+側、−側
にはそれぞれ図22(c)に示す実線及び点線の波形が
得られ、差動で信号を出力することは不可能である。こ
こで定電流源31による電流のオフセット調整機構を設
けた場合、差動信号出力端子30の+側、−側にはそれ
ぞれ図22(d)に示す実線及び点線の波形が得られ、
信号を差動で取り出すことができる。
【0079】アンプによる電流加算器26の出力を積分
回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値V
outとなる。Voutは、図4におけるハイレベル、
ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_low
とすると、(数2)で表される。すなわちVoutは周
波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性
は図5に示すような右上がりの直線になる。
回路9に入力すると、出力は図3に示すような一定値V
outとなる。Voutは、図4におけるハイレベル、
ローレベルの電圧をそれぞれV_high、V_low
とすると、(数2)で表される。すなわちVoutは周
波数fに線形な値となり、復調回路の周波数対電圧特性
は図5に示すような右上がりの直線になる。
【0080】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態8における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態8における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0081】従って、本実施の形態8によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0082】(実施の形態9)図23は本発明の実施の
形態9を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態8で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図23
において、32は加算器8の出力を平滑し復調出力を得
る低域通過フィルタである。
形態9を示すブロック図である。ここで、前記従来例、
実施の形態1から実施の形態8で説明した構成用件と同
一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図23
において、32は加算器8の出力を平滑し復調出力を得
る低域通過フィルタである。
【0083】次に上記実施の形態9の動作について図2
から図6、図23、図27、図29を用いて説明する。
から図6、図23、図27、図29を用いて説明する。
【0084】まず図23において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力を加算器8によって加算することによ
り、倍の周波数成分をもつ図2(h)の出力波形を得
る。加算器8の出力を積分回路9に入力すると、出力は
図3に示すような一定値Voutとなる。Voutは、
図4におけるハイレベル、ローレベルの電圧をそれぞれ
V_high、V_lowとすると、(数2)で表され
る。すなわちVoutは周波数fに線形な値となり、復
調回路の周波数対電圧特性は図5に示すような右上がり
の直線になる。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号をリミッタ回路2にてパルスに変換し、図2(b)
に示す波形を遅延回路3とAND回路4とAND回路5
に出力する。遅延回路3は信号を時間τだけ遅延し、図
2(c)の波形をAND回路4とAND回路5に出力す
る。AND回路4はリミッタ回路2より出力された図2
(b)及び遅延回路3の出力を反転した図2(d)に示
す信号波形のANDを施し、アンプ回路6にて低い周波
数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デューテ
ィー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち上がりを検
波した図2(f)に示す出力波形を得る。AND回路5
は遅延回路3より出力された図2(c)及びリミッタ回
路2の出力を反転した図2(e)に示す信号波形のAN
Dを施し、アンプ回路7にて低い周波数成分のまま波形
整形され、1周期Tに対し、デューティー比τ/Tとな
る図2(b)の波形の立ち下がりを検波した図2(g)
に示す出力波形を得る。ここで図2(f)の出力波形及
び図2(g)の出力波形は位相が180度異なってお
り、これらの出力を加算器8によって加算することによ
り、倍の周波数成分をもつ図2(h)の出力波形を得
る。加算器8の出力を積分回路9に入力すると、出力は
図3に示すような一定値Voutとなる。Voutは、
図4におけるハイレベル、ローレベルの電圧をそれぞれ
V_high、V_lowとすると、(数2)で表され
る。すなわちVoutは周波数fに線形な値となり、復
調回路の周波数対電圧特性は図5に示すような右上がり
の直線になる。
【0085】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態9における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態9における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0086】従って、本実施の形態9によれば、リミッ
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
タ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち
上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復
調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を加
算して復調することにより復調効率を向上させ、低い周
波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数特
性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路規
模及び消費電力を削減できる。
【0087】(実施の形態10)図24は本発明の実施
の形態10を示すブロック図であり、実施の形態1から
実施の形態9に記載の広帯域FM復調回路を搭載した、
広帯域FM復調器について説明する。ここで、前記従来
例、実施の形態1から実施の形態9で説明した構成用件
と同一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図
24において、33は信号入力手段1から入力される信
号を所望の入力信号へ整合させる入力処理回路である。
34は加算器8の出力信号を所望の出力信号へ整合させ
る出力処理回路である。35はGaAsデバイスを用い
た集積化回路チップである。36は出力処理回路34の
出力信号を集積化回路チップ35の外部へ出力する信号
出力手段である。
の形態10を示すブロック図であり、実施の形態1から
実施の形態9に記載の広帯域FM復調回路を搭載した、
広帯域FM復調器について説明する。ここで、前記従来
例、実施の形態1から実施の形態9で説明した構成用件
と同一作用を有するブロックには同一の符号を付す。図
24において、33は信号入力手段1から入力される信
号を所望の入力信号へ整合させる入力処理回路である。
34は加算器8の出力信号を所望の出力信号へ整合させ
る出力処理回路である。35はGaAsデバイスを用い
た集積化回路チップである。36は出力処理回路34の
出力信号を集積化回路チップ35の外部へ出力する信号
出力手段である。
【0088】次に上記実施の形態10の動作について図
2から図6、図24、図27、図29を用いて説明す
る。
2から図6、図24、図27、図29を用いて説明す
る。
【0089】まず図24において、信号入力手段1から
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号を入力処理回路33によって、リミッタ回路2へ入
力可能な周波数変調または位相変調信号に変換する。入
力処理回路33の出力信号をリミッタ回路2にてパルス
に変換し、図2(b)に示す波形を遅延回路3とAND
回路4とAND回路5に出力する。遅延回路3は信号を
時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をAND回路4と
AND回路5に出力する。AND回路4はリミッタ回路
2より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力を反
転した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、アン
プ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周
期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の
波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す出力波形
を得る。AND回路5は遅延回路3より出力された図2
(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2(e)
に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7にて低い
周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デュ
ーティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち下がり
を検波した図2(g)に示す出力波形を得る。ここで図
2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形は位相が
180度異なっており、これらの出力を加算器8によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。加算器8の出力は出力処理回
路34によって集積化回路チップ35が出力すべき信号
に変換され、信号出力手段36により外部に出力され
る。信号出力手段36の出力を積分回路9に入力する
と、出力は図3に示すような一定値Voutとなる。V
outは、図4におけるハイレベル、ローレベルの電圧
をそれぞれV_high、V_lowとすると、(数
2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線形な
値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示すよ
うな右上がりの直線になる。
入力された図2(a)に示す周波数変調または位相変調
信号を入力処理回路33によって、リミッタ回路2へ入
力可能な周波数変調または位相変調信号に変換する。入
力処理回路33の出力信号をリミッタ回路2にてパルス
に変換し、図2(b)に示す波形を遅延回路3とAND
回路4とAND回路5に出力する。遅延回路3は信号を
時間τだけ遅延し、図2(c)の波形をAND回路4と
AND回路5に出力する。AND回路4はリミッタ回路
2より出力された図2(b)及び遅延回路3の出力を反
転した図2(d)に示す信号波形のANDを施し、アン
プ回路6にて低い周波数成分のまま波形整形され、1周
期Tに対し、デューティー比τ/Tとなる図2(b)の
波形の立ち上がりを検波した図2(f)に示す出力波形
を得る。AND回路5は遅延回路3より出力された図2
(c)及びリミッタ回路2の出力を反転した図2(e)
に示す信号波形のANDを施し、アンプ回路7にて低い
周波数成分のまま波形整形され、1周期Tに対し、デュ
ーティー比τ/Tとなる図2(b)の波形の立ち下がり
を検波した図2(g)に示す出力波形を得る。ここで図
2(f)の出力波形及び図2(g)の出力波形は位相が
180度異なっており、これらの出力を加算器8によっ
て加算することにより、倍の周波数成分をもつ図2
(h)の出力波形を得る。加算器8の出力は出力処理回
路34によって集積化回路チップ35が出力すべき信号
に変換され、信号出力手段36により外部に出力され
る。信号出力手段36の出力を積分回路9に入力する
と、出力は図3に示すような一定値Voutとなる。V
outは、図4におけるハイレベル、ローレベルの電圧
をそれぞれV_high、V_lowとすると、(数
2)で表される。すなわちVoutは周波数fに線形な
値となり、復調回路の周波数対電圧特性は図5に示すよ
うな右上がりの直線になる。
【0090】ここで図27における従来の広帯域FM復
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態9における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
調回路のアンプ回路出力は、図2(e)のようになる。
ここで図2(e)の出力波形を積分回路にて平滑した出
力電圧は、図2(h)の出力波形を同様に平滑した出力
電圧の1/2となる。すなわち従来の広帯域FM復調回
路と本発明の実施の形態9における広帯域FM復調回路
の効率は図6の様になり、効率が改善される。また図2
9のように復調器を2つ並べ、それぞれの復調器で位相
の180度異なる図2(f)及び図2(g)の出力を得
て加算する場合に比べ、リミッタ回路1つ及び遅延回路
1つ分の回路が削減できるため、消費電力が低減でき
る。
【0091】従って、本実施の形態10によれば、リミ
ッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立
ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの
復調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を
加算して復調することにより復調効率を向上させ、低い
周波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数
特性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路
規模及び消費電力を削減できる。
ッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立
ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの
復調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を
加算して復調することにより復調効率を向上させ、低い
周波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数
特性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路
規模及び消費電力を削減できる。
【0092】なお上記実施例では、前記実施の形態1に
示す広帯域FM復調回路において信号入力手段から加算
器までを同一の集積化回路チップ内に収められた構成に
ついて説明したが、実施の形態2から実施の形態9に示
した広帯域FM復調回路においても、同様な効果が得ら
れる。
示す広帯域FM復調回路において信号入力手段から加算
器までを同一の集積化回路チップ内に収められた構成に
ついて説明したが、実施の形態2から実施の形態9に示
した広帯域FM復調回路においても、同様な効果が得ら
れる。
【0093】また上記実施例では、集積化回路チップと
してGaAsデバイスを用いた場合について示したが、
Siデバイス等を用いた場合についても同様な効果が得
られる。
してGaAsデバイスを用いた場合について示したが、
Siデバイス等を用いた場合についても同様な効果が得
られる。
【0094】(実施の形態11)図25は本発明の実施
の形態11を示すブロック図であり、実施の形態1から
実施の形態9に記載の広帯域FM復調回路を搭載した、
広帯域FM復調器について説明する。ここで、前記従来
例、実施の形態1から実施の形態10で説明した構成用
件と同一作用を有するブロックには同一の符号を付す。
図25において、37は前記実施の形態1から実施の形
態9に記載の広帯域FM復調回路である。
の形態11を示すブロック図であり、実施の形態1から
実施の形態9に記載の広帯域FM復調回路を搭載した、
広帯域FM復調器について説明する。ここで、前記従来
例、実施の形態1から実施の形態10で説明した構成用
件と同一作用を有するブロックには同一の符号を付す。
図25において、37は前記実施の形態1から実施の形
態9に記載の広帯域FM復調回路である。
【0095】33は信号入力手段から入力される信号を
所望の入力信号へ整合させる入力処理回路である。34
は広帯域FM復調回路37の復調出力信号を所望の出力
信号へ整合させる出力処理回路である。35はGaAs
デバイスを用いた集積化回路チップである。
所望の入力信号へ整合させる入力処理回路である。34
は広帯域FM復調回路37の復調出力信号を所望の出力
信号へ整合させる出力処理回路である。35はGaAs
デバイスを用いた集積化回路チップである。
【0096】次に上記実施の形態11の動作について図
25を用いて説明する。
25を用いて説明する。
【0097】まず信号入力手段1から入力された信号
は、入力処理回路33によって、広帯域FM復調回路3
7へ入力可能な周波数変調または位相変調信号に変換
し、出力する。広帯域FM復調回路37は、前記実施の
形態1から前記実施の形態9に記した様に動作し、復調
出力信号を出力処理回路34へ出力する。出力処理回路
34は広帯域FM復調回路37によって復調された信号
を処理し、広帯域FM復調器が出力すべき信号へ変換
し、信号出力手段11より出力する。
は、入力処理回路33によって、広帯域FM復調回路3
7へ入力可能な周波数変調または位相変調信号に変換
し、出力する。広帯域FM復調回路37は、前記実施の
形態1から前記実施の形態9に記した様に動作し、復調
出力信号を出力処理回路34へ出力する。出力処理回路
34は広帯域FM復調回路37によって復調された信号
を処理し、広帯域FM復調器が出力すべき信号へ変換
し、信号出力手段11より出力する。
【0098】従って、本実施の形態11によれば、リミ
ッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立
ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの
復調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を
加算して復調することにより復調効率を向上させ、低い
周波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数
特性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路
規模及び消費電力を削減できる。
ッタ回路によりパルスに変換された1つの信号波形の立
ち上がり及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの
復調信号を得、位相の180度異なるAND出力波形を
加算して復調することにより復調効率を向上させ、低い
周波数成分を持つ信号のまま増幅することにより周波数
特性の低いデバイスを用いて復調動作を実現させ、回路
規模及び消費電力を削減できる。
【0099】なお上記実施例では、集積化回路チップと
してGaAsデバイスを用いた場合について示したが、
Siデバイス等を用いた場合についても同様な効果が得
られる。
してGaAsデバイスを用いた場合について示したが、
Siデバイス等を用いた場合についても同様な効果が得
られる。
【0100】(実施の形態12)図26本発明の実施の
形態12を示すブロック図であり、入力信号に光信号を
用いる実施の形態1から実施の形態9に記載の広帯域F
M復調回路を搭載した、受信装置について説明する。こ
こで、前記従来例、実施の形態1から実施の形態10で
説明した構成用件と同一作用を有するブロックには同一
の符号を付す。図26において、38は信号入力手段1
から入力される光信号を電気信号に変換する受光素子で
ある。37は前記実施の形態1から実施の形態9に記載
の広帯域FM復調回路である。39は受信装置である。
形態12を示すブロック図であり、入力信号に光信号を
用いる実施の形態1から実施の形態9に記載の広帯域F
M復調回路を搭載した、受信装置について説明する。こ
こで、前記従来例、実施の形態1から実施の形態10で
説明した構成用件と同一作用を有するブロックには同一
の符号を付す。図26において、38は信号入力手段1
から入力される光信号を電気信号に変換する受光素子で
ある。37は前記実施の形態1から実施の形態9に記載
の広帯域FM復調回路である。39は受信装置である。
【0101】次に上記実施の形態12の動作について図
26を用いて説明する。
26を用いて説明する。
【0102】まず信号入力手段1から入力された周波数
変調又は位相変調信号を含む光信号は、受光素子38に
よって電気信号に変換され、入力処理回路33へ出力さ
れる。受光素子38にて変換された電気信号は入力処理
回路33によって、広帯域FM復調回路37へ入力可能
な周波数変調または位相変調信号に変換し、出力する。
広帯域FM復調回路37は、前記実施の形態1から実施
の形態9に記した様に動作し、復調出力信号を出力処理
回路34へ出力する。出力処理回路34は広帯域FM復
調器37によって復調された信号を処理し、受信装置3
9が出力すべき信号へ変換し、信号出力手段11より出
力する。
変調又は位相変調信号を含む光信号は、受光素子38に
よって電気信号に変換され、入力処理回路33へ出力さ
れる。受光素子38にて変換された電気信号は入力処理
回路33によって、広帯域FM復調回路37へ入力可能
な周波数変調または位相変調信号に変換し、出力する。
広帯域FM復調回路37は、前記実施の形態1から実施
の形態9に記した様に動作し、復調出力信号を出力処理
回路34へ出力する。出力処理回路34は広帯域FM復
調器37によって復調された信号を処理し、受信装置3
9が出力すべき信号へ変換し、信号出力手段11より出
力する。
【0103】従って、本実施の形態12によれば、上記
復調効率の向上により、情報品質劣化が改善される。
復調効率の向上により、情報品質劣化が改善される。
【0104】
【発明の効果】以上のように、1つのリミッタ回路と、
リミッタ回路が出力した信号を遅延させる1つの遅延回
路と、リミッタ回路出力信号と遅延回路出力信号との論
理積を出力する2つのAND回路を用いて、リミッタ回
路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち上が
り及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信
号を得、低い周波数成分のまま増幅した後、位相の18
0度異なるAND出力波形を加算して復調することによ
り、復調効率を向上させ、周波数特性の低いデバイスを
用いて復調動作を実現させ、回路規模及び消費電力を削
減させる効果を有する。
リミッタ回路が出力した信号を遅延させる1つの遅延回
路と、リミッタ回路出力信号と遅延回路出力信号との論
理積を出力する2つのAND回路を用いて、リミッタ回
路によりパルスに変換された1つの信号波形の立ち上が
り及び立ち下がりを検波して位相の異なる2つの復調信
号を得、低い周波数成分のまま増幅した後、位相の18
0度異なるAND出力波形を加算して復調することによ
り、復調効率を向上させ、周波数特性の低いデバイスを
用いて復調動作を実現させ、回路規模及び消費電力を削
減させる効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態1における広帯域FM復調
回路の構成を示すブロック図
回路の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるAND検波型広帯
域FM復調回路の動作を示すタイミング図
域FM復調回路の動作を示すタイミング図
【図3】本発明の実施の形態における積分回路出力のタ
イミング図
イミング図
【図4】本発明の実施の形態におけるAND回路出力の
タイミング図
タイミング図
【図5】本発明の実施の形態における広帯域FM復調回
路の周波数対電圧特性図
路の周波数対電圧特性図
【図6】従来の広帯域FM復調回路及び本発明の実施の
形態における広帯域FM復調回路の周波数対電圧特性の
比較図
形態における広帯域FM復調回路の周波数対電圧特性の
比較図
【図7】本発明の実施の形態2における広帯域FM復調
回路の構成を示すブロック図
回路の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2におけるDCオフセット
吸収回路を示すブロック図
吸収回路を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態2における広帯域FM復調
回路の構成を示すブロック図
回路の構成を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3における広帯域FM復
調回路の構成を示すブロック図
調回路の構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態3におけるバッファ回路
を示すブロック図
を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態4における広帯域FM復
調回路の構成を示すブロック図
調回路の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態4における広帯域FM復
調回路の構成を示すブロック図
調回路の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態5における広帯域FM復
調回路の構成を示すブロック図
調回路の構成を示すブロック図
【図15】本発明の実施の形態6における広帯域FM復
調回路の動作を示すタイミング図
調回路の動作を示すタイミング図
【図16】本発明の実施の形態6における抵抗によるア
ッテネータを示す構成図
ッテネータを示す構成図
【図17】本発明の実施の形態7における広帯域FM復
調回路の動作を示すタイミング図
調回路の動作を示すタイミング図
【図18】本発明の実施の形態7におけるFETによる
アッテネータを示す構成図
アッテネータを示す構成図
【図19】本発明の実施の形態8における広帯域FM復
調回路の動作を示すタイミング図
調回路の動作を示すタイミング図
【図20】本発明の実施の形態8におけるアンプによる
電流加算器のブロック図
電流加算器のブロック図
【図21】本発明の実施の形態8におけるアンプによる
差動信号伝達時の電流加算器のブロック図
差動信号伝達時の電流加算器のブロック図
【図22】本発明の実施の形態8におけるアンプによる
差動信号伝達時の電流加算器の動作を示すタイミング図
差動信号伝達時の電流加算器の動作を示すタイミング図
【図23】本発明の実施の形態9における広帯域FM復
調回路の構成を示すブロック図
調回路の構成を示すブロック図
【図24】本発明の実施の形態10における広帯域FM
復調器の構成を示すブロック図
復調器の構成を示すブロック図
【図25】本発明の実施の形態11における広帯域FM
復調器の構成を示すブロック図
復調器の構成を示すブロック図
【図26】本発明の実施の形態12における受信装置の
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図27】従来の広帯域FM復調回路の構成を示すブロ
ック図
ック図
【図28】従来の広帯域FM復調回路の動作を示すタイ
ミング図
ミング図
【図29】従来の広帯域FM復調回路における並列型広
帯域FM復調回路の構成を示すブロック図
帯域FM復調回路の構成を示すブロック図
【図30】従来の広帯域FM復調回路におけるEXOR
検波型広帯域FM復調回路の構成を示すブロック図
検波型広帯域FM復調回路の構成を示すブロック図
1 信号入力手段 2 第1のリミッタ回路 3 第1の遅延回路 4 第1のAND回路 5 第2のAND回路 6 第1のアンプ回路 7 第2のアンプ回路 8 加算器 9 積分回路 10 アンプ回路 11 信号出力手段 13 信号入力端子 14 信号出力端子 15 コンデンサ 17 DC帰還回路 21 差動信号伝送ライン 22 抵抗によるアッテネータ 23 信号入力端子 24 FETによるアッテネータ 26 アンプによる電流加算器 28 差動信号入力端子 29 差動信号入力端子 30 差動信号出力端子 31 定電流源 32 低域通過フィルタ 33 入力処理回路 34 出力処理回路 35 集積化回路チップ 36 信号出力手段 37 広帯域FM復調回路 38 受光素子 39 受信装置 40 EXOR回路 41 第1のアンプ回路 42 第2のアンプ回路 43 第2のリミッタ回路 44 第2の遅延回路 121 第1のDCオフセット吸収回路 122 第2のDCオフセット吸収回路 123 第3のDCオフセット吸収回路 124 第4のDCオフセット吸収回路 161 第1の抵抗 162 第2の抵抗 163 第3の抵抗 164 第4の抵抗 181 第1のバッファ回路 182 第2のバッファ回路 183 第3のバッファ回路 184 第4のバッファ回路 185 第5のバッファ回路 186 第6のバッファ回路 191 第1のFET 192 第2のFET 193 第3のFET 194 第4のFET 195 第5のFET 196 第6のFET 201 第1の定電流源 202 第2の定電流源 203 第3の定電流源 204 第4の定電流源 251 第1のゲート電圧調整端子 252 第2のゲート電圧調整端子 253 第3のゲート電圧調整端子 271 第1の電圧源 272 第2の電圧源
Claims (13)
- 【請求項1】 周波数変調または位相変調された信号を
入力する信号入力手段と、入力信号を増幅して矩形波に
変換するリミッタ回路と、リミッタ回路が出力した信号
を遅延させる遅延回路と、リミッタ回路出力信号と遅延
回路出力信号との位相差に対応した信号を出力するAN
D、NAND、OR,NOR等の論理回路と、論理回路
出力を増幅するアンプ回路と、平滑して復調信号を得る
積分回路と、積分信号出力を整形するアンプ回路と、復
調信号を出力する信号出力手段で構成される広帯域FM
復調回路において、1つのリミッタ回路と、1つの遅延
回路と、リミッタ回路出力信号と遅延回路出力信号との
論理積を出力する少なくとも2つのAND回路等の論理
回路と、前記2つの論理回路出力波形をそれぞれ整形す
る2つのアンプ回路と、2つのアンプ出力を加算する1
つの加算器と、1つの積分回路と、1つの積分信号出力
を増幅するアンプ回路により構成することを特徴とした
広帯域FM復調回路。 - 【請求項2】 リミッタ回路、遅延回路、前記論理回路
等もしくはその結合で発生するDCオフセットを吸収す
る少なくとも1つのオフセット吸収回路を具備し、信号
ラインのDCオフセットを無調整で吸収する機能を有す
ることを特徴とする、請求項1記載の広帯域FM復調回
路。 - 【請求項3】 リミッタ回路、遅延回路出力の信号分岐
の後に少なくとも1つのバッファ回路を具備し、信号の
回り込みを抑えることを特徴とする、請求項1記載の広
帯域FM復調回路。 - 【請求項4】 リミッタ回路、遅延回路、論理回路等も
しくはその結合で発生するDCオフセットを吸収する回
路及びリミッタ回路、遅延回路出力の信号分岐の後に少
なくとも1つのバッファ回路を具備し、信号ライン間の
DCオフセットを無調整で吸収する機能を有し、信号の
回り込みを抑えることを特徴とする、請求項1記載の広
帯域FM復調回路。 - 【請求項5】 リミッタ回路から積分信号出力を増幅す
るアンプ回路までを差動信号で伝達していることを特徴
とした、請求項1乃至請求項4に記載の広帯域FM復調
回路。 - 【請求項6】 加算器が抵抗によるアッテネータであ
る、請求項1乃至請求項5に記載の広帯域FM復調回
路。 - 【請求項7】 加算器がFETによるアッテネータであ
る、請求項1乃至請求項5に記載の広帯域FM復調回
路。 - 【請求項8】 加算器が少なくとも2組のアンプの出力
電流を加算する電流加算器である、請求項1乃至請求項
5に記載の広帯域FM復調回路。 - 【請求項9】 電流加算器がオフセット調整機構を有す
ることを特徴とする、請求項8に記載の広帯域FM復調
回路。 - 【請求項10】 積分回路がローパスフィルタである、
請求項1乃至請求項9に記載の広帯域FM復調回路。 - 【請求項11】 信号入力手段から前記加算器までが、
GaAs系、Si系等のFET、BJTデバイスにより
同一の集積化回路チップ内に収められて構成する広帯域
FM復調器に用いることを特徴とする、請求項1乃至請
求項10に記載の広帯域FM復調回路。 - 【請求項12】 信号入力手段から信号出力手段まで
が、GaAs系、Si系等のFET、BJTデバイスに
より同一の集積化回路チップ内に収められて構成する復
調器に用いることを特徴とする、請求項1乃至請求項1
0に記載の広帯域FM復調回路。 - 【請求項13】 周波数変調又は位相変調された信号を
含む光信号を受信する受信装置に用いることを特徴とす
る、請求項1乃至請求項10に記載の広帯域FM復調回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP823999A JP2000209035A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 広帯域fm復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP823999A JP2000209035A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 広帯域fm復調回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000209035A true JP2000209035A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11687607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP823999A Pending JP2000209035A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 広帯域fm復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000209035A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006109018A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Fm復調装置 |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP823999A patent/JP2000209035A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006109018A (ja) * | 2004-10-04 | 2006-04-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Fm復調装置 |
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