JP2000208936A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents
プリント配線板の製造方法Info
- Publication number
- JP2000208936A JP2000208936A JP634899A JP634899A JP2000208936A JP 2000208936 A JP2000208936 A JP 2000208936A JP 634899 A JP634899 A JP 634899A JP 634899 A JP634899 A JP 634899A JP 2000208936 A JP2000208936 A JP 2000208936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating layer
- layer
- etching
- resin
- resin insulating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
プリント配線板の製造方法を提供すること。 【解決手段】 本発明のプリント配線板の製造方法は、
下地樹脂絶縁層3と、その上にセミアディティブ法によ
り形成された配線層7と、それらの上に配置された樹脂
絶縁層と、を有するプリント配線板の製造方法である。
そして、この製造方法は、配線層7の形成後、樹脂絶縁
層の積層前に、配線層7,7間に露出する下地樹脂絶縁
層3の表面3Aをエッチングする樹脂エッチング工程を
備える。このため、配線層7を形成する際、クイックエ
ッチングが不十分で、不要な無電解メッキ層4が完全に
除去されずに残渣4Bが残った場合でも、その後、樹脂
エッチング工程によって、配線層7,7間に露出する下
地樹脂絶縁層3の表層部分を除去することにより、残渣
4Bをも一緒に除去することができる。従って、配線層
7,7間でリーク不良が発生することのない、信頼性の
高いプリント配線板を製造することができる。
Description
配線層と樹脂絶縁層とを有するプリント配線板の製造方
法に関し、特に、リーク不良を生じ難い配線層を確実に
形成することのできるプリント配線板の製造方法に関す
る。
間に形成された配線層とを有するプリント配線板が知ら
れている。このようなプリント配線板を製造するにあた
り、配線層は、セミアディティブ法、フルアディティブ
法、サブトラクティブ法などの方法によって形成され
る。
3(a)に示すように、まず、被積層基板102の下地
樹脂絶縁層103上に、薄く無電解銅メッキを施し無電
解メッキ層104を形成する。次に、図13(b)に示
すように、印刷法や写真法などによって、配線層を形成
しない部分にレジスト膜105を形成する。次に、図1
3(c)に示すように、レジスト膜105から露出した
無電解メッキ層104上に、電解銅メッキを厚付けして
電解メッキ層106を形成する。この電解メッキ処理
後、レジスト膜105を剥離・除去し、図14(a)に
示すように、不要な無電解メッキ層104をエッチン
グ、いわゆるクイックエッチングにより除去すると、配
線層107,107が形成される。
脂絶縁層を積層しても良いが、配線層107とその上に
形成する樹脂絶縁層との密着性を向上させるために、図
14(b)に示すように、予め配線層107の表面を粗
化しておき、その後、図14(c)に示すように、樹脂
絶縁層108を積層することがある。この粗化方法とし
ては、亜塩素酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、リン酸
三ナトリウムの混液などで、配線層107の表面を酸化
させて粗化する方法(黒化処理)や、蟻酸などで配線層
107の表面をエッチングして粗化する方法などが挙げ
られる。
ディティブ法で配線層107を形成した際に、クイック
エッチングによる不要な無電解メッキ層104の除去が
十分にされないで、配線層107,107間の下地樹脂
絶縁層103上に不要な無電解メッキ層104が残り、
配線層107,107間でリーク不良が発生することが
あった。さらに、蟻酸等で配線層107等をエッチング
して粗化する場合には、配線層107から剥がれ落ちた
銅の微粒子が配線層107,107間の下地樹脂絶縁層
103に付着することによっても、リーク不良が発生す
ることがあった。
ィブ法などによって配線層を形成した場合でも、同様
に、蟻酸等で配線層の表面をエッチング粗化するときに
は、配線層間に銅の微粒子が付着するなどして、配線層
間でリーク不良が発生することがあった。
であって、配線層同士の間で、リーク不良が発生し難い
プリント配線板の製造方法を提供することを目的とす
る。
手段は、下地樹脂絶縁層と、その上にセミアディティブ
法により形成された配線層と、それらの上に配置された
樹脂絶縁層と、を有するプリント配線板の製造方法であ
って、上記配線層の形成後、上記樹脂絶縁層の積層前
に、上記配線層間に露出する上記下地樹脂絶縁層の表面
をエッチングする樹脂エッチング工程を備えることを特
徴とするプリント配線板の製造方法である。
り配線層を形成した後、樹脂絶縁層を積層する前に、配
線層間に露出する下地樹脂絶縁層の表面を樹脂エッチン
グする。このため、配線層を形成した際、クイックエッ
チングが不十分で、不要な無電解メッキ層が完全に除去
されずに残渣が残った場合でも、その後、上記の樹脂エ
ッチング工程によって、配線層間に露出する下地樹脂絶
縁層の表層部分を除去することにより、無電解メッキ層
の残渣をも一緒に除去することができる。従って、配線
層間でリーク不良が発生することのない、信頼性の高い
プリント配線板を製造することができる。
しては、配線層との密着性や熱膨張率等を考慮して適宜
選択すれば良く、例えば、エポキシ樹脂やポリイミド樹
脂、BT樹脂、PPE樹脂等の樹脂や、これらの樹脂と
ガラス繊維(ガラス織布やガラス不織布)やポリアミド
繊維等の有機繊維との複合材料、あるいは、連続多孔質
PTFE等の三次元網目状フッ素系樹脂基材にエポキシ
樹脂などの樹脂を含浸させた樹脂−樹脂複合材料等が挙
げられる。
絶縁層と配線層と樹脂絶縁層とを備えるものであれば良
く、例えば、コア基板の片面あるいは両面に、あるいは
コア基板なしで、絶縁層と配線層とを交互に複数層積層
したものなどが挙げられる。さらに、プリント配線板の
主面上に、集積回路チップを搭載したり、他の基板に接
続したりするための接続パッドや、入出力端子としての
ピンなどを備えるものでも良い。
に表面が粗化されてなる場合に本発明を適用するのが好
ましい。下地樹脂絶縁層と配線層及び樹脂絶縁層との密
着性を向上させるために、下地樹脂絶縁層が予め粗化し
ておくのであるが、この場合、配線層を形成する際、無
電解メッキが粗面となった下地樹脂絶縁層表面の凹凸の
奥まで入り込むようにして形成されるので、クイックエ
ッチングにより不要な無電解メッキ層が完全に除去され
難く、配線層間でリーク不良が発生し易い。このため、
不要な無電解メッキ層の残渣を除去するために、上記の
樹脂エッチング工程を行うことによる効果が特に大き
い。
であって、前記樹脂エッチング工程で、前記下地樹脂絶
縁層の表面を樹脂エッチングする深さは、1μm以上7
μm以下であることを特徴とするプリント配線板の製造
方法とすると良い。
1μm以上樹脂エッチングするので、配線層間に露出す
る下地樹脂絶縁層の表層部分を除去するとともに、その
上に残った不要な無電解メッキ層をも確実に除去するこ
とができる。一方、下地樹脂絶縁層を樹脂エッチングす
る深さは、7μm以下であるので、下地樹脂絶縁層のう
ち配線層が配置された部分が樹脂エッチングによって大
きく抉り取られることがなく、下地樹脂絶縁層と配線層
との密着強度を高く維持することができ、デラミネーシ
ョンの発生を抑制することができる。また、下地樹脂絶
縁層の表面が、配線層形成前に粗化されてなる場合で
も、樹脂エッチング後、下地樹脂絶縁層の粗度が著しく
低下することはないので、下地樹脂絶縁層と樹脂絶縁層
とのアンカー効果による密着強度を十分高くすることが
できる。
であって、前記樹脂エッチング工程は、過マンガン酸カ
リウム及び過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれ
かを含む樹脂エッチング液によって前記下地樹脂絶縁層
を樹脂エッチングすることを特徴とするプリント配線板
の製造方法とすると良い。
び過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれかを含む
樹脂エッチング液によって樹脂エッチングを行うので、
樹脂表面を適度に樹脂エッチングすることができる。ま
た、樹脂エッチング液の組成や反応条件などを適宜変更
することによって、下地樹脂絶縁層の表面を樹脂エッチ
ングする深さを容易に調整することができる。
と、その上に配置された配線層と、それらの上に配置さ
れた樹脂絶縁層と、を有するプリント配線板の製造方法
であって、上記配線層の形成後に、上記配線層の表面を
エッチングして粗化するエッチング粗化工程と、上記エ
ッチング粗化工程後、上記樹脂絶縁層の積層前に、上記
配線層間に露出する上記下地樹脂絶縁層の表面をエッチ
ングする樹脂エッチング工程と、を備えることを特徴と
するプリント配線板の製造方法である。
り、配線層の表面を粗化するので、配線層と樹脂絶縁層
とのアンカー効果を向上させ、両者の密着強度を高くす
ることができる。一方、配線層がエッチング粗化される
際に、その一部が粒状のまま配線層間に露出する下地樹
脂絶縁層の表面に付着することがあり、このような粒子
の残留がリーク不良の原因となる。しかし、本発明で
は、樹脂エッチング工程を備えるので、この工程により
このような粒子をも除去することができる。このため、
配線層と樹脂絶縁層との接着信頼性を高くしながらも、
付着した金属粒子が残って配線層間でリーク不良が発生
することがない、信頼性の高いプリント配線板を製造す
ることができる。
であって、前記樹脂エッチング工程で、前記下地樹脂絶
縁層の表面を樹脂エッチングする深さは、1μm以上7
μm以下であることを特徴とするプリント配線板の製造
方法とすると良い。
1μm以上樹脂エッチングするので、配線層間に露出す
る下地樹脂絶縁層の表層部分を除去するとともに、エッ
チング粗化工程の際に配線層間に付着した金属粒子を確
実に除去することができる。また、下地樹脂絶縁層の表
面を7μm以下しか樹脂エッチングしないので、下地樹
脂絶縁層のうち配線層が配置された部分が樹脂エッチン
グによって大きく抉り取られることがなく、下地樹脂絶
縁層と配線層との密着強度を高く維持することができ、
デラミネーションの発生を抑制することができる。ま
た、下地樹脂絶縁層の表面が、配線層形成前に粗化され
てなる場合でも、樹脂エッチング後、下地樹脂絶縁層の
粗度が著しく低下することはないので、下地樹脂絶縁層
と樹脂絶縁層とのアンカー効果による密着強度を十分高
くすることができる。
であって、前記エッチング粗化工程は、蟻酸を含む粗化
液により前記配線層の表面をエッチングして粗化するこ
とを特徴とするプリント配線板の製造方法とすると良
い。
るので、配線層の表面を起伏の激しい良好な粗化状態に
することができる。しかも、樹脂エッチング工程で、エ
ッチング粗化工程の際に配線層の表面から剥がれ落ち
て、配線層間に露出する下地樹脂絶縁層の表層部分に付
着した微粒子を確実に除去することができる。従って、
配線層間でのリーク不良の発生をより確実に防ぐことが
できる。
であって、前記樹脂エッチング工程は、過マンガン酸カ
リウム及び過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれ
かを含む樹脂エッチング液によって前記下地樹脂絶縁層
を樹脂エッチングすることを特徴とするプリント配線板
の製造方法とすると良い。
び過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれかを含む
樹脂エッチング液によって樹脂エッチングを行うので、
樹脂表面を適度に樹脂エッチングすることができる。ま
た、樹脂エッチング液の組成や反応条件などを適宜変更
することによって、下地樹脂絶縁層の表面を樹脂エッチ
ングする深さを容易に調整することができる。
施の形態を、図を参照しつつ説明する。本実施形態に係
るプリント配線板の製造方法では、図1〜図6に示すよ
うに、セミアディティブ法により配線層7を形成してプ
リント配線板1を製造する。まず、図1に示す被積層基
板2を予め用意する。この被積層基板2は、ガラスエポ
キシからなる略板状のコア基板11の表裏面(図中上下
面)に、それぞれエポキシ樹脂(日本ペイント社製プロ
ビコート:商品名)からなる樹脂絶縁層3,14が積層
形成され、その間に配線層12が形成されている。さら
に、これらの樹脂絶縁層3,14には、ブラインドビア
導体を形成するために、盲孔13が複数形成されてい
る。図2(a)は、被積層基板2のうち図中上側に形成
された樹脂絶縁層3(下地樹脂絶縁層3)の部分拡大断
面図を示す。
層粗化工程において、公知の手法により下地樹脂絶縁層
3の表面3Aを粗化する。このように予め下地樹脂絶縁
層3の表面3Aを粗化しておくと、後に、この上に配置
される配線層や樹脂絶縁層とのアンカー効果が向上し、
密着強度が高くなる。次に、無電解銅メッキを施し、図
3(a)に示すように、厚さ0.7μmの無電解メッキ
層4を形成する。この無電解メッキ層4の厚さは、下地
樹脂絶縁層3の表面3Aの粗度(Rz値で3μm程度)
よりも十分に小さいので、無電解メッキ層4の表面4A
でも、下地樹脂絶縁層3の表面3Aと同程度の凹凸が得
られる。次に、無電解メッキ層4の表面4Aにドライフ
ィルムを貼り付け、所定のパターンを用いて露光・現像
し、図3(b)に示すように、配線層を形成しない部分
にレジスト膜5を形成する。
示すように、レジスト膜5から露出した無電解メッキ層
4の表面4A上に、厚さ20μmの電解メッキ層6を形
成する。電解メッキ層6形成後、強アルカリ(NaOH
水溶液)で、レジスト膜5を剥離する。その後、Na2
S2O8系のエッチング液を、露出した無電解メッキ層4
及び電解メッキ層6に噴射して、90秒間クイックエッ
チングを行い、図4(a)に示すように、不要な無電解
メッキ層4を除去して、配線層7,7を形成する。その
際、不要な無電解メッキ層4が完全に除去されずに、配
線層7,7間の下地樹脂絶縁層3上に残渣4Bが残る場
合がある。
ンガン酸カリウムを含む樹脂エッチング液により、80
℃で1分間樹脂エッチングを行い、図4(b)に示すよ
うに、配線層7,7間に露出した下地樹脂絶縁層3の表
層部分を、深さ4μm樹脂エッチングする。この樹脂エ
ッチングにより、クイックエッチングが不完全なため
に、下地樹脂絶縁層3上に残った不要な無電解メッキ層
4の残渣4Bを除去することができる。
を1μm以上の4μmとしたので、リーク不良の原因と
なる不要な無電解メッキ層4の残渣4Bを確実に除去す
ることができる。さらに、7μm以下の4μmだけ樹脂
エッチングしたので、下地樹脂絶縁層3が大きく抉り取
られることがないから、下地樹脂絶縁層3と配線層7と
の密着強度を高く維持することができ、また、配線層
7,7間の下地樹脂絶縁層3の表面粗度が著しく低下す
ることがないので、下地樹脂絶縁層3と後に積層する樹
脂絶縁層との密着強度も高く維持することができる。さ
らに、過マンガン酸カリウムを含む樹脂エッチング液を
用いているので、下地絶縁層3の表面3Aを適度に樹脂
エッチングすることができ、その調整が容易である。
ウム、水酸化ナトリウム、リン酸三ナトリウムの混液に
より黒化処理し、図4(c)に示すように、配線層7の
表面7Aを酸化して粗化する。この粗化工程(黒化処
理)により、配線層7と後にこの上に積層する樹脂絶縁
層との密着強度を高くすることができる。次に、配線層
7及び下地樹脂絶縁層3上に、下地樹脂絶縁層3と同材
質のエポキシ樹脂からなる絶縁層フィルムを貼り付け、
硬化させて、図5(a)に示すように、樹脂絶縁層8を
形成する。なお、必要に応じて、貼り付けたフィルム
(樹脂絶縁層8)を所定のパターンを用いて露光・現像
して、樹脂絶縁層8にブラインドビア導体などを形成す
るための盲孔等(図示しない)を形成することもでき
る。
5(b)に示すように、新たに積層した樹脂絶縁層8の
表面8Aを粗化する。その後は、上記の工程を繰り返し
て、図6に示すように、配線層9を形成し、さらにその
上にソルダーレジスト層10などを形成して、プリント
配線板1を完成させる。なお、説明を省略したが、プリ
ント配線板1のうち、図中下側に示す配線層15,1
7、樹脂絶縁層16及びソルダーレジスト層18につい
ても、上述したようにして形成する。
れば、配線層7を形成する際、クイックエッチングが不
十分で、配線層7,7間の下地樹脂絶縁層3上に、不要
な無電解メッキ層4の残渣4Bが完全に除去されずに残
った場合でも、その後、樹脂エッチング工程によって、
これを除去することができる。従って、配線層7,7間
でリーク不良が発生することのない、信頼性の高いプリ
ント配線板1を製造することができる。
について、図7及び図8を参照しつつ説明する。本実施
形態の製造方法では、配線層27の表面27をエッチン
グにより粗化し、その後に樹脂エッチングを行う点が上
記実施形態1と異なる。上記実施形態1と同様な部分の
説明は省略または簡略化する。まず、上記実施形態1と
同様の被積層基板22を予め用意し、下地絶縁層粗化工
程において、被積層基板22の下地樹脂絶縁層23の表
面23Aを粗化しておく。
(a)に示すように、厚さ0.7μmの無電解メッキ層
24を形成し、その後、図7(b)に示すように、無電
解メッキ層24の表面24Aのうち配線層を形成しない
部分にレジスト膜25を形成する。その後、図7(c)
に示すように、レジスト膜25から露出した無電解メッ
キ層24の表面24A上に、厚さ20μmの電解メッキ
層26を形成する。電解メッキ層26形成後、レジスト
膜25を剥離し、クイックエッチングを行い、図7
(d)に示すように、不要な無電解メッキ層24を除去
して、配線層27,27を形成する。このように配線層
27を形成すると、上記実施形態1と同様に、無電解メ
ッキ層24が完全に除去できず残渣(図示しない)が配
線層27,27間に残ることがある。
を含む粗化液で70秒間処理して、図8(a)に示すよ
うに、配線層27の表面27Aを粗化する。このエッチ
ング粗化工程により、配線層27と後にこの上に積層す
る樹脂絶縁層との密着強度を高くすることができる。ま
た、蟻酸を含む粗化液を用いることで、配線層27の表
面27Aを起伏の激しい良好な粗化状態にすることがで
きる。但し、このエッチング粗化工程で、配線層27か
ら銅の微粒子27Bが剥がれ落ちて、配線層27,27
間の下地樹脂絶縁層23上に付着する場合がある。
程において、過マンガン酸カリウムを含む樹脂エッチン
グ液により、80℃で1分間樹脂エッチングを行い、図
8(b)に示すように、配線層27,27間に露出した
下地樹脂絶縁層23の表層部分を、深さ4μm樹脂エッ
チングする。この樹脂エッチングにより、クイックエッ
チングが不完全なために、下地樹脂絶縁層上に残った不
要な無電解メッキ層24を除去することができる。また
同時に、エッチング粗化工程の際、配線層27から剥が
れて付着した銅微粒子27Bをも除去することができ
る。
上の4μmとしたので、リーク不良の原因となる不要な
無電解メッキ層24の残渣や付着した銅微粒子27Bを
確実に除去することができる。さらに、7μm以下の4
μmだけ樹脂エッチングをしたので、下地樹脂絶縁層2
3が大きく抉り取られることがなく、下地樹脂絶縁層2
3と配線層27との密着強度を高く維持することができ
る。また、配線層27,27間の下地樹脂絶縁層23の
表面粗度が著しく低下することがないので、下地樹脂絶
縁層23と後に積層する樹脂絶縁層との密着強度も高く
維持することができる。さらに、過マンガン酸カリウム
を含む樹脂エッチング液を用いているので、下地絶縁層
23の表面23Aを適度に樹脂エッチングすることがで
き、その調整が容易である。
上に、絶縁層フィルムを貼り付け、硬化させて、図8
(c)に示すように、樹脂絶縁層28を形成する。その
後は、上記の工程を繰り返し、配線層と樹脂絶縁層とを
交互に所望の数だけ積層して、プリント配線板を完成さ
せる。
ついて、以下のように調査した。本実施形態に係る製造
方法で製造したプリント配線板について、試料数300
ヶについてリーク不良の有無を検査した。具体的には、
Rメーター(抵抗計)での絶縁抵抗の測定によって判断
した。また、比較形態として樹脂エッチング工程のみを
省き、それ以外は本実施形態と同様の製造方法で製造し
たプリント配線板についても、同様に検査した。その測
定結果をまとめて表1に示す。
工程を省いて製造した比較形態のプリント配線板では、
検査した試料300ヶすべてにリーク不良が発生した。
これに対し、本実施形態のプリント配線板では、検査し
た試料300ヶすべてが良好であった。本実施形態のプ
リント配線板では、樹脂エッチング工程により、クイッ
クエッチングが不完全なために、下地樹脂絶縁層23上
に残った不要な無電解メッキ層24や、粗化工程の際に
配線層27から剥がれて付着した銅微粒子27Bを除去
しているので、比較形態のプリント配線板のようにリー
ク不良が発生しない。
れば、配線層27を形成する際、クイックエッチングが
不十分で、配線層27,27間の下地樹脂絶縁層23上
に、不要な無電解メッキ層24が完全に除去されずに残
渣が残った場合でも、その後、樹脂エッチング工程によ
って、これを除去することができる。さらに、エッチン
グ粗化工程において、配線層27の表面27Aが粗化さ
れる際に、その一部が粒状のまま配線層27,27間に
露出する下地樹脂絶縁層23の表面23Aに付着した場
合でも、樹脂エッチング工程によって、この銅微粒子2
7Bを除去することができる。従って、配線層27,2
7間でリーク不良が発生することのない、信頼性の高い
プリント配線板を製造することができる。
について、図9及び図10を参照しつつ説明する。本実
施形態の製造方法では、フルアディティブ法により配線
層47を形成する点が上記実施形態2と異なる。従っ
て、上記実施形態2と同様な部分の説明は省略または簡
略化する。まず、上記実施形態1と同様の被積層基板4
2を用意し、下地絶縁層粗化工程において、被積層基板
42の下地樹脂絶縁層43の表面43Aを粗化してお
く。
ドライフィルムを貼り付け、所定のパターンを用いて露
光・現像し、図9(a)に示すように、配線層を形成し
ない部分にレジスト膜45を形成する。次に、レジスト
膜45から露出した下地樹脂絶縁層43の表面43A
に、無電解銅メッキを厚付けし、図9(b)に示すよう
に、厚さ20μmの無電解メッキ層44を形成する。無
電解メッキ層44を形成後、強アルカリ(NaOH水溶
液)で、レジスト膜45を剥離して、図9(c)に示す
ように、配線層47,47を形成する。
を含む粗化液で70秒間処理して、図10(a)に示す
ように、配線層47の表面47Aを粗化する。上記のよ
うに、蟻酸を含む粗化液を用いることで、配線層47の
表面47Aを起伏の激しい良好な粗化状態にすることが
できる。また、上記実施形態2と同様に、このエッチン
グ粗化工程で、配線層47から銅微粒子47Bが剥がれ
落ちて、配線層47,47間の下地樹脂絶縁層43に付
着する場合がある。
ンガン酸ナトリウムを含む樹脂エッチング液で80℃、
1分間処理し、図10(b)に示すように、配線層4
7,47間に露出した下地樹脂絶縁層43の表層部分
を、深さ4μm樹脂エッチングする。この樹脂エッチン
グにより、エッチング粗化工程の際に、配線層47から
剥がれて下地樹脂絶縁層43上に付着した銅微粒子47
Bを除去することができる。
上の4μmとしたので、上記各実施形態と同様に、リー
ク不良の原因となる付着した銅微粒子を確実に除去する
ことができる。また、7μm以下の4μmだけ樹脂エッ
チングしたので、下地樹脂絶縁層43が大きく抉り取ら
れたり、下地樹脂絶縁層43の表面粗度が著しく低下す
ることがなく、下地樹脂絶縁層43と配線層47との密
着強度、及び下地樹脂絶縁層43と後に積層する樹脂絶
縁層との密着強度を高く維持することができる。さら
に、過マンガン酸カリウムを含む樹脂エッチング液を用
いているので、下地絶縁層43の表面43Aを適度に樹
脂エッチングすることができ、その調整が容易である。
上に、下地樹脂絶縁層43と同材質の絶縁層フィルムを
貼り付け、図10(c)に示すように、樹脂絶縁層48
を形成する。その後は、上記の工程を繰り返して、配線
層と樹脂絶縁層とを交互に所望の数だけ積層して、プリ
ント配線板を完成させる。
れば、エッチング粗化工程において、配線層47の表面
47Aがエッチング粗化される際に、その一部が粒状の
まま配線層47,47間に露出する下地樹脂絶縁層43
の表面43Aに付着した場合でも、樹脂エッチング工程
によって、この銅微粒子47Bを除去することができ
る。従って、配線層47,47間でリーク不良が発生す
ることのない、信頼性の高いプリント配線板を製造する
ことができる。
について、図11及び図12を参照しつつ説明する。本
実施形態の製造方法では、サブトラクティブ法により配
線層67を形成する点が上記実施形態2,3と異なる。
従って、上記実施形態2,3と同様な部分の説明は省略
または簡略化する。まず、上記実施形態1と同様の被積
層基板62を用意し、上記各実施形態と同様に、下地絶
縁層粗化工程において、被積層基板62の下地樹脂絶縁
層63の表面63Aを粗化しておく。
銅メッキを全面に施し、厚さ0.7μmの無電解メッキ
層64を形成する。無電解メッキ層64の表面64Aに
は、上記実施形態1,2と同様に、下地樹脂絶縁層63
の表面63Aと同程度の凹凸が形成される。続いて、無
電解メッキ層64の表面64A全面に、電解銅メッキを
施し、厚さ20μmの電解メッキ層66を形成する。
ライフィルムを貼り付け、所定のパターンを用いて露光
・現像し、図11(b)に示すように、配線層に対応す
る部分にエッチングレジスト膜65を形成する。その
後、図11(c)に示すように、エッチングレジスト膜
65から露出した電解メッキ層66及び無電解メッキ層
64を、エッチングにより除去する。エッチング後は、
エッチングレジスト膜65を剥離して、図11(d)に
示すように、配線層67,67を形成する。
2(a)に示すように、蟻酸を含む粗化液で70秒間処
理して、配線層67の表面67Aを粗化する。本実施形
態においても、蟻酸を含む粗化液を用いることで、配線
層67の表面67Aを起伏の激しい良好な粗化状態にす
ることができる。また、このエッチング粗化工程で、配
線層67から銅微粒子67Bが剥がれ落ちて、配線層6
7,67間の下地樹脂絶縁層63上に付着する場合があ
る。
ンガン酸カリウムを含む樹脂エッチング液で80℃、1
分間樹脂エッチングし、図12(b)に示すように、配
線層67,67間に露出した下地樹脂絶縁層63の表層
部分を、深さ4μm樹脂エッチングする。この樹脂エッ
チングにより、エッチング粗化工程の際、配線層67か
ら剥がれて下地樹脂絶縁層63上に付着した銅微粒子6
7Bを除去することができる。
ングする深さが1μm以上の4μmであるので、リーク
不良の原因となる銅微粒子67Bを確実に除去すること
ができる。一方、7μm以下の4μmだけ樹脂エッチン
グするので、下地樹脂絶縁層63が大きく抉り取られた
り、下地樹脂絶縁層63の表面粗度が著しく低下するこ
とがなく、下地樹脂絶縁層63と配線層67との密着強
度、及び下地樹脂絶縁層63と後に積層する樹脂絶縁層
との密着強度を高く維持することができる。さらに、過
マンガン酸カリウムを含む樹脂エッチング液を用いてい
るので、下地絶縁層63の表面63Aを適度に樹脂エッ
チングすることができ、その調整が容易である。
上に、下地樹脂絶縁層63と同材質の絶縁層フィルムを
貼り付け、図12(c)に示すように、樹脂絶縁層68
を形成する。その後は、上記の工程を繰り返して、配線
層と樹脂絶縁層とを交互に所望の数だけ積層して、プリ
ント配線板を完成させる。
れば、エッチング粗化工程において、配線層67の表面
67Aがエッチング粗化される際に、その一部が粒状の
まま配線層67,67間に露出する下地樹脂絶縁層63
の表面63Aに付着した場合でも、樹脂エッチング工程
によって、この銅微粒子67Bを除去することができ
る。従って、配線層67,67間でリーク不良が発生す
ることのない、信頼性の高いプリント配線板を製造する
ことができる。
て説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して
適用できることはいうまでもない。例えば、上記各実施
形態では、コア基板の両面に樹脂絶縁層と配線層とを備
えるプリント配線板の製造方法を示したが、コア基板な
しで、絶縁層と配線層とを交互に複数層積層したプリン
ト配線板を製造する場合にも、同様に適用することがで
きる。
す。
示す図であり、(a)は被積層基板の下地樹脂絶縁層の
部分拡大断面図を示し、(b)は下地樹脂絶縁層の表面
を粗化した状態を示す。
示す図であり、(a)は無電解メッキ層を形成した状態
を示し、(b)はレジスト膜を形成した状態を示し、
(c)は電解銅メッキ層を形成した状態を示す。
示す図であり、(a)は配線層を形成した状態を示し、
(b)は配線層間の下地樹脂絶縁層の表層部分を樹脂エ
ッチングした状態を示し、(c)は配線層の表面を粗化
した状態を示す。
示す図であり、(a)は樹脂絶縁層を積層した状態を示
し、(b)は樹脂絶縁層の表面を粗化した状態を示す。
示す。
示す図であり、(a)は下地樹脂絶縁層上に無電解メッ
キ層を形成した状態を示し、(b)はレジスト膜を形成
した状態を示し、(c)は電解銅メッキ層を形成した状
態を示し、(d)は配線層を形成した状態を示す。
示す図であり、(a)は配線層の表面をエッチング粗化
した状態を示し、(b)は配線層間の下地樹脂絶縁層の
表層部分を樹脂エッチングした状態を示し、(c)は樹
脂絶縁層を積層した状態を示す。
示す図であり、(a)は下地樹脂絶縁層上にレジスト膜
を形成した状態を示し、(b)は無電解銅メッキ層を形
成した状態を示し、(c)は配線層を形成した状態を示
す。
を示す図であり、(a)は配線層の表面をエッチング粗
化した状態を示し、(b)は配線層間の下地樹脂絶縁層
の表層部分を樹脂エッチングした状態を示し、(c)は
樹脂絶縁層を積層した状態を示す。
を示す図であり、(a)は下地樹脂絶縁層上に無電解メ
ッキ層及び電解メッキ層を形成した状態を示し、(b)
は、エッチングレジスト膜を形成した状態を示し、
(c)は不要なメッキ層をエッチングして除去した状態
を示し、(d)は配線層を形成した状態を示す。
を示す図であり、(a)は配線層の表面をエッチング粗
化した状態を示し、(b)は配線層間の下地樹脂絶縁層
の表層部分を樹脂エッチングした状態を示し、(c)は
樹脂絶縁層を積層した状態を示す。
示す図であり、(a)は下地樹脂絶縁層上に無電解メッ
キ層を形成した状態を示し、(b)はレジスト膜を形成
した状態を示し、(c)は電解メッキ層を形成した状態
を示す。
示す図であり、(a)は配線層を形成した状態を示し、
(b)は配線層の表面を粗化した状態を示し、(c)は
樹脂絶縁層を積層した状態を示す。
の)表面 4,24,44,64 無電解メッキ層 6,26,66 電解メッキ層 7,27,47,67 配線層 7A,27A,47A,67A (配線層の)表面 8,28,48,68 樹脂絶縁層
Claims (7)
- 【請求項1】下地樹脂絶縁層と、その上にセミアディテ
ィブ法により形成された配線層と、それらの上に配置さ
れた樹脂絶縁層と、を有するプリント配線板の製造方法
であって、 上記配線層の形成後、上記樹脂絶縁層の積層前に、上記
配線層間に露出する上記下地樹脂絶縁層の表面をエッチ
ングする樹脂エッチング工程を備えることを特徴とする
プリント配線板の製造方法。 - 【請求項2】請求項1に記載のプリント配線板の製造方
法であって、 前記樹脂エッチング工程で、前記下地樹脂絶縁層の表面
を樹脂エッチングする深さは、1μm以上7μm以下で
あることを特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 【請求項3】請求項1又は請求項2に記載のプリント配
線板の製造方法であって、 前記樹脂エッチング工程は、過マンガン酸カリウム及び
過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれかを含む樹
脂エッチング液によって前記下地樹脂絶縁層を樹脂エッ
チングすることを特徴とするプリント配線板の製造方
法。 - 【請求項4】下地樹脂絶縁層と、その上に配置された配
線層と、それらの上に配置された樹脂絶縁層と、を有す
るプリント配線板の製造方法であって、 上記配線層の形成後に、上記配線層の表面をエッチング
して粗化するエッチング粗化工程と、 上記エッチング粗化工程後、上記樹脂絶縁層の積層前
に、上記配線層間に露出する上記下地樹脂絶縁層の表面
をエッチングする樹脂エッチング工程と、を備えること
を特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 【請求項5】請求項4に記載のプリント配線板の製造方
法であって、 前記樹脂エッチング工程で、前記下地樹脂絶縁層の表面
を樹脂エッチングする深さは、1μm以上7μm以下で
あることを特徴とするプリント配線板の製造方法。 - 【請求項6】請求項4又は請求項5に記載のプリント配
線板の製造方法であって、 前記エッチング粗化工程は、蟻酸を含む粗化液により前
記配線層の表面をエッチングして粗化することを特徴と
するプリント配線板の製造方法。 - 【請求項7】請求項4乃至請求項6に記載のプリント配
線板の製造方法であって、 前記樹脂エッチング工程は、過マンガン酸カリウム及び
過マンガン酸ナトリウムの少なくともいずれかを含む樹
脂エッチング液によって前記下地樹脂絶縁層を樹脂エッ
チングすることを特徴とするプリント配線板の製造方
法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP634899A JP3754217B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | プリント配線板の製造方法 |
TW89100280A TW484348B (en) | 1999-01-13 | 2000-01-10 | Method of making a printed circuit board |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP634899A JP3754217B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | プリント配線板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000208936A true JP2000208936A (ja) | 2000-07-28 |
JP3754217B2 JP3754217B2 (ja) | 2006-03-08 |
Family
ID=11635879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP634899A Expired - Lifetime JP3754217B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | プリント配線板の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3754217B2 (ja) |
TW (1) | TW484348B (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076578A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-15 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板及びその製造方法 |
JP2002076577A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-03-15 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板及びその製造方法 |
JP2005244104A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板の製造方法 |
JP2007012961A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板 |
KR100756261B1 (ko) | 2005-12-14 | 2007-09-07 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 배선 기판의 제조 방법 |
US7355127B2 (en) | 2002-05-16 | 2008-04-08 | Renesas Technology Corporation | Printed wiring board and electronic device using the same |
JP2009010336A (ja) * | 2007-05-25 | 2009-01-15 | Fujifilm Corp | 配線パターン形成方法、配線パターン、及び配線基板 |
KR101015770B1 (ko) * | 2008-11-11 | 2011-02-22 | 삼성전기주식회사 | 세미 애디티브 공법에 의하여 제조되는 인쇄회로기판에 대한 절연층 형성방법과 이를 이용한 인쇄회로기판 제조방법 및 이에 의하여 제조되는 인쇄회로기판 |
US8215010B2 (en) | 2008-05-09 | 2012-07-10 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Method of manufacturing a printed circuit board |
CN102673116A (zh) * | 2012-05-24 | 2012-09-19 | 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 | 消除印刷器件卫星点的方法 |
JP2013102160A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | コイル部品の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4583939B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2010-11-17 | 日東電工株式会社 | 配線回路基板の製造方法 |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP634899A patent/JP3754217B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-01-10 TW TW89100280A patent/TW484348B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002076577A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-03-15 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板及びその製造方法 |
JP2002076578A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-15 | Ibiden Co Ltd | プリント配線板及びその製造方法 |
US7355127B2 (en) | 2002-05-16 | 2008-04-08 | Renesas Technology Corporation | Printed wiring board and electronic device using the same |
JP2005244104A (ja) * | 2004-02-27 | 2005-09-08 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板の製造方法 |
JP2007012961A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 配線基板 |
KR100756261B1 (ko) | 2005-12-14 | 2007-09-07 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 배선 기판의 제조 방법 |
JP2009010336A (ja) * | 2007-05-25 | 2009-01-15 | Fujifilm Corp | 配線パターン形成方法、配線パターン、及び配線基板 |
US8215010B2 (en) | 2008-05-09 | 2012-07-10 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Method of manufacturing a printed circuit board |
KR101015770B1 (ko) * | 2008-11-11 | 2011-02-22 | 삼성전기주식회사 | 세미 애디티브 공법에 의하여 제조되는 인쇄회로기판에 대한 절연층 형성방법과 이를 이용한 인쇄회로기판 제조방법 및 이에 의하여 제조되는 인쇄회로기판 |
JP2013102160A (ja) * | 2011-11-07 | 2013-05-23 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | コイル部品の製造方法 |
CN102673116A (zh) * | 2012-05-24 | 2012-09-19 | 中国科学院苏州纳米技术与纳米仿生研究所 | 消除印刷器件卫星点的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3754217B2 (ja) | 2006-03-08 |
TW484348B (en) | 2002-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5254775B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
US6426011B1 (en) | Method of making a printed circuit board | |
KR101022873B1 (ko) | 인쇄회로기판의 제조방법 | |
WO2007058147A1 (ja) | プリント配線基板、その製造方法およびその使用方法 | |
CN108353510B (zh) | 多层印刷配线基板及其制造方法 | |
JP3754217B2 (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP2007335539A (ja) | 両面配線基板の製造方法 | |
JP2006229115A (ja) | 配線基板製造用金属部材と、それを用いた配線基板の製造方法 | |
CN101657072B (zh) | 电路板制作方法 | |
JPH1187931A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
TW200924594A (en) | Method for manufacturing wire substrate | |
KR20100002664A (ko) | 금속적층판 및 그 제조방법 | |
JP2005039233A (ja) | ビアホールを有する基板およびその製造方法 | |
JP2000036660A (ja) | ビルドアップ多層配線板の製造方法 | |
JP3631184B2 (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP2000036659A (ja) | ビルドアップ多層配線板の製造方法 | |
JP2000223818A (ja) | 多層配線基板の製造方法 | |
JP3716613B2 (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
JP2000036662A (ja) | ビルドアップ多層配線板の製造方法 | |
JPH1187886A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
JP4029005B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JPS61140194A (ja) | 多層回路板とその製造方法 | |
JP2000049440A (ja) | プリント配線用多層板の製造方法 | |
JP3784978B2 (ja) | 多層配線基板の製造方法 | |
JP5050725B2 (ja) | ビルドアッププリント配線基板の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050620 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051122 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |