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JP2000201086A - デ―タ受信装置およびデ―タ受信方法 - Google Patents

デ―タ受信装置およびデ―タ受信方法

Info

Publication number
JP2000201086A
JP2000201086A JP205699A JP205699A JP2000201086A JP 2000201086 A JP2000201086 A JP 2000201086A JP 205699 A JP205699 A JP 205699A JP 205699 A JP205699 A JP 205699A JP 2000201086 A JP2000201086 A JP 2000201086A
Authority
JP
Japan
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data
transmission
memory
amount
basic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP205699A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Hatakeyama
泉 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP205699A priority Critical patent/JP2000201086A/ja
Priority to KR1020000000184A priority patent/KR20000057712A/ko
Priority to US09/478,414 priority patent/US6522704B1/en
Priority to EP20000300081 priority patent/EP1018810A2/en
Publication of JP2000201086A publication Critical patent/JP2000201086A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/0262Arrangements for detecting the data rate of an incoming signal

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理速度の向上および消費電力の低下を図る。 【解決手段】受信データに対してデインタリーブ処理を
し、通信回線上の伝送速度に対応した各384シンボルの
データD28(基本データ)を順次得る。デリピテーシ
ョン回路212は、各384シンボルのデータD28に対
し、9600[bps]程度、4800[bps]程度、2400[bps]程度及
び1200[bps]程度のデータ伝送速度からなる384シンボ
ル、192シンボル、96シンボル及び48シンボルの4種類
のデータD29〜D32を順に出力する。この場合、デ
ータD28をそのままデータD29として出力し、その
際にデータD28よりホールド回路222及び加算器2
23を使用して1/2倍のデータ量のデータを次に出力
すべきデータD30として生成してメモリ213に書き
込む。データD30、D31を出力する際にも、夫々同
様にデータD31、D32を生成する。各384シンボル
の受信データに対してデインタリーブ処理が1回だけで
済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディジタ
ル方式の携帯電話システムの通信端末に適用して好適な
データ受信装置およびデータ受信方法に関する。詳しく
は、所定単位毎に通信回線上の伝送速度またはその1/
N倍(Nは1以上の整数)に対応した複数種類のデー
タ量のうち任意のデータ量の送信データが使用され、通
信回線上の伝送速度に対応したデータ量となるように処
理されると共にインタリーブ処理されて伝送されるデー
タを受信するものであって、受信したデータに対して上
記所定単位毎にデインタリーブ処理をして通信回線上の
伝送速度に対応したデータ量の基本データを得、この基
本データを用いて上記複数種類のデータ量に対応したデ
ータを得る構成とすることによって、処理速度の向上お
よび消費電力の低下を図るようにしたデータ受信装置お
よびデータ受信方法に係るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル方式による携帯電話シ
ステムを構成する基地局と通信端末との無線接続方式と
してCDMA(Code Division Multiple Access)と呼
ばれる方式がある。
【0003】CDMA方式は、通信機械工業会(TIA:Te
lecommunications Industry Association)により標準
化(標準規格IS-95)され、基地局と通信端末との間の
無線区間では1種類(例えば、19200[bps]程度)の伝送
速度(以下、「回線伝送速度」と呼ぶ)を使用し、通信
端末内部におけるデータの送信処理には、回線伝送速度
の整数分の1/n(nは任意の整数)の速度でなる複数
種類(例えば、9600[bps]程度、4800[bps]程度、2400[b
ps]程度および1200[bps]程度の4種類)のデータ伝送速
度から回線品質およびデータ品質等に応じたデータ伝送
速度を選択して使用するように規定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなCDMA方
式が適用された携帯電話システムの通信端末において
は、データ送信時、使用するデータ伝送速度毎に送信対
象データのデータ量が異なることから、データ伝送速度
毎にそれぞれ異なる送信処理を行うことにより、各デー
タ伝送速度からなる送信対象のデータをそれぞれ見かけ
上同じデータ量となるデータに変換し、これらを1種類
の回線伝送速度で送信する。このため、この通信端末に
おいては、他の通信端末から基地局を介して送信される
データを受信した場合、当該受信したデータに対して、
上記使用されたデータ伝送速度に対応した受信処理を行
う必要がある。
【0005】ところが、この通信端末においては、送信
処理時、データ伝送速度の情報等のような送信処理内容
を表す情報を付加せずにデータを送信することから、受
信したデータに対して全てのデータ伝送速度に対応した
受信処理を行い、これら各受信処理によって得られるデ
ータから使用されたデータ伝送速度を推定し、当該推定
したデータ伝送速度に対応した受信処理で得られたデー
タを選択することが考えられている。
【0006】この場合において、受信処理としては、例
えば、受信したデータのビットデータの順序を並べ直す
デインタリーブ処理、このデインタリーブ処理で得られ
たデータのデータ量を元に戻すためのデリピテーション
処理、このデリピテーション処理で得られた畳込み符号
化データを復号するビタビ復号処理、この復号処理で得
られたデータをCRC(cyclic redundancy check )符
号を使用してチェックするCRC処理等の一連の処理が
行われる。
【0007】上述したように受信したデータに対して全
てのデータ伝送速度に対応した受信処理を行う際に、全
てのデータ伝送速度に対応して上述した一連の処理を繰
り返すときには、例えば各データ伝送速度に対応した受
信処理において受信データが格納されたメモリよりデイ
ンタリーブ処理のために全てのデータを読み出すことを
繰り返すことになるため、処理速度が遅くなり、また消
費電力が増加するという問題点がある。
【0008】そこで、この発明では、処理速度の向上お
よび消費電力の低下が可能となるデータ受信装置および
データ受信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ受
信装置は、所定単位毎に通信回線上の伝送速度またはそ
の1/2N倍(Nは1以上の整数)に対応した複数種類
のデータ量のうち任意のデータ量の送信データが使用さ
れ、使用される送信データのデータ量が通信回線上の伝
送速度に対応したものとなる場合には送信データがその
ままインタリーブ処理されて送信され、使用される送信
データのデータ量が通信回線上の伝送速度の1/2N
の伝送速度に対応したものとなる場合には送信データの
各ビットがそれぞれ2N−1回繰り返されると共に上記
インタリーブ処理と同じパターンでインタリーブ処理さ
れて送信されたデータを受信するデータ受信装置であっ
て、受信したデータに対して所定単位毎にデインタリー
ブの処理を施して通信回線上の伝送速度に対応したデー
タ量の基本データを得るデインタリーブ手段と、所定単
位毎の基本データが供給され、所定単位毎に基本データ
を用いて複数種類のデータ量に対応したデータを順次出
力するデリピテーション手段とを備えるものである。
【0010】そして、デリピテーション手段は、所定単
位毎に、まず、基本データをそのまま出力すると共に、
基本データを使用してその基本データのデータ量の1/
2倍のデータ量のデータを生成してメモリに書き込み、
以下、上記通信回線上の伝送速度の1/2Nmax-1倍(N
maxはNの最大値)の伝送速度に対応したデータ量のデ
ータが出力されるまで、上記メモリに書き込まれている
データを読み出し、その読み出しデータを出力すると共
に、その読み出しデータを使用してその読み出しデータ
のデータ量の1/2倍のデータ量のデータを生成してメ
モリに書き込むことを繰り返し、最後に、メモリに書き
込まれている通信回線上の伝送速度の1/2Nmax倍の伝
送速度に対応したデータ量のデータを読み出し、その読
み出しデータを出力するものである。
【0011】この発明においては、受信したデータは、
例えばデインタリーブ手段内のメモリに格納され、この
メモリの読み出しアドレスを制御することで、デインタ
リーブ処理が行われる。このデインタリーブ処理で得ら
れるデータは、通信回線上の伝送速度に対応したデータ
量を持ち、基本データとしてデリピテーション手段に供
給される。
【0012】デリピテーション手段では、以下の動作が
行われる。まず、基本データがそのまま出力されると共
に、その基本データを使用してその基本データのデータ
量の1/2倍のデータ量のデータが生成されてメモリに
書き込まれる。そして、通信回線上の伝送速度の1/2
Nmax-1倍の伝送速度に対応したデータ量のデータが出力
されるまで、メモリに書き込まれているデータが読み出
され、その読み出しデータが出力されると共に、その読
み出しデータを使用してその読み出しデータのデータ量
の1/2倍のデータ量のデータが生成されてメモリに書
き込むことが繰り返えされる。最後に、メモリに書き込
まれている通信回線上の伝送速度の1/2Nmax倍の伝送
速度に対応したデータ量のデータが読み出され、その読
み出しデータが出力される。
【0013】このデリピテーション手段からは、複数種
類のデータ量に対応したデータが順次出力される。上述
した送信データは例えば畳込み符号化データであり、デ
リピテーション手段より順次出力される複数種類のデー
タ量に対応したデータは復号手段、例えばビタビ復号器
に供給されて復号される。そして、複数の復号データ等
から送信データのデータ量(伝送速度)が推定され、推
定されたデータ量に対応した復号データが最終的に選択
されて使用されることとなる。
【0014】このように、複数種類のデータ量に対応し
たデータを全て得るのに、デインタリーブ処理を1度行
うだけで済むこととなり、処理速度の向上および消費電
力の低下が可能となる。
【0015】また、複数の復号データより送信データの
データ量を推定する際に、これら複数の復号データのそ
れぞれを再符号化し、復号前の符号化データと比較して
シンボル誤りを検出し、その検出出力を参照することが
考えられる。この場合、復号手段にメモリの読み出しデ
ータが供給されて復号が行われる場合には、元の符号化
データとして、そのメモリの読み出しデータを使用する
ようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は実施の形態
としての通信端末100の構成を示している。
【0017】この通信端末100は、マイクロコンピュ
ータを備え、端末全体の動作を制御するコントローラ1
01を有している。コントローラ101には、ユーザが
種々のキー操作を行うためのキー部および装置の動作状
態などを表示するディスプレイ部からなるキー/ディス
プレイ部102が接続されている。コントローラ101
は、制御情報の作成、解読、呼の設定、解除、維持を行
うと共に、キー/ディスプレイ部102等のI/O制御
を行う。
【0018】また、通信端末100は、アンテナ103
と、送受共用器104と、アンテナ103で捕らえられ
た所定周波数の受信信号に対して復調処理をして復調デ
ータを得る受信機105と、この復調データに対して音
声および通信制御情報のフォーマット変換および復号を
する、チャネルコーデック106を構成するチャネルデ
コーダ107と、このチャネルデコーダ107より出力
される受信音声データに対して復号処理をして受信音声
信号を得ると共に、後述する送受話器からの送信音声信
号に対して符号化処理をして送信音声データを得る音声
コーデック109とを有している。
【0019】また、通信端末100は、音声コーデック
106からの送信音声データおよびコントローラ113
からの通信制御情報のフォーマット変換および符号化処
理をする、チャネルコーデック106を構成するチャネ
ルエンコーダ108と、このチャエンコーダ108の出
力データを変調して所定周波数の送信信号を得る送信機
110と、コントローラ101の制御のもと、送受信周
波数を制御するシンセサイザ111とを有している。
【0020】また、通信端末100は、スピーカ112
と、マイクロホン113と、これらスピーカ112およ
びマイクロホン113と音声コーデック109とのイン
タフェース変換を行って音声通話を実現するための送受
話器114とを有している。
【0021】この通信端末100の動作を説明する。マ
イクロホン113より出力されるユーザの音声に対応す
る送信音声信号Stは送受話器114を介して音声コー
デック109に供給される。音声コーデック109は、
回線品質および音声信号Stの品質等を検出し、その検
出結果に基づいて音声信号Stのデータ伝送速度を、予
め設定された、例えば9600[bps]程度、4800[bps]程度、
2400[bps]程度および1200[bps]程度の4種類のうちから
順次1種類選択して切り換えるようになされている。そ
して、音声コーデック109は、データ伝送速度を選択
して切り換える毎に、この選択したデータ伝送速度から
なる音声信号Stをディジタル化し、得られる音声デー
タD1をチャネルエンコーダ108に送出する。
【0022】また、音声コーデック109は、データ伝
送速度を選択して切り換える毎に当該選択したデータ伝
送速度を表す速度情報データD2を生成し、これをコン
トローラ101に送出する。コントローラ101は、速
度情報データD2に基づいて得られるデータ伝送速度に
応じて制御データD3を生成し、これをチャネルエンコ
ーダ108に送出し、これによりチャネルエンコーダ1
08に順次選択されたデータ伝送速度に応じた送信処理
を行わせるように制御する。チャネルエンコーダ108
は、コントローラ101の制御のもとに、音声データに
当該コントローラ101から与えられる通信制御データ
D4を付加して畳込み符号化した後、所定のデータフォ
ーマットに変換し、得られる変換データD5を送信機1
10に送出する。
【0023】送信機110は、シンセサイザ111から
送信周波数を制御する制御信号S2が与えられており、
当該制御信号S2に基づいて変換データD5を所定フォ
ーマットで変調し、得られる送信データD6を送受共用
器104とアンテナ103とを順次介して基地局(図示
せず)に、例えば19200[bps]程度の回線伝送速度でバー
スト状(例えば、1周期が20[ms]程度でなる)に送信す
る。
【0024】またこのとき、基地局(図示せず)から
は、他の通信端末(図示せず)により上述した送信デー
タD6と同様な9600[bps]程度、4800[bps]程度、2400[b
ps]程度または1200[bps]程度のデータ伝送速度で送信処
理されて得られたデータが19200[bps]程度の回線伝送速
度でバースト状(例えば、1周期が20[ms]程度でなる)
に送信されており、通信端末100は、この基地局から
送信されたデータ(以下、「受信データ」と呼ぶ)D7
をアンテナ103と送受共用器104とを順次介して受
信機105によって受信する。
【0025】受信機105は、シンセサイザ111から
受信周波数を制御する制御信号S3が与えられており、
当該制御信号S3に基づいて受信データD7を所定フォ
ーマットで復調し、得られる復調データD8をチャネル
デコーダ107に送出する。チャネルデコーダ107
は、コントローラ101から与えられる制御データD9
に基づいて全体が制御され、復調データD8をデータ伝
送速度と同様な9600[bps]程度、4800[bps]程度、2400[b
ps]程度および1200[bps]程度の4種類全てのデータ伝送
速度で伝送しながら当該データ伝送速度に応じた受信処
理を行う。
【0026】この場合、チャネルデコーダ107は、復
調データD8を4種類のデータ伝送速度にそれぞれ応じ
た所定フォーマットに変換すると共に、ビタビ復号によ
り誤り訂正して復号し、かくして4種類の復号データを
生成する。これに加えて、チャネルデコーダ107は、
復調データD8を4種類のデータ伝送速度に応じてそれ
ぞれ受信処理することにより得られる各種情報から当該
復調データD8に対する送信処理時のデータ伝送速度を
推定し、上述した4種類の復号データのうち、推定した
データ伝送速度と同じ速度でなるデータ伝送速度で受信
処理されて得られた復号データを選択する。そして、こ
のチャネルデコーダ107は、選択した復号データを構
成する通話相手の音声に応じた音声データD10を音声
コーデック109に送出すると共に、当該復号データを
構成する通信制御データD11をコントローラ101に
送出する。
【0027】音声コーデック109は、コントローラ1
01から与えられる制御信号S4に基づいて音声データ
D10をアナログ化し、得られる受信音声信号Srを送
受和器114を介してインタフェース変換してスピーカ
112に送出し、当該スピーカ112からこの音声信号
Srに基づく音声を出力させる。このようにして通信端
末100は、スピーカ112から通話相手の音声を発生
させることができ、ユーザに通話相手との音声通話を実
現させることができる。
【0028】因みに、コントローラ101は、データ送
信時、音声データD1に付加させる通信制御データD4
を生成し、またデータ受信時、チャネルデコーダ107
から与えられる通信制御データD11を解読して呼の設
定、解除および維持を実行すると共にキー/ディスプレ
イ部102のI/O制御を実行し、さらに送信周波数お
よび受信周波数を制御するシンセサイザ111を制御す
る。
【0029】次に、チャネルエンコーダ108の詳細構
成を説明する。
【0030】図2および図3に示すように、チャネルエ
ンコーダ108においては、データ送信時、音声コーデ
ック109から9600[bps]程度のデータ伝送速度からな
る音声データD1が与えられる場合には、コントローラ
101から与えられる制御データD3に基づいて第1の
送信処理モードに移り、当該9600[bps]程度のデータ伝
送速度に応じた送信処理を行うと共に、音声コーデック
109から4800[bps]程度のデータ伝送速度からなる音
声データD1が与えられる場合には、コントローラ10
1から与えられる制御データD3に基づいて第2の送信
処理モードに移り、当該4800[bps]程度のデータ伝送速
度に応じた送信処理を行う。
【0031】また、チャネルエンコーダ108において
は、データ送信時、音声コーデック109から2400[bp
s]程度のデータ伝送速度からなる音声データD1が与え
られる場合には、コントローラ101から与えられる制
御データD3に基づいて第3の送信処理モードに移り、
当該2400[bps]程度のデータ伝送速度に応じた送信処理
を行うと共に、音声コーデック109から1200[bps]程
度のデータ伝送速度からなる音声データD1が与えられ
る場合には、コントローラ101から与えられる制御デ
ータD3に基づいて第4の送信処理モードに移り、当該
1200[bps]程度のデータ伝送速度に応じた送信処理を行
う。
【0032】チャネルエンコーダ108は、音声コーデ
ック109からの音声データD1に対して誤り検出を行
うためのCRC符号を付加するCRCジェネレータ20
1と、このCRCジェネレータ201の出力データに対
して畳み込み符号化を行う畳込み符号器202と、第1
〜第4の送信処理モードにおける畳込み符号器202の
出力データのデータ量を、19200[bps]程度の回線伝送速
度に対応したデータ量とするリピテーション回路203
と、このリピテーション回路203の出力データに対し
てインタリーブ処理をして送信データD5を得るインタ
リーバ204とを有している。
【0033】チャネルエンコーダ108の動作を詳細に
説明する。音声コーデック109から出力された音声デ
ータD1がCRCジェネレータ201に与えられる。こ
のCRCジェネレータ201は、第1の送信処理モード
時、音声コーデック109から与えられる9600[bps]程
度のデータ伝送速度からなる音声データD1に、コント
ローラ101から与えられる通信制御データD4を付加
することにより合計で172ビットの原データを生成する
と共に、当該生成した原データから、(1)式で表され
る生成多項式G1(X)を用いて12ビットのCRC符号を
生成し、これをこの原データに付加して184ビットのデ
ータを生成する。そして、このCRCジェネレータ20
1は、この184ビットのデータに「0」でなる8ビット
のテールビットを付加して192ビットの符号付加データ
D15を生成し、これを畳込み符号器202に送出す
る。
【0034】
【数1】
【0035】また、CRCジェネレータ201は、第2
の送信処理モード時、音声コーデック109から与えら
れる4800[bps]程度のデータ伝送速度からなる音声デー
タD1に、コントローラ101から与えられる通信制御
データD4を付加することにより合計で80ビットの原デ
ータを生成すると共に、当該生成した原データから、
(2)式で表される生成多項式G2(X)を用いて8ビッ
トのCRC符号を生成し、これをこの原データに付加し
て88ビットのデータを生成する。そして、このCRCジ
ェネレータ201は、この88ビットのデータに「0」で
なる8ビットのテールビットを付加して96ビットの符号
付加データD16を生成し、これを畳込み符号器202
に送出する。
【0036】
【数2】
【0037】また、CRCジェネレータ201は、第3
の送信処理モード時、音声コーデック109から与えら
れる2400[bps]程度のデータ伝送速度からなる音声デー
タD1に、コントローラ101から与えられる通信制御
データD4を付加することにより合計で40ビットの原デ
ータを生成すると共に、当該生成した原データに「0」
でなる8ビットのテールビットを付加して48ビットの符
号付加データD17を生成し、これを畳込み符号器20
2に送出する。
【0038】さらに、CRCジェネレータ201は、第
4の送信処理モード時、音声コーデック109から与え
られる1200[bps]程度のデータ伝送速度からなる音声デ
ータD1に、コントローラ101から与えられる通信制
御データD4を付加することにより合計で16ビットの原
データを生成すると共に、当該生成した原データに
「0」でなる8ビットのテールビットを付加して24ビッ
トの符号付加データD18を生成し、これを畳込み符号
器202に送出する。
【0039】畳込み符号器202は、符号付加データD
15〜D18が与えられる毎に予め設定された拘束長k
(本実施の形態の場合は9に設定)および符号化率R
(本実施の形態の場合は1/2に設定)に基づいて符号付
加データD15〜D18を「0」でなる初期値から畳込
み符号化し、得られる符号化データD19〜D22をリ
ピテーション回路203に送出する。
【0040】実際に、この畳込み符号器202は、第1
の送信処理モード時、9600[bps]程度のデータ伝送速度
からなる192ビットの符号付加データD15から384ビッ
トの符号化データD19を生成すると共に、第2の送信
処理モード時、4800[bps]程度のデータ伝送速度からな
る96ビットの符号付加データD16から192ビットの符
号化データD20を生成する。また、この畳込み符号器
202は、第3の送信処理モード時、2400[bps]程度の
データ伝送速度からなる48ビットの符号付加データD1
7から96ビットの符号化データD21を生成すると共
に、第4の送信処理モード時、1200[bps]程度のデータ伝
送速度からなる24ビットの符号付加データD18から48
ビットの符号化データD22を生成する。
【0041】リピテーション回路203は、第1〜第4
の送信処理モード毎にそれぞれデータの繰り返し数が予
め設定されており、第1の送信処理モード時には、9600
[bps]程度のデータ伝送速度からなる384ビットの符号化
データD19を繰り返さずにそのまま繰り返しデータD
23としてインタリーバ204に送出すると共に、第2
の送信処理モード時には、4800[bps]程度のデータ伝送
速度からなる192ビットの符号化データD20から順次
1ビットのデータを1回繰り返すようにして(この場
合、同じデータが2個ずつ連続する)、384ビットの繰
り返しデータD24を生成し、これをインタリーバ20
4に送出する。
【0042】また、リピテーション回路203は、第3
の送信処理モード時には、2400[bps]程度のデータ伝送
速度からなる96ビットの符号化データD21から順次1
ビットのデータを3回繰り返すようにして(この場合、
同じデータが4個ずつ連続する)、384ビットの繰り返
しデータD25を生成し、これをインタリーバ204に
送出すると共に、第4の送信処理モード時には、1200[b
ps]程度のデータ伝送速度からなる48ビットの符号化デ
ータD22から順次1ビットのデータを7回繰り返すよ
うにして(この場合、同じデータが8個ずつ連続す
る)、384ビットの繰り返しデータD26を生成し、こ
れをインタリーバ204に送出する。
【0043】このようにしてリピテーション回路203
は、4800[bps]程度,2400[bps]程度および1200[bps]程度
のデータ伝送速度からなる符号化データD20〜D22
をそれぞれ上述したように繰り返すことにより、9600[b
ps]程度のデータ伝送速度からなる384ビットの繰り返し
データD23と見かけ上同じデータ長の繰り返しデータ
D24〜D26に変換する。
【0044】インタリーバ204は、第1〜第4の送信
処理モードに拘わらずに予め設定されたインタリーブパ
ターンに従って繰り返しデータD23〜D26をインタ
リーブし、得られる384ビットの変換データD5を送信
機110に送出する。図5〜図8は、それぞれ第1〜第
4の送信処理モードにおける繰り返しデータD23〜D
26をそれぞれインタリーブするためのインタリーブパ
ターンを示している。
【0045】この場合、繰り返しデータD23〜D26
の各シンボルを図示のようにメモリに書き込み(図5〜
図8における番号は、畳込み符号器202から出力され
る各ビットの順番を示している)、そして左側より縦方
向に順次読み出していくことでインタリーブをする。な
お、後述するチャネルデコーダ107のデインタリーバ
では、同様にメモリに書き込み、そして第1〜第384の
シンボルをランダムに読み出していくことで、デインタ
リーブを行う。
【0046】因に、図4に示すように、送信機110
は、変換データD5を384ビット毎に変調することによ
り、順次1周期(20[ms]程度)分のデータ量でなる送信
データD6を得て、これを19200[bps]程度の回線伝送速
度でバースト状に送信する。
【0047】次に、チャネルデコーダ107の詳細構成
を説明する。
【0048】図2および図9に示すように、チャネルデ
コーダ107は、受信機105からの復調データD8に
対してデインタリーブ処理をするデインタリーバ211
と、このデインタリーバ211からの各384シンボルの
データに対し、9600[bps]程度のデータ伝送速度からな
る384シンボルのデータ、4800[bps]程度のデータ伝送速
度からなる192シンボルのデータ、2400[bps]程度のデー
タ伝送速度からなる96シンボルのデータおよび1200[bp
s]程度のデータ伝送速度からなる48シンボルのデータを
順次出力するデリピテーション回路212とを有してい
る。デリピテーション回路212には、その処理作業の
ためにデータを格納しておくメモリ213が接続されて
いる。
【0049】また、チャネルデコーダ107は、デリピ
テーション回路212より出力される4種類のデータに
対してそれぞれビタビアルゴリズムを用いて復号を行っ
て第1〜第4の復号データを得るビタビ復号器214
と、このビタビ復号器214より出力される第1〜第4
の復号データに対して誤り検出を行い、その結果をコン
トローラ101に送出すると共に、CRC符号を除いた
データを出力する誤り検出器215と、コントローラ1
01からの推定速度データに基づいて、誤り検出器21
5より出力される第1〜第4のデータのいずれかを選択
的に取り出し、そのデータを構成する音声データD10
を音声コーデック109に供給するデータ選択器216
とを有している。ここで、コントローラ101では、誤
り検出器215からの第1〜第4の復号データの誤り検
出結果や後述する第1〜第4の復号データの推定誤り数
データ等に基づいて、データ伝送速度の推定が行われ
る。
【0050】チャネルデコーダ106の動作を詳細に説
明する。受信機105で復調されて得られた復調データ
D8がデインタリーバ211に与えられる。ここで、受
信機105では、復調データD8の各シンボルが軟判定
データとして得られる。軟判定データは、図10に示す
ように、例えば1ビットの極性データ(bit3)と3ビッ
トの信頼性情報(bit2,bit1,bit0)とからなるものであ
る。なお、パターン[0000]はデータ消失(データな
し)を意味する。また、データの対称性を維持するため
パターン[1000]は未使用としている。
【0051】デインタリーバ211は、内部に第1およ
び第2の記憶部(図2および図9には図示せず、図11
にメモリ1,2で図示)が設けられており、当該第1お
よび第2の記憶部に、交互に、復調データD8を、384
シンボル(送信時の1周期分のデータ量)ずつ記憶する
と共に、この記憶した384シンボルの復調データD8
を、デインタリーブしながら読み出し、得られる各384
シンボルのデータD28をデリピテーション回路212
に送出する。
【0052】デリピテーション回路212は、各384シ
ンボルのデータD28(基本データ)に対し、9600[bp
s]程度のデータ伝送速度からなる384シンボルのデータ
D29、4800[bps]程度のデータ伝送速度からなる192シ
ンボルのデータD30、2400[bps]程度のデータ伝送速
度からなる96シンボルのデータD31および1200[bps]
程度のデータ伝送速度からなる48シンボルのデータD3
2を順次出力し、これをビタビ復号器214に送出す
る。
【0053】ビタビ復号器214は、データD29〜D
32に対して、それぞれビタビアルゴリズムを用いて例
えば拘束長=9、符号化率=1/2に設定された最尤復
号を行い、得られる第1〜第4の復号データD35〜D
38(テールビットは取り除く)を誤り検出器215に
送出する。すなわち、ビタビ復号器214は、9600[bp
s]程度のデータ伝送速度からなる384シンボルのデータ
D29から184ビットの第1の復号データD35を生成
し、4800[bps]程度のデータ伝送速度からなる192シンボ
ルのデータD30から88ビットの第2の復号データD3
6を生成し、2400[bps]程度のデータ伝送速度からなる9
6シンボルのデータD31から40ビットの第3の復号デ
ータD37を生成し、さらに、1200[bps]程度のデータ
伝送速度からなる48シンボルのデータD31から16ビッ
トの第4の復号データD38を生成する。
【0054】誤り検出器215は、9600[bps]程度のデ
ータ伝送速度からなる第1の復号データD35を、上述
した(1)式に示す生成多項式G1(X)を用いて誤り
検出し、当該検出結果を誤り検出データD42Aとして
コントローラ101に送出すると共に、この第1の復号
データD35からCRCが付加されていると推定される
部分のデータを取り除き、かくして得られる172ビット
の第1の原データD44をデータ選択器216に送出す
る。
【0055】また、誤り検出器215は、4800[bps]程
度のデータ伝送速度からなる第2の復号データD36
を、上述した(2)式に示す生成多項式G2(X)を用
いて誤り検出し、当該検出結果を誤り検出データD42
Bとしてコントローラ101に送出すると共に、この第
2の復号データD36からCRCが付加されていると推
定される部分のデータを取り除き、かくして得られる80
ビットの第2の原データD45をデータ選択器216に
送出する。
【0056】さらに、誤り検出器29は、2400[bps]程
度のデータ伝送速度からなる第3の復号データD37お
よび1200[bps]程度のデータ伝送速度からなる第4の復
号データD38をそのまま第3および第4の原データD
46およびD47としてデータ選択器216に送出す
る。
【0057】データ選択器216は、第1〜第4の原デ
ータD44〜D47のうち、コントローラ101からの
推定速度データD50に基づき、推定されたデータ伝送
速度に対応して処理されて得られたデータを選択し、当
該選択したデータ構成する音声データD10を音声コー
デック109に送出すると共に、通信制御データD11
をコントローラ101に送出する。
【0058】次に、図11を参照して、デリピテーショ
ン回路212の詳細構成を説明する。
【0059】デリピテーション回路212は、デインタ
リーバ211より出力される各384シンボルのデータD
28(基本データ)またはメモリ213の読み出しデー
タDRを選択的に取り出すデータ選択器221と、この
データ選択器221で取り出したデータD61を構成す
る各連続する2個のシンボルのデータのうち、前のデー
タをホールドしておくデータホールド回路222と、こ
のデータホールド回路222でホールドされた前のデー
タとそれと対の後のデータとを加算し、その加算データ
を書き込みデータDWとしてメモリ213に送出する加
算器223と、データ選択器221で取り出したデータ
D61(軟判定データ)のビット数を4ビットに正規化
して出力する正規化処理部224とを有している。
【0060】デリピテーション回路212の動作を詳細
に説明する。このデリピテーション回路212は、デイ
ンタリーバ211より出力される各384シンボルのデー
タD28に対し、それぞれ以下のステップST1〜ステ
ップST4の動作を順に実行する(図12参照)。
【0061】まず、ステップST1について説明する。
データ選択器221でデインタリーバ211より出力さ
れる384シンボルのデータD28(4ビットの軟判定デ
ータ)を取り出し、取り出したデータD61(データD
28)を正規化処理部224を通じて9600[bps]程度の
データ伝送速度からなる384シンボルのデータD29と
してビタビ復号器214に送出する。また、取り出した
データD61よりデータホールド回路222および加算
器223を使用し、各連続する2個のシンボルのデータ
を順次加算し、4800[bps]程度のデータ伝送速度からな
る192シンボルのデータ(5ビットの軟判定データ)を
得、このデータを書き込みデータDWとしてメモリ21
3に書き込む。
【0062】次に、ステップST2について説明する。
メモリ213よりステップST1で書き込んだ192シン
ボルのデータを読み出し、データ選択器221でその読
み出しデータDRを取り出し、取り出したデータD61
のビット数を正規化処理部224で4ビットに正規化し
た後に4800[bps]程度のデータ伝送速度からなる192シン
ボルのデータD30としてビタビ復号器214に送出す
る。また、取り出したデータD61よりデータホールド
回路222および加算器223を使用し、各連続する2
個のシンボルのデータを順次加算し、2400[bps]程度の
データ伝送速度からなる96シンボルのデータ(6ビット
の軟判定データ)を得、このデータを書き込みデータD
Wとしてメモリ213に書き込む。
【0063】次に、ステップST3について説明する。
メモリ213よりステップST2で書き込んだ96シンボ
ルのデータを読み出し、データ選択器221でその読み
出しデータDRを取り出し、取り出したデータD61の
ビット数を正規化処理部224で4ビットに正規化した
後に2400[bps]程度のデータ伝送速度からなる96シンボ
ルのデータD31としてビタビ復号器214に送出す
る。また、取り出したデータD61よりデータホールド
回路222および加算器223を使用し、各連続する2
個のシンボルのデータを順次加算し、1200[bps]程度の
データ伝送速度からなる48シンボルのデータ(7ビット
の軟判定データ)を得、このデータを書き込みデータD
Wとしてメモリ213に書き込む。
【0064】次に、ステップST4について説明する。
メモリ213よりステップST3で書き込んだ48シンボ
ルのデータを読み出し、データ選択器221でその読み
出しデータDRを取り出し、取り出したデータD61の
ビット数を正規化処理部224で4ビットに正規化した
後に1200[bps]程度のデータ伝送速度からなる48シンボ
ルのデータD32としてビタビ復号器214に送出す
る。
【0065】図11に示すデリピテーション回路212
を使用することで、受信データの各384シンボルのデー
タのそれぞれに関し、デインタリーバ211における38
4シンボルのデータの読み出し処理(デインタリーブ処
理)が1回で済む。また、4800[bps]程度、2400[bps]程
度および1200[bps]程度のデータ伝送速度からなるデー
タに関しては、その前のデータ伝送速度からなるデータ
の処理時に予めデリピテーションが終了しているため、
ビタビ復号時の軟判定データの準備を常に一定の処理時
間、シーケンスで行える。これらにより、処理速度の向
上および消費電力の低下を図ることができる。また、48
00[bps]程度、2400[bps]程度および1200[bps]程度のデ
ータ伝送速度からなるデータに係るデリピテーションを
データホールド回路222および加算器223を共通に
使用して行うため、回路の小型化を図ることができる。
【0066】なお、デインタリーバ211およびメモリ
213より各連続した2シンボルのデータを同時に出力
する構成とし、データホールド回路222を省略し、加
算器223のみでデリピテーションを行うようにしても
よい。
【0067】次に、図11を参照して、データ誤り数推
定回路230の構成例について説明する。
【0068】このデータ誤り数推定回路230は、デイ
ンタリーバ211より出力される各384シンボルのデー
タD28(基本データ)またはメモリ213の読み出し
データDRを選択的に取り出すデータ選択器231と、
ビタビ符号器214より出力される第1〜第4の復号デ
ータD35〜D38を順次畳込み符号化する畳込み符号
器232とを有している。この畳込み符号器232は、
上述したチャネルエンコーダ108の畳込み符号器20
2と同様の畳込み符号化を行うものである。
【0069】また、データ誤り推定回路230は、デー
タ選択器231で取り出したデータD71(軟判定デー
タ)と畳込み符号符号器232からの符号化データとを
比較する比較器233と、この比較器233より出力さ
れる不一致データをカウントして、上述した第1〜第4
の復号データD35〜D38にそれぞれ対応する推定誤
り数データを得るカウンタ234とを有している。
【0070】データ誤り数推定回路230の動作を詳細
に説明する。ビタビ復号器214より第1の復号データ
D35が出力されるとき、この第1の復号データD35
を畳込み符号器232で畳込み符号化し、得られる384
シンボルの符号化データD72を比較器233に供給す
る。また、この384シンボルの符号化データD72を比
較器233に供給するのと同期して、デインタリーバ2
11より第1の復号データD35の復号前のデータであ
る384シンボルのデータD28(軟判定データ)を得、
このデータD28をデータ選択器231で選択し、それ
をデータD71として比較器233に供給する。
【0071】比較器233は、データ72とデータD7
1(D28)の極性情報ビットとを1シンボルずつ比較
し、不一致の比較結果を得る毎にこれを表す不一致デー
タD73をカウンタ234に送出する。カウンタ234
は、不一致データD73が与えられる毎にカウントし、
比較器233において384シンボルの比較が終了する
と、このときのカウント値(第1の復号データD35に
発生したと推定される誤り数)を推定誤り数データD7
4としてコントローラ101に送出する。
【0072】次に、ビタビ復号器214より第2の復号
データD36が出力されるとき、この第2の復号データ
D36を畳込み符号器232で畳込み符号化し、得られ
る192シンボルの符号化データD72を比較器233に
供給する。また、この192シンボルの符号化データD7
2を比較器233に供給するのと同期して、メモリ21
3より第2の復号データD36の復号前のデータである
192シンボルのデータDR(軟判定データ)を得、この
データDRをデータ選択器231で選択し、それをデー
タD71として比較器233に供給する。
【0073】比較器233は、データ72とデータD7
1(DR)の極性情報ビットとを1シンボルずつ比較
し、不一致の比較結果を得る毎にこれを表す不一致デー
タD73をカウンタ234に送出する。カウンタ234
は、不一致データD73が与えられる毎にカウントし、
比較器233において192シンボルの比較が終了する
と、このときのカウント値(第2の復号データD36に
発生したと推定される誤り数)を推定誤り数データD7
5としてコントローラ101に送出する。
【0074】以下、ビタビ復号器214より第3、第4
の復号データD37,D38が出力されるとき、上述し
たビタビ復号器214より第2の復号データD36が出
力されるときの動作と同様に、カウンタ234よりコン
トローラ101に、それぞれ第3、第4の復号データD
37,D38に発生したと推定される誤り数を示すカウ
ント値を推定誤り数データD76,D77として送出す
る。
【0075】データ誤り推定回路230を図11に示す
ように構成することで、メモリ213に順次書き込まれ
ているデリピテーション後のデータを有効に利用するこ
とができる。
【0076】なお、上述実施の形態においては、送信デ
ータが畳込み符号化された符号化データD19〜D22
である例を示したが、送信データはその他の符号化デー
タであってもよく、あるいは符号化されていないデータ
であっても、この発明を同様に適用することができる。
【0077】
【発明の効果】この発明においては、所定単位毎に通信
回線上の伝送速度またはその1/2N倍(Nは1以上の
整数)伝送速度に対応した複数種類のデータ量のうち任
意のデータ量の送信データが使用され、通信回線上の伝
送速度に対応したデータ量となるように処理されると共
にインタリーブ処理されて伝送されるデータを受信する
ものであって、受信したデータに対して上記所定単位毎
にデインタリーブ処理をして通信回線上の伝送速度に対
応したデータ量の基本データを得、この基本データを用
いて上記複数種類のデータ量に対応したデータを得る構
成とされているため、複数種類のデータ量に対応したデ
ータを得る際にデインタリーブ処理を1回だけ行えばよ
く、処理速度の向上および消費電力の低下を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としての通信端末の回路構成を示す
ブロック図である。
【図2】通信端末のチャネルコーデックの回路構成を示
すブロック図である。
【図3】チャネルコーデックにおける送信処理の説明に
供するブロック図である。
【図4】チャネルコーデックにおける送信処理の説明に
供する図である。
【図5】インタリーブパターン例(9600bps)を示す図
である。
【図6】インタリーブパターン例(4800bps)を示す図
である。
【図7】インタリーブパターン例(2400bps)を示す図
である。
【図8】インタリーブパターン例(1200bps)を示す図
である。
【図9】チャネルコーデックにおける送信処理の説明に
供するブロック図である。
【図10】軟判定データの説明に供する図である。
【図11】デリピテーション回路等の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図12】デリピテーション回路の動作の説明に供する
フローチャートである。
【符号の説明】
100・・・通信端末、101・・・コントローラ、1
02・・・キー/ディスプレイ部、103・・・アンテ
ナ、105・・・受信機、106・・・チャネルコーデ
ック、107・・・チャネルデコーダ、108・・・チ
ャネルエンコーダ、109・・・音声コーデック、11
0・・・送信機、111・・・シンセサイザ、112・
・・スピーカ、113・・・マイクロホン、114・・
・送受話器、201・・・CRCジェネレータ、202
・・・畳込み符号器、203・・・リピテーション回
路、204・・・インタリーバ、211・・・デインタ
リーバ、212・・・デリピテーション回路、213・
・・メモリ、214・・・ビタビ復号器、215・・・
誤り検出器、216,221,231・・・データ選択
器、222・・・データホールド回路、223・・・加
算器、224・・・正規化処理部、230・・・データ
誤り数推定回路、232・・・畳込み符号器、233・
・・比較器、234・・・カウンタ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定単位毎に通信回線上の伝送速度また
    はその1/2N倍(Nは1以上の整数)の伝送速度に対
    応した複数種類のデータ量のうち任意のデータ量の送信
    データが使用され、上記使用される送信データのデータ
    量が上記通信回線上の伝送速度に対応したものとなる場
    合には上記送信データがそのままインタリーブ処理され
    て送信され、上記使用される送信データのデータ量が上
    記通信回線上の伝送速度の1/2N倍の伝送速度に対応
    したものとなる場合には上記送信データの各ビットがそ
    れぞれ2N−1回繰り返されると共に上記インタリーブ
    処理と同じパターンでインタリーブ処理されて送信され
    たデータを受信するデータ受信装置であって、 上記受信したデータに対して上記所定単位毎にデインタ
    リーブの処理を施して上記通信回線上の伝送速度に対応
    したデータ量の基本データを得るデインタリーブ手段
    と、 上記所定単位毎の上記基本データが供給され、上記所定
    単位毎に上記基本データを用いて上記複数種類のデータ
    量に対応したデータを順次出力するデリピテーション手
    段とを備え、 上記デリピテーション手段は、上記所定単位毎に、 まず、上記基本データをそのまま出力すると共に、上記
    基本データを使用してその基本データのデータ量の1/
    2倍のデータ量のデータを生成してメモリに書き込み、 以下、上記通信回線上の伝送速度の1/2Nmax-1倍(N
    maxはNの最大値)の伝送速度に対応したデータ量のデ
    ータが出力されるまで、上記メモリに書き込まれている
    データを読み出し、その読み出しデータを出力すると共
    に、その読み出しデータを使用してその読み出しデータ
    のデータ量の1/2倍のデータ量のデータを生成して上
    記メモリに書き込むことを繰り返し、 最後に、上記メモリに書き込まれている上記通信回線上
    の伝送速度の1/2Nm ax倍の伝送速度に対応したデータ
    量のデータを読み出し、その読み出しデータを出力する
    ことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 上記デリピテーション手段は、 上記デインタリーブ手段より出力される上記基本データ
    または上記メモリの読み出しデータのいずれかを選択す
    るデータセレクタと、 上記データセレクタで選択されたデータを出力データと
    して出力するデータ出力手段と、 上記データセレクタで選択されたデータの連続する2ビ
    ットを順次加算してデータ量が1/2となるデータを作
    成するデータ作成手段と、 上記データ作成手段で作成されたデータを上記メモリに
    書き込むデータ書き込み手段と、 上記メモリよりデータを読み出して上記データセレクタ
    に供給するデータ読み出し手段とを有することを特徴と
    する請求項1に記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記送信データは符号化データであり、 上記デリピテーション回路より順次出力される上記複数
    種類のデータ量に対応したデータを復号する復号手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ
    受信装置。
  4. 【請求項4】 上記符号化データは、送信対象のデータ
    にテールビットを付加して畳込み符号化してなるデータ
    であることを特徴とする請求項3に記載のデータ受信装
    置。
  5. 【請求項5】 上記デインタリーブ手段より出力される
    上記基本データまたは上記メモリの読み出しデータのい
    ずれかを選択するデータセレクタと、 上記復号手段で復号して得られるデータを再符号化する
    符号化手段と、 上記符号化手段で符号化して得られる符号化データと上
    記データセレクタより出力されるデータとを比較し、上
    記符号化データのシンボルの誤りを検出する比較手段と
    をさらに備え、 上記データセレクタは、上記復号手段に上記基本データ
    が供給される場合には上記基本データを選択し、上記復
    号手段に上記メモリの読み出しデータが供給される場合
    には上記メモリの読み出しデータを選択することを特徴
    とする請求項3に記載のデータ受信装置。
  6. 【請求項6】 所定単位毎に通信回線上の伝送速度また
    はその1/2N倍(Nは1以上の整数)の伝送速度に対
    応した複数種類のデータ量のうち任意のデータ量の送信
    データが使用され、上記使用される送信データのデータ
    量が上記通信回線上の伝送速度に対応したものとなる場
    合には上記送信データがそのままインタリーブ処理され
    て送信され、上記使用される送信データのデータ量が上
    記通信回線上の伝送速度の1/2N倍の伝送速度に対応
    したものとなる場合には上記送信データの各ビットがそ
    れぞれ2N−1回繰り返されると共に上記インタリーブ
    処理と同じパターンでインタリーブ処理されて送信され
    たデータを受信するデータ受信方法であって、 上記受信したデータに対して上記所定単位毎にデインタ
    リーブの処理を施して上記通信回線上の伝送速度に対応
    したデータ量の基本データを得る第1の工程と、 上記所定単位毎の上記基本データが供給され、上記所定
    単位毎に上記基本データを用いて上記複数種類のデータ
    量に対応したデータを順次出力する第2の工程とを備
    え、 上記第2の工程では、上記所定単位毎に、 まず、上記基本データをそのまま出力すると共に、上記
    基本データを使用してその基本データのデータ量の1/
    2倍のデータ量のデータを生成してメモリに書き込み、 以下、上記通信回線上の伝送速度の1/2Nmax-1倍(N
    maxはNの最大値)の伝送速度に対応したデータ量のデ
    ータが出力されるまで、上記メモリに書き込まれている
    データを読み出し、その読み出しデータを出力すると共
    に、その読み出しデータを使用してその読み出しデータ
    のデータ量の1/2倍のデータ量のデータを生成して上
    記メモリに書き込むことを繰り返し、 最後に、上記メモリに書き込まれている上記通信回線上
    の伝送速度の1/2Nm ax倍の伝送速度に対応したデータ
    量のデータを読み出し、その読み出しデータを出力する
    ことを特徴とするデータ受信方法。
JP205699A 1999-01-07 1999-01-07 デ―タ受信装置およびデ―タ受信方法 Pending JP2000201086A (ja)

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