JP2000198224A - 印刷治具、メンテナンス機構及び印刷装置 - Google Patents
印刷治具、メンテナンス機構及び印刷装置Info
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- JP2000198224A JP2000198224A JP30799A JP30799A JP2000198224A JP 2000198224 A JP2000198224 A JP 2000198224A JP 30799 A JP30799 A JP 30799A JP 30799 A JP30799 A JP 30799A JP 2000198224 A JP2000198224 A JP 2000198224A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 従来、プリント基板製作に要した準備期間を
短縮する。 【解決手段】 インクジェットヘッド2を備えた印刷装
置にプリント基板を取り付けるための治具5に空吐出さ
れたインク滴を受ける凹部を設け、さらに精密印刷のた
めのスライドテーブル6,7を設けることにより、コン
ピューターで作成した形状のパターンを、プリント基板
のレジストに直接印刷することを可能にする。
短縮する。 【解決手段】 インクジェットヘッド2を備えた印刷装
置にプリント基板を取り付けるための治具5に空吐出さ
れたインク滴を受ける凹部を設け、さらに精密印刷のた
めのスライドテーブル6,7を設けることにより、コン
ピューターで作成した形状のパターンを、プリント基板
のレジストに直接印刷することを可能にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント基板のパ
ターン印刷や文字盤の印刷に関するものである。
ターン印刷や文字盤の印刷に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント基板は試作的には次のよ
うな手順で作られている。回路の配線図からパターン図
を作る。次に、パターン図から、マイラーフイルムの上
にレタリングシートを転写する。必要な大きさの生のプ
リント基板上に、暗室内の安全灯の下でスピンナーを使
用してホトレジストを塗布する。必要時間回転させた
後、プリント基板をスピンナーから取り外し乾燥炉に入
れてプリべークする。プリベークしたプリント基板の上
に、マイラーフイルムのマスクパターンを載せて、蛍光
灯の下で露光する。露光後、回路基盤を現像液に入れて
現像する。像が現れたことを確認して水洗いする。その
後水切りして、乾燥炉内でポストべークする。乾燥後、
乾燥炉から取り出して自然冷却する。プラスチック容器
に塩化第2鉄溶液を入れ、その中に回路基盤を浸し、液
を攪拌しながら銅箔をエッチングする。エッチングが完
了したら、よく水洗いして乾燥させる。乾燥後、部品を
実装するための穴を穴開けする。
うな手順で作られている。回路の配線図からパターン図
を作る。次に、パターン図から、マイラーフイルムの上
にレタリングシートを転写する。必要な大きさの生のプ
リント基板上に、暗室内の安全灯の下でスピンナーを使
用してホトレジストを塗布する。必要時間回転させた
後、プリント基板をスピンナーから取り外し乾燥炉に入
れてプリべークする。プリベークしたプリント基板の上
に、マイラーフイルムのマスクパターンを載せて、蛍光
灯の下で露光する。露光後、回路基盤を現像液に入れて
現像する。像が現れたことを確認して水洗いする。その
後水切りして、乾燥炉内でポストべークする。乾燥後、
乾燥炉から取り出して自然冷却する。プラスチック容器
に塩化第2鉄溶液を入れ、その中に回路基盤を浸し、液
を攪拌しながら銅箔をエッチングする。エッチングが完
了したら、よく水洗いして乾燥させる。乾燥後、部品を
実装するための穴を穴開けする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイラ
ーフイルム上に手作業でレタリングシートを転写するた
め複雑な回路や、線間隔の狭い回路は作るのが困難であ
り、試作や修正の度にマスクを作り直すので労力を要し
ていた。
ーフイルム上に手作業でレタリングシートを転写するた
め複雑な回路や、線間隔の狭い回路は作るのが困難であ
り、試作や修正の度にマスクを作り直すので労力を要し
ていた。
【0004】この発明の目的はそれらの問題を解決する
ために、コンピューターのアップリケーションプログラ
ム上でパターンを作り、ホトレジストの上にパターンを
印刷してマスクパターン製作する為の、印刷治具、メン
テナンス機構及び印刷装置を提供することである。
ために、コンピューターのアップリケーションプログラ
ム上でパターンを作り、ホトレジストの上にパターンを
印刷してマスクパターン製作する為の、印刷治具、メン
テナンス機構及び印刷装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】プリント基板に塗布した
プリベーク後のフォトレジストに、直接マスクパターン
を印刷することにより、前記課題の解決を図った。その
ためには、次のような手段を採用した。 1:印刷方式としては、非接触で印刷が可能なインクジ
ェット印刷方式を用いる。 2:インクは、フォトレジストに対して適合性の高い油
性インクを使用する。 3:更に被印刷物であるプリント基板は、フォトレジス
トを塗布してプリベークした後、印刷治具に取り付けた
ものを印刷装置に取り付ける。印刷直後にインクが乾燥
していない場合にも印刷治具ごと印刷装置から取り外す
ことができる。取り付け取り外しを繰り返す場合でも、
取り付け位置が再現するように、2本の軸により位置決
めしてネジで固定する。 4:位置決め軸から治具を取り外しやすいように、凹部
を設けてある。 5:インクジェット印刷方式で印刷を行う場合、使用頻
度の少ないノズル内部のインクが、溶媒の蒸発により粘
度が増加し、印刷品質を劣化させる場合がある。その対
策として、所定の時間経過後、全ノズルからインクを吐
出させ、粘度の増加したインクを強制的に吐出させる。
これを空吐出と呼ぶことにする。所定時間経過後とは、
一定行数又は一定時間印刷した後ということである。 6:空吐出のときのインクを受ける、受容容器は、主走
査の動きの延長上にあり、短時間で空吐出する位置に到
達できるようにしてある。すなわち、被印刷物を印刷治
具に取り付ける、印刷治具の基準面と隣接して位置に、
空吐出により強制的に吐出されたインクを受けるための
凹部を設けてある。
プリベーク後のフォトレジストに、直接マスクパターン
を印刷することにより、前記課題の解決を図った。その
ためには、次のような手段を採用した。 1:印刷方式としては、非接触で印刷が可能なインクジ
ェット印刷方式を用いる。 2:インクは、フォトレジストに対して適合性の高い油
性インクを使用する。 3:更に被印刷物であるプリント基板は、フォトレジス
トを塗布してプリベークした後、印刷治具に取り付けた
ものを印刷装置に取り付ける。印刷直後にインクが乾燥
していない場合にも印刷治具ごと印刷装置から取り外す
ことができる。取り付け取り外しを繰り返す場合でも、
取り付け位置が再現するように、2本の軸により位置決
めしてネジで固定する。 4:位置決め軸から治具を取り外しやすいように、凹部
を設けてある。 5:インクジェット印刷方式で印刷を行う場合、使用頻
度の少ないノズル内部のインクが、溶媒の蒸発により粘
度が増加し、印刷品質を劣化させる場合がある。その対
策として、所定の時間経過後、全ノズルからインクを吐
出させ、粘度の増加したインクを強制的に吐出させる。
これを空吐出と呼ぶことにする。所定時間経過後とは、
一定行数又は一定時間印刷した後ということである。 6:空吐出のときのインクを受ける、受容容器は、主走
査の動きの延長上にあり、短時間で空吐出する位置に到
達できるようにしてある。すなわち、被印刷物を印刷治
具に取り付ける、印刷治具の基準面と隣接して位置に、
空吐出により強制的に吐出されたインクを受けるための
凹部を設けてある。
【0006】インクジェット印刷方式による印刷の、行
方向の動きを主走査、列方向の動きを副走査とする。こ
の発明の実施例(図1参照)では、X・Yスライドユニ
ットのYスライド6の直動方向の動き(図1で矢印1
7)が主走査であり、Xスライド7の直動方向の動き
(図1で矢印18)が副走査である。主走査の速度はイ
ンクジェットヘッドの作動周波数と分解能の積である。
被印刷物を停止状態から加速して一定速度になった
後、分解能に相当する時間間隔で印刷パターンに対応す
るノズルへ電気信号を送りインクを吐出する。空吐出に
より吐出したインクを受けるインク容器の位置は、加速
領域に設けるのが好ましい。主走査での印刷では、次の
二点が重要である。 1.印刷範囲で速度が一定であること。 2.十分な精度で速度が設定できること。 そのようにして主走査方向で1行印刷した後、副走査方
向に分解能の距離だけ移動する。(例えば送りネジのピ
ッチを4mmとする。パルスモーターとパルスモーター
ドライバーを分解能が0.072°となるように選定す
る。そのように構成したスライドの、1パルス当たりの
テーブルの移動量は0.0008mmである。1副走査
の動きとして22パルス出力すると、被印刷物は0.0
176mm移動する。1440dpiの理論値は0.0
176388...mmである。誤差は僅かに0.00
00388...mmである。)
方向の動きを主走査、列方向の動きを副走査とする。こ
の発明の実施例(図1参照)では、X・Yスライドユニ
ットのYスライド6の直動方向の動き(図1で矢印1
7)が主走査であり、Xスライド7の直動方向の動き
(図1で矢印18)が副走査である。主走査の速度はイ
ンクジェットヘッドの作動周波数と分解能の積である。
被印刷物を停止状態から加速して一定速度になった
後、分解能に相当する時間間隔で印刷パターンに対応す
るノズルへ電気信号を送りインクを吐出する。空吐出に
より吐出したインクを受けるインク容器の位置は、加速
領域に設けるのが好ましい。主走査での印刷では、次の
二点が重要である。 1.印刷範囲で速度が一定であること。 2.十分な精度で速度が設定できること。 そのようにして主走査方向で1行印刷した後、副走査方
向に分解能の距離だけ移動する。(例えば送りネジのピ
ッチを4mmとする。パルスモーターとパルスモーター
ドライバーを分解能が0.072°となるように選定す
る。そのように構成したスライドの、1パルス当たりの
テーブルの移動量は0.0008mmである。1副走査
の動きとして22パルス出力すると、被印刷物は0.0
176mm移動する。1440dpiの理論値は0.0
176388...mmである。誤差は僅かに0.00
00388...mmである。)
【0007】印刷品質保持のためには、以下のメンテナ
ンス機構をも設けてある。 1.プリンターが休止している間、インクジェットヘッ
ドのノズル面のノズル穴から、インクジェットヘッド内
部のインクから溶媒の蒸発を防ぐためのシールキャップ
を使用して、ノズル面を覆う構成である。 2.待機中のインクジェットヘッド内部で、溶媒の蒸発
により粘度の増加したインクを、印刷前に吸引して排出
するためのキャップとポンプを設けてある。 3.インクで汚染されたノズル面を洗浄するための洗浄
液と洗浄機能を有する機構を設けてある。 4.ノズル面を拭うためのクリーニングクロスを設けて
ある。
ンス機構をも設けてある。 1.プリンターが休止している間、インクジェットヘッ
ドのノズル面のノズル穴から、インクジェットヘッド内
部のインクから溶媒の蒸発を防ぐためのシールキャップ
を使用して、ノズル面を覆う構成である。 2.待機中のインクジェットヘッド内部で、溶媒の蒸発
により粘度の増加したインクを、印刷前に吸引して排出
するためのキャップとポンプを設けてある。 3.インクで汚染されたノズル面を洗浄するための洗浄
液と洗浄機能を有する機構を設けてある。 4.ノズル面を拭うためのクリーニングクロスを設けて
ある。
【0008】さらに、これらのメンテナンスのための機
構を、被印刷物テーブルの背面側に設けて、インクジェ
ットヘッドを印刷位置から、メンテナンス位置へ移動さ
せるためのスライド機構を設けて構成してある。すなわ
ち、(図1参照)、直動ユニットとは、モータによっ
て、送りねじを駆動し、リニアガイドとナットのよっ
て、拘束されつつテーブルが直動するものである。直動
ユニットである、Xスライド7、Yスライド6、メンテ
スライド16とインクジェット搬送スライド9で構成さ
れた印刷装置である。Xスライド7は、水平平面である
ベース上面にでX方向に配置してある。Yスライド6
は、被印刷物を取り付けるYスライドテーブル33をY
方向に直動するように、かつXスライド7と直交するよ
うに重ねて配置構成されてある。印刷品質を保持するた
めのメンテナンス機構を備えたメンテスライド16は、
ベースの上面に設けてある。そして、インクジェット搬
送スライド9は、ベース8に取り付けたブラケットに取
り付けられている。インクジェット搬送スライドは、印
刷する位置であるYスライドテーブルの上方と、メンテ
ナンス位置であるメンテナンススライド上方に、インク
ジェット搬送スライドのテーブルに取り付けたインクジ
ェットヘッドを、搬送・位置決めすることを特徴とする
構成である。
構を、被印刷物テーブルの背面側に設けて、インクジェ
ットヘッドを印刷位置から、メンテナンス位置へ移動さ
せるためのスライド機構を設けて構成してある。すなわ
ち、(図1参照)、直動ユニットとは、モータによっ
て、送りねじを駆動し、リニアガイドとナットのよっ
て、拘束されつつテーブルが直動するものである。直動
ユニットである、Xスライド7、Yスライド6、メンテ
スライド16とインクジェット搬送スライド9で構成さ
れた印刷装置である。Xスライド7は、水平平面である
ベース上面にでX方向に配置してある。Yスライド6
は、被印刷物を取り付けるYスライドテーブル33をY
方向に直動するように、かつXスライド7と直交するよ
うに重ねて配置構成されてある。印刷品質を保持するた
めのメンテナンス機構を備えたメンテスライド16は、
ベースの上面に設けてある。そして、インクジェット搬
送スライド9は、ベース8に取り付けたブラケットに取
り付けられている。インクジェット搬送スライドは、印
刷する位置であるYスライドテーブルの上方と、メンテ
ナンス位置であるメンテナンススライド上方に、インク
ジェット搬送スライドのテーブルに取り付けたインクジ
ェットヘッドを、搬送・位置決めすることを特徴とする
構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明による実施の形態には以
下のような特徴がある。 1:生の回路基板の上面にはプリベークしたフォトレジ
スト層が形成してあるため、油性のインクを使用して非
接触で印刷が可能なインクジェットプリンターがマスク
パターンの印刷に特に適している。 2:印刷直後のインクは十分乾燥していないため、被印
刷物を取り外す際に表面に触れることは好ましくない。
そのため回路基板ごと取り外しが可能な治具を使用する
印刷装置である。 3:インクジェットヘッドにより印刷を行う際には、使
用頻度の低いノズル内部のインクは、溶媒が蒸発して、
使用頻度の高い他のノズルのインクよりも粘度が増加し
印刷品質が劣化する原因となる可能性がある。よって、
印刷の途中で所定の時間ごとに、被印刷物から外れた位
置で、全てのノズルからインクを吐出して粘度が増加し
たインクを排出する(空吐出を行い粘度の増加したイン
クを排出する。)。その時に、排出されたインクを受け
るための溝(凹部)を、印刷治具に設けた。排出された
インクを受ける為の溝(凹部)は、被印刷物から外れた
位置であり、なおかつ被印刷物のできるだけ近くである
と好ましい。 4:主走査方向の動きを得るために、送りねじをサーボ
モーターにより駆動し、一定速度でテーブルを移動させ
る。モータ軸のエンコーダーからの出力を電気処理する
ことにより、常に一定位置で信号パルスを得ることがで
きるので、信号パルスからの時間を計数してインクジェ
ットヘッドからインクを吐出する信号をインクジェット
ヘッドに対して送ることにより、一走査のパターンを生
成する。
下のような特徴がある。 1:生の回路基板の上面にはプリベークしたフォトレジ
スト層が形成してあるため、油性のインクを使用して非
接触で印刷が可能なインクジェットプリンターがマスク
パターンの印刷に特に適している。 2:印刷直後のインクは十分乾燥していないため、被印
刷物を取り外す際に表面に触れることは好ましくない。
そのため回路基板ごと取り外しが可能な治具を使用する
印刷装置である。 3:インクジェットヘッドにより印刷を行う際には、使
用頻度の低いノズル内部のインクは、溶媒が蒸発して、
使用頻度の高い他のノズルのインクよりも粘度が増加し
印刷品質が劣化する原因となる可能性がある。よって、
印刷の途中で所定の時間ごとに、被印刷物から外れた位
置で、全てのノズルからインクを吐出して粘度が増加し
たインクを排出する(空吐出を行い粘度の増加したイン
クを排出する。)。その時に、排出されたインクを受け
るための溝(凹部)を、印刷治具に設けた。排出された
インクを受ける為の溝(凹部)は、被印刷物から外れた
位置であり、なおかつ被印刷物のできるだけ近くである
と好ましい。 4:主走査方向の動きを得るために、送りねじをサーボ
モーターにより駆動し、一定速度でテーブルを移動させ
る。モータ軸のエンコーダーからの出力を電気処理する
ことにより、常に一定位置で信号パルスを得ることがで
きるので、信号パルスからの時間を計数してインクジェ
ットヘッドからインクを吐出する信号をインクジェット
ヘッドに対して送ることにより、一走査のパターンを生
成する。
【0010】(例えば、テーブルの移動速度は、インク
ジェットヘッドの吐出周波数とインクジェットプリンタ
ーの分解能を掛けた値で、10kHZと1440dpi
に相当する0.0176388...mmを掛けた17
6.4mm/secである。)
ジェットヘッドの吐出周波数とインクジェットプリンタ
ーの分解能を掛けた値で、10kHZと1440dpi
に相当する0.0176388...mmを掛けた17
6.4mm/secである。)
【0011】例えば、印刷装置のおいて、120dpi
のインクジェットヘッドユニットヘッド3個を0.07
056mmノズル列方向にずらして9.7367mm間
隔で並べた構造なので、テーブルの移動距離の両側の
9.7367mmプラス加減速距離を除いた範囲が印刷
範囲である。副走査方向の動きは、インクジェットヘッ
ドによって印刷した画素と画素の間隔が0.07056
mmなので、1440dpiの印刷をするためには以下
のような方法による。最初に主走査方向の印刷を行う。
副走査方向に0.01764mm移動した後、第2の主
走査方向の印刷を行う。さらに副走査方向に0.017
64mm移動した後、主走査方向の印刷を行う方法で第
3、第4行の印刷を行う。第4行の印刷が終了した後、
副走査方向に4.18042mm移動して、副走査方向
に第1から第4行の印刷と同じ動きにより次の第5から
第8列の印刷を行う。このようにして1440dpiの
印刷を実現する。副走査方向の送りねじのピッチを4m
mに選定する。(パルスモーターとして山洋電気株式会
社製5相ステッピングモーターHシリーズ型番103H
7853−7051を選択する。パルスモータードライ
バーは、山洋電気株式会社製5相ステッピングドライバ
PMM−BA−5803−1を選ぶと、パルスモーター
のステップ角度0.72°をさらに1/10する事がで
きる。その結果副走査方向に、1パルスあたり0.00
08mmの動きを発生することができる。第2,第3,
第4の副走査方向の動き量の理論値0.01764mm
に対し、22パルスの送り量は0.0176mmで、理
論値に対する誤差は僅かに0.00004mmである。
この構造により回路基板のマスクパターン印刷に対し十
分な送り精度を実現することができる。前記のパルスモ
ーターとパルスモータードライバーの組み合わせによれ
ば、1パルスあたりの回転角度を0.036°に設定す
ることもできる。この場合、8mmのピッチの送りねじ
を使用すれば同じ結果が得られる。)
のインクジェットヘッドユニットヘッド3個を0.07
056mmノズル列方向にずらして9.7367mm間
隔で並べた構造なので、テーブルの移動距離の両側の
9.7367mmプラス加減速距離を除いた範囲が印刷
範囲である。副走査方向の動きは、インクジェットヘッ
ドによって印刷した画素と画素の間隔が0.07056
mmなので、1440dpiの印刷をするためには以下
のような方法による。最初に主走査方向の印刷を行う。
副走査方向に0.01764mm移動した後、第2の主
走査方向の印刷を行う。さらに副走査方向に0.017
64mm移動した後、主走査方向の印刷を行う方法で第
3、第4行の印刷を行う。第4行の印刷が終了した後、
副走査方向に4.18042mm移動して、副走査方向
に第1から第4行の印刷と同じ動きにより次の第5から
第8列の印刷を行う。このようにして1440dpiの
印刷を実現する。副走査方向の送りねじのピッチを4m
mに選定する。(パルスモーターとして山洋電気株式会
社製5相ステッピングモーターHシリーズ型番103H
7853−7051を選択する。パルスモータードライ
バーは、山洋電気株式会社製5相ステッピングドライバ
PMM−BA−5803−1を選ぶと、パルスモーター
のステップ角度0.72°をさらに1/10する事がで
きる。その結果副走査方向に、1パルスあたり0.00
08mmの動きを発生することができる。第2,第3,
第4の副走査方向の動き量の理論値0.01764mm
に対し、22パルスの送り量は0.0176mmで、理
論値に対する誤差は僅かに0.00004mmである。
この構造により回路基板のマスクパターン印刷に対し十
分な送り精度を実現することができる。前記のパルスモ
ーターとパルスモータードライバーの組み合わせによれ
ば、1パルスあたりの回転角度を0.036°に設定す
ることもできる。この場合、8mmのピッチの送りねじ
を使用すれば同じ結果が得られる。)
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明による印刷装置の斜視図である。直
動ユニットとは、モータによって、送りねじを駆動し、
リニアガイドとナットによって、拘束されつつテーブル
が直動するものである。この発明の実施例においては、
Xスライド7、Yスライド6、インクジェット搬送スラ
イド9とメンテスライド16は直動ユニットで構成され
ている。印刷装置による印刷の、行方向の動きを主走
査、列方向の動きを副走査とする。この発明の実施例に
おいては、、X・YスライドユニットのYスライド6の
テーブルの直動方向(矢印17)の動きがが主走査であ
り、Xスライド7のテーブルの直動方向(矢印18)の
動きが副走査である。インクジェットヘッド2の上部
に、インクカートリッジ3が設けてある。インクカート
リッジ3はインクジェットヘッド2に対しインクを供給
する。フレキシブルケーブル4によって、印刷装置の制
御部からインクジェットヘッド2へ電気信号を伝える。
プリント基板を取り付ける治具5は、Yスライド6のテ
ーブルに取り付けてあり、印刷をするときには、スライ
ド6が駆動し、矢印17の方向に一定速度で移動しなが
ら第1行目のパターンを、インクジェットヘッド2によ
り印刷する。Yスライド6は、Xスライド7と直交する
ようにXスライド7のテーブルに取り付けてあり、第1
行目を印刷した後、Xスライド7が、矢印17と直交す
る方向の矢印18の方向に移動することによって、治具
5に取り付けたプリント基板に副走査の動きを与える。
ベース(図示せず)上のXスライド7の背面側に、印刷
品質を保持するためのメンテナンス機構を備えたメンテ
スライド16が設けてある。メンテスライド16のテー
ブルにはメンテナンス機構として、シールキャップ1
0,クリーニングクロス11、キャップ12等が設けて
ある。プリント基板の印刷が終了した後、ブラケット8
に取り付けたインクジェット搬送スライド9が作動し、
インクジェットヘッド2をシールキャップ10の上方に
移動させる。シールキャップ10が上昇し、インクジェ
ットヘッド2のノズルをカバーする。印刷を開始する時
は、シールキャップ10を下降させた後、矢印20の方
向にメンテスライドを移動させ、インクジェットヘッド
3の下方にキャップ12を移動させ上昇させる。ポンプ
15を駆動して、ノズル内部の増粘したインクを吸引
し、キャップ12を下降させると同時にクリーニングク
ロス11を上昇させ、メンテスライド16のテーブルを
前後に駆動して、ノズル吸引の際にノズル板に付着した
インクを拭い取る。メンテスライド16が初期状態に戻
り、インクジェットヘッド2は印刷位置に移動する。
る。図1は、本発明による印刷装置の斜視図である。直
動ユニットとは、モータによって、送りねじを駆動し、
リニアガイドとナットによって、拘束されつつテーブル
が直動するものである。この発明の実施例においては、
Xスライド7、Yスライド6、インクジェット搬送スラ
イド9とメンテスライド16は直動ユニットで構成され
ている。印刷装置による印刷の、行方向の動きを主走
査、列方向の動きを副走査とする。この発明の実施例に
おいては、、X・YスライドユニットのYスライド6の
テーブルの直動方向(矢印17)の動きがが主走査であ
り、Xスライド7のテーブルの直動方向(矢印18)の
動きが副走査である。インクジェットヘッド2の上部
に、インクカートリッジ3が設けてある。インクカート
リッジ3はインクジェットヘッド2に対しインクを供給
する。フレキシブルケーブル4によって、印刷装置の制
御部からインクジェットヘッド2へ電気信号を伝える。
プリント基板を取り付ける治具5は、Yスライド6のテ
ーブルに取り付けてあり、印刷をするときには、スライ
ド6が駆動し、矢印17の方向に一定速度で移動しなが
ら第1行目のパターンを、インクジェットヘッド2によ
り印刷する。Yスライド6は、Xスライド7と直交する
ようにXスライド7のテーブルに取り付けてあり、第1
行目を印刷した後、Xスライド7が、矢印17と直交す
る方向の矢印18の方向に移動することによって、治具
5に取り付けたプリント基板に副走査の動きを与える。
ベース(図示せず)上のXスライド7の背面側に、印刷
品質を保持するためのメンテナンス機構を備えたメンテ
スライド16が設けてある。メンテスライド16のテー
ブルにはメンテナンス機構として、シールキャップ1
0,クリーニングクロス11、キャップ12等が設けて
ある。プリント基板の印刷が終了した後、ブラケット8
に取り付けたインクジェット搬送スライド9が作動し、
インクジェットヘッド2をシールキャップ10の上方に
移動させる。シールキャップ10が上昇し、インクジェ
ットヘッド2のノズルをカバーする。印刷を開始する時
は、シールキャップ10を下降させた後、矢印20の方
向にメンテスライドを移動させ、インクジェットヘッド
3の下方にキャップ12を移動させ上昇させる。ポンプ
15を駆動して、ノズル内部の増粘したインクを吸引
し、キャップ12を下降させると同時にクリーニングク
ロス11を上昇させ、メンテスライド16のテーブルを
前後に駆動して、ノズル吸引の際にノズル板に付着した
インクを拭い取る。メンテスライド16が初期状態に戻
り、インクジェットヘッド2は印刷位置に移動する。
【0013】図2は、プリント基板21を取り付けるた
めの治具5の斜視図を示す。治具基板22は、側面がス
ライドの運動方向に対し平行になるように、Yスライド
6のテーブルにねじで固定されている。プリント基板取
り付け板23は、Yスライドの運動方向と直角に、プリ
ント基板突き当て面24を設けてある。治具基板22か
らはずした後、再取り付けの際に、平行ピン25で繰り
返し同じ位置に取り付けることができる。プリント基板
突き当て面24と直角に、プリント基板突き当て材26
が設けてある。平行ピン27は、プリント基板突き当て
面24とプリント基板突き当て材26の直角を実現する
ために設けてある。プリント基板取り付け板23にプリ
ント基板21の印刷の基準になる辺を、プリント基板突
き当て面24とプリント基板突き当て材26に突き当て
るようにして載せた後、プリント基板固定板28で側面
から固定する。印刷終了後、平行ピン25からプリント
基板取り付け板23を取り外すために、凹部30を設け
てある。プリント基板取り付け板23には、プリント基
板突き当て面24が設けてあり、プリント基板を取り付
ける際の基準となる。プリント基板取り付け板23に受
容容器29が設けてある。受容容器29は、凹部形状を
した溝である。そして、受容容器29は空吐出により強
制的に吐出した、廃インクを受けて溜めるところであ
る。
めの治具5の斜視図を示す。治具基板22は、側面がス
ライドの運動方向に対し平行になるように、Yスライド
6のテーブルにねじで固定されている。プリント基板取
り付け板23は、Yスライドの運動方向と直角に、プリ
ント基板突き当て面24を設けてある。治具基板22か
らはずした後、再取り付けの際に、平行ピン25で繰り
返し同じ位置に取り付けることができる。プリント基板
突き当て面24と直角に、プリント基板突き当て材26
が設けてある。平行ピン27は、プリント基板突き当て
面24とプリント基板突き当て材26の直角を実現する
ために設けてある。プリント基板取り付け板23にプリ
ント基板21の印刷の基準になる辺を、プリント基板突
き当て面24とプリント基板突き当て材26に突き当て
るようにして載せた後、プリント基板固定板28で側面
から固定する。印刷終了後、平行ピン25からプリント
基板取り付け板23を取り外すために、凹部30を設け
てある。プリント基板取り付け板23には、プリント基
板突き当て面24が設けてあり、プリント基板を取り付
ける際の基準となる。プリント基板取り付け板23に受
容容器29が設けてある。受容容器29は、凹部形状を
した溝である。そして、受容容器29は空吐出により強
制的に吐出した、廃インクを受けて溜めるところであ
る。
【0014】図3は、X・Yスライドユニットの斜視図
である。直動ユニットとは、モータによって、送りねじ
を駆動し、リニアガイドとナットによって、拘束されつ
つテーブルが直動するものである。Xスライド7は直動
ユニットである。Xスライド7は、水平平面であるベー
ス(図示せず)上面にでX方向に配置してある。すなわ
ち(Xスライド)テーブル54(図4参照)がX方向に
直動するようにに配置されていることである。Yスライ
ド6も直動ユニットである。Yスライド6はYスライド
テーブル33をY方向に直動するように、かつXスライ
ド7と直交するように重ねて配置構成されている。すな
わち、Yスライド6は、Xスライド7にて前後に直動す
るXスライドテーブル54に取り付けられている(図4
参照)。そして、Xテーブルの直動方向とYテーブルの
直動方向は(図示していないベース平面と平行な平面
で)直交する。(図1参照) Yスライド6の上部に、印刷治具5(図2参照)を取り
付けるYスライドテーブル33が設けてあり、Yスライ
ドテーブル33にドグ34を取り付けてある。Yスライ
ド6に原点近傍センサー35,モーター側オーバートラ
ベルセンサー36,反モーター側オーバートラベルセン
サー37が取り付けてあり、Yスライドテーブル33が
移動すると、ドグ34が各センサーを作動させ、印刷装
置がYスライドテーブル33の位置を検知することがで
きる。Yスライド6の左端に、エンコーダー付き直流モ
ーター31が取り付けてあり、右端に、カバー49が取
り付けてある。上面に、Yスライドカバー38が取り付
けてある。Yスライド6は、Xスライドテーブル54に
取り付けてあり、前後に移動する。Xスライド7に原点
近傍センサー39、モーター側オーバートラベルセンサ
ー40、反モーター側オーバートラベルセンサー41が
取り付けてあり、Xスライドテーブル54をの位置を知
ることができる。Xスライド7の後端にエンコーダー付
きパルスモーター32が取り付けてあり、正面側に、カ
バー49を取り付けてある。上面に、Xスライドカバー
42が取り付けてある。
である。直動ユニットとは、モータによって、送りねじ
を駆動し、リニアガイドとナットによって、拘束されつ
つテーブルが直動するものである。Xスライド7は直動
ユニットである。Xスライド7は、水平平面であるベー
ス(図示せず)上面にでX方向に配置してある。すなわ
ち(Xスライド)テーブル54(図4参照)がX方向に
直動するようにに配置されていることである。Yスライ
ド6も直動ユニットである。Yスライド6はYスライド
テーブル33をY方向に直動するように、かつXスライ
ド7と直交するように重ねて配置構成されている。すな
わち、Yスライド6は、Xスライド7にて前後に直動す
るXスライドテーブル54に取り付けられている(図4
参照)。そして、Xテーブルの直動方向とYテーブルの
直動方向は(図示していないベース平面と平行な平面
で)直交する。(図1参照) Yスライド6の上部に、印刷治具5(図2参照)を取り
付けるYスライドテーブル33が設けてあり、Yスライ
ドテーブル33にドグ34を取り付けてある。Yスライ
ド6に原点近傍センサー35,モーター側オーバートラ
ベルセンサー36,反モーター側オーバートラベルセン
サー37が取り付けてあり、Yスライドテーブル33が
移動すると、ドグ34が各センサーを作動させ、印刷装
置がYスライドテーブル33の位置を検知することがで
きる。Yスライド6の左端に、エンコーダー付き直流モ
ーター31が取り付けてあり、右端に、カバー49が取
り付けてある。上面に、Yスライドカバー38が取り付
けてある。Yスライド6は、Xスライドテーブル54に
取り付けてあり、前後に移動する。Xスライド7に原点
近傍センサー39、モーター側オーバートラベルセンサ
ー40、反モーター側オーバートラベルセンサー41が
取り付けてあり、Xスライドテーブル54をの位置を知
ることができる。Xスライド7の後端にエンコーダー付
きパルスモーター32が取り付けてあり、正面側に、カ
バー49を取り付けてある。上面に、Xスライドカバー
42が取り付けてある。
【0015】図4は、図1の矢印A位置における断面図
を示す。Yスライドの送りねじ43に、SP級の組み合
わせアンギュラー玉軸受などの半径方向と軸方向の力を
支えることができるモーター側軸受け44を、ナット4
5で固定する。送りナット51と組み立てながら送りね
じ端部軸受け47を組み立て、ナット47で固定する。
Yスライド6にハウジングに、モーター側軸受け44の
外輪を挿入し、外輪押さえ46で固定する。エンコーダ
ー付き直流モーター31とジョイント50を組み立て、
送りねじ43と直流モーター31とを連結する。カバー
49を取り付ける。Yスライドテーブル33に、治具基
板22が取り付けてあり、平行ピン25で繰り返し取り
付け制度を保証されたプリント基板取り付け板23を設
ける。プリント基板取り付け板23には、プリント基板
突き当て面24が設けてあり、プリント基板を取り付け
る際の基準となる。プリント基板取り付け板23に受容
容器29が設けてある。Xスライド7にリニアスライド
53を介してXスライドテーブル54が設けてある。X
スライドテーブル54の上部にYスライド6が取り付け
てある。Xスライドテーブル54にナット51が取り付
けてあり、Xスライドの送りねじ52が回転すると、X
スライドテーブル54及びYスライド6が移動する。
(例えば、Xスライドの送りねじ52のピッチを4mm
に選定した場合には以下のようになる。。パルスモータ
ーとして山洋電気株式会社製5相ステッピングモーター
Hシリーズ型番103H7853−7051を選択す
る。パルスモータードライバーとして、山洋電気株式会
社製5相ステッピングドライバPMM−BA−5803
−1を選ぶと、パルスモーターのステップ角度を0.0
72°にする事ができる。その結果1パルスあたり0.
0008mmの動きを発生することができる。第2,第
3,第4の副走査方向の動き量の理論値0.01763
88...mmに対し、22パルスの送り量は0.01
76mmで、理論値に対する誤差は僅かに0.0000
388...mmである。) このようにして高精度なテーブル送りを実現することが
できる。Xスライド7にモーター側オーバートラベルセ
ンサー40が取り付けてあり、Yスライド6に取り付け
たドグ34が遮蔽することによりオーバートラベルを検
出し、モーターの駆動を停止する。Xスライド7からY
スライド6への配線を支えるためのケーブルキャリア5
5が設けてある。
を示す。Yスライドの送りねじ43に、SP級の組み合
わせアンギュラー玉軸受などの半径方向と軸方向の力を
支えることができるモーター側軸受け44を、ナット4
5で固定する。送りナット51と組み立てながら送りね
じ端部軸受け47を組み立て、ナット47で固定する。
Yスライド6にハウジングに、モーター側軸受け44の
外輪を挿入し、外輪押さえ46で固定する。エンコーダ
ー付き直流モーター31とジョイント50を組み立て、
送りねじ43と直流モーター31とを連結する。カバー
49を取り付ける。Yスライドテーブル33に、治具基
板22が取り付けてあり、平行ピン25で繰り返し取り
付け制度を保証されたプリント基板取り付け板23を設
ける。プリント基板取り付け板23には、プリント基板
突き当て面24が設けてあり、プリント基板を取り付け
る際の基準となる。プリント基板取り付け板23に受容
容器29が設けてある。Xスライド7にリニアスライド
53を介してXスライドテーブル54が設けてある。X
スライドテーブル54の上部にYスライド6が取り付け
てある。Xスライドテーブル54にナット51が取り付
けてあり、Xスライドの送りねじ52が回転すると、X
スライドテーブル54及びYスライド6が移動する。
(例えば、Xスライドの送りねじ52のピッチを4mm
に選定した場合には以下のようになる。。パルスモータ
ーとして山洋電気株式会社製5相ステッピングモーター
Hシリーズ型番103H7853−7051を選択す
る。パルスモータードライバーとして、山洋電気株式会
社製5相ステッピングドライバPMM−BA−5803
−1を選ぶと、パルスモーターのステップ角度を0.0
72°にする事ができる。その結果1パルスあたり0.
0008mmの動きを発生することができる。第2,第
3,第4の副走査方向の動き量の理論値0.01763
88...mmに対し、22パルスの送り量は0.01
76mmで、理論値に対する誤差は僅かに0.0000
388...mmである。) このようにして高精度なテーブル送りを実現することが
できる。Xスライド7にモーター側オーバートラベルセ
ンサー40が取り付けてあり、Yスライド6に取り付け
たドグ34が遮蔽することによりオーバートラベルを検
出し、モーターの駆動を停止する。Xスライド7からY
スライド6への配線を支えるためのケーブルキャリア5
5が設けてある。
【0016】図5は、スライドテーブルが移動したとき
の、エンコーダー、原点近傍センサー、モーター側オー
バートラベルセンサー、反モーター側オーバートラベル
センサーの出力レベルの変化を示すグラフである。エン
コーダーからは、グラフORGで示すように、モーター
が1回転するごとに0.72°の幅のパルスを出力す
る。原点近傍センサー35、39の出力は、ホトインタ
ーラプターをテーブルとともに移動するドグ34が、遮
断状態か解放状態かにより変化し、PPXグラフで示さ
れる。反モーター側オーバートラベルセンサー37,4
1の出力はOT1グラフで示す。モーター側オーバート
ラベルセンサ36,40の出力をOT2グラフで示す。
距離Gは、Yスライドの送りねじ43及びXスライドの
送りねじ52を回転したとき、反モーター側に於いてス
ライドとテーブルが干渉する位置から、モーター側に於
いて、スライドとテーブルが干渉する位置までの可動範
囲を示す。距離Gは、原点で停止しているテーブルが、
モターの回転によって起動し、モーター側のオーバート
ラベル信号までの間に移動することができる範囲を示
す。エンコーダー付き直流モーター31は、操作性上か
らYスライド6の左側に取り付けてあるのに対し印刷開
始位置をプリント基板21の左上としたため、Yスライ
ド6の原点近傍センサー35はスライドの反モーター側
に設けた。同様に、Xスライド7の原点近傍センサー3
9が反モーター側に取り付けてある。
の、エンコーダー、原点近傍センサー、モーター側オー
バートラベルセンサー、反モーター側オーバートラベル
センサーの出力レベルの変化を示すグラフである。エン
コーダーからは、グラフORGで示すように、モーター
が1回転するごとに0.72°の幅のパルスを出力す
る。原点近傍センサー35、39の出力は、ホトインタ
ーラプターをテーブルとともに移動するドグ34が、遮
断状態か解放状態かにより変化し、PPXグラフで示さ
れる。反モーター側オーバートラベルセンサー37,4
1の出力はOT1グラフで示す。モーター側オーバート
ラベルセンサ36,40の出力をOT2グラフで示す。
距離Gは、Yスライドの送りねじ43及びXスライドの
送りねじ52を回転したとき、反モーター側に於いてス
ライドとテーブルが干渉する位置から、モーター側に於
いて、スライドとテーブルが干渉する位置までの可動範
囲を示す。距離Gは、原点で停止しているテーブルが、
モターの回転によって起動し、モーター側のオーバート
ラベル信号までの間に移動することができる範囲を示
す。エンコーダー付き直流モーター31は、操作性上か
らYスライド6の左側に取り付けてあるのに対し印刷開
始位置をプリント基板21の左上としたため、Yスライ
ド6の原点近傍センサー35はスライドの反モーター側
に設けた。同様に、Xスライド7の原点近傍センサー3
9が反モーター側に取り付けてある。
【0017】図6は、図1の矢印B位置における断面図
を示す。インクジェットヘッドユニット56(図7で
は、74、75、76)は、フレーム57に取り付けて
ある。フレーム57は、インクジェット搬送スライド9
のテーブルに取り付けたインクジェットヘッドホルダー
58に固定されている。インクジェットヘッドユニット
56とジョイント60を挟んでブラケット59が、イン
クジェットヘッドホルダー58に固定されている。イン
クジェットヘッドホルダー58に基板53が取り付けて
あり、図示しないフレキシブルケーブルを介してインク
ジェットヘッドユニット56と電気的に接続してある。
基板63に取り付けたコネクター64にフレキシブルケ
ーブル4が接続されている。制御部からの電気信号は、
フラットケーブル4から基板63を経由して、インクジ
ェットヘッド2へ伝えられる。インクカートリッジ3の
ケース65に、多孔質材67が挿入してありインクが充
填してある。蓋68が、インクがインクカートリッジ3
から漏れるのを防いでいる。 インクカートリッジ3の
インク出口付近に、フイルター66が取り付けてあり、
多孔質材67からインクジェットヘッドユニット56
へ、インクとともにゴミが流れ込むのを防止する。イン
クの出口付近のブラケット59のインク受け部61と重
複する位置に、ゴムのシール69が取り付けてあり、未
使用状態のインクカートリッジ3内部のインク背圧を保
持している。シール69と出口の間にインク溜70が設
けてありインクが充満しており、その外側にインクが流
れ出すのを防ぐための容易に破ることのできるシールを
張り付けてある。インクカートリッジ3に設けた突起部
71をインクジェットヘッドホルダー58に挿入して、
弾性材73を圧縮しながら押し下げる。インク受け部6
1の先端は、まずシールを突き破り、インク溜72のイ
ンクのメニスカスが、インク受け部61のインク通路6
2出口におけるインクメニスカスと結合し空気を遮断す
る。次に、インク受け部61の先端がシール69を破
る。インク通路62とインクジェットヘッド56内部の
インクにインクカートリッジ3の背圧が加わるが、ノズ
ル出口のインクメニスカスの張力により圧力が釣り合う
ので、インクがカートリッジ3側へインクが流れてイン
クジェットヘッド56に空気が入るのを防止することが
できる。フック72によってインクカートリッジ3の取
り付け状態が維持される。
を示す。インクジェットヘッドユニット56(図7で
は、74、75、76)は、フレーム57に取り付けて
ある。フレーム57は、インクジェット搬送スライド9
のテーブルに取り付けたインクジェットヘッドホルダー
58に固定されている。インクジェットヘッドユニット
56とジョイント60を挟んでブラケット59が、イン
クジェットヘッドホルダー58に固定されている。イン
クジェットヘッドホルダー58に基板53が取り付けて
あり、図示しないフレキシブルケーブルを介してインク
ジェットヘッドユニット56と電気的に接続してある。
基板63に取り付けたコネクター64にフレキシブルケ
ーブル4が接続されている。制御部からの電気信号は、
フラットケーブル4から基板63を経由して、インクジ
ェットヘッド2へ伝えられる。インクカートリッジ3の
ケース65に、多孔質材67が挿入してありインクが充
填してある。蓋68が、インクがインクカートリッジ3
から漏れるのを防いでいる。 インクカートリッジ3の
インク出口付近に、フイルター66が取り付けてあり、
多孔質材67からインクジェットヘッドユニット56
へ、インクとともにゴミが流れ込むのを防止する。イン
クの出口付近のブラケット59のインク受け部61と重
複する位置に、ゴムのシール69が取り付けてあり、未
使用状態のインクカートリッジ3内部のインク背圧を保
持している。シール69と出口の間にインク溜70が設
けてありインクが充満しており、その外側にインクが流
れ出すのを防ぐための容易に破ることのできるシールを
張り付けてある。インクカートリッジ3に設けた突起部
71をインクジェットヘッドホルダー58に挿入して、
弾性材73を圧縮しながら押し下げる。インク受け部6
1の先端は、まずシールを突き破り、インク溜72のイ
ンクのメニスカスが、インク受け部61のインク通路6
2出口におけるインクメニスカスと結合し空気を遮断す
る。次に、インク受け部61の先端がシール69を破
る。インク通路62とインクジェットヘッド56内部の
インクにインクカートリッジ3の背圧が加わるが、ノズ
ル出口のインクメニスカスの張力により圧力が釣り合う
ので、インクがカートリッジ3側へインクが流れてイン
クジェットヘッド56に空気が入るのを防止することが
できる。フック72によってインクカートリッジ3の取
り付け状態が維持される。
【0018】図7は、図6の矢印D位置における詳細図
である。フレーム57に、第1のインクジェットヘッド
ユニット、第2のインクジェットヘッドユニット、第3
のインクジェットヘッドユニットが取り付けてある。そ
れぞれのインクジェットヘッドユニットにノズル列77
が設けてあり、図の送り方向矢印と直角方向に、Yスラ
イドテーブル33が移動しながら第1行目の印刷を行っ
た後、送り方向矢印の方向にXスライドのテーブル54
が移動して第2行目の印刷を行う。
である。フレーム57に、第1のインクジェットヘッド
ユニット、第2のインクジェットヘッドユニット、第3
のインクジェットヘッドユニットが取り付けてある。そ
れぞれのインクジェットヘッドユニットにノズル列77
が設けてあり、図の送り方向矢印と直角方向に、Yスラ
イドテーブル33が移動しながら第1行目の印刷を行っ
た後、送り方向矢印の方向にXスライドのテーブル54
が移動して第2行目の印刷を行う。
【0019】図8は、ノズルの配置を示す模式図であ
る。第1のインクジェットヘッドユニット、第2のイン
クジェットヘッドユニット、第3のインクジェットヘッ
ドユニットの各ノズル列は22個のノズルで構成されて
いる。22個のノズルのうち、外側の2個は、各ノズル
のインク吐出の条件をそろえるためのダミーであり、実
際に印刷を行うのは20個である。ノズルとノズルの間
隔は0.21167mmで、各インクジェットヘッドは
上下方向に互いに0.0706mmずれている。又、各
インクジェットヘッドユニットの横方向の間隔は9.7
367mmである。
る。第1のインクジェットヘッドユニット、第2のイン
クジェットヘッドユニット、第3のインクジェットヘッ
ドユニットの各ノズル列は22個のノズルで構成されて
いる。22個のノズルのうち、外側の2個は、各ノズル
のインク吐出の条件をそろえるためのダミーであり、実
際に印刷を行うのは20個である。ノズルとノズルの間
隔は0.21167mmで、各インクジェットヘッドは
上下方向に互いに0.0706mmずれている。又、各
インクジェットヘッドユニットの横方向の間隔は9.7
367mmである。
【0020】図9は、インクジェット搬送スライド9の
斜視図である。インクジェット搬送スライド9は直動ユ
ニットである。インクジェット搬送スライド9は、イン
クジェットヘッドでプリント基板へ印刷する位置と、イ
ンクジェットヘッドがメンテナンスされる位置とへ、搬
送・位置決めする。Xスライド7の後方に、ベース(図
示せず)に設けたブラケット8に、インクジェット搬送
スライド9が取り付けてある。エンコーダー付パルスモ
ーター78によって、前述のX・Yスライドと同様に送
りねじを駆動して、テーブル79を移動させる。テーブ
ル79にドグ80が取り付けてあり、原点近傍センサー
81、モーター側オーバートラベルセンサー82、反モ
ーター側オーバートラベルセンサー83を遮断して位置
信号を出力する。
斜視図である。インクジェット搬送スライド9は直動ユ
ニットである。インクジェット搬送スライド9は、イン
クジェットヘッドでプリント基板へ印刷する位置と、イ
ンクジェットヘッドがメンテナンスされる位置とへ、搬
送・位置決めする。Xスライド7の後方に、ベース(図
示せず)に設けたブラケット8に、インクジェット搬送
スライド9が取り付けてある。エンコーダー付パルスモ
ーター78によって、前述のX・Yスライドと同様に送
りねじを駆動して、テーブル79を移動させる。テーブ
ル79にドグ80が取り付けてあり、原点近傍センサー
81、モーター側オーバートラベルセンサー82、反モ
ーター側オーバートラベルセンサー83を遮断して位置
信号を出力する。
【0021】図10は、メンテナンス機構の概念図を示
す。パルスモーター84に設けた歯車は、第1中間歯車
86と噛み合っている。パルスモーター84が矢印85
の方向に回転すると、第1中間歯車86と噛み合ってい
る揺動歯車88が第2中間歯車87と噛み合う。カム軸
90に設けたカム軸歯車89は第2中間歯車87と噛み
合っており、揺動歯車88と第2中間歯車87を経由し
てパルスモーター84から駆動される。カム軸歯車89
に溝91が設けてあり、カム軸90が回転して、溝91
が原点センサー92を横切ると、原点センサー92から
印刷装置へ信号が送られる。この方法で印刷装置はカム
軸90の原点を知ることができる。カム軸90が原点か
ら回転すると、最初にシールキャップ10とキャップ1
2が上昇しクリーニングクロス11は、下降位置にあ
る。カム軸90がさらに回転すると、シールキャップ1
0とキャップ12が下降し始めると同時に、クリーニン
グクロス11が上昇し始める。シールキャップ10とキ
ャップ12が下降し終わると、クリーニングクロス11
が上昇し終わる。次にシールキャップ10とキャップ1
2が下降状態のままクリーニングクロス11が下降し、
下降し終わった状態でカム軸90は360°回転し終わ
る。
す。パルスモーター84に設けた歯車は、第1中間歯車
86と噛み合っている。パルスモーター84が矢印85
の方向に回転すると、第1中間歯車86と噛み合ってい
る揺動歯車88が第2中間歯車87と噛み合う。カム軸
90に設けたカム軸歯車89は第2中間歯車87と噛み
合っており、揺動歯車88と第2中間歯車87を経由し
てパルスモーター84から駆動される。カム軸歯車89
に溝91が設けてあり、カム軸90が回転して、溝91
が原点センサー92を横切ると、原点センサー92から
印刷装置へ信号が送られる。この方法で印刷装置はカム
軸90の原点を知ることができる。カム軸90が原点か
ら回転すると、最初にシールキャップ10とキャップ1
2が上昇しクリーニングクロス11は、下降位置にあ
る。カム軸90がさらに回転すると、シールキャップ1
0とキャップ12が下降し始めると同時に、クリーニン
グクロス11が上昇し始める。シールキャップ10とキ
ャップ12が下降し終わると、クリーニングクロス11
が上昇し終わる。次にシールキャップ10とキャップ1
2が下降状態のままクリーニングクロス11が下降し、
下降し終わった状態でカム軸90は360°回転し終わ
る。
【0022】シールキャップ22がインクジェットヘッ
ド2に密着した状態で、ヘッド吸引指令を受けると、最
初にパルスモーター84が、矢印85と逆の方向に回転
する。揺動歯車88が二点鎖線93の位置に回転し、揺
動歯車88と第3中間歯車94が噛み合う。揺動歯車8
8、第3中間歯車94、第4歯車95を経由してクリー
ニングクロス送り歯車96が回転する。クリーニングク
ロスが一定量送られ、クリーニングクロスの新しい面が
作動位置に移動する。パルスモーター84が矢印85の
方向に回転し、カム軸90が原点位置まで回転し停止す
る。シールキャップ10とキャップ12、クリーニング
クロス11が下降位置にある。メンテスライド16が移
動し、インクジェットヘッド2の位置にキャップ12が
移動する。パルスモーター84が矢印85の方向に回転
して、カム軸90が回転しキャップ12がインクジェッ
トヘッド2に密着する。パルスモーター84が停止しポ
ンプが起動しインクジェットヘッド2からインクを吸引
する。一定時間経過後、パルスモーター84が、矢印8
5の方向に回転する。カム軸90が回転し、(キャップ
12がインクジェットヘッドに密着した状態で)、バネ
の作用で洗浄液チューブ98を押しつぶしていた、弁部
材100がカムで動かされ、洗浄液チューブ98が開
く。ノズル穴の径は0.025mmであるのに対し洗浄
液チューブ98の内径が0.5mmであるため、管路抵
抗の差でインクの流れが停止し、洗浄液が吸引されてキ
ャップ12に流入する。そしてキャップ12に流入した
洗浄液でインクジェットヘッドのノズル面は洗浄され
る。一定時間経過後ポンプが停止し、カム軸90が回転
して、弁部材100を閉じ、シールキャップ10とキャ
ップ12が下降し、クリーニングクロス11が上昇して
カム軸90が停止する。メンテスライド16が左右に移
動し、インクジェットヘッド2のノズル板に付着した洗
浄液を拭い取り、メンテナンス工程が終了し次の印刷工
程に移る。
ド2に密着した状態で、ヘッド吸引指令を受けると、最
初にパルスモーター84が、矢印85と逆の方向に回転
する。揺動歯車88が二点鎖線93の位置に回転し、揺
動歯車88と第3中間歯車94が噛み合う。揺動歯車8
8、第3中間歯車94、第4歯車95を経由してクリー
ニングクロス送り歯車96が回転する。クリーニングク
ロスが一定量送られ、クリーニングクロスの新しい面が
作動位置に移動する。パルスモーター84が矢印85の
方向に回転し、カム軸90が原点位置まで回転し停止す
る。シールキャップ10とキャップ12、クリーニング
クロス11が下降位置にある。メンテスライド16が移
動し、インクジェットヘッド2の位置にキャップ12が
移動する。パルスモーター84が矢印85の方向に回転
して、カム軸90が回転しキャップ12がインクジェッ
トヘッド2に密着する。パルスモーター84が停止しポ
ンプが起動しインクジェットヘッド2からインクを吸引
する。一定時間経過後、パルスモーター84が、矢印8
5の方向に回転する。カム軸90が回転し、(キャップ
12がインクジェットヘッドに密着した状態で)、バネ
の作用で洗浄液チューブ98を押しつぶしていた、弁部
材100がカムで動かされ、洗浄液チューブ98が開
く。ノズル穴の径は0.025mmであるのに対し洗浄
液チューブ98の内径が0.5mmであるため、管路抵
抗の差でインクの流れが停止し、洗浄液が吸引されてキ
ャップ12に流入する。そしてキャップ12に流入した
洗浄液でインクジェットヘッドのノズル面は洗浄され
る。一定時間経過後ポンプが停止し、カム軸90が回転
して、弁部材100を閉じ、シールキャップ10とキャ
ップ12が下降し、クリーニングクロス11が上昇して
カム軸90が停止する。メンテスライド16が左右に移
動し、インクジェットヘッド2のノズル板に付着した洗
浄液を拭い取り、メンテナンス工程が終了し次の印刷工
程に移る。
【0023】図11は、図10の矢印Eにおける断面図
を示す。下フレーム102は、バネ103に付勢され、
カム101に当たり停止している。カム軸90が矢印1
13の方向に回転すると、カム軸90上のカム101な
半径が減少し、下フレーム102と上フレーム104が
上昇する。キャップ12はインクジェットヘッド2に当
たっているので、バネ106が撓みやがて球面107が
上フレーム104の穴の縁に当たる。球面107の自動
調心作用で、インクジェットヘッド2のノズル面にキャ
ップ12が均一な圧力で接触する。ジョイント108を
経由してキャップ12と吸引側ポンプチューブ109が
接続してある。ポンプ15を起動すると、インクジェッ
トヘッド2からインクが吸引され、排出側ポンプチュー
ブ110からブラケット111を経由して、廃液タンク
14に流出する。ポンプ15が回転している状態で、カ
ム軸90が矢印113の方向にさらに回転すると、カム
112が弁部材100を矢印114の方向に回転させ、
洗浄液タンク13からブラケット111、洗浄液チュー
ブ96を介して、洗浄液がキャップ12内部の空間に流
入する。ポンプ15を停止させ、カム軸90をさらに回
転させると、弁部材100が図の位置に移動し、洗浄液
チューブ96を圧縮して洗浄液の流れを塞ぐ。カム10
1が下フレーム102及び上フレーム104,キャップ
を押し下げる。
を示す。下フレーム102は、バネ103に付勢され、
カム101に当たり停止している。カム軸90が矢印1
13の方向に回転すると、カム軸90上のカム101な
半径が減少し、下フレーム102と上フレーム104が
上昇する。キャップ12はインクジェットヘッド2に当
たっているので、バネ106が撓みやがて球面107が
上フレーム104の穴の縁に当たる。球面107の自動
調心作用で、インクジェットヘッド2のノズル面にキャ
ップ12が均一な圧力で接触する。ジョイント108を
経由してキャップ12と吸引側ポンプチューブ109が
接続してある。ポンプ15を起動すると、インクジェッ
トヘッド2からインクが吸引され、排出側ポンプチュー
ブ110からブラケット111を経由して、廃液タンク
14に流出する。ポンプ15が回転している状態で、カ
ム軸90が矢印113の方向にさらに回転すると、カム
112が弁部材100を矢印114の方向に回転させ、
洗浄液タンク13からブラケット111、洗浄液チュー
ブ96を介して、洗浄液がキャップ12内部の空間に流
入する。ポンプ15を停止させ、カム軸90をさらに回
転させると、弁部材100が図の位置に移動し、洗浄液
チューブ96を圧縮して洗浄液の流れを塞ぐ。カム10
1が下フレーム102及び上フレーム104,キャップ
を押し下げる。
【0024】図12は、クリーニングクロスカートリッ
ジ115の概念図を示す。クリーニングクロス11を収
納するケース116は、ユニットとしてメンテナンス機
構に取り付け取り外しが可能である。カムによって上方
に動くブラケット117がバネ118でケース116に
取り付けてある。インクジェットヘッド2の拭き取りの
際は、ブラケット117がクリーニングクロス11を下
面から押し上げる。クリーニングクロス送り歯車96と
連結した送りローラー119とテンションローラー12
0の間に、クリーニングクロス11が挟まれている。ク
リーニングクロス11は環状であり、送りローラー96
の下方の収納室に折り畳まれた状態で収納され、送りロ
ーラー119が回転すると、ローラー119に引かれ
て、収納室出口から出て、ガイドローラー121で方向
を変えながら移動してゆく。
ジ115の概念図を示す。クリーニングクロス11を収
納するケース116は、ユニットとしてメンテナンス機
構に取り付け取り外しが可能である。カムによって上方
に動くブラケット117がバネ118でケース116に
取り付けてある。インクジェットヘッド2の拭き取りの
際は、ブラケット117がクリーニングクロス11を下
面から押し上げる。クリーニングクロス送り歯車96と
連結した送りローラー119とテンションローラー12
0の間に、クリーニングクロス11が挟まれている。ク
リーニングクロス11は環状であり、送りローラー96
の下方の収納室に折り畳まれた状態で収納され、送りロ
ーラー119が回転すると、ローラー119に引かれ
て、収納室出口から出て、ガイドローラー121で方向
を変えながら移動してゆく。
【0025】図13は、シールキャップホルダー123
を後方から見た斜視図である。シールキャップホルダー
123にシールキャップ10が設けてある。シールキャ
ップ10の内部にチューブ124が設けてあり、チュー
ブ124は、絞り125に接続されている。絞り125
の先端は、大気に解放されている。インクジェットヘッ
ド2とシールキャップ10との接続の際及び大気温度の
変化によりキャップ内部の空気が膨張したとき、キャッ
プ内の圧力が上昇すると、ノズルからインクジェットヘ
ッド内部に空気が侵入するので、空気の侵入を防止す
る。又、シール状態のシールキャップの湿度を保持する
ために、大気に対する解放口には絞り125を設けてあ
る。絞り125は断面積が0.2mm2 で長さは75.
7mmである。
を後方から見た斜視図である。シールキャップホルダー
123にシールキャップ10が設けてある。シールキャ
ップ10の内部にチューブ124が設けてあり、チュー
ブ124は、絞り125に接続されている。絞り125
の先端は、大気に解放されている。インクジェットヘッ
ド2とシールキャップ10との接続の際及び大気温度の
変化によりキャップ内部の空気が膨張したとき、キャッ
プ内の圧力が上昇すると、ノズルからインクジェットヘ
ッド内部に空気が侵入するので、空気の侵入を防止す
る。又、シール状態のシールキャップの湿度を保持する
ために、大気に対する解放口には絞り125を設けてあ
る。絞り125は断面積が0.2mm2 で長さは75.
7mmである。
【0026】図14は、図10の矢印Fにおける断面図
を示す。フレーム127は、バネ128で付勢され、カ
ム軸90のカム126の最小半径位置にあり、シールキ
ャップ10がインクジェットヘッド2に当たって停止し
ている。バネ128はバネ129より強力であり、バネ
129が撓んでシールキャップホルダー123の球面1
30がフレーム127の穴の縁に当たり、自動調心作用
でシールキャップ10がインクジェットヘッド2に平均
的に当たって、気密を保っている。シールキャップ内部
の気圧の上昇により、インクジェットヘッド2内部に空
気が入らないように、シールキャップ10内部がチュ−
ブ124及び絞り125を経由して大気と導通してい
る。カム126が回転し、カムの最大径までフレーム1
27を押し下げる。フレーム127とフック131の突
起部がシールキャップホルダー123に当たり、バネ1
29の作用を拘束し、シールキャップ10がインクジェ
ットヘッド2から離れる。矢印132の方向にフック1
31を撓ませてシールキャップホルダー123を取り外
すことができる。
を示す。フレーム127は、バネ128で付勢され、カ
ム軸90のカム126の最小半径位置にあり、シールキ
ャップ10がインクジェットヘッド2に当たって停止し
ている。バネ128はバネ129より強力であり、バネ
129が撓んでシールキャップホルダー123の球面1
30がフレーム127の穴の縁に当たり、自動調心作用
でシールキャップ10がインクジェットヘッド2に平均
的に当たって、気密を保っている。シールキャップ内部
の気圧の上昇により、インクジェットヘッド2内部に空
気が入らないように、シールキャップ10内部がチュ−
ブ124及び絞り125を経由して大気と導通してい
る。カム126が回転し、カムの最大径までフレーム1
27を押し下げる。フレーム127とフック131の突
起部がシールキャップホルダー123に当たり、バネ1
29の作用を拘束し、シールキャップ10がインクジェ
ットヘッド2から離れる。矢印132の方向にフック1
31を撓ませてシールキャップホルダー123を取り外
すことができる。
【0027】図15は、シールキャップ、キャップ、弁
部材及びクリーニングクロスの作動タイミングのグラフ
を示す。シールキャップ及びキャップは原点(下降位
置)で開いており、130°で閉(上昇)じる。200
°下降を始め270°で下降し終わる。弁部材は原点で
閉じており、180°で開く。クリーニングクロスは原
点で下降位置にあり、270°で上昇位置になる。
部材及びクリーニングクロスの作動タイミングのグラフ
を示す。シールキャップ及びキャップは原点(下降位
置)で開いており、130°で閉(上昇)じる。200
°下降を始め270°で下降し終わる。弁部材は原点で
閉じており、180°で開く。クリーニングクロスは原
点で下降位置にあり、270°で上昇位置になる。
【0028】図16は、第1図の矢印C位置における断
面図を示す。基板133に、ポンプ軸134が設けてあ
り矢印135の方向に回転する。ポンプ軸134にロー
ター136が設けてあり、ローター136の3本の軸1
38にローラー138が嵌装してある。ポンプチューブ
140を挟む位置にチュ−ブ押さえ139が設けてあ
る。溝付きリング141がポンプチューブ140を挟み
付けて、ローラー138が矢印135の方向に回転して
ポンプチューブ140を引っ張る場合でも、ポンプチュ
ーブ140が移動するのを防ぐ。サドル142でポンプ
チューブ140を支える。
面図を示す。基板133に、ポンプ軸134が設けてあ
り矢印135の方向に回転する。ポンプ軸134にロー
ター136が設けてあり、ローター136の3本の軸1
38にローラー138が嵌装してある。ポンプチューブ
140を挟む位置にチュ−ブ押さえ139が設けてあ
る。溝付きリング141がポンプチューブ140を挟み
付けて、ローラー138が矢印135の方向に回転して
ポンプチューブ140を引っ張る場合でも、ポンプチュ
ーブ140が移動するのを防ぐ。サドル142でポンプ
チューブ140を支える。
【0029】図17は、洗浄液タンク13及び廃液タン
ク14の概念図を示す。ベース143にタンクを取り付
けるフレーム144が設けてある。フレーム144の内
部に、ブラケット111が取り付けてあり、洗浄液チュ
ーブ98と排出側ポンプチューブ110が取り付けてあ
る。洗浄液タンク13と廃液タンク14の接続口をブラ
ケット111の突起にかぶせながら押し込む。カバー1
45を倒し、洗浄液タンク13と廃液タンク14を上か
ら押さえながらフック146に掛ける。洗浄液タンク1
3と廃液タンク14を交換するためには、カバー145
を固定しているフック146を外し、カバー145を9
0°以上引き上げると、レバー147が押し上げ板14
9に取り付けた軸148を上に押し上げ、洗浄液タンク
13と廃液タンク14がブラケット111から外れ、簡
単に取り外すことができる。
ク14の概念図を示す。ベース143にタンクを取り付
けるフレーム144が設けてある。フレーム144の内
部に、ブラケット111が取り付けてあり、洗浄液チュ
ーブ98と排出側ポンプチューブ110が取り付けてあ
る。洗浄液タンク13と廃液タンク14の接続口をブラ
ケット111の突起にかぶせながら押し込む。カバー1
45を倒し、洗浄液タンク13と廃液タンク14を上か
ら押さえながらフック146に掛ける。洗浄液タンク1
3と廃液タンク14を交換するためには、カバー145
を固定しているフック146を外し、カバー145を9
0°以上引き上げると、レバー147が押し上げ板14
9に取り付けた軸148を上に押し上げ、洗浄液タンク
13と廃液タンク14がブラケット111から外れ、簡
単に取り外すことができる。
【0030】*第2の実施例 図4に於いて、Xスライ
ドの送りねじ52のピッチを4mmに選定した場合以下
のようになる。(パルスモーターとして山洋電気株式会
社製5相ステッピングモーターHシリーズ型番103H
7853−7051を選択する。パルスモータードライ
バーとして、山洋電気株式会社製5相ステッピングドラ
イバPMM−BA−5803−1を選ぶと、パルスモー
ターのステップ角度を0.036°にする事ができる。
その結果1パルスあたり0.0004mmの動きを発生
することができる。副走査方向の動きのために11パル
ス出力すると移動距離は0.0044mmである。57
60dpiの理論値0.0044097...mmに対
し、誤差は僅かに0.0000097...mmであ
る。)このようにしてさらに高分解能の副走査送りを実
現することができる。
ドの送りねじ52のピッチを4mmに選定した場合以下
のようになる。(パルスモーターとして山洋電気株式会
社製5相ステッピングモーターHシリーズ型番103H
7853−7051を選択する。パルスモータードライ
バーとして、山洋電気株式会社製5相ステッピングドラ
イバPMM−BA−5803−1を選ぶと、パルスモー
ターのステップ角度を0.036°にする事ができる。
その結果1パルスあたり0.0004mmの動きを発生
することができる。副走査方向の動きのために11パル
ス出力すると移動距離は0.0044mmである。57
60dpiの理論値0.0044097...mmに対
し、誤差は僅かに0.0000097...mmであ
る。)このようにしてさらに高分解能の副走査送りを実
現することができる。
【0031】*第3の実施例 この発明においては、プ
リント基板を取り付けた治具の代わりに、文字盤を取り
付けた治具を取り付けることにより、文字盤の印刷もで
きる。
リント基板を取り付けた治具の代わりに、文字盤を取り
付けた治具を取り付けることにより、文字盤の印刷もで
きる。
【0032】
【発明の効果】モーターによって送りねじを駆動し、リ
ニアガイドと送りナットによってで拘束されつつ移動す
るテーブルを有する2つのユニットを直交に上下に重ね
て配置したX・Yスライドユニット。前記X・Yスライ
ドユニットに、被印刷物(文字盤、プリント基板)を取
り付けた印刷治具を取り付ける。治具を上下の2つの部
品で構成し、下方の部品に設けた位置決めピンに上方の
部品のガイド穴を挿入することで、取り付け取り外しを
繰り返した場合も、上方の治具部品の取り付け位置が再
現されるようにする。上方の治具部品に被印刷物を固定
する機構を設けると同時に、側面に工具を差し込み位置
決めピンから上方の治具部品を取り外すための窪みを設
ける。上方の治具部品には、被印刷物の外形を押しつけ
るなどの方法により被印刷物を繰り返し同一位置に取り
付けることができるようにしてある。このように形成し
た上方の治具部品にプリント基板や文字盤などの被印刷
物を取り付けてインクジェットヘッドを用いて印刷を行
う。印刷後、被印刷物を取り付けたまま上方の治具部品
を取り外す。上方のスライドユニットを、エンコーダー
付きサーボモーターで駆動し、コントローラーを用いて
一定速度で動くように構成する。テーブルの所定の位置
ごとに信号が得られる様にフォトインタラプターを設
け、エンコーダーからの信号とともに信号処理を行いコ
ンピューターのアップリケーションプログラムで作成し
たデータに従いインクを吐出させる。X・Yスライドユ
ニットの後方に直動移動するテーブルを持つスライドを
設ける。テーブルにはメンテナンス機構として、シール
キャップ、クリーニングクロス及び洗浄液供給機能を持
つキャップを設ける。印刷位置とメンテナンス位置とを
往復しインクジェットヘッドを搬送するスライドを設け
る。このように印刷装置を構成することにより、従来よ
りも簡単にプリント基板の製作が可能になる。
ニアガイドと送りナットによってで拘束されつつ移動す
るテーブルを有する2つのユニットを直交に上下に重ね
て配置したX・Yスライドユニット。前記X・Yスライ
ドユニットに、被印刷物(文字盤、プリント基板)を取
り付けた印刷治具を取り付ける。治具を上下の2つの部
品で構成し、下方の部品に設けた位置決めピンに上方の
部品のガイド穴を挿入することで、取り付け取り外しを
繰り返した場合も、上方の治具部品の取り付け位置が再
現されるようにする。上方の治具部品に被印刷物を固定
する機構を設けると同時に、側面に工具を差し込み位置
決めピンから上方の治具部品を取り外すための窪みを設
ける。上方の治具部品には、被印刷物の外形を押しつけ
るなどの方法により被印刷物を繰り返し同一位置に取り
付けることができるようにしてある。このように形成し
た上方の治具部品にプリント基板や文字盤などの被印刷
物を取り付けてインクジェットヘッドを用いて印刷を行
う。印刷後、被印刷物を取り付けたまま上方の治具部品
を取り外す。上方のスライドユニットを、エンコーダー
付きサーボモーターで駆動し、コントローラーを用いて
一定速度で動くように構成する。テーブルの所定の位置
ごとに信号が得られる様にフォトインタラプターを設
け、エンコーダーからの信号とともに信号処理を行いコ
ンピューターのアップリケーションプログラムで作成し
たデータに従いインクを吐出させる。X・Yスライドユ
ニットの後方に直動移動するテーブルを持つスライドを
設ける。テーブルにはメンテナンス機構として、シール
キャップ、クリーニングクロス及び洗浄液供給機能を持
つキャップを設ける。印刷位置とメンテナンス位置とを
往復しインクジェットヘッドを搬送するスライドを設け
る。このように印刷装置を構成することにより、従来よ
りも簡単にプリント基板の製作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である印刷装置の斜視図である。
【図2】本発明によるプリント基板取り付けるため治具
の斜視図である。
の斜視図である。
【図3】本発明によるX・Yスライドユニットの斜視図
である。
である。
【図4】本発明によるX・Yスライドユニットの断面図
である。
である。
【図5】本発明によるスライドテーブルが移動したとき
のエンコーダーと各センサーの出力レベルのグラフであ
る。
のエンコーダーと各センサーの出力レベルのグラフであ
る。
【図6】本発明による印刷装置のインクジェットヘッド
の断面図である。
の断面図である。
【図7】本発明によるインクジェットヘッドのノズル面
の詳細図である。
の詳細図である。
【図8】本発明によるインクジェットヘッドのノズルは
位置の模式図である。
位置の模式図である。
【図9】本発明によるインクジェットスライドの斜視図
である。
である。
【図10】本発明によるメンテナンス機構の概念図であ
る。
る。
【図11】本発明によるメンテナンス機構の断面図であ
る。
る。
【図12】本発明によるクリーニングクロスカートリッ
ジの概念図である。
ジの概念図である。
【図13】本発明によるシールキャップホルダーの斜視
図である。
図である。
【図14】本発明によるメンテナンス機構の断面図であ
る。
る。
【図15】本発明によるメンテナンス機構各部の作動を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図16】本発明によるポンプの断面図である。
【図17】本発明による洗浄液タンク及び廃液タンクの
概念図である。
概念図である。
2 インクジェットヘッド 5 治具 6 Yスライド 7 Xスライド 9 インクジェット搬送スライド 10 シールキャップ 11 クリーニングクロス 12 キャップ 13 洗浄液タンク 14 廃液タンク 15 ポンプ 16 メンテスライド
Claims (3)
- 【請求項1】 インクジェットヘッドを備えた印刷装置
で用いる印刷治具であつて、 印刷品質を保持するために、所定の時間経過後に、全て
のインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出させ
るために、前記吐出されたインク滴を受ける凹部を設け
たことを特徴とする印刷治具。 - 【請求項2】 インクジェットヘッドを備えた印刷装置
で用いる、印刷品質を保持するためのメンテナンス機構
であつて、 印刷装置が休止しているときに、インクジェットヘッド
のノズル面のノズル穴から、インクジェットヘッド内部
のインクの溶媒が蒸発するのを防ぐためのシール手段
と、 待機中のインクジェットヘッド内部で、溶媒の蒸発によ
り粘度の増加したインクを印刷前に吸引して排出するた
めのポンプを備えた吸引排出手段と、 インクで汚染された、インクジェツトヘッドのノズル面
を洗浄するための洗浄液と洗浄機能を備えた洗浄手段
と、 インクジェツトヘッドのノズル面を拭うためのクリーニ
ングクロスを備えたクリーニング手段とを有することを
特徴とするメンテナンス機構。 - 【請求項3】 直動ユニットとは、モータによって、送
りねじを駆動し、リニアガイドとナットのよって、拘束
されつつテーブルが直動するものであり、 直動ユニットである、Xスライド7、Yスライド6、メ
ンテスライド16とインクジェット搬送スライド9で構
成された印刷装置であって、 Xスライド7は、水平平面であるベース上面にでX方向
に配置してあり、 Yスライド6は、被印刷物を取り付けるYスライドテー
ブル33をY方向に直動するように、かつXスライド7
と直交するように重ねて配置構成されてあり、 印刷品質を保持するためのメンテナンス機構を備えたメ
ンテスライド16は、ベースの上面に設けてあり、 インクジェット搬送スライド9は、ベース8に取り付け
たブラケットに取り付けられており、 前記インクジェット搬送スライドは、印刷する位置であ
るYスライドテーブルの上方と、メンテナンス位置であ
るメンテナンススライド上方に、インクジェット搬送ス
ライドのテーブルに取り付けたインクジェットヘッド
を、搬送・位置決めすることを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
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JP30799A JP2000198224A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 印刷治具、メンテナンス機構及び印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP30799A JP2000198224A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 印刷治具、メンテナンス機構及び印刷装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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