JP2000196194A - 半導体発光素子 - Google Patents
半導体発光素子Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発光層に注入されたキャリアの溢れ出しが防
止されかつ発光層の上下方向における光学的な対称性が
向上された半導体発光素子を提供することである。 【解決手段】 BGaNまたはGaNからなるn−光ガ
イド層7とBInGaNまたはInGaNからなるn−
MQW活性層9との間にBAlGaNまたはAlGaN
からなる大きなバンドギャップを有するn−キャリアブ
ロック層8を設ける。n−MQW活性層9とBGaNま
たはGaNからなるp−光ガイド層11との間にBAl
GaNまたはAlGaNからなる大きなバンドギャップ
を有するp−キャリアブロック層10を設ける。
止されかつ発光層の上下方向における光学的な対称性が
向上された半導体発光素子を提供することである。 【解決手段】 BGaNまたはGaNからなるn−光ガ
イド層7とBInGaNまたはInGaNからなるn−
MQW活性層9との間にBAlGaNまたはAlGaN
からなる大きなバンドギャップを有するn−キャリアブ
ロック層8を設ける。n−MQW活性層9とBGaNま
たはGaNからなるp−光ガイド層11との間にBAl
GaNまたはAlGaNからなる大きなバンドギャップ
を有するp−キャリアブロック層10を設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、BN(窒化ホウ
素)、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニ
ウム)もしくはInN(窒化インジウム)またはこれら
の混晶等のIII −V族窒化物系半導体(以下、窒化物系
半導体と呼ぶ)からなる半導体発光素子に関する。
素)、GaN(窒化ガリウム)、AlN(窒化アルミニ
ウム)もしくはInN(窒化インジウム)またはこれら
の混晶等のIII −V族窒化物系半導体(以下、窒化物系
半導体と呼ぶ)からなる半導体発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、青色または紫色の光を発する発光
ダイオード、半導体レーザ素子等の半導体発光素子とし
て、GaN系半導体発光素子の実用化が進んできてい
る。
ダイオード、半導体レーザ素子等の半導体発光素子とし
て、GaN系半導体発光素子の実用化が進んできてい
る。
【0003】図9は従来のGaN系半導体レーザ素子の
模式的断面図である。図9において、サファイア基板3
1上に、アンドープのGaNバッファ層32、n−Ga
N層34、n−InGaN層35、n−AlGaNクラ
ッド層36、n−GaN光ガイド層37、InGaN多
重量子井戸(MQW)活性層39が順に設けられてい
る。
模式的断面図である。図9において、サファイア基板3
1上に、アンドープのGaNバッファ層32、n−Ga
N層34、n−InGaN層35、n−AlGaNクラ
ッド層36、n−GaN光ガイド層37、InGaN多
重量子井戸(MQW)活性層39が順に設けられてい
る。
【0004】さらに、活性層39上には、p−AlGa
Nキャリアブロック層40、p−GaN光ガイド層4
1、p−AlGaNクラッド層42およびp−GaNコ
ンタクト層43が順に設けられている。
Nキャリアブロック層40、p−GaN光ガイド層4
1、p−AlGaNクラッド層42およびp−GaNコ
ンタクト層43が順に設けられている。
【0005】p−GaNコンタクト層43からn−Ga
N層34までの一部領域がエッチングにより除去され、
n−GaN層34が露出している。p−GaNコンタク
ト層43の上面にp電極44が形成され、n−GaN層
34の露出した上面にn電極45が形成されている。
N層34までの一部領域がエッチングにより除去され、
n−GaN層34が露出している。p−GaNコンタク
ト層43の上面にp電極44が形成され、n−GaN層
34の露出した上面にn電極45が形成されている。
【0006】図9の半導体レーザ素子において、n電極
45から供給される電子(負のキャリア)は、n−Ga
N層34、n−InGaN層35、n−AlGaNクラ
ッド層36、n−GaN光ガイド層37を介して活性層
39に注入される。また、p電極44から供給される正
孔(正のキャリア)は、p−GaNコンタクト層43、
p−AlGaNクラッド層42、p−GaN光ガイド層
41およびp−AlGaNキャリアブロック層40を介
して活性層39に注入される。
45から供給される電子(負のキャリア)は、n−Ga
N層34、n−InGaN層35、n−AlGaNクラ
ッド層36、n−GaN光ガイド層37を介して活性層
39に注入される。また、p電極44から供給される正
孔(正のキャリア)は、p−GaNコンタクト層43、
p−AlGaNクラッド層42、p−GaN光ガイド層
41およびp−AlGaNキャリアブロック層40を介
して活性層39に注入される。
【0007】電子の有効質量は正孔の有効質量に比べて
小さいため、活性層39に注入された電子はp電極44
側に溢れ出しやすい。図9の半導体レーザ素子では、活
性層39とp−GaN光ガイド層41との間に大きなバ
ンドギャップを有するp−AlGaNキャリアブロック
層40が設けられている。そのp−AlGaNキャリア
ブロック層40により、活性層39に注入された電子が
p電極44側に溢れ出すことが阻止される。
小さいため、活性層39に注入された電子はp電極44
側に溢れ出しやすい。図9の半導体レーザ素子では、活
性層39とp−GaN光ガイド層41との間に大きなバ
ンドギャップを有するp−AlGaNキャリアブロック
層40が設けられている。そのp−AlGaNキャリア
ブロック層40により、活性層39に注入された電子が
p電極44側に溢れ出すことが阻止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の半導体レーザ素子においては、活性層39とp−
GaN光ガイド層41との間にp−AlGaNキャリア
ブロック層40が設けられたことにより、活性層39を
中心としてn−GaN光ガイド層37およびn−AlG
aNクラッド層36の側と、p−GaN光ガイド層41
およびp−AlGaNクラッド層42の側とで、光学的
な非対称性が生じる。そのため、ビーム広がり角の対称
性等の光学的特性が悪くなる。
従来の半導体レーザ素子においては、活性層39とp−
GaN光ガイド層41との間にp−AlGaNキャリア
ブロック層40が設けられたことにより、活性層39を
中心としてn−GaN光ガイド層37およびn−AlG
aNクラッド層36の側と、p−GaN光ガイド層41
およびp−AlGaNクラッド層42の側とで、光学的
な非対称性が生じる。そのため、ビーム広がり角の対称
性等の光学的特性が悪くなる。
【0009】また、GaNの成長温度は約1000℃で
あるが、InGaNは熱分解しやすいため約800℃で
成長させる必要がある。そのため、上記の従来の半導体
レーザ素子の製造の際には、n−GaN光ガイド層37
を基板温度約1000℃で成長させた後、基板温度を約
800℃に低下させてInGaNからなる活性層39を
成長させる。基板温度が約1000℃から約800℃ま
で低下するまでの間は、反応室内にNH3 、H2 および
N2 のみを供給する。この場合、基板温度が約800℃
まで低下するまでの数分間の間、高温状態でn−GaN
光ガイド層37の表面がエッチングされ、結晶性が劣化
する。その結果、n−GaN光ガイド層37上に形成さ
れる活性層39の界面状態が悪くなる。
あるが、InGaNは熱分解しやすいため約800℃で
成長させる必要がある。そのため、上記の従来の半導体
レーザ素子の製造の際には、n−GaN光ガイド層37
を基板温度約1000℃で成長させた後、基板温度を約
800℃に低下させてInGaNからなる活性層39を
成長させる。基板温度が約1000℃から約800℃ま
で低下するまでの間は、反応室内にNH3 、H2 および
N2 のみを供給する。この場合、基板温度が約800℃
まで低下するまでの数分間の間、高温状態でn−GaN
光ガイド層37の表面がエッチングされ、結晶性が劣化
する。その結果、n−GaN光ガイド層37上に形成さ
れる活性層39の界面状態が悪くなる。
【0010】本発明の目的は、発光層からのキャリアの
溢れ出しが防止されかつ発光層の上下方向における光学
的な対称性が向上された半導体発光素子を提供すること
である。
溢れ出しが防止されかつ発光層の上下方向における光学
的な対称性が向上された半導体発光素子を提供すること
である。
【0011】本発明の他の目的は、発光層の界面状態が
改善された半導体発光素子を提供することである。
改善された半導体発光素子を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る半導体発光素子は、ホウ素、ガリウム、アル
ミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む窒化
物系半導体により形成された半導体発光素子であって、
第1のクラッド層、第1の光ガイド層、発光層、第2の
光ガイド層および第2のクラッド層をこの順に含み、第
1の光ガイド層と発光層との間に第1の光ガイド層より
も大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ、
第2の光ガイド層と発光層との間に第2の光ガイド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第2の層が設けられ
たものである。
発明に係る半導体発光素子は、ホウ素、ガリウム、アル
ミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む窒化
物系半導体により形成された半導体発光素子であって、
第1のクラッド層、第1の光ガイド層、発光層、第2の
光ガイド層および第2のクラッド層をこの順に含み、第
1の光ガイド層と発光層との間に第1の光ガイド層より
も大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ、
第2の光ガイド層と発光層との間に第2の光ガイド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第2の層が設けられ
たものである。
【0013】本発明に係る半導体発光素子においては、
第1の光ガイド層と発光層との間に第1の光ガイド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ
ているので、第2の光ガイド層側から発光層に注入され
たキャリアが第1の光ガイド層側に漏れ出すことが防止
される。また、第2の光ガイド層と発光層との間に第2
の光ガイド層よりも大きなバンドギャップを有する第2
の層が設けられているので、第1の光ガイド層側から発
光層に注入されたキャリアが第2の光ガイド層側に漏れ
出すことが防止される。したがって、動作電流の低減化
が図られる。
第1の光ガイド層と発光層との間に第1の光ガイド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ
ているので、第2の光ガイド層側から発光層に注入され
たキャリアが第1の光ガイド層側に漏れ出すことが防止
される。また、第2の光ガイド層と発光層との間に第2
の光ガイド層よりも大きなバンドギャップを有する第2
の層が設けられているので、第1の光ガイド層側から発
光層に注入されたキャリアが第2の光ガイド層側に漏れ
出すことが防止される。したがって、動作電流の低減化
が図られる。
【0014】また、発光層と第1の光ガイド層との間に
第1の層が設けられかつ発光層と第2の光ガイド層との
間に第2の層が設けられているので、発光層の上下方向
における光学的な対称性が向上する。したがって、発光
特性が良好となる。
第1の層が設けられかつ発光層と第2の光ガイド層との
間に第2の層が設けられているので、発光層の上下方向
における光学的な対称性が向上する。したがって、発光
特性が良好となる。
【0015】第2の発明に係る半導体発光素子は、ホウ
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、第1のクラッド層、発光層および第
2のクラッド層をこの順に含み、第1のクラッド層と発
光層との間に第1のクラッド層よりも大きなバンドギャ
ップを有する第1の層が設けられ、第2のクラッド層と
発光層との間に第2のクラッド層よりも大きなバンドギ
ャップを有する第2の層が設けられたものである。
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、第1のクラッド層、発光層および第
2のクラッド層をこの順に含み、第1のクラッド層と発
光層との間に第1のクラッド層よりも大きなバンドギャ
ップを有する第1の層が設けられ、第2のクラッド層と
発光層との間に第2のクラッド層よりも大きなバンドギ
ャップを有する第2の層が設けられたものである。
【0016】本発明に係る半導体発光素子においては、
第1のクラッド層と発光層との間に第1のクラッド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ
ているので、第2のクラッド層側から発光層に注入され
たキャリアが第1のクラッド層側に漏れ出すことが防止
される。また、第2のクラッド層と発光層との間に第2
のクラッド層よりも大きなバンドギャップを有する第2
の層が設けられているので、第1のクラッド層側から発
光層に注入されたキャリアが第2のクラッド層側に漏れ
出すことが防止される。したがって、動作電流の低減化
が図られる。
第1のクラッド層と発光層との間に第1のクラッド層よ
りも大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ
ているので、第2のクラッド層側から発光層に注入され
たキャリアが第1のクラッド層側に漏れ出すことが防止
される。また、第2のクラッド層と発光層との間に第2
のクラッド層よりも大きなバンドギャップを有する第2
の層が設けられているので、第1のクラッド層側から発
光層に注入されたキャリアが第2のクラッド層側に漏れ
出すことが防止される。したがって、動作電流の低減化
が図られる。
【0017】また、発光層と第1のクラッド層との間に
第1の層が設けられかつ発光層と第2のクラッド層との
間に第2の層が設けられているので、発光層の上下方向
における光学的な対称性が向上する。したがって、発光
特性が良好となる。
第1の層が設けられかつ発光層と第2のクラッド層との
間に第2の層が設けられているので、発光層の上下方向
における光学的な対称性が向上する。したがって、発光
特性が良好となる。
【0018】第1の層および第2の層がホウ素またはア
ルミニウムを含有することが好ましい。それにより、第
1の層および第2の層が熱的に安定になる。その結果、
第1の層と第2の層との間に挟まれる発光層の界面状態
が改善され、素子特性の向上が図られる。
ルミニウムを含有することが好ましい。それにより、第
1の層および第2の層が熱的に安定になる。その結果、
第1の層と第2の層との間に挟まれる発光層の界面状態
が改善され、素子特性の向上が図られる。
【0019】発光層はガリウムおよびインジウムを含ん
でもよく、さらにホウ素を含んでもよい。また、第1の
光ガイド層および第2の光ガイド層はガリウムを含んで
もよく、さらにホウ素を含んでもよい。さらに、第1の
クラッド層および第2のクラッド層はガリウムおよびア
ルミニウムを含んでもよく、さらにホウ素を含んでもよ
い。
でもよく、さらにホウ素を含んでもよい。また、第1の
光ガイド層および第2の光ガイド層はガリウムを含んで
もよく、さらにホウ素を含んでもよい。さらに、第1の
クラッド層および第2のクラッド層はガリウムおよびア
ルミニウムを含んでもよく、さらにホウ素を含んでもよ
い。
【0020】第1の層および第2の層はほぼ等しいバン
ドギャップを有することが好ましい。それにより、発光
層の上下方向における光学的な対称性がより高くなる。
ドギャップを有することが好ましい。それにより、発光
層の上下方向における光学的な対称性がより高くなる。
【0021】第3の発明に係る半導体発光素子は、ホウ
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、n型の第1のクラッド層、第1の光
ガイド層、発光層、第2の光ガイド層およびp型の第2
のクラッド層をこの順に含み、第1の光ガイド層と発光
層との間にホウ素またはアルミニウムを含有する第1の
層が設けられたものである。
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、n型の第1のクラッド層、第1の光
ガイド層、発光層、第2の光ガイド層およびp型の第2
のクラッド層をこの順に含み、第1の光ガイド層と発光
層との間にホウ素またはアルミニウムを含有する第1の
層が設けられたものである。
【0022】第1の層はホウ素またはアルミニウムを含
有するので、熱的に安定となる。本発明に係る半導体発
光素子においては、第1の光ガイド層と発光層との間に
熱的に安定な第1の層が設けられているので、発光層を
形成する際に、第1の光ガイド層の表面の結晶性が劣化
することが防止される。したがって、第1の光ガイド層
側の発光層の界面状態が改善され、素子特性が向上す
る。
有するので、熱的に安定となる。本発明に係る半導体発
光素子においては、第1の光ガイド層と発光層との間に
熱的に安定な第1の層が設けられているので、発光層を
形成する際に、第1の光ガイド層の表面の結晶性が劣化
することが防止される。したがって、第1の光ガイド層
側の発光層の界面状態が改善され、素子特性が向上す
る。
【0023】第2の光ガイド層と発光層との間にホウ素
またはアルミニウムを含有する第2の層がさらに設けら
れてもよい。
またはアルミニウムを含有する第2の層がさらに設けら
れてもよい。
【0024】この場合、第2の層はホウ素またはアルミ
ニウムを含有するので、熱的に安定となる。第2の光ガ
イド層と発光層との間に熱的に安定な第2の層が設けら
れているので、第2の光ガイド層を形成する際に、発光
層の表面の結晶性が劣化することが防止される。したが
って、第2の光ガイド層側の発光層の界面状態が改善さ
れ、素子特性がさらに向上する。
ニウムを含有するので、熱的に安定となる。第2の光ガ
イド層と発光層との間に熱的に安定な第2の層が設けら
れているので、第2の光ガイド層を形成する際に、発光
層の表面の結晶性が劣化することが防止される。したが
って、第2の光ガイド層側の発光層の界面状態が改善さ
れ、素子特性がさらに向上する。
【0025】また、発光層の両面が第1の層と第2の層
とで挟まれているので、発光層の上下方向における光学
特性の対称性が向上する。
とで挟まれているので、発光層の上下方向における光学
特性の対称性が向上する。
【0026】第4の発明に係る半導体発光素子は、ホウ
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、n型の第1のクラッド層、発光層お
よびp型の第2のクラッド層をこの順に含み、第1のク
ラッド層と発光層との間にホウ素またはアルミニウムを
含有する第1の層が設けられたものである。
素、ガリウム、アルミニウムおよびインジウムの少なく
とも1つを含む窒化物系半導体により形成された半導体
発光素子であって、n型の第1のクラッド層、発光層お
よびp型の第2のクラッド層をこの順に含み、第1のク
ラッド層と発光層との間にホウ素またはアルミニウムを
含有する第1の層が設けられたものである。
【0027】第1の層はホウ素またはアルミニウムを含
有するので、熱的に安定となる。本発明に係る半導体発
光素子においては、第1のクラッド層と発光層との間に
熱的に安定な第1の層が設けられているので、発光層を
形成する際に、第1のクラッド層の表面の結晶性が劣化
することが防止される。したがって、第1のクラッド層
側の発光層の界面状態が改善され、素子特性が向上す
る。
有するので、熱的に安定となる。本発明に係る半導体発
光素子においては、第1のクラッド層と発光層との間に
熱的に安定な第1の層が設けられているので、発光層を
形成する際に、第1のクラッド層の表面の結晶性が劣化
することが防止される。したがって、第1のクラッド層
側の発光層の界面状態が改善され、素子特性が向上す
る。
【0028】第2のクラッド層と発光層との間にホウ素
またはアルミニウムを含有する第2の層がさらに設けら
れてもよい。
またはアルミニウムを含有する第2の層がさらに設けら
れてもよい。
【0029】この場合、第2の層はホウ素またはアルミ
ニウムを含有するので、熱的に安定となる。第2のクラ
ッド層と発光層との間に熱的に安定な第2の層が設けら
れているので、第2のクラッド層を形成する際に、発光
層の表面の結晶性が劣化することが防止される。したが
って、第2のクラッド層側の発光層の界面状態が改善さ
れ、素子特性がさらに向上する。
ニウムを含有するので、熱的に安定となる。第2のクラ
ッド層と発光層との間に熱的に安定な第2の層が設けら
れているので、第2のクラッド層を形成する際に、発光
層の表面の結晶性が劣化することが防止される。したが
って、第2のクラッド層側の発光層の界面状態が改善さ
れ、素子特性がさらに向上する。
【0030】また、発光層の両面が第1の層と第2の層
とで挟まれているので、発光層の上下方向における光学
特性の対称性が向上する。
とで挟まれているので、発光層の上下方向における光学
特性の対称性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施例 図1は本発明の第1の実施例におけるGaN系半導体レ
ーザ素子の模式的断面図である。また、図2は図1の半
導体レーザ素子の主要部のエネルギーバンド図である。
ーザ素子の模式的断面図である。また、図2は図1の半
導体レーザ素子の主要部のエネルギーバンド図である。
【0032】図1に示すように、サファイア基板1上
に、厚さ200ÅのアンドープのBAlGaNからなる
低温バッファ層2、厚さ4.5μmのアンドープのBG
aN層3、厚さ4.5μmのn−BGaN層4、および
厚さ0.25μmのn−クラック防止層5が順に形成さ
れている。n−クラック防止層5は、厚さ60ÅのBA
lGaNおよび厚さ60ÅのGaNが21対交互に積層
されてなる。
に、厚さ200ÅのアンドープのBAlGaNからなる
低温バッファ層2、厚さ4.5μmのアンドープのBG
aN層3、厚さ4.5μmのn−BGaN層4、および
厚さ0.25μmのn−クラック防止層5が順に形成さ
れている。n−クラック防止層5は、厚さ60ÅのBA
lGaNおよび厚さ60ÅのGaNが21対交互に積層
されてなる。
【0033】n−クラック防止層5上には、厚さ1μm
のBAlGaNからなるn−クラッド層6、厚さ0.1
μmのBGaNからなるn−光ガイド層7、および厚さ
200ÅのBAlGaNからなるn−キャリアブロック
層8が順に形成されている。n−キャリアブロック層8
上には、BInGaNからなるn−多重量子井戸活性層
(以下、MQW活性層と呼ぶ)9が形成されている。n
−MQW活性層9は、図2のエネルギーバンド図に示す
ように、厚さ50Åの4つのBInGaN量子障壁層9
1と厚さ20Åの3つのBInGaN量子井戸層92と
が交互に積層されてなる多重量子井戸構造を有する。
のBAlGaNからなるn−クラッド層6、厚さ0.1
μmのBGaNからなるn−光ガイド層7、および厚さ
200ÅのBAlGaNからなるn−キャリアブロック
層8が順に形成されている。n−キャリアブロック層8
上には、BInGaNからなるn−多重量子井戸活性層
(以下、MQW活性層と呼ぶ)9が形成されている。n
−MQW活性層9は、図2のエネルギーバンド図に示す
ように、厚さ50Åの4つのBInGaN量子障壁層9
1と厚さ20Åの3つのBInGaN量子井戸層92と
が交互に積層されてなる多重量子井戸構造を有する。
【0034】n−MQW活性層9上には、厚さ200Å
のBAlGaNからなるp−キャリアブロック層10、
厚さ0.1μmのBGaNからなるp−光ガイド層1
1、厚さ0.8μmのBAlGaNからなるp−クラッ
ド層12および厚さ0.05μmのBGaNからなるp
−コンタクト層13が順に形成されている。
のBAlGaNからなるp−キャリアブロック層10、
厚さ0.1μmのBGaNからなるp−光ガイド層1
1、厚さ0.8μmのBAlGaNからなるp−クラッ
ド層12および厚さ0.05μmのBGaNからなるp
−コンタクト層13が順に形成されている。
【0035】p−コンタクト層13からn−BGaN層
4までの一部領域がエッチングにより除去され、n−B
GaN層4が露出している。p−コンタクト層13上に
p電極14が形成され、n−BGaN層4の露出した上
面にn電極15が形成されている。
4までの一部領域がエッチングにより除去され、n−B
GaN層4が露出している。p−コンタクト層13上に
p電極14が形成され、n−BGaN層4の露出した上
面にn電極15が形成されている。
【0036】図1の半導体レーザ素子は、例えばMOC
VD(有機金属化学的気相成長)法により形成される。
表1に図1の半導体レーザ素子の各層2〜13の組成、
膜厚および成長温度を示す。
VD(有機金属化学的気相成長)法により形成される。
表1に図1の半導体レーザ素子の各層2〜13の組成、
膜厚および成長温度を示す。
【0037】
【表1】
【0038】n型ドーパントとしてはSiが用いられ、
p型ドーパントとしてはMgが用いられる。表1に示す
ように、低温バッファ層2の成長温度は600℃であ
り、BGaN層3、n−BGaN層4、n−クラック防
止層5、n−クラッド層6、n−光ガイド層7、n−キ
ャリアブロック層8、p−光ガイド層11、p−クラッ
ド層12およびp−コンタクト層13の成長温度は10
80℃である。また、n−MQW活性層9およびp−キ
ャリアブロック層10の成長温度は800℃である。
p型ドーパントとしてはMgが用いられる。表1に示す
ように、低温バッファ層2の成長温度は600℃であ
り、BGaN層3、n−BGaN層4、n−クラック防
止層5、n−クラッド層6、n−光ガイド層7、n−キ
ャリアブロック層8、p−光ガイド層11、p−クラッ
ド層12およびp−コンタクト層13の成長温度は10
80℃である。また、n−MQW活性層9およびp−キ
ャリアブロック層10の成長温度は800℃である。
【0039】低温バッファ層2の成長時には、原料ガス
としてTMG(トリメチルガリウム)、TMA(トリメ
チルアルミニウム)、NH3 およびB2 H4 を用いる。
BGaN層3の成長時には、原料ガスとしてTMG、N
H3 およびB2 H4 を用いる。n−BGaN層4および
n−光ガイド層7の成長時には、原料ガスとしてTM
G、NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとし
てSiH4 を用いる。n−クラック防止層5、n−クラ
ッド層6およびn−キャリアブロック層8の成長時に
は、原料ガスとしてTMG、TMA、NH3 およびB2
H4 を用い、ドーパントガスとしてSiH4 を用いる。
としてTMG(トリメチルガリウム)、TMA(トリメ
チルアルミニウム)、NH3 およびB2 H4 を用いる。
BGaN層3の成長時には、原料ガスとしてTMG、N
H3 およびB2 H4 を用いる。n−BGaN層4および
n−光ガイド層7の成長時には、原料ガスとしてTM
G、NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとし
てSiH4 を用いる。n−クラック防止層5、n−クラ
ッド層6およびn−キャリアブロック層8の成長時に
は、原料ガスとしてTMG、TMA、NH3 およびB2
H4 を用い、ドーパントガスとしてSiH4 を用いる。
【0040】n−MQW活性層9の成長時には、原料ガ
スとしてTEG(トリエチルガリウム)、TMI(トリ
メチルインジウム)、NH3 およびB2 H4 を用い、ド
ーパントガスとしてSiH4 を用いる。p−キャリアブ
ロック層10およびp−クラッド層12の成長時には、
原料ガスとしてTMG、TMA、NH3 およびB2 H 4
を用い、ドーパントガスとしてCp2 Mg(シクロペン
タジエニルマグネシウム)を用いる。p−光ガイド層1
1およびp−コンタクト層13の成長時には、原料ガス
としてTMG、NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパン
トガスとしてCp2 Mgを用いる。
スとしてTEG(トリエチルガリウム)、TMI(トリ
メチルインジウム)、NH3 およびB2 H4 を用い、ド
ーパントガスとしてSiH4 を用いる。p−キャリアブ
ロック層10およびp−クラッド層12の成長時には、
原料ガスとしてTMG、TMA、NH3 およびB2 H 4
を用い、ドーパントガスとしてCp2 Mg(シクロペン
タジエニルマグネシウム)を用いる。p−光ガイド層1
1およびp−コンタクト層13の成長時には、原料ガス
としてTMG、NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパン
トガスとしてCp2 Mgを用いる。
【0041】n−MQW活性層9の屈折率は、n−クラ
ッド層6およびp−クラッド層12の屈折率よりも高
く、n−光ガイド層8およびp−光ガイド層10の屈折
率は、n−MQW活性層9の屈折率よりも低くかつn−
クラッド層6およびp−クラッド層12の屈折率よりも
高い。
ッド層6およびp−クラッド層12の屈折率よりも高
く、n−光ガイド層8およびp−光ガイド層10の屈折
率は、n−MQW活性層9の屈折率よりも低くかつn−
クラッド層6およびp−クラッド層12の屈折率よりも
高い。
【0042】また、図2に示すように、n−光ガイド層
7およびp−光ガイド層11のバンドギャップは、n−
MQW活性層9のバンドギャップよりも大きい。n−ク
ラッド層6およびp−クラッド層12のバンドギャップ
は、n−光ガイド層7およびp−光ガイド層11のバン
ドギャップよりも大きい。また、n−キャリアブロック
層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャッ
プは、n−光ガイド層7およびp−光ガイド層11のバ
ンドギャップよりも大きい。本実施例では、n−キャリ
アブロック層8およびp−キャリアブロック層10のバ
ンドギャップは等しく設定されている。
7およびp−光ガイド層11のバンドギャップは、n−
MQW活性層9のバンドギャップよりも大きい。n−ク
ラッド層6およびp−クラッド層12のバンドギャップ
は、n−光ガイド層7およびp−光ガイド層11のバン
ドギャップよりも大きい。また、n−キャリアブロック
層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャッ
プは、n−光ガイド層7およびp−光ガイド層11のバ
ンドギャップよりも大きい。本実施例では、n−キャリ
アブロック層8およびp−キャリアブロック層10のバ
ンドギャップは等しく設定されている。
【0043】なお、n−キャリアブロック層8およびp
−キャリアブロック層10はBおよびAlを含むBAl
GaNにより形成されているので、熱的に安定である。
−キャリアブロック層10はBおよびAlを含むBAl
GaNにより形成されているので、熱的に安定である。
【0044】本実施例の半導体レーザ素子においては、
n−MQW活性層9とn−光ガイド層7との間に大きな
バンドギャップを有するn−キャリアブロック層8が設
けられているので、p−光ガイド層11側からn−MQ
W活性層9に注入された正孔がn−クラッド層6側に溢
れ出すことが防止される。また、n−MQW活性層9と
p−光ガイド層11との間に大きなバンドギャップを有
するp−キャリアブロック層10が設けられているの
で、n−光ガイド層7側からn−MQW活性層9に注入
された電子がp−クラッド層12側に溢れ出すことが防
止される。それにより、しきい値電流および動作電流の
低減化が図られる。
n−MQW活性層9とn−光ガイド層7との間に大きな
バンドギャップを有するn−キャリアブロック層8が設
けられているので、p−光ガイド層11側からn−MQ
W活性層9に注入された正孔がn−クラッド層6側に溢
れ出すことが防止される。また、n−MQW活性層9と
p−光ガイド層11との間に大きなバンドギャップを有
するp−キャリアブロック層10が設けられているの
で、n−光ガイド層7側からn−MQW活性層9に注入
された電子がp−クラッド層12側に溢れ出すことが防
止される。それにより、しきい値電流および動作電流の
低減化が図られる。
【0045】また、n−MQW活性層9の上下にそれぞ
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上する。したがっ
て、ビーム広がり角の対称性等のレーザ特性が向上す
る。
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上する。したがっ
て、ビーム広がり角の対称性等のレーザ特性が向上す
る。
【0046】さらに、n−MQW活性層9の両面が熱的
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善される。その結果、電流−光出力特
性等のレーザ特性が向上する。
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善される。その結果、電流−光出力特
性等のレーザ特性が向上する。
【0047】(2)第2の実施例 図3は本発明の第2の実施例におけるGaN系半導体レ
ーザ素子の模式的断面図である。また、図4は図3の半
導体レーザ素子の主要部のエネルギーバンド図である。
ーザ素子の模式的断面図である。また、図4は図3の半
導体レーザ素子の主要部のエネルギーバンド図である。
【0048】図3の半導体レーザ素子が図1の半導体レ
ーザ素子と異なるのは、図1のn−光ガイド層7および
p−光ガイド層11が設けられていない点である。図3
の半導体レーザ素子の他の部分の構成および製造方法
は、図1の半導体レーザ素子の構成および製造方法と同
様である。
ーザ素子と異なるのは、図1のn−光ガイド層7および
p−光ガイド層11が設けられていない点である。図3
の半導体レーザ素子の他の部分の構成および製造方法
は、図1の半導体レーザ素子の構成および製造方法と同
様である。
【0049】図4に示すように、n−キャリアブロック
層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャッ
プは、n−MQW活性層9、n−クラッド層6およびp
−クラッド層12のバンドギャップよりも大きい。本実
施例では、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップは等しく設定されて
いる。
層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャッ
プは、n−MQW活性層9、n−クラッド層6およびp
−クラッド層12のバンドギャップよりも大きい。本実
施例では、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップは等しく設定されて
いる。
【0050】本実施例の半導体レーザ素子においては、
n−MQW活性層9とn−クラッド層6との間に大きな
バンドギャップを有するn−キャリアブロック層8が設
けられているので、p−クラッド層12側からn−MQ
W活性層9に注入された正孔がn−クラッド層6側に溢
れ出すことが防止される。また、n−MQW活性層9と
p−クラッド層12との間に大きなバンドギャップを有
するp−キャリアブロック層10が設けられているの
で、n−クラッド層6側からn−MQW活性層9に注入
された電子がp−クラッド層12側に溢れ出すことが防
止される。それにより、しきい値電流および動作電流の
低減化が図られる。
n−MQW活性層9とn−クラッド層6との間に大きな
バンドギャップを有するn−キャリアブロック層8が設
けられているので、p−クラッド層12側からn−MQ
W活性層9に注入された正孔がn−クラッド層6側に溢
れ出すことが防止される。また、n−MQW活性層9と
p−クラッド層12との間に大きなバンドギャップを有
するp−キャリアブロック層10が設けられているの
で、n−クラッド層6側からn−MQW活性層9に注入
された電子がp−クラッド層12側に溢れ出すことが防
止される。それにより、しきい値電流および動作電流の
低減化が図られる。
【0051】また、n−MQW活性層9の上下にそれぞ
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上する。したがっ
て、ビーム広がり角の対称性等のレーザ特性が向上す
る。
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上する。したがっ
て、ビーム広がり角の対称性等のレーザ特性が向上す
る。
【0052】さらに、n−MQW活性層9の両面が熱的
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善される。その結果、電流−光出力特
性等のレーザ特性が向上する。
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善される。その結果、電流−光出力特
性等のレーザ特性が向上する。
【0053】(3)第3の実施例 図5は本発明の第3の実施例におけるGaN系半導体レ
ーザ素子の模式的断面図である。
ーザ素子の模式的断面図である。
【0054】図5に示すように、GaN基板等の導電性
基板21上に、低温バッファ層2、n−BGaN層4、
n−クラック防止層5、n−クラッド層6、n−光ガイ
ド層7、n−キャリアブロック層8、n−MQW活性層
9、p−キャリアブロック層10、p−光ガイド層1
1、p−クラッド層12およびp−コンタクト層13が
順に形成されている。p−コンタクト層13上にp電極
14が形成され、導電性基板21の裏面にn電極15が
形成されている。図5の半導体レーザ素子では、図1の
半導体レーザ素子のBGaN層3は設けられていない。
基板21上に、低温バッファ層2、n−BGaN層4、
n−クラック防止層5、n−クラッド層6、n−光ガイ
ド層7、n−キャリアブロック層8、n−MQW活性層
9、p−キャリアブロック層10、p−光ガイド層1
1、p−クラッド層12およびp−コンタクト層13が
順に形成されている。p−コンタクト層13上にp電極
14が形成され、導電性基板21の裏面にn電極15が
形成されている。図5の半導体レーザ素子では、図1の
半導体レーザ素子のBGaN層3は設けられていない。
【0055】図5の半導体レーザ素子の各層2,4〜1
3の組成、膜厚および成長条件は、図1の半導体レーザ
素子の各層2,4〜13の組成、膜厚および成長条件と
同様である。
3の組成、膜厚および成長条件は、図1の半導体レーザ
素子の各層2,4〜13の組成、膜厚および成長条件と
同様である。
【0056】本実施例の半導体レーザ素子においては、
n−MQW活性層9とn−光ガイド層7との間にn−キ
ャリアブロック層8が設けられ、かつn−MQW活性層
9とp−光ガイド層11との間にp−キャリアブロック
層10が設けられているので、n−MQW活性層9に注
入された電子および正孔の溢れ出しが防止され、しきい
値電流および動作電流の低減化が図られる。
n−MQW活性層9とn−光ガイド層7との間にn−キ
ャリアブロック層8が設けられ、かつn−MQW活性層
9とp−光ガイド層11との間にp−キャリアブロック
層10が設けられているので、n−MQW活性層9に注
入された電子および正孔の溢れ出しが防止され、しきい
値電流および動作電流の低減化が図られる。
【0057】また、n−MQW活性層9の上下にそれぞ
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上し、ビーム広が
り角の対称性等のレーザ特性が向上する。
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上し、ビーム広が
り角の対称性等のレーザ特性が向上する。
【0058】さらに、n−MQW活性層9の両面が熱的
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善され、電流−光出力特性等のレーザ
特性が向上する。
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善され、電流−光出力特性等のレーザ
特性が向上する。
【0059】(4)第4の実施例 図6は本発明の第4の実施例におけるGaN系発光ダイ
オードの模式的断面図である。
オードの模式的断面図である。
【0060】図6の発光ダイオードが図1の半導体レー
ザ素子と異なるのは次の点である。図1のn−光ガイド
層7およびp−光ガイド層11は設けられていない。ま
た、図1のn−クラッド層6の代わりに厚さ0.15μ
mのBAlGaNからなるn−クラッド層6aが設けら
れ、図1のp−クラッド層12の代わりに厚さ0.15
μmのBAlGaNからなるp−クラッド層12aが設
けられている。n−クラッド層6aおよびp−クラッド
層12aの組成および成長条件は、図1のn−クラッド
層6およびp−クラッド層12の組成および成長条件と
同様である。
ザ素子と異なるのは次の点である。図1のn−光ガイド
層7およびp−光ガイド層11は設けられていない。ま
た、図1のn−クラッド層6の代わりに厚さ0.15μ
mのBAlGaNからなるn−クラッド層6aが設けら
れ、図1のp−クラッド層12の代わりに厚さ0.15
μmのBAlGaNからなるp−クラッド層12aが設
けられている。n−クラッド層6aおよびp−クラッド
層12aの組成および成長条件は、図1のn−クラッド
層6およびp−クラッド層12の組成および成長条件と
同様である。
【0061】本実施例の発光ダイオードにおいても、n
−MQW活性層9とn−クラッド層6aとの間にn−キ
ャリアブロック層8が設けられ、かつn−MQW活性層
9とp−クラッド層12aとの間にp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9に
注入された電子および正孔が溢れ出すことが防止され、
動作電流の低減化が図られる。
−MQW活性層9とn−クラッド層6aとの間にn−キ
ャリアブロック層8が設けられ、かつn−MQW活性層
9とp−クラッド層12aとの間にp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9に
注入された電子および正孔が溢れ出すことが防止され、
動作電流の低減化が図られる。
【0062】また、n−MQW活性層9の上下にそれぞ
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上し、発光特性が
向上する。
れn−キャリアブロック層8およびp−キャリアブロッ
ク層10が設けられているので、n−MQW活性層9の
上下方向における光学的な対称性が向上し、発光特性が
向上する。
【0063】さらに、n−MQW活性層9の両面が熱的
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善され、電流−光出力特性等の素子特
性が向上する。
に安定なn−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10で挟まれているので、n−MQW活性層
9の界面状態が改善され、電流−光出力特性等の素子特
性が向上する。
【0064】(5)第5の実施例 次に、本発明の第5の実施例におけるGaN系半導体レ
ーザ素子について説明する。
ーザ素子について説明する。
【0065】本実施例の半導体レーザ素子の構成は、各
層の材料を除いて図1の半導体レーザ素子の構成と同様
である。表2に本実施例の半導体レーザ素子の各層の組
成、膜厚および成長温度を示す。
層の材料を除いて図1の半導体レーザ素子の構成と同様
である。表2に本実施例の半導体レーザ素子の各層の組
成、膜厚および成長温度を示す。
【0066】
【表2】
【0067】表2に示すように、低温バッファ層2はA
lGaNからなり、BGaN層3の代わりにアンドープ
のGaN層が設けられ、n−BGaN層4の代わりにn
−GaN層が設けられている。クラック防止層5は厚さ
60ÅのAlGaNと厚さ60ÅのGaNとが21対交
互に積層されてなり、n−クラッド層6はAlGaNか
らなり、n−光ガイド層7はGaNからなり、n−キャ
リアブロック層8はAlGaNからなる。
lGaNからなり、BGaN層3の代わりにアンドープ
のGaN層が設けられ、n−BGaN層4の代わりにn
−GaN層が設けられている。クラック防止層5は厚さ
60ÅのAlGaNと厚さ60ÅのGaNとが21対交
互に積層されてなり、n−クラッド層6はAlGaNか
らなり、n−光ガイド層7はGaNからなり、n−キャ
リアブロック層8はAlGaNからなる。
【0068】また、n−MQW活性層9は、厚さ50Å
の4つのInGaN量子障壁層と厚さ20Åの3つのI
nGaN量子井戸層とが交互に積層されてなる。さら
に、p−キャリアブロック層10はAlGaNからな
り、p−光ガイド層10はGaNからなり、p−クラッ
ド層12はAlGaNからなり、p−コンタクト層13
はGaNからなる。
の4つのInGaN量子障壁層と厚さ20Åの3つのI
nGaN量子井戸層とが交互に積層されてなる。さら
に、p−キャリアブロック層10はAlGaNからな
り、p−光ガイド層10はGaNからなり、p−クラッ
ド層12はAlGaNからなり、p−コンタクト層13
はGaNからなる。
【0069】低温バッファ層2の成長時には、原料ガス
としてTMG、TMAおよびNH3を用いる。GaN層
の成長時には、原料ガスとしてTMGおよびNH3 を用
いる。n−GaN層およびn−光ガイド層7の成長時に
は、原料ガスとしてTMGおよびNH3 を用い、ドーパ
ントガスとしてSiH4 を用いる。n−クラック防止層
5、n−クラッド層6およびn−キャリアブロック層8
の成長時には、原料ガスとしてTMG、TMAおよびN
H3 を用い、ドーパントガスとしてSiH4 を用いる。
としてTMG、TMAおよびNH3を用いる。GaN層
の成長時には、原料ガスとしてTMGおよびNH3 を用
いる。n−GaN層およびn−光ガイド層7の成長時に
は、原料ガスとしてTMGおよびNH3 を用い、ドーパ
ントガスとしてSiH4 を用いる。n−クラック防止層
5、n−クラッド層6およびn−キャリアブロック層8
の成長時には、原料ガスとしてTMG、TMAおよびN
H3 を用い、ドーパントガスとしてSiH4 を用いる。
【0070】n−MQW活性層9の成長時には、原料ガ
スとしてTEG、TMIおよびNH 3 を用い、ドーパン
トガスとしてSiH4 を用いる。p−キャリアブロック
層10およびp−クラッド層12の成長時には、原料ガ
スとしてTMG、TMAおよびNH3 を用い、ドーパン
トガスとしてCp2 Mgを用いる。p−光ガイド層11
およびp−コンタクト層13の成長時には、原料ガスを
としてTMGおよびNH3 を用い、ドーパントガスとし
てCp2 Mgを用いる。
スとしてTEG、TMIおよびNH 3 を用い、ドーパン
トガスとしてSiH4 を用いる。p−キャリアブロック
層10およびp−クラッド層12の成長時には、原料ガ
スとしてTMG、TMAおよびNH3 を用い、ドーパン
トガスとしてCp2 Mgを用いる。p−光ガイド層11
およびp−コンタクト層13の成長時には、原料ガスを
としてTMGおよびNH3 を用い、ドーパントガスとし
てCp2 Mgを用いる。
【0071】本実施例の半導体レーザ素子においても、
図1の半導体レーザ素子と同様の効果が得られる。
図1の半導体レーザ素子と同様の効果が得られる。
【0072】(6)第6の実施例 次に、本発明の第6の実施例におけるGaN系発光ダイ
オードについて説明する。
オードについて説明する。
【0073】本実施例の発光ダイオードの構成は、各層
の材料を除いて図6の発光ダイオードの構成と同様であ
る。
の材料を除いて図6の発光ダイオードの構成と同様であ
る。
【0074】また、本実施例の発光ダイオードの各層の
組成、膜厚および成長条件は、n−クラッド層6aの膜
厚およびp−クラッド層12aの組成および膜厚を除い
て第6の実施例の半導体レーザ素子の対応する層の組
成、膜厚および成長条件と同様である。n−クラッド層
6aの膜厚は0.15μmであり、p−クラッド層12
aの組成はAl0.1 Ga0.9 Nであり、膜厚は0.15
μmである。
組成、膜厚および成長条件は、n−クラッド層6aの膜
厚およびp−クラッド層12aの組成および膜厚を除い
て第6の実施例の半導体レーザ素子の対応する層の組
成、膜厚および成長条件と同様である。n−クラッド層
6aの膜厚は0.15μmであり、p−クラッド層12
aの組成はAl0.1 Ga0.9 Nであり、膜厚は0.15
μmである。
【0075】本実施例の発光ダイオードにおいても、図
6の発光ダイオードと同様の効果が得られる。
6の発光ダイオードと同様の効果が得られる。
【0076】(7)第7の実施例 次に、本発明の第7の実施例におけるGaN系半導体レ
ーザ素子について説明する。
ーザ素子について説明する。
【0077】本実施例の半導体レーザ素子の構成は、各
層の材料を除いて図1の半導体レーザ素子の構成と同様
である。表3に本実施例の半導体レーザ素子の各層の組
成、膜厚および成長温度を示す。
層の材料を除いて図1の半導体レーザ素子の構成と同様
である。表3に本実施例の半導体レーザ素子の各層の組
成、膜厚および成長温度を示す。
【0078】
【表3】
【0079】表3に示すように、低温バッファ層2、B
GaN層3、n−BGaN層4、n−光ガイド層7、n
−MQW活性層9、p−光ガイド層11およびp−コン
タクト層13の組成、膜厚および成長条件は図1の半導
体レーザ素子と同様である。
GaN層3、n−BGaN層4、n−光ガイド層7、n
−MQW活性層9、p−光ガイド層11およびp−コン
タクト層13の組成、膜厚および成長条件は図1の半導
体レーザ素子と同様である。
【0080】n−クラック防止層5は、厚さ60ÅのB
GaNと厚さ60ÅのGaNとが21対交互に積層され
てなる。n−クラッド層6は厚さ1μmのBGaNから
なり、n−キャリアブロック層8は厚さ200ÅのBG
aNからなる。p−キャリアブロック層10は厚さ20
0ÅのBGaNからなり、p−クラッド層12は厚さ
0.8μmのBGaNからなる。
GaNと厚さ60ÅのGaNとが21対交互に積層され
てなる。n−クラッド層6は厚さ1μmのBGaNから
なり、n−キャリアブロック層8は厚さ200ÅのBG
aNからなる。p−キャリアブロック層10は厚さ20
0ÅのBGaNからなり、p−クラッド層12は厚さ
0.8μmのBGaNからなる。
【0081】n−クラック防止層5およびn−キャリア
ブロック層8の成長時には、原料ガスとしてTMG、N
H3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとしてSi
H4を用いる。p−キャリアブロック層10およびp−
クラッド層12の成長時には、原料ガスとしてTMG、
NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとしてC
p2 Mgを用いる。
ブロック層8の成長時には、原料ガスとしてTMG、N
H3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとしてSi
H4を用いる。p−キャリアブロック層10およびp−
クラッド層12の成長時には、原料ガスとしてTMG、
NH3 およびB2 H4 を用い、ドーパントガスとしてC
p2 Mgを用いる。
【0082】本実施例の半導体レーザ素子においても、
図1の半導体レーザ素子と同様の効果が得られる。
図1の半導体レーザ素子と同様の効果が得られる。
【0083】なお、上記第1および第3〜第7の実施例
では、n−キャリアブロック層8およびp−キャリアブ
ロック層10のバンドギャップをn−クラッド層6およ
びp−クラッド層12のバンドギャップよりも大きく設
定しているが、図7に示すように、n−キャリアブロッ
ク層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャ
ップをn−クラッド層6およびp−クラッド層12のバ
ンドギャップと等しく設定してもよい。また、図8に示
すように、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップをn−クラッド層6
およびp−クラッド層12のバンドギャップよりも小さ
く設定してもよい。
では、n−キャリアブロック層8およびp−キャリアブ
ロック層10のバンドギャップをn−クラッド層6およ
びp−クラッド層12のバンドギャップよりも大きく設
定しているが、図7に示すように、n−キャリアブロッ
ク層8およびp−キャリアブロック層10のバンドギャ
ップをn−クラッド層6およびp−クラッド層12のバ
ンドギャップと等しく設定してもよい。また、図8に示
すように、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップをn−クラッド層6
およびp−クラッド層12のバンドギャップよりも小さ
く設定してもよい。
【0084】なお、光学的な対称性を十分に向上させる
ためには、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップをほぼ等しく設定す
ることが好ましいが、光学的な対称性が厳密に要求され
ない場合には、n−キャリアブロック層8およびp−キ
ャリアブロック層10のバンドギャップが異なっていて
もよい。
ためには、n−キャリアブロック層8およびp−キャリ
アブロック層10のバンドギャップをほぼ等しく設定す
ることが好ましいが、光学的な対称性が厳密に要求され
ない場合には、n−キャリアブロック層8およびp−キ
ャリアブロック層10のバンドギャップが異なっていて
もよい。
【0085】また、n−キャリアブロック層8およびp
−キャリアブロック層10の組成は上記実施例に限定さ
れない。n−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10の組成はBX AlY InZ Ga1-X-Y-Z
Nに設定する。ここで、0≦X≦1、0≦Y≦1および
0≦Z≦1である。
−キャリアブロック層10の組成は上記実施例に限定さ
れない。n−キャリアブロック層8およびp−キャリア
ブロック層10の組成はBX AlY InZ Ga1-X-Y-Z
Nに設定する。ここで、0≦X≦1、0≦Y≦1および
0≦Z≦1である。
【0086】なお、上記実施例では、n−MQW活性層
9,9aの両面がn−キャリアブロック層8およびp−
キャリアブロック層10で挟まれているが、n−MQW
活性層9,9aの上下方向における光学的な対称性が要
求されない場合には、n−キャリアブロック層8のみを
設けてもよい。この場合にも、n−MQW活性層9,9
aの界面状態が改善される。
9,9aの両面がn−キャリアブロック層8およびp−
キャリアブロック層10で挟まれているが、n−MQW
活性層9,9aの上下方向における光学的な対称性が要
求されない場合には、n−キャリアブロック層8のみを
設けてもよい。この場合にも、n−MQW活性層9,9
aの界面状態が改善される。
【図1】本発明の第1の実施例におけるGaN系半導体
レーザ素子の模式的断面図である。
レーザ素子の模式的断面図である。
【図2】図1の半導体レーザ素子の主要部のエネルギー
バンド図である。
バンド図である。
【図3】本発明の第2の実施例におけるGaN系半導体
レーザ素子の模式的断面図である。
レーザ素子の模式的断面図である。
【図4】図3の半導体レーザ素子の主要部のエネルギー
バンド図である。
バンド図である。
【図5】本発明の第3の実施例におけるGaN系半導体
レーザ素子の模式的断面図である。
レーザ素子の模式的断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例におけるGaN系発光ダ
イオードの模式的断面図である。
イオードの模式的断面図である。
【図7】n−キャリアブロック層およびp−キャリアブ
ロック層のバンドギャップの大きさの他の例を示すエネ
ルギーバンド図である。
ロック層のバンドギャップの大きさの他の例を示すエネ
ルギーバンド図である。
【図8】n−キャリアブロック層およびp−キャリアブ
ロック層のバンドギャップの大きさのさらに他の例を示
すエネルギーバンド図である。
ロック層のバンドギャップの大きさのさらに他の例を示
すエネルギーバンド図である。
【図9】従来のGaN系半導体レーザ素子の模式的断面
図である。
図である。
1 サファイア基板 6,6a n−クラッド層 7 n−光ガイド層 8 n−キャリアブロック層 9 n−MQW活性層 10 p−キャリアブロック層 11 p−光ガイド層 12 p−クラッド層 14 p電極 15 n電極 21 導電性基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F041 AA03 AA40 CA04 CA05 CA14 CA34 CA40 CA46 CA65 5F073 AA04 AA45 AA51 AA55 AA71 AA74 CA07 CA17 CB05 CB07 EA23 EA29
Claims (8)
- 【請求項1】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体によ
り形成された半導体発光素子であって、第1のクラッド
層、第1の光ガイド層、発光層、第2のクラッド層およ
び第2の光ガイド層をこの順に含み、前記第1の光ガイ
ド層と前記発光層との間に前記第1の光ガイド層よりも
大きなバンドギャップを有する第1の層が設けられ、前
記第2の光ガイド層と前記発光層との間に前記第2の光
ガイド層よりも大きなバンドギャップを有する第2の層
が設けられたことを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項2】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体によ
り形成された半導体発光素子であって、第1のクラッド
層、発光層および第2のクラッド層をこの順に含み、前
記第1のクラッド層と前記発光層との間に前記第1のク
ラッド層よりも大きなバンドギャップを有する第1の層
が設けられ、前記第2のクラッド層と前記発光層との間
に前記第2のクラッド層よりも大きなバンドギャップを
有する第2の層が設けられたことを特徴とする半導体発
光素子。 - 【請求項3】 前記第1の層および前記第2の層はホウ
素またはアルミニウムを含有することを特徴とする請求
項1または2記載の半導体発光素子。 - 【請求項4】 前記第1の層および前記第2の層はほぼ
等しいバンドギャップを有することを特徴とする請求項
1、2または3記載の半導体発光素子。 - 【請求項5】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体によ
り形成された半導体発光素子であって、n型の第1のク
ラッド層、第1の光ガイド層、発光層、第2の光ガイド
層およびp型の第2のクラッド層をこの順に含み、前記
第1の光ガイド層と前記発光層との間にホウ素またはア
ルミニウムを含有する第1の層が設けられたことを特徴
とする半導体発光素子。 - 【請求項6】 前記第2の光ガイド層と前記発光層との
間にホウ素またはアルミニウムを含有する第2の層がさ
らに設けられたことを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項7】 ホウ素、ガリウム、アルミニウムおよび
インジウムの少なくとも1つを含む窒化物系半導体によ
り形成された半導体発光素子であって、n型の第1のク
ラッド層、発光層およびp型の第2のクラッド層をこの
順に含み、前記第1のクラッド層と前記発光層との間に
ホウ素またはアルミニウムを含有する第1の層が設けら
れたことを特徴とする半導体発光素子。 - 【請求項8】 前記第2のクラッド層と前記発光層との
間にホウ素またはアルミニムを含有する第2の層がさら
に設けられたことを特徴とする請求項7記載の半導体発
光素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37089898A JP2000196194A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 半導体発光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37089898A JP2000196194A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 半導体発光素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000196194A true JP2000196194A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18497790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37089898A Pending JP2000196194A (ja) | 1998-12-25 | 1998-12-25 | 半導体発光素子 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000196194A (ja) |
Cited By (17)
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---|---|---|---|---|
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CN109860353A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-06-07 | 华灿光电(苏州)有限公司 | 一种GaN基发光二极管外延片及其制备方法 |
CN109920896A (zh) * | 2019-01-23 | 2019-06-21 | 华灿光电(浙江)有限公司 | 氮化镓基发光二极管外延片及其制造方法 |
-
1998
- 1998-12-25 JP JP37089898A patent/JP2000196194A/ja active Pending
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