[go: up one dir, main page]

JP2000196116A - 集積型薄膜素子およびその製造方法 - Google Patents

集積型薄膜素子およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000196116A
JP2000196116A JP10373242A JP37324298A JP2000196116A JP 2000196116 A JP2000196116 A JP 2000196116A JP 10373242 A JP10373242 A JP 10373242A JP 37324298 A JP37324298 A JP 37324298A JP 2000196116 A JP2000196116 A JP 2000196116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor layer
thin film
layer
substrate
solar cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10373242A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4441938B2 (ja
JP2000196116A5 (ja
Inventor
Takeshi Matsushita
孟史 松下
Kazushi Yamauchi
一志 山内
Shinichi Mizuno
真一 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP37324298A priority Critical patent/JP4441938B2/ja
Publication of JP2000196116A publication Critical patent/JP2000196116A/ja
Publication of JP2000196116A5 publication Critical patent/JP2000196116A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4441938B2 publication Critical patent/JP4441938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子の剥離を防止し、オーミック接触の形成
に長時間を要することなく、製造歩留りが向上すると共
に製造コストの低減化を図ることのできる集積型薄膜素
子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 太陽電池素子10をプラスチックフィル
ム基板21に転写したのち、太陽電池素子10の配列方
向に直交する方向に、レーザビームLBをプラスチック
フィルム基板21側から照射して分離溝31aを形成す
る。次に、反射鏡23が形成されたプラスチックフィル
ム基板22を、接着層25によって太陽電池素子10の
裏面側に接着させる。続いて、分離溝31aに対して、
柔軟性を有する透明の絶縁材料、例えばEVAを充填し
て素子分離層31を形成する。その後、プラスチックフ
ィルム基板21側からレーザビームLBを照射して、陰
極13および陽極14に達するスルーホール15aを形
成する。続いて、銀ペーストからなるコンタクト電極を
形成し、スルーホール15a介して隣接する太陽電池素
子10間を電気的に接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池などの薄
膜素子を支持基板に集積化してなる集積型薄膜素子およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池が一部実用化されてい
る。この太陽電池が本格的に使用されるためには、省資
源化、低コスト化を図ることが重要であり、また、エネ
ルギー変換(光−電気変換)効率、エネルギー回収年数
の短縮化などを考えた場合、厚膜の太陽電池よりも薄膜
の太陽電池が望ましい。更に、薄膜の太陽電池である
と、ある程度折り曲げることが可能であり、例えば自動
車のボディの曲面部やポータブル電気製品の外部の曲面
部に搭載して発電を行うことができるので、その利用範
囲が広がるという利点を有する。
【0003】そこで、本出願人と同一出願人は、先に、
薄膜の太陽電池を製造するための好適な方法として、単
結晶シリコン基板上に分離層として多孔質層を形成し、
この多孔質層上に太陽電池となる薄膜単結晶シリコンよ
りなる半導体層を成長させたのち、その半導体層上に接
着剤を用いて薄いプラスチック板を接着し、続いて単結
晶シリコン基板からプラスチック板と共に半導体層を剥
離する方法を提案した(特開平8−213645号公
報,特開平10−135500号公報)。
【0004】ところで、太陽電池を利用する場合には、
数個あるいは数十個以上の太陽電池素子を直列に接続し
て、集積型太陽電池として利用することが多い。ある程
度大面積のシリコン基板を用いて単一の太陽電池素子に
より構成されたものを作製すると、電池の出力電流が1
0A以上に達し、抵抗損失によりエネルギー変換効率が
大きく低下してしまうからである。
【0005】この集積型太陽電池の製造方法の一例とし
ては、同じく本出願人と同一出願人が特開平10−15
0211号公報に開示した方法がある。この方法は、シ
リコン基板から半導体層を剥離する前にエッチングによ
り半導体層を分割し、そののち、複数の太陽電池素子を
形成する方法である。また、他の方法としては、上述し
た薄膜太陽電池の製造方法と同様にして、電池の表面側
に正極となる電極が形成されると共に、裏面側に負極と
なる金属(例えばアルミニウム(Al))電極が形成さ
れた複数の太陽電池素子を作製したのち、これら太陽電
池素子を互いに電気的に接続させて集積型とする方法
(特願平9−225076号明細書)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−150211号公報に開示した方法では、シリコ
ン基板から半導体層を剥離する前にエッチングにより半
導体層を分割するため、エッチングされてシリコンの厚
さが薄くなった部分は、半導体層分割後に太陽電池素子
を形成する過程においてシリコン基板から剥離する確率
が高くなってしまう。すなわち、この方法は、製造の歩
留りが低いという問題があった。
【0007】また、裏面電極がアルミニウムにより構成
されている場合、300〜400℃でシンタリングする
と良好なオーミック接触が可能になるが、上述した他の
方法においては、このような温度でシンタリングすると
プラスチック板が溶けてしまう。そのためシンタリング
150℃程度の低温で行わなければならず、良好なオー
ミック接触を確保するには長時間が必要であり、製造コ
ストが高くなるという問題があった。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、素子の剥離を防止し、オーミック接
触の形成に長時間を要することなく、製造歩留りが向上
すると共に製造コストの低減化を図ることのできる集積
型薄膜素子およびその製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による集積型薄膜
素子は、柔軟性を有する支持基板に対して、半導体層に
形成された複数の薄膜素子を少なくとも一方向に配列し
てなり、複数の薄膜素子のうち隣接する素子間に柔軟性
を有する絶縁材料よりなる少なくとも1つの素子分離層
を備えた構成を有している。
【0010】本発明による集積型薄膜素子の製造方法
は、柔軟性を有する支持基板上に、複数の薄膜素子を含
む半導体層を形成する工程と、支持基板および半導体層
に同時にエネルギービームを照射して支持基板および半
導体層に分離溝を形成し、半導体層を複数の薄膜素子毎
に分離する工程と、分離溝に柔軟性を有する絶縁材料を
充填することにより素子分離層を形成する工程とを含む
ものである。
【0011】本発明による他の集積型薄膜素子の製造方
法は、柔軟性を有する支持基板上に、複数の薄膜素子を
含む半導体層を形成する工程と、支持基板および半導体
層をプラズマCVM(Chemical Vaporization Machinin
g )法により選択的に除去して支持基板および半導体層
に分離溝を形成し、半導体層を複数の薄膜素子毎に分離
する工程と、分離溝に柔軟性を有する絶縁材料を充填す
ることにより素子分離層を形成する工程とを含むもので
ある。
【0012】本発明による集積型薄膜素子では、隣接す
る薄膜素子間に柔軟性を有する素子分離層が介在してい
るので、折り曲げた場合に生じる応力が緩和される。こ
のため、複数の薄膜素子が支持基板と共に折り曲げやす
くなる。
【0013】本発明による集積型薄膜素子の製造方法で
は、支持基板および支持基板に形成された半導体層に同
時にエネルギービームが照射され、分離溝が形成される
と共に、半導体層が複数の薄膜素子に分離される。その
のち、分離溝には柔軟性を有する絶縁材料が充填され、
素子分離層が形成される。
【0014】本発明による他の集積型薄膜素子の製造方
法では、支持基板および支持基板に形成された半導体層
がプラズマCVM法により選択的に除去され、分離溝が
形成されると共に、半導体層が複数の薄膜素子に分離さ
れる。そののち、分離溝には柔軟性を有する絶縁材料が
充填され、素子分離層が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る集積型太陽電池の構成を表すもので
ある。図2は、図1に示した集積型太陽電池のA−A線
に沿った断面構造の一部を簡略化して示したものであ
る。なお、図1においては、図2に示した保護フィルム
33は省略されている。
【0017】この集積型太陽電池は、互いに電気的に接
続された複数の太陽電池素子10が一方向(図1におい
てx方向)に配列されることにより構成されている。こ
れら太陽電池素子10は、例えば透明で柔軟性を有する
薄いプラスチックフィルム基板21の端面近傍領域を除
いた領域に接着されている。各太陽電池素子10は、素
子の配列方向に対して直交する方向(図1においてy方
向)に沿って形成された素子分離層31によって隣接す
る素子と電気的に分離されている。本実施の形態では、
この素子分離層31は柔軟性を有する絶縁材料、例えば
エチレンビニルアセテート(EVA)により形成されて
いる。隣接する太陽電池素子10同士はプラスチックフ
ィルム基板21の表面に設けられたコンタクト電極15
により電気的に接続されている。なお、プラスチックフ
ィルム基板21が本発明の支持基板に対応している。
【0018】太陽電池素子10のプラスチックフィルム
基板21と反対側(以下、裏面側という。)には、図2
に示したように、連続した共通の透明の薄いプラスチッ
クフィルム基板22が配設されている。このプラスチッ
クフィルム基板22は、例えば波形状の凹凸面を有して
いる。太陽電池素子10とプラスチックフィルム基板2
2との間には、プラスチックフィルム基板22の凹凸面
に沿って、連続した共通の反射鏡23が形成されてい
る。反射鏡23は、例えばアルミニウム(Al)または
銀(Ag)により構成されており、各太陽電池素子10
を透過してきた光、特に透過しやすい長波長の光を反射
し、太陽電池素子10への入射光量を増加させるように
なっている。プラスチックフィルム基板21,22は、
例えばフッ素樹脂、ポリカーボネートあるいはポリエチ
レンテレフタレートにより構成されている。プラスチッ
クフィルム基板21と太陽電池素子10とは接着層24
により、また、プラスチックフィルム基板22と太陽電
池素子10とは接着層25によりそれぞれ接着されてい
る。これら接着層24,25は、エチレンビニルアセテ
ート(EVA)、紫外線硬化樹脂あるいはフロロプラス
チック(THV)などによりそれぞれ構成されている。
なお、プラスチックフィルム基板22が本発明の他の支
持基板に対応している。
【0019】太陽電池素子10は、半導体層例えば厚さ
1〜50μm程度の半導体層11に形成されている。半
導体層11内には、例えば、ホウ素(B)などのp型不
純物を1×1015〜1×1018atoms /cm3 含む厚さ
1〜49μmのp型層11aが形成されている。p型層
11aのプラスチックフィルム基板21の側(以下、表
面側という。)には、例えば、厚さが0.05〜1μm
程度であり、リン(P)などのn型不純物を高濃度(1
×1019atoms /cm3 程度)に含むn+ 型層11bが
p型層11aに隣接してそれぞれ設けられている。ま
た、p型層11aの表面側には、例えば、厚さが0.0
5〜1μm程度であり、ホウ素などのp型不純物を高濃
度(1×1019atoms /cm3 程度)に含むp+ 型層1
1cが、n+ 型層11bと離れた領域に形成されてい
る。
【0020】p型層11aの裏面側には、例えば、厚さ
が約1μmであり、ホウ素などのp型不純物を高濃度
(1×1019/cm3 程度)に含むp+ 型層11dが設
けられている。このp+ 型層11dは、光によりp型層
11aで発生した電子を反射し、p+ 型層11cでの電
子と正孔との再結合を減少させて光電変換効率を高くす
るためのものである。
【0021】半導体層11の表面側には反射防止膜12
が設けられている。反射防止膜12は、例えば、厚さ6
0nm程度の酸化チタン(TiO2 )によりそれぞれ構
成されており、半導体層11の表面(特にn+ 型層11
bの表面)において光が反射されることを防止するよう
になっている。反射防止膜12には、n+ 型層11bに
対応して開口がそれぞれ形成されている。n+ 型層11
bにはこの開口を介して例えばアルミニウムやチタンパ
ラジウム銀(TiPdAg)よりなる陰極13がそれぞ
れ電気的に接続されている。また、反射防止膜12に
は、p+ 型層11cに対応して開口がそれぞれ形成され
ている。p+ 型層11cにはこの開口を介して例えばA
lやTiPdAgからなる陽極14がそれぞれ電気的に
接続されている。
【0022】プラスチックフィルム基板21および接着
層24には陰極13および陽極14に対応して連通する
スルーホール15aがそれぞれ形成されている。プラス
チックフィルム21上にはコンタクト電極15が形成さ
れている。このコンタクト電極15により陰極13と隣
接する太陽電池素子10の陽極14とがスルーホール1
5aを介して互いに電気的に接続されている。コンタク
ト電極15は、例えば銀により形成されている。また、
両端に配置された太陽電池素子10のコンタクト電極1
5には、それぞれ引き出し電極32が接続され、これら
引き出し電極32によって複数の太陽電池素子10から
生じた起電力が取り出されるようになっている。引き出
し電極32は、例えば銅(Cu)線により形成されてい
る。
【0023】プラスチックフィルム基板21の表面に
は、コンタクト電極15を保護するための連続した共通
の保護フィルム33が接着されている。この保護フィル
ム33は、柔軟性を有する透明のプラスチック材料、例
えばフッ素樹脂あるいはポリカーボネートにより形成さ
れている。
【0024】この集積型太陽電池では、光が照射される
と、一部の光が保護フィルム33およびプラスチックフ
ィルム21を透過して太陽電池素子10に入り、吸収さ
れる。また、太陽電池素子10を透過した光の一部は、
反射板23において反射し、再び太陽電池素子10に入
り、吸収される。光が吸収されたn+ 型層11bおよび
p型層11aでは、電子−正孔対が発生する。p+ 型層
11dおよびp型層11aにおいて発生した電子は電界
に引かれてn+ 型層11bに入り、n+ 型層11bにお
いて発生した正孔は電界に引かれてp型層11aに入
る。これにより、入射光量に比例する電流が発生し、引
き出し電極32から取り出される。
【0025】本実施の形態に係る集積型太陽電池は、複
数の素子が柔軟性を有する薄いプラスチックフィルム基
板21に接着されると共に、素子間を絶縁分離するため
の素子分離層31が柔軟性を有する材料により形成され
ているため、プラスチックフィルム基板21と共に容易
に折り曲げることができる。従って、例えばカーポート
の曲面部など種々の箇所に容易に設置可能であり、従来
に比して用途を拡大することが可能になる。
【0026】次に、図3ないし図6および先の図1,図
2を参照して、この集積型太陽電池の製造方法について
説明する。
【0027】まず、図3(A)に示したように、複数の
太陽電池素子10を形成するためのシリコン基板41を
用意する。シリコン基板41としては、例えば、ホウ素
などのp型不純物を添加した0.01〜0.02Ω・c
m程度の比抵抗を有する単結晶シリコンを用いる。次い
で、図3(B)に示したように、シリコン基板41の表
面に、例えば陽極化成法により多孔質シリコン層42を
形成する。
【0028】なお、この陽極化成法は、シリコン基板4
1を陽極としてフッ化水素酸溶液中で通電を行う方法で
あり、例えば伊東等による「表面技術Vol.46.No.5.p8〜
13,1995 [多孔質シリコンの陽極化成] 」に示された2
重セル法により行うことができる。この方法では、2つ
の電解溶液槽の間に多孔質シリコン層33を形成すべき
シリコン基板41を配置し、両方の電解溶液槽には直流
電源と接続された白金電極を設置する。そして、両電解
溶液槽に電解溶液を入れ、シリコン基板41を陽極、白
金電極を陰極として直流電圧を印加する。これによりシ
リコン基板41の一方の面が浸食されて多孔質化する。
【0029】ここでは、例えば、電解溶液(陽極化成溶
液)として例えばHF(フッ化水素) :C2 5 OH
(エタノール)=1:1の電解溶液を用い、例えば0.
5〜3mA/cm2 程度の電流密度で8分間、第1段階
の陽極化成を行うことにより多孔率が小さな第1の多孔
質層を形成する。続いて、例えば3〜20mA/cm2
の電流密度で8分間、第2段階の陽極化成を行うことに
より多孔率が中程度の第2の多孔質層を形成する。更
に、例えば40〜300mA/cm2 の電流密度で数秒
間、第3段階の陽極化成を行うことにより多孔率が大き
な第3の多孔質層を形成する。ちなみに、この第3の多
孔質層は、後述する分離層42a(図3(C))の元と
なるものである。これにより、合わせて約8μmの厚さ
を有する多孔質シリコン層42が形成される。
【0030】なお、シリコン基板41としては、陽極化
成法によりその上に多孔質シリコン層42を形成する観
点からは、p型の単結晶シリコン基板を用いることが望
ましいが、条件設定によってはn型の単結晶シリコン基
板を用いるようにしてもよい。
【0031】続いて、多孔質シリコン層42の上に太陽
電池素子10を形成する。すなわち、まず、例えば11
00℃の温度で30分間水素アニールを行い、多孔質シ
リコン層42の表面に存在する穴を塞ぐ。そののち、図
3(C)に示したように、例えば、多孔質シリコン層4
2上に、SiH4 またはSiCl4 等のガスを用いてp
+ 型層11dとp型層11aとからなる半導体層11を
エピタキシャル成長させる。エピタキシャル成長させる
際の成長温度は、SiH4 を用いた場合には例えば10
70℃とし、SiCl4 を用いた場合には例えば114
0℃とする。
【0032】このように水素アニールとエピタキシャル
成長とを行っている間に、多孔質シリコン層42中のシ
リコン原子が移動し再配列される結果、多孔質シリコン
層42中の多孔率が大きかった部分が更に大きく変化
し、引っ張り強度が最も弱い層すなわち分離層42aが
形成される。但し、この分離層42aは、多孔質シリコ
ン層42の上に太陽電池素子10を形成している間にお
いて、p+ 型層11dおよびp型層11aが部分的にあ
るいは全面的に渡ってシリコン基板41から剥がれない
程度の引っ張り強度は十分有している。
【0033】次いで、図3(D)に示したように、太陽
電池素子10の形成領域に対応させて、例えばイオン注
入によりp型層11aにリンなどのn型不純物を高濃度
に導入し、厚さ0.02〜1μm程度のn+ 型層11b
を形成する。また、例えばイオン注入により、p型層1
1aにホウ素などのp型不純物を高濃度に導入し、厚さ
0.02〜1μm程度のp+ 型層11cを形成する。n
+ 型層11bおよびp+ 型層11cをそれぞれ形成した
のち、半導体層11上に例えばスパッタ法により酸化チ
タンよりなる反射防止膜12を形成する。
【0034】続いて、反射防止膜12のn+ 型層11b
およびp+ 型層11cそれぞれに対応する領域を選択的
に除去して開口を形成する。そののち、反射防止膜12
に形成された開口に、例えばスパッタ法によりAlより
なる陰極13および陽極14をそれぞれ形成する。陰極
13および陽極14としては、後述するAgのコンタク
ト電極とのオーミック接触の容易さを考慮してTiPd
Agとしてもよい。
【0035】このようにして太陽電池素子10を形成し
たのち、図4(A)に示したように、シリコン基板41
よりも面積の広い、例えばフッ素樹脂、ポリカーボネー
トあるいはポリエチレンテレフタレートよりなるプラス
チックフィルム基板21を用意し、このプラスチックフ
ィルム基板21を太陽電池素子10の表面側に接着層2
4を介して接着させる。
【0036】太陽電池素子10にプラスチックフィルム
基板21を接着したのち、図4(B)に示したように、
太陽電池素子10をプラスチックフィルム基板21と共
に分離層42aにおいてシリコン基板41から剥離し、
太陽電池素子10をプラスチックフィルム基板21に転
写する。剥離の際には、例えば、プラスチックフィルム
基板21とシリコン基板41との間に引っ張り応力を加
える方法、水あるいはエタノールなどの溶液中にシリコ
ン基板41を浸し、超音波を照射して分離層42aの強
度を弱めて剥離する方法、遠心分離を加えて分離層42
aの強度を弱めて剥離する方法、または上記3つの方法
のうちの複数を併用する。
【0037】なお、太陽電池素子10を剥離した後のシ
リコン基板41については、表面に残存している多孔質
シリコン層42を通常の研磨方法、電解研磨あるいはシ
リコンエッチングにより除去すれば、次回の太陽電池素
子の作製工程において再利用することが可能になる。
【0038】太陽電池素子10をプラスチックフィルム
基板21に転写したのち、図5(A)に示したように、
太陽電池素子10の配列方向に直交するように、炭酸ガ
スレーザ、YAG(Yttrium Aluminium Garnet)レーザ
あるいはエキシマレーザなどのレーザビームLBをプラ
スチックフィルム21側から照射することにより、分離
溝31aを形成する。本実施の形態では、シリコン基板
41の表面から裏面まで貫通するようにレーザビームL
Bを照射する。これにより、半導体層11が分割され、
太陽電池素子10が個々に分離される。例えば、プラス
チックフィルム基板21および接着層24がそれぞれ5
0μmのフッ素樹脂および350μmのEVA樹脂、あ
るいはそれぞれ300μmのポリカーボネートおよび紫
外線硬化樹脂により構成されている場合には、炭酸ガス
レーザビームを、例えば18J/cm2 の出力で60パ
ルス照射することにより、完全に太陽電池素子10を分
離することができる。
【0039】なお本実施の形態では、プラスチックフィ
ルム基板21の面積が半導体層11の面積よりも大き
く、プラスチックフィルム基板21の端面近傍領域には
シリコン基板41が接着されていない。従って、レーザ
ビームLBを照射して分離溝31aを形成する際に、プ
ラスチックフィルム基板21の端面近傍領域を除くこと
により、半導体層11を素子毎に完全に分離したとして
も、太陽電池素子10がプラスチックフィルム基板21
から離脱するおそれはない。
【0040】続いて、半導体層11の裏面に残存してい
る多孔質シリコン層42をエッチングにより除去する。
ここで、分離溝31aを形成した際に、半導体層11の
分離面(すなわち、分離溝31aの内壁面)が破壊され
てダメージ層Dが形成された場合には、フッ酸、硝酸あ
るいは酢酸などのエッチング液を用いてダメージ層Dを
除去する。その際、多孔質シリコン層42とダメージ層
Dを同時にエッチングして除去すると、製造プロセスが
簡略化され、製造コストが低減される。このダメージ層
Dは、本発明の損傷部分に対応している。
【0041】太陽電池素子10を個々に分離したのち、
図5(B)に示したように、例えば波形状の凹凸部を有
し、この凹凸面に例えば蒸着法によりアルミニウムまた
は銀等よりなる反射鏡23が形成されたプラスチックフ
ィルム基板22を、接着層25によって太陽電池素子1
0の裏面側(図において、下側)に接着させる。続い
て、太陽電池素子10間の分離溝31aに対して、柔軟
性を有する透明の絶縁材料、例えばEVAを充填して素
子分離層31を形成する。
【0042】素子分離層31を形成したのち、プラスチ
ックフィルム基板21側からレーザビームLB、例えば
炭酸ガスレーザビームを照射して、陰極13および陽極
14に達するスルーホール15aを形成する。プラスチ
ックフィルム基板21および接着層24がそれぞれ50
μmのフッ素樹脂および350μmのEVA樹脂により
構成されている場合には、炭酸ガスレーザビームを例え
ば18J/cm2 の出力で60パルス照射することによ
り、対応する領域のプラスチックフィルム21および接
着層24を除去することができる。また、プラスチック
フィルム21および接着層24がそれぞれ300μmの
ポリカーボネートおよび紫外線硬化樹脂により構成され
ている場合には、炭酸ガスレーザビームを例えば18J
/cm2の出力で7パルス照射することにより、対応す
る領域のプラスチックフィルム21および接着層24を
除去することができる。
【0043】なお、スルーホール15aを形成した後
に、プラスチックフィルム基板21や接着層24を構成
している樹脂が残存している場合には、スルーホール1
5aの内壁面を、例えばプラズマエッチングあるいはR
IE(Reactive Ion Etching)することにより、陰極1
3および陽極14を完全に露出させる。この残存樹脂
は、コロナ放電によって取り除くことも可能である。
【0044】スルーホール15aを形成したのち、図6
に示したように、互いに隣接する素子間が直列に接続さ
れるように、例えば印刷法により銀ペーストからなるコ
ンタクト電極15を形成する。更に、コンタクト電極1
5と陰極13および陽極14との接触部分にレーザビー
ムLBを照射して、陰極13および陽極14とコンタク
ト電極15との間に良好なオーミック接触を得る(レー
ザボンディング)。炭酸ガスレーザを使用する場合に
は、例えば18J/cm2 の出力で7パルス照射する。
これにより、陽極14と隣接する太陽電池素子10の陰
極13とが電気的に接続される。なお、陰極13および
陽極14をTiPdAgにより形成した場合には、既に
述べたように銀ペーストなどよりなるコンタクト電極1
5との間にオーミック接触が得られやすいので、レーザ
ビームLBを照射せず、150℃程度の熱処理を行うこ
とによりオーミック接触を得ることもできる。
【0045】太陽電池素子10間を接続させたのち、配
列方向の一方の端部の太陽電池素子10の陰極13、お
よび他方の端部の太陽電池素子10の陽極14にそれぞ
れコンタクト電極15を介して電気的に接続されるよう
に、引き出し電極(出力端子)32を形成する。最後
に、コンタクト電極15およびプラスチックフィルム基
板21の露出面を覆うように例えば透明プラスチックフ
ィルムよりなる保護フィルム33を接着して、図2に示
した集積型太陽電池が完成する。
【0046】なお、保護フィルム33、素子分離層3
1、接着層25およびプラスチックフィルム基板22を
全て透明あるいは半透明の材料を用いて形成すると、シ
ースルー型の集積型太陽電池を作製することができる。
この場合には、半導体層11のの5%〜90%、好まし
くは30〜70%、より好ましくは30〜40%に相当
する領域に分離溝31aを形成するようにする。
【0047】このように本実施の形態では、プラスチッ
クフィルム基板21に接着された半導体層11に対し
て、レーザビームLBを照射することにより、太陽電池
素子10を個々に分離すると共に、コンタクト電極形成
用のスルーホール15aを形成するようにしている。従
って、これらのプロセスをエッチングなどにより行う場
合とは異なり、マスクが不要であると共に短時間で処理
することができる。また、陰極13および陽極14とコ
ンタクト電極15との接続部分にレーザビームを照射す
ることによりオーミック接触を得るようにしたので、極
めて短時間で良好なオーミック接触を得ることができ、
製造歩留りが向上し、製造コストの低減化を図ることが
できる。
【0048】更に、複数の太陽電池素子10を形成した
後に、シリコン基板41から剥離し、これら太陽電池素
子10を分離するようにしたので、太陽電池素子形成時
に、半導体層11がシリコン基板41から剥離するおそ
れがない。
【0049】加えて、本実施の形態では、複数の素子分
離層31を柔軟性のある材料により形成するようにした
ので、素子の配列方向に沿って太陽電池を折り曲げた場
合に生じる応力が緩和され、曲げの曲率半径を小さくす
ることができる。そのため太陽電池の用途が拡大され
る。
【0050】(第2の実施の形態)図7は本発明の第2
の実施の形態に係る集積型太陽電池の平面構成を表すも
のである。この集積型太陽電池では、素子分離層31の
他に、素子分離層31と交差、好ましくは直交する他の
素子分離層31´が設けられ、それに伴って太陽電池素
子10が2方向(x−y方向)に配列された構成を有し
ている。その他は、第1の実施の形態と同一の構成、作
用および効果を有している。よって、同一の構成要素に
は同一の符号を付し、ここではその詳細な説明を省略す
る。
【0051】素子分離層31´は、例えば素子分離層3
1と同一の柔軟性を有する絶縁材料により構成されてい
る。すなわち、この集積型太陽電池は、柔軟性のブロッ
クフィルム基板21,22と共に、x−yの2方向のい
ずれにも容易に折り曲げることができるようになってい
る。
【0052】ここで、本実施の形態では、第1の実施の
形態と同様の方法によって、分離溝31aおよび素子分
離層31´を形成するための分離溝31a´を格子状に
形成すると、内側の太陽電池素子10がプラスチックフ
ィルム基板21から分離され、脱落してしまうという不
都合が生じる。そのため、本実施の形態では、シリコン
基板41を剥離したのち、分離溝31a,31a´を形
成する前に、予め反射鏡23付きのプラスチックフィル
ム基板22を半導体層11の裏面に接着させる必要があ
る。なお、プラスチックフィルム基板22を接着させた
場合には、レーザビームの出力を調整して、ビームがプ
ラスチックフィルム基板22を完全に貫通しないように
し、分離溝31a,31a´の形成を厚さ方向の途中で
終了させる必要がある。但し、このレーザビームの出力
の調整は手間がかかるため、x−y方向のいずれか一方
であれば、分離溝がプラスチックフィルム基板22を完
全に貫通するようにしてもよい。これにより太陽電池素
子10が脱落することなく、しかも分離溝形成の作業性
が向上する。
【0053】このように本実施の形態によれば、2方向
に互いに交差する素子分離層31,31´を備えるよう
にしたので、太陽電池を2方向に容易に折り曲げること
ができ、第1の実施の形態よりもフレキシブル度が増
す。従って、太陽電池の用途をより一層拡大させること
ができる。
【0054】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態で
は、レーザビームLBを照射して分離溝31aを形成す
る場合について説明したが、プラスチックフィルム基板
21、接着層24および半導体層11をプラズマCVM
(Chemical Vaporization Machining )法により選択的
に除去して分離溝31aを形成するようにしても、短時
間で分離溝31aを形成することができる。なお、この
プラズマCVM法は、ハロゲン等の化学的活性度の大き
な原子を高圧力雰囲気中(1atm )で空間的に局在した
高周波(例えば150MHz) プラズマ内で励起し、高密度の
中性ラジカルを生成することにより、被加工物(ここで
は太陽電池素子)と反応させ、揮発性物質に変えること
によって除去を行う加工法であり、加工雰囲気を高圧力
とすることにより、高速加工を実現することができる。
この方法においても、太陽電池素子形成時に半導体層1
1がシリコン基板41から剥離するおそれがない。
【0055】また、上記各実施の形態では、図3
(A),(B),(C)の工程において、単結晶シリコ
ン基板上に半導体層11を成長させるようにしたが、非
晶質シリコンや多結晶シリコンよりなる基板上に半導体
層を成長させてもよい。
【0056】更に、上記実施の形態では、上記各実施の
形態では、太陽電池素子10の裏面側に、反射鏡23と
共に透明のプラスチックフィルム基板22を備えた集積
型太陽電池について説明したが、裏面側にアルミニウム
や銀などの金属薄膜を接着させる構成とするようにして
もよい。但し、金属薄膜を接着する際に、各太陽電池素
子10間を短絡させないように、絶縁性材料よりなる接
着剤を使用する必要がある。
【0057】また、上記実施の形態では、プラスチック
フィルム基板22の凹凸面(すなわち、反射面)を波形
形状として説明したが、反射面を、凹凸が不揃いなラン
ダムな形状とすることにより、透過光を太陽電池素子に
向けて乱反射させるようにしてもよい。
【0058】更に、上記実施の形態では、薄膜素子とし
て太陽電池素子10を例にして説明したが、本発明は、
その他の受光素子あるいは発光素子、液晶表示素子、集
積回路素子など他の薄膜素子を備える場合についても広
く適用される。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように請求項1ないし請求
項11のいずれか1項に記載の集積型薄膜素子によれ
ば、複数の薄膜素子のうち隣接する素子間に柔軟性を有
する絶縁材料よりなる素子分離層を設けるようにしたの
で、折り曲げた場合に生じる応力が緩和される。よっ
て、複数の薄膜素子が柔軟性を有する支持基板と共に折
り曲げやすくなり、任意の箇所へ任意の形状で設置する
ことが可能になる。
【0060】特に、請求項9記載の集積型薄膜素子によ
れば、柔軟性を有する素子分離層を互いに交差する2方
向に沿って設けるようにしたので、2方向にフレキシブ
ルで、より利便性および応用性に優れたものとなる。
【0061】また、請求項12ないし請求項29のいず
れか1項に記載の集積型薄膜素子の製造方法によれば、
エネルギービームを照射し、半導体層に分離溝を形成す
ることにより、半導体層を複数の薄膜素子に分離するよ
うにしたので、エッチングなどにより分離層を形成する
場合とは異なり、マスクが不要であると共に短時間で分
離溝を形成することができる。よって、製造歩留りが向
上すると共に製造コストの低減化を実現することができ
る。
【0062】特に、請求項25または26記載の集積型
薄膜素子の製造方法によれば、複数の薄膜素子を含む半
導体層を支持基板に転写したのち、半導体層を複数の薄
膜素子に分離するようにしたので、半導体基板に薄膜素
子を形成する際に半導体層が半導体基板から剥離するお
それがなくなり、これにより製造の歩留りが向上する。
【0063】また、請求項15ないし17のいずれか1
項に記載の集積型薄膜素子の製造方法によれば、分離溝
の形成に加えて、配線形成用の開口もエネルギービーム
を照射して形成するようにしたので、更に製造コストの
低減化を実現することができる。
【0064】更に、請求項16記載の集積型薄膜素子の
製造方法によれば、エネルギービームを照射することに
より電極と配線とをオーミック接触させるようにしたの
で、良好なオーミック接触を短時間で得ることができ
る。これによっても、製造の歩留りおよび生産効率が向
上するという効果を奏する。
【0065】加えて、請求項30記載の集積型薄膜素子
の製造方法によれば、支持基板および半導体層をプラズ
マCVM法により選択的に除去して半導体層に分離溝を
形成することにより、半導体層を複数の薄膜素子に分離
するようにしたので、短時間で分離溝を形成することが
できる。よって、製造歩留りが向上すると共に製造コス
トの低減化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る集積型太陽電
池の全体構成を説明するための平面図である。
【図2】図1に示した集積型太陽電池の内部構造を説明
するための断面図である。
【図3】図2に示した集積型太陽電池の製造工程を表す
断面図である。
【図4】図3に続く製造工程を表す断面図である。
【図5】図4に続く製造工程を表す断面図である。
【図6】図5に続く製造工程を表す断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る集積型太陽電
池の構成を説明するための平面図である。
【符号の説明】
10…太陽電池素子、11…半導体層、11a…p型
層、11b…n+ 型層、11c,11d…p+ 型層、1
2…反射防止膜、13…陰極、14…陽極、15…コン
タクト電極、15a…スルーホール、21…プラスチッ
クフィルム基板(支持基板)、22…プラスチックフィ
ルム基板(他の支持基板)、23…反射鏡、24,25
…接着層、31…素子分離層、31a…分離溝、32…
引き出し電極、33…保護フィルム、41…シリコン基
板、42…多孔質シリコン層、42a…分離層
フロントページの続き (72)発明者 水野 真一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F051 BA15 BA17 DA01 EA02 FA14 GA04 GA05 GA06 GA14 GA20 HA20

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する支持基板に対して、半導
    体層に形成された複数の薄膜素子を少なくとも一方向に
    配列してなる集積型薄膜素子において、 前記複数の薄膜素子のうち隣接する素子間に柔軟性を有
    する絶縁材料よりなる少なくとも1つの素子分離層を有
    することを特徴とする集積型薄膜素子。
  2. 【請求項2】 前記薄膜素子は、前記半導体層の表面に
    一対の電極を有する太陽電池素子であることを特徴とす
    る請求項1記載の集積型薄膜素子。
  3. 【請求項3】 前記支持基板に、前記太陽電池素子の電
    極に達する配線形成用の開口が形成されると共に、前記
    素子分離層上に、前記開口を通して隣接する2つの太陽
    電池の電極間を電気的に接続するためのコンタクト電極
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の集積型薄膜素
    子。
  4. 【請求項4】 前記半導体層は、前記支持基板の端面近
    傍領域を除いた内部領域に形成され、かつ、前記分離溝
    は前記支持基板の内部領域のみにおいて前記半導体層を
    貫通して形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の集積型薄膜素子。
  5. 【請求項5】 前記分離溝は、前記薄膜素子の配列方向
    に対して直交する方向に沿って形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の集積型薄膜素子。
  6. 【請求項6】 更に、前記半導体層の前記支持基板と反
    対側に柔軟性を有する他の支持基板が接着されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の集積型薄膜素子。
  7. 【請求項7】 前記他の支持基板の前記半導体層側の面
    に反射鏡が配設されていることを特徴とする請求項6記
    載の集積型薄膜素子。
  8. 【請求項8】 前記反射鏡は、波形形状またはランダム
    な形状の凹凸面を有することを特徴とする請求項7記載
    の集積型薄膜素子。
  9. 【請求項9】 前記薄膜素子が互いに交差する2つの方
    向に配列されると共に、前記分離溝が2つの方向それぞ
    れに沿って形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の集積型薄膜素子。
  10. 【請求項10】 前記素子分離層が、透明または半透明
    材料により形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の集積型薄膜素子。
  11. 【請求項11】 前記半導体層のうちの5%以上90%
    以下の範囲に相当する領域に素子分離層が形成されてい
    ることを特徴とする請求項10記載の集積型薄膜素子。
  12. 【請求項12】 柔軟性を有する支持基板上に、複数の
    薄膜素子を含む半導体層を形成する工程と、 前記支持基板および前記半導体層に同時にエネルギービ
    ームを照射して前記支持基板および前記半導体層に分離
    溝を形成し、前記半導体層を複数の薄膜素子毎に分離す
    る工程と、 前記分離溝に柔軟性を有する絶縁材料を充填することに
    より素子分離層を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る集積型薄膜素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記エネルギービームとして、レーザ
    ビームを用いることを特徴とする請求項12記載の集積
    型薄膜素子の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記薄膜素子として、一対の電極を有
    する太陽電池素子を形成することを特徴とする請求項1
    3記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 更に、前記支持基板側からエネルギー
    ビームを照射して、前記支持基板に、前記太陽電池素子
    の電極に達する配線形成用の開口を形成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項14記載の集積型薄膜素子の製
    造方法。
  16. 【請求項16】 前記配線形成用の開口を利用して、前
    記電極を構成する材料とは異なる他の導電性材料により
    配線層を形成した後、エネルギービームを照射すること
    により電極と配線とをオーミック接触させることを特徴
    とする請求項15記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記開口の内壁面をエッチングして前
    記太陽電池素子の電極の表面を露出させた後、配線を形
    成することを特徴とする請求項16記載の集積型薄膜素
    子の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記半導体層を、前記支持基板の端面
    近傍領域を除いた内部領域に形成し、かつ、前記エネル
    ギービームを前記支持基板の内部領域のみに照射し前記
    半導体層を貫通させて分離溝を形成することを特徴とす
    る請求項12記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記分離溝を、前記薄膜素子の配列方
    向に対して直交する方向に沿って形成することを特徴と
    する請求項12記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  20. 【請求項20】 更に、前記半導体層の前記支持基板と
    反対側に柔軟性を有する他の支持基板を接着させる工程
    を含むことを特徴とする請求項12記載の集積型薄膜素
    子の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記他の支持基板の前記半導体層側の
    面に反射鏡を配設することを特徴とする請求項20記載
    の集積型薄膜素子の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記反射鏡は、波形形状またはランダ
    ムな形状の凹凸面を有することを特徴とする請求項21
    記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記薄膜素子を互いに交差する2つの
    方向に配列すると共に、前記半導体層に前記他の支持基
    板を接着させた後、エネルギービームを照射して、前記
    分離溝を2つの方向それぞれに沿って形成することを特
    徴とする請求項12記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記分離溝に、透明または半透明材料
    を充填して素子分離層う形成することを特徴とする請求
    項12記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  25. 【請求項25】 更に、前記半導体層を、前記支持基板
    とは異なる他の半導体基板に形成した後、前記半導体基
    板から前記支持基板に転写する工程を含むことを特徴と
    する請求項12記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記半導体基板に多孔質層を介して前
    記半導体層を形成すると共に、前記多孔質層を剥離手段
    として利用することにより、前記半導体層を前記半導体
    基板から前記支持基板に転写することを特徴とする請求
    項25記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記エネルギービームを照射して前記
    支持基板および半導体層に前記分離溝を形成した後、前
    記分離溝の内壁面をエッチングして損傷部分を除去する
    ことを特徴とする請求項12記載の集積型薄膜素子の製
    造方法。
  28. 【請求項28】 前記エネルギービームを照射して前記
    分離溝を形成した後、剥離後に前記半導体層側に残存し
    た多孔質層と同時に前記分離溝の内壁面をエッチングし
    て損傷部分を除去することを特徴とする請求項26記載
    の集積型薄膜素子の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記半導体基板として単結晶シリコン
    よりなる基板を用いると共に前記半導体基板上に単結晶
    シリコンを成長させて前記半導体層を形成することを特
    徴とする請求項25記載の集積型薄膜素子の製造方法。
  30. 【請求項30】 柔軟性を有する支持基板上に、複数の
    薄膜素子を含む半導体層を形成する工程と、 前記支持基板および前記半導体層をプラズマCVM法に
    より選択的に除去して前記支持基板および前記半導体層
    に分離溝を形成し、前記半導体層を複数の薄膜素子毎に
    分離する工程と、 前記分離溝に柔軟性を有する絶縁材料を充填することに
    より素子分離層を形成する工程とを含むことを特徴とす
    る集積型薄膜素子の製造方法。
JP37324298A 1998-12-28 1998-12-28 集積型薄膜素子およびその製造方法 Expired - Lifetime JP4441938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37324298A JP4441938B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 集積型薄膜素子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37324298A JP4441938B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 集積型薄膜素子およびその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000196116A true JP2000196116A (ja) 2000-07-14
JP2000196116A5 JP2000196116A5 (ja) 2005-10-27
JP4441938B2 JP4441938B2 (ja) 2010-03-31

Family

ID=18501832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37324298A Expired - Lifetime JP4441938B2 (ja) 1998-12-28 1998-12-28 集積型薄膜素子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4441938B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343995A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Sony Corp 集積型薄膜素子およびその製造方法
JP2008047721A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池用基板およびその製造方法、並びに、それを用いた太陽電池およびその製造方法
JP2009071339A (ja) * 2009-01-07 2009-04-02 Sharp Corp 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール
EP2058870A2 (de) 2007-11-07 2009-05-13 SolarionAG Photovoltaik Kontaktierung und Modulverschaltung von Dünnschichtsolarzellen auf polymeren Trägern
DE102010003765A1 (de) * 2010-04-08 2011-10-13 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Photovoltaik-Moduls mit rückseitenkontaktierten Halbleiterzellen
WO2011128001A3 (de) * 2010-04-14 2011-12-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur herstellung eines photovoltaikmoduls mit rückseitenkontaktierten halbleiterzellen und photovoltaikmodul
JP2013009015A (ja) * 2012-10-10 2013-01-10 Sony Corp 集積型薄膜素子の製造方法
JP2013009016A (ja) * 2012-10-10 2013-01-10 Sony Corp 集積型薄膜素子の製造方法
WO2012171680A3 (de) * 2011-06-14 2013-05-02 Robert Bosch Gmbh Solarzellenmodul und verfahren zu dessen herstellung
JP2013532907A (ja) * 2010-07-30 2013-08-19 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽光発電装置及びその製造方法
KR20140015247A (ko) * 2010-08-05 2014-02-06 솔렉셀, 인크. 태양전지용 백플레인 보강 및 상호연결부
KR101425890B1 (ko) 2007-12-26 2014-08-04 주성엔지니어링(주) 박막형 태양전지 및 그 제조방법
KR101775977B1 (ko) 2016-03-30 2017-09-20 (재)한국나노기술원 플렉시블 태양전지 모듈의 제조방법 및 그에 의해 제조된 플렉시블 태양전지 모듈
JP2019029573A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 積水化学工業株式会社 太陽電池及び太陽電池の製造方法
CN114373816A (zh) * 2021-12-28 2022-04-19 北京博瑞原子空间能源科技有限公司 一种太阳阵及其制备方法与应用
WO2024101216A1 (ja) * 2022-11-10 2024-05-16 株式会社カネカ 太陽電池セル及び太陽電池モジュール

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002343995A (ja) * 2001-05-11 2002-11-29 Sony Corp 集積型薄膜素子およびその製造方法
JP2008047721A (ja) * 2006-08-17 2008-02-28 Toppan Printing Co Ltd 太陽電池用基板およびその製造方法、並びに、それを用いた太陽電池およびその製造方法
EP2058870A2 (de) 2007-11-07 2009-05-13 SolarionAG Photovoltaik Kontaktierung und Modulverschaltung von Dünnschichtsolarzellen auf polymeren Trägern
DE102007052971A1 (de) 2007-11-07 2009-06-10 Solarion Ag Kontaktierung und Modulverschaltung von Dünnschichtsolarzellen auf polymeren Trägern
KR101425890B1 (ko) 2007-12-26 2014-08-04 주성엔지니어링(주) 박막형 태양전지 및 그 제조방법
JP2009071339A (ja) * 2009-01-07 2009-04-02 Sharp Corp 太陽電池セルおよび太陽電池モジュール
DE102010003765A1 (de) * 2010-04-08 2011-10-13 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Herstellung eines Photovoltaik-Moduls mit rückseitenkontaktierten Halbleiterzellen
WO2011124716A3 (de) * 2010-04-08 2012-01-12 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur herstellung eines photovoltaik-moduls mit rückseitenkontaktierten halbleiterzellen
WO2011128001A3 (de) * 2010-04-14 2011-12-22 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur herstellung eines photovoltaikmoduls mit rückseitenkontaktierten halbleiterzellen und photovoltaikmodul
US9391215B2 (en) 2010-07-30 2016-07-12 Lg Innotek Co., Ltd. Device for generating photovoltaic power and method for manufacturing same
JP2013532907A (ja) * 2010-07-30 2013-08-19 エルジー イノテック カンパニー リミテッド 太陽光発電装置及びその製造方法
KR20140015247A (ko) * 2010-08-05 2014-02-06 솔렉셀, 인크. 태양전지용 백플레인 보강 및 상호연결부
WO2012171680A3 (de) * 2011-06-14 2013-05-02 Robert Bosch Gmbh Solarzellenmodul und verfahren zu dessen herstellung
JP2013009016A (ja) * 2012-10-10 2013-01-10 Sony Corp 集積型薄膜素子の製造方法
JP2013009015A (ja) * 2012-10-10 2013-01-10 Sony Corp 集積型薄膜素子の製造方法
KR101775977B1 (ko) 2016-03-30 2017-09-20 (재)한국나노기술원 플렉시블 태양전지 모듈의 제조방법 및 그에 의해 제조된 플렉시블 태양전지 모듈
JP2019029573A (ja) * 2017-08-02 2019-02-21 積水化学工業株式会社 太陽電池及び太陽電池の製造方法
CN114373816A (zh) * 2021-12-28 2022-04-19 北京博瑞原子空间能源科技有限公司 一种太阳阵及其制备方法与应用
CN114373816B (zh) * 2021-12-28 2022-07-26 北京博瑞原子空间能源科技有限公司 一种太阳阵及其制备方法与应用
WO2024101216A1 (ja) * 2022-11-10 2024-05-16 株式会社カネカ 太陽電池セル及び太陽電池モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP4441938B2 (ja) 2010-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6566235B2 (en) Process for producing semiconductor member, and process for producing solar cell
US6818104B2 (en) Anodizing apparatus
JP4329183B2 (ja) 単一セル型薄膜単結晶シリコン太陽電池の製造方法、バックコンタクト型薄膜単結晶シリコン太陽電池の製造方法および集積型薄膜単結晶シリコン太陽電池の製造方法
KR100440853B1 (ko) 박막 반도체, 태양전지 및 발광 다이오드의 제조 방법
JP4441938B2 (ja) 集積型薄膜素子およびその製造方法
JP3647191B2 (ja) 半導体装置の製造方法
EP1727211A1 (en) Method of fabricating a thin-film solar cell, and thin-film solar cell
WO2002061851A1 (fr) Cellule solaire et son procede de fabrication
US12286688B2 (en) Method for recycling silver present on a photovoltaic cell
JP2001094136A (ja) 半導体素子モジュールの製造方法および太陽電池モジュールの製造方法
JP5472420B2 (ja) 集積型薄膜素子の製造方法
JP3777668B2 (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
JP2002280579A (ja) 集積化薄膜太陽電池の製造方法
JP5288149B2 (ja) 集積型薄膜素子の製造方法
JPH114008A (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
US6348362B1 (en) Manufacturing method of photovoltaic device
JP3542521B2 (ja) 半導体基体及び太陽電池の製造方法と陽極化成装置
JPH1168133A (ja) 薄膜素子モジュールおよびその製造方法
JP2001119043A (ja) 半導体素子の製造装置
JP4162373B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
JP5472419B2 (ja) 集積型薄膜素子の製造方法
JP4245131B2 (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
JPH10150211A (ja) 薄膜単結晶半導体太陽電池およびその製造方法
JPH11307797A (ja) 結晶太陽電池並びに太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2001118758A (ja) 半導体素子の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100104

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term