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JP2000193632A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

Info

Publication number
JP2000193632A
JP2000193632A JP10374117A JP37411798A JP2000193632A JP 2000193632 A JP2000193632 A JP 2000193632A JP 10374117 A JP10374117 A JP 10374117A JP 37411798 A JP37411798 A JP 37411798A JP 2000193632 A JP2000193632 A JP 2000193632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
cylindrical cover
outer cylinder
cover
ventilation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10374117A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Ishikawa
聡 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP10374117A priority Critical patent/JP2000193632A/ja
Publication of JP2000193632A publication Critical patent/JP2000193632A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大気を外部から導入して機能するガスセンサ
において、換気性の向上を図る。 【解決手段】 実施例の酸素センサ1は、筒状カバー1
6の軸方向の互いに異なる位置にて、筒状カバー16内
部に開口する第1通気孔46および第2通気孔58を備
えている。そのため、筒状カバー16が例えば略上向き
となるように酸素センサ1を被測定ガスの流路を形成す
る管に取り付けることにより、第1通気孔46から第2
通気孔58への気体に流れが発生し、酸素センサ1内部
の良好な換気性を得ることができる。したがって、仮に
酸素センサ1内部に大気以外のガス(例えば、高温下で
気化されたオイル等)が侵入したとしても、それを速や
かに外部に排出することができ、酸素センサ1本来の検
出性能を保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、排気ガス等の被
測定ガスが流れる流路を形成する管に取り付けられると
共に、基準ガスとしての大気を外部から導入して機能す
るガスセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、混合ガス中から特定のガス成
分の濃度を検出するガスセンサとしては、HCセンサや
NOxセンサ等様々な種類のものが知られているが、そ
の内の一つとして、例えば、図5に示す様に、酸素イオ
ン伝導性の固体電解質体からなる検出素子502を備え
た酸素センサ501が知られている。
【0003】検出素子502は、固体電解質体により一
端が閉塞し他端が開口した有底筒状体に形成され、その
内外表面に内側電極503および外側電極504が夫々
形成されたものであり、両電極503,504の間に
は、筒状体に形成された検出素子502の内部空間と外
側との酸素濃度差に応じた起電力が発生する。例えば内
燃機関の排気管において、筒状の主体金具505を介し
て、検出素子502の閉塞端を排気管内側に突出させて
外側電極504に排気ガスを触れさせると共に、内側電
極503には大気を触れさせれば、両電極503,50
4間に発生する起電力を検出することにより、排気ガス
中の酸素濃度を検出することができる。
【0004】検出素子502は、水等がかからないよ
う、主体金具505や筒状カバー506等からなるケー
シング内に収容される。この場合、酸素センサ内部、即
ち検出素子502の内側電極503への大気の導入は、
電極等に接続されるリード線507の捩り芯線の隙間を
介しても行うことができるが、大量の大気を導入できる
よう筒状カバー506の側面に通気孔509を設けると
共に、水等の侵入を防ぐべく、例えばフッ素樹脂製の通
気性を有する撥水性フィルタ508でその通気孔509
を塞ぐ技術が従来より用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした酸
素センサ501が高温の排気ガス中の酸素濃度等の検出
に使用される場合には、撥水性フィルタ508は、高温
下に置かれることになる。その場合、万一、オイルや洗
剤液等が撥水性フィルタ508に付着していると、それ
らが気化して、大気と一緒にケーシングの内部に侵入す
る可能性があり、酸素センサ501本来の検出性能が十
分に発揮されなくなることも考えられる。
【0006】そしてこれらの問題は、上述の酸素センサ
だけでなく、基準ガスとしての大気の導入を必要とする
NOxセンサ、HCセンサその他のガスセンサにおいて
も生じている。本発明はこうした課題に鑑みなされたも
のであり、大気を外部から導入して機能するガスセンサ
において、センサ内部の換気性の向上を図ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するためになされた本発明(請求項1記載)のガ
スセンサは、酸素イオン伝導性固体電解質体の第1およ
び第2の面に電極が形成された検出素子と、被測定ガス
が流れる流路を形成する管の壁面に設けられた取付孔に
装着する装着部を有し、さらに該取付孔を介して該装着
部よりも該管内側に前記第1の面が配置されるように前
記検出素子を保持する主体金具と、該主体金具の該装着
部よりも前記管外側に設けられ、前記第2の面に大気を
導入するための通気部を有する筒状カバーとを備えたガ
スセンサであって、前記通気部は、少なくとも2箇所が
前記筒状カバー軸方向の互いに異なる位置にて該筒状カ
バー内部に開口する複数の通気孔と、該通気孔を塞ぐ、
通気性の撥水性フィルタとからなることを特徴とする。
【0008】このように構成された本発明(請求項1記
載)のガスセンサにおいては、筒状カバー内部への大気
の導入を図る通気部は、筒状カバー軸方向の互いに異な
る位置にて筒状カバー内部に開口する少なくとも2つの
複数の通気孔と、該通気孔を塞ぐ、通気性の撥水性フィ
ルタとから構成されている。
【0009】本発明のガスセンサを被測定ガスの流路を
形成する管に取り付ける際、筒状カバーを例えば略上向
きとなるようにすれば、上記複数の通気孔の内、管に近
いほうの通気孔ほど低い位置に配置されることとなる。
そして高温下では、筒状カバー内部で気体が暖められる
ことにより対流現象が発生し、低い位置の通気孔から高
い位置の通気孔に向かう気体の流れが発生する。即ち、
大気は流路を形成する管に近い通気孔(即ち低い位置の
通気孔)から筒状カバー内部に導入され、管から遠い通
気孔(即ち高い位置の通気孔)から筒状カバー外部に排
出されることとなり、筒状カバー内部の換気性能が向上
する。
【0010】したがって本発明(請求項1記載)のガス
センサによれば、筒状カバー内部の換気性を向上させる
ことができるため、仮に筒状カバー内部に大気以外のガ
ス(例えば、高温下で気化されたオイル等)が侵入した
としても、それを速やかに外部に排出することができ、
ガスセンサ本来の検出性能を保持することができる。
【0011】また、ガスセンサを自動車の排気管に取り
付ける場合、タイヤに弾かれた石等が衝突する可能性を
少なくするために、排気管の上側にて、筒状カバーを略
上向きに取り付けることが多い。その場合、従来のガス
センサでは、複数の通気孔を有していても、筒状カバー
軸方向の位置が同じであるため、一方の通気孔から他方
の通気孔に向かう気体の流れが起こり難く、換気が十分
に図られない可能性がある。一方、本発明のガスセンサ
によれば、筒状カバー軸方向の異なる位置にて筒状カバ
ー内部に開口する複数の通気孔を備えているので、対流
現象により効率的な換気を図ることができるのである。
【0012】また、ガスセンサが高温の被測定ガス中に
おける被検出成分の濃度検出に用いられる場合には、高
温下に置かれることになるため、通気孔を塞ぐ撥水性フ
ィルタの通気性が熱の影響により低下する可能性があ
る。しかし、被測定ガスの流路から遠いほど熱が伝わり
難いので、通気孔が管から遠いほど、それを塞ぐ撥水性
フィルタの通気性が熱の影響で低下する可能性が少な
い。本発明(請求項1記載)のガスセンサによれば、筒
状カバーの軸方向に互いに異なる位置に複数の通気孔を
有しているので、仮に、管に比較的近い方の通気孔にお
ける通気性が低下した場合であっても、管から遠い方の
通気孔では、通気性を正常な状態に維持できる可能性が
高く、延いては筒状カバー内部の換気性能を維持でき
る。
【0013】ところで、筒状カバーの開口の内、主体金
具とは反対側の開口(即ち、流路を形成する管の径方向
の外側に向けられる開口)からは、検出素子の電極に接
続されたリード線がガスセンサ外部に引き出されるが、
ここから通常カバー内部に水等の異物の侵入を防止する
ため、その開口端部には、リード線を通過させるための
挿通孔を有するシール部材が設けられる。即ち、このシ
ール部材は流路から最も遠い位置に配置されており、流
路からの熱が伝わり難い。
【0014】そこで請求項2に記載の様に、通気孔を、
筒状カバー側壁およびシール部材に形成するとよい。こ
のように構成された請求項2に記載のガスセンサにおい
ては、シール部材に設けられた通気孔を塞ぐ撥水性フィ
ルタは、流路を形成する管から最も遠い位置に配置され
ることとなり、当該ガスセンサが流路から熱を受けた場
合でも熱が伝わりにくく、熱の影響でその通気性が損な
われる可能性が少ない。
【0015】したがって請求項2に記載のガスセンサに
よれば、流路側から熱を受ける場合であっても、筒状カ
バー内部の換気性能の維持をより確実に図ることができ
る。また、請求項2に記載のガスセンサによれば、シー
ル部材に形成された通気孔は、筒状カバーの内部空間の
端にて開口するので、筒状カバー内で気体が淀むのを抑
制し、効率的な換気を図ることができるという効果も奏
する。
【0016】次に、通気孔は、主体金具に直接設けた筒
状カバーの側壁に形成するようにしても良いが、そうす
ると、ガスセンサが流路から熱を受けた場合、その通気
孔を塞ぐ撥水性フィルタの通気性が熱の影響により低下
する可能性が高い。そこで、請求項3に記載の様に、筒
状カバーを、主体金具の流路とは反対側に設けられた第
1カバーと、その第1カバーの、主体金具とは反対側の
端部に延設した第2カバーとで構成し、通気孔の内の少
なくとも1つは、第2カバー側壁に形成すると良い。こ
の様に構成された請求項3に記載のガスセンサにおいて
は、ガスセンサに流路からの熱が加わる場合でも、第2
カバーには第1カバーを介して熱が伝達されるので、第
2カバーに形成された通気孔を塞ぐ撥水性フィルタの通
気性が熱の影響で低下する可能性は低い。
【0017】したがって、請求項3に記載のガスセンサ
によれば、高温の管に取り付けられた場合でも、筒状カ
バー内部の換気性能の維持を更に確実に図ることができ
る。なお、請求項4に記載の様に、撥水性フィルタをシ
ート状に形成するとよい。すなわち、通気孔には、撥水
性フィルタとして棒状の多孔質発泡体を埋め込むように
しても良いが、気体が通過する際の抵抗が大きく、通気
性の点であまり有利とは言えない。一方、請求項4に記
載のガスセンサによれば、撥水性フィルタがシート状に
形成されていることから、撥水性フィルタを通気孔の開
口や通気孔内部の流通路を覆うよう設けることにより、
良好な通気性が得られ、筒状カバー内部の換気を効率的
に行うことができると共に防水性を得られるので好まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図面
と共に説明する。図1は、第1実施例としての酸素セン
サの全体構成を示す破断面図である。図1に示す様に、
第1実施例の酸素センサ1は、ZrO2を主成分とする
固体電解質体により先端が閉じた中空軸状に形成された
検出素子2、検出素子2内に配置された軸状のセラミッ
クヒータ3、検出素子2を収容するケーシング10等か
ら構成されている。
【0019】この検出素子2は、その軸方向における中
央部付近の外周にて、絶縁性セラミックから形成された
セラミックホルダ6,7と、タルクから形成されたセラ
ミック粉末8とを介して、電気的に絶縁された状態で金
属製のケーシング10内に設けられている。検出素子2
の内面及び外面には、そのほぼ全面を覆うように、Pt
からなる一対の多孔質電極層(内側電極2a、外側電極
2b)が設けられている。なお、検出素子2の外面およ
び内面が、第1および第2の面に夫々相当する。
【0020】ケーシング10は、酸素センサ1を流路を
形成する管(例えば排気管等)の取付孔に固定して、検
出素子2の閉じた先端部を管内側に突出させる主体金具
9と、主体金具9の、排気管等の外側に向いた開口に延
設され、検出素子2の内面に大気を導入するための筒状
カバー16とから構成されている。筒状カバー16は、
主体金具9の一方の開口部に内側が連通するように結合
された第1外筒14と、第1外筒14に対して、上方
(即ち、当該酸素センサ1が取り付けられる排気管等の
外部方向。)から外嵌する筒状の第2外筒15とから形
成されている。なお、この第1外筒14および第2外筒
15が、第1カバーおよび第2カバーに夫々相当する。
【0021】主体金具9の下方(即ち、当該酸素センサ
1が取り付けられる排気管等の内部方向。)には、検出
素子2の先端側を一定の空間を隔てて覆うようにプロテ
クタ11が取り付けられ、プロテクタ11には被測定ガ
スを透過させる複数のガス透過口12が形成されてい
る。
【0022】主体金具9の上側の開口には、第1外筒1
4の下側の開口端部が、セラミックホルダ6との間にリ
ング5を介した加締めにより固定され、第1外筒14
は、主体金具9の上側の開口に延設されている。一方、
第1外筒14上側の開口内には、セラミックで筒状に形
成された絶縁性のセパレータ18が設けられている。セ
パレータ18の外周面には鍔部18aが設けられ、その
鍔部18aが第1外筒14上側の開口縁部に係合するこ
とにより、セパレータ18は第1外筒14上側の開口内
部に保持される。そして、セパレータ18の上方から
は、更に第2外筒15が設けられ、第1外筒14に外嵌
されている。
【0023】第2外筒15の上端側の開口内には、ゴム
で構成された円柱形状のシール部材17が設けられてお
り、このシール部材17およびセパレータ18を貫通す
るように、検出素子2の電極に夫々接続されるリード線
20,21及びセラミックヒータ3に接続される一対の
リード線(図示せず)が配置されている。
【0024】検出素子2用の一方のリード線20は、コ
ネクタ部24、引出し線部25および内部電極接続部2
6で構成される端子金具23を経て、検出素子2の内側
電極2aと電気的に接続されている。他方のリード線2
1は、コネクタ部34、引出し線部35および外部電極
接続部36で構成される端子金具33を経て、検出素子
2の外側電極2bと電気的に接続されている。
【0025】また、セラミックヒータ3に通電するため
の一対のヒータ端子部40が、セラミックヒータ3の上
端に固定され、これらヒータ端子部40を経て、セラミ
ックヒータ3内に埋設された図示しない発熱用抵抗回路
に通電される。次に図2に示す様に、第1実施例の酸素
センサ1における第1外筒14および第2外筒15の内
部空間の換気は、第2外筒15と第2外筒15に外嵌さ
れた保護外筒41との間に配置される第1撥水性フィル
タ42、およびシール部材17内部に設けられた第2撥
水性フィルタ62を介して行われる。
【0026】以下、これら第1撥水性フィルタ42およ
び第2撥水性フィルタ62の取付構造について説明す
る。第2外筒15は、上述の様に、第1外筒14の上側
(即ち、第1外筒14に対して主体金具9とは反対側)
に連結され、その内部が第1外筒14の内部と連通す
る。第2外筒15は、下方(即ち主体金具9側)から、
径方向への加締め(位置A1,A2)により第1外筒1
4に固定される円筒状の大径部43と、第1通気孔46
を有し且つ第1撥水性フィルタ42が外嵌される円筒状
の通気孔形成部44と、円柱状のシール部材17に外嵌
される開口端部47とから構成されている。
【0027】一方、保護外筒41は、第2外筒15の上
部構造(即ち大径部43の上部、通気孔形成部44およ
び開口端部47)に外嵌可能に形成されている。具体的
には、保護外筒41は、下方から、第2外筒15の大径
部43に外嵌して重なる大径部51と、第2外筒15の
通気孔形成部44に外嵌された第1撥水性フィルタ42
の外周を覆う円筒状のフィルタ保護部52と、第2外筒
15の開口端部47に外嵌される小径部53とから構成
されている。
【0028】保護外筒41は、第2外筒15の大径部4
3に重なる大径部51にて、径方向に加締められる(位
置A3)と共に、第2外筒15の開口端部47に重なる
小径部53にて径方向に加締められて(位置A4)、第
2外筒15に固定される。また、小径部53における加
締め(位置A4)により、シール部材17は第2外筒1
5の開口端部47内周面に固定され、そして、第2外筒
15の内周面とシール部材17の外周面との間のシール
性が確保される。
【0029】第1撥水性フィルタ42は、筒状に形成さ
れたシート状のものであり、通気孔形成部44と保護外
筒41のフィルタ保護部52との間に形成される空間に
配置されている。この第1撥水性フィルタ42は、例え
ばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の未焼成成
形体を、PTFEの融点よりも低い加熱温度で1軸以上
の方向に延伸することにより得られる多孔質繊維構造体
(商品名:例えばゴアテックス(ジャパンゴアテックス
(株)))により、水滴等の水を主体とする液体の透過
は阻止し、かつ気体(空気、水蒸気等)の透過は許容す
る撥水性フィルタとして構成されている。
【0030】保護外筒41のフィルタ保護部52は、第
2外筒15の第1通気孔46の上側(位置A5)および
下側(位置A6)で径方向に加締められており、これに
より、水等が通気孔形成部44と第1撥水性フィルタ4
2との間を介して酸素センサ1内部に侵入するのが防止
される。そして、フィルタ保護部52において、上記両
加締め位置A5,A6の間、即ち第1通気孔46に対応
する位置には、第1撥水性フィルタ42に大気を導入す
るための透過孔56が設けられている。これにより、第
1通気孔46、第1撥水性フィルタ42および透過孔5
6を介して、酸素センサ1の内部と外部との間の気体の
流通が可能とされている。
【0031】さて、第2外筒15の開口端部47内側に
設けられるシール部材17は、図3に示す様に、酸素セ
ンサ1内部と外部との間で気体をさせるための第2通気
孔58と、当該酸素センサ1内部から引き出すべきリー
ド線(即ち検出素子2用のリード線20,21及びセラ
ミックヒータ3用のリード線)を夫々通過させる挿通孔
60(第1実施例では、リード線の数に対応して4箇
所)を備えている。
【0032】第2通気孔58内には、上記多孔質繊維構
造体によりシート状に形成された第2撥水性フィルタ6
2が、筒状挿入部材64により挿入されて固定される。
この筒状挿入部材64は両端が開口し、第2通気孔58
に嵌合可能な筒状に形成されている。第2撥水性フィル
タ62は、筒状挿入部材64の一方の開口64aとその
外周面(少なくともその開口端近傍の外周面)とを覆う
よう筒状挿入部材64に被せられた状態で、筒状挿入部
材64と共に第2通気孔58に挿入される。この様にし
て、第2撥水性フィルタ62は、筒状挿入部材64の一
方の開口64aを覆うと共に、筒状挿入部材64の外周
面と第2通気孔58の内周面との間に挟まれた状態で、
第2通気孔58に固定される。
【0033】なお、筒状挿入部材64の両開口端の内、
第2通気孔58への挿入方向(図3では上方)に対して
反対側(図3では下方)にある開口端外周部には、鍔部
64bが形成されている。筒状挿入部材64が第2通気
孔58の下方から挿入されると、鍔部64bは第2通気
孔58下側の開口縁部にて係止され、その結果、第2通
気孔58内における筒状挿入部材64および第2撥水性
フィルタ62の位置決めがなされる。
【0034】そして、シール部材17が第2外筒15の
開口端部47内側に配置され、第2外筒15および保護
外筒41を介して径方向に加締められる(位置A4)
と、筒状挿入部材64とシール部材17との間のシール
性はより確実なものとされる。以上の様に構成された酸
素センサ1が、主体金具9の外周に形成されたネジ部9
aを介し、筒状カバー16が略上向きとなるよう、被測
定ガスの流路を形成する管の取付孔に取り付けられる
と、プロテクタ11にて保護された検出素子2の先端部
が管内側に突出して、被測定ガスに晒される。一方、検
出素子2の内部には、第1通気孔46および第2通気孔
58を介した換気により、上記筒状カバー16を介して
大気が導入される。その結果、検出素子2の内側電極2
aと外側電極2bとの間には、大気中の酸素濃度と被測
定ガス中の酸素濃度との比に応じた電圧が発生し、リー
ド線20、21により検出信号として外部に出力され
る。なおネジ部9aが、請求項の「装着部」に相当す
る。
【0035】そして第2通気孔58は第1通気孔46よ
りも高い位置に配置されるので、高温下において筒状カ
バー16の内部の大気が暖められると、対流現象により
第1通気孔46から第2通気孔58に向かう流れが発生
し、大気は、第1通気孔46から筒状カバー16内部に
導入され、第2通気孔58から排出される。この様な換
気により、酸素センサ1内部(即ち、筒状カバー16内
部)に大気以外の気体(例えば気化したオイル等)が侵
入した場合でも速やかにセンサ外部に排出される。
【0036】以上の様に構成された第1実施例の酸素セ
ンサ1によれば、次の〜の効果を奏する。 筒状カバー16の軸方向の互いに異なる位置にて、筒
状カバー16内部に開口する第1通気孔46および第2
通気孔58を備えていることから、筒状カバー16が例
えば略上向きとなるように酸素センサ1を被測定ガスの
流路を形成する管に取り付けることにより、酸素センサ
1内部の良好な換気性を得ることができる。したがっ
て、仮に酸素センサ1内部に大気以外のガス(例えば、
高温下で気化されたオイル等)が侵入したとしても、そ
れを速やかに外部に排出することができ、酸素センサ1
本来の検出性能を保持することができる。
【0037】筒状カバー16の軸方向の互いに異なる
位置に第1通気孔46および第2通気孔58を有してい
る。したがって、仮に、第1通気孔46を塞ぐ第1撥水
性フィルタ42の通気性が流路からの熱の影響で低下し
た場合であっても、流路から遠い第2通気孔58を塞ぐ
第2撥水性フィルタ62の通気性は維持される可能性が
高く、延いては筒状カバー16内部の換気性能を維持で
きる。
【0038】第2通気孔58は、流路から最も遠い位
置に配置されるシール部材17に設けられていることか
ら、これを塞ぐ第2撥水性フィルタ62は、流路から最
も遠い位置に配置される。したがって、酸素センサ1が
流路から熱を受けた場合でも、第2撥水性フィルタ62
の通気性が、熱の影響で低下する畏れがなく、筒状カバ
ー16内部の換気性能が損なわれる可能性をより少なく
できる。
【0039】第2撥水性フィルタ62は、ゴムで形成
され、熱伝導性が低いシール部材17内部に設けられて
いる。したがって、酸素センサ1が流路から熱を受けた
場合でも、第2撥水性フィルタ62の通気性が熱の影響
で低下する可能性をより少なくすることができる。
【0040】第2通気孔58は、筒状カバー16の内
部空間の端にて開口するので、筒状カバー16内で気体
が淀むのを抑制し、効率的な換気を図ることができる。 第2外筒15は、第1外筒14の、主体金具9とは反
対側の端部に延設されており、酸素センサ1に流路から
の熱が加わる場合でも、第2外筒15には第1外筒14
を介して間接的に熱が伝達される。したがって、酸素セ
ンサ1が流路から熱を受ける場合でも、第2外筒15側
壁に形成されている第1通気孔46を塞ぐ第1撥水性フ
ィルタ42の通気性が熱の影響で低下する可能性を抑制
でき、筒状カバー16内部の換気性能の維持を更に確実
に図ることができる。
【0041】第1撥水性フィルタ42および第2撥水
性フィルタ62は、シート状に形成されていることから
気体が通過しやすく、良好な通気性が得られ、筒状カバ
ー16内部の換気をより向上させることができる。次に
本発明の第2実施例としての酸素センサ101につい
て、図面と共に説明する。
【0042】図4に示す様に、第2実施例の酸素センサ
101において、主体金具の上側の開口に延設される第
1外筒114の上側の開口部の内側には、鍔部118a
を有する筒状のセパレータ118が配置されている。即
ち、セパレータ118の鍔部118aはパッキン119
を介して第1外筒114の上端に係止され、これにより
セパレータ118は第1外筒114上部に保持される。
そして、セパレータ118の上方からは、保護外筒14
1が第1外筒114に外嵌されている。第2実施例にお
いては、第1外筒114および保護外筒141が筒状カ
バー116を構成する。
【0043】保護外筒141の上端側の開口内には、第
1実施例と同様のシール部材17が挿入されている。そ
して、セパレータ118及びシール部材17を貫通する
ように、リード線120,121及びセラミックヒータ
3に接続される一対のリード線(図示せず)が配置され
ている。リード線120,121は、端子金具123,
133を介して、検出素子2の内外面の内側電極、外側
電極に夫々接続されている。また、セラミックヒータ3
に通電するための一対のヒータ端子部140が、セラミ
ックヒータ3の上端に固定されている。
【0044】そして、第2実施例の酸素センサ101に
おいては、図4に示す様に、主体金具の上側の開口に延
設される第1外筒114に、通気孔形成部144(即
ち、第1通気孔146を有し、かつ第1撥水性フィルタ
142が外嵌される部分)が設けられている。すなわ
ち、第2実施例の酸素センサ101における換気は、第
1外筒114とこれに外嵌された保護外筒141との間
に配置される第1撥水性フィルタ142、およびシール
部材17の内部に設けられた第2撥水性フィルタ62を
介して行われる。
【0045】以下、第1撥水性フィルタ142の取付構
造について説明する。なお、シール部材17、その内部
に設けられる第2撥水性フィルタ62および筒状挿入部
材64は、第1実施例の酸素センサ1に用いられている
ものと同様であるので、その説明を省略する。
【0046】第1外筒114は、下方(即ち主体金具
側)から、主体金具に接続される円筒状の基部143
と、第1通気孔146を有し且つ第1撥水性フィルタ1
42が外嵌される円筒状の通気孔形成部144とから構
成されている。保護外筒141は、第1外筒114の上
部構造(即ち基部143上部および通気孔形成部14
4)に外嵌可能に形成されている。具体的には、保護外
筒141は、下方から、第1外筒114の基部143上
部に重なる大径部151と、第1外筒114の通気孔形
成部144に外嵌された第1撥水性フィルタ142の外
周を覆うフィルタ保護部152と、シール部材17に外
嵌される開口端部153とから構成されている。
【0047】保護外筒141は、第1外筒114の基部
143に重なる大径部151にて径方向に加締められ
(位置B1)、第1外筒114に固定される。そして保
護外筒141の開口端部153における径方向への加締
め(位置B2)により、シール部材17は、保護外筒1
41の開口端部153内部に固定されることとなり、開
口端部153内周面とシール部材17の外周面との間の
気密性が確保される。
【0048】第1撥水性フィルタ142は、第1実施例
の第1撥水性フィルタ42と同様な材料で、筒状に形成
された部材であり、通気孔形成部144と保護外筒14
1のフィルタ保護部152との間に形成される空間に配
置されている。保護外筒141のフィルタ保護部152
は、第1外筒114の第1通気孔146の上側(位置B
3)および下側(位置B4)で径方向に加締められてお
り、これにより、水等が通気孔形成部144と第1撥水
性フィルタ142との間を介して酸素センサ101内部
に侵入するのが防止される。そして、フィルタ保護部1
52において、上記両加締め位置B3,B4の間、即ち
第1通気孔146に対応する位置には、第1撥水性フィ
ルタ142まで大気を導入するための透過孔156が設
けられている。これにより、第1通気孔146、第1撥
水性フィルタ142および透過孔156を介して、酸素
センサ101の内部と外部との間の気体の流通が可能と
されている。
【0049】第2実施例の酸素センサ101に関し、そ
の他の構成については、第1実施例の酸素センサ1と同
様であるので説明を省略する。この様に構成された第2
実施例の酸素センサによれば、上記第1実施例における
〜およびと同様の効果を奏する。
【0050】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種
々の態様を取ることができることはいうまでもない。例
えば、上記実施例では、ガスセンサとして酸素センサを
例にとって説明したがこれに限られるのものではなく、
例えば、NOx(窒素酸化物)センサや、CH(炭化水
素)センサに本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例としての酸素センサを全体的に示
す破断面図である
【図2】 第1実施例において、筒状カバー付近の構成
を示す説明図である。
【図3】 第1実施例において、シール部材内部の構成
を示す説明図である。
【図4】 第2実施例としての酸素センサにおいて、筒
状カバー付近の構成を示す説明図である。
【図5】 従来例としての酸素センサを示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1,101…酸素センサ、2…検出素子、2a…内側電
極、2b…外側電極、9…主体金具、9a…ネジ部、1
4,114…第1外筒、15…第2外筒、16,116
…筒状カバー、17…シール部材、20,21,12
0,121…リード線、42,142…第1撥水性フィ
ルタ、46,146…第1通気孔、47,153…開口
端部、58…第2通気孔、60…挿通孔、62…第2撥
水性フィルタ、64…筒状挿入部材、141…保護外
筒。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素イオン伝導性固体電解質体の第1お
    よび第2の面に電極が形成された検出素子と、 被測定ガスが流れる流路を形成する管の壁面に設けられ
    た取付孔に装着する装着部を有し、さらに該取付孔を介
    して該装着部よりも該管内側に前記第1の面が配置され
    るように前記検出素子を保持する主体金具と、 該主体金具の前記装着部よりも前記管外側に設けられ、
    前記第2の面に大気を導入するための通気部を有する筒
    状カバーと、 を備えたガスセンサであって、 前記通気部は、少なくとも2箇所が前記筒状カバー軸方
    向の互いに異なる位置にて該筒状カバー内部に開口する
    複数の通気孔と、該通気孔を塞ぐ、通気性の撥水性フィ
    ルタとからなることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスセンサにおいて、 前記筒状カバーの、前記主体金具とは反対側の開口端部
    に設けられ、前記検出素子の電極に接続されたリード線
    を通過させる挿通孔を有するシール部材を備え、 前記通気孔は、前記筒状カバー側壁および前記シール部
    材に形成されたことを特徴とするガスセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガスセンサにお
    いて、 前記筒状カバーは、 前記主体金具の、前記流路とは反対側に設けられた第1
    カバーと、 該第1カバーの、前記主体金具とは反対側の端部に延設
    された第2カバーと、 から構成され、 前記通気孔の内少なくとも1つは、前記第2カバー側壁
    に形成されたことを特徴とするガスセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかに記載のガスセン
    サにおいて、 前記撥水性フィルタは、シート状に形成されたことを特
    徴とするガスセンサ。
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