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JP2000189554A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2000189554A
JP2000189554A JP10370378A JP37037898A JP2000189554A JP 2000189554 A JP2000189554 A JP 2000189554A JP 10370378 A JP10370378 A JP 10370378A JP 37037898 A JP37037898 A JP 37037898A JP 2000189554 A JP2000189554 A JP 2000189554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
panel
display window
display
front panel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10370378A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujii
隆 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Electric Industry Co Ltd filed Critical Takasago Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10370378A priority Critical patent/JP2000189554A/ja
Publication of JP2000189554A publication Critical patent/JP2000189554A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置による表示が遊技者に不自然かつ不
完全なイメージを与えないようにし、もって表示効果を
高め得る遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技機Aは、リール表示窓を形成したフ
ロントパネルの裏面側に、複数の回転リールを有するリ
ール装置30が配置され、このリール装置の各回転リー
ル32に描かれた複数の図柄がフロントパネルのリール
表示窓を通して見えるように構成されている。上記フロ
ントパネルのリール表示窓とリール装置との間に、遊技
内容に関連する情報をリール装置の各回転リールの図柄
と共にリール表示窓を通して表示する表示装置40を配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン等
の遊技機に関し、特に回転リールに描かれた複数の図柄
がフロントパネルのリール表示窓を通して見えるものに
係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、スロットマシンにおいては、リ
ール表示窓を形成したフロントパネルを有する前扉が筐
体に開閉可能に取り付けられているとともに、この筐体
内における前扉のフロントパネルの裏面側に3つの回転
リールを有するリール装置が配置され、このリール装置
の各回転リールに描かれた3つの図柄がそれぞれフロン
トパネルのリール表示窓を通して見えるようになってい
る。そして、フロントパネルのリール表示窓には横3本
と斜め2本の計5本の入賞ラインが印刷されており、こ
の5本の入賞ラインのうち、メダルの投入数等に応じて
有効化されたラインに沿ってリール装置の各回転リール
の図柄が所定の組み合わせになって停止した場合に所定
枚数のメダルが払い出される。
【0003】また、パチンコ機においても、その可変表
示装置にリール装置を用いたものがある。このリール装
置は、スロットマシン用のものよりも小型でフロントパ
ネルとしての遊技盤の裏面側に取り付けられており、リ
ール装置の各回転リールに描かれた複数の図柄が遊技盤
に形成したリール表示窓を通して見えるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
遊技機では、リール装置の回転リールの外周面とフロン
トパネルのリール表示窓との間にある程度の距離がある
ため、特に入賞ラインのうち斜めラインではリール装置
の各回転リールの図柄が並んで停止した位置とライン位
置とのずれが両端で大きくなり、遊技者に不自然かつ不
完全なイメージを与えるのを拭い切れなかった。
【0005】また、スロットマシンの場合、前扉のフロ
ントパネルのリール表示窓は遊技者の視線を最も集める
所であることから、このリール表示窓に設ける入賞ライ
ンあるいは表示窓自体に遊技の演出機能を持たせ、遊技
の多様性に寄与させるようにしたものが種々提案されて
いる。例えば特開平4−109977号公報には、フロ
ントパネルのリール表示窓に入賞ラインを構成する光フ
ァイバーを設け、メダルの投入数等に応じて有効化され
た入賞ラインを発光表示することが開示されている。ま
た、特許第2668067号公報には、リール表示窓を
構成する液晶シャッターをフロントパネルに取り付け、
ゲーム開始時には液晶シャッターを透明にしてリール装
置の各回転リール毎3つずつの図柄が全て液晶シャッタ
ーを通して見え、ゲーム終了時には入賞の組み合わせに
無関係な図柄に対応する表示窓の部分を不透明にするこ
とが開示されている。
【0006】しかし、このような提案のものは、いずれ
も前扉のフロントパネルの裏面に光ファイバーや液晶シ
ャッターなどの部品を取り付けることとしているが、こ
のフロントパネルの裏面には既に各種表示器などの部品
が取り付けられており、取付部品の追加により構造が複
雑化するなどの問題がある。また、前扉のフロントパネ
ルは外力の影響を受け易いため、このフロントパネルの
裏面に取り付けた部品の破損の虞が大きくなるという問
題もある。
【0007】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その第1の課題は、入賞ラインなどを表示する
表示装置をフロントパネル面よりもリール装置の回転リ
ール寄りに近づけることにより、その表示装置による表
示が遊技者に不自然かつ不完全なイメージを与えないよ
うにし、もって表示効果を高め得る遊技機を提供するも
のである。
【0008】本発明の第2の課題は、特にスロットマシ
ンにおいて、上述した第1の課題に加えて、表示装置の
取付個所を適宜設定して、構造の複雑化を招くことなく
実施化を図り易くするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るため、請求項1に係る発明は、リール表示窓を形成し
たフロントパネルの裏面側に、複数の回転リールを有す
るリール装置が配置され、このリール装置の各回転リー
ルに描かれた複数の図柄がフロントパネルのリール表示
窓を通して見えるように構成された遊技機において、上
記フロントパネルのリール表示窓とリール装置との間
に、遊技内容に関連する情報をリール装置の各回転リー
ルの図柄と共にリール表示窓を通して表示する表示装置
を配置する構成とする。
【0010】この構成では、遊技内容に関連する情報を
リール装置の各回転リールの図柄と共にリール表示窓を
通して表示する表示装置がフロントパネルのリール表示
窓とリール装置との間、つまりフロントパネル面よりも
リール装置の回転リール寄りに近づいて配置されている
ため、この表示装置の表示面と回転リール外周面の図柄
との間の距離が短くなり、相互の位置関係のずれがなく
なる。
【0011】また、上記第2の課題を解決するため、請
求項2に係る発明は リール表示窓を形成したフロント
パネルを有する前扉が筐体に開閉可能に取り付けられて
いるとともに、この筐体内における前扉のフロントパネ
ルの裏面側に複数の回転リールを有するリール装置が配
置され、このリール装置の各回転リールに描かれた複数
の図柄がフロントパネルのリール表示窓を通して見える
ように構成された遊技機つまりスロットマシンにおい
て、上記フロントパネルのリール表示窓とリール装置と
の間に、遊技内容に関連する情報をリール装置の各回転
リールの図柄と共にリール表示窓を通して表示する表示
装置を配置し、かつこの表示装置をリール装置の保持部
に取り付ける構成とする。
【0012】この構成では、請求項1に係る発明の場合
と同様に表示装置がフロントパネル面よりもリール装置
の回転リール寄りに近づいて配置されているため、この
表示装置の表示面と回転リール外周面の図柄との間の距
離が短くなり、相互の位置関係のずれがなくなる。しか
も、表示装置は、筐体側であるリール装置の保持部に取
り付けられているため、この表示装置によりフロントパ
ネルの裏面に取り付けられる部品の数が増加することは
なく、構造の複雑化を招くことはない。また、前扉のフ
ロントパネルが表示装置を保護する役目を果たすことに
なり、外力による影響が回避される。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の遊技機において、上記表示装置の好ましい形態を提
供する。すなわち、上記表示装置を、透明なパネルに線
状の発光部(例えばEL素子、LED又は光ファイバー
など)を設けて構成する。この構成では、表示装置の透
明なパネルによりリール装置の各回転リールの図柄を透
過させながら、表示装置の線状の発光部により遊技内容
に関連する情報を発光表示することにより、各回転リー
ルの図柄と遊技内容に関連する情報とが合わさった状態
でフロントパネルのリール表示窓を通して見えることに
なる。その上、液晶シャッターを用いて表示装置を構成
する場合に比べて制御などが容易であり、またコスト的
にも安価で済むことになる。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の遊技機において、上記表示装置を、
回転リールの外周面に沿った湾曲面状に形成する構成と
する。この構成では、回転リールの外周面に沿ってその
外周面と表示装置の表示面との間の距離を一定にするこ
とができ、相互の位置関係のずれがより確実になくな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は本発明の第1の実
施形態に係る遊技機としてのスロットマシンAを示し、
このスロットマシンAは、筐体1の前方開口部に前扉2
がその左側をヒンジ側として開閉可能に取り付けられて
なる。
【0016】上記前扉2は、アルミニウム等の金属を鋳
造し、あるいは樹脂成型して枠本体5を構成し、この枠
本体5にフロントパネルとして上部パネル6、中央パネ
ル7及び下部パネル8をそれぞれ取り付けてなる。上部
パネル6には当たり図柄等が印刷されている。中央パネ
ル7には、その中央部にリール表示窓10が設けられて
いるとともに、このリール表示窓10の周囲に各々デジ
タル表示器からなるクレジット枚数表示器11、払出枚
数表示器12及び役物当選回数表示器13等が設けられ
ている。この中央パネル7と装飾模様を施してなる下部
パネル8との間には遊技操作具としてメダル投入口1
6、始動レバー17、3個のストップボタン18,1
8,18、1ベットボタン19、2ベットボタン20及
び3ベットボタン21が設けられており、下部パネル8
の下方にはメダル払出口26、メダル受け皿27及びス
ピーカ28等が設けられている。
【0017】上記前扉2の裏面側には、図示していない
が、中央パネル7のリール表示窓10の周囲に各種デジ
タル表示器11〜13等の電気部品及び遊技操作具のリ
ード線などを収納する電気部品類ボックスが取り付けら
れているとともに、下部パネル8に対応してその照明灯
を収納する照明灯ボックスが取り付けられている。ま
た、スピーカ28を収納するスピーカーボックス及びメ
ダル払出口26からメダルの払い出しなどを行うための
メダル通路等も取り付けられている。
【0018】一方、上記筐体1内には、上記リール表示
窓10に対向してリール装置30が配置されている。こ
のリール装置30は、図3にも示すように、前方に開口
する保持ボックス31内に3つの回転リール32,3
2,32を水平方向の軸線上に並べかつ独立して回転自
在に支持してなり、各回転リール32の外周面にはそれ
ぞれ複数の図柄(図示せず)が施されている。また、各
回転リール32の内部にはそれを独自に回転させるステ
ップモータ33が配置されている。そして、前扉2を閉
じた状態で各回転リール32毎3つずつ計9つの図柄が
それぞれ前扉2のリール表示窓10を通して見えるとと
もに、メダル投入後の始動レバー17の操作により3つ
の回転リール32,32,32が一斉に回転し、各スト
ップボタン18の押し操作により対応する回転リール3
2が個別に停止するようになっている。
【0019】上記リール装置30の保持ボックス31
は、筐体1内に設けたリール載置棚35の上に固定され
ている。筐体1内には、リール装置30の他に、リール
載置棚35より上側に主制御基板36等が配置されてい
るとともに、リール載置棚35より下側にホッパ駆動装
置37及び配電盤38等が配置されている。
【0020】そして、本発明の特徴点として、上記前扉
2のリール表示窓10とリール装置30との間には、遊
技内容に関連する情報としての9ブロック枠をリール装
置30の各回転リール32毎3つずつ計9つの図柄と共
にリール表示窓10を通して表示する表示装置40が配
置されている。この表示装置40は、EL素子パネル4
1と、このEL素子パネル41を表側と裏側とから挟ん
で保持する前後2つのパネル枠42,43とを有してい
る。
【0021】上記EL素子パネル41は、図4及び図5
に詳示するように、矩形状の透明なフィルム45上にリ
ール装置30の各回転リール32毎3つずつ計9つの図
柄にそれぞれ対応した9個のブロック枠a1,a2,a
3,b1,b2,b3,c1,c2,c3を配置してな
り、各ブロック枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3
は、線状の発光部としてのEL素子を矩形枠に形成して
なる。このEL素子は、フィルム45上に裏面電極5
1、絶縁層52、発光層53及び表面電極54を順次積
層してなり、裏面電極51と表面電極54との間に所定
の電圧を印加すると発光層53が発光しかつ印加電圧の
変更により発光色が少なくとも赤色と緑色の二色に変化
する。上記裏面電極51及び表面電極54並びにこれら
に接続されたリード線はいずれも透明なものであり、各
ブロック枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3の電極
51,54に接続されたリード線はEL素子パネル41
の左端で一つの帯状のケーブル56に接続され、このケ
ーブル56の先端には表示装置40のパネル制御基板4
4(図6参照)と接続するためのコネクタ57が設けら
れている。
【0022】上記前後2つのパネル枠42,43は共に
透明なABS等の合成樹脂からなる。前側のパネル枠4
2は、リール装置30の保持ボックス31の前側で回転
リール32を覆うようにその外周面に沿って湾曲面状に
形成されているとともに、上部及び下部をそれぞれ保持
ボックス31の前縁部に当接してネジ58止めにより取
り付けられている。また、後側のパネル枠43は、リー
ル装置30の回転リール32の外周面に沿って湾曲面状
に形成されているとともに、EL素子パネル41を介在
して前側のパネル枠42内に挿入して固定されている。
よって、EL素子パネル41は、この前後2つのパネル
枠42,43で挟んで保持された状態でリール装置30
の回転リール32の外周面に沿って湾曲し、このEL素
子パネル41の各ブロック枠a1〜a3,b1〜b3,
c1〜c3は、それぞれ対応する回転リール32の図柄
を囲むようになっている。
【0023】図6は上記スロットマシンAの制御系の構
成を示す。この図において、主制御基板36はCPU、
ROM及びRAM等を有してなり、始動レバー17等の
遊技操作具からの信号を受けながらリール装置30、リ
ール照明装置61及び各種デジタル表示器11〜13を
制御するとともに、スピーカ駆動回路62を介してスピ
ーカ28を制御する。リール照明装置61は、図で詳示
していないが、リール装置30の回転リール32外周面
の図柄を回転リール32の内部から照らし出すか、ある
いは外部(例えば前扉2の裏面側)から照らし出すよう
になっている。
【0024】上記主制御基板36は、更にホッパ制御基
板63を介してホッパ駆動装置37を制御するととも
に、パネル制御基板44を介してEL素子パネル41を
制御する。ホッパ制御基板63はサブCPU、ROM及
びRAM等を有してなり、主制御基板36からの指令信
号とホッパ払出センサ64からの検出信号とに基づいて
ホッパ駆動装置37を制御する。また、パネル制御基板
44も同じくサブCPU、ROM及びRAM等を有して
なり、主制御基板36からの指令信号に基づいてEL素
子パネル41を制御する。このEL素子パネル41の点
灯処理制御は、図7に示すフローチャートに従って行わ
れる。以下、このフローチャートについて説明する。
【0025】すなわち、図7において、先ずステップS
1でメダル投入口16に一枚目のメダルが投入されるの
を待った後、ステップS2でEL素子パネル41の中段
のブロック枠a2,b2,c2を赤色で点灯する。続い
て、ステップS3で始動レバー17が操作されたか否か
を判定し、操作されていなければ更にステップS4で二
枚目のメダルが投入されたか否かを判定する。始動レバ
ー17が操作されずに二枚目のメダルが投入されたとき
には、ステップS5でEL素子パネル41の上段のブロ
ック枠a1,b1,c1及び下段のブロック枠a3,b
3,c3を緑色で点灯する。
【0026】次に、ステップS6で再度始動レバー17
が操作されたか否かを判定し、操作されていなければ更
にステップS7で三枚目のメダルが投入されたか否かを
判定する。始動レバー17が操作されずに三枚目のメダ
ルが投入されたときには、ステップS8でEL素子パネ
ル41の上段のブロック枠a1,b1,c1及び下段の
ブロック枠a3,b3,c3を緑色から赤色点灯に切り
換える。しかる後、ステップS9で始動レバー17が操
作されるのを待つ。
【0027】上記ステップS3、S6及びS9のいずれ
かの判定がYESのとき、つまりメダルの投入後に始動
レバー17が操作されたときには、ステップS10で抽
選を行い、ステップS11でリール装置30の回転リー
ル32を回転させた後、ステップS12で上記抽選結果
に基づいて遊技処理を行う。この遊技処理では、ストッ
プボタン18の押し操作によりリール装置30の対応す
る回転リール32を停止させる。その後、ステップS1
3でEL素子パネル41の全てのブロック枠a1〜a
3,b1〜b3,c1〜c3を消灯し、一回の遊技を終
了する。
【0028】尚、図7のフローチャートでは、メダル投
入口16にメダルを投入して遊技を行う場合を示してい
るが、メダル投入の代わりにクレジットボタン19〜2
1の操作により遊技を行う場合にも同様にEL素子パネ
ル41の点灯処理が行われる。すなわち、1ベットボタ
ン19を押すとEL素子パネル41の中段のブロック枠
a2,b2,c2が赤色で点灯し、2ベットボタン20
を押すとEL素子パネル41の中段のブロック枠a2,
b2,c2が赤色で、上段及び下段のブロック枠a1,
a3,b1,b3,c1,c3が緑色でそれぞれ点灯
し、3ベットボタン21を押すとEL素子パネル41の
全てのブロック枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3
が赤色で点灯する。
【0029】従って、上記第1の実施形態のスロットマ
シンAにおいては、メダル投入口16に1枚のメダルを
投入し、あるいは1ベットボタン19を押した後、始動
レバー17を操作して遊技を行うときには、前扉2のリ
ール表示窓10裏面側に配置した表示装置40のEL素
子パネル41の9個のブロック枠a1〜a3,b1〜b
3,c1〜c3のうち、中段の3個のブロック枠a2,
b2,c2のみが赤色で点灯する。また、メダル投入口
16に2枚のメダルを投入し、あるいは2ベットボタン
20を押した後、始動レバー17を操作して遊技を行う
ときには、中段の3個のブロック枠a2,b2,c2が
赤色で点灯するとともに、上段及び下段の6個のブロッ
ク枠a1,a3,b1,b3,c1,c3が緑色で点灯
する。更に、メダル投入口16に3枚のメダルを投入
し、あるいは3ベットボタン21を押した後、始動レバ
ー17を操作して遊技を行うときには、9個のブロック
枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3が全て赤色で点
灯する。
【0030】そして、上記表示装置40のEL素子パネ
ル41及びパネル枠42,43はいずれも透明なものあ
るので、これらを透過してリール装置30の3つの回転
リール32が、赤色又は緑色で点灯したブロック枠a1
〜a3,b1〜b3,c1〜c3と共にリール表示窓1
0から見えることになる。特に、回転リール32が停止
したときには、各回転リール32の3つずつの図柄がそ
れぞれブロック枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3
で囲まれた状態で見える。このため、中央パネル7のリ
ール表示窓10に従来の如く入賞ラインが印刷されてい
ない場合でも、遊技者はメダルの1枚投入時と2枚投入
時と3枚投入時との間での相互の違いを容易に区別する
ことができる。尚、9ブロック枠表示に加えて中央パネ
ル7のリール表示窓10に従来通り入賞ラインを印刷し
てもよいのは勿論である。
【0031】その上、上記表示装置40は前扉2の中央
パネル7面よりも筐体1内のリール装置30の回転リー
ル32寄りに近づいて配置されているため、この表示装
置40のEL素子パネル41と回転リール32の外周面
との間の距離を短くしてEL素子パネル41の各ブロッ
ク枠a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3とそれに対応
する回転リール32外周面の図柄との位置関係のずれを
可及的になくすことができ、明瞭な表示を行うことがで
きる。特に、本実施形態では、EL素子パネル41がパ
ネル枠42,43間に挟まれた状態で回転リール32の
外周面に沿った湾曲面状に形成されているので、回転リ
ール32の外周面に沿ってその外周面とEL素子パネル
41との間の距離を一定にすることができ、表示の明瞭
化を一層図ることができる。
【0032】さらに、上記表示装置40は、筐体1側で
あるリール装置30の保持ボックス31に取り付けられ
ているため、この表示装置40により前扉2の裏面側に
取り付けられる部品の数が増加することはなく、構造の
複雑化を招くこともない。また、前扉2の中央パネル7
が表示装置40の前方でこれを保護する役目を果たすの
で、遊技者等が中央パネル7に当たったときなどの外力
による影響を回避することができ、表示装置40の破損
防止を図ることができる。
【0033】図8は本発明の第2の実施形態に係るスロ
ットマシンBを示す。このスロットマシンBは、第1の
実施形態に係るスロットマシンAと、前扉と筐体1内の
リール装置30との間に配置される表示装置40のEL
素子パネル71が異なるだけであり、その構成について
以下に説明するが、その他の構成は全く同じであるの
で、同一部材には同一符号を付してその説明は省略す
る。また、以下の説明では、前扉側の部材・部品につい
ては、図1を参照しかつそれに付した符号を引用する。
【0034】すなわち、上記EL素子パネル71は、図
9及び図10に詳示するように、矩形状の透明なフィル
ム72上に横3本と斜め2本の計5本の入賞ラインL
1,L2,L3,L4,L5を配置してなり、この各入
賞ラインL1〜L5は、線状の発光部としてのEL素子
を直線状に形成したものである。このEL素子は、図5
に示すスロットマシンAのそれと同じく、フィルム72
上に裏面電極(図5中の51に相当)、絶縁層(同5
2)、発光層(同53)及び表面電極(同54)を順次
積層してなり、裏面電極と表面電極との間に所定の電圧
を印加すると発光層が赤色(又は緑色)で発光する。上
記裏面電極及び表面電極並びにこれらに接続されたリー
ド線はいずれも透明のものであり、各入賞ラインL1〜
L5の電極に接続されたリード線はEL素子パネル71
の左端で一つの帯状のケーブル73に接続され、このケ
ーブル73の先端にはコネクタ74が設けられている。
【0035】そして、EL素子パネル71は、前後2つ
のパネル枠42,43で挟持しかつこれらを介してリー
ル装置30の保持ボックス31の前側に取り付けること
でリール装置30の回転リール32の外周面に沿って湾
曲した状態で配置され、このEL素子パネル41の入賞
ラインL1〜L5は、リール装置30の各回転リール3
2の3つずつの図柄と共に前扉2のリール表示窓10を
通して見える。また、メダル投入口16に1枚のメダル
を投入し、あるいは1ベットボタン19を押したとき
に、中央の入賞ラインL1のみが赤色で点灯し、メダル
投入口16に2枚のメダルを投入し、あるいは2ベット
ボタン20を押したときに、横3本の入賞ラインL1〜
L3が赤色で点灯し、更に、メダル投入口16に3枚の
メダルを投入し、あるいは3ベットボタン21を押した
ときに、5本の入賞ラインL1〜L5が全て赤色で点灯
するようになっている。
【0036】このようなスロットマシンBにおいても、
第1の実施形態に係るスロットマシンAの場合と同様
に、EL素子パネル71の入賞ラインL1〜L5とそれ
に対応する回転リール32外周面の図柄との位置関係の
ずれを可及的になくして、表示の明瞭化を図ることがで
きるとともに、外力の影響による表示装置40の破損防
止を図ることができるなどの効果を奏するのは勿論であ
る。
【0037】尚、上記第1及び第2の実施形態では、前
扉2のリール表示窓10と筐体1側のリール装置30と
の間に配置する表示装置40による表示内容としては、
いずれも従来の如きリール表示窓10に印刷表示した入
賞ラインの代わりに、ブロック枠a1〜a3,b1〜b
3,c1〜c3を点灯表示したり、入賞ラインL1〜L
5を点灯表示したりしたが、本発明は、この入賞ライン
表示以外の遊技内容に関連する情報を表示するようにし
てもよい。例えばブロック枠a1〜a3,b1〜b3,
c1〜c3の点灯数と色の違いとを組合せたり、入賞ラ
インL1〜L5の発光色を変えたり、ライン上を走行す
るように点滅シフトを行ったりすることでフラグ成立の
告知を行うと同時にその信頼度を識別させるようにす
る。また、大当たり時に多色点滅等を行って入賞図柄を
引き立たせたり、ブロック枠a1〜a3,b1〜b3,
c1〜c3の全てを点滅させてアピールしたりする。
【0038】また、上記各実施形態では、いずれも表示
装置40の線状の発光部として、EL素子パネル41,
71を用いたが、このEL素子パネル41,71の代わ
りに、透明なパネルに線状のLED又は光ファイバーな
どを配置してなるパネルを用いてもよい。また、表示装
置40として液晶シャッターを用いてよい。
【0039】さらに、本発明は、上記各実施形態の如く
スロットマシンに限らず、パチンコ機において、その可
変表示装置にリール装置を用いたものにも適用すること
ができる。この場合、リール装置はフロントパネルとし
ての遊技盤の裏面側に取り付けられるので、リール装置
と遊技盤のリール表示窓との間に配置する表示装置も遊
技盤に取り付ければよい。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊技機によれ
ば、フロントパネルのリール表示窓とリール装置との間
に、遊技内容に関連する情報をリール装置の各回転リー
ルの図柄と共にリール表示窓を通して表示する表示装置
を配置することにより、表示装置の表示面と回転リール
外周面の図柄との間の距離を短くして相互の位置関係の
ずれを可及的になくすことができるので、遊技者に違和
感を与えない明瞭な表示をすることができ、視認性の向
上を図ることができる。
【0041】特に、請求項2に係る発明では、スロット
マシンの筐体側であるリール装置の保持部に表示装置を
取り付けることにより、前扉のフロントパネル裏面の取
付部品数の増加ひいては構造の複雑化を招くことなく実
施化を容易に図ることができ、また、外力による影響を
回避できるなどの効果を併有する。
【0042】請求項3に係る発明では、リール装置の各
回転リールの図柄と共に遊技内容に関連する情報を確実
に表示することができる上、表示の制御などが容易でか
つコスト的にも安価で済むので、実施化を図る上で非常
に有利なものである。
【0043】さらに、請求項4に係る発明では、回転リ
ールの外周面に沿ってその外周面と表示装置の表示面と
の間の距離を一定にすることができるので、表示の明瞭
化を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスロットマシン
の正面図である。
【図2】上記スロットマシンの前扉を取り外した状態の
斜視図である。
【図3】上記スロットマシンのリール装置に取り付けら
れる表示装置の分解斜視図である。
【図4】上記表示装置のEL素子パネルの正面図であ
る。
【図5】図4のX−X線における拡大断面図である。
【図6】スロットマシンの制御系のブロック構成図であ
る。
【図7】EL素子パネルの点灯処理制御のフローチャー
ト図である。
【図8】第2の実施形態を示す図2相当図である。
【図9】同じく図3相当図である。
【図10】同じく図4相当図である。
【符号の説明】
A,B スロットマシン(遊技機) 1 筐体 2 前扉 7 中央パネル(フロントパネル) 10 リール表示窓 30 リール装置 31 保持ボックス(保持部) 32 回転リール 40 表示装置 41,71 EL素子パネル a1〜a3,b1〜b3,c1〜c3 ブロック枠
(発光部) L1〜L5 入賞ライン(発光部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール表示窓を形成したフロントパネル
    の裏面側に、複数の回転リールを有するリール装置が配
    置され、このリール装置の各回転リールに描かれた複数
    の図柄がフロントパネルのリール表示窓を通して見える
    ように構成された遊技機において、 上記フロントパネルのリール表示窓とリール装置との間
    には、遊技内容に関連する情報をリール装置の各回転リ
    ールの図柄と共にリール表示窓を通して表示する表示装
    置が配置されていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 リール表示窓を形成したフロントパネル
    を有する前扉が筐体に開閉可能に取り付けられていると
    ともに、この筐体内には前扉のフロントパネルの裏面側
    に複数の回転リールを有するリール装置が配置され、こ
    のリール装置の各回転リールに描かれた複数の図柄がフ
    ロントパネルのリール表示窓を通して見えるように構成
    された遊技機において、 上記フロントパネルのリール表示窓とリール装置との間
    には、遊技内容に関連する情報をリール装置の各回転リ
    ールの図柄と共にリール表示窓を通して表示する表示装
    置が配置され、この表示装置は、リール装置の保持部に
    取り付けられていることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 上記表示装置は、透明なパネルに線状の
    発光部を設けてなる請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記表示装置は、回転リールの外周面に
    沿った湾曲面状に形成されている請求項1〜3のいずれ
    か一つに記載の遊技機。
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