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JP2000176009A - 留置針穿刺用ホール形成具 - Google Patents

留置針穿刺用ホール形成具

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Publication number
JP2000176009A
JP2000176009A JP10358815A JP35881598A JP2000176009A JP 2000176009 A JP2000176009 A JP 2000176009A JP 10358815 A JP10358815 A JP 10358815A JP 35881598 A JP35881598 A JP 35881598A JP 2000176009 A JP2000176009 A JP 2000176009A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
indwelling needle
needle
hole forming
tube
guide wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10358815A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Masuda
利明 増田
Masashi Ishida
昌司 石田
Ichiro Takai
一郎 高井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissho Corp filed Critical Nissho Corp
Priority to JP10358815A priority Critical patent/JP2000176009A/ja
Publication of JP2000176009A publication Critical patent/JP2000176009A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穿刺痛を最小限に抑えるとともに、誤穿刺す
ることなく確実に留置針を留置することができる穿刺部
位を形成するための留置針穿刺用ホール形成具を提供す
る。 【解決手段】 本発明の留置針穿刺用ホール形成具1
は、先端側から順に、容易に屈曲や圧潰し難いチューブ
体11と、該チューブ体11の基端に設けられたハブ1
2と、該ハブ12に接続されたクランプチューブ13
と、さらに該クランプチューブ13に接続されたコネク
ター14と、該コネクター14に着脱自在に装着可能な
閉鎖具15から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液透析時に留置
される留置針の穿刺部位を形成するための留置針穿刺用
ホール形成具に関する。
【0002】
【従来の技術】海外では在宅で血液透析が行われるケー
スが多くなってきており、日本でもこの在宅血液透析が
検討されつつある。在宅血液透析では、医師が各家庭を
訪問することが困難なため、患者が留置針を自己穿刺す
る必要がある。例えば、従来より使用されている留置針
としては、金属製の針に人体固定用の翼が取り付けられ
た翼状針や、金属製内針とプラスチック製カニューラか
らなる留置針が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような留置針を用いて行う自己穿刺は、操作の未熟が原
因の穿刺痛、誤穿刺等を伴うものであり、非常に困難な
ものであった。本発明は、穿刺痛を最小限に抑えるとと
もに、誤穿刺することなく確実に留置針を留置すること
ができる穿刺部位を形成するための留置針穿刺用ホール
形成具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記目的を
達成するために鋭意検討の結果、容易に屈曲したり圧潰
したりすることのない程度の剛性を有するチューブ体を
数日間人体に留置して、皮膚表面から血管まで留置針挿
入通路(ストレートホール)を形成し、この留置針挿入
通路を通して留置針を挿入することにより、穿刺痛を最
小限に抑えるとともに、誤穿刺することなく確実に留置
針を留置することができることを見出し、本発明に到達
した。すなわち本発明は、先端と基端を有しており、ガ
イドワイヤーを挿通可能な内腔を有する中空体であっ
て、少なくとも人体に挿入される先端側の部分が容易に
屈曲や圧潰し難いチューブ体で形成され、基端には前記
内腔の開口部を閉鎖する閉鎖具が着脱自在に装着されて
なる留置針穿刺用ホール形成具である。ここで、チュー
ブ体の内径は0.2〜1.7mmであるのが好ましい。
また、チューブ体の基端側には、ガイドワイヤーの抜去
の際に血液の噴出を防ぐためのクランプチューブが設け
られているのが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の留置針穿刺用ホール形成具の
実施例を示す断面図であり、図2は本発明の留置針穿刺
用ホール形成具を人体に留置するまでの流れを示す説明
図である。
【0006】図1に示す留置針穿刺用ホール形成具1
は、先端側から順に、容易に屈曲や圧潰し難いチューブ
体11と、該チューブ体11の基端に設けられたハブ1
2と、該ハブ12に接続されたクランプチューブ13
と、さらに該クランプチューブ13に接続されたコネク
ター14と、該コネクター14に着脱自在に装着可能な
閉鎖具15から構成される。
【0007】チューブ体11は、ガイドワイヤーを挿通
可能な内径を有しており、この内径は使用するガイドワ
イヤーの外径(通常0.2〜1.3mm)に応じて決定
されるが、好ましくは0.2〜1.7mmである。ま
た、チューブ体11の外径は、使用される透析用留置針
の外径(通常16〜18ゲージ)に合わせて、通常1.
3〜1.8mmである。さらに、チューブ体11は数日
間人体に留置されるものであるから、生体適合性に優
れ、容易に屈曲したり圧潰したりしない程度の剛性を有
している。このようなチューブ体11の材質としては、
ステンレス等の金属、あるいはポリカーボネート、ポリ
プロピレン、ポリテトラフルオロエチレン等の合成樹脂
が好ましく使用できる。特に合成樹脂の場合、容易に屈
曲したり圧潰したりしないものであるためにはある程度
の肉厚が必要とされ、具体的には0.5〜0.8mmの
厚みがあるのが好ましい。尚、チューブ体11の先端形
状は、血管に傷をつけないように鋭利でない形状が好ま
しい。
【0008】ハブ12及びコネクター14は、例えば一
般の透析用留置針と同様にポリプロピレン、ポリカーボ
ネート等の硬質合成樹脂で形成される。また、クランプ
チューブ13は、ガイドワイヤーを抜去する瞬間にこの
部分を手で押さえて血液の噴出を防ぐためのもので、シ
リコーンゴム、天然ゴム等の弾性材料で形成される。留
置針穿刺用ホール形成具1がクランプチューブ13を備
える場合、通常は図1のようにクランプチューブ13の
両端にハブ12およびコネクター14が設けられた構成
となる。尚、クランプチューブ13およびコネクター1
4等を備える形状に限定されず、ハブ12がそのままコ
ネクター14として機能してもよい。
【0009】閉鎖具15は、ガイドワイヤー3を抜去し
た後にコネクター14に装着され、チューブ体11内腔
に連通するコネクター14の開口部141を閉鎖するも
のである。閉鎖具15としては、例えば図1に示すよう
に、注射針刺通孔151を有する合成樹脂製のキャップ
体152と、キャップ体152の内部に装填されたゴム
膜153、からなるインジェクションプラグ(ニプロ社
製ゴム膜装填キャップの商品名)が採用可能である。こ
のものは、注射針でゴム膜153を突き刺してヘパリン
等の抗血液凝固剤を注入した後、注射針を抜去すると、
ゴム膜153の弾性により注射針刺通箇所が閉鎖するよ
うになっている。尚、閉鎖具15としてはインジェクシ
ョンプラグのような形状に限定されるものではなく、キ
ャップでもよい。この場合、キャップを装着する前にシ
リンジを接続して抗血液凝固剤を注入する必要がある。
【0010】次に本発明の留置針穿刺用ホール形成具を
人体に留置するまでの流れを図2に基づいて説明する。
まず、内針21と外針22から構成された一般の透析用
留置針2をシャント部に穿刺した後、内針21を抜去
し、外針22を血管内に留置する。次に、外針22内に
ガイドワイヤー3を挿入した後、外針22を抜去する。
ここで必要により、外針22を抜去した後、ダイレータ
ー(図示しない)をガイドワイヤー3に沿って挿入し、
ホールを大きくしてもよい。次に、ガイドワイヤー3に
沿って、閉鎖具15の取り外された留置針穿刺用ホール
形成具1を血管内へ導入し留置する。ガイドワイヤー3
を抜去した後、コネクター14に閉鎖具15を装着す
る。最後に、注射器等でヘパリン等の抗血液凝固剤を留
置針穿刺用ホール形成具1の内腔に充填する。さらに必
要ならば、留置針穿刺用ホール形成具1を図に示すよう
な固定具4で人体に固定してもよい。この固定具4は、
適度な角度(約10〜25度)に形成され、好ましくは
斜面にハブ12形状の溝が形成されたものである。材質
としては、シリコーンゴム、天然ゴム、エラストマー等
の弾性材料が好適である。
【0011】このようにして留置された留置針穿刺用ホ
ール形成具を数日間経過の後抜去すると、人体の皮膚表
面から血管にかけて留置針挿入通路(ストレートホー
ル)が形成される。尚、このストレートホールは凝固ま
たは半凝固状態の血液で塞がれ、皮膚表面にはかさぶた
が形成される。そしてストレートホールが形成されたこ
とにより、透析用留置針として先端が鋭利でない針(ダ
ルニードル)を使用することができる。血液透析の際、
ストレートホールにダルニードルを挿入するだけなの
で、従来のような穿刺痛はなく、また血管を突き破った
り血管以外の箇所を穿刺したりという誤穿刺の問題もな
くなる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、人体
の皮膚に透析用留置針の穿刺部位となるストレートホー
ルを形成することができるので、透析時に皮膚を穿刺す
ることがなくなり穿刺痛を最小限に抑えられる。また本
発明により、透析用留置針として先端が鋭利でない針
(ダルニードル)を使用することができ、このダルニー
ドルはストレートホールに沿って挿入するだけなので、
誤穿刺することなく目的とする血管に確実に留置するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の留置針穿刺用ホール形成具を示す断面
図である。
【図2】本発明の留置針穿刺用ホール形成具を人体に留
置するまでの流れを示す説明図である。
【符号の説明】
1 留置針穿刺用ホール形成具 11 チューブ体 12 ハブ 13 クランプチューブ 14 コネクター 141 開口部 15 閉鎖具 151 注射針刺通孔 152 キャップ体 153 ゴム膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端と基端を有しており、ガイドワイヤー
    を挿通可能な内腔を有する中空体であって、少なくとも
    人体に挿入される先端側の部分が容易に屈曲や圧潰し難
    いチューブ体で形成され、基端には前記内腔の開口部を
    閉鎖する閉鎖具が着脱自在に装着されてなる留置針穿刺
    用ホール形成具。
  2. 【請求項2】チューブ体の内径が0.2〜1.7mmで
    ある請求項1記載の留置針穿刺用ホール形成具。
  3. 【請求項3】チューブ体の基端側にはクランプチューブ
    が設けられてなる請求項1または2記載の留置針穿刺用
    ホール形成具。
JP10358815A 1998-12-17 1998-12-17 留置針穿刺用ホール形成具 Pending JP2000176009A (ja)

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