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JP2000175765A - 車両用アームレスト装置 - Google Patents

車両用アームレスト装置

Info

Publication number
JP2000175765A
JP2000175765A JP10361471A JP36147198A JP2000175765A JP 2000175765 A JP2000175765 A JP 2000175765A JP 10361471 A JP10361471 A JP 10361471A JP 36147198 A JP36147198 A JP 36147198A JP 2000175765 A JP2000175765 A JP 2000175765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid body
hinge shaft
lock
hinge
box body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10361471A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Hirabayashi
林 茂 樹 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP10361471A priority Critical patent/JP2000175765A/ja
Publication of JP2000175765A publication Critical patent/JP2000175765A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リッド体を左右両方向から開閉できる車両用
アームレスト装置において、ロック機構部分の構成を簡
素化することにより、コストダウンを図る一方、使い勝
手を高める。 【解決手段】 ボックス体30のフロント,リヤ上縁に
両側のヒンジ軸を受けるヒンジ溝部37を設ける一方、
リッド体40内部の両側には、前記ヒンジ溝部37に軸
受けされるヒンジシャフト50がスプリングにより外方
向にバネ付勢されて収納され、ロック解除ノブ54を持
上げることにより、ヒンジシャフト50を内面側に摺動
させ、ヒンジシャフト50と一体化した係合部材51を
中央のロック部材60のロック孔61に入り込ませ、ロ
ック部材60を前方へバネ付勢させることにより、ヒン
ジシャフト50とロック部材60とを係合させてロック
解除状態を維持した状態でリッド体40の開放状態を可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用アームレス
ト装置に係り、特に、車両用シート等に設置され、内部
に小物等を収容できるボックス体と、このボックス体の
上面開口を着脱自在に蓋するリッド体とから構成され、
ボックス体の左右両側に設定したヒンジ軸を基にリッド
体を左右両方向から開閉できるようにした車両用アーム
レスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアームレスト装置としては、例え
ば、図12に示すように、アームレスト装置1は、小物
等を収容できるボックス体2の上面開口を蓋するリッド
体3を蝶番2aを介してボックス体2に開閉可能に取付
けて構成されている。そして、このアームレスト装置1
は、車両用シート4の略中央部に装着されており、蝶番
2aの反対側を操作部としてリッド体3の開閉操作を行
なっている。
【0003】また、最近では、左右側に着座する乗員が
リッド体3の開閉操作を平等に行なえるように、図13
に示す左右両開き可能なアームレスト装置5が提案され
ている。このアームレスト装置5は、ボックス体2の左
右両側に夫々ヒンジ軸が設定され、リッド体3は、左右
の各ヒンジ軸を基に左右両方向に開閉できる。そして、
このアームレスト装置5におけるロック操作並びにロッ
ク解除操作を簡単に説明すると、図14に示すように、
リッド体3の内面側には、夫々フロント側とリヤ側に夫
々ロックピン6a,6bが前後方向に摺動可能に内装さ
れており、フロント側のロックピン6aはフロント側に
バネ付勢されると共に、リヤ側のロックピン6bはリヤ
側にバネ付勢されている。尚、図14では一方側のみ図
示しているが、左右の他方側にも同様のロックピンが内
装されている。
【0004】更に、前記リッド体3がボックス体2に装
着されている状態では、ロックピン6a,6bはボック
ス体2のロック孔内に侵入し、ヒンジ軸として機能して
おり、リッド体3を開放操作する際には、ロック解除部
材7の操作部7aを内側へ押圧すれば、ロック解除部材
7に設けられている傾斜状のガイド孔7b,7c内に端
末が嵌まり込んでいるロックピン6a,6bが内側へ引
き寄せられ、ロックピン6a,6bはボックス体2のロ
ック孔から外れる。
【0005】従って、ロック解除部材7を操作して、左
右いずれか一方側のロックを解除すれば、他方側はロッ
クピン6a,6bがボックス体2に入り込んでおり、ヒ
ンジ軸として機能しているため、リッド体3の開放が可
能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の左
右両方向に開閉可能なアームレスト装置5においては、
ロック機構部分の構成として、リッド体3の両側部に夫
々2本のロックピン6a,6bと、それを一方向に付勢
する復帰バネや、傾斜状のガイド孔7b,7cを備えた
ロック解除部材7及びこのロック解除部材7を付勢する
付勢バネが必要であり、ロック機構部の構成部品が多
く、コストアップを招来するという問題点が指摘されて
いる。
【0007】更に、リッド体3の開閉操作についても、
ロック解除部材7の操作部7aを内側に押圧して、ロッ
クを解除する際、ロックピン6a,6bは夫々長手方向
内側に沿って摺動するため、操作方向とロックピン6
a,6bの移動方向が異なり、操作力をロック解除方向
に有効に作用させることができず、また、リッド体3を
閉鎖する際にも、ロック解除部材7の操作部7aを内側
に押圧した状態でボックス体2の上面に重ね、その後、
ロック解除部材7の操作部7aから手を離して、ロック
操作を行なわなければならず、リッド体3の開閉操作が
面倒であり、使い勝手上、好ましいものとはいえなかっ
た。
【0008】本発明の目的は、車両用シートに設置さ
れ、リッド体を左右両方向に開閉できる車両用アームレ
スト装置に係り、特に、構造が簡素化できると共に、リ
ッド体の開閉操作時における操作性を高め、使い勝手に
優れた車両用アームレスト装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用アームレスト装置は、車両用シートに設置され、内部
に小物等を収容できるボックス体と、このボックス体の
上面開口を着脱自在に蓋するリッド体とから構成され、
リッド体を左右両方向から開閉できるようにした車両用
アームレスト装置において、前記ボックス体の前後側の
両側部には、ヒンジ軸を受けるヒンジ溝部が設けられて
いると共に、リッド体の内部には、左右側にヒンジシャ
フトがその前後端末がリッド体から突出するように設定
され、このヒンジシャフトはバネにより外方に付勢さ
れ、ボックス体のヒンジ溝部内でヒンジシャフトの前後
端末がロックされると共に、ロック解除ノブの引き上げ
操作により、ヒンジシャフトが内方に摺動してヒンジシ
ャフトと一体に設けた係合部材がリッド体中央に設けら
れているロック部材のロック孔に挿入し、且つリッド体
がボックス体から浮いた状態で、ロック部材が前方にバ
ネ付勢され、ロック部材と係合部材とが係合することに
より、リッド体のロック解除状態が維持され、リッド体
の開放を可能としたことを特徴とする。
【0010】従って、請求項1に記載の車両用アームレ
スト装置によれば、リッド体をボックス体に装着した状
態では、ボックス体の前後側に設けられているヒンジ溝
部内にリッド体の両側縁に設置されているヒンジシャフ
トの前後端末が嵌まり込み、このヒンジシャフトは外側
に向けバネ付勢されている。
【0011】そして、リッド体を開放操作するには、ロ
ック解除ノブを上側に引き上げれば、ヒンジシャフトが
中央側に摺動すると共に、ヒンジシャフトに一体化した
係合部がリッド体の中央に設けられているロック部材の
ロック孔内に挿入し、且つリッド体が上方に浮いた状態
では、ロック部材が前方にバネ付勢され、ロック部材の
ロック孔内に係合部材が係合してヒンジシャフトが内側
位置で固定され、ロック解除状態で保持され、他方側の
ヒンジシャフトを軸にして、リッド体を開放操作するこ
とができ、ロック解除ノブの引き上げ操作と連続した持
上げ操作でリッド体の開設が可能となる。
【0012】更に、ロック解除機構部分の構成として、
係合部材を一体化したヒンジシャフトと中央のロック部
材並びにロック解除ノブを組付ければよいため、ロック
機構部分の構造を簡素化できる。
【0013】本願の請求項2に記載の車両用アームレス
ト装置は、リッド体に内装されているロック部材は、リ
ッド体を閉鎖した状態で後退し、ヒンジシャフトと一体
化された係合部材とロック部材の係合が解除され、ヒン
ジシャフトがボックス体のヒンジ溝部にバネ付勢されて
挿入保持されることを特徴とする。
【0014】従って、請求項2に記載の車両用アームレ
スト装置によれば、リッド体をボックス体に閉鎖する
際、リッド体の中央部に内装されているロック部材は、
ボックス体の縁部に押圧されて後退し、ロック部材の後
退によりロック部材のロック孔に係合している係合部材
が外れて、係合部材と一体化しているヒンジシャフト
は、復帰バネにより外側に押圧され、ボックス体に設け
られているヒンジ溝部内にヒンジシャフトの前後端末が
嵌まり込み、リッド体はボックス体にロックされること
になる。よって、リッド体の閉鎖時には、ロック解除部
材をその都度操作することなく、下方に押し下げるだけ
で簡単にロックできる。
【0015】本願の請求項3に記載の車両用アームレス
ト装置は、ヒンジ溝部に凹部が設けられ、前記ヒンジシ
ャフトの前後端末側には、リッド体が開放状態にある
時、前記凹部に嵌合する突起が形成されていることを特
徴とする。
【0016】従って、請求項3に記載の車両用アームレ
スト装置によれば、リッド体の一方側のロックを解除し
て、他方側のヒンジシャフトを基にリッド体を開放操作
した際、ヒンジシャフトの端末側の凸部がヒンジ軸挿入
用溝部内の凹部に嵌合することにより、リッド体を略直
角に開放した際、節度感が得られ、且つ開放状態でリッ
ド体を確実に保持できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用アーム
レスト装置の一実施の形態について、図面を参照して詳
述する。図1は車両のリヤシートに本発明に係るアーム
レスト装置を適用した斜視図、図2は本発明に係るアー
ムレスト装置の斜視図、図3は本発明に係るアームレス
ト装置におけるボックス体を示す斜視図、図4は本発明
に係るアームレスト装置におけるボックス体の構成を示
す断面図、図5は本発明に係るアームレスト装置におけ
るリッド体内部のロック機構の構成を示す説明図、図6
は本発明に係るアームレスト装置におけるリッド体の構
成を示す断面図、図7はリッド体のロック状態を解除す
る操作を示す説明図、図8は本発明に係るアームレスト
装置におけるロック解除状態を示す説明図、図9は本発
明に係るアームレスト装置におけるロック解除状態にお
けるロック部材の動作を示す説明図、図10はリッド体
の開放状態を示す説明図、図11(a),(b)はボッ
クス体のヒンジ溝部の別実施形態を示す説明図である。
【0018】図1において、車両のリヤシート10は、
3人掛けタイプであり、乗員が着座するシートクッショ
ン11と、乗員の背もたれ部となるシートバック12と
から構成されている。そして、本発明に係る車両用アー
ムレスト装置20は、このリヤシート10に設置されて
おり、シートバック12の略中央に設けられている収納
部13内に非使用時は収納されており、使用時において
は前倒し状態でシートクッション11上に略水平状に設
置して使用される。従って、収納部13の奥のフレーム
にはアームレスト装置20を回動可能に支持する一対の
支持ブラケット14が取付けられている。
【0019】次に、このアームレスト装置20の構成に
ついて図2乃至図7に基づいて説明する。まず、アーム
レスト装置20は、ボックス体30とリッド体40とか
ら大略構成されており、ボックス体30は、図3及び図
4に示すように、前後方向に長い直方体形状をなしてお
り、ボックス本体部31とボックス本体部31の内面に
沿って取付けられる容器状の内面プレート32とから構
成され、この内面プレート32の下部に形成される物入
れ空間33内に小物類を収容できる。
【0020】更に詳しくは、図4に示す如く、ボックス
本体部31は、PP樹脂等の合成樹脂材からなる芯材3
1aの表面にクッション性を備えたポリウレタンフォー
ム等のパッド材31bを積層し、表面には、塩ビシー
ト,クロス等の表皮材31cを表装して、良好な感触を
得ると共に、リヤシート10との一体感を現出する構成
になっている。
【0021】そして、ボックス体30フロント側及びリ
ヤ側の壁部の上縁には、プレート34が立設されてお
り、前後のプレート34の夫々左右側には、溝部35が
開設されている。この溝部35は、上縁から下方向に向
かう入口部36とそれと連接して外方向に水平に延びる
ヒンジ溝部37のように、鉤状に形成されている。
【0022】次に、図5乃至図7に基づいて、リッド体
40の構成について説明する。このリッド体40の構成
についても、ボックス体30の基本構成と同様に、リッ
ド本体部41と内面プレート42との2層構造を採用し
ており、クッション性や手触り感及び外観性能を高めた
構成となっている。
【0023】即ち、図6に示す如く、リッド本体部41
は、PP樹脂等の合成樹脂からなる芯材41aの表面に
ポリウレタンフォーム等のパッド材41bを積層し、更
にその表面に塩ビシートやクロス等からなる表皮材41
cを被包して構成されており、このリッド本体部41の
内面に適宜間隔をあけて、PP樹脂等の合成樹脂材から
なる内面プレート42が取付けられている。
【0024】そして、リッド体40に内装されているロ
ック機構部分の構成について説明すると、まず、リッド
体40内部、即ちリッド本体部41と内面プレート42
との間のスペースには、長手方向に沿うヒンジシャフト
50が夫々左右側に収容されており、このヒンジシャフ
ト50は、前後端末がリッド体40のガイド長孔43か
ら外方に突出しており、この突出部50aがボックス体
30のヒンジ溝部37内に入り込んで支持され、ヒンジ
軸として機能する。
【0025】更に、このヒンジシャフト50から中央側
に向けてヒンジシャフト50と直交する方向に向けて係
合部材51が突設されており、係合部材51の外周に復
帰バネ52が巻装され、この復帰バネ52によりヒンジ
シャフト50は常に外方、即ちヒンジ軸としての突出部
50aがボックス体30のヒンジ溝部37内に嵌まり込
むロック方向にバネ付勢されている。
【0026】尚、符号53はヒンジシャフト50並びに
係合部材51の摺動時のガイドであり、ヒンジシャフト
50に復帰バネ52の一端を当接させた後、他端が前記
ガイド53に固定されている。
【0027】また、ヒンジシャフト50を摺動操作する
ロック解除ノブ54が断面略く字状に形成されており、
先端側が下方に向くようにスプリング55によりバネ付
勢されると共に、リッド体40の開口44を通して先端
部が外部に臨んでいる。このロック解除ノブ54の後端
側のカム片56がヒンジシャフト50を摺動操作させる
機能を持つものである。
【0028】そして、この両側のヒンジシャフト50に
挟まれるようにリッド体40内部の中央には、ロック部
材60が長手方向に沿って摺動可能に設置されており、
このロック部材60は、横長状のロック孔61が開設さ
れており、常時前方向にスプリング62によりバネ付勢
されている。尚、符号63はロック部材60が摺動動作
する際のガイドであり、ロック部材60の先端はリッド
体40の開口45を通して先端が外部に臨んでいる。
【0029】従って、図7に示すように、ロック解除ノ
ブ54の先端を上方に持上げると、後端側のカム片56
がヒンジシャフト50を中央側に押圧して、ヒンジシャ
フト50と一体化されている係合部材51がロック部材
60のロック孔61内に入り込む。そして、この時図8
に示すように、相手側の係合部材51と当接する。
【0030】この状態ではヒンジシャフト50はボック
ス体30のヒンジ溝部37から外れて、溝部35の入口
部36に位置し、リッド体40が若干持上げられてお
り、そのために、図9に示すように、ロック部材60の
前進を規制しているボックス体30のプレート34より
上方にあるため、スプリング62によりロック部材60
が前方向に押圧されて、係合部材51先端の折曲部(図
8中符号51aで示す)がロック部材60のロック孔6
1と係合して、ロック解除状態を保持することができ、
この状態のまま、他方側のヒンジシャフト50をヒンジ
軸としてリッド体40を開放操作することができるが、
ヒンジ軸側のヒンジシャフト50は、係合部材51先端
の折曲部51a同士が当接しているので、図8に示すロ
ック解除操作は行なえない。
【0031】図10は、一方側のヒンジシャフト50を
ヒンジ軸として他方側を開放した状態を示すもので、所
望により左右どちら方向からでも開閉が可能であるが、
開放状態にあるリッド体40を閉鎖させるには、リッド
体40を閉じれば、リッド体40内部の中央に位置する
ロック部材60の先端60aがボックス体30のフロン
ト側のプレート34の内面により押圧され、ロック部材
60がスプリング62のバネ圧に対して後退動作する。
【0032】そして、このロック部材60の後退に連れ
て、ロック孔61内に係合していた係合部材51がロッ
ク孔61から外れ、復帰バネ52によりヒンジシャフト
50は外側へバネ付勢され、ボックス体30のヒンジ溝
部37まで侵入することにより、リッド体40はボック
ス体30にヒンジシャフト50を介してロックされる。
【0033】このように、本発明に係るアームレスト装
置20は、ヒンジ溝部37を設けたボックス体30と、
リッド体40内部のロック機構部品、即ち係合部材51
を一体化し、復帰バネ52によりバネ付勢されたヒンジ
シャフト50と、ヒンジシャフト50を操作するロック
解除ノブ54並びにロック孔61を備え、スプリング6
2により前方にバネ付勢されるロック部材60とから構
成されており、従来のロック部品に比べ、部品点数が削
減でき、組付け工数も簡素化でき、コストダウンを招来
できる。
【0034】更に、本発明に係るアームレスト装置20
によれば、リッド体40は左右両方向から開放でき、開
放操作については、ロック解除ノブ54を上方に持上げ
る動作と連続してリッド体40を持上げればよいため、
ワンアクションでリッド体40の開放装置が可能とな
り、従来のようにロック解除操作とリッド体の開放操作
のように、操作方向が異なる2操作を必要とするのに比
べ、操作性が向上するという利点がある。また、リッド
体40の閉鎖操作についても、その都度ロック解除部材
を操作する必要がなく、ワンタッチでリッド体40をボ
ックス体30に装着できる。
【0035】次に、図11(a),(b)は、本発明の
異なる実施形態を示すもので、図11(a)に示す如
く、リッド体40の両側に内装されているヒンジシャフ
ト50の前後側の突出部50aには、突起57が設けら
れていると共に、ヒンジ溝部37には凹部38が形成さ
れている。従って、リッド体40の一方縁部を開放した
際、図11(b)に示す如く、ヒンジ軸となるヒンジシ
ャフト50の突起57がヒンジ溝部37の凹部38内に
嵌合することになり、節度感のある操作が期待できると
共に、略90°の開放位置でリッド体40を保持するこ
とができ、不用意にリッド体40が倒れ込むことがな
く、使い勝手上も好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用アームレス
ト装置の実施の形態であるが、本発明の請求項1に記載
の車両用アームレスト装置によれば、ロック機構部分の
構造が簡素化でき、且つロック機構部分の組付け工数も
短縮化できることから、大幅なコストダウンを招来する
と共に、リッド体の開放操作は、ロック解除ノブを引き
上げる操作と連動して同一の操作方向にリッド体を持上
げれば、リッド体を簡単に開放操作することができ、従
来のように、ロック解除操作とリッド体の開放操作が異
なる操作方向を要するものに比べ、リッド体の開放操作
時の作業性を高めることができるものである。
【0037】本発明の請求項2に記載の車両用アームレ
スト装置によれば、リッド体を開放状態から閉鎖状態に
するには、リッド体を下方に押し下げれば、リッド体内
部のロック部材が後退して、ロック部材とヒンジシャフ
トとの係合が外れ、スプリングによりヒンジシャフトが
ボックス体のヒンジ溝部内に嵌まり込み、自動的にロッ
クされるため、従来のようにロック解除ノブを操作して
閉鎖する作業に比べ、ワンタッチでリッド体のロック構
造が得られるため、作業性を高めることができるもので
ある。
【0038】本発明の請求項3に記載の発明によれば、
リッド体を開放状態にした時、リッド体を支持する側の
ヒンジシャフトの突起がボックス体のヒンジ溝部の凹部
内に嵌合するため、リッド体を開放操作する際、節度感
のある操作が期待できると共に、リッド体の開放状態
時、不用意にリッド体が倒れ込むことがなく、使い勝手
を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアームレスト装置をリヤシートに
適用した実施形態を示す全体図。
【図2】本発明に係るアームレスト装置の斜視図。
【図3】本発明に係るアームレスト装置におけるボック
ス体を示す斜視図。
【図4】本発明に係る車両用アームレスト装置における
ボックス体の構成を示す断面図。
【図5】本発明に係る車両用アームレスト装置における
リッド体内部のロック機構部分の構成を示す説明図。
【図6】本発明に係る車両用アームレスト装置における
リッド体の構造を示す断面図。
【図7】本発明に係る車両用アームレスト装置における
ロック解除ノブとヒンジシャフトとの関係を示す説明
図。
【図8】本発明に係る車両用アームレスト装置における
ヒンジシャフトとロック部材との関係を示す説明図。
【図9】本発明に係る車両用アームレスト装置における
ロック部材の動作を示す説明図。
【図10】本発明に係る車両用アームレスト装置におけ
るリッド体の開放状態を示す説明図。
【図11】本発明に係る車両用アームレスト装置の異な
る実施形態を示すもので、(a)はリッド体の閉状態の
説明図、(b)はリッド体の開放状態での保持を示す説
明図。
【図12】従来のリヤシートに設置されるアームレスト
装置を示す正面図。
【図13】従来の両開きタイプのアームレスト装置を示
す正面図。
【図14】従来のアームレスト装置におけるロック機構
部分の構成を示す説明図。
【符号の説明】
10 リヤシート 11 シートクッション 12 シートバック 13 収納部 14 ヒンジブラケット 20 アームレスト装置 30 ボックス体 34 プレート 35 溝部 37 ヒンジ溝部 38 凹部 40 リッド体 50 ヒンジシャフト 50a 突出部 51 係合部材 52 復帰バネ 54 ロック解除ノブ 60 ロック部材 61 ロック孔 62 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートに設置され、内部に小物等
    を収容できるボックス体と、このボックス体の上面開口
    を着脱自在に蓋するリッド体とから構成され、リッド体
    を左右両方向から開閉できるようにした車両用アームレ
    スト装置において、 前記ボックス体の前後側の両側部には、ヒンジ軸を受け
    るヒンジ溝部が設けられていると共に、リッド体の内部
    には、左右側にヒンジシャフトがその前後端末がリッド
    体から突出するように設定され、このヒンジシャフトは
    バネにより外方に付勢され、ボックス体のヒンジ溝部内
    でヒンジシャフトの前後端末がロックされると共に、ロ
    ック解除ノブの引き上げ操作により、ヒンジシャフトが
    内方に摺動してヒンジシャフトと一体に設けた係合部材
    がリッド体中央に設けられているロック部材のロック孔
    に挿入し、且つリッド体がボックス体から浮いた状態
    で、ロック部材が前方にバネ付勢され、ロック部材と係
    合部材とが係合することにより、リッド体のロック解除
    状態が維持され、リッド体の開放を可能としたことを特
    徴とする車両用アームレスト装置。
  2. 【請求項2】 リッド体に内装されているロック部材
    は、リッド体を閉鎖した際、ボックス体の内面によりロ
    ック部材の先端が押圧され、ロック部材が後退し、ヒン
    ジシャフトと一体化された係合部材とロック部材の係合
    が解除され、ヒンジシャフトの前後端末がボックス体の
    ヒンジ溝部にバネ付勢されて挿入保持されることを特徴
    とする請求項1に記載の車両用アームレスト装置。
  3. 【請求項3】 ヒンジ溝部に凹部が設けられ、前記ヒン
    ジシャフトの前後端末側には、リッド体が開放状態にあ
    る時、前記凹部に嵌合する突起が形成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用アー
    ムレスト装置。
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