JP2000173275A - 不揮発性メモリ及びメモリシステム - Google Patents
不揮発性メモリ及びメモリシステムInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デバイスの実力に応じたセクタ置換を行うこ
とにより、メモリ寿命の向上及び信頼性の向上を図るこ
とにある。 【解決手段】 データの読み書きに使用される不揮発性
メモリセルよりもデータ保持特性におけるしきい値マー
ジンが少ないモニタビット(3b)と、このモニタビッ
トでのデータ不良を検出することで、上記モニタビット
の属するセクタをそれとは別のセクタに置換するための
信号を形成する不良検出回路(4)とを設け、モニタビ
ットのいずれかでエラーを生じたことが不良検出回路で
検出された場合に、セクタの置換を行う。実力の高いセ
クタにおいては寿命の限界近くまで使用することがで
き、フラッシュメモリの寿命を長くすることができる。
実力の低いセクタにおいてはデータ記憶領域の不良発生
以前に別のセクタに置換することができるから、データ
の信頼性の向上を図ることができる。
とにより、メモリ寿命の向上及び信頼性の向上を図るこ
とにある。 【解決手段】 データの読み書きに使用される不揮発性
メモリセルよりもデータ保持特性におけるしきい値マー
ジンが少ないモニタビット(3b)と、このモニタビッ
トでのデータ不良を検出することで、上記モニタビット
の属するセクタをそれとは別のセクタに置換するための
信号を形成する不良検出回路(4)とを設け、モニタビ
ットのいずれかでエラーを生じたことが不良検出回路で
検出された場合に、セクタの置換を行う。実力の高いセ
クタにおいては寿命の限界近くまで使用することがで
き、フラッシュメモリの寿命を長くすることができる。
実力の低いセクタにおいてはデータ記憶領域の不良発生
以前に別のセクタに置換することができるから、データ
の信頼性の向上を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラッシュメモ
リ、さらにはそれの外部制御の簡略化を図るための技術
に関し、例えばコンピュータシステムなどのデータ処理
装置に適用して有効な技術に関する。
リ、さらにはそれの外部制御の簡略化を図るための技術
に関し、例えばコンピュータシステムなどのデータ処理
装置に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−289997号には一括消去
型EEPROM(エレクトリカリ・イレーザブル・アン
ド・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)につい
て記載されている。この一括消去型EEPROMは、本
明細書におけるフラッシュメモリと同意義に把握するこ
とができる。フラッシュメモリは、電気的な消去・書き
込みによって情報を書換え可能であって、EPROM
(エレクトリカリ・プログラマブル・リード・オンリ・
メモリ)と同様に、そのメモリセルを1個のトランジス
タで構成することができ、メモリセルの全てを一括し
て、またはメモリセルのブロックを一括して電気的に消
去する機能を持つ。したがって、フラッシュメモリは、
システムに実装された状態でそれの記憶情報を書換える
ことができると共に、その一括消去機能により書換え時
間の短縮を図ることができ、さらに、チップ占有面積の
低減にも寄与する。
型EEPROM(エレクトリカリ・イレーザブル・アン
ド・プログラマブル・リード・オンリ・メモリ)につい
て記載されている。この一括消去型EEPROMは、本
明細書におけるフラッシュメモリと同意義に把握するこ
とができる。フラッシュメモリは、電気的な消去・書き
込みによって情報を書換え可能であって、EPROM
(エレクトリカリ・プログラマブル・リード・オンリ・
メモリ)と同様に、そのメモリセルを1個のトランジス
タで構成することができ、メモリセルの全てを一括し
て、またはメモリセルのブロックを一括して電気的に消
去する機能を持つ。したがって、フラッシュメモリは、
システムに実装された状態でそれの記憶情報を書換える
ことができると共に、その一括消去機能により書換え時
間の短縮を図ることができ、さらに、チップ占有面積の
低減にも寄与する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】フラッシュメモリには
書き込み回数の限界があり、この限界に達すると正常な
読み書きができなくなる。それを無視するとデータ破壊
を招来する。しかし、全てのセクタ(ワードと称される
こともある)が同時に寿命を迎えるわけではない。そこ
で、データ破損を防止するための技術として、例えば予
備のセクタを形成しておき、書き込み回数が基準値に達
したセクタが検出された場合に、当該セクタを上記予備
のセクタに置き換えるようにしている。書き込み回数の
基準値は、フラッシュメモリによっても異なるが、例え
ば30万回などに設定される。
書き込み回数の限界があり、この限界に達すると正常な
読み書きができなくなる。それを無視するとデータ破壊
を招来する。しかし、全てのセクタ(ワードと称される
こともある)が同時に寿命を迎えるわけではない。そこ
で、データ破損を防止するための技術として、例えば予
備のセクタを形成しておき、書き込み回数が基準値に達
したセクタが検出された場合に、当該セクタを上記予備
のセクタに置き換えるようにしている。書き込み回数の
基準値は、フラッシュメモリによっても異なるが、例え
ば30万回などに設定される。
【0004】このように書き込み回数が基準値に達した
セクタが検出された場合に、当該セクタを上記予備のセ
クタに置き換える技術について本願発明者が検討したと
ころ、一定回数の書き換えによる交換ではデバイスの実
力に合った寿命による置換えができなくなり、実力の高
い(寿命の長い)セクタでは早すぎる交換による無駄を
生じ、実力の低い(寿命の短い)セクタでは置換え前の
寿命到来によってデータ破壊を招来することが見いださ
れた。また、現在までの書き込み回数を記憶しておくビ
ットに不良が発生した場合、実際には書き込み回数が基
準値に達しているにもかかわらず、正常な置換えができ
なくなる。
セクタが検出された場合に、当該セクタを上記予備のセ
クタに置き換える技術について本願発明者が検討したと
ころ、一定回数の書き換えによる交換ではデバイスの実
力に合った寿命による置換えができなくなり、実力の高
い(寿命の長い)セクタでは早すぎる交換による無駄を
生じ、実力の低い(寿命の短い)セクタでは置換え前の
寿命到来によってデータ破壊を招来することが見いださ
れた。また、現在までの書き込み回数を記憶しておくビ
ットに不良が発生した場合、実際には書き込み回数が基
準値に達しているにもかかわらず、正常な置換えができ
なくなる。
【0005】本発明の目的は、メモリ寿命の向上及びデ
ータの信頼性の向上を図ることにある。
ータの信頼性の向上を図ることにある。
【0006】本発明の別の目的は、置換を確実に行うた
めの技術を提供することにある。
めの技術を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、複数のワード線(WL0〜WL
n)と、このワード線に結合された複数の不揮発性メモ
リセル(MC)と、上記ワード線毎に設けられ、データ
の読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルよりも
しきい値マージンが少なくされることで、上記他の不揮
発性メモリよりも早期に寿命を迎えるモニタビット(3
a,3b)と含んで不揮発性メモリを構成する。
n)と、このワード線に結合された複数の不揮発性メモ
リセル(MC)と、上記ワード線毎に設けられ、データ
の読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルよりも
しきい値マージンが少なくされることで、上記他の不揮
発性メモリよりも早期に寿命を迎えるモニタビット(3
a,3b)と含んで不揮発性メモリを構成する。
【0009】上記した手段によれば、モニタビットは、
データの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセル
よりもしきい値マージンが少なくされることから、デー
タの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルより
も早期に寿命を迎える。このことが、デバイス毎にその
実力に応じたセクタ置換を可能とし、メモリ寿命の向上
及び信頼性の向上を達成する。
データの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセル
よりもしきい値マージンが少なくされることから、デー
タの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルより
も早期に寿命を迎える。このことが、デバイス毎にその
実力に応じたセクタ置換を可能とし、メモリ寿命の向上
及び信頼性の向上を達成する。
【0010】このとき、モニタビットのしきい値マージ
ンを少なくするには、モニタビットのフローティングゲ
ートの厚みを、データの読み書きに使用される他の不揮
発性メモリセルにおけるフローティングゲートよりも薄
くすればよい。
ンを少なくするには、モニタビットのフローティングゲ
ートの厚みを、データの読み書きに使用される他の不揮
発性メモリセルにおけるフローティングゲートよりも薄
くすればよい。
【0011】モニタビットのしきい値マージンを少なく
するため、モニタビットのフローティングゲートは、デ
ータの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルに
おけるフローティングゲートよりもコントロールゲート
に対向する面の面積を小さくすることができる。
するため、モニタビットのフローティングゲートは、デ
ータの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルに
おけるフローティングゲートよりもコントロールゲート
に対向する面の面積を小さくすることができる。
【0012】モニタビットのしきい値マージンを少なく
するため、上記不揮発性メモリセル及び上記モニタビッ
トは、それぞれ電荷蓄積のためのフローティングゲート
を有し、上記モニタビットのフローティングゲートを囲
む絶縁膜の厚みを、データの読み書きに使用される他の
不揮発性メモリセルにおける絶縁膜の厚みよりも薄くす
ると良い。
するため、上記不揮発性メモリセル及び上記モニタビッ
トは、それぞれ電荷蓄積のためのフローティングゲート
を有し、上記モニタビットのフローティングゲートを囲
む絶縁膜の厚みを、データの読み書きに使用される他の
不揮発性メモリセルにおける絶縁膜の厚みよりも薄くす
ると良い。
【0013】複数のワード線と、上記ワード線に結合さ
れた複数の不揮発性メモリセルと、上記ワード線毎に設
けられモニタビットと、上記モニタビットへの書き込み
蓄積電荷量をデータの読み書きに使用される他の不揮発
性メモリセルよりも少なくする書き込み制御回路(WC
ONT)とを含んで不揮発性メモリを構成することがで
きる。
れた複数の不揮発性メモリセルと、上記ワード線毎に設
けられモニタビットと、上記モニタビットへの書き込み
蓄積電荷量をデータの読み書きに使用される他の不揮発
性メモリセルよりも少なくする書き込み制御回路(WC
ONT)とを含んで不揮発性メモリを構成することがで
きる。
【0014】上記モニタビットは、それが属するセクタ
又は別のセクタの書き込み、消去、読み出しの際にディ
スターブが多くかかるようにバイアス条件を設定するこ
とができる。
又は別のセクタの書き込み、消去、読み出しの際にディ
スターブが多くかかるようにバイアス条件を設定するこ
とができる。
【0015】上記モニタビットからの読み出しデータに
基づいて不良検出を行う不良検出回路(4)を設けるこ
とができる。
基づいて不良検出を行う不良検出回路(4)を設けるこ
とができる。
【0016】上記不良検出回路の検出結果に基づいてセ
クタの置換を行う手段(65a)を設けてメモリシステ
ム(65)を構成することができる。
クタの置換を行う手段(65a)を設けてメモリシステ
ム(65)を構成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図8には、本発明の一実施例であ
るフラッシュメモリを含むデータ処理装置が示される。
るフラッシュメモリを含むデータ処理装置が示される。
【0018】65は、複数のフラッシュメモリチップを
含んでカード状に形成されたフラッシュメモリカードで
あり、このフラッシュメモリカード65は、特に制限さ
れないが、中央処理装置(CPU)61と共に、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)62やリード・オンリ
・メモリ(ROM)63が共通接続されるバス66に、
インタフェース回路(I/F)64を介して接続され
る。フラッシュメモリカード65は、適宜のコネクタに
よって、データ処理装置に着脱自在に装着される。その
ようなフラッシュメモリカード65には、CPU61で
実行可能な各種プログラムや、各種データ等が記憶され
ている。
含んでカード状に形成されたフラッシュメモリカードで
あり、このフラッシュメモリカード65は、特に制限さ
れないが、中央処理装置(CPU)61と共に、ランダ
ム・アクセス・メモリ(RAM)62やリード・オンリ
・メモリ(ROM)63が共通接続されるバス66に、
インタフェース回路(I/F)64を介して接続され
る。フラッシュメモリカード65は、適宜のコネクタに
よって、データ処理装置に着脱自在に装着される。その
ようなフラッシュメモリカード65には、CPU61で
実行可能な各種プログラムや、各種データ等が記憶され
ている。
【0019】データ処理装置に装着された状態で、フラ
ッシュメモリカード65はホスト装置としてのCPU6
1によってアクセスされる。ROM63には、CPU6
1で実行されるプログラムが格納される。RAM62
は、処理対象とされるデータの一時記憶領域や、CPU
61での演算処理の作業領域などとして利用される。
ッシュメモリカード65はホスト装置としてのCPU6
1によってアクセスされる。ROM63には、CPU6
1で実行されるプログラムが格納される。RAM62
は、処理対象とされるデータの一時記憶領域や、CPU
61での演算処理の作業領域などとして利用される。
【0020】フラッシュメモリカード65は、特に制限
されないが、JEIDAメモリカード(タイプI)、す
なわち、JEIDAメモリカードインタフェースに適合
されたインタフェースを持つメモリカードとされる。そ
して、ローカルメモリ65bとカードコントローラ65
aを備え、両者はローカルバス65c等で接続される。
ローカルメモリ65bは、特に制限されないが、×1ビ
ット(データ入出力の単位が1ビットであるという意
味)構成のフラッシュメモリを複数個備える。上記カー
ドコントローラ65aは、上記JEIDAに適合するイ
ンタフェースを介してフラッシュメモリを制御する。
されないが、JEIDAメモリカード(タイプI)、す
なわち、JEIDAメモリカードインタフェースに適合
されたインタフェースを持つメモリカードとされる。そ
して、ローカルメモリ65bとカードコントローラ65
aを備え、両者はローカルバス65c等で接続される。
ローカルメモリ65bは、特に制限されないが、×1ビ
ット(データ入出力の単位が1ビットであるという意
味)構成のフラッシュメモリを複数個備える。上記カー
ドコントローラ65aは、上記JEIDAに適合するイ
ンタフェースを介してフラッシュメモリを制御する。
【0021】図9には上記カードコントローラ65aの
構成例が示される。
構成例が示される。
【0022】図9に示されるようにカードコントローラ
65aは、特に制限されないが、制御部651、CPU
(中央処理装置)652、RAM(ランダム・アクセス
・メモリ)653、及びROM(リード・オンリ・メモ
リ)654を含んで成る。
65aは、特に制限されないが、制御部651、CPU
(中央処理装置)652、RAM(ランダム・アクセス
・メモリ)653、及びROM(リード・オンリ・メモ
リ)654を含んで成る。
【0023】ROM654には、CPU652で実行さ
れる処理プログラムが格納されている。RAM653は
CPU652での演算処理の作業領域として利用され
る。また、RAM653には、ローカルメモリ65bに
おける不良セクタを使わないようにするため、システム
からの論理アドレスをローカルメモリ65bの物理アド
レスに変換する際に参照されるアドレス変換テーブルが
形成される。このアドレス変換テーブルは、メモリカー
ドに電源が投入される毎にCPU652によって作成さ
れる。メモリカードのアクセスにおいて制御部651に
アドレス信号が入力されると、この制御部651におい
て、RAM653内のアドレス変換テーブルが参照され
て物理アドレスが求められ、それによってローカルメモ
リ65bがアクセスされる。また、後に詳述するように
ローカルメモリ65bにおいては、モニタビットの論理
に基づいて不良検出が行われるようになっており、この
不良検出信号BADが制御部651に伝達されるように
なっている。制御部651では、この不良検出信号BA
Dがアサートされた場合に、そのときのセクタの管理領
域の良品コードを削除するとともに、当該セクタに代え
て別のセクタが選択されるようにアドレス変換テーブル
の内容の書き換えを行う。
れる処理プログラムが格納されている。RAM653は
CPU652での演算処理の作業領域として利用され
る。また、RAM653には、ローカルメモリ65bに
おける不良セクタを使わないようにするため、システム
からの論理アドレスをローカルメモリ65bの物理アド
レスに変換する際に参照されるアドレス変換テーブルが
形成される。このアドレス変換テーブルは、メモリカー
ドに電源が投入される毎にCPU652によって作成さ
れる。メモリカードのアクセスにおいて制御部651に
アドレス信号が入力されると、この制御部651におい
て、RAM653内のアドレス変換テーブルが参照され
て物理アドレスが求められ、それによってローカルメモ
リ65bがアクセスされる。また、後に詳述するように
ローカルメモリ65bにおいては、モニタビットの論理
に基づいて不良検出が行われるようになっており、この
不良検出信号BADが制御部651に伝達されるように
なっている。制御部651では、この不良検出信号BA
Dがアサートされた場合に、そのときのセクタの管理領
域の良品コードを削除するとともに、当該セクタに代え
て別のセクタが選択されるようにアドレス変換テーブル
の内容の書き換えを行う。
【0024】図1には上記フラッシュメモリカード65
を構成する複数のフラッシュメモリのうちの一つの構成
例が代表的に示される。
を構成する複数のフラッシュメモリのうちの一つの構成
例が代表的に示される。
【0025】フラッシュメモリ10は、特に制限されな
いが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シ
リコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
いが、公知の半導体集積回路製造技術により、単結晶シ
リコン基板などの一つの半導体基板に形成される。
【0026】フラッシュメモリ10は、×1ビット構成
であり、1ビットのデータ入出力端子I/Oと、不良検
出信号BADの出力端子とを含む。
であり、1ビットのデータ入出力端子I/Oと、不良検
出信号BADの出力端子とを含む。
【0027】フラッシュメモリセル群13が設けられ、
このフラッシュメモリセル群13は、それぞれ図14に
示されるようにコントロールゲート141とフローティ
ングゲート142とが対向配置された2層ゲート構造の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって構成された
複数のメモリセルMCがマトリクス配置されて成る。
このフラッシュメモリセル群13は、それぞれ図14に
示されるようにコントロールゲート141とフローティ
ングゲート142とが対向配置された2層ゲート構造の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって構成された
複数のメモリセルMCがマトリクス配置されて成る。
【0028】W0〜Wnはワード線であり、同一行に配
置されたメモリセルMCのコントロールゲートは、それ
ぞれ対応するワード線に接続される。
置されたメモリセルMCのコントロールゲートは、それ
ぞれ対応するワード線に接続される。
【0029】上記ワード線W0〜Wnの選択は、Xアド
レスラッチXALATを介して取り込まれるXアドレス
信号AXをXアドレスデコーダXADECが解読するこ
とによって行われる。ワードドライバWDRVはXアド
レスデコーダXADECから出力される選択信号に基づ
いてワード線WL0〜WLnのうちの1本を選択的に駆
動する。データ読み出し動作においてワードドライバW
DRVは、電圧選択回路VSELから供給される3Vの
ような電圧と0Vのような接地電位とを電源として動作
され、選択されるべきワード線を電圧Vddによって選
択レベルに駆動し、非選択とされるべきワード線を接地
電位のような非選択レベルに維持させる。データの書き
込み動作においてワードドライバWDRVは、−9Vの
ような電圧Vppと0Vのような接地電位とを電源とし
て動作され、選択されるべきワード線を−9Vのような
書き込み用高電圧レベルに駆動する。データの消去動作
においてワードドライバWDRVの出力は9Vとされ
る。
レスラッチXALATを介して取り込まれるXアドレス
信号AXをXアドレスデコーダXADECが解読するこ
とによって行われる。ワードドライバWDRVはXアド
レスデコーダXADECから出力される選択信号に基づ
いてワード線WL0〜WLnのうちの1本を選択的に駆
動する。データ読み出し動作においてワードドライバW
DRVは、電圧選択回路VSELから供給される3Vの
ような電圧と0Vのような接地電位とを電源として動作
され、選択されるべきワード線を電圧Vddによって選
択レベルに駆動し、非選択とされるべきワード線を接地
電位のような非選択レベルに維持させる。データの書き
込み動作においてワードドライバWDRVは、−9Vの
ような電圧Vppと0Vのような接地電位とを電源とし
て動作され、選択されるべきワード線を−9Vのような
書き込み用高電圧レベルに駆動する。データの消去動作
においてワードドライバWDRVの出力は9Vとされ
る。
【0030】ワードドライバWDRVなどから出力され
る9V(あるいは−9V)などは、電源回路SUPPで
昇圧することで生成される。
る9V(あるいは−9V)などは、電源回路SUPPで
昇圧することで生成される。
【0031】上記データ線DL0〜DLnのうちDL0
〜DLn−2は、それぞれY選択スイッチYS0〜YS
n−2を介して共通データ線CDに共通接続され、さら
にこの共通データ線CDを介して入出力回路IOC1に
結合される。
〜DLn−2は、それぞれY選択スイッチYS0〜YS
n−2を介して共通データ線CDに共通接続され、さら
にこの共通データ線CDを介して入出力回路IOC1に
結合される。
【0032】データ線DLn−1,DLnは、それぞれ
選択スイッチYSn−1,YSnを介して入出力回路I
OC2,IOC3に結合される。Y選択スイッチYS0
〜YSn−2のスイッチ制御は、YアドレスラッチYA
LATを介して取り込まれるYアドレス信号AYをYア
ドレスデコーダYADECが解読することによって行わ
れる。また、Y選択スイッチYS−1,YSnは、スイ
ッチドライバYDRVの出力信号のオア論理を得るオア
ゲートORの出力信号によって制御される。このため、
Y選択スイッチYS0〜YSn−2のいずれかがオンさ
れる場合に、Y選択スイッチYSn−1,YSnが必ず
オンされる。データ線DLn−1,DLnが入出力回路
IOC2,IOC3に導通される。
選択スイッチYSn−1,YSnを介して入出力回路I
OC2,IOC3に結合される。Y選択スイッチYS0
〜YSn−2のスイッチ制御は、YアドレスラッチYA
LATを介して取り込まれるYアドレス信号AYをYア
ドレスデコーダYADECが解読することによって行わ
れる。また、Y選択スイッチYS−1,YSnは、スイ
ッチドライバYDRVの出力信号のオア論理を得るオア
ゲートORの出力信号によって制御される。このため、
Y選択スイッチYS0〜YSn−2のいずれかがオンさ
れる場合に、Y選択スイッチYSn−1,YSnが必ず
オンされる。データ線DLn−1,DLnが入出力回路
IOC2,IOC3に導通される。
【0033】YアドレスデコーダYADECの出力選択
信号はスイッチドライバYDRVを介してY選択スイッ
チYS0〜YSn−2に供給される。Y選択スイッチY
S0〜YSn−2の出力選択信号のうちの何れか一つが
選択レベルにされることにより、共通データ線CDには
1本のデータ線が選択的に接続される。ここで、ワード
線WL0〜WLnとデータ線DLn−1,DLnとの交
差する箇所に設けられたメモリセルは、データの読み書
きに使用される他の不揮発性メモリセルよりもしきい値
マージンが少なくされ、上記他の不揮発性メモリよりも
早期に寿命を迎える。
信号はスイッチドライバYDRVを介してY選択スイッ
チYS0〜YSn−2に供給される。Y選択スイッチY
S0〜YSn−2の出力選択信号のうちの何れか一つが
選択レベルにされることにより、共通データ線CDには
1本のデータ線が選択的に接続される。ここで、ワード
線WL0〜WLnとデータ線DLn−1,DLnとの交
差する箇所に設けられたメモリセルは、データの読み書
きに使用される他の不揮発性メモリセルよりもしきい値
マージンが少なくされ、上記他の不揮発性メモリよりも
早期に寿命を迎える。
【0034】メモリセルMCから共通データ線CDに読
み出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスア
ンプSAに与えられ、ここで増幅されて、データ出力バ
ッファDOBを介してデータバスに出力される。上記選
択スイッチRSは読み出し信号READによってスイッ
チ制御される。
み出されたデータは選択スイッチRSを介してセンスア
ンプSAに与えられ、ここで増幅されて、データ出力バ
ッファDOBを介してデータバスに出力される。上記選
択スイッチRSは読み出し信号READによってスイッ
チ制御される。
【0035】消去のための所定電圧をデータ線DL0〜
DLnに供給するための消去回路ERが設けられる。こ
消去回路ERは消去制御回路ECONTによって制御さ
れる。つまり、書き込み/消去レジスタWEREGの状
態に基づいて消去が行われるとき、消去制御回路ECO
NTにより、データ線DL0〜DLnに、例えば−7V
のような消去のための所定の電圧が供給される。
DLnに供給するための消去回路ERが設けられる。こ
消去回路ERは消去制御回路ECONTによって制御さ
れる。つまり、書き込み/消去レジスタWEREGの状
態に基づいて消去が行われるとき、消去制御回路ECO
NTにより、データ線DL0〜DLnに、例えば−7V
のような消去のための所定の電圧が供給される。
【0036】入出力回路IOC1は次のように構成され
る。
る。
【0037】外部から供給される書き込みデータはデー
タ入力バッファDIBを介してデータ入力ラッチDIL
に保持される。データ入力ラッチDILに保持されたデ
ータが”0”のとき、書き込み回路WRは選択スイッチ
WSを介して共通データ線CDに書き込み用の高電圧を
供給する。この書き込み用高電圧は、例えば7Vのよう
な電圧とされ、それは、Y選択スイッチYS0〜YS7
によって選択された何れかのデータ線を通して、ワード
線によってコントロールゲートに高電圧が印加されるメ
モリセルのドレインに供給され、これによって当該メモ
リセルが書き込みされる。上記選択スイッチWSは制御
信号WRITEによってスイッチ制御される。
タ入力バッファDIBを介してデータ入力ラッチDIL
に保持される。データ入力ラッチDILに保持されたデ
ータが”0”のとき、書き込み回路WRは選択スイッチ
WSを介して共通データ線CDに書き込み用の高電圧を
供給する。この書き込み用高電圧は、例えば7Vのよう
な電圧とされ、それは、Y選択スイッチYS0〜YS7
によって選択された何れかのデータ線を通して、ワード
線によってコントロールゲートに高電圧が印加されるメ
モリセルのドレインに供給され、これによって当該メモ
リセルが書き込みされる。上記選択スイッチWSは制御
信号WRITEによってスイッチ制御される。
【0038】データラッチの保持値と、センスアンプS
Aの出力信号とを比較するための比較回路が設けられ、
この比較結果は消去ベリファイや書き込みベリファイに
利用される。
Aの出力信号とを比較するための比較回路が設けられ、
この比較結果は消去ベリファイや書き込みベリファイに
利用される。
【0039】書き込みの各種タイミングや電圧の選択制
御のような書き込み動作手順は書き込み制御回路WCO
NTが制御する。この書き込み制御回路WCONTに対
する書き込み動作の指示や書き込みベリファイ動作の指
示は、書き込み/消去制御レジスタWEREGが与え
る。この制御レジスタWEREGはデータバスに接続可
能にされ、外部から制御データの書き込みが可能にされ
る。
御のような書き込み動作手順は書き込み制御回路WCO
NTが制御する。この書き込み制御回路WCONTに対
する書き込み動作の指示や書き込みベリファイ動作の指
示は、書き込み/消去制御レジスタWEREGが与え
る。この制御レジスタWEREGはデータバスに接続可
能にされ、外部から制御データの書き込みが可能にされ
る。
【0040】また、データ線DLn−1,DLnに対応
する入出力回路IOC2,IOC3は、基本的には上記
入出力回路IOC1と同様の構成とされるが、外部から
書込み用のデータを取り込む必要が無いため、データ入
力バッファDIBやデータラッチDILが省略され、書
き込み回路WRの入力端子の論理が固定されている。こ
れは、データ線DLn−1,DLnに結合されるモニタ
ビットに書き込まれるデータの論理を固定するためであ
る。特に制限されないが、書き込みデータを論理値
“1”に固定するため、入出力回路IOC2における書
き込み回路WRの入力端子は高電位側電源Vddにプル
アップされる。また、書き込みデータを論理値“0”に
固定するため、入出力回路IOC3における書き込み回
路WRの入力端子は低電位側電源Vssにプルダウンさ
れている。
する入出力回路IOC2,IOC3は、基本的には上記
入出力回路IOC1と同様の構成とされるが、外部から
書込み用のデータを取り込む必要が無いため、データ入
力バッファDIBやデータラッチDILが省略され、書
き込み回路WRの入力端子の論理が固定されている。こ
れは、データ線DLn−1,DLnに結合されるモニタ
ビットに書き込まれるデータの論理を固定するためであ
る。特に制限されないが、書き込みデータを論理値
“1”に固定するため、入出力回路IOC2における書
き込み回路WRの入力端子は高電位側電源Vddにプル
アップされる。また、書き込みデータを論理値“0”に
固定するため、入出力回路IOC3における書き込み回
路WRの入力端子は低電位側電源Vssにプルダウンさ
れている。
【0041】入出力回路IOC2,IOC3の出力信号
は、後段の不良検出回路4に伝達される。この不良検出
回路4は、特に制限されないが、排他的論理和とされ
る。この不良検出回路4の出力信号は、不良検出信号B
ADとされ、カードコントローラ65aに伝達される。
は、後段の不良検出回路4に伝達される。この不良検出
回路4は、特に制限されないが、排他的論理和とされ
る。この不良検出回路4の出力信号は、不良検出信号B
ADとされ、カードコントローラ65aに伝達される。
【0042】上記制御レジスタWEREGは、Vppビ
ット、PVビット、Pビット、及びEビットを有する。
Pビットは書き込み動作の指示ビットとされる。Eビッ
トは消去動作の指示ビットとされる。Vppビット及び
Eビットが設定されることによって、これを参照する電
圧選択回路VSELが消去動作のためにワード駆動電位
を9Vにする。また、Vppビット及びPビットが設定
されることにより、これを参照する書き込み制御回路W
CONTが所定の手順に従って書き込みのための内部動
作を制御する。すなわち、入出力回路IOC1,IOC
2,IOC3における選択スイッチWSに制御信号WR
ITEを供給してオンさせ、書き込み回路WRに書き込
み電圧を供給する。それによりビット線への書き込み電
圧の供給が可能とされる。
ット、PVビット、Pビット、及びEビットを有する。
Pビットは書き込み動作の指示ビットとされる。Eビッ
トは消去動作の指示ビットとされる。Vppビット及び
Eビットが設定されることによって、これを参照する電
圧選択回路VSELが消去動作のためにワード駆動電位
を9Vにする。また、Vppビット及びPビットが設定
されることにより、これを参照する書き込み制御回路W
CONTが所定の手順に従って書き込みのための内部動
作を制御する。すなわち、入出力回路IOC1,IOC
2,IOC3における選択スイッチWSに制御信号WR
ITEを供給してオンさせ、書き込み回路WRに書き込
み電圧を供給する。それによりビット線への書き込み電
圧の供給が可能とされる。
【0043】消去及び書き込みのための内部動作は所定
レベルの電圧を形成することによって行われる。消去ベ
リファイ動作は消去されたメモリセルに対して読み出し
動作を行って消去が完了したか否かを検証する動作とさ
れ、書き込みベリファイ動作は書き込みされたメモリセ
ルから当該書き込みデータを読み出してこれを書き込み
データと比較することによって書き込みが完了したか否
かを検証する動作とされる。これらベリファイ動作はフ
ラッシュメモリに対するリードサイクルが起動され、そ
のときの比較回路COMでの比較結果に基づいて行われ
る。
レベルの電圧を形成することによって行われる。消去ベ
リファイ動作は消去されたメモリセルに対して読み出し
動作を行って消去が完了したか否かを検証する動作とさ
れ、書き込みベリファイ動作は書き込みされたメモリセ
ルから当該書き込みデータを読み出してこれを書き込み
データと比較することによって書き込みが完了したか否
かを検証する動作とされる。これらベリファイ動作はフ
ラッシュメモリに対するリードサイクルが起動され、そ
のときの比較回路COMでの比較結果に基づいて行われ
る。
【0044】フラッシュメモリセル群10におけるメモ
リセルMCは、特に制限されないが、2層ゲート構造の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって構成された
複数のフラッシュメモリセルをマトリクス配置して成
る。フラッシュメモリセルMCのコントロールゲートは
それぞれ対応する図示しないワード線に接続され、フラ
ッシュメモリセルのドレインはそれぞれ対応する図示し
ないデータ線に接続され、フラッシュメモリセルのソー
スは低電位側電源Vssに接続されている。消去は、コ
ントロールゲートに高電圧を印加し、ドレイン接合付近
で発生したホットエレクトロンをフローティングゲート
に注入して、しきい値を高い状態にすることによって行
われる。消去動作はワード単位で行われる。また、書き
込みは、ドレインに高電圧を印加するとともに、コント
ロールゲートを負電位にし、トンネル現象により、フロ
ーティングゲート内の電子をドレインに引抜いて、しき
い値を低い状態にすることで実現される。
リセルMCは、特に制限されないが、2層ゲート構造の
絶縁ゲート型電界効果トランジスタによって構成された
複数のフラッシュメモリセルをマトリクス配置して成
る。フラッシュメモリセルMCのコントロールゲートは
それぞれ対応する図示しないワード線に接続され、フラ
ッシュメモリセルのドレインはそれぞれ対応する図示し
ないデータ線に接続され、フラッシュメモリセルのソー
スは低電位側電源Vssに接続されている。消去は、コ
ントロールゲートに高電圧を印加し、ドレイン接合付近
で発生したホットエレクトロンをフローティングゲート
に注入して、しきい値を高い状態にすることによって行
われる。消去動作はワード単位で行われる。また、書き
込みは、ドレインに高電圧を印加するとともに、コント
ロールゲートを負電位にし、トンネル現象により、フロ
ーティングゲート内の電子をドレインに引抜いて、しき
い値を低い状態にすることで実現される。
【0045】図7には上記フラッシュメモリ10におけ
る主要部の構成が示される。
る主要部の構成が示される。
【0046】このフラッシュメモリ10におけるフラッ
シュメモリセル群13は、同時に選択される複数の不揮
発性メモリセルを含んで成る複数のセクタを有する。1
セクタは1ワードに対応する。図1においては、2,1
1で示されるセクタが代表的に示される。
シュメモリセル群13は、同時に選択される複数の不揮
発性メモリセルを含んで成る複数のセクタを有する。1
セクタは1ワードに対応する。図1においては、2,1
1で示されるセクタが代表的に示される。
【0047】メモリセル群13は、それぞれデータのリ
ードライトに使用される複数のフラッシュメモリセル群
が配列されて成るデータ領域と、このデータ領域を管理
するための管理領域40を含む。一般にデータ領域に属
するフラッシュメモリセルの98%以上が正常動作する
ならそのフラッシュメモリは良品とされる。その場合に
おいて、不良セクタを使わないようにするため、正常動
作するセクタにおける管理領域には、良品コードが書き
込まれている。カードコントローラ65aは、電源が投
入された直後にこの管理コードをRAM653にアドレ
ス変換テーブルを形成する。そしてメモリカードがアク
セスされる場合において入力された論理アドレスが、上
記アドレス変換テーブルに基づいて物理アドレスに変換
され、この物理アドレスによってローカルメモリ(フラ
ッシュメモリ)65bがアクセスされる。
ードライトに使用される複数のフラッシュメモリセル群
が配列されて成るデータ領域と、このデータ領域を管理
するための管理領域40を含む。一般にデータ領域に属
するフラッシュメモリセルの98%以上が正常動作する
ならそのフラッシュメモリは良品とされる。その場合に
おいて、不良セクタを使わないようにするため、正常動
作するセクタにおける管理領域には、良品コードが書き
込まれている。カードコントローラ65aは、電源が投
入された直後にこの管理コードをRAM653にアドレ
ス変換テーブルを形成する。そしてメモリカードがアク
セスされる場合において入力された論理アドレスが、上
記アドレス変換テーブルに基づいて物理アドレスに変換
され、この物理アドレスによってローカルメモリ(フラ
ッシュメモリ)65bがアクセスされる。
【0048】3a,3bで示されるのは、セクタ2にお
けるモニタビットであり、それは管理領域40に形成さ
れている。特に制限されないが、モニタビット3aは消
去ビット、モニタビット3bは書き込みビットとされ
る。モニタビット3a,3bは、データ領域30でデー
タの読み書きに使用されるメモリセルよりもデータ保持
特性におけるしきい値マージンが少ない。そして、消去
及び書き込み動作は、データ領域30及び管理領域40
にかかわらず、セクタ単位、つまりワード単位で行われ
るから、上記のようにデータ領域30でデータの読み書
きに使用されるメモリセルよりもデータ保持特性におけ
るしきい値マージンが少ないモニタビット3a,3b
は、データ領域30でデータの読み書きに使用されるメ
モリセルよりも早く寿命に到達する。
けるモニタビットであり、それは管理領域40に形成さ
れている。特に制限されないが、モニタビット3aは消
去ビット、モニタビット3bは書き込みビットとされ
る。モニタビット3a,3bは、データ領域30でデー
タの読み書きに使用されるメモリセルよりもデータ保持
特性におけるしきい値マージンが少ない。そして、消去
及び書き込み動作は、データ領域30及び管理領域40
にかかわらず、セクタ単位、つまりワード単位で行われ
るから、上記のようにデータ領域30でデータの読み書
きに使用されるメモリセルよりもデータ保持特性におけ
るしきい値マージンが少ないモニタビット3a,3b
は、データ領域30でデータの読み書きに使用されるメ
モリセルよりも早く寿命に到達する。
【0049】このようにモニタビット3a,3bが、デ
ータ領域30でデータの読み書きに使用されるメモリセ
ルよりも早く寿命に到達することから、データの読み書
きに使用されるメモリセルでのデータを破壊することな
く、フラッシュメモリの寿命を把握することができる。
ータ領域30でデータの読み書きに使用されるメモリセ
ルよりも早く寿命に到達することから、データの読み書
きに使用されるメモリセルでのデータを破壊することな
く、フラッシュメモリの寿命を把握することができる。
【0050】すなわち、モニタビットでのエラー発生を
検出することによって、次のようにセクタの寿命を把握
することができる。
検出することによって、次のようにセクタの寿命を把握
することができる。
【0051】図4にはメモリセルのしきい値Vthとビ
ット数分布状態との関係が示される。
ット数分布状態との関係が示される。
【0052】図4に示されるように、データ領域30に
おけるフラッシュメモリセルのしきい値は書き込み状態
と消去状態とに分かれる。
おけるフラッシュメモリセルのしきい値は書き込み状態
と消去状態とに分かれる。
【0053】モニタビット(書き込みビット)のしきい
値Vthは、データ領域におけるフラッシュメモリセル
の書き込み状態のしきい値よりも高めに設定され、モニ
タビット(消去ビット)のしきい値は、データ領域にお
けるフラッシュメモリセルの消去状態のしきい値よりも
低めに設定される。
値Vthは、データ領域におけるフラッシュメモリセル
の書き込み状態のしきい値よりも高めに設定され、モニ
タビット(消去ビット)のしきい値は、データ領域にお
けるフラッシュメモリセルの消去状態のしきい値よりも
低めに設定される。
【0054】書き換えによって書き込み状態のしきい値
Vth分布がばらついた場合、図5に示されるように、
モニタビット(書き込みビット)が、読み出しのしきい
値Vthを越えることにより、いち早く不良となる。そ
れにより、データ領域30のメモリセルが寿命により不
良になる前にモニタビット3aによって、それが属する
セクタの寿命が近づいていることを把握することができ
る。
Vth分布がばらついた場合、図5に示されるように、
モニタビット(書き込みビット)が、読み出しのしきい
値Vthを越えることにより、いち早く不良となる。そ
れにより、データ領域30のメモリセルが寿命により不
良になる前にモニタビット3aによって、それが属する
セクタの寿命が近づいていることを把握することができ
る。
【0055】不良検出回路4は、特に制限されないが、
モニタビット3a,3bの論理値を比較するための排他
的論理和回路によって構成することができる。モニタビ
ット3a,3bが、それぞれ論理値‘0’,‘1’にな
っていれば、未だ寿命には達していない。しかし、モニ
タビット3a,3bが、それぞれ論理値‘0’,‘0’
又は論理値‘1’,‘1’になると、上記排他的論理和
回路の出力論理が反転されて、それが属するセクタの寿
命が近づいていることが検出される。
モニタビット3a,3bの論理値を比較するための排他
的論理和回路によって構成することができる。モニタビ
ット3a,3bが、それぞれ論理値‘0’,‘1’にな
っていれば、未だ寿命には達していない。しかし、モニ
タビット3a,3bが、それぞれ論理値‘0’,‘0’
又は論理値‘1’,‘1’になると、上記排他的論理和
回路の出力論理が反転されて、それが属するセクタの寿
命が近づいていることが検出される。
【0056】また、書き換えによって消去状態のしきい
値Vthがばらついてきたときには、図6に示されるよ
うに、モニタビット(消去ビット)3bが、読み出しの
しきい値Vthを越えることにより、いち早く不良とな
る。それにより、データ領域のメモリセルが寿命により
不良になる前にモニタビット3bによって、それが属す
るセクタの寿命が近づいていることを検出することがで
きる。
値Vthがばらついてきたときには、図6に示されるよ
うに、モニタビット(消去ビット)3bが、読み出しの
しきい値Vthを越えることにより、いち早く不良とな
る。それにより、データ領域のメモリセルが寿命により
不良になる前にモニタビット3bによって、それが属す
るセクタの寿命が近づいていることを検出することがで
きる。
【0057】セクタ2について読み出しが行われると
き、モニタビット3a,3bの論理値も読み出され、そ
れが、不良検出回路4で比較される。不良検出回路4で
は、モニタビット3a,3bの論理値の排他的論理和を
得ることにより、モニタビット3a,3bでのエラー発
生を検出する。モニタビット3a,3bの論理値が、論
理値“1”,“1”、あるいは“0”,“0”のように
揃った場合、不良検出信号BADがアサートされてエラ
ーの発生が示される。不良検出信号BADがアサートさ
れると、寿命の近づいたセクタ2に代えてセクタ11が
使用されるようになる。
き、モニタビット3a,3bの論理値も読み出され、そ
れが、不良検出回路4で比較される。不良検出回路4で
は、モニタビット3a,3bの論理値の排他的論理和を
得ることにより、モニタビット3a,3bでのエラー発
生を検出する。モニタビット3a,3bの論理値が、論
理値“1”,“1”、あるいは“0”,“0”のように
揃った場合、不良検出信号BADがアサートされてエラ
ーの発生が示される。不良検出信号BADがアサートさ
れると、寿命の近づいたセクタ2に代えてセクタ11が
使用されるようになる。
【0058】図2には不良ビット検出の流れが示され
る。
る。
【0059】現在、消去ビット3aには論理値“1”が
保持され、書き込みビット3bには論理値“0”が保持
されている。書き換え動作には、消去及び書き込み動作
が含まれ、それはセクタ単位で行われる。
保持され、書き込みビット3bには論理値“0”が保持
されている。書き換え動作には、消去及び書き込み動作
が含まれ、それはセクタ単位で行われる。
【0060】セクタ2の書き換えが行われる場合を一例
として説明する。
として説明する。
【0061】消去制御回路ECONTにより消去制御信
号ERASEがアサートされて、消去回路ERによりデ
ータ線DL0〜DLnに−7Vのような消去のための電
圧が印加されることで、メモリセルのデータが消去され
る(S21)。
号ERASEがアサートされて、消去回路ERによりデ
ータ線DL0〜DLnに−7Vのような消去のための電
圧が印加されることで、メモリセルのデータが消去され
る(S21)。
【0062】次に、消去ビット3a、書き込みビット3
bへの書き込みが行われる。入出力回路IOC2におけ
る書き込み回路WRの入力端子がプルアップされている
ことから、論理値“1”の書き込みとなり、その場合に
は当該ビットへの書き込み電圧の供給が阻止される(S
22)。
bへの書き込みが行われる。入出力回路IOC2におけ
る書き込み回路WRの入力端子がプルアップされている
ことから、論理値“1”の書き込みとなり、その場合に
は当該ビットへの書き込み電圧の供給が阻止される(S
22)。
【0063】これに対して、書き込みビット3bは、論
理値“0”の状態(S21)から消去動作により、論理
値“1”になるが、入出力回路IOC3における書き込
み回路WRの入力端子がプルダウンされていることか
ら、書き込みデータは論理値“0”となり、書き込み動
作により再び論理値“0”に戻される(S25)。つま
り、セクタ2の書き換えにおいて、消去ビット3aの論
理値は変化されないが、書き込みビット3bは、論理値
“0”から論理値“1”、さらには論理値“0”に変化
される。このようにセクタ2の書き換えが行われるたび
に、書き込みビット3bにストレスがかけられる。
理値“0”の状態(S21)から消去動作により、論理
値“1”になるが、入出力回路IOC3における書き込
み回路WRの入力端子がプルダウンされていることか
ら、書き込みデータは論理値“0”となり、書き込み動
作により再び論理値“0”に戻される(S25)。つま
り、セクタ2の書き換えにおいて、消去ビット3aの論
理値は変化されないが、書き込みビット3bは、論理値
“0”から論理値“1”、さらには論理値“0”に変化
される。このようにセクタ2の書き換えが行われるたび
に、書き込みビット3bにストレスがかけられる。
【0064】消去ビット3a、書き込みビット3bの書
き込みベリファイにおけるデータ読み出しにおいて、不
良検出回路4では、消去ビット3aの論理値と書き込み
ビット3bの論理値との排他的論理和が求められる(S
26)。上記ベリファイにより消去ビット3aのデータ
が確定されたことが、カードコントローラ65に認識さ
れると、不良検出回路4の出力論理がカードコントロー
ラ65aに取り込まれる。
き込みベリファイにおけるデータ読み出しにおいて、不
良検出回路4では、消去ビット3aの論理値と書き込み
ビット3bの論理値との排他的論理和が求められる(S
26)。上記ベリファイにより消去ビット3aのデータ
が確定されたことが、カードコントローラ65に認識さ
れると、不良検出回路4の出力論理がカードコントロー
ラ65aに取り込まれる。
【0065】不良検出回路4の出力論理値が“0”の場
合には、消去ビット3aの論理値値が“1”で、書き込
みビット3bの論理値が“0”であることを意味し、そ
れは正常となる。
合には、消去ビット3aの論理値値が“1”で、書き込
みビット3bの論理値が“0”であることを意味し、そ
れは正常となる。
【0066】しかし、不良検出回路4の出力論理値が
“1”となった場合には、上記した書き換えにおいて、
書き込みビット3bの論理値が“0”に戻れなかった可
能性があり、それは、書き込みビット3bが寿命に達し
たことを意味する。従って、その場合には、その後のメ
モリカードアクセスにおいて、セクタ2に代えて、別の
正常セクタ11が選択されるように、制御情報の書き換
えが行われる。例えば、セクタ2が不良であることを示
す情報が管理領域に書き込まれ、また、それに伴いアド
レス変換テーブルの内容が書き換えられることで、それ
以降、セクタ2に代えてセクタ11がアクセスされるよ
うになる。
“1”となった場合には、上記した書き換えにおいて、
書き込みビット3bの論理値が“0”に戻れなかった可
能性があり、それは、書き込みビット3bが寿命に達し
たことを意味する。従って、その場合には、その後のメ
モリカードアクセスにおいて、セクタ2に代えて、別の
正常セクタ11が選択されるように、制御情報の書き換
えが行われる。例えば、セクタ2が不良であることを示
す情報が管理領域に書き込まれ、また、それに伴いアド
レス変換テーブルの内容が書き換えられることで、それ
以降、セクタ2に代えてセクタ11がアクセスされるよ
うになる。
【0067】ここで、データ領域30でデータの読み書
きに使用されるメモリセルよりもビットエラーを生じ易
くするには、特に制限されないが、上記モニタビット
は、それが属するセクタにおける別の不揮発性メモリセ
ルよりも早く寿命が到来するようなプロセス条件で形成
することができる。例えば、モニタビット3a,3bを
形成するMOSトランジスタのフローティングゲートの
表面積を、他のビットにおけるそれよりも小さくする。
そうすると、フローティングゲートにおいて蓄積可能な
電荷の量が、他のビットに比べて最初から少なくなる。
そのようにフローティングゲートにおける蓄積電荷量が
少なくされることで、データ保持特性におけるしきい値
マージンが少なくなる。
きに使用されるメモリセルよりもビットエラーを生じ易
くするには、特に制限されないが、上記モニタビット
は、それが属するセクタにおける別の不揮発性メモリセ
ルよりも早く寿命が到来するようなプロセス条件で形成
することができる。例えば、モニタビット3a,3bを
形成するMOSトランジスタのフローティングゲートの
表面積を、他のビットにおけるそれよりも小さくする。
そうすると、フローティングゲートにおいて蓄積可能な
電荷の量が、他のビットに比べて最初から少なくなる。
そのようにフローティングゲートにおける蓄積電荷量が
少なくされることで、データ保持特性におけるしきい値
マージンが少なくなる。
【0068】上記した例によれば、以下の作用効果を得
ることができる。
ることができる。
【0069】(1)データの読み書きに使用されるメモ
リセルよりも寿命を短めに設定されたモニタビット3
a,3bと、このモニタビット3a,3bでのデータ不
良を検出することで、上記モニタビットの属するセクタ
をそれとは別のセクタに置換するための信号を形成する
不良検出回路4とが設けられることにより、モニタビッ
ト3a,3bのいずれかでエラーを生じたことが不良検
出回路4で検出された場合、不良検出信号BADがアサ
ートされ、これを受けて置換回路10でセクタの置換が
行われる。このような不良検出においては、実力の高い
(寿命の長い)セクタにおいては、寿命の限界近くまで
使用することができ、フラッシュメモリの寿命を長くす
ることができる。また、実力の低い(寿命の短い)セク
タにおいては、データ記憶領域の不良発生以前に別のセ
クタに置換することができるから、データの信頼性の向
上を図ることができる。
リセルよりも寿命を短めに設定されたモニタビット3
a,3bと、このモニタビット3a,3bでのデータ不
良を検出することで、上記モニタビットの属するセクタ
をそれとは別のセクタに置換するための信号を形成する
不良検出回路4とが設けられることにより、モニタビッ
ト3a,3bのいずれかでエラーを生じたことが不良検
出回路4で検出された場合、不良検出信号BADがアサ
ートされ、これを受けて置換回路10でセクタの置換が
行われる。このような不良検出においては、実力の高い
(寿命の長い)セクタにおいては、寿命の限界近くまで
使用することができ、フラッシュメモリの寿命を長くす
ることができる。また、実力の低い(寿命の短い)セク
タにおいては、データ記憶領域の不良発生以前に別のセ
クタに置換することができるから、データの信頼性の向
上を図ることができる。
【0070】(2)モニタビット3a,3bは、データ
の読み書きに使用されるメモリセルよりも寿命が短めに
設定されており、モニタビットに不良が発生した場合、
直ちにセクタの置換が行われるから、不良発生に起因し
て置換が失敗するのを回避することができる。
の読み書きに使用されるメモリセルよりも寿命が短めに
設定されており、モニタビットに不良が発生した場合、
直ちにセクタの置換が行われるから、不良発生に起因し
て置換が失敗するのを回避することができる。
【0071】(3)上記(1)又は(2)の作用効果を
有するフラッシュメモリを備えたデータ処理装置におい
ては、メモリデータの信頼性の向上により、データ処理
結果の信頼性の向上を図ることができる。
有するフラッシュメモリを備えたデータ処理装置におい
ては、メモリデータの信頼性の向上により、データ処理
結果の信頼性の向上を図ることができる。
【0072】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であるこ
とはいうまでもない。
【0073】データの読み書きに使用されるメモリセル
よりもモニタビットの寿命を短めに設定するには、上記
した例の他に種々の方式が考えられる。
よりもモニタビットの寿命を短めに設定するには、上記
した例の他に種々の方式が考えられる。
【0074】例えば、モニタビットのフローティングゲ
ート142(図14参照)は、データの読み書きに使用
される他の不揮発性メモリセルにおけるフローティング
ゲートよりも厚み143を薄くする。厚みを薄くする
と、厚みが厚い場合に比べてフローティングゲートにお
ける電荷蓄積量が減少されるから、このようにしてもモ
ニタビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい
値マージンを他のビットに比べて少なくすることができ
る。
ート142(図14参照)は、データの読み書きに使用
される他の不揮発性メモリセルにおけるフローティング
ゲートよりも厚み143を薄くする。厚みを薄くする
と、厚みが厚い場合に比べてフローティングゲートにお
ける電荷蓄積量が減少されるから、このようにしてもモ
ニタビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい
値マージンを他のビットに比べて少なくすることができ
る。
【0075】モニタビットのフローティングゲート14
2(図14参照)は、データの読み書きに使用される他
の不揮発性メモリセルにおけるフローティングゲートよ
りもコントロールゲート141に対向する面の面積を小
さくするようにしてもよい。このようにしても、データ
の読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルに比べ
てフローティングゲートにおける蓄積電荷量が低減され
るから、モニタビット3a,3bのデータ保持特性にお
けるしきい値マージンを他のビットに比べて少なくする
ことができる。
2(図14参照)は、データの読み書きに使用される他
の不揮発性メモリセルにおけるフローティングゲートよ
りもコントロールゲート141に対向する面の面積を小
さくするようにしてもよい。このようにしても、データ
の読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルに比べ
てフローティングゲートにおける蓄積電荷量が低減され
るから、モニタビット3a,3bのデータ保持特性にお
けるしきい値マージンを他のビットに比べて少なくする
ことができる。
【0076】モニタビットのフローティングゲート14
2(図14参照)を囲む絶縁膜の厚みを、データの読み
書きに使用される他の不揮発性メモリセルにおける絶縁
膜の厚みよりも薄くしても良い。フローティングゲート
を囲む絶縁膜の厚みを薄くすると、それだけ、フローテ
ィングゲートの電荷蓄積能力が低下されるから、モニタ
ビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい値マ
ージンを他のビットに比べて少なくすることができる。
2(図14参照)を囲む絶縁膜の厚みを、データの読み
書きに使用される他の不揮発性メモリセルにおける絶縁
膜の厚みよりも薄くしても良い。フローティングゲート
を囲む絶縁膜の厚みを薄くすると、それだけ、フローテ
ィングゲートの電荷蓄積能力が低下されるから、モニタ
ビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい値マ
ージンを他のビットに比べて少なくすることができる。
【0077】上記モニタビットを形成する素子の書き込
み状態及び消去状態を、当該モニタビットが属するセク
タにおける別の素子よりも浅めに設定することで、デー
タ保持特性におけるしきい値マージンを他のビットに比
べて少なくするようにしても良い。これを実現するに
は、特に制限されないが、書き込み動作や消去状態の際
にモニタビット3a,3bに印加される電圧をデータ領
域の不揮発性メモリセルに印加されるレベルよりも低め
に設定すればよい。例えば書き込み制御回路WCONT
によって、モニタビット3a,3bのドレイン電極に印
加される電圧を、データの読み書きに使用される他の不
揮発性メモリに印加される電圧よりも低くする。それに
より、モニタビット3a,3bのフローティングゲート
の蓄積電荷量がデータの読み書きに使用される他の不揮
発性メモリよりも少なくなるから、このようにしてもモ
ニタビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい
値マージンを他のビットに比べて少なくすることができ
る。
み状態及び消去状態を、当該モニタビットが属するセク
タにおける別の素子よりも浅めに設定することで、デー
タ保持特性におけるしきい値マージンを他のビットに比
べて少なくするようにしても良い。これを実現するに
は、特に制限されないが、書き込み動作や消去状態の際
にモニタビット3a,3bに印加される電圧をデータ領
域の不揮発性メモリセルに印加されるレベルよりも低め
に設定すればよい。例えば書き込み制御回路WCONT
によって、モニタビット3a,3bのドレイン電極に印
加される電圧を、データの読み書きに使用される他の不
揮発性メモリに印加される電圧よりも低くする。それに
より、モニタビット3a,3bのフローティングゲート
の蓄積電荷量がデータの読み書きに使用される他の不揮
発性メモリよりも少なくなるから、このようにしてもモ
ニタビット3a,3bのデータ保持特性におけるしきい
値マージンを他のビットに比べて少なくすることができ
る。
【0078】また、書き込み動作や消去状態の際のモニ
タビット3a,3bへの電圧印加時間を他のビットより
短くしても良い。それにより、モニタビット3a,3b
を形成する素子のフローティングゲートの蓄積電荷量
を、他のビットにおける蓄積電荷量に比べて少なくする
ことができるから、このようにしてもモニタビット3
a,3bのデータ保持特性におけるしきい値マージンを
他のビットに比べて少なくすることができる。
タビット3a,3bへの電圧印加時間を他のビットより
短くしても良い。それにより、モニタビット3a,3b
を形成する素子のフローティングゲートの蓄積電荷量
を、他のビットにおける蓄積電荷量に比べて少なくする
ことができるから、このようにしてもモニタビット3
a,3bのデータ保持特性におけるしきい値マージンを
他のビットに比べて少なくすることができる。
【0079】上記した例では、3a,3bで示されるよ
うに、一つのセクタ当たりのモニタビット数を2とした
が、このうちの一つをデータ保持特性における通常のし
きい値マージンを有するビットとすることができる。こ
のビットはリファレンスビットとされる。このリファレ
ンスビットよりはモニタビットのほうが通常のしきい値
マージンが低いから、リファレンスビットの論理値とモ
ニタビットの論理値とを比較することで、上記した例と
同様の作用効果を得ることができる。
うに、一つのセクタ当たりのモニタビット数を2とした
が、このうちの一つをデータ保持特性における通常のし
きい値マージンを有するビットとすることができる。こ
のビットはリファレンスビットとされる。このリファレ
ンスビットよりはモニタビットのほうが通常のしきい値
マージンが低いから、リファレンスビットの論理値とモ
ニタビットの論理値とを比較することで、上記した例と
同様の作用効果を得ることができる。
【0080】そして、モニタビットには、データ領域の
不揮発性メモリセルよりも、書き込み、消去、読み出し
の際にディスターブが多くかかるようにバイアス条件を
設定するようにしても良い。例えばドレイン電極に印加
される電圧を、データ領域の不揮発性メモリセルよりも
高くするなどのバイアス条件により、モニタビットでの
データ不良をデータ領域の不揮発性メモリセルよりも生
じ易くする。そのようにすることで、上記した例と同様
の作用効果を得ることができる。
不揮発性メモリセルよりも、書き込み、消去、読み出し
の際にディスターブが多くかかるようにバイアス条件を
設定するようにしても良い。例えばドレイン電極に印加
される電圧を、データ領域の不揮発性メモリセルよりも
高くするなどのバイアス条件により、モニタビットでの
データ不良をデータ領域の不揮発性メモリセルよりも生
じ易くする。そのようにすることで、上記した例と同様
の作用効果を得ることができる。
【0081】モニタビット3a,3bは、図11に示さ
れるようにデータ領域30に形成しても良いし、図12
に示されるように、モニタビット3aをデータ領域30
に形成し、モニタビット3bを管理領域40に形成する
ように、互いに所定の距離を置いて形成することができ
る。
れるようにデータ領域30に形成しても良いし、図12
に示されるように、モニタビット3aをデータ領域30
に形成し、モニタビット3bを管理領域40に形成する
ように、互いに所定の距離を置いて形成することができ
る。
【0082】図7に示されるように、不良検出回路4の
出力信号BADに基づいてセクタ置換を行う置換回路6
をフラッシュメモリ10の外部に配置するようにしても
良い。
出力信号BADに基づいてセクタ置換を行う置換回路6
をフラッシュメモリ10の外部に配置するようにしても
良い。
【0083】半導体メモリによっては、一つのメモリセ
ルで2を越える状態をとり扱うことができる多値メモリ
があり、そのような半導体メモリにおいても本発明を適
用することができる。
ルで2を越える状態をとり扱うことができる多値メモリ
があり、そのような半導体メモリにおいても本発明を適
用することができる。
【0084】さらに、上記した例では不良検出回路4を
有するものについて説明したが、図3に示されるよう
に、ベリファイを利用して不良検出を行うことができ
る。この場合、ハードウェアとしての不良検出回路4を
省略することができる。
有するものについて説明したが、図3に示されるよう
に、ベリファイを利用して不良検出を行うことができ
る。この場合、ハードウェアとしての不良検出回路4を
省略することができる。
【0085】特定のセクタについての消去(S31)が
行われた後、入出力回路IOC2,IOC3における比
較回路COMの出力に基づいて消去が適切か否かについ
ての判別が行われれる(S32)。この判別において、
もし、モニタビット3a,3bについての消去が適切で
ないと判断された場合(N)には、消去ベリファイの回
数が所定値に達したか否かの判別が行われる(S3
6)。この判別において、消去ベリファイの回数が所定
値に達していない場合には上記ステップS31の消去動
作に戻る。しかし、上記ステップS36の判別におい
て、消去ベリファイの回数が所定値に達したと判断され
た場合(Y)には、消去エラーとされ、当該モニタビッ
トについての消去ベリファイが終了される。このように
モニタビットについての消去ベリファイが終了されるの
で、モニタビット3a,3bのデータ保持特性における
しきい値マージンを他のビットに比べて少なくしておけ
ば、このモニタビット3a,3bについてのベリファイ
におけるタイムアウトのチェックにより不良検出を行う
ことができる。
行われた後、入出力回路IOC2,IOC3における比
較回路COMの出力に基づいて消去が適切か否かについ
ての判別が行われれる(S32)。この判別において、
もし、モニタビット3a,3bについての消去が適切で
ないと判断された場合(N)には、消去ベリファイの回
数が所定値に達したか否かの判別が行われる(S3
6)。この判別において、消去ベリファイの回数が所定
値に達していない場合には上記ステップS31の消去動
作に戻る。しかし、上記ステップS36の判別におい
て、消去ベリファイの回数が所定値に達したと判断され
た場合(Y)には、消去エラーとされ、当該モニタビッ
トについての消去ベリファイが終了される。このように
モニタビットについての消去ベリファイが終了されるの
で、モニタビット3a,3bのデータ保持特性における
しきい値マージンを他のビットに比べて少なくしておけ
ば、このモニタビット3a,3bについてのベリファイ
におけるタイムアウトのチェックにより不良検出を行う
ことができる。
【0086】また、上記ステップS32の判別において
消去が適切に行われたと判断された場合(Y)には書き
込み動作が行われ(S33)、書き込みベリファイが行
われる(S34)。この書き込みベリファイにおいて、
書き込みが不適切であると判断された場合(N)には、
書き込みベリファイの回数が所定値に達したか否かの判
別が行われる(S35)。この判別において書き込みベ
リファイの回数が所定値に達していないと判断された場
合(N)には上記ステップS33の書き込み動作が行わ
れる。しかし、上記ステップS35の判別において書き
込みベリファイの回数が所定値に達したと判断された場
合(Y)には、書き込みエラーとされ、当該モニタビッ
トについての書き込みベリファイが終了される。このよ
うにモニタビットについての書き込みベリファイが終了
されるので、モニタビット3a,3bのデータ保持特性
におけるしきい値マージンを他のビットに比べて少なく
しておけば、このモニタビット3a,3bについてのベ
リファイにおけるタイムアウトのチェックにより、不良
検出を行うことができる。
消去が適切に行われたと判断された場合(Y)には書き
込み動作が行われ(S33)、書き込みベリファイが行
われる(S34)。この書き込みベリファイにおいて、
書き込みが不適切であると判断された場合(N)には、
書き込みベリファイの回数が所定値に達したか否かの判
別が行われる(S35)。この判別において書き込みベ
リファイの回数が所定値に達していないと判断された場
合(N)には上記ステップS33の書き込み動作が行わ
れる。しかし、上記ステップS35の判別において書き
込みベリファイの回数が所定値に達したと判断された場
合(Y)には、書き込みエラーとされ、当該モニタビッ
トについての書き込みベリファイが終了される。このよ
うにモニタビットについての書き込みベリファイが終了
されるので、モニタビット3a,3bのデータ保持特性
におけるしきい値マージンを他のビットに比べて少なく
しておけば、このモニタビット3a,3bについてのベ
リファイにおけるタイムアウトのチェックにより、不良
検出を行うことができる。
【0087】上記した例では、モニタビットの出力デー
タに基づいて不良が検出された場合に、当該モニタビッ
トを含むセクタを別のセクタに置き換えるためのアドレ
ス置換をカードコントローラ65aにより行うようにし
たが、フラッシュメモリチップ内でこのアドレス置換え
を行うようにしても良い。すなわち、図10に示される
ように、フラッシュメモリ10のチップ内に置換回路6
を設ける。この置換回路6は、不良検出回路4によって
不良検出信号BADがアサートされた場合に、当該モニ
タビットを含むセクタを別のセクタに置き換えることに
より、その後のメモリアクセスにおいて、セクタ2では
なく、セクタ11が選択されるようにする。この場合の
置換回路6は論理回路の組み合わせによって形成するこ
とができる。
タに基づいて不良が検出された場合に、当該モニタビッ
トを含むセクタを別のセクタに置き換えるためのアドレ
ス置換をカードコントローラ65aにより行うようにし
たが、フラッシュメモリチップ内でこのアドレス置換え
を行うようにしても良い。すなわち、図10に示される
ように、フラッシュメモリ10のチップ内に置換回路6
を設ける。この置換回路6は、不良検出回路4によって
不良検出信号BADがアサートされた場合に、当該モニ
タビットを含むセクタを別のセクタに置き換えることに
より、その後のメモリアクセスにおいて、セクタ2では
なく、セクタ11が選択されるようにする。この場合の
置換回路6は論理回路の組み合わせによって形成するこ
とができる。
【0088】図2に示されるように消去ビット3aは、
消去及び書き込みにかかわらず、論理値“1”となる。
そこで、不良検出回路4を形成する排他的論理和回路の
一方の入力端子を高電位側電源Vddに結合するなどし
てハイレベルに固定しても良い。その場合、消去ビット
3a、それに対応するY選択スイッチYSn−1、入出
力回路IOC2等を省略することができる。
消去及び書き込みにかかわらず、論理値“1”となる。
そこで、不良検出回路4を形成する排他的論理和回路の
一方の入力端子を高電位側電源Vddに結合するなどし
てハイレベルに固定しても良い。その場合、消去ビット
3a、それに対応するY選択スイッチYSn−1、入出
力回路IOC2等を省略することができる。
【0089】さらに、入出力回路IOC2,IOC3に
おいて、図13に示されるようにセンスアンプSAの出
力データを論理反転するインバータINVを設け、この
インバータINVで反転されたデータをデータラッチD
ILに取り込むようにすれば、消去ビットと書き込みビ
ットをトグルすることができる。
おいて、図13に示されるようにセンスアンプSAの出
力データを論理反転するインバータINVを設け、この
インバータINVで反転されたデータをデータラッチD
ILに取り込むようにすれば、消去ビットと書き込みビ
ットをトグルすることができる。
【0090】図2に示される例では、書き込みビット3
bに対する消去及び書き込みにより、その論理値は、
“0”,“1”,“0”のように変化されたが、消去ビ
ット3aは論理値“1”に固定されていたため、消去ビ
ット3aへのストレスが不十分となる。そこで、図13
に示されるようにセンスアンプSAの出力データを論理
反転するインバータINVを設け、消去ビット3a、及
び書き込みビット3bについての書き込みベリファイに
おける第1回目の読み出しデータを上記インバータIN
Vで反転してからデータラッチDILでラッチする。
尚、この場合の書き込みベリファイにおいて、第1回目
の読み出し動作では書き込みが不十分であると判断され
るものとする。
bに対する消去及び書き込みにより、その論理値は、
“0”,“1”,“0”のように変化されたが、消去ビ
ット3aは論理値“1”に固定されていたため、消去ビ
ット3aへのストレスが不十分となる。そこで、図13
に示されるようにセンスアンプSAの出力データを論理
反転するインバータINVを設け、消去ビット3a、及
び書き込みビット3bについての書き込みベリファイに
おける第1回目の読み出しデータを上記インバータIN
Vで反転してからデータラッチDILでラッチする。
尚、この場合の書き込みベリファイにおいて、第1回目
の読み出し動作では書き込みが不十分であると判断され
るものとする。
【0091】この結果、消去ビット3aに着目すると、
論理値“1”がインバータINVで論理反転されてデー
タラッチDILに入力されることにより、書き込みデー
タが論理値“0”となるから、ステップS21の消去に
より論理値“1”、ステップS22の書き込みにより論
理値“0”になる。そして、この論理値“0”が読み出
されてインバータINVで論理反転されることにより、
今度は論理値“1”となり、これが消去ビット3aに書
き込まれる。それによって、消去ビット3aに十分なス
トレスを与えることができる。
論理値“1”がインバータINVで論理反転されてデー
タラッチDILに入力されることにより、書き込みデー
タが論理値“0”となるから、ステップS21の消去に
より論理値“1”、ステップS22の書き込みにより論
理値“0”になる。そして、この論理値“0”が読み出
されてインバータINVで論理反転されることにより、
今度は論理値“1”となり、これが消去ビット3aに書
き込まれる。それによって、消去ビット3aに十分なス
トレスを与えることができる。
【0092】また、書き込みビット3bに着目すると、
読み出しデータの論理値“0”がインバータINVで論
理反転されることにより、論理値“1”が書き込まれ
る。さらにこの論理値“1”が読み出されてインバータ
INVで論理反転されることにより、次は論理値“0”
が書き込まれる。それによって、書き込みビット3bに
十分なストレスを与えることができる。
読み出しデータの論理値“0”がインバータINVで論
理反転されることにより、論理値“1”が書き込まれ
る。さらにこの論理値“1”が読み出されてインバータ
INVで論理反転されることにより、次は論理値“0”
が書き込まれる。それによって、書き込みビット3bに
十分なストレスを与えることができる。
【0093】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
カードに適用した場合について説明したが、本発明はそ
れに限定されるものではなく、マイクロコンピュータの
内蔵メモリとして適用することもできるし、さらには、
各種データ処理装置に広く適用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるメモリ
カードに適用した場合について説明したが、本発明はそ
れに限定されるものではなく、マイクロコンピュータの
内蔵メモリとして適用することもできるし、さらには、
各種データ処理装置に広く適用することができる。
【0094】本発明は、少なくとも複数の不揮発性メモ
リセルを含むことを条件に適用することができる。
リセルを含むことを条件に適用することができる。
【0095】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0096】すなわち、データの読み書きに使用される
不揮発性メモリセルよりもデータ保持特性におけるしき
い値マージンが少ないモニタビットが設けられることに
よりデータの読み書きに使用される不揮発性メモリセル
で不良が起こる前にモニタビットの不良検出が可能とな
り、実力の高い(寿命の長い)セクタにおいては、寿命
の限界近くまで使用することができ、フラッシュメモリ
の寿命を長くすることができる。実力の低い(寿命の短
い)セクタにおいては、データ記憶領域の不良発生以前
に別のセクタに置換することができるから、データの信
頼性の向上を図ることができる。
不揮発性メモリセルよりもデータ保持特性におけるしき
い値マージンが少ないモニタビットが設けられることに
よりデータの読み書きに使用される不揮発性メモリセル
で不良が起こる前にモニタビットの不良検出が可能とな
り、実力の高い(寿命の長い)セクタにおいては、寿命
の限界近くまで使用することができ、フラッシュメモリ
の寿命を長くすることができる。実力の低い(寿命の短
い)セクタにおいては、データ記憶領域の不良発生以前
に別のセクタに置換することができるから、データの信
頼性の向上を図ることができる。
【図1】本発明にかかる不揮発性メモリの一例であるフ
ラッシュメモリにおける主要部の構成例ブロック図であ
る。
ラッシュメモリにおける主要部の構成例ブロック図であ
る。
【図2】上記フラッシュメモリの動作説明のためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図3】上記フラッシュメモリの動作説明のためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図4】上記フラッシュメモリの動作説明のためのしき
い値電圧分布図である。
い値電圧分布図である。
【図5】上記フラッシュメモリの動作説明のためのしき
い値電圧分布図である。
い値電圧分布図である。
【図6】上記フラッシュメモリの動作説明のためのしき
い値電圧分布図である。
い値電圧分布図である。
【図7】上記フラッシュメモリにおける主要部の構成例
説明図である。
説明図である。
【図8】上記フラッシュメモリを含むメモリカードが適
用されたデータ処理装置の構成例ブロック図である。
用されたデータ処理装置の構成例ブロック図である。
【図9】上記メモリカードにおけるカードコントローラ
の構成例ブロック図である。
の構成例ブロック図である。
【図10】上記フラッシュメモリの別の構成例説明図で
ある。
ある。
【図11】上記フラッシュメモリの別の構成例説明図で
ある。
ある。
【図12】上記フラッシュメモリの別の構成例説明図で
ある。
ある。
【図13】上記フラッシュメモリにおける主要部の別の
構成例説明図である。
構成例説明図である。
【図14】上記フラッシュメモリにおけるメモリセルの
構成例を示す斜視図である。
構成例を示す斜視図である。
2,11 セクタ 3a,3b モニタビット 4 不良検出回路 6 置換回路 10 フラッシュメモリ 13 フラッシュメモリセル群 30 データ領域 40 管理領域 61 CPU 66 バス 64 インタフェース回路 65 フラッシュメモリカード 65a カードコントローラ 65b ローカルメモリ 65c ローカルバス VSEL 電圧選択回路 XALAT Xアドレスラッチ XADEC Xデコーダ SUPP 電源回路 YALAT Yアドレスラッチ YADEC Yデコーダ WCONT 書き込み制御回路 WEREG 書き込み/消去制御レジスタ WR 書き込み回路 DIL データラッチ DIB データ入力バッファ SA センスアンプ DOB データ出力バッファ COM 比較回路 IOC1,IOC2,IOC3 入出力回路
Claims (8)
- 【請求項1】 複数のワード線と、上記ワード線に結合
された複数の不揮発性メモリセルと、上記ワード線毎に
設けられ、データの読み書きに使用される他の不揮発性
メモリセルよりもしきい値マージンが少なくされること
で、上記他の不揮発性メモリよりも早期に寿命を迎える
モニタビットとを含むことを特徴とする不揮発性メモ
リ。 - 【請求項2】 上記不揮発性メモリセル及び上記モニタ
ビットは、それぞれ電荷蓄積のためのフローティングゲ
ートを有し、上記モニタビットのフローティングゲート
は、データの読み書きに使用される他の不揮発性メモリ
セルにおけるフローティングゲートよりも厚みが薄くさ
れて成る請求項1記載の不揮発性メモリ。 - 【請求項3】 上記不揮発性メモリセル及び上記モニタ
ビットは、それぞれ電荷蓄積のためのフローティングゲ
ートと、それに対向配置されたコントロールゲートを有
し、上記モニタビットのフローティングゲートは、デー
タの読み書きに使用される他の不揮発性メモリセルにお
けるフローティングゲートよりも上記コントロールゲー
トに対向する面の面積が小さくされて成る請求項1記載
の不揮発性メモリ。 - 【請求項4】 上記不揮発性メモリセル及び上記モニタ
ビットは、それぞれ電荷蓄積のためのフローティングゲ
ートを有し、上記モニタビットのフローティングゲート
を囲む絶縁膜の厚みは、データの読み書きに使用される
他の不揮発性メモリセルにおける絶縁膜の厚みよりも薄
くされて成る請求項1記載の不揮発性メモリ。 - 【請求項5】 複数のワード線と、上記ワード線に結合
された複数の不揮発性メモリセルと、上記ワード線毎に
設けられモニタビットと、上記モニタビットへの書き込
み蓄積電荷量をデータの読み書きに使用される他の不揮
発性メモリセルよりも少なくする書き込み制御回路とを
含むことを特徴とする不揮発性メモリ。 - 【請求項6】 複数のワード線と、上記ワード線に結合
された複数の不揮発性メモリセルと、上記ワード線毎に
設けられモニタビットと、他の不揮発性メモリセルに比
べて上記モニタビットにディスターブが多くかかるよう
にバイアス条件が設定された書き込み制御回路とを含む
不揮発性メモリ。 - 【請求項7】 上記モニタビットからの読み出しデータ
に基づいて不良検出を行う不良検出回路を含む請求項1
乃至6のいずれか1項記載の不揮発性メモリ。 - 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項記載の不
揮発性メモリと、上記不揮発性メモリにおける不良検出
回路の検出結果に基づいてセクタの置換を行う手段とを
含んで成るメモリシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34824498A JP2000173275A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 不揮発性メモリ及びメモリシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34824498A JP2000173275A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 不揮発性メモリ及びメモリシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000173275A true JP2000173275A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18395726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34824498A Withdrawn JP2000173275A (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | 不揮発性メモリ及びメモリシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000173275A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230793A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Citizen Watch Co Ltd | 不揮発性半導体記憶装置 |
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US7961516B2 (en) | 2007-12-06 | 2011-06-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | NAND flash memory and memory system |
JP2011525680A (ja) * | 2008-06-23 | 2011-09-22 | サンディスク アイエル リミテッド | アドホックフラッシュメモリ基準セル |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP34824498A patent/JP2000173275A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
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Date | Code | Title | Description |
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