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JP2000166639A - 気密化粧料容器 - Google Patents

気密化粧料容器

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JP2000166639A
JP2000166639A JP34698898A JP34698898A JP2000166639A JP 2000166639 A JP2000166639 A JP 2000166639A JP 34698898 A JP34698898 A JP 34698898A JP 34698898 A JP34698898 A JP 34698898A JP 2000166639 A JP2000166639 A JP 2000166639A
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inner lid
airtight
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JP34698898A
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Yukitomo Yuzuhara
幸知 柚原
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Yoshida Industry Co Ltd
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Yoshida Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to US09/429,469 priority patent/US6129089A/en
Priority to FR9913908A priority patent/FR2785510B1/fr
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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D2200/00Details not otherwise provided for in A45D
    • A45D2200/05Details of containers
    • A45D2200/051Airtight containers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱い時の操作性を向上させつつ、製造性
の向上を図って安価な気密化粧料容器を提供する。 【解決手段】 前後に2つの収納部12,13が形成さ
れた容器本体10の後端部に蝶番3によって開閉自在に
外蓋30を枢着し、前端部には外蓋30と容器本体10
とを閉止状態に保つフック手段5を設け、さらに上記容
器本体10の前側収納部13を形成する周壁部の内縁部
に凹部22を形成する。前記前側収納部13には、化粧
料の収容部52を有する器体50aに、収容部52内方
を気密に閉止する内蓋70を開閉自在に取り付けるヒン
ジ64と器体50aと内蓋70との閉止状態を保持する
係合手段とを有する気密レフィル容器50を、前記ヒン
ジ64が上記凹部22に位置するように収納する。さら
に、容器本体10の前端部に上記フック手段5と上記係
合手段の解除手段90を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後に並んだ2つ
の収納部を有する容器本体の一方の収納部に化粧料を収
容するレフィル容器を着脱自在に設け、該レフィル容器
に内方を気密状態に保つ内蓋を設けた気密化粧料容器に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の気密化粧料容器としては、例え
ば特開平10−192044号公報に開示されるものが
従来存在する。この気密化粧料容器は容器本体および内
面にミラーを有する外蓋の後端部が蝶番によって開閉可
能に枢着され、前端側にはフック手段が設けられてい
る。
【0003】容器本体内は、略中央で仕切壁によって前
後2つに仕切られ、後側にはパフ等の化粧具収納部が設
けられ、前側には化粧料を収容する皿体が嵌着された化
粧料収納部が設けられている。
【0004】これら2つの収納部を仕切る仕切壁の略中
央には、後方と上方に向かって開放された凹部内に左右
方向に蝶番ピンが設けられている。この蝶番ピンには、
皿体及び容器本体と別体の内蓋が回動自在に取り付けら
れ、この内蓋は、その前端部に設けられた係合片が容器
本体に設けられたフック片と係合して化粧料収納部を密
閉して気密状態を保持している。
【0005】即ち、蝶番ピンは、化粧料収納部の後方に
左右に指向して設けられ、この蝶番ピンに取り付けられ
ている内蓋は、前後方向に回転して開閉される。
【0006】従って、この気密化粧料容器は、使用時
に、外蓋を閉止しているフック手段を解除して外蓋を開
放し、次に内蓋を閉止している係合手段を解除して内蓋
を開放して化粧料を露出させ使用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の気密化粧料容器にあっては、気密化粧料容器に収
納される化粧料は揮発性が高いため、製造工程でも化粧
料充填直後に容器を密閉することが望ましいが、従来の
化粧料容器では、化粧料収納部を閉止する内蓋も、化粧
料を充填する皿体も容器本体とは別体なので、化粧料を
皿体に充填し直後に皿体を容器本体に組み込み、さらに
内蓋を取り付けて皿体を閉じる必要があり、組立性が悪
いばかりでなく化粧料を充填した皿体をストックするこ
とができないため、生産性を高めることができず、ま
た、化粧料を充填した皿体をストックするためには、本
来必要としない製造工程専用の蓋を別途設ける必要があ
り、いずれにしても化粧料容器のコストアップを余儀な
くされてしまうという課題があった。
【0008】また、化粧料収納部内の化粧料を使用する
際には、まず外蓋を閉止しているフック手段を解除して
外蓋を開き、次に化粧料収納部の内蓋を閉止している係
合手段を解除して内蓋を開くという二度の手間がかか
り、操作性を悪化させているという課題があった。
【0009】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、取り扱い時の操作性を向上させつつ、製造性の向上
を図って安価な気密化粧料容器を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の請求項1に示す気密化粧料容器では、前後
に隔てる仕切壁を含む周壁部によって形成された前後2
つの収納部を有する容器本体と、該容器本体の後端部に
蝶番を介して開閉自在に設けられた外蓋と、該外蓋で容
器本体を閉止するためにこれら両者の前端部に設けられ
たフック手段と、上記容器本体の前側収納部に着脱自在
に収納される気密レフィル容器とを備え、該気密レフィ
ル容器は化粧料の収容部を有する器体に該収容部内方を
気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付けるヒンジと、
上記器体と上記内蓋との閉止状態を保持する係合手段と
を有し、上記容器本体の前側収納部を形成する仕切壁を
含む周壁部の内縁部に、上記気密レフィル容器の上記ヒ
ンジを挿着するための凹部を形成した。
【0011】また、請求項2に示す気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に、上記フック手段の解除操
作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的に形成した
解除手段を設けた。
【0012】以上の構成により本発明の気密化粧料容器
の作用を以下に述べると、容器本体に着脱可能に収納さ
れる気密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レフ
ィル容器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋を
設けたので、製造工程において、化粧料を充填した直後
に内蓋を閉じて内方を気密状態に保つことができるた
め、化粧料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密
レフィル容器に化粧料を充填してストックすることもで
き、効率よく作業できると共に、容易に大量生産するこ
とが可能である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋
を用いているので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無
駄な費用が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げる
ことができる。
【0013】また、前側収納部の仕切壁を含む周壁部の
内縁部に凹部を設けたので、気密レフィル容器を収納す
る前側収納部と繋がった一つの空間として凹部を形成す
ることができる。従って、ヒンジを器体の側方に設け、
そのヒンジを凹部に挿入することができるため、容器本
体上に突出するヒンジの高さを低くすることができ、気
密化粧料容器全体の厚さを薄くして携帯性を向上させる
ことができる。さらに、上記周壁部の内縁部に凹部を設
けたので、凹部が容器本体の外方に貫通しないと共に、
その凹部にヒンジを挿入したので、ヒンジが容器本体の
外方に露出しないため、気密化粧料容器の外観美を損な
わない。
【0014】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の
係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を
設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外
蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、操
作性を向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0016】図1から図5に示すように、本実施形態の
化粧料容器1は、外周形状を略長方形をなす容器本体1
0と内面にミラー42を有する外蓋30と化粧料の収容
部52を有する気密レフィル容器50とを主要部品とし
て構成されている。
【0017】容器本体10は外周壁部10aとこの外周
壁部10aの内側に前後方向略中央に左右方向を指向し
て配置される仕切壁10bと底部10cとで2つの収納
部12,13が隔成され、外周壁部10aの後側略半分
の内面と仕切壁10bの後側壁面とを周壁部12aとす
る後側収納部12にはパフ等の化粧具15が収納され、
外周壁部10aの前側略半分の内面と仕切壁10bの前
側壁面とを周壁部13aとする前側収納部13には気密
レフィル容器50が収納されている。
【0018】前側収納部13の周壁部13aの四隅近傍
の前後内面には、前側収納部13の内方に向かって嵌合
突起13bが設けられ、底部10cには開口10dが設
けられている。
【0019】また、容器本体10の前端側中央には、前
方及び上方に向かって開放された凹部14が設けられる
と共に、凹部14の前側壁面には、前方に向かって係合
突起16が設けられ、後端側中央には後方及び上下方向
に開放された凹部18が設けられている。
【0020】さらに、前側収納部13の左の周壁部20
には、上方及び前側収納部13の内方に向かって開放さ
れた凹部22が設けられている。
【0021】外蓋30は、上記容器本体10の外周壁部
10aと上下に重なり略同型状の外蓋外周壁部30a
と、内面にミラー42が取り付けられている天部30b
とから構成されている。
【0022】外蓋30の後端部には、容器本体10の凹
部18に入り込んで蝶番3を形成する突部32が設けら
れ、前端側には容記本体10の凹部14に入り込んで係
合突起16と共にフック手段5を構成する係合部34が
設けられている。
【0023】この係合部34の後方側の面には、係合突
起16と係脱自在に係合片36が設けられている。
【0024】気密レフィル容器50は、前側収納部13
の周壁部13aと略同形状の外形をなし、化粧料の収容
部52を有する器体50aと、収容部52を開閉自在に
密閉して、その内方を気密状態に保持する内蓋70と、
この内蓋70を回動自在に支持する突部56で構成され
ている。
【0025】器体50aの略中央には、化粧料を収容す
る円形に窪ませて形成された収容部52が設けられ、収
容部52の外周には、その外周に沿って溝部54が設け
られ、溝部54の外周壁54aには、その内方に向かっ
て3つのフック片62が、その外周壁54aに沿って等
間隔に設けられ、そのうち1つは、前記突部56の反対
側に設けられている。さらに、収容部52の周縁から溝
部54の内周壁にわたって、環状のシール部材60が取
り付けられている。
【0026】また、器体50aの外周には、凹部58が
設けられ、容器本体10の嵌合突起13bと嵌合して気
密レフィル容器50を容器本体10に収納すると共に、
収容部52の左側に位置する器体50aの外周上端に
は、内蓋70を開閉自在に蝶着するヒンジ64を形成す
る突部56が、離間して2つ設けられている。
【0027】また、内蓋70は、略円形平板の蓋体部7
2と、これに突設された円筒状の側壁部74と、前記突
部56と共にヒンジ64を形成する支持部76とで主に
構成されている。
【0028】蓋体部72の上面には、上方に隆起し外蓋
30の閉止状態でミラー42に押圧される突部72aが
形成され、下面には、内蓋70閉止状態で器体50aの
溝部54に挿入される上記側壁部74が設けられ、その
内側にシール部材60に対向させて突出され、当該シー
ル部材60を押圧するシール部材押圧部78が設けられ
ている。また、蓋体部72には、その側方に設けられ、
器体50aの突部56、56の間に入り込んでヒンジ6
4を形成する支持部76が設けられ、支持部76の反対
側には、蓋体部72から外方に延出させて取手部80が
形成されている。
【0029】前記側壁部74の外周には、内蓋70の閉
止状態で前記溝部54のフック片62と係合する位置
に、突片74aが設けられている。
【0030】そして、これらの部品は、以下のように組
み合わされて気密化粧料容器1を形成している。
【0031】容器本体10の後端の凹部18には、外蓋
30後端の突部32が入り込み、容器本体10と外蓋3
0とに跨って蝶番ピン88、88が挿入されて蝶番3が
形成されている。
【0032】容器本体10と外蓋30とが閉止状態にあ
るときには、容器本体10の凹部14の係合突起16
と、外蓋30の係合片36とが係合し、フック手段5を
なし、容器本体10と外蓋30とを閉止状態に保持する
と共に、内蓋70の突部72aをミラー42が押圧し、
内蓋70を確実に閉止している。
【0033】また、容器本体10の前側収納部13に
は、周壁部13aの嵌合突起13bと気密レフィル容器
50の凹部58とが係合されると共に、容器本体10の
左の周壁部20に設けられた凹部22に、気密レフィル
容器50のヒンジ64が配置されて、気密レフィル容器
50が嵌合されている。
【0034】さらに、内蓋70は、ヒンジ64によって
回動自在に枢着され、内蓋70の閉止状態では、内蓋7
0下面の側壁部74外周の突片74aと気密レフィル容
器50のフック片62が係合し、側壁部74の内周面が
溝部54の内周面のシール部材60に接すると共に、蓋
体部72下面のシール部材押圧部78がシール部材60
を上方から押圧して、収容部52を気密状態に保持して
いる。
【0035】即ち、この気密化粧料容器1は、前端側の
フック手段5を解除して、後端側蝶番3により外蓋30
を後方に回転移動して開放し、次に左の周壁部20の凹
部22に配されたヒンジ64により内蓋70を左方向に
回転して容器本体10の外側に移動させて内蓋70を開
放し化粧料を露出させる。
【0036】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、容器本体10に着脱可能に収納される気密
レフィル容器50に化粧料を収容し、その気密レフィル
容器50には、化粧料の収容部52を気密状態に保つ内
蓋70を設けたので、製造工程において、化粧料を充填
した直後に内蓋70を閉じて内方を気密状態に保つこと
ができるため、化粧料の揮発を防ぐことができると共
に、予め気密レフィル容器50に化粧料を充填してスト
ックすることもでき、効率よく作業できると共に、容易
に大量生産することが可能である。さらに、製造工程か
ら製品形態の内蓋70を用いているので、製造工程専用
の蓋を必要とせず、無駄な費用が発生せず、気密化粧料
容器1のコストを下げることができる。
【0037】また、前側収納部13の左の周壁部20の
内縁部に凹部22を設けたので、気密レフィル容器50
を収納する前側収納部13と繋がった一つの空間として
凹部22を形成することができる。従って、ヒンジ64
を器体50aの側方に設け、そのヒンジ64を凹部22
に挿入することができるため、容器本体10上に突出す
るヒンジ64の高さを低くすることができ、気密化粧料
容器1全体の厚さを薄くして携帯性を向上させることが
できる。さらに、上記外周壁部10aの内縁部に凹部2
2を設けたので、凹部22が容器本体10の外方に貫通
しないと共に、その凹部22にヒンジ64を挿入したの
で、ヒンジ64が容器本体10の外方に露出しないた
め、気密化粧料容器1の外観美を損なわない。
【0038】上記実施形態では、気密レフィル容器50
のヒンジ64を挿着する凹部22を前側収納部13の左
の周壁部20に設けた例を示したが、これに限らず、図
6〜10に示すように、前後の収納部12,13を隔て
る仕切壁10bの前側収納部側の内縁部に上記凹部22
を設けてヒンジ64を挿着しても、図11に示すように
左の周壁部20と仕切壁10bとに跨って凹部22を設
けても、凹部22の位置は前側収納部13の内縁部であ
れば同様の効果を奏する。
【0039】図12〜図17は本願の第2発明の実施形
態を示し、前記実施形態と同一構成部分と同一符号を付
して重複する説明を省略して述べる。
【0040】本実施形態は、容器本体10の前端の凹部
14に形成される外蓋30のフック手段5の前方にフッ
ク手段5及び内蓋70の係合手段の解除手段90をなす
解除操作部92を設けたものである。
【0041】容器本体10の前端部の凹部14後方の外
周壁部10a上端には、前記凹部14の左右の側壁14
aと繋がった壁面を有し、気密レフィル容器50の収納
部13に貫通する溝部94が設けられ、前記左右の側壁
14aの前端及び上端近傍の対向する位置には小孔が設
けられている。
【0042】気密レフィル容器50の器体50aの前端
外周部上面には、気密レフィル容器50が容器本体10
の収納部13に収納された状態で上記溝部94と繋がる
ように前方と上下方向に開放された凹部50cが設けら
れている。
【0043】上記解除操作部92は、凹部14の幅より
僅かに狭い幅の鉛直面をなす略板状の操作部92aと、
この操作部92aの後側面上端の左右角部から後方に向
かって垂直に突出された棒状の解除部92bと、操作部
92a側面の上端近傍に突設され前記凹部14の小孔に
挿入されて解除操作部92を回動自在に支持する支持部
92cとで構成されている。操作部92aの下端には、
前方に隆起して突部が設けられ、解除部92bの後端上
面には段状に切り欠かれた段部92dが設けられてい
る。
【0044】また、気密レフィル容器50の溝部54の
外周壁54aには、その内方に向かって3つのフック片
62が外周壁54aに沿って等間隔に設けられ、そのう
ち1つは、前方中央に設けられている。また、内蓋70
の側壁部74の外周には、内蓋70の閉止状態で前記フ
ック片62と係合する位置に突片74aが設けられてい
る。
【0045】そして、これらは以下のように組み合わさ
れて、解除手段90を形成している。
【0046】容器本体10の前端部の凹部14には、そ
の左右側壁14aに設けられた小孔に解除操作部92の
左右側面の支持部92cが挿入され、解除部92bは、
容器本体10の溝部94と気密レフィル容器50の凹部
50cに入り込んでいる。即ち、解除操作部92は、操
作部92a側面の支持部92cを中心として回動自在に
設けられ、操作部92aの鉛直面が容器本体10の前端
部に露出し、解除部92bは、溝部94に入り込んだ部
分が外蓋30の下方に位置し、解除部92bの段部92
dが凹部50cに入り込み内蓋70の下方に位置してい
る。従って、解除操作部92の操作部92aを前方から
押圧すると、支持部92cを中心に解除操作部92が回
動し、解除部92bが上方に回転移動して、外蓋30と
内蓋70を上方に押し上げ、外蓋30のフック手段5と
内蓋70の係合手段を解除する。
【0047】以上の構成により本実施形態の気密化粧料
容器1では、上記容器本体10の前端部に外蓋30のフ
ック手段5と内蓋70の係合手段の解除操作部92を一
体的に形成した解除手段90を設けたので、化粧料使用
時に開放しなければならない外蓋30と内蓋70とを、
一動作によって開放することができ、極めて操作性が向
上する。また、解除部92bの内蓋70を押し上げる部
分に段部92dを設けたので、段部92dの設定した高
さによって、外蓋30のフック手段5と内蓋70の係合
手段の解除するタイミングをずらすことができ、化粧料
を使わずにミラー42のみを使用する場合には、内蓋7
0を開放せずに気密レフィル容器50内の気密状態を保
持したままで、外蓋30を開放してミラー42を使用す
ることができるという極めて優れた効果を奏する。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
示す化粧料容器にあっては、容器本体に着脱可能に収納
される気密レフィル容器に化粧料を収容し、その気密レ
フィル容器には、化粧料の収容部を気密状態に保つ内蓋
を設けたので、製造工程において、化粧料を充填した直
後に内蓋を閉じて内方を気密状態に保つことができるた
め、化粧料の揮発を防ぐことができると共に、予め気密
レフィル容器に化粧料を充填してストックすることもで
き、効率よく作業できると共に、容易に大量生産するこ
とが可能である。さらに、製造工程から製品形態の内蓋
を用いているので、製造工程専用の蓋を必要とせず、無
駄な費用が発生せず、気密化粧料容器のコストを下げる
ことができる。
【0049】また、前側収納部の仕切壁を含む周壁部の
内縁部に凹部を設けたので、気密レフィル容器を収納す
る前側収納部と繋がった一つの空間として凹部を形成す
ることができる。従って、ヒンジを器体の側方に設け、
そのヒンジを凹部に挿入することができるため、容器本
体上に突出するヒンジの高さを低くすることができ、気
密化粧料容器全体の厚さを薄くして携帯性を向上させる
ことができる。さらに、上記周壁部の内縁部に凹部を設
けたので、凹部が容器本体の外方に貫通しないと共に、
その凹部にヒンジを挿入したので、ヒンジが容器本体の
外方に露出しないため、気密化粧料容器の外観美を損な
わない。
【0050】また、請求項2にかかる気密化粧料容器で
は、上記容器本体の前端部に外蓋のフック手段と内蓋の
係合手段の解除操作部とを一体的に形成した解除手段を
設けたので、化粧料使用時に開放しなければならない外
蓋と内蓋とを、一動作によって開放することができ、さ
らに操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の第1発明の第1実施形態の外蓋及び内蓋
を開けた状態の平面図である。
【図2】本願の第1発明の第1実施形態の主要構成部品
を示す分解斜視図である。
【図3】本願の第1発明の第1実施形態の前後方向に破
断した場合の断面図である。
【図4】本願の第1発明の第1実施形態の左右方向に破
断した場合の断面図である。
【図5】本願の第1発明の第1実施形態の内蓋を開けた
状態を示す左右方向に破断した場合の断面図である。
【図6】本願の第1発明の第2実施形態の外蓋を開けた
状態の平面図である。
【図7】本願の第1発明の第2実施形態の主要構成部品
を示す分解斜視図である。
【図8】本願の第1発明の第2実施形態の左右方向に破
断した場合の断面図である。
【図9】本願の第1発明の第2実施形態の前後方向に破
断した場合の断面図である。
【図10】本願の第1発明の第2実施形態の外蓋及び内
蓋を開けた状態を示す前後方向に破断した場合の断面図
である。
【図11】本願の第1発明の第3実施形態の外蓋及び内
蓋を開けた状態の平面図である。
【図12】本願の第2発明の実施形態の外蓋及び内蓋を
開けた状態の平面図である。
【図13】本願の第2発明の実施形態の主要構成部品を
示す分解斜視図である。
【図14】本願の第2発明の実施形態の前後方向に破断
した場合の断面図である。
【図15】第2発明の実施形態の外蓋及び内蓋閉止状態
における解除手段の断面図である。
【図16】第2発明の実施形態の外蓋のみを開けた状態
を示す解除手段の断面図である。
【図17】第2発明の実施形態の外蓋のフック手段及び
内蓋の係合手段を解除した状態の解除手段の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 気密化粧料容器 3 蝶番 5 フック手段 10 容器本体 10a 外周壁部 10b 仕切
壁 10c 底部 12 後側収
納部 13 前側収納部 15 化粧具 20 左の周壁部 22 凹部 30 外蓋 30a 側壁
部 30b 天部 32 突部 50 気密レフィル容器 50a 器体 52 収容部 54 溝部 64 ヒンジ 70 内蓋 72 蓋体部 74 側壁部 76 支持部 90 解除手
段 92 解除操作部 92a 操作
部 92b 解除部 92c 支持
部 92d 段部 94 溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に隔てる仕切壁を含む周壁部によっ
    て形成された前後2つの収納部を有する容器本体と、 該容器本体の後端部に蝶番を介して開閉自在に設けられ
    た外蓋と、 該外蓋で容器本体を閉止するためにこれら両者の前端部
    に設けられたフック手段と、 上記容器本体の前側収納部に着脱自在に収納される気密
    レフィル容器とを備え、 該気密レフィル容器は化粧料の収容部を有する器体に該
    収容部内方を気密に閉止する内蓋を開閉自在に取り付け
    るヒンジと、上記器体と上記内蓋との閉止状態を保持す
    る係合手段とを有し、 上記容器本体の前側収納部を形成する仕切壁を含む周壁
    部の内縁部に、上記気密レフィル容器の上記ヒンジを挿
    着するための凹部を形成したことを特徴とする気密化粧
    料容器。
  2. 【請求項2】 上記容器本体の前端部に、上記フック手
    段の解除操作部と上記係合手段の解除操作部とを一体的
    に形成した解除手段を設けたことを特徴とする請求項1
    に記載の気密化粧料容器。
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