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JP2000166098A - 太陽光発電屋根 - Google Patents

太陽光発電屋根

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Publication number
JP2000166098A
JP2000166098A JP10333656A JP33365698A JP2000166098A JP 2000166098 A JP2000166098 A JP 2000166098A JP 10333656 A JP10333656 A JP 10333656A JP 33365698 A JP33365698 A JP 33365698A JP 2000166098 A JP2000166098 A JP 2000166098A
Authority
JP
Japan
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roof
solar cell
power
inverter
solar cells
Prior art date
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Pending
Application number
JP10333656A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Sera
賢昭 瀬良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawamura Electric Inc
Daiwa House Industry Co Ltd
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
Daiwa House Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawamura Electric Inc, Daiwa House Industry Co Ltd filed Critical Kawamura Electric Inc
Priority to JP10333656A priority Critical patent/JP2000166098A/ja
Publication of JP2000166098A publication Critical patent/JP2000166098A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 方向の異なる複数の屋根面に互いに異なる太
陽電池モジュール直列数等の太陽電池を設置しながら、
発電効率が良く、かつ設備費用が低価格で済む太陽光発
電屋根を提供する。 【解決手段】 互いに異なる方向に向いた複数の屋根面
32を有する屋根において、これら屋根面32のうち、
少なくとも2つの屋根面32に太陽電池1を設置する。
各屋根面32毎の太陽電池1に各々別のインバータ4を
接続する。これら複数のインバータ4は、互いに共通の
コントローラ5の制御により並列運転されて商用電力系
統2に連系される。各屋根面の太陽電池1は、各々が任
意の太陽電池モジュール数とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、屋根の各方向の
屋根面に太陽電池を設置し、インバータを用いて商用電
力系統と連系して給電する太陽光発電屋根に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、図
5に一例を示すように、住宅の屋根の東西南北面など、
各方向の屋根面に太陽電池51を設置した場合に、図6
に示すように、全ての太陽電池51を1台のインバータ
52に接続している。インバータ52に入力される太陽
電池51の電力は、インバータ52の最大電力追随動作
により、図9(A)に示すように、ほぼ各面の太陽電池
出力の合成値の最大電力となる。このように1台のイン
バータ52を用いる場合、各屋根面の太陽電池51に同
一特性のものを使用し、かつ各屋根面の太陽電池モジュ
ール51aの直列数を同じにした場合においては、ほぼ
有効に各太陽電池51の発電電力をインバータ52に入
力できる。
【0003】しかし、太陽電池51の取付面の面積や形
状の相違により、各屋根面の太陽電池51の太陽電池モ
ジュール直列数を同一にすることが困難な場合がある。
図7に示すように、各屋根面の太陽電池51の太陽電池
モジュール直列数が異なる場合は、各太陽電池51の発
電電力−発電電圧特性の差が大きく、図9(B)のよう
に各太陽電池51の最大電力点のずれが大きくなるた
め、合成最大電力は、各屋根面の太陽電池51のそれぞ
れの最大電力の合計値に対して相当減少してしまう。そ
のため、各太陽電池51の発電電力を有効にインバータ
52に入力できず、発電効率が低下してしまうという問
題点があった。このような発電効率の低下は、太陽電池
モジュール数が異なる場合の他に、次のような場合にも
生じる。例えば、一部の屋根面の太陽電池51が周囲の
建物や木立等の影になる場合や、各屋根面の太陽電池5
1の特性が異なる場合(南面に単結晶シリコン太陽電
池、東西北面にアモルファス太陽電池を用いたような場
合)である。最大電力追随制御(MPPT)により、動
作点は常に変動しているが、日射量の急変等により最大
電力点から大きくずれることがあり、この間、発電効率
が低下してしまう。
【0004】さらに、各屋根面の太陽電池51の太陽電
池モジュール直列数が異なる場合には、各太陽電池51
の電力−発電電圧特性の差が大きく、合成電力の発電電
力−発電電圧特性には発電電力のピークが生じる。その
ため、インバータ52が最大電力追随動作により、ある
ピーク点から抜け出せなくなる場合があり、これが発電
電力が低いピーク点の場合には、さらに発電効率が低下
してしまうという問題があった。
【0005】このような課題を解消するものとして、図
8に示すように、各屋根面の太陽電池51にそれぞれ別
のインバータ52を接続し、これらインバータを並列運
転して商用電力系統53に接続するものを考えた。しか
し、このような住宅の屋根面に設置された太陽電池51
の電力を商用電力系統53と連系して給電するためのイ
ンバータ52は、その連系機能を得るために、商用電力
系統状況検出装置、給電状況検出装置、および出力電力
表示装置等の各種の装置を備えたものとされている。そ
のため、インバータ52の価格は高価であり、このよう
な高価なインバータ52を複数台設置すると、全体とし
て非常に高価なものとなってしまう。また、これら複数
台のインバータ52を並列運転して商用電力系統53と
連系するためには、例えば、複数台のうちの一台をマス
ター機として設定し、残りの各々をスレーブ機として設
定する必要があり、その設定が煩わしい。そのため誤設
定も生じ易い。
【0006】この発明の目的は、方向の異なる複数の屋
根面に太陽電池を設置しながら、発電効率が良く、かつ
設備費用が低価格で済む太陽光発電屋根を提供すること
である。この発明の他の目的は、各屋根面の太陽電池の
太陽電池モジュール直列数が異なっていても、効率良く
電力が得られるようにすることである。この発明のさら
に他の目的は、4方の屋根面の全てに太陽電池を設置し
た場合にも、発電効率が良く、かつ設備費用が低価格で
済むようにすることである。この発明のさらに他の目的
は、太陽電池モジュールが屋根葺材を兼用するものであ
って、また各面の太陽電池の特性が異なる場合にも、優
れた発電効率が得られるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の太陽光発電屋
根は、互いに異なる方向に向いた複数の屋根面を有する
屋根において、これら屋根面のうち、少なくとも2つの
屋根面に太陽電池が設置され、各屋根面毎の太陽電池に
各々別のインバータが接続され、これら複数のインバー
タが、互いに共通のコントローラの制御により並列運転
されて商用電力系統に連系されるものである。この発明
において、各屋根面に設置された太陽電池のうち、いず
れかの屋根面の太陽電池は、他の屋根面の太陽電池と
は、太陽電池モジュール直列数が互いに異なっていても
良い。また、この発明は、4方に向く屋根面を有する屋
根であって、4つの屋根面の全てに太陽電池を設置した
ものであっても良い。さらに、この発明において、各屋
根面に設置された太陽電池の太陽電池モジュールが屋根
葺材を兼用するものであり、これら各屋根面に設置され
た太陽電池のうち、いずれかの屋根面の太陽電池を単結
晶系の太陽電池とし、他の屋根面の太陽電池をアモルフ
ァス系の太陽電池としても良い。
【0008】上記構成の太陽光発電屋根によると、各方
向の屋根面の太陽電池がそれぞれ別のインバータに設置
されているため、各屋根面の太陽電池が、太陽電池モジ
ュール直列数の違いや、太陽との対向角度の異なり等に
よって発電電力や発電電力−発電電圧の特性に大きな違
いが生じていても、各インバータは太陽電池の最大電力
を取り込むことができ、高い電力変換効率で太陽電池発
電を行うことができる。すなわち、各屋根面の太陽電池
の太陽電池モジュール数が異なっていても、インバータ
群全体から見た場合、各太陽電池の最大発電電力の合計
値を取り込むことと同じとなり、高い電力変換効率で太
陽電池発電を行うことができる。しかも、このような高
い電力変換効率の太陽電池発電でありながら、コントロ
ーラの共有により、個々のインバータは簡素な機能のも
のとして、重複機器の省略により設備全体を低価格のも
のとすることができる。また、各屋根面の太陽電池の太
陽電池モジュール直列数が異なる場合に、従来技術に見
られたインバータが最大電力追随動作により、あるピー
ク点から抜けだけなくなる不具合も発生しない。一部の
太陽電池が周囲の建物や木立等の影になる場合でも、シ
ステム全体からみた取り込み電力の低下は、その影にな
った太陽電池の低下分だけとなる。これらのため、各方
向の屋根面に、太陽電池モジュールを任意の直列数で設
置でき、すなわち任意枚数設置できて、限られた屋根面
積を最大に生かし、高い発電効率、発電量の太陽光発電
屋根とすることができる。各方向の屋根面に、異なる種
類、例えば単結晶シリコン太陽電池とアモルファスシリ
コン太陽電池を任意に選んでも、各太陽電池の最大発電
電力を交流電力に変換することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図4と共に説明する。図1(A)に示すように、建物
30の屋根31は、4方に向く屋根面32(32A 〜3
D )を有しており、各屋根面32に太陽電池1が設置
されている。建物30は、例えば戸建ての住宅であり、
屋根31は寄せ棟屋根である。太陽電池1は、複数の太
陽電池モジュール1aを直列に、あるいは直並列に接続
したものであって、各太陽電池モジュール1aは屋根葺
き材を兼用し、各屋根面32の略全面の屋根葺き材が太
陽電池1で構成される。各屋根面32の太陽電池1の太
陽電池モジュール直列数は互いに異ならせても、また同
じ数としてもよい。例えば、寄せ棟屋根の場合、妻側の
一対の屋根面32B ,32D は狭く、桁側の一対の屋根
面32A ,32Cは広く、この屋根面の広さに応じた太
陽電池モジュール直列数とされる。太陽電池1の種類
も、各方向の屋根面32によって異ならせても良く、例
えば、南面の屋根面32A を単結晶シリコン太陽電池等
の単結晶系の太陽電池とし、東西および北面の屋根面3
B 〜32D は、アモルファスシリコン太陽電池等のア
モルファス系の太陽電池とする。なお、各屋根面32の
太陽電池1は、屋根葺き材とは別に、例えば屋根葺き材
の上に設置したものであっても良い。
【0010】各屋根面32の太陽電池1は、図1(B)
に示すように各々別のインバータ4に接続され、これら
複数のインバータ4は、互いに共通のコントローラ5の
制御により並列運転されて商用電力系統2に連系され
る。
【0011】コントローラ5は、複数のインバータ4に
よる給電状況および商用電力系統の状況を検出して前記
各インバータに並列運転制御信号を与える手段であり、
図2にブロック図で示す各手段および機能を備える。図
2に示すように、コントローラ5は、給電状況・系統状
況検出部7と、インバータ制御信号生成部8と、出力電
力表示信号生成部9とを備える。
【0012】給電状況・系統状況検出部7は、給電電路
29に設けた変成器(PT)、変流器(CT)、直流セ
ンサ(DC−CT)、直流地絡電流センサ(DC−ZC
T)により、系統電圧、系統周波数、供給電流、直流地
絡電流等の給電状況および系統状況を取り込み、系統電
圧位相、系統電圧の上昇、系統の停電、直流電流の流
出、直流地絡電流の発生を検出し、それらの検出信号を
インバータ制御信号生成部8に送出する。また、出力電
力を計測し、そのデータを出力電力表示信号生成部9に
送出する。
【0013】インバータ並列運転制御信号生成部8は、
給電状況・系統状況検出部7から信号を受け、並列運転
制御信号として次の各信号a〜dを生成し、各インバー
タ4に送出する手段である。出力電流位相同期信号a
は、全インバータ4の出力電流位相を揃え、かつ系統電
圧位相に対して一定周期でわずかに変動させるための信
号である。商用電力系統2が停電した場合、インバータ
4の単独運転となるが、位相変動による周波数変化を検
出して系統の停電が検出できる。全インバータ開列信号
bは、商用電力系統2の停電を検出した場合、および商
用電力系統2の過電圧がインバータ4の制御では低下で
きない場合に、全インバータ4を系統から開列するため
の信号である。異常インバータ検出・開列信号cは、直
流電流、直流地絡電流が発生した場合に、インバータ4
を順次開列して異常インバータ4を検出し、異常インバ
ータ4のみを商用電力系統2から開列するための信号で
ある。出力電流位相進相信号dは、商用電力系統2の電
圧が上昇した場合に、インバータ4の出力電力位相を進
相させることにより系統電圧を下げるための信号であ
る。出力電流抑制信号eは、商用電力系統2の電圧が上
昇した場合、インバータ4の出力電流位相を進相させて
も系統電圧が下がらない場合に、インバータ4の出力電
流を小さくして系統電圧を下げるための信号である。こ
れでも系統電圧が高い場合はインバータ4を開列する。
【0014】出力電力表示信号生成部9は、給電状況・
系統状況検出部7および各インバータ4からの出力電力
データを受け、これを演算して商用電力系統2への総合
出力電力(太陽光発電電力)を求め、その総合出力電力
および各インバータ4の電力表示信号を表示装置6に送
出する。
【0015】図3は、インバータ4のブロック図であ
る。インバータ4は、インバータ制御部10からの信号
により、直流−交流変換部11および開閉部12を制御
することにより、太陽電池1で発電された直流電力を交
流電力に変換し、交流電流を商用電力系統2に送出する
手段である。
【0016】直流−交流変換部11は、インバータ制御
部10からの指令に基づいて、太陽電池1で発電された
直流電力を交流電力に変換し、交流電流を商用電力系統
2に出力する。開閉部12は、インバータ制御部10か
らの指令に基づいて、インバータ出力と商用電力系統2
との接続、開列を行う手段である。
【0017】インバータ制御部10は、太陽電池1の発
電電力データ、インバータ出力電流の波形・位相・電流
値データ、およびコントローラ5よりの制御信号に基づ
いて次の信号f〜jを生成し、直流−交流変換部11お
よび開閉部12に送出する手段である。
【0018】出力電流波形制御信号fは、フィードバッ
ク制御により出力電流波形が常に正弦波になるように出
力電流波形を指令する信号である。出力電流位相制御信
号gは、コントローラ5からの出力電流位相信号・出力
電流位相進相信号に基づいて出力電流位相を指令する信
号である。出力電流抑制制御信号hは、自インバータ4
の出力電流値がインバータ4の定格を超えた場合および
コントローラ5からの出力電流抑制信号を受けた場合に
出力電流値を現在値より下げることを指令する信号であ
る。起動・停止制御信号iは、太陽電池1の発生電圧が
設定値以上になった場合にインバータ4の運転開始およ
び商用電力系統2への接続を指令する信号である。すな
わち、この信号iは、太陽電池1の発生電圧が設定値以
下になった場合、またはコントローラ5およびインバー
タ異常検出部13からの停止信号を受けた場合に商用電
力系統2からの開列およびインバータ1の運転停止を指
令する信号である。最大電力点追随制御信号jは、出力
電流値を常に太陽電池1の出力電力が最大となる方向に
変化させる信号である。
【0019】インバータ異常検出部13は、装置温度異
常、入出力特性異常、制御状態異常、動作状態異常等の
発生を検出する手段によりイバータ4の異常を検出し、
インバータ制御部10および警報装置15に信号を送出
する。この信号によりインバータ4は商用電力系統2よ
り開列して運転を停止し、警報装置15は警報動作を開
始する。異常状態が解消した場合には、信号を停止して
運転を再開させるとともに警報装置15の動作を停止さ
せる。
【0020】警報装置15は、インバータ異常検出部1
3からの信号を受け、異常表示を行うと共に警報を発す
る。インバータ出力電力計測部14は、自インバータ4
の出力電力を計測し、そのデータをコントローラ5に送
出する手段である。
【0021】この構成の太陽光発電屋根によると、各屋
根面32の太陽電池1は、それぞれ対となるインバータ
4に接続されていて、各インバータ4はコントローラ5
の最大電力追随制御により、対の太陽電池1の最大電力
を取り込み、その電力を交流電力に変換する。変換され
た交流電力は、全インバータ4の並列運転により、それ
ぞれのインバータ4の交流出力電力の合計が商用電力系
統2に出力される。すなわち、各太陽電池1の発電電力
がP1 〜P4 であり、インバータ4の効率がηであると
すると、商用電力系統2への供給電力は、 P1 η+P2 η+P3 η+P4 η=(P1 +P2 +P3
+P4 )η となる。したがって、太陽との対向角度が異なる各屋根
面32に、太陽電池モジュール直列数が異なる太陽電池
1が設けられていても、各太陽電池1の発電電力が効率
良く交流電力に変換される。
【0022】しかも、並列運転用の各インバータ4は、
直流電力を交流電力に変換する機能、および自己保護機
能等のように実機として必要な最低限の追加機能に機能
限定した単純な構成にできる。そのため、インバータ4
の高信頼性、小型化につながると共に、システム全体の
低価格化、高信頼化が得られる。また、マスター・スレ
ーブの設定が不要で、省力化でき、誤設定も無くなる。
さらに、並列運転される複数のインバータ4の総合出力
電力が表示装置6に表示されるため、使用者が実際に必
要な出力電力であるシステム全体の総合出力電力の読み
取りが容易である。
【0023】
【発明の効果】この発明の太陽光発電屋根は、互いに異
なる方向に向いた複数の屋根面を有する屋根において、
これら屋根面のうち、少なくとも2つの屋根面に太陽電
池を設置し、各屋根面毎の太陽電池に各々別のインバー
タを接続し、これら複数のインバータは、互いに共通の
コントローラの制御により並列運転されて商用電力系統
に連系されるものとしたため、方向の異なる複数の屋根
面に太陽電池を設置しながら、発電効率が良く、かつ設
備費用が低価格で済む。各方向の屋根面における太陽電
池の太陽電池モジュール直列数が互いに異なる場合に
も、効率良く電力が得られる。また、4方の屋根面の全
てに太陽電池を設置した場合にも、発電効率が良く、か
つ設備費用が低価格で済み、したがって限られた屋根面
の面積を最大に利用して高い発電電力を得ることができ
る。また、太陽電池モジュールが屋根葺材を兼用するも
のであって、これら各屋根面に設置された太陽電池のう
ち、いずれかの屋根面の太陽電池を単結晶系の太陽電池
とし、他の屋根面の太陽電池をアモルファス系の太陽電
池とした場合にも、発電効率の低下がなく、東西南北の
屋根面に応じて、経済的な太陽電池の種類を選び、また
限られた屋根面を最大に利用し、設備費用,屋根面広さ
に対して最大の発電電力を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施形態にかかる太陽光
発電屋根の外観斜視図、(B)はその電気系統の概念構
成を示すブロック図である。
【図2】そのコントローラのブロック図である。
【図3】そのインバータのブロック図である。
【図4】その各太陽電池の発電電圧と発電電力の関係を
示すグラフである。
【図5】従来例の斜視図である。
【図6】同従来例の電気系統の概念構成を示すブロック
図である。
【図7】第1の提案例にかかる太陽光発電屋根の電気系
統の概念構成を示すブロック図である。
【図8】第2の提案例にかかる太陽光発電屋根の電気系
統の概念構成を示すブロック図である。
【図9】(A)は第1の提案例における各太陽電池の発
電電圧と発電電力の関係を示すグラフ、(B)は第1の
提案例における各太陽電池の発電電圧と発電電力の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1…太陽電池 1a…太陽電池モジュール 2…商用電力系統 3…負荷 4…インバータ 5…コントローラ 30…建物 31…屋根 32,32A 〜32D …屋根面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E108 AA02 GG16 KK01 LL01 MM06 NN07 5F051 AA02 AA05 BA03 KA03 5G066 HA11 HA13 HA15 HA19 HB03 HB06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに異なる方向に向いた複数の屋根面
    を有する屋根において、これら屋根面のうち、少なくと
    も2つの屋根面に太陽電池を設置し、各屋根面毎の太陽
    電池に各々別のインバータを接続し、これら複数のイン
    バータは、互いに共通のコントローラの制御により並列
    運転されて商用電力系統に連系されるものとした太陽光
    発電屋根。
  2. 【請求項2】 各屋根面に設置された太陽電池のうち、
    いずれかの屋根面の太陽電池は、他の屋根面の太陽電池
    とは、太陽電池モジュール直列数が互いに異なる請求項
    1記載の太陽光発電屋根。
  3. 【請求項3】 4方に向く屋根面を有する屋根であっ
    て、4つの屋根面の全てに太陽電池を設置した請求項1
    または請求項2記載の太陽光発電屋根。
  4. 【請求項4】 各屋根面に設置された太陽電池の太陽電
    池モジュールが屋根葺材を兼用するものであり、これら
    各屋根面に設置された太陽電池のうち、いずれかの屋根
    面の太陽電池を単結晶系の太陽電池とし、他の屋根面の
    太陽電池をアモルファス系の太陽電池とした請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の太陽光発電屋根。
JP10333656A 1998-11-25 1998-11-25 太陽光発電屋根 Pending JP2000166098A (ja)

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