JP2000165546A - Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置 - Google Patents
Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置Info
- Publication number
- JP2000165546A JP2000165546A JP10340638A JP34063898A JP2000165546A JP 2000165546 A JP2000165546 A JP 2000165546A JP 10340638 A JP10340638 A JP 10340638A JP 34063898 A JP34063898 A JP 34063898A JP 2000165546 A JP2000165546 A JP 2000165546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bit string
- call
- isdn
- time
- nuisance call
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 112
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 43
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 16
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 105
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 89
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 38
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 26
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 10
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract 1
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 18
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 4
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 4
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 2
- 230000006870 function Effects 0.000 description 2
- 230000004904 long-term response Effects 0.000 description 2
- 102100034871 C-C motif chemokine 8 Human genes 0.000 description 1
- 101000946794 Homo sapiens C-C motif chemokine 8 Proteins 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
- Telephone Function (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時間
で回線接続の強制的な切断を可能にし、結果的に迷惑電
話を確実に防止できるようにする。 【解決手段】 ISDNI/F部1からタイマー回路1
2までの構成において、通信中のISDNの情報チャネ
ルにおける発信側情報のビット列を監視し、この監視で
無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴する迷惑電話
である同一ビット列連続時間を計時する。この同一ビッ
ト列連続時間を予め記憶している迷惑電話判定時間と比
較し、この比較で同一ビット列連続時間と迷惑電話判定
時間とが一致した際に、迷惑電話の着信であると判定し
て、回線接続を強制的に切断する。また、接続中の端末
が電話機の場合の回線接続の切断後に、接続中の電話端
末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出して通知し、そ
のオンフックを促す。
で回線接続の強制的な切断を可能にし、結果的に迷惑電
話を確実に防止できるようにする。 【解決手段】 ISDNI/F部1からタイマー回路1
2までの構成において、通信中のISDNの情報チャネ
ルにおける発信側情報のビット列を監視し、この監視で
無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴する迷惑電話
である同一ビット列連続時間を計時する。この同一ビッ
ト列連続時間を予め記憶している迷惑電話判定時間と比
較し、この比較で同一ビット列連続時間と迷惑電話判定
時間とが一致した際に、迷惑電話の着信であると判定し
て、回線接続を強制的に切断する。また、接続中の端末
が電話機の場合の回線接続の切断後に、接続中の電話端
末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出して通知し、そ
のオンフックを促す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNターミナ
ルアダプタ(適宜、ISDN・TAと略称する)に接続
した電話機や留守番電話装置に対する迷惑電話の着信に
対して、自動的かつ短時間で回線接続を切断するISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法及びISDN・TA
装置に関する。
ルアダプタ(適宜、ISDN・TAと略称する)に接続
した電話機や留守番電話装置に対する迷惑電話の着信に
対して、自動的かつ短時間で回線接続を切断するISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法及びISDN・TA
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の家庭には、インターネットにおけ
る高速ネットワークサーフィンを行うためISDNが普
及している。このISDNではデジタル回線終端装置
(DSU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の
出力側のS点にISDNターミナルアダプタ(適宜、I
SDN・TAと記載する)が接続されている。そして、
ISDN・TAの出力側のR点に、アナログ装置(例え
ば、電話機、留守番電話装置、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ装置)が、ローカルエリアネットワー
ク(LAN)によって接続されている。
る高速ネットワークサーフィンを行うためISDNが普
及している。このISDNではデジタル回線終端装置
(DSU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の
出力側のS点にISDNターミナルアダプタ(適宜、I
SDN・TAと記載する)が接続されている。そして、
ISDN・TAの出力側のR点に、アナログ装置(例え
ば、電話機、留守番電話装置、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ装置)が、ローカルエリアネットワー
ク(LAN)によって接続されている。
【0003】このLANに接続される電話機、パーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ装置がISDNにおける
情報(B)チャネルでの、例えば、2チャネル伝送を利
用して、同時に2台の装置(電話機、パーソナルコンピ
ュータ、ファクシミリ装置)が、その発信及び着信処理
できるようになっている。また、情報チャネルの2チャ
ネルを1チャネルにまとめた高速データ伝送も行われて
いる。
ルコンピュータ、ファクシミリ装置がISDNにおける
情報(B)チャネルでの、例えば、2チャネル伝送を利
用して、同時に2台の装置(電話機、パーソナルコンピ
ュータ、ファクシミリ装置)が、その発信及び着信処理
できるようになっている。また、情報チャネルの2チャ
ネルを1チャネルにまとめた高速データ伝送も行われて
いる。
【0004】このようなISDN・TAに接続される電
話機などでは、迷惑電話がある。いわゆる、無言や笛
(単音)を連続又は断続して吹き鳴らすなどの、いたず
ら電話である。このような迷惑電話では、当初の着信時
に迷惑電話と理解できないため、長時間応答することに
なる。すなわち、長時間通話状態となる。また、留守番
電話装置が接続されている場合、その長時間通話状態
で、迷惑電話の録音状態が継続し、録音テープや固体録
音素子(メモリ)の録音容量がなくなって、これ以降の
必要な留守番電話用件メッセージを録音できなくなるこ
とがある。
話機などでは、迷惑電話がある。いわゆる、無言や笛
(単音)を連続又は断続して吹き鳴らすなどの、いたず
ら電話である。このような迷惑電話では、当初の着信時
に迷惑電話と理解できないため、長時間応答することに
なる。すなわち、長時間通話状態となる。また、留守番
電話装置が接続されている場合、その長時間通話状態
で、迷惑電話の録音状態が継続し、録音テープや固体録
音素子(メモリ)の録音容量がなくなって、これ以降の
必要な留守番電話用件メッセージを録音できなくなるこ
とがある。
【0005】このような迷惑電話に対する対策として、
ISDNとともに、アナログ公衆電話網(PSTN)で
の発信側電話番号通知サービスによる電話番号表示を利
用し、その迷惑電話の発信側の電話番号を判別すること
が周知である。しかし、この発信側電話番号通知サービ
スは、発信側での発信側電話番号の通知拒否設定が可能
であり、迷惑電話に対する防止対策としては、その有効
性がない。
ISDNとともに、アナログ公衆電話網(PSTN)で
の発信側電話番号通知サービスによる電話番号表示を利
用し、その迷惑電話の発信側の電話番号を判別すること
が周知である。しかし、この発信側電話番号通知サービ
スは、発信側での発信側電話番号の通知拒否設定が可能
であり、迷惑電話に対する防止対策としては、その有効
性がない。
【0006】このような迷惑電話に対する対策として、
例えば、特開平5−22474号公報の「ISDNター
ミナルアダプタ」がある。この従来例では、ISDNの
Dチャネルでの発呼者電話番号(呼設定メッセージSE
TUP)に基づいて、この発呼者電話番号に対応する音
声情報(例えば、ABC商事の○○さんから電話です)
を報知するようにしている。しかし、この場合も、上記
した、迷惑電話に対しては、その発信側での発信側電話
番号の通知拒否設定が可能であり、防止対策としては有
効性が小さい。
例えば、特開平5−22474号公報の「ISDNター
ミナルアダプタ」がある。この従来例では、ISDNの
Dチャネルでの発呼者電話番号(呼設定メッセージSE
TUP)に基づいて、この発呼者電話番号に対応する音
声情報(例えば、ABC商事の○○さんから電話です)
を報知するようにしている。しかし、この場合も、上記
した、迷惑電話に対しては、その発信側での発信側電話
番号の通知拒否設定が可能であり、防止対策としては有
効性が小さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
において、迷惑電話では、長時間通話状態となり易く、
また、留守番電話装置が接続されている場合、その長時
間通話によって、この後の必要な留守番電話用件メッセ
ージを録音できなくなる欠点がある。
において、迷惑電話では、長時間通話状態となり易く、
また、留守番電話装置が接続されている場合、その長時
間通話によって、この後の必要な留守番電話用件メッセ
ージを録音できなくなる欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、ISDN・TAに電話機を
接続した際の迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時
間で回線接続の強制的な切断が可能になり、結果的に迷
惑電話を、確実に防止できるようになるISDN・TA
における迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の提
供を目的とする。
課題を解決するものであり、ISDN・TAに電話機を
接続した際の迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時
間で回線接続の強制的な切断が可能になり、結果的に迷
惑電話を、確実に防止できるようになるISDN・TA
における迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法
は、ISDNターミナルアダプタに接続された端末に対
する迷惑電話を判定して回線接続の切断を行うものであ
り、通信中の情報チャネルにおける発信側情報のビット
列を監視する処理と、この監視で同一ビット列が連続し
た同一ビット列連続時間を計時する処理と、この同一ビ
ット列連続時間を予め記憶している迷惑電話を判定する
ための迷惑電話判定時間と比較する処理と、この比較で
同一ビット列連続時間と迷惑電話判定時間とが一致した
際に、迷惑電話の着信であると判断して回線接続を切断
する処理とを有している。
に、本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法
は、ISDNターミナルアダプタに接続された端末に対
する迷惑電話を判定して回線接続の切断を行うものであ
り、通信中の情報チャネルにおける発信側情報のビット
列を監視する処理と、この監視で同一ビット列が連続し
た同一ビット列連続時間を計時する処理と、この同一ビ
ット列連続時間を予め記憶している迷惑電話を判定する
ための迷惑電話判定時間と比較する処理と、この比較で
同一ビット列連続時間と迷惑電話判定時間とが一致した
際に、迷惑電話の着信であると判断して回線接続を切断
する処理とを有している。
【0010】前記接続中の端末が電話機の場合、かつ、
回線接続の切断後に、この接続中の電話機へ迷惑電話で
ある旨の合成音声を送出して通知している。
回線接続の切断後に、この接続中の電話機へ迷惑電話で
ある旨の合成音声を送出して通知している。
【0011】本発明のISDN・TA装置は、当該装置
に収容された端末に対する迷惑電話を判定して回線接続
の切断を行うものであり、ISDN回線を通じた発信処
理及び着信処理を行う発着信処理手段と、発着信処理手
段を通じた情報チャネルにおける発信側情報のビット列
を監視する監視手段と、迷惑電話と判定するための迷惑
電話判定時間を予め記憶する記憶手段と、監視手段の監
視で同一ビット列が連続した際の同一ビット列連続時間
を計測する計測手段と、計測手段で計測した同一ビット
列連続時間と記憶手段に記憶している迷惑電話判定時間
とを比較する比較手段と、比較手段で同一ビット列連続
時間と迷惑電話判定時間とが一致した際に、迷惑電話の
着信であると判定して発着信処理手段での回線接続を切
断する回線切断手段とを備える構成としてある。
に収容された端末に対する迷惑電話を判定して回線接続
の切断を行うものであり、ISDN回線を通じた発信処
理及び着信処理を行う発着信処理手段と、発着信処理手
段を通じた情報チャネルにおける発信側情報のビット列
を監視する監視手段と、迷惑電話と判定するための迷惑
電話判定時間を予め記憶する記憶手段と、監視手段の監
視で同一ビット列が連続した際の同一ビット列連続時間
を計測する計測手段と、計測手段で計測した同一ビット
列連続時間と記憶手段に記憶している迷惑電話判定時間
とを比較する比較手段と、比較手段で同一ビット列連続
時間と迷惑電話判定時間とが一致した際に、迷惑電話の
着信であると判定して発着信処理手段での回線接続を切
断する回線切断手段とを備える構成としてある。
【0012】前記接続中の端末が電話機の場合に、回線
切断手段での通信回線接続の切断後に、接続中の端末へ
迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成音声送出手
段を、更に備える構成としてある。また、前記接続中の
端末が留守番電話装置の場合に、着信に対して留守番電
話の応答の制御を実行し、かつ、回線切断手段での通信
回線接続の切断後に、留守番電話装置に対する動作停止
を制御する留守番電話制御手段を、更に備える構成とし
てある。
切断手段での通信回線接続の切断後に、接続中の端末へ
迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成音声送出手
段を、更に備える構成としてある。また、前記接続中の
端末が留守番電話装置の場合に、着信に対して留守番電
話の応答の制御を実行し、かつ、回線切断手段での通信
回線接続の切断後に、留守番電話装置に対する動作停止
を制御する留守番電話制御手段を、更に備える構成とし
てある。
【0013】また、前記監視手段が、同一ビット列の監
視に代えて、類似するビット列の連続を監視する構成と
してある。更に、前記類似するビット列の連続の監視と
して、連続しないノイズ成分に対応するビットを除去し
て同一ビット列であるかを監視する構成としてある。ま
た、前記類似するビット列の連続の監視として、ビット
列の音圧レベルが変化している際に、このビット列の音
圧レベルを同一化して、同一ビット列であるかを監視す
る構成としてある。
視に代えて、類似するビット列の連続を監視する構成と
してある。更に、前記類似するビット列の連続の監視と
して、連続しないノイズ成分に対応するビットを除去し
て同一ビット列であるかを監視する構成としてある。ま
た、前記類似するビット列の連続の監視として、ビット
列の音圧レベルが変化している際に、このビット列の音
圧レベルを同一化して、同一ビット列であるかを監視す
る構成としてある。
【0014】更に、前記ISDN・TA装置として、T
点に接続されるISDNバスインタフェース部と、ブー
トプログラム及び制御プログラムを実行し、端末に対す
る迷惑電話を判定して回線接続の切断を行うための制御
部と、少なくとも迷惑電話判定時間を設定するマンマシ
ンインタフェース部と、情報チャネル中のビット列を監
視して判定するビット列判定回路と、マンマシンインタ
フェース部から登録された迷惑電話判定時間を記憶する
メモリと、留守番電話装置を含む端末を収容するアナロ
グインタフェース部と、接続端末に合成音声信号を送出
するための合成音声回路と、同一ビット列連続時間及び
迷惑電話判定時間を計時するためのタイマー回路とを備
える構成としてある。
点に接続されるISDNバスインタフェース部と、ブー
トプログラム及び制御プログラムを実行し、端末に対す
る迷惑電話を判定して回線接続の切断を行うための制御
部と、少なくとも迷惑電話判定時間を設定するマンマシ
ンインタフェース部と、情報チャネル中のビット列を監
視して判定するビット列判定回路と、マンマシンインタ
フェース部から登録された迷惑電話判定時間を記憶する
メモリと、留守番電話装置を含む端末を収容するアナロ
グインタフェース部と、接続端末に合成音声信号を送出
するための合成音声回路と、同一ビット列連続時間及び
迷惑電話判定時間を計時するためのタイマー回路とを備
える構成としてある。
【0015】また、前記ビット列判定回路に、同一ビッ
ト列を監視する同一ビット列判別処理部、及び/又は、
類似するビット列を監視する類似ビット列判別処理部を
備える構成としてある。
ト列を監視する同一ビット列判別処理部、及び/又は、
類似するビット列を監視する類似ビット列判別処理部を
備える構成としてある。
【0016】このような本発明のISDN・TAにおけ
る迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、ISD
Nにおける情報チャネルでの発信側情報のビット列を監
視し、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を
計時する。この同一ビット列連続時間を予め記憶してい
る迷惑電話判定時間と比較して一致した際に、迷惑電話
の着信であると判断して回線接続を強制的に切断してい
る。また、回線接続の切断後に、接続中の端末(電話
機)へ迷惑電話である旨の合成音声を送出して通知して
いる。
る迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、ISD
Nにおける情報チャネルでの発信側情報のビット列を監
視し、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を
計時する。この同一ビット列連続時間を予め記憶してい
る迷惑電話判定時間と比較して一致した際に、迷惑電話
の着信であると判断して回線接続を強制的に切断してい
る。また、回線接続の切断後に、接続中の端末(電話
機)へ迷惑電話である旨の合成音声を送出して通知して
いる。
【0017】この結果、ISDN・TAに電話機を接続
した際の迷惑電話すなわち、無言や笛(単音)を連続又
断続して吹き鳴らす同一ビット列の着信に対して、自動
的かつ短時間で回線接続の強制的な切断が可能になり、
結果的に迷惑電話を確実に防止できるようになる。
した際の迷惑電話すなわち、無言や笛(単音)を連続又
断続して吹き鳴らす同一ビット列の着信に対して、自動
的かつ短時間で回線接続の強制的な切断が可能になり、
結果的に迷惑電話を確実に防止できるようになる。
【0018】また、端末として留守番電話装置が接続さ
れる際にも、その迷惑電話の着信に対して、自動的かつ
短時間で回線接続の切断が可能になる。これによって、
迷惑電話の録音状態が継続しなくなり、録音テープや固
体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止できるよ
うになる。
れる際にも、その迷惑電話の着信に対して、自動的かつ
短時間で回線接続の切断が可能になる。これによって、
迷惑電話の録音状態が継続しなくなり、録音テープや固
体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止できるよ
うになる。
【0019】更に、本発明のISDN・TAにおける迷
惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、同一ビット
列を監視し、また、類似するビット列を監視している。
惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、同一ビット
列を監視し、また、類似するビット列を監視している。
【0020】この結果、連続しないノイズ成分を除去し
て同一ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の
音圧レベルが変化している際に、このビット列の音圧レ
ベルを同一化して、同一ビット列であるかを判断できる
ようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断できる
ようになる。
て同一ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の
音圧レベルが変化している際に、このビット列の音圧レ
ベルを同一化して、同一ビット列であるかを判断できる
ようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断できる
ようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明のISDN・TAに
おける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置の第1実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。このISDN・TA装置は、図示しないデ
ジタル回線終端装置(DSU)の出力側のT点や宅内制
御装置(NCU)の出力側のS点に接続されて、ISD
N回線を収容するISDNバスインタフェース(I/
F)部1と、CPU、ワーキングRAM及びブートプロ
グラムや制御プログラムを格納したROMを備え、特
に、本発明の実施形態の制御を実行する制御部2と、同
一ビット列連続時間、迷惑電話を判定するための時間
(迷惑電話判定時間)や動作モードを設定するためのマ
ンマシンI/F回路3とが設けられている。
おける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置の第1実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。このISDN・TA装置は、図示しないデ
ジタル回線終端装置(DSU)の出力側のT点や宅内制
御装置(NCU)の出力側のS点に接続されて、ISD
N回線を収容するISDNバスインタフェース(I/
F)部1と、CPU、ワーキングRAM及びブートプロ
グラムや制御プログラムを格納したROMを備え、特
に、本発明の実施形態の制御を実行する制御部2と、同
一ビット列連続時間、迷惑電話を判定するための時間
(迷惑電話判定時間)や動作モードを設定するためのマ
ンマシンI/F回路3とが設けられている。
【0022】また、このISDN・TA装置には、IS
DNにおける情報チャネル(Bch)中のビット列を監
視するビット列判定回路4と、マンマシンI/F回路3
によって登録された内容を記憶するメモリ5と、接続電
話機に合成音声信号を送出する合成音声回路6と、電話
機やファクシミリ装置などのアナログ電話機10とのイ
ンタフェースを処理するアナログI/F部7と、アナロ
グ留守番電話機11とのインタフェースを処理するアナ
ログI/F部8とが設けられている。
DNにおける情報チャネル(Bch)中のビット列を監
視するビット列判定回路4と、マンマシンI/F回路3
によって登録された内容を記憶するメモリ5と、接続電
話機に合成音声信号を送出する合成音声回路6と、電話
機やファクシミリ装置などのアナログ電話機10とのイ
ンタフェースを処理するアナログI/F部7と、アナロ
グ留守番電話機11とのインタフェースを処理するアナ
ログI/F部8とが設けられている。
【0023】更に、このISDN・TA装置には、各部
を接続し、データ、制御データ、アドレスデータなどを
やり取りするためのバスライン9と、アナログI/F部
7に収容される電話機やファクシミリ装置などのアナロ
グ電話機10と、アナログI/F部8に収容されるアナ
ログ留守番電話機11と、同一ビット列連続時間と迷惑
電話判定時間を計時して制御部2に割り込みをかけるた
めのタイマー回路12とが設けられている。また、アナ
ログ留守番電話機11には、留守番電話における着信時
の留守番応答メッセージ送出及び留守番用件メッセージ
録音を行う留守番電話装置11aが接続されている。な
お、この留守番電話装置11aは、アナログ留守番電話
機11と別体の構成とせずに、一体化した構成でも良
い。
を接続し、データ、制御データ、アドレスデータなどを
やり取りするためのバスライン9と、アナログI/F部
7に収容される電話機やファクシミリ装置などのアナロ
グ電話機10と、アナログI/F部8に収容されるアナ
ログ留守番電話機11と、同一ビット列連続時間と迷惑
電話判定時間を計時して制御部2に割り込みをかけるた
めのタイマー回路12とが設けられている。また、アナ
ログ留守番電話機11には、留守番電話における着信時
の留守番応答メッセージ送出及び留守番用件メッセージ
録音を行う留守番電話装置11aが接続されている。な
お、この留守番電話装置11aは、アナログ留守番電話
機11と別体の構成とせずに、一体化した構成でも良
い。
【0024】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図2は制御部2の制御内容を示すブロック図で
ある。この制御部2の機能は、アナログI/F制御処理
2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成音
声制御処理2d及び時間制御処理2eからなる。アナロ
グI/F制御処理2aでは、デジタル回線終端装置(D
SU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の出力
側のS点を通じてISDN回線に対するインタフェース
制御処理を行うとともに、ビット列判別処理2cからの
同一ビット列が連続していることを通知された際にIS
DNの情報チャネルの切断(アナログ電話機10/アナ
ログ留守番電話機11の通信リンク断)を行い、かつ、
合成音声制御処理2dの動作(合成音声回路6とアナロ
グ電話機10との接続)を実行する。
明する。図2は制御部2の制御内容を示すブロック図で
ある。この制御部2の機能は、アナログI/F制御処理
2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成音
声制御処理2d及び時間制御処理2eからなる。アナロ
グI/F制御処理2aでは、デジタル回線終端装置(D
SU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の出力
側のS点を通じてISDN回線に対するインタフェース
制御処理を行うとともに、ビット列判別処理2cからの
同一ビット列が連続していることを通知された際にIS
DNの情報チャネルの切断(アナログ電話機10/アナ
ログ留守番電話機11の通信リンク断)を行い、かつ、
合成音声制御処理2dの動作(合成音声回路6とアナロ
グ電話機10との接続)を実行する。
【0025】呼制御処理2bでは、ISDNにおける制
御チャネル(Dch)による通信プロトコル及び情報チ
ャネル(Bch)によるデータ通信とともに、ISDN
から送られてくる課金情報の抽出を制御する。また、ビ
ット列判別処理2cでは、同一ビット列が連続した場合
の同一ビット列連続時間と、メモリ5から読み出した迷
惑電話を判定するための迷惑電話判定時間が一致した際
に、アナログI/F制御処理2a、呼制御処理2b及び
合成音声制御処理2dに通知する。更に、合成音声制御
処理2dでは、ビット列判別処理2cからの通知に基づ
いて、予め設定した合成音声のガイダンスを送出する。
また、時間制御処理2eでは、同一ビット列連続時間及
びメモリ5から読み出した迷惑電話判定時間を計時す
る。
御チャネル(Dch)による通信プロトコル及び情報チ
ャネル(Bch)によるデータ通信とともに、ISDN
から送られてくる課金情報の抽出を制御する。また、ビ
ット列判別処理2cでは、同一ビット列が連続した場合
の同一ビット列連続時間と、メモリ5から読み出した迷
惑電話を判定するための迷惑電話判定時間が一致した際
に、アナログI/F制御処理2a、呼制御処理2b及び
合成音声制御処理2dに通知する。更に、合成音声制御
処理2dでは、ビット列判別処理2cからの通知に基づ
いて、予め設定した合成音声のガイダンスを送出する。
また、時間制御処理2eでは、同一ビット列連続時間及
びメモリ5から読み出した迷惑電話判定時間を計時す
る。
【0026】まず、図1を参照して第1実施形態の概略
動作について説明する。ISDNI/F部1が、ISD
N回線からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F
部8を通じて、制御部2の制御でアナログ電話機10に
着呼要求を行う。アナログ電話機10が着信要求に応答
した場合、情報チャネルによる通信リンクを確立し、ビ
ット列判定回路4を起動して通信中の情報チャネル中の
通信情報におけるビット列を監視する。
動作について説明する。ISDNI/F部1が、ISD
N回線からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F
部8を通じて、制御部2の制御でアナログ電話機10に
着呼要求を行う。アナログ電話機10が着信要求に応答
した場合、情報チャネルによる通信リンクを確立し、ビ
ット列判定回路4を起動して通信中の情報チャネル中の
通信情報におけるビット列を監視する。
【0027】この監視で同一ビット列連続時間が、メモ
リ5から読み出した迷惑電話判定時間と一致した場合、
すなわち、無言や笛(単音)を連続又は断続して吹き鳴
らしている状態の迷惑電話と判定する。この判定に基づ
いて、制御部2が合成音声回路6を起動し、ISDNI
/F部1を通じてISDN回線に切断メッセージを送出
して、迷惑電話に対する回線接続の切断を行う。更に、
アナログI/F部8を通じて、アナログ電話機10に迷
惑電話であることを合成音声で通知して、そのオンフッ
クを促すようにする。
リ5から読み出した迷惑電話判定時間と一致した場合、
すなわち、無言や笛(単音)を連続又は断続して吹き鳴
らしている状態の迷惑電話と判定する。この判定に基づ
いて、制御部2が合成音声回路6を起動し、ISDNI
/F部1を通じてISDN回線に切断メッセージを送出
して、迷惑電話に対する回線接続の切断を行う。更に、
アナログI/F部8を通じて、アナログ電話機10に迷
惑電話であることを合成音声で通知して、そのオンフッ
クを促すようにする。
【0028】次に、この動作を詳細に説明する。図3は
第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1から図3において、まず、マンマシンI/F
回路3からの指示で、制御部2を通じてメモリ5に迷惑
電話を判定するための迷惑電話判定時間を登録する。こ
の場合、迷惑電話における、例えば、同一ビット列が連
続する無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴する場
合の迷惑電話判定時間を設定する。ここで、迷惑電話判
定時間としては、着信時に受話器を取り上げてから会話
を開始するまでの無応答の遅延時間を考慮すると、数秒
間位とすることが好ましい。
第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1から図3において、まず、マンマシンI/F
回路3からの指示で、制御部2を通じてメモリ5に迷惑
電話を判定するための迷惑電話判定時間を登録する。こ
の場合、迷惑電話における、例えば、同一ビット列が連
続する無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴する場
合の迷惑電話判定時間を設定する。ここで、迷惑電話判
定時間としては、着信時に受話器を取り上げてから会話
を開始するまでの無応答の遅延時間を考慮すると、数秒
間位とすることが好ましい。
【0029】ISDNI/F部1が、ISDN回線から
の呼設定メッセージを受信すると、制御部2の呼制御処
理2bによって、この着信を検出する(ステップS
1)。この着信時に制御部2のアナログI/F制御処理
2aにおいて、アナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機10の使用中又は空き状態を判断する(ステッ
プS2)。この判断でアナログ電話機10が使用中の場
合(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼
制御処理を通じて、使用中(ビ−ジー)のメッセージを
ISDN回線に送出し、ステップS11に戻って新たな
着信待ちとなる。
の呼設定メッセージを受信すると、制御部2の呼制御処
理2bによって、この着信を検出する(ステップS
1)。この着信時に制御部2のアナログI/F制御処理
2aにおいて、アナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機10の使用中又は空き状態を判断する(ステッ
プS2)。この判断でアナログ電話機10が使用中の場
合(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼
制御処理を通じて、使用中(ビ−ジー)のメッセージを
ISDN回線に送出し、ステップS11に戻って新たな
着信待ちとなる。
【0030】ステップS2でアナログ電話機10が空き
状態の場合、制御部2のアナログI/F制御処理2aに
よって、着信呼び出しを行う(ステップS3)。制御部
2は、アナログI/F制御処理2aによって、アナログ
電話機10からの着信応答(オフフック)を取り込むと
(ステップS4)、ビット列判別処理2cを実行する
(ステップS5)。この場合、制御部2がビット列判別
処理2cによってビット列判定回路4を起動し、通信中
の情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
状態の場合、制御部2のアナログI/F制御処理2aに
よって、着信呼び出しを行う(ステップS3)。制御部
2は、アナログI/F制御処理2aによって、アナログ
電話機10からの着信応答(オフフック)を取り込むと
(ステップS4)、ビット列判別処理2cを実行する
(ステップS5)。この場合、制御部2がビット列判別
処理2cによってビット列判定回路4を起動し、通信中
の情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
【0031】このビット列判別処理2cでの監視によっ
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間と、
メモリ5に登録している迷惑電話判定時間を読み出し、
制御部2の時間制御処理2eでタイマー回路12を起動
して計時する。そして、同一ビット列連続時間と、メモ
リ5に予め格納している迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS6)。この比較で同一ビット列連続時間
が、迷惑電話判定時間を超えない場合(No)、通常の
通話と判断して通信リンクを確立し、アナログI/F制
御処理2aを通じてアナログI/F部8に接続されるア
ナログ電話機10が、ISDNI/F部1を通じて発信
側の電話機との通話を行う(ステップS7)。この通話
の終話信号(オンフック信号)の取り込みの処理に進む
(ステップS10)。
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間と、
メモリ5に登録している迷惑電話判定時間を読み出し、
制御部2の時間制御処理2eでタイマー回路12を起動
して計時する。そして、同一ビット列連続時間と、メモ
リ5に予め格納している迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS6)。この比較で同一ビット列連続時間
が、迷惑電話判定時間を超えない場合(No)、通常の
通話と判断して通信リンクを確立し、アナログI/F制
御処理2aを通じてアナログI/F部8に接続されるア
ナログ電話機10が、ISDNI/F部1を通じて発信
側の電話機との通話を行う(ステップS7)。この通話
の終話信号(オンフック信号)の取り込みの処理に進む
(ステップS10)。
【0032】ステップS6の比較で同一ビット列連続時
間が迷惑電話判定時間と一致した場合(Yes)、迷惑
電話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の
呼制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メ
ッセージをISDN回線に送出して、その回線接続の切
断を行う(ステップS8)。次に、この回線接続の切断
を制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、制御
部2はビット列判別処理2cからの合成音声制御処理2
dへの通知を行って合成音声回路6を起動し、予め定め
た、例えば、「迷惑電話です。受話器を置いてくださ
い」の合成音声をアナログI/F部8を通じてアナログ
電話機10に送出して、その報知を行う(ステップS
9)。
間が迷惑電話判定時間と一致した場合(Yes)、迷惑
電話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の
呼制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メ
ッセージをISDN回線に送出して、その回線接続の切
断を行う(ステップS8)。次に、この回線接続の切断
を制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、制御
部2はビット列判別処理2cからの合成音声制御処理2
dへの通知を行って合成音声回路6を起動し、予め定め
た、例えば、「迷惑電話です。受話器を置いてくださ
い」の合成音声をアナログI/F部8を通じてアナログ
電話機10に送出して、その報知を行う(ステップS
9)。
【0033】更に、制御部2の呼制御処理2bによっ
て、アナログI/F部8を通じたアナログ電話機10か
らの終話信号(オンフック信号)の取り込みを判断し
(ステップS10)、この終話信号を取り込んだ際に、
アナログI/F部8とアナログ電話機10との接続断を
行う(ステップS11)。
て、アナログI/F部8を通じたアナログ電話機10か
らの終話信号(オンフック信号)の取り込みを判断し
(ステップS10)、この終話信号を取り込んだ際に、
アナログI/F部8とアナログ電話機10との接続断を
行う(ステップS11)。
【0034】このようにして、この第1実施形態では、
迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時間で回線接続
の強制的な切断が可能になり、結果的に迷惑電話を、確
実に防止できるようになる。
迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時間で回線接続
の強制的な切断が可能になり、結果的に迷惑電話を、確
実に防止できるようになる。
【0035】次に、第2実施形態について説明する。図
4は図1中の制御部2の制御内容を示すブロック図であ
る。この制御内容は、図2に示す第1実施形態の制御内
容と同一のアナログI/F制御処理2a、呼制御処理2
b、ビット列判別処理2c、合成音声制御処理2d及び
時間制御処理2eとともに、留守番電話制御処理2fを
有している。この留守番電話制御処理2fは、図1中の
アナログ留守番電話機11における留守番電話設定時の
迷惑電話の着信に対して、回線接続の強制的な切断及び
アナログ留守番電話機11の動作停止の自動的な制御を
実行する。
4は図1中の制御部2の制御内容を示すブロック図であ
る。この制御内容は、図2に示す第1実施形態の制御内
容と同一のアナログI/F制御処理2a、呼制御処理2
b、ビット列判別処理2c、合成音声制御処理2d及び
時間制御処理2eとともに、留守番電話制御処理2fを
有している。この留守番電話制御処理2fは、図1中の
アナログ留守番電話機11における留守番電話設定時の
迷惑電話の着信に対して、回線接続の強制的な切断及び
アナログ留守番電話機11の動作停止の自動的な制御を
実行する。
【0036】まず、図1を参照して第2実施形態の概略
動作について説明する。マンマシンI/F回路3からの
指示によって、制御部2が、アナログI/F部7を通じ
てアナログ電話端末11に接続される留守番電話装置1
1aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示し
ない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2に
留守番電話を設定(留守番電話モード)するようにして
も良い。この後、ISDNI/F部1が、ISDN回線
からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F部7を
通じて、制御部2の制御でアナログ電話機11に着呼要
求を行う。この着呼要求に対してアナログ電話機10の
留守番電話装置11aが応答した場合、通信リンクを確
立し、かつ、ビット列判定回路4を起動して、通信中の
情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
動作について説明する。マンマシンI/F回路3からの
指示によって、制御部2が、アナログI/F部7を通じ
てアナログ電話端末11に接続される留守番電話装置1
1aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示し
ない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2に
留守番電話を設定(留守番電話モード)するようにして
も良い。この後、ISDNI/F部1が、ISDN回線
からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F部7を
通じて、制御部2の制御でアナログ電話機11に着呼要
求を行う。この着呼要求に対してアナログ電話機10の
留守番電話装置11aが応答した場合、通信リンクを確
立し、かつ、ビット列判定回路4を起動して、通信中の
情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
【0037】この監視で同一ビット列が連続した同一ビ
ット列連続時間が、予めメモリ5に登録している迷惑電
話を判定するための迷惑電話判定時間と一致した場合
に、迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の強制的な切断を行う。更に、制御
部2の制御で留守番電話装置11aを動作停止させる。
ット列連続時間が、予めメモリ5に登録している迷惑電
話を判定するための迷惑電話判定時間と一致した場合
に、迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の強制的な切断を行う。更に、制御
部2の制御で留守番電話装置11aを動作停止させる。
【0038】次に、この動作を詳細に説明する。図5は
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1、図4及び図5において、まず、マンマシン
I/F回路3からの指示に基づいて制御部2がメモリ5
に迷惑電話を判定すための迷惑電話判定時間を設定す
る。この設定時間は、迷惑電話における、例えば、同一
ビット列が連続する無言電話や笛(単音)を継続し、又
は、断続して吹鳴する場合の時間である。更に、マンマ
シンI/F回路3からの指示で制御部2が、アナログI
/F部7を通じてアナログ電話端末11に留守番電話装
置11aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図
示しない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部
2に留守番電話(留守番電話モード)を設定するように
しても良い。
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1、図4及び図5において、まず、マンマシン
I/F回路3からの指示に基づいて制御部2がメモリ5
に迷惑電話を判定すための迷惑電話判定時間を設定す
る。この設定時間は、迷惑電話における、例えば、同一
ビット列が連続する無言電話や笛(単音)を継続し、又
は、断続して吹鳴する場合の時間である。更に、マンマ
シンI/F回路3からの指示で制御部2が、アナログI
/F部7を通じてアナログ電話端末11に留守番電話装
置11aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図
示しない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部
2に留守番電話(留守番電話モード)を設定するように
しても良い。
【0039】この後、ISDNI/F部1が、ISDN
回線からの呼設定信号を受信すると、制御部2の呼制御
処理2bによって、着信を検出する(ステップS2
1)。この着信時に、制御部2のアナログI/F制御処
理2aにおいてアナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aの使用中又は空き
状態を判断する(ステップS22)。この判断でアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aが動作中の場合
(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼制
御処理を通じて使用中(ビジー)のメッセージをISD
N回線に送出し、ステップS21に戻って、新たな着信
待ちとなる。
回線からの呼設定信号を受信すると、制御部2の呼制御
処理2bによって、着信を検出する(ステップS2
1)。この着信時に、制御部2のアナログI/F制御処
理2aにおいてアナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aの使用中又は空き
状態を判断する(ステップS22)。この判断でアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aが動作中の場合
(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼制
御処理を通じて使用中(ビジー)のメッセージをISD
N回線に送出し、ステップS21に戻って、新たな着信
待ちとなる。
【0040】ステップS22でアナログ電話機11の留
守番電話装置11aが待機状態の場合、制御部2のアナ
ログI/F制御処理2aによって起動する(ステップS
23)。制御部2は、アナログI/F制御処理2aによ
ってアナログ電話機11の留守番電話装置11aからの
着信応答(オフフック信号)を取り込むと(ステップS
24)、ビット列判別処理2cを実行する(ステップS
25)。この場合、通信中の情報チャネル中の通信情報
におけるビット列が一定時間以上を連続する迷惑電話判
定時間を監視する(ステップS25)。
守番電話装置11aが待機状態の場合、制御部2のアナ
ログI/F制御処理2aによって起動する(ステップS
23)。制御部2は、アナログI/F制御処理2aによ
ってアナログ電話機11の留守番電話装置11aからの
着信応答(オフフック信号)を取り込むと(ステップS
24)、ビット列判別処理2cを実行する(ステップS
25)。この場合、通信中の情報チャネル中の通信情報
におけるビット列が一定時間以上を連続する迷惑電話判
定時間を監視する(ステップS25)。
【0041】このビット列判別処理2cでの監視によっ
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を、
制御部2の時間制御処理2eがタイマー回路12を起動
して計時する。この計時した同一ビット列連続時間とメ
モリ5から読み出した迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS26)。この比較で同一ビット列連続時間
と迷惑電話判定時間とが一致しない場合(No)、通常
の通話と判断して制御部2のアナログI/F制御処理2
aを通じてアナログI/F部8に接続されるアナログ電
話機11の留守番電話装置11aを起動させる。そし
て、留守番電話装置11aが発信側に留守番応答メッセ
ージを送出し、この留守番応答メッセージに発信側が応
答した留守番用件メッセージを録音し(ステップS2
7)、この録音完了に伴う終話信号(オンフック信号)
の取り込みの処理に進む(ステップS29)。
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を、
制御部2の時間制御処理2eがタイマー回路12を起動
して計時する。この計時した同一ビット列連続時間とメ
モリ5から読み出した迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS26)。この比較で同一ビット列連続時間
と迷惑電話判定時間とが一致しない場合(No)、通常
の通話と判断して制御部2のアナログI/F制御処理2
aを通じてアナログI/F部8に接続されるアナログ電
話機11の留守番電話装置11aを起動させる。そし
て、留守番電話装置11aが発信側に留守番応答メッセ
ージを送出し、この留守番応答メッセージに発信側が応
答した留守番用件メッセージを録音し(ステップS2
7)、この録音完了に伴う終話信号(オンフック信号)
の取り込みの処理に進む(ステップS29)。
【0042】ステップS26の同一ビット列連続時間と
迷惑電話判定時間とが一致した場合(Yes)、迷惑電
話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の呼
制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メッ
セージをISDN回線に送出して回線接続を切断する
(ステップS28)。次に、この回線接続の切断処理を
制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、アナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aからの終話信号の
取り込んで、そのアナログI/F部8とアナログ電話機
11(留守番電話装置11a)との通信リンクを切断す
る(ステップS29)。この場合、制御部2での留守番
電話制御処理2fによって、アナログ留守番電話機11
の動作停止を実行する。
迷惑電話判定時間とが一致した場合(Yes)、迷惑電
話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の呼
制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メッ
セージをISDN回線に送出して回線接続を切断する
(ステップS28)。次に、この回線接続の切断処理を
制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、アナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aからの終話信号の
取り込んで、そのアナログI/F部8とアナログ電話機
11(留守番電話装置11a)との通信リンクを切断す
る(ステップS29)。この場合、制御部2での留守番
電話制御処理2fによって、アナログ留守番電話機11
の動作停止を実行する。
【0043】このようにして、この第2実施形態では、
留守番電話装置11aに対する迷惑電話の着信に対し
て、自動的かつ短時間で回線接続の強制切断を行うとと
もに、その留守番電話の動作停止が可能になる。したが
って、迷惑電話の録音状態が継続することなく、録音テ
ープや固体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止
できるようになる。
留守番電話装置11aに対する迷惑電話の着信に対し
て、自動的かつ短時間で回線接続の強制切断を行うとと
もに、その留守番電話の動作停止が可能になる。したが
って、迷惑電話の録音状態が継続することなく、録音テ
ープや固体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止
できるようになる。
【0044】次に、第3実施形態について説明する。前
記した第1及び第2実施形態では、同一ビット列が連続
する無言や笛(単音)を連続又は断続を吹鳴する迷惑電
話に対して、短時間で回線接続を強制的に切断してい
る。こ場合、無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴
した際に、雑音などが混入したり、音圧レベル(dB)
が変化して、完全な同一ビット列が一定時間以上連続し
ない場合がある。
記した第1及び第2実施形態では、同一ビット列が連続
する無言や笛(単音)を連続又は断続を吹鳴する迷惑電
話に対して、短時間で回線接続を強制的に切断してい
る。こ場合、無言や笛(単音)を連続又は断続して吹鳴
した際に、雑音などが混入したり、音圧レベル(dB)
が変化して、完全な同一ビット列が一定時間以上連続し
ない場合がある。
【0045】図6は第3実施形態の制御部2の制御内容
を示すブロック図である。この制御内容は、図2に示す
第1実施形態の制御内容と同一のアナログI/F制御処
理2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成
音声制御処理2d及び時間制御処理2eとともに、ビッ
ト列類似判断処理2gを有している。このビット列類似
判断処理2gでは、一定時間以上を連続する同一ビット
列の類似を判断する。
を示すブロック図である。この制御内容は、図2に示す
第1実施形態の制御内容と同一のアナログI/F制御処
理2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成
音声制御処理2d及び時間制御処理2eとともに、ビッ
ト列類似判断処理2gを有している。このビット列類似
判断処理2gでは、一定時間以上を連続する同一ビット
列の類似を判断する。
【0046】この場合、第1実施形態における図3中の
ステップS6で、類似するビット列が一定時間以上を連
続したかを判断し、予め定めた、例えば、ノイズに対応
する非連続のビット列を考慮し、そのノイズ成分を除去
して同一ビット列が一定時間以上を連続したかを判定す
る。また、連続するビット列の音圧レベルが変化してい
る際に、このビット列の音圧レベルを同一化して、この
同一ビット列が一定時間以上を連続したかを判定する。
これ以降の処理は第1実施形態と同様である。
ステップS6で、類似するビット列が一定時間以上を連
続したかを判断し、予め定めた、例えば、ノイズに対応
する非連続のビット列を考慮し、そのノイズ成分を除去
して同一ビット列が一定時間以上を連続したかを判定す
る。また、連続するビット列の音圧レベルが変化してい
る際に、このビット列の音圧レベルを同一化して、この
同一ビット列が一定時間以上を連続したかを判定する。
これ以降の処理は第1実施形態と同様である。
【0047】なお、この第3実施形態の制御処理を、第
2実施形態にもそのまま適用可能である。
2実施形態にもそのまま適用可能である。
【0048】このように、この第3実施形態では、連続
しないノイズ成分を除去して同一ビット列が一定時間以
上連続したかを判断が出来るとともに、連続するビット
列の音圧レベルが変化している際に、このビット列の音
圧レベルを同一化して、この同一ビット列が一定時間以
上連続したかを判断が出来るようになる。したがって、
多様な迷惑電話を、より正確に判断できるようになる。
しないノイズ成分を除去して同一ビット列が一定時間以
上連続したかを判断が出来るとともに、連続するビット
列の音圧レベルが変化している際に、このビット列の音
圧レベルを同一化して、この同一ビット列が一定時間以
上連続したかを判断が出来るようになる。したがって、
多様な迷惑電話を、より正確に判断できるようになる。
【0049】なお、第1及び第2実施形態では、アナロ
グ電話端末10、アナログ電話端末11及び留守番電話
装置11aをもって説明したが、ファクシミリ装置やパ
ーソナルコンピュータを接続した場合も、同様の利点が
ある。
グ電話端末10、アナログ電話端末11及び留守番電話
装置11aをもって説明したが、ファクシミリ装置やパ
ーソナルコンピュータを接続した場合も、同様の利点が
ある。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置によれば、発信側情報のビット列を監視
し、この同一ビット列連続時間を予め記憶している迷惑
電話判定時間と比較して一致した際に、迷惑電話の着信
であると判断して回線接続を強制的に切断している。ま
た、回線接続の切断後に、接続中の端末(電話機)へ迷
惑電話である旨の合成音声を送出して通知している。
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置によれば、発信側情報のビット列を監視
し、この同一ビット列連続時間を予め記憶している迷惑
電話判定時間と比較して一致した際に、迷惑電話の着信
であると判断して回線接続を強制的に切断している。ま
た、回線接続の切断後に、接続中の端末(電話機)へ迷
惑電話である旨の合成音声を送出して通知している。
【0051】この結果、ISDN・TAに電話機を接続
した際の迷惑電話、すなわち、無言や笛(単音)を連続
又は断続して吹き鳴らす同一ビット列の着信に対して、
自動的かつ短時間で回線接続の強制的な切断が可能にな
り、結果的に迷惑電話を確実に防止できるようになる。
した際の迷惑電話、すなわち、無言や笛(単音)を連続
又は断続して吹き鳴らす同一ビット列の着信に対して、
自動的かつ短時間で回線接続の強制的な切断が可能にな
り、結果的に迷惑電話を確実に防止できるようになる。
【0052】また、端末として留守番電話装置が接続さ
れる際にも、その迷惑電話の着信に対して、自動的かつ
短時間で回線接続の切断が可能になる。これによって、
迷惑電話の録音状態が継続しなくなり、録音テープや固
体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止できるよ
うになる。
れる際にも、その迷惑電話の着信に対して、自動的かつ
短時間で回線接続の切断が可能になる。これによって、
迷惑電話の録音状態が継続しなくなり、録音テープや固
体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止できるよ
うになる。
【0053】更に、本発明のISDN・TAにおける迷
惑電話検出方法及びISDN・TA装置によれば、同一
ビット列を監視し、また、類似するビット列を監視して
いる。すなわち、連続しないノイズ成分を除去して同一
ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の音圧レ
ベルが変化している際に、このビット列の音圧レベルを
同一化して、同一ビット列であるかを判断できるように
なる。したがって、多様な迷惑電話を判断できるように
なる。
惑電話検出方法及びISDN・TA装置によれば、同一
ビット列を監視し、また、類似するビット列を監視して
いる。すなわち、連続しないノイズ成分を除去して同一
ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の音圧レ
ベルが変化している際に、このビット列の音圧レベルを
同一化して、同一ビット列であるかを判断できるように
なる。したがって、多様な迷惑電話を判断できるように
なる。
【図1】本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出
方法及びISDN・TA装置の第1実施形態における構
成を示すブロック図である。
方法及びISDN・TA装置の第1実施形態における構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態での制御部の制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】第2実施形態での制御部の制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】第3実施形態の制御部での制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 ISDNバスインタフェース(I/F)部 2 制御部 2a アナログI/F制御処理 2b 呼制御処理 2c ビット列判別処理 2d 合成音声制御処理 2e 時間制御処理 2f 留守番電話制御処理 2g ビット列類似判断処理 3 マンマシンI/F回路 4 ビット列判定回路 5 メモリ 6 合成音声回路 10 アナログ電話機10 11 アナログ留守番電話機 11a 留守番電話装置 12 タイマー回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月17日(2000.3.1
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ISDN・TAにおける迷惑電話検出
方法及びISDN・TA装置
方法及びISDN・TA装置
【特許請求の範囲】
【請求項4】 当該装置に収容された端末に対する迷惑
電話を判定して回線接続の切断を行うISDN・TA装
置であって、 ISDN回線を通じた発信処理及び着信処理を行う発着
信処理手段と、 前記発着信処理手段を通じた情報チャネルにおける発信
側情報の同一ビット列又は類似ビット列を監視する監視
手段と、この監視手段による監視で類似ビット列が一定時間以上
連続したときに、類似ビット列を前記同一ビット列に同
一化するビット列類似判断手段と、 迷惑電話と判定するための迷惑電話判定時間を予め記憶
する記憶手段と、前記発信側情報に、 同一ビット列又は類似ビット列が連
続して含まれていたときに、このビット列の連続時間を
計時する計測手段と、 前記計測手段で計時した同一ビット列又は類似ビット列
の連続時間と前記記憶手段に記憶している迷惑電話判定
時間とを比較する比較手段と、この比較手段による比較で、 同一ビット列又は類似ビッ
ト列の連続時間と迷惑電話判定時間とが一致したとき
に、迷惑電話の着信であると判定して前記発着信処理手
段での回線接続を切断する回線切断手段と、 を備えることを特徴とするISDN・TAにおける迷惑
電話検出方法。
電話を判定して回線接続の切断を行うISDN・TA装
置であって、 ISDN回線を通じた発信処理及び着信処理を行う発着
信処理手段と、 前記発着信処理手段を通じた情報チャネルにおける発信
側情報の同一ビット列又は類似ビット列を監視する監視
手段と、この監視手段による監視で類似ビット列が一定時間以上
連続したときに、類似ビット列を前記同一ビット列に同
一化するビット列類似判断手段と、 迷惑電話と判定するための迷惑電話判定時間を予め記憶
する記憶手段と、前記発信側情報に、 同一ビット列又は類似ビット列が連
続して含まれていたときに、このビット列の連続時間を
計時する計測手段と、 前記計測手段で計時した同一ビット列又は類似ビット列
の連続時間と前記記憶手段に記憶している迷惑電話判定
時間とを比較する比較手段と、この比較手段による比較で、 同一ビット列又は類似ビッ
ト列の連続時間と迷惑電話判定時間とが一致したとき
に、迷惑電話の着信であると判定して前記発着信処理手
段での回線接続を切断する回線切断手段と、 を備えることを特徴とするISDN・TAにおける迷惑
電話検出方法。
【請求項5】 前記接続中の端末が電話機の場合に、 回線切断手段による通信回線接続の切断後に、接続中の
端末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成音声
送出手段を備えることを特徴とする請求項4記載のIS
DN・TA装置。
端末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成音声
送出手段を備えることを特徴とする請求項4記載のIS
DN・TA装置。
【請求項6】 前記接続中の端末が留守番電話装置の場
合に、 着信に対して留守番電話の応答の制御を実行し、かつ、
回線切断手段による通信回線接続の切断後に、留守番電
話装置に対する動作停止を制御する留守番電話制御手段
を備えることを特徴とする請求項4記載のISDN・T
A装置。
合に、 着信に対して留守番電話の応答の制御を実行し、かつ、
回線切断手段による通信回線接続の切断後に、留守番電
話装置に対する動作停止を制御する留守番電話制御手段
を備えることを特徴とする請求項4記載のISDN・T
A装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ISDNターミナ
ルアダプタ(適宜、ISDN・TAと略称する)に接続
した電話機や留守番電話装置に対する迷惑電話の着信に
対して、自動的かつ短時間で回線接続を切断するISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法及びISDN・TA
装置に関する。
ルアダプタ(適宜、ISDN・TAと略称する)に接続
した電話機や留守番電話装置に対する迷惑電話の着信に
対して、自動的かつ短時間で回線接続を切断するISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法及びISDN・TA
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時の家庭には、インターネットにおけ
る高速ネットワークサーフィンを行うためISDNが普
及している。このISDNではデジタル回線終端装置
(DSU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の
出力側のS点にISDNターミナルアダプタ(適宜、I
SDN・TAと記載する)が接続されている。そして、
ISDN・TAの出力側のR点に、アナログ装置(例え
ば、電話機、留守番電話装置、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ装置)が、ローカルエリアネットワー
ク(LAN)によって接続されている。
る高速ネットワークサーフィンを行うためISDNが普
及している。このISDNではデジタル回線終端装置
(DSU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の
出力側のS点にISDNターミナルアダプタ(適宜、I
SDN・TAと記載する)が接続されている。そして、
ISDN・TAの出力側のR点に、アナログ装置(例え
ば、電話機、留守番電話装置、パーソナルコンピュー
タ、ファクシミリ装置)が、ローカルエリアネットワー
ク(LAN)によって接続されている。
【0003】このLANに接続される電話機、パーソナ
ルコンピュータ、ファクシミリ装置がISDNにおける
情報(B)チャネルでの、例えば、2チャネル伝送を利
用して、同時に2台の装置(電話機、パーソナルコンピ
ュータ、ファクシミリ装置)が、その発信及び着信処理
できるようになっている。また、情報チャネルの2チャ
ネルを1チャネルにまとめた高速データ伝送も行われて
いる。
ルコンピュータ、ファクシミリ装置がISDNにおける
情報(B)チャネルでの、例えば、2チャネル伝送を利
用して、同時に2台の装置(電話機、パーソナルコンピ
ュータ、ファクシミリ装置)が、その発信及び着信処理
できるようになっている。また、情報チャネルの2チャ
ネルを1チャネルにまとめた高速データ伝送も行われて
いる。
【0004】このようなISDN・TAに接続される電
話機などでは、迷惑電話がある。いわゆる、無言や笛
(単音)を連続又は断続して吹き鳴らすなどの、いたず
ら電話である。このような迷惑電話では、当初の着信時
に迷惑電話と理解できないため、長時間応答することに
なる。すなわち、長時間通話状態となる。また、留守番
電話装置が接続されている場合、その長時間通話状態
で、迷惑電話の録音状態が継続し、録音テープや固体録
音素子(メモリ)の録音容量がなくなって、これ以降の
必要な留守番電話用件メッセージを録音できなくなるこ
とがある。
話機などでは、迷惑電話がある。いわゆる、無言や笛
(単音)を連続又は断続して吹き鳴らすなどの、いたず
ら電話である。このような迷惑電話では、当初の着信時
に迷惑電話と理解できないため、長時間応答することに
なる。すなわち、長時間通話状態となる。また、留守番
電話装置が接続されている場合、その長時間通話状態
で、迷惑電話の録音状態が継続し、録音テープや固体録
音素子(メモリ)の録音容量がなくなって、これ以降の
必要な留守番電話用件メッセージを録音できなくなるこ
とがある。
【0005】このような迷惑電話に対する対策として、
ISDNとともに、アナログ公衆電話網(PSTN)で
の発信側電話番号通知サービスによる電話番号表示を利
用し、その迷惑電話の発信側の電話番号を判別すること
が周知である。しかし、この発信側電話番号通知サービ
スは、発信側での発信側電話番号の通知拒否設定が可能
であり、迷惑電話に対する防止対策としては、その有効
性がない。
ISDNとともに、アナログ公衆電話網(PSTN)で
の発信側電話番号通知サービスによる電話番号表示を利
用し、その迷惑電話の発信側の電話番号を判別すること
が周知である。しかし、この発信側電話番号通知サービ
スは、発信側での発信側電話番号の通知拒否設定が可能
であり、迷惑電話に対する防止対策としては、その有効
性がない。
【0006】このような迷惑電話に対する対策として、
例えば、特開平5−22474号公報の「ISDNター
ミナルアダプタ」がある。この従来例では、ISDNの
Dチャネルでの発呼者電話番号(呼設定メッセージSE
TUP)に基づいて、この発呼者電話番号に対応する音
声情報(例えば、ABC商事の○○さんから電話です)
を報知するようにしている。しかし、この場合も、上記
した、迷惑電話に対しては、その発信側での発信側電話
番号の通知拒否設定が可能であり、防止対策としては有
効性が小さい。
例えば、特開平5−22474号公報の「ISDNター
ミナルアダプタ」がある。この従来例では、ISDNの
Dチャネルでの発呼者電話番号(呼設定メッセージSE
TUP)に基づいて、この発呼者電話番号に対応する音
声情報(例えば、ABC商事の○○さんから電話です)
を報知するようにしている。しかし、この場合も、上記
した、迷惑電話に対しては、その発信側での発信側電話
番号の通知拒否設定が可能であり、防止対策としては有
効性が小さい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように上記従来例
において、迷惑電話では、長時間通話状態となり易く、
また、留守番電話装置が接続されている場合、その長時
間通話によって、この後の必要な留守番電話用件メッセ
ージを録音できなくなる欠点がある。
において、迷惑電話では、長時間通話状態となり易く、
また、留守番電話装置が接続されている場合、その長時
間通話によって、この後の必要な留守番電話用件メッセ
ージを録音できなくなる欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の技術における
課題を解決するものであり、ISDN・TAに電話機を
接続した際の迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時
間で回線接続の強制的な切断が可能になり、結果的に迷
惑電話を、確実に防止できるようになるISDN・TA
における迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の提
供を目的とする。
課題を解決するものであり、ISDN・TAに電話機を
接続した際の迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時
間で回線接続の強制的な切断が可能になり、結果的に迷
惑電話を、確実に防止できるようになるISDN・TA
における迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の提
供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法
は、ISDNターミナルアダプタに接続された端末に対
する迷惑電話を判定して、回線接続の切断を行うISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法であって、通信中の
情報チャネルにおける発信側情報の同一ビット列又は類
似ビット列を監視する処理と、この監視で類似ビット列
が一定時間以上連続したときに、類似ビット列を前記同
一ビット列に同一化する処理と、前記発信側情報に同一
ビット列又は類似ビット列が連続して含まれていたとき
に、このビット列の連続時間を計時する処理と、同一ビ
ット列又は類似ビット列の連続時間を、予め記憶してい
る迷惑電話を判定するための迷惑電話判定時間と比較す
る処理と、この比較で、同一ビット列連続時間と迷惑電
話判定時間とが一致したときに、迷惑電話の着信である
と判断して回線接続を切断する処理を行うようにしてあ
る。
に、本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法
は、ISDNターミナルアダプタに接続された端末に対
する迷惑電話を判定して、回線接続の切断を行うISD
N・TAにおける迷惑電話検出方法であって、通信中の
情報チャネルにおける発信側情報の同一ビット列又は類
似ビット列を監視する処理と、この監視で類似ビット列
が一定時間以上連続したときに、類似ビット列を前記同
一ビット列に同一化する処理と、前記発信側情報に同一
ビット列又は類似ビット列が連続して含まれていたとき
に、このビット列の連続時間を計時する処理と、同一ビ
ット列又は類似ビット列の連続時間を、予め記憶してい
る迷惑電話を判定するための迷惑電話判定時間と比較す
る処理と、この比較で、同一ビット列連続時間と迷惑電
話判定時間とが一致したときに、迷惑電話の着信である
と判断して回線接続を切断する処理を行うようにしてあ
る。
【0010】また、前記類似ビット列が、同一ビット列
にノイズが混入したものである場合に、前記ノイズを除
去することによって同一ビット列と同一化するようにし
てある。
にノイズが混入したものである場合に、前記ノイズを除
去することによって同一ビット列と同一化するようにし
てある。
【0011】また、前記類似ビット列が、同一ビット列
における音圧レベルが変化したものである場合に、前記
ビット列の音圧レベルを同一化して同一ビット列とする
ようにしてある。
における音圧レベルが変化したものである場合に、前記
ビット列の音圧レベルを同一化して同一ビット列とする
ようにしてある。
【0012】当該装置に収容された端末に対する迷惑電
話を判定して回線接続の切断を行うISDN・TA装置
であって、ISDN回線を通じた発信処理及び着信処理
を行う発着信処理手段と、前記発着信処理手段を通じた
情報チャネルにおける発信側情報の同一ビット列又は類
似ビット列を監視する監視手段と、この監視手段による
監視で類似ビット列が一定時間以上連続したときに、類
似ビット列を前記同一ビット列に同一化するビット列類
似判断手段と、迷惑電話と判定するための迷惑電話判定
時間を予め記憶する記憶手段と、前記発信側情報に、同
一ビット列又は類似ビット列が連続して含まれていたと
きに、このビット列の連続時間を計時する計測手段と、
前記計測手段で計時した同一ビット列又は類似ビット列
の連続時間と前記記憶手段に記憶している迷惑電話判定
時間とを比較する比較手段と、この比較手段による比較
で、同一ビット列又は類似ビット列の連続時間と迷惑電
話判定時間とが一致したときに、迷惑電話の着信である
と判定して前記発着信処理手段での回線接続を切断する
回線切断手段とを備える構成としてある。
話を判定して回線接続の切断を行うISDN・TA装置
であって、ISDN回線を通じた発信処理及び着信処理
を行う発着信処理手段と、前記発着信処理手段を通じた
情報チャネルにおける発信側情報の同一ビット列又は類
似ビット列を監視する監視手段と、この監視手段による
監視で類似ビット列が一定時間以上連続したときに、類
似ビット列を前記同一ビット列に同一化するビット列類
似判断手段と、迷惑電話と判定するための迷惑電話判定
時間を予め記憶する記憶手段と、前記発信側情報に、同
一ビット列又は類似ビット列が連続して含まれていたと
きに、このビット列の連続時間を計時する計測手段と、
前記計測手段で計時した同一ビット列又は類似ビット列
の連続時間と前記記憶手段に記憶している迷惑電話判定
時間とを比較する比較手段と、この比較手段による比較
で、同一ビット列又は類似ビット列の連続時間と迷惑電
話判定時間とが一致したときに、迷惑電話の着信である
と判定して前記発着信処理手段での回線接続を切断する
回線切断手段とを備える構成としてある。
【0013】また、前記接続中の端末が電話機の場合
に、回線切断手段による通信回線接続の切断後に、接続
中の端末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成
音声送出手段を備える構成としてある。
に、回線切断手段による通信回線接続の切断後に、接続
中の端末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成
音声送出手段を備える構成としてある。
【0014】また、前記接続中の端末が留守番電話装置
の場合に、着信に対して留守番電話の応答の制御を実行
し、かつ、回線切断手段による通信回線接続の切断後
に、留守番電話装置に対する動作停止を制御する留守番
電話制御手段を備える構成としてある。
の場合に、着信に対して留守番電話の応答の制御を実行
し、かつ、回線切断手段による通信回線接続の切断後
に、留守番電話装置に対する動作停止を制御する留守番
電話制御手段を備える構成としてある。
【0015】また、前記ビット列類似判断手段が、前記
類似ビット列が、同一ビット列にノイズが混入したもの
である場合に、前記ノイズを除去することによって同一
ビット列と同一化する構成としてある。
類似ビット列が、同一ビット列にノイズが混入したもの
である場合に、前記ノイズを除去することによって同一
ビット列と同一化する構成としてある。
【0016】また、前記ビット類似判断手段が、前記類
似ビット列が、同一ビット列における音圧レベルが変化
したものである場合に、前記ビット列の音圧レベルを同
一化して同一ビット列とする構成としてある。
似ビット列が、同一ビット列における音圧レベルが変化
したものである場合に、前記ビット列の音圧レベルを同
一化して同一ビット列とする構成としてある。
【0017】また、前記請求項4記載のISDN・TA
装置として、T点に接続されるISDNバスインタフェ
ース部と、ブートプログラム及び制御プログラムを実行
し、端末に対する迷惑電話を判定して回線接続の切断を
行うための制御部と、少なくとも迷惑電話判定時間を設
定するマンマシンインタフェース部と、情報チャネル中
の同一ビット列及び類似ビット列を判定するビット列判
定回路と、前記マンマシンインタフェース部から登録さ
れた迷惑電話判定時間を記憶するメモリと、留守番電話
装置を含む端末を収容するアナログインタフェース部
と、接続端末に合成音声信号を送出するための合成音声
回路と、前記同一ビット列連続時間及び迷惑電話判定時
間を計時するためのタイマー回路とを備える構成として
ある。
装置として、T点に接続されるISDNバスインタフェ
ース部と、ブートプログラム及び制御プログラムを実行
し、端末に対する迷惑電話を判定して回線接続の切断を
行うための制御部と、少なくとも迷惑電話判定時間を設
定するマンマシンインタフェース部と、情報チャネル中
の同一ビット列及び類似ビット列を判定するビット列判
定回路と、前記マンマシンインタフェース部から登録さ
れた迷惑電話判定時間を記憶するメモリと、留守番電話
装置を含む端末を収容するアナログインタフェース部
と、接続端末に合成音声信号を送出するための合成音声
回路と、前記同一ビット列連続時間及び迷惑電話判定時
間を計時するためのタイマー回路とを備える構成として
ある。
【0018】また、前記ビット列判定回路に、同一ビッ
ト列を監視する同一ビット列判別処理部及び類似するビ
ット列を監視する類似ビット列判別処理部を備える構成
としてある。
ト列を監視する同一ビット列判別処理部及び類似するビ
ット列を監視する類似ビット列判別処理部を備える構成
としてある。
【0019】このように、本発明のISDN・TAにお
ける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、同一
ビット列を監視し、また、類似するビット列を監視して
いる。
ける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置は、同一
ビット列を監視し、また、類似するビット列を監視して
いる。
【0020】この結果、連続しないノイズ成分を除去し
て同一ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の
音圧レベルが変化している際に、このビット列の音圧レ
ベルを同一化して、同一ビット列であるかを判断できる
ようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断できる
ようになる。
て同一ビット列の判断が出来るときともに、ビット列の
音圧レベルが変化している際に、このビット列の音圧レ
ベルを同一化して、同一ビット列であるかを判断できる
ようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断できる
ようになる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明のISDN・TAに
おける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置の第1実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。このISDN・TA装置は、図示しないデ
ジタル回線終端装置(DSU)の出力側のT点や宅内制
御装置(NCU)の出力側のS点に接続されて、ISD
N回線を収容するISDNバスインタフェース(I/
F)部1と、CPU、ワーキングRAM及びブートプロ
グラムや制御プログラムを格納したROMを備え、特
に、本発明の実施形態の制御を実行する制御部2と、同
一ビット列連続時間、迷惑電話を判定するための時間
(迷惑電話判定時間)や動作モードを設定するためのマ
ンマシンI/F回路3とが設けられている。
おける迷惑電話検出方法及びISDN・TA装置の実施
の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置の第1実施形態における構成を示すブロッ
ク図である。このISDN・TA装置は、図示しないデ
ジタル回線終端装置(DSU)の出力側のT点や宅内制
御装置(NCU)の出力側のS点に接続されて、ISD
N回線を収容するISDNバスインタフェース(I/
F)部1と、CPU、ワーキングRAM及びブートプロ
グラムや制御プログラムを格納したROMを備え、特
に、本発明の実施形態の制御を実行する制御部2と、同
一ビット列連続時間、迷惑電話を判定するための時間
(迷惑電話判定時間)や動作モードを設定するためのマ
ンマシンI/F回路3とが設けられている。
【0022】また、このISDN・TA装置には、IS
DNにおける情報チャネル(Bch)中のビット列を監
視するビット列判定回路4と、マンマシンI/F回路3
によって登録された内容を記憶するメモリ5と、接続電
話機に合成音声信号を送出する合成音声回路6と、電話
機やファクシミリ装置などのアナログ電話機10とのイ
ンタフェースを処理するアナログI/F部7と、アナロ
グ留守番電話機11とのインタフェースを処理するアナ
ログI/F部8とが設けられている。
DNにおける情報チャネル(Bch)中のビット列を監
視するビット列判定回路4と、マンマシンI/F回路3
によって登録された内容を記憶するメモリ5と、接続電
話機に合成音声信号を送出する合成音声回路6と、電話
機やファクシミリ装置などのアナログ電話機10とのイ
ンタフェースを処理するアナログI/F部7と、アナロ
グ留守番電話機11とのインタフェースを処理するアナ
ログI/F部8とが設けられている。
【0023】更に、このISDN・TA装置には、各部
を接続し、データ、制御データ、アドレスデータなどを
やり取りするためのバスライン9と、アナログI/F部
7に収容される電話機やファクシミリ装置などのアナロ
グ電話機10と、アナログI/F部8に収容されるアナ
ログ留守番電話機11と、同一ビット列連続時間と迷惑
電話判定時間を計時して制御部2に割り込みをかけるた
めのタイマー回路12とが設けられている。また、アナ
ログ留守番電話機11には、留守番電話における着信時
の留守番応答メッセージ送出及び留守番用件メッセージ
録音を行う留守番電話装置11aが接続されている。な
お、この留守番電話装置11aは、アナログ留守番電話
機11と別体の構成とせずに、一体化した構成でも良
い。
を接続し、データ、制御データ、アドレスデータなどを
やり取りするためのバスライン9と、アナログI/F部
7に収容される電話機やファクシミリ装置などのアナロ
グ電話機10と、アナログI/F部8に収容されるアナ
ログ留守番電話機11と、同一ビット列連続時間と迷惑
電話判定時間を計時して制御部2に割り込みをかけるた
めのタイマー回路12とが設けられている。また、アナ
ログ留守番電話機11には、留守番電話における着信時
の留守番応答メッセージ送出及び留守番用件メッセージ
録音を行う留守番電話装置11aが接続されている。な
お、この留守番電話装置11aは、アナログ留守番電話
機11と別体の構成とせずに、一体化した構成でも良
い。
【0024】次に、この第1実施形態の動作について説
明する。図2は制御部2の制御内容を示すブロック図で
ある。この制御部2の機能は、アナログI/F制御処理
2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成音
声制御処理2d及び時間制御処理2eからなる。アナロ
グI/F制御処理2aでは、デジタル回線終端装置(D
SU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の出力
側のS点を通じてISDN回線に対するインタフェース
制御処理を行うとともに、ビット列判別処理2cからの
同一ビット列が連続していることを通知された際にIS
DNの情報チャネルの切断(アナログ電話機10/アナ
ログ留守番電話機11の通信リンク断)を行い、かつ、
合成音声制御処理2dの動作(合成音声回路6とアナロ
グ電話機10との接続)を実行する。
明する。図2は制御部2の制御内容を示すブロック図で
ある。この制御部2の機能は、アナログI/F制御処理
2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成音
声制御処理2d及び時間制御処理2eからなる。アナロ
グI/F制御処理2aでは、デジタル回線終端装置(D
SU)の出力側のT点や宅内制御装置(NCU)の出力
側のS点を通じてISDN回線に対するインタフェース
制御処理を行うとともに、ビット列判別処理2cからの
同一ビット列が連続していることを通知された際にIS
DNの情報チャネルの切断(アナログ電話機10/アナ
ログ留守番電話機11の通信リンク断)を行い、かつ、
合成音声制御処理2dの動作(合成音声回路6とアナロ
グ電話機10との接続)を実行する。
【0025】呼制御処理2bでは、ISDNにおける制
御チャネル(Dch)による通信プロトコル及び情報チ
ャネル(Bch)によるデータ通信とともに、ISDN
から送られてくる課金情報の抽出を制御する。また、ビ
ット列判別処理2cでは、同一ビット列が連続した場合
の同一ビット列連続時間と、メモリ5から読み出した迷
惑電話を判定するための迷惑電話判定時間が一致した際
に、アナログI/F制御処理2a、呼制御処理2b及び
合成音声制御処理2dに通知する。更に、合成音声制御
処理2dでは、ビット列判別処理2cからの通知に基づ
いて、予め設定した合成音声のガイダンスを送出する。
また、時間制御処理2eでは、同一ビット列連続時間及
びメモリ5から読み出した迷惑電話判定時間を計時す
る。
御チャネル(Dch)による通信プロトコル及び情報チ
ャネル(Bch)によるデータ通信とともに、ISDN
から送られてくる課金情報の抽出を制御する。また、ビ
ット列判別処理2cでは、同一ビット列が連続した場合
の同一ビット列連続時間と、メモリ5から読み出した迷
惑電話を判定するための迷惑電話判定時間が一致した際
に、アナログI/F制御処理2a、呼制御処理2b及び
合成音声制御処理2dに通知する。更に、合成音声制御
処理2dでは、ビット列判別処理2cからの通知に基づ
いて、予め設定した合成音声のガイダンスを送出する。
また、時間制御処理2eでは、同一ビット列連続時間及
びメモリ5から読み出した迷惑電話判定時間を計時す
る。
【0026】まず、図1を参照して第1実施形態の概略
動作について説明する。ISDNI/F部1が、ISD
N回線からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F
部8を通じて、制御部2の制御でアナログ電話機10に
着呼要求を行う。アナログ電話機10が着信要求に応答
した場合、情報チャネルによる通信リンクを確立し、ビ
ット列判定回路4を起動して通信中の情報チャネル中の
通信情報におけるビット列を監視する。
動作について説明する。ISDNI/F部1が、ISD
N回線からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F
部8を通じて、制御部2の制御でアナログ電話機10に
着呼要求を行う。アナログ電話機10が着信要求に応答
した場合、情報チャネルによる通信リンクを確立し、ビ
ット列判定回路4を起動して通信中の情報チャネル中の
通信情報におけるビット列を監視する。
【0027】この監視で、無言や笛(単音)が連続して
いる状態をデジタル化した同一ビット列の連続時間が、
メモリ5から読み出した迷惑電話判定時間と一致した場
合に迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の切断を行う。更に、アナログI/
F部8を通じて、アナログ電話機10に迷惑電話である
ことを合成音声で通知して、そのオンフックを促すよう
にする。
いる状態をデジタル化した同一ビット列の連続時間が、
メモリ5から読み出した迷惑電話判定時間と一致した場
合に迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の切断を行う。更に、アナログI/
F部8を通じて、アナログ電話機10に迷惑電話である
ことを合成音声で通知して、そのオンフックを促すよう
にする。
【0028】次に、この動作を詳細に説明する。図3は
第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1から図3において、まず、マンマシンI/F
回路3からの指示で、制御部2を通じてメモリ5に迷惑
電話を判定するための迷惑電話判定時間を登録する。こ
の場合、迷惑電話である無言や笛(単音)が連続する
(同一ビット列が連続)状態を迷惑電話判定時間として
設定する。ここで、迷惑電話判定時間としては、着信時
に受話器を取り上げてから会話を開始するまでの無応答
の遅延時間を考慮すると、数秒間位とすることが好まし
い。
第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1から図3において、まず、マンマシンI/F
回路3からの指示で、制御部2を通じてメモリ5に迷惑
電話を判定するための迷惑電話判定時間を登録する。こ
の場合、迷惑電話である無言や笛(単音)が連続する
(同一ビット列が連続)状態を迷惑電話判定時間として
設定する。ここで、迷惑電話判定時間としては、着信時
に受話器を取り上げてから会話を開始するまでの無応答
の遅延時間を考慮すると、数秒間位とすることが好まし
い。
【0029】ISDNI/F部1が、ISDN回線から
の呼設定メッセージを受信すると、制御部2の呼制御処
理2bによって、この着信を検出する(ステップS
1)。この着信時に制御部2のアナログI/F制御処理
2aにおいて、アナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機10の使用中又は空き状態を判断する(ステッ
プS2)。この判断でアナログ電話機10が使用中の場
合(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼
制御処理を通じて、使用中(ビ−ジー)のメッセージを
ISDN回線に送出し、ステップS11に戻って新たな
着信待ちとなる。
の呼設定メッセージを受信すると、制御部2の呼制御処
理2bによって、この着信を検出する(ステップS
1)。この着信時に制御部2のアナログI/F制御処理
2aにおいて、アナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機10の使用中又は空き状態を判断する(ステッ
プS2)。この判断でアナログ電話機10が使用中の場
合(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼
制御処理を通じて、使用中(ビ−ジー)のメッセージを
ISDN回線に送出し、ステップS11に戻って新たな
着信待ちとなる。
【0030】ステップS2でアナログ電話機10が空き
状態の場合、制御部2のアナログI/F制御処理2aに
よって、着信呼び出しを行う(ステップS3)。制御部
2は、アナログI/F制御処理2aによって、アナログ
電話機10からの着信応答(オフフック)を取り込むと
(ステップS4)、ビット列判別処理2cを実行する
(ステップS5)。この場合、制御部2がビット列判別
処理2cによってビット列判定回路4を起動し、通信中
の情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
状態の場合、制御部2のアナログI/F制御処理2aに
よって、着信呼び出しを行う(ステップS3)。制御部
2は、アナログI/F制御処理2aによって、アナログ
電話機10からの着信応答(オフフック)を取り込むと
(ステップS4)、ビット列判別処理2cを実行する
(ステップS5)。この場合、制御部2がビット列判別
処理2cによってビット列判定回路4を起動し、通信中
の情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
【0031】このビット列判別処理2cでの監視によっ
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間と、
メモリ5に登録している迷惑電話判定時間を読み出し、
制御部2の時間制御処理2eでタイマー回路12を起動
して計時する。そして、同一ビット列連続時間と、メモ
リ5に予め格納している迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS6)。この比較で同一ビット列連続時間
が、迷惑電話判定時間を超えない場合(No)、通常の
通話と判断して通信リンクを確立し、アナログI/F制
御処理2aを通じてアナログI/F部8に接続されるア
ナログ電話機10が、ISDNI/F部1を通じて発信
側の電話機との通話を行う(ステップS7)。この通話
の終話信号(オンフック信号)の取り込みの処理に進む
(ステップS10)。
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間と、
メモリ5に登録している迷惑電話判定時間を読み出し、
制御部2の時間制御処理2eでタイマー回路12を起動
して計時する。そして、同一ビット列連続時間と、メモ
リ5に予め格納している迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS6)。この比較で同一ビット列連続時間
が、迷惑電話判定時間を超えない場合(No)、通常の
通話と判断して通信リンクを確立し、アナログI/F制
御処理2aを通じてアナログI/F部8に接続されるア
ナログ電話機10が、ISDNI/F部1を通じて発信
側の電話機との通話を行う(ステップS7)。この通話
の終話信号(オンフック信号)の取り込みの処理に進む
(ステップS10)。
【0032】ステップS6の比較で同一ビット列連続時
間が迷惑電話判定時間と一致した場合(Yes)、迷惑
電話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の
呼制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メ
ッセージをISDN回線に送出して、その回線接続の切
断を行う(ステップS8)。次に、この回線接続の切断
を制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、制御
部2はビット列判別処理2cからの合成音声制御処理2
dへの通知を行って合成音声回路6を起動し、予め定め
た、例えば、「迷惑電話です。受話器を置いてくださ
い」の合成音声をアナログI/F部8を通じてアナログ
電話機10に送出して、その報知を行う(ステップS
9)。
間が迷惑電話判定時間と一致した場合(Yes)、迷惑
電話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の
呼制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メ
ッセージをISDN回線に送出して、その回線接続の切
断を行う(ステップS8)。次に、この回線接続の切断
を制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、制御
部2はビット列判別処理2cからの合成音声制御処理2
dへの通知を行って合成音声回路6を起動し、予め定め
た、例えば、「迷惑電話です。受話器を置いてくださ
い」の合成音声をアナログI/F部8を通じてアナログ
電話機10に送出して、その報知を行う(ステップS
9)。
【0033】更に、制御部2の呼制御処理2bによっ
て、アナログI/F部8を通じたアナログ電話機10か
らの終話信号(オンフック信号)の取り込みを判断し
(ステップS10)、この終話信号を取り込んだ際に、
アナログI/F部8とアナログ電話機10との接続断を
行う(ステップS11)。
て、アナログI/F部8を通じたアナログ電話機10か
らの終話信号(オンフック信号)の取り込みを判断し
(ステップS10)、この終話信号を取り込んだ際に、
アナログI/F部8とアナログ電話機10との接続断を
行う(ステップS11)。
【0034】このようにして、この第1実施形態では、
迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時間で回線接続
の強制的な切断が可能になり、結果的に迷惑電話を、確
実に防止できるようになる。
迷惑電話の着信に対して、自動的かつ短時間で回線接続
の強制的な切断が可能になり、結果的に迷惑電話を、確
実に防止できるようになる。
【0035】次に、第2実施形態について説明する。図
4は図1中の制御部2の制御内容を示すブロック図であ
る。この制御内容は、図2に示す第1実施形態の制御内
容と同一のアナログI/F制御処理2a、呼制御処理2
b、ビット列判別処理2c、合成音声制御処理2d及び
時間制御処理2eとともに、留守番電話制御処理2fを
有している。この留守番電話制御処理2fは、図1中の
アナログ留守番電話機11における留守番電話設定時の
迷惑電話の着信に対して、回線接続の強制的な切断及び
アナログ留守番電話機11の動作停止の自動的な制御を
実行する。
4は図1中の制御部2の制御内容を示すブロック図であ
る。この制御内容は、図2に示す第1実施形態の制御内
容と同一のアナログI/F制御処理2a、呼制御処理2
b、ビット列判別処理2c、合成音声制御処理2d及び
時間制御処理2eとともに、留守番電話制御処理2fを
有している。この留守番電話制御処理2fは、図1中の
アナログ留守番電話機11における留守番電話設定時の
迷惑電話の着信に対して、回線接続の強制的な切断及び
アナログ留守番電話機11の動作停止の自動的な制御を
実行する。
【0036】まず、図1を参照して第2実施形態の概略
動作について説明する。マンマシンI/F回路3からの
指示によって、制御部2が、アナログI/F部7を通じ
てアナログ電話端末11に接続される留守番電話装置1
1aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示し
ない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2に
留守番電話を設定(留守番電話モード)するようにして
も良い。この後、ISDNI/F部1が、ISDN回線
からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F部7を
通じて、制御部2の制御でアナログ電話機11に着呼要
求を行う。この着呼要求に対してアナログ電話機10の
留守番電話装置11aが応答した場合、通信リンクを確
立し、かつ、ビット列判定回路4を起動して、通信中の
情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
動作について説明する。マンマシンI/F回路3からの
指示によって、制御部2が、アナログI/F部7を通じ
てアナログ電話端末11に接続される留守番電話装置1
1aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示し
ない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2に
留守番電話を設定(留守番電話モード)するようにして
も良い。この後、ISDNI/F部1が、ISDN回線
からの呼設定信号を受信すると、アナログI/F部7を
通じて、制御部2の制御でアナログ電話機11に着呼要
求を行う。この着呼要求に対してアナログ電話機10の
留守番電話装置11aが応答した場合、通信リンクを確
立し、かつ、ビット列判定回路4を起動して、通信中の
情報チャネル中の通信情報におけるビット列を監視す
る。
【0037】この監視で同一ビット列が連続した同一ビ
ット列連続時間が、予めメモリ5に登録している迷惑電
話を判定するための迷惑電話判定時間と一致した場合
に、迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の強制的な切断を行う。更に、制御
部2の制御で留守番電話装置11aを動作停止させる。
ット列連続時間が、予めメモリ5に登録している迷惑電
話を判定するための迷惑電話判定時間と一致した場合
に、迷惑電話と判定する。この判定に基づいて、制御部
2が合成音声回路6を起動し、ISDNI/F部1を通
じてISDN回線に切断メッセージを送出して、迷惑電
話に対する回線接続の強制的な切断を行う。更に、制御
部2の制御で留守番電話装置11aを動作停止させる。
【0038】次に、この動作を詳細に説明する。図5は
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1、図4及び図5において、まず、マンマシン
I/F回路3からの指示に基づいて制御部2がメモリ5
に迷惑電話を判定すための迷惑電話判定時間を設定す
る。この設定時間は、迷惑電話における、例えば、同一
ビット列が連続する場合の時間である。更に、マンマシ
ンI/F回路3からの指示で制御部2が、アナログI/
F部7を通じてアナログ電話端末11に留守番電話装置
11aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示
しない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2
に留守番電話(留守番電話モード)を設定するようにし
ても良い。
第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチャートで
ある。図1、図4及び図5において、まず、マンマシン
I/F回路3からの指示に基づいて制御部2がメモリ5
に迷惑電話を判定すための迷惑電話判定時間を設定す
る。この設定時間は、迷惑電話における、例えば、同一
ビット列が連続する場合の時間である。更に、マンマシ
ンI/F回路3からの指示で制御部2が、アナログI/
F部7を通じてアナログ電話端末11に留守番電話装置
11aを起動する。なお、留守番電話装置11aの図示
しない操作部からアナログI/F部7を通じて制御部2
に留守番電話(留守番電話モード)を設定するようにし
ても良い。
【0039】この後、ISDNI/F部1が、ISDN
回線からの呼設定信号を受信すると、制御部2の呼制御
処理2bによって、着信を検出する(ステップS2
1)。この着信時に、制御部2のアナログI/F制御処
理2aにおいてアナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aの使用中又は空き
状態を判断する(ステップS22)。この判断でアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aが動作中の場合
(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼制
御処理を通じて使用中(ビジー)のメッセージをISD
N回線に送出し、ステップS21に戻って、新たな着信
待ちとなる。
回線からの呼設定信号を受信すると、制御部2の呼制御
処理2bによって、着信を検出する(ステップS2
1)。この着信時に、制御部2のアナログI/F制御処
理2aにおいてアナログI/F部7に接続されたアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aの使用中又は空き
状態を判断する(ステップS22)。この判断でアナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aが動作中の場合
(No)、ISDNI/F部1を通じて制御部2の呼制
御処理を通じて使用中(ビジー)のメッセージをISD
N回線に送出し、ステップS21に戻って、新たな着信
待ちとなる。
【0040】ステップS22でアナログ電話機11の留
守番電話装置11aが待機状態の場合、制御部2のアナ
ログI/F制御処理2aによって起動する(ステップS
23)。制御部2は、アナログI/F制御処理2aによ
ってアナログ電話機11の留守番電話装置11aからの
着信応答(オフフック信号)を取り込むと(ステップS
24)、ビット列判別処理2cを実行する(ステップS
25)。この場合、通信中の情報チャネル中の通信情報
におけるビット列が一定時間以上を連続する迷惑電話判
定時間を監視する(ステップS25)。
守番電話装置11aが待機状態の場合、制御部2のアナ
ログI/F制御処理2aによって起動する(ステップS
23)。制御部2は、アナログI/F制御処理2aによ
ってアナログ電話機11の留守番電話装置11aからの
着信応答(オフフック信号)を取り込むと(ステップS
24)、ビット列判別処理2cを実行する(ステップS
25)。この場合、通信中の情報チャネル中の通信情報
におけるビット列が一定時間以上を連続する迷惑電話判
定時間を監視する(ステップS25)。
【0041】このビット列判別処理2cでの監視によっ
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を、
制御部2の時間制御処理2eがタイマー回路12を起動
して計時する。この計時した同一ビット列連続時間とメ
モリ5から読み出した迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS26)。この比較で同一ビット列連続時間
と迷惑電話判定時間とが一致しない場合(No)、通常
の通話と判断して制御部2のアナログI/F制御処理2
aを通じてアナログI/F部8に接続されるアナログ電
話機11の留守番電話装置11aを起動させる。そし
て、留守番電話装置11aが発信側に留守番応答メッセ
ージを送出し、この留守番応答メッセージに発信側が応
答した留守番用件メッセージを録音し(ステップS2
7)、この録音完了に伴う終話信号(オンフック信号)
の取り込みの処理に進む(ステップS29)。
て、同一ビット列が連続した同一ビット列連続時間を、
制御部2の時間制御処理2eがタイマー回路12を起動
して計時する。この計時した同一ビット列連続時間とメ
モリ5から読み出した迷惑電話判定時間とを比較する
(ステップS26)。この比較で同一ビット列連続時間
と迷惑電話判定時間とが一致しない場合(No)、通常
の通話と判断して制御部2のアナログI/F制御処理2
aを通じてアナログI/F部8に接続されるアナログ電
話機11の留守番電話装置11aを起動させる。そし
て、留守番電話装置11aが発信側に留守番応答メッセ
ージを送出し、この留守番応答メッセージに発信側が応
答した留守番用件メッセージを録音し(ステップS2
7)、この録音完了に伴う終話信号(オンフック信号)
の取り込みの処理に進む(ステップS29)。
【0042】ステップS26の同一ビット列連続時間と
迷惑電話判定時間とが一致した場合(Yes)、迷惑電
話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の呼
制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メッ
セージをISDN回線に送出して回線接続を切断する
(ステップS28)。次に、この回線接続の切断処理を
制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、アナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aからの終話信号の
取り込んで、そのアナログI/F部8とアナログ電話機
11(留守番電話装置11a)との通信リンクを切断す
る(ステップS29)。この場合、制御部2での留守番
電話制御処理2fによって、アナログ留守番電話機11
の動作停止を実行する。
迷惑電話判定時間とが一致した場合(Yes)、迷惑電
話の着信と判断する。この判断によって、制御部2の呼
制御処理2bを通じてISDNI/F部1から切断メッ
セージをISDN回線に送出して回線接続を切断する
(ステップS28)。次に、この回線接続の切断処理を
制御部2の呼制御処理2bを通じて終了すると、アナロ
グ電話機11の留守番電話装置11aからの終話信号の
取り込んで、そのアナログI/F部8とアナログ電話機
11(留守番電話装置11a)との通信リンクを切断す
る(ステップS29)。この場合、制御部2での留守番
電話制御処理2fによって、アナログ留守番電話機11
の動作停止を実行する。
【0043】このようにして、この第2実施形態では、
留守番電話装置11aに対する迷惑電話の着信に対し
て、自動的かつ短時間で回線接続の強制切断を行うとと
もに、その留守番電話の動作停止が可能になる。したが
って、迷惑電話の録音状態が継続することなく、録音テ
ープや固体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止
できるようになる。
留守番電話装置11aに対する迷惑電話の着信に対し
て、自動的かつ短時間で回線接続の強制切断を行うとと
もに、その留守番電話の動作停止が可能になる。したが
って、迷惑電話の録音状態が継続することなく、録音テ
ープや固体録音素子(メモリ)の録音容量の不足を防止
できるようになる。
【0044】次に、第3実施形態について説明する。前
記した第1及び第2実施形態では、同一ビット列すなわ
ち無言や笛(単音)が連続する迷惑電話に対して、短時
間で回線接続を強制的に切断している。この場合、無言
や笛(単音)が連続する同一ビット列中に、雑音などが
混入したり、あるいは音圧レベル(dB)が変化したり
して、同一ビット列に類似した類似ビット列となり、完
全な同一ビット列が一定時間以上連続しないことがあ
る。
記した第1及び第2実施形態では、同一ビット列すなわ
ち無言や笛(単音)が連続する迷惑電話に対して、短時
間で回線接続を強制的に切断している。この場合、無言
や笛(単音)が連続する同一ビット列中に、雑音などが
混入したり、あるいは音圧レベル(dB)が変化したり
して、同一ビット列に類似した類似ビット列となり、完
全な同一ビット列が一定時間以上連続しないことがあ
る。
【0045】図6は第3実施形態の制御部2の制御内容
を示すブロック図である。この制御内容は、図2に示す
第1実施形態の制御内容と同一のアナログI/F制御処
理2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成
音声制御処理2d及び時間制御処理2eとともに、ビッ
ト列類似判断処理2gを有している。このビット列類似
判断処理2gでは、同一ビット列に類似する類似ビット
列を判断し、かつ類似ビット列を同一化して同一ビット
列とする処理を行う。
を示すブロック図である。この制御内容は、図2に示す
第1実施形態の制御内容と同一のアナログI/F制御処
理2a、呼制御処理2b、ビット列判別処理2c、合成
音声制御処理2d及び時間制御処理2eとともに、ビッ
ト列類似判断処理2gを有している。このビット列類似
判断処理2gでは、同一ビット列に類似する類似ビット
列を判断し、かつ類似ビット列を同一化して同一ビット
列とする処理を行う。
【0046】この場合、第1実施形態における図3中の
ステップS6で、類似ビット列が一定時間以上を連続し
たかを判断し、予め定めた、例えば、ノイズに対応する
非連続のビット列を考慮し、類似ビット列からノイズ成
分を除去して同一化したビット列、すなわち同一ビット
列が一定時間以上連続したかを判定する。また、連続す
るビット列の音圧レベルが変化している類似ビット列に
あっては、このビット列の音圧レベルを同一化したビッ
ト列、すなわち同一ビット列が一定時間以上連続したか
を判定する。これ以降の処理は第1実施形態と同様であ
る。
ステップS6で、類似ビット列が一定時間以上を連続し
たかを判断し、予め定めた、例えば、ノイズに対応する
非連続のビット列を考慮し、類似ビット列からノイズ成
分を除去して同一化したビット列、すなわち同一ビット
列が一定時間以上連続したかを判定する。また、連続す
るビット列の音圧レベルが変化している類似ビット列に
あっては、このビット列の音圧レベルを同一化したビッ
ト列、すなわち同一ビット列が一定時間以上連続したか
を判定する。これ以降の処理は第1実施形態と同様であ
る。
【0047】なお、この第3実施形態の制御処理を、第
2実施形態にもそのまま適用可能である。
2実施形態にもそのまま適用可能である。
【0048】このように、この第3実施形態では、類似
ビット列が連続した場合には、連続しないノイズ成分を
除去して同一ビット列が一定時間以上連続したかを判断
したり、ビット列中の変化している音圧レベルを同一化
して、この同一ビット列が一定時間以上連続したかを判
断することができる。したがって、多様な迷惑電話を、
より正確に判断できるようになる。
ビット列が連続した場合には、連続しないノイズ成分を
除去して同一ビット列が一定時間以上連続したかを判断
したり、ビット列中の変化している音圧レベルを同一化
して、この同一ビット列が一定時間以上連続したかを判
断することができる。したがって、多様な迷惑電話を、
より正確に判断できるようになる。
【0049】なお、第1及び第2実施形態では、アナロ
グ電話端末10、アナログ電話端末11及び留守番電話
装置11aをもって説明したが、ファクシミリ装置やパ
ーソナルコンピュータを接続した場合も、同様の利点が
ある。
グ電話端末10、アナログ電話端末11及び留守番電話
装置11aをもって説明したが、ファクシミリ装置やパ
ーソナルコンピュータを接続した場合も、同様の利点が
ある。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置によれば、同一ビット列及び類似ビット列
を監視し、類似ビット列のときにはこれを同一化して、
同一ビット列と同様に判断を行い、かつその後の処理を
行えるようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断
できるようになる。
のISDN・TAにおける迷惑電話検出方法及びISD
N・TA装置によれば、同一ビット列及び類似ビット列
を監視し、類似ビット列のときにはこれを同一化して、
同一ビット列と同様に判断を行い、かつその後の処理を
行えるようになる。したがって、多様な迷惑電話を判断
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のISDN・TAにおける迷惑電話検出
方法及びISDN・TA装置の第1実施形態における構
成を示すブロック図である。
方法及びISDN・TA装置の第1実施形態における構
成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態での制御部の制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】第1実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】第2実施形態での制御部の制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】第2実施形態の動作の処理手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】第3実施形態の制御部での制御内容を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【符号の説明】 1 ISDNバスインタフェース(I/F)部 2 制御部 2a アナログI/F制御処理 2b 呼制御処理 2c ビット列判別処理 2d 合成音声制御処理 2e 時間制御処理 2f 留守番電話制御処理 2g ビット列類似判断処理 3 マンマシンI/F回路 4 ビット列判定回路 5 メモリ 6 合成音声回路 10 アナログ電話機10 11 アナログ留守番電話機 11a 留守番電話装置 12 タイマー回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 BB09 CC02 DD14 DD18 FF28 GG08 HH15 HH19 HH26 KK04 5K030 GA16 HB01 HC05 HC14 JA03 JA08 JT01 KA14 KA20 LB03 5K039 AA00 CC01 EE12 JJ07 5K101 KK06 LL03 MM06 NN08 NN16 NN21 RR25 RR28 SS06 TT04
Claims (10)
- 【請求項1】 ISDNターミナルアダプタに接続され
た端末に対する迷惑電話を判定して回線接続の切断を行
うISDN・TAにおける迷惑電話検出方法であって、 通信中の情報チャネルにおける発信側情報のビット列を
監視する処理と、 この監視で同一ビット列が連続した同一ビット列連続時
間を計時する処理と、 この同一ビット列連続時間を、予め記憶している迷惑電
話を判定するための迷惑電話判定時間と比較する処理
と、 この比較で同一ビット列連続時間と迷惑電話判定時間と
が一致した際に、迷惑電話の着信であると判断して回線
接続を切断する処理と、 を有することを特徴とするISDN・TAにおける迷惑
電話検出方法。 - 【請求項2】 前記接続中の端末が電話機の場合、か
つ、回線接続の切断後に、この接続中の電話機へ迷惑電
話である旨の合成音声を送出して通知することを特徴と
する請求項1記載のISDN・TAにおける迷惑電話検
出方法。 - 【請求項3】 当該装置に収容された端末に対する迷惑
電話を判定して回線接続の切断を行うISDN・TA装
置であって、 ISDN回線を通じた発信処理及び着信処理を行う発着
信処理手段と、 前記発着信処理手段を通じた情報チャネルにおける発信
側情報のビット列を監視する監視手段と、 迷惑電話と判定するための迷惑電話判定時間を予め記憶
する記憶手段と、 前記監視手段の監視で同一ビット列が連続した際の同一
ビット列連続時間を計測する計測手段と、 前記計測手段で計測した同一ビット列連続時間と前記記
憶手段に記憶している迷惑電話判定時間とを比較する比
較手段と、 前記比較手段で同一ビット列連続時間と迷惑電話判定時
間とが一致した際に、迷惑電話の着信であると判定して
前記発着信処理手段での回線接続を切断する回線切断手
段と、 を備えることを特徴とするISDN・TAにおける迷惑
電話検出方法。 - 【請求項4】 前記接続中の端末が電話機の場合に、 回線切断手段での通信回線接続の切断後に、接続中の端
末へ迷惑電話である旨の合成音声を送出する合成音声送
出手段を、更に備えることを特徴とする請求項3記載の
ISDN・TA装置。 - 【請求項5】 前記接続中の端末が留守番電話装置の場
合に、 着信に対して留守番電話の応答の制御を実行し、かつ、
回線切断手段での通信回線接続の切断後に、留守番電話
装置に対する動作停止を制御する留守番電話制御手段
を、更に備えることを特徴とする請求項3記載のISD
N・TA装置。 - 【請求項6】 前記監視手段が、 同一ビット列の監視に代えて、類似するビット列の連続
を監視することを特徴とする請求項3記載のISDN・
TA装置。 - 【請求項7】 前記類似するビット列の連続の監視とし
て、 連続しないノイズ成分に対応するビットを除去して同一
ビット列であるかを監視することを特徴とする請求項6
記載のISDN・TA装置。 - 【請求項8】 前記類似するビット列の連続の監視とし
て、 ビット列の音圧レベルが変化している際に、このビット
列の音圧レベルを同一化して、同一ビット列であるかを
監視することを特徴とする請求項6記載のISDN・T
A装置。 - 【請求項9】 前記請求項3記載のISDN・TA装置
として、 T点に接続されるISDNバスインタフェース部と、 ブートプログラム及び制御プログラムを実行し、端末に
対する迷惑電話を判定して回線接続の切断を行うための
制御部と、 少なくとも迷惑電話判定時間を設定するマンマシンイン
タフェース部と、 情報チャネル中のビット列を監視して判定するビット列
判定回路と、 前記マンマシンインタフェース部から登録された迷惑電
話判定時間を記憶するメモリと、 留守番電話装置を含む端末を収容するアナログインタフ
ェース部と、 接続端末に合成音声信号を送出するための合成音声回路
と、 前記同一ビット列連続時間及び迷惑電話判定時間を計時
するためのタイマー回路と、 を備えることを特徴とするISDN・TA装置。 - 【請求項10】 前記ビット列判定回路に、 同一ビット列を監視する同一ビット列判別処理部、及び
/又は、類似するビット列を監視する類似ビット列判別
処理部を備えることを特徴とする請求項9記載のISD
N・TA装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10340638A JP2000165546A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10340638A JP2000165546A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000165546A true JP2000165546A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18338899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10340638A Pending JP2000165546A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000165546A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107608331A (zh) * | 2017-08-24 | 2018-01-19 | 北京龙鼎源科技股份有限公司 | 非随机中断的诊断方法和装置 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10340638A patent/JP2000165546A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107608331A (zh) * | 2017-08-24 | 2018-01-19 | 北京龙鼎源科技股份有限公司 | 非随机中断的诊断方法和装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6339639B1 (en) | Enhanced call-waiting with caller identification method and apparatus | |
US5471522A (en) | Telephone line sharing for a personal computer system | |
US5836009A (en) | Caller ID telephone with signal attenuation | |
JP2000151812A (ja) | 話し中電話機からのフラッシュフック信号を取り扱う方法および発信者識別デ―タを表示する電話機 | |
JP3022929B2 (ja) | オーディオ及びファクシミリメッセージ格納検索システムの対する信頼性あるアクセスの方法及び装置 | |
US6118857A (en) | Modem | |
JPH0927869A (ja) | コールウェイティングサービスを利用可能なモデム通信 | |
JP5191638B2 (ja) | 音声通信装置および音声通信システム | |
JP2000165546A (ja) | Isdn・taにおける迷惑電話検出方法及びisdn・ta装置 | |
JPH03157043A (ja) | 非音声呼接続中コールウエイテイング機能停止方式 | |
WO1991015913A1 (fr) | Appareil telephonique mixte | |
JP2003124967A (ja) | 中継装置、その制御プログラム、通信方法 | |
US7050572B2 (en) | Telephone set and response method to incoming call | |
JPH09233173A (ja) | 信号検出回路及び電話装置 | |
US6980633B1 (en) | Enhanced call-waiting with caller identification method and apparatus using notch filters | |
JPH11331153A (ja) | Isdnターミナルアダプタの送信制御方法 | |
JP3997417B2 (ja) | Isdn回線中継装置 | |
JP2904203B1 (ja) | ボタン電話装置の音声蓄積方法とその装置 | |
JP4530946B2 (ja) | 迷惑電話対策音出力機能を有する電話機 | |
JP3709288B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP3141750B2 (ja) | ボタン電話装置 | |
JP3378380B2 (ja) | 構内交換システム | |
KR100232787B1 (ko) | 자동응답시스템에서 메모 확인 정보 전송 방법 | |
US5651062A (en) | Automatic private branch exchange apparatus | |
JP3911396B2 (ja) | 自動通報装置 |