JP2000163782A - レーザ出力安定化装置 - Google Patents
レーザ出力安定化装置Info
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Abstract
録媒体に対する情報の記録時、半導体レーザ素子のレー
ザ駆動電流に高周波成分を重畳してもレーザ出力を安定
化させる。 【解決手段】 レーザ出力安定化回路10は、記録媒体
上の情報を記録再生するためのレーザ光を出射する半導
体レーザ素子のレーザ駆動信号に高周波成分を重畳し、
高周波成分の振幅又はデューティを記録媒体に対する再
生時と記録時とで変更すると共に、記録時は記録媒体上
に記録する情報の種類に応じて高周波成分の重畳の動作
と停止を制御する。
Description
スクに対して光変調方式で情報の記録を行なう相変化型
光ディスクドライブ,光変調光磁気ディスクドライブ等
の光ディスクドライブにおけるレーザ出力安定化装置に
関する。
として半導体レーザ素子を用いた構成が知られている。
このような光ディスクドライブの光学系は、半導体レー
ザ素子から出射したレーザ光のほとんどを記録媒体(メ
ディア)上に照射し、その反射光のほとんどを光ディス
クドライブ内に設置した受光素子で受光するように設計
されている。
メディアの複屈折,光学素子の設計,バラツキなどに基
づく要因で半導体レーザ素子に戻る。この戻りレーザ光
は、半導体レーザ素子内部の発振を不安定にさせてレー
ザ出力の揺らぎを生じさせる。この半導体レーザ素子へ
の戻りレーザ光の影響は、レーザ出力端面の透過率が比
較的大きい高出力の記録用の半導体レーザ素子に顕著で
ある。
して、半導体レーザ素子のレーザ駆動電流に高周波成分
を重畳して高速にレーザ出力をON/OFFし、半導体
レーザ素子内部の発振を多モード化する方法(例えば、
特公昭59−9086号公報参照)があり、光ディスク
ドライブでは広く使用されている。
ON/OFFして高周波成分の重畳を行なうので、目標
の(平均)パワーを得るためにON時には平均のおおよ
そ2倍のレーザ出力が要求される。したがって、レーザ
光を高出力で使用する場合、レーザ出力の絶対定格を越
えることから、通常は再生パワーにしか使えないもので
あった。
もしくは消去パワーなどの高出力時には、半導体レーザ
素子のレーザ駆動電流に対して再生時とは異なる振幅,
デューティの高周波成分の重畳を行なう半導体レーザの
高周波重畳方式(例えば、特開平5−73948号公報
参照)が提案されている。
gh Frequency Modulation:H
FM)を動作させた状態で記録時,消去時に必要な高レ
ベルの平均パワーを得られるように出射した場合、最大
出力が絶対定格を越えない様に高周波成分のデューティ
を変化させて平均パワーを上げ、OFFはするがON時
のレーザ出力を減らすようにして、記録時,消去時の高
周波成分の重畳を可能にしている。
上に記録されているデータを再生することはないが、前
記受光素子から検出されるサーボ信号やアドレス信号に
よりメディア上の光スポットを正確に位置制御したり、
記録マーク長の微小制御をレーザパワー調整によりおこ
なったりするためレーザの出力に揺らぎがあることは許
されない。
ような半導体レーザの高周波重畳方式では、再生時と記
録時もしくは消去時で高周波電流の振幅,デューティを
変更するのみであり、記録データの種類に応じては重畳
の動作変更を行なうことはできなかった。
ィアへの情報の記録は、リードパワー,イレースパワ
ー,ライトパワーの少なくとも3値のパワーを、リード
時,ライト時マーク(記録データ1),ライト時スペー
ス(記録データ0)で使い分け、正確な記録マークを作
るために数値のパワーレベルを設けたり、各パワーの時
間幅を変えたりなどの複雑なレーザパワー制御を行なっ
ている。
る記録動作時に上述のような半導体レーザ高周波重畳方
式による高周波成分の重畳動作を実行すると不具合が起
こるという問題があった。
出力の記録パワーに適切にするためには、レーザ定格出
力に充分な余裕がある半導体レーザ素子を必要とし、イ
レースパワーでの適正な揺らぎ低減効果が得られない。
ースパワーに調整すると、ライトパワーでは高周波成分
の振幅が不足してレーザ出力がOFFしない状態となる
だけでなく、ライトパワーON時に定格を越えるパワー
が必要になる可能性がある。
比較して充分余裕があれば可能であるが、現状では半導
体レーザ素子の熱特性(寿命)の制約上、レーザの出力
の限界と記録パワーがほとんど等しいし、高出力の半導
体レーザ素子を設けるのはコスト的にも非常に高価なも
のになる。
変調MOの消去時には、半導体レーザ素子を再生パワー
より高い一定出力(記録パワーと消去パワーはほとんど
等しく、一般的に前記相変化メディアの記録パワーより
は低い)で駆動するので、従来の半導体レーザ高周波重
畳方式による高周波成分の重畳動作を実行しても不具合
は起こらないが、上記のような複雑なレーザパワー制御
を要する記録動作時に従来の半導体レーザ高周波重畳方
式による高周波成分の重畳動作を実行すると不具合が起
こってしまう。
であり、相変化メディアや光変調MOメディア等の記録
媒体に対する情報の記録時、半導体レーザ素子のレーザ
駆動電流に高周波成分を重畳してもレーザ出力を安定化
させることを目的とする。
達成するため、記録媒体上の情報を記録再生するための
レーザ光を出射する半導体レーザ素子のレーザ駆動信号
に高周波成分を重畳するレーザ出力安定化装置におい
て、上記高周波成分の振幅又はデューティを上記記録媒
体に対する再生時と記録時とで変更すると共に、上記記
録時は上記記録媒体上に記録する情報の種類に応じて上
記高周波成分の重畳の動作と停止を制御する制御手段を
設けたものである。
において、上記制御手段に、上記高周波成分の重畳をレ
ーザ光の出力レベルの頻度が最も高いパワー値で出射し
ているタイミングで動作させ、それ以外のタイミングで
は上記高周波成分の重畳を停止させる手段を設けるとよ
い。
置において、上記制御手段に、上記高周波成分の重畳を
スペース記録時に動作させ、マーク記録時には上記高周
波成分の重畳を停止させる手段を設けるとよい。
において、上記再生時と記録時にはそれぞれ予め記憶さ
れた再生時設定値と記録時設定値に基づいて上記高周波
成分を生成する手段を設けるとよい。
置において、上記レーザ光の記録パワーを変更する際に
上記高周波成分の振幅又はデューティも変更する手段を
設けるとよい。
において、上記再生時と記録時とでそれぞれ上記高周波
成分の周波数を変更する手段を設けるとよい。
置において、上記高周波成分の周波数を基準クロックの
1.7倍以上にする手段を設けるとよい。
において、上記制御手段を、高周波の結合用コンデンサ
よりも半導体レーザ素子側に配置したスイッチによって
高周波成分のレーザ駆動信号への重畳の動作と停止とを
制御する手段にするとよい。
置において、上記記録媒体上にレーザ光を集光し、上記
記録媒体からの反射光を受光素子上に再び集光する光学
系手段と、上記受光素子から上記記録媒体上の情報を検
出する再生手段と、上記受光素子から上記記録媒体と集
光されたレーザ光の位置情報を検出するサーボ信号演算
手段と、上記位置情報に基づいて上記記録媒体上のレー
ザ光の位置を制御するサーボ手段と、上記レーザ光の位
置を移動させる機構系手段を設け、上記レーザ駆動信号
に基づいて上記半導体レーザ素子からレーザ光を出射し
て上記記録媒体上に情報を記録するようにするとよい。
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施形態であるレーザ出力安定化回路の構成を示すブロ
ック図である。
ィアや光変調MOメディア等の記録媒体上の情報を記録
再生するためのレーザ光を出射する半導体レーザ素子の
レーザ駆動信号に高周波成分を重畳する回路である。ラ
イトコントローラ1は、記録動作の制御回路であり、リ
ード/ライト切換信号:sig1と記録データ信号:s
ig2を出力する。
からレーザダイオード(半導体レーザ素子)11のレー
ザ駆動信号:sig4を決定するLDドライバ3へリー
ド,イレース,ライト,バイアス等のタイミング信号:
sig3を出力すると共に、高周波重畳回路(High
Frequency Modulation:HF
M)4の重畳動作/停止信号:sig5と、HFM4の
発振特性を変更する発振特性切換信号:sig6を出力
する。
によって選ばれた発振周波数,振幅,デューティに基づ
いて発振した高周波成分信号:sig7を結合コンデン
サ5を通じてレーザ駆動信号:sig4に重畳する。そ
の重畳の動作(ON)/停止(OFF)の切り替えはス
イッチ6で行なうが、その切り替えを指示する制御信号
はタイミング生成回路2から出力する。
は、基準信号電圧,可変抵抗器,可変容量コンデンサ等
に基づいてそれぞれ切り替えても良いが、固定パラメー
タからなる2種類の回路を用意してスイッチで切り替え
るようにしても良い。
路を備えた情報記録再生装置の構成を示すブロック図で
ある。レーザ出力安定化回路10から出力されたレーザ
駆動信号:sig4は、レーザダイオード11を駆動し
てレーザ光線を出射する。
で並行光にされ、ビームスプリッタ13で反射され、対
物レンズ14で記録媒体21上の記録面に集光される。
記録媒体21上から反射したレーザ光線は、再び対物レ
ンズ14をとおり、ビームスプリッタ13を通過し、集
光レンズ15によって受光素子16上に集光される。
れ、再生回路17とサーボ信号演算回路18に供給さ
れ、再生回路17が情報再生信号と、記録時のアドレス
信号を生成する。また、サーボ信号演算回路18は、レ
ーザスポットの記録媒体21上の位置情報を演算し、そ
の演算結果に基づいてサーボ回路19が機構系20を移
動し、レーザスポット位置を目標位置に制御する。
能を果たす。上記タイミング生成回路2等が、高周波成
分の振幅又はデューティを上記記録媒体に対する再生時
と記録時とで変更すると共に、記録時は記録媒体上に記
録する情報の種類に応じて高周波成分の重畳の動作と停
止を制御する制御手段の機能を果たす。
周波成分の重畳をレーザ光の出力レベルの頻度が最も高
いパワー値で出射しているタイミングで動作させ、それ
以外のタイミングでは高周波成分の重畳を停止させる手
段の機能も果たす。さらに、上記タイミング生成回路2
等は、高周波成分の重畳をスペース記録時に動作させ、
マーク記録時には高周波成分の重畳を停止させる手段の
機能も果たす。
にはそれぞれ予め記憶された再生時設定値と記録時設定
値に基づいて高周波成分を生成する手段の機能を果た
す。さらに、上記HFM4等は、レーザ光の記録パワー
を変更する際に高周波成分の振幅又はデューティも変更
する手段の機能も果たす。
とでそれぞれ高周波成分の周波数を変更する手段の機能
も果たす。さらに、上記HFM4等は、高周波成分の周
波数を基準クロックの1.7倍以上にする手段の機能も
果たす。
周波の結合コンデンサ5よりも半導体レーザ素子である
レーザダイオード11側に配置したスイッチ6によって
高周波成分のレーザ駆動信号への重畳の動作と停止とを
制御する手段の機能を果たす。
ムスプリッタ13,対物レンズ14,集光レンズ15等
が、記録媒体上にレーザ光を集光し、記録媒体からの反
射光を受光素子上に再び集光する光学系手段の機能を果
たす。
から記録媒体上の情報を検出する再生手段の機能を果た
し、上記サーボ信号演算回路18が受光素子から記録媒
体と集光されたレーザ光の位置情報を検出するサーボ信
号演算手段の機能を果たす。
置情報に基づいて記録媒体上のレーザ光の位置を制御す
るサーボ手段の機能を果たし、上記機構系20がレーザ
光の位置を移動させる機構系手段の機能を果たし、上記
レーザ出力安定化回路10が上記レーザ駆動信号に基づ
いて半導体レーザ素子からレーザ光を出射して記録媒体
上に情報を記録する手段の機能を果たす。
記録する光ディスクドライブ、特にPWM(Pit W
idth Modulation)記録を行なう相変化
型光ディスクドライブや光変調MOドライブの場合、1
つの記録マークを正確に形成するために光源、ここでは
レーザダイオード11(半導体レーザ素子)の強度を高
速多値に変調する。
w,Pb)のレーザ出力を用いた相変化型ディスクドラ
イブの場合の記録光源強度変調波形を示し、図3の
(f)には3値(Pr,Pe,Pw)のレーザ出力を用
いた相変化型ディスクドライブの場合の記録光源強度変
調波形を示している。
って最適条件が異なる。Peはイレースパワーと呼ばれ
るが、相変化記録媒体では記録膜が結晶状態に変化する
温度になるパワーであり、MOではキュリー温度に達し
ないパワーである。両者ともライト時には上記イレース
パワー:Peでレーザ光を発光させ(図3の(a)に示
すスペース30に相当する)、記録データに応じてレー
ザ出力を変化させて、図3の(a)に示す記録マーク3
1を形成する。
波形に限らず記録マーク31を形成するのに光源の強度
を高速多値に変調する記録方式に適応することができ
る。まず、高速でレーザパワーが変調されている場合、
それぞれのレーザパワーに応じた高周波重畳特性を切り
替えることは難しく、反対に同じ特性では出力が不安定
になったり、必要なパワーを得るためにはレーザ光の出
力がON時にレーザの定格を越える電流で駆動しなけれ
ばならなかったりするため、リード時とライト時だけの
HFM特性切換だけでは不十分である。
力安定化回路10は、リード時とライト時でHFM特性
を変えるだけでなく、記録マーク31を形成する複雑な
レーザパワー出力変化時はHFM動作を停止させる。
の出力変化の波形を、同図の(d)にHFMの重畳動作
/停止信号:sig5の出力変化の波形を、同図の
(e)にリード/ライト切換信号:sig1と発振特性
切換信号:sig6のそれぞれの出力変化の波形を示
す。
/ライト切換信号:sig1と発振特性切換信号:si
g6を同じにしているが、HFM4の特性に応じて異な
るタイミングにしても良い。
ングは、図3の(b)と同図の(f)に示すように合わ
せている。さらに、図3の(g)に、HFM4の動作状
態を示しており、OFFは重畳の停止を、Aはリード時
特性を、Bはライト時(スペース時)特性を示してい
る。
HFM4はA状態で動作し、ライトを開始するとスペー
ス記録時にはB状態で動作し、マーク記録時には動作停
止する。A,Bは、それぞれ再生時のHFM設定値(周
波数,振幅,デューティ)と、記録時の設定値である。
ザ出力レベルの頻度が最も高いパワーで出射されている
タイミングとは、図3の(b)と同図の(f)の場合、
Peに相当するスペース記録時のタイミングであるが、
相変化記録媒体でも記録膜特性が現状と異なったり、M
Oの場合などスペース記録に光変調し、記録マーク形成
時に一定パワーレベルで出射し、スペース記録時にレー
ザ出力を高速変調する場合には記録マーク形成時のタイ
ミングである。
性及び高周波成分が重畳されたレーザ駆動電流の波形と
出射光の波形を示す図である。レーザダイオード11
は、スレッシュ電流:Ith以下ではほとんど発光しな
い。スレッシュ電流:Ithからはほぼ線形に電流−光
出力特性を保持し、定格電流:Imaxでその線形性は
失われ、その後破壊する。そのときの出力が定格出力:
Pmaxであり、定格電流:Imaxである。
FM4は比較的小さな振幅で発振させており、そのと
き、図4の(c)に示すようにレーザ光は出力し、平均
出力パワーとしてPrが得られる。
図4の(b)に示すように、HFM4は比較的大きな振
幅で発振しており、さらにレーザON時のパワーレベル
を下げるため、デューティも変化させる。リード時と同
様にレーザ光の出射光波形は、図4の(d)のようにな
り、平均パワー:Peが得られる。このときのレーザ光
出力ON時は、Pmaxより小さくすることが必要であ
る。
しては、HFM4をOFFさせるために高周波成分は無
く、直流的にPwを出力すればよい。当然Pmax以下
である。このようにして、再生時と記録時では異なった
高周波成分の特性が必要である。
く得られる設定値が異なることからも、それぞれの最適
値を設定する方がよい。つまり、HFM4の発信周波数
に関してはレーザ光出力の揺らぎが最も小さくなる効果
のある値を選ぶ。このとき、大きくはレーザダイオード
11の出射するレーザ光の特性(波長など)、レーザ光
と記録媒体間の距離によって定まるが、レーザ光出力に
より揺らぎ低減効果を得るための最適なレーザ光の出射
OFF時間があるため、振幅,デューティだけの調整で
はなく、周波数も同時に微調整する方がよい。
結合コンデンサ5を介して重畳される。記録マーク31
を形成するときは、図3の(b)に示すように高速な変
調が必要であるが、結合コンデンサ5が直接ついている
と、そのコンデンサ自体の容量によって図3の(b)の
点線に示すように波形が鈍ってしまう。
の小さいスイッチ6をレーザダイオード11と結合コン
デンサ5の間に配置することにより、波形の鈍りを避け
ることができる。
周波成分は、記録媒体からの情報再生信号や、記録時の
アドレス再生信号の検出にとってノイズになる。通常、
上記再生信号よりもはるかに高い周波数でHFM4は動
作しているため、低減通過フィルタ等で分離及び除去し
ているが、レーザ光の短波長化、記録/再生速度の向上
に伴って上記再生信号に近い周波数で動作させる傾向が
ある。しかし、上記ノイズ問題があり、HFM動作周波
数に規定を設けておくべきである。
数の線図である。この線図は、横軸に周波数をとり、情
報再生信号周波数:fDとその基準クロック周波数:f
CLKとHFM動作周波数fHFMを示している。
成分はほとんど情報再生信号と同じである。一般的な特
性としてノイズの除去を行なうには、キャリア周波数
(この場合は、fD)の10倍以上の周波数の隔たりが
要求される。これは、一次のフィルタで見ると“−20
dB”の効果がある周波数、すなわち、1/10に減衰
できる。また、現実的な2次のフィルタを使えば1/1
00にまで減衰できることになる。
いる代表的な変復調方式はEFM、EFM+、(2、
7)RLLと呼ばれるものであり、データの“1”と
“0”が変化する最小単位は3チャンネルビットであ
る。したがって、繰り返しを考慮した周波数成分は、数
1に示すようになる。
dB”の減衰効果を得られる周波数にHFM4の周波数
を合わせると、数2に示すようになる。
fHFMを求めることができる。
作周波数を基準クロックの1.7倍以上にするのを推奨
する。
再生装置は、再生時と記録時の高周波成分の特性を変更
するとともに記録情報に応じて高周波成分の重畳を動作
/停止しているので、再生時だけでなく光変調で情報の
記録を行なう場合でもレーザの定格を越えることなく安
定したレーザ出力を得ることができる。
いパワーで出射されているタイミングで高周波成分の重
畳を行なっているので、記録時に安定したレーザ出力を
得ることができる。
畳を行ない、記録マーク形成時には重畳を停止している
ので、相変化メディアへの記録の際、記録マーク形成に
必要な高パワー出力時にレーザ定格を越えることなく、
安定したレーザ出力を得ることができる。
てある設定値にするので、両者の切換を素早く行なうこ
とができ、切換途中に起こる不定状態でのレーザ出力異
常発光を防ぐことができる。
成分の特性も変更しているので、常に最適な揺らぎ低減
効果を持続することができると共に、最小限のパワーで
必要な平均パワーを得ることができる。
数を変更しているので、レーザパワーの違いによらず揺
らぎ低減効果を安定して得ることができる。
クの1.7倍以上にしているので、情報の再生周波数又
は記録時のアドレス信号周波数の検出を精度良く行なう
ことができる。
用コンデンサよりレーザダイオード側に配置したスイッ
チで行なっているので、記録マーク形成のレーザ変調時
における記録パワーを立ち上がり/立ち下がりをコンデ
ンサの容量により鈍らせることなく、高速な変調を行な
うことができる。
て記録媒体への情報の記録をおこなうので、光変調を行
なう相変化メディアへの記録時にも、安定したレーザ出
力が得られる。
るレーザ出力安定化装置によれば、相変化メディアや光
変調MOメディア等の記録媒体に対する記録時、半導体
レーザ素子のレーザ駆動電流に高周波成分を重畳しても
レーザ出力を安定化させることができる。
回路の構成を示すブロック図である。
報記録再生装置の構成を示すブロック図である。
光源強度変調波形等を示す図である。
ザ光出射時の電流−光出力特性と高周波成分が重畳され
たレーザ駆動電流の波形と出射光波形を示す図である。
FM動作周波数に規定を設けるための一次の低域通過フ
ィルタの伝達関数の線図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 記録媒体上の情報を記録再生するための
レーザ光を出射する半導体レーザ素子のレーザ駆動信号
に高周波成分を重畳するレーザ出力安定化装置におい
て、 前記高周波成分の振幅又はデューティを前記記録媒体に
対する再生時と記録時とで変更すると共に、前記記録時
は前記記録媒体上に記録する情報の種類に応じて前記高
周波成分の重畳の動作と停止を制御する制御手段を設け
たことを特徴とするレーザ出力安定化装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のレーザ出力安定化装置に
おいて、 前記制御手段に、前記高周波成分の重畳をレーザ光の出
力レベルの頻度が最も高いパワー値で出射しているタイ
ミングで動作させ、それ以外のタイミングでは前記高周
波成分の重畳を停止させる手段を設けたことを特徴とす
るレーザ出力安定化装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のレーザ出力安定化装置に
おいて、 前記制御手段に、前記高周波成分の重畳をスペース記録
時に動作させ、マーク記録時には前記高周波成分の重畳
を停止させる手段を設けたことを特徴とするレーザ出力
安定化装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
レーザ出力安定化装置において、 前記再生時と記録時にはそれぞれ予め記憶された再生時
設定値と記録時設定値に基づいて前記高周波成分を生成
する手段を設けたことを特徴とするレーザ出力安定化装
置。 - 【請求項5】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
レーザ出力安定化装置において、 前記レーザ光の記録パワーを変更する際に前記高周波成
分の振幅又はデューティも変更する手段を設けたことを
特徴とするレーザ出力安定化装置。 - 【請求項6】 請求項5又は6に記載のレーザ出力安定
化装置において、 前記再生時と記録時とでそれぞれ前記高周波成分の周波
数を変更する手段を設けたことを特徴とするレーザ出力
安定化装置。 - 【請求項7】 請求項6記載のレーザ出力安定化装置に
おいて、 前記高周波成分の周波数を基準クロックの1.7倍以上
にする手段を設けたことを特徴とするレーザ出力安定化
装置。 - 【請求項8】 前記制御手段が、高周波の結合用コンデ
ンサよりも半導体レーザ素子側に配置したスイッチによ
って高周波成分のレーザ駆動信号への重畳の動作と停止
とを制御する手段である請求項1乃至7のいずれか一項
に記載のレーザ出力安定化装置。 - 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の
レーザ出力安定化装置において、 前記記録媒体上にレーザ光を集光し、前記記録媒体から
の反射光を受光素子上に再び集光する光学系手段と、前
記受光素子から前記記録媒体上の情報を検出する再生手
段と、前記受光素子から前記記録媒体と集光されたレー
ザ光の位置情報を検出するサーボ信号演算手段と、前記
位置情報に基づいて前記記録媒体上のレーザ光の位置を
制御するサーボ手段と、前記レーザ光の位置を移動させ
る機構系手段とを設け、前記レーザ駆動信号に基づいて
前記半導体レーザ素子からレーザ光を出射して前記記録
媒体上に情報を記録するようにしたことを特徴とするレ
ーザ出力安定化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33611998A JP3628533B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | レーザ出力安定化装置と情報記録再生装置 |
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JP33611998A JP3628533B2 (ja) | 1998-11-26 | 1998-11-26 | レーザ出力安定化装置と情報記録再生装置 |
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1998
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