JP2000159420A - 紙葉類の集積装置 - Google Patents
紙葉類の集積装置Info
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- JP2000159420A JP2000159420A JP10338809A JP33880998A JP2000159420A JP 2000159420 A JP2000159420 A JP 2000159420A JP 10338809 A JP10338809 A JP 10338809A JP 33880998 A JP33880998 A JP 33880998A JP 2000159420 A JP2000159420 A JP 2000159420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紙葉類長手方向での集積装置で、特に折れぐせ
紙葉類の集積をする場合、折れぐせが復元しやすく曲が
りや不整列が生じて集積不良を引き起こしジャムを誘発
する。 【解決手段】紙葉類の集積部に進入を案内する案内手段
を設けるとともに、集積部に紙葉類を広げて集積する紙
葉類の搬送方向拡幅手段及び紙葉類を紙葉類集積方向に
圧縮して集積する紙葉類圧縮手段を設けたので、紙葉類
長手方向での集積で、強い折れぐせなどの悪い状態の紙
葉類でも少スペースで小型高速高信頼の集積性能が得ら
れる。
紙葉類の集積をする場合、折れぐせが復元しやすく曲が
りや不整列が生じて集積不良を引き起こしジャムを誘発
する。 【解決手段】紙葉類の集積部に進入を案内する案内手段
を設けるとともに、集積部に紙葉類を広げて集積する紙
葉類の搬送方向拡幅手段及び紙葉類を紙葉類集積方向に
圧縮して集積する紙葉類圧縮手段を設けたので、紙葉類
長手方向での集積で、強い折れぐせなどの悪い状態の紙
葉類でも少スペースで小型高速高信頼の集積性能が得ら
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙葉類の集積装置に
関し、特に紙葉類を長手方向に集積する紙葉類集積装置
において、折れぐせのある紙葉等、悪い状態の紙葉類で
あっても低コストでコンパクト且つ高速処理でも安定し
た紙葉類の集積に好適な紙葉類の集積装置に関する。
関し、特に紙葉類を長手方向に集積する紙葉類集積装置
において、折れぐせのある紙葉等、悪い状態の紙葉類で
あっても低コストでコンパクト且つ高速処理でも安定し
た紙葉類の集積に好適な紙葉類の集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置としては、例えば特開
昭61−235347号公報に開示されている装置がある。この
装置は断面がコの字状をしたガイド部に紙葉類を投入
し、上下動自在の押圧体により紙葉類を収納ケースに押
込むようにしたものである。
昭61−235347号公報に開示されている装置がある。この
装置は断面がコの字状をしたガイド部に紙葉類を投入
し、上下動自在の押圧体により紙葉類を収納ケースに押
込むようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】紙葉類を長手方向で搬
送(紙葉類の長辺方向が搬送方向となる)して長手方向
で集積する場合は、搬送方向長さが長くなり短手方向で
の集積よりも紙葉類が座屈し易くなり、紙葉類の集積は
一般的に難しくなる。
送(紙葉類の長辺方向が搬送方向となる)して長手方向
で集積する場合は、搬送方向長さが長くなり短手方向で
の集積よりも紙葉類が座屈し易くなり、紙葉類の集積は
一般的に難しくなる。
【0004】上記従来技術では、断面がコの字状をした
ガイド部に紙葉類を投入し、上下動自在の押圧体により
紙葉類を収納ケース側に押込むようにしているが、紙葉
類についた強い折れぐせで見かけ上紙葉類の厚さが厚く
なった紙葉類、或いは長手方向についた折れぐせやカー
ルぐせにより短手寸法が見かけ上短くなった紙葉類、ま
た、腰が弱いしわくちゃ紙葉類や特に耳折れ,耳折れぐ
せのある紙葉類等は、断面がコの字状をしたガイド部に
沿って紙葉類が入りにくく、すり抜けたりガイド体の中
で耳折れ部が進入しづらく座屈し、後続の紙葉類と干渉
してジャムが発生する場合がある。
ガイド部に紙葉類を投入し、上下動自在の押圧体により
紙葉類を収納ケース側に押込むようにしているが、紙葉
類についた強い折れぐせで見かけ上紙葉類の厚さが厚く
なった紙葉類、或いは長手方向についた折れぐせやカー
ルぐせにより短手寸法が見かけ上短くなった紙葉類、ま
た、腰が弱いしわくちゃ紙葉類や特に耳折れ,耳折れぐ
せのある紙葉類等は、断面がコの字状をしたガイド部に
沿って紙葉類が入りにくく、すり抜けたりガイド体の中
で耳折れ部が進入しづらく座屈し、後続の紙葉類と干渉
してジャムが発生する場合がある。
【0005】また、断面がコの字状のガイド部に投入さ
れた紙葉類を収納ケース側に押込む上下動自在の押圧体
を設けているので部品点数が多くなり、大型になってコ
スト高となる問題や高速処理向きではないという問題が
あった。
れた紙葉類を収納ケース側に押込む上下動自在の押圧体
を設けているので部品点数が多くなり、大型になってコ
スト高となる問題や高速処理向きではないという問題が
あった。
【0006】本発明の目的は、このような欠点を鑑みて
なされたもので、従来の紙葉類集積装置における上述の
問題点を解消し、強い折れぐせのある紙葉類や腰の弱い
紙葉類、或いは耳折れ,耳折れぐせのある紙葉類等、悪
い状態の紙葉類の場合でも、紙葉類の長手方向で高速で
安定した集積が可能な小型,低コストの紙葉類集積装置
を提供することにある。
なされたもので、従来の紙葉類集積装置における上述の
問題点を解消し、強い折れぐせのある紙葉類や腰の弱い
紙葉類、或いは耳折れ,耳折れぐせのある紙葉類等、悪
い状態の紙葉類の場合でも、紙葉類の長手方向で高速で
安定した集積が可能な小型,低コストの紙葉類集積装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば紙葉類を長手方向に搬送する搬送路
と、この搬送路の終端に設けられ紙葉類を積層状に集積
する集積部を有する紙葉類の集積装置において、紙葉類
を広げて集積部に集積する紙葉類の搬送方向拡幅手段及
び紙葉類を紙葉類集積方向に圧縮して集積する紙葉類圧
縮手段を有することを特徴とする紙葉類の集積装置が提
供される。
に、本発明によれば紙葉類を長手方向に搬送する搬送路
と、この搬送路の終端に設けられ紙葉類を積層状に集積
する集積部を有する紙葉類の集積装置において、紙葉類
を広げて集積部に集積する紙葉類の搬送方向拡幅手段及
び紙葉類を紙葉類集積方向に圧縮して集積する紙葉類圧
縮手段を有することを特徴とする紙葉類の集積装置が提
供される。
【0008】好ましくは、前記紙葉類の集積装置におい
て、紙葉類を広げて集積部に集積する紙葉類の搬送方向
拡幅手段及び紙葉類を集積部へ圧縮して集積する紙葉類
の圧縮手段は、前記搬送路の終端から前記集積部に紙葉
類の進入を案内する案内手段と、前記搬送路から前記集
積部に搬送される前記紙葉類を搬送方向とは直角方向に
湾曲変形させる変形手段及び前記案内手段の入口近傍に
おいて集積部へ進入した紙葉類の後端を集積部へ偏倚及
び押圧する第1の回転案内手段と、集積部前縁へ進入し
た紙葉類の前端を集積部へ偏倚及び押圧する第2の回転
案内手段を有し、第1の回転案内手段と第2の回転案内
手段に略対向した位置に、板ばねがこれらの案内手段方
向に押圧するよう構成していることを特徴とする紙葉類
の集積装置が提供される。
て、紙葉類を広げて集積部に集積する紙葉類の搬送方向
拡幅手段及び紙葉類を集積部へ圧縮して集積する紙葉類
の圧縮手段は、前記搬送路の終端から前記集積部に紙葉
類の進入を案内する案内手段と、前記搬送路から前記集
積部に搬送される前記紙葉類を搬送方向とは直角方向に
湾曲変形させる変形手段及び前記案内手段の入口近傍に
おいて集積部へ進入した紙葉類の後端を集積部へ偏倚及
び押圧する第1の回転案内手段と、集積部前縁へ進入し
た紙葉類の前端を集積部へ偏倚及び押圧する第2の回転
案内手段を有し、第1の回転案内手段と第2の回転案内
手段に略対向した位置に、板ばねがこれらの案内手段方
向に押圧するよう構成していることを特徴とする紙葉類
の集積装置が提供される。
【0009】また好ましくは、前記紙葉類の集積装置に
おいて、第1の回転案内手段と第2の回転案内手段は、
摩擦係数が高いゴム羽根を外周に設けた羽根車とし、こ
の回転案内手段方向に押圧する板ばねを回転案内手段の
軸方向位置とはずらした位置に設けたことを特徴とする
紙葉類の集積装置が提供される。
おいて、第1の回転案内手段と第2の回転案内手段は、
摩擦係数が高いゴム羽根を外周に設けた羽根車とし、こ
の回転案内手段方向に押圧する板ばねを回転案内手段の
軸方向位置とはずらした位置に設けたことを特徴とする
紙葉類の集積装置が提供される。
【0010】さらに好ましくは、前記紙葉類の集積装置
において、板ばねの剛性は、第1の回転案内手段と第2
の回転案内手段である羽根車よりも小さくしたことを特
徴とする紙葉類の集積装置が提供される。
において、板ばねの剛性は、第1の回転案内手段と第2
の回転案内手段である羽根車よりも小さくしたことを特
徴とする紙葉類の集積装置が提供される。
【0011】また好ましくは、前記紙葉類の集積装置に
おいて、該集積部に紙葉類の進入を案内する案内手段
は、摩擦係数が高い搬送ベルトで構成し、紙葉類の湾曲
変形手段は、少なくとも紙葉類の中央部が既に集積して
いる紙葉類に対し凹型の変形形状となるようにローラを
設けたことを特徴とする紙葉類の集積装置が提供され
る。
おいて、該集積部に紙葉類の進入を案内する案内手段
は、摩擦係数が高い搬送ベルトで構成し、紙葉類の湾曲
変形手段は、少なくとも紙葉類の中央部が既に集積して
いる紙葉類に対し凹型の変形形状となるようにローラを
設けたことを特徴とする紙葉類の集積装置が提供され
る。
【0012】さらに好ましくは、前記紙葉類の集積装置
で紙葉類を長手方向で搬送し、立位状態で集積する装置
において、第1の回転案内手段および第2の回転案内手
段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたものの内、それ
ぞれ下方側に設けた回転案内手段の剛性を上方側に設け
た回転案内手段の剛性よりも大きくしたことを特徴とす
る紙葉類の集積装置。
で紙葉類を長手方向で搬送し、立位状態で集積する装置
において、第1の回転案内手段および第2の回転案内手
段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたものの内、それ
ぞれ下方側に設けた回転案内手段の剛性を上方側に設け
た回転案内手段の剛性よりも大きくしたことを特徴とす
る紙葉類の集積装置。
【0013】さらに上記目的を達成するために、好まし
くは、上述の少なくともいずれか記載の、或いはこれら
を組合わせた紙葉類の集積装置を搭載したことを特徴と
する紙葉類取扱い自動機が提供される。
くは、上述の少なくともいずれか記載の、或いはこれら
を組合わせた紙葉類の集積装置を搭載したことを特徴と
する紙葉類取扱い自動機が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を紙葉類
長手方向で立位形態での集積の実施例について示す。
長手方向で立位形態での集積の実施例について示す。
【0015】本発明の一実施例を図1〜図5により説明
する。本実施例は、本発明を紙幣集積装置に適用した例
である。
する。本実施例は、本発明を紙幣集積装置に適用した例
である。
【0016】図1は、本発明の一実施例である紙幣長手
方向での立位集積装置の要部を示す平面図(真上から見
た図)で、2つの立位集積装置を対向させて一層コンパ
クトになるように示してある。図2はその側面図であ
る。
方向での立位集積装置の要部を示す平面図(真上から見
た図)で、2つの立位集積装置を対向させて一層コンパ
クトになるように示してある。図2はその側面図であ
る。
【0017】両図において、1は搬送路2から搬送され
てくる紙幣、3は紙幣の集積部、4は搬送路2の駆動源
によって回転するスタックローラ、5は該スタックロー
ラ4に対向する対向ローラ、6aは上記対向ローラ5の
回転に伴って回転し紙幣の搬送方向に直角な短辺方向を
湾曲変形させて紙幣の長辺方向に剛性を付与する紙幣強
制変形ローラ、6bはゴム製羽根車でありこれらは一体
となりゴムシートローラ6(第1の回転案内手段)を構
成している。
てくる紙幣、3は紙幣の集積部、4は搬送路2の駆動源
によって回転するスタックローラ、5は該スタックロー
ラ4に対向する対向ローラ、6aは上記対向ローラ5の
回転に伴って回転し紙幣の搬送方向に直角な短辺方向を
湾曲変形させて紙幣の長辺方向に剛性を付与する紙幣強
制変形ローラ、6bはゴム製羽根車でありこれらは一体
となりゴムシートローラ6(第1の回転案内手段)を構
成している。
【0018】上記ゴムシートローラ6は、図2に示す如
く、対向ローラ5の間および両外側に配しており、上記
ゴムシートローラ6のゴム羽根16は搬送ベルト7とオ
ーバラップして突出した状態になっている。
く、対向ローラ5の間および両外側に配しており、上記
ゴムシートローラ6のゴム羽根16は搬送ベルト7とオ
ーバラップして突出した状態になっている。
【0019】また、図2に示すように、上記ゴムシート
ローラ6を固定したシャフト8と、スタックローラ4を
固定したシャフト9とは、一対のギヤ10,11により
連結されており、前記ゴムシートローラ6がスタックロ
ーラ4の回転と一定の速度比で回転する如く構成してい
る。
ローラ6を固定したシャフト8と、スタックローラ4を
固定したシャフト9とは、一対のギヤ10,11により
連結されており、前記ゴムシートローラ6がスタックロ
ーラ4の回転と一定の速度比で回転する如く構成してい
る。
【0020】ここでは、ゴムシートローラ6の周速がス
タックローラ4の周速よりもわずか速くなるように上記
ギヤ10、11の歯数を設定している。
タックローラ4の周速よりもわずか速くなるように上記
ギヤ10、11の歯数を設定している。
【0021】なお、前記対向ローラ5は、ベアリング1
7を介してシャフト8に支持されており、ゴムシートロ
ーラ6とは独立に対向して対をなすスタックローラ4に
従動する如く構成している。また、前記ゴム製羽根車6
bの剛性は、紙幣1のそれより高く設定している。
7を介してシャフト8に支持されており、ゴムシートロ
ーラ6とは独立に対向して対をなすスタックローラ4に
従動する如く構成している。また、前記ゴム製羽根車6
bの剛性は、紙幣1のそれより高く設定している。
【0022】図1で集積部前縁3a側には、紙幣1の前
端1aを蹴り下げるためのゴム製羽根車15(第2の回
転案内手段)が設けてある。12はゴム製羽根車6b及
びゴム製羽根車15のゴム羽根方向14に押圧する板ば
ねで、集積箱壁板13に固定され、ゴム製羽根車6b及
びゴム製羽根車15のゴム羽根16に当接する部分の板
ばねは切り欠いてゴム羽根16とは串歯状に構成してあ
り、これらの間に紙幣が介在したときのみゴム羽根16
と板ばね12とで紙幣を挟持しながら、最上面の紙幣の
みゴム羽根16の回転方向に紙幣が引張られ紙幣が広げ
られて集積するようになっている。
端1aを蹴り下げるためのゴム製羽根車15(第2の回
転案内手段)が設けてある。12はゴム製羽根車6b及
びゴム製羽根車15のゴム羽根方向14に押圧する板ば
ねで、集積箱壁板13に固定され、ゴム製羽根車6b及
びゴム製羽根車15のゴム羽根16に当接する部分の板
ばねは切り欠いてゴム羽根16とは串歯状に構成してあ
り、これらの間に紙幣が介在したときのみゴム羽根16
と板ばね12とで紙幣を挟持しながら、最上面の紙幣の
みゴム羽根16の回転方向に紙幣が引張られ紙幣が広げ
られて集積するようになっている。
【0023】以下、上述の如く構成された本実施例にお
ける紙幣集積動作を、図3(a)〜(c)により説明す
る。
ける紙幣集積動作を、図3(a)〜(c)により説明す
る。
【0024】図3(a)に示す如く、矢印p方向に前段
から送られて来た紙幣1は、スタックローラ4,対向ロ
ーラ5に挟持されながら紙幣の短辺方向は図2に示すよ
うに紙幣強制変形ローラ6aにより湾曲に強制変形さ
れ、これにより図3(a)に示すように押上げられて紙
幣の長辺方向の剛性が付与され、折れぐせ紙幣であって
も折れぐせが復元しにくくなる。
から送られて来た紙幣1は、スタックローラ4,対向ロ
ーラ5に挟持されながら紙幣の短辺方向は図2に示すよ
うに紙幣強制変形ローラ6aにより湾曲に強制変形さ
れ、これにより図3(a)に示すように押上げられて紙
幣の長辺方向の剛性が付与され、折れぐせ紙幣であって
も折れぐせが復元しにくくなる。
【0025】この結果、紙幣1は、折れぐせ,しわ等が
あっても搬送方向に対して剛性が高くなって途中で折れ
曲がることなく案内手段である搬送ベルト7に沿って送
られる。そして、図3(a)から図3(b)の如く、紙
幣1は紙幣強制変形ローラ6aによりスタックローラ4
と対向ローラ5から紙幣の後端1bが外れるまで変形さ
せられながら、紙幣の前端1aが集積部3の前縁3a方
向に送り込まれる。
あっても搬送方向に対して剛性が高くなって途中で折れ
曲がることなく案内手段である搬送ベルト7に沿って送
られる。そして、図3(a)から図3(b)の如く、紙
幣1は紙幣強制変形ローラ6aによりスタックローラ4
と対向ローラ5から紙幣の後端1bが外れるまで変形さ
せられながら、紙幣の前端1aが集積部3の前縁3a方
向に送り込まれる。
【0026】そして、この後、紙幣の前端1a側は、第
2の回転案内手段であるゴム製羽根車15に、紙幣の後
端1b側は、第1の回転案内手段であるゴム製羽根車6
bにより集積箱壁板方向に蹴られ、それぞれ板ばね12
とに挟持されながら、最上面の紙幣のみゴム羽根16の
回転方向18に紙幣が引張られて紙幣が広げられ、集積
箱壁板13方向に押付けられながら集積される(図3
(c))。
2の回転案内手段であるゴム製羽根車15に、紙幣の後
端1b側は、第1の回転案内手段であるゴム製羽根車6
bにより集積箱壁板方向に蹴られ、それぞれ板ばね12
とに挟持されながら、最上面の紙幣のみゴム羽根16の
回転方向18に紙幣が引張られて紙幣が広げられ、集積
箱壁板13方向に押付けられながら集積される(図3
(c))。
【0027】この際、第1の回転案内手段および第2の
回転案内手段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたもの
の内、それぞれ下方に設けた回転案内手段の剛性は、上
方に設けた回転案内手段の剛性よりも若干大きくしてい
るため、紙幣の下端は上端よりも集積済み紙幣19側に
早めに寄せられるので、底板20に触れてもこれとの接
触角度が比較的小さいために滑りやすくなり整列性が良
くなる。
回転案内手段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたもの
の内、それぞれ下方に設けた回転案内手段の剛性は、上
方に設けた回転案内手段の剛性よりも若干大きくしてい
るため、紙幣の下端は上端よりも集積済み紙幣19側に
早めに寄せられるので、底板20に触れてもこれとの接
触角度が比較的小さいために滑りやすくなり整列性が良
くなる。
【0028】ゴム羽根16により紙幣1は、集積部3の
集積箱壁板13側である集積済み紙幣19側に強制的に
はたかれて寄せられ、集積済み紙幣19と共に、立位の
状態で押圧されて、集積済み紙幣19の姿勢も立位状態
を保たせている。従って、折れぐせが強かったり、腰が
弱いしわ紙幣,耳折れ,耳折れぐせ紙幣など悪い状態の
紙幣でも、剛性を付与して長手方向に広げて集積するこ
とができ、小さいスペースでも高速で安定した紙幣の集
積をすることができる。
集積箱壁板13側である集積済み紙幣19側に強制的に
はたかれて寄せられ、集積済み紙幣19と共に、立位の
状態で押圧されて、集積済み紙幣19の姿勢も立位状態
を保たせている。従って、折れぐせが強かったり、腰が
弱いしわ紙幣,耳折れ,耳折れぐせ紙幣など悪い状態の
紙幣でも、剛性を付与して長手方向に広げて集積するこ
とができ、小さいスペースでも高速で安定した紙幣の集
積をすることができる。
【0029】紙幣1枚の集積毎に前述の動作を繰返す
が、板ばね12の剛性は、ゴム羽根16の剛性よりも小
さくしているので、紙幣の集積が増すにつれ板ばね12
は、次第に集積箱壁板13側に倒れ集積済紙幣を圧縮し
ながら集積する。
が、板ばね12の剛性は、ゴム羽根16の剛性よりも小
さくしているので、紙幣の集積が増すにつれ板ばね12
は、次第に集積箱壁板13側に倒れ集積済紙幣を圧縮し
ながら集積する。
【0030】この板ばね12は、ゴム羽根16が当接す
る相当の位置では切り欠きしてあるのが望ましいがこれ
に限るものではない。
る相当の位置では切り欠きしてあるのが望ましいがこれ
に限るものではない。
【0031】又、図2に示したように、ゴムシートロー
ラ6を固定したシャフト8と、スタックローラ4を固定
したシャフト9とは、一対のギヤ10,11により連結
しており、前記ゴムシートローラ6がスタックローラ4
の回転と一定の速度比でゴムシートローラ6側を若干速
く回転させることが望ましいが、同じ周速度でも効果は
ありこれに限るものではない。
ラ6を固定したシャフト8と、スタックローラ4を固定
したシャフト9とは、一対のギヤ10,11により連結
しており、前記ゴムシートローラ6がスタックローラ4
の回転と一定の速度比でゴムシートローラ6側を若干速
く回転させることが望ましいが、同じ周速度でも効果は
ありこれに限るものではない。
【0032】又、第1の回転案内手段および第2の回転
案内手段に押圧する板ばねは、エレベータ式の押圧機構
としてもよく、これに限るものではない。
案内手段に押圧する板ばねは、エレベータ式の押圧機構
としてもよく、これに限るものではない。
【0033】さらに、第1の回転案内手段および第2の
回転案内手段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたもの
の内、それぞれ下方に設けた回転案内手段の剛性を上方
に設けた回転案内手段の剛性よりも大きくしたがこれら
を同等とし、底板を傾斜させて紙幣集積時の整列性を考
慮してもよい。
回転案内手段をそれぞれの軸上で各々複数個設けたもの
の内、それぞれ下方に設けた回転案内手段の剛性を上方
に設けた回転案内手段の剛性よりも大きくしたがこれら
を同等とし、底板を傾斜させて紙幣集積時の整列性を考
慮してもよい。
【0034】本発明の紙幣集積装置は、小スペースにも
かかわらず、紙幣を長手方向でしかも立位状態でも高速
で安定して集積させることができるため、紙葉類取扱い
自動機、例えば、図4に示す卓上型現金自動取引装置5
0(以下、卓上型ATM)に搭載して使用することがで
きる。
かかわらず、紙幣を長手方向でしかも立位状態でも高速
で安定して集積させることができるため、紙葉類取扱い
自動機、例えば、図4に示す卓上型現金自動取引装置5
0(以下、卓上型ATM)に搭載して使用することがで
きる。
【0035】ATMは、利用者の操作により直接現金の
入出金を行う装置であり、広く一般に使われ、周知なの
でこれについての説明は割合する。
入出金を行う装置であり、広く一般に使われ、周知なの
でこれについての説明は割合する。
【0036】図4の卓上型ATM50は、上方左側にコ
イン取扱い部51、上方右側に、カード,通帳取扱い部
52、下方には、紙幣の長手方向での立位搬送が実装さ
れている紙幣取扱い部53で構成されている。図5は、
紙幣取扱い部53の平面図を示す。
イン取扱い部51、上方右側に、カード,通帳取扱い部
52、下方には、紙幣の長手方向での立位搬送が実装さ
れている紙幣取扱い部53で構成されている。図5は、
紙幣取扱い部53の平面図を示す。
【0037】本発明の紙幣長手方向での立位集積装置4
0は、この図の斜線部で示すように、鑑別不能紙幣を取
込む紙幣リジェクトボックスのような少スペースで、悪
い状態の紙幣をできるだけ多く収納したい集積装置に設
けており、入金収納時及び支払い時の鑑別不能券の集積
に使用する。
0は、この図の斜線部で示すように、鑑別不能紙幣を取
込む紙幣リジェクトボックスのような少スペースで、悪
い状態の紙幣をできるだけ多く収納したい集積装置に設
けており、入金収納時及び支払い時の鑑別不能券の集積
に使用する。
【0038】この他、本発明の集積装置は、現金自動両
替機,レジ用入出金機,債権発行機,証書発行機,駅等
の交通機関で使用される乗車券(切符)や、指定券,特
急券,回数券,定期券等の自動発券機,公共機関等で使
用される住民票発行機,郵便自動振替受付機,大学向け
証明書自動発行機の他、他の紙葉類、例えばプリペイド
カードや他の薄板状物などの取扱装置など紙葉類を取扱
う自動機に広く適用可能である。
替機,レジ用入出金機,債権発行機,証書発行機,駅等
の交通機関で使用される乗車券(切符)や、指定券,特
急券,回数券,定期券等の自動発券機,公共機関等で使
用される住民票発行機,郵便自動振替受付機,大学向け
証明書自動発行機の他、他の紙葉類、例えばプリペイド
カードや他の薄板状物などの取扱装置など紙葉類を取扱
う自動機に広く適用可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉類の長手方向での
集積に関し、紙葉類に折れぐせやしわ,カール耳折れぐ
せ等がある悪い状態の紙葉類であっても、紙葉類搬送方
向への剛性付与とともに紙葉類の搬送方向前端側及び後
端側に紙葉類を引張って広げるようにして、且つ圧縮し
て集積させることができるため、少スペースでも紙葉類
の確実な集積ができる。これにより、高速,小型,高信
頼の紙葉類集積装置を実現して、快適な紙葉類取扱い業
務ができる紙葉類取扱い自動機を提供できるという効果
を奏するものである。
集積に関し、紙葉類に折れぐせやしわ,カール耳折れぐ
せ等がある悪い状態の紙葉類であっても、紙葉類搬送方
向への剛性付与とともに紙葉類の搬送方向前端側及び後
端側に紙葉類を引張って広げるようにして、且つ圧縮し
て集積させることができるため、少スペースでも紙葉類
の確実な集積ができる。これにより、高速,小型,高信
頼の紙葉類集積装置を実現して、快適な紙葉類取扱い業
務ができる紙葉類取扱い自動機を提供できるという効果
を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例である紙幣長手方向での立位
集積装置の平面図である。
集積装置の平面図である。
【図2】本発明の一実施例である紙幣長手方向での立位
集積装置の側面図である。
集積装置の側面図である。
【図3】(a)ないし(c)は、本発明の一実施例であ
る紙幣長手方向での立位集積装置の動作を示す側面図で
ある。
る紙幣長手方向での立位集積装置の動作を示す側面図で
ある。
【図4】本発明の他の一実施例である紙幣長手方向での
立位集積装置を搭載した卓上型現金自動取引装置の斜視
図である。
立位集積装置を搭載した卓上型現金自動取引装置の斜視
図である。
【図5】本発明の一実施例である紙幣長手方向集積装置
を搭載した卓上型現金自動取引装置における紙幣取扱い
部の平面図である。
を搭載した卓上型現金自動取引装置における紙幣取扱い
部の平面図である。
1…紙幣、1a…紙幣前端、1b…紙幣後端、2…搬送
路、3…集積部、3a…集積部前縁、4…スタックロー
ラ、5…対向ローラ、6a…紙幣強制変形ローラ、6b
…ゴム製羽根車、6…ゴムシートローラ、7…搬送ベル
ト、8,9…シャフト、10,11…ギヤ、12…板ば
ね、13…集積箱壁板、15…ゴム製羽根車、16…ゴ
ム羽根、17…ベアリング、18…ゴム羽根16の回転
方向、19…集積済み紙幣、20…底板、40…紙幣長
手方向での立位集積装置、50…卓上型現金自動取引装
置、51…コイン取扱い部、52…カード,通帳取扱い
部、53…紙幣取扱い部。
路、3…集積部、3a…集積部前縁、4…スタックロー
ラ、5…対向ローラ、6a…紙幣強制変形ローラ、6b
…ゴム製羽根車、6…ゴムシートローラ、7…搬送ベル
ト、8,9…シャフト、10,11…ギヤ、12…板ば
ね、13…集積箱壁板、15…ゴム製羽根車、16…ゴ
ム羽根、17…ベアリング、18…ゴム羽根16の回転
方向、19…集積済み紙幣、20…底板、40…紙幣長
手方向での立位集積装置、50…卓上型現金自動取引装
置、51…コイン取扱い部、52…カード,通帳取扱い
部、53…紙幣取扱い部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川野 光 東京都渋谷区東三丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3F054 AA03 BA02 BB14 BE03 BG04 BH14
Claims (1)
- 【請求項1】紙葉類を長手方向に搬送する搬送路と、こ
の搬送路の終端に設けられ紙葉類を積層状に集積する集
積部を有する紙葉類の集積装置において、紙葉類を広げ
て集積部に集積する紙葉類の搬送方向拡幅手段及び紙葉
類を紙葉類集積方向に圧縮して集積する紙葉類圧縮手段
を有することを特徴とする紙葉類の集積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10338809A JP2000159420A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 紙葉類の集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10338809A JP2000159420A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 紙葉類の集積装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000159420A true JP2000159420A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18321675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10338809A Pending JP2000159420A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 紙葉類の集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000159420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107464339A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-12 | 昆山古鳌电子机械有限公司 | 一种纸张类输送机构 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP10338809A patent/JP2000159420A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107464339A (zh) * | 2017-08-21 | 2017-12-12 | 昆山古鳌电子机械有限公司 | 一种纸张类输送机构 |
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