JP2000152285A - 立体画像表示装置 - Google Patents
立体画像表示装置Info
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- JP2000152285A JP2000152285A JP10322139A JP32213998A JP2000152285A JP 2000152285 A JP2000152285 A JP 2000152285A JP 10322139 A JP10322139 A JP 10322139A JP 32213998 A JP32213998 A JP 32213998A JP 2000152285 A JP2000152285 A JP 2000152285A
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- Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスプレイに表示した視差画像に基づく立
体画像を観察者の視点が変化しても良好に観察すること
ができる立体画像表示装置を得ること。 【解決手段】 観察者の視点を検出する視点検出機構
と、観察者の左右両眼に対応した視差画像を視点情報に
追従制御して表示するディスプレイとデバイスとを用い
て、該視差画像を立体的に観察する立体画像表示装置に
おいて、該視点検出機構は、観察者を映像情報として取
り込む撮像手段、該撮像手段で取り込まれた観察者の映
像情報から顔領域を検出し、該顔領域から観察者の両眼
を検出する機能と検出された両眼をトラッキングする機
能を有した映像処理手段、該映像処理手段で検出された
顔領域を拡大、又は縮小するカメラ制御手段、とを有し
ていること。
体画像を観察者の視点が変化しても良好に観察すること
ができる立体画像表示装置を得ること。 【解決手段】 観察者の視点を検出する視点検出機構
と、観察者の左右両眼に対応した視差画像を視点情報に
追従制御して表示するディスプレイとデバイスとを用い
て、該視差画像を立体的に観察する立体画像表示装置に
おいて、該視点検出機構は、観察者を映像情報として取
り込む撮像手段、該撮像手段で取り込まれた観察者の映
像情報から顔領域を検出し、該顔領域から観察者の両眼
を検出する機能と検出された両眼をトラッキングする機
能を有した映像処理手段、該映像処理手段で検出された
顔領域を拡大、又は縮小するカメラ制御手段、とを有し
ていること。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は立体画像表示装置に
関し、特にテレビ、ビデオ、コンピュータモニタ、ゲー
ムマシン等のディスプレイデバイス(ディスプレイ)に
おいて画像情報の立体表示を行い、特殊な眼鏡を使用す
ることなく該画像情報の立体観察を良好に行う際に好適
なものである。
関し、特にテレビ、ビデオ、コンピュータモニタ、ゲー
ムマシン等のディスプレイデバイス(ディスプレイ)に
おいて画像情報の立体表示を行い、特殊な眼鏡を使用す
ることなく該画像情報の立体観察を良好に行う際に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より立体画像の観察方法としては、
例えば偏光眼鏡を用いて互いに異った偏光状態に基づく
視差画像を左右眼で観察する方法や、レンチキュラーレ
ンズを用いて複数の視差画像のうちから所定の視差画像
を観察者の眼球に導光する方法等が提案されている。
例えば偏光眼鏡を用いて互いに異った偏光状態に基づく
視差画像を左右眼で観察する方法や、レンチキュラーレ
ンズを用いて複数の視差画像のうちから所定の視差画像
を観察者の眼球に導光する方法等が提案されている。
【0003】特殊な偏光眼鏡をかけることなく、立体画
像表示を行うレンチキュラーレンズを用いた方法は、デ
ィスプレイデバイスの観察者側にレンチキュラーレンズ
を設け、ディスプレイデバイス上に表示された視差画像
の画素毎に指向性を与えて観察者に立体像を認識させて
いる。 レンチキュラーレンズを用いた方式は偏光眼鏡
を用いないで立体視が出来るという利点があるが、この
方式によれば、ディスプレイの前面にレンチキュラーレ
ンズシートを配置するため、画質が低下するという問題
を有していた。
像表示を行うレンチキュラーレンズを用いた方法は、デ
ィスプレイデバイスの観察者側にレンチキュラーレンズ
を設け、ディスプレイデバイス上に表示された視差画像
の画素毎に指向性を与えて観察者に立体像を認識させて
いる。 レンチキュラーレンズを用いた方式は偏光眼鏡
を用いないで立体視が出来るという利点があるが、この
方式によれば、ディスプレイの前面にレンチキュラーレ
ンズシートを配置するため、画質が低下するという問題
を有していた。
【0004】これに対し本発明者らは特願平8―148
611号、特願平8―250943号や特願平10−2
11119号等において広い視域(観察領域)において
良好なる立体像が観察できる立体画像表示装置を提案し
ている。
611号、特願平8―250943号や特願平10−2
11119号等において広い視域(観察領域)において
良好なる立体像が観察できる立体画像表示装置を提案し
ている。
【0005】同号では市松模様の透光部を有したマスク
パターンと該マスクパターンを照明する光源手段と、水
平方向と垂直方向とで光学作用の異なるマイクロ光学素
子と透過型のディスプレイデバイスとを有し、該ディス
プレイデバイスに右目用の視差画像と左目用の視差画像
のそれぞれを多数のストライプ状の画素に分割して得た
ストライプ合成画像を表示し、該光源手段より射出する
光束に該マイクロ光学素子で指向性を与えて該ストライ
プ合成画像を照射し、該ストライプ合成画像の視差画像
に基づく光束を少なくとも2つの領域に分離させて該ス
トライプ合成画像を立体画像として観察者に視認せしめ
る立体表示装置を提案している。
パターンと該マスクパターンを照明する光源手段と、水
平方向と垂直方向とで光学作用の異なるマイクロ光学素
子と透過型のディスプレイデバイスとを有し、該ディス
プレイデバイスに右目用の視差画像と左目用の視差画像
のそれぞれを多数のストライプ状の画素に分割して得た
ストライプ合成画像を表示し、該光源手段より射出する
光束に該マイクロ光学素子で指向性を与えて該ストライ
プ合成画像を照射し、該ストライプ合成画像の視差画像
に基づく光束を少なくとも2つの領域に分離させて該ス
トライプ合成画像を立体画像として観察者に視認せしめ
る立体表示装置を提案している。
【0006】また、観察者の視点(本明細書では観察者
の両眼の瞳孔の中心位置を視点と定義する。)近傍を視
点検出機構で検出し、該視点位置情報により、該視差画
像を切り換え表示したり、あるいは前記マスクパターン
を離散的な画素構造を有する光変調器を用いて形成し、
該マスクパターンの開口部を制御することにより広い立
体視領域を有する立体表示装置を提案している。
の両眼の瞳孔の中心位置を視点と定義する。)近傍を視
点検出機構で検出し、該視点位置情報により、該視差画
像を切り換え表示したり、あるいは前記マスクパターン
を離散的な画素構造を有する光変調器を用いて形成し、
該マスクパターンの開口部を制御することにより広い立
体視領域を有する立体表示装置を提案している。
【0007】従来より視点近傍の位置検出装置が、例え
ば、特開平2−50145号公報やUSP5016282(priorit
y pat. Application No.63-175899,63-193898,63-19389
9,63-289761)に開示されている。前者には観察者の両眼
位置を検出する装置として5種の実施形態が開示されて
いる。これらの各実施形態の特徴として、第1の実施形
態は、複数の赤外受光器で観察者からの赤外反射光、ま
たは体温を検知することにより観察者の視点を推測する
方法であり、第2の実施形態は、ライン状に受光素子を
配列した1ヶのCCDイメージセンサーを受光器として使
用する方法であり、第3の実施形態は発光光源と受光器
が同一パッケージに入った装置であり、第4の実施形態
は、光源を観察者の背面に配置し、観察者の前面に配置
した受光器で光度分布を測定して観察者の位置を検出す
る方法であり、第5の実施形態は、観察者をTVカメラ
で撮影し、其の画像を画像処理技術によって処理するこ
とにより視点を検出する方法である。
ば、特開平2−50145号公報やUSP5016282(priorit
y pat. Application No.63-175899,63-193898,63-19389
9,63-289761)に開示されている。前者には観察者の両眼
位置を検出する装置として5種の実施形態が開示されて
いる。これらの各実施形態の特徴として、第1の実施形
態は、複数の赤外受光器で観察者からの赤外反射光、ま
たは体温を検知することにより観察者の視点を推測する
方法であり、第2の実施形態は、ライン状に受光素子を
配列した1ヶのCCDイメージセンサーを受光器として使
用する方法であり、第3の実施形態は発光光源と受光器
が同一パッケージに入った装置であり、第4の実施形態
は、光源を観察者の背面に配置し、観察者の前面に配置
した受光器で光度分布を測定して観察者の位置を検出す
る方法であり、第5の実施形態は、観察者をTVカメラ
で撮影し、其の画像を画像処理技術によって処理するこ
とにより視点を検出する方法である。
【0008】後者はカメラの光軸に沿って赤外光を観察
者に照射し、観察者の網膜、或いは角膜からの反射光を
撮影し、その画像から目の位置、及び観察者の注視点
(観察者が見ている点)を検出する方法を開示してい
る。
者に照射し、観察者の網膜、或いは角膜からの反射光を
撮影し、その画像から目の位置、及び観察者の注視点
(観察者が見ている点)を検出する方法を開示してい
る。
【0009】しかし、赤外光を照射する方法は、観察距
離に応じて赤外光の強度を調整する必要があり、又、赤
外光を常時観察者の目に照射するため健康上の問題が懸
念され、また、メガネ使用者の場合にはメガネによる反
射光のため誤動作を生じやすいという欠点がある。
離に応じて赤外光の強度を調整する必要があり、又、赤
外光を常時観察者の目に照射するため健康上の問題が懸
念され、また、メガネ使用者の場合にはメガネによる反
射光のため誤動作を生じやすいという欠点がある。
【0010】一方、観察者をTVカメラで撮影して画像
処理により両眼位置を推測する方法は、検出位置精度を
高めようとすれば、大容量の画像情報の処理に時間がか
かり、又、情報量の少ない画像では検出精度が十分に得
られないと云う問題があった。
処理により両眼位置を推測する方法は、検出位置精度を
高めようとすれば、大容量の画像情報の処理に時間がか
かり、又、情報量の少ない画像では検出精度が十分に得
られないと云う問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記本発明者
らが提案した立体画像表示装置を更に改良し、又、前記
従来の視点検出の欠点を克服した視点検出機構を搭載
し、かつメガネなどを必要としないで立体画像を観察す
ることができる立体画像表示装置の提供を目的とする。
らが提案した立体画像表示装置を更に改良し、又、前記
従来の視点検出の欠点を克服した視点検出機構を搭載
し、かつメガネなどを必要としないで立体画像を観察す
ることができる立体画像表示装置の提供を目的とする。
【0012】又、本発明は、観察者がディスプレイに表
示した立体画像を観察しているとき、観察者が移動し、
視点が変化した場合にも、視点を精度良く検出する検出
機構を用いて、広い観察域において、観察者に常時正常
な立体観察を可能とする立体画像表示装置の提供を目的
とする。
示した立体画像を観察しているとき、観察者が移動し、
視点が変化した場合にも、視点を精度良く検出する検出
機構を用いて、広い観察域において、観察者に常時正常
な立体観察を可能とする立体画像表示装置の提供を目的
とする。
【0013】又、本発明は、同時に表示される視差画像
が左右両眼に対応する2ヶの視差画像からなり、観察者
が移動し、視点が変化した場合にも逆立体視の生ずるこ
となく常時正常な立体観察が可能で、かつ視点に応じた
立体画像の観察できる立体画像表示装置の提供を目的と
する。 又、本発明は、観察者がディスプレイに表示し
た立体画像の観察可能領域外に位置した場合には警告を
表示することや、視点検出用のビデオカメラを例えばT
V会議用カメラ、あるいは監視用カメラとして使用可能
とするなどして、使用者の利便性を高めた立体画像表示
装置の提供を目的とする。
が左右両眼に対応する2ヶの視差画像からなり、観察者
が移動し、視点が変化した場合にも逆立体視の生ずるこ
となく常時正常な立体観察が可能で、かつ視点に応じた
立体画像の観察できる立体画像表示装置の提供を目的と
する。 又、本発明は、観察者がディスプレイに表示し
た立体画像の観察可能領域外に位置した場合には警告を
表示することや、視点検出用のビデオカメラを例えばT
V会議用カメラ、あるいは監視用カメラとして使用可能
とするなどして、使用者の利便性を高めた立体画像表示
装置の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の立体画像表示装
置は、 (1-1)観察者の視点を検出する視点検出機構と、観察者
の左右両眼に対応した視差画像を視点情報に追従制御し
て表示するディスプレイとデバイスとを用いて、該視差
画像を立体的に観察する立体画像表示装置において、該
視点検出機構は、観察者を映像情報として取り込む撮像
手段、該撮像手段で取り込まれた観察者の映像情報から
顔領域を検出し、該顔領域から観察者の両眼を検出する
機能と検出された両眼をトラッキングする機能を有した
映像処理手段、該映像処理手段で検出された顔領域を拡
大、又は縮小するカメラ制御手段、とを有していること
を特徴としている。
置は、 (1-1)観察者の視点を検出する視点検出機構と、観察者
の左右両眼に対応した視差画像を視点情報に追従制御し
て表示するディスプレイとデバイスとを用いて、該視差
画像を立体的に観察する立体画像表示装置において、該
視点検出機構は、観察者を映像情報として取り込む撮像
手段、該撮像手段で取り込まれた観察者の映像情報から
顔領域を検出し、該顔領域から観察者の両眼を検出する
機能と検出された両眼をトラッキングする機能を有した
映像処理手段、該映像処理手段で検出された顔領域を拡
大、又は縮小するカメラ制御手段、とを有していること
を特徴としている。
【0015】特に、 (1-1-1)前記撮像手段は、ビデオカメラを有し、前記カ
メラ制御手段は該ビデオカメラをパン・チルトする機構
を有していること。 (1-1-2)前記撮像手段からの映像信号、及び前記カメラ
制御手段からのズーム・パン・チルトの制御信号を外部
に取り出すための信号切り換え手段を有すること。 (1-1-3)前記映像処理手段は、取り込まれれた観察者の
映像情報から予め設定された色情報を識別すること。 (1-1-4)前記予め設定された色情報は観察者の顔の色、
あるいは標準的肌色であること。 (1-1-5)前記映像処理手段により予め設定された情報を
識別する際、取り込まれた映像情報の中にその色に該当
する領域が検出されなかった場合には、前記ビデオカメ
ラの焦点距離を短焦点距離側に制御し、検出された場合
には予め設定した焦点距離に制御すること。 (1-1-6)前記映像処理手段により予め設定された色情報
を識別する際、取り込まれた映像情報の中にその色情報
に該当する領域が検出されなかった場合には、それを観
察者にしらせるための警告手段を有すること。 (1-1-7)前記映像処理手段は、取り込まれれた観察者の
映像情報から予め設定されたパターン領域を識別するこ
と。 (1-1-8)前記予め設定されたパターンは観察者の目、ま
たは標準的な目、目の近傍、あるいは光彩など目を構成
する部分画像であること。 (1-1-9)前記予め設定された色、あるいはパターンを観
察者の顔映像情報から作成するための映像処理手段、お
よびその情報を記録するための映像記録手段を有するこ
とを。 (1-1-10)前記ビデオカメラで取り込まれた観察者の顔映
像情報をディスプレイ表示部に表示するための切り換え
手段を有すること。 (1-1-11)前記ディスプレイ表示部に表示された観察者の
顔映像を観察者が手動で、表示画面上で予め定められた
位置、大きさに設定するための操作手段を有すること。 (1-1-12)前記映像処理手段は、パターン認識により特定
パターンをトラッキングすること。(1-1-13)前記特定パ
ターンは観察者の目、または標準的な目、目の近傍、あ
るいは光彩など目を構成する部分画像であり、両眼をト
ラッキングしているときの両眼間隔(ビデオカメラから
見込む)が規定の値以外のときに警告を発する警告手段
を有すること等を特徴としている。
メラ制御手段は該ビデオカメラをパン・チルトする機構
を有していること。 (1-1-2)前記撮像手段からの映像信号、及び前記カメラ
制御手段からのズーム・パン・チルトの制御信号を外部
に取り出すための信号切り換え手段を有すること。 (1-1-3)前記映像処理手段は、取り込まれれた観察者の
映像情報から予め設定された色情報を識別すること。 (1-1-4)前記予め設定された色情報は観察者の顔の色、
あるいは標準的肌色であること。 (1-1-5)前記映像処理手段により予め設定された情報を
識別する際、取り込まれた映像情報の中にその色に該当
する領域が検出されなかった場合には、前記ビデオカメ
ラの焦点距離を短焦点距離側に制御し、検出された場合
には予め設定した焦点距離に制御すること。 (1-1-6)前記映像処理手段により予め設定された色情報
を識別する際、取り込まれた映像情報の中にその色情報
に該当する領域が検出されなかった場合には、それを観
察者にしらせるための警告手段を有すること。 (1-1-7)前記映像処理手段は、取り込まれれた観察者の
映像情報から予め設定されたパターン領域を識別するこ
と。 (1-1-8)前記予め設定されたパターンは観察者の目、ま
たは標準的な目、目の近傍、あるいは光彩など目を構成
する部分画像であること。 (1-1-9)前記予め設定された色、あるいはパターンを観
察者の顔映像情報から作成するための映像処理手段、お
よびその情報を記録するための映像記録手段を有するこ
とを。 (1-1-10)前記ビデオカメラで取り込まれた観察者の顔映
像情報をディスプレイ表示部に表示するための切り換え
手段を有すること。 (1-1-11)前記ディスプレイ表示部に表示された観察者の
顔映像を観察者が手動で、表示画面上で予め定められた
位置、大きさに設定するための操作手段を有すること。 (1-1-12)前記映像処理手段は、パターン認識により特定
パターンをトラッキングすること。(1-1-13)前記特定パ
ターンは観察者の目、または標準的な目、目の近傍、あ
るいは光彩など目を構成する部分画像であり、両眼をト
ラッキングしているときの両眼間隔(ビデオカメラから
見込む)が規定の値以外のときに警告を発する警告手段
を有すること等を特徴としている。
【0016】(1-2)離散的な画素構造を有する光変調器
と該光変調器の表示面に透光部と遮光部とを複数個、所
定のピッチで水平方向と垂直方向に配列したマスクパタ
ーンと、該光変調器に光を照射する光源手段と、離散的
な画素構造を有し走査線を利用して合成視差画像を表示
したディスプレイと、該ディスプレイに表示した視差画
像に該マスクのパターンでパターン化した光束を照射
し、該視差画像に基づく光束を観察者の右目と左目に導
光して、該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に
観察する、ディスプレイデバイスと観察者の視点情報を
検出する視点検出機構を有する立体画像表示装置におい
て、該合成視差画像を、左右眼に対応する2ヶの原視差
画像から構成し、該視点検出機構からの視点情報に基づ
き、該マスクパターンのパターン形状、及び該合成視差
画像を構成する現視差画像を切り換えて表示することを
特徴としている。
と該光変調器の表示面に透光部と遮光部とを複数個、所
定のピッチで水平方向と垂直方向に配列したマスクパタ
ーンと、該光変調器に光を照射する光源手段と、離散的
な画素構造を有し走査線を利用して合成視差画像を表示
したディスプレイと、該ディスプレイに表示した視差画
像に該マスクのパターンでパターン化した光束を照射
し、該視差画像に基づく光束を観察者の右目と左目に導
光して、該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に
観察する、ディスプレイデバイスと観察者の視点情報を
検出する視点検出機構を有する立体画像表示装置におい
て、該合成視差画像を、左右眼に対応する2ヶの原視差
画像から構成し、該視点検出機構からの視点情報に基づ
き、該マスクパターンのパターン形状、及び該合成視差
画像を構成する現視差画像を切り換えて表示することを
特徴としている。
【0017】特に、 (1-2-1)前記合成視差画像を構成する2ヶの原視差画像
は眼間距離対応した視点から観察した画像であること。 (1-2-2)該光変調器のマスクパターンの透光部の水平要
素を複数の画素から構成し、観察位置に投射されるスト
ライプ状の照射領域を複数の領域に分割して制御するこ
と等を特徴としている。
は眼間距離対応した視点から観察した画像であること。 (1-2-2)該光変調器のマスクパターンの透光部の水平要
素を複数の画素から構成し、観察位置に投射されるスト
ライプ状の照射領域を複数の領域に分割して制御するこ
と等を特徴としている。
【0018】本発明の立体画像表示方法は、 (2-1)ディスプレイに表示した視差画像に基づく立体画
像を観察する観察者を映像情報として取り込む工程、該
観察者の映像情報より該観察者の顔領域を検出する工
程、該観察者の顔領域から観察者の眼球を検出する工
程、該観察者の眼球をトラッキングする工程、該検出し
た観察者の眼球より観察者の視点情報を検出する工程、
該観察者の視点情報に基づいて該ディスプレイに表示す
る視差画像を追従制御する工程とを含むことを特徴とし
ている。
像を観察する観察者を映像情報として取り込む工程、該
観察者の映像情報より該観察者の顔領域を検出する工
程、該観察者の顔領域から観察者の眼球を検出する工
程、該観察者の眼球をトラッキングする工程、該検出し
た観察者の眼球より観察者の視点情報を検出する工程、
該観察者の視点情報に基づいて該ディスプレイに表示す
る視差画像を追従制御する工程とを含むことを特徴とし
ている。
【0019】特に、 (2-1-1)前記取り込んだ観察者の映像情報と予め設定し
た色情報とを識別する工程を含むこと。 (2-1-2)前記取り込んだ観察者の映像情報の中に予め設
定した色情報が存在しないときには、該観察者の映像情
報を取り込み方法を変化させる工程を含むこと。 (2-1-3)前記取り込んだ観察者の映像情報の中に予め設
定した色情報が存在しないときには、警告信号を発する
工程を含むこと等を特徴としている。
た色情報とを識別する工程を含むこと。 (2-1-2)前記取り込んだ観察者の映像情報の中に予め設
定した色情報が存在しないときには、該観察者の映像情
報を取り込み方法を変化させる工程を含むこと。 (2-1-3)前記取り込んだ観察者の映像情報の中に予め設
定した色情報が存在しないときには、警告信号を発する
工程を含むこと等を特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】[実施形態1]本発明の立体画像
表示装置の実施形態1を、図1から図21を用いて説明
する。図1は本発明の実施形態1の外観図である。同図
において、100は本装置全体を示す本体である。11
0はディスプレイ表示部である。111はディスプレイ
表示部110のなかで立体像(視差画像)が表示される
3Dウインドウである。120は観察者の眼球情報、例
えば視点を検出するための眼球検出手段、例えば視点検
出機構で121は、視点検出機構の一構成要素であるビ
デオカメラである。
表示装置の実施形態1を、図1から図21を用いて説明
する。図1は本発明の実施形態1の外観図である。同図
において、100は本装置全体を示す本体である。11
0はディスプレイ表示部である。111はディスプレイ
表示部110のなかで立体像(視差画像)が表示される
3Dウインドウである。120は観察者の眼球情報、例
えば視点を検出するための眼球検出手段、例えば視点検
出機構で121は、視点検出機構の一構成要素であるビ
デオカメラである。
【0021】図2は実施形態1のシステムを説明したシ
ステムブロック図である。同図においてディスプレイ表
示部110は、液晶等の透過型ディスプレイデバイス
(ディスプレイ)210、離散的画素構造を持つ液晶な
どからなる光変調器240、バックライト光源(光源手
段)250、および、ディスプレイ210と光変調器2
40との間に配置された母線方向が直交する2枚のレン
チキュラーレンズ220,230からなる。
ステムブロック図である。同図においてディスプレイ表
示部110は、液晶等の透過型ディスプレイデバイス
(ディスプレイ)210、離散的画素構造を持つ液晶な
どからなる光変調器240、バックライト光源(光源手
段)250、および、ディスプレイ210と光変調器2
40との間に配置された母線方向が直交する2枚のレン
チキュラーレンズ220,230からなる。
【0022】ディスプレイ210には、視差のある立体
像(視差画像)や視差のない普通の2次元画像が表示さ
れる。視差画像の表示される領域が図1の3Dウインド
111に相当する。
像(視差画像)や視差のない普通の2次元画像が表示さ
れる。視差画像の表示される領域が図1の3Dウインド
111に相当する。
【0023】260はディスプレイ駆動回路で、画像処
理手段270からの信号に基づきディスプレイ210に
画像の表示を行っている。画像処理手段270からは3
Dウインドウ111の大きさ、位置情報が信号合成回路
330に出力される。
理手段270からの信号に基づきディスプレイ210に
画像の表示を行っている。画像処理手段270からは3
Dウインドウ111の大きさ、位置情報が信号合成回路
330に出力される。
【0024】視点検出機構120で検出された観察者2
80の視点情報も信号合成回路330に出力される。
80の視点情報も信号合成回路330に出力される。
【0025】信号合成回路330は、この両情報をもと
に光変調器240を駆動するための情報を生成し、光変
調器駆動回路320に情報を出力する。
に光変調器240を駆動するための情報を生成し、光変
調器駆動回路320に情報を出力する。
【0026】光変調器240は光変調器駆動回路320
によって駆動され、その表示面に3Dウインドウ部に対
応する領域には市松状のマスクパターン、2次元画像表
示部に対応する領域には一様濃度の表示を行う。
によって駆動され、その表示面に3Dウインドウ部に対
応する領域には市松状のマスクパターン、2次元画像表
示部に対応する領域には一様濃度の表示を行う。
【0027】280はディスプレイ210の観察者であ
る。
る。
【0028】図3は3Dウインドウ部111の要部概略
図である。
図である。
【0029】図3において、250はバックライト光源
(光源手段)、240は離散的な画素構造を有する光変
調器でその表示面に光が透過する透光部(開口部)24
2、遮光部243からなるマスクパターン241が形成
されている。
(光源手段)、240は離散的な画素構造を有する光変
調器でその表示面に光が透過する透光部(開口部)24
2、遮光部243からなるマスクパターン241が形成
されている。
【0030】230は水平方向Xに母線を有する横レン
チキュラーレンズ(横シリンドリカルレンズアレイ)で
あり、多数の平凸形状の横シリンドリカルレンズを垂直
方向Yに並べて構成している。横レンチキュラーレンズ
230は、マスクパターン241の透光部242、遮光
部243が、ディスプレイデバイス210の画像表示面
に結像するようにレンズ曲率を設定している。また、横
レンチキュラーレンズ230のレンズピッチ(幅)Vl
は,マスクパターン241の透光部242、遮光部24
3の垂直方向の幅Vmの1倍、または2倍に対応するよ
うに設定している。本実施形態では2倍の場合を示して
いる。
チキュラーレンズ(横シリンドリカルレンズアレイ)で
あり、多数の平凸形状の横シリンドリカルレンズを垂直
方向Yに並べて構成している。横レンチキュラーレンズ
230は、マスクパターン241の透光部242、遮光
部243が、ディスプレイデバイス210の画像表示面
に結像するようにレンズ曲率を設定している。また、横
レンチキュラーレンズ230のレンズピッチ(幅)Vl
は,マスクパターン241の透光部242、遮光部24
3の垂直方向の幅Vmの1倍、または2倍に対応するよ
うに設定している。本実施形態では2倍の場合を示して
いる。
【0031】220は垂直方向Yに母線を有する縦レン
チキュラレンズ(縦シリンドリカルレンズアレイ)であ
り、多数の平凸形状の縦シリンドリカルレンズを水平方
向Xに並べて構成している。縦レンチキュラーレンズ2
20を構成する各シリンドリカルレンズは、マスクパタ
ーン241が観察位置に結像するようにレンズ曲率を設
定している。
チキュラレンズ(縦シリンドリカルレンズアレイ)であ
り、多数の平凸形状の縦シリンドリカルレンズを水平方
向Xに並べて構成している。縦レンチキュラーレンズ2
20を構成する各シリンドリカルレンズは、マスクパタ
ーン241が観察位置に結像するようにレンズ曲率を設
定している。
【0032】マスクパターン241の透光部242、遮
光部243の水平方向ピッチHmは縦レンチキュラーレ
ンズ220の縦シリンドリカルレンズの1ピッチ(幅)
Hlに対応している。
光部243の水平方向ピッチHmは縦レンチキュラーレ
ンズ220の縦シリンドリカルレンズの1ピッチ(幅)
Hlに対応している。
【0033】尚、図3では、ディスプレイデバイス21
0、光変調器240のカバーガラスや、偏光板、そして
電極などは省略して示し、表示面の表示画像、マスクパ
ターン形状は模式的に表示している。
0、光変調器240のカバーガラスや、偏光板、そして
電極などは省略して示し、表示面の表示画像、マスクパ
ターン形状は模式的に表示している。
【0034】El,Erはそれぞれ画像観察者280の
左右眼を示す。
左右眼を示す。
【0035】ここで、光変調器240に表示する透光部
242、遮光部243からなるマスクパターン241に
ついて図4を用いて説明する。図4は、図3に示したマ
スクパターン241の正面図を示している。
242、遮光部243からなるマスクパターン241に
ついて図4を用いて説明する。図4は、図3に示したマ
スクパターン241の正面図を示している。
【0036】同図に示すように、マスクパターン241
は水平方向のピッチHm、垂直方向の幅Vmの透光部2
42と遮光部243から構成されている。透光部242
は3ヶの画素244,245,246から構成され、遮
光部243も同様に3ヶの画素から構成されている。
は水平方向のピッチHm、垂直方向の幅Vmの透光部2
42と遮光部243から構成されている。透光部242
は3ヶの画素244,245,246から構成され、遮
光部243も同様に3ヶの画素から構成されている。
【0037】次に、ディスプレイデバイス210に表示
する視差画像について図5を用いて説明する。図5で、
左右眼対応の2ヶの視差画像G(1),G(2)を図示
するように多数の横ストライプ状のストライプ画像に分
割し、視差画像G(1)、G(2)の要素であるストラ
イプ画像G(1)i、G(2)iを走査線ごとにならべ換
えて合成視差画像G(1、2)とする。
する視差画像について図5を用いて説明する。図5で、
左右眼対応の2ヶの視差画像G(1),G(2)を図示
するように多数の横ストライプ状のストライプ画像に分
割し、視差画像G(1)、G(2)の要素であるストラ
イプ画像G(1)i、G(2)iを走査線ごとにならべ換
えて合成視差画像G(1、2)とする。
【0038】次に、図6〜図9を用いて立体画像表示の
作用を説明する。
作用を説明する。
【0039】図6は、3Dウインドウ部111の水平断
面図(X−Z断面)である。
面図(X−Z断面)である。
【0040】同図において、バックライト光源250か
らの光は、光変調器240のマスクパターン241の透
光部242から射出され、横シリンドリカルレンズ23
0を通過する。(この断面方向では、横レンチキュラー
レンズは特に光学的作用をしない。)そして、縦レンチ
キュラレンズ220を構成する各シリンドリカルレンズ
により、マスクパターン241の透光部242からの透
過光束が観察者の位置で照射視差画像領域GS1に照射
される。
らの光は、光変調器240のマスクパターン241の透
光部242から射出され、横シリンドリカルレンズ23
0を通過する。(この断面方向では、横レンチキュラー
レンズは特に光学的作用をしない。)そして、縦レンチ
キュラレンズ220を構成する各シリンドリカルレンズ
により、マスクパターン241の透光部242からの透
過光束が観察者の位置で照射視差画像領域GS1に照射
される。
【0041】この照射視差画像領域GS1に照射される
光束は、縦レンチキュラーレンズ220と観察者との間
に設けられたディスプレイディバイス210に表示され
た合成視差画像で変調される。この断面では、例えば図
5で示した合成視差画像G(1,2)を構成する視差画
像G(1)の要素ストライプ画像G(1)1,G(1)
3,G(1)5,…を通るため、照射視差画像領域GS
1では視差画像G1が観察される。
光束は、縦レンチキュラーレンズ220と観察者との間
に設けられたディスプレイディバイス210に表示され
た合成視差画像で変調される。この断面では、例えば図
5で示した合成視差画像G(1,2)を構成する視差画
像G(1)の要素ストライプ画像G(1)1,G(1)
3,G(1)5,…を通るため、照射視差画像領域GS
1では視差画像G1が観察される。
【0042】ここで、マスクパターンの透光部242は
3ヶの画素244,245,246から構成されている
ため、各画素を通った光束はそれぞれ領域247,24
8,249を照射することとなる。
3ヶの画素244,245,246から構成されている
ため、各画素を通った光束はそれぞれ領域247,24
8,249を照射することとなる。
【0043】同様に、図7に示すように、図6の1走査
線下、あるいは上の走査線に相当する断面の光束は照射
視差画像領域GS2に照射される。この照射視差画像領
域GS2に照射される光束は、縦レンチキュラーレンズ
220と観察者との間に設けたディスプレイディバイス
210に表示された合成視差画像で変調される。この断
面では、図5で示した合成視差画像G(1,2)を構成
する視差画像G(2)の要素ストライプ画像G(2)
2、G(2)4、G(2)6、…を通るため、照射視差
画像領域GS2では視差画像G2が観察される。この領
域も3ヶの部分領域から成っている。
線下、あるいは上の走査線に相当する断面の光束は照射
視差画像領域GS2に照射される。この照射視差画像領
域GS2に照射される光束は、縦レンチキュラーレンズ
220と観察者との間に設けたディスプレイディバイス
210に表示された合成視差画像で変調される。この断
面では、図5で示した合成視差画像G(1,2)を構成
する視差画像G(2)の要素ストライプ画像G(2)
2、G(2)4、G(2)6、…を通るため、照射視差
画像領域GS2では視差画像G2が観察される。この領
域も3ヶの部分領域から成っている。
【0044】図8は立体画像表示用のウインドウ111
の垂直断面図(Y−Z断面)である。この断面ではバッ
クライト光源250で照射されたマスクパターン241
の透光部242の像が横レンチキュラレンズ230の作
用によりディスプレイデバイス210の画像表示面に結
像するが、その際、光変調器240の透光部242の幅
がディスプレイデバイス210の画素幅になる倍率で結
像する構成となっている。そのため、光変調器240と
ディスプレイデバイス210と横レンチキュラーレンズ
230の位置を適切に設定することにより、例えばG
(1)の視差画像の要素ストライプ画像のみが照射され
る。
の垂直断面図(Y−Z断面)である。この断面ではバッ
クライト光源250で照射されたマスクパターン241
の透光部242の像が横レンチキュラレンズ230の作
用によりディスプレイデバイス210の画像表示面に結
像するが、その際、光変調器240の透光部242の幅
がディスプレイデバイス210の画素幅になる倍率で結
像する構成となっている。そのため、光変調器240と
ディスプレイデバイス210と横レンチキュラーレンズ
230の位置を適切に設定することにより、例えばG
(1)の視差画像の要素ストライプ画像のみが照射され
る。
【0045】同様に、図9に示すように、図8の1画素
横の画素列では視差画像G(2)の要素ストライプ画像
のみが照射される。
横の画素列では視差画像G(2)の要素ストライプ画像
のみが照射される。
【0046】従って、視差画像G(1),G(2)を眼
球El,Erに対応した視差画像に設定し、それぞれ照
射視差画像領域GS1,GS2に眼球El,Erを置く
ことにより観察者は左右の目で視差画像を分離独立して
観察する事になり、立体画像が観察できる。
球El,Erに対応した視差画像に設定し、それぞれ照
射視差画像領域GS1,GS2に眼球El,Erを置く
ことにより観察者は左右の目で視差画像を分離独立して
観察する事になり、立体画像が観察できる。
【0047】図10〜図12は上記の作用を模式的に示
す説明図である。
す説明図である。
【0048】図10において、左側の図はディスプレイ
の水平断面図(X−Z断面)の主要部であり、右側には
光変調器240のマスクパターン241,ディスプレイ
デバイス210に表示される合成視差画像211、観察
者位置に照射される照射視差画像290が示してある。
の水平断面図(X−Z断面)の主要部であり、右側には
光変調器240のマスクパターン241,ディスプレイ
デバイス210に表示される合成視差画像211、観察
者位置に照射される照射視差画像290が示してある。
【0049】照射視差画像290は視差画像G(1),
G(2)の視差画像からなっており、同図は観察者の左
右眼El,Erが、それぞれ視差画像G(1),G
(2)の位置にある状態を示している。
G(2)の視差画像からなっており、同図は観察者の左
右眼El,Erが、それぞれ視差画像G(1),G
(2)の位置にある状態を示している。
【0050】この状態から、観察者が左方に移動し、図
11の状態になった場合,或いは右方へ移動し図12の
状態になった場合、すなわち左右眼El,Erにそれぞ
れ視差画像G2,G1が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
11の状態になった場合,或いは右方へ移動し図12の
状態になった場合、すなわち左右眼El,Erにそれぞ
れ視差画像G2,G1が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
【0051】ここで、水平断面(X−Z断面)での光学
系の構成条件を図6を用いて説明する。
系の構成条件を図6を用いて説明する。
【0052】なお、本明細書においては各光学素子間の
距離を換算距離で取り扱う。換算距離とはディスプレイ
デバイス210、光変調器240においては、それぞれ
画像表示面、マスクパターン表示面、レンチキュラレン
ズ220,230においては、距離を測ろうとする側の
主点を夫々基準点として2つの光学系素子間の距離を空
気中の値に換算した所謂光学的距離である。
距離を換算距離で取り扱う。換算距離とはディスプレイ
デバイス210、光変調器240においては、それぞれ
画像表示面、マスクパターン表示面、レンチキュラレン
ズ220,230においては、距離を測ろうとする側の
主点を夫々基準点として2つの光学系素子間の距離を空
気中の値に換算した所謂光学的距離である。
【0053】同図に示すように、縦レンチキュラレンズ
220とマスクパターン241との距離(縦レンチキュ
ラーレンズ220のマスクパターン側の主点とマスクパ
ターン241との距離を空気中の値に換算した光学的間
隔)をLh2、予め定められた観察位置から縦レンチキ
ュラーレンズ220までの距離(観察位置と縦レンチキ
ュラーレンズ220の観察者側の主点との空気中の値に
換算した光学的間隔)をLh1,マスクパターン241
の透光部242の水平方向の幅をHmw、隣り合う透光
部までの水平方向のピッチをHm,縦レンチキュラーレ
ンズ220を構成している縦シリンドリカルレンズのピ
ッチ(幅)をHl、観察者の左右眼の間隔をEとすると
き、下記の条件を満たすように構成している。
220とマスクパターン241との距離(縦レンチキュ
ラーレンズ220のマスクパターン側の主点とマスクパ
ターン241との距離を空気中の値に換算した光学的間
隔)をLh2、予め定められた観察位置から縦レンチキ
ュラーレンズ220までの距離(観察位置と縦レンチキ
ュラーレンズ220の観察者側の主点との空気中の値に
換算した光学的間隔)をLh1,マスクパターン241
の透光部242の水平方向の幅をHmw、隣り合う透光
部までの水平方向のピッチをHm,縦レンチキュラーレ
ンズ220を構成している縦シリンドリカルレンズのピ
ッチ(幅)をHl、観察者の左右眼の間隔をEとすると
き、下記の条件を満たすように構成している。
【0054】 2×E/Hm = Lh1/Lh2 …………………式1 Lh1/(Lh1+Lh2)= Hl/Hm…………………式2 2×Hmw= Hm…………………式3 次に、観察者の視点が変化した場合にも逆立体視の状態
が生ずることなく、常に正常な立体像を観察できる機能
について説明する。
が生ずることなく、常に正常な立体像を観察できる機能
について説明する。
【0055】これまでの説明では、観察者の左右の目が
それぞれの目に対応した視差画像の照射される領域にあ
る場合には正常な立体視が可能であるが、そうでない場
合には逆立体視の状態になり、正常な立体視が不可能と
なった。
それぞれの目に対応した視差画像の照射される領域にあ
る場合には正常な立体視が可能であるが、そうでない場
合には逆立体視の状態になり、正常な立体視が不可能と
なった。
【0056】これを解消するため本実施形態1ではシス
テムブロック図2に示すように、視点検出機構120に
より得られる観察者280の視点情報を受けて、光変調
器駆動回路320により、光変調器240に表示するマ
スクパターン241のパターン形状を視点に応じて変化
する構成となっている。
テムブロック図2に示すように、視点検出機構120に
より得られる観察者280の視点情報を受けて、光変調
器駆動回路320により、光変調器240に表示するマ
スクパターン241のパターン形状を視点に応じて変化
する構成となっている。
【0057】後に詳述する視点検出機構120により視
点情報が得られれば、観察者の観察が変化した場合に
も、其の視点に立体視可能な照射視差画像領域を追従制
御することにより、逆立体視の状態が生ずることなく、
常に正常な立体像の観察が可能である。
点情報が得られれば、観察者の観察が変化した場合に
も、其の視点に立体視可能な照射視差画像領域を追従制
御することにより、逆立体視の状態が生ずることなく、
常に正常な立体像の観察が可能である。
【0058】その作用について図13〜図16を用いて
説明する。
説明する。
【0059】図13は図10と同一状態であり、左右眼
El,Erはそれぞれ視差画像G(1),G(2)を観
察しており、正常な立体視の状態を表示している。
El,Erはそれぞれ視差画像G(1),G(2)を観
察しており、正常な立体視の状態を表示している。
【0060】このとき左右眼はそれぞれ照射視差画像2
90の位置8,11に位置しているが、この状態から観
察者が移動した場合、例えば図14に示すように左右眼
がG(1),G(2)の3ヶの部分領域の一つ左隣の領
域(照射視差画像290の位置7,10)に入った場合
はディスプレイの合成視差画像211はそのままで、マ
スクパターン241の透光部242を図のように1画素
左に移動する。これによって照射視差画像290は一画
素対応領域分だけ左に移動する。
90の位置8,11に位置しているが、この状態から観
察者が移動した場合、例えば図14に示すように左右眼
がG(1),G(2)の3ヶの部分領域の一つ左隣の領
域(照射視差画像290の位置7,10)に入った場合
はディスプレイの合成視差画像211はそのままで、マ
スクパターン241の透光部242を図のように1画素
左に移動する。これによって照射視差画像290は一画
素対応領域分だけ左に移動する。
【0061】このように制御することで、観察者はG
(1),G(2)の3ヶの部分領域の一つ左隣の領域へ
移動したのにもかかわらず、それぞれの視差画像G
(1),G(2)の中央の部分領域で見ている状態が保
持される。
(1),G(2)の3ヶの部分領域の一つ左隣の領域へ
移動したのにもかかわらず、それぞれの視差画像G
(1),G(2)の中央の部分領域で見ている状態が保
持される。
【0062】また、観察者が右へ移動し、図15のよう
に左右眼が照射視差画像の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
211はそのままで、マスクパターン241の透光部2
42を図のように1画素右へ移動することにより、照射
視差画像290は一画素対応領域分だけ右に移動する。
この状態から、さらに、観察者が右方へ移動した図16
の状態では、合成視差画像211はそのままで、マスク
パターン241を図示のように更に1画素移動すること
により、照射視差画像290をさらに一画素対応領域分
右に移動できる。
に左右眼が照射視差画像の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
211はそのままで、マスクパターン241の透光部2
42を図のように1画素右へ移動することにより、照射
視差画像290は一画素対応領域分だけ右に移動する。
この状態から、さらに、観察者が右方へ移動した図16
の状態では、合成視差画像211はそのままで、マスク
パターン241を図示のように更に1画素移動すること
により、照射視差画像290をさらに一画素対応領域分
右に移動できる。
【0063】以下、観察者の左右の移動に対しては同様
の制御を行う。
の制御を行う。
【0064】上記のように、2像の原視差画像から合成
された合成視差画像を用い、視点に応じてマスクパター
ンを順次切り換え表示することにより、対応する照射視
差画像領域を左右眼の位置に来るように制御することに
より、逆立体視の生じない常時安定した立体像観察が可
能となる。
された合成視差画像を用い、視点に応じてマスクパター
ンを順次切り換え表示することにより、対応する照射視
差画像領域を左右眼の位置に来るように制御することに
より、逆立体視の生じない常時安定した立体像観察が可
能となる。
【0065】以上は、マスクパターンの透光部、遮光部
の構成画素数nがそれぞれ3ヶの場合について説明した
が、nが4以上の場合も同様である。
の構成画素数nがそれぞれ3ヶの場合について説明した
が、nが4以上の場合も同様である。
【0066】次に、観察者の視点を検出する視点検出機
構(眼球検出機構)120について図17〜21を用い
て説明する。
構(眼球検出機構)120について図17〜21を用い
て説明する。
【0067】視点は観察者の眼の位置を追従制御に必要
十分な位置精度で検出することが必要である。 図17
は視点検出機構120のシステムブロック図である。同
図に於いて、120は視点検出機構の全体を示し、12
1は観察者を撮影するためのビデオカメラ(撮像手段)
であり、このビデオカメラ121は撮影レンズ122,
CCD等の撮像センサーを含む映像撮影手段123など
から成っている。
十分な位置精度で検出することが必要である。 図17
は視点検出機構120のシステムブロック図である。同
図に於いて、120は視点検出機構の全体を示し、12
1は観察者を撮影するためのビデオカメラ(撮像手段)
であり、このビデオカメラ121は撮影レンズ122,
CCD等の撮像センサーを含む映像撮影手段123など
から成っている。
【0068】撮影レンズ122はズームレンズより成
り、ズーム制御手段124に依って撮影レンズの焦点距
離が制御される。このズーム制御手段124は外部から
の制御信号により制御され、また撮影レンズの焦点距離
情報などのレンズ情報を外部に出力する。
り、ズーム制御手段124に依って撮影レンズの焦点距
離が制御される。このズーム制御手段124は外部から
の制御信号により制御され、また撮影レンズの焦点距離
情報などのレンズ情報を外部に出力する。
【0069】125はビデオカメラ121の雲台であ
り、ビデオカメラ121のパンとチルトを行う制御手段
を有しており、またカメラのパン、チルト位置情報を出
力する手段を有している。
り、ビデオカメラ121のパンとチルトを行う制御手段
を有しており、またカメラのパン、チルト位置情報を出
力する手段を有している。
【0070】127は映像処理手段126と情報を授受
して、これらカメラの操作を制御するカメラ制御手段で
ある。
して、これらカメラの操作を制御するカメラ制御手段で
ある。
【0071】126は映像処理手段であり、映像撮影手
段123の映像情報とカメラ制御手段127からの情報
をもとに視点検出に必要な画像処理を行うとともに、必
要に応じてズームレンズ122を制御したり、ビデオカ
メラ121のパン・チルト操作を行うための情報を生成
する。 映像処理手段126で得られた視点情報は図2
の信号合成回路330に送られる。
段123の映像情報とカメラ制御手段127からの情報
をもとに視点検出に必要な画像処理を行うとともに、必
要に応じてズームレンズ122を制御したり、ビデオカ
メラ121のパン・チルト操作を行うための情報を生成
する。 映像処理手段126で得られた視点情報は図2
の信号合成回路330に送られる。
【0072】以下に視点検出機構120の作用を説明す
る。
る。
【0073】ビデオカメラ121は図1に示すようにデ
ィスプレイの正面の映像を取り込むように設置されてい
るため、観察者が通常ディスプレイを観察する状態では
観察者の顔の映像が撮像される。
ィスプレイの正面の映像を取り込むように設置されてい
るため、観察者が通常ディスプレイを観察する状態では
観察者の顔の映像が撮像される。
【0074】また、観察者がディスプレイの正面から外
れた位置にいて、観察者の顔情報が撮像されていない状
態では、後に記すように自動的に撮影レンズ122の焦
点距離が短焦点側にセットされるようになっているた
め、カメラの短焦点側の限界領域の範囲内に観察者の顔
が有れば顔を含む観察者の映像が撮影されることとな
る。
れた位置にいて、観察者の顔情報が撮像されていない状
態では、後に記すように自動的に撮影レンズ122の焦
点距離が短焦点側にセットされるようになっているた
め、カメラの短焦点側の限界領域の範囲内に観察者の顔
が有れば顔を含む観察者の映像が撮影されることとな
る。
【0075】図18は撮影レンズ122が短焦点側にセ
ットされた状態で、ビデオカメラ121で撮影された観
察者280の映像281を示している。282は撮影さ
れた画面である。
ットされた状態で、ビデオカメラ121で撮影された観
察者280の映像281を示している。282は撮影さ
れた画面である。
【0076】この図18に示す顔映像から観察者の視
点、すなわち観察者の両眼位置を先に記した立体視制御
に必要十分な精度で検出出来れば目的は達するが、その
ためには、例えば撮像素子にCCDを使用する場合には
画素数の大きな素子を必要とし、高価であり、また、画
素数の多い撮像素子から得られた情報量の多い映像情報
から直接目の位置を検出するには画像処理に時間がかか
り実用的ではない。
点、すなわち観察者の両眼位置を先に記した立体視制御
に必要十分な精度で検出出来れば目的は達するが、その
ためには、例えば撮像素子にCCDを使用する場合には
画素数の大きな素子を必要とし、高価であり、また、画
素数の多い撮像素子から得られた情報量の多い映像情報
から直接目の位置を検出するには画像処理に時間がかか
り実用的ではない。
【0077】そのため、本装置ではこの図18に示した
顔映像に対して公知の「色情報を用いて特徴領域を抽出
する方法」を利用し、あらかじめ設定した肌色情報をも
とに映像処理手段126により観察者の顔位置を検出す
る。
顔映像に対して公知の「色情報を用いて特徴領域を抽出
する方法」を利用し、あらかじめ設定した肌色情報をも
とに映像処理手段126により観察者の顔位置を検出す
る。
【0078】図18の283はこの方法により検出され
た顔領域を示している。検出された顔領域283の中心
位置、及び大きさ情報をもとに、この顔領域が画面の中
央で、かつ、大きさが所定の大きさになるように映像処
理手段126からカメラ制御手段を介してズーム制御手
段124、およびカメラ雲台125に制御信号を送り、
カメラのズーム、パン、チルトを行う。
た顔領域を示している。検出された顔領域283の中心
位置、及び大きさ情報をもとに、この顔領域が画面の中
央で、かつ、大きさが所定の大きさになるように映像処
理手段126からカメラ制御手段を介してズーム制御手
段124、およびカメラ雲台125に制御信号を送り、
カメラのズーム、パン、チルトを行う。
【0079】図19はその結果、カメラで撮影された観
察者の顔映像である。
察者の顔映像である。
【0080】これ以降、観察者がディスプレイを観察中
は常時、顔領域が画面282の中央にあり、大きさが一
定であるように制御する。
は常時、顔領域が画面282の中央にあり、大きさが一
定であるように制御する。
【0081】観察者が大きく移動し画面から完全に外れ
たり、また、観察者が規定以上の速い動きをした場合な
ど何らかの原因で顔領域の検出が出来なかった場合に
は、撮影レンズは短焦点側にセットされ再度短焦点側で
の顔領域探索が行われる。
たり、また、観察者が規定以上の速い動きをした場合な
ど何らかの原因で顔領域の検出が出来なかった場合に
は、撮影レンズは短焦点側にセットされ再度短焦点側で
の顔領域探索が行われる。
【0082】図20は図19の部分拡大図である。
【0083】次にこの顔領域283内で公知の「テンプ
レートマッチング法」を利用した機能を有する映像処理
手段で両眼位置情報を検出する。
レートマッチング法」を利用した機能を有する映像処理
手段で両眼位置情報を検出する。
【0084】図21は映像処理手段の一要素を構成する
両眼のテンプレートを示している。284,285はそ
れぞれ左右眼のテンプレートである。このテンプレート
284,285には、観察者本人280のあらかじめ撮
影した両眼の画像、あるいは標準の目の画像を使用す
る。
両眼のテンプレートを示している。284,285はそ
れぞれ左右眼のテンプレートである。このテンプレート
284,285には、観察者本人280のあらかじめ撮
影した両眼の画像、あるいは標準の目の画像を使用す
る。
【0085】このテンプレートを用い図20に示す顔領
域283の領域内でマッチング操作を実行し観察者の両
眼位置を検出する。
域283の領域内でマッチング操作を実行し観察者の両
眼位置を検出する。
【0086】図20には両眼位置が検出された状態を示
す。この際両眼の探索はそれぞれの目について、ある程
度自由度を持たせ、独立に行う事により観察者の眼間の
ばらつきや視点の前後方向の移動による両眼位置のズレ
を吸収する。
す。この際両眼の探索はそれぞれの目について、ある程
度自由度を持たせ、独立に行う事により観察者の眼間の
ばらつきや視点の前後方向の移動による両眼位置のズレ
を吸収する。
【0087】このようにして、目の位置が探索されれ
ば、公知の「テンプレートマッチング法」によって目の
テンプレート284,285を使用してトラッキングを
行い観察者の動きに応じた画面282上の目の位置情報
を得る。
ば、公知の「テンプレートマッチング法」によって目の
テンプレート284,285を使用してトラッキングを
行い観察者の動きに応じた画面282上の目の位置情報
を得る。
【0088】以上のようにして検出された画面282上
での両眼位置情報とこのときのカメラ制御手段127か
らのカメラのズーム、パン、チルト情報からディスプレ
イに対する視点情報を算出し、信号合成回路330に送
る。
での両眼位置情報とこのときのカメラ制御手段127か
らのカメラのズーム、パン、チルト情報からディスプレ
イに対する視点情報を算出し、信号合成回路330に送
る。
【0089】尚、目のテンプレート284,285はそ
の範囲を図21に示したように目の近傍を含む目全体に
設定しても良いし、目の光彩の大きさ等目の部分領域に
設定しても良い。
の範囲を図21に示したように目の近傍を含む目全体に
設定しても良いし、目の光彩の大きさ等目の部分領域に
設定しても良い。
【0090】[実施形態2]本発明の実施形態1は左右
一対の視差画像を使用して、広い観察領域から正常な立
体視を可能とする画像表示装置である。
一対の視差画像を使用して、広い観察領域から正常な立
体視を可能とする画像表示装置である。
【0091】これに対し、実施形態2は同時に表示され
る視差画像は実施形態1と同様に2ヶであるが、規定の
撮影条件で撮影された多数の視差画像を用いて観察者の
視点に応じた立体画像を逆立体視の状態の生ずることな
く常時正常に立体視できる、いわゆる回り込み表示の可
能な立体画像表示装置を提供する。
る視差画像は実施形態1と同様に2ヶであるが、規定の
撮影条件で撮影された多数の視差画像を用いて観察者の
視点に応じた立体画像を逆立体視の状態の生ずることな
く常時正常に立体視できる、いわゆる回り込み表示の可
能な立体画像表示装置を提供する。
【0092】実施形態2の立体画像表示装置を、図22
から図30を用いて、実施形態1と相違点を中心に説明
する。
から図30を用いて、実施形態1と相違点を中心に説明
する。
【0093】外観図は図1、システムブロック図は図
2、3Dウインド要部概略図は図3、マスクパターンの
正面図は図4の実施形態1と同様である。
2、3Dウインド要部概略図は図3、マスクパターンの
正面図は図4の実施形態1と同様である。
【0094】図22は実施形態2で使用する視差画像の
合成法の説明図である。
合成法の説明図である。
【0095】実施形態1で説明したように、マスクパタ
ーンの透光部、遮光部の構成画素数をそれぞれnとし
て、左右眼対応の2ヶの視差画像g(i),g(i+n)を図示
するように多数の横ストライプ状のストライプ画像に分
割し、視差画像g(i),g(i+n)から作成されるストライ
プ画像g(i)j,g(i+n)jを走査線ごとにならべ換えて合
成視差画像g(i,i+n)とする。
ーンの透光部、遮光部の構成画素数をそれぞれnとし
て、左右眼対応の2ヶの視差画像g(i),g(i+n)を図示
するように多数の横ストライプ状のストライプ画像に分
割し、視差画像g(i),g(i+n)から作成されるストライ
プ画像g(i)j,g(i+n)jを走査線ごとにならべ換えて合
成視差画像g(i,i+n)とする。
【0096】合成に使用する原視差画像g(i),g(i+n)は
以下の様にして作製する。
以下の様にして作製する。
【0097】図23は、例えば複数のビデオカメラを使
用して原視差画像を作成方する法を説明する説明図であ
る(CGによる視差画像の作製もこれに準ずる。)。
用して原視差画像を作成方する法を説明する説明図であ
る(CGによる視差画像の作製もこれに準ずる。)。
【0098】一般に両眼視差方式の立体表示装置に使用
する視差画像は図23(A)に示すように2台のカメラG
1,G2の光軸を平行にして、人間の両眼の間隔(眼間
距離)に相当する距離を離して撮影した画像を用いる。
静止画像の場合は1台のカメラを平行移動して撮影して
もよい。
する視差画像は図23(A)に示すように2台のカメラG
1,G2の光軸を平行にして、人間の両眼の間隔(眼間
距離)に相当する距離を離して撮影した画像を用いる。
静止画像の場合は1台のカメラを平行移動して撮影して
もよい。
【0099】ただし、表示スクリーンの大きさ、観察者
からの距離、実物と表示画像の倍率などの条件によりカ
メラの光軸間距離、平行移動の距離を適宜設定する。
からの距離、実物と表示画像の倍率などの条件によりカ
メラの光軸間距離、平行移動の距離を適宜設定する。
【0100】実施形態1で使用した原視差画像のカメラ
間距離をEとした場合、実施形態2では図23(B)に
示すように(1/n)*Eに等しいカメラ間距離で撮影
した複数の画像g(1),g(2),g(3)、……を原視差
画像として使用する。
間距離をEとした場合、実施形態2では図23(B)に
示すように(1/n)*Eに等しいカメラ間距離で撮影
した複数の画像g(1),g(2),g(3)、……を原視差
画像として使用する。
【0101】以下の説明では説明をわかりやすくするた
めn=3の場合について説明する。また、使用する視点情
報の検出は実施形態1に記した方法による。
めn=3の場合について説明する。また、使用する視点情
報の検出は実施形態1に記した方法による。
【0102】立体画像表示の作用は光変調器240に表
示されるマスクパターン241の形状、およびディスプ
レイ210に表示される合成視差画像の内容が異なるだ
けで、実施形態1の図6〜図9と同様である。従って実
施形態1の図10に相当する状態は図24に示すように
なる。 図24において、左側の図はディスプレイの水
平断面図の主要部であり、右側には光変調器240のマ
スクパターン241,ディスプレイデバイス210に表
示される合成視差画像211、観察者位置に照射される
照射視差画像290が示してある。照射視差画像290
は視差画像g(i),g(i+3)からなっており、同図は観察
者の左右眼El,Erが視差画像g(i),g(i+3)の位置
にある状態を示している。
示されるマスクパターン241の形状、およびディスプ
レイ210に表示される合成視差画像の内容が異なるだ
けで、実施形態1の図6〜図9と同様である。従って実
施形態1の図10に相当する状態は図24に示すように
なる。 図24において、左側の図はディスプレイの水
平断面図の主要部であり、右側には光変調器240のマ
スクパターン241,ディスプレイデバイス210に表
示される合成視差画像211、観察者位置に照射される
照射視差画像290が示してある。照射視差画像290
は視差画像g(i),g(i+3)からなっており、同図は観察
者の左右眼El,Erが視差画像g(i),g(i+3)の位置
にある状態を示している。
【0103】このまま状態で、観察者が左方に移動し、
図25の状態になった場合,或いは右方へ移動し図26
の状態になった場合、すなわち左右眼にそれぞれg(i+
3),g(i)の視差画像が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
図25の状態になった場合,或いは右方へ移動し図26
の状態になった場合、すなわち左右眼にそれぞれg(i+
3),g(i)の視差画像が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
【0104】以下に、観察者の視点が変化した場合にも
逆立体視の状態が生ずることなく、常に正常な立体像の
観察が可能で、且つ観察者の動きに応じて視点の変化し
た立体画像の観察のできる、いわゆる回り込み表示が可
能な機能について図27〜図30を用いて説明する。
逆立体視の状態が生ずることなく、常に正常な立体像の
観察が可能で、且つ観察者の動きに応じて視点の変化し
た立体画像の観察のできる、いわゆる回り込み表示が可
能な機能について図27〜図30を用いて説明する。
【0105】図27は図24と同一状態であり、このと
き左右眼は前述の通りそれぞれ視差画像g(i),g(i+3)を
観察しており、正常な立体視の状態を表示している。
き左右眼は前述の通りそれぞれ視差画像g(i),g(i+3)を
観察しており、正常な立体視の状態を表示している。
【0106】この左右眼がそれぞれ照射視差画像290
の位置8,11に位置している状態から、観察者が移動
した場合、例えば図28に示すように左右眼が3ヶの部
分領域の一つ左隣の領域7,10に入った場合はディス
プレイの合成視差画像211は元g(i)、g(i+3))の視差
画像が表示されていたラインには、それぞれg(i+1)、g
(i+4)を表示し、マスクパターン241の透光部242
を図のように1画素左に移動する。これによって照射視
差画像290には図のように視差画像g(i+1)、g(i+4)が
表示される。
の位置8,11に位置している状態から、観察者が移動
した場合、例えば図28に示すように左右眼が3ヶの部
分領域の一つ左隣の領域7,10に入った場合はディス
プレイの合成視差画像211は元g(i)、g(i+3))の視差
画像が表示されていたラインには、それぞれg(i+1)、g
(i+4)を表示し、マスクパターン241の透光部242
を図のように1画素左に移動する。これによって照射視
差画像290には図のように視差画像g(i+1)、g(i+4)が
表示される。
【0107】このように制御することで、観察者は左右
眼でそれぞれg(i+1)、g(i+4)を観察することとなり、正
常な立体視状態で視点の変化した画像を観察できる。
眼でそれぞれg(i+1)、g(i+4)を観察することとなり、正
常な立体視状態で視点の変化した画像を観察できる。
【0108】また、観察者が右へ移動した図29の左右
眼が照射視差画像290の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
211には図示のようにg(i-1)、g(i+2)を表示し、マス
クパターン241の透光部を図のように1画素右へ移動
することにより、照射視差画像290には図示のように
g(i-1)、g(i+2)が表示される。この状態から、さらに、
観察者が右方へ移動した図30の状態では、合成視差画
像211にはg(i-2)、g(i+1)を表示し、マスクパターン
241を図示の状態に切り替えることにより、照射視差
画像290には視差画像g(i-2)、g(i+1)が図示の位置に
表示される。以下、観察者の左右の移動に対しては同様
の制御を行う。
眼が照射視差画像290の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
211には図示のようにg(i-1)、g(i+2)を表示し、マス
クパターン241の透光部を図のように1画素右へ移動
することにより、照射視差画像290には図示のように
g(i-1)、g(i+2)が表示される。この状態から、さらに、
観察者が右方へ移動した図30の状態では、合成視差画
像211にはg(i-2)、g(i+1)を表示し、マスクパターン
241を図示の状態に切り替えることにより、照射視差
画像290には視差画像g(i-2)、g(i+1)が図示の位置に
表示される。以下、観察者の左右の移動に対しては同様
の制御を行う。
【0109】上記のように、多数の視差画像を用い、視
点に応じてディスプレイに表示する合成視差画像とマス
クパターンを順次切り換え表示することにより、逆立体
視の生じない回り込み表示の可能な立体観察が可能とな
る。
点に応じてディスプレイに表示する合成視差画像とマス
クパターンを順次切り換え表示することにより、逆立体
視の生じない回り込み表示の可能な立体観察が可能とな
る。
【0110】以上は同時に表示する視差画像が2ヶで、
マスクパターンの透光部、遮光部が3ヶの画素からなる
場合を示したが、視差画像が3ヶ以上、透光部、遮光部
の画素が4ヶ以上の場合も装置の構成、制御方法を適切
に設定することにより同様の機能が達成できる。
マスクパターンの透光部、遮光部が3ヶの画素からなる
場合を示したが、視差画像が3ヶ以上、透光部、遮光部
の画素が4ヶ以上の場合も装置の構成、制御方法を適切
に設定することにより同様の機能が達成できる。
【0111】[実施形態3]実施形態3は、実施形態2
と同様の効果を達成するための変形例である。
と同様の効果を達成するための変形例である。
【0112】図31は本実施形態3の3Dウインドウ部
の要部概略図である。
の要部概略図である。
【0113】同図において、350はバックライト光源
(光源手段)、340は離散的な画素構造を有する光変
調器でその表示面にスリット状の透光部342、遮光部
343からなるマスクパターン341が形成されてい
る。透光部342は3ヶの画素344,345,346
から構成され、遮光部343も同様に3ヶの画素から構
成されている。
(光源手段)、340は離散的な画素構造を有する光変
調器でその表示面にスリット状の透光部342、遮光部
343からなるマスクパターン341が形成されてい
る。透光部342は3ヶの画素344,345,346
から構成され、遮光部343も同様に3ヶの画素から構
成されている。
【0114】310は液晶パネル等で構成されるディス
プレイデバイスであり、其の表示面には縦ストライプ状
の左右眼対応の視差画像が表示される。
プレイデバイスであり、其の表示面には縦ストライプ状
の左右眼対応の視差画像が表示される。
【0115】本実施形態3の場合には、ディスプレイデ
バイス310がカラー表示の液晶パネルであれば、カラ
ー表示のためのrgbカラーフィルターは横ストライプ
方式を使用するなど表示画像のカラーバランスが正常と
なるよう考慮している。
バイス310がカラー表示の液晶パネルであれば、カラ
ー表示のためのrgbカラーフィルターは横ストライプ
方式を使用するなど表示画像のカラーバランスが正常と
なるよう考慮している。
【0116】ディスプレイデバイス310,光変調器3
40のカバーガラスや、偏光板、そして電極などは省略
して示し、表示面の表示画像、マスクパターン形状は模
式的に表示している。El,Erはそれぞれ画像観察者
の左右眼を示す。
40のカバーガラスや、偏光板、そして電極などは省略
して示し、表示面の表示画像、マスクパターン形状は模
式的に表示している。El,Erはそれぞれ画像観察者
の左右眼を示す。
【0117】ここで、光変調器340に表示する透光
部、遮光部からなるマスクパターン341について図3
2を用いて説明する。
部、遮光部からなるマスクパターン341について図3
2を用いて説明する。
【0118】図32は図31に示したマスクパターン3
41の正面図を示している。
41の正面図を示している。
【0119】同図に示すように、マスクパターン341
は水平方向のピッチHmの透光部342と遮光部343
から構成されている。透光部342は幅1画素の3ヶの
部分ストライプ344,345,346から構成され、
遮光部343も同様に3ヶのストライプから構成されて
いる。 次に、ディスプレイデバイス310に表示する
視差画像について図33を用いて、その合成方法を説明
する。
は水平方向のピッチHmの透光部342と遮光部343
から構成されている。透光部342は幅1画素の3ヶの
部分ストライプ344,345,346から構成され、
遮光部343も同様に3ヶのストライプから構成されて
いる。 次に、ディスプレイデバイス310に表示する
視差画像について図33を用いて、その合成方法を説明
する。
【0120】同図で左右眼対応の2ヶの視差画像g(i),
g(i+n)を図示するように多数の縦ストライプ状のスト
ライプ画像に分割し、視差画像g(i),g(i+n)から作成
されるストライプ画像g(i)j,g(i+n)jを走査線ごとに
ならべ換えて合成視差画像g(i,i+n)とする。ただし、
合成に使用する原視差画像g(i),g(i+n)は実施形態2で
説明した視差画像を利用する。
g(i+n)を図示するように多数の縦ストライプ状のスト
ライプ画像に分割し、視差画像g(i),g(i+n)から作成
されるストライプ画像g(i)j,g(i+n)jを走査線ごとに
ならべ換えて合成視差画像g(i,i+n)とする。ただし、
合成に使用する原視差画像g(i),g(i+n)は実施形態2で
説明した視差画像を利用する。
【0121】次に、図34を用いて立体画像表示の作用
を説明する。
を説明する。
【0122】図34は、3Dウインドウ部の水平断面図
である。
である。
【0123】同図において、バックライト光源350か
らの光は、光変調器340のマスクパターン341の透
光部342から射出され、観察者の位置では照射視差画
像領域gs(i)、gs(i+n)に照射される。
らの光は、光変調器340のマスクパターン341の透
光部342から射出され、観察者の位置では照射視差画
像領域gs(i)、gs(i+n)に照射される。
【0124】領域gs(i)に照射される光束は、光変調器
340と観察者との間に設けたディスプレイディバイス
310に表示された合成視差画像で変調されるが、図示
の状態では図33で示した視差画像g(i)から合成された
ライン状のストライプ画像g(i)1,g(i)3,g(i)5,…を
通るため、、gs(i)の領域では視差画像G1が観察され
る。
340と観察者との間に設けたディスプレイディバイス
310に表示された合成視差画像で変調されるが、図示
の状態では図33で示した視差画像g(i)から合成された
ライン状のストライプ画像g(i)1,g(i)3,g(i)5,…を
通るため、、gs(i)の領域では視差画像G1が観察され
る。
【0125】ここで、マスクパターンの透光部242は
3ヶの画素244,245,246から構成されている
ため、各画素を通った光束はそれぞれ領域347,34
8,349の部分領域を照射することとなる。
3ヶの画素244,245,246から構成されている
ため、各画素を通った光束はそれぞれ領域347,34
8,349の部分領域を照射することとなる。
【0126】同様に、領域gs(i+n)に照射される光束
は、光変調器340と観察者との間に設けたディスプレ
イディバイス310に表示された合成視差画像で変調さ
れるが、この場合は図33で示した視差画像g(i+n)か
ら合成されたライン状のストライプ画像g(i+n)2 g(i+
n)4,g(i+n)6…を通るため、gs(i+n)の領域では視差
画像g(i+n)が観察される。
は、光変調器340と観察者との間に設けたディスプレ
イディバイス310に表示された合成視差画像で変調さ
れるが、この場合は図33で示した視差画像g(i+n)か
ら合成されたライン状のストライプ画像g(i+n)2 g(i+
n)4,g(i+n)6…を通るため、gs(i+n)の領域では視差
画像g(i+n)が観察される。
【0127】従って、視差画像g(i),g(i+n)を眼球E
l,Erに対応した視差画像に設定し、この領域に両眼
を置くことにより観察者は左右の目でそれぞれの視差画
像を分離独立して観察する事になり、立体画像が観察で
きる。
l,Erに対応した視差画像に設定し、この領域に両眼
を置くことにより観察者は左右の目でそれぞれの視差画
像を分離独立して観察する事になり、立体画像が観察で
きる。
【0128】ここで、水平断面での光学系の構成条件を
図34を用いて説明する。
図34を用いて説明する。
【0129】同図に示すように、マスクパターン341
とディスプレイデバイス310の距離をLw2、予め定
められた観察位置からディスプレイデバイス310まで
の距離をLw1,マスクパターン341の透光部342
の水平方向の幅をHmw、隣り合う透光部までの水平方
向のピッチをHm、ディスプレイデバイス310の画素
幅をPh、観察者の左右眼の間隔をEとするとき、下記
の条件を満たすように構成している。
とディスプレイデバイス310の距離をLw2、予め定
められた観察位置からディスプレイデバイス310まで
の距離をLw1,マスクパターン341の透光部342
の水平方向の幅をHmw、隣り合う透光部までの水平方
向のピッチをHm、ディスプレイデバイス310の画素
幅をPh、観察者の左右眼の間隔をEとするとき、下記
の条件を満たすように構成している。
【0130】 2×E/Hm = Lw1/Lw2 …………………式1 Lw1/(Lw1+Lw2)= 2×Ph/Hm …………………式2 2×Hmw = Hm…………………式3 図35〜図37は立体視の様子を模式的に示す説明図で
ある。
ある。
【0131】図35において、左側の図はディスプレイ
の水平断面図(X−Z断面)の主要部であり、右側には
光変調器340のマスクパターン341,ディスプレイ
デバイス310に表示される合成視差画像311、観察
者位置に照射される照射視差画像390が示してある。
照射視差画像390は視差画像g(i),g(i+n)の視差画
像からなっており、同図は観察者の左右眼El,Erが
視差画像g(i),g(i+n)の位置にある状態を示している。
の水平断面図(X−Z断面)の主要部であり、右側には
光変調器340のマスクパターン341,ディスプレイ
デバイス310に表示される合成視差画像311、観察
者位置に照射される照射視差画像390が示してある。
照射視差画像390は視差画像g(i),g(i+n)の視差画
像からなっており、同図は観察者の左右眼El,Erが
視差画像g(i),g(i+n)の位置にある状態を示している。
【0132】このまま状態で、観察者が左方に移動し、
図36の状態になった場合,或いは右方へ移動し図37
の状態になった場合、すなわち左右眼にそれぞれg(i+
n),g(i)の視差画像が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
図36の状態になった場合,或いは右方へ移動し図37
の状態になった場合、すなわち左右眼にそれぞれg(i+
n),g(i)の視差画像が観察される場合には逆立体視と
なり正常な立体観察は不可能となる。
【0133】以下に、観察者の視点が変化した場合にも
逆立体視の状態が生ずることなく、常に正常な立体像の
観察が可能で、且つ観察者の動きに応じて視点の変化し
た画像の観察のできる、いわゆる回り込み表示が可能な
機能について図38〜図41を用いて説明する。
逆立体視の状態が生ずることなく、常に正常な立体像の
観察が可能で、且つ観察者の動きに応じて視点の変化し
た画像の観察のできる、いわゆる回り込み表示が可能な
機能について図38〜図41を用いて説明する。
【0134】以下の説明では説明をわかりやすくするた
めn=3の場合について説明する。また、使用する視点情
報の検出は実施形態1に記した方法による。
めn=3の場合について説明する。また、使用する視点情
報の検出は実施形態1に記した方法による。
【0135】図38は図35と同一状態であり、このと
き左右眼は前述の通りそれぞれ視差画像g(i),g(i+3)を
観察しており、正常な立体視の状態を表示している。
き左右眼は前述の通りそれぞれ視差画像g(i),g(i+3)を
観察しており、正常な立体視の状態を表示している。
【0136】この左右眼がそれぞれ照射視差画像390
の位置8,11に位置している状態から、観察者が移動
した場合、例えば図39に示すように左右眼が3ヶの部
分領域の一つ左隣の領域7,10に入った場合はディス
プレイの合成視差画像311は元g(i)、g(i+3))の視差
画像が表示されていたラインには、それぞれg(i+1)、g
(i+4)を表示し、マスクパターン341の透光部342
を図のように1画素右に移動する。これによって照射視
差画像390には図のように視差画像g(i+1)、g(i+4)が
表示される。
の位置8,11に位置している状態から、観察者が移動
した場合、例えば図39に示すように左右眼が3ヶの部
分領域の一つ左隣の領域7,10に入った場合はディス
プレイの合成視差画像311は元g(i)、g(i+3))の視差
画像が表示されていたラインには、それぞれg(i+1)、g
(i+4)を表示し、マスクパターン341の透光部342
を図のように1画素右に移動する。これによって照射視
差画像390には図のように視差画像g(i+1)、g(i+4)が
表示される。
【0137】このように制御することで、観察者は左右
眼でそれぞれg(i+1)、g(i+4)を観察することとなり、正
常な立体視状態で視点の変化した画像を観察できる。
眼でそれぞれg(i+1)、g(i+4)を観察することとなり、正
常な立体視状態で視点の変化した画像を観察できる。
【0138】また、観察者が右へ移動した図40の左右
眼が照射視差画像390の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
311には図示のようにg(i-1)、g(i+2)を表示し、マス
クパターン341の透光部342を図のように1画素左
へ移動することにより、照射視差画像390には図示の
ようにg(i-1)、g(i+2)が表示される。この状態から、さ
らに、観察者が右方へ移動した図41の状態では、合成
視差画像311にはg(i-2)、g(i+1)を表示し、マスクパ
ターン341を図示の状態に切り替えることにより、照
射視差画像390には視差画像g(i-2)、g(i+1)が図示の
位置に表示される。以下、観察者の左右の移動に対して
は同様の制御を行う。
眼が照射視差画像390の位置9,12に位置している
状態では図示するように、ディスプレイの合成視差画像
311には図示のようにg(i-1)、g(i+2)を表示し、マス
クパターン341の透光部342を図のように1画素左
へ移動することにより、照射視差画像390には図示の
ようにg(i-1)、g(i+2)が表示される。この状態から、さ
らに、観察者が右方へ移動した図41の状態では、合成
視差画像311にはg(i-2)、g(i+1)を表示し、マスクパ
ターン341を図示の状態に切り替えることにより、照
射視差画像390には視差画像g(i-2)、g(i+1)が図示の
位置に表示される。以下、観察者の左右の移動に対して
は同様の制御を行う。
【0139】上記のように、多数の視差画像を用い、視
点に応じてディスプレイに表示する合成視差画像とマス
クパターンを順次切り換え表示することにより、逆立体
視の生ぜず回り込み表示の可能な立体観察が可能とな
る。
点に応じてディスプレイに表示する合成視差画像とマス
クパターンを順次切り換え表示することにより、逆立体
視の生ぜず回り込み表示の可能な立体観察が可能とな
る。
【0140】以上は同時に表示する視差画像が2ヶで、
マスクパターンの透光部、遮光部が画素3ヶからなる場
合を示したが、それぞれ視差画像が3ヶ以上、画素4ヶ
以上の場合も装置の構成、制御方法を適切に設定するこ
とにより同様の機能が達成できる。
マスクパターンの透光部、遮光部が画素3ヶからなる場
合を示したが、それぞれ視差画像が3ヶ以上、画素4ヶ
以上の場合も装置の構成、制御方法を適切に設定するこ
とにより同様の機能が達成できる。
【0141】[実施形態4]実施形態4は、実施形態1
〜3に改良を加え本発明の立体画像表示装置を使いやす
くしたものである。
〜3に改良を加え本発明の立体画像表示装置を使いやす
くしたものである。
【0142】実施形態4を、図42から図48を用いて
説明する。実施形態1〜3と同一機能を有する部材は同
一の番号を付して説明を省き、実施形態1〜3との相違
点を中心に説明する。
説明する。実施形態1〜3と同一機能を有する部材は同
一の番号を付して説明を省き、実施形態1〜3との相違
点を中心に説明する。
【0143】図42は本実施形態4の外観図である。
【0144】実施形態1の外観図との相違点は、視点検
出機構420がディスプレイの上部に取り付けられてい
る点と、後に詳述する電気信号の切り替え用の切り換え
スイッチ431,441、視点検出機構420のビデオ
カメラ121の機能を手動で操作するためのカメラ操作
手段450、および、観察者が立体観察不可能領域にい
る場合や、視点検出機構420による視点検出が何らか
の理由で不能の場合に観察者に警告を発するための警告
手段460を有する点である。
出機構420がディスプレイの上部に取り付けられてい
る点と、後に詳述する電気信号の切り替え用の切り換え
スイッチ431,441、視点検出機構420のビデオ
カメラ121の機能を手動で操作するためのカメラ操作
手段450、および、観察者が立体観察不可能領域にい
る場合や、視点検出機構420による視点検出が何らか
の理由で不能の場合に観察者に警告を発するための警告
手段460を有する点である。
【0145】カメラの操作手段450にはカメラの映像
を記録するためのセーブスイッチ451,カメラのズー
ム、パン、ティルトを操作するカメラ操作ボタン452
が備えられている。
を記録するためのセーブスイッチ451,カメラのズー
ム、パン、ティルトを操作するカメラ操作ボタン452
が備えられている。
【0146】図43は実施形態4のシステムブロック図
である。
である。
【0147】実施形態1のシステムブロック図2との相
違点は外観図42で示した切り換えスイッチ431,4
41をそれぞれその要素として含む信号切り換え手段
(1)430,信号切り換え手段(2)440と、カメ
ラ操作手段450、視点検出機構420のからの映像信
号を処理する信号処理手段470とその信号を記録する
為の映像信号記録手段480、および、視点検出手段4
20からの情報で作動する警告手段460が付加された
点である。
違点は外観図42で示した切り換えスイッチ431,4
41をそれぞれその要素として含む信号切り換え手段
(1)430,信号切り換え手段(2)440と、カメ
ラ操作手段450、視点検出機構420のからの映像信
号を処理する信号処理手段470とその信号を記録する
為の映像信号記録手段480、および、視点検出手段4
20からの情報で作動する警告手段460が付加された
点である。
【0148】視点検出機構420は実施形態1で説明し
たシステムブロック図2と同様のシステムとなっている
が、実施形態4では視点検出機構420は視点情報信号
とともに、撮影された映像情報信号を出力し、且つ、視
点検出機構420を構成するビデオカメラ121を操作
する情報をも入出力出来るように構成されている。
たシステムブロック図2と同様のシステムとなっている
が、実施形態4では視点検出機構420は視点情報信号
とともに、撮影された映像情報信号を出力し、且つ、視
点検出機構420を構成するビデオカメラ121を操作
する情報をも入出力出来るように構成されている。
【0149】以下にそれぞれの部材の作用を説明する。
【0150】ディスプレイ表示部110の観察者がディ
スプレイ使用に際し、信号切り換えスイッチ(1)43
1を操作することにより、視点検出機構420からの映
像信号、及びズーム、パン、チルト等のカメラ操作信号
が図43に示した外部端子Aに出力される。
スプレイ使用に際し、信号切り換えスイッチ(1)43
1を操作することにより、視点検出機構420からの映
像信号、及びズーム、パン、チルト等のカメラ操作信号
が図43に示した外部端子Aに出力される。
【0151】この映像信号、操作信号を利用して不図示
の公知の手段により、遠隔地との情報の交換が可能とな
り、視点検出機構420構成するビデオカメラ121が
TV会議用ビデオカメラ、あるいは、監視用カメラとし
て機能する。
の公知の手段により、遠隔地との情報の交換が可能とな
り、視点検出機構420構成するビデオカメラ121が
TV会議用ビデオカメラ、あるいは、監視用カメラとし
て機能する。
【0152】したがって、本実施形態では視点検出機構
420がディスプレイの上部に取り付けられ、観察者の
視点を検出するために観察者の頭部を撮影するだけでな
く、TV会議用あるいは、監視用としてより広い範囲の撮
影でき、また、遠隔地からのカメラ操作が可能となって
いる。 信号切り換えスイッチ(2)441は実施形態
1で説明した観察者本人の撮影映像を使用して目のテン
プレートを作製するためのスイッチである。
420がディスプレイの上部に取り付けられ、観察者の
視点を検出するために観察者の頭部を撮影するだけでな
く、TV会議用あるいは、監視用としてより広い範囲の撮
影でき、また、遠隔地からのカメラ操作が可能となって
いる。 信号切り換えスイッチ(2)441は実施形態
1で説明した観察者本人の撮影映像を使用して目のテン
プレートを作製するためのスイッチである。
【0153】信号切り換えスイッチ(2)441を操作
するとディスプレイ駆動回路260は、通常の画像処理
手段270から信号処理手段470に接続が切り替わ
り、ディスプレイ210には、信号処理手段470の信
号処理結果が表示される。
するとディスプレイ駆動回路260は、通常の画像処理
手段270から信号処理手段470に接続が切り替わ
り、ディスプレイ210には、信号処理手段470の信
号処理結果が表示される。
【0154】信号処理手段470にはビデオカメラ12
1で撮影された映像信号が供給されており、信号切り換
えスイッチ(2)441の操作によりディスプレイ21
0にはその映像が表示される。
1で撮影された映像信号が供給されており、信号切り換
えスイッチ(2)441の操作によりディスプレイ21
0にはその映像が表示される。
【0155】同時に信号処理手段470の作用によりデ
ィスプレイ210のほぼ中央に観察者の両眼に対応する
指標が重畳して表示される。
ィスプレイ210のほぼ中央に観察者の両眼に対応する
指標が重畳して表示される。
【0156】また同時に、信号切り換えスイッチ(2)
441に連動する信号処理手段470内の連動スイッチ
により視点検出機構420のビデオカメラ121のズー
ム、パン、ティルトなどのカメラ操作が手動に切り換わ
り、カメラ操作手段450を操作することにより信号処
理手段470を通してビデオカメラ121の操作を行う
ことが可能となる。
441に連動する信号処理手段470内の連動スイッチ
により視点検出機構420のビデオカメラ121のズー
ム、パン、ティルトなどのカメラ操作が手動に切り換わ
り、カメラ操作手段450を操作することにより信号処
理手段470を通してビデオカメラ121の操作を行う
ことが可能となる。
【0157】図44はディスプレイ210に重畳する指
標を説明するための説明図である。
標を説明するための説明図である。
【0158】同図において、483はディスプレイの表
示画面であり、481,482は観察者の両眼に対応す
る、例えば円形の指標である。
示画面であり、481,482は観察者の両眼に対応す
る、例えば円形の指標である。
【0159】この両指標481,482のそれぞれの大
きさは、規定のズーム倍率で、観察者が標準位置でディ
スプレイ210を観察するときの観察者の目、目を含む
その近傍、あるいは、目の光彩等の目の構成要素の大き
さに設定され、両者の間隔は観察者の映像の標準眼間距
離に設定されている。
きさは、規定のズーム倍率で、観察者が標準位置でディ
スプレイ210を観察するときの観察者の目、目を含む
その近傍、あるいは、目の光彩等の目の構成要素の大き
さに設定され、両者の間隔は観察者の映像の標準眼間距
離に設定されている。
【0160】一般に、観察者がディスプレイ210を観
察する場合には標準観察位置からずれた位置に位置する
ためあらかじめ設定した指標位置と両眼の像位置は一致
しない。そこで、先に記したカメラ操作手段450に設
けられたカメラ操作ボタン452を観察者が操作し、指
標位置に両眼を合致させる。
察する場合には標準観察位置からずれた位置に位置する
ためあらかじめ設定した指標位置と両眼の像位置は一致
しない。そこで、先に記したカメラ操作手段450に設
けられたカメラ操作ボタン452を観察者が操作し、指
標位置に両眼を合致させる。
【0161】図45は、指標481,482が観察者2
80に重畳され、観察者280の映像281の目が指標
481,482に一致した状態でのディスプレイ画面4
80を示している。
80に重畳され、観察者280の映像281の目が指標
481,482に一致した状態でのディスプレイ画面4
80を示している。
【0162】図46はその拡大図であり、実施形態1で
説明した目のテンプレート284,285、顔領域28
3が参考として表示してある。
説明した目のテンプレート284,285、顔領域28
3が参考として表示してある。
【0163】観察者は目が指標481,482に一致し
たことを確認し、カメラ操作手段450に設けられたセ
ーブボタン451を操作することにより、観察者の目の
映像を映像記録装置480に記録する。
たことを確認し、カメラ操作手段450に設けられたセ
ーブボタン451を操作することにより、観察者の目の
映像を映像記録装置480に記録する。
【0164】この記録された映像をテンプレート28
4,285として使用し実施形態1に述べた方法により
視点情報を得る。
4,285として使用し実施形態1に述べた方法により
視点情報を得る。
【0165】テンプレートとして汎用の映像を使用する
よりも観察者本人280の映像を使用した方が精度良く
位置情報が検出可能である。
よりも観察者本人280の映像を使用した方が精度良く
位置情報が検出可能である。
【0166】本実施形態では観察者の顔映像を表示する
のにディスプレイ210を使用したが、勿論別の専用モ
ニターを使用することも可能である。
のにディスプレイ210を使用したが、勿論別の専用モ
ニターを使用することも可能である。
【0167】次に、図42の警告手段460の作用につ
いて図47,図48を用いて説明する。
いて図47,図48を用いて説明する。
【0168】図47は、観察者がディスプレイ表示部1
10を観察している状態を上から見た様子の模式図、す
なわちディスプレイ表示部110の水平断面図で、実施
形態4の正常な立体観察の可能な領域を説明する説明図
である。
10を観察している状態を上から見た様子の模式図、す
なわちディスプレイ表示部110の水平断面図で、実施
形態4の正常な立体観察の可能な領域を説明する説明図
である。
【0169】ただし、同図は、説明のために、視点検出
機構420の作用を仮に中止し、立体視追従機能を働か
せなかった場合を示している。
機構420の作用を仮に中止し、立体視追従機能を働か
せなかった場合を示している。
【0170】同図において、110はディスプレイ表示
部を示し、El,Erは標準観察位置Lh1での観察者の
左右眼を示す。Eは標準眼間距離である。
部を示し、El,Erは標準観察位置Lh1での観察者の
左右眼を示す。Eは標準眼間距離である。
【0171】ディスプレイの表示部110は幅Wで内部
構成は実施形態1と全く同様のため、標準眼間距離に等
しい眼間距離の観察者の場合には、同図において太線で
記した四角形の領域内に観察者の視点が存在する場合に
観察者が正常に立体観察が可能である。ディスプレイ表
示部110面に垂直の方向(観察者の前後方向)では、
観察者とディスプレイ間の距離が図のLh1maxからLh1min
の範囲外では立体観察が出来ない。
構成は実施形態1と全く同様のため、標準眼間距離に等
しい眼間距離の観察者の場合には、同図において太線で
記した四角形の領域内に観察者の視点が存在する場合に
観察者が正常に立体観察が可能である。ディスプレイ表
示部110面に垂直の方向(観察者の前後方向)では、
観察者とディスプレイ間の距離が図のLh1maxからLh1min
の範囲外では立体観察が出来ない。
【0172】眼間距離eの観察者、或いは顔を傾けて眼
間の水平成分の距離がeとなる場合にはLh1max、Lh1min
はそれぞれ図に示すようにLmax,Lminとなる。
間の水平成分の距離がeとなる場合にはLh1max、Lh1min
はそれぞれ図に示すようにLmax,Lminとなる。
【0173】ここで、視点検出機構420を作用させ、
立体視域追従機能を働かせた場合には、ディスプレ面に
平行な方向(観察者の左右方向)については、視点検
出、立体視域追従制御の可能な範囲で立体視の可能な範
囲が広がるが、垂直方向(前後方向)では立体視の可能
な範囲は変化せずLmax〜Lmin以外では正常な立体視が不
可能となる。
立体視域追従機能を働かせた場合には、ディスプレ面に
平行な方向(観察者の左右方向)については、視点検
出、立体視域追従制御の可能な範囲で立体視の可能な範
囲が広がるが、垂直方向(前後方向)では立体視の可能
な範囲は変化せずLmax〜Lmin以外では正常な立体視が不
可能となる。
【0174】図48は実施形態1の図20に相当する実
施形態4のディスプレイ作動中の視点検出機構420の
撮影画像である。
施形態4のディスプレイ作動中の視点検出機構420の
撮影画像である。
【0175】観察者が前後した場合にも実施形態1で説
明したように、オートズーム機構の作用によりこの顔画
像の大きさは一定に保たれるが、そのときに検出される
テンプレートの両眼間隔の水平成分Teと撮影カメラのズ
ーム、パン、チルト情報から水平成分Teの実空間距離e
を算出し、その値からLmax,Lminを算出することによ
り、この前後領域外では立体視不能であることを警告手
段460を作動させることにより観察者に警告する。
明したように、オートズーム機構の作用によりこの顔画
像の大きさは一定に保たれるが、そのときに検出される
テンプレートの両眼間隔の水平成分Teと撮影カメラのズ
ーム、パン、チルト情報から水平成分Teの実空間距離e
を算出し、その値からLmax,Lminを算出することによ
り、この前後領域外では立体視不能であることを警告手
段460を作動させることにより観察者に警告する。
【0176】また、実施形態2で記した顔領域の検出、
或いはテンプレートによる目の検出が何らかの理由で検
出不可能であった場合にもこの警告手段460を作動さ
せることが出来る。
或いはテンプレートによる目の検出が何らかの理由で検
出不可能であった場合にもこの警告手段460を作動さ
せることが出来る。
【0177】本実施形態では、独立の警告手段を設けた
が、警告をディスプレイ表示部110に表示することも
可能である。
が、警告をディスプレイ表示部110に表示することも
可能である。
【0178】
【発明の効果】本発明によれば以上のように、 (ア−1)観察者が移動し、視点が変化した場合にも、
視点を精度良く検出する検出有し、観察者が常時正常な
立体観察ができる。 (ア−2)同時に表示される視差画像が左右両眼に対応
する2ヶの視差画像からなり、観察者が移動し、視点が
変化した場合にも逆立体視が生ずることなく常時正常な
立体観察が可能で、かつ視点に応じた画像の観察でき
る。 (ア−3)視点検出用のビデオカメラをTV会議用ビデ
オカメラなど、他用途に使用可能とすることや、観察者
が観察可能条件外に位置した場合に警告を表示して観察
者の利便性を高めたこと。などの効果を有した立体画像
表示装置を達成することができる。
視点を精度良く検出する検出有し、観察者が常時正常な
立体観察ができる。 (ア−2)同時に表示される視差画像が左右両眼に対応
する2ヶの視差画像からなり、観察者が移動し、視点が
変化した場合にも逆立体視が生ずることなく常時正常な
立体観察が可能で、かつ視点に応じた画像の観察でき
る。 (ア−3)視点検出用のビデオカメラをTV会議用ビデ
オカメラなど、他用途に使用可能とすることや、観察者
が観察可能条件外に位置した場合に警告を表示して観察
者の利便性を高めたこと。などの効果を有した立体画像
表示装置を達成することができる。
【図1】本発明の実施形態1の外観図
【図2】本発明の実施形態1のシステムブロック図
【図3】本発明の実施形態1のディスプレイ表示部の腰
部概略図
部概略図
【図4】本発明の実施形態1のマスクパターンの説明図
【図5】本発明の実施形態1の視差画像合成の説明図
【図6】本発明の実施形態1の光学作用の説明図
【図7】本発明の実施形態1の光学作用の説明図
【図8】本発明の実施形態1の光学作用の説明図
【図9】本発明の実施形態1の光学作用の説明図
【図10】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図11】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図12】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図13】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図14】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図15】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図16】本発明の実施形態1の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図17】本発明の実施形態1の視点検出機構のシステ
ムブロック図
ムブロック図
【図18】本発明の実施形態1の短焦点側での観察者の
映像を示す画面
映像を示す画面
【図19】本発明の実施形態1の規定焦点での観察者の
映像を示す画面
映像を示す画面
【図20】本発明の実施形態1の顔領域の拡大図
【図21】本発明の実施形態1の目のテンプレートの説
明図
明図
【図22】本発明の実施形態2の視差画像合成の説明図
【図23】本発明の実施形態2で使用する視差画像の撮
影方法の説明図
影方法の説明図
【図24】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図25】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図26】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図27】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図28】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図29】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図30】本発明の実施形態2の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図31】本発明の実施形態3のディスプレイ表示部の
腰部概略図
腰部概略図
【図32】本発明の実施形態3のマスクパターンの説明
図
図
【図33】本発明の実施形態3の視差画像合成の説明図
【図34】本発明の実施形態3の光学作用の説明図
【図35】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図36】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図37】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図38】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図39】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図40】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図41】本発明の実施形態3の合成視差画像とマスク
パターンの表示方法の説明図
パターンの表示方法の説明図
【図42】本発明の実施形態4の外観図
【図43】本発明の実施形態4のシステムブロック図
【図44】本発明の実施形態4の重畳指標の説明図
【図45】本発明の実施形態4の重畳指標と撮影像の説
明図
明図
【図46】本発明の実施形態4の重畳指標と撮影像の拡
大説明図
大説明図
【図47】本発明の実施形態4の立体視可能領域の説明
図
図
【図48】本発明の実施形態4の検出眼間距離の説明図
100 立体画像表示装置本体 110 ディスプレイ表示部 111 3Dウインドウ 120、420 視点検出機構 121 視点検出機構のビデオカメラ 122 撮影レンズ 123 映像撮影手段 124 ズーム制御手段 125 カメラ雲台 126 映像処理手段 127 カメラ制御手段 210 ディスプレイ(ディスプレイデバイス) 211、311 合成視差画像 220 縦レンチキュラーレンズ(縦シリンドリカルレ
ンズアレイ) 230 横レンチキュラーレンズ(横シリンドリカルレ
ンズアレイ) 240、340 光変調器 241、341 マスクパターン 244、344 光変調器の透光部の画素 245、345 光変調器の透光部の画素 246、346 光変調器の透光部の画素 242、342 マスクパターンの透光部 243、343 マスクパターンの遮光部 247、347 照射視差画像部分領域 248、348 照射視差画像部分領域 249、349 照射視差画像部分領域 250、350 バックライト光源 260 ディスプレイ駆動回路 270 画像処理手段 280 観察者 281 観察者の画像 282 撮影画面 283 検出された顔領域 284,285 目のテンプレート 290、390 照射視差画像 320 光変調器駆動回路 330 信号合成回路 430 信号切り換え手段(1) 431 信号切り換えスイッチ1 440 信号切り換え手段(2) 441 信号切り換えスイッチ2 450 カメラ操作手段 451 セーブボタン 452 ズーム、パン、ティルトボタン 460 警告手段 470 信号処理手段 480 映像信号記録手段 480 ディスプレイ画面 481、482 重畳指標 E 観察者の標準眼間距離 E 観察者の眼間距離の水平成分 El 観察者の左眼 Er 観察者の右眼 G(1),G(2)、g(i)、g(i+n) 視差画像 G(1,2),g(i,i+n) 合成視差画像 GS1,GS2,gs(i)、gs(i+n) 照射視差画像領域 Hl 縦レンチキュラーレンズを構成する縦シリンドリカ
ルレンズのピッチ幅 Hm マスクパターンの透光部の水平方向のピッチ幅 Hmw マスクパターンの透光部の水平方向の幅 Lh1 観察者と縦レンチキュラーレンズとの換算距離 Lmax 立体視可能な観察者とディスプレイ間の最大距離 Lmin 立体視可能な観察者とディスプレイ間の最小距離 Lh1max 標準眼間距離での立体視可能な観察者とディス
プレイ間の最大距離 Lh1min 標準眼間距離での立体視可能な観察者とディス
プレイ間の最小距離 Lh2 縦レンチキュラーレンズとマスクパターンとの換算
距離 Lv1 ディスプレイデバイスと横レンチキュラーレン
ズとの換算距離 Lv2 横レンチキュラーレンズとマスクパターンとの
換算距離 Lw1 観察者とディスプレイデバイスとの換算距離 Lw2 ディスプレイデバイスとマスクパターンとの換
算距離 n マスクパターンの透光部、遮光部を構成する画素の
数 Ph ディスプレイディバイス上のストライプ画素のX方
向の幅 Pv ディスプレイディバイス上のストライプ画素のY方
向の幅 Te 表示画像の眼間距離の水平成分 X,Y,Z 座標 Vl 横レンチキュラーレンズを構成する横シリンドリ
カルレンズのピッチ幅 Vm マスクパターンの透光部、遮光部の垂直方向の幅 W ディスプレイ表示部の幅
ンズアレイ) 230 横レンチキュラーレンズ(横シリンドリカルレ
ンズアレイ) 240、340 光変調器 241、341 マスクパターン 244、344 光変調器の透光部の画素 245、345 光変調器の透光部の画素 246、346 光変調器の透光部の画素 242、342 マスクパターンの透光部 243、343 マスクパターンの遮光部 247、347 照射視差画像部分領域 248、348 照射視差画像部分領域 249、349 照射視差画像部分領域 250、350 バックライト光源 260 ディスプレイ駆動回路 270 画像処理手段 280 観察者 281 観察者の画像 282 撮影画面 283 検出された顔領域 284,285 目のテンプレート 290、390 照射視差画像 320 光変調器駆動回路 330 信号合成回路 430 信号切り換え手段(1) 431 信号切り換えスイッチ1 440 信号切り換え手段(2) 441 信号切り換えスイッチ2 450 カメラ操作手段 451 セーブボタン 452 ズーム、パン、ティルトボタン 460 警告手段 470 信号処理手段 480 映像信号記録手段 480 ディスプレイ画面 481、482 重畳指標 E 観察者の標準眼間距離 E 観察者の眼間距離の水平成分 El 観察者の左眼 Er 観察者の右眼 G(1),G(2)、g(i)、g(i+n) 視差画像 G(1,2),g(i,i+n) 合成視差画像 GS1,GS2,gs(i)、gs(i+n) 照射視差画像領域 Hl 縦レンチキュラーレンズを構成する縦シリンドリカ
ルレンズのピッチ幅 Hm マスクパターンの透光部の水平方向のピッチ幅 Hmw マスクパターンの透光部の水平方向の幅 Lh1 観察者と縦レンチキュラーレンズとの換算距離 Lmax 立体視可能な観察者とディスプレイ間の最大距離 Lmin 立体視可能な観察者とディスプレイ間の最小距離 Lh1max 標準眼間距離での立体視可能な観察者とディス
プレイ間の最大距離 Lh1min 標準眼間距離での立体視可能な観察者とディス
プレイ間の最小距離 Lh2 縦レンチキュラーレンズとマスクパターンとの換算
距離 Lv1 ディスプレイデバイスと横レンチキュラーレン
ズとの換算距離 Lv2 横レンチキュラーレンズとマスクパターンとの
換算距離 Lw1 観察者とディスプレイデバイスとの換算距離 Lw2 ディスプレイデバイスとマスクパターンとの換
算距離 n マスクパターンの透光部、遮光部を構成する画素の
数 Ph ディスプレイディバイス上のストライプ画素のX方
向の幅 Pv ディスプレイディバイス上のストライプ画素のY方
向の幅 Te 表示画像の眼間距離の水平成分 X,Y,Z 座標 Vl 横レンチキュラーレンズを構成する横シリンドリ
カルレンズのピッチ幅 Vm マスクパターンの透光部、遮光部の垂直方向の幅 W ディスプレイ表示部の幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/232 A 5/232 G06F 15/62 350V (72)発明者 森島 英樹 神奈川県横浜市西区花咲町6丁目145番地 株式会社エム・アール・システム研究所 内社内 Fターム(参考) 2H059 AA12 AA18 AA38 5B050 BA09 BA12 EA03 EA05 EA07 EA12 EA13 EA19 EA26 FA02 FA06 5C022 AB13 AB21 AB66 AB68 AC18 AC27 AC54 5C061 AA06 AB03 5C082 AA27 BA47 BD02 CB01 MM10
Claims (21)
- 【請求項1】 観察者の視点を検出する視点検出機構
と、観察者の左右両眼に対応した視差画像を視点情報に
追従制御して表示するディスプレイとデバイスとを用い
て、該視差画像を立体的に観察する立体画像表示装置に
おいて、 該視点検出機構は、 観察者を映像情報として取り込む撮像手段、 該撮像手段で取り込まれた観察者の映像情報から顔領域
を検出し、該顔領域から観察者の両眼を検出する機能と
検出された両眼をトラッキングする機能を有した映像処
理手段、該映像処理手段で検出された顔領域を拡大、又
は縮小するカメラ制御手段、とを有していることを特徴
とする立体画像表示装置。 - 【請求項2】 前記撮像手段は、ビデオカメラを有し、
前記カメラ制御手段は該ビデオカメラをパン・チルトす
る機構を有していることを特徴とする請求項1の立体画
像表示装置。 - 【請求項3】 前記撮像手段からの映像信号、及び前記
カメラ制御手段からのズーム・パン・チルトの制御信号
を外部に取り出すための信号切り換え手段を有すること
を特徴とする請求項1又は2の立体画像表示装置。 - 【請求項4】 前記映像処理手段は、取り込まれれた観
察者の映像情報から予め設定された色情報を識別するこ
とを特徴とする請求項1,2又は3の立体画像表示装
置。 - 【請求項5】 前記予め設定された色情報は観察者の顔
の色、あるいは標準的肌色であることを特徴とする請求
項4の立体画像表示装置。 - 【請求項6】 前記映像処理手段により予め設定された
情報を識別する際、取り込まれた映像情報の中にその色
に該当する領域が検出されなかった場合には、前記ビデ
オカメラの焦点距離を短焦点距離側に制御し、検出され
た場合には予め設定した焦点距離に制御することを特徴
とする請求項4、又は5の立体画像表示装置。 - 【請求項7】 前記映像処理手段により予め設定された
色情報を識別する際、取り込まれた映像情報の中にその
色情報に該当する領域が検出されなかった場合には、そ
れを観察者にしらせるための警告手段を有することを特
徴とする請求項4,5又は6の立体画像表示装置。 - 【請求項8】 前記映像処理手段は、取り込まれれた観
察者の映像情報から予め設定されたパターン領域を識別
することを特徴とする請求項8の立体画像表示装置。 - 【請求項9】 前記予め設定されたパターンは観察者の
目、または標準的な目、目の近傍、あるいは光彩など目
を構成する部分画像であることを特徴とする請求項1の
立体画像表示装置。 - 【請求項10】 前記予め設定された色、あるいはパタ
ーンを観察者の顔映像情報から作成するための映像処理
手段、およびその情報を記録するための映像記録手段を
有することを特徴とする請求項1の立体画像表示装置。 - 【請求項11】 前記ビデオカメラで取り込まれた観察
者の顔映像情報をディスプレイ表示部に表示するための
切り換え手段を有することを特徴とする請求項1の立体
画像表示装置。 - 【請求項12】 前記ディスプレイ表示部に表示された
観察者の顔映像を観察者が手動で、表示画面上で予め定
められた位置、大きさに設定するための操作手段を有す
ることを特徴とする請求項11の立体画像表示装置。 - 【請求項13】 前記映像処理手段は、パターン認識に
より特定パターンをトラッキングすることを特徴とする
請求項1の立体画像表示装置。 - 【請求項14】 前記特定パターンは観察者の目、また
は標準的な目、目の近傍、あるいは光彩など目を構成す
る部分画像であり、両眼をトラッキングしているときの
両眼間隔(ビデオカメラから見込む)が規定の値以外の
ときに警告を発する警告手段を有することを特徴とする
請求項13の立体画像表示装置。 - 【請求項15】 離散的な画素構造を有する光変調器と
該光変調器の表示面に透光部と遮光部とを複数個、所定
のピッチで水平方向と垂直方向に配列したマスクパター
ンと、該光変調器に光を照射する光源手段と、離散的な
画素構造を有し走査線を利用して合成視差画像を表示し
たディスプレイと、該ディスプレイに表示した視差画像
に該マスクのパターンでパターン化した光束を照射し、
該視差画像に基づく光束を観察者の右目と左目に導光し
て、該ディスプレイに表示した画像情報を立体的に観察
する、ディスプレイデバイスと観察者の視点情報を検出
する視点検出機構を有する立体画像表示装置において、 該合成視差画像を、左右眼に対応する2ヶの原視差画像
から構成し、該視点検出機構からの視点情報に基づき、
該マスクパターンのパターン形状、及び該合成視差画像
を構成する現視差画像を切り換えて表示することを特徴
とする立体画像表示装置。 - 【請求項16】 前記合成視差画像を構成する2ヶの原
視差画像は眼間距離対応した視点から観察した画像であ
ることを特徴とする請求項15の立体画像表示装置。 - 【請求項17】 該光変調器のマスクパターンの透光部
の水平要素を複数の画素から構成し、観察位置に投射さ
れるストライプ状の照射領域を複数の領域に分割して制
御することを特徴とする請求項15又は16の立体画像
表示装置。 - 【請求項18】 ディスプレイに表示した視差画像に基
づく立体画像を観察する観察者を映像情報として取り込
む工程、該観察者の映像情報より該観察者の顔領域を検
出する工程、該観察者の顔領域から観察者の眼球を検出
する工程、該観察者の眼球をトラッキングする工程、該
検出した観察者の眼球より観察者の視点情報を検出する
工程、該観察者の視点情報に基づいて該ディスプレイに
表示する視差画像を追従制御する工程とを含むことを特
徴とする立体画像表示方法。 - 【請求項19】 前記取り込んだ観察者の映像情報と予
め設定した色情報とを識別する工程を含むことを特徴と
する請求項18の立体画像表示方法。 - 【請求項20】 前記取り込んだ観察者の映像情報の中
に予め設定した色情報が存在しないときには、該観察者
の映像情報を取り込み方法を変化させる工程を含むこと
を特徴とする請求項18又は19の立体画像表示方法。 - 【請求項21】 前記取り込んだ観察者の映像情報の中
に予め設定した色情報が存在しないときには、警告信号
を発する工程を含むことを特徴とする請求項19又は2
0の立体画像表示方法。
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