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JP2000151414A - ディジタルオーディオ符号化装置、同符号化方法、及び同符号化プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

ディジタルオーディオ符号化装置、同符号化方法、及び同符号化プログラムを記録した記録媒体

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Publication number
JP2000151414A
JP2000151414A JP10322644A JP32264498A JP2000151414A JP 2000151414 A JP2000151414 A JP 2000151414A JP 10322644 A JP10322644 A JP 10322644A JP 32264498 A JP32264498 A JP 32264498A JP 2000151414 A JP2000151414 A JP 2000151414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
audio data
sampling
digital audio
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10322644A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Murata
達也 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10322644A priority Critical patent/JP2000151414A/ja
Publication of JP2000151414A publication Critical patent/JP2000151414A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 当該装置の構成を簡略化することができ、デ
ィジタルオーディオ信号の符号化処理を高速に行うこ
と。 【解決手段】 アップサンプリング情報N(Nは2の階
乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプリ
ングされた入力ディジタルオーディオデータをアップサ
ンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサンプリ
ングされたオーディオデータを生成するアップサンプリ
ング部、及びアップサンプリング部からのオーディオデ
ータを所定のサブバンドに分割する帯域分割処理を施
し、さらにアップサンプリング後のN倍のサンプリング
周波数の1/(2xN)以上の周波数領域に属するサブ
バンドの全てのオーディオデータをゼロの値に設定する
サブバンド分割部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンや放送な
どのマルチメディア技術分野で用いられているオーディ
オ信号を圧縮符号化して、ディジタルオーディオ符号化
信号を生成するディジタルオーディオ符号化装置、同符
号化方法、及び同符号化プログラムを記録した記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル技術の進歩に伴って、
パーソナルコンピュータ(以下、”パソコン”と略称す
る)の性能が著しく向上している。このため、パソコン
においては、従来では困難であったMPEG規格(ISO/
IEC 11172-3,13818-3)に基づいたビットストリームの
再生が可能となり、更にMPEG規格に基づく符号化も
実施できるようになってきた。上記MPEG規格に代表
される高能率圧縮技術では、オーディオ信号の原信号を
帯域分割した後に、各帯域信号を符号化したサブバンド
符号化方式のディジタルオーディオ信号が用いられてい
る。さらに、MPEGオーディオ規格では、ディジタル
オーディオ信号のサンプリング周波数として、32KH
z,44.1KHz,48KHzを規定している。一
方、パソコンや放送などのマルチメディア技術分野で
は、22.05KHzや11.025KHzのサンプリン
グ周波数でサンプリングされたPCMデータをディジタ
ルオーディオ信号として一般的に使用してきた。それゆ
え、パソコンにおいて、上述のMPEGオーディオ規格
に基づくデータ処理を実行するためには、ディジタルオ
ーディオ符号化装置を用いて上記PCMデータを44.
1KHzにアップサンプリングしたデータに変換してか
ら符号化する必要がある。
【0003】以下、従来のディジタルオーディオ符号化
装置について、図3を用いて具体的に説明する。尚、以
下の説明では、22.05KHzでサンプリングされた
1チャンネル(モノラル)のPCMデータを44.1K
Hzにアップサンプリングして、MPEG1オーディオ
規格に基づいたディジタルオーディオ信号を生成する場
合について説明する。図3は、従来のディジタルオーデ
ィオ符号化装置の主要部の構成を示すブロック図であ
る。図3において、この従来のディジタルオーディオ符
号化装置は、MPEG1オーディオ規格を用いたMPE
Gオーディオ符号化部30と、その前段に設けられ、オ
ーディオ信号の原信号から入力PCMデータを生成する
入力データ生成部(図示せず)に分けられる。さらに、
従来のディジタルオーディオ符号化装置には、入力デー
タ生成部からの入力PCMデータをアップサンプリング
するアップサンプリング部31、及び前記アップサンプ
リング部31からのPCMデータにフィルタ処理を施す
フィルタ処理部32が設けられている。この従来のディ
ジタルオーディオ符号化装置では、入力データ生成部が
元のPCMデータのサンプリング周波数に対して何倍に
アップサンプリングするかを設定して、アップサンプリ
ング情報N(Nは2の階乗)としてアップサンプリング
部31とフィルタ処理部32に出力する。この説明で
は、22.05KHzから44.1KHzにアップサンプ
リングするので、アップサンプリング情報Nは2とな
る。
【0004】アップサンプリング部31は、入力データ
生成部から与えられるアップサンプリング情報N(=
2)を用いて、所定のサンプリング周波数(22.05
KHz)でサンプリングされた入力PCMデータからそ
のN倍のサンプリング周波数(44.1KHz)でサン
プリングされたPCMデータを生成する。具体的には、
アップサンプリング部31は、隣り合う入力PCMデー
タの平均値により補間して、アップサンプリング後のP
CMデータをフィルタ処理部32に出力する。フィルタ
処理部32は、アップサンプリング部31でアップサン
プリングされたPCMデータに対して折り返しノイズを
除去するためにフィルタ処理を行い、MPEGオーディ
オ符号化部30に出力する。
【0005】ここで、図4を参照して、従来のディジタ
ルオーディオ符号化装置におけるアップサンプリング部
31での補間処理について、詳細に説明する。図4は、
図3に示したアップサンプリング部での補間処理を示す
説明図である。まずMPEG1規格に基づいてオーディ
オ信号を符号化するためには、1チャンネル(モノラ
ル)のオーディオ信号では1152個のPCMデータが
必要であり、2チャンネル(ステレオ)のオーディオ信
号ではその2倍の2304個のPCMデータが必要であ
り、それぞれ1フレーム分のPCMデータと呼ぶことに
する。この説明では1チャンネルの場合を説明している
ので、アップサンプリング部31は1152個のPCM
データ毎にアップサンプリング後のPCMデータをフィ
ルタ処理部32を経てMPEGオーディオ符号化部30
に出力する。従って、アップサンプリング部31では、
図4に示すように、元の入力PCMデータにおいて隣り
合う2つの入力PCMデータの平均値で補間したアップ
サンプリング後のPCMデータを生成する。ここでは、
アップサンプリング部31は2倍のアップサンプリング
を行うので、同図に示すように、1フレーム分のPCM
データと次のフレームの先頭のPCMデータの合計57
7個のPCMデータから1152個のPCMデータを生
成している。このように、アップサンプリング部31に
よって符号化に必要なPCMデータを生成されるが、そ
のPCMデータには、後段のMPEGオーディオ符号化
部30で周波数分割する際に生じる折り返しノイズを含
んでいる。このため、上述のフィルタ処理部32(図
3)は、帯域制限を行って折り返しノイズを除去する。
MPEGオーディオ符号化部30(図3)は、上記帯域
制限された1152個のPCMデータを44.1KHz
でサンプリングしたデータとして符号化する。
【0006】図3に戻って、MPEGオーディオ符号化
部30を含んだ従来のディジタルオーディオ符号化装置
には、例えば特開平9−134200号公報に記載され
たものが知られている。まずMPEGオーディオ符号化
部30内で利用されている人間の聴覚心理モデルについ
て説明する。つまり、MPEG規格によるオーディオ信
号の圧縮符号化においては、オーディオ信号を受け取る
人間の感覚の性質を利用して、感度の低い細部の情報を
省略し符号(データ)量を低減(圧縮)する知覚符号化
方式を採用している。詳細には、聴覚特性のうちマスキ
ング現象と臨界帯域とを利用して聞き取れないオーディ
オ信号は取り除き、必要なオーディオ信号のみを符号化
してビットを割当てることにより、元のオーディオ信号
より少量のビットで符号化しても、その原音と殆ど同じ
水準の音質を得ることができる。ここで、マスキング現
象とは、オーディオ信号間の干渉により一つのオーディ
オ信号が他のオーディオ信号によりマスキングされて、
全く聞き取れない現象である。また、臨界帯域とは、人
間が音の周波数を区分する一種の単位であって、一般に
24個の帯域に分けられる。これらの帯域のうち高周波
数信号であるほど、その帯域の幅はログ・スケール(対
数単位)で大きくなる。したがって、臨界帯域では、低
周波数信号よりは高周波数信号を区分しにくいものであ
る。MPEGオーディオ符号化部30では上述の聴覚特
性を用いてビットを割り当てを行うため、信号対雑音比
(SNR)と信号対マスク・レベル比(SMR)を求
め、これらの値から更にマスク・レベル対雑音比(MN
R)を計算する。ここで、マスク・レベルとは、聞き取
れない最小の信号レベルである。したがって、このマス
ク・レベル以下の信号にはビットを割り当てを行う必要
はない。
【0007】MPEGオーディオ符号化部30は、フィ
ルタ処理部32からの帯域制限されたPCMデータに上
記知覚符号化を施すために、図3に示すサブバンド分割
部33、ビット割り当て情報生成部34、ビット割り当
て部35、及び多重化部36により構成されている。サ
ブバンド分割部33は、フィルタ処理部32からの時間
領域のPCMデータを32個の均等なサブバンドに分け
た周波数領域のサブバンドデータに変換する。サブバン
ドデータには、各サブバンドにおいて、12個(レイヤ
Iの場合)、又は36個(レイヤIIの場合)のサンプ
ルを含んでいる。さらに、サブバンド分割部33は、再
生時での音圧レベルを示すスケール・ファクタを入力し
たPCMデータから取得して符号化する。このスケール
・ファクタの個数は全部で64個なので、この情報の符
号化に必要なビット数は6ビットである。さらに、この
情報の符号化方法は各レイヤによって異なり、レイヤI
では、各帯域(サブバンド)に存在する12個のサンプ
ルのうち最大値を求めて、求めた最大値と一致するか、
やや大きい値をその帯域のスケール・ファクタとする。
一方、レイヤIIでは、各帯域に三つのスケール・ファ
クタが存在するため、各スケール・ファクタの類似性を
検討して三つのスケール・ファクタのうち、何個を符号
化するかを決める。すなわち、符号化するスケール・フ
ァクタの数は隣接するスケール・ファクタとの差値の範
囲に応じて異なる。したがって、レイヤIIでは、レイ
ヤIとは異なり、スケール・ファクタを選択するための
付加情報を必要とするが、スケール・ファクタは2ビッ
トで符号化される。
【0008】ビット割り当て情報生成部34は、人間の
聴覚特性を利用して、フィルタ処理部32から入力した
PCMデータから上述の信号対マスク・レベル比(SM
R)を生成する。ビット割り当て情報生成部34の最終
出力値は、各帯域毎にビット割り当ての基準であるビッ
ト割り当て情報(SMR値)としてビット割り当て部3
5に出力される。詳細にいえば、このSMR値は、下記
の一連の九つの段階によって計算される。第1段階では
高速フーリエ変換(FFT)により時間領域のオーディ
オ信号(PCMデータ)を周波数領域に変換し、第2段
階では各帯域の音圧レベルを計算する。第3段階では絶
対マスキング・スレショルド(しきい)値を計算し、第
4段階ではオーディオ信号の有声音と無声音成分を決定
する。第5段階では有声音のうちマスクする音であるマ
スカー(Masker)を決定し、第6段階では各帯域のマス
キング・スレショルド値を計算する。第7段階では全て
の帯域のマスキング・スレショルド値を計算し、第8段
階では各帯域の最小マスキング・スレショルド値を計算
する。そして、第9段階では各帯域のSMR値を計算す
る。
【0009】ビット割り当て部35は、サブバンド分割
部33からの各帯域のサブバンドデータにビット割り当
て処理と量子化処理を施して多重化部36に出力する。
ビット割り当て処理では、ビット割り当て情報生成部3
4からのSMR値に基づいて、下記の一連の四つの段階
を繰り返して行い、各帯域の割り当てビット数を求め
る。第1段階では初期の割り当てビットを0とし、第2
段階では各帯域について上記マスク・レベル対雑音比で
あるMNR値を求める。この際、MNR値は、各帯域毎
に信号対雑音比であるSNR値からSMR値を減算する
ことにより算出される。第3段階では各帯域に求められ
たMNR値のうち最小のMNR値をもつ帯域を探し出し
て、その帯域の割り当てビット数を例えば1つ増加し、
第4段階では増加した割り当てビット数が求められる割
り当てビット数を超えないとき、残り他の帯域について
第2及び第3段階を繰り返して行う。また、量子化処理
は、上記ビット割り当て処理に続いて、下記の一連の四
つの段階を繰り返して行われる。第1段階では、各帯域
内のサンプルをスケール・ファクタで割ってXとする。
第2段階では、”A×X+B”(A,Bは所定のテーブ
ル値)を計算する。第3段階では第2段階で計算された
値のうちビット割り当て処理から得られた割り当てビッ
ト数を求め、第4段階では求めた割り当てビット数の最
上位ビット(MSB)を反転させて量子化データとして
出力する。このようにして得られた量子化データに対し
て多重化部36は、MPEG規格に規定されたヘッダ部
等を付加して、MPEGオーディオビットストリームと
して形成して出力する。
【0010】以上のように、従来のディジタルオーディ
オ符号化装置では、アップサンプリングした後のPCM
データをフィルタ処理部32で帯域制限して、MPEG
オーディオ符号化部30を用いてMPEGオーディオビ
ットストリームを形成していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィジタルオーディオ符号化装置では、折り返しノイズを
除去するために、MPEGオーディオ符号化部の前段に
フィルタ処理部を接続して、アップサンプリング後のP
CMデータの帯域制限(フィルタ処理)を行う必要があ
った。このため、従来のディジタルオーディオ符号化装
置では、当該装置の構成を簡略化することができないと
いう問題点を生じた。さらに、この従来のディジタルオ
ーディオ符号化装置では、MPEGオーディオ符号化部
は周波数成分を含んでいないサブバンドデータについて
も、ビット割り当て処理や量子化処理を行っていた。そ
の結果、従来のディジタルオーディオ符号化装置では、
オーディオ信号の符号化処理の処理効率を向上すること
が困難であり、その符号化処理に多大な時間を要した。
【0012】さらに、従来のディジタルオーディオ符号
化装置では、アップサンプリング部でのアップサンプリ
ングの処理が複雑で、時間を要するという問題点があっ
た。詳細にいえば、従来のディジタルオーディオ符号化
装置では、アップサンプリング部は、1フレーム分のP
CMデータを生成するとき、1フレーム分の入力PCM
データだけでなく、次のフレームの先頭の入力PCMデ
ータを用いていた。具体的には、図4に示したように、
1152番目の最後のPCMデータは、576番目の入
力PCMデータと次のフレームの1番目の入力PCMデ
ータとの平均値により生成していた。このため、このア
ップサンプリング部では、処理対象のフレームだけでな
く、次のフレームの先頭の入力PCMデータを先読み処
理を行って取得する必要があった。さらに、このアップ
サンプリング部では、上述の先読み処理だけでなく、ア
ップサンプリングの処理終了後に先読みした先頭の入力
PCMデータを元のフレームに移動する処理や読み出し
位置情報を先読み処理した分だけ戻すなどの処理を別に
行う必要があった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、当該装置の構成を簡略化
することができ、ディジタルオーディオ信号の符号化処
理を軽減し高速に行うディジタルオーディオ符号化装
置、同符号化方法、及び同符号化プログラムを記録した
記録媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタルオー
ディオ符号化装置は、アップサンプリング情報N(Nは
2の階乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサ
ンプリングされた入力ディジタルオーディオデータをア
ップサンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサ
ンプリングされたオーディオデータを生成するアップサ
ンプリング部、及び前記アップサンプリング部からのオ
ーディオデータを所定のサブバンドに分割する帯域分割
処理を施し、さらにアップサンプリング後のN倍のサン
プリング周波数の1/(2×N)以上の周波数領域に属
するサブバンドの全てのオーディオデータをゼロの値に
設定するサブバンド分割部を備えている。このように構
成することにより、当該装置の構成を簡略化することが
でき、ディジタルオーディオ信号の符号化処理を高速に
行うことができる。
【0015】別の観点による発明のディジタルオーディ
オ符号化装置は、前記入力ディジタルオーディオデータ
の1フレーム分のデータ数をM個(Mは自然数)とした
とき、前記アップサンプリング部が、1番目からM番目
の前記入力ディジタルオーディオデータを用いて、1番
目から(M×N−N)番目までの前記オーディオデータ
を生成し、M番目の前記入力ディジタルオーディオデー
タを(M×N−N+1)番目から(M×N)番目の前記
オーディオデータとするよう構成している。このように
構成することにより、アップサンプリング部での処理を
軽減することができ、ディジタルオーディオ信号の符号
化処理を高速に行うことができる。
【0016】本発明のディジタルオーディオ符号化装置
の符号化方法は、アップサンプリング情報N(Nは2の
階乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプ
リングされた入力ディジタルオーディオデータをアップ
サンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサンプ
リングされたオーディオデータを生成するアップサンプ
リングステップ、及び前記アップサンプリングステップ
で生成したオーディオデータを所定のサブバンドに分割
する帯域分割処理を施し、さらにアップサンプリング後
のN倍のサンプリング周波数の1/(2×N)以上の周
波数領域に属するサブバンドの全てのオーディオデータ
をゼロの値に設定するサブバンド分割ステップを備えて
いる。このように構成することにより、当該装置の構成
を簡略化することができ、ディジタルオーディオ信号の
符号化処理を高速に行うことができる。
【0017】別の観点による発明のディジタルオーディ
オ符号化装置の符号化方法は、前記入力ディジタルオー
ディオデータの1フレーム分のデータ数をM個(Mは自
然数)としたとき、前記アップサンプリングステップに
おいて、1番目からM番目の前記入力ディジタルオーデ
ィオデータを用いて、1番目から(M×N−N)番目ま
での前記オーディオデータを生成し、M番目の前記入力
ディジタルオーディオデータを(M×N−N+1)番目
から(M×N)番目の前記オーディオデータとしてい
る。このように構成することにより、アップサンプリン
グ部での処理を軽減することができ、ディジタルオーデ
ィオ信号の符号化処理を高速に行うことができる。
【0018】本発明の符号化プログラムを記録した記録
媒体は、アップサンプリング情報N(Nは2の階乗)に
基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプリングさ
れた入力ディジタルオーディオデータをアップサンプリ
ングして、N倍のサンプリング周波数でサンプリングさ
れたオーディオデータを生成するアップサンプリングス
テップ、及び前記アップサンプリングステップで生成し
たオーディオデータを所定のサブバンドに分割する帯域
分割処理を施し、さらにアップサンプリング後のN倍の
サンプリング周波数の1/(2×N)以上の周波数領域
に属するサブバンドの全てのオーディオデータをゼロの
値に設定するサブバンド分割ステップを備えている。こ
のように構成することにより、当該装置の構成を簡略化
することができ、ディジタルオーディオ信号の符号化処
理を高速に行うことができる。
【0019】別の観点による発明の符号化プログラムを
記録した記録媒体は、前記入力ディジタルオーディオデ
ータの1フレーム分のデータ数をM個(Mは自然数)と
したとき、前記アップサンプリングステップにおいて、
1番目からM番目の前記入力ディジタルオーディオデー
タを用いて、1番目から(M×N−N)番目までの前記
オーディオデータを生成し、M番目の前記入力ディジタ
ルオーディオデータを(M×N−N+1)番目から(M
×N)番目の前記オーディオデータとしている。このよ
うに構成することにより、アップサンプリング部での処
理を軽減することができ、ディジタルオーディオ信号の
符号化処理を高速に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディジタルオーデ
ィオ符号化装置、及びその符号化方法を示す好ましい実
施例について、図面を参照しながら説明する。尚、以下
の説明では、従来例との比較を容易なものとするため
に、22.05KHzでサンプリングされた1チャンネ
ル(モノラル)のPCMデータを44.1KHzにアッ
プサンプリングして、MPEG1オーディオ規格(ISO/
IEC 11172-3)に基づき符号化するディジタルオーディ
オ符号化装置について例示して説明する。
【0021】《実施例》図1は、本発明の実施例である
ディジタルオーディオ符号化装置の主要部の構成を示す
ブロック図である。図1において、本実施例のディジタ
ルオーディオ符号化装置は、MPEG1オーディオ規格
を用いたMPEGオーディオ符号化部10と、その前段
に設けられ、入力PCMデータをアップサンプリングす
るアップサンプリング部11を備えている。入力PCM
データは、図示しない入力データ生成部により、オーデ
ィオ信号の原信号をパルス符号変調して生成されたデー
タである。MPEGオーディオ符号化部10とアップサ
ンプリング部11には、アップサンプリング情報N(N
は2の階乗)が入力される。このアップサンプリング情
報Nは、例えば入力データ生成部によって設定、通知さ
れるものであり、アップサンプリング部11における、
元のPCMデータのサンプリング周波数に対して何倍に
アップサンプリングするかを指定する情報である。この
アップサンプリング情報NをMPEGオーディオ符号化
部10にも通知することにより、図3に示した従来例で
のフィルタ処理部を省略して、当該装置の構成を簡略化
することができ、さらに符号化処理を高速に行うことが
できる(詳細は後述)。尚、以下の説明では、アップサ
ンプリング部11がサンプリング周波数を22.05K
Hzから44.1KHzにアップサンプリングするの
で、アップサンプリング情報Nは2となる。
【0022】アップサンプリング部11は、外部から与
えられるアップサンプリング情報N(=2)に基づい
て、所定のサンプリング周波数(22.05KHz)で
サンプリングされた入力PCMデータからそのN倍のサ
ンプリング周波数(44.1KHz)でサンプリングさ
れたPCMデータを生成する。このアップサンプリング
部11は、後に詳述するように、フレーム単位に隣り合
う2つの入力PCMデータの平均値により補間しアップ
サンプリング後のPCMデータを生成して、MPEGオ
ーディオ符号化部10に出力する。これにより、本実施
例のディジタルオーディオ符号化装置では、アップサン
プリング部11の構成を簡略化することができ、その処
理負荷を軽減することができる。
【0023】MPEGオーディオ符号化部10は、アッ
プサンプリング部11に接続されたサブバンド分割部1
2及びビット割り当て情報生成部13と、それらのサブ
バンド分割部12及びビット割り当て情報生成部13に
接続されたビット割り当て部14と、前記ビット割り当
て部14に接続された多重化部15を備えている。サブ
バンド分割部12は、アップサンプリング部11から入
力したPCMデータに帯域分割を施しサブバンドデータ
を生成する。詳細には、サブバンド分割部12は、帯域
分割フィルタを用いて時間領域のPCMデータを32個
の均等なサブバンドに分ける帯域分割を施して、周波数
領域のサブバンドデータsb0〜sb31を生成する。
これらのサブバンドデータsb0〜sb31は入力PC
Mデータのサンプリング周波数(22.5KHz)を低
周波数帯域から順次帯域分割したものであり、各サブバ
ンドデータsb0〜sb31には12個(レイヤIの場
合)、又は36個(レイヤIIの場合)のサンプルを含
んでいる。
【0024】さらに、サブバンド分割部12は、上記ア
ップサンプリング情報N(=2)を用いて、入力したP
CMデータに含まれていない帯域の全てのサンプルをゼ
ロに設定する。言い換えれば、サブバンド分割部12
は、アップサンプリング後のサンプリング周波数(4
4.1KHz)の1/(2×N)以上の周波数領域、す
なわち11.025KHz以上の周波数領域に属する帯
域の全てのサンプルをゼロに設定する。これにより、サ
ブバンドデータsb16〜sb31に属する全てのサン
プルがゼロに設定されて、ビット割り当て部14に出力
される。さらに、入力PCMデータのサンプリング周波
数(22.5KHz)の1/2よりも高い周波数成分を
カットせずにデータ処理した場合に生じる折り返しノイ
ズの発生を防止することができ、従来例に示したフィル
タ処理部(図3)を省略することができる。
【0025】ビット割り当て情報生成部13は、アップ
サンプリング部11からのPCMデータに基づいて、ビ
ット割り当て情報(SMR値)を生成する。詳細には、
ビット割り当て情報生成部13は、人間の聴覚特性を利
用して、上記PCMデータからビット割り当て情報を生
成しビット割り当て部14に出力する。ビット割り当て
部14は、ビット割り当て情報生成部13からのビット
割り当て情報に基づいて、サブバンド分割部12からの
サブバンドデータsb0〜sb31にビットを割り当て
るビット割り当て処理を施し、さらにサブバンド(帯
域)毎に量子化処理を行って量子化した量子化データを
多重化部15に出力する。尚、サブバンドデータsb1
6〜sb31はゼロに設定されているので、ビット割り
当て部14はビット割り当て処理及び量子化処理を省略
することが可能となり、処理負荷を軽減することができ
る。多重化部15は、ビット割り当て部14からの量子
化データをMPEGオーディオビットストリームとして
形成して出力する。
【0026】尚、上述のビット割り当て情報生成部1
3、ビット割り当て部14、及び多重化部15は、図3
に示した従来例のビット割り当て情報生成部、ビット割
り当て部、及び多重化部とそれぞれ同等な機能をもつよ
うにMPEG1オーディオ規格に基づいて構成されたも
のである。また、上述の説明では、サブバンド分割部1
2は全てのサブバンドデータsb0〜sb31をビット
割り当て部14に出力する構成について説明したが、ゼ
ロを設定したサブバンドデータsb16〜sb31を除
いて、サブバンドデータsb0〜sb15だけをビット
割り当て部14に出力するよう構成してもよい。
【0027】以下、本実施例のディジタルオーディオ符
号化装置の動作について、図1及び図2を用いて説明す
る。図2は、図1に示したアップサンプリング部での補
間処理を示す説明図である。まずMPEG1規格に基づ
いてオーディオ信号を符号化するためには、1チャンネ
ル(モノラル)のオーディオ信号では1152個のPC
Mデータが必要であり、2チャンネル(ステレオ)のオ
ーディオ信号ではその2倍の2304個のPCMデータ
が必要であり、それぞれ1フレーム分のPCMデータと
呼ぶことにする。この説明では1チャンネルの場合を説
明しているので、アップサンプリング部11は1152
個のPCMデータ毎にアップサンプリング後のPCMデ
ータをMPEGオーディオ符号化部10に出力する。さ
らに、アップサンプリング部11は、上述したように、
フレーム単位に隣り合う2つの入力PCMデータの平均
値により補間しアップサンプリング後のPCMデータを
生成している。
【0028】詳細にいえば、元の入力PCMデータの1
フレーム分の個数をM(Mは自然数)としたとき、アッ
プサンプリング部11はアップサンプリング情報Nを用
いて、1番目からM番目の元の入力PCMデータによ
り、1番目から(M×N−N)番目までのPCMデータ
を生成している。さらに、アップサンプリング部11
は、M番目の最後の入力PCMデータを(M×N−N+
1)番目から(M×N)番目のPCMデータとして繰り
返し用いている。具体的には、図2に示すように、アッ
プサンプリング部11は、1番目から576番目の元の
入力PCMデータと、隣り合う2つの入力PCMデータ
の各平均値を求めて、求めた各平均値を元の隣り合う2
つの入力PCMデータの間に補間して、1番目から11
50番目までのアップサンプリング後のPCMデータと
して生成している。例えばアップサンプリング部11
は、1番目、及び2番目の元の入力PCMデータを1番
目、及び3番目のPCMデータとし、それらの平均値を
2番目のPCMデータとしている。さらに、アップサン
プリング部11は、同図に示すように、1151番目、
及び1152番目のPCMデータには、576番目の最
後の入力PCMデータを用いている。
【0029】以上のように、本実施例のアップサンプリ
ング部11は、1フレーム分の入力PCMデータだけを
用いて、そのフレーム分のPCMデータを生成してい
る。このため、本実施例のアップサンプリング部11で
は、従来例のものと異なって次のフレームの先頭の入力
PCMデータが不要となり、そのアップサンプリングの
処理を高速に行うことができる。また、アップサンプリ
ング部11では、最後の入力PCMデータだけを用い
て、(M×N−N+1)番目から(M×N)番目のPC
Mデータを生成しているので、音質の低下を抑制でき
る。
【0030】続いて、サブバンド分割部12は、アップ
サンプリング部11からのPCMデータを32個の均等
なサブバンドに分ける帯域分割を施して、サブバンドデ
ータsb0〜sb31を生成しビット割り当て部14に
出力する。このとき、サブバンド分割部12は、上記ア
ップサンプリング情報N(=2)を用いて、入力したP
CMデータに含まれていない帯域の全てのサンプルをゼ
ロに設定する。次に、ビット割り当て部14は、ビット
割り当て情報生成部13からのビット割り当て情報に基
づいて、サブバンド分割部12から入力したサブバンド
データsb0〜sb31にビット割り当て処理、及び量
子化処理を施し、量子化データを生成する。その後、多
重化部15が、ビット割り当て部14からの量子化デー
タをMPEGオーディオビットストリームに形成して出
力する。尚、ビット割り当て情報生成部13でのビット
割り当て情報を作成する詳細な段階、及びビット割り当
て部14での人間の聴覚特性を利用したビット割り当て
処理と量子化処理の詳細な段階は、従来例のものとそれ
ぞれ同様であるのでそれらの重複した説明は省略する。
【0031】以上のように、本実施例のディジタルオー
ディオ符号化装置では、サブバンド分割部12がアップ
サンプリング情報Nを用いて、入力したPCMデータに
含まれていない帯域(サブバンド)の全てのサンプルを
ゼロに設定している。これにより、本実施例のディジタ
ルオーディオ符号化装置では、図3に示した従来例での
フィルタ処理部を省略して、当該装置の構成を簡略化す
ることができる。さらに、本実施例のディジタルオーデ
ィオ符号化装置では、折り返しノイズを生じることな
く、符号化処理を高速に行うことができる。
【0032】尚、上述の説明では、1チャンネルのPC
MデータをMPEGオーディオ符号化部によって符号化
しMPEGオーディオビットストリームに形成する構成
について説明したが、実施例は1チャンネルのPCMデ
ータに限定されるものではなく、例えばMPEG2オー
ディオ規格(ISO/IEC 13818-3)に規定されたMPEG
マルチチャンネルオーディオ信号を複数チャンネルのオ
ーディオ信号から生成することも可能である。さらに、
本発明は、MPEGオーディオ規格に限定されるもので
はなく、サブバンド符号化方式のディジタルオーディオ
信号であれば、それ以外の高能率圧縮手法に規定された
符号化処理を高速に、かつ簡単な構成で実現することが
可能である。また、上述の実施例におけるディジタルオ
ーディオ符号化装置の符号化方法は、いずれもコンピュ
ータ・プログラム化することができるので、コンピュー
タにより実行可能な記録媒体にて本願の符号化方法を提
供することも可能である。ここでいうところの記録媒体
とは、フロッピーディスク、CD−ROM、DVD、光
磁気ディスク、リムーバブル・ハードディスク、及びフ
ラッシュメモリを含むデータ記録装置である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のディジタルオー
ディオ符号化装置、及びその符号化方法では、サブバン
ド分割部がアップサンプリング情報を用いて、入力した
入力ディジタルオーディオデータに含まれていない帯域
(サブバンド)の全てのデータをゼロに設定している。
これにより、本発明のディジタルオーディオ符号化装
置、及びその符号化方法では、フィルタ処理部を設ける
ことなく、当該装置の構成を簡略化することができる。
さらに、本発明のディジタルオーディオ符号化装置、及
びその符号化方法では、折り返しノイズを生じることな
く、符号化処理を高速に行うことができる。
【0034】別の観点による発明のディジタルオーディ
オ符号化装置、及びその符号化方法では、入力ディジタ
ルオーディオデータの1フレーム分のデータ数をM個
(Mは自然数)としたとき、アップサンプリング部が、
1番目からM番目の前記入力ディジタルオーディオデー
タを用いて、1番目から(M×N−N)番目までの前記
オーディオデータを生成し、M番目の前記入力ディジタ
ルオーディオデータを(M×N−N+1)番目から(M
×N)番目の前記オーディオデータとしている。これに
より、この発明のディジタルオーディオ符号化装置、及
びその符号化方法では、アップサンプリング部での処理
を軽減することができ、ディジタルオーディオ信号の符
号化処理を高速に行うことができる。また、本発明の符
号化方法はコンピュータ・プログラム化することができ
るので、本発明の符号化方法をコンピュータにより実行
可能な記録媒体に記録して実施することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるディジタルオーディオ符
号化装置の主要部の構成を示すブロック図
【図2】図1に示したアップサンプリング部での補間処
理を示す説明図
【図3】従来のディジタルオーディオ符号化装置の主要
部の構成を示すブロック図
【図4】図3に示したアップサンプリング部での補間処
理を示す説明図
【符号の説明】
11 アップサンプリング部 12 サブバンド分割部 13 ビット割り当て情報生成部 14 ビット割り当て部 15 多重化部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップサンプリング情報N(Nは2の階
    乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされた入力ディジタルオーディオデータをアップサ
    ンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされたオーディオデータを生成するアップサンプリ
    ング部、及び前記アップサンプリング部からのオーディ
    オデータを所定のサブバンドに分割する帯域分割処理を
    施し、さらにアップサンプリング後のN倍のサンプリン
    グ周波数の1/(2×N)以上の周波数領域に属するサ
    ブバンドの全てのオーディオデータをゼロの値に設定す
    るサブバンド分割部、 を備えたことを特徴とするディジタルオーディオ符号化
    装置。
  2. 【請求項2】 前記入力ディジタルオーディオデータの
    1フレーム分のデータ数をM個(Mは自然数)としたと
    き、前記アップサンプリング部が、1番目からM番目の
    前記入力ディジタルオーディオデータを用いて、1番目
    から(M×N−N)番目までの前記オーディオデータを
    生成し、M番目の前記入力ディジタルオーディオデータ
    を(M×N−N+1)番目から(M×N)番目の前記オ
    ーディオデータとするよう構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のディジタルオーディオ符号化装置。
  3. 【請求項3】 前記サブバンド分割部が、MPEG規格
    に基づいて、入力したオーディオデータを帯域分割する
    よう構成されたことを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のディジタルオーディオ符号化装置。
  4. 【請求項4】 アップサンプリング情報N(Nは2の階
    乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされた入力ディジタルオーディオデータをアップサ
    ンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされたオーディオデータを生成するアップサンプリ
    ングステップ、及び前記アップサンプリングステップで
    生成したオーディオデータを所定のサブバンドに分割す
    る帯域分割処理を施し、さらにアップサンプリング後の
    N倍のサンプリング周波数の1/(2×N)以上の周波
    数領域に属するサブバンドの全てのオーディオデータを
    ゼロの値に設定するサブバンド分割ステップ、 を備えたことを特徴とするディジタルオーディオ符号化
    装置の符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記入力ディジタルオーディオデータの
    1フレーム分のデータ数をM個(Mは自然数)としたと
    き、前記アップサンプリングステップにおいて、1番目
    からM番目の前記入力ディジタルオーディオデータを用
    いて、1番目から(M×N−N)番目までの前記オーデ
    ィオデータを生成し、M番目の前記入力ディジタルオー
    ディオデータを(M×N−N+1)番目から(M×N)
    番目の前記オーディオデータとすることを特徴とする請
    求項4に記載のディジタルオーディオ符号化装置の符号
    化方法。
  6. 【請求項6】 前記サブバンド分割ステップにおいて、
    MPEG規格に基づいて、入力したオーディオデータを
    帯域分割することを特徴とする請求項4または請求項5
    に記載のディジタルオーディオ符号化装置の符号化方
    法。
  7. 【請求項7】 アップサンプリング情報N(Nは2の階
    乗)に基づいて、所定のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされた入力ディジタルオーディオデータをアップサ
    ンプリングして、N倍のサンプリング周波数でサンプリ
    ングされたオーディオデータを生成するアップサンプリ
    ングステップ、及び前記アップサンプリングステップで
    生成したオーディオデータを所定のサブバンドに分割す
    る帯域分割処理を施し、さらにアップサンプリング後の
    N倍のサンプリング周波数の1/(2×N)以上の周波
    数領域に属するサブバンドの全てのオーディオデータを
    ゼロの値に設定するサブバンド分割ステップ、 を備えた符号化プログラムを記録した記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記入力ディジタルオーディオデータの
    1フレーム分のデータ数をM個(Mは自然数)としたと
    き、前記アップサンプリングステップにおいて、1番目
    からM番目の前記入力ディジタルオーディオデータを用
    いて、1番目から(M×N−N)番目までの前記オーデ
    ィオデータを生成し、M番目の前記入力ディジタルオー
    ディオデータを(M×N−N+1)番目から(M×N)
    番目の前記オーディオデータとすることを特徴とする請
    求項7に記載の符号化プログラムを記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記サブバンド分割ステップにおいて、
    MPEG規格に基づいて、入力したオーディオデータを
    帯域分割することを特徴とする請求項7または請求項8
    に記載の符号化プログラムを記録した記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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