JP2000151356A - 共振器型弾性表面波フィルタ - Google Patents
共振器型弾性表面波フィルタInfo
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Abstract
周波数帯域に設定する。 【解決手段】 直列アームSAW共振子41a,42
a,43aは、与えられた信号のうちの共振周波数以上
で反共振周波数以下の周波数をよく通し、反共振周波数
以上の周波数をあまり通さない。SAW共振子41a〜
43aに対してはしご型に接続された並列アームSAW
共振子44a,45aは、与えられた信号の共振周波数
以上で反共振周波数以下の周波数をよく通し、共振周波
数以下の周波数をあまり通さない。直列アームSAW共
振子41a〜43a及び並列アームSAW共振子44
a,45aにそれぞれ直列のインダクタ41b〜45b
は、該各SAW共振子41a〜45aにおける共振周波
数及び反共振周波数の間隔をそれぞれ広げるので、共振
器型SAWフィルタのバンド幅も広がる。
Description
の回路に用いられる弾性表面波(Surface Acoustic Wav
e 、以下「SAW」という)フィルタのうちの、特に、
共振器型SAWフフィルタに関するものである。
たトランスデューサ(Interdigital Transducer ; 以
下、IDTという)を有し、このIDTを加工すること
により、SAW装置に種々の機能や特性を持たせること
ができる。従来、SAW装置といえば、主としてSAW
フィルタを指すことが多く、そのSAWフィルタの中で
は、多電極型SAWフィルタが主役になっていた。とこ
ろが、近年には、多電極型SAWフィルタの他に、共振
器型SAWフィルタの研究開発も盛んになり、SAWフ
ィルタといえば必ずしも多電極型SAWフィルタを意味
しなくなってきている。共振器型SAWフィルタは、古
典的な電気フィルタの設計方法に基づき、SAW共振子
を用いて構成したフィルタである。そのSAW共振子の
本体がIDTであり、場合によっては該IDTの左右に
反射器を設けることもある。IDTも反射器も圧電基板
上に形成される。反射器は、IDTと同様に、すだれ状
電極指で構成され、これらの電極指が全部電気的に短絡
される場合もあれば、開放される場合もある。IDTが
励振したSAWは左右に漏洩し、反射器はそれを音響的
に反射するために設けられるものである。
である。図3(a)〜(c)は、図2中の反射器15
L,15Rを示す構成図であり、同図(a)は略図、同
図(b)は短絡型、及び同図(c)は開放型をそれぞれ
示している。このSAW共振子10は、圧電基板11に
形成された入力端子12、出力端子13、及び複数の電
極指を有するIDT14を備えている。IDT14の左
右に反射器が15L,15Rが形成されている。反射器
15L,15Rとしては、図3(b)のように全電極指
15aが短絡された短絡型、または図3(c)のように
電極指15aが開放された開放型の反射器のうちのいず
れかが用いられるのが一般的である。いずれの場合で
も、電極指15aの数は50〜100本程度が適当であ
る。
は、所望のインピーダンスを得るためにいろいろ考えら
れるが、IDT14の一番外側から、励振するSAWの
4分の1波長に相当する距離だけ離れた位置の前後に配
置されるのが一般的である。反射器15L,15Rが不
要の場合には、これらは形成しない。SAW共振子10
の製造過程において,IDT14と反射器15L,15
Rとは同時に形成されるので、これらの膜厚や材質は同
じである。膜厚の目安としては数百〜数千オングストロ
ームである。材質としては例えば純Al(アルミニウ
ム)またはそのAlを主成分とする合金が一般的に用い
られる。場合によっては、材質に純Au(銀)、純Ti
(チタン)またはこれらを主成分とする合金が用いられ
ることもある。このように構成されたSAW共振子は、
LC共振器とよく似たインピーダンス特性を示すため、
その等価回路がLC共振器で近似的に表されることが多
い。
子の等価回路とリアクタンス特性を示す図である。図2
のSAW共振子10は、図4(a)のように、端子間に
直列に接続されたインダクタ16、キャパシタ17及び
抵抗18と、これらに並列のキャパシタ19とで構成さ
れた等価回路で表され、そのリアクタンスX0 の特性曲
線は、図4(b)のようになり、共振周波数Frと反共
振周波数Faを持つことになる。SAW共振子でフィル
タを構成する場合の基本回路は、1段はしご型回路であ
る。
を示す構成図である。図5(a)に示された1段はしご
型回路20Aと同図(b)に示された1段はしご型回路
20Bとは、共に並列アーム(arm)SAW共振子1
0pと直列アームSAW共振子10sとを有している。
これらの並列アームSAW共振子10p及び直列アーム
SAW共振子10sは、図2のように、共通の圧電基板
11上に形成されたSAW共振子である。ここで、はし
ご型回路20A,20Bの構成は、互いに対称になって
いる。つまり、1段はしご型回路20Aをその左側の端
子Ta1,Ta2から見たインピーダンスは、1段はし
ご型回路20Bをその右側の端子Tb1,Tb2から見
たインピーダンスに等しく、一段はしご型回路20Aを
右側の端子Ta3,Ta4から見たインピーダンスは、
1段はしご型回路20Bを左側の端子Tb3,Tb4か
ら見たインピーダンスに等しい。
ときは、はしご型回路間のインピーダンスを考慮しつ
つ、1段はしご型回路20Aまたは20Bを選択して多
段に接続する。各1段はしご型回路において、並列アー
ムSAW共振子の反共振周波数と直列アームSAW共振
子の共振周波数とが非常に接近するか一致するようにす
ると、系全体の入力端子及び出力端子における整合状態
が極めて良くなり、良好な帯域フィルタの特性が得られ
る。
20Bのリアクタンス特性及び伝送特性を示す特性図で
ある。図6のG1のように、並列アームSAW共振子1
0pのリアクタンス特性Xpにおける反共振周波数Fa
pと直列アームSAW共振子10sのリアクタンス特性
Xsにおける共振周波数Frsとを例えば一致させた場
合、一段はしご型回路の挿入損失特性I0 と反射損失特
性R0 とは、図6のG2のようになる。
交互に縦続接続して段数を増すと、通過帯域の左右両側
の減衰量が著しく増加するが、通過帯域における挿入損
失も増加する。よって、フィルタの構成に必要な1段は
しご型回路の段数は、フィルタの特性の、例えば通過帯
域の挿入損失や帯域外減衰量のレベル等によって決めら
れる。また、この段数は、ある程度フィルタのバンド幅
(通過帯域幅)に寄与するが、決定的な要因ではない。
フィルタのバンド幅は、主として、フィルタを構成する
直列アームSAW共振子10s及び並列アームSAW共
振子10pにおけるリアクタンス特性Xp,Xsによっ
て決まる。直列アームSAW共振子10sを入力端子と
出力端子間に接続し、並列アームSAW共振子10pを
はしご型に接続したフィルタのバンドは、該並列アーム
SAW共振子10pの共振周波数Frpと直列アームS
AW共振子10sの半共振周波数Fasの範囲に収ま
り、この範囲を越えることがない。
ムSAW共振子10pの反共振周波数Fapと直列アー
ム共振子10sの共振周波数Frsとが一致した例を示
しているが、これらの周波数が一致せずに、例えば、並
列アームSAW共振子10sの反共振周波数Fapが直
列アームSAW共振子10sの共振周波数Frsより低
ければ、フィルタのバンド幅が広くなり、逆に、並列ア
ームSAW共振子10sの反共振周波数Fapが直列ア
ームSAW共振子10sの共振子周波数Frsより高け
れば、フィルタのバンド幅は狭くなる。これらのいずれ
の場合でも、周波数の不一致量が大きければ大きいほ
ど、フィルタ回路内の整合状態が悪化し、結果的にフィ
ルタ特性が劣化することになる。
性を持つのに対し、各種の通信機器に法律的に割り当て
られた使用周波数範囲は、必ずしも、共振器型SAWフ
ィルタ内の整合状態のよいときのバンド幅と一致しな
い。よって、法律等によって決められた使用可能な周波
数帯域に合致するように、フィルタのバンド幅を調整し
なければならない。結果的に、共振器型SAWフィルタ
の場合では、フィルタ回路内の整合状態を犠牲にしてで
も、並列アームSAW共振子10pの反共振周波数Fa
pと直列アームSAW共振子10sの共振周波数Frs
とを互いにずらし、フィルタのバンド幅が割り当てられ
た使用周波数に合うように調整せざるを得ない。しか
し,このように調整すると、共振器型SAWフィルタの
挿入損失I0及び反射損失R0 の特性が劣化するので、
フィルタの低損失化が阻まれる。一方、実際に使用され
る共振器型SAWフィルタでは、図5のはしご型回路2
0A,20Bを3段以上の多段に接続するが、フィルタ
構成の基本は、一段の場合と変わらない。このフィルタ
を構成する段数は、バンド幅に影響を与えるが決定的な
要因にはならない。以下に、多段はしご型回路で構成し
た共振器型SAWフィルタの概要を説明する。
Bを用いた従来の4段共振器型SAWフィルタを示す構
成図である。この共振器型SAWフィルタは、図5
(a),(b)の1段はしご型回路20A,20Bが、
4段に接続されたものであり、段間のインピーダンスが
整合されるように、インピーダンスの等しい端子同士が
接続されている。即ち、1段はしご型回路20A,20
Bが交互に接続され、合計8個の共振子を有する。ここ
で、入力端子INと出力端子OUTとの間に直列に接続
されて直列アームを構成するSAW共振子を直列アーム
SAW共振子と呼び、該直列アームSAW共振子に対し
てはしご型接続されて並列アームを構成するSAW共振
子を並列アーム共振子と呼ぶと、直列アームは4個の直
列アームSAW共振子10s1 ,10s2 ,10s3 ,
10s4 で構成され、並列アームは、4個の並列アーム
SAW共振子10p1 ,10p2 ,10p3 ,10p4
で構成される。結果的に、直列アームには、1組の2個
直列接続SAW共振子系ができ、並列アームに関しては
2組の2個並列接続SAW共振子系ができる。一般に、
直列に接続された2個のSAW共振子または並列のSA
W共振子は、1個のSAW共振子に合成することが可能
である。この合成共振子は、各2個のSAW共振子系と
ほぼ同等のインピーダンス特性を持つことが特徴であ
る。
と直列アームSAW共振子10s3とを合成し、並列ア
ームSAW共振子10p1 と並列アームSAW共振子1
0p 2 とを合成し、更に、並列アームSAW共振子10
p3 と並列アームSAW共振子10p4 とを合成する
と、次の図8のようになる。
器型SAWフィルタを示す回路図である。直列アームS
AW共振子10s2 と直列アームSAW共振子10s3
とを合成することにより、新たな直列アームSAW共振
子21が作製され、並列アームSAW共振子10p1 と
並列アームSAW共振子10p2 とを合成することによ
り、新たな並列アームSAW共振子22が作製され、並
列アームSAW共振子10p3 と並列アームSAW共振
子10p4 とを合成することにより、新たな並列アーム
SAW共振子23が作製される。よって、図7では、8
個のSAW共振子が用いられたのに対し、図8では5個
のSAW共振子で図7のフィルタと同じ伝送特性及びイ
ンピーダンス特性を有する共振器型SAWフィルタが得
られる。
構成例を示す平面図である。この共振器型SAWフィル
タは、例えばタンタル酸リチウム(LiTaO3 )の圧
電基板30上に形成され、入力端子IN及び出力端子O
UTと、各SAW共振子10s1 ,10s4 ,21〜2
3と、これらのSAW共振子10s1 ,10s4 ,21
〜23を接続する伝送路パターン31,32と、アース
ボンディングパターン33とを有している。
0MHz帯の共振器型SAWフィルタにおいて、その帯
域外減衰量は、はしご型回路の段数が4段であればおよ
そ28〜30dB程度である。この減衰量を35dB以
上必要とする場合には、はしご型回路の段数を5段ある
いは6段に増す必要があるが、通過帯域の挿入損失もこ
れに比例して増加する。よって、従来の共振器型SAW
フィルタを使用する場合で、通過帯域を低挿入損失にす
ることが必要な場合には、はしご回路の段数を減らし、
帯域外減衰量を犠牲にしていた。逆に、高帯域外減衰量
を必要とする場合には、はしご型回路の段数を増やし、
フィルタの通過帯域の挿入損失を犠牲にしていた。ま
た、並列アームSAW共振子の反共振周波数と直列アー
ムSAW共振子の共振周波数を図6のように一致させる
と、フィルタのバンド幅が約20MHzになる。しか
し、フィルタのバンド幅の要求が25MHzの場合、こ
の条件を満足するために、フィルタを構成する並列アー
ムSAW共振子の反共振周波数を低域に2.5MHz以
上、直列アームSAW共振子の共振周波数を高域に2.
5MHz以上ずらしていた。このときには、通過帯域の
挿入損失は、約1.0dB劣化し、通過帯域反射損失
が、5.0dB以上劣化してしまう。このように、従来
の共振器型SAWフィルタでは、別の特性を犠牲にする
ことにより、使用条件によって必要不可欠な特性を優先
的に実現していた。
図7〜図9の共振器型SAWフィルタでは、次のような
課題があった。SAWフィルタの高性能化には、種々の
課題があるが、特に低損失化(通過帯域における挿入損
失の低減)、通過帯域外における減衰量の増加、高耐電
力化等が重要視されている。ところが、近年、移動体通
信技術の発展により、移動体通信機器の種類が増加し、
すでに不足しがちな周波数帯域の管理がさらに厳しくな
り、単に、各種の通信機器に使用されるフィルタが低損
失、高帯域外減衰量、高耐電力であるという性能の他
に、厳しく定められた周波数帯域内でこれらの性能を維
持することが要求されている。この点において、SAW
フィルタは、他のフィルタに比べて不利になる。つま
り、SAWフィルタの通過帯域は、使用する圧電基板3
0の電気機械結合係数に比例するので、設計の自由度が
制限されるのである。
基板30の種類は数種類に限定され、LiTaO3 の他
には、ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )、水晶(Si
O2)、ニオブ酸カリウム(KNbO3 )、ランガサイ
ト(La3 Ga5 SiO14)等が利用される。これらの
圧電基板30の材質によって、電気機械結合係数が決ま
るので、SAWフィルタの帯域のバンド幅も、ほぼ使用
した圧電基板30によって決まる。ここで、基板加工の
過程で圧電基板30を切断するときに、切断面と結晶軸
の角度を調整すると、わずかながら、電気機械結合係数
を変化させることができるので、SAWフィルタのバン
ド幅も微調整可能である。ところが、切断面と結晶軸の
角度との関係は、SAWフィルタの挿入損失I0 に支配
的な役割を持つので、簡単に変更することができず、バ
ンド幅を変更するために、切断面と結晶軸の角度の関係
を調整すると、通過帯域おける挿入損失の劣化を招きか
ねない。本発明は、共振器型SAWフィルタを作製する
場合において、フィルタ通過帯域における挿入損失の劣
化を招くような、圧電基板30の切断面と結晶軸の角度
を変えることなく、フィルタの通過帯域を所望の幅に設
定可能な構成の共振器型SAWフィルタを提供すること
を目的とする。
に、本発明のうちの第1の発明は、圧電基板上に形成さ
れると共に入出力端子間に直列に接続されて直列アーム
を構成し、固有のインピーダンス特性を示す直列アーム
SAW共振子と、その圧電基板に形成されると共に前記
直列アームに対してはしご型接続されて並列アームを構
成し、固有のインピーダンス特性を示す並列アーム弾性
表面波共振子とを有し、前記直列アーム弾性表面波共振
子及び並列アームSAW共振子のバンド幅に基づいた周
波数範囲の信号を通過させる共振器型SAWフィルタに
おいて、次のような構成にしている。即ち、前記直列ア
ームSAW共振子に直列に接続されて該直列アームSA
W共振子におけるバンド幅を広げる直列アーム用インダ
クタと、前記並列アームSAW共振子に直列に接続され
て該並列アームSAW共振子におけるバンド幅を広げる
並列アーム用インダクタとを、設けている。
AWフィルタにおいて、前記直列アーム用インダクタ及
び前記並列アーム用インダクタは、前記圧電基板に外付
けされたインダクタ、該圧電基板上に形成されたスパイ
ラル型インダクタまたは該圧電基板上に形成されたミア
ンダ型インダクタから選択されたインダクタで構成して
いる。第1及び第2の発明によれば、以上のように共振
器型SAWフィルタを構成したので、直列アームSAW
共振子及び並列アームSAW共振子は、それぞれの固有
のインピーダンス特性に基づくバンド幅の信号を通過さ
せ、共振器型SAWフィルタは、並列アームSAW共振
子の共振周波数から直列アームSAW共振子の反共振周
波数までの周波数範囲の信号を通過させる。ここで、直
列アーム用インダクタ及び並列アーム用インダクタは、
各直列アームSAW共振子及び並列アームSAW共振子
における共振周波数及び反共振共振周波数を変化させて
バンド幅をそれぞれ広げるので、フィルタとしての信号
通過周波数帯域幅が拡大され、所望の値に調整される。
型SAWフィルタの構成図であり、同図(a)は平面
図、及び同図(b)は回路図である。図10(a),
(b)は、図1中の直列及び並列アーム回路41〜45
を示す構成図であり、同図(a)は平面図、及び同図
(b)は等価回路である。この共振器型SAWフィルタ
は、4段はしご型回路を合成した図8の共振器型SAW
フィルタに対応するものであり、圧電基板40上にAL
で形成された入力端子IN及び出力端子OUTを有する
と共に、該入力端子INと出力端子OUTとの間に直列
に接続されて直列アームを構成する3個の直列アーム回
路41,42,43と、該直列アームに対してはしご型
に接続されて並列アームを構成する2個の並列アーム回
路44,45と、アースボンディングパッド46とを備
えている。
共振子41aとこれに接続された直列アーム用インダク
タ41bとで構成されている。直列アーム回路42は、
直列アームSAW共振子42aとこれに接続された直列
アーム用インダクタ42bとで構成され、直列アーム回
路43も、直列アームSAW共振子43aとこれに接続
された直列アーム用インダクタ43bとで構成されてい
る。並列アーム回路44は、並列アームSAW共振子4
4aとこれに接続された並列アーム用インダクタ44b
とで構成され、並列アーム回路45も、並列アームSA
W共振子45aとこれに接続された並列アーム用インダ
クタ45bとで構成されている。直列アームSAW共振
子42aと並列アームSAW共振子44a,45aは、
図8のように共振子合成された共振子である。これらの
直列アーム回路41〜43及び並列アーム44,45間
は、伝送路パターン47で接続されている。
も、例えば図10(a)のように、圧電基板40上にA
Lで形成されたIDT48及びその両側に形成された反
射器49で構成されている。インダクタ41b〜45b
は、例えば圧電基板40上に形成されたミアンダ型イン
ダクタでそれぞれ構成され、各SAW共振子41a〜4
5aのIDT48に一端がそれそれ接続されている。各
インダクタ41b〜45bは、設計の都合により、スパ
イラル型(渦巻き型)インダクタで構成してもよく、フ
ィルタを形成する基板40の寸法、SAW共振子41a
〜45aの配置や寸法により、インダクタ41b〜45
bをすべてスパイラル型にしたり、ミアンダ型とスパイ
ラル型とを混合してもよい。さらに、インダクタ41b
〜45bは、基板40に形成せずに、外付けのインダク
タとすることも可能である。これらのインダクタ41b
〜45bは、IDT48の入力側に接続しても、IDT
48の出力側に接続してもいずれでもよい。
価回路は、図10(b)のように、端子T1に一端が接
続されたインダクタ50と、該インダクタ50の他端と
端子T2との間に接続されたSAW共振子60とで表す
ことができる。インダクタ50は、インダクタ41b〜
45bのいずれかに相当し、SAW共振子60はSAW
共振子41a〜45aに対応する。SAW共振子60
は、さらに、インダクタ50の他端と端子T2との間に
直列に接続されたインダクタ61、キャパシタ62及び
抵抗63と、該インダクタ50の他端と端子T2との間
にそれらのインダクタ61、キャパシタ62及び抵抗6
3とは並列に接続されたキャパシタ64とで表すことが
できる。
を説明する。まず、直列及び並列アーム回路41〜45
の動作を図10(b)の等価回路を用いて説明する。端
子T1から高周波入力信号が入力されると、該入力信号
がインダクタ41b〜45bに相当するインダクタ50
を介してSAW共振子60に到達する。各SAW共振子
41a〜45aの動作原理は、従来と同様であるが、イ
ンダクタ50のインダクタンスをL50とし、入力信号の
角周波数をωとすると、インダクタ50のインピーダン
スは(L50ω)になるので、SAW共振子60のインピ
ーダンスにインピーダンス(L50ω)が加算されること
になる。一方、各SAW共振子41a〜45aを構成す
るすべてのIDTの電極指間に電圧差が生じてSAWが
励振され、該SAW共振子41a〜45aが水晶共振子
又は従来のLC共振子のようなインピーダンス特性を示
す。
路41〜45のリアクタンス特性を示す特性図である。
但し、この図11では、比較のため、図4(b)中の特
性曲線X0 も表示されている。この図11の特性曲線X
v は、図10の直列または並列アーム回路41〜45の
リアクタンス特性を示している。共振周波数Fr1及び
反共振周波数Fa1は、従来の図2のSAW共振子10
の値であり、共振周波数Fr2及び反共振周波数Fa2
は、図10の直列及び並列アーム回路41〜45の値で
ある。インダクタ50のインピーダンスは正であるの
で、これをSAW共振子60に直列に接続すると、系
(即ち、直列アーム回路または並列アーム回路41〜4
5)全体のリアクタンスは正の方向に上がることにな
る。その結果、図11に示すように、(Fr2−Fa
2)は(Fr1−Fa1)よりも大きくなる。即ち、S
AW共振子60にインダクタ50を直列接続することに
より、この系のバンド幅(帯域幅)が従来の図2のSA
W共振子10よりも拡大される。つまり、圧電基板40
の電気機械結合係数で決まるSAW共振子41a〜45
aのバンド幅(Fr1−Fa1)が、インダクタ50を
直列接続することによってバンド幅(Fr2−Fa2)
にそれぞれ広げられる。
図1の共振器型SAWフィルタの挿入損失特性を示す特
性図である。この図12では、比較のため、図1中の各
SAW共振子41a〜45aにインダクタ41b〜45
bを接続しない場合の特性曲線I0 も表示されている。
インダクタ41b〜45bをSAW共振子41a〜45
bに直列にそれぞれ接続して構成した直列及び並列アー
ム回路41〜45では、インダクタ41b〜45bを接
続しない場合に比べてバンド幅がそれぞれ広がるので、
これらのバンド幅で設定される図1の共振器型SAWフ
ィルタの挿入損失特性Ivは、図12のように、特性曲
線IO とは異なる曲線となる。つまり、図1の共振器型
SAWフィルタでは、インダクタ41b〜45bを接続
しない場合に比べてバンド幅が広げられている。図1の
共振器型SAWフィルタのバンド幅は、図10における
SAW共振子60のバンド幅の増加分の約2倍増加する
ことになる。
まった圧電基板40に共振器型SAWフィルタを構成し
ても、直列アームSAW共振子41a〜43a及び並列
アームSAW共振子44a,45aにインダクタ41b
〜45bをそれぞれ直列接続することにより、フィルタ
のバンド幅を広げることができる。よって、共振器型S
AWフィルタでも、挿入損失及び反射損失等を犠牲にせ
ずに、所望のバンド幅が得られる。結果として、この共
振器型SAWフィルタは、並列アーム回路44,45の
共振周波数から直列アーム回路41〜43の反共振周波
数までの周波数の信号を通過させ、帯域フィルタとして
働く。
圧電基板40上に形成された直列アームSAW共振子4
1a〜43aや並列アームSAW共振子44a,45a
を有する共振器型SAWフィルタに、直列アーム用イン
ダクタ41b〜43b及び並列アーム用インダクタ44
b,45bをそれぞれ接続して直列アーム回路41〜4
3及び並列アーム回路44,45をそれぞれ構成したの
で、該各直列アーム回路41〜43及び並列アーム回路
44,45のバンド幅が広がり、基板40の切断面と結
晶軸の角度の関係を調整せずに、共振器型SAWフィル
タが所望のバンド幅を持つようになる。よって、通過帯
域おける挿入損失を劣化させることなく、所望の周波数
帯域に所望のバンド幅を設定できる。
ように応用することができる。例えば、タイミング抽出
用SAWフィルタでは、圧電基板40として水晶基板を
利用している。この水晶基板は電気機械結合係数が非常
に小さいため、これに比例してフィルタのバンド幅も非
常に狭く、通過帯域を所望の周波数と一致させることが
困難であった。結果として、フィルタの周波数調整なし
では、製造歩留まりが悪く、製造コストが高くなってい
た。同様に、移動体通信用共振器型SAWフィルタで、
圧電基板40としてタンタル酸リチウムを用いた場合に
は、これがフィルタの仕様及び条件を十分に満たす程の
電気機械結合係数を持たないので、直列アームSAW共
振子の共振周波数をさらに高域側にシフトし、並列アー
ムSAW共振子の反共周波数を低域側にシフトし、通過
帯域内の整合状態を犠牲にしてでも、バンド幅を確保す
るようにしていた。ところが,この実施形態の技術を適
用してインダクタをSAW共振子に接続することによ
り、フィルタのバンド幅を広げることが可能になるの
で、上述のような問題を解決できるのである。
ず、種々の変形が可能である。その変形例としては、例
えば次のようなものがある。 (a) 4段の共振器型SAWフィルタについて説明し
たが、この段数は必要な減衰量の仕様に応じて増減して
もよい。 (b) 図1の共振器型SAWフィルタでは、共振子合
成を行ったフィルタを示しているが、図7のように、共
振子合成を行わない構成にしてもよい。共振子合成を行
わない場合でも、各SAW共振子にインダクタを接続す
ることにより、上記実施形態と同様の効果が得られる。 (c) 図10(a)中の反射器49は、挿入損失が多
くてもよい場合には削除してもよい。
2の発明によれば、共振器型SAWフィルタを構成する
各直列アームSAW共振子及び各並列アームSAW共振
子に直列アーム用インダクタ及び並列アーム用インダク
タを接続し、直列アームSAW共振子及び各並列アーム
SAW共振子のバンドを広げるようにしている。これに
より、共振器型SAWフィルタのバンド幅が広がり、所
望の周波数域に所望のバンド幅を設定できる。
タの構成図である。
ある。
特性を示す図である。
る。
来の4段共振器型SAWフィルタを示す構成図である。
ィルタを示す回路図である。
平面図である。
を示す構成図である。
のリアクタンス特性を示す特性図である。
性を示す特性図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電基板上に形成されると共に入出力端
子間に直列に接続されて直列アームを構成し、固有のイ
ンピーダンス特性を示す直列アーム弾性表面波共振子
と、 前記圧電基板に形成されると共に前記直列アームに対し
てはしご型接続されて並列アームを構成し、固有のイン
ピーダンス特性を示す並列アーム弾性表面波共振子とを
有し、 前記直列アーム弾性表面波共振子及び並列アーム弾性表
面波共振子のバンド幅に基づいた周波数範囲の信号を通
過させる共振器型弾性表面波フィルタにおいて、 前記直列アーム弾性表面波共振子に直列に接続されて該
直列アーム弾性表面波共振子におけるバンド幅を広げる
直列アーム用インダクタと、 前記並列アーム弾性表面波共振子に直列に接続されて該
並列アーム弾性表面波共振子におけるバンド幅を広げる
並列アーム用インダクタとを、設けたことを特徴とする
共振器型弾性表面波フィルタ。 - 【請求項2】 前記直列アーム用インダクタ及び前記並
列アーム用インダクタは、前記圧電基板に外付けされた
インダクタ、該圧電基板上に形成されたスパイラル型イ
ンダクタまたは該圧電基板上に形成されたミアンダ型イ
ンダクタから選択されたインダクタで構成したことを特
徴とする請求項1記載の共振器型弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP10320412A JP2000151356A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 共振器型弾性表面波フィルタ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10320412A JP2000151356A (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 共振器型弾性表面波フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=18121175
Family Applications (1)
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- 1998-11-11 JP JP10320412A patent/JP2000151356A/ja active Pending
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